JP2006338579A - 移動体監視器およびその移動体監視器を用いた移動体監視装置 - Google Patents

移動体監視器およびその移動体監視器を用いた移動体監視装置 Download PDF

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和成 森本
Ritsu Nomura
立 野村
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Abstract

【課題】 従来の近傍監視方式は、監視対象体である移動体にタグを付して、移動体近傍に固定して設けた検出機構とタグとの距離が一定以上となった時警報を発するものであるが、要監視対象と、その状態監視装置とが共に移動体である移動体監視システムのニーズに対して従来技術では対応出来ない。
【解決手段】 監視対象として登録されたRFIDタグ22に関する所定の情報を、RFIDリーダ23が取り出し、この取り出した情報と状態監視部24に登録された前記RFIDタグ22の情報とを比較して、異常の有無を監視、異常があるとき異常報知する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、無線通信可能な超小型ID識別用半導体チップであるRFID(Radio Frequency Identification)タグと、RFIDリーダと呼称される情報読み取り機によりRFIDタグの情報を読み取る技術を用いて、移動体が別の移動体から所定の距離の範囲内にいることを監視する移動体監視器およびその移動体監視器を用いた移動体監視装置に関するものである。
従来のRFIDタグを用いた近傍監視方式には、販売目的の宝石類が陳列台より一定の距離を離れ盗難に遭遇したとき、警報を発してその状態を早く知らせることを目的とし、宝石類にタグを付し、陳列台の近傍に設けた検出機構とタグとの距離が一定以上となったとき、検出機構と連動するコンピュータ機構が警報を発する装置が示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−243564号公報
さて、最近の社会情勢下において、登、下校途中の小学生の身辺安全確認や、幼稚園、託児所内の幼児の行動観察、さらには高齢者介護サービスセンタ等における徘徊老人の行方を早期確認するための新たな技術開発ニーズが高まっている。この場合、前記小学生、幼児、老人等移動する要監視対象者と、保護管理責任者との位置関係は、どちらの位置も一定でなく例えば保護管理責任者が移動しながら要監視対象者を確認するということが要求されている。
このような要求に対して、前記した特許文献1に示されたものは、検出機構の位置が固定されたものであるので適用ができないという問題点があった。
この発明は前記のような課題を解決するためになされたものであって、要監視対象である移動体例えば幼児と、移動体を監視する監視器を有する、例えば保護管理責任者がともに移動する場合にでも、移動体の監視を可能とする方法を提供する。
この発明に係る移動体監視器は、所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、RFIDタグが記録する所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、RFIDタグからの返信信号を受信し、返信信号から所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録されたRFIDタグである被監視器に関する情報とRFIDリーダが取り出した所定の情報とを比較して異常の有無を監視する状態監視部と、状態監視部が異常を検出した場合に異常があることを報知する報知部とを備え、RFIDリーダが所定のRF信号を発信せず被監視器として動作することと、RFIDリーダが所定のRF信号を発信して被監視器を監視する監視元器として動作することの両方の動作が可能であり、移動体と共に移動して移動体の位置を監視するものである。
また、所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、RFIDタグが記録する所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、RFIDタグからの返信信号を受信し、返信信号から所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録されたRFIDタグである被監視器に関する情報とRFIDリーダが取り出した所定の情報とを比較して異常の有無を監視する状態監視部と、状態監視部が検出した異常を報知する移動体監視装置に状態監視部が異常を検出したことを送信する通信機とを備え、RFIDリーダが所定のRF信号を発信せず被監視器として動作することと、RFIDリーダが所定のRF信号を発信して被監視器を監視する監視元器として動作することの両方の動作が可能であり、移動体と共に移動して移動体の位置を監視するものである。
さらに、所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、RFIDタグが記録する所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、RFIDタグからの返信信号を受信し、返信信号から所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録されたRFIDタグである被監視器に関する情報を登録して監視を行う移動体監視装置にRFIDリーダが取り出した所定の情報あるいはこの所定の情報を加工した情報を送信する通信機とを備え、RFIDリーダが所定のRF信号を発信せず被監視器として動作することと、RFIDリーダが所定のRF信号を発信して被監視器を監視する監視元器として動作する両方の動作が可能であり、移動体と共に移動して移動体の位置を監視するものである。
