JP2006306167A - 車両用空調装置 - Google Patents

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JP2006306167A JP2005128459A JP2005128459A JP2006306167A JP 2006306167 A JP2006306167 A JP 2006306167A JP 2005128459 A JP2005128459 A JP 2005128459A JP 2005128459 A JP2005128459 A JP 2005128459A JP 2006306167 A JP2006306167 A JP 2006306167A
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彰雄 石原
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Abstract

【課題】 一階車室と二階車室とでの冷房負荷の不足に対して共用エバポレータの冷房能力を充分に活かして対応する。
【解決手段】 共用エバポレータ13cの空気下流側流路に、共用エバポレータ13cを通過した空気を一階車室へ供給するための第1供給部21aと、共用エバポレータ13cを通過した空気を二階車室へ供給するための第2供給部21bと、共用エバポレータ13cを通過した空気を第1供給部21aに導くのか、第2供給部21bに導くのか、両供給部21a・21bに導くのかを切り換えることのできる供給側切換ドア22とを設けるとともに、一階車室もしくは二階車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、供給側切換ドア22を操作して共用エバポレータ13cで冷却した空気を第1供給部21aもしくは第2供給部21bから冷房能力が不足している車室側へ供給するようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の車室を有する車両に適用される車両用空調装置に関するものであり、二階建てバスなどの車両に適用して有効である。
二階建てバス用の空調装置では、二階車室は一階車室に比べて日射の影響を強く受けて車室内温度が上昇し易いので、二階車室に吹き出す空気を冷却する二階用エバポレータを2台とし、一階車室に吹き出す空気を冷却する一階用エバポレータを1台としている。しかしこれでは、例えば一階車室の乗員が増加した場合など、二階側冷房能力に余裕があるにもかかわらず、一階車室にその余剰冷房能力を利用することができない。
そこで発明者らは、冷房負荷の変化に対応した冷房能力を発揮することが可能な車両用空調装置として下記の特許文献1に示す車両用空調装置を先に出願している。これは、第1エバポレータを一階車室専用として稼動させ、第2エバポレータを二階車室専用として稼動させるとともに、第3エバポレータを一階車室と二階車室とで共用するものである。
これにより、一階車室において冷房能力が不足した場合には、第3エバポレータで冷却した空気を一階車室に供給することにより一階車室の冷房能力不足を補い、二階車室において冷房能力が不足した場合には、第3エバポレータで冷却した空気を二階車室に供給することにより二階車室の冷房能力不足を補うことができる。従って、冷房負荷の変化に対応した冷房能力を発揮することができるので、一階車室と二階車室との間で発生する冷房能力の不釣り合いを是正しつつ、室内が過度に冷却されてしまうことを未然に防止している。
特開2002−331824号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す車両用空調装置では、一階車室用空気流路と二階車室用空気流路とを分けている仕切り部分が固定されているため、冷房能力が必要な車室側のみではなく、冷房能力の必要ない車室側にも冷風を供給してしまうため、共用エバポレータの冷房能力を充分に活かしきれないという問題点がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、第1車室と第2車室とでの冷房負荷の不足に対して共用エバポレータの冷房能力を充分に活かして対応することのできる車両用空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項7に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、第1車室および第2車室を有する車両に適用される車両用空調装置であり、
第1車室に向けて送風される第1空気を冷却する第1空気冷却器(13a)と、
第2車室に向けて送風される第2空気を冷却する第2空気冷却器(13b)と、
第1空気および第2空気のうち、双方の空気を冷却することができる第3空気冷却器(13c)とを備える車両用空調装置において、
