JP2006320287A - 擬似タバコ - Google Patents

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Abstract

【課題】 擬似タバコにおいて、従来の擬似タバコと同様な感覚で重量が軽く、所望の時間手軽に使用できるようにする。また、再使用ができるようにする。
【解決手段】 擬似タバコ1は、筒状体2と、筒状体2の一端に取り付けられた、添加剤を含むフィルタ6と、筒状体2の他端側で筒状体2内に取り付けられた、液体を必要に応じて一端側に向けて押し出すことが可能な液体タンク14と、液体タンク14に隣接してフィルタ6側に配置される反応筒10と、フィルタ6と反応筒10との間に少なくとも反応筒10と接するように配置される蓄熱体8とを備え、反応筒10が、押し出された液体と反応して熱を発生する反応剤12を反応筒10の内側に有し、蓄熱体8が反応筒10から発生する熱を蓄熱するよう構成され、蓄熱体8を通過する加熱された空気により添加剤が蒸発して香り付けされた空気をフィルタ6から吸引可能とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、化学反応により熱を生じる擬似タバコに関するものである。
通常のタバコは、近年諸般の事情から、特に航空機内のような公共の場所では喫煙が制限されつつある。このようなことから、一般的なタバコに類似した、場所の制約を受けないで吸引できる擬似タバコが提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に記載された擬似タバコは、タバコを燃焼させなくとも通常のタバコのような香味が味わえるというものである。この擬似タバコの一例として、ニクロム線等の加熱素子、フレーバ発生媒体および電源を内蔵し、電源からの電力供給により加熱素子を加熱して、フレーバ成分を発生させて吸引できるようにしたものが記載されている。
また、形状はタバコに類似していても、ハーブやフルーツ等の香りを吸引するようなものも知られており、ここではこのようなものも含めて「擬似タバコ」ということとする。
また、特許文献1には、電源を擬似タバコ自体に設けず、外部の装置に設けたものも記載されている。この外部の装置として電源を収容した加熱装置が示されている。外部の装置から擬似タバコに電力を供給するために、この装置を使用する擬似タバコには、装置に接続するコネクタの電極が設けられている。外部の装置からこの電極を介して擬似タバコに通電することによって、擬似タバコの加熱素子が加熱されてフレーバを発生するようになっている。
また、特許文献1には、さらに他の例として、加熱素子が装置側にあるものも示されている。このタイプの擬似タバコは、フレーバ発生媒体が装置の加熱素子により加熱され、発生したフレーバを、フィルタを通して吸引するようになっている。
また、タバコを吸引する際に発熱させる方式として、化学反応を利用したものも知られている(特許文献2)。この化学反応を利用したタバコホルダは、タバコを収容する空間と、この空間の周囲に隔壁により分離された2種類の液体を有している。使用に際しては、このタバコホルダを折り曲げて隔壁を破ることにより、2液を混合させて化学反応を生じさせて発熱させる。そしてこの発熱により、タバコホルダに挿入したタバコを熱して、ニコチン成分を吸引するようになっている。
特開平3−232481号公報(図1、図2、図15、図16) 米国特許第4848376号公報(図1、図4)
特許文献1に示された擬似タバコのうち、擬似タバコが電源を有するものにあっては、重量が嵩んで、通常のタバコと異なる違和感を使用者に生じさせ、通常のタバコのように手軽に扱うことが困難である。また、電源や加熱素子を有する外部の装置を使用して擬似タバコを加熱するタイプのものにあっては、擬似タバコの使用に際しては、常に装置が必要となり煩雑である。また、擬似タバコを装置から取り出した状態で吸引し続けた場合、所定の温度に維持することが困難であると考えられる。
また、特許文献1の擬似タバコは、使い捨てるか、再使用する場合はフレーバ発生媒体とフィルタを交換する必要があり、コストが高くなり、再使する場合も交換部品が多くなって交換作業が面倒である。
また、特許文献2に記載された化学反応を利用したタバコホルダは、タバコ自体を利用するものであり、タバコホルダも使用の都度使い捨てるようになるので、コストがかさむ。
本発明は、以上の観点に鑑みてなされたものであり、従来のタバコと同様な感覚で手軽に使用することができる重量の軽い擬似タバコを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、容易に再使用ができる低コストの擬似タバコを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、温度を低下させることなく、所望の時間吸引し続けることができる擬似タバコを提供することにある。
