JP2006328693A - Fire sheet shutter - Google Patents
Fire sheet shutter Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006328693A JP2006328693A JP2005150865A JP2005150865A JP2006328693A JP 2006328693 A JP2006328693 A JP 2006328693A JP 2005150865 A JP2005150865 A JP 2005150865A JP 2005150865 A JP2005150865 A JP 2005150865A JP 2006328693 A JP2006328693 A JP 2006328693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- sheet body
- main
- auxiliary
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
Description
本発明は、開口部に防火区画を形成するための防火シートシャッターであって、特に、大開口を閉鎖する防火シートシャッターの技術分野に属するものである。 The present invention relates to a fireproof sheet shutter for forming a fireproof section in an opening, and particularly to the technical field of a fireproof sheet shutter that closes a large opening.
一般に、建築物の開口部あるいは建築物内の区画域への出入り口部に設けられる防火シートシャッターは、火災発生時に開口部や出入り口部を耐火性(遮炎性)のシート材で構成されたシート体(主シート体に相当する)で閉鎖することで防火区画を形成し、火災による高温の空気や煙が、他区画とのあいだで流通するのを防止するものであるが、開口部あるいは出入り口部が大開口である場合、大開口の左右幅に相当するべく分割したシート体を複数枚備えたシートシャッターとし、これらのシート体を同期させる状態で閉鎖する構成としたものがある。このようにした場合、隣接するシート体の側縁部のあいだには隙間が形成され、該隙間から火や煙が漏れてしまうため、これらシートシャッターとは別に、これらシートシャッターのあいだに、隣接するシート体の側縁部に重合する左右幅を有した補助シート体を備えた補助シートシャッターを設け、該補助シート体をシート体に同期させて閉鎖させる構成とし、かつ、該閉鎖時に、シート体側縁部と補助シートとの対面部に設けた面ファスナにより、これらの重合状態が保持されるように構成し、シート体同士のあいだに隙間が形成されないようにしたものが提唱されている。しかるに、このものでは、高温になった場合に、樹脂製の面ファスナが溶融してシート体同士を重合する機能が失われ、シート体側縁部間に隙間が形成されてしまうという問題がある。 In general, fire-proof sheet shutters that are installed at the opening of a building or at the entrance to a compartment in the building are sheets that are made of a fire-resistant (flame-proof) sheet material at the opening and entrance when a fire occurs. Closes the body (corresponding to the main sheet body) to form a fire prevention compartment, and prevents high-temperature air and smoke due to fire from flowing between other compartments. When the portion has a large opening, there is a configuration in which a sheet shutter including a plurality of sheet bodies divided so as to correspond to the right and left width of the large opening is closed in a state in which these sheet bodies are synchronized. In this case, a gap is formed between the side edge portions of adjacent sheet bodies, and fire and smoke leak from the gap, so that these adjacent sheet shutters are adjacent to each other. An auxiliary sheet shutter provided with an auxiliary sheet body having a lateral width that overlaps at a side edge portion of the sheet body is provided, the auxiliary sheet body is configured to be closed in synchronization with the sheet body, and at the time of closing, the sheet It has been proposed that these superposition states are maintained by a hook-and-loop fastener provided at the facing portion between the body side edge and the auxiliary sheet so that no gap is formed between the sheet bodies. However, in this case, when the temperature becomes high, the resin surface fastener melts and the function of polymerizing the sheet bodies is lost, and there is a problem that a gap is formed between the side edges of the sheet bodies.
この改善策として、主シート体側縁部と補助シート体との対面部間に、面ファスナの他に、補助シート体側にロックピンを、主シート体側にロックピンが嵌入するロック孔が複数形成された受けプレートを、それぞれ上下方向複数箇所において設け、両シート体同士を同期させて閉鎖する過程で、面ファスナの接着とともに、ロックピンを受けプレートのロック孔に嵌入させるよう構成し、所定の高温になった場合では、ロックピンが変形してロック孔に係止し、シート体同士の重合状態を保持するように構成することが提唱される。
ところで、前記従来のものにおいて、受けプレートとロックピンとはそれぞれ金属製で形成されており、特に受けプレートは、ロックピンに比べて上下方向にも大きく形成されている。このような金属製部材が設けられたシート体を誘導ローラで誘導する場合に、従来のもののように、均一な外径を有した誘導ローラを用いると、金属製の受けプレートやロックピンが配される部位は、他のシート部位とは異なり誘導ローラの外径に沿って変形することがないため、これら金属製部材および該金属性部材周縁部のシート材に大きな負荷が掛かった状態で誘導されることになる。このため、金属製部材自体の変形や破損の惧れがあるばかりでなく、シート体の伸びや破れが発生する惧れがあって問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。 By the way, in the above-mentioned conventional one, the receiving plate and the lock pin are each made of metal, and in particular, the receiving plate is larger in the vertical direction than the lock pin. When a sheet body provided with such a metal member is guided by a guide roller, if a guide roller having a uniform outer diameter is used as in the conventional case, a metal receiving plate and a lock pin are arranged. Unlike other sheet parts, the part to be applied is not deformed along the outer diameter of the guide roller. Therefore, the metal member and the sheet material around the metallic member are guided in a state where a large load is applied. Will be. For this reason, there is a problem that not only the metal member itself may be deformed or damaged, but also the sheet member may be stretched or torn, and there is a problem to be solved by the present invention.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、左右方向複数の主シート体と、主シート体の隣接側縁部同士に一方のシート面から重合する補助シート体とにより開口部を閉鎖する防火シートシャッターにおいて、開口部の上方に、各シート体を巻装するそれぞれの巻き取りシャフトと、各シート体を各巻き取りシャフトと開口部とのあいだにおいて誘導する誘導ローラとを設け、両シート体を、開口部では重合するが、巻き取りシャフトにはそれぞれ別個に巻装するよう構成するとともに、これらシート体の対向面間に、シート体同士を係止するロック手段を設けるにあたり、前記誘導ローラの少なくとも一方のロック手段対向部位に小径部を形成し、ロック手段配設部位の両側を誘導するように構成したものである。
請求項2の発明は、請求項1において、ロック手段は、ロックピンと、該ロックピンが嵌入するロック孔が開設された受けプレートとで構成されているものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の何れか一項において、主シート体と補助シート体とのあいだには、互いに当接することで一体化する面ファスナが設けられるものとし、少なくとも一方の誘導ローラは、面ファスナ部位を誘導するように構成されているものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項において、受けプレートは主シート体に、ロックピンは補助シート体に設けられるものとし、主シート体は主巻き取りシャフトから第一誘導ローラを経由して開口部に至り、補助シート体は補助巻き取りシャフトから第二、第三誘導ローラを経由して開口部に至るように構成されているものである。
請求項5の発明は、請求項4において、第二、第三誘導ローラは、第一誘導ローラの上下に位置してそれぞれ配されるものとし、補助シート体の面ファスナ配設部位を誘導するように構成されているものである。
The present invention has been created in view of the above-described circumstances in order to solve these problems, and the invention of
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the locking means comprises a lock pin and a receiving plate having a lock hole into which the lock pin is inserted.
