JP2006324220A - 防水型分岐回路用接続器 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋内はもとより屋外での分岐配線を簡易・確実に作ることができる構造簡易で安価な分岐回路形成用接続器を提供する。
【解決手段】合成樹脂からなり内部に隔壁で仕切られた複数の収納室を有し、かつ収納室の底壁に端子棒の挿入孔を複数個配した第1器体と、速結端子構造を有し複数の挿入孔を前記挿入孔に合致させて各収納室に装填された複数の小型端子具と、第1器体の開口側と接合される合成樹脂製の第2器体とを備え、かつ前記第1と第2の器体の少なくとも一方に、電源電線に対する固定用部が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】合成樹脂からなり内部に隔壁で仕切られた複数の収納室を有し、かつ収納室の底壁に端子棒の挿入孔を複数個配した第1器体と、速結端子構造を有し複数の挿入孔を前記挿入孔に合致させて各収納室に装填された複数の小型端子具と、第1器体の開口側と接合される合成樹脂製の第2器体とを備え、かつ前記第1と第2の器体の少なくとも一方に、電源電線に対する固定用部が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は土木、建築、リニューアル工事などにおける屋外での仮設電気工事に使用するに好適な分岐回路形成用の接続器に関する。
たとえば、建設工事の仮設配線工事において、各フロアに照明や電源を比較的広範囲に配置する場合、各フロアに分電盤を配置し、幹線より分電盤に配電し、その分電盤より各フロアの電源電線を引出し、前記電源電線に分岐回路を複数設けて分岐し、分岐線の端末にはコネクタボディを設置するのが一般である。
この場合、建設途中であることを配慮して防水形コネクタボディを使用し、外部から雨水などが入らない様に配慮する方法が取られているが、防水コネクタボディを多数配置するには費用がかかり、照度の低い・暗い現場での作業は安全面・作業効率でも問題があった。
すなわち、基線ラインは、通常、3本電線を内包した電源電線(電源コード)の一端にプラグが、他端にコネクタボデイがそれぞれ設けられ、中間に分岐部が所定間隔で数個設けられ、分岐部から延在するコードの端末に3本の棒状端子を導出しているが、従来では、棒状端子を使って更なる分岐回路を形成しようとしても、防水型の適切な接続器がないため、複数の電灯回路や電源回路を簡便に分岐形成することができなかった。
すなわち、基線ラインは、通常、3本電線を内包した電源電線(電源コード)の一端にプラグが、他端にコネクタボデイがそれぞれ設けられ、中間に分岐部が所定間隔で数個設けられ、分岐部から延在するコードの端末に3本の棒状端子を導出しているが、従来では、棒状端子を使って更なる分岐回路を形成しようとしても、防水型の適切な接続器がないため、複数の電灯回路や電源回路を簡便に分岐形成することができなかった。
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、屋内はもとより屋外での分岐配線を簡易・確実に作ることができる構造簡易で安価な分岐回路形成用接続器を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の分岐回路形成用接続器は、合成樹脂からなり内部に隔壁で仕切られた複数の収納室を有し、かつ収納室の底壁に端子棒の挿入孔を複数個配した第1器体と、速結端子構造を有し複数の挿入孔を前記挿入孔に合致させて各収納室に装填された小型端子具と、第1器体の開口側と接合される合成樹脂製の第2器体とを備え、かつ前記第1と第2の器体の少なくとも一方に、電源電線に対する固定用部が形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、固定用部で電源電線の所要位置に固定でき、その状態で電源電線分岐部から延びる棒状端子を第1器体の挿入孔を通してそれぞれの小型端子具の挿入孔に差し込むだけで電源側の結線が完了し、灯具、コンセントなど所望の電気器具の電線端部の棒状端子を同様に第1器体の挿入用孔を通してそれぞれの小型端子具の挿入孔に差し込むだけで負荷側の結線が完了する。
