JP2006318189A - 情報処理システム、作業環境報知方法、プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

情報処理システム、作業環境報知方法、プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスプレイ作業中の作業者が作業環境の悪化などに気づきやすくする情報処理システム及び作業環境報知方法。
【解決手段】環境情報検出手段110により室内の温度、湿度、明るさを検出し、それに基づいて環境評価手段111で作業環境の快適度を求め、快適度判定手段130で快適度と閾値との比較判定を行う。この判定で快適度が悪化したと判定されたときには、画像の符号データは符号編集手段122で符号破棄により解像度、画質、色味等が変更された後に復号手段101に入力されるため、その復号画像データは業務環境の快適度を反映したものとなる。作業環境の悪化の報知のため、復号画像データは業務処理手段100の表示データとともに表示手段104の画面に表示される。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理システムを利用して作業を遂行する作業者が作業環境の悪化などに気づきやすいようにする技術に関する。
特許文献1に、ゲーム機において、周囲の温度及び明るさに対応した仮想生命体を記憶手段より読み出して表示させることを内容とする発明が記載されている。
特許文献2に、画像サーバより画像を受信してディスプレイに表示する端末装置において、画像サーバ側にディスプレイの周囲の照明条件と端末の表示特性の組み合わせに対する最適画像処理パラメータを格納したデータベースを備え、表示画像の指定と端末表示特性とディスプレイの周囲の照明条件を画像サーバへ送信することにより、当該画像サーバから最適画像処理を行った画像を受信することを内容とする発明が記載されている。
特許文献3に、プロジェクタにおいて、色光センサーにより画像の被表示領域の視環境を計測し、環境光の影響がある場合に、低階調域の出力を上げるように画像表示手段の入出力特性データを補正することを内容とする発明が記載されている。
特開2000−116948号公報 特開2004−219731号公報 特開2002−125125号公報
近年、情報処理システムを利用してプログラミングその他の業務を遂行する作業者が、作業環境の悪化に気づかずに作業を続けることにより健康を害する事例が増加してきている。
よって、本発明の目的は、情報処理システムを利用して作業を遂行する作業者が作業環境の悪化などに気づきやすいようにすることにある。
請求項1の発明は、作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、この業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、この環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、この環境評価手段により求められた評価値の高低を反映した画像データを入力する画像データ入力手段と、データを表示する表示手段と、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ、及び、前記画像データ入力手段により入力された画像データを、前記表示手段の画面に表示させる手段とを有すること特徴とする情報処理システムである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る情報処理システムであって、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ及び前記画像データ入力手段により入力された画像データは前記表示手段の画面上の別々のウィンドウに表示されることを特徴とする情報処理システムである。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る情報処理システムであって、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータは前景として前記表示手段の画面に表示され、前記画像データ入力手段により入力された画像データは背景として前記表示手段の画面に表示されることを特徴とする情報処理システムである。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係る情報処理システムであって、前記画像データ入力手段は、画像の符号データを入力する符号入力手段と、前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、前記符号入力手段により入力された符号データに対し前記判定手段の判定結果に応じて符号を破棄する編集処理を行う符号編集手段と、該符号編集手段により編集後の符号データを復号する復号手段とを有し、該復号手段による復号画像データを前記評価値の高低を反映した画像データとして入力することを特徴とする情報処理システムである。
請求項5の発明は、請求項1の発明に係る情報処理システムであって、前記画像データ入力手段は、画像の符号データを入力する符号入力手段と、前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、前記符号入力手段により入力された符号データを復号する復号手段と、該復号手段より出力された復号画像データに対し前記判定手段の判定結果に応じた編集処理を行う画像編集手段とを有し、該画像編集手段により編集後の画像データを前記評価値の高低を反映した画像データとして入力することを特徴とする情報処理システムである。
請求項6の発明は、請求項4又は5の発明に係る情報処理システムであって、前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データの解像度の変化として反映されることを特徴とする情報処理システムである。
請求項7の発明は、請求項4又は5の発明に係る情報処理システムであって、前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データの画質の変化として反映されることを特徴とする情報処理システムである。
請求項8の発明は、請求項4又は5の発明に係る情報処理システムであって、前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データの色味の変化として反映されることを特徴とする情報処理システムである。
請求項9の発明は、請求項4又は5の発明に係る情報処理システムであって、前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データに含まれる、前記符号データの原画像データ上の領域の増減として反映されることを特徴とする情報処理システムである。