この発明に係る移動体監視器は、所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、RFIDタグが記録する所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、RFIDタグからの返信信号を受信し、返信信号から所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録されたRFIDタグである被監視器に関する情報とRFIDリーダが取り出した所定の情報とを比較して異常の有無を監視する状態監視部と、状態監視部が異常を検出した場合に異常があることを報知する報知部とを備え、移動体と共に移動して移動体の位置を監視するので、単数または複数の監視対象の移動体と監視器がともに移動する場合でも監視可能となる。
また、所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、RFIDタグが記録する所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、RFIDタグからの返信信号を受信し、返信信号から所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録されたRFIDタグである被監視器に関する情報とRFIDリーダが取り出した所定の情報とを比較して異常の有無を監視する状態監視部と、状態監視部が検出した異常を報知する移動体監視装置に状態監視部が異常を検出したことを送信する通信機とを備えているので、単数または複数の監視対象の移動体と監視器がともに移動する場合でも監視可能となる。
さらに、所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、RFIDタグが記録する所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、RFIDタグからの返信信号を受信し、返信信号から所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録されたRFIDタグである被監視器に関する情報を登録して監視を行う移動体監視装置にRFIDリーダが取り出した所定の情報あるいはこの所定の情報を加工した情報を送信する通信機とを備えているので、単数または複数の監視対象の移動体と監視器がともに移動する場合でも監視可能となる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1はこの実施の形態1の移動体監視器20による移動体監視方法を説明するための模式図であり、位置を移動する3人を移動体監視対象10a〜10cとし、この3人は移動体監視器20としての後述するRFIDペア搭載機20a〜20cを保有し、この3人の間で交信が行えることを示している。RFIDペア搭載機20a〜20cは同じ構成、機能を有している。図2に示すようにRFIDペア搭載機20a〜20cはRFIDタグ22とRFIDリーダ23よりなるRFIDペア21と、状態監視部24と報知部25とより構成されている。前記各構成要素の機能を次に説明する。RFIDリーダ23は所定の周期例えば10秒に1回の周期でRF(Radio Frequency)信号を一定期間例えば0.1秒間発生させる。RFIDリーダ23はこの周期と発信期間は可変可能な機能を有している。このRF信号を他のRFIDペア搭載機20に設けられたRFIDタグ22が受信し、後述する自身が保有する所定の符号信号を返信しその返信を前記RFIDリーダ23が受信する。
これらRFIDリーダ23とRFIDタグ22とのRF信号による交信可能な距離は、その出力により数10cm〜数10mである。状態監視部24は監視対象としてのRFIDペア搭載機20a〜20c自体に付された所定の符号信号(例えば20a、20b、20cという信号)を登録しており、他のRFIDペア搭載機20の前記RFIDタグ22からの所定の符号信号を自機のRFIDリーダ23から取得すると、登録されている符号信号と同一であるか確認する機能と、その表示および報知部25の動作指示を行う信号発信機能を有する。
報知部25は異常を知らせる報知信号を発生するものである。
次にこのRFIDペア搭載機20を使用した移動体監視の動作を、移動体を2名の教員と20名の幼稚園児を例とし、この集団が近くの公園に野外活動する場合を実施例として図3に示すシーケンスも参照して説明する。
2名の教員の内1名の教員Aが主管理責任者とする。そして、教員を含め20名の幼稚園児の全員が移動体監視器としてのRFIDペア搭載機20を保有して近傍の公園に野外活動のため出発する。
このときのRFIDペア搭載機20は集団として許容される行動範囲内にRF信号出力が届くものを保有する。教員Aは主管理責任者であるので、その保有するRFIDペア搭載機20を親機のRFIDペア搭載機20aと設定する。つまり該RFIDペア搭載機20aのRFIDリーダ23aからのみRF信号を発信するよう設定する。このことにより園児が保有するRFIDペア搭載機20b1〜20b20および教員BのRFIDペア搭載機20cは子機として、RFIDリーダ23b、23cの発信は行わないよう設定する。また、教員Aが保有するRFIDペア搭載機20aに、子機20b−1〜20b−20及び20cが返す符号信号を監視対象として登録する。