したがって、きわめて簡単に3〜5回路の分岐配線を行なうことができる。しかも器体に電源電線に対する固定用部が一体に形成されているので、簡単かつ安定的に電源電線に固定することができる。
そして、第1器体と第2器体は接合封止されているので、各極は密閉状態で独立しており、したがって屋内はもとより、雨水が当たる屋外においても浸水による漏電の恐れなく、安全に使用できる。
したがって、きわめて簡単に3〜5回路の分岐配線を行なうことができる。しかも器体に電源電線に対する固定用部が一体に形成されているので、簡単かつ安定的に電源電線に固定することができる。
そして、第1器体と第2器体は接合封止されているので、各極は密閉状態で独立しており、したがって屋内はもとより、雨水が当たる屋外においても浸水による漏電の恐れなく、安全に使用できる。
電源電線に対する固定用部が、棒状端子挿入孔配設面に対して反対側の面とこれと90度変位した面にそれぞれ形成されている。
これによれば、横引き電線、縦引き電線のいずれにも対応することができるので使い勝手がよく、しかもいずれの場合にも棒状端子挿入用面が下方向(地面側)に向くので、接続操作が容易であるとともに、雨水の器体内への浸入をよく防止することができる。
これによれば、横引き電線、縦引き電線のいずれにも対応することができるので使い勝手がよく、しかもいずれの場合にも棒状端子挿入用面が下方向(地面側)に向くので、接続操作が容易であるとともに、雨水の器体内への浸入をよく防止することができる。
好適には、電源電線に対する固定用部が、弧状に凹入した抱き合わせ片とこれの付け根に欠設された条体挿通穴とを備えている。
これによれば、抱き合わせ片の凹入形状により電源電線と密接され、固定用条体挿通穴を通して針金やバンドを電線に懸回することで確実に留め置くことができる。
これによれば、抱き合わせ片の凹入形状により電源電線と密接され、固定用条体挿通穴を通して針金やバンドを電線に懸回することで確実に留め置くことができる。
棒状端子挿入孔配設面は、外周を囲む立ち上がり壁とこれに端部がつながるように各隔壁に対応した立ち上がり壁とを有している。
これによれば、立ち上がり壁により水返し作用が発揮されるので、棒状端子挿入用孔のある面に水が流れにくくなり、防水性をよくすることができる。
これによれば、立ち上がり壁により水返し作用が発揮されるので、棒状端子挿入用孔のある面に水が流れにくくなり、防水性をよくすることができる。
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明するが、本発明は実施例の態様に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
図1ないし図5は本発明による分岐回路形成用接続器の一実施例を示しており、合成樹脂成形体からなる第1器体1と、同じく合成樹脂成形体からなり前記第1器体1に接合された第2器体と、前記第1器体1と第2器体2で画成された複数の密閉状の収納室4にそれぞれ装填された小型端子具3とからなっている。この例では、樹脂は透明なものを用いているが、これに限定されるものではない。
図1ないし図5は本発明による分岐回路形成用接続器の一実施例を示しており、合成樹脂成形体からなる第1器体1と、同じく合成樹脂成形体からなり前記第1器体1に接合された第2器体と、前記第1器体1と第2器体2で画成された複数の密閉状の収納室4にそれぞれ装填された小型端子具3とからなっている。この例では、樹脂は透明なものを用いているが、これに限定されるものではない。
図6は本発明接続器を使用する対象の電源電線の例を示しており、一端にプラグ8aを、他端にコンセント8bを有するたとえば600V・VCT仕様のコード8であり、所要の間隔ごとにY字あるいはT字などの形状をした分岐モールド8cを介して分岐コード8Aが設けられている。前記コード8と分岐コード8Aは、それぞれ外層被覆内に3本の被覆型の電線(内1本はアース線)80、81、82を有している。
