JP2006324792A - ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置、両用スイッチ装置およびフレームデータの選択方法 - Google Patents

ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置、両用スイッチ装置およびフレームデータの選択方法 Download PDF

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竜介 川手
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Abstract

【課題】誤った受信フレームデータを選択してしまうことを防止することができるネットワークシステムを得ることを目的とする。
【解決手段】複数の経路を形成するネットワーク3,4と、ネットワーク3,4に接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置51と、ネットワーク3,4に接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置52とを備え、送信側スイッチ装置51は、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報をフレームデータに付与して各経路に同報送信し、受信側スイッチ装置52は、受信したフレームデータに付帯するフレーム識別情報を認識してフレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レイヤ2ネットワークに関する高信頼化伝送技術に関するものであり、レイヤ2スイッチ装置を含むネットワークシステム、ネットワークシステムに用いられる送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置、両用スイッチ装置およびこれらの装置によって行われるフレームデータの選択方法に関するものである。
従来、例えば、レイヤ3およびMPLS(Multi Protocol Label Switching)の両技術を用いた高信頼化伝送の方法が提案されている(特許文献1)。この方法は、MPLS技術を用いてラベルスイッチにより複数の方路を明示的に指定するものである。この方法では、送信側にてシーケンス番号を付加したパケットを複数コピーして複数の経路にそれぞれ転送し、受信側はそのパケットのシーケンス番号を精査し、後着パケットを廃棄することによって、通信断が発生しないようにする。この方法では複数コピーして送信する方路別のラベルを用意して、さらに送信側と受信側にてそのラベルのテーブル管理を行う必要がある。
特開2004−201032号公報
しかしながら、パケットに付与されるシーケンス番号は、一般に有限のビット数にて構成されている。そのため、インクリメントされながら用いられるシーケンス番号は、必然的に巡回する値となる。受信側にて、このようなシーケンス番号を使用してパケットの通過、廃棄の判断をする場合、巡回する値であるために、単純な大小比較では誤動作してしまう可能性がある。
また、上記従来例の方法によると、レイヤ3にてMPLS技術を用いることにより、コネクションをラベルにより管理することが可能で、この管理によれば、パケットを受信側装置にシーケンス番号が続き番号となるように到着させることができる。しかしながら、レイヤ2ネットワークにおいては、同一送信ポートから発信されたパケットであっても複数の経路が存在するために行き先は特定することが困難である。つまり、レイヤ2ネットワークにおいては、受信側においては、必ずしも続き番号のシーケンス番号となるようにパケットが到着するとは限らない。そのため、シーケンス番号を単純に比較しただけでは、パケットを誤選択してしまうという問題点があった。
一例として、例えばシーケンス番号が8ビットで構成されている場合、ヘキサ表示にてシーケンス番号が0xFFのパケットが先に到着し、続いてシーケンス番号が0x00のパケットが到着したとき、受信側では0xFFのパケットが後から到着したものであると誤って判断してしまう。
また、2つのシーケンス番号の差分にて判断する方法を用いても、レイヤ2ネットワークにおいては、周回遅れのパケットに関しては判断がつかない。この周回遅れに関しては、上記の従来例ではラベルを用いたルーティングであるため行き先は1つとなり、多くのパケットが途中で抜けることはないが、レイヤ2ネットワークにて構成する場合は方路が特定できないため、多くのパケットが途中で抜ける可能性がある。そして、送信側の装置は、全ての方路に対して1系統のシーケンス番号しか付与することができず、他の方路への枝分かれがあった場合には、迂回した部分に存在した受信側の装置では他の方路へ向かった分だけパケットが抜ける可能性がある。従って、2つのシーケンス番号の差を所定値以上又は所定値以下として比較した場合でも、その判断は正しいものとはならない。なお、ここで述べている複数の経路とは、物理的に経路が複数あるものと、VLAN等により仮想的に複数の経路に分離されたものと両方を対象とするものである。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、物理的に複数の経路であるか、あるいはVLANにより仮想的に複数の経路に分離されているレイヤ2ネットワークにおいて、送信側スイッチ装置は、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報をフレームデータに付与して複数の経路に同報送信し、受信側スイッチ装置は、受信したフレームデータに付帯するフレーム識別情報を認識してフレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄するように定めてシステムを運用する。