According to a third aspect of the present invention, in any one of the first and second aspects, between the main sheet body and the auxiliary sheet body, a surface fastener integrated by abutting each other is provided, and at least one of them is provided. This guide roller is configured to guide the surface fastener portion.
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects, the receiving plate is provided on the main sheet body, the lock pin is provided on the auxiliary sheet body, and the main sheet body is first from the main winding shaft. The auxiliary sheet body is configured to reach the opening portion via the guide roller, and the auxiliary sheet member extends from the auxiliary winding shaft to the opening portion via the second and third guide rollers.
According to a fifth aspect of the present invention, in the fourth aspect, the second and third guide rollers are disposed above and below the first guide roller, respectively, and guide the surface fastener disposition portion of the auxiliary sheet member. It is comprised as follows.
請求項1、2の発明とすることにより、ロックピンのロック孔への嵌入が確実になるとともに、これらの部材の保護を図ることができる。
請求項3の発明とすることにより、主シート体と補助シート体との面ファスナによる一体化を確実に行うことができる。
請求項4の発明とすることにより、装置の軽量、コンパクト化を図ることができる。
請求項5の発明とすることにより、主、補助シート体の重合状態の保持が確実になされて、信頼性の高い防火シートシャッターとすることができる。
According to the first and second aspects of the present invention, the lock pin can be surely fitted into the lock hole, and these members can be protected.
By setting it as invention of
According to the invention of
According to the invention of claim 5, the polymerization state of the main and auxiliary sheet bodies can be reliably maintained, and a highly reliable fireproof sheet shutter can be obtained.
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は大開口に設けられた防火シートシャッターであって、該防火シートシャッター1は、耐火性(遮炎性)のシート材からなる複数の主シート体2を備えて構成されており、これら各主シート体2は、上端縁部が大開口の上部躯体に配される複数の主巻き取りシャフト3にそれぞれ連結され、該主巻き取りシャフト3が正逆回転することに基づいて、主シート体2が巻き取りシャフト3に巻き取られ大開口を開放する開放姿勢から、巻き取りシャフト3から巻き出されて大開口を閉鎖する閉鎖姿勢とのあいだを開閉作動するように設定されている。このとき、大開口の左右端部に位置する主シート体2は、躯体側の側縁部が躯体に沿って立設されたガイドレール4の移動案内を受けるように構成されている。
尚、主巻き取りシャフト3は、躯体上方に配された電動開閉機3aの正逆駆動に伴い開閉駆動をするように設定されるものであり、主シート体2のシート面に対し、前後方向一方(図1において後方)に変位して配されている。
そして、隣接する主シート体2同士の近接(隣接)する左右の側縁部2aには、前後方向一方の面(前面)において、上下方向に長い面ファスナを構成する一方の面ファスナ部材5aの二本が、左右方向所定の間隙を存し縫製等の固定手段により固着されている。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the drawings,
The
And in the
一方、6は隣接する主シート体2のあいだに配され、隣接する主シート体側縁部2aの両者に対面する左右幅を存して形成された補助シート体6であって、該補助シート体6は、主シート体2と同様に耐火性(遮炎性)のシート材を用いて形成されており、補助シート体6の下端部は、主シート体2の下端部に配される座板2bに一体的に連結され、上端縁部は、大開口の上部躯体に配される複数の補助巻き取りシャフト7にそれぞれ連結されている。尚、左右方向複数設けられる主シート体2と補助シート体6とは、全てのものが左右方向に長い座板2bに連結されている。
そして、前記補助巻き取りシャフト7は、巻き取り方向に付勢されたバランスバネ7aが内装されており、補助シート体6は、主シート体2の閉鎖作動では座板2bに引っ張られる状態となり、補助巻き取りシャフト7のバランスバネ7aに抗して巻き取りシャフト7から巻き出され、主シート体2の開放作動では、補助巻き取りシャフト7のバランスバネ7aの付勢力を受けて補助巻き取りシャフト7に巻き取られ、もって、主シート体2と同期した開閉作動をするように構成されている。
また、補助シート体6の前後方向他方の面(後面)であって、主シート体側縁部2aとの対向面である左右部位には、各シート体側縁部2aに配されたそれぞれ二本の面ファスナ部材5aに押圧状に当接することで一体化(接着)する各二本の面ファスナ部材5bが縫製等の固定手段により固着されている。
