JP2006310973A - 移動機及びハンドオーバー制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハンドオーバーの成功率を向上する。
【解決手段】 異なる通信システム間でハンドオーバーを実施する移動機1において、各通信システムにおける通信品質を測定する送受信部10と、移動機1の各通信システムにおける測定精度を考慮した品質オフセット値を格納している判定情報テーブル41と、送受信部10により測定された通信品質と判定情報テーブル41に格納されている品質オフセット値に基づきハンドオーバーの開始タイミングを判断してハンドオーバーを要求する制御部30とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 異なる通信システム間でハンドオーバーを実施する移動機1において、各通信システムにおける通信品質を測定する送受信部10と、移動機1の各通信システムにおける測定精度を考慮した品質オフセット値を格納している判定情報テーブル41と、送受信部10により測定された通信品質と判定情報テーブル41に格納されている品質オフセット値に基づきハンドオーバーの開始タイミングを判断してハンドオーバーを要求する制御部30とを備えている。
【選択図】 図1
Description
この発明は異なる通信システム間でハンドオーバーを実施する移動機及びハンドオーバー制御方法に関するものである。
無線通信方式として、セルラ通信方式を用いる移動機が現在のセルから別のセルへと移動する場合、通信を行う基地局を移動と共に切り替えるハンドオーバーという技術を用いることで、通話を切断させずに別のセルへ移動することができる。ハンドオーバーの種類には、現在と同一の通信システムで行われるシステム内ハンドオーバーとして、移動機が現在通信しているセルとの通信を継続させたまま別のセルとの通信を開始するソフトハンドオーバーと、現在のセルとの無線リンクを切り替えて別のセルと通信を開始するハードハンドオーバーがある。
また他にも、現在、移動機が利用している通信システム(例えばW−CDMAシステム)から、他の通信システム(例えばGSMシステム)へと通信システムを切り替えて通話を継続するシステム間ハンドオーバーが存在する。システム間ハンドオーバーを実施する例として、ネットワークのサービスエリアの終端に位置する移動機が、その通信を維持できなくなる前に、別のネットワークへと移行するケースが考えられる。
システム間ハンドオーバーの手順を以下に示す。
まず、移動機はネットワークから他のシステムが存在することを通知され、通信中のある時間中に他システムの品質測定を行う。この測定時間は、測定のために予めシステム的に用意されていることもあるが、ネットワークからの指示に従って、移動機で作成することもできる。
まず、移動機はネットワークから他のシステムが存在することを通知され、通信中のある時間中に他システムの品質測定を行う。この測定時間は、測定のために予めシステム的に用意されていることもあるが、ネットワークからの指示に従って、移動機で作成することもできる。
非特許文献1の3GPP(3rd Generation Partnership Project)の規定では、移動機が測定した他システムの品質が一定値以上であり、かつ、現在のシステムが一定値以下の品質である場合に、移動機はシステム間ハンドオーバーが可能であると判断し、ネットワークに対してハンドオーバー要求メッセージを送信し、システム間ハンドオーバーの実施を要求する。ハンドオーバー要求メッセージを受信したネットワークは、システム間ハンドオーバーが実施されることを、対象となるシステムに属する基地局に通知し、基地局から移動機に対してシステム間ハンドオーバーの開始メッセージを送信させる。
開始メッセージを受信した移動機は、現在の通信システムからハンドオーバー先の通信システムへの切り替え処理を行い、切り替えが完了して通信可能状態となった場合は、ハンドオーバーの成功を切り替え先の基地局に報告し、切り替え先のシステムを用いて通信を継続する。
上記非特許文献1に従ったシステム間ハンドオーバー手順では、移動機がシステム間ハンドオーバーを実行するタイミングを判定するために品質測定が必要になる。そして、十分な品質測定を行うためには多くの時間が必要であるが、その測定時間は通信時間と比較して短い。そのため、例えばフェージング等による品質劣化タイミングと測定時間が重なった場合等は、移動機がフェージング前後の品質を測定していないために、定常的に品質が悪いのか、それとも一時的に劣化しているだけなのかという判定を行うことが難しい。