これにより、誤った受信フレームデータを選択してしまうことを防止することができるネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置、両用スイッチ装置およびフレームデータの選択方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるネットワークシステムは、複数の経路を形成するネットワークと、ネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置と、ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置とを備え、送信側スイッチ装置は、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報をフレームデータに付与して各経路に同報送信し、受信側スイッチ装置は、受信したフレームデータに付帯するフレーム識別情報を認識してフレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄することを特徴とする。
また、本発明にかかる他のネットワークシステムは、複数の経路を形成するネットワークと、ネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置と、ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置とを備え、送信側スイッチ装置は、システム内で固有の認識番号およびシーケンス番号を含むフレーム識別情報をフレームデータに付与して各経路に同報送信し、受信側スイッチ装置は、受信したフレームデータに付帯したシーケンス番号と前回受信したフレームデータに付帯したシーケンス番号との差分を各送信側スイッチ装置毎に求め、差分が差分閾値以下の場合にフレームデータを通過させるとともに、各送信側スイッチ装置毎に受信間隔を計測し、差分が差分閾値を越える場合であっても、受信間隔が所定の値を超えた場合には、受信したフレームデータを通過させて、それ以外はフレームデータを廃棄することを特徴とする。
また、本発明にかかる送信側スイッチ装置は、複数の経路を形成するネットワークおよびネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置とともにネットワークシステムを構成し、ネットワークにフレームデータを送信する送信側スイッチ装置であって、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報を付与したフレームデータを各経路に同報送信し、受信側スイッチ装置は、受信したフレームデータに付帯するフレーム識別情報を認識してフレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄することを特徴とする。
さらに、本発明にかかる受信側スイッチ装置は、複数の経路を形成するネットワークおよびネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置とともにネットワークシステムを構成し、ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置であって、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報が付与され送信側スイッチ装置が複数の経路に同報送信したフレームデータを受信して、フレームデータに付帯するフレーム識別情報を認識してフレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄する。
さらにまた、本発明にかかる両用スイッチ装置は、複数の経路を形成するネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置およびフレームデータを受信する受信側スイッチ装置の両機能を兼ね備えた両用スイッチ装置であって、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報を付与したフレームデータを各経路に同報送信する機能と、受信したフレームデータに付帯するフレーム識別情報を認識してフレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄する機能とを備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるフレームデータの選択方法は、複数の経路を形成するネットワークおよびネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置とともにネットワークシステムを構成し、ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置が、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報が付与され送信側スイッチ装置が複数の経路に同報送信したフレームデータを受信した際に行うフレームデータの選択方法であって、受信したステータス情報と記憶していた前回受信したステータス情報とを比較して、同じ場合には、受信したシーケンス番号と記憶していた前回受信したシーケンス番号とを比較して、受信したシーケンス番号が大きければ受信したフレームデータを通過させ、受信したシーケンス番号が小さければ受信したフレームデータを廃棄し、受信したステータス情報と記憶していた前回受信したステータス情報とが異なるとき、受信したフレームデータを通過させることを特徴とする。