On the other hand, 6 is an
The
Moreover, it is the other surface (rear surface) of the
ここで、補助巻き取りシャフト7は、両シート体2、6による閉鎖位置(シート面位置)に対して前方に変位して設けられており、前述したように、主巻き取りシャフト3とは、前記閉鎖位置を基準として前後方向反対側に設けられている。そして、これら主、補助巻き取りシャフト3、7は、ともに大開口の上部躯体に配されたケース体8に収容されており、各巻取りシャフト3、7から繰り出されたそれぞれのシート体2、6は、ケース体8の下方に形成されたシート繰り出し口8aから繰り出されることになるが、隣接する主巻取りシャフト3の側縁部同士とシート繰り出し口8aとのあいだには主シート体2の隣接する左右の側縁部2a同士をともに誘導する第一誘導ローラ9が設けられ、そして、補助巻き取りシャフト7とシート繰り出し口8aとのあいだには、補助シート体6を誘導する第二、第三誘導ローラ10、11が、前記第一誘導ローラ9の上下に位置する状態でそれぞれ設けられているが、これら第一、第二、第三誘導ローラ9、10、11の構成、配設状態や機能については後述する。
Here, the
さらに、主シート体側縁部2aと補助シート体6との対向部間(対向面間)であって、二本の面ファスナ部材5a、5bの左右方向中間部には、所定の高温に達することで両シート間の重合状態を保持するためのロック手段が設けられている。そして、前記ロック手段は、主シート体2側に設けられる上下方向複数の受けプレートユニット12と、該受けプレートユニット12に対向する部位に位置して補助シート体6側に設けられる上下方向複数のロックピンユニット13とを備えて構成されている。
Furthermore, between the opposing parts (between opposing surfaces) of the main sheet
前記受けプレートユニット12は、主シート体2の後面側からあてがわれる第一固定プレート14と表面側からあてがわれる第二固定プレート15とを備えて構成されている。前記第一固定プレート14は、前面側に突出形成された爪部14aを主シート体2の前面側に貫通せしめ、該爪部14aを、前記第二固定プレート15の両側部に開設された支持孔15aに挿通させ、該挿通先端部をカシメ付けることで、第一、第二固定プレート14、15が主シート体2に対して一体的に固定されている。尚、第二固定プレート15には、前方に切り起こされた切り起し先端部を上方に向けて折曲した係止片部15bが左右方向に三個形成されており、左右に位置する係止片部15bには螺子溝15cが刻設されている。
The
一方、16は位置調整プレートであって、該位置調整プレート16のプレート面16aには、前記第二固定プレート15の係止片部15bに係止するための複数の係止孔16bが、左右方向に五列、上下方向に三段にわたる都合15個のものが形成され、該プレート面16aの左右両側にそれぞれ保持片部16dが形成されている。そして、前記係止孔16bのうち、左右方向に並ぶ任意の三つの係止孔16bの上片部を、第二固定プレート15の三つの係止片部15bに吊持状に係止させることで、位置調整プレート16は、第二固定プレート15に対し左右方向および上下方向の位置調整がなされた状態で係止させることができるように設定されている。尚、位置調整プレート16の第二固定プレート15への固定は、位置調整プレート16のプレート面16aの前方に積層する係止片部15bの螺子溝15cに螺子15dを螺合し、該螺子15dの螺合先端部を、位置調整プレート16の各係止孔16bの上部に形成された小径孔16cに貫通させることで、位置調整プレート16の上下方向、および、左右方向の抜け止めがなされた状態での固定ができるように設定されている。
そして、位置調整プレート16の左右の保持片部16dには、上下一対の支持柱16eが前方に突出する状態で一体的に設けられている。
On the other hand, 16 is a position adjusting plate, and a plurality of
The left and right holding
17は、位置調整プレート保持片部16dに設けられた支持柱16eを介して位置調整プレート16に連結される本発明の受けプレートであって、該受けプレート17のプレート面17aには、網目状にカットすることで上下方向、左右方向に複数のロック孔17bが形成され、ここに、ロックピンユニット13のピン本体13aが嵌入するように設定されている。さらに、プレート面17aの四周には、前後方向を向く側片部17cが延設されており、これら側片部17cのうち、左右の側片部17cに、左右方向外方に延出する取り付け片部17dが延設されている。ここで、取り付け片部17dの面位置は、プレート面17aの面位置よりも後方に変位して形成されているが、取り付け片部17dとプレート面17aとのあいだの側片部17cの前後方向長さは、前記ロックピンユニット13に設けられるピン本体13aの突出長さよりも僅かに長く設定されていて、主シート体2と補助シート体6とが当接して重合状に閉鎖され、ピン本体13aがロック孔17bに嵌入したとき、ピン本体13aの先端が位置調整プレート16のプレート面16aに達しないように設定されている。
さらに、前記取り付け片部17dには、位置調整プレート16の四つの支持柱16eをそれぞれ移動自在に貫通する四個の長孔17eがそれぞれ上下方向に二個づつ形成されているが、これら長孔17eは、支持柱16eを、上下方向および左右方向に所定のストロークで移動可能とする大きさに設定されており、受けプレート17は、位置調整プレート16に対し前記長孔17e内における支持柱16eの移動ストローク分(移動範囲)だけの移動ができるように構成されている。そして、各支持柱16eの受けプレート長孔17eを貫通した先端部にはストッパ部材16fが一体的に設けられ、位置調整プレート支持柱16eが受けプレート17の長孔17eから抜け出してしまうことがないように構成されている。
Further, the mounting
18は、位置調整プレート16と受けプレート17とのあいだに介装される位置調整バネであって、該位置調整バネ18は、線状(ワイヤ状)のバネ鋼材を略L字形に折曲して形成されており、左右一対の腕片18aと、両腕片18aのあいだの折曲部となる取り付け部18bとで構成されている。そして、位置調整バネ18の取り付け部18bを、受けプレート17の上側片部17cの内側面に突き当てて固定することで位置調整バネ18の受けプレート17への固定がなされており、左右一対の腕片18aは、受けプレート17の左右の側片部17cに開設された貫通孔17fから左右方向外方に延出し、該延出先端部にリング状に折り返し折曲されたリング部18cが形成されており、該リング部18cが、受けプレート17の長孔17eに抜け止め状に貫通している位置調整プレート16の上側に位置する左右の支持柱16eにそれぞれ遊嵌状に外嵌されている。このとき、位置調整バネ18の貫通孔17fから外部に延出する腕部18aは、受けプレート17の貫通孔17f内を上下方向移動自在に遊嵌しており、該外部に延出した腕部18aおよびリング部18cとは、受けプレート取り付け片部17dの前面とストッパ部材16fとのあいだに位置し、受けプレート17(取り付け片部17d)に対して移動自在(摺動自在)となっている。