請求項10の発明は、作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、データを表示する表示手段と、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータを前記表示手段の画面に表示させる手段と、前記業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、この環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、この環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータの前記表示手段による表示を、前記判定手段の判定結果に応じて撹乱させる手段とを有すること特徴とする情報処理システムである。
請求項11の発明は、請求項4,5,又は10の発明に係る情報処理システムであって、前記閾値は作業者毎に設定されることを特徴とする情報処理システムである。
請求項12の発明は、情報処理システムを利用し業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出し、検出した作業環境情報から作業環境の評価値を求め、求めた評価値の高低を反映した画像データを前記情報処理システムに入力して該画像データを前記作業者の業務に関連したデータが表示される前記情報処理システムの表示手段の画面に表示させることを特徴とする作業環境報知方法である。
請求項13の発明は、情報処理システムを利用し業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出し、検出した作業環境情報から作業環境の評価値を求め、求めた評価値を閾値と比較判定し、その判定結果に応じて、前記情報処理システムの表示手段による前記作業者の業務に関連したデータの表示を撹乱させることを特徴とする作業環境報知方法である。
請求項14の発明は、作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、この業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、この環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、この環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、画像の符号データを入力する符号入力手段と、この符号入力手段により入力された符号データに対し前記判定手段の判定結果に応じて符号を破棄する編集処理を行う符号編集手段と、この符号編集手段により編集後の符号データを復号して前記評価値の高低を反映した画像データを生成する復号手段と、データを表示する表示手段と、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ及び前記復号手段により生成された画像データを前記表示手段の画面に表示させる手段とを有する情報処理システムにおける前記符号入力手段、前記判定手段、前記符号編集手段、前記復号手段、前記表示手段、及び、前記表示させる手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項15の発明は、作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、この業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、この環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、この環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、画像の符号データを入力する符号入力手段と、この符号入力手段により入力された符号データを復号する復号手段と、この復号手段より出力された復号画像データに対し前記判定手段の判定結果に応じた編集処理を行うことにより前記評価値の高低を反映した画像データを生成する画像編集手段と、データを表示する表示手段と、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ及び前記画像編集手段により生成された画像データを前記表示手段の画面に表示させる手段とを有する情報処理システムにおける前記符号入力手段、前記判定手段、前記復号手段、前記画像編集手段、前記表示手段、及び、前記表示させる手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項16の発明は、作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、データを表示する表示手段と、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータを前記表示手段の画面に表示させる手段と、前記業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、この環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、この環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータの前記表示手段による表示を、前記判定手段の判定結果に応じて撹乱させる手段とを有する情報処理システムにおける前記表示手段、前記表示させる手段、前記判定手段及び前記撹乱させる手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項17の発明は、請求項14,15又は16の発明に係るプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体である。
請求項1〜13の発明によれば、情報処理システムを利用して業務を遂行する作業者が作業中に注視している画面上に作業環境の評価値(例えば、後述のような室内の温度、湿度、明るさと、それらの理想値とから求められる快適度)を反映した画像が表示され、あるいは、作業環境の評価値についての判定結果に応じて画面上のデータの表示が撹乱される。したがって、次のような効果を得られる。
(1)作業者が業務に熱中していても、例えば終業時間を経過し空調が切られたりしたことによる作業環境の悪化などを作業者に容易に気づかせることができる。
(2)作業者が注視している画面上で作業環境の悪化などが報知されるため、音声やベル音などで音響的に報知する方法と違い、情報処理システムを利用して作業中の作業者にのみ報知することができる。
(3)また、請求項11の発明によれば、作業環境の評価値の判定閾値を作業者毎に設定することにより、作業者の作業環境に対する感じ方の違いや従事する業務の種類などに応じた報知の制御が可能となる。
(4)作業環境の悪化などを音響的に報知する方法に比べ次のような利点を有する。警報音などで報知する方法では、情報処理システムを利用し作業を行っている作業者以外にも報知音が聞こえてしまい、これはオフィス環境としては一般に好ましいことではない。特に、請求項11の発明のように作業者毎に報知音の鳴るタイミングを調整しようとすると何度も報知音が鳴ることになり極めて好ましくない。請求項1〜13の発明によれば、そのような不都合を回避できる。また、作業に熱中している作業者は、警報音などをしばしば聞き逃すことがあるものであるが、請求項1〜13の発明による画面上での報知は継続的であるため、作業環境の悪化などを確実に作業者に気づかせることができる。
