JP2006317268A - 測量システム - Google Patents

測量システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006317268A
JP2006317268A JP2005139920A JP2005139920A JP2006317268A JP 2006317268 A JP2006317268 A JP 2006317268A JP 2005139920 A JP2005139920 A JP 2005139920A JP 2005139920 A JP2005139920 A JP 2005139920A JP 2006317268 A JP2006317268 A JP 2006317268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
pile
identification information
writing
surveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005139920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4262218B2 (ja
Inventor
Toshio Suenaga
利夫 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JOCHI KK
Original Assignee
JOCHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JOCHI KK filed Critical JOCHI KK
Priority to JP2005139920A priority Critical patent/JP4262218B2/ja
Publication of JP2006317268A publication Critical patent/JP2006317268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4262218B2 publication Critical patent/JP4262218B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

【課題】筆界点の誤認の畏れを解消する測量システムの提供。
【解決手段】読取り可能な識別情報が記録された筆界杭1と、その識別情報を読み取り記録する杭判別手段2を備えた測量ポール3と、測量ポール3に向きを合わせ筆界杭1の打設位置について基準点に対する相対的な位置関係を計測し計測情報を形作るトータルステーション4と、前記識別情報を付した筆界点の位置関係を登録する筆図形情報入力手段5、前記識別情報を入力する識別情報入力手段6、前記トータルステーション4からの前記計測情報を入力する計測情報入力手段7、及びそれらの記憶手段8を具備したデータコレクタ9と、前記計測情報、及び識別情報、並びに筆図形情報に基づき、一筆測量情報を算出する演算手段10とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測量作業の手間を省くと共に筆界杭の誤認を防止し得る測量システムの提供。
地籍調査事業における一筆地調査(所有者等の立会いにより土地の所在、地番、地目、境界の調査・確認)は、
一般的に、
1)識別情報を記載したシールなどを貼付し、又は識別情報を直に記入した筆界杭を、現地の筆界点の位置に打設する行程。
2)識別情報を記した調査図(識別情報が付された筆界点を結んでなる筆図形(境界線に囲まれた面を一筆の土地とした図面)群に各々の地番を付した概略図)を作成する行程。
3)トータルステーション、又はRTK−GPS測量用の測量ポール等で、調査図の識別情報と、筆界杭に付された識別情報を照合しつつ行う筆界点測量行程。
4)筆界点座標の算出及び前記調査図の筆図形(点名列)情報から地籍図原図データを作成する行程。
5)地籍図原図データから一筆地の面積を算出する行程。
よりなる。
一筆地調査においては、上記の如く、精密に測量を行う前に大まかな調査測量が行われるが、調査図など作成する際には、現地と、調査図及び数値地籍データとをユニークな識別情報でリンクさせるべく、筆界点に番号等(識別情報)を付している。その様にリンクさせることによって、修正を行う場合にあっても識別情報で筆界点を特定することで調査結果の点検が容易となり、数値地籍が開始された前後から一般的に行われている。
従来は、筆界杭と、当該筆界杭を対象とする位置情報又は計測情報(以下、測量情報と総称する。)とを整合させるべく、測量作業時において筆界杭の識別情報の読み上げが逐一行われており、その作業は単に煩雑であることに止まらず、識別符号の誤認・誤記の畏れが高いと言う問題があった。
その様な問題点を解決すべく、情報記憶部を内蔵した打ち込みヘッドと、当該打ち込みヘッドに着脱自在に装着され、前記情報記憶部に対する読み書きを行うポールを用い、当該ポールに内蔵されたGPS装置の受信アンテナを介して計測した筆界点の位置情報を前記記憶部に書き込み、当該位置情報を入出力装置で読み出すことにより測量を行う手法が下記特許文献1に開示されている。また、GPS測量の測定精度を高めるべく、前記一筆地調査を正確に行う際の要件となる基準点の位置情報を正確に得る為に、当該基準点を既知のおおもとなる基準点から正確に連携させる手法として下記特許文献2が開示されている。
特開平7−190779号公報 特開2004−301598号公報
当該特許文献1は、当該文献に開示されたシステムを用いることによって、従来の様に、筆界杭の打設位置を測量によって求め、当該求められた位置を野帳や記録装置に記録し、測量作業毎に当該野帳や記録装置上に記録された筆界杭及びその打設位置と、現地の筆界杭を照合させる必要がないとしている。また、特許文献2にあっては、基準点測量の精度評価が可能となることにより測量方法の自由度が高まる旨が記載されている。
しかしながら、たとえ前記特許文献1に開示された手法によって各筆界杭の打設位置だけが明確になったとしても、土地の形状は様々であることから、筆界点の繋がりが明確でないと現場の土地の形状に則った正しい境界線が定まらず、現実とは全くかけ離れた形状の土地として測量してしまう可能性は否めない。また、前記特許文献2に記載の手法によって基準点測量の精度評価が出来、衛星受信できない現場での測量が可能となるとしても、当該方法で多くの筆界点について行われる筆界点測量時における作業性並びに作業効率の向上への寄与は望めない。