この問題を解決するために、特許文献1では、通信品質を測定するのではなく、基地局と移動機との位置関係をGPS衛星からの情報を利用してハンドオーバーの要否を判定する方法が提案されている。
上記特許文献1で提案されている方法は、まず、GPS装置を搭載した移動機が、移動機と基地局との位置関係をGPS情報から計算して互いの距離を求める。そして、この求めた距離がある閾値を超えた場合にハンドオーバーを行うというものであり、移動機がハンドオーバー先の品質測定を行う必要がないことから、他システムの測定精度を考慮する必要がない。また、利用中のシステムの品質劣化に対して影響を受けないという特徴を持っている。
上記特許文献1で提案されている方法は、まず、GPS装置を搭載した移動機が、移動機と基地局との位置関係をGPS情報から計算して互いの距離を求める。そして、この求めた距離がある閾値を超えた場合にハンドオーバーを行うというものであり、移動機がハンドオーバー先の品質測定を行う必要がないことから、他システムの測定精度を考慮する必要がない。また、利用中のシステムの品質劣化に対して影響を受けないという特徴を持っている。
3GPP TS25.331 "Radio Resource Control(RRC)"V5.10.0,p961−p967
特開2002−199428号公報(段落番号0013−0015,図4)
従来の移動機は以上のように構成され、上記特許文献1に示す方法では、GPS情報を利用してシステム間ハンドオーバーの判定を行うために、移動機が利用中のシステムにおいても他システムにおいても通信品質の測定を行う必要がなく、また、基地局からの距離をシステム間ハンドオーバーの開始条件としているために、複数の異なる通信システムが共存しているエリアに在圏する移動機は、均等なタイミングでハンドオーバーを実施することとなるが、この方法では、移動機がGPS装置を搭載していなければ利用できず、GPS機能を持たない移動機に対しては効果がない。また、移動機の各通信システムにおける測定精度を考慮していないために、システム間ハンドオーバーの成功率が低下するという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、GPS情報等の新たな測定結果を必要とせずに、システム間ハンドオーバーの成功率を向上することができる移動機及びハンドオーバー制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係る移動機は、異なる通信システム間でハンドオーバーを実施するものにおいて、各通信システムにおける通信品質を測定する送受信部と、上記移動機の各通信システムにおける測定精度を考慮した品質オフセット値を格納している判定情報テーブルと、上記送受信部により測定された通信品質と上記判定情報テーブルに格納されている品質オフセット値に基づきハンドオーバーの開始タイミングを判断してハンドオーバーを要求する制御部とを備えたものである。
この発明により、GPS情報等の新たな測定結果を必要とせずに、システム間ハンドオーバーの開始タイミングが、移動機の測定精度によらず常に最適なタイミングで実施されることになるため、システム間ハンドオーバーの成功確率を向上することができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による移動機の構成を示すブロック図である。この移動機1は、送受信部10、信号処理部20、制御部30及び内部メモリ40を備えている。また、制御部30はシステム間ハンドオーバー処理部31と通信システム制御部32を備え、内部メモリ40は判定情報テーブル41を備えている。
図1はこの発明の実施の形態1による移動機の構成を示すブロック図である。この移動機1は、送受信部10、信号処理部20、制御部30及び内部メモリ40を備えている。また、制御部30はシステム間ハンドオーバー処理部31と通信システム制御部32を備え、内部メモリ40は判定情報テーブル41を備えている。