第3空気冷却器(13c)の空気下流側流路に、
第3空気冷却器(13c)を通過した空気を第1車室へ供給するための第1供給部(21a)と、
第3空気冷却器(13c)を通過した空気を第2車室へ供給するための第2供給部(21b)と、
第3空気冷却器(13c)を通過した空気を第1供給部(21a)に導くのか、第2供給部(21b)に導くのか、両供給部(21a、21b)に導くのかを切り換えることのできる第1切換手段(22)とを設けるとともに、
第1車室もしくは第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、第1切換手段(22)を操作して第3空気冷却器(13c)で冷却した空気を第1供給部(21a)もしくは第2供給部(21b)から冷房能力が不足している車室側へ供給することを特徴としている。
本発明は、一方の車室の冷房能力に余裕があっても、他方の車室は冷房能力が不足する場合があるという点に着目したものであり、第1空気冷却器(13a)を第1車室専用として稼動させ、第2空気冷却器(13b)を第2車室専用として稼動させるとともに、第3空気冷却器(13c)を第1車室と第2車室とで共用する共用空気冷却器とする冷凍サイクル側は変更せず、第3空気冷却器(13c)の吹き出し側で第1車室用空気流路と第2車室用空気流路とを分けている仕切り壁(16)に第1切換手段(22)としてのドア手段を設けている。
この請求項1に記載の発明によれば、第1切換手段(22)切り換えて冷房能力の必要な車室側に第3空気冷却器(13c)の冷房能力を割り当てることにより、第1車室と第2車室とでの冷房負荷の不足に対して第3空気冷却器(13c)の冷房能力を充分に活かして対応することができる。また、第3空気冷却器(13c)をいずれかの車室側に割り当てることにより、最大風量吹き出しでクールダウンを行っても、他の車室側に影響を与えないうえ、クールダウンを行っている車室の乗員には、最大風量吹き出しによるドラフト感を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、第1車室および第2車室のいずれの車室でも冷房能力が不足する場合、第1切換手段(22)を中立位置として、第3空気冷却器(13c)で冷却した空気を両供給部(21a、21b)から両車室側へ供給することを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、両車室側に第3空気冷却器(13c)の冷房能力を略均等に割り当てることにより、両車室での冷房負荷の不足に対して第3空気冷却器(13c)の冷房能力を充分に活かして対応することができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、第1車室および第2車室のいずれの車室でも冷房能力が不足する場合、第1切換手段(22)をそれぞれの車室側で必要としている冷房能力の比に対応する位置として、第3空気冷却器(13c)で冷却した空気を必要としている冷房能力の比で両供給部(21a、21b)から両車室側へ供給することを特徴としている。
この請求項3に記載の発明によれば、両車室で必要としている冷房能力の比に応じて第3空気冷却器(13c)の冷房能力を割り当てることにより、両車室での冷房負荷の不足に対して第3空気冷却器(13c)の冷房能力を充分に活かして対応することができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、第3空気冷却器(13c)の空気上流側流路に、
第1車室から取り込まれた空気の一部を第3空気冷却器(13c)に流通させるための第1空気取込部(19a)と、
第2車室から取り込まれた空気の一部を第3空気冷却器(13c)に流通させるための第2空気取込部(19b)と、
第3空気冷却器(13c)に流通させる空気を第1空気取込部(19a)から取り込むのか、第2空気取込部(19b)から取り込むのか、両空気取込部(19a、19b)から取り込むのかを切り換えることのできる第2切換手段(20)とを設けるとともに、
第1車室もしくは第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、第2切換手段(20)を操作して冷房能力が不足している車室側から取り込む空気の一部を第1空気取込部(19a)もしくは第2空気取込部(19b)から第3空気冷却器(13c)へ取り込むことを特徴としている。
本発明は、第3空気冷却器(13c)吸い込み側でも第1車室用空気流路と第2車室用空気流路とを分けている仕切り壁(16)に第2切換手段(20)としてのドア手段を設け、冷房能力の不足している車室側から空気取り込みを行うものである。この請求項4に記載の発明によれば、他の車室側に影響を与えることなく、第1車室と第2車室とでの冷房負荷の不足に対して第3空気冷却器(13c)の冷房能力を充分に活かして対応することができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、第3空気冷却器(13c)の空気上流側流路に、