歩行集団の先頭は、親機20aを保有する教員A、最後尾を子機20cを保有する教員Bの列が、例えば横断歩道にさしかかった時、1名の園児Yと教員Bが何らかの理由によって遅れRF信号の届かない距離にいたとする。その状態を未認識の教員Aは横断歩道を全員集団で渡ろうと思っている。親機20aからRF信号が発信される。19名の園児の子機20b−1〜20b−19のRFIDタグ22b−1〜22b−19は前記RF信号を受信すると各子機に付された所定の符号信号例えば20b−1〜20b−19の符号信号を親機20aに返信する。親機20aの状態監視部24aは自体に登録されている符号信号と返信された符号信号とが同一であるか確認する。しかし前記RF信号受信距離外にいる1名の園児Yの子機20b−20と教員Bの子機20cから返信がない状態が所定回数、例えば2回連続して発生すると、異常と判断し状態監視部24aは図2では図示省略の表示部に該子機の名20b−20と20cを表示するとともに、信号発信して親機20aの報知部24aで異常表示を行う。この異常表示はスピーカ、バイブレーション、LEDによる発光等である。このように親機20aから発信されるRF信号の受信が出来ない距離に1名の園児Yと教員Bがいることを、教員Aは直ちに認識することができる。
教員Aは横断歩道の手前で園児Y、教員Bを待つ。しばらく経過して親機20aがRF信号を発信した際には、その時点で園児Y、教員Bの保有する子機20b−20、20cのRFIDタグが前記RF信号を受信すると、所定の符号信号例えば20b−20、20cを親機20aに返信し、状態監視部24aが登録されている符号との確認後表示部に確認OKの表示をする。この表示により親機20aを保有する教員Aは全員が揃ったことを認識できる。
次に公園で野外活動中、主管理責任者である教員Aに何らかの理由によってその任務を遂行出来ない事態が生じ、教員Bが代行する場合について説明する。
教員Aは自身の保有するRFIDペア搭載機20aのRFIDリーダ23aからのRF信号を発信しないよう設定することにより子機となり、教員Bは自身の保有するRFIDペア搭載機20cのRFIDリーダ23cからのRF発信が行えるよう設定することにより親機を保有する主管理責任者となる。また、教員Bが保有するRFIDペア搭載機20cに、子機20b−1〜20b−20および20aが返す符号信号を監視対象として登録する。
このように親、子関係が容易に、任意に可変設定が可能である。
以上、この実施の形態1による移動体監視器を用いた動作を教員と幼稚園児の野外活動を例として説明したが、上記例に限らず、例えば機密場所を含む工場を案内者(親機保有)と複数のゲスト(子機保有)が見学中、ゲストが案内者から離れると報知部がアラームを鳴らすシステムや、量産品生産工場のコンベア上の製品に子機を設け、移動ロボット又は検査員を親機保有とした移動製品監視法や、さらには、流通市場におけるトラックへの品物のあげおろし時の数量管理法にも適用可能である。
なお、前記実施例では教員2名、幼稚園児20名を移動体とする例を示し、親機を教員A、子機を幼稚園児20名と教員BとするRFIDペア搭載機による親子関係設定例を述べたが必ずしもこれに限らず、2個以上のRFIDペア搭載機を保有する移動体間で親子関係を設定してもよい。また、RFIDタグ22がRF信号を受信した際には、音声、発光等によりRFIDペア搭載機20の保有者に通知するなどしてもよい。
なお幼稚園児にはRFIDペア搭載機でなく、RFIDタグ単体のみを持たせるようにしてもよい。また親機は複数存在する場合であってもよい。なおRF信号は自動での発信に加えてRFIDペア搭載機を保有する人のオペレーションによりRF信号を出すようにしてもよい。
実施の形態2.
次に実施の形態2を図4に基づいて説明する。図4に示すようにこの実施の形態2のRFIDペア搭載機20は前記実施の形態1の報知部25に代わり通信機26を設けたものである。この通信機26は、前記状態監視部24が前記実施の形態1で示したように、監視対象の移動体のRFIDタグからの返信が無く、移動する位置に異常があると検出したことを、図5に示すように別途例えば幼稚園内にいる他の教員Cが監視する後述する移動体監視装置30に送信する機能をもつ。前記移動体監視装置30は、前記通信機26の信号を受信し移動体の位置に異常があることを報知する。前記RFIDペア搭載機20と前記移動体監視装置とによって移動体監視システムが構成される。
次に移動体監視装置30を図6に基づいて説明する。図において移動体監視装置30はRFIDペア搭載機20の発信するRF信号を受信する通信機26と、この通信機26が前記RFIDペア搭載機20からの異常発生信号を受信した場合に、異常があることを報知する報知部25を備えている。このような移動体監視装置30を前記実施の形態1に示した例において幼稚園内の他の教員が保有すると、引率教員A、Bに加えた教員によって幼稚園児の位置を監視することも可能となり、幼稚園児のよりきめ細かな位置監視ができるという効果がある。
このような実施の形態2による移動体監視器では移動体位置に異常があることを別の場所においても報知可能となり、監視方法が多様化される。なお、通信機26は移動体監視装置30に送信可能な能力を備えたものであればよい。また、RFIDペア搭載機20が通信機26とともに報知部25を備えるようにしてもよい。
実施の形態3.
