JP2006331269A - ハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法 - Google Patents

ハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】協調動作シミュレーションの動作速度を向上させることができるハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法の提供。
【解決手段】C言語などで記述された動作モデルを検証するためのシステムシミュレータ1とハードウェアエミュレータ2の協調シミュレーション環境において、ハードウェアエミュレータ2にカウンタ8を設け、初回のシミュレーション実行時における信号の変化の回数をカウントし、制御部6はそのカウント結果81〜83を引き取る。そして、再度同じシミュレーションが実行される際に、制御部6はカウント結果81〜83に基づいてそのシミュレーションに必要となる信号のみをアドレスデコーダ7から読み出すように制御する。これにより、2回目以降のシミュレーション実行において、システムシミュレータ1とハードウェアエミュレータ2間の通信回数を最小限にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハードウェアとソフトウェアとを協調させて動作させるハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法に関する。
LSIの大規模化に伴い、検証スピードを上げるためにハードウェアエミュレータ等を用いたシミュレーションアクセラレータと呼ばれるシミュレーション手段が用いられるようになっているが、プログラマブルデバイスの規模制限などからLSIの全ての論理回路をハードウェアエミュレータ上に実現することも困難であるため、ハードウェアエミュレータと協調させて、サイクルベースシミュレータや動作モデルを用いたシステムシミュレータ等を動作させる環境が用いられている。
図9は、C言語等で記述された動作モデル3を有するシステムシミュレータ1と、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブルデバイス上に構成されたUserLogic4を有するハードウェアエミュレータ2のブロック図であり、ハードウェアエミュレータ2上のUserLogic4から出力される信号41、信号42、信号43はハードウェアエミュレータ2上のアドレスデコーダ7に入力され、システムシミュレータ1は制御部6からのアドレス信号61を用いてアドレスデコーダ7に入力された信号41、信号42、信号43の読み出しを順に行い、読み出した信号71を動作モデル3に与えることで協調動作を行う。このようなハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション方法に関しては、例えば、下記特許文献1に記載されている。
特開2003−067439号公報(第4〜8頁、第4図)
システムシミュレータ1との協調環境においては、動作モデル3とハードウェアエミュレータ2上のプログラマブルデバイスに構築された論理回路を協調動作させるために、システムシミュレータ1から同期クロックを供給するなどの方法が取られているが、UserLogic4と動作モデル3を協調動作させるためにサイクル毎にハードウェアエミュレータ2とシステムシミュレータ1間の通信が発生する。ここで、一般的にコンピュータ上で動作させるシステムシミュレータ1とハードウェアエミュレータ2間の通信速度はそれぞれの動作速度よりも遅いため、信号のやりとりのために通信量が多くなるほど、協調動作シミュレーションの動作速度が遅くなってしまうという問題が生じる。
そこで、ハードウェアエミュレータ2上の回路において、システムシミュレータ1とのインターフェースにアドレスデコーダ7を設け、より多くのハードウェアエミュレータ2上の内部信号をシステムシミュレータ1に伝える仕組みが提案されているが、一度作成したアドレスマップを修正するにはシステムシミュレータ1の制御やハードウェアの構成を変更しなければならず手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、システムシミュレータとハードウェアエミュレータの協調動作シミュレーション環境において、協調動作シミュレーションの動作速度を向上させることができるハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ハードウェアエミュレータ上に構築された論理回路と、システムシミュレータ上で動作する所定の言語で記述された動作モデルとが協調して動作するハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置において、前記ハードウェアエミュレータに、所定のシミュレーションの初回実行時における、前記論理回路からアドレスデコーダに出力される複数の信号の各々の変化の回数を計測する計測手段を備え、前記ハードウェアエミュレータ又は前記システムシミュレータに、アドレス信号を用いて前記アドレスデコーダから所定の前記信号を読み出して前記動作モデルに与える制御部を備え、前記制御部では、前記所定のシミュレーションの再実行時に、前記計測手段の計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号のみを読み出すものである。
