JP2006316728A - 排気微粒子浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガスの温度が低い場合にも、低電力でフィルタの再生を行うことができる排気微粒子浄化装置を提供する。
【解決手段】排気マニフォルド3は、第1分割排気マニフォルド3a,3bの2つに分割されており、第1分割排気マニフォルド3aには、燃料添加弁5が設けられている。一端が燃料タンクに接続されると共に他端が燃料添加弁5に接続された燃料通路6が設けられ、燃料通路6には燃料ポンプ7が設けられている。また、燃料添加弁5よりも下流には、電熱ヒータ8、酸化触媒9及び温度センサ10が設けられている。排気通路4には、酸化触媒11、フィルタ12及び温度センサ13が設けられている。フィルタ12には、差圧計15が設けられている。燃料添加弁5、燃料ポンプ7及び電熱ヒータ8の動作を制御する制御ユニット16が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、排気微粒子浄化装置に係り、特に、ディーゼルエンジンからの排気ガスに含まれる排気微粒子を浄化するための排気微粒子浄化装置に関する。
特許文献1及び2には、ディーゼルエンジンからの排気ガス中の排気微粒子を処理するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)装置が開示されている。このようなDPF装置には、排気微粒子を捕捉するフィルタが設けられており、フィルタの上流側には、酸化触媒が設けられている。この酸化触媒の上流側で燃料を噴霧することにより、酸化触媒において燃料が酸化反応を起こし、この酸化反応の反応熱で排気ガスの温度が上昇する。この排気ガスの温度を利用して、フィルタに捕捉された排気微粒子を酸化除去することにより、フィルタが再生される。酸化触媒における燃料の酸化、及びフィルタにおける排気微粒子の酸化には、それぞれ所定温度以上の雰囲気温度が必要である。
排気ガスの温度が所定温度よりも低い場合には、酸化触媒が活性化しないため、燃料を供給しても燃料の酸化反応が起こらない。燃料の酸化反応が起こらないと、フィルタにおいて排気ガスの温度が排気微粒子の酸化反応に必要な温度まで上昇しないため、フィルタに捕捉された排気微粒子の酸化除去ができない、すなわちフィルタの再生ができない。そこで、排気ガスの温度が所定温度よりも低い場合にも酸化触媒を活性化させることができるように、酸化触媒の上流に電気ヒータを設けることにより排気ガスの温度を上昇させている。
特開平8−42325号公報 特開平11−93639号公報
しかしながら、特許文献1では、触媒担体と一体に部分加熱ヒータが設けられており、触媒の活性温度まで短時間で十分に昇温させるためには多大な電力が必要となり、発電機やバッテリーの増強を必要とする等コスト及び重量の増加を伴うという問題点があった。また、特許文献2では、帯状型ヒータを別途触媒の前方に配置することで、消費電力の問題の改善を図っているが、通過する排気ガス全量の昇温が必要な点に変わりはないため、やはり大きな消費電力を必要とするといった問題点があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、排気ガスの温度が低い場合にも、低電力でフィルタの再生を行うことができる排気微粒子浄化装置を提供することを目的とする。
この発明に係る排気微粒子浄化装置は、エンジンから排出される排気ガス中の排気微粒子を処理する排気微粒子浄化装置であって、2つ以上の分割排気マニフォルドからなる排気マニフォルドと、2つ以上の分割排気マニフォルドのうちの第1分割排気マニフォルド内に燃料を供給する燃料添加手段と、燃料添加手段よりも下流の第1分割排気マニフォルドに設けられ、排気ガスを加熱する電熱手段と、電熱手段よりも下流の第1分割排気マニフォルドに設けられ、燃料を酸化する第1の酸化触媒と、排気マニフォルドと連通し、排気ガスが流通する排気通路と、排気通路に設けられ、燃料を酸化する第2の酸化触媒と、第2の酸化触媒よりも下流の排気通路に設けられ、排気微粒子を捕捉するフィルタとを備える。排気マニフォルドを、2つ以上の分割排気マニフォルドに分割し、1つの分割排気マニフォルドに電熱手段を設けたので、エンジンからの排気ガスの一部だけが電熱手段によって加熱される。