なお、ここで言う「複数の経路」とは、物理的に複数の経路であるものと、VLAN等により仮想的に複数の経路に分離されたものと両方を含むものである。また、「フレームデータ」とは、要するに「パケット」、「フレーム」および「セル」といったブロック化されたデータのことであり、具体的には、例えば、イーサネット(登録商標)フレーム等である。
この発明によれば、送信側スイッチ装置は、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報をフレームデータに付与して各経路に同報送信し、受信側スイッチ装置は、受信したフレームデータに付帯するフレーム識別情報を認識してフレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄するので、誤った受信フレームデータを選択してしまうことを防止することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるネットワークシステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は実施の形態1のネットワークシステムのシステム構成図である。図2および図3は実施の形態1のパケットが通過する様子およびパケットが廃棄される様子を説明するための模式図である。図1において、ネットワークシステム101は、送信側のレイヤ2スイッチ装置(同報切替装置51)と受信側のレイヤ2スイッチ装置(同報切替装置52)とこれら同報切替装置51および同報切替装置52を接続する複数の経路を構成する0系レイヤ2転送網3および1系レイヤ2転送網4とを有している。同報切替装置51は同報切替を行う送信側のレイヤ2スイッチ装置を構成している。同報切替装置52は同報切替を行う受信側のレイヤ2スイッチ装置を構成している。同報切替装置51および同報切替装置52の両装置は、共に送信側機能と受信側機能とを兼ね備え同じ構成を成すものであるが、説明を解りやすくするために、図1では送信側の同報切替装置51は送信処理に必要な構成のみを示し、一方、受信側の同報切替装置52は受信処理に必要な構成のみを示している。このような構成のネットワークシステム101においては、図示しない例えば送信端末装置および受信端末装置間との間に設けられ、送信端末装置から受信したパケット(フレームデータ)受信端末装置に転送する。
同報切替装置51および同報切替装置52とを接続する0系レイヤ2転送網3および1系レイヤ2転送網4は、共に多段に接続されているレイヤ2ネットワークにて、仮想的に複数の経路の分離して構成されている。なお、0系レイヤ2転送網3および1系レイヤ2転送網4は、物理的に複数の経路に分離しているものでも、VLAN(Virtual Local Area Network)等により仮想的に複数の経路に分離しているものでもその対象である。そして、図1は2系統のレイヤ2転送網のみを示しているが、3系統以上のレイヤ2転送網であってもよい。
同報切替装置51,52は、図1の左側に示すように、送信処理に必要な構成として、通常のレイヤ2スイッチ処理を行うレイヤ2スイッチ処理部11、タグ挿入部12、シーケンス番号生成部13、送信元ID保持部16およびコピー部17とを有している。
一方、同報切替装置51,52は、図2の右側に示すように、受信処理に必要な構成として、パケット選択処理部21、送信元ID毎に設けられたシーケンス番号保持部22、同じく送信元ID毎に設けられた受信間隔タイマ部26、タグ削除部24およびレイヤ2スイッチ処理部25とを有している。
図示しない外部の送信端末装置等から、同報切替装置51にフレームデータとしてのパケットが到着する。レイヤ2スイッチ処理部11は、到着した転送パケットのデータ内容を調べる。そして、このパケットが、レイヤ2スイッチ処理部11の処理にて同報転送用ポートへの転送パケットであることが判明すると、まず、レイヤ2スイッチ処理部11から、タグ挿入部12へパケットのイネーブル信号およびデータ信号が送られる。このイネーブル信号は同時にシーケンス番号生成部13へも送られる。次に、シーケンス番号生成部13は、このイネーブル信号の立ち上がりをトリガにしてシーケンス番号を1インクリメントする処理を行う。そして、シーケンス番号生成部13は、インクリメントされたシーケンス番号をタグ挿入部12に伝える。
送信元ID保持部16は、システム内で固有の認識番号(例えば、図1中の同報装置5(ID=B)の「B」など)を保持し、タグ挿入部12へ常に出力している。タグ挿入部12は、送信パケットの所定の一部領域に、ステータスビットST(ステータス情報)、シーケンス番号SNおよび送信元IDから成るフレーム識別情報を挿入する。具体的な例として、例えば図5(a)に示すフレームのように、TYPE情報の後に拡張タグとして挿入する。なお、VLANの場合には、例えば図5(b)に示すフレームのように、VLANタグの後方のTYPE情報の後に拡張タグとして挿入する。タグ挿入部12は、フレーム識別情報を挿入の後、パケットのFCS(Frame check sequence)を再計算し、次段であるコピー部17に送る。コピー部17は、このパケットを同報転送ポート分だけ(ここでは0系レイヤ2転送網3と1系レイヤ2転送網4の2ポート分であるが、実際には2ポート以上の数となる)をコピーし、各々のポートにこれを転送する。