本発明においては、前記計測手段は、所定のシミュレーションの初回実行時における、前記複数の信号の各々の変化の回数と共に、各々の前記信号が変化した時間を計測し、前記制御部では、前記所定のシミュレーションの再実行時に、前記計測手段の計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号を変化した時間においてのみ読み出す構成とすることができる。
また、本発明においては、更に、前記計測結果がシミュレーションの種類毎に記述されたテーブルを備え、前記制御部では、前記テーブルを参照して、実行するシミュレーションに対応する前記計測結果を特定し、該計測結果に基づいて、前記信号の読み出しを制御する構成とすることもできる。
また、本発明は、ハードウェアエミュレータ上に構築された論理回路と、システムシミュレータ上で動作する所定の言語で記述された動作モデルとを協調して動作させるハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション方法であって、所定のシミュレーションの初回実行時に、前記論理回路からアドレスデコーダに出力される複数の信号の各々の変化の回数を計測する計測ステップと、前記所定のシミュレーションの再実行時に、計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号のみを前記アドレスデコーダから読み出して前記動作モデルに与える制御ステップと、を少なくとも備えるものである。
本発明においては、前記計測ステップでは、所定のシミュレーションの初回実行時における、前記複数の信号の各々の変化の回数と共に、各々の前記信号が変化した時間を計測し、前記制御ステップでは、前記所定のシミュレーションを再実行時に、前記計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号を変化した時間においてのみ読み出す構成とすることができる。
また、本発明においては、前記計測結果をシミュレーションの種類毎にテーブルに記述するステップを備え、前記制御ステップでは、前記テーブルを参照して、実行するシミュレーションに対応する前記計測結果を特定し、該計測結果に基づいて、前記信号の読み出しを制御する構成とすることもできる。
このように、本発明では、ハードウェアエミュレータに、アドレスデコーダに入力される複数の信号の各々の変化の回数や変化した時間を計測する計測手段を設け、制御部では、計測手段による計測結果に基づいて信号の読み出しを制御するため、同じシミュレーションを繰り返す場合に、システムシミュレータとハードウェアエミュレータ間の通信の回数を減らすことができ、これにより、協調シミュレーションの動作速度を向上させることができる。
本発明によれば、システムシミュレータとハードウェアエミュレータの協調動作シミュレーション環境において、協調動作シミュレーションの動作速度を向上させることができる。
その理由は、ハードウェアエミュレータ上のUserLogicから出力される信号をアドレスデコーダを介して順に読み出す仕組みにおいて、信号の変化の回数や変化した時間をカウントするカウンタを設け、1回目のシミュレーション実行時のカウント結果を制御部が引き取り、2回目以降のシミュレーション実行時において、カウント結果に基づいて、アドレスデコーダから読み出す信号を変化のあった信号に限定することによって、ハードウェアエミュレータとシステムシミュレータ間の通信の無駄をなくすことができるからである。
本発明は、その好ましい一実施の形態において、C言語などで記述された動作モデルを検証するためのシステムシミュレータとハードウェアエミュレータの協調シミュレーション環境において、あるシミュレーションにおけるハードウェアエミュレータ上の信号の変化の回数や変化した時間を計測し、その結果に基づいて2回目以降のシミュレーション実行時のシステムシミュレータとハードウェアエミュレータ間の通信を効率良く行うことによってシミュレーション動作スピードの向上を図るものである。
図1を参照して具体的に説明すると、ハードウェアエミュレータ2上のUserLogic4とシステムシミュレータ1上の動作モデル3の協調シミュレーション環境において、ハードウェアエミュレータ2上のUserLogic4から出力される信号41、信号42、信号43はハードウェアエミュレータ2上のアドレスデコーダ7に入力され、システムシミュレータ1では制御部6からのアドレス信号61を用いてアドレスデコーダ7に入力された信号41、信号42、信号43の読み出しを順に行い、読み出した信号71を動作モデル3に与えることで協調動作を行う。
その際、本願発明では、UserLogic4から出力される信号41、信号42、信号43の変化の回数や変化した時間をカウントするカウンタ8をハードウェアエミュレータ2上に設け、あるシミュレーション実行時における信号41、信号42、信号43のそれぞれの変化の回数や変化した時間をカウントし、制御部6はシミュレーション終了後にカウント結果81〜83を引き取る。そして、システムシミュレータ1の制御部6は再度同じシミュレーションが実行される際に、カウント結果81〜83に基づいてそのシミュレーションに必要となる信号のみをアドレスデコーダ7から読み出すようにアドレスデコーダ7に与えるアドレス信号61を制御する。これにより、あるシミュレーションにおける2回目以降の実行において、システムシミュレータ1とハードウェアエミュレータ2間の通信回数を最小限にすることができ、シミュレーション動作スピードを向上させることができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係るハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本実施例に係るハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション環境を示すブロック図であり、図2は、アドレスマップの構成例を示す図である。