前記分岐コード8Aは先端から前記電線80、81、82が導出されており、各電線の先端には棒状端子80a、81a、82aそれぞれ連結され、その連結部分を軟質樹脂からなる軟質サック(軟質キャップ)9で被覆している。
前記分岐コード8Aは先端から前記電線80、81、82が導出されており、各電線の先端には棒状端子80a、81a、82aそれぞれ連結され、その連結部分を軟質樹脂からなる軟質サック(軟質キャップ)9で被覆している。
本発明の接続器の構成を詳しく述べると、前記第1器体1は、この例では、一組ずつの正面壁10と側壁11とで略立方体状のケースとして構成され、内部には底から立ち上がった複数枚(この例では2枚)の隔壁12が形成されており、これら隔壁により複数(この例では3つ)の有底の収納室4が画成されている。
そして、各収納室4の底壁13には、棒状端子の挿入が可能な円形状の挿入孔130が複数個(この例では4個)互いに所定の間隔をおいて配されている。各挿入孔130は開孔縁に面取りが施されている。
また、前記隔壁12と正面壁10および側壁11には、図3と図4のように、補強手段として機能するとともに小型端子具3を正確に位置決めするための突リブ14が張出し形成されている。
そして、各収納室4の底壁13には、棒状端子の挿入が可能な円形状の挿入孔130が複数個(この例では4個)互いに所定の間隔をおいて配されている。各挿入孔130は開孔縁に面取りが施されている。
また、前記隔壁12と正面壁10および側壁11には、図3と図4のように、補強手段として機能するとともに小型端子具3を正確に位置決めするための突リブ14が張出し形成されている。
さらに、少なくともひとつの側壁11には、コード8に縦引きを可能にするために、高さ方向に延在する固定用部15が形成されている。
該固定用部15は、コード8の外周に密接可能な半円弧状の抱き合わせ片15aを有し、該抱き合わせ片15aは付け根側が台片15bによって側壁と一体化しており、その台片15bには、中間部分が欠設されることで抱き合わせ片幅方向に条体挿通穴150が貫設されている。
該固定用部15は、コード8の外周に密接可能な半円弧状の抱き合わせ片15aを有し、該抱き合わせ片15aは付け根側が台片15bによって側壁と一体化しており、その台片15bには、中間部分が欠設されることで抱き合わせ片幅方向に条体挿通穴150が貫設されている。
前記底壁13の外表面すなわち棒状端子挿入穴の配設されている面は、水返し作用により水を面部に流れ難くするために、比較的丈の低い外周立ち上がり壁13aと各隔壁に対応した位置にあって端部が前記外周立ち上がり壁13aにつながる立ち上がり壁13bとを一体形成しており、立ち上がり壁13bのひとつには案内溝13cが横断状に形成されている。
第2器体2は、この例では蓋ないしカバーとして構成され、後述する小型端子具3を装填した状態で第1器体1の開口部に嵌合され、接着剤などによる接着あるいは超音波重畳による溶着などで強固に接合され、それにより、小型端子具3が密閉空間に封止される。
第2器体2は第1器体1の開口部に嵌合する突周壁20を有し、これの内側には、隔壁12の頂面と密接可能な突条21が形成されている。
第2器体2は第1器体1の開口部に嵌合する突周壁20を有し、これの内側には、隔壁12の頂面と密接可能な突条21が形成されている。
そして、第2器体2の頂面には、コード8への横固定を可能にするために、横方向に延在する固定用部22が形成されている。
該固定用部22は、コード8の外周に密接可能な半円弧状の抱き合わせ片22aを有し、該抱き合わせ片22aは付け根側が台片22bによって側壁と一体化しており、その台片22bには、中間部分が欠設されることで抱き合わせ片幅方向に条体挿通穴220が貫設されている。この例では、用条体挿通穴220は3箇所等間隔で設けられている。条体は、結束バンド、被覆付き金属線または合成樹脂線など任意である。
