JP2006315021A - Die of bending device and working method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、簡単な構成を有し、加工開始時にワークを押し出す力を弱めることにより、該ワークを押さえ付けている作業者の負担を軽減する曲げ加工装置における金型及び加工方法に関する。 The present invention relates to a mold and a processing method in a bending apparatus that have a simple configuration and reduce a burden on an operator pressing the work by weakening a force for pushing out the work at the start of processing.
従来より、プレスブレーキのような曲げ加工装置では、ワーク先端部を折り曲げてつぶすヘミング加工が行われ、例えば図6に示すように、平坦なワーク76の(図6(A))先端部を、鋭角に折り曲げてフランジf(図6(B))を形成し、その後、該フランジf(図6(C))をつぶすことにより、当初のワーク76を180°近くまで曲げ加工している。
Conventionally, in a bending apparatus such as a press brake, a hemming process for bending and crushing a work tip is performed. For example, as shown in FIG. 6, the tip of a flat work 76 (FIG. 6A) A flange f (FIG. 6B) is formed by bending at an acute angle, and the flange f (FIG. 6C) is then crushed to bend the
この場合に使用される金型は、例えば図7に示すように、パンチ70と、ダイ73を有し、該パンチ70とダイ73には、パンチ側スラスト受け71とダイ側スラスト受け72がそれぞれ取り付けられている。
For example, as shown in FIG. 7, the mold used in this case has a
この構成により、予め鋭角曲げされたワーク76の先端部を、ダイ側スラスト受け72に突き当てて位置決めした後、例えばパンチ70を下降させれば、フランジf部分がつぶされることにより、既述した(図6(C))ヘミング加工が完了する。
With this configuration, after the tip portion of the
一方、例えば特開平11−244946号公報には、ヘミング加工時に発生するスラスト荷重に耐えるべく、前後方向に移動自在なスライドブロックを固定ブロックに対してロックし、又はアンロックするロック・アンロック機構が開示されている。
前記図7においては、前工程で予め鋭角に曲げる角度θには、限界があり、ほぼ30°程度であって、比較的大きな角度である。 In FIG. 7, the angle θ that is bent at an acute angle in the previous step has a limit, approximately 30 °, which is a relatively large angle.
また、加工開始時には、図7の参照符号αで示すように、金属どうしのパンチ70とワーク76が接触するので、ワーク76が滑り易い状態にある。
At the start of machining, as shown by reference symbol α in FIG. 7, the
しかも、ヘミング加工においては、よく知られているように、前後方向(Y軸方向)のスラスト荷重Sが発生し、そのスラスト荷重Sは、既述したダイ側スラスト受け72とパンチ側スラスト受け72では、完全には除去されない。
Moreover, in the hemming process, as is well known, a thrust load S in the front-rear direction (Y-axis direction) is generated, and the thrust load S is the die-
このように、加工開始時においては、鋭角に曲げられたワーク先端部の角度θが比較的大きく、ワーク76が滑り易い状態にあり、しかも、スラスト荷重Sが完全には除去されない状態にある。
Thus, at the start of machining, the angle θ of the workpiece tip bent at an acute angle is relatively large, the
その結果、ワーク76は、加工開始時には、前記スラスト荷重Sにより機械側(プレスブレーキ側)に押圧されるが、このときの反力Tを機械側から受けるので、該ワーク76は、作業者側(右側)に押し出され、従って、作業者は、押し出されるワーク76を強い力で押さえ付けなければならず、負担が大きい。
As a result, the
例えば、作業者が単独ではなく、2〜3人でワーク76を押さえ付けなければならないことがあり、その場合の作業者の負担は著しく大きく、ワーク76を押さえ付ける作業のためだけに体力を消耗し、疲れてしまい、且つ作業者にとっては明らかに危険である。
For example, it may be necessary for the worker to press the
一方、上記特開平11−244946号公報に開示されたロック・アンロック機構は、極めて複雑を構成を有し(例えば同公報の図2)、また操作にも時間がかかり、それに従って、コスト高にもなる。 On the other hand, the lock / unlock mechanism disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-244946 has a very complicated configuration (for example, FIG. 2 of the same publication), and takes time to operate. It also becomes.