また、請求項14〜17の発明によれば、コンピュータを利用し請求項4,5,10の発明及び請求項12,13の発明を容易に実施可能となる。
後述する本発明の実施形態1においては、画像の符号データとして、JPEG2000の静止画符号データ又はMotion−JPEG2000の動画符号データが用いられる。Motion−JPEG2000の動画符号データは、連続した静止画をフレームとして、各フレームを個別にJPEG2000により符号化したものである。以下の説明の理解を容易にするため、ここでJPEG2000の概要を説明する。
JPEG2000の符号化処理は概ね図1に示す流れで行われる。画像は矩形のタイルに分割される(分割数≧1)。まず、各タイルは、輝度・色差等のコンポ−ネントへ色変換される。この際、RGB画像データなどの場合はダイナミックレンジの半分を減じるDCレベルシフトも行われる。
変換後のコンポ−ネント(タイルコンポ−ネントと呼ばれる)は、2次元ウェーブレット変換によって、LL、HL、LH、HHと略称される4つのサブバンドに分割される。そしてLLサブバンドに対して再帰的にウェーブレット変換(デコンポジション)を繰返すと、最終的に1つのLLサブバンドと複数のHL、LH、HHサブバンドが生成される。
3回の2次元ウェーブレット変換によるサブバンド分割を図2に示す。図2において、nLL,nHL,nLH,nHHのnは、当該サブバンド係数がn回目のデコンポジションにより得られことを意味する。このnをデコンポジションレベルという。各サブバンドには解像度レベルも付記されている。
次に、各サブバンドはプリシンクトと呼ばれる矩形に分割される(図3参照)。プリシンクトとは、サブバンドを矩形に分割したもので、HL、LH、HH各サブバンドの対応したプリシンクト(合計3個)がひとまとまりとして扱われる。ただし、LLサブバンドを分割した各プリシンクトはそれぞれ単独でプリシンクトとして扱われる。プリシンクトは、大まかには画像中の場所(Position)を表すものである。プリシンクトはサブバンドと同じサイズにできる。プリシンクトをさらに矩形に分割したものがコードブロックである(図3参照)。よって、物理的な大きさの序列は、画像≧タイル>サブバンド≧プリシンクト≧コードブロックとなる。
以上の分割の後、サブバンド係数に対し(9×7変換と呼ばれる非可逆ウェーブレット変換が用いられる場合はサブバンド毎に線形量子化された後)、コードブロック単位でビットプレーン順にエントロピー符号化(ビットプレーン符号化)が行われる。
プリシンクトに含まれる全てのコードブロックから、ビットプレーンの符号の一部を取り出して集めたもの(例えば、全てのコードブロックのMSBから3枚目までのビットプレーンの符号を集めたもの)にヘッダをつけたものをパケットと呼ぶ。上記「一部」は「空(から)」でもいいので、パケットの中身が符号的には空(から)ということもある。パケットヘッダには、当該パケットに含まれる符号に関する情報が含まれ、各パケットは独立に扱うことができる。いわばパケットは符号の単位である。
全てのプリシンクト(=全てコードブロック=全てのサブバンド)のパケットを集めると、画像全域の符号の一部(例えば画像全域のウェーブレット係数の、MSBから3枚目までのビットプレーンの符号)ができるが、これをレイヤーと呼ぶ。レイヤーは大まかには画像全体のビットプレーンの符号の一部であるから、復号されるレイヤー数が増えれば画質は上がることになる。すなわち。レイヤーはビット深さ方向に形成された画質の単位である。すべてのレイヤーを集めると、画像全域の全てのビットプレーンの符号になる。
図4の上段に、デコンポジションレベル数=2、プリシンクトサイズ=サブバンドサイズとしたときのレイヤーを示し、また、下段にレイヤーに含まれるパケットの例を太線で囲んで示す。パケットは、プリシンクトを単位とするものであるから、プリシンクトサイズ=サブバンドサイズとした場合、HL〜HHサブバンドをまたいだものとなる。なお、不要な符号はパケットとして生成する必要はない。例えば、図4上段に示すレイヤー9に含まれるような下位ビットプレーンの符号は破棄されるのが通常である。
最後に、パケットを所定の順序(プログレッションオーダー)で配列しヘッダ等を付加することにより1本のコードストリーム(符号データ)を形成する。パケットは
・どのコンポ−ネント(記号C)に属するか、
・どの解像度レベル(記号R)に属するか、
・どのプリシンクト("場所")(記号P)に属するか、
・どのレイヤ(記号L)に属するか
という4つの属性を有する。パケットの配列とは、パケットをどの属性の順に階層的に並べるかを意味する。この配列順をプログレッションオーダと呼び、JPEG2000では5通りのプログレッションオーダが規定されている。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明で参照される複数のブロック図において、説明の重複を減らすため同一又は対応する手段には同一番号を付して説明する。
[実施形態1]
図5は、本発明の実施形態1に係るシステムの全体的構成を示すブロック図である。ここに示す情報処理システムは、業務処理手段100、表示データ記憶手段102、表示制御手段103、表示手段104を含む。業務処理手段100は作業者が文書作成、表計算、プログラミングその他の業務処理を遂行するための手段であり、具体的にはコンピュータ上で動作するアプリケーションプログラム等である。業務処理手段100によって業務処理に関連して生成される表示データ(1)は、表示データ記憶手段102に書き込まれ、表示制御手段103の制御により表示手段104に画面表示される。図5には示されていないが、通常、表示手段104の画面と連携したGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)が備えられ、このGUIを通じて作業者は入力操作を行って業務を遂行する。
当該情報処理システムは復号手段101を含む。この復号手段101は静止画符号データ(本実施形態ではJPEG2000静止画符号データ)又は動画符号データ(本実施形態ではMortion−JPEG2000動画符号データ)を復号する手段である。この復号手段101により復号された画像データも表示データ(2)として表示データ記憶手段102に書き込まれ、表示制御手段103により表示手段104に画面表示される。
表示データ(1)と表示データ(2)の表示形態としては、それぞれを画面上の別々の表示領域(ウィンドウ)に表示させる形態、又は、表示データ(1)を前景として、表示データ(2)を背景として画面に表示させる形態をとることができる(これは後記実施形態2においても同様である)。
当該情報処理システムは、環境情報検出手段110と環境評価手段111を含む。環境情報検出手段110は、業務処理手段100を利用して業務を行う作業者の作業環境情報を検出する手段であり、作業者の執務部屋や、その部屋のあるフロアーなどの作業環境情報の検出に適した場所に配置される。環境評価手段111は、環境情報検出手段110により検出された環境情報から作業環境を評価する手段である。