尚、受けプレートユニット12は、図5(A)に示すように第一、第二固定プレート14、15を主シート体2に固定する一方、図5(B)に示すように位置調整プレート16と受けプレート17とを位置調整バネ18を介装する状態で連結し、この位置調整プレート16と受けプレート17との組み込み部材を、位置調整した状態で第二固定プレート15に組み込むことで装着される構成となっており、位置調整プレート16を第二固定プレート15に抜け止め状に支持するための螺子15dの螺合は、受けプレート17のロック孔17bを介して行うように構成されている。
The receiving
そして、受けプレートユニット12を主シート体2に取り付けた状態における位置調整バネ18の自然状態では、位置調整バネ18には、取り付け部18bを介して受けプレート17の全荷重(自重)が作用するように設定され、具体的には、位置調整プレート16の支持柱16eに吊持される両腕部18aのリング部18cに作用しており、もって、受けプレート17が位置調整バネ18を介して位置調整プレート16に吊持される状態となっている。このとき、腕部18aは、付勢力に抗して上動した状態となっており、この状態における受けプレート17と位置調整プレート16との位置関係は、図3、5(B)に示すように、長孔17eの上下、左右の両方向における略中央に支持柱16eが位置する状態となっている。そして、この状態において、受けプレート17に負荷が作用した場合では、受けプレート17は、位置調整バネ18の腕部18aが弾性変形することに基づいて位置調整プレート16に対して移動(変位)するが、該移動は、長孔17eの孔形状の範囲内において、上下、左右方向を含む位置調整プレート16に沿う二次元面における全方向に移動することができるように設定されている。
In the natural state of the
一方、ロックピンユニット13は、補助シート体6の左右側部であって、二本の面ファスナ部材5bのあいだに、前記受けプレートユニット12の対向部位に位置する状態で上下方向に複数設けられている。前記ロックピンユニット13を構成する折曲プレート体19は、所定の高温になったときに、所定の折曲位置において所定の角度θ(本実施の形態では90度以下)になるように折曲する形状記憶合金製の長尺状(長板状)体により構成されており、前記折曲プレート体19の折曲位置の両端部には、前記ピン本体13aを構成する第一、第二ピン先部20、21の固定片部20a、21aがそれぞれ一体的に固定されている。さらに、第一ピン先部20が取り付けられる側の折曲プレート体19には、前後一対の第一支持プレート22、22aが一体的に固定され、第二ピン先部21が取り付けられる側の折曲プレート体19には前後一対の第二支持プレート23、23aが一体的に固定された状態でロックピンユニット13に構成されている。
そして、これらロックピンユニット13は、補助シート6の前後面にそれぞれ宛てがわれるベース用シート24、24aを介して、補助シート体6に一体的に固着されている。因みに、これらベース用シート体24、24aは、ロックピンユニット13の補助シート体6への取り付け部を覆うために設けられるが、ベース用シート24は、補助シート体6のロックピンユニット13配設部位に位置して上下方向略全長にわたって設けられ、これによって、補助シート体6を補助巻き取りシャフト7に巻装したとき、ピン本体13aの先端から補助シート体6を保護する構成となっている。
On the other hand, a plurality of
These
そして、前記第一、第二ピン先部20、21には、固定片部20a、21a(折曲プレート体19)に対し90度の角度を存して後方(主シート体2側)に突出する第一、第二ピン先本体20b、21b(ピン本体13a)が形成され、これら第一、第二ピン先本体20b、21bは、左右方向に近接して形成されている。そして、第一ピン先本体20bは、前後方向を向く板状体20cの上下端部に反第二ピン先本体21b側に延出する上下片部20dが形成された正面視コ字形状のものに形成されている。一方、第二ピン先本体21bは、第一ピン先本体21bの板状体20cに近接対向する板状体21cと、第一ピン先本体20bの上下片部20dに上下方向外方から近接する上下片部21dを備え、第一ピン先本体20bを外側部から包含する形状に形成されている。さらに、第二ピン先本体21bには、板状体21cの突出先端部に、第一ピン先本体20bの先端面を覆う覆い部21eが突出形成されており、前記上下片部21dとともに第一ピン先部本体20bを外側から包含し、ロック孔17bに嵌入する場合に、第二ピン先部21の覆い部21eからロック孔17bに嵌入することにより、第一、第二ピン先部20、21が一体のピン本体13aとなって嵌入するように設定され、第一、第二ピン先本体20b、21bが分かれて(分岐して)しまうことがないように形成されている。さらに、覆い部21eは山形状に形成されて先端先細形状の頂部21fが突出形成されており、該頂部21fに続く左右の傾斜面21gが、後述するように、ロック孔17bに嵌入するときのガイド面となるように構成されている。
そして、このように構成されたロックピンユニット13は、通常の温度であって、折曲プレート体19が直線形状をしている状態では、図7(A)、(B)に示すように、第二ピン先本体21bが第一ピン先本体20bを包含する一体化された状態となって一つのピン先部13aを構成しているが、所定の高温になって折曲プレート体19が角度θに折曲すると、図7(C)に示すように、第一、第二ピン先本体20b、21bが拡開するように設定されている。
The first and second
And the
このように構成された防火シートシャッター1において、主シート体2と補助シート体6とは、同期する状態で開閉作動して大開口を開閉するが、この場合に、前述したように、主シート体2の隣接する側縁部2a同士は第一誘導ローラ9に誘導され、該主シート体2に同期する補助シート体6は第二、第三誘導ローラ10、11に誘導されるように設定されている。そして、両シート体2、6の開閉作動に際し、主シート体6に設けた受けプレートユニット12は、補助シート体6に設けたロックピンユニット13と対面し、ロック孔17bにピン本体13a(第一、第二ピン先部20、21)が嵌入、抜出するとともに、両シート体2、6に設けられた面ファスナ部材5a、5bとが当接(接着)、離間(剥離)するように設定されている。