図1において、送受信部10は基地局と無線リンクを接続し、無線信号として処理されたデータの受信及び送信を行うための回路である。信号処理部20は送受信部10で送受信されるデータを管理するための回路である。制御部30は信号処理部20の動作を管理し、移動機1の送受信機装置全体の制御を行うため回路である。システム間ハンドオーバー処理部31は信号処理部20に対してシステム間ハンドオーバーの制御内容や制御タイミングを指示し、通信システム制御部32は複数の通信システムのそれぞれに対応した通信制御方法を各回路へ指示する。内部メモリ40は制御部30よりアクセスすることが可能であり、システム間ハンドオーバーの判定中に判定情報テーブル41を参照する。判定情報テーブル41はシステム間ハンドオーバー処理部31から参照及び更新することが可能であり、移動機1毎に各通信システムにおける測定精度を考慮した品質オフセット値をテーブルとして格納している。
送受信部10と信号処理部20は、制御部30から指示される通信システムの切り替えに対応することが可能なように、複数の異なる通信システム制御を持つ構成とする。通信システムを変更する方法は、通信システムに適したハードウェア回路を切り替える構成であっても、ソフトウェアの入れ替えによって切り替える構成でも良い。なお、その他の移動機に必要な構成回路はこの発明の動作に影響しないため省略する。
次に動作について説明する。
移動機1が起動されたときに、制御部30は現在の移動機1の位置で利用可能な通信システムが存在するかどうかを判断するための測定処理を信号処理部20に対して要求する。信号処理部20が行う測定処理は、制御部30より指定された通信システムに従って適切に実施される。制御部30より指定される通信システムは、利用可能なものからランダムに選択しても良いし、優先順位を決めて順に選択しても良い。
移動機1が起動されたときに、制御部30は現在の移動機1の位置で利用可能な通信システムが存在するかどうかを判断するための測定処理を信号処理部20に対して要求する。信号処理部20が行う測定処理は、制御部30より指定された通信システムに従って適切に実施される。制御部30より指定される通信システムは、利用可能なものからランダムに選択しても良いし、優先順位を決めて順に選択しても良い。
制御部30より測定処理を指示された信号処理部20は、送受信部10に対して、制御部30より指定された通信システムの無線リンクが存在するかを確認するための復調処理を開始する。復調結果は通信品質として信号処理部20へ通知されて制御部30が取得する。制御部30は、取得した通信品質が通信可能なレベルであるかどうかを判定し、通信可能であると判定された場合に、その通信システムに対応する通信システム制御部32を動作させて待ち受け処理を開始する。
図2は基地局とそのサービスエリアを示す図であり、ここでは、移動機1がある通信システムのサービスエリアの終端に近づき、システム間ハンドオーバーを行う場合を説明する。基地局101は通信システムAを使用し、基地局102は通信システムBを使用しているものとする。エリア201は基地局101と通信可能なエリアで、エリア202は基地局102と通信可能なエリアであり、エリア203は基地局101と基地局102の両方からの無線信号が到達するエリアである。
ここで、システム間ハンドオーバー機能を持つ移動機1がエリア201に属しており、基地局101との通信を行っているとする。この移動機1がエリア203へ移動し、さらにエリア202へと移動するとき、エリア203とエリア202の境界において、通信システムAから通信システムBへのシステム間ハンドオーバーが実施される。
図3はシステム間ハンドオーバーが行われるときの制御シーケンスを示す図である。
移動機1は、図3のシーケンス開始時において、基地局101と通信システムAを用いて通信を行っているとする。ステップST11において、移動機1はエリア101よりエリア102へ向かって移動を開始し、ステップST12において、移動機1はエリア203に到達し、通信システムBを使用する基地局102からの信号を受信することにより基地局102の存在を検出したとする。このとき、通信システムB及び基地局102を検出する方法は、基地局101より指定されても良いし、移動機1自身の受信制御により検出しても良い。この検出方法はステップST11からステップST12までの間に開始される。