次に実施の形態3を説明する。実施例として機密場所を含む工場を、案内者Aと補助案内者Bと複数のゲストを工場案内する場合について説明する。当然のことながら機密場所にゲストが立ち入ることは望まれない。案内者Aは図7に示すRFIDペア搭載機20を保有する。このRFIDペア搭載機20はRFIDタグ22とRFIDリーダ23と、他のRFIDペア搭載機20から送信される前記RFIDリーダ23が取り出した所定の情報を受信する通信機26と、監視対象のRFIDタグ22を登録して監視を行う状態監視部24と、該状態監視部24が自身のRFIDリーダで取得したRFIDタグの情報と、補助案内者Bが保有するRFIDペア搭載機20のRFIDリーダが取得したRFIDタグの情報とを総合して、監視対象のRFIDタグの中で返信信号を受信しないものがあることが所定回数連続した場合に異常と判断し、この異常を報知する報知部25を備えたものである。
補助案内者Bは図8に示すように、RFIDタグ22とRFIDリーダ23の取り出した所定の情報あるいは前記情報を加工した情報を送信する通信機26とを備えたRFIDペア搭載機20を保有する。
複数のゲストは実施の形態1の図2で示したRFIDペア搭載機20あるいはRFIDタグ22単体を保有する。
次に動作を説明する。実施の例として案内者A、補助案内者Bがゲスト10名と共に、案内者Aを先頭に、補助案内者Bが列の中位または後位にいて列を組んで工場案内をする場合について説明する。案内者Aと補助案内者Bが持つRFIDペア搭載機20のRFIDリーダがRF信号を発信する。そして、補助案内者Bが持つRFIDペア搭載機20では、受信したRFIDタグ22の符号信号を通信機26により案内者Aが持つRFIDペア搭載機20に送信する。
このとき、案内者Aの保有するRFIDペア搭載機20の状態監視部24には、監視対象として登録するRFIDタグは、ゲスト10名分のRFIDタグと補助案内者B1名分の計11個が登録されている。
ゲストの1人が集団を離れて行動したいという要望があり、補助案内者Bがゲストに付き添って案内する場合を想定する。案内者Aが持つRFIDペア搭載機20のRFリーダ23からのRF信号が届かない場所に、補助案内者Bとゲストがいる。その場合でも、ゲストが持つRFIDペア搭載機20のRFIDタグ22は、補助案内者Bが持つRFIDペア搭載機のRFリーダ23からのRF信号に対して符号信号を返す。補助案内者Bが持つRFIDペア搭載機20は、補助案内者BとゲストのRFIDタグの符号信号を通信機26により、案内者Aが持つRFIDペア搭載機20に送信する。案内者Aが持つRFIDペア搭載機20では、RF信号に対して返信信号を返す9名のゲストの符号信号を取得し、補助案内者BのRFIDペア搭載機20から補助案内者BとゲストのRFIDタグの符号信号を通信機26により受信するので、異常と判断しない。
このように複数のRFIDペア搭載機20からRF信号を発信し、RF信号を発信するRFIDペア搭載機20の間をRF信号の交信可能距離よりも長い距離での通信が可能な通信機で情報をやりとりするようにしたので、1台のRFIDペア搭載機20のRF信号が届く範囲ではすべての監視対象である移動体の位置をカバーできない場合でも、移動体の監視ができるという効果がある。
なお、2台のRFIDペア搭載機20がRF信号を発信するとしたが、3台以上としてもよい。案内者AがRFIDリーダ23と状態監視部24をともに持つRFIDペア搭載機20を持ったが、補助案内者Bと同様な図8の構成機能を有するRFIDペア搭載機20と、通信機と状態監視部を有する移動体監視装置30とをともに持つようにしてもよい。また、この実施の形態3に示した図7、図8の構成機能を有するRFIDペア搭載機20は実施例のように組み合わせて用いる以外に、図7の構成を有するRFIDペア搭載機20を単独に用いて移動体の監視を行うこともできる。
実施の形態4.
次に実施の形態4のRFIDペア搭載機20について説明する。
このRFIDペア搭載機20は前記した実施の形態1の図2の状態監視部24が、移動位置の監視対象であるRFIDペア搭載機20a〜20cのRFIDタグ22に付された所定の符号を登録し、RFIDリーダ23が他のRFIDペア搭載機のRFIDタグ22から取り出した所定の符号と同一であるか確認、発信する機能を有しているが、この実施の形態4では、前記監視対象であるRFIDペア搭載機20a〜20cに備えられたRFIDタグを状態監視部24に登録する際に、前記監視対象のRFIDタグ22からの返信信号を必ず受信しなければならない第1のRFIDタグ22と、この第1のRFIDタグ以外の第2のRFIDタグ22とに分けて登録を行う。そして前記RFIDタグ22からの返信信号を取り出したRFIDリーダ23の情報において、前記第1のRFIDタグ22が返信信号を所定回数連続して受信していない場合、あるいは返信信号を受信する前記第2のRFIDタグ22の数が所定数未満であることが所定回数連続して発生した場合のいずれかの場合に、前記状態監視部24が異常と判断するものである。
このような実施の形態4のRFIDペア搭載機20は、前記実施の形態3に示したゲスト案内例における案内者Aが所有し、ゲストが前記第1のRFIDタグ22を保有し例えば5人の補助案内者が前記第2のRFIDタグを保有するとし、ゲストからの返信信号が受信されないことが所定回数連続して発生するか、返信信号が有る補助案内者が3人未満であることが所定回数連続して発生する場合を異常と判断する。こうすることにより、ゲストの所在を必ず確認し、補助案内者もゲストを案内する上で必要な最小限の人数以上であることを確認できるという効果が有る。
実施の形態5.
