JP2006333249A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 符号化対象の画像ピクチャを所定数の画素で構成されるブロックに分割し、当該ブロック単位で参照画像が選択されて予測符号化されたピクチャ間符号化データを含む画像ピクチャの複数で構成される画像データを復号する画像復号方法であって、
   前記ピクチャ間符号化データを含む画像ピクチャの復号時に、復号対象の該画像ピクチャに含まれる前記ブロックによって参照される第１の参照ピクチャが復号されていない場合に、既に復号されたピクチャの中から第２の参照ピクチャを代替参照先として選択する選択工程と、
   前記第１の参照ピクチャの代替として、選択された前記第２の参照ピクチャを参照して前記復号対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックを復号する復号工程とを有し、
   前記選択工程における前記選択、及び前記復号工程における前記復号は、前記画像データに含まれる複数の前記画像ピクチャのうち、一部の画像ピクチャを復号する場合に実行されることを特徴とする画像復号方法。
2. 前記複数の画像ピクチャには、他の画像ピクチャを参照せずに圧縮符号化された第１の画像ピクチャと、他の１枚の画像ピクチャを参照して圧縮符号化された第２の画像ピクチャと、他の２枚の画像ピクチャを参照して圧縮符号化された第３の画像ピクチャとが含まれ、
   前記復号工程における前記復号は、前記複数の画像ピクチャのうち前記第１及び第２の画像ピクチャのみを復号する場合に行われることを特徴とする請求項１に記載の画像復号方法。
3. 前記選択工程では、前記既に復号されたピクチャの中から、前記第１の参照ピクチャと時間的に最も近いピクチャが前記第２の参照ピクチャとして選択されることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像復号方法。
4. 前記選択工程では、前記既に復号されたピクチャの中から、前記第１の参照ピクチャと時間的に最も近い前記第１の画像ピクチャが前記第２の参照ピクチャとして選択されることを特徴とする請求項２に記載の画像復号方法。
5. 前記選択工程は、前記画像ピクチャに関連するシーンの情報及び撮影時の情報の少なくともいずれか一方を示す特徴情報を取得する特徴情報取得工程を備え、前記第１の参照ピクチャに関連する特徴情報に基づき、前記第２の参照ピクチャが選択されることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の画像復号方法。
6. 前記選択工程では、前記既に復号された画像ピクチャのうち、前記第１の参照ピクチャに関連する前記特徴情報に対応する特徴情報を持つ画像ピクチャが、前記第２の参照ピクチャとして選択されることを特徴とする請求項５に記載の画像復号方法。
7. 前記復号工程は、前記復号対象の画像ピクチャについて与えられる第１の動き情報を、前記第１の参照ピクチャ及び第２の参照ピクチャの、前記復号対象の画像ピクチャに対する時間関係に基づいて補正する補正工程を備え、
   前記復号対象の画像ピクチャが、補正された前記第１の動き情報と前記第２の参照ピクチャとを利用して復号されることを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の画像復号方法。
8. 前記復号対象の画像ピクチャにおける第１のブロックが、前記第１の画像ピクチャを参照して圧縮符号化されたブロックであり、前記第１のブロックに隣接する第２のブロックが前記第２又は前記第３の画像ピクチャを参照して圧縮符号化されたブロックである場合に、
   前記選択工程では、前記第１及び第２のブロックについて、該第１の画像ピクチャが前記第２の参照ピクチャとして選択されることを特徴とする請求項２に記載の画像復号方法。
9. 前記復号対象の画像ピクチャには、前記代替参照先としての前記第２の参照ピクチャを指定する情報が含まれ、
   前記選択工程では、前記指定に基づいて前記第２の参照ピクチャが選択されることを特徴とする請求項１、２及び７のいずれか１項に記載の画像復号方法。
10. 前記復号対象の画像ピクチャには、指定された前記第２の参照ピクチャに関して与えられる第２の動き情報が更に含まれ、
    前記復号工程では、前記第２の動き情報と前記第２の参照ピクチャとを利用して前記復号が行われることを特徴とする請求項９に記載の画像復号方法。
11. 画像ピクチャを所定数の画素で構成されるブロックに分割し、当該ブロック単位で参照画像を選択した予測符号化が可能な画像符号化方法であって、
    符号化対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックを他の画像ピクチャを参照せずに圧縮符号化する第１の符号化工程と、
    符号化対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックを、ブロックごとに選択される少なくとも１枚の他の画像ピクチャを参照して圧縮符号化する第２の符号化工程と、
    前記第２の符号化工程において、前記符号化対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックによって参照された前記他の画像ピクチャが、他の２枚の画像ピクチャを参照して圧縮符号化される第１の画像ピクチャである場合に、前記第１の画像ピクチャに時間的に最も近い、他の画像ピクチャを参照せずに圧縮符号化される第２の画像ピクチャ、又は、他の１枚の画像ピクチャを参照して圧縮符号化される第３の画像ピクチャを代替参照先の画像ピクチャとして選択する選択工程と
    を備え、選択された前記代替参照先の画像ピクチャの情報は、前記第２の符号化工程において符号化された画像ピクチャの符号化データに含まれることを特徴とする画像符号化方法。
12. 請求項１乃至１１のいずれか１項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
13. 請求項１２に記載のコンピュータプログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
14. 符号化対象の画像ピクチャを所定数の画素で構成されるブロックに分割し、当該ブロック単位で参照画像が選択されて予測符号化されたピクチャ間符号化データを含む画像ピクチャの複数で構成される画像データを復号する画像復号装置であって、
    前記ピクチャ間符号化データを含む画像ピクチャの復号時に、復号対象の該画像ピクチャに含まれる前記ブロックによって参照される第１の参照ピクチャが復号されていない場合に、既に復号されたピクチャの中から第２の参照ピクチャを代替参照先として選択する選択手段と、
    前記第１の参照ピクチャの代替として、選択された前記第２の参照ピクチャを参照して前記復号対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックを復号する復号手段とを有し、
    前記選択手段における前記選択、及び前記復号手段における前記復号は、前記画像データに含まれる複数の前記画像ピクチャのうち、一部の画像ピクチャを復号する場合に実行されることを特徴とする画像復号装置。
15. 画像ピクチャを所定数の画素で構成されるブロックに分割し、当該ブロック単位で参照画像を選択した予測符号化が可能な画像符号化装置であって、
    符号化対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックを他の画像ピクチャを参照せずに圧縮符号化する第１の符号化手段と、
    符号化対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックをブロックごとに選択される少なくとも１枚の他の画像ピクチャを参照して圧縮符号化する第２の符号化手段と、
    前記第２の符号化手段において、前記符号化対象の画像ピクチャに含まれる前記ブロックによって参照された前記他の画像ピクチャが、他の２枚の画像ピクチャを参照して圧縮符号化される第１の画像ピクチャである場合に、前記第１の画像ピクチャに時間的に最も近い、他の画像ピクチャを参照せずに圧縮符号化される第２の画像ピクチャ、又は、他の１枚の画像ピクチャを参照して圧縮符号化される第３の画像ピクチャを代替参照先の画像ピクチャとして選択する選択手段と
    を備え、選択された前記代替参照先の画像ピクチャの情報は、前記第２の符号化手段により符号化された画像ピクチャの符号化データに含まれることを特徴とする画像符号化装置。