即ち、多様な土地について適用性の高い測量を実現するには、依然として、前記筆図形情報の必要性や、調査図の識別情報と、筆界杭に付された識別情報との照合の必要性には変わりがなく、当該照合作業の煩雑さに変わりはない。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、測量作業の煩雑さを軽減させると共に、筆界点の誤認の畏れを解消し、多様な形態の土地について適用性の高い測量を実現することが出来る測量システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために為された本発明による測量システムは、電磁的又は光学的に読取り可能な識別情報が記録された筆界杭と、前記筆界杭上で当該筆界杭からその識別情報を電磁的又は光学的に読み取り記録する杭判別手段を備えた測量ポールと、識別情報を読み取る筆界杭上の測量ポールに向きを合わせ識別情報が読み取られる筆界杭の打設位置について基準点(多角点)に対する相対的な位置関係を計測し計測情報を形作るトータルステーションと、前記測量ポールから出力された前記筆界杭の識別情報(基準杭判別手段のそれを含む)を入力する識別情報入力手段、前記トータルステーションから出力された前記計測情報を入力する計測情報入力手段、及びそれら保持する記憶手段を具備したデータコレクタとを備えたことを特徴とする。
場合に応じ、電磁的又は光学的に読取り可能な識別情報が記録された筆界杭と、前記筆界杭上で当該筆界杭からその識別情報を電磁的又は光学的に読み取り記録する杭判別手段、及び識別情報を読み取る筆界杭上で人工衛星からの信号を受け当該筆界杭の筆界点位置情報を読み取るGPS受信手段を備えた測量ポールと、識別情報を読み取る筆界杭上の測量ポールに向きを合わせ識別情報が読み取られる筆界杭の打設位置について基準点に対する相対的な位置関係を計測し計測情報を形作るトータルステーションと、前記測量ポールから出力された前記筆界杭の識別情報を入力する識別情報入力手段、前記測量ポールから出力された前記筆界点位置情報を入力する位置情報入力手段、前記トータルステーションから出力された前記計測情報を入力する計測情報入力手段、及びそれら保持する記憶手段を具備したデータコレクタを備えた測量システムとしても良い。
測量作業においては、測量情報の算出に用いる各種情報を取得するきっかけとなる情報を、測量形態に応じて当該システムを構成する適当な要素から発生させる必要があり、例えば、前記トータルステーションに、その計測処理の際にトリガ情報を発信するトリガ発生手段を備え、前記測量ポールに、前記トータルステーションが発信したトリガ情報を受信する通信手段、当該トリガ情報を受けて稼動し前記筆界杭の識別情報を出力する杭判別手段、及び当該識別情報を発信する通信手段を備え、前記データコレクタに、当該測量ポールから出力された識別情報を受信する通信手段を備えた構成や、前記データコレクタに、前記筆界杭の筆界点位置情報を読み取る際にリクエスト情報を発信する情報要求手段を備え、前記測量ポールに、前記データコレクタが発信したリクエスト情報を受信する通信手段、当該リクエスト情報を受けて稼動し前記筆界杭の識別情報を出力する杭判別手段、及び当該リクエスト情報を受けて稼動し前記筆界点位置情報を出力するGPS受信手段、及び当該識別情報及び筆界点位置情報を発信する通信手段を備え、前記データコレクタに、当該測量ポールから出力された識別情報及び筆界点位置情報を受信する通信手段を備えた構成や、前記測量ポールに、前記杭判別手段及びGPS受信手段を稼動させる始動手段を備えると共に、前記杭判別手段で読み込まれた筆界杭の識別情報、及び前記GPS受信手段で読み込まれた筆界点位置情報を出力する通信手段を備え、前記データコレクタに、当該測量ポールから出力された識別情報及び筆界点位置情報を受信する通信手段を備えた構成が挙げられる。
前記データコレクタに、前記識別情報を付した筆界点の位置関係を筆図形情報として登録する筆図形情報入力手段を備え、更に、当該データコレクタが保持する前記計測情報又は位置情報、及び筆界杭の識別情報、並びに筆界点の筆図形情報に基づき、前記筆界杭の打設位置を筆界点とする測量情報を算出する演算手段を備える構成とすることが望ましく、また、トータルステーションにより採取された計測情報とその計測の基点となった基準点とをリンクさせる手法として、トータルステーションの設定位置となる基準点に打設された基準杭に付された識別情報を自動的に読み取りデータ化する機能を付すべく、前記トータルステーションに、その計測基点から前記基準杭の上に垂れる下振を備え、当該下振に、前記基準杭の表面に電磁的又は光学的方法により記録された識別情報を電磁的又は光学的により読み取り記録する基準杭判別手段を備え、記録された識別情報を当該トータルステーションで得た計測情報と共に保持する(図1又は図10参照)測量システムとして構成することもできる。
筆界杭における識別情報の記録手段としては、バーコードやICタグや磁気シール等、接触或いは非接触で読み取れる記録手法を用いれば良く、それらから識別情報を読み取る手段としては、各々に対応した読取手段を用いることができる。
また、識別情報を読み取る筆界杭上の測量ポールに向きを合わせ識別情報が読み取られる筆界杭の打設位置について基準点に対する相対的な位置関係を計測するとは、当該測量ポールによる識別情報の読み取りと、トータルステーションによる当該測量ポールについての計測が、同時に又は相前後する形で行われる等、一組の行程として行われることを意味する。同様に、識別情報を読み取る筆界杭上で人工衛星からの信号を受け当該筆界杭の筆界点位置情報を読み取るとは、前記測量ポールによる識別情報の読み取りと、GPS受信手段による当該筆界杭の筆界点位置情報の導出が一組の行程として行われることを意味する。
尚、前記計測基点とは、前記トータルステーションがターゲットたる測量ポールとの相対的な位置関係を測定する際の計測器としての基点である。また、前記基準点とは、地籍図根多角測量(基準点測量)等によって定められる多角点とも呼ばれる点であって、多角測量又は一筆地測量の際、トータルステーションの計測基点を合わせる点である。
本発明による測量システムは、従来どおり調査図や、筆界杭の筆界点位置情報と現地の筆界杭との照合を伴う測量手法に用いる測量システムであるが、当該測量ポールによる識別情報の読み取りと、トータルステーションによる当該測量ポールについての計測、或いはGPS受信手段による当該筆界杭の筆界点位置情報の導出が、個々の筆界杭上に当該測量ポールを起立させることを以って一組の行程で行うことができるシステムとして構築されているので、筆界杭と、測量情報とを整合させるべく、測量作業時において筆界杭の識別情報の読み上げを逐一行う煩雑さや、識別符号の誤認の畏れも解消できる。上記の如くトータルステーションによる計測処理をシステムに組み込めば、GPSのみに頼る測量の様に、衛星受信できない現場で測量不能となることも無い。