排気微粒子浄化装置は、電熱手段及び第1の酸化触媒の間の第1分割排気マニフォルドに設けられ、排気ガスの温度を検出する第1の温度検出手段と、第2の酸化触媒及びフィルタの間の排気通路に設けられ、排気ガスの温度を検出する第2の温度検出手段と、燃料添加手段及び電熱手段の動作を制御する制御ユニットとを備え、制御ユニットは、フィルタを再生する際に、第1の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、電熱手段を作動または停止させ、第1の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、燃料添加手段を作動させ、第2の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、燃料添加手段から供給される燃料の供給量を調整するようにしてもよい。
排気微粒子浄化装置は、第2の酸化触媒よりも上流の排気経路に設けられた、排気ガスの温度を検出する第3の温度検出手段をさらに備え、燃料の供給を開始してから第3の温度検出手段によって検出された検出値が所定温度になるまで、制御ユニットは燃料の供給量を増加した後、第2の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、燃料添加手段から供給される燃料の供給量を調整するようにしてもよい。
この発明によれば、排気マニフォルドを2つ以上の分割排気マニフォルドに分割し、1つの分割排気マニフォルドに電熱手段を設けることにより、排気ガスの一部だけを電熱手段によって加熱するので、電熱手段における消費電力を低減することができ、低電力でフィルタの再生を行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この実施の形態1に係る排気微粒子浄化装置の構成を図1に示す。4つの気筒1a,1b,1c,1dを有する4気筒エンジンのシリンダヘッド1には、吸気マニフォルド2及び排気マニフォルド3が接続されている。排気マニフォルド3は、第1分割排気マニフォルド3a及び第2分割マニフォルド3bの2つに分割されており、第1分割排気マニフォルド3aは2つの気筒1a,1bに連通し、第2分割排気マニフォルド3bは2つの気筒1c,1dに連通している。第1分割排気マニフォルド3aには、外部から内部へ貫通するように、燃料添加弁5が設けられている。一端が図示しない燃料タンクに接続されると共に他端が燃料添加弁5に接続された燃料通路6が設けられ、燃料通路6には燃料ポンプ7が設けられている。ここで、燃料添加弁5、燃料通路6及び燃料ポンプ7は燃料添加手段を構成する。また、第1分割排気マニフォルド3aには、燃料添加弁5よりも下流に、排気ガスを加熱するための電熱ヒータ8と、排気ガスに含まれる燃料を酸化するための酸化触媒9とが順次設けられ、電熱ヒータ8及び酸化触媒9の間には、排気ガスの温度を検出する温度センサ10が設けられている。ここで、電熱ヒータ8は電熱手段を構成し、酸化触媒9は第1の酸化触媒を構成し、温度センサ10は第1の温度検出手段を構成する。
排気マニフォルド3に連通するように、すなわち第1分割排気マニフォルド3a及び第2分割排気マニフォルド3bの両方に連通するように、排気通路4が設けられている。排気通路4には、酸化触媒9と同じ種類の酸化触媒11と、排気ガスに含まれる排気微粒子を捕捉するためのフィルタ12とが順次設けられ、酸化触媒11及びフィルタ12の間には、排気ガスの温度を検出する温度センサ13が設けられている。ここで、酸化触媒11は第2の酸化触媒を構成し、温度センサ13は、第2の温度検出手段を構成する。フィルタ12には、差圧計15が設けられている。
また、燃料添加弁5、燃料ポンプ7、電熱ヒータ8、2つの温度センサ10,13、及び差圧計15のそれぞれは、制御ユニット16に電気的に接続されている。制御ユニット16には、酸化触媒9,11が活性化されて燃料の酸化反応を起こす第1基準温度である280℃と、フィルタ12に捕捉された排気微粒子が酸化反応を起こす第2基準温度である650℃とが設定されている。
次に、この実施の形態1に係る排気微粒子浄化装置の動作を説明する。
図示しない吸気装置によって取り入れられた空気は、吸気マニフォルド2を介して各気筒1a〜1d内に吸入される。各気筒1a〜1d内では、空気は圧縮された後、燃料が噴射されて燃焼し、排気ガスとして各気筒1a〜1dから排出される。気筒1a,1bから排出された排気ガスは第1分割排気マニフォルド3aで集められて排気通路4に送られる。この際、アイドリング運転時等エンジン負荷の低い状態を想定すると、温度センサ10によって検出される排気ガスの温度は例えば160℃といった比較的低い温度となる。一方、気筒1c,1dから排出された排気ガスは第2分割排気マニフォルド3bで集められて排気通路4に送られる。排気通路4に送られた排気ガスは、排気通路4を流通し、フィルタ12において排気ガスに含まれる排気微粒子が捕捉された後、車外に排出される。