また、この特開平11−244946号公報における金型を用いてヘミング加工をする場合、加工開始時の状態は、前記図7と同じであり、そのため、既述した課題は、同公報に開示された金型でも、解決されない。 Further, when hemming is performed using the mold in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-244946, the state at the start of processing is the same as that shown in FIG. 7, and thus the above-described problem is disclosed in the same publication. Even the molds are not solved.
本発明の目的は、簡単な構成を有し、加工開始時にワークを押し出す力を弱めることにより、該ワークを押さえ付けている作業者の負担を軽減する曲げ加工装置における金型及び加工方法を提供する。 An object of the present invention is to provide a mold and a processing method in a bending apparatus that have a simple configuration and reduce the burden on an operator pressing the workpiece by weakening the force for pushing the workpiece at the start of processing. To do.
上記課題を解決するために、本発明によれば、
請求項1に記載したように、パンチPの下端に、ダイD上に位置決めされたワーク先端部を押圧する弾性体2を設けたことを特徴とする曲げ加工装置における金型と、
請求項3に記載したように、上記請求項1記載の曲げ加工装置における金型を用いた加工方法であって、
(1)ワーク先端部を、ダイD上に載せて位置決めした後、
(2)該ワーク先端部を、弾性体2及び該弾性体2の前方パンチ下面P1で押圧し、
(3)その後、該ワーク先端部を、弾性体2の後方パンチ下面P2で押圧することを特徴とする曲げ加工装置における加工方法という技術的手段が講じられた。
In order to solve the above problems, according to the present invention,
As described in
A processing method using a mold in the bending apparatus according to
(1) After positioning the workpiece tip on the die D,
(2) The workpiece tip is pressed by the
(3) After that, a technical means called a processing method in a bending apparatus characterized by pressing the workpiece tip with the rear punch lower surface P2 of the
上記本発明の構成によれば、例えば弾性体2を(図1)、金型センタCを(図2)含む後方パンチ下面P2と、該後方パンチ下面P2より高い位置にある前方パンチ下面P1の間に設け、該弾性体2の露出した前面2Aと高い位置にある前記前方パンチ下面P1により、逃げ部7を形成したことにより、ダイ側スラスト受け3の前面のワーク突き当て部1に(図5(A))、前工程で予め鋭角曲げされた角度θ(例えば30°)のフランジFを有するワーク先端部を突き当てて位置決めした後、例えばパンチPを下降させると(図5(B))、前記弾性体2の下面2Bがワーク先端部のフランジFを押圧し、弾性体2が変形して凹み、凹んだ分が前記逃げ部7に進入すると共に、前方パンチ下面P1がフランジFを押圧するので、パンチPとワークW間の摩擦が大きくなり、加工開始時に発生するスラスト荷重Sに基づく機械側からの反力Tを吸収することができる。
According to the configuration of the present invention, for example, the rear punch lower surface P2 including the elastic body 2 (FIG. 1) and the mold center C (FIG. 2), and the front punch lower surface P1 positioned higher than the rear punch lower surface P2. An
これにより、本発明によれば、弾性体2をパンチP下端に設けただけの従来と(前記特開平11−244946号公報に開示)比べて極めて簡単な構成の金型P(図5(B))、Dにより、加工開始時にワークWを作業者側(右側)に押し出す力を弱め、該ワークWを押さえ付けている作業者の負担が軽減される。
Thus, according to the present invention, the mold P (FIG. 5 (B) having an extremely simple structure as compared with the conventional structure in which the
上記のとおり、本発明によれば、簡単な構成を有し、加工開始時にワークを押し出す力を弱めることにより、該ワークを押さえ付けている作業者の負担を軽減する曲げ加工装置における金型及び加工方法を提供するという効果を奏する。 As described above, according to the present invention, the mold in the bending apparatus has a simple configuration and reduces the burden on the operator pressing the workpiece by weakening the force for pushing the workpiece at the start of machining, and There is an effect of providing a processing method.
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体図であり、この図1は、プレスブレーキの前方(作業者側)から見た図である。
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the accompanying drawings by embodiments.
FIG. 1 is an overall view of the present invention, and FIG. 1 is a view as seen from the front (operator side) of a press brake.