第1車室から取り込まれた空気の一部を第3空気冷却器(13c)に流通させるための第1空気取込部(19a)と、
第2車室から取り込まれた空気の一部を第3空気冷却器(13c)に流通させるための第2空気取込部(19b)と、
第3空気冷却器(13c)に流通させる空気を第1空気取込部(19a)から取り込むのか、第2空気取込部(19b)から取り込むのか、両空気取込部(19a、19b)から取り込むのかを切り換えることのできる第2切換手段(20)とを設けるとともに、
第1車室もしくは第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足し、且つ他方の車室で冷房能力に余裕の有る状態で冷房を行っている場合、第2切換手段(20)を操作して冷房能力に余裕の有る他方の車室側から取り込む空気の一部を第3空気冷却器(13c)に取り込むことを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、冷房能力に余裕の有る他方の車室側から取り込む空気の一部を第3空気冷却器(13c)に取り込むことにより、第1車室と第2車室とでの冷房負荷の不足に対して第3空気冷却器(13c)の冷房能力のみならず、車両用空調装置全体を充分に活かして対応することができる。
また、請求項6記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、第3空気冷却器(13c)の空気上流側流路に、
第1車室から取り込まれた空気の一部を第3空気冷却器(13c)に流通させるための第1空気取込部(19a)と、
第2車室から取り込まれた空気の一部を第3空気冷却器(13c)に流通させるための第2空気取込部(19b)と、
第3空気冷却器(13c)に流通させる空気を第1空気取込部(19a)から取り込むのか、第2空気取込部(19b)から取り込むのか、両空気取込部(19a、19b)から取り込むのかを切り換えることのできる第2切換手段(20)とを設けるとともに、
第1車室もしくは第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、第2切換手段(20)を操作して車室内温度が冷房能力の不足している車室側での目標温度に近い方の車室側から取り込む空気の一部を第3空気冷却器(13c)に取り込むことを特徴としている。
この請求項6に記載の発明によれば、車室内温度が冷房能力の不足している車室側での目標温度に近い方の車室側から取り込む空気の一部を第3空気冷却器(13c)に取り込むことにより、第1車室と第2車室とでの冷房負荷の不足に対して第3空気冷却器(13c)の冷房能力のみならず、より車両用空調装置全体を充分に活かして対応することができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両空調装置を用いて、第1車室としての一階車室と、第2車室としての二階車室との空調を行うことを特徴としている。
この請求項7に記載の発明によれば、両切換手段(20、22)を切り換えて冷房能力の必要な車室側に第3空気冷却器(13c)の冷房能力を割り振ることにより、一階車室と二階車室とでの冷房負荷の不足に対して第3空気冷却器(13c)の冷房能力を充分に活かして対応することができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態について添付した図面を用いて詳細に説明する。本実施形態は、本発明における車両用空調装置を二階建てバスに適用したものであって、図1は空調ユニット1の設置形態を示すバス車両全体の斜視図であり、図2は図1の空調ユニット1の設置形態を示すバス車両後部の斜視図である。また図3は、本発明の一実施形態における空調ユニット1の縦断面図である。
空調ユニット1は、バス車両の最後部のバルクヘッド部31に配設されたものであり、二階用吹出ダクト2は、空調ユニット1で空調された空気(空調風)をバス車両の二階の車室内天井部に導くものでありで、二階の車室(第2車室)内天井部の左右両側に配設され、バス車両前後方向に長く延びている。
一階用吹出ダクト3は、空調風をバス車両の一階の車室(第1車室)内天井部に導くもので、図2に示すように、一階の車室内天井部の中央部に配設され、バス車両前後方向に長く延びている。なお、両吹出ダクト2・3には、乗員に向けて空調風を吹き出す図示しない吹出口が多数個設けられている。
また、図1中の外気取り入れ口4は、後述するコンデンサ(冷媒凝縮器)冷却用外気を取り入れるものであり、バス車両の側面から外気を取り入れるようになっている。コンデンサ空気排出口5は、コンデンサ冷却後の空気(温風)を排出するものであり、バス車両の後面から空気を排出するようになっている。