フィルタ12に捕捉された排気微粒子の量が増加すると、差圧計15によって検出されるフィルタ12の差圧が上昇する。この差圧が所定値以上となったら、制御ユニット16は、フィルタ12の再生を開始する。
次に、フィルタ12を再生する動作を、図2のフローチャートに基づいて説明する。
フィルタ12の再生動作開始後、制御ユニット16は電熱ヒータ8を作動させる(ステップS1)。電熱ヒータ8が作動すると、気筒1a,1bから排出された排気ガスは、電熱ヒータ8によって加熱されて昇温される。次に、制御ユニット16は、温度センサ10の検出値が280℃より高いか否かを判定する(ステップS2)。検出値が280℃以下の場合には、電熱ヒータ8による加熱を継続する。一方、検出値が280℃より高くなった場合、制御ユニット16は、燃料添加手段を作動させることによって、すなわち燃料ポンプ7を作動させると共に燃料添加弁5を開くことによって、第1分割排気マニフォルド3a内に燃料の供給を開始する(ステップS3)。燃料添加弁5から供給された燃料は、排気ガスに同伴されて酸化触媒9に流入する。燃料を同伴する排気ガスの温度は280℃より高くなっているので、酸化触媒9によって燃料の酸化反応が生じる。この酸化反応の反応熱により、排気ガスの温度はさらに上昇し、600℃となっている。これに対し、気筒1c,1dから排出された排気ガスの温度は、気筒1a,1bから排出された排気ガスの温度と同じ160℃である。したがって、排気通路4において、第1分割排気マニフォルド3aを流通した排気ガスと排気マニフォルド3bを流通した排気ガスとが混合すると共に排気通路4を介して放熱されるため、排気ガスは、酸化触媒9から流出した直後の600℃よりも低い温度で酸化触媒11に流入する。
次に、制御ユニット16は、温度センサ13の検出値が650℃より高いか否かを判定する(ステップS4)。検出値が650℃以下の場合には、制御ユニット16は燃料添加弁5の噴射回数を多くすることによって燃料供給量を増加させる(ステップS5)。燃料供給量が増加すると、酸化触媒9において酸化しきれずに、酸化触媒11において酸化される燃料が増加する。この酸化反応の反応熱により、酸化触媒11を流通する排気ガスの温度が上昇する。燃料供給量を増加していき、温度センサ13の検出値が650℃を超えた場合には、燃料供給量の増加を停止し、温度センサ13の検出値が650℃を超えるように燃料供給量を調整する(ステップS6)。温度センサ13の検出値が650℃を超えると、650℃を超えた排気ガスがフィルタ12に流入するので、フィルタ12に捕捉された排気微粒子は酸化除去される。排気微粒子が酸化除去されると、差圧計15の検出値が低下する。差圧計15の検出値が所定値以下となったら、フィルタ12は再生されたと見なし、フィルタ12の再生動作を終了する。
このように、排気マニフォルド3を第1分割排気マニフォルド3a及び第2分割排気マニフォルド3bに分割し、排気マニフォルド3aのみに電熱ヒータ8を設けて排気ガスの温度を上昇するようにしたので、排気マニフォルド3を分割せずに排出された排気ガスの全てを加熱する場合に比べて、電熱ヒータ8における消費電力を1/2に低減することができる。したがって、低電力でフィルタ12の再生を行うことができる。
また、温度センサ10,13,14の検出値に基づいて燃料供給の開始及び燃料供給量の調整を行うようにしたので、酸化触媒9,11が活性化される前に燃料が供給されて酸化触媒9,11に燃料が滞留すること、および、酸化・滞留しきれずにHC白煙として車外に放出されることを防ぐことができると共に、燃料供給量を最適にすることができる。
また、第1分割排気マニフォルド3aを通過する排気ガスのみの昇温を図る構造であるため、電熱ヒータ8及び酸化触媒9を小型化できると共に、よりエンジンに近接して配置することが可能となり、酸化触媒9に至るまでの排気ガスの温度低下を抑え、電熱ヒータ8の消費電力の低減に貢献することができる。
この実施の形態1では、排気マニフォルド3を、気筒1a,1bに連通する第1分割排気マニフォルド3aと、気筒1c,1dに連通する第2分割排気マニフォルド3bとに分割し、第1分割排気マニフォルド3aに燃料添加弁5、電熱ヒータ8、酸化触媒9及び温度センサ10を設けたが、これに限定するものではない。エンジンルーム内のスペースによって、これらの装置を第2分割排気マニフォルド3bに設けてもよい。
また、排気マニフォルド3の分割も、実施の形態1に限定されるものではなく、例えば、第1分割排気マニフォルド3aを気筒1a,1cに連通するようにすると共に第2分割排気マニフォルド3bを気筒1b,1dに連通するようにしてもよく、あらゆる気筒の組み合わせで排気マニフォルド3を分割してもよい。