次に、図2および図3にそって受信側の同報切替装置52の動作について説明する。送信側から同報されたパケットが受信側の同報切替装置52に到着した場合に、同報切替装置52は、まず、パケット選択処理部21にて受信したパケットのフレーム識別情報(ID,SN)を抽出する。そして、そのIDをシーケンス番号保持部22へ伝え、該当するIDのBSN(前シーケンス番号)を得る。また、同時にそのIDおよびパケット到着を示す信号をID毎の受信間隔タイマ部26に伝え、該当するIDの満了指示の有無を得る。受信間隔タイマ部26は、該当するIDのパケットが到着する間隔を監視している。そして、所定以上の時間だけパケットの到着が無い場合に、該当するIDが付与されているパケットが到着したとき、受信間隔タイマが満了していたことを示す信号である満了指示信号を有意として出力する。前シーケンス番号BSNと満了指示信号を得たパケット選択処理部21は、到着したパケットのシーケンス番号SNから前シーケンス番号BSNを引いて両者の差分を求める。そして、例えばシーケンス番号の最大ビットが8bitである場合には、0xFFの半分の0x80より小さければ到着したパケットのシーケンス番号SNが大きいと判断してパケットを通過させる。もし、その差が0x80より大きい場合、もしくは“0”となる場合は、到着したパケットが既に通過しているパケットであると判断して廃棄処理を行う。ただし、満了指示信号が有意であった場合は、周回遅れの新たな先頭パケットであると判断し、そのパケット通過させる。
具体例を示す。図2に示すように、送信元IDの同報切替装置から、0系レイヤ2転送網3にて、シーケンス番号SN=FFのパケットが到着後、1系で0x00パケットが到着した場合は、これを通過させる。次いで、0系から0x00が到着した場合は、差が“0”であるため、これを廃棄する。さらに続けて0x01,0x02が到着した場合には、共に差が1であり、0x80より小さく且つ“0”でないため、これを通過させる。続けて0x01のパケットが到着するが、差が0xFEとなり0x80より大きく、満了指示がないため単なる遅延であると判断して、これを廃棄する。このような処理であるため、受信間隔タイマ部26の満了設定時間については、最小パケットが各経路を通過するのに最大かかる遅延時間より少し多い時間である必要がある。
一方、図3は、図2において最後の0x01のパケットについて受信間隔タイマ部26が満了していた場合を示しているが、このような状態となる理由として、パケットが他の方路にしばらく転送されていた場合などが考えられ、それは最大かかる遅延時間より大きいため、周回遅れの新たな先頭パケットと判断して通過させる。以上がパケット選択処理部21の動作である。
パケット選択処理部21は、その後、通過するパケットをタグ削除部24に送る。タグ削除部24は、同報切替装置51にて挿入されたフレーム識別情報を削除すると共にFCSの再計算を行い、次段のレイヤ2スイッチ処理部25へパケットを転送する。レイヤ2スイッチ処理部25は該当するポートへそのパケットの転送処理を行う。
このように受信側スイッチ装置である同報切替装置52は、到着したパケットのシーケンス番号と保持していた最新のシーケンス番号との差分を求め、この差分が、例えばシーケンス番号を構成するビットの最大値の半分(差分閾値)以下の場合に、到着したパケットを通過させ、そうでなければ廃棄し、特別に受信間隔タイマ部26が満了していた場合には無条件でパケットを通過させる。この動作により、有限のビット数で構成され、かつ複数の経路に転送される可能性のあるレイヤ2ネットワークにおいて、複数経路による高信頼なネットワークを構築する場合のシーケンス番号を用いた経路選択制御において、パケットの正しい選択制御を行うことができる。
以上のように、本実施の形態のネットワークシステム101においては、複数の経路を形成するネットワークと、ネットワークに接続されパケットを送信する同報切替装置51(送信側スイッチ装置)と、ネットワークに接続されパケットを受信する受信側スイッチ装置とを備え、同報切替装置51(送信側スイッチ装置)は、システム内で固有の認識番号およびシーケンス番号を含むフレーム識別情報をパケットに付与して各経路に同報送信し、受信側スイッチ装置は、受信したパケットに付帯したシーケンス番号と前回受信したパケットに付帯したシーケンス番号との差分を各同報切替装置毎に求め、差分が差分閾値以下の場合にパケットを通過させるとともに、各同報切替装置毎に受信間隔を計測し、差分が差分閾値を越える場合であっても、受信間隔が所定の値を超えた場合には、受信したパケットを通過させて、それ以外はパケットを廃棄することを特徴とする。そのため、誤ったパケットを選択してしまう不具合が削減され、正しいパケット選択制御をすることができる。この構成により、差分が差分閾値を越えても受信間隔が所定の値を超えた場合には、このパケットを周回遅れの新たなパケットと判断することができるので、このパケットを通過させることができ、誤ったパケットを選択してしまう不具合が削減され、正しいパケット選択制御をすることができる。さらに差分閾値は、シーケンス番号の最大値の半分の値であるため、判断を誤ることがもっとも少なく信頼性が向上する。
このように本実施の形態によれば、送信側の同報切替装置においては、1つの送信元IDと1系統のシーケンス番号を付与するのみでよい簡単な構成となり、受信側の同報切替装置においても、送信元ID毎に最新シーケンス番号を保持しておき、送信元ID毎にパケットの受信間隔タイマを設けることでパケット毎の正しい経路選択制御が可能となるため、実装や装置の管理が容易となる。また、レイヤ2ネットワークにて構成されているため、レイヤ3ネットワークで構築するよりも装置の処理量を軽くすることができる。
さらに、本実施の形態のように、システム内で固有の認識番号として、同報切替装置51の装置ID(送信元ID)を用いることにより、新たに特別な認識番号を設ける必要がなく、コストダウンを図ることができる。さらに、フレームデータがMacフレームである場合、システム内で固有の認識番号として、送信元Macアドレスを用いてもよい。また、ネットワークシステムがVLANであるときは、固有の認識番号として、コア用VLANタグを用いてもよい。このような構成とすることにおいても、新たに特別な認識番号を設ける必要がないので、コストダウンを図ることができる。
実施の形態2.