また、たとえ複雑な形状を持つ土地が測量対象であったとしても、筆界点の筆図形情報を前記識別情報を有する筆界杭の筆図形情報として登録する筆図形情報入力手段を設けたことによって、測量地形の外縁を構成する筆界点の繋がりが明確となる。その結果、現場の土地の形状に則った正しい境界線が定まり、現実に即した形状の面としての正確な地籍図原図データを得ることができる。
上記測量システムのトータルステーションに、前記データコレクタを付設或いは接続すると共に、当該トータルステーション及び前記測量ポールに、前記データコレクタの通信手段と交信し、前記筆界杭の計測情報、同筆界杭の識別情報、又は当該識別情報及び筆界点位置情報の授受を行う無線通信手段を各々設けた測量システムとすれば、前記測量ポールやトータルステーションによる計測作業と同時に前記種々の情報を前記データコレクタに集めることが出来、作業効率並びに作業精度を高めることができる。
更に、前記トータルステーションに、その計測基点から前記基準杭の上に垂れる下振を備え、当該下振に、前記基準杭の表面に電磁的又は光学的方法により記録された識別情報を電磁的又は光学的により読み取り記録する基準杭判別手段を備えた測量システムとすることによって、当該トータルステーションにより採取された計測情報とその計測の基点となる基準点及びその位置を自動的にリンクさせて記録することができることとなる。
以下、本発明による測量システム及びトータルステーションの実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に例示した測量システムは、測量現場たる一筆地の境界に設けた筆界点に打設する複数の筆界杭1と、測量の際に当該筆界杭1の上に立てる測量ポール3と、当該測量ポール3を対象物として当該対象物までの距離を計測すると共に、他の測量ポール3を狙った場合の向きを基準とした相対角度を計測するトータルステーション4とで構成される。
前記トータルステーション4は、光波測定手段19を用いて対象物との位置関係を測定し、その記憶手段20たるメモリに測定情報として記録すると共に、各種インターフェースを用いた通信手段21を介して適宜外部へ出力し得るものである。当該トータルステーション4は、測量を行いたい対象物上にプリズムと呼ばれる反射板を設定し、トリガ情報を受けて前記光波測定手段19により当該プリズムへ向けて光を発射し、プリズムで反射して返ってきた光の位相差を利用して距離を計測する測定処理を行うものであって、既知の点との相対的な位置関係(距離と角度)により座標を計算する為のものや、トリガ情報を受けて赤外線レーザ光を対象物に照射し、当該レーザ光が返ってくるまでの時間を利用して距離計測を行うノンプリズム型のトータルステーション、更には、磁気コンパスを利用して方位角を計算することで、既知の点を必要としない測定処理を行うトータルステーションが紹介されている。
以下に示す例は、プリズムの反射光を用いるトータルステーションであって、装置の外部と情報の授受を行う為の通信手段21が備えられているトータルステーションを用いた測量システムの一例である。
前記筆界杭1には、各々異なる識別情報が記録されたICタグ22が内蔵されている。例におけるICタグ22は、電源回路(自励型電源回路)44、CPU38、メモリ39、変調回路40、復調回路41、無線周波数(RF)回路42、及びタグアンテナ43とから構成される(図6参照)。
前記測量ポール3は、上記ICタグ22と非接触通信を行い各筆界杭に固有の識別情報を読み取る杭判別手段2と、人工衛星からの信号を受け当該測量ポール3の位置情報を読み取るGPS受信手段16と、対外的に前記筆界杭1の識別情報及び筆界点位置情報(GPS受信手段16を用いない場合には識別情報のみでも良い。)の授受を行う通信手段23を備え、その側面にはプリズムと呼ばれる反射板を備えている。
前記杭判別手段2は、蓄電池等を含む電源回路(他励型電源回路)31を備え、前記ICタグ22と同様に、CPU32、メモリ33、変調回路34、復調回路35、無線周波数(RF)回路36、及びサーチアンテナ37とから構成され、当該サーチアンテナ37は、前記測量ポール3の最下部に設定される(図6参照)。尚、当該杭判別手段2を構成するCPU32及びメモリ33は、当該測量ポール3に備えられたGPS受信手段16並びに前記通信手段23の制御手段としての機能をも果たすものとする。
前記GPS受信手段16は、稼動トリガを受けて、地球の回りをまわる複数の衛星(最低3個高度計算するためには4個以上)から継続的に時間データと位置データ(以下、位置データ等と記す。)を取得し、位置座標が定まっている基準点(固定点)に立設された測量ポール等と通信して位置データ等を継続的に取得し(RTK−GPS方式)、或いは、複数の衛星から継続的に位置データ等を取得すると共に、位置座標が定まった既設の電子基準点と随時通信して位置データ等を取得し位置補正情報を提供する位置補正情報配信事業者と交信して位置補正情報を取得し(VRS−GPS方式)、現在位置の計算を行い緯度、経度、高度、方位からなる位置情報を読み取るものである。当該例におけるGPS受信手段16は、当該測量ポール3の頭部に設定したGPSアンテナ24を介して位置データ等を取得し当該測量ポール3が設定された位置の位置情報を導いてメモリに記録する。
殊に、前記VRS−GPS方式を採用する場合には、GPS受信手段16に位置補正情報配信事業者(以下、配信事業者26と記す。)との通信を行う端末装置25を付設する。当該端末装置25は、前記位置情報(以下、観測位置情報と記す。)を前記配信事業者26へ送信し、それに対して返される位置補正情報を受信する。当該GPS受信手段16は、情報補正手段48により当該位置補正情報を用いて即時に基線解析を行い、前記観測位置情報を補正した筆界点位置情報を導きメモリに記録する。
上記の如く得られた識別情報及び筆界点位置情報は、当該測量ポール3の通信手段23によりデータコレクタ9へ送信される。尚、当該データコレクタ9は、前記測量ポール3又はトータルステーション4のいずれかに内蔵する構成(図11参照)、別体であるが前記測量ポール3又はトータルステーション4のいずれかに有線で通信可能に接続される構成、別体として存在し無線通信により情報の授受を行う構成(図1、図12、又は図13参照)のいずれを採っても良い。従って、当該データコレクタ9、前記測量ポール3、或いはトータルステーション4の各々の間で行われる通信に用いる通信手段には、装置間通信のみならず、装置内通信やICチップ間で行われる通信等の基板上通信を行うものも含まれる。
以下の例においては、仮に、図1の如く前記トータルステーション4とデータコレクタ9、前記トータルステーション4と測量ポール3、並びに前記測量ポール3とデータコレクタ9を、共に無線接続して情報の授受を行う例を示すこととするが、この様な接続態様を有線接続に置換するなど適宜変更し得ることは言うまでもない。