該固定用部22は、コード8の外周に密接可能な半円弧状の抱き合わせ片22aを有し、該抱き合わせ片22aは付け根側が台片22bによって側壁と一体化しており、その台片22bには、中間部分が欠設されることで抱き合わせ片幅方向に条体挿通穴220が貫設されている。この例では、用条体挿通穴220は3箇所等間隔で設けられている。条体は、結束バンド、被覆付き金属線または合成樹脂線など任意である。
小型端子具3は、図1と図5に示されているように、正面略長方形をなし側面では後半部がすぼまった形状をなした合成樹脂製のケース体3aと、該ケース体内に収納される端子アッセンブリ3bと、これを押さえ込む栓体3cとを備えている。
前記端子アッセンブリ3bは、長手方向と直角の断面が逆V状をなすように屈曲されたバー状の接触片30と、該接触片30の2辺に密接する保持用溝樋を後端部に有しそれ以降が逆V状に広がる複数(この例では左右2枚づつ)の羽根310を有する掴持片31とを備えており、掴持片31の各羽根には、これの自由端側に一部を残してコ状に切り起こされた板ばね片311が形成されている。板ばね片311に対向する部位の掴持片31は開口が形成され、この部分から接触片30の側面が露出している。
なお、ケース体3aの内壁には前記接触片30を所定高さ方向レベルに保持する段部が形成されている。
前記栓体3cは電気絶縁材良たとえば合成樹脂製であり、前記掴持片31の羽根310に対応する間隔で複数(この例では4個)の案内用縦穴(挿入孔)32が貫設されている。これら案内用縦穴32は前記第1器体1の挿入孔130と整合している。
前記端子アッセンブリ3bは、長手方向と直角の断面が逆V状をなすように屈曲されたバー状の接触片30と、該接触片30の2辺に密接する保持用溝樋を後端部に有しそれ以降が逆V状に広がる複数(この例では左右2枚づつ)の羽根310を有する掴持片31とを備えており、掴持片31の各羽根には、これの自由端側に一部を残してコ状に切り起こされた板ばね片311が形成されている。板ばね片311に対向する部位の掴持片31は開口が形成され、この部分から接触片30の側面が露出している。
なお、ケース体3aの内壁には前記接触片30を所定高さ方向レベルに保持する段部が形成されている。
前記栓体3cは電気絶縁材良たとえば合成樹脂製であり、前記掴持片31の羽根310に対応する間隔で複数(この例では4個)の案内用縦穴(挿入孔)32が貫設されている。これら案内用縦穴32は前記第1器体1の挿入孔130と整合している。
本実施例の使用法と作用を説明すると、小型端子具3を第1器体1の各収納室4にそれぞれ装填すれば、各収納室4内には突リブ14が4方から張出しているため小型端子具3は安定した位置決めされ、小型端子具3の栓体3cに形成されている案内用縦穴32が第1器体1の底壁13に設けられている挿入孔130と同心状に整合する。
この状態で第2器体2を嵌合し、接着剤あるいは超音波によって接合すれば器体は一体化し、小型端子具3は各収納室に封入される。以上で組み立てが完了するので、製作は容易である。
この状態で第2器体2を嵌合し、接着剤あるいは超音波によって接合すれば器体は一体化し、小型端子具3は各収納室に封入される。以上で組み立てが完了するので、製作は容易である。
使用に当たっては、図7のように、前記分岐コード8Aの端部から導出した3本の被覆型電線80、81、82の先端部を、それぞれ、本発明接続器Aの3つの小型端子具(ここではわかりやすくするため3A,3B,3Cと表示する)に挿入して接続する。図示するものでは、L線80を小型端子具3Aに、N線81を小型端子具3Bに、アース線82を小型端子具3Cにそれぞれ挿入して接続する。
詳述すると、小型端子具3A,3B,3Cの4個ずつの案内用縦穴32は第1器体1の底壁13に設けられている各挿入孔130と整合しているので、挿入孔130に棒状端子80a(81a、82a)を差し込めば、案内用縦穴32を貫通して端子アッセンブリ3bにいたる。