移動機1は、図3のシーケンス開始時において、基地局101と通信システムAを用いて通信を行っているとする。ステップST11において、移動機1はエリア101よりエリア102へ向かって移動を開始し、ステップST12において、移動機1はエリア203に到達し、通信システムBを使用する基地局102からの信号を受信することにより基地局102の存在を検出したとする。このとき、通信システムB及び基地局102を検出する方法は、基地局101より指定されても良いし、移動機1自身の受信制御により検出しても良い。この検出方法はステップST11からステップST12までの間に開始される。
ステップST13において、移動機1がエリア203とエリア202の境界に近づき、基地局101の通信品質よりも基地局102の通信品質の方が良いと判断した場合に、移動機1は基地局101に対してシステム間ハンドオーバー要求メッセージを送信し、基地局101から基地局102への切り替えを要求する。ステップST14において、ハンドオーバー要求メッセージを受信した基地局101は、基地局102にハンドオーバー開始を通知し移動機1の情報を提供する。
ステップST15において、基地局101と基地局102との間でシステム間ハンドオーバーの準備が整うと、基地局101は移動機1に対して通信システムBの情報を通知する。通信システムBの情報には、移動機1が基地局102と通信を開始するための情報を含んでいる。ステップST16において、移動機1はステップST15で通知された通信システムBの情報を元に通信システムを切り替え、通信システムBとの通信が成功した場合に、移動機1は、基地局102に対してシステム間ハンドオーバー完了メッセージを通知する。ステップST17において、システム間ハンドオーバー完了メッセージを受信した基地局102は、基地局101に対しハンドオーバー完了通知を送り、移動機1の無線リソースの開放を要求する。
図4は移動機1が基地局101,102との通信品質を判定しシステム間ハンドオーバーを要求する処理を示すフローチャートであり、図3のステップST13における詳細処理を示している。ステップST21において、図2のエリア203に属している移動機1の通信システム制御部32は通信システムAに対応した制御を行っている。また、制御部30は送受信部10により測定された基地局101との通信品質と基地局102との通信品質を随時取得している。
このとき、基地局101は、基地局101及び基地局102とのそれぞれの通信品質に加算するオフセット値、及びそれぞれの通信品質と比較するための閾値を移動機1へ通知する。ここで、オフセット値は各通信システム間の通信品質の差を解消するためにネットワークが予め決定したものである。また、闘値は各通信システム間の通信品質を可能な限り同一の基準で比較できるようにネットワークが予め決定したものである。ここで、基地局101に対する閾値をTh01、基地局102に対する閾値をTh02とする。これらのオフセット値及び閾値は、個々の移動機1の性能差を考慮して最適な値が通知されるわけではない。
そして、制御部30は、基地局101より送信された信号により測定された通信品質を信号処理部20より取得し、取得した通信品質と通知されたオフセット値を加算して基地局101との通信品質Q01として保持する。同様に、制御部30は、基地局102から送信された信号により測定された通信品質を信号処理部20より取得し、測定された通信品質と通知されたオフセット値を加算して基地局102との通信品質Q02として保持する。
ステップST22において、制御部30のシステム間ハンドオーバー処理部31は、内部メモリ40に格納されている判定情報テーブル41を参照し、移動機1毎に各通信システムにおける測定精度を考慮した品質オフセット値を取得する。
図5は判定情報テーブル41に格納されている品質オフセット値を示す図である。品質オフセット値は、図5に示すようなテーブル構成をとり、この例ではハンドオーバー前後の通信システムにより一意に決定される。図5において、通信システムAがsystem02であり、通信システムBがsystem03に相当する場合、システム間ハンドオーバー処理部31は、品質オフセット値としてY22で指定された値を取得する。
ステップST23において、制御部30は保持している基地局101との通信品質Q01と送信された閾値Th01とを比較し、ハンドオーバー前の現在の通信システムAにおける通信品質Q01が閾値Th01未満(Q01<Th01)となった場合には、ステップST24に移行する。