次に実施の形態5を説明する。この実施の形態5では例えば工事現場や建築現場などで、複数の作業員がペアを組んで作業する際に、所定の人数未満で作業する状態を異常として監視するような場合について述べる。
3人の作業員A、B、Cは前記した実施の形態3で示した図7のRFIDペア搭載機20を保有する。ここで作業員Aをサブリーダとし、作業員Aが保有するRFIDペア搭載機20のRFIDリーダ23がRF信号を発信するものとする。前記作業現場には監視センタが設けられ、主管理者が図10に示す移動体監視装置30を保有している。
図10において移動体監視装置30は、前記作業者Aの保有する移動体監視器であるRFIDペア搭載機20からの信号を受信する通信機26と、監視対象として登録された前記RFIDペア搭載機20のRFIDタグに関する情報と、前記RFIDタグの数が所定の数(この場合2個)未満であることが所定回数連続して発生した場合に異常と判断する状態監視部24と、前記異常を検出したとき異常報知を行う報知部25を備える。
次に動作について説明する。監視センタ内の主管理者の保有する移動体監視装置30では、作業員AのRFIDペア搭載機20から何個の符号信号が送信されているかを監視し、1個だけの場合が所定数回連続して発生した場合、つまりサブリーダの作業員Aが1人でいる場合に、前記状態監視部24が異常と判断し、報知部25で異常報知する。
このように監視センタ内の主管理者がペアで作業する作業員の状態を容易に監視できる。この実施の形態では、監視元器として動作するRFIDペア搭載機20から自分のRFIDタグの符号信号も含めて送信するとしたが、送信元が何らかの手段で分かる場合には、自分のRFIDタグの符号信号を含めないで送信するようにしてもよい。
実施の形態6.
この実施の形態6は、RF信号を発信して監視元器として動作するRFIDペア搭載機20が、RFIDタグ22からの返信信号中に含まれるRFIDタグ22に固有な符号信号から被監視器として動作するRFIDペア搭載機20を識別する別の情報(識別情報と呼ぶ)に変換する識別部を備え、識別情報を通信機により状態監視部24を有する移動体監視装置30に送信し、状態監視部24では識別情報により監視を行う場合である。
図9に示すように、この実施の形態6のRFIDペア搭載機20は、前述した実施の形態3の図8に示すRFIDペア搭載機20に識別部36を追加して設けたものである。移動体監視装置30の構成は、実施の形態5の場合である図10と同様とする。
この識別部36は、RFIDタグ22から返信される所定の符号信号(例えば8桁の数字で表現されるとすると、99993323などのような信号)を識別して、「1号器」などのような識別情報に変換するものである。返信信号を受信したRFIDタグ22の符号信号を識別情報に変換して、通信機25で移動体監視装置30に送信する。この識別情報を受信した移動体監視装置30の状態監視部24では、識別情報により監視対象の移動体を登録しており、送信されてきた識別情報と登録された識別情報を比較して、どの監視対象の移動体の位置が異常であるかを判断する。
この実施の形態6では、移動体監視装置30が状態監視部24を有したが、返信信号を受信するRFIDペア搭載機20が状態監視部24を有する場合でも適用できる。その場合には、例えば、以下のようにする。RFIDペア搭載機20に、RFIDタグ22の符号信号と識別情報との対応表を持たせておき、状態監視部24には識別情報で監視対象を登録しておく。返信信号中の符号信号を対応表により識別情報に変換して、状態監視部24に登録された識別情報と比較する。
実施の形態7.
この実施の形態7では、監視センタ内の主管理者による監視責任の一部の負担を少なくする場合について説明する。
実施例として、4人の作業員A、B、C、Dは前記した実施の形態3に示す図7のRFIDペア搭載機20を保有する。作業員A、Cをサブリーダとし、作業員A、Cが保有するRFIDペア搭載機20はRFIDリーダ23がRF信号を発信する監視元器として動作し、作業員B、Dが保有するRFIDペア搭載機20は被監視器として動作する。
監視センタの主管理者は図10に示す構成であって以下の機能を備えた移動体監視装置30を保有する。
状態監視部24に監視対象のRFIDタグ20を登録する際に、作業員Bが所有するRFIDペア搭載機20のRFIDタグ22は、作業員Aが所有するRFIDペア搭載機20が担当するものとし、作業員Dが所有するRFIDペア搭載機20のRFIDタグ22は、作業員Cが所有するRFIDペア搭載機20が担当することを登録する。ここで担当が設定されると、担当のRFIDペア搭載機20のRFIDリーダ23に返信信号に返した場合だけが返信信号を返したと認識される。
次に動作について説明する。
監視センタの主管理者は移動体監視装置30によって作業員Aと作業員Cが保有するRFIDペア搭載機20が、どのRFIDタグ22から返信信号を受信しているか監視を行っており、前記状態監視部24は、以下の何れかの場合に異常と判断し報知部25で異常報知する。
(1)作業員Aが保有するRFIDペア搭載機20は作業員BのRFIDタグ22からの返信信号を所定回数連続して受信していない。
(2)作業員Cが保有するRFIDペア搭載機20は作業員DのRFIDタグ22からの返信信号を所定回数連続して受信していない。
(3)作業員Aあるいは作業員CのRFIDペア搭載機20からの返信信号を所定回数連続して受信していない。
作業員Bが保有するRFIDタグからの返信信号が受信できない場合は、主管理者は作業員Aに携帯電話などで連絡して、作業員Bの所在を確認することを指示する。作業員Dに関して同様な場合には、作業員Cに対して指示する。このように主管理者の管理業務の一部をサブリーダA、Cで分担できるので、監視センタの主管理者の負担を少なくできる効果がある。
なお、RFIDペア搭載機20の総数を4個、RF信号を発信する監視元器として動作するRFIDペア搭載機20を2個としたが、どちらも何個でもよい。すべての被監視器に対して担当する監視元器を登録したが、担当の監視元器を定義しない被監視器があってもよい。担当の監視元器を複数登録できるようにし、どれかの担当の監視元器に返信信号を返せば返信信号を受信していると判断するようにしてもよい。または、すべての担当の監視元器に返信信号を返せば返信信号を受信していると判断するようにしてもよい。実施の形態4で示したように第1のRFIDタグと第2のRFIDタグとに分けて登録する場合でも、担当の監視元器を登録するようにしてもよい。
以上のことは、他の実施の形態でもあてはまる。
実施の形態8.