当該挿入位置には板ばね片311を臨ませたコ状の開孔が存するので、棒状端子80a(81a、82a)がこの開孔を貫通すると端子側面に板ばね片311の自由端側が食い込み、同時にバネ効果により棒状端子80a(81a、82a)が前記接触片30の側面に強く押し付けられる。板ばね片311の自由端側が食い込むため、棒状端子80a(81a、82a)は押し込み側には移動が許されるが、引き抜き側には移動ができなくなり、図1のように強固な接続関係の電極が構成される。また、差込み時に軟質サック9が挿入孔130の面取り部分に密接するので、的確な防水効果が得られる。
当該挿入位置には板ばね片311を臨ませたコ状の開孔が存するので、棒状端子80a(81a、82a)がこの開孔を貫通すると端子側面に板ばね片311の自由端側が食い込み、同時にバネ効果により棒状端子80a(81a、82a)が前記接触片30の側面に強く押し付けられる。板ばね片311の自由端側が食い込むため、棒状端子80a(81a、82a)は押し込み側には移動が許されるが、引き抜き側には移動ができなくなり、図1のように強固な接続関係の電極が構成される。また、差込み時に軟質サック9が挿入孔130の面取り部分に密接するので、的確な防水効果が得られる。
ついで、使用したい電気器具の電線(コード)を本発明接続器の3つの小型端子具3A,3B,3Cの少なくともアース線接続以外のもの3A,3Bに挿入して接続する。
電気器具が灯具Bである場合には、L線80とN線81の2本であるので、図7のように、L線80を小型端子具3Aの空いている孔に、N線81を小型端子具3Bの空いている孔に挿入すればよい。
こうすれば、前記のように棒状端子が端子アッセンブリ3bに抜け止めされる形で連結される。端子アッセンブリ3bの接触片30は共通端子を構成しているので、前記灯具は通電可能な接続形態となる。
電気器具が灯具Bである場合には、L線80とN線81の2本であるので、図7のように、L線80を小型端子具3Aの空いている孔に、N線81を小型端子具3Bの空いている孔に挿入すればよい。
こうすれば、前記のように棒状端子が端子アッセンブリ3bに抜け止めされる形で連結される。端子アッセンブリ3bの接触片30は共通端子を構成しているので、前記灯具は通電可能な接続形態となる。
また、電気器具がコンセントCである場合には、L線80とN線81及びアース線82の3本であるので、図7のようにL線80を小型端子具3Aの空いている孔に、N線81を小型端子具3Bの空いている孔に、またアース線82を小型端子具3Cの空いている孔に挿入すればよい。
したがって、小型端子具として端子アッセンブリ3bの掴持片31の数および挿入孔の数を5個以上に増し、第1器体1の底壁13に設けられている挿入孔130の数を同数にすることにより、さらに多くの異電極を得ることができる。
したがって、小型端子具として端子アッセンブリ3bの掴持片31の数および挿入孔の数を5個以上に増し、第1器体1の底壁13に設けられている挿入孔130の数を同数にすることにより、さらに多くの異電極を得ることができる。
こうした接続操作の後かあるいは接続操作に先立って、本発明接続器Aをコード8に取り付ける。図8と図9はコード8を横に這わせるいわゆる「横引き」での使用例を示しており、第2器体2の後面にある固定用部22は半円弧状の抱き合わせ片22aを有しているので、抱き合わせ片22aをコード8に当てれば半周程度に密接する。そこで条体7この例では結束バンドを条体挿通穴220、220に挿通し、コード8を懸回して係止具に係止させれば、接続器Aは前後方向、左右方向に動くことがないようにしっかりと安定的に保持される。そして、天井や支線にコードを支架させるには、残る条体挿通穴220に条体7´を挿通し、先端のフックなどで掛けとめすればよい。
また、図10(a)(b)はコードを縦に這わせるいわゆる「縦引き」での使用例を示しており、(a)は灯具Bを分岐接続した例を、(b)は灯具BとコンセントCを分岐接続した例をそれぞれ示している。
この縦引きの場合には、図11のように第1器体1が側面に高さ方向に延在する半円弧状の抱き合わせ片15aを有しているので、これによってコード8の外周に密接し、かつ、台片15bに抱き合わせ片幅方向に条体挿通穴150があるので、これに条体たとえば結束バンド7を挿通してコードに懸回し、結束することによりしっかりと保持固定される。