本発明の擬似タバコは、筒状体と、筒状体の一端に取り付けられた、添加剤を含むフィルタと、筒状体の他端側で筒状体内に取り付けられた、液体を必要に応じて一端側に向けて押し出すことが可能な液体タンクと、液体タンクに隣接してフィルタ側に配置される反応筒と、フィルタと反応筒との間に少なくとも反応筒と接するように配置される蓄熱体とを備え、反応筒が、押し出された液体と反応して熱を発生する反応剤を反応筒の内側に有し、蓄熱体が反応筒から発生する熱を蓄熱するよう構成され、蓄熱体を通過する加熱された空気により添加剤が蒸発して香り付けされた空気をフィルタから吸引可能としたことを特徴とするものである。
また、液体タンクと反応剤は、反応筒に装着される一体のカートリッジとして構成されてもよい。
また、カートリッジを、反応剤を収容した、反応筒に装着される先端筒と、先端筒に取り付けられて、反応剤に向けて送出される液体を保持する液体タンクとから構成することができる。
また、液体タンクが、反応剤の内部に液体を注入する注入管を有してもよい。
また、液体を水とし、反応剤を生石灰とすることができる。
また、反応筒には外筒との間をシールするシール部材を配置し、液体タンクは液体タンクの外面に外部に連通する溝を有し、液体と反応剤との反応により発生する水蒸気をシール部材で阻止して、水蒸気を液体タンクの溝を介して外部に排出するように構成してもよい。
また、蓄熱体が中心に貫通孔を有し、反応筒がこの貫通孔に密接状態に挿入される柱を有するように構成してもよい。
本発明の擬似タバコは、添加剤を含むフィルタと、液体を押し出すことが可能な液体タンクと、反応筒と、蓄熱体とを備え、反応筒が、反応剤を反応筒の内側に有し、蓄熱体が反応筒から発生する熱を蓄熱するよう構成され、蓄熱体を通過する加熱された空気により添加剤が蒸発して香り付けされた空気をフィルタから吸引可能としたので、次の効果を奏する。即ち擬似タバコは、重量が軽く、しかも他の装置を必要とせず擬似タバコ単独で使用することができるので、従来のタバコと同様な感覚で手軽に使用することができる。さらに蓄熱体の熱により、温度を低下させることなく、所望の時間吸引し続けることができる。
また、液体タンクと反応剤が、反応筒に装着される一体のカートリッジとして構成されている場合は、擬似タバコを使用後、フィルタとカートリッジを交換することによって再使用することができる低コストの擬似タバコが得られる。また、添加剤を含んだフィルタを交換するだけで、所望の香味を簡単に味わうことができる。
また、カートリッジが、反応剤を収容した、反応筒に装着される先端筒と、先端筒に取り付けられて、反応剤に向けて送出される液体を保持する液体タンクとから構成されている場合は、反応剤と液体タンクとが分離した状態で一体に構成されているので、カートリッジの交換の際の取り扱いが容易である。
また、液体タンクが、反応剤の内部に液体を注入する注入管を有している場合は、液体と反応剤とを速やかに反応させて、所定の温度に達するまでの待ち時間を短縮できるという効果がある。
また、液体が水であり、反応剤が生石灰である場合は、低コストで反応剤と液体とを構成することができる。
以下、本発明の擬似タバコの好ましい実施形態について、図1から図4を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態となる擬似タバコ1を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)の1b−1b線に沿う断面図である。図2は、図1の擬似タバコ1を分解して示す分解斜視図である。図3は反応筒の拡大斜視図、図4は図1のAで示す部分の部分拡大断面図をそれぞれ示す。なお、この擬似タバコ1は使い捨てタイプである。
図1および図2に示すように、擬似タバコ1は、通常のタバコと略同じ程度の長さと直径を有する管状の外筒(筒状体)2を有する。この外筒2は、例えば、ポリカーボネート等の合成樹脂から形成される。このパイプ状の外筒2の長手方向の略中央には円周に沿って4つの矩形の小孔4が形成されている。これらの小孔4は、擬似タバコ1を吸引する際に空気の取入口となる。小孔4の形状は矩形である必要はなく、円形や楕円形でもよい。また小孔4の数は、4つに限定されるものではなく、小孔4の形状や大きさに応じて、3つ以下でも5つ以上でもよい。