In the
前記第一誘導ローラ9は、主巻き取りシャフト3の下方に設けられ、主シート体2の隣接する左右の側縁部2a同士をシート繰り出し口8aとのあいだにおいて誘導するものであり、該第一誘導ローラ9は、図10、12に示すように、左右一対の取り付けブラケット8bに回転自在に支持される回転軸9aを備えて構成されている。前記回転軸9aには、各側縁部2aに配された受けプレートユニット12に対向して小径ローラ部(本発明の小径部に相当する)9bが一体的に外嵌され、その両側に位置して大径ローラ部(本発明の大径部に相当する)9cが一体的に外嵌され、大径ローラ部9cが主シート体2の誘導を行うように構成されている。そして、主巻き取りシャフト3と第一誘導ローラ9とのあいだに延出する主シート体側縁部2aは、座板2bの荷重を受けてこれらのあいだに張設される状態となっており、これによって、受けプレートユニット12が配設される部位については、第一誘導ローラ9とのあいだに空隙部が形成され、第一誘導ローラ9による直接的な誘導を受けることがなく、もって、受けプレートユニット12が第一誘導ローラ9に懸け回されることにより生じる変形や、破損が回避されるように構成されている。
The
因みに、第一誘導ローラ9の小径ローラ部9bは、受けプレートユニット12の左右長さよりも長く、略二倍以上の長さが確保されており、これによって、受けプレートユニット12が第一誘導ローラ小径ローラ部9bを移動するとき、大径ローラ部9cに沿って移動する主シート体2が受けプレートユニット12に対して作用する負荷が小さくなって、受けプレートユニット12の変形防止を一層図ることができるように設定されている。さらには、主シート体2が左右方向に位置ズレしたような場合であっても、受けプレートユニット12が小径ローラ部9bに対向することができて、受けプレートユニット12が大径ローラ部9c側に変位して傷つけてしまうようなことがないようにできる。
また、第一誘導ローラ9は、主シート体2の左右の両側のみを誘導する構成であり、主シート体側縁部2aにおける端縁を含む受けプレートユニット12の両側部位を大径ローラ部9cにより誘導することで、主シート体2の左右の位置ズレが防止され、主巻き取りシャフト3に巻装される主シート体2の巻き崩れの防止を図るように構成されている。
Incidentally, the small-
The
一方、第二、第三誘導ローラ10、11は、前記補助巻き取りシャフト7の後方(主巻き取りシャフト3側)に設けられ、補助シート体6をシート繰り出し口8aとのあいだにおいて誘導するものであり、これら第二、第三誘導ローラ10、11は、補助巻き取りシャフト7とともに支持ブラケット8cに回転自在に支持される回転軸10a、11aを備えて構成されている。これら第二、第三誘導ローラ10、11は、前記第一誘導ローラ9の上下に位置して設けられており、図11、12に示すように、補助シート体6に設けられた面ファスナ部材5bとの対向部位に位置して大径ローラ部(本発明の大径部に相当する)10b、11bが一体的に外嵌され、ロックピンユニット13の取り付け部との対向部位に位置して小径ローラ部(本発明の小径部に相当する)10c、11cが一体的に外嵌され、大径ローラ部10b、11bが、ロックピンユニット13配設部位以外であって、面ファスナ5b配設部位を含む補助シート体6を誘導するように構成されている。そして、補助巻き取りシャフト7から第二誘導ローラ10を経由して第三誘導ローラ11に懸け回されるように延出する補助シート体6は、補助巻き取りシャフト7のバランスバネ7aの付勢力の作用を受けて張設された状態となっており、これによって、ロックピンユニット13が配設される部位については第二、三誘導ローラ10、11とのあいだに空隙部が形成され、第二、第三誘導ローラ10、11による直接的な誘導を受けることがなく、もって、ロックピンユニット13が第二、三誘導ローラ10、11に懸け回されることにより生じる変形や、破損が回避されるように構成されている。
On the other hand, the second and
そして、第二、第三誘導ローラ10、11の大径ローラ部10b、11bは、面ファスナ部材5b配設部位を直接誘導するように構成され、これによって、面ファスナ部材5b配設部位を強く押し出して、主シート体2の面ファスナ部材5aとの接着が確実になされるように構成されている。ここで、第二、第三誘導ローラ10、11の小径ローラ部10c、11cの左右長さは、ロックピンユニット13の左右方向長さの略二倍程度になっているが、ロックピンユニット13の上下方向長さは受けプレートユニット12に比べて短い形状であり、小径ローラ部10c、11cの左右長さが短くても、大径ローラ部10b、11bにより誘導される補助シート体6がロックピンユニット13に作用する負荷は小さく、ロックピンユニット13への影響は小さくなっている。
The large-
さらに、受けプレートユニット12が設けられている主シート体2は、図9に示すように、主巻き取りシャフト3と第一誘導ローラ9とのあいだに懸け回されるが、主巻き取りシャフト3と第一誘導ローラ9とのあいだに誘導される主シート体2の長さは、受けプレート12の上下方向長さよりも長くなるように設定されている。一方、ロックピンユニット13が設けられている補助シート体6は、補助巻き取りシャフト7から繰り出されたものが、主シート体2を誘導する第一誘導ローラ9よりも上方に位置する第二誘導ローラ10と、第三誘導ローラ11とに懸け回されており、第二、第三誘導ローラ10、11とのあいだを誘導される補助シート体6は、直線的な移動軌跡となって開閉作動を行うように設定されている。そして、前記直線状の移動軌跡において、第一誘導ローラ9対向部位から第二誘導ローラ10に誘導される部位までの移動軌跡の長さは、受けプレートユニット12の上下方向長さよりも長くなるように設定されている。これによって、両シート体2、6の移動軌跡は、第一誘導ローラ9近傍部位である両シート体2、6の重合位置の上方に、上側ほど拡開する直線状となるように設定されている。
Further, as shown in FIG. 9, the
また、第一誘導ローラ9と、該第一誘導ローラ9の上方に位置する第二誘導ローラ10とは、前後方向に変位した位置関係となっているが、第一誘導ローラ9と該第一誘導ローラ9の下方の第三誘導ローラ11とは上下方向に僅かに積層し、第一、第三誘導ローラ9、11を誘導される両シート体2、6とがS字形状となる位置関係となっている。
The