当該データコレクタ9は、測量ポール3と識別情報及び筆界点位置情報の授受を行う無線通信手段、及びトータルステーション4と計測情報の授受を行う無線通信手段、並びに、筆界点(筆界杭1のおおまかな打設位置情報、前記杭材情報、若しくは前記分岐点情報等)や、当該筆界点同士の繋がり等を示す結線情報等の筆図形情報を、前記識別情報を付して登録する筆図形情報入力手段5、前記測量ポール3から前記無線通信手段を介して前記筆界杭1の識別情報を読み出す識別情報入力手段6、前記測量ポール3から前記無線通信手段を介して前記筆界点位置情報を読み出す位置情報入力手段11、前記トータルステーション4から前記無線通信手段を介して前記計測情報を読み出す計測情報入力手段7、及びそれら各種情報を保持する記憶手段8を具備している。
前記筆図形情報入力手段5は、筆図形情報を、例えば、タブレットやキーボード等を用いた手入力手段を介して前記記憶手段8に記録する筆図形情報入力手段5としても良いし、前記測量ポール3で得ることが出来る筆図形情報を、当該測量ポール3の通信手段23及びデータコレクタ9の無線通信手段を介して当該データコレクタ9の記憶手段8に記録する筆図形情報入力手段5としても良い。
当該例における筆図形情報入力手段5は、データコレクタ9たるペン・コンピュータ(所謂タブレット型コンピュータであって、LCD等からなる表示部27へペン(スタイラス)を入力デバイスとして、データを直接入力していくもの。)の一機能を構成する要素であり、各種記録媒体又はインターネット等から地形図(地形情報)データを背景として取り込む背景登録手段28と、当該地形図が表示された表示部27へ前記入力デバイスによって書き込まれた識別情報等の調査情報、或いは前記無線通信手段を介して受信した調査情報を取り込む調査情報登録手段29と、前記地形情報及び調査情報からなる筆図形情報を保存する筆図形情報保存手段30とで構成される。
前記調査情報を得る際には、例えば、当該測量ポール3を立てた筆界杭1から識別情報を、例えば後に記す態様で杭判別手段2により採取し(図12参照)、位置データを採取する必要がある場合には、例えばD−GPS形式等により衛星からの大まかな位置データ等を逐次取得し(図13参照)、それらをリンクさせて保存することとなる。また、調査の際に、識別情報の確認のみを行いたい場合には、測量ポール3に、杭判別手段2による識別情報の検出結果を表示する為の表示手段を設け(図14参照)、目視により当該識別情報に基づき各筆界杭1の位置関係等を筆図形と照合することもできる。
尚、測量ポール3による位置データ等の採取のトリガは、後に記す方式のうち、測量ポール3が関係する方式のいずれを採用しても良いが、上記タブレット型コンピュータを用いる場合には、後に記す第3のシステム形態を採り、当該データコレクタ9の表示部27に背景として取り込まれた地形図の計測対象とする筆界点(図4中A,B,C,D,E,F,G,又はH)の箇所へ、前記入力デバイスによって押圧を加えることによりリクエスト情報を発する手法が好ましいと思われる。
上記の如くデータコレクタ9に蓄えられた各種情報は、別途接続され、或いは一体として構成された演算手段10によって、当該現場における情報の採取が終了した後に、当該情報の種類に応じた演算が行われる。例えば、前記位置情報入力手段11で読み込まれた筆界点位置情報たる座標データについては、予め登録された筆図形情報を参照しつつ測量現場の筆図形ならびに面積が算出される。一方、前記計測情報入力手段7で読み込まれた計測情報たる距離データ及び角度データについては、当該情報に基づき、予め登録された筆図形情報を参照しつつ測量現場の筆図形並びに面積が算出される。
尚、前記の如くGPS受信手段16に、RTK−GPS方式或いはVRS−GPS方式を採用することによって、GPS受信手段16を用いての測量(以下、GPS測量と記す。)とトータルステーション4を用いての測量(以下、通常測量と記す。)を一筆測量において併用する頻度が低くなるので、GPS受信手段16及びトータルステーション4を兼ね備えた当該測量システムの使用態様のほとんどは、GPS測量のみ、又は山間僻地や高層建造物に囲まれた地域において必要となるであろう通常測量のみのいずれかとなるが、必要に応じて、前記GPS測量を行った後に、当該測量の精度を検証する為に当該通常測量を用いることもできる。
当該例における測量システムにおいては、現場での作業者による測量ポール3又はトータルステーション4に対する測量処理開始の操作から、少なくとも、各々が具備するメモリに対する各種情報の記録までは一連の処理工程として行われる。そして、必要に応じて、前記測量ポール3、又はトータルステーション4からデータコレクタ9への情報の記録、更には、当該情報が前記演算手段10へも供給され、全ての筆界杭についての情報が与えられたことを条件として行われる筆図形の導出処理及び面積の算出処理に至るまで、適宜一連の処理が拡張され得る。
また、行うべき測量が、前記通常測量かGPS測量か、或いは広域測量であるか狭小地の測量であるかによって、当該システムの構成要素の稼動トリガの最適な発信源は異なって然るべきである。即ち、GPS測量をする場合には、測量ポール3が筆界杭の上に鉛直に起立している状態を見計らって稼動トリガを発生することが望ましいから、当該測量ポール3に前記杭判別手段2やGPS受信手段16を稼動させる始動手段17を設けておけば良い。また、トータルステーション4を用いた測定を行う場合には、当該トータルステーション4の照準を測量ポール3のプリズムに合わせた状態を見計らって稼動トリガを発生することが望ましいから、当該トータルステーション4にトリガ発生手段12を設けておけば良い。更には、データコレクタ9からトータルステーション4又は測量ポール3に対して各々の機能手段を稼動させるリクエスト情報を発生させる情報要求手段15を設けても良い。
因みに、当該例においては、前記トータルステーション4、測量ポール3、及びデータコレクタ9の全てに、当該測量システムの構成要素各々に対する稼動トリガを発生の為の上記スイッチが設けられている。
以下、識別情報及び筆界点位置情報又は計測情報の取得に至るまでの一連の処理の態様を例示する。
例えば、GPS測量のみを行う第一のシステム形態の場合には(図2参照)、作業者は、前記測量ポール3を測定対象たる筆界杭1の上に鉛直に起立させ、適当なタイミングで当該測量ポール3の始動手段(スイッチ等)17をONさせる。当該始動手段17によるトリガ情報を検出した測量ポール3のCPU32は、当該測量ポール3の前記各構成要素を稼動させ、前記杭判別手段2(図6参照)は、前記CPU32の制御により前記変調回路34とサーチアンテナ37を経てICタグ22のRF回路42が共振する特定周波数を発射し、GPS受信手段16は、GPSアンテナ24を介して人工衛星からの信号を受け当該測量ポール3の位置情報を読み取る(図2(A)参照)。