この外筒2の一端にはフィルタ6が外筒2内に取り付けられている。このフィルタ6には、添加剤6aとして果実、ハッカ、ニコチン等の香味料が、液体を含侵させた状態あるいは結晶化された状態で含まれている。外筒2内には、フィルタ6に隣接して、円筒形の蓄熱体8が配置されている。この蓄熱体8の中心には、蓄熱体8の軸線と同軸に貫通孔8aが形成されている。蓄熱体8の直径は、外筒2の内面と蓄熱体8の外面との間に間隙が形成されるように寸法決めされている。この蓄熱体8の外面には、蓄熱体8の軸線方向に沿って延び、且つ蓄熱体8の円周方向に沿って所定の間隔で離隔した複数の溝を設けてもよい。これらの間隙や溝は、使用者が擬似タバコ1を吸引するときの空気の流路となる。蓄熱体8は、例えば金属単体或いは複数の材料の複合材から構成される。
外筒2内には、蓄熱体8に隣接して、さらに反応筒10が配置されている。反応筒10は、図3に拡大して示すように一端が開放した略円筒形の本体10aと、この本体10aの中心に反応筒10の軸線方向に一体に突設された柱10bを有する。反応筒10は、例えば、銅、アルミニウム等の熱伝導性の良好な材料から構成される。反応筒10の柱10bは、蓄熱体8の貫通孔8aに密接状態に挿入されるとともに、肩部10cが蓄熱体8の端面に密接するように配置される。反応筒10の開口10d側の外形は、直径が外筒2に収容される寸法の径大部10eとなっている。径大部10eと外筒2との間には僅かな間隙Gが形成されている(図4)。この径大部10eから肩部10cに至る本体10aの部分は、直径が径大部10eより僅かに小さい縮径部10fとなっている。縮径部10fの外面には、反応筒10の長手方向に沿って延び、且つ反応筒10の外周に沿って所定の間隔で離隔した溝10gが形成されている。これらの溝10gは縮径部10fの全長に亘って形成されており、径大部10e側で外筒2の小孔4に連通している(図1(b))。
他方、径大部10eの外周には環状溝10hが形成されており、この中にOリング(シール部材)11が配置される(図2、図4)。図4にはOリング11により反応筒10と外筒2との間がシールされている状態が示されている。また、図3に最もよく示すように、反応筒10には、径大部10eの端面10jに、径大部10eの円周方向に沿って所定の間隔で設けた切欠10kとこの切欠10kに連通する溝10nが、反応筒10の内面の開口10dの近傍に形成されている。溝10nは反応筒10の長手方向に沿って直線状に延びている。
外筒2内には、この反応筒10に加えて、さらに液体タンク14が取り付けられる。液体タンク14は、中空の略円筒形をしており、反応筒10の開口10dに取り付けられる嵌合部14aと、擬似タバコ1の他端に至る長さを有する本体14bとを有する。本体14bは、嵌合部14aより直径が僅かに大きく形成されている。嵌合部14aの中心には円形孔14cが形成されており、液体タンク14の他方の端部は開口14dが形成されている。通常、円形孔14cは、例えば、薄いアルミ箔14eのような圧力を受けると容易に破れる材料で封止されている。この封止材料は、同様な性質を有するゴム或いは粘性を有するグリースのようなものであってもよい。また本体14bの空洞14g内には、液体16がピストン即ち栓14fにより密封された状態で保持されている。この液体16は、例えば水である。栓14fは、例えば、NBR(ニトリル・ブタジエン・ラバー)の如き材質から構成され、空洞14g内を、図1(b)において左右方向に移動可能に空洞14g内に密接して取り付けられている。また、液体タンク14の本体14bの外面には本体14bの全長に亘って直線的に延びる溝14hが、本体14bの外周に沿って所定間隔で形成されている。
次に、このように構成された擬似タバコ1の使用方法について説明する。図1を参照して、矢印18で示すように栓14fを、例えば、細い棒などで押圧すると、液体16の圧力が増大してアルミ箔14eが破裂する。これにより液体16が、円形孔14cから反応筒10内の反応剤12に注入される。すると反応剤12は、液体16と化学反応を起こして熱を発する。このときの化学反応式は次のように表される。
Ca0+HO→Ca(OH)+15.6Kcal/mol
即ち、酸化カルシウム(生石灰)56gと水18gが反応して、15.6Kcalの発熱と水酸化カルシウム(消石灰)が生成される。第1の実施形態の場合においては、例えば、酸化カルシウム0.5gと水0.16gとの反応により0.139Kcalの熱が発生するように、酸化カルシウムと水の量を決めることができる。