また、図3は、本実施例のシミュレーション動作を示すフローチャート図であり、図4は、本実施例に係るハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション環境の他の例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例は、ハードウェアエミュレータ2上に構築されたUserLogic4とシステムシミュレータ1上で動作するC言語等で記述された動作モデル3の協調動作環境であり、システムシミュレータ1とハードウェアエミュレータ2間には信号31、アドレス信号61、信号71が存在する。デバグ環境5はハードウェアエミュレータ2から出力される信号41、信号42、信号43をアドレスデコーダ7を介して信号71として順に読み出したものを波形表示等で観測するための環境である。そしてアドレスデコーダ7のアドレスマップが図2の場合、制御部6はアドレス1、アドレス2、アドレス3の順に信号41、信号42、信号43を順に読み出す。
ここで、本実施例では、システムシミュレータ1とハードウェアエミュレータ2間の通信回数を最小限にするために、ハードウェアエミュレータ2にカウンタ8を設け、UserLogic4から出力される信号41、信号42、信号43のそれぞれの変化の回数をカウントする。そして、シミュレーション完了後、制御部6はカウンタ8の各信号のカウント数81、82、83を引き取る。ここでカウント数81は信号41の、カウント数82は信号42の、カウント数83は信号43の変化の回数を示す。
例えば、実行したシミュレーションにおいて、信号43の変化がなくカウント数83が0であった場合、再度そのシミュレーションを実行する場合において、制御部6は格納したカウント結果からアドレス1、アドレス2のみをアドレスデコーダ7に与えて信号41、信号42を読み出し、アドレス3の信号43は読み出しを行わないことによって、システムシミュレータ1とハードウェアエミュレータ2間の通信の回数を減らすことが可能となる。
次に、図3のフローチャート図を参照して、本実施例のシミュレーション動作を説明する。
ステップS101でシミュレーションを開始すると、ステップS102で制御部6は1回目のシミュレーションであるかを判断し、1回目のシミュレーションであれば、ステップS103で制御部6は図2のアドレスマップにおける全てのアドレスに対してアドレスデコーダ7から読み出しを行う。また、シミュレーション実行中、カウンタ8は信号41、信号42、信号43の変化の回数をカウントする。そして、ステップS104でシミュレーション終了後、ステップS105で制御部6はカウンタ8のカウント結果81、82、83を引き取り、ステップS101に戻る。
この1回目のシミュレーションにおいて、例えば信号43の変化がなくカウント結果83が0であった場合に、ステップS101で再度同じシミュレーションを実行すると、ステップS106で制御部6はアドレス3の読み出しは行わず、アドレス1、アドレス2のみを指定して、信号41および信号42をアドレスデコーダ7から読み出す。そして、ステップS107でシミュレーション終了後、ステップS101に戻って同様の操作を繰り返す。
このように、ハードウェアエミュレータ2上のUserLogic4から出力される信号41〜43をアドレスデコーダ7を介して順に読み出す仕組みにおいて、1回目のシミュレーション実行時に信号の変化の回数をカウントするカウンタ8を設け、2回目以降のシミュレーション実行時において、そのカウント結果に基づいてアドレスデコーダ7から読み出す信号を限定することによって、ハードウェアエミュレータ2とシステムシミュレータ1間の通信の無駄をなくすことができ、これにより協調動作シミュレーションの動作速度を向上させることができる。
なお、図1の構成は例示であり、本発明の効果を奏する限りにおいて適宜変更が可能である。例えば、図1では制御部6をシステムシミュレータ1に設けたが、図4に示すように制御部6をハードウェアエミュレータ2上にハードウェアで構築してもよい。
次に、本発明の第2の実施例に係るハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法について、図5乃至図7を参照して説明する。図5は、本実施例に係るハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション環境を示すブロック図であり、図6は、制御部が参照するテーブルの構成例を示す図である。また、図7は、本実施例のシミュレーション動作を示すフローチャート図である。
前記した第1の実施例では、制御部6は、あるシミュレーションの1回目の実行における信号変化の回数のカウント結果から2回目以降のシミュレーション実行時のハードウェアエミュレータ2上の信号の読み出しのアドレス指定を制御する構成としたが、本実施例では、複数種類のシミュレーションに対するアドレス指定情報のテーブルを設け、制御部6は実行されるシミュレーションの種類毎にテーブルからアクセス情報を引き出し、各シミュレーションに最適なアクセス制御を行うようにする。