上述の実施の形態1においては、受信側にてしばらく受信が無い場合や、シーケンス番号に周回遅れが発生した場合の大小比較を正しく行うことを目的としていた。本実施の形態は、これに加えて、送信側の装置が何らかの理由でシーケンス番号を初期化しなければならない場合に、パケット選択制御を正しく処理することを目的としている。
図4は実施の形態2のネットワークシステムのシステム構成図である。図4において、ネットワークシステム102は、送信側のレイヤ2スイッチ装置(同報切替装置61)と受信側のレイヤ2スイッチ装置(同報切替装置62)とこれら同報切替装置61および同報切替装置62を相互に接続して複数の経路を構成する0系レイヤ2転送網3および1系レイヤ2転送網4とを有している。同報切替装置61,62は共に送信受信機能を備え同じ構成を成すものであるが、説明を容易とするために、図4では送信側は送信処理に必要な構成のみを示し、一方、受信側は受信処理に必要な構成のみを示している。
同報切替装置61,62は、送信処理に必要な構成として、レイヤ2スイッチ処理部11、タグ挿入部12、シーケンス番号生成部13、送信間隔タイマ部14、ステータスビット保持部15、送信元ID保持部16、コピー部17および装置起動シーケンス部18を有している。
レイヤ2スイッチ処理部11は、通常のレイヤ2スイッチ処理を行う。レイヤ2スイッチ処理部11から、出力データおよび出力イネーブル信号が、タグ挿入部12に入力されている。この出力イネーブル信号はさらに、シーケンス番号生成部13および送信間隔タイマ部14にも入力されている。送信間隔タイマ部14は、ステータスビット保持部15へ反転指示信号を送り、ステータスビット保持部15およびシーケンス番号生成部13および送信元ID保持部16は、タグ挿入部12に対し、それぞれステータス情報ST、シーケンス番号SNおよび送信元IDを知らせる。タグ挿入部12は、それらの情報をフレーム識別情報としてパケットの所定の領域に挿入し、その後、FCSの再計算を行い、コピー部17にそのパケットデータを送る。コピー部17は、そのパケットを同報送信して同一パケットを0系レイヤ2転送網3および1系レイヤ2転送網4に送信する。また、装置の起動時に起動シーケンスを実行する装置起動シーケンス部18が生成する起動時情報がタグ挿入部12に入力されている。
同報切替装置61,62は、受信処理に必要な構成として、パケット選択処理部21、シーケンス番号保持部22、ステータスビット保持部23、タグ削除部24およびスイッチ処理部25を有している。
0系レイヤ2転送網3および1系レイヤ2転送網4に接続されているパケット選択処理部21が、到着パケットから抽出したIDを、ID毎のシーケンス番号保持部22およびID毎のステータスビット保持部23に通知する。該当するIDのSN(シーケンス番号)とST(ステータス)をパケット選択処理部21が得て、パケット選択処理が行われ、通過パケットと判断した場合には、保持しているシーケンス番号およびステータスビットが更新される。パケット選択処理部21にて選択されたパケットは、タグ削除部24に送られ、ここでフレーム識別情報が削除されると共にFCSが再計算される。レイヤ2スイッチ処理部25にそのパケットを転送する。
動作について説明する。まず、図示しない外部の送信端末装置等から、同報切替装置61にパケットが到着する。このパケットに対して、レイヤ2スイッチ処理部11の処理にて同報転送用ポートへの転送パケットであると判明する。その場合、タグ挿入部12へパケットのイネーブル信号およびデータ信号が送られる。イネーブル信号は同時にシーケンス番号生成部13および送信間隔タイマ部14へも送られる。シーケンス番号生成部13は、イネーブル信号の立ち上がりをトリガにしてシーケンス番号を1インクリメントする。送信間隔タイマ部14では、イネーブル信号の立ち上がりをトリガにしてタイマ値を初期値(送信間隔タイマの値)にセットする。シーケンス番号生成部13は、そのシーケンス番号をタグ挿入部12に伝える。送信間隔タイマ部14は、自身にて所定の時間毎にタイマ値を減算して行く処理を行う。そして、送信すべきパケットがある一定以上の時間無かった状態、すなわち、タイマ値が“0”となる満了した状態で、パケットが到着した場合に、ステータスビット保持部15へ反転指示信号を出力する。
ステータスビット保持部15は、反転指示信号を受けた場合、そのステータスビットSTの値を反転する。つまり、“0”であれば“1”に、“1”であれば“0”にする。そして、このステータスビットSTの値は、常にタグ挿入部12に伝えられている。送信元ID保持部16は、システム内で固有の認識番号(図中の同報切替装置61(ID=A)の「A」)を保持し、タグ挿入部12へそのIDを常に出力している。そして、タグ挿入部12は、パケット(図示しない外部の送信端末装置等から受信して、コピー部17を介して外部のネットワークに送信される送信パケット)の所定の領域に、ステータスビットST、シーケンス番号SNおよび送信元IDを挿入する。例えば、図5(a)或いは図5(b)に示すように、拡張タグとして挿入する。そして、パケットのFCSを再計算し、次段のコピー部17に送る。コピー部17は、このパケットを同報転送ポート分だけ(ここでは0系レイヤ2転送網3と1系レイヤ2転送網4の2ポート分であるが、実際には2ポート以上の数となる)をコピーし、各々のポートにこれを転送する。