コンデンサ用送風機6は、多数個(本例では6個)の軸流ファンが並列配置されてなるものである。なお、コンデンサ空気排出口5は図1に明示されていないが、バス車両後面の幅方向の略全長にわたって、多数個のコンデンサ用送風機6に対向して形成されている。また、本体ケーシング10は、空調ユニット1の外郭を形成するものであり、鉄板などの金属板にて車両幅方向に長い横長の略直方体状に構成されている。
また、本体ケーシング10は、図1に示すように、大きくは上下方向に2つの部分に断熱して区画されており、上部の区画にて車室内に吹き出す空気を冷却する冷却ユニット11が設けられ、下部の区画にて車室内に吹き出す空気から吸熱した熱を車外に放熱するコンデンサユニット12が設けられている。また、図3に示すように、冷却ユニット11内の車両前方側には、車両幅方向に長く延びた横長の3台のエバポレータ(冷媒蒸発器)13a〜13cが配置されている。
そして、一階用エバポレータ13aは一階の車室内に向けて吹き出される空調風、すなわち一階用吹出ダクト3に供給される空気を冷却する第1空気冷却器を構成するものであり、二階用エバポレータ13bは二階の車室内に向けて吹き出される空調風、すなわち二階用吹出ダクト2に供給される空気を冷却する第2空気冷却器を構成するものであり、共用エバポレータ13cは一階の車室内に向けて吹き出される空調風、および二階の車室内に向けて吹き出される空調風のうち双方の空気、もしくはいずれかの空気を冷却する第3空気冷却器を構成するものである。
図4は、本車両用空調装置の蒸気圧縮式冷凍サイクルを示す模式図である。図4に示すように、3台のエバポレータ13a〜13cそれぞれは、専用の第1〜3コンプレッサ(冷媒圧縮機)Cp1〜Cp3により冷媒が循環させられており、これらコンプレッサCp1〜Cp3は、図示しないエンジンによって駆動される。
なお、エバポレータ13a〜13cは、冷媒を蒸発させることにより冷凍能力を発揮する蒸気圧縮式冷凍サイクルの低圧側熱交換器であり、本実施形態では、3台のエバポレータ13a〜13cに対して、それぞれ専用の第1〜3コンプレッサCp1〜Cp3を備えているので、3台の冷凍機を備えていることとなる。
ちなみに、図4中のコンデンサCn1〜Cn3は冷媒を凝縮させる熱交換器であり、レシーバRe1〜Re3はコンデンサから流出した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して液相冷媒を流出させるものであり、サブクーラ(過冷却器)Sc1〜Sc3はレシーバRe1〜Re3から流出した冷媒を冷却するものであり、ドライヤDr1〜Dr3は冷媒中に混入した水分を除去するものであり、膨張弁Ex1〜Ex3は冷媒を減圧膨張させるものである。
内気センサS1は、冷却ユニット11に吸込まれる一階車室内空気(一階内気)の温度を検出する温度検出手段であり、内気センサS2は、冷却ユニット11に吸込まれる二階車室内空気(二階内気)の温度を検出する温度検出手段である。なお、本実施形態でコンデンサCn1〜Cn3は、図示しないが一体化された1台のコンデンサとして凝縮ユニット12に搭載されている。
ところで、図2に示すように、冷却ユニット11の車室側面の左右両側には、縦長の一階内気吸込口14が設けられており、一階用吹出ダクト3への吹出開口部28は、両側の一階内気吸込口14に挟まれた、冷却ユニット11の車両幅方向中央位置に配置されており、一階用吹出ダクト3の上側に二階内気吸込口15が設けられている。
このため、両内気吸込口14・15から内気が冷却ユニット11内に吸込まれ、各エバポレータ13に流入するようになっている。ちなみに、図2中の24は、二階用吹出ダクト2への吹出開口部であり、冷却ユニット11上面の車両幅方向両端近傍に配置されている。
次に、本発明の要部の構造について、図3を用いて説明する。冷却ユニット11内の空気流路は、仕切り壁16によって共用エバポレータ13cの上下方向中央位置から上側の流路部分と下側の流路部分とに分けられている。上側の流路部分は、一階内気吸込口14から取り込まれた空気が一階用エバポレータ13aを通過して、一階用送風機17に吸込まれて一階用吹出ダクト3に送風されるようになっている。
また、上側の流路部分は、二階内気吸込口15から取り込まれた空気が二階用エバポレータ13bを通過して、二階用送風機18に吸込まれて二階用吹出ダクト2に送風されるようになっている。なお、一階用送風機17も二階用送風機18も、図3では1台ずつしか書いていないが、本実施形態では車両幅方向に6台ずつ並べて構成されている。
そして、共用エバポレータ13cの空気上流側(車両前方側)流路には、一階内気吸込口14から取り込まれた空気の一部を共用エバポレータ13cに流通させるための一階内気取込口19aと、二階内気吸込口15から取り込まれた空気の一部を共用エバポレータ13cに流通させるための二階内気取込口19bとを設けるとともに、共用エバポレータ13cに流通させる空気を一階内気取込口19aから取り込むのか、二階内気取込口19bから取り込むのか、はたまた両内気取込口19a・19bから取り込むのかを切り換える取込側切換ドア(第2切換手段)20を設けている。