ステップST24において、制御部30は保持している基地局102との通信品質Q02と、送信された閾値Th02と取得した品質オフセット値との和を比較し、ハンドオーバー後の他の通信システムBにおける通信品質Q02が、閾値Th02と品質オフセット値との和を越えた(Q02>Th02+品質オフセット値)場合には、ステップST25に移行する。
ステップST25において、制御部30は、システム間ハンドオーバーの開始条件が満たされたと判断して、ネットワークを介してシステム間ハンドオーバー要求メッセージを基地局101へ送信する。
ここで、図5に示されるsystem01〜04は、移動機1が対応している通信システムの数だけ用意されていれば良く、テーブルの大きさに制限はない。例えば、GSM,W−CDMA,PDC間のシステム間ハンドオーバーが可能な移動機1であれば、テーブルは3行3列の大きさが用意されていれば良い。
また、図5のテーブルより得られる品質オフセット値は、ハンドオーバー先の通信システムを、現在の通信システムからどれだけの精度で移動機1が測定可能かによって決定する。例えば、極めて高い精度で通信システムBを測定できる移動機1や、送受信部10のシステム切り替え時間を短時間で完了することにより、通信システムBを測定できる時間が長く、精度の高い測定結果を得られることが期待できるような移動機1であれば、この品質オフセット値を低く設定しても良い。逆に、通信システムBの測定精度が低い移動機1や、送受信部10のシステム切り替え時間が長く、通信システムBを測定できる時間が短い移動機1であれば、この品質オフセット値を予め高く設定する。
また、この品質オフセット値は、ハンドオーバー前後の通信システムによって最適な値を設定できるようにする。例えば、W−CDMAシステムからGSMシステムへのシステム間ハンドオーバーと、W−CDMAシステムからPDCシステムへのシステム間ハンドオーバーの品質オフセット値はそれぞれ異なる値が設定される。
上記のような方法で事前に品質オフセット値を決定し、システム間ハンドオーバーの開始判定に用いることによって、通信システムBが閾値Th02よりも低い品質であるにも関わらず、実際よりも高い値で測定され誤ってシステム間ハンドオーバーが開始されることを防ぐことが可能となる。また、この方法を用いることで、システム間ハンドオーバーの開始タイミングが、移動機1の測定精度によらず常に最適なタイミングで実施されることになるため、システム間ハンドオーバーの成功確率を向上することができる。
なお、通信システムAと通信システムBは、W−CDMAシステムやGSMシステム等のそれぞれ異なるセルラ通信方式を採用している通信システムであって、互いにシステム間ハンドオーバーが可能であればいかなる通信システムであっても良い。
図6は図5に示した判定情報テーブル41の内容を一部変更したものである。図6の判定情報テーブル41には、移動機1が測定可能な品質情報に応じた品質オフセット値をそれぞれ1つ以上格納している。この判定情報テーブル41を用いる移動機1は、システム間ハンドオーバーの開始判定を行うときに、現在の通信状態といった通信周辺環境に応じて適切に測定する内容を変更し、同時に対応する品質オフセット値も変更する。
例えば、移動機1は、W−CDMAシステムからGSMシステムへのシステム間ハンドオーバーを判定する場合において、信号強度(RSSI:Received Signl Strength Indicator)を使用しても良いし、CRC結果を使用しても良い。どの品質種別を用いるかは、移動機1がその時々の状況に応じて決定する。前記例であれば、周辺セルがある一定数以上のときは干渉の影響が大きくなるRSSIよりもCRC結果を用いる等である。このときの品質オフセット値は、利用可能な判定方法に応じて予め複数用意される。図6には方式1、方式2の2種類の品質オフセット値のみが格納されているように図示されているが、もちろん実装されている測定機能に応じて3種類以上の複数の品質オフセット値を格納することも可能である。
また、高速で移動している移動機1は、他の通信システムを測定する時間が同じであっても、低速で移動している場合と比較してレベルが急激に変化するために誤差が発生しやすい。そこで、移動機1の速度に応じて品質オフセット値を変更する方法を次に示す。