具体的に説明すると、図5に示すように、システムシミュレータ1上に制御部6が参照可能なテーブル9を設け、このテーブル9に、例えば図6に示すように、複数種類のシミュレーション(ここではシミュレーション1〜3)の各々に対してアクセスするアドレスを記載しておく。図6の例では、シミュレーション1はハードウェアエミュレータ2上の信号変化が信号41、信号42のみにしか起こらないというカウント結果から、図2のアドレスマップに従い、アドレス1とアドレス2のみをアクセスするという情報をテーブル9に保存する。また、別のシミュレーション2では1回目のシミュレーション実行においてハードウェアエミュレータ2上の信号41、信号43のみ信号が変化する例であり、カウント結果からアドレス1、アドレス3をアクセスするという情報をテーブル9に保存する。また、シミュレーション3においても同様にアクセスが必要なアドレス情報をテーブル9に保存する。
このようなテーブル9を用いたシミュレーション動作について、図7のフローチャート図を参照して説明する。
まず、ステップS201で協調環境においてこれから実行するシミュレーションの種類を選択すると、ステップS202で制御部6はテーブル9から対応するシミュレーションのアクセスするアドレス情報を引き出す。そしてステップS203でシミュレーションを開始し、ステップS204で制御部6は1回目のシミュレーションであるかを判断する。そして1回目の実行またはテーブル9に対応する情報がない場合は、ステップS205で制御部6は全アドレスの読み出しを行い、シミュレーション実行中、カウンタ8は信号41、信号42、信号43の変化の回数をカウントする。そしてステップS206でシミュレーション終了後、ステップS207で制御部6はカウンタ8から各信号の変化の回数のカウント値を引き取り、ステップS208でその情報を元にアクセス情報をテーブル9に保存し、ステップS201に戻る。
また、一度実行したことのあるシミュレーションを再度実行する際は、ステップS209でシミュレーション実行時にテーブル9から引き出した情報を用いてアドレス指定を行い、信号の読み出しを行う。そしてステップS210でシミュレーション終了後、ステップS201に戻って同様の操作を繰り返す。
このように、ハードウェアエミュレータ2上のUserLogic4から出力される信号41〜43をアドレスデコーダ7を介して順に読み出す仕組みにおいて、複数種類のシミュレーションの各々に対してアクセスするアドレスを記載したテーブル9を設け、そのテーブル9を参照して、2回目以降のシミュレーション実行時においてアドレスデコーダ7から読み出す信号を変化のあった信号に限定することによって、ハードウェアエミュレータ2とシステムシミュレータ1間の通信の無駄をなくすことができ、これにより協調動作シミュレーションの動作速度を向上させることができる。
なお、図5の構成は例示であり、本発明の効果を奏する限りにおいて適宜変更が可能である。例えば、図5では制御部6及びテーブル9をシステムシミュレータ1に設けたが、制御部6及びテーブル9をハードウェアエミュレータ2に設けてもよい。
次に、本発明の第3の実施例に係るハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置及び方法について、図8を参照して説明する。図8は、図1の構成における各信号の変化の時間の例を示す図である。
前記した第1及び第2の実施例では、カウンタ8を用いて信号41、信号42、信号43の変化の回数をカウントしたが、変化の回数に加えて、カウンタ8で、信号41、信号42、信号43のそれぞれにおいて変化した時間を記録してもよい。
具体的に説明すると、図8に示すように、あるシミュレーションにおいて信号41は毎サイクル変化し、信号42は10サイクル目に一度のみ変化し、信号43は一度も変化しないような場合、カウンタ8に信号42の変化の時間を記録しておき、制御部6は各信号の変化の回数および変化した時間情報を引き取り、2回目以降のシミュレーション実行の際に、信号41は毎サイクル読み出しを行い、信号42は変化した時間すなわち10サイクル目にのみ読み出し、信号43は読み出さないように制御することもでき、このような制御を行うことによって、さらにハードウェアエミュレータ2とシステムシミュレータ1間の通信を減らすことが可能となる。
このとき、毎サイクル変化する信号41の変化時間は保持してもしなくてもよい。また、変化した時間を保持するかしないかを決定する条件として変化の回数を設定してもよく、例えば変化の回数が10回を超えた場合には変化した時間の保持をクリアするという動作でもよい。
このように、ハードウェアエミュレータ2上のUserLogic4から出力される信号41〜43をアドレスデコーダ7を介して順に読み出す仕組みにおいて、カウンタ8で信号の変化の回数と変化した時間をカウントし、2回目以降のシミュレーション実行時において、そのカウント結果に基づいて、変化のある信号を変化した時のみ読み出すことによって、ハードウェアエミュレータ2とシステムシミュレータ1間の通信の無駄をなくすことができ、更に協調動作シミュレーションの動作速度を向上させることができる。
なお、本実施例においても、第2の実施例と同様に、制御部6のハードウェアエミュレータ2に対する制御情報を複数種類のシミュレーション毎に保存するテーブル9を持っても良い。
本発明は、ハードウェアエミュレータとシステムシミュレータとを協調して動作させる任意のシミュレーション装置に適用することができる。