また、共用エバポレータ13cの空気下流側(車両後方側)流路には、共用エバポレータ13cを通過した空気を一階用送風機17へ供給するための一階側供給口21aと、共用エバポレータ13cを通過した空気を二階用送風機18へ供給するための二階側供給口21bとを設けるとともに、共用エバポレータ13cを通過した空気を一階側供給口21aと連通させるのか、二階側供給口21bと連通させるのか、はたまた両供給口21a・21bと連通させるのかを切り換える供給側切換ドア(第1切換手段)22を設けている。
図6の(a)〜(e)は切換ドア20・22の状態を示す説明図である。これらにより、図6(a)〜(e)に示すように、
(a)一階から取り込んだ空気を共用エバポレータ13cで冷却して二階へ供給する
(b)二階から取り込んだ空気を共用エバポレータ13cで冷却して二階へ供給する
(c)一・二階から取り込んだ空気を共用エバポレータ13cで冷却して一・二階へ供給する(もしくは共用エバポレータ13cを稼動させない)
(d)一階から取り込んだ空気を共用エバポレータ13cで冷却して一階へ供給する
(e)二階から取り込んだ空気を共用エバポレータ13cで冷却して一階へ供給する
などのパターンを選択することができる。
次に、本実施形態の特徴作動として、上記のパターンを選択するためのフローチャートについて説明する。図5は、本発明の一実施形態における切換ドア制御のフローチャートである。まず、ステップS11では、階毎での冷房能力制御による冷房を開始する。ちなみに、このときの空調装置の状態は、クールダウンに備えて共用エバポレータ13cに冷房能力を与えるコンプレッサCp3も稼動させ、両切換ドア20・22は(c)に示す中立位置とする。
ステップS12では、日射条件のきびしい二階車室で冷房能力が不足しているか否かの判定を行う。その判定結果がYESで、二階車室での冷房能力が不足している場合はステップS13へ進む。ステップS13では、一階車室で冷房能力が不足しているか否かの判定を行う。その判定結果がNOで、一階車室では冷房能力が足りており、二階車室で冷房能力が不足している場合はステップS14へ進む。
ステップS14では、一階車室での冷房能力に余裕が有るか否かの判定を行う。その判定結果がYESで、一階車室での冷房能力に余裕が有る場合はステップS15へ進み、取込側切換ドア20は冷房能力に余裕が有る一階車室側から取り込む位置とし、供給側切換ドア22は冷房能力の足りない二階車室側への供給位置として冷房を行うものである(図6(a)の状態)。これにより、冷房能力を満足している一階車室から空気が取り込まれ、共用エバポレータ13cで冷却され、冷房能力の足りない二階車室へ供給されることとなる。
なお、ステップS14での判定結果がNOで、一階車室での冷房能力に余裕が無い場合はステップS16へ進み、取込側切換ドア20は冷房能力の足りない二階車室側から取り込む位置とし、供給側切換ドア22は冷房能力の足りない二階車室側への供給位置として冷房を行うものである(図6(b)の状態)。これにより、冷房能力に余裕が無い一階車室には影響を与えないよう二階車室から空気が取り込まれ、共用エバポレータ13cで冷却され、冷房能力の足りない二階車室へ供給されることとなる。
そして、ステップS13での判定結果がYESで、二階車室でも一階車室でも冷房能力に不足している場合はステップS17へ進み、取込側切換ドア20も供給側切換ドア22も中立位置として冷房を行うものである(図6(c)の状態)。これにより、両車室から空気が取り込まれ、共用エバポレータ13cで冷却され、冷房能力の足りない両車室へ略均等に供給されることとなる。
次に、ステップS12での判定結果がNOで、二階車室での冷房能力に不足が無い場合はステップS18へ進み、一階車室で冷房能力が不足しているか否かの判定を行う。その判定結果がYESで、二階車室では冷房能力が足りているが、一階車室で冷房能力が不足している場合はステップS19へ進む。
ステップS19では、二階車室での冷房能力に余裕が有るか否かの判定を行う。その判定結果がYESで、二階車室での冷房能力に余裕が有る場合はステップS20へ進み、取込側切換ドア20は冷房能力に余裕が有る二階車室側から取り込む位置とし、供給側切換ドア22は冷房能力の足りない一階車室側への供給位置として冷房を行うものである(図6(e)の状態)。これにより、冷房能力を満足している二階車室から空気が取り込まれ、共用エバポレータ13cで冷却され、冷房能力の足りない一階車室へ供給されることとなる。