さらに、実施の形態1では、4気筒エンジンを例にして説明を行ったが、4気筒エンジンに限定するものではなく、任意の数の気筒を有するエンジンでもよい。例えば、図3に示されるように、6つの気筒20a,20b,20c,20d,20e,20fを有する6気筒エンジンにおいて、排気マニフォルド23を、気筒20a〜20cに連通する第1分割排気マニフォルド23aと、気筒20d〜20fに連通する第2分割排気マニフォルド23bとに分割してもよい。また、排気マニフォルド3を2つに分割することに限定されるものではなく、図4に示されるように、6気筒エンジンにおいて、排気マニフォルド3を、気筒20a,20bに連通する第1分割排気マニフォルド33aと、気筒20c,20dに連通する第2分割排気マニフォルド33bと、気筒20e,20fに連通する第3分割排気マニフォルド33cとの3つに分割してもよい。この場合、排気ガス全てを加熱する場合に比べて、電熱ヒータ8における消費電力を1/3に低減することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る排気微粒子浄化装置を図5に基づいて説明する。尚、図5において、図1の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係る排気微粒子浄化装置は、図5に示されるように、実施の形態1に対して、酸化触媒11及びフィルタ12の間に、第3の温度検出手段である温度センサ14を設けたものである。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
実施の形態2に係る排気微粒子浄化装置のフィルタ12を再生する動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。図6は、実施の形態1におけるフィルタ12を再生する動作を示す図2に対して、ステップS3及びS4の間に、温度センサ14の検出値が280℃を超えるか否かを判定するステップS13と、ステップS13において検出値が280℃以下の場合に、検出値が280℃を超えるまで燃料供給量を増加するステップS14を挿入したものであり、その他のステップは実施の形態1と同じである。すなわち、図6において、ステップS10〜S12までは、図2のステップS1〜S3までと同じであり、ステップS12の後、制御ユニット16は、温度センサ14の検出値が280℃より高いか否かを判定する(ステップS13)。検出値が280℃以下の場合には、制御ユニット16は燃料添加弁5の開度を大きくすることによって燃料供給量を増加させる(ステップS14)。温度センサ14の検出値が280℃を超えるまで、燃料供給量を増加する。ステップS14によって温度センサ14の検出値が280℃を超えた場合、あるいはステップS12からステップS13に移行した際、既に温度センサ14の検出値が280℃を超えていた場合、続くステップS15に移行する。ステップS15〜S17は、図2のステップS4〜6と同じである。
実施の形態2では、温度センサ14を設けることにより、酸化触媒11に流入する排気ガスの温度が280℃よりも高くなるように、燃料供給量を増加させるステップを追加した。これにより、酸化触媒11が活性化される前に燃料供給量を増加することによって、酸化触媒11に燃料が滞留してしまうこと、および、酸化・滞留しきれずにHC白煙として車外に放出されることを防止できる。また、燃料供給量の最適化を、さらに厳密に行うことができる。
尚、この実施の形態2に係る排気微粒子浄化装置に対しても、実施の形態1で説明した各変形例を適用することができる。
実施の形態1及び2では、排気ガスの温度や第1及び第2基準温度を具体的な数値を用いて説明したが、これらの数値に限定するものではない。酸化触媒9,11の種類に応じて活性温度は異なるので、酸化触媒9,11の種類や排気ガス量等によって、排気ガス温度は異なる。また、これによって、第1及び第2基準温度も適宜変更する必要がある。
実施の形態1及び2では、酸化触媒9,11にそれぞれ同じ触媒を用いたが、これに限定するものではない。それぞれに異なる種類の酸化触媒を用いてもよい。代表的な触媒活性物質としては、Pt、Pd、Rh等の貴金属が挙げられる。例えば、酸化触媒9としてPtを担持した触媒を採用した時に、同様にPtを担持した触媒を酸化触媒11に使用しても良いし、あるいは、Pd−Rhを担持した触媒を酸化触媒11に使用しても良い。