当該特定周波数をRF回路42で受信した筆界杭内蔵のICタグ22は、当該RF回路42の相互誘導電力を電源回路44で整流し、当該ICタグ22を構成する回路を活性化させると共に、復調回路41で取り出された杭判別手段2からの要求に基づき、前記メモリ39に記録された個別の識別情報を読み出し、変調回路40及びRF回路42を以って当該識別情報を乗せた特定周波数の返信電波を形成し、前記タグアンテナ43から送信する。
前記測量ポール3の杭判別手段2は、前記返信電波を受信し、復調回路35で前記筆界杭1のICタグ22から読み取った識別情報を検出しメモリ33に記録する。
一方、前記人工衛星からの位置情報の読み取りを検出した測量ポール3のCPU32は、更に、前記端末装置25を稼動させ、当該端末装置25の通信手段を経て前記観測位置情報を、位置座標が定まっている基準点(固定点)に立設された測量ポール(或いは、それに準じて当該基準点の位置座標を配信する通信施設)3、又は前記配信事業者26へ送信し、それに対して返される位置補正情報を同端末装置25の通信手段を介して受信する。当該GPS受信手段16の情報補正手段48は、当該位置補正情報を用いて即時に基線解析を行い、前記観測位置情報を補正した筆界点位置情報を導いてメモリ33に記録する。
当該筆界点位置情報のメモリ33への記録により、当該測量ポール3のCPU32は、上記杭判別手段2及びGPS受信手段16の情報取得処理の完了を検出し、当該筆界杭1から読み込んだ識別情報、及びGPS受信手段16で導いた筆界点位置情報をメモリ33から読み取りその通信手段23によって前記データコレクタ9へ送信する。
前記データコレクタ9は、その通信手段45を経て識別情報入力手段6により当該筆界杭1の識別情報を読み取り記憶手段8に記録すると共に、同通信手段45を経て位置情報入力手段11により当該筆界杭1の筆界点位置情報を読み取り記憶手段8に記録する(図2(B)参照)。当該記憶手段8に書き込まれる際には、当該データコレクタ9の照合手段46によって、前記筆図形情報入力手段5で予め取り込まれていた筆図形情報に付された識別情報と、測量ポール3から受信した識別情報を照合し、識別情報が一致した各筆界点1の筆界点位置情報とリンクさせる処理を行う。
例えば、トータルステーション4を用いた通常測量を行う第二のシステム形態の場合には(図3参照)、作業者の一人は、前記測量ポール3を測定対象たる筆界杭1の上に鉛直に起立させ、作業者のもう一人は、トータルステーション4の照準を前記測量ポール3のプリズムに合わせ適当なタイミングで当該トータルステーション4のトリガ発生手段12たる測定開始スイッチをONさせる操作を行う(図3(A)参照)。当該トータルステーション4の通信手段21は、当該ON情報を受けてそれと同期したトリガ情報を発生し前記測量ポール3へ送信する。
当該トータルステーション4の光波測定手段19は、当該トリガ情報を受けて前記の如く測量ポール3のプリズムに目掛けて光を発射すると共に、その反射光を検出して距離を測定する処理を行う。当該距離の測定の際には、基準とした方位に対する光の発射方向の相対角度を検出し、測定した距離データと共に計測情報として記憶手段20へ記録する。
前記トータルステーション4が狙った測量ポール3との相対的な位置関係は、当該トータルステーション4の前記計測基点を求心器を以って前記基準点に合わせた状態で行われる。当該例における前記求心器は、前記計測基点から垂設した下振13であって、当該下振13に、トリガ情報を受け前記基準点に打設されICタグが内蔵された基準杭18上で当該基準杭18からその識別情報を、例えば、上記杭判別手段2と同様な構造或いは手法を以って、電磁的又は光学的に読み取り上記相対角度及び距離データと共に、計測情報として記憶手段20に記録する基準杭判別手段14を設けたものである。
当該計測情報の記憶手段20への記録により、当該トータルステーション4のCPUは、上記トータルステーション4での情報取得処理の完了を検出し、当該計測情報を記憶手段20から読み取りその通信手段21を稼動させて前記データコレクタ9へ送信する(図3(A)参照)。
一方、当該トリガ情報を検出した測量ポール3のCPU32は、当該測量ポール3の前記杭判別手段2及びGPS受信手段16を適宜稼動させ、前記杭判別手段2は、前記CPU32の制御により前記変調回路34とサーチアンテナ37を経てICタグ22のRF回路42が共振する特定周波数を発射する。当該通常測量の場合、GPS受信手段16は、作業者の希望に応じて前記測定開始スイッチ(トリガ発生手段12)により選択的に稼動され、当該GPS受信手段16が稼動する場合にあっては、前記特定周波数の発射と同期してGPS測量と同様の処理を以って当該測量ポール3の筆界点位置情報を読み取る(図3(B)参照)。
当該特定周波数をRF回路42で受信した筆界杭1内蔵のICタグ22は、当該RF回路42の相互誘導電力を電源回路で整流し、当該ICタグ22を構成する回路を活性化させると共に、復調回路41で取り出された杭判別手段2からの要求に基づき、前記メモリ39に記録された個別の識別情報を読み出し、変調回路40及びRF回路42を以って当該識別情報を乗せた特定周波数の返信電波を形成し、前記タグアンテナ43から送信する。
前記測量ポール3の杭判別手段2は、前記返信電波を受信し、復調回路35で前記筆界杭1のICタグ22から読み取った識別情報を検出しメモリ33に記録する。
一方、前記人工衛星からの位置情報の読み取りを検出した測量ポール3のCPU32は、更に、前記端末装置25を稼動させ、当該端末装置25の通信手段を経て前記観測位置情報を、位置座標が定まっている基準点(固定点)に立設された測量ポール(或いは、それに準じて当該基準点の位置座標を配信する通信施設)3、又は前記配信事業者26へ送信し、それに対して返される位置補正情報を同端末装置25の通信手段を介して受信する。当該GPS受信手段16の情報補正手段48は、当該位置補正情報を用いて即時に基線解析を行い、前記観測位置情報を補正した筆界点位置情報を導いてメモリ33に記録する。
当該筆界点位置情報のメモリ33への記録により、当該測量ポール3のCPU32は、上記杭判別手段2及びGPS受信手段16の情報取得処理の完了を検出し、当該筆界杭1から読み込んだ識別情報、及びGPS受信手段16で導いた筆界点位置情報をメモリ33から読み取りその通信手段23によって前記データコレクタ9へ送信する。
前記データコレクタ9は、その通信手段45を経て識別情報入力手段6により当該筆界杭1の識別情報を読み取り記憶手段8に記録すると共に、同通信手段45を経て位置情報入力手段11により当該筆界杭1の筆界点位置情報を読み取り記憶手段8に記録する(図3(C)参照)。当該記憶手段8に書き込まれる際には、当該データコレクタ9の照合手段46によって、前記筆図形情報入力手段5によって予め取り込まれていた筆図形情報に付された識別情報と、測量ポール3から受信した識別情報を照合し、識別情報が一致した各筆界点1の筆界点位置情報とリンクさせる処理を行う。