図7は、環境情報検出手段110及び環境評価手段111の一実施例を示すブロック図である。ここに示す例では、環境情報検出手段110は室温を検出する温度検出部201(温度センサ)、室内の湿度を検出する湿度検出部202(湿度センサ)及び室内の明るさを検出する明るさ検出部203(明るさセンサ)から構成される。
環境評価手段111は、各検出部201,202,203により検出された室内の温度t,湿度h,明るさLと、予め設定された理想的な温度t0,湿度h0,明るさL0との差の絶対値|t-t0|,|h-h0|,|L-L0|を求めるための検出部204,205,206と、それら絶対値|t-t0|,|h-h0|,|L-L0|をそれぞれα、β、γ倍することにより正規化する正規化部207,208,209と、正規化後の差の絶対値から快適度k
k=1/(α|t-t0|+β|h-h0|+γ|L-L0|)
を算出する算出部210とから構成され、その快適度kを作業環境の評価値として出力する。上記α、β、γは正規化のためのパラメータであり、快適度に寄与する度合いが大きいパラメータほど値を大きく設定する。例えば、α=3,β=1,γ2に設定される。
このような環境情報入力手段110及び環境評価手段11は、それぞれ個別の手段として実現することも可能であるが、近年普及が進んでいる情報処理能力を持つセンサ、いわゆるスマートセンサ(インテリジェントセンサ)を用いて実現することも可能である。
スマートセンサを用いる場合、図7に示した環境評価手段に対応した機能は、例えば図8に示すような処理をスマートセンサ内のプロセッサに実行させることにより実現することができる。図8において、まず、温度センサより温度tを入力し(step11)、次に理想の温度t0を入力する(step12)。次に湿度センサより湿度hを入力し(step13)、次に理想の湿度h0を入力する(step14)。次に明るさセンサより明るさLを入力し(step15)、次に理想の明るさL0を入力する(step16)。次にΔt=|t-t0|、Δh=|h-h0|、ΔL=|L-L0|を算出し(step17,18,19)、それぞれの正規化値Δt'=αΔt、Δh'=βΔh、ΔL'=γΔLを算出しstep20)、最後に快適度k=1/(Δt'+Δh'+ΔL')を算出する(step21)。このような処理は、一定間隔で繰り返し実行される。
再び図5を参照する。当該情報処理システムは、JPEG2000の静止画符号データこの符号保存手段120より符号データを取り込む符号入力手段121、この符号入力手段121より入力された符号データに対する編集を行う符号編集手段122、環境評価手段111の評価結果である快適度kと閾値設定手段131で設定された1以上の閾値との比較判定を行う快適度判定手段130を含む。復号手段101に入力される符号は、符号編集手段122により編集後の符号である。
なお、破線で囲んだブロックAは図5には1つのみ示されているが、一般的には複数個存在する。また、破線で囲んだブロックBを各ブロックAに対応して複数設ける形態とすることも、複数のブロックAに対し1つのブロックBを設ける形態とすることも可能である。そのいずれの形態であっても、環境情報検出手段110及び環境評価手段111は1組のみ設ければよい。
複数のブロックAに共通した1つのブロックBを設ける形態においては、閾値設定手段131で各ブロックA毎に、つまり作業者毎に、閾値を設定できることが好ましい。これは、快適度の高低(良否)の感じ方には作業者により個人差があるため、その個人差に応じて閾値を変更したい場合があること、さらに、業務の種類などによって閾値を変更したい場合もあり得るからである。
近年のオフィス環境においてはサーバ装置とクライアント装置をLANなどで接続したクライアント・サーバシステムが一般的になっている。したがって、複数のブロックAに共通の1つのブロックBを設ける形態の場合には、ブロックAをクライアント装置に実装し、ブロックBをサーバ装置に実装するシステム形態とするのが一般に好ましいであろう。なお、環境評価手段111から快適度判定手段130への快適度kの転送路は有線でも無線でもよい。符号入力手段121は、インターネット等のネットワーク経由で符号データを取り込む手段とすることも可能である。
図6はブロックBにおける処理の流れを示すフローチャートである。ブロックBの符号入力手段121は、符号保存手段120より、JPEG2000の静止画符号データ又はMotion−JPEG2000の動画符号データの1フレーム分(もしくは数フレーム分)を読み出して符号編集手段122に入力する(step1)。快適度判定手段130は環境評価手段111より快適度kを入力し(step2)、その快適度kと閾値設定手段131で設定された閾値thとの比較判定を行う(step3)。その判定の結果がYes(k<th)ならば(快適度kが低いと判定されたとき)、符号編集手段122は入力した符号データに対し一部符号を破棄する編集処理を行い(step4)、編集後の符号データをブロックAの復号手段101へ出力する(step5)。判定結果がNo(k≧th)ならば(快適度kが高いと判定されたとき)、符号編集手段122は入力した符号データをそのまま復号手段101へ出力する(step5)。
このような処理は、一定時間間隔で繰り返し実行される。したがって、静止画符号データの場合は、同じ静止画の符号データが一定時間間隔で繰り返し復号手段101に入力される。動画符号データの場合は、1フレーム単位(もしくは数フレーム単位)で符号データが順に復号手段101に入力されることになる。
また、1つのブロックBを複数のブロックAに共通させて設ける形態において、全てのブロックAに対し共通の閾値thを用いる場合には、step5で複数のブロックAの復号手段101に対し同じ符号データを入力すればよい。しかし、各ブロックA毎に(作業者毎に)閾値thを設定する場合には、ブロックA別に、対応した閾値thを用いてstep2以降の処理を繰り返し実行することになる。
次に、符号編集手段122による符号編集と、表示手段104に表示される画像との関係について説明する。
符号編集手段122への入力符号データが例えば図9の上段に示すような解像度プログレッシブの符号データ(例えばJPEG2000のRLCPプログレッションの符号データ)であるとする。快適度kが高いときには、この入力符号データがそのまま復号手段101に入力されるため、例えば図10の左側に示すような画像が表示手段104に表示される。これに対し、快適度kが低いときには、符号編集手段122により図9の下段に示すような1HL,1LH,1HHサブバンドの符号を破棄した符号データが復号手段101に入力されるため、例えば図10の右側に示すような縦横サイズが半減した(解像度が半減した)画像が表示される。
なお、快適度が高いときに符号を破棄し、快適度が低いときに符号を破棄しないようにしてもよい。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、符号データの最高解像度レベルのサブバンド符号側から、快適度が低い(高い)ほど、多くの符号を破棄するようにしてもよい。