図1において、参照符号Pはパンチ、Dはダイ、1はワーク突き当て部、2は弾性体、3はダイ側スラスト受け、4はパンチ側スラスト受け、5は上部テーブル、6は下部テーブル、7は逃げ部、11は溝である。 In FIG. 1, reference numeral P is a punch, D is a die, 1 is a workpiece abutting portion, 2 is an elastic body, 3 is a die side thrust receiver, 4 is a punch side thrust receiver, 5 is an upper table, 6 is a lower table, 7 is an escape portion, and 11 is a groove.
また、以下の説明に際しては、X軸方向をプレスブレーキの長手方向、Y軸方向を前後方向とし、そのうち作業者側(手前)を前方、機械(プレスブレーキ)側を後方、またZ軸方向を上下方向とする。更に、説明を容易にするために、前方(作業者側)を右側、後方(機械側)を左側とすることもある。 In the following explanation, the X-axis direction is the longitudinal direction of the press brake, the Y-axis direction is the front-rear direction, the operator side (front) is the front, the machine (press brake) side is the rear, and the Z-axis direction is The vertical direction. Furthermore, for ease of explanation, the front (operator side) may be the right side and the rear (machine side) may be the left side.
そして、パンチPは上部テーブル5に、ダイDは下部テーブル6にそれぞれ装着され、例えばラムである上部テーブル5を下降することにより、パンチPとダイDの協働により、ワークWが例えばヘミング加工される(図5)。 Then, the punch P is mounted on the upper table 5 and the die D is mounted on the lower table 6, and the workpiece W is subjected to, for example, hemming by the cooperation of the punch P and the die D by lowering the upper table 5 which is, for example, a ram. (FIG. 5).
この場合、既述したように、上部テーブル5が(図1、図2)ラムであるが、その他、下部テーブル6がラム、又は上部テーブル5と下部テーブル6の双方がラムとなることもある。 In this case, as described above, the upper table 5 is a ram (FIGS. 1 and 2), but the lower table 6 may be a ram, or both the upper table 5 and the lower table 6 may be rams. .
前記パンチP(図2)の後面には、パンチ側スラスト受け4が、ダイDの後面には、ダイ側スラスト受け3がそれぞれねじ止めされ、該ダイ側スラスト受け3は、前記パンチPとパンチ側スラスト受け4の間の隙間に挿入されている。
The punch
この構成により、ラムである上部テーブル5を下降させることにより、パンチPとダイDでワークWをヘミング加工した場合に(図5)、加工中に発生するスラスト荷重Sの一部は、前記ダイ側スラスト受け3とパンチ側スラスト受け4により吸収可能である。
With this configuration, when the workpiece W is hemmed by the punch P and the die D by lowering the upper table 5 which is a ram (FIG. 5), a part of the thrust load S generated during the machining is Absorption is possible by the
上記パンチPの下端には(図1)、弾性体2が設けられ、該弾性体2は、ダイD上に位置決めされたワーク先端部を押圧するようになっている(図5(B))。
An
即ち、パンチPの下端には、金型センタCを(図2)含む後方パンチ下面P2と、該後方パンチ下面P2よりも高い位置にある前方パンチ下面P1がそれぞれ形成されている。 That is, at the lower end of the punch P, a rear punch lower surface P2 including the mold center C (FIG. 2) and a front punch lower surface P1 positioned higher than the rear punch lower surface P2 are formed.
そして、前記高い位置の前方パンチ下面P1(図3)から上方に延びる前面8と、前記低い位置の後方パンチ下面P2から上方に延びる後面9と、前面8と後面9に直交する上面10により、長手方向(X軸方向)に延びる溝11が形成されている。
And, the
この溝11には、図示するように、高さhが前記溝11の後面9の高さとほぼ等しく、また、幅wが前記溝11の上面10の幅にほぼ等しい弾性体2が挿入固定されており、これにより、パンチP下端に、該弾性体2が設けられていることになる。
As shown in the figure, an
更に,パンチP下端(図1)に設けられた弾性体2の露出している前面2Aと、前記前方パンチ下面P1により、逃げ部7が形成されている。
Furthermore, the
また、上記弾性体2は、例えばウレタンゴムやバネで構成され、その他、弾性体2としては、加圧流体でもよい。
The
この構成により、ダイ側スラスト受け3の前面のワーク突き当て部1に(図5(A))、前工程で予め鋭角曲げされた角度θ(例えば30°)のフランジFを有するワーク先端部を突き当てて位置決めした後、例えばパンチPを下降させると(図5(B))、前記弾性体2の下面2Bがワーク先端部のフランジFを押圧し、図示するように、弾性体2が変形して凹み、凹んだ分が前記逃げ部7に進入すると共に、前方パンチ下面P1がフランジFを押圧する。
With this configuration, the workpiece tip portion having a flange F having an angle θ (for example, 30 °) that has been bent at an acute angle in the previous step is applied to the
これにより、パンチPとワークW間の摩擦を大きくすることにより、加工開始時に発生するスラスト荷重Sに基づく機械側からの反力Tを吸収することができる。 Thereby, by increasing the friction between the punch P and the workpiece W, the reaction force T from the machine side based on the thrust load S generated at the start of machining can be absorbed.