例えば、データコレクタ9からトータルステーション4又は測量ポール3に対して測量処理を促す稼動トリガを与え、当該データコレクタ9が主体となって測量処理を行う第三のシステム形態の場合には、前記データコレクタ9に、前記筆界杭1の筆界点位置情報を読み取る際に、通信手段45を通じてリクエスト情報を発信する情報要求手段15を備え、前記測量ポール3に、前記データコレクタ9が発信したリクエスト情報を受信する通信手段23、当該リクエスト情報を受けて稼動し前記筆界杭1の識別情報を出力する杭判別手段2、及び当該リクエスト情報を受けて稼動し前記筆界点位置情報を出力するGPS受信手段16、及び当該識別情報及び筆界点位置情報を発信する通信手段23を備えた構成とすれば良い。
前記情報要求手段15としては、前記筆図形情報保存手段の一機能手段であって、当該データコレクタ9の表示部27に背景として取り込まれた地形図(地形情報)の計測対象とする筆界点(図4中A,B,C,D,E,F,G,又はH)の箇所へ、前記入力デバイスによって押圧を加えることによりリクエスト情報を発すると言った手法が挙げられる。
また、識別情報、及び筆界点位置情報又は計測情報を取得する処理は、上記他の一連の処理態様と同様であり、当該データコレクタ9は、その通信手段45を経て識別情報入力手段6により当該筆界杭1の識別情報を読み取り記憶手段8に記録すると共に、同通信手段45を経て位置情報入力手段11又は計測情報入力手段7により、当該筆界杭1の筆界点位置情報又は計測情報を読み取り記憶手段8に記録する(図3(C)参照)。当該記憶手段8に書き込まれる際には、当該データコレクタ9の照合手段46によって、前記筆図形情報入力手段5によって予め取り込まれた筆図形情報に付され、且つその情報要求手段15の入力デバイスによって指定された識別情報と、測量ポール3から受信した識別情報を照合し、識別情報が一致した各筆界点の筆界点位置情報とリンクさせると共に、それらと同時に取り込まれた計測情報と前記識別情報とをリンクさせる処理を行う。
前記演算手段10は、前記データコレクタ9の筆図形情報入力手段5により登録された識別情報、筆図形情報、及び調査情報と、上記第一のシステム形態乃至第三のシステム形態により得られた識別情報、筆界点位置情報、及び計測情報とを、それらの識別情報に基づいてリンクさせて解析する。その際、結線手段47によって一筆地を構成する筆界点を前記筆図形情報に合わせて連結し地籍図原図データを作成する処理を行うと共に、点検手段によって当該地籍図原図データと、前記調査図を構成するデータとの照合処理や面積計算処理等を速やかに行いこれらの処理によって導かれた情報を一筆測量情報として出力する。
本発明による測量システム等は、地籍図原図データの自動作成が可能となるので、一筆地測量(筆界点測量)の場合には、演算手段を含めたリアルタイム処理が可能となり、測量後の検証をも自動処理で行えるので、作業効率が大幅に向上し、作業時間及び作業工数を削減することが可能となる。また、地籍図根多角測量(基準点測量)等にあっても、同様な効果を得ることができる。
本発明による測量システムの一例を示すシステムブロック図である。 本発明による測量システムの第一のシステム形態における処理の一例を示すフローチャートである。 本発明による測量システムの第二のシステム形態における処理の一例を示すフローチャートである。 本発明による測量システムのデータコレクタの表示部、及び当該表示部に表示された調査図の一例を示す概略図である。 本発明による測量システムの測量対象である一筆地と基準点との関係の一例を示す説明図である。 本発明による測量システムの杭判別手段及びICタグの構成の一例を示すブロック図である。 本発明による測量システムの基準杭判別手段及びICタグの構成の一例を示すブロック図である。 本発明による測量システムの構成態様又は使用態様の一例を示すシステムブロック図である。 本発明による測量システムの構成態様又は使用態様の一例を示すシステムブロック図である。 本発明による測量システムの構成態様又は使用態様の一例を示すシステムブロック図である。 本発明による測量システムの構成態様又は使用態様の一例を示すシステムブロック図である。 本発明による測量システムの構成態様又は使用態様の一例を示すシステムブロック図である。 本発明による測量システムの構成態様又は使用態様の一例を示すシステムブロック図である。 本発明による測量システムの構成態様又は使用態様の一例を示すシステムブロック図である。
符号の説明
1 筆界杭,2 杭判別手段,3 測量ポール,4 トータルステーション,
5 筆図形情報入力手段,6 識別情報入力手段,7 計測情報入力手段,
8 記憶手段,
9 データコレクタ,10 演算手段,11 位置情報入力手段,
12 トリガ発生手段,13 下振,14 基準杭判別手段,
15 情報要求手段,16 GPS受信手段,17 始動手段,18 基準杭,
19 光波測定手段,20 記憶手段,21 通信手段(トータルステーション),
22 ICタグ,23 通信手段,24 GPSアンテナ,25 端末装置,
26 配信事業者,27 表示部,28 背景登録手段,
29 調査情報登録手段,30 筆図形情報保存手段,
31 電源回路,32 CPU,33 メモリ,34 変調回路,35 復調回路,
36 RF回路,37 サーチアンテナ,
38 CPU,39 メモリ,40 変調回路,41 復調回路,42 RF回路,
43 タグアンテナ,44 電源回路,
45 通信手段,46 照合手段,47 結線手段,48 情報補正手段,





Claims (9)

  1. 電磁的又は光学的に読取り可能な識別情報が記録された筆界杭(1)と、
    前記筆界杭(1)上で当該筆界杭(1)からその識別情報を電磁的又は光学的に読み取り記録する杭判別手段(2)を備えた測量ポール(3)と、
    識別情報を読み取る筆界杭(1)上の測量ポール(3)に向きを合わせ識別情報が読み取られる筆界杭(1)の打設位置について基準点に対する相対的な位置関係を計測し計測情報を形作るトータルステーション(4)と、
    前記測量ポール(3)から出力された前記筆界杭(1)の識別情報を入力する識別情報入力手段(6)、前記トータルステーション(4)から出力された前記計測情報を入力する計測情報入力手段(7)、及びそれら保持する記憶手段(8)を具備したデータコレクタ(9)と、
    を備えた測量システム。
  2. 電磁的又は光学的に読取り可能な識別情報が記録された筆界杭(1)と、
    前記筆界杭(1)上で当該筆界杭(1)からその識別情報を電磁的又は光学的に読み取り記録する杭判別手段(2)、及び識別情報を読み取る筆界杭(1)上で人工衛星からの信号を受け当該筆界杭(1)の筆界点位置情報を読み取るGPS受信手段(16)を備えた測量ポール(3)と、