入力符号データが例えば図11の上段に示すような画質プログレッシブの符号データ(JPEG2000のLRCPプログレッションの符号データ)であるとする。快適度kが高いときには、この入力符号データがそのまま復号手段101に入力されるため、例えば図12の左側に示すような画質の良い画像が表示される。これに対し、快適度kが低いときには、符号編集手段122により図11の下段に示すようなレイヤー2,3の符号を破棄した符号が復号手段101に入力されるため、例えば図12の右側に示すような画質の低い画像が表示される。
なお、快適度が高いときに符号を破棄し、快適度が低いときに符号を破棄しないようにしてもよい。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、符号データの最下位レイヤー側から、快適度が低いほど(又は高いほど)多くの符号を破棄するようにしてもよい。
また、入力符号データが例えば図13の上段に示すようなコンポーネントプログレッシブの符号データ(JPEG2000のCPRLプログレッションの符号データ)であるとする。快適度kが高いときには、この入力符号データがそのま復号手段101に入力されるため、カラー画像が表示される。一方、快適度kが低いときには、符号編集手段122により図13の下段に示すようなCr,Cbコンポーネントを破棄した符号データが復号手段101に入力されるため、輝度コンポーネントのみのモノクロ画像が表示されることになる。
なお、快適度が高いときにCr,Cbコンポーネントを破棄してモノクロ画像を表示させ、快適度が低いときにCb,Crコンポーネントを破棄せずカラー画像を表示させるようにしてもよい。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、快適度が低下するに従って、Cb,Crコンポーネントの符号破棄量を増加又は減少させることにより表示画像の色味を減らし又は増加させるようにしてもよい。
また、入力符号データが例えば図16に示すような4タイル分割された符号データ、つまりタイルを単位とした位置プログレッシブの符号データであるとする。快適度kが高いときには、この入力符号データがそのまま復号手段101に入力されるため、画像全体が表示される。しかし、快適度kが低いときには、符号編集手段122により図14の下段に示すようなタイル2,3の符号を破棄した符号データが復号手段101に入力されるため、破棄されたタイル2,3の領域が切り取られた画像が表示されることになる。
図15は、このような位置プログレッシブ符号データの符号破棄を行うことによる表示画像の変化を例示しており、左側が快適度kが高いときの画像、右側が快適度kが低いときの画像である。
同様な符号破棄をプリシンクト単位で行うことも可能である。例えば、タイル分割を行わないRCRLプログレッションの符号データ(図14中のタイルをプリシンクトに置き換えて考えることができる)の場合、快適度kが高いときは符号データをそのまま復号手段101に入力し、全プリシンクトの領域を含む画像を表示させ、快適度kが低いときに例えばプリシンクト(2,3)の符号を破棄した符号データを復号手段101に入力し、該プリシンクトの領域が切り取られた画像を表示させることができる。
なお、快適度が高いときに符号を破棄し、快適度が低いときに符号を破棄しないようにすることもできる。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、快適度が低いほど符号を破棄するタイルもしくはプリシンクトを増加又は減少させるようにしてもよい。
以上のように、作業者が作業中に注視する表示手段104の画面上に、作業環境の快適度の高低を反映した画像が表示されるため、作業者に作業環境の悪化などを確実に気づかせることができる。
ここで、Motion−JPEG2000の動画符号データを表示する場合について説明を補足する。Motion−JPEG2000の動画符号データの各フレームを独立してJPEG2000で符号化したものであり、したがって復号も各フレーム独立に行うことができる。このような動画符号データを表示させる場合、前述のように、図6のstep1で先頭フレームから1フレーム(又は数フレーム)ずつ符号データを取り込み、快適度が高いときはそのまま、快適度が低いときに符号破棄を行ってから、伸長手段101へ入力し表示させる処理を、一定時間間隔で繰り返すことができる。ただし、先頭フレームから1フレーム(又は数フレーム)の符号データを、快適度に関係なく、そのまま伸長手段101に入力し、この間に快適度の判定を行い、この判定結果に応じて次の所定数フレームの入力時に必要な符号破棄を行い、この間に次の快適度判定を行い、この判定結果に応じて次の所定数フレームの入力時に必要な符号破棄を行う、というように処理してもよい。
なお、JPEG2000の静止画符号データ、Motion−JPEG2000の動画符号データは、簡単な符号破棄によって、解像度、画質、コンポーネント、位置について表示画像を変化させることができる。ただし、同様な符号破棄と、符号が破棄された符号データの復号が可能であれば、他の符号化方式により符号化された静止画又は動画符号データを用いることも可能である。
ここまでの説明から明らかなように、当該情報処理システムのブロックAとブロックBは、CPUやメモリ等から構成されたコンピュータを利用し、1以上のプログラムにより実現することができる。すなわち、ブロックA,Bの構成手段又はブロックA又はブロックBの構成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムをコンピュータのメモリにロードし、それをコンピュータのCPUで実行させることによりブロックA,Bを実現することができる。このプログラムには、業務処理手段100としてのアプリケーションプログラムが含まれていてもいなくとも構わない。そのようなアプリケーションプログラムは、独立したプログラムとしてコンピュータにインストールするほうが好ましい場合も多いからである。このようなプロクラムと、それが記録された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体記憶素子等のコンピュータが読み取り可能な情報記録(記憶)媒体は、請求項14,17の発明の実施形態である。
なお、特許請求の範囲との対応について付言すれば、復号手段101、符号編集手段122及び符号入力手段121は請求項4に記載の「画像データ入力手段」を構成するものである。表示制御手段103は表示データ記憶手段102とともに請求項1記載の「表示させる手段」を構成するものである。
また、本実施形態は請求項12の発明に係る作業環境報知方法の一実施形態でもあることは、以上の説明から明らかであろう。
[実施形態2]
図16は本発明の実施形態2に係るシステムの全体的構成を示すブロック図である。本実施形態に係るシステムにおいては、前記実施形態1に係る符号編集手段122は省かれ、復号手段101による復号画像データに対し解像度変換処理、平滑化フィルタ処理、モノクロ変換処理、切り取り(クリッピング)処理を行うための画像編集手段106が設けられ、快適度判定手段130による判定結果は画像編集手段106に入力される。