このように構成された防火シートシャッター1において、火災が発生し両シート体2、6が閉鎖する場合では、これらシート体2、6同士が次第に近接して、第一誘導ローラ9の近傍部位においてピン本体13aがロック孔17bに嵌入するように設定されている。この場合に、ピン本体13aは第二誘導ローラ10と第一誘導ローラ9とのあいだの直線的な移動軌跡上において、また、受けプレートユニット12ロック孔17bは主巻き取りシャフト3と第一誘導ローラ9との直線的な移動軌跡上において近接し、ピン本体13aについては、略左右方向を向く姿勢を維持した状態で受けプレートユニット12に近接し、ピン本体13aの先端部が円弧を描くような移動軌跡となることがなく、ピン本体13aのロック孔17bへの嵌入作動が円滑になるように構成されている。
In the
そして、このとき、受けプレートユニット12およびロックピンユニット13と、小径ローラ部9b、10c、11cとのあいだにはそれぞれ空隙部が形成されており、これら各ユニット12、13が対応する(懸回されている)誘導ローラ9、10、11の回転軸9a、10a、11a側への変位が自在となっている。これによって、ピン本体13aの先端がロック孔17bから逸れてロック孔17b孔縁に当接したような場合に、前記空隙部がそれぞれのユニット12、13の逃げペースとなって退避することができ、これによって、両ユニット12、13の保護が図れるように構成されている。
また、両シート体2、6の閉鎖作動の過程で、第一誘導ローラ9近傍部位で一体化した両シート体2、6同士は、S字状の移動軌跡となる状態で第三誘導ローラ11に誘導されることにより、互いに押し付けられるようにしてシート繰り出し口8a側に誘導され、面ファスナ部材5a、5b同士の接着(一体化)が確実になり、これによって、主、補助シート体2、6同士が隙間のない重合状態で大開口を閉鎖することができるように設定されている。
At this time, gap portions are formed between the receiving
Further, in the process of closing the both
これに対し、両シート体2、6を同期して開放させる場合では、第一誘導ローラ9から第三誘導ローラ11に誘導される過程で面ファスナ部材5a、5b同士の接着が離間(剥離)するとともに、ピン本体13aのロック孔17bからの抜出がなされるが、この場合でも、ピン本体13aは略水平方向を向いた姿勢を維持することになって、ロック孔17bから離間するように抜出することができ、ピン本体13aが回転するような動きをしてロック孔17bの孔縁に引っ掛かったりするような不具合がなく、円滑な抜出作動ができるように設定されている。そして、この場合に、ピン本体13aがロック孔17bの孔縁に引っ掛かったようなときに、受けプレートユニット12あるいはロックピンユニット13が前記逃げスペースに基づいて適宜自由に変位することができて、円滑、かつ、無理なくピン本体13aのロック孔17bからの抜出がなされ、これによって、両ユニット12、13の保護が図れるように構成されている。
尚、このようにピン本体13aが嵌入、抜出作動をする場合に、受けプレートユニット12は、固定プレート14取り付け側の面が第一誘導ローラ9に懸け回され、ロック孔17b形成面が凸状の円弧を描く状態で主巻き取りシャフト3に誘導されるので、ピン本体13aの嵌入、抜出作動が促進されて、一層円滑となるように設定されている。
On the other hand, when both the
When the pin
さらに本実施の形態のものでは、前述したように、受けプレートユニット12の受けプレート17が、位置調整プレート16(第一、第二固定プレート14、15)に対して上下方向、左右方向を含む、プレート面に沿う二次元方向の移動が自在に構成されている。これによって、ピン本体13aの嵌入作動時において先端(第一、第二ピン先部20、21の先端部となる覆い部21e)が、受けプレート17のロック孔17b同士のあいだのプレート面(孔縁)17aに当接してしまったような場合や、抜出作動時においてピン本体13aがロック孔17bの孔縁に引っ掛かったような場合であっても、覆い部21eが受けプレート17を押圧することに伴い受けプレート17が適宜移動して嵌入、抜出作動が一層円滑になるように設定されている。さらに、覆い部21eには、頂部21fの左右に傾斜面21gが形成されているため、これら傾斜面21gがロック孔17bへの嵌入をガイド、促進するようになり、これによって、第一、第二ピン先部20、21のロック孔17bへの嵌入が一層確実、かつ、円滑になされるように構成されている。
そして、この状態において、火災による熱で所定の高温となった場合では、折曲プレート19が角度θを存するように折曲することにより、ロック孔17bに嵌入している第一、第二ピン先本体20b、21bが拡開してロック孔17bに係止し、これによって、ロック孔17bからの抜け止めをして、主シート体2と補助シート体6との一体化が保持されて、隙間が形成されないように構成されている。
Further, in the present embodiment, as described above, the receiving
And in this state, when it becomes predetermined high temperature with the heat | fever by a fire, the bending
尚、主シート体2の上端縁部は主巻き取りシャフト3にそれぞれ連結されることになるが、主シート体2の上縁部は袋状に形成され、該袋状部に連結具25が収納されている。前記連結具25は、主巻き取りシャフト3の外周面に沿う円弧形状に形成された金属性板材で左右方向に長尺状に形成されており、図13に示すように、周回り方向三箇所に左右一対の連結凹孔25a、25b、25cが形成されている。そして、連結具25を覆う主シート体上縁部には、前記各連結凹孔25a、25b、25cに連通する貫通孔が開設されており、これら周回り方向に異なる三箇所の連結凹孔25a、25b、25cのうち、何れか一箇所の連結凹孔25aまたは25bまたは25cを用いて、主シート体2が主巻き取りシャフト3に連結されるように設定されている。これによって、巻き取りシャフト3に対する連結具25の連結位置に基づいて主シート体2の上下方向長さが決定され、もって、個々の主シート体2をそれぞれ個別に長さ調整することができるように構成されている。
The upper edge portion of the
さらに、主シート体2の側縁部2aには、対向する補助シート体6の側縁部を主シート体2とのあいだに挟み込むように折り曲げて、補助シート体6と主シート体2とのあいだに隙間が形成されないようにするための塞ぎ装置26が設けられている。