従って、既述したように、本発明によれば、弾性体2をパンチP下端に設けただけの従来と(前記特開平11−244946号公報に開示)比べて極めて簡単な構成の金型P(図5(B))、Dにより、加工開始時にワークWを作業者側(右側)に押し出す力を弱め、該ワークWを押さえ付けている作業者の負担が軽減される。
Therefore, as described above, according to the present invention, the mold P having a very simple structure as compared with the conventional structure in which the
即ち、図4(A)に示すように、パンチPが下降し、該パンチPの前方パンチ下面P1が、最初にワーク先端部のフランジFに当接したときの該フランジFの角度を、θ1 とし(図4(A)の左図)、更にパンチPが下降し、該パンチPの後方パンチ下面P2が、最初にワーク先端部のフランジFに当接したときの該フランジFの角度を、θ2 とすれば(図4(A)の右図)、明らかにθ1 >θ2 である。 That is, as shown in FIG. 4A, the angle of the flange F when the punch P descends and the front punch lower surface P1 of the punch P first abuts against the flange F at the tip of the workpiece is expressed as θ 1 (left figure in FIG. 4A), the angle of the flange F when the punch P further descends and the rear punch lower surface P2 of the punch P first contacts the flange F at the tip of the workpiece is set. , Θ 2 (right diagram in FIG. 4A), clearly θ 1 > θ 2 .
また、図4(B)に示すように、パンチP側からワークWに働く押圧力をGとすれば、このGは、フランジFの角度が変わっても同じであるとする。 Further, as shown in FIG. 4B, if the pressing force acting on the workpiece W from the punch P side is G, this G is the same even if the angle of the flange F changes.
そして、この状態で、前記押圧力Gを分解すれば明らかなように、角度が小さくなるに従って(θ1 →θ2 )フランジFを垂直に押圧する力Nは、反比例して大きくなるが、フランジFを水平に押圧する力Mは、比例して小さくなる。 In this state, as is apparent from disassembling the pressing force G, as the angle decreases (θ 1 → θ 2 ), the force N that presses the flange F vertically increases in inverse proportion. The force M that presses F horizontally decreases proportionally.
更に、図4(C)に示すように、前記フランジFを水平に押圧する力Mの水平分力がスラスト荷重Sとなり(参照符号A(図4(B))、Bの部分の拡大図)、このスラスト荷重Sは、フランジ角度が小さくなるに従って(θ1 →θ2 )、小さくなる。 Further, as shown in FIG. 4C, the horizontal component of the force M that presses the flange F horizontally becomes the thrust load S (reference A (FIG. 4B), enlarged view of the portion B). The thrust load S decreases as the flange angle decreases (θ 1 → θ 2 ).
上記加工開始時は(図5(B))、この場合、図4(A)の左図に該当し、スラスト荷重Sが大きい場合であり、ダイ側スラスト受け3(図1)、パンチ側スラスト受け4によっては、完全には除去されず、既述したように、このスラスト荷重Sに対する反力Tを(図4(A)の左図)、ワークWは機械側から受けて作業者側(右側)に押し出されようとする。
At the time of starting the machining (FIG. 5B), this corresponds to the left diagram of FIG. 4A, where the thrust load S is large, and the die side thrust receiver 3 (FIG. 1), punch side thrust Depending on the
しかし、前記弾性体2をパンチP下端に設けたことにより、前方パンチ下面P1がワークWに当接する加工開始時においては(図4(A)の左図、図5(B))、弾性体2がフランジFに当接するため、パンチPとワークW間の摩擦が大きくなる。
However, by providing the
従って、既述したように、摩擦により、前記機械側からの反力Tは吸収され、ワークWを押し出す力が弱められ、該ワークを押さえ付けている作業者の負担を軽減することができる。 Therefore, as described above, the reaction force T from the machine side is absorbed by friction, and the force for pushing out the workpiece W is weakened, so that the burden on the operator pressing the workpiece can be reduced.
即ち、加工開始時に(図5(B)、図4(A)の左図)前方パンチ下面P1がフランジFに当接してから、後方パンチ下面P2がフランジFに当接するまでは(図4(A)の右図)、前記したように、スラスト荷重Sが大きい。 That is, from the time when the machining starts (FIG. 5B, the left diagram of FIG. 4A) until the front punch lower surface P1 contacts the flange F, the rear punch lower surface P2 contacts the flange F (FIG. 4 ( (A) Right view) As described above, the thrust load S is large.
従って、このスラスト荷重Sが大きい間は、前方パンチ下面P1と共に前記弾性体2がフランジFを押圧するので図示するように変形して凹み、それにより、パンチPとワークW間の摩擦が大きくなって、前記スラスト荷重Sに基づく反力Tを吸収し、該ワークWの滑り止めとなり、既述したように、ワークWを作業者側に押し出す力が弱められる。
Therefore, while the thrust load S is large, the
上記前方パンチ下面P1がフランジFに当接してから、加工が進行し、該フランジFの角度が徐々に小さくなり、後方パンチ下面P2が(図4(A)の右図)フランジFに当接した段階では、前記したように、スラスト荷重Sは小さくなり(図4(C)の右図)、この程度のスラスト荷重Sは、ダイ側スラスト受け3(図1)、パンチ側スラスト受け4により完全に除去される。
After the front punch lower surface P1 comes into contact with the flange F, processing proceeds, the angle of the flange F gradually decreases, and the rear punch lower surface P2 comes into contact with the flange F (the right figure in FIG. 4A). At this stage, as described above, the thrust load S is reduced (the right figure of FIG. 4C), and this level of thrust load S is caused by the die side thrust receiver 3 (FIG. 1) and the punch side thrust
このため、加工開始時のように(図4(A)の左図、図5(B))、ワークWを押し出そうとする機械側からの反力Tは働かず、従って、以後は、パンチP側からの押圧力Gの(図4(B)の右図)垂直成分Nだけが大きくなって有効に働き、このNにより、後方パンチ下面P2が(図4(A)の右図)フランジFをつぶすことにより、ヘミング加工が完了する(図5(C)→図5(D))。 For this reason, the reaction force T from the machine side trying to push out the workpiece W does not work as at the start of machining (the left diagram in FIG. 4A, FIG. 5B). Only the vertical component N of the pressing force G from the punch P side (right diagram in FIG. 4 (B)) increases and works effectively, and this N causes the rear punch lower surface P2 (right diagram in FIG. 4 (A)). By crushing the flange F, the hemming process is completed (FIG. 5C → FIG. 5D).
即ち、後方パンチ下面P2が(図4(A)の右図)フランジFに当接した後は、スラスト荷重Sが完全に除去されて反力Tが働かなくなり、そのため、前記弾性体2がフランジFに当接せず、パンチPとワークW間の摩擦が少なくなり、ワークWがパンチPに対して滑り易くなっても、該ワークWは、作業者側(右側)に押し出されない。 That is, after the rear punch lower surface P2 abuts against the flange F (the right figure in FIG. 4A), the thrust load S is completely removed and the reaction force T does not work. Even if the workpiece W does not come into contact with F and friction between the punch P and the workpiece W is reduced and the workpiece W becomes slippery with respect to the punch P, the workpiece W is not pushed out to the operator side (right side).
従って、作業者は、ワークWが押し出されないように押さえ付けている必要はなくなり、ワークWをワーク突き当て部1に突き当てて位置決めしているだけで済む。
Therefore, it is not necessary for the operator to hold down the workpiece W so that the workpiece W is not pushed out, and it is only necessary to position the workpiece W against the
以下、前記構成を有する本発明の作用を、図5に基づいて説明する。 The operation of the present invention having the above configuration will be described below with reference to FIG.
先ず、図5(A)に示すように、前工程で予め鋭角曲げされた角度θ(ほぼ30°)のフランジFが形成されたワーク先端部を有するワークWを、作業者が手に持って、ダイD上に載せてワーク突き当て部1に突き当てて位置決めする。
First, as shown in FIG. 5 (A), an operator holds a workpiece W having a workpiece tip portion on which a flange F having an angle θ (approximately 30 °) that has been bent at an acute angle in advance in the previous process is formed. Then, it is placed on the die D and abutted against the
この状態で、例えばパンチPを下降させると、図5(B)に示すように、前方パンチ下面P1と共に弾性体2がフランジFを押圧することにより、パンチPとワークW間の摩擦が大きい状態で、該フランジFをつぶし、次いで、図5(C)に示すように、弾性体2がフランジFから離れ、パンチPとワークW間の摩擦が小さい状態で、後方パンチ下面P2だけでフランジFをつぶし、更に図5(D)に示すように、つぶされたフランジFがワークWと密着してヘミング加工が完了する。
In this state, for example, when the punch P is lowered, as shown in FIG. 5B, the
この場合、既述したように、加工を開始してからスラスト荷重Sが大きい間は(例えばフランジFの角度がθ1 からθ2 になるまで(図4(A))、前方パンチ下面P1と共に前記弾性体2がフランジFを押圧するので、パンチPとワークW間の摩擦が大きくなって、前記スラスト荷重Sに基づく反力Tを吸収し、該ワークWの滑り止めとなり、ワークWを作業者側に押し出す力が弱められる。
In this case, as described above, while the thrust load S is large after machining is started (for example, until the angle of the flange F is changed from θ 1 to θ 2 (FIG. 4A)), together with the front punch lower surface P1. Since the
その後、後方パンチ下面P2が(図4(A)の右図)フランジFに当接した後は、既述したように、小さくなったスラスト荷重Sが完全に除去されて機械側からの反力Tが働かなくなり、弾性体2がフランジFに当接せずに離れ、パンチPとワークW間の摩擦が小さい状態で、後方パンチ下面P2だけでフランジFがつぶされる。
After that, after the rear punch lower surface P2 is in contact with the flange F (the right figure in FIG. 4A), as described above, the reduced thrust load S is completely removed and the reaction force from the machine side is removed. T stops working, the
本発明は、簡単な構成を有し、加工開始時にワークを押し出す力を弱めることにより、該ワークを押さえ付けている作業者の負担を軽減する曲げ加工装置における金型及び加工方法に利用され、また、上部テーブルがラムの場合だけでなく、下部テーブルがラムの場合、又は上部テーブルと下部テーブルの双方がラムの場合であるプレスブレーキにも適用される。 The present invention has a simple configuration and is used for a mold and a processing method in a bending apparatus that reduces a burden on an operator pressing the workpiece by weakening a force for pushing the workpiece at the start of processing, Further, the present invention is applied not only to a case where the upper table is a ram but also to a press brake which is a case where the lower table is a ram or both the upper table and the lower table are rams.
1 ワーク突き当て部
2 弾性体
3 ダイ側スラスト受け
4 パンチ側スラスト受け
5 上部テーブル
6 下部テーブル
7 逃げ部
8 前面
9 後面
10 上面
11 溝
C 金型センタ
D ダイ
F フランジ
P パンチ
W ワーク
DESCRIPTION OF
Claims (4)
(1)ワーク先端部を、ダイ上に載せて位置決めした後、
(2)該ワーク先端部を、弾性体及び該弾性体の前方パンチ下面で押圧し、
(3)その後、該ワーク先端部を、弾性体の後方パンチ下面で押圧することを特徴とする曲げ加工装置における加工方法。 A processing method using a mold in the bending apparatus according to claim 1,
(1) After positioning the workpiece tip on the die,
(2) The workpiece tip is pressed by the elastic body and the lower surface of the front punch of the elastic body,
(3) Then, the processing method in the bending apparatus characterized by pressing the workpiece | work front-end | tip part with the back punch lower surface of an elastic body.
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2005
- 2005-05-11 JP JP2005138955A patent/JP2006315021A/en active Pending
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