    識別情報を読み取る筆界杭(1)上の測量ポール(3)に向きを合わせ識別情報が読み取られる筆界杭(1)の打設位置について基準点に対する相対的な位置関係を計測し計測情報を形作るトータルステーション(4)と、
    前記測量ポール(3)から出力された前記筆界杭(1)の識別情報を入力する識別情報入力手段(6)、前記測量ポール(3)から出力された前記筆界点位置情報を入力する位置情報入力手段(11)、前記トータルステーション(4)から出力された前記計測情報を入力する計測情報入力手段(7)、及びそれら保持する記憶手段(8)を具備したデータコレクタ(9)と、
    を備えた測量システム。
  3. 前記トータルステーション(4)に、その計測処理の際にトリガ情報を発信するトリガ発生手段(12)を備え、
    前記測量ポール(3)に、前記トータルステーション(4)が発信したトリガ情報を受信する通信手段、当該トリガ情報を受けて稼動し前記筆界杭(1)の識別情報を出力する杭判別手段(2)、及び当該識別情報を発信する通信手段を備え、
    前記データコレクタ(9)に、当該測量ポール(3)から出力された識別情報を受信する通信手段を備えた前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の測量システム。
  4. 前記トータルステーション(4)に、その計測基点から前記基準点に打設された基準杭(18)の上に垂れる下振(13)を備え、当該下振(13)に、前記基準杭(18)の表面に電磁的又は光学的方法により記録された識別情報を電磁的又は光学的により読み取り記録する基準杭判別手段(14)を備えた前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の測量システム。
  5. 前記データコレクタ(9)に、前記筆界杭(1)の筆界点位置情報を読み取る際にリクエスト情報を発信する情報要求手段(15)を備え、
    前記測量ポール(3)に、前記データコレクタ(9)が発信したリクエスト情報を受信する通信手段、当該リクエスト情報を受けて稼動し前記筆界杭(1)の識別情報を出力する杭判別手段(2)、及び当該リクエスト情報を受けて稼動し前記筆界点位置情報を出力するGPS受信手段(16)、及び当該識別情報及び筆界点位置情報を発信する通信手段を備え、
    前記データコレクタ(9)に、当該測量ポール(3)から出力された識別情報及び筆界点位置情報を受信する通信手段を備えた前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の測量システム。
  6. 前記測量ポール(3)に、前記杭判別手段(2)及びGPS受信手段(16)を稼動させる始動手段(17)を備えると共に、前記杭判別手段(2)で読み込まれた筆界杭(1)の識別情報、及び前記GPS受信手段(16)で読み込まれた筆界点位置情報を出力する通信手段を備え、
    前記データコレクタ(9)に、当該測量ポール(3)から出力された識別情報及び筆界点位置情報を受信する通信手段を備えた前記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の測量システム。
  7. 前記データコレクタ(9)に、前記識別情報を付した筆界点の位置関係を筆図形情報として登録する筆図形情報入力手段(5)を備えた前記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の測量システム。
  8. 当該データコレクタ(9)が保持する前記計測情報又は位置情報、及び筆界杭(1)の識別情報、並びに筆界点の筆図形情報に基づき、前記筆界杭(1)の打設位置を筆界点とする一筆測量情報を算出する演算手段(10)を備えた前記請求項7に記載の測量システム。
  9. 測量ポールに向きを合わせ当該測量ポールの設定位置について基準点に対する相対的な位置関係を計測し計測情報を形作るトータルステーションにおいて、その計測基点から前記基準点に打設された基準杭(18)の上に垂れる下振(13)を備え、当該下振(13)に、前記基準杭(18)の表面に電磁的又は光学的方法により記録された識別情報を電磁的又は光学的により読み取り記録する基準杭判別手段(14)を備えたトータルステーション。
JP2005139920A 2005-05-12 2005-05-12 測量システム Expired - Fee Related JP4262218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005139920A JP4262218B2 (ja) 2005-05-12 2005-05-12 測量システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005139920A JP4262218B2 (ja) 2005-05-12 2005-05-12 測量システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006317268A true JP2006317268A (ja) 2006-11-24
JP4262218B2 JP4262218B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=37538076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005139920A Expired - Fee Related JP4262218B2 (ja) 2005-05-12 2005-05-12 測量システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4262218B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102636161A (zh) * 2012-04-28 2012-08-15 天津二十冶建设有限公司 利用吊线法测设平面控制点的方法
JP2012225696A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Topcon Corp 鉛直指示機
JP2013050443A (ja) * 2011-07-29 2013-03-14 Ripuro:Kk 方向標示杭
CN104776837A (zh) * 2013-07-16 2015-07-15 中铁四局集团建筑工程有限公司 站场改造施工中线下工程精密测量方法
CN106123873A (zh) * 2016-07-26 2016-11-16 中国二十二冶集团有限公司 垂直投影定位测量装置定位投点施工方法