なお、ステップS19での判定結果がNOで、二階車室での冷房能力に余裕が無い場合はステップS21へ進み、取込側切換ドア20は冷房能力の足りない一階車室側から取り込む位置とし、供給側切換ドア22は冷房能力の足りない一階車室側への供給位置として冷房を行うものである(図6(d)の状態)。これにより、冷房能力に余裕が無い二階車室には影響を与えないよう一階車室から空気が取り込まれ、共用エバポレータ13cで冷却され、冷房能力の足りない一階車室へ供給されることとなる。
そして、ステップS18での判定結果がNOで、二階車室でも一階車室でも冷房能力に不足が無い場合はステップS22へ進み、共用エバポレータ13cに冷房能力を与えるコンプレッサCp3を停止させ、さらにステップS17へ進み、取込側切換ドア20も供給側切換ドア22も中立位置として両車室いずれかで冷房能力が不足する事態に備えるものである(図6(c)の状態)。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、共用エバポレータ13cの空気下流側流路に、共用エバポレータ13cを通過した空気を一階車室へ供給するための第1供給部21aと、共用エバポレータ13cを通過した空気を二階車室へ供給するための第2供給部21bと、共用エバポレータ13cを通過した空気を第1供給部21aに導くのか、第2供給部21bに導くのか、両供給部21a・21bに導くのかを切り換えることのできる供給側切換ドア22とを設けるとともに、一階車室もしくは二階車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、供給側切換ドア22を操作して共用エバポレータ13cで冷却した空気を第1供給部21aもしくは第2供給部21bから冷房能力が不足している車室側へ供給するようにしている。
本発明は、一方の車室の冷房能力に余裕があっても、他方の車室は冷房能力が不足する場合があるという点に着目したものであり、一階用エバポレータ13aを一階車室専用として稼動させ、二階用エバポレータ13bを二階車室専用として稼動させるとともに、共用エバポレータ13cを一階車室と二階車室とで共用する共用空気冷却器とする冷凍サイクル側は変更せず、共用エバポレータ13cの吹き出し側で一階車室用空気流路と二階車室用空気流路とを分けている仕切り壁16に供給側切換ドア22としてのドア手段を設けている。
これによれば、供給側切換ドア22切り換えて冷房能力の必要な車室側に共用エバポレータ13cの冷房能力を割り当てることにより、一階車室と二階車室とでの冷房負荷の不足に対して共用エバポレータ13cの冷房能力を充分に活かして対応することができる。また、共用エバポレータ13cをいずれかの車室側に割り当てることにより、最大風量吹き出しでクールダウンを行っても、他の車室側に影響を与えないうえ、クールダウンを行っている車室の乗員には、最大風量吹き出しによるドラフト感を提供することができる。
また、一階車室および二階車室のいずれの車室でも冷房能力が不足する場合、供給側切換ドア22を中立位置として、共用エバポレータ13cで冷却した空気を両供給部21a・21bから両車室側へ供給するようにしている。これによれば、両車室側に共用エバポレータ13cの冷房能力を略均等に割り当てることにより、両車室での冷房負荷の不足に対して共用エバポレータ13cの冷房能力を充分に活かして対応することができる。
また、共用エバポレータ13cの空気上流側流路に、一階車室から取り込まれた空気の一部を共用エバポレータ13cに流通させるための第1空気取込部19aと、二階車室から取り込まれた空気の一部を共用エバポレータ13cに流通させるための第2空気取込部19bと、共用エバポレータ13cに流通させる空気を第1空気取込部19aから取り込むのか、第2空気取込部19bから取り込むのか、両空気取込部19a・19bから取り込むのかを切り換えることのできる取込側切換ドア20とを設けるとともに、
一階車室もしくは二階車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足し、且つ他方の車室で冷房能力に余裕の有る状態で冷房を行っている場合、取込側切換ドア20を操作して冷房能力に余裕の有る他方の車室側から取り込む空気の一部を共用エバポレータ13cに取り込むようにしている。
これは、共用エバポレータ13c吸い込み側でも一階車室用空気流路と二階車室用空気流路とを分けている仕切り壁16に取込側切換ドア20としてのドア手段を設けたものであり、これによれば、冷房能力に余裕の有る他方の車室側から取り込む空気の一部を共用エバポレータ13cに取り込むことにより、一階車室と二階車室とでの冷房負荷の不足に対して共用エバポレータ13cの冷房能力のみならず、車両用空調装置全体を充分に活かして対応することができる。