本発明の第1の実施例に係るシステムシミュレータとハードウェアエミュレータからなる協調シミュレーション環境を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るアドレスマップの例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る協調シミュレーション動作を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係るシステムシミュレータとハードウェアエミュレータからなる協調シミュレーション環境の他の例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係るシステムシミュレータとハードウェアエミュレータからなる協調シミュレーション環境を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係るテーブルの例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る協調シミュレーション動作を示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施例に係る各信号の変化の時間の例を示す図である。 従来のシステムシミュレータとハードウェアエミュレータからなる協調シミュレーション環境を示すブロック図である。
符号の説明
1 システムシミュレータ
2 ハードウェアエミュレータ
3 動作モデル
4 UserLogic
5 デバグ環境
6 制御部
7 アドレスデコーダ
8 カウンタ
9 テーブル
31 信号
41〜43 信号
61 アドレス信号
71 信号
81〜83 カウント結果

Claims (6)

  1. ハードウェアエミュレータ上に構築された論理回路と、システムシミュレータ上で動作する所定の言語で記述された動作モデルとが協調して動作するハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置において、
    前記ハードウェアエミュレータに、所定のシミュレーションの初回実行時における、前記論理回路からアドレスデコーダに出力される複数の信号の各々の変化の回数を計測する計測手段を備え、
    前記ハードウェアエミュレータ又は前記システムシミュレータに、アドレス信号を用いて前記アドレスデコーダから所定の前記信号を読み出して前記動作モデルに与える制御部を備え、
    前記制御部では、前記所定のシミュレーションの再実行時に、前記計測手段の計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号のみを読み出すことを特徴とするハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置。
  2. 前記計測手段は、所定のシミュレーションの初回実行時における、前記複数の信号の各々の変化の回数と共に、各々の前記信号が変化した時間を計測し、
    前記制御部では、前記所定のシミュレーションの再実行時に、前記計測手段の計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号を変化した時間においてのみ読み出すことを特徴とする請求項1記載のハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置。
  3. 更に、前記計測結果がシミュレーションの種類毎に記述されたテーブルを備え、
    前記制御部では、前記テーブルを参照して、実行するシミュレーションに対応する前記計測結果を特定し、該計測結果に基づいて、前記信号の読み出しを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション装置。
  4. ハードウェアエミュレータ上に構築された論理回路と、システムシミュレータ上で動作する所定の言語で記述された動作モデルとを協調して動作させるハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション方法であって、
    所定のシミュレーションの初回実行時に、前記論理回路からアドレスデコーダに出力される複数の信号の各々の変化の回数を計測する計測ステップと、
    前記所定のシミュレーションの再実行時に、計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号のみを前記アドレスデコーダから読み出して前記動作モデルに与える制御ステップと、を少なくとも備えることを特徴とするハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション方法。
  5. 前記計測ステップでは、所定のシミュレーションの初回実行時における、前記複数の信号の各々の変化の回数と共に、各々の前記信号が変化した時間を計測し、
    前記制御ステップでは、前記所定のシミュレーションを再実行時に、前記計測結果に基づいて、前記複数の信号の内、変化が計測された前記信号を変化した時間においてのみ読み出すことを特徴とする請求項4記載のハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション方法。
  6. 前記計測結果をシミュレーションの種類毎にテーブルに記述するステップを備え、
    前記制御ステップでは、前記テーブルを参照して、実行するシミュレーションに対応する前記計測結果を特定し、該計測結果に基づいて、前記信号の読み出しを制御することを特徴とする請求項4又は5に記載のハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション方法。
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WO2014038030A1 (ja) * 2012-09-06 2014-03-13 株式会社日立製作所 協調シミュレーション用計算機システム、組込みシステムの検証システム及び組込みシステムの検証方法

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