JP2006325897A - ドライバートレーニングマシン - Google Patents

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一夫 山城
Shinobu Yamashiro
しのぶ 山城
Keita Yamashiro
圭太 山城
Hiromi Yamashiro
太海 山城
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Abstract

【課題】 本発明は、ティー上に固定されたゴルフボールをドライバーで打ち抜いた後に、ゴルフボールが元の位置に復帰することを可能とするドライバートレーニングマシンを提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、基板2上に前後方向に沿って架設されるスライド支承パイプ4に外挿されることで前後方向へスライド可能とされるスライド部5と、このスライド部5上にティー部7を介して固着される練習用ゴルフボール8と、前記スライド部5を元の位置に復帰させる復帰用弾性体15から構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドライバートレーニングマシンに関する。詳しくはゴルフ練習場以外の場所においてゴルフボールを実際にドライバーで打球することができるドライバートレーニングマシンに係るものである。
従来よりドライバーショットの練習として、一端が地面などに固定された紐の他端をゴルフボールに着け、ゴルフクラブのドライバーで打球練習するものが知られている。
この練習方法ではゴルフボールは紐によって飛ばずにすむが、打球する都度、ゴルフボールを拾い上げてティー上にセットしなければならず、これを繰り返すことは非常に煩雑となる問題がある。
そこで単にゴルフボールを繰返し打球することができるものとして例えば、図6に示すようなゴルフ練習具がある。このゴルフ練習具101は、打点部102にヘッド103が衝突すると、ピストン104が衝撃緩和シリンダ105内の圧縮空気が圧縮される。その結果、ヘッド106の運動エネルギーが緩和され、ヘッド106に対して作用する抵抗力が大きくなる。このとき、使用者はインパクト直後の打点部102の押し込み抵抗を、容易に両手で感じることができる。その後、ヘッド103は直線的に移動する打点部102から徐々に離れて振り抜ける構成とされる(特許文献1参照。)。
特開2004−33559号公報(要約書、第1図)
前記ゴルフ練習具は、打点部がピストンロッドの先端部に固定され、シリンダ内部にインパクト時の衝撃力を緩和させる緩衝用流体が充填された衝撃緩和シリンダを備えるものである。したがってインパクト直後のクラブヘッドによる適度な打点部の押し込みが行われた後、ヘッドの円運動に合わせてコイルばねがその方向に湾曲し、円滑にヘッドを振り抜くことができるものである。
しかしながら打点部にヘッドが衝突する場合には、ピストンロッドとコイルばねとが一直線上となるようにクラブを操作しないと打点部の押し込みが行われる前にコイルばねが湾曲する恐れがある。
また、ドライバーショットの練習の基本はティーに載せたゴルフボールをより遠くに飛ばすように打ち抜くものであり、できるだけゴルフボールのみを打つ抜ける状態とすることが好ましく、それに対して前記ゴルフ練習具の場合では打撃部を水平方向へ押し込めるスイング、すなわちゴルフ練習具に合わせたスイングが身につき、実践でのゴルフスイングとズレが生じる恐れがある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、ティー上に固定されたゴルフボールをドライバーで打ち抜いた後に、ゴルフボールが元の位置に復帰することを可能とするドライバートレーニングマシンを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るドライバートレーニングマシンは、基板上に、前後方向へスライド可能とされるスライド部と、前記スライド部上にティー部を介して固着される練習用ゴルフボールと、前記練習用ゴルフボールの打撃の際に元の位置に復帰させる復帰用弾性体を備える。
ここで、ドライバーによるゴルフクラブのスイングを練習する場合に、スライド部上にティー部を介して固着される練習用ゴルフボールを打撃することによってスライド部は前方へスライドすると同時に、コイルバネなどから形成される復帰用弾性体によって元の位置に戻されることで練習者は動くことなく定位置で練習を繰り返すことが可能となる。
また、前記スライド部が基板の前後方向に沿って架設されるスライド支承パイプに外挿されることで前後方向へスライド可能とし、かつ前記スライド支承パイプの少なくとも前後部の一方にスライド部の衝突力を吸収する圧縮バネなどから形成される緩衝体を配置することにより、スライド部に生じる衝撃力を吸収し、破損を防ぐことを可能とするものである。
以上述べてきたように本発明のドライバートレーニングマシンでは、ゴルフボールを打ち抜いた場合に、ボールは前方にスライドするがバネの弾性力によって元の位置に復帰することでドライバーを持った状態で繰返し練習を行うことができる。
また、ゴルフボールのスライド基盤の前後部に、緩衝ばねを配置することにより、ゴルフボールがスライドして前、後部への衝突による衝撃を緩和し、ドライバートレーニングマシンの破損を防止する効果を奏する。
また、本発明のドライバートレーニングマシンは庭や公園などドライバーをスイングする空間あれば携帯して練習することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したドライバートレーニングマシンの一例を示す平面図、図2は、図1における内部機構を示す底面説明図、図3は、図1における内部機構を示す側面説明図である。
ここで示すマシン本体1は、耐強性を有する所定長さとした基板2の前後端に支持側板3、3が立設固定される。そしてこれらの支持側板3、3間に、一定間隔を設けてスライド支承パイプ4、4が渡設される。
次に、前記スライド支承パイプ4、4と間に、このスライド支承パイプ4の長手方向に沿ってスライド自在とするスライド部5を設ける。
ここで、前記スライド部5は図4に示すように、その両側端にスライド支承パイプ4に外挿されるスライド用ソケット部6が設けられる、さらにスライド板部5の中央にはティー部7が立設され、このティー部7の上端に練習用ゴルフボール8が固着される。