前記塞ぎ装置26を構成する塞ぎシート体26aは、前記主、補助シート体2、6と同様に耐火性シート材を用いて長尺状に形成され、一側縁部が、主シート体側縁部2aの内側に配された面ファスナ部材5aの内側部位の上下方向全域にわたり、縫製等の一体化手段により取り付けられている。そして、塞ぎシート体26aには、所定の高温に達することで平板状から所定の折曲位置において折曲するよう構成された変形用プレート26bを備えた変形用プレートユニット26cの複数が、上下方向に所定間隙を存し、ベースプレート26dを介する状態で固定されている。そして、塞ぎ装置26の塞ぎシート体26aは、図14(C)に示すように、所定の高温になることで変形用プレート26bの折曲に追随して折曲し、補助シート体6の側縁部を主シート体2とのあいだに挟み込む塞ぎ姿勢に変姿するように設定され、これによって、これらのあいだに隙間が形成されないように構成されている。
Further, the
The
叙述の如く構成された本形態において、防火シートシャッター1は、火災時に、それぞれ複数の主、補助シート体2、6とが同期した状態で、それぞれの主、補助巻き取りシャフト3、7から巻き出されて、大開口を閉鎖する。このとき、隣接する主シート体側縁部2aと、これに対向する補助シート体6との対向面間は、面ファスナ5a、5bによる一体化(接着)と、ロック手段(受けプレートユニット12とロックピンユニット13)による一体化(第一、第二ピン先部20、21のロック孔17bへの嵌入)がなされた状態で閉鎖され、隣接する主シート体2のあいだに隙間が形成されてしまうようなことがない。しかも、高温になって面ファスナ部材5a、5bによる接着が機能しなくなったようなときでは、ロック孔17bに嵌入しているロックピンユニット13の一体化したピン本体13aである第一、第二ピン先本体20b、21bが拡開し、ロック孔17bに係止することで抜け止めがなされ、主シート体2と補助シート体6との重合が保持され、これらのあいだに隙間が形成されることがない。
そして、このものにおいて、主、補助シート体2、6とは第一、第二、第三誘導ローラ9、10、11により誘導されて両シート体2、6が重合、剥離することになるが、この場合に、各誘導ローラ9、10、11には、それぞれ受けプレートユニット12またはロックピンユニット13(ロック手段)配設部位に対向する部位が小径ローラ部9b、10c、11cとなっていて、各ユニット12、13が直接誘導ローラ9、10、11に誘導されることがなく、各ユニット12、13の両側部のシート体2、6が誘導されている。これによって、各ユニット12、13が各シート体2、6の移動に対し確実に追随するものでありながら、各ユニット12、13が誘導ローラ9、10、11に沿って変形してしまったり、シート体2、6が引っ張られて破損してしまうようなことがなく、部材の保護を図ることができる。
しかも、各ユニット12、13と各誘導ローラ9、10、11とのあいだには逃げスペースとなる空隙部が形成されるので、ピン本体13aがロック孔17bの孔縁に当接してしまったような場合に、該当接による負荷を各ユニット12、13の少なくとも一方が逃げスペースにおいて変位することによって吸収でき、両ユニット12、13や両シート体2、6の一層の保護を図ることができる。
In the present embodiment configured as described, the
In this case, the main and
In addition, since a gap portion serving as a clearance space is formed between each of the
しかも、このものでは、補助シート体6を誘導する第二、第三ローラ10、11が面ファスナ部材5b配設部位を誘導するので、面ファスナ部材5a、5b同士の一体化が確実になって、主、補助シート体2、6による大開口の閉鎖を確実なものとできて、信頼性の高い防火シートシャッター1とすることができる。
In addition, in this case, since the second and
そして、このものでは、受けプレートユニット12を主シート体2に設け、ロックピンユニット13を補助シート体6に設ける構成としたので、左右幅の狭い補助シート体6側の巻き取りシャフト7の巻径を小さく設定することができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
And in this thing, since it was set as the structure which provided the receiving
また、このものでは、第一誘導ローラ9の下方に位置して第三誘導ローラ11が設けられ、これらのあいだを両シート体2、6が誘導される構成となっているので、両シート体2、6の対向間に配された面ファスナ部材5a、5b同士の一体化がさらに促進されて、主、補助シート体2、6の重合状態の保持が確実になされて、信頼性の高い防火シートシャッター1とすることができる。
Further, in this configuration, the
1 防火シートシャッター
2 主シート体
3 主巻き取りシャフト
6 補助シート体
7 補助巻き取りシャフト
9 第一誘導ローラ
12 受けプレートユニット
13 ロックピンユニット
14 第一固定プレート
16 位置調整プレート
17 受けプレート
18 位置調整バネ
19 折曲プレート体
20 第一ピン先部
DESCRIPTION OF
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005150865A JP4712441B2 (en) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | Fireproof sheet shutter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005150865A JP4712441B2 (en) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | Fireproof sheet shutter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006328693A true JP2006328693A (en) | 2006-12-07 |
JP4712441B2 JP4712441B2 (en) | 2011-06-29 |
Family