図7は図5に示した判定情報テーブル41の項目を一部変更したものである。図中のSpeed01〜03は移動機速度を示している。図7に示す判定情報テーブル41は、現在の通信システムと移動機1の移動速度に応じて一意に決定できるように品質オフセット値を格納する。この情報テーブル41を用いる移動機1は、システム間ハンドオーバーの開始判定を行うときに、現在の移動機速度を取得する。ここでは移動速度の取得法や計算方法については特に定めない。図7では移動機速度の分類を4種類に分けているが、こちらも特に規定があるわけではなく、任意の複数の分類として良い。
さらに、他の通信システムの一回の測定時間が短くても、回数を重ねて平均値を求めることでその測定精度は向上していく。そのため、移動機1が何回ハンドオーバー対象である他の通信システムの測定を行ったかに応じて、品質オフセット値を変更する方法を次に示す。
図8は図5に示した判定情報テーブル41の項目を一部変更したものである。図中のNum01〜03は他の通信システムの通信品質の測定回数を示している。図8の判定情報テーブル41は、現在の通信システムと、システム間ハンドオーバー先として測定している他の通信システムを測定した測定回数とに応じて一意に決定できるように品質オフセット値を格納する。この情報テーブル41を用いる移動機1は、ハンドオーバー先の通信品質を測定すると共に、その測定回数を内部に記憶しておき、ハンドオーバーの開始判定を行う際に、測定回数に応じた品質オフセット値を使用する。図8では測定回数の分類を4種類に分けているが、特に規定があるわけではなく、任意の複数の分類として良い。
以上のように、この実施の形態1によれば、GPS情報等の新たな測定結果を必要とせずに、システム間ハンドオーバーの開始タイミングが、移動機1の測定精度によらず常に最適なタイミングで実施されることになるため、システム間ハンドオーバーの成功確率を向上することができるという効果が得られる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による移動機の構成を示すブロック図は、上記実施の形態1の図1と同じであり、この実施の形態2は上記実施の形態1の変形例である。
この発明の実施の形態2による移動機の構成を示すブロック図は、上記実施の形態1の図1と同じであり、この実施の形態2は上記実施の形態1の変形例である。
次に動作について説明する。
図9はこの発明の実施の形態2による移動機が基地局との通信品質を判定する処理を示すフローチャートである。ステップST21〜ステップST25までの処理は、上記実施の形態1の図4に示す処理と同じである。この図9では、ステップST25の後にシステム間ハンドオーバーの成功判定を行うステップST26以降の処理が追加されている。
図9はこの発明の実施の形態2による移動機が基地局との通信品質を判定する処理を示すフローチャートである。ステップST21〜ステップST25までの処理は、上記実施の形態1の図4に示す処理と同じである。この図9では、ステップST25の後にシステム間ハンドオーバーの成功判定を行うステップST26以降の処理が追加されている。
ステップST25で、移動局1がネットワークを介してシステム間ハンドオーバー要求メッセージを基地局101へ送信後、ステップST26において、ハンドオーバー実施後に、制御部30のシステム間ハンドオーバー処理部31は実際にシステム間ハンドオーバーが成功したかどうかを判断する。システム間ハンドオーバーが成功している場合にはステップST27へ移行し、失敗している場合はステップST28へ移行する。
ステップST27において、システム間ハンドオーバー処理部31は、判定情報テーブル41のうち、このシステム間ハンドオーバーを行う際に使用した品質オフセット値を減少させる。逆に、ステップST28において、システム間ハンドオーバー処理部31は、判定情報テーブル41のうち、このシステム間ハンドオーバーを行う際に使用した品質オフセット値を増加させる。この実施の形態2で使用する判定情報テーブル41に含まれる品質オフセット値は、上記実施の形態1で示したどの方法を用いても良い。