また、本発明の車両空調装置を用いて、第1車室としての一階車室と、第2車室としての二階車室との空調を行うようにしている。これによれば、両切換ドア20・22を切り換えて冷房能力の必要な車室側に共用エバポレータ13cの冷房能力を割り振ることにより、一階車室と二階車室とでの冷房負荷の不足に対して共用エバポレータ13cの冷房能力を充分に活かして対応することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、下記の実施形態としても良い。まず、一階車室および二階車室のいずれの車室でも冷房能力が不足する場合、供給側切換ドア22をそれぞれの車室側で必要としている冷房能力の比に対応する位置として、共用エバポレータ13cで冷却した空気を必要としている冷房能力の比で両供給部21a・21bから両車室側へ供給するようにしても良い。
これによれば、両車室で必要としている冷房能力の比に応じて共用エバポレータ13cの冷房能力を割り当てることにより、両車室での冷房負荷の不足に対して共用エバポレータ13cの冷房能力を充分に活かして対応することができる。
また、一階車室もしくは二階車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、取込側切換ドア20を操作して冷房能力が不足している車室側から取り込む空気の一部を第1空気取込部19aもしくは第2空気取込部19bから共用エバポレータ13cへ取り込むようにしても良い。
これは、冷房能力の不足している車室側から空気取り込みを行うものである。これによれば、他の車室側に影響を与えることなく、一階車室と二階車室とでの冷房負荷の不足に対して共用エバポレータ13cの冷房能力を充分に活かして対応することができる。
また、一階車室もしくは二階車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、取込側切換ドア20を操作して車室内温度が冷房能力の不足している車室側での目標温度に近い方の車室側から取り込む空気の一部を共用エバポレータ13cに取り込むようにしても良い。
これによれば、車室内温度が冷房能力の不足している車室側での目標温度に近い方の車室側から取り込む空気の一部を共用エバポレータ13cに取り込むことにより、一階車室と二階車室とでの冷房負荷の不足に対して共用エバポレータ13cの冷房能力のみならず、より車両用空調装置全体を充分に活かして対応することができる。
また、上述の実施形態では、二階建てバスに本発明の車両用空調装置を適用していが、その他の車両にも適用することができる。また、上述の実施形態では、コンプレッサの台数とエバポレータの台数とは同じであったが、コンプレッサの台数をエバポレータの台数より減らして、1台のコンプレッサにて複数台のエバポレータに冷媒を供給する構成であっても良い。
本発明の実施形態に係る空調ユニット1の設置形態を示すバス車両全体の斜視図である。 図1の空調ユニット1の設置形態を示すバス車両後部の斜視図である。 本発明の一実施形態における空調ユニット1の縦断面図である。 本車両用空調装置の蒸気圧縮式冷凍サイクルを示す模式図である。 本発明の一実施形態における切換ドア制御のフローチャートである。 (a)〜(e)は切換ドア20・22の状態を示す説明図である。
符号の説明
13a…一階用エバポレータ(第1空気冷却器)
13b…二階用エバポレータ(第2空気冷却器)
13c…共用エバポレータ(第3空気冷却器)
19a…第1空気取込部
19b…第2空気取込部
20…取込側切換ドア(第2切換手段)
21a…第1供給部
21b…第2供給部
22…供給側切換ドア(第1切換手段)

Claims (7)

  1. 第1車室および第2車室を有する車両に適用される車両用空調装置であり、
    前記第1車室に向けて送風される第1空気を冷却する第1空気冷却器(13a)と、
    前記第2車室に向けて送風される第2空気を冷却する第2空気冷却器(13b)と、
    前記第1空気および前記第2空気のうち、双方の空気を冷却することができる第3空気冷却器(13c)とを備える車両用空調装置において、
    前記第3空気冷却器(13c)の空気下流側流路に、
    前記第3空気冷却器(13c)を通過した空気を前記第1車室へ供給するための第1供給部(21a)と、
    前記第3空気冷却器(13c)を通過した空気を前記第2車室へ供給するための第2供給部(21b)と、
    前記第3空気冷却器(13c)を通過した空気を前記第1供給部(21a)に導くのか、前記第2供給部(21b)に導くのか、前記両供給部(21a、21b)に導くのかを切り換えることのできる第1切換手段(22)とを設けるとともに、