この縦引きの場合には、図11のように第1器体1が側面に高さ方向に延在する半円弧状の抱き合わせ片15aを有しているので、これによってコード8の外周に密接し、かつ、台片15bに抱き合わせ片幅方向に条体挿通穴150があるので、これに条体たとえば結束バンド7を挿通してコードに懸回し、結束することによりしっかりと保持固定される。
前記横引き、縦引きのいずれの使用状態においても、コード8の一定間隔ごとに本発明接続器Aを介して灯具BやコンセントCなどの電気器具が分岐接続されているので、安全に工事や各種作業を実施できる。
このときに、本発明の接続器Aは第1器体1と第2器体2が接合されており、内部では隔壁12で分離されているので、各極は密閉独立しており接合部からの水の浸水は生じない。また、端子棒挿入面(第1器体下面)13が下側に向いているので濡れにくく、しかも端子棒挿入面13が外周立ち上がり壁13aとこれに端部がつながる中間立ち上がり壁13bで囲まれているので、水が端子棒挿入面に流れ難い。このため、漏電の懸念はなく安全である。
このときに、本発明の接続器Aは第1器体1と第2器体2が接合されており、内部では隔壁12で分離されているので、各極は密閉独立しており接合部からの水の浸水は生じない。また、端子棒挿入面(第1器体下面)13が下側に向いているので濡れにくく、しかも端子棒挿入面13が外周立ち上がり壁13aとこれに端部がつながる中間立ち上がり壁13bで囲まれているので、水が端子棒挿入面に流れ難い。このため、漏電の懸念はなく安全である。
以上の本発明の効果をまとめると次のとおりである。すなわち、器体を介して小型端子具3に挿入された端子棒により電源側より通電され、端子アッセンブリ3bを介して電極が構成され、残余の挿入孔に端子棒を挿入すれば分岐回路を構成することができる。
器体を隔壁12により複数に分割し、分割された空間4に小型端子具3を各々配置し封止することにより複数の異電極が構成され、しかも個々の電極には複数個の端子棒挿入孔が開いているので、複数異極を持った回路をさらに複数分岐して分岐回路を安価・速結・確実に作るメリットがある。
器体を隔壁12により複数に分割し、分割された空間4に小型端子具3を各々配置し封止することにより複数の異電極が構成され、しかも個々の電極には複数個の端子棒挿入孔が開いているので、複数異極を持った回路をさらに複数分岐して分岐回路を安価・速結・確実に作るメリットがある。
また、器体の端子棒挿入孔のある面13は各極ごとに周辺部に立上り13a、13bを設けているので、水返し作用により水が端子棒挿入孔のある面に流れにくく、また、端子棒挿入孔130の開孔は面取りがなされ、これに端子棒に被覆されている弾性サック9が密着してシールされるるので、水の浸入を確実に防止できる。
器体は、上面と側面に円弧状断面の抱き合わせ部15a、22aを有し、さらにこれの根元に水平方向に穴150,220が開いていてこの穴を介して条体7,7´を挿通しコード8に抱き固定ことができるので、横引き、縦引きのいずれのコードに対しても、常に端子棒の挿入穴面を地側に向けて安定的に固定、設置することができる。
器体は、上面と側面に円弧状断面の抱き合わせ部15a、22aを有し、さらにこれの根元に水平方向に穴150,220が開いていてこの穴を介して条体7,7´を挿通しコード8に抱き固定ことができるので、横引き、縦引きのいずれのコードに対しても、常に端子棒の挿入穴面を地側に向けて安定的に固定、設置することができる。
本発明は図示する態様に限定されるものではない。
1)器体1,2に装填される小型端子具3は2個以上であれば、限定はない。3〜5個であってもよい。
2)各小型端子具3の挿入孔数や端子アッセンブリ3bにおける掴持片31の羽根数は4個に限定されず、これよりも多くても少なくてもよい。しかし、あまり数が少ないと形成できる分岐回路数が少なくなるので好ましくない。
3)小型端子具3の挿入孔、端子アッセンブリ3bにおける掴持片31の羽根の配列は必ずしも複列である場合に限られない。一列に並んでいてもよい。この場合にはそれに対応して器体の隔壁位置、挿入孔の配列を変化させればよい。