この実施の形態8は、前述した実施の形態4で示したと同様に、第1のRFIDタグと第2のRFIDタグとに分けて登録するものであり、かつ前述した実施の形態3におけるゲストを案内する場合の実施例について説明する。9人のゲスト1〜9と、案内者Aと、3人の補助案内者B〜Dがいる以下のような状況下での動作を説明する。案内者Aはゲスト1〜3を案内し、補助案内者Bはゲスト4〜6を案内する。補助案内者Cはゲスト7〜9を案内するが、途中から別の用件の為、ゲスト案内が出来なくなるので、補助案内者Dが交替してゲスト7〜9を案内する。案内者Aは図7に示したRFIDペア搭載機20を保有し、補助案内者B〜Dは図8で示したRFIDペア搭載機を所有する。そして前記各RFIDペア搭載機20の状態監視部24には、担当が以下のように登録されている。
ゲスト1〜3は案内者Aに、ゲスト4〜6は補助案内者Bに、ゲスト7〜9は補助案内者Cまたは補助案内者Dに登録される。ここでゲスト1〜9は第1のRFIDタグであり、案内者Aと補助案内者B〜Dは第2のRFIDタグに対応し、第2のRFIDタグは3個以上である必要がある。
このような登録を行うことにより、例えばゲスト3が案内者Aから離れると、補助案内者Bの付近にいたとしても異常と検出されることになり、ゲストの位置を適確に把握することができる。また、補助案内者を第2のRFIDタグとして登録するので、補助案内者が途中で交代するなど監視すべき第2のRFIDタグが変化する場合でも、監視を行うことができる。
実施の形態9.
前記実施の形態に示した通信機26を、携帯電話、PHS、無線LANなどとしてもよい。このような通信機を採用することにより、RFIDリーダのRF信号が届かない遠隔地に前記移動体監視装置があったとしても、監視対象移動体の位置が監視できるという効果がある。
実施の形態10.
この実施の形態10は、前述した実施の形態1〜9のRFIDタグの返信データが何者かによって偽造される場合を考慮して、図11に示すように実施の形態1に示したRFIDペア搭載機20に、新たに電子署名生成、認証器27とクロック28を設けたものである。
各RFIDペア搭載機20のRFIDタグ22から発信するデータは、クロック28の提供する現在時刻と、電子署名生成、認証器27とでPKI(Public Key Infrastructure)の仕組みを利用し、間違いなく各RFIDペア搭載機のRFIDタグからのものであることを保証する。以下、動作について述べる。まず各RFIDペア搭載機20は前記電子署名生成、認証器27にCA証明書と、そのCA証明書から発行された証明書を保存する。そして子機のRFIDペア搭載機20bが親機20aの発信するRF発信を受信すると、子機のRFIDタグ22bは、電子署名生成、認証器27bに送信するデータを要求する。電子署名生成、認証器27bは、クロック28bに時刻を要求しその得られた時刻と前記所定の符号信号で電子署名を生成し、RFIDタグ22bを介し親機20aのRFIDリーダ23aに送信し、該RFIDリーダ23aは前記電子署名を認証する。またクロック28aに時刻を要求し、得られた時刻と、子機のRFIDタグ22bから送信された時刻と大幅なずれがないことを確認する。
この認証後、親機20aの前記実施の形態1と同様の機能を有する状態監視部24aのすべての子機からの符号信号と電子署名の返信あり、および返信されてない子機のある場合の動作は前記実施の形態1と同様であるので説明省略する。
このようにクロック28の現在時刻を含めて電子署名を作成するので、電子署名が毎回異なることになり、電子署名を偽造することが難しくなる。なお現在時刻以外でも電子署名が毎回異なることにできるものであれば他の方法であってもよい。
以上この実施の形態10では、外部からの偽造データの作成を予防した移動体監視方法を提供できる。
実施の形態11.