    前記第1車室もしくは前記第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、前記第1切換手段(22)を操作して前記第3空気冷却器(13c)で冷却した空気を前記第1供給部(21a)もしくは前記第2供給部(21b)から冷房能力が不足している車室側へ供給することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記第1車室および前記第2車室のいずれの車室でも冷房能力が不足する場合、前記第1切換手段(22)を中立位置として、前記第3空気冷却器(13c)で冷却した空気を前記両供給部(21a、21b)から前記両車室側へ供給することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記第1車室および前記第2車室のいずれの車室でも冷房能力が不足する場合、前記第1切換手段(22)をそれぞれの車室側で必要としている冷房能力の比に対応する位置として、前記第3空気冷却器(13c)で冷却した空気を必要としている冷房能力の比で前記両供給部(21a、21b)から前記両車室側へ供給することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  4. 前記第3空気冷却器(13c)の空気上流側流路に、
    前記第1車室から取り込まれた空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に流通させるための第1空気取込部(19a)と、
    前記第2車室から取り込まれた空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に流通させるための第2空気取込部(19b)と、
    前記第3空気冷却器(13c)に流通させる空気を前記第1空気取込部(19a)から取り込むのか、前記第2空気取込部(19b)から取り込むのか、前記両空気取込部(19a、19b)から取り込むのかを切り換えることのできる第2切換手段(20)とを設けるとともに、
    前記第1車室もしくは前記第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、前記第2切換手段(20)を操作して冷房能力が不足している車室側から取り込む空気の一部を前記第1空気取込部(19a)もしくは前記第2空気取込部(19b)から前記第3空気冷却器(13c)へ取り込むことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  5. 前記第3空気冷却器(13c)の空気上流側流路に、
    前記第1車室から取り込まれた空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に流通させるための第1空気取込部(19a)と、
    前記第2車室から取り込まれた空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に流通させるための第2空気取込部(19b)と、
    前記第3空気冷却器(13c)に流通させる空気を前記第1空気取込部(19a)から取り込むのか、前記第2空気取込部(19b)から取り込むのか、前記両空気取込部(19a、19b)から取り込むのかを切り換えることのできる第2切換手段(20)とを設けるとともに、
    前記第1車室もしくは前記第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足し、且つ他方の車室で冷房能力に余裕の有る状態で冷房を行っている場合、前記第2切換手段(20)を操作して冷房能力に余裕の有る他方の車室側から取り込む空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に取り込むことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  6. 前記第3空気冷却器(13c)の空気上流側流路に、
    前記第1車室から取り込まれた空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に流通させるための第1空気取込部(19a)と、
    前記第2車室から取り込まれた空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に流通させるための第2空気取込部(19b)と、
    前記第3空気冷却器(13c)に流通させる空気を前記第1空気取込部(19a)から取り込むのか、前記第2空気取込部(19b)から取り込むのか、前記両空気取込部(19a、19b)から取り込むのかを切り換えることのできる第2切換手段(20)とを設けるとともに、
    前記第1車室もしくは前記第2車室のいずれか一方の車室で冷房能力が不足する場合、前記第2切換手段(20)を操作して車室内温度が冷房能力の不足している車室側での目標温度に近い方の車室側から取り込む空気の一部を前記第3空気冷却器(13c)に取り込むことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両空調装置を用いて、前記第1車室としての一階車室と、前記第2車室としての二階車室との空調を行うことを特徴とする二階建てバス用空調装置。
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