この熱が、蓄熱体8と接触している反応筒10の肩部10cおよび柱10bから蓄熱体8へと伝搬する。柱10bは、蓄熱体8の内部から蓄熱体8に熱を伝搬するので、短時間に効率よく熱を伝導することができる。従って、使用者即ち吸引者(図示せず)の待ち時間を少なくすることができる。これにより、蓄熱体8が所定の温度即ち約40℃〜43.5℃に達すると、吸引に適した状態となる。吸引者がフィルタ6に口を付けて吸引すると、前述の如く小孔4から空気が流入する。この空気は、反応筒10の縮径部10fと外筒2との間の間隙や溝10gを通り、さらに蓄熱体8と外筒2との間の間隙を通過する。そして反応筒10と蓄熱体8を通過するときに加熱された空気がフィルタ6に達する。フィルタ6内に含まれる添加剤6aは、この加熱された空気により熱せられて蒸発し、空気とともに吸引することで吸引者は所望の香味を得ることができる。その際、通常のタバコのように燃焼する部材がないので、煙が生じることはない。また、蓄熱体8は、所定の時間放熱して、吸引される空気に熱を供給し続けることができるので、通常のタバコと同様に吸引を楽しむことができる。
生石灰である反応剤12が、水である液体16と反応すると、反応筒10内には比較的高温の水蒸気が発生する。発生した水蒸気は、反応筒10の前述の溝10n、切欠10kを通って反応筒10と外筒2との間の間隙G(図4)に進入する。しかし、反応筒10の径大部10eには、図4に示すようにOリング11が配置されているので、この水蒸気は小孔4の方に移動することがなく、使用者によって吸引されることが阻止される。この水蒸気は、液体タンク14の外面に設けられた前述の溝14h(図2)を通って、擬似タバコ1の他端即ちフィルタ6と反対側の端部から排出される。このように水蒸気が外筒2内に密封されることなく排出されるので、外筒2が破裂したり、外筒2内の部品が外筒2の外に突出したりすることがない。また、水蒸気は、使用者から遠いほうに排出されるので、使用者がこの水蒸気を吸引するおそれもない。また、第1の実施形態の擬似タバコ1は有害な物質は含まないので、使用後に廃棄しても環境に負荷を与えることはない。
次に、本発明の第2の実施形態の擬似タバコ50について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施形態の擬似タバコ50を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は、図5(a)の5b−5b線に沿う断面図である。説明にあたり、第1の実施形態と同じ部品即ち外筒2、フィルタ6、蓄熱体8及び反応筒10については、同じ参照番号を付して説明する。この第2の実施形態では、反応筒10内の反応剤62と液体66が、カートリッジ70として一体化されている点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態の擬似タバコ50は、使用後、このカートリッジ70及びフィルタ6を交換することにより再使用可能となっている。以下、このカートリッジ70を主として説明する。カートリッジ70は、反応筒10に密接状態に挿入されて取り付けられる先端筒72と、この先端筒72の開口72aに取り付けられる液体タンク74から構成されている。先端筒72は略円筒形をしており、熱伝導性の良好な材料から構成されている。先端筒72の内部には反応剤62が配置される。
他方、液体タンク74は、先端筒72の開口72aに取り付けられるキャップ76と、このキャップ76の開口76aに装着される液体貯蔵部78とからなる。キャップ76は、先端部76bに先端部76bを貫通して外方に延びる注入管76cを有する。この注入管76cの先端は反応剤62の内部に位置しており、注入管76cから注入される液体66を、効果的に且つ速やかに反応剤62と反応させることができる。キャップ76の開口76aには、液体貯蔵部78が取り付けられる。液体貯蔵部78は、キャップ76に取り付けられる嵌合部78aと、嵌合部78aから段部8bを経て擬似タバコ50の他端側に延びる本体78cとを有する。本体78cの端部には、本体78cの外周に沿ってフランジ78dが形成されており、カートリッジ70を反応筒10内に挿入すると、このフランジ78dが外筒2の端部2aに当接して、カートリッジ70の取り付けが完了したことを確認できる。液体貯蔵部78内には、栓78fが配置されて液体貯蔵部78内に液体66を封じ込めている。液体貯蔵部78の嵌合部78aの端面には円形孔78eが穿設されている。この端面には第1の実施形態と同様な、例えばアルミ箔78gが貼付されて円形孔78eが封止されている
この第2の実施形態の擬似タバコ50を使用するには、栓78fを内方に押圧する。この操作により、アルミ箔78gが破裂して、液体66が注入管76cから反応剤62内に注入される。反応剤62は、第1の実施形態と同様に液体66との化学反応により発熱する。この熱は、反応筒10を経て蓄熱体8に伝達される。そして蓄熱体8が所望の温度に達した頃に、吸引者がフィルタ6から空気を吸引することができる。吸引により空気は、第1の実施形態と同様に小孔4から流入し、反応筒10、蓄熱体8を通過する間に熱せられてフィルタ6内の添加剤6aを蒸発させる。これにより吸引者は所望の香味を味わうことができる。前述の注入管76cは、反応剤62の内部に液体66を注入するようになっているので、液体66と反応剤62とを速やかに反応させて、所定の温度に達するまでの待ち時間を短縮することができる。