なお、装置が電源ON時(スタート時)或いはリスタート時には、タグ挿入部12に接続された装置起動シーケンス部18により、起動直後リンクが確立されたときにブロードキャストのフレームにてステータスビットSTを2回連続で反転したパケットが送信される。これにより、シーケンス番号が初期化されたことを全てのスイッチ装置に伝えることが可能となる。なお、伝送路の状態によりパケットが廃棄される可能性がある場合にも、ステータスビットSTを2回以上反転したパケットを送信してよい。
受信側の同報切替装置62に上記の同報されたパケットが到着した場合には、まずパケット選択処理部21にて、受信したパケットのフレーム識別情報(ID,ST,SN)を抽出し、そのIDをID毎に設けられているシーケンス番号保持部22へ伝えるとともに、該当するIDのBSN(前シーケンス番号)を得る。また、同時にそのIDをID毎のステータスビット保持部23に伝えるとともに、該当するIDのBST(前ステータスビット)を得る。パケット選択処理部21はそのBSNとBSTによりパケットの選択処理を行う。具体的には、パケットの選択として、到着パケットのSTとBSTが異なる場合、又は、BSNより到着したパケットのSNの方が大きい場合に通過が許可される。そうでない場合、すなわちST=BSTかつSN<BSNである場合は廃棄する処理が行われる。
パケット選択処理部21にてパケットの選択処理が行われた後、通過するパケットが有る場合には、パケットがタグ削除部24にパケットを転送され、タグ削除部24では、同報切替装置61にて挿入されたフレーム識別情報を削除すると共にFCSの再計算を行い、次段のレイヤ2スイッチ処理部25へパケットを転送する。レイヤ2スイッチ処理部25は該当するポートへそのパケットの転送処理を行う。
以上のように、シーケンス番号の他に、ステータス情報(ステータスビット)を設けることにより、例えば運用時にシーケンス番号を初期化しなければならない場合が発生したとしても、その情報を受信側に伝えることが可能となる。すなわち、装置起動時等は送信側のステータスビットSTと受信側のステータスビットBSTとの整合が取れない可能性があるが、送信側が2回以上連続でSTを反転したパケットを送信することで、必ず初期化したことを受信側装置に通知することが可能となる。また、受信側は送信元IDの起動状態等を知ることが可能となる。なお、本実施の形態は、ステータスビットを1ビットで表現しているが、複数のビットを用いて、他の目的としても使用可能な情報として転送してもよい。
また、本実施の形態によれば、同報切替装置61は、装置起動時のとき、その旨をステータスビットSTに載せて送信し、同報切替装置62は、これを受信した際、同報切替装置61が起動時であることを認識してパケットを通過させる。この構成により、同報切替装置51が起動時であることを確実に同報切替装置52に伝達することができ、信頼性が向上する。
さらに、本実施の形態によれば、同報切替装置51は、パケットが先頭のものである場合、その旨をステータスビットSTに載せて送信し、同報切替装置52は、これを受信した際、パケットが先頭のものであることを認識してパケットを通過させるので、パケットが先頭のものであることを、確実に同報切替装置52に伝達することができ、信頼性が向上する。さらに、ステータスビットSTは、1ビットの信号で構成され、同報切替装置51は、パケットが先頭である旨をステータスビットSTを反転信号とすることにより表現する。この方法により、転送データを増大させることなく、パケットが先頭である旨を同報切替装置52に確実に伝達することができ信頼性が向上する。
さらにまた、本実施の形態によれば、同報切替装置52は、受信したパケットに付帯したシーケンス番号と前回受信したパケットに付帯したシーケンス番号との差分を各同報切替装置51毎に求め、この差分が差分閾値以下の場合にこれを通過させ、この差分が差分閾値を超える場合にこれを廃棄する。また、同報切替装置52は、各同報切替装置51毎に受信間隔を計測し、この受信間隔が所定の値を超えた場合には、その後に到着するパケットを先頭のものと認識してパケットを通過させる。このような方法を用いることで、比較的簡単な比較方法により、確実に正しいパレットの選択をすることができる。
また、本実施の形態によれば、同報切替装置51は、パケットにフレーム識別情報を付帯した際、フレーム識別情報を含むFCSを再計算し、同報切替装置52は、通過させるパケットからフレーム識別情報を削除した際、FCSを再計算するので、転送データの信頼性が向上する。
実施の形態3.