なお、本実施形態では、符号編集を行わないので、符号入力手段121により符号保存手段120より読み出されて復号手段101に入力される符号データは、JPEG2000の静止画符号データやMotion−JPEG2000の動画符号データに限らず、基本的に任意の符号化方式による静止画又は動画の符号データで構わない。例えば、JPEGの静止画符号データ、Motion−JPEGの動画符号データ、フレーム間差分を利用するMPEGの動画符号データ等でもよい。
図17は、符号入力手段121により静止画又は動画の符号データを入力し、その画像を表示手段104に表示する動作の流れを示すフローチャートである。この動作は一定時間間隔で繰り返される。
静止画の符号データ、又は、動画の1フレーム(又は数フレーム)の符号データが符号入力手段121により復号手段101に入力され(step31)、その符号データが復号手段101により復号され、その復号画像データが画像編集手段106へ入力される(step32)。環境評価手段111より快適度kが快適度判定手段130に入力され(step33)、快適度判定手段130で閾値設定手段131により設定された閾値thと快適度kの比較判定が行われ、その判定結果が画像編集手段106に入力される(step34)。判定結果がNo(快適度kが閾値thより高い)の場合には、画像編集手段106で画像編集は行われず、復号手段101により復号された画像データがそのまま表示データ(2)として表示データ記憶手段102に書き込まれ、表示制御手段103によって表示手段104に画面表示される(step36)。判定結果がYes(快適度kが閾値thより低い)の場合には、画像編集手段106で復号画像データは画像編集処理を施され、編集後の画像データが表示データ(2)として表示データ記憶手段102に書き込まれ(step106)、それが表示制御手段103により表示手段104に画面表示される(step36)。
step35における画像編集処理の一例は、解像度を下げる解像度変換処理であり、快適度が高いときには例えば図10の左側に示すような画像が表示され、快適度が低いときには図10の右側に示すような縮小画像が表示されることになる。なお、快適度が高いときに解像度変換処理を施し、快適度が低いときに解像度変換処理を施さないようにしてもよい。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、快適度の高低に応じて解像度を段階的に変換するようにしてもよい。
step35における画像編集処理のもう1つの例は、平滑化フィルタ処理であり、快適度が高いときには例えば図12の左側に示すような鮮明な画像が表示されるが、快適度が低いときには図12の右側に示すような鮮明度が低下した画像が表示される。なお、快適度が高いときに平滑化フィルタ処理を施し、快適度が低いときに平滑化フィルタ処理を施さないようにしてもよい。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、快適度の高低に応じて平滑化フィルタ処理の平滑化度を段階的に変化させるようにしてもよい。
画像編集処理のもう1つの例は、モノクロ変換処理であり、快適度が高いときにはカラー画像が表示されるが、快適度が低いときにはモノクロ画像が表示される。なお、快適度の高いときにモノクロ変換を行い、快適度の低いときにモノクロ変換を行わないようにしてもよい。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、快適度の高低に応じて画像の色味を段階的に変化させるようにしてもよい。
画像編集処理のもう1つの例は、切り取り(クリッピング)処理であり、快適度が高いときには例えば図15の左側に示すような画像が表示されるが、快適度が低いときには図15の右側に示すような元の画像の一部領域が切り取られた画像が表示される。なお、快適度が高いときに切り取り処理を行い、快適度が低いときに切り取り処理を行わないようにすることも可能である。また、快適度の高低を複数の閾値を用いて多段階に判定し、快適度の高低に応じて切り取り領域の面積を段階に変化させるようにしてもよい。
このように作業者が注視する画面上に、作業環境の快適度の快適度の高低を反映した画像が表示されるため、作業者に作業環境の悪化などを確実に気づかせることができる。
なお、本実施形態に係るシステムについても、ブロックAとブロックBは、CPUやメモリ等から構成されたコンピュータを利用し、1以上のプログラムにより実現することができる。すなわち、ブロックA,Bの構成手段又はブロックA又はブロックBの構成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムをコンピュータのメモリにロードし、それをコンピュータのCPUで実行させることによりブロックA,Bを実現することができる。このプログラムには、業務処理手段100としてのアプリケーションプログラムが含まれていてもいなくともよい。このようなプログラム、及び、同プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な各種の情報記録(記憶)媒体は、請求項15,17の発明の一実施形態である。
本実施形態と特許請求の範囲との対応について付言すれば、復号手段101、画像編集手段106及び符号入力手段121は請求項5記載の「画像データ入力手段」を構成するものである。
また、本実施形態は請求項12の発明に係る作業環境報知方法の一実施形態でもあることは、以上の説明から明らかであろう。
[実施形態3]
図18は本発明の実施形態3に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。前記実施形態1,2においては業務処理手段100の表示データとは別の表示データ(画像データ)の表示を快適度判定結果に応じて変化させたが、本実施形態では、同様の目的を、業務処理手段100の表示データの表示を快適度判定結果に応じて変化させることによって達成する。図18中の表示撹乱/復旧手段107が、そのような表示データの表示を快適度判定結果に応じて変化させるために設けられた手段である。
図19は快適度判定手段130と表示撹乱/復旧手段107の動作を説明するためのフローチャートである。この動作は一定時間間隔で繰り返し実行される。
まず、快適度判定手段130は環境評価手段111より快適度kを入力し(step41)、閾値設定手段131で設定された閾値thと快適度kの比較判定を行う(step42)。快適度kが閾値thより低い場合(step42,Yes)、表示データの表示が撹乱状態であるか調べ(step43)、撹乱状態でなければ(正常表示状態であれば)、表示撹乱/復旧手段107は表示データ記憶手段102上の表示データの表示を撹乱させる処理、例えば表示データ中の文字コードに定数を加算する等により文字コードを意図的に変化させる処理を行う(step44)。この処理を施した表示データを表示制御手段103により表示手段104に画面表示すると、いわゆる「文字化け」を起こす。したがって、作業者に作業環境の悪化を確実に気づかせることができる。