また、実施の形態1及び2では、燃料添加弁5を電熱ヒータ8の上流側の排気マニフォルドに設置したが、これに限定するものではない。電熱ヒータ8の更に上流側にあたる排気ポート内に燃料添加弁5を設置しても良い。あるいは、燃料添加弁5を廃止し、図示しない燃料噴射弁を、燃料添加手段として利用しても良い。例えば、気筒1a及び1bに配置される燃料噴射弁を制御し、気筒1a及び1bの膨張(燃焼)行程末期或いは排気行程時に気筒内に燃料噴射を行なうことで、第1分割排気マニフォルド内に燃料を供給することができる。
この発明の実施の形態1に係る排気微粒子浄化装置の構成図である。 実施の形態1に係る排気微粒子浄化装置において、フィルタの再生動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1に係る排気微粒子浄化装置の変形例の構成図である。 実施の形態1に係る排気微粒子浄化装置の別の変形例の構成図である。 実施の形態2に係る排気微粒子浄化装置の構成図である。 実施の形態2に係る排気微粒子浄化装置において、フィルタの再生動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
3 排気マニフォルド、3a,23a,33a 第1分割排気マニフォルド、4 排気通路、5 燃料添加弁(燃料添加手段)、6 燃料通路(燃料添加手段)、7 燃料ポンプ(燃料添加手段)、8 電熱ヒータ(電熱手段)、9 酸化触媒(第1の酸化触媒)、10 温度センサ(第1の温度検出手段)、11 酸化触媒(第2の酸化触媒)、12 フィルタ、13 温度センサ(第2の温度検出手段)、14 温度センサ(第3の温度検出手段)、16 制御ユニット。

Claims (3)

  1. エンジンから排出される排気ガス中の排気微粒子を処理する排気微粒子浄化装置であって、
    2つ以上の分割排気マニフォルドからなる排気マニフォルドと、
    前記2つ以上の分割排気マニフォルドのうちの1つの第1分割排気マニフォルド内に燃料を供給する燃料添加手段と、
    前記燃料添加手段よりも下流の前記第1分割排気マニフォルドに設けられ、前記排気ガスを加熱する電熱手段と、
    前記電熱手段よりも下流の前記第1分割排気マニフォルドに設けられ、前記燃料を酸化する第1の酸化触媒と、
    前記排気マニフォルドと連通し、前記排気ガスが流通する排気通路と、
    前記排気通路に設けられ、前記燃料を酸化する第2の酸化触媒と、
    前記第2の酸化触媒よりも下流の前記排気通路に設けられ、前記排気微粒子を捕捉するフィルタと
    を備える排気微粒子浄化装置。
  2. 前記排気微粒子浄化装置は、
    前記電熱手段及び前記第1の酸化触媒の間の前記第1分割排気マニフォルドに設けられ、前記排気ガスの温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記第2の酸化触媒及び前記フィルタの間の前記排気通路に設けられ、前記排気ガスの温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記燃料添加手段及び前記電熱手段の動作を制御する制御ユニットと
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記フィルタを再生する際に、
    前記第1の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、前記電熱手段を作動または停止させ、
    前記第1の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、前記燃料添加手段を作動させ、
    前記第2の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、前記燃料添加手段から供給される前記燃料の供給量を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の排気微粒子浄化装置。
  3. 前記排気微粒子浄化装置は、
    前記第2の酸化触媒よりも上流の前記排気経路に設けられた、前記排気ガスの温度を検出する第3の温度検出手段をさらに備え、
    前記燃料の供給を開始してから前記第3の温度検出手段によって検出された検出値が所定温度になるまで、前記制御ユニットは前記燃料の供給量を増加した後、
    前記第2の温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、前記燃料添加手段から供給される前記燃料の供給量を調整する
    ことを特徴とする請求項2に記載の排気微粒子浄化装置。
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