ID=37550659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005150865A Active JP4712441B2 (en) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | Fireproof sheet shutter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4712441B2 (en) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000038884A (en) * | 1998-07-21 | 2000-02-08 | Nichias Corp | Winding structure for shutter curtain |
JP2001193370A (en) * | 1999-10-28 | 2001-07-17 | Ohbayashi Corp | Screen device for fire partition |
JP2002147142A (en) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Sanwa Shutter Corp | Closing sheet structure of fireproof sheet shutter |
JP2005066106A (en) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Unitika Plant Engineering Co Ltd | Screen shutter apparatus for fire protection zone |
-
2005
- 2005-05-24 JP JP2005150865A patent/JP4712441B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000038884A (en) * | 1998-07-21 | 2000-02-08 | Nichias Corp | Winding structure for shutter curtain |
JP2001193370A (en) * | 1999-10-28 | 2001-07-17 | Ohbayashi Corp | Screen device for fire partition |
JP2002147142A (en) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Sanwa Shutter Corp | Closing sheet structure of fireproof sheet shutter |
JP2005066106A (en) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Unitika Plant Engineering Co Ltd | Screen shutter apparatus for fire protection zone |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4712441B2 (en) | 2011-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006213200A (en) | Buckle device | |
WO2014013964A1 (en) | Arm power supply device | |
JP2008061722A (en) | Screen shutter apparatus for fire protection zone | |
JP5053005B2 (en) | Protector base structure for power supply | |
JP2013060114A (en) | Tongue for seat belt device and the seat belt device | |
JP4712441B2 (en) | Fireproof sheet shutter | |
JP4888958B2 (en) | Retainer | |
JP2013151250A (en) | Wire harness routing device for sliding door | |
JP4712442B2 (en) | Sheet shutter | |
JP4791080B2 (en) | Fireproof sheet shutter | |
JP2006328692A (en) | Fireproof sheet shutter | |
JP2006127447A (en) | Alarm | |
JP3743976B2 (en) | Fire protection sheet shutter closing sheet structure | |
JP6570847B2 (en) | Shutter fire prevention structure | |
JP2007181333A (en) | Power feeding device for slide structure | |
JP5604082B2 (en) | Shutter device | |
JP6128864B2 (en) | Winding drum pull-out prevention device in an existing architectural shutter device | |
JP5436274B2 (en) | Overhead door | |
JP4576202B2 (en) | Roll screen joint structure | |
JP6901838B2 (en) | Fireproof structure | |
JP4593407B2 (en) | Cover unit and cover mounting structure | |
JP2007146382A (en) | Opening/closing device | |
JP4169765B2 (en) | Fireproof smoke shield | |
JP2936478B1 (en) | Seat shutter device | |
JP2004257071A (en) | Opening/closing device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20071112 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080430 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110317 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4712441 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |