JP2006311304A - 携帯通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯通信装置専用の情報を保護する機能を有し、PC等の外部機器と接続して記憶装置として利用することができる携帯通信装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、外部機器2と通信を行うための外部通信手段14と、前記外部通信手段14を介して情報の授受を行う記憶手段10とを備えた携帯通信装置1であって、前記記憶手段10が保護領域11と非保護領域12とを有し、前記外部通信手段14と前記記憶手段10との間に保護モジュール13が設けられており、前記保護モジュール13が、前記保護領域11内の情報保護管理と、前記外部機器2からの信号に基づく前記非保護領域12内における情報授受管理とを行うことを特徴としている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、外部機器2と通信を行うための外部通信手段14と、前記外部通信手段14を介して情報の授受を行う記憶手段10とを備えた携帯通信装置1であって、前記記憶手段10が保護領域11と非保護領域12とを有し、前記外部通信手段14と前記記憶手段10との間に保護モジュール13が設けられており、前記保護モジュール13が、前記保護領域11内の情報保護管理と、前記外部機器2からの信号に基づく前記非保護領域12内における情報授受管理とを行うことを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯通信装置に関し、具体的には、記憶手段を備えた携帯通信装置に関するものである。
近年、携帯電話は様々な機能を有するに至っており、その機能向上は眼を見張るものがある。また、このような様々な機能を有する携帯電話の開発は、利用者の増大によってその速度を増し、機能向上に伴う携帯電話の利用範囲は、その規模を拡大しているところである。
かかる状況において、例えば、携帯電話とPC(パーソナルコンピュータ)とを電気的に接続して、携帯電話に通信データの授受を実行させるという技術が知られている(特許文献1参照)。
上記特許文献1にて開示された技術は、携帯電話とPCとを接続する接続装置に関するものであり、通信時における携帯電話の電池切れを課題として、電池切れによる通信時間の制約等を解決するためになされたものである。具体的には、この特許文献1は、通信手段と電力供給手段とを備えた接続装置を開示したものである。
ところで、上記特許文献1を含めた従来技術において、携帯電話とPCとを電気的に接続して通信データの授受を行う技術は開示されているが、携帯電話を一つの記憶装置として(PC等に接続してデータの授受を行う記憶手段として)利用する技術についは特に開示されていない。例えば、特許文献1にて開示されている携帯電話は、単にPCがデータ通信を行う際の送受信手段として用いられているだけであり、この特許文献1中に示された携帯電話は、いわゆる「データが通過する道」として利用さているに過ぎない。
携帯電話とPC等とを接続可能として、携帯電話(携帯通信装置)を一つの記憶装置として利用する技術が行われていない背景には、携帯電話等の携帯通信装置をPC等と接続し記憶装置として用いると、携帯通信装置内の情報が頻繁に書き換えられることによって、携帯通信装置自身の機能を損なう恐れがあるという問題が生ずるからである。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであって、PC等の外部機器と接続して記憶装置として利用することができる携帯通信装置を提供することを課題とする。より具体的には、携帯通信装置専用の情報を保護する機能を有し、PC等の外部機器と接続して記憶装置として利用することができる携帯通信装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、外部機器と通信を行うための外部通信手段と、前記外部通信手段を介して情報の授受を行う記憶手段とを備えた携帯通信装置であって、前記記憶手段が保護領域と非保護領域とを有し、前記外部通信手段と前記記憶手段との間に保護モジュールが設けられており、前記保護モジュールが、前記保護領域内の情報保護管理と、前記外部機器からの信号に基づく前記非保護領域内における情報授受管理とを行うことを特徴としている。
このように構成された携帯通信装置によれば、前記記憶手段が保護領域と非保護領域とを有し、前記保護モジュールによって前記保護領域内の情報保護管理と前記非保護領域内における情報授受管理とが行われるため、前記保護領域内の情報を適切に保護しつつ、前記非保護領域を「一つの記憶装置」として利用可能である。つまり、前記非保護領域を利用することによって、携帯通信装置を「一つの記憶装置」として活用することが可能となる。また、前記保護領域内に、携帯通信装置専用の情報を記憶可能であるため、携帯通信装置(を構成する記憶手段の非保護領域)を記憶装置として用いても、携帯通信装置自身の機能を損なう恐れがなくなる。
また、本発明にかかる携帯通信装置においては、前記保護モジュールが、前記外部機器からの信号に対して、前記保護領域内へのアクセスを禁止するアクセス禁止機能を有する構成であることが好ましい。
この好ましい構成によれば、前記携帯通信装置と前記外部機器とが接続され、前記外部機器から前記保護領域内へアクセスしようとしても、前記保護モジュールによってそのアクセスが禁止されるため、前記保護領域を適切に保護することができる。つまり、このような構成によれば、前記保護領域を適切に保護することが可能となるため、携帯通信装置自身の機能が損なわれる恐れがなくなる。
また、本発明にかかる携帯通信装置においては、前記保護モジュールが、前記外部機器からの信号に対して、前記記憶手段の初期化を拒絶する初期化拒絶機能を有する構成であることが好ましい。
この好ましい構成によれば、前記携帯通信装置と前記外部機器とが接続され、前記外部機器から前記記憶手段に対して初期化の命令がなされても、前記保護モジュールによってその初期化命令が拒絶されるため、前記記憶手段を適切に保護することができる。つまり、このような構成によれば、前記記憶手段を適切に保護することが可能となるため、携帯通信装置自身の機能を損なう恐れがなくなる。
また、本発明にかかる携帯通信装置においては、前記保護モジュールが、前記外部機器からの信号に基づいて、前記非保護領域内の残容量を前記外部機器に伝達する残容量伝達機能、前記非保護領域内のディレクトリに関する情報を前記外部機器に伝達するディレクトリ関連情報伝達機能、前記非保護領域内のファイルに関する情報を前記外部機器に伝達するファイル関連情報伝達機能、前記非保護領域内のディレクトリに関する情報を変更するディレクトリ関連情報変更機能、および前記非保護領域内のファイルに関する情報を変更するファイル関連情報変更機能の全ての機能、または少なくともいずれかの機能を有する構成であることが好ましい。
この好ましい構成によれば、前記保護モジュールが上述した全ての機能あるいは少なくともいずれかの機能を有するため、前記記憶手段(の前記非保護領域)を効果的に「一つの記憶装置」として利用可能となる。
また、本発明にかかる携帯通信装置においては、前記記憶手段が、着脱式または内蔵式の記憶手段である構成が好ましい。かかる記憶手段としては、例えば、不揮発メモリ(スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック、SDカード等)やハードディスク(マイクロドライブ等)があげられる。
また、本発明にかかる携帯通信装置においては、前記外部通信手段が、有線デバイスまたは無線デバイスである構成が好ましい。かかる有線デバイスとしては、例えば、USB、IEEE1394、パラレル、シリアル、IDE、SATA、SCSI等があげられる。また、無線デバイスとしては、例えば、赤外線通信、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g等が上げられる。
本発明によれば、PC等の外部機器と接続して記憶装置として利用することが可能な携帯通信装置を得ることができる。より具体的には、本発明によれば、携帯通信装置専用の情報を保護する機能を有し、PC等の外部機器と接続して記憶装置として利用することが可能な携帯通信装置を得ることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる携帯電話1(本発明の「携帯通信装置」に相当)およびPC2(パーソナルコンピュータ)(本発明の「外部機器」に相当)の概略図を示したものである。
図1に示すように、本実施形態にかかる携帯電話1は、記憶手段10およびUSB(Universal Serial Bus)コネクタ14(本発明の「外部通信手段」に相当)等を有している。記憶手段10としては、内蔵式のものも着脱式のものも用いることが可能である。例えば、記憶手段10としては、不揮発メモリ(スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック、SDカード等)やハードディスク(マイクロドライブ等)を用いることが可能である。また、USBコネクタ14は、使用時(PC2等の外部機器に接続する際)に、携帯電話1から突出し(図1の破線図参照)、非使用時には携帯電話1内に内蔵可能(図1の実線図参照)に構成されている。
また、この記憶手段10は、携帯電話1専用の情報を記憶する携帯電話専用記憶領域11(本発明の「保護領域」に相当)と、外部接続デバイスとして認識されて記憶装置として利用され得る利用可能記憶領域12(本発明の「非保護領域」に相当)とを有すべく構成されている。さらに、この携帯電話1には、USBコネクタ14と記憶手段10との間に、保護モジュール13が設けられている。この保護モジュール13については、後に詳細に説明する。
なお、この図1については特に示さなかったが、本実施形態にかかる携帯電話1は、当然のことながら、一般的な携帯電話としての機能を有するものであり、かかる構成については公知であるため、ここでは省略している。
図1に示したPC2は、利用者の種々の操作(キーボード、マウス、あるいはタッチパネル等による操作)によって入力される信号に基づいて、様々な処理を実行可能に構成されている。そして、かかるPC2は、USBポート(図示省略)を有している。
次に、図1に加え、図2〜図5の図面(フローチャート)を用いて、本実施形態にかかる携帯電話1の使用方法等について説明する。なお、以下の説明中(図1〜図5を用いた説明中)、保護モジュール13の処理については簡単に説明し、この保護モジュール13の具体的な機能については、後に詳細に説明する。
図2は、携帯電話とPCとの接続時におけるフローチャートを示したものである。図3は、PCにて携帯電話内の情報を読み込む際のフローチャートを示したものである。図4は、PCにて携帯電話内に情報を書き込む際のフローチャートを示したものである。図5は、携帯電話とPCとの接続終了時におけるフローチャートを示したものである。
まず、本実施形態にかかる携帯電話1を使用する場合には、図2に示すように、携帯電話1に内蔵されたUSBコネクタ14を突出させPC2のUSBポートに接続する(ステップS201)。そうすると、PC2から、携帯電話1を外部接続デバイスとして認識するための通信データが送信される(ステップS202)。
携帯電話1にて上記通信データの受信が行われると(ステップS203)、携帯電話1の電話通信機能の停止が行われ(ステップS204),保護モジュール13における処理が行われる(ステップS205)。このステップS205においては、具体的には、携帯電話1に設けられた記憶手段10の利用可能記憶領域(非保護領域)12に関する情報(例えば、利用可能記憶領域12が存在するという情報)が、携帯電話1(保護モジュール13およびUSBコネクタ14)からPC2に送信される。
ステップS205までの処理を経ることによって、PC2にて、携帯電話1が外部接続デバイスとして認識される(ステップS206)。そして、携帯電話1が外部接続デバイスとして認識された後、携帯電話1を構成する利用可能記憶領域(非保護領域)12は、PC2からの信号に基づいて、「一つの記憶装置」として利用されることとなる。
次いで、PC2にて携帯電話1中の情報を読み込む際には、図2にて説明したように携帯電話1をPC2に接続した後、図3に示すように、PC2から携帯電話1に対して、通信データの送信が行われる(ステップS301)。ここで送信される「通信データ」は、携帯電話1内の所定の情報を読み込むための一つあるいは複数の命令を含んだ通信データである。
携帯電話1にて上記通信データの受信が行われると(ステップS302)、保護モジュール13における処理が行われる(ステップS303)。このステップS303においては、その処理の結果、PC2からの読み込み命令に対して拒絶等を行うこともあるが、ここでは、読み込みを許可する処理結果がでた場合について説明する。
ステップS303の後、携帯電話1から内部データ(利用可能記憶領域(非保護領域)12内のデータ)の送信が行われる(ステップS304)。そして、PC2にて、この内部データの受信が行われることによって(ステップS305)、携帯電話1中の情報の読み込み処理が終了する。
次いで、PC2にて携帯電話1中に情報を書き込む際には、図2にて説明したように携帯電話1をPC2に接続した後、図4に示すように、PC2から携帯電話1に対して、通信データの送信が行われる(ステップS401)。ここで送信される「通信データ」は、PC2から携帯電話1に対して所定の情報を書き込むため(新たに作成するため、あるいは変更を行うため等)の一つあるいは複数の命令を含んだ通信データである。
携帯電話2にて上記通信データの受信が行われると(ステップS402)、保護モジュール13における処理(ステップS403)が行われた後、携帯電話1からPC2に対して通信データが送信される(ステップS404)。ここで送信される「通信データ」は、携帯電話1内の利用可能記憶領域(非保護領域)12に関する種々の情報や命令を含んだ通信データである。この通信データに基づいて、PC2からの書き込み命令に対して拒絶等を行うこともあるが、ここでは、書き込みを許可する通信データがPC2に送信される場合について説明する。
PC2にて、携帯電話1からの上記通信データの受信が行われると(ステップS405)、次いで、PC2から携帯電話1に対して、書き込みデータの送信が行われる(ステップS406)。この書き込みデータの送信が行われると、携帯電話1にて、書き込みデータの受信および書き込み処理が行われる(ステップS407)。具体的には、携帯電話1内の利用可能記憶領域(非保護領域)12に対して、書き込みデータが書き込まれる。
上記書き込み処理(S407)が完了すると、完了した旨の情報を含んだ通信データが、携帯電話1からPC2に対して送信される(ステップS408)。そして、PC2にて、この通信データの受信が行われることによって(ステップS409)、携帯電話1に対する書き込み処理が終了する。
次いで、PC2から携帯電話1を取り外す際には、まず、図5に示すように、PC2にて、外部接続デバイスとして認識した携帯電話1の停止処理が行われる(ステップS501)。この停止処理に基づき、PC2から携帯電話1に対しては、通信データが送信される(ステップS502)。ここで送信される「通信データ」は、外部接続デバイスの停止処理を行う旨の命令等を含んだ通信データである。
携帯電話1にて、PC2からの上記通信データが受信されると(ステップS503)、携帯電話1においては、これまで停止されていた電話通信機能が再開される(ステップS504)。つまり、ステップS504までの処理を経て、外部接続デバイス(記憶装置)としての機能を停止し、通常の「電話」としての機能が再開される。そして、携帯電話1のUSBコネクタ14をPC2のUSBポートから取り外して(ステップS505)、一連の処理が終了することとなる。
さて、携帯電話1(の利用可能記憶領域(非保護領域)12)を記憶装置として使用する際の使用方法の概略は、上述した通りであるが、上記図2〜図5を用いた説明においては、「保護モジュール13」の機能を簡略化して説明している。本実施形態にかかる保護モジュール13は、記憶手段10を保護し(特に携帯電話専用記憶領域(保護領域)11を保護し)、記憶手段10を成す利用可能記憶領域(非保護領域)12を適切に利用可能なように管理等を行っている。つまり、保護モジュール13は、保護領域内の情報保護管理と、非保護領域内における情報授受管理とを行っている。より具体的には、保護モジュール13は、PC2等の外部機器からの種々の信号に対して、保護領域内へのアクセスを禁止するアクセス禁止機能や、非保護領域との間で種々の情報の伝達を行う情報伝達機能等を有している。
以下、保護モジュールの具体的な機能について、上述した各図に加え、図6〜図14を用いて説明する。
図6は、保護モジュールの具体的機能を示すフローチャートである。
この図6に示すように、保護モジュール13は、PC2からの命令があるまでは(ステップS602にて「No」の場合には)待機状態を維持し(ステップS601、ステップS602、ステップS614)、携帯電話1がPC2に接続されて(図2等参照)、PC2から何らかの命令がなされた後に、種々の機能を発揮することとなる。
携帯電話1がPC2に接続されて、PC2から何らかの命令(通信データの送信)がなされると(S602にて「Yes」)、その命令がどのような命令であるかが判断される。
PC2から命令が出され(S602にて「Yes」)、その命令が記憶手段10の残容量を取得する命令であるか否かが判断される(ステップS603)。PC2からの命令が、記憶手段10の残容量を取得する命令であった場合(S603にて「Yes」の場合)には、残容量取得処理(ステップS604)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる。PC2からの命令が、記憶手段10の残容量を取得する命令でなかった場合(S603にて「No」の場合)には、続いてステップS605以降の処理が行われる。なお、ステップS604の残容量取得処理については後述する。
このように、本実施形態にかかる保護モジュールは、PC2からの残容量取得命令に基づいて、記憶手段10における利用可能記憶領域(非保護領域)12内の残容量をPC2側に伝達する、残容量伝達機能を有している。
PC2から命令が、記憶手段10の残容量を取得する命令でなかった場合(S603にて「No」の場合)には、次いでその命令が、記憶手段10の初期化命令か否かが判断される(ステップS605)。PC2からの命令が、記憶手段10の初期化命令であった場合(S605にて「Yes」の場合)には、「初期化に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2側に返される(ステップS606)。このように、本実施形態にかかる携帯電話1が初期化命令を拒絶すべく構成しているのは、記憶手段10(特に、携帯電話専用記憶領域(保護領域)11を保護して、万が一にも携帯電話1自身の機能(電話通信機能等)を損なう恐れがないようにするためである。PC2からの命令が、記憶手段10の初期化命令でなかった場合(S605にて「No」の場合)には、続いてステップS607以降の処理が行われる。
このように、本実施形態にかかる保護モジュールは、PC2からの初期化命令に対して、記憶手段10の初期化を拒絶する、初期化拒絶機能を有している。
PC2からの命令が、記憶手段10の初期化命令でなかった場合(S605にて「No」の場合)には、次いでその命令が、記憶手段10内のディレクトリおよびファイルの種々の情報の一覧を取得する命令(以下、「情報一覧取得命令」という。)であるか否かが判断される(ステップS607)。PC2からの命令が、情報一覧取得命令であった場合(S607にて「Yes」の場合)には、情報一覧取得処理(ステップS608)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる。PC2からの命令が、情報一覧取得命令でなかった場合(S607にて「No」の場合)には、続いてステップS609以降の処理が行われる。なお、ステップS608の情報一覧取得処理については後述する。
このように、本実施形態にかかる保護モジュールは、PC2からの情報一覧取得命令に基づいて、記憶手段10における利用可能記憶領域(非保護領域)12内の情報一覧をPC2側に伝達する、情報一覧伝達機能(例えば、本発明における「ディレクトリ関連情報伝達機能」「ファイル関連情報伝達機能」に相当するが、これらをまとめた機能も含む。)を有している。
PC2からの命令が、情報一覧取得命令でなかった場合(S607にて「No」の場合)には、次いでその命令が、記憶手段10内のディレクトリに関する命令(例えば、ディレクトリの日時を所得する命令、ディレクトリを作成する命令、ディレクトリの日時あるいは属性を変更する命令等、以下、「ディレクトリ関連命令」という。)であるか否かが判断される(ステップS609)。PC2からの命令が、ディレクトリ関連命令であった場合(S609にて「Yes」の場合)には、ディレクトリ関連処理(ステップS610)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる。PC2からの命令が、ディレクトリ関連命令でなかった場合(S609にて「No」の場合)には、続いてステップS611以降の処理が行われる。なお、ステップS610のディレクトリ関連処理については後述する。
このように、本実施形態にかかる保護モジュールは、PC2からのディレクトリ関連命令に基づいて、記憶手段10における利用可能記憶領域(非保護領域)12内のディレクトリ関連の処理(ディレクトリの日時の取得や、ディレクトリの作成、ディレクトリの日時の変更、ディレクトリの属性の変更等)を行う、ディレクトリ関連処理機能(本発明における「ディレクトリ関連情報伝達機能」「ディレクトリ関連情報変更機能」に相当)を有している。
PC2からの命令が、ディレクトリ関連命令でなかった場合(S609にて「No」の場合)には、次いでその命令が、記憶手段10内のファイルに関する命令(例えば、ファイルの日時を所得する命令、ファイルを作成する命令、ファイルの日時あるいは属性を変更する命令等、以下、「ファイル関連命令」という。)であるか否かが判断される(ステップS611)。PC2からの命令が、ファイル関連命令であった場合(S611にて「Yes」の場合)には、ファイル関連処理(ステップS612)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる。PC2からの命令が、ファイル関連命令でなかった場合(S611にて「No」の場合)には、上記一連の処理を経たPC2からの命令は、保護モジュール13にて管理可能な命令ではないということになるため、本実施形態においては、「命令に対応していません」「命令内容が不明です」等のエラーメッセージがPC2へ返される(ステップS613)。そして、ステップS613の処理の後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる。なお、ステップS612のファイル関連処理については後述する。
このように、本実施形態にかかる保護モジュールは、PC2からのファイル関連命令に基づいて、記憶手段10における利用可能記憶領域(非保護領域)12内のファイル関連の処理(ファイルの日時の取得や、ファイルの作成、ファイルの日時の変更、ファイルの属性の変更等)を行う、ファイル関連処理機能(本発明における「ファイル関連情報伝達機能」「ファイル関連情報変更機能」に相当)を有している。
次に、保護モジュール13における残容量取得処理(図6のS604参照)について具体的に説明する。図7は、保護モジュール13における残容量取得処理のフローチャートを示したものである。
この図7に示すように、PC2から残容量取得命令がなされると(図6のS603参照)、保護モジュール13においては、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12の残容量(記憶手段10全体の残容量から携帯電話専用記憶領域(保護領域)11の容量を引いた値)が取得され(ステップS60401)、残容量取得に成功したか否かが判断される(ステップS60402)。
残容量取得に成功した場合(S60402にて「Yes」の場合)には、その残容量値がPC2へ送信され(ステップS60403)、その後ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。残容量取得に失敗した場合(S60402にて「No」の場合)には、「残容量の取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS60404)、その後ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。
次に、保護モジュール13における情報一覧取得処理(図6のS608参照)について具体的に説明する。図8は、保護モジュール13における情報一覧取得処理のフローチャートを示したものである。
この図8に示すように、PC2から情報一覧取得命令がなされると(図6のS607参照)、ディレクトリおよびファイルの一覧を取得する命令のパラメータを検索するパス名の取得が行われ(ステップS60801)、パス名の取得に成功したか否かが判断される(ステップS60802)。
パス名の取得に成功した場合(S60802にて「Yes」の場合)には、携帯電話専用記憶領域(保護領域)11以外のディレクトリおよびファイルの一覧を記憶手段10から取得する処理が行われる(ステップS60804)。パス名の取得に失敗した場合(S60802にて「No」の場合)には、「パラメータの取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(S60806)、その後ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。
ステップS60803の後には、ディレクトリおよびファイルの一覧(情報一覧)の取得に成功したか否かが判断される(ステップS60804)。情報一覧の取得に成功した場合(S60804にて「Yes」の場合)には、携帯電話専用記憶領域(保護領域)11以外のディレクトリおよびファイルの一覧がPC2へ送信され(ステップS60805)、その後ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。情報一覧の取得に失敗した場合(S60804にて「No」の場合)には、「情報一覧の取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(S60806)、その後ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。
次に、保護モジュール13におけるディレクトリ関連処理(図6のS610参照)について具体的に説明する。図9は、保護モジュール13におけるディレクトリ関連処理のフローチャートを示したものである。
この図9に示すように、PC2からディレクトリ関連命令がなされると(図6のS609参照)、その命令がディレクトリに関する種々の情報を取得する命令であるか否かが判断される(ステップS61001)。ここで、ディレクトリに関する種々の情報(ディレクトリ関連情報)とは、ディレクトリの日時に関する情報、ディレクトリの属性に関する情報、ディレクトリの名称に関する情報、ディレクトリの一覧情報等があげられる。
PC2からの命令が、ディレクトリ関連情報取得命令であった場合(S61001にて「Yes」の場合)には、情報取得処理(ステップS61002)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ディレクトリ関連情報取得命令でなかった場合(S61001にて「No」の場合)には、続いてステップS61003以降の処理が行われる。なお、ステップS61002の情報取得処理については後述する。
PC2からの命令が、ディレクトリ関連情報取得命令でなかった場合(S61001にて「No」の場合)には、次いでその命令が、ディレクトリ作成命令であるか否かが判断される(ステップS61003)。PC2からの命令が、ディレクトリ作成命令であった場合(S61003にて「Yes」の場合)には、ディレクトリ作成処理(ステップS61004)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ディレクトリ作成命令でなかった場合(S61003にて「No」の場合)には、続いてステップS61005以降の処理が行われる。なお、ステップS61004のディレクトリ作成処理については後述する。
PC2からの命令が、ディレクトリ作成命令でなかった場合(S61003にて「No」の場合)には次いでその命令が、ディレクトリ変更命令であるか否かが判断される(ステップS61005)。このディレクトリ変更命令にて変更される事項としては、例えば、ディレクトリ名称、ディレクトリの日時、ディレクトリの属性等があげられる。PC2からの命令が、ディレクトリ変更命令であった場合(S61005にて「Yes」の場合)には、ディレクトリ変更処理(ステップS61006)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ディレクトリ変更命令でなかった場合(S61005にて「No」の場合)には、続いてステップS61007以降の処理が行われる。なお、ステップS61006のディレクトリ変更処理については後述する。
PC2からの命令が、ディレクトリ変更命令でなかった場合(S61005にて「No」の場合)には、次いでその命令が、ディレクトリ削除命令であるか否かが判断される(ステップS61007)。PC2からの命令が、ディレクトリ削除命令であった場合(S61007にて「Yes」の場合)には、ディレクトリ削除処理(ステップS61008)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ディレクトリ削除命令でなかった場合(S61007にて「No」の場合)には、ディレクトリ関連処理(S610)が終了して、その後ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。なお、ステップS61008のディレクトリ削除処理については後述する。
次に、保護モジュール13におけるファイル関連処理(図6のS612参照)について具体的に説明する。図10は、保護モジュール13におけるファイル関連処理のフローチャートを示したものである。
この図10に示すように、PC2からファイル関連命令がなされると(図6のS611参照)、その命令がファイルに関する種々の情報を取得する命令であるか否かが判断される(ステップS61201)。ここで、ファイルに関する種々の情報(ファイル関連情報)とは、ファイルの日時に関する情報、ファイルの属性に関する情報、ファイルの名称に関する情報、ファイルの一覧情報等があげられる。
PC2からの命令が、ファイル関連情報取得命令であった場合(S61201にて「Yes」の場合)には、情報取得処理(ステップS61202)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ファイル関連情報取得命令でなかった場合(S61201にて「No」の場合)には、続いてステップS61203以降の処理が行われる。なお、ステップS61202の情報取得処理については後述する。
PC2からの命令が、ファイル関連情報取得命令でなかった場合(S61201にて「No」の場合)には、次いでその命令が、ファイル作成命令であるか否かが判断される(ステップS61203)。PC2からの命令が、ファイル作成命令であった場合(S61203にて「Yes」の場合)には、ファイル作成処理(ステップS61204)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ファイル作成命令でなかった場合(S61203にて「No」の場合)には、続いてステップS61205以降の処理が行われる。なお、ステップS61204のファイル作成処理については後述する。
PC2からの命令が、ファイル作成命令でなかった場合(S61203にて「No」の場合)には次いでその命令が、ファイル変更命令であるか否かが判断される(ステップS61205)。このファイル変更命令にて変更される事項としては、例えば、ファイル名称、ファイルの日時、ファイルの属性等があげられる。PC2からの命令が、ファイル変更命令であった場合(S61205にて「Yes」の場合)には、ファイル変更処理(ステップS61206)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ファイル変更命令でなかった場合(S61205にて「No」の場合)には、続いてステップS61207以降の処理が行われる。なお、ステップS61206のファイル変更処理については後述する。
PC2からの命令が、ファイル変更命令でなかった場合(S61205にて「No」の場合)には、次いでその命令が、ファイル削除命令であるか否かが判断される(ステップS61207)。PC2からの命令が、ファイル削除命令であった場合(S61207にて「Yes」の場合)には、ファイル削除処理(ステップS61208)が行われた後、ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。PC2からの命令が、ファイル削除命令でなかった場合(S61207にて「No」の場合)には、ファイル関連処理(S612)が終了して、その後ステップS614以降の処理(繰り返し処理)が行われる(図6参照)。なお、ステップS61208のファイル削除処理については後述する。
次に、保護モジュール13におけるディレクトリ関連処理(S610、図9等参照)およびファイル関連処理(S612、図10等参照)中の「情報取得処理」「作成処理」「変更処理」「削除処理」について説明する。なお、「ディレクトリ」と「ファイル」との違いはあっても、上記4つの処理(情報取得処理、作成処理、変更処理、削除処理)の処理の流れは、「ディレクトリ」も「ファイル」もほぼ同様である。したがって、以下においては、「ディレクトリ」と「ファイル」とについて特に区別せず、同様の図面(図11〜図14)を用いて、4つの処理を具体的に説明する。
図11は、ディレクトリあるいはファイルに関する情報取得処理(S61002,S61202)についてのフローチャートを示したものである。ここで取得命令(読み出し命令)が出される「情報」としては、例えば、ディレクトリあるいはファイルの具体的な内容(中身)、作成日時、属性、サイズ等があげられる。
PC2から情報取得命令がなされると、図11に示すように、取得情報に関するパラメータが取得され(ステップS1101)、そのパラメータの取得に成功したか否かが判断される(ステップS1102)。
パラメータの取得に成功した場合(S1102にて「Yes」の場合)には、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12にアクセスして、パラメータで指定される情報(要求された情報)が取得され、その情報の取得に成功したか否かが判断される(ステップS1104)。パラメータの取得に失敗した場合(S1102にて「No」の場合)には、「パラメータの取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1106)、情報取得処理が終了する。
要求された情報の取得に成功した場合(S1104にて「Yes」の場合)には、「取得成功」等のメッセージと共に、取得情報がPC2へ送信され(ステップS1105)、情報取得処理が終了する。要求された情報の取得に失敗した場合(S1104にて「No」)には、「要求された情報の取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1106)、情報取得処理が終了する。
次に、図12は、ディレクトリあるいはファイルに関する作成処理(S61004,S61204)についてのフローチャートを示したものである。つまり、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12に、ディレクトリあるいはファイルを作成する(書き込む)、またはディレクトリ内あるいはファイル内にデータを書き込む際の処理の流れを示したものである。
PC2からディレクトリあるいはファイルの作成命令がなされると、図12に示すように、作成命令に関するパラメータが取得され(ステップS1201)、そのパラメータの取得に成功したか否かが判断される(ステップS1202)。
パラメータの取得に成功した場合(S1202にて「Yes」の場合)には、作成命令に基づいてディレクトリあるいはファイルを作成するために、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12にアクセスする(ステップS1203)。パラメータの取得に失敗した場合(S1202にて「No」の場合)には、「パラメータの取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1208)、作成処理が終了する。
記憶手段10へのアクセスを行った後(S1203)、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12内に、作成しようとするディレクトリあるいはファイルが、既に存在しているか否か、あるいは使用中であるか否かが判断される(ステップS1204)。既に存在しているあるいは使用中である場合(S1204にて「Yes」の場合)には、「既に存在します」「使用中です」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1208)、作成処理が終了する。そうでない場合(S1204にて「No」の場合)には、PC2からの命令に基づいて、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12内にディレクトリあるいはファイルが作成される(ステップS1205)。
ステップS1205の後、作成が成功したか否かが判断され(ステップS1206)、成功した場合(S1206にて「Yes」の場合)には、「作成に成功しました」等のメッセージがPC2へ返され(ステップS1207)、作成処理が終了する。作成が失敗した場合(P1206にて「No」の場合)には、「作成に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1208)、作成処理が終了する。
次に、図13は、ディレクトリあるいはファイルに関する変更処理(名称変更処理、日時変更処理、属性変更処理等)(S61006,S61206)についてのフローチャートを示したものである。つまり、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12に存在するディレクトリあるいはファイルに関する各種情報(名称、日時、属性等)の変更を行う際の処理の流れを示したものである。
PC2からディレクトリあるいはファイルの変更命令がなされると、図13に示すように、変更命令に関するパラメータが取得され(ステップS1301)、そのパラメータの取得に成功したか否かが判断される(ステップS1302)。
パラメータの取得に成功した場合(S1302にて「Yes」の場合)には、変更命令に基づいてディレクトリあるいはファイルに関する所定情報(変更命令が出された情報)を変更するために、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12にアクセスする(ステップS1303)。パラメータの取得に失敗した場合(S1302にて「No」の場合)には、「パラメータの取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1308)、変更処理が終了する。
記憶手段10へのアクセスを行った後(S1303)、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12内に、作成しようとするディレクトリあるいはファイルが、存在しているか否か、あるいは使用中であるか否かが判断される(ステップS1304)。存在していない場合あるいは使用中である場合(S1304にて「Yes」の場合)には、「変更対象が存在しません」「変更対象が使用中です」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1308)、変更処理が終了する。そうでない場合(変更対象が存在し、使用中でない場合)(S1304にて「No」の場合)には、PC2からの命令に基づいて、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12内に存在するディレクトリあるいはファイルに関する所定情報が変更される(ステップS1305)。
ステップS1305の後、変更が成功したか否かが判断され(ステップS1306)、成功した場合(S1306にて「Yes」の場合)には、「変更に成功しました」等のメッセージがPC2へ返され(ステップS1307)、変更処理が終了する。変更が失敗した場合(P1306にて「No」の場合)には、「変更に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1308)、作成処理が終了する。
次に、図14は、ディレクトリあるいはファイルに関する削除処理(S61008,S61208)についてのフローチャートを示したものである。つまり、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12に存在するディレクトリあるいはファイルの削除を行う際の処理の流れを示したものである。
PC2からディレクトリあるいはファイルの削除命令がなされると、図14に示すように、削除命令に関するパラメータが取得され(ステップS1401)、そのパラメータの取得に成功したか否かが判断される(ステップS1402)。
パラメータの取得に成功した場合(S1402にて「Yes」の場合)には、削除命令に基づいてディレクトリあるいはファイルを削除するために、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12にアクセスする(ステップS1403)。パラメータの取得に失敗した場合(S1402にて「No」の場合)には、「パラメータの取得に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1408)、削除処理が終了する。
記憶手段10へのアクセスを行った後(S1403)、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12内に、作成しようとするディレクトリあるいはファイルが、存在しているか否か、あるいは使用中であるか否かが判断される(ステップS1404)。存在していない場合あるいは使用中である場合(S1404にて「Yes」の場合)には、「削除対象が存在しません」「削除対象が使用中です」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1408)、削除処理が終了する。そうでない場合(変更対象が存在し、使用中でない場合)(S1404にて「No」の場合)には、PC2からの命令に基づいて、記憶手段10内の利用可能記憶領域(非保護領域)12内に存在するディレクトリあるいはファイルが削除される(ステップS1405)。
ステップS1405の後、削除が成功したか否かが判断され(ステップS1406)、成功した場合(S1406にて「Yes」の場合)には、「削除しました」等のメッセージがPC2へ返され(ステップS1407)、削除処理が終了する。削除が失敗した場合(P1406にて「No」の場合)には、「削除に失敗しました」等のエラーメッセージがPC2へ返され(ステップS1408)、削除処理が終了する。
以上のように、本実施形態にかかる携帯電話1は、携帯電話専用記憶領域(保護領域)11と利用可能記憶領域(非保護領域)12とを有する記憶手段10、およびこの記憶手段10へのアクセスに対する管理等を行う保護モジュール13等を備えている。そして、この保護モジュール13は、具体的には上述した各図にて説明したように、アクセス禁止機能、初期化拒絶機能、残容量伝達機能、情報伝達機能、変更機能、作成機能、削除機能等を有している。