前記実施の形態1〜10では、RFIDリーダ23の発信するRF出力が一定であった。この実施の形態11では、図12に示すようにRFIDペア搭載機20は、RFIDタグ22とRFIDリーダ23とからなるRFIDペア21と、状態監視部24、報知器25に加えて電波出力調整器29を設けたものである。このような電波出力調整器29は、その出力を可変とすることができ、RFIDペア搭載機同士の受信距離を変更できるので、より柔軟な移動体監視を行うことができる。またRF信号の出力を制御するので消費電力を減じることが可能となる。なおこの電波出力調整器29は前述した実施の形態1〜10のすべての場合のRFIDペア搭載機に設けてもよい。
実施の形態12.
この実施の形態12では、図13に示すようにRFIDペア搭載機20は、RFIDタグ22とRFIDリーダ23とからなるRFIDペア21と、状態監視部24、報知器25に加えて、電波受信監視器35を設けたものである。
前記電波受信監視器35は、RFIDリーダ23から発信されるRF信号を監視するものであり、前記RFIDリーダ23のRF信号が所定の周期例えば10秒に1回の周期で、一定期間例えば0.1秒間発信している状態であっても、例えば監視対象の移動体が所有する子機の前を前記RF信号を遮断するようなもの、例えば監視対象外の人間とか自動車が通ることによって、子機のRFIDタグからの返信信号が受信出来ず、移動体の監視に支障を発生することを防止する為に設けたものである。親機20aのRFIDリーダ23aが子機からの返信が受信出来ない状態を前記電波受信監視器が検知すると、前記親機20aのRFIDリーダ23aを制御し、10秒に1回から5秒に1回とRF信号を発信する周期を短くし、返信信号が受信できなかった理由が電波状態によるのか、子機が親機から所定距離以上離れたためかをすぐ判別できる。このようにこの実施の形態12では、親機が子機からの電波の受信状態に応じて発信するRFの周期を可変と出来るので、子機が親機から所定距離以上に離れた場合は、即座に検出できる。
この発明の実施の形態1〜12は、集団またはペアで位置を変えて移動する人間や、コンベヤ上の移動する産業製品等の移動体を監視する方法に適用出来る。
この発明の実施の形態1の移動体監視システムを説明するための模式図である。 この発明の実施の形態1のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による移動体位置監視を示す概念図である。 この発明の実施の形態3の移動体監視装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態7の移動体監視装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態10のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態11のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態12のRFIDペア搭載機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10a〜10c 監視対象、20,20a〜20c RFIDペア搭載機、
21,21a〜21c RFIDペア、22,22a〜22c RFIDタグ、
23,23a〜23c RFIDリーダ、24,24a〜24c 状態監視部、
25,25a〜25c 報知器、26 通信機、27 電子署名生成認証器、
28 クロック、29 電波出力調整器、30 移動体監視装置。

Claims (17)

  1. 所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、該RFIDタグが記録する前記所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、前記RFIDタグからの返信信号を受信し、該返信信号から前記所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録された前記RFIDタグである被監視器に関する情報と前記RFIDリーダが取り出した前記所定の情報とを比較して異常の有無を監視する状態監視部と、該状態監視部が異常を検出した場合に異常があることを報知する報知部とを備え、前記RFIDリーダが所定のRF信号を発信せず前記被監視器として動作することと、前記RFIDリーダが所定のRF信号を発信して前記被監視器を監視する監視元器として動作することの両方の動作が可能であり、移動体と共に移動して移動体の位置を監視することを特徴とする移動体監視器。
  2. 所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、該RFIDタグが記録する前記所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、前記RFIDタグからの返信信号を受信し、該返信信号から前記所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録された前記RFIDタグである被監視器に関する情報と前記RFIDリーダが取り出した前記所定の情報とを比較して異常の有無を監視する状態監視部と、該状態監視部が検出した異常を報知する移動体監視装置に、前記状態監視部が異常を検出したことを送信する通信機とを備え、前記RFIDリーダが所定のRF信号を発信せず前記被監視器として動作することと、前記RFIDリーダが所定のRF信号を発信して前記被監視器を監視する監視元器として動作することの両方の動作が可能であり、移動体と共に移動して移動体の位置を監視することを特徴とする移動体監視器。
  3. 前記監視元器として動作する請求項2に記載の移動体監視器からの信号を受信する通信機と、いずれかの前記監視元器から異常が発生している信号を受信した場合に、異常があることを報知する報知器とを備えた移動体監視装置。
  4. 前記返信信号を受信している前記被監視器の数が所定の数未満であることが所定回数連続して発生した場合に、前記状態監視部が異常と判断することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の移動体監視器。