step42で快適度が閾値thより高いと判定された場合、表示撹乱/復旧手段107は、正常表示状態であるか調べる(step45)。正常表示状態でないときには(すでに表示撹乱状態であるときには)、表示撹乱/表示手段107は表示データ記憶手段102上の表示データの文字コードを元に戻す処理を行い(step46)、表示データが正常に表示される状態に復旧させ、作業者が通常の作業を遂行できるようにする。
なお、正常表示への復旧を容易にするため、step44で撹乱処理前の表示データを表示データ記憶手段102内に保存しておき、step46で撹乱処理済み表示データを保存されている正常な表示データと置き換える方法を用いてもよい。
また、快適度が低いときの表示撹乱の方法は、必ずしも「文字化け」を生じさせる方法に限定されない。例えば、快適度が低いときに、表示撹乱/復旧手段107より表示制御手段103に対し、極端に大きい又は小さいフォントサイズや、通常利用されないようなフォント種類を指定することにより、表示データを不自然な形で表示させる等の方法をとることもできる。要は、快適度が低くなったことを作業者が容易に認識できるように、表示データの表示を変化させればよい。
なお、本実施形態に係るシステムについても、ブロックAとブロックBは、CPUやメモリ等から構成されたコンピュータを利用し、1以上のプログラムにより実現することができる。すなわち、ブロックA,Bの構成手段又はブロックA又はブロックBの構成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムをコンピュータのメモリにロードし、それをコンピュータのCPUで実行させることによりブロックA,Bを実現することができる。このプログラムには、業務処理手段100としてのアプリケーションプログラムが含まれていてもいなくともよい。このようなプログラム、及び、同プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な各種の情報記録(記憶)媒体は、請求項16,17の発明の一実施形態である。
また、本実施形態は請求項13の発明に係る作業環境報知方法の一実施形態でもあることは、以上の説明から明らかであろう。
JPEG2000の符号化処理の流れを説明するためのブロック図である。 サブバンド分割の例とサブバンドと解像度レベルの対応を示す図である。 画像、タイル、プリシンクト、コードブロックの関係を示す図である。 レイヤーとパケットの例を示す図である。 本発明の実施形態1に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 動作説明のためのフローチャートである。 環境情報検出手段及び環境評価手段のブロック図である。 環境評価手段のフローチャートである。 解像度プログレッシブの符号データの符号破棄の例を示す図である。 図9の符号データに対応した画像表示の例を示す図である。 画質プログレッシブの符号データの符号破棄の例を示す図である。 図10の符号データに対応した画像表示の例を示す図である。 コンポーネント・プログレッシブの符号データの符号破棄の例を示す図である。 位置プログレッシブの符号データの符号破棄の例を示す図である。 図14の符号データに対応した画像表示の例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態3に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 動作説明のためのフローチャートである。
符号の説明
100 業務処理手段
101 復号手段
102 表示データ記憶手段
103 表示制御手段
104 表示手段
106 画像編集手段
107 表示撹乱/復旧手段
110 環境情報検出手段
111 環境評価手段
120 符号保存手段
121 符号入力手段
122 符号編集手段
130 快適度判定手段
131 閾値設定手段

Claims (17)

  1. 作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、
    前記業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、
    前記環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、
    前記環境評価手段により求められた評価値の高低を反映した画像データを入力する画像データ入力手段と、
    データを表示する表示手段と、
    前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ及び前記画像データ入力手段により入力された画像データを前記表示手段の画面に表示させる手段と、
    を有すること特徴とする情報処理システム。
  2. 前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ及び前記画像データ入力手段により入力された画像データは前記表示手段の画面上の別々のウィンドウに表示されることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータは前景として前記表示手段の画面に表示され、前記画像データ入力手段により入力された画像データは背景として前記表示手段の画面に表示されることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  4. 前記画像データ入力手段は、画像の符号データを入力する符号入力手段と、前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、前記符号入力手段により入力された符号データに対し前記判定手段の判定結果に応じて符号を破棄する編集処理を行う符号編集手段と、該符号編集手段により編集後の符号データを復号する復号手段とを有し、該復号手段による復号画像データを前記評価値の高低を反映した画像データとして入力することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  5. 前記画像データ入力手段は、画像の符号データを入力する符号入力手段と、前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、前記符号入力手段により入力された符号データを復号する復号手段と、該復号手段より出力された復号画像データに対し前記判定手段の判定結果に応じた編集処理を行う画像編集手段とを有し、該画像編集手段により編集後の画像データを前記評価値の高低を反映した画像データとして入力することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  6. 前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データの解像度の変化として反映されることを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理システム。