4)器体は実施例では上部開口のケースと蓋の組み合わせであるが、これに限らず、第1、第2の器体1,2が半部ずつケースになっていてもよいし、第1器体が下部開口のケース、第2器体が底蓋となっていてもよい。
1)器体1,2に装填される小型端子具3は2個以上であれば、限定はない。3〜5個であってもよい。
2)各小型端子具3の挿入孔数や端子アッセンブリ3bにおける掴持片31の羽根数は4個に限定されず、これよりも多くても少なくてもよい。しかし、あまり数が少ないと形成できる分岐回路数が少なくなるので好ましくない。
3)小型端子具3の挿入孔、端子アッセンブリ3bにおける掴持片31の羽根の配列は必ずしも複列である場合に限られない。一列に並んでいてもよい。この場合にはそれに対応して器体の隔壁位置、挿入孔の配列を変化させればよい。
4)器体は実施例では上部開口のケースと蓋の組み合わせであるが、これに限らず、第1、第2の器体1,2が半部ずつケースになっていてもよいし、第1器体が下部開口のケース、第2器体が底蓋となっていてもよい。
1 第1器体
2 第2器体
3 小型端子具
32 挿入孔(案内縦穴)
4 空間
7、7´ 条体
8 コード(基線)
8A 分岐コード
80,81,82 電線
9 軟質サック
12 隔壁
13 底壁
130 挿入孔
13a、13b 立ち上がり壁
15、22 固定用部
15a、22a 抱き合わせ部
150,220 条体挿通孔
A 本発明接続器
B 灯具
C コンセント
2 第2器体
3 小型端子具
32 挿入孔(案内縦穴)
4 空間
7、7´ 条体
8 コード(基線)
8A 分岐コード
80,81,82 電線
9 軟質サック
12 隔壁
13 底壁
130 挿入孔
13a、13b 立ち上がり壁
15、22 固定用部
15a、22a 抱き合わせ部
150,220 条体挿通孔
A 本発明接続器
B 灯具
C コンセント
Claims (4)
- 合成樹脂からなり内部に隔壁で仕切られた複数の収納室を有し、かつ収納室の底壁に端子棒の挿入孔を複数個配した第1器体と、速結端子構造を有し複数の挿入孔を前記挿入孔に合致させて各収納室に装填された複数の小型端子具と、第1器体の開口側と接合される合成樹脂製の第2器体とを備え、かつ前記第1と第2の器体の少なくとも一方に、電源電線に対する固定用部が形成されていることを特徴とする防水型分岐回路用接続器。
- 電源電線に対する固定用部が、棒状端子挿入孔配設面に対して反対側の面と、これと90度変位した面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防水型分岐回路用接続器。
- 電源電線に対する固定用部が、弧状に凹入した抱き合わせ片と、これの付け根に欠設された条体挿通穴とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の防水型分岐回路用接続器。
- 棒状端子挿入孔配設面が、外周を囲む立ち上がり壁とこれに端部がつながるように各隔壁に対応した立ち上がり壁とを有していることを特徴とする請求項1に記載の防水型分岐回路用接続器。
Priority Applications (1)
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JP2005148769A JP2006324220A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 防水型分岐回路用接続器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005148769A JP2006324220A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 防水型分岐回路用接続器 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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