これによりスライド部5に設けられるティー部7の上端の練習用ゴルフボール8はスライド支承パイプ4の前後方向へスライド自在な機構となる。また、スライド部5に対して直角状に安定板部9が下方に折曲形成される。
前記安定板部9の左右部分には、ワイヤー挿通穴10が穿孔され、このワイヤー挿通穴10に挿通されるワイヤー11の両端は、前記基板2の前後端に支持側板3、3にそれぞれ連結される。このワイヤー11を設けることによって練習用ゴルフボール8がドライバーのクラブによって打撃されたときにスライド部5が浮き上がろうとする力を抑制することでスライド部5にかかる負荷を軽減させることが可能となる。
次に、前記スライド支承パイプ4の前部にはスライド板部5のスライド用ソケット部6を受け止めるためのソケット12が装着される圧縮バネより形成される緩衝体13が外挿される。また、前記スライド支承パイプ4の後部には、前記基板2の後端の支持側板3より前方方向へ一定間隔を設けて緩衝用コイルバネ固定板14が基板2上に立設される。
そして前記緩衝用コイルバネ固定板14に、その基端が係止される緩衝体13Aがスライド支承パイプ4に外挿される。したがって前記スライド支承パイプ4の前後部に外挿される緩衝体13および緩衝体13Aによってドライバーショットの練習の際に、スライド部5が前方向へスライドして前記基板2の前端の支持側板3への衝突時における衝撃を緩和し、かつその反動によってスライド部5が後方にスライドして前記緩衝用コイルバネ固定板14への衝突時における衝撃を緩和する。
ここで、前記スライド部5の安定板部9と基板2の後端の支持側板3との間にコイルバネより形成される復帰用弾性体15が連結される。この緩衝体13の付勢力によってスライド部5は緩衝体13のソケット12に押圧した状態で係留する。
そして前記基板2上には、前記スライド部5に立設されるティー部7の前後移動方向に沿って開口部16が開設されるケース部17を締結ネジ18によって取り付けることによってスライド支承パイプ4やスライド部5などを覆う構成とする。
また、基板はドライバーによる打撃の際に安定感があり、さらに損壊しないように厚みのある鋼板などによって強耐性、かつ重量性を有するものにより形成することが望ましい。
なお、緩衝体および復帰用弾性体は必ずしもコイルバネ体である必要性はなく、弾性ゴム体を使用するものであっても構わない。
また、復帰用弾性体は適宜手段によって引張力の調整が自在に行える機構とすることにより練習者のインパクト力に応じての練習が可能となる。
また、ティー部は硬質ゴムなどによって形成することでドライバーのインパクト時における打撃によって破損するのを防止できる構成とすることが望ましい。さらにティー部とスライド板部との取り付け、あるいはティー部と練習用ゴルフボールとの取り付けは、ティー部または練習用ゴルフボールの損耗が激しいためにネジなどによって取替え自在な構成とすることが望ましい。
以上の構成よりなる本発明のドライバートレーニングマシンでは、図5(イ)(ロ)(ハ)に示すように、スイングしたドライバーAのヘッドBがティー部7上端に固着される練習用ゴルフボール8に衝突すると、ティー部7に固着されるスライド部5が復帰用弾性体15の付勢力に抗しながらスライド支承パイプ4の前部側へスライドする。
そして図5(ロ)で示すように、スライド部5がスライド支承パイプ4の前部に設けられる緩衝体13に衝突した場合には、緩衝体13の弾性力によって衝撃力が吸収される。
ここで、図5(ハ)で示すように、衝撃力が吸収されたスライド部5は緩衝体13が伸びることにより生じる付勢力によってスライド支承パイプ4の後部側へ引き戻され、緩衝体13Aに衝突することにより衝撃力が吸収される。
このようにしてドライバーによるゴルフボールの練習打ちが従来のようにスイングするごとにゴルフボールをティー上にセットすることなく、ゴルフ練習場と同じように繰返し練習することが可能となる。
また、復帰用弾性体15はスライド部5が元の位置に復帰する付勢力があればよく、スライド部5に過度な抵抗力が作用しないために、実戦に近い状態での練習が可能となる。
本発明を適用したドライバートレーニングマシンの一例を示す平面図である。 図1における内部機構を示す底面説明図である。 図1における内部機構を示す側面説明図である。 本発明を適用したドライバートレーニングマシンのスライド板部の取り付け状態を示す説明図である。 本発明を適用したドライバートレーニングマシンの作用状態を示す説明図である。 従来のゴルフ練習具の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 マシン本体
2 基板
3 支持側板
4 スライド支承パイプ
5 スライド部
6 スライド用ソケット部
7 ティー部
8 練習用ゴルフボール
9 安定板部
10 ワイヤー挿通穴
11 ワイヤー
12 ソケット
13 緩衝体
14 固定板
15 復帰用弾性体
16 開口部
17 ケース部
18 締結ネジ

Claims (3)

  1. 基板上に、前後方向へスライド可能とされるスライド部と、
    前記スライド部上にティー部を介して固着される練習用ゴルフボールと、
    前記練習用ゴルフボールの打撃の際に元の位置に復帰させる復帰用弾性体を備える
    ことを特徴とするドライバートレーニングマシン。
  2. 前記スライド部が基板の前後方向に沿って架設されるスライド支承パイプに外挿されることで前後方向へスライド可能とされる
    ことを特徴とする請求項1記載のドライバートレーニングマシン。
  3. 前記スライド支承パイプの少なくとも前後部の一方にスライド部の衝突力を吸収する緩衝体を配置する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のドライバートレーニングマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101291760B1 (ko) * 2011-06-27 2013-07-31 이금연 골프 스윙 연습장치
KR101381857B1 (ko) * 2012-05-29 2014-04-04 이건녕 골프 스윙 연습장치
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