  7. 前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データの画質の変化として反映されることを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理システム。
  8. 前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データの色味の変化として反映されることを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理システム。
  9. 前記環境評価手段により求められた評価値の高低は、前記画像データ入力手段により入力された画像データに含まれる、前記符号データの原画像データ上の領域の増減として反映されることを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理システム。
  10. 作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、
    データを表示する表示手段と、
    前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータを前記表示手段の画面に表示させる手段と、
    前記業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、
    前記環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、
    前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、
    前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータの前記表示手段による表示を、前記判定手段の判定結果に応じて撹乱させる手段と、
    を有すること特徴とする情報処理システム。
  11. 前記閾値は作業者毎に設定されることを特徴とする請求項4,5又は10記載の情報処理システム。
  12. 情報処理システムを利用し業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出し、検出した作業環境情報から作業環境の評価値を求め、求めた評価値の高低を反映した画像データを前記情報処理システムに入力して該画像データを前記作業者の業務に関連したデータが表示される前記情報処理システムの表示手段の画面に表示させることを特徴とする作業環境報知方法。
  13. 情報処理システムを利用し業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出し、検出した作業環境情報から作業環境の評価値を求め、求めた評価値を閾値と比較判定し、その判定結果に応じて、前記情報処理システムの表示手段による前記作業者の業務に関連したデータの表示を撹乱させることを特徴とする作業環境報知方法。
  14. 作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、
    前記業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、
    前記環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、
    前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、
    画像の符号データを入力する符号入力手段と、
    前記符号入力手段により入力された符号データに対し前記判定手段の判定結果に応じて符号を破棄する編集処理を行う符号編集手段と、
    該符号編集手段により編集後の符号データを復号して前記評価値の高低を反映した画像データを生成する復号手段と、
    データを表示する表示手段と、
    前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ及び前記復号手段により生成された画像データを前記表示手段の画面に表示させる手段と、
    を有する情報処理システムにおける前記符号入力手段、前記判定手段、前記符号編集手段、前記復号手段、前記表示手段、及び、前記表示させる手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
  15. 作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、
    前記業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、
    前記環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、
    前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、
    画像の符号データを入力する符号入力手段と、
    前記符号入力手段により入力された符号データを復号する復号手段と、
    前記復号手段より出力された復号画像データに対し前記判定手段の判定結果に応じた編集処理を行うことにより前記評価値の高低を反映した画像データを生成する画像編集手段と、
    データを表示する表示手段と、
    前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータ及び前記画像編集手段により生成された画像データを前記表示手段の画面に表示させる手段と、
    を有する情報処理システムにおける前記符号入力手段、前記判定手段、前記復号手段、前記画像編集手段、前記表示手段、及び、前記表示させる手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
  16. 作業者が業務を遂行するための業務処理手段と、
    データを表示する表示手段と、
    前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータを前記表示手段の画面に表示させる手段と、
    前記業務処理手段を利用して業務を遂行する作業者の作業環境情報を検出する環境情報検出手段と、
    前記環境情報検出手段により検出された作業環境情報から作業環境の評価値を求める環境評価手段と、
    前記環境評価手段により求められた評価値を閾値と比較判定する判定手段と、
    前記業務処理手段より業務の遂行に伴って生成されたデータの前記表示手段による表示を、前記判定手段の判定結果に応じて撹乱させる手段と、
    を有する情報処理システムにおける前記表示手段、前記表示させる手段、前記判定手段、及び、前記撹乱させる手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
  17. 請求項14,15又は16記載のプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体。
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