すなわち、システム間ハンドオーバーに成功した場合には、他の通信システムの通信品質はすでに十分高品質であったと判断し、品質オフセット値を減少させることで、より早い段階でシステム間ハンドオーバーを実施するように調整する。また、システム間ハンドオーバーに失敗した場合には、他の通信システムの通信品質がまだ低い段階であったと判断し、品質オフセット値を増加させることで、システム間ハンドオーバーの実施をより十分な品質が確保できてから行うように調整する。ここで、ステップST27及びステップST28で品質オフセット値を増減させる量は、移動機1内部で自由に設定できるようにしても良いし、ネットワークから通知された値を用いても良い。
ステップST29において、システム間ハンドオーバー処理部31は、上記ステップST27又は上記ステップST28で増減した品質オフセット値を判定情報テーブル41に格納することにより判定情報テーブル41を更新する。
以上のように、この実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、個々の移動機1が自律的にシステム間ハンドオーバーの実施タイミングを調整するため、基地局101,102の送信電力の変更といった無線環境の変化に即時に対応して常に最適な品質オフセット値を保持することができると共に、これら無線環境の変化によるシステム間ハンドオーバーの実施タイミングへの影響をなくすことによって、システム間ハンドオーバーの成功率をさらに向上させることができるという効果が得られる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3による移動機の構成を示すブロック図は、上記実施の形態1の図1と同じであり、この実施の形態3は上記実施の形態1の変形例である。上記実施の形態1の図4のステップST25において、移動機1はネットワークを介してシステム間ハンドオーバー要求メッセージを送信し、その応答を受信してからシステム間ハンドオーバーを開始する。しかしながら、一般的にシステム間ハンドオーバーは送受信部10や制御プログラムの切り替えが発生するため、その切り替え時間に多くの時間が必要となる。そのため、切り替え時間が長期化することによって、通信の瞬断時間の増加を引き起こす。このことから、可能な限り早くシステム間ハンドオーバーを完了させることが通話品質維持の観点からも重要となる。
この発明の実施の形態3による移動機の構成を示すブロック図は、上記実施の形態1の図1と同じであり、この実施の形態3は上記実施の形態1の変形例である。上記実施の形態1の図4のステップST25において、移動機1はネットワークを介してシステム間ハンドオーバー要求メッセージを送信し、その応答を受信してからシステム間ハンドオーバーを開始する。しかしながら、一般的にシステム間ハンドオーバーは送受信部10や制御プログラムの切り替えが発生するため、その切り替え時間に多くの時間が必要となる。そのため、切り替え時間が長期化することによって、通信の瞬断時間の増加を引き起こす。このことから、可能な限り早くシステム間ハンドオーバーを完了させることが通話品質維持の観点からも重要となる。
次に動作について説明する。
図10はこの発明の実施の形態3による移動機が基地局との通信品質を判定する処理を示すフローチャートである。ステップST21〜ステップST24までの処理は上記実施の形態1の図4に示す処理と同じである。この図10には、ステップST24の後に通信システムの切り替えを開始し、システム間ハンドオーバー設定を行うステップST30が追加されている。
図10はこの発明の実施の形態3による移動機が基地局との通信品質を判定する処理を示すフローチャートである。ステップST21〜ステップST24までの処理は上記実施の形態1の図4に示す処理と同じである。この図10には、ステップST24の後に通信システムの切り替えを開始し、システム間ハンドオーバー設定を行うステップST30が追加されている。
ステップST24でシステム間ハンドオーバーの開始条件を満たした移動機1は、ネットワークを介してシステム間ハンドオーバー要求メッセージを送信する前に、ステップST30において、現在の通信システムAとの通信を維持するために必要な機能以外の全ての機能を、他の通信システムBへと切り替えるために準備を開始する。切り替える対象は、通信システムBに適合したハードウェア回路への物理的な切り替えであっても、ソフトウェアの一部を事前に入れ替えても良く、移動機1の構成や性能・仕様に従って切り替える範囲を変更しても良い。