図6は実施の形態3のネットワークシステムのシステム構成図である。図6において、本実施の形態のネットワークシステム103は、送信側のレイヤ2スイッチ装置(同報切替装置71)と受信側のレイヤ2スイッチ装置(同報切替装置72)とこれら同報切替装置71および同報切替装置72を相互に接続して複数の経路を構成する0系レイヤ2転送網3および1系レイヤ2転送網4とを有している。
同報切替装置71(送信側)は、通常のレイヤ2スイッチ処理を行うレイヤ2スイッチ処理部11、タグ挿入部12、シーケンス番号生成部13、送信間隔タイマ部14、ステータスビット保持部15、送信元ID保持部16、コピー部17および装置起動シーケンス部18を有している。一方、同報切替装置72(受信側)は、パケット選択処理部21、ID毎のシーケンス番号保持部22、ID毎のステータスビット保持部23、ID毎の受信間隔タイマ部26、タグ削除部24およびレイヤ2スイッチ処理部25を有している。
本実施の形態のネットワークシステム103は、実施の形態1のネットワークシステム101と実施の形態2のネットワークシステム102のORの論理にてパケット選択処理部を行うことにより、巡回するシーケンス番号の正常な選択制御をさらに確実なものとする。具体的には、本実施の形態は、実施の形態1のシステム101と実施の形態2のシステム102とを組み合わせたものである。
本実施の形態のネットワークシステム103によれば、極めて稀に発生する状態である以下の場合に対応することができる。すなわち、受信間隔タイマ部26が満了する前に、送信側の同報切替装置71がリセットし、その後、リブートし送信を開始した場合には、例えば実施の形態1のようにリスタートしたことを受信側の同報切替装置72に伝えることで誤選択を回避することができる。ただし、装置がリセットの後、リブートして送信を開始する時間を、受信間隔タイマ以上の時間に設定することで、その動作は不要となるが、装置起動時間を遅らせることは通信の開始時間を遅らせることになるため好ましくない。したがって、実施の形態1のシステム101と実施の形態2のシステム102とを組み合わせることは有効であり、より適切な選択処理が可能となる。
以上のように、この発明にかかるネットワークシステムは、より信頼性が高いネットワークシステムを、レイヤ2の階層で実現することを要求されるネットワークシステムに適用して有用なものである。
実施の形態1のネットワークシステムのシステム構成図である。 実施の形態1のパケットが通過する様子および廃棄する様子を説明するための模式図である。 実施の形態1のパケットが通過する様子および廃棄する様子を説明するための模式図である。 実施の形態2のネットワークシステムのシステム構成図である。 フレーム識別情報が挿入された様子を示すフレームフォーマットを示す図である。 実施の形態3のネットワークシステムのシステム構成図である。
符号の説明
3 0系レイヤ2転送網(ネットワーク)
4 1系レイヤ2転送網(ネットワーク)
11 レイヤ2スイッチ処理部
12 タグ挿入部
13 シーケンス番号生成部
14 送信間隔タイマ部
15 ステータスビット保持部
16 送信元ID保持部
17 コピー部
18 装置起動シーケンス部
21 パケット選択処理部
22 シーケンス番号保持部
23 ステータスビット保持部
24 タグ削除部
25 スイッチ処理部
26 受信間隔タイマ部
51,61,71 同報切替装置(送信側スイッチ装置)
52,62,72 同報切替装置(受信側スイッチ装置)
101,102,103 ネットワークシステム
ST ステータスビット(ステータスビットST)
SN シーケンス番号
ID 送信元ID(システム内で固有の認識番号)



Claims (19)

  1. 複数の経路を形成するネットワークと、該ネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置と、前記ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置とを備え、
    前記送信側スイッチ装置は、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報を前記フレームデータに付与して各経路に同報送信し、
    前記受信側スイッチ装置は、受信した前記フレームデータに付帯する前記フレーム識別情報を認識して該フレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記送信側スイッチ装置は、前記フレームデータが先頭のものである場合、その旨を前記ステータス情報に載せて送信し、前記受信側スイッチ装置は、これを受信した際、前記フレームデータが先頭のものであることを認識して前記フレームデータを通過させることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記送信側スイッチ装置は、装置起動時のとき、その旨を前記ステータス情報に載せて送信し、前記受信側スイッチ装置は、これを受信した際、前記送信側スイッチ装置が起動時であることを認識して前記フレームデータを通過させることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  4. 前記ステータス情報は、1ビットの信号で構成され、前記送信側スイッチ装置は、前記フレームデータが先頭である旨を前記ステータス情報を反転信号とすることにより表現することを特徴とする請求項2に記載のネットワークシステム。
  5. 前記ステータス情報は、1ビットの信号でなり、前記送信側スイッチ装置は、前記装置起動時である旨を前記ステータス情報を少なくとも2回連続で反転信号とすることにより表現することを特徴とする請求項3に記載のネットワークシステム。
  6. 複数の経路を形成するネットワークと、該ネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置と、前記ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置とを備え、
    前記送信側スイッチ装置は、システム内で固有の認識番号およびシーケンス番号を含むフレーム識別情報を前記フレームデータに付与して各経路に同報送信し、