なお、使用後、カートリッジ70を交換するには、フランジ78dの部分に指を掛けて単に引き抜き、別の新しいカートリッジ70を装着すればよい。また、フィルタ6は、外筒2から引き抜いて、別のフィルタ6を装着すればよい。このようにカートリッジ70とフィルタ6は簡単に交換することができる。この交換により、擬似タバコ50は複数回使用可能であり、擬似タバコ50を低コストにすることができる。また、フィルタ6を所望の添加剤6aを含むものに交換すれば、所望の香味を楽しむことができる。
上記第2の実施形態の擬似タバコ50においては、第1の実施形態の擬似タバコ1において説明した、Oリング11や液体タンク14の溝14hのような、水蒸気を外部に排出するための構成は図示を省略してある。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明したように生石灰と水は僅かな量で反応し、所望の熱を発生することができるので、擬似タバコ1、50を軽量にすることができ、通常のタバコと同様に手軽に吸引することができる。またコスト自体も安いので、使い捨てタイプの場合も、交換して再使用するタイプの場合も安価なものとすることができる。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。例えば、反応筒10の溝10gは、反応筒10の軸線方向に沿って直線状である必要はなく、螺旋形であってもよい。また、フィルタ6の交換をさらに容易にするために、フィルタ6が部分的に外筒2に押し込まれた構成であってもよい。この場合は、使用後、外筒2から突出したフィルタの部分を摘んで簡単に取り出し廃棄することができる。
また、上記実施形態では、生石灰と水との組み合わせについて説明したが、他にも、例えば、鉄と空気(酸素)との組合せ等、互いに混合することで発熱する種々の物質の組合わせが考えられる。
本発明の第1の実施形態となる擬似タバコを示し、(a)は平面図、(b)は図1(a)の1b−1b線に沿う断面図である。 図1の擬似タバコを分解して示す分解斜視図である。 図1の擬似タバコに使用される反応筒の拡大斜視図である。 図1のAで示す部分の部分拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態の擬似タバコを示し、(a)は平面図、(b)は図5(a)の5b−5b線に沿う断面図である。
符号の説明
1、50 擬似タバコ
2 外筒(筒状体)
6 フィルタ
6a 添加剤
8 蓄熱体
10 反応筒
12、62 反応剤(生石灰)
14、74 液体タンク
16、66 水(液体)
70 カートリッジ
72 先端筒
76c 注入管

Claims (5)

  1. 筒状体と、該筒状体の一端に取り付けられた、添加剤を含むフィルタと、前記筒状体の他端側で前記筒状体内に取り付けられた、液体を必要に応じて前記一端側に向けて押し出すことが可能な液体タンクと、該液体タンクに隣接して前記フィルタ側に配置される反応筒と、前記フィルタと前記反応筒との間に少なくとも該反応筒と接するように配置される蓄熱体とを備え、
    前記反応筒が、押し出された前記液体と反応して熱を発生する反応剤を前記反応筒の内側に有し、前記蓄熱体が前記反応筒から発生する熱を蓄熱するよう構成され、該蓄熱体を通過する加熱された空気により前記添加剤が蒸発して香り付けされた前記空気を前記フィルタから吸引可能としたことを特徴とする擬似タバコ。
  2. 前記液体タンクと前記反応剤が、前記反応筒に装着される一体のカートリッジとして構成されていることを特徴とする請求項1記載の擬似タバコ。
  3. 前記カートリッジが、前記反応剤を収容した、前記反応筒に装着される先端筒と、該先端筒に取り付けられて、前記反応剤に向けて送出される液体を保持する液体タンクとからなることを特徴とする請求項2記載の擬似タバコ。
  4. 前記液体タンクが、前記反応剤の内部に前記液体を注入する注入管を有することを特徴とする請求項3記載の擬似タバコ。
  5. 前記液体が水であり、前記反応剤が生石灰であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の擬似タバコ。
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