また、図10ではステップST30の処理はステップST24の直後としたが、システム間ハンドオーバー要求メッセージの応答を受信するまでに実施すれば良く、ステップST25と同時、あるいは直後としても同様の効果が得られる。さらに、実施の形態3で使用する判定情報テーブル41に含まれる品質オフセット値は、上記実施の形態1で示したどの方法を用いても良い。
以上のように、この実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、システム間ハンドオーバーに必要な時間を短縮することが可能となり、通信の瞬断時間を減少することができるという効果が得られる。
1 移動機、10 送受信部、20 信号処理部、30 制御部、31 システム間ハンドオーバー処理部、32 通信システム制御部、40 内部メモリ、41 判定情報テーブル、101 基地局、102 基地局、201,202,203 エリア。
Claims (9)
- 異なる通信システム間でハンドオーバーを実施する移動機において、
各通信システムにおける通信品質を測定する送受信部と、
上記移動機の各通信システムにおける測定精度を考慮した品質オフセット値を格納している判定情報テーブルと、
上記送受信部により測定された通信品質と上記判定情報テーブルに格納されている品質オフセット値に基づきハンドオーバーの開始タイミングを判断してハンドオーバーを要求する制御部とを備えたことを特徴とする移動機。 - 現在通信中の第1の通信システムから第2の通信システムにハンドオーバーする際に、
制御部は、上記第1の通信システムを利用している基地局から、上記第1及び第2の通信システム間の通信品質の差を解消するために予め決定された第1及び第2のオフセット値と、上記第1及び第2の通信システム間の通信品質を同一の基準で比較できるように予め決定された第1及び第2の闘値を取得し、送受信部により測定された通信品質に上記第1のオフセット値を加算した上記第1の通信システムにおける第1の通信品質が上記第1の闘値未満で、上記送受信部により測定された通信品質に上記第2のオフセット値を加算した上記第2の通信システムにおける第2の通信品質が上記第2の闘値と品質オフセット値との和を越えた場合に、ハンドオーバーの開始タイミングと判断することを特徴とする請求項1記載の移動機。 - 判定情報テーブルに格納されている品質オフセット値は、各通信システムにより一意に決定されることを特徴とする請求項1記載の移動機。
- 判定情報テーブルに格納されている品質オフセット値は、各通信システムにおける通信周辺環境に応じて選択可能なように複数格納されていることを特徴とする請求項1記載の移動機。
- 判定情報テーブルに格納されている品質オフセット値は、現在通信中の通信システムと移動機の移動速度とに応じて一意に決定されることを特徴とする請求項1記載の移動機。
- 判定情報テーブルに格納されている品質オフセット値は、現在通信中の通信システムと、第2の通信システムにおける通信品質の測定回数とに応じて一意に決定されることを特徴とする請求項1記載の移動機。
- 制御部はハンドオーバーの成否に応じて、判定情報テーブルに格納されている品質オフセット値を更新することを特徴とする請求項1記載の移動機。
- 制御部は、ハンドオーバーの開始タイミングを判断した際に、ハンドオーバーを要求する前にハンドオーバーの設定開始を行うことを特徴とする請求項1記載の移動機。
- 異なる通信システム間でハンドオーバーを実施する移動機におけるハンドオーバー制御方法において、
各通信システムにおける通信品質を測定し、
上記移動機の各通信システムにおける測定精度を考慮した品質オフセット値を格納している判定情報テーブルから品質オフセット値を取得し、
測定された通信品質と取得した品質オフセット値に基づきハンドオーバーの開始タイミングを判断してハンドオーバーを要求することを特徴とするハンドオーバー制御方法。
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JP2005128324A JP2006310973A (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 移動機及びハンドオーバー制御方法 |
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