    前記受信側スイッチ装置は、受信した前記フレームデータに付帯した前記シーケンス番号と前回受信した前記フレームデータに付帯した前記シーケンス番号との差分を各送信側スイッチ装置毎に求め、該差分が差分閾値以下の場合に前記フレームデータを通過させるとともに、各送信側スイッチ装置毎に受信間隔を計測し、前記差分が差分閾値を越える場合であっても、前記受信間隔が所定の値を超えた場合には、受信した前記フレームデータを通過させて、それ以外は前記フレームデータを廃棄することを特徴とするネットワークシステム。
  7. 前記差分閾値は、前記シーケンス番号の最大値の半分の値であることを特徴とする請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 前記送信側スイッチ装置は、前記フレームデータに前記フレーム識別情報を付帯した際、前記フレーム識別情報を含むFCSを再計算し、
    前記受信側スイッチ装置は、通過させる前記フレームデータから前記フレーム識別情報を削除した際、FCSを再計算することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  9. 前記複数のネットワークが、相互に物理的に接続されてないネットワークであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  10. 前記複数のネットワークが、同一のネットワーク媒体中に形成された複数のVLANであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  11. 前記システム内で固有の認識番号は、前記送信側スイッチ装置の装置IDであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  12. 前記システム内で固有の認識番号は、送信元Macアドレスであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  13. 前記システム内で固有の認識番号は、コア用VLANタグであることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  14. 複数の経路を形成するネットワークおよび該ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置とともにネットワークシステムを構成し、前記ネットワークにフレームデータを送信する送信側スイッチ装置であって、
    システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報を付与した前記フレームデータを各経路に同報送信し、
    前記受信側スイッチ装置は、受信した前記フレームデータに付帯する前記フレーム識別情報を認識して該フレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄することを特徴とする送信側スイッチ装置。
  15. 前記フレームデータが先頭のものである場合、その旨を前記ステータス情報に載せて送信し、このフレームデータを受信した前記受信側スイッチ装置は、前記ステータス情報から前記フレームデータが先頭のものであることを認識して前記フレームデータを通過させることを特徴とする請求項14に記載の送信側スイッチ装置。
  16. 複数の経路を形成するネットワークおよび該ネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置とともにネットワークシステムを構成し、前記ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置であって、
    システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報が付与され前記送信側スイッチ装置が前記複数の経路に同報送信した前記フレームデータを受信して、該フレームデータに付帯する前記フレーム識別情報を認識して該フレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄することを特徴とする受信側スイッチ装置。
  17. 前記フレームデータを受信した際、前記フレームデータが先頭のものである場合に前記送信側スイッチ装置がその旨を載せる前記ステータス情報を読み込み、前記フレームデータが先頭のものであることを認識して前記フレームデータを通過させる
    ことを特徴とする請求項16に記載の受信側スイッチ装置。
  18. 複数の経路を形成するネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置およびフレームデータを受信する受信側スイッチ装置の両機能を兼ね備えた両用スイッチ装置であって、
    システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報を付与した前記フレームデータを各経路に同報送信する機能と、
    受信した前記フレームデータに付帯する前記フレーム識別情報を認識して該フレームデータが未受信のものであればこれを通過させ、既受信のものであればこれを廃棄する機能とを備えたことを特徴とする両用スイッチ装置。
  19. 複数の経路を形成するネットワークおよび該ネットワークに接続されフレームデータを送信する送信側スイッチ装置とともにネットワークシステムを構成し、前記ネットワークに接続されフレームデータを受信する受信側スイッチ装置が、システム内で固有の認識番号、シーケンス番号およびステータス情報を含むフレーム識別情報が付与され前記送信側スイッチ装置が前記複数の経路に同報送信した前記フレームデータを受信した際に行うフレームデータの選択方法であって、
    受信したステータス情報と記憶していた前回受信したステータス情報とを比較して、同じ場合には、受信したシーケンス番号と記憶していた前回受信したシーケンス番号とを比較して、受信したシーケンス番号が大きければ受信したフレームデータを通過させ、受信したシーケンス番号が小さければ受信したフレームデータを廃棄し、
    受信したステータス情報と記憶していた前回受信したステータス情報とが異なるとき、受信したフレームデータを通過させる
    ことを特徴とするフレームデータの選択方法。




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