  5. 前記状態監視部に、前記被監視器を登録する際に、必ず返信信号を受信する必要がある第1の被監視器と、該第1の被監視器以外である第2の被監視器とに分けて登録し、返信信号を所定回数連続して受信しない前記第1の被監視器が存在する場合、あるいは返信信号を受信する前記第2の被監視器の数が所定数未満であることが所定回数連続して発生した場合のいずれかの場合に、前記状態監視部が異常と判断することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の移動体監視器。
  6. 所定のRF信号を受信した際に記録した所定の情報を含む返信信号を返信するRFIDタグと、該RFIDタグが記録する前記所定の情報を読み出すために所定の周期で所定の距離に届く所定のRF信号を発信するとともに、前記RFIDタグからの返信信号を受信し、該返信信号から前記所定の情報を取り出すRFIDリーダと、監視対象として登録された前記RFIDタグである被監視器に関する情報を登録して監視を行う移動体監視装置に前記RFIDリーダが取り出した所定の情報あるいはこの所定の情報を加工した情報を送信する通信機とを備え、前記RFIDリーダが所定のRF信号を発信せず前記被監視器として動作することと、前記RFIDリーダが所定のRF信号を発信して前記被監視器を監視する監視元器として動作する両方の動作が可能であり、移動体と共に移動して移動体の位置を監視することを特徴とする移動体監視器。
  7. 前記RFIDリーダが取り出した所定の情報から返信信号を発した前記被監視器を識別する識別部を備え、該識別部が識別した前記被監視器に関する情報を前記通信機が前記移動体監視装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の移動体監視器。
  8. 前記監視元器として動作する請求項6または請求項7に記載の移動体監視器からの信号を受信する通信機と、監視対象の前記RFIDタグである被監視器に関する情報を登録し、受信した信号から得た情報を登録した情報と比較して異常の有無を監視する状態監視部と、該状態監視部が異常を検出したとき異常があることを報知する報知器とを備えた移動体監視装置。
  9. 前記監視元器として動作する請求項6または請求項7に記載の移動体監視器からの信号を受信する通信機を備え、該通信機により受信した信号も前記被監視器に関する情報と比較して前記状態監視部が異常を監視することを特徴とする請求項1に記載の移動体監視器。
  10. いずれかの前記監視元器が返信信号を受信する前記被監視器の数が所定の数未満であることが所定の回数連続して発生した場合に、前記状態監視部が異常と判断することを特徴とする請求項8に記載の移動体監視装置。
  11. 前記状態監視部に、前記被監視器を登録する際に、必ず返信信号を受信する必要がある第1の被監視器と、該第1の被監視器以外である第2の被監視器とに分けて登録し、返信信号を所定回数連続して受信しない前記第1の被監視器が存在する場合、あるいは返信信号を受信している前記第2の被監視器の数が所定数未満であることが所定回数連続して発生した場合のいずれかの場合に、前記状態監視部が異常と判断することを特徴とする請求項8に記載の移動体監視装置。
  12. 前記状態監視部に前記被監視器を登録する際に、前記被監視器ごとに担当する前記監視元器も登録することを可能とし、担当する前記監視元器も登録された前記被監視器では担当する前記監視元器が返信信号を受信する場合に返信信号を受信すると判断することを特徴とする請求項10または請求項11のいずれか1項に記載の移動体監視装置。
  13. 前記RFIDリーダが発信するRF信号の出力を変更する電波出力調整部を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項6のいずれか1項に記載の移動体監視器。
  14. 前記RFIDリーダがRF信号を発信する周期を可変にすることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項6のいずれか1項に記載の移動体監視器。
  15. 返信信号を受信できない前記RFIDタグが存在する場合に、前記RFIDリーダがRF信号を発信する周期を短くすることを特徴とする請求項14に記載の移動体監視器。
  16. 電子署名生成認証機を備え、前記被監視器として動作する場合には前記RFIDタグが所定の情報に対して前記電子署名生成認証機で生成した電子署名を含む返信信号を返信し、前記監視元器として動作する場合には前記被監視器からの返信信号を前記RFIDリーダが前記電子署名生成認証機により認証し、認証できた場合だけ前記被監視器からの返信信号を受信したとすることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項6のいずれか1項に記載の移動体監視器。
  17. クロックを備え、被監視器として動作する場合には前記RFIDタグが前記電子署名生成認証機で電子署名を作成する際に前記クロックの現在時刻も用い、前記監視元器として動作する場合には前記被監視器からの返信信号を前記RFIDリーダが前記電子署名生成認証機により認証する際に、返信信号中の時刻と前記クロックの現在時刻との差が所定値以下であることも認証の条件とすることを特徴とする請求項16に記載の移動体監視器。
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JP2008176600A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Railway Technical Res Inst 作業員所在警戒システム
JP2011259056A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Hochiki Corp 移動端末グループ管理システム及び移動端末

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