したがって、本実施形態によれば、携帯電話専用記憶領域(保護領域)11を適切に保護し、利用可能記憶領域(非保護領域)12を効果的に活用可能となる。つまり、本実施形態によれば、携帯電話専用記憶領域(保護領域)11を適切に保護することによって、携帯電話1自身の機能(本来の電話通信機能)を損なうことがなくなる。また、本実施形態によれば、利用可能記憶領域(非保護領域)12利用することによって、携帯電話1を一つの記憶装置として多方面にて積極的に活用することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で必要に応じて種々の変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態においては、外部通信手段としてUSBコネクタ14を用いる場合について説明したが、本発明はこのような「USB」方式に限定されるものではなく、必要に応じて、他の有線デバイスを用いても、または他の無線デバイスを用いてもよい。したがって、例えば、他の有線デバイスとして、IEEE1394、パラレル、シリアル、IDE、SATA、SCSI等を用いてもよい。また、無線デバイスとして、例えば、赤外線通信、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g等を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、外部機器がPC2である場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、本実施形態にかかる携帯電話1は、必要に応じてPC2以外の種々の外部機器に接続して「記憶装置」として利用可能である。外部機器としては、例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、オーディオ機器、プリンタ(印刷機器)、カーナビゲーション等があげられる。
さらに、上記実施形態においては、「携帯通信装置」が携帯電話である場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、本発明にかかる携帯通信装置は、例えば、PHS、PDA、電子辞書、電子ブック等、携帯電話以外の携帯通信装置(携帯装置)であってもよい。これら携帯電話以外の携帯通信装置(携帯装置)においても、記憶手段と保護モジュールとを設け、上述した実施形態と同様に構成することによって、それぞれの携帯通信装置(携帯装置)の本来の機能を損なうことなく、各携帯通信装置(携帯装置)を外部機器に接続可能な「記憶装置」として利用することが可能となる。
1…携帯電話
2…PC(パーソナルコンピュータ)
10…記憶手段
11…携帯電話専用記憶領域
12…利用可能記憶領域
13…保護モジュール
14…USBコネクタ
2…PC(パーソナルコンピュータ)
10…記憶手段
11…携帯電話専用記憶領域
12…利用可能記憶領域
13…保護モジュール
14…USBコネクタ
Claims (6)
- 外部機器と通信を行うための外部通信手段と、前記外部通信手段を介して情報の授受を行う記憶手段とを備えた携帯通信装置であって、
前記記憶手段が保護領域と非保護領域とを有し、
前記外部通信手段と前記記憶手段との間に保護モジュールが設けられており、
前記保護モジュールが、前記保護領域内の情報保護管理と、前記外部機器からの信号に基づく前記非保護領域内における情報授受管理とを行う
ことを特徴とする携帯通信装置。 - 前記保護モジュールが、前記外部機器からの信号に対して、前記保護領域内へのアクセスを禁止するアクセス禁止機能を有する
請求項1に記載の携帯通信装置。 - 前記保護モジュールが、前記外部機器からの信号に対して、前記記憶手段の初期化を拒絶する初期化拒絶機能を有する
請求項1または2に記載の携帯通信装置。 - 前記保護モジュールが、前記外部機器からの信号に基づいて、
前記非保護領域内の残容量を前記外部機器に伝達する残容量伝達機能、前記非保護領域内のディレクトリに関する情報を前記外部機器に伝達するディレクトリ関連情報伝達機能、前記非保護領域内のファイルに関する情報を前記外部機器に伝達するファイル関連情報伝達機能、前記非保護領域内のディレクトリに関する情報を変更するディレクトリ関連情報変更機能、および前記非保護領域内のファイルに関する情報を変更するファイル関連情報変更機能の全ての機能、または少なくともいずれかの機能を有する
請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯通信装置。 - 前記記憶手段が、着脱式または内蔵式の記憶手段である
請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯通信装置。 - 前記外部通信手段が、有線デバイスまたは無線デバイスである
請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005132545A JP2006311304A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 携帯通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005132545A JP2006311304A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 携帯通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006311304A true JP2006311304A (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=37477646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005132545A Pending JP2006311304A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 携帯通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006311304A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008252339A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Nec Corp | ユーザデータのバックアップ機能を備えた携帯電話装置、バックアップ・システム、方法及びプログラム |
JP2010114838A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Toshiba Corp | 通信プロトコル変換装置、方法およびプログラム |
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-
2005
- 2005-04-28 JP JP2005132545A patent/JP2006311304A/ja active Pending
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