JP2017020834A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 株式会社 未来コンサルタント 測量データ記憶装置、測量データ記憶プログラム、及び記録媒体
JP2019105950A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 大日本印刷株式会社 Rfタグ内蔵杭システム
US10570588B1 (en) 2018-12-21 2020-02-25 Cnh Industrial America Llc Systems and methods for performing grading operations based on data captured from site markers distributed across a worksite

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225696A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Topcon Corp 鉛直指示機
JP2013050443A (ja) * 2011-07-29 2013-03-14 Ripuro:Kk 方向標示杭
CN102636161A (zh) * 2012-04-28 2012-08-15 天津二十冶建设有限公司 利用吊线法测设平面控制点的方法
CN104776837A (zh) * 2013-07-16 2015-07-15 中铁四局集团建筑工程有限公司 站场改造施工中线下工程精密测量方法
JP2017020834A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 株式会社 未来コンサルタント 測量データ記憶装置、測量データ記憶プログラム、及び記録媒体
CN106123873A (zh) * 2016-07-26 2016-11-16 中国二十二冶集团有限公司 垂直投影定位测量装置定位投点施工方法
CN106123873B (zh) * 2016-07-26 2019-03-19 中国二十二冶集团有限公司 垂直投影定位测量装置定位投点施工方法
JP2019105950A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 大日本印刷株式会社 Rfタグ内蔵杭システム
US10570588B1 (en) 2018-12-21 2020-02-25 Cnh Industrial America Llc Systems and methods for performing grading operations based on data captured from site markers distributed across a worksite

Also Published As

Publication number Publication date
JP4262218B2 (ja) 2009-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4262218B2 (ja) 測量システム
US11131551B2 (en) Map data providing system using coordinate transformation and reference points
KR102399227B1 (ko) Gpr 탐사를 이용한 지하시설물 관리시스템
Brenner Extraction of features from mobile laser scanning data for future driver assistance systems
Tao Mobile mapping technology for road network data acquisition
JP6381100B2 (ja) 3次元路面下診断システムおよび3次元路面下診断方法
US8348166B2 (en) System and method for surveying with a barcode target
US20060220955A1 (en) Geographic marking device with RFID transponder
US8500005B2 (en) Method and system for surveying using RFID devices
US6791492B2 (en) GPS positioning system
JP2018159565A (ja) 測量データ処理装置、測量データ処理方法、測量データ処理システムおよび測量データ処理用プログラム
JP2010540796A (ja) 多次元空間のナビゲートおよび/またはマッピングが可能なシステムおよび方法
CN106940187B (zh) 用于矿井地面快速巡查的导航方法及系统
JP2007506076A (ja) 測地機器の現在位置を決定する方法と装置
KR100723600B1 (ko) 측지측량에서 관측도 자동 작도를 이용한국가수준기준점측량 결과 분석방법
KR20050116587A (ko) 측량 기준점 표지구를 이용한 측량 표지관리 시스템
KR20120054289A (ko) 항공삼각측량을 위한 지상기준점 설정방법
JP2011112556A (ja) 捜索目標位置特定装置及び捜索目標位置特定方法並びにコンピュータプログラム
TWI439671B (zh) 圖資建立系統、建立方法及記錄媒體
US10460523B1 (en) Augmented reality system for electromagnetic buried asset location
CA3209190A1 (en) System and method for collecting and georeferencing 3d geometric data associated with a gps-denied environment
JP6509699B2 (ja) 作業実績評価装置および自己位置測位装置
US20130313315A1 (en) Method and system for surveying using rfid devices
JP2015147517A (ja) 整備支援システムおよび整備支援方法
JP2002257544A (ja) 土地区画図等の測量図面作成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090206

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150220

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees