JP2006305343A - ベッドの在床状況検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被介護者の在床状況を正確に検出することができる、ベッドの在床状況検出方法を提供すること。
【解決手段】検出方法は、ベッド20の寝床部21の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重を、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、所定のパラメータPSと、所定のパラメータPLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された閾値と比較する、比較ステップを含む。
【選択図】図2
【解決手段】検出方法は、ベッド20の寝床部21の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重を、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、所定のパラメータPSと、所定のパラメータPLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された閾値と比較する、比較ステップを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、ベッドの寝床部上の被介護者の在床、離床、在床位置、体動の激しさ、体動の種類等の在床状況を検出する、ベッドの在床状況検出方法及び在床状況検出装置、並びに被介護者の在床状況を監視するベッドの在床状況監視システムに関する。
ベッドの寝床部上に在床している病人、高齢者、乳幼児等の被介護者(被看護者を含む。)の在床、離床、在床位置等の在床状況を検出するための方法として、次のようなものが知られている。
すなわち、ベッドの前後左右の各脚部に掛かる荷重を検出し、これらの荷重に基づいてベッド寝床部上の被介護者の重心位置を検出する。そして、この重心位置に基づいて被介護者のベッド寝床部上での移動距離、運動速度、運動回数等を演算し、その結果により被介護者の在床状況を検出する方法である(例えば特許文献1及び2参照)。
また、特許文献3には、ベッドの各脚部に掛かる荷重を検出する荷重検出器からの荷重検出用出力電圧に基づいて被介護者の在床や離床を検出する方法が開示されている(特許文献3参照)。
特許第3098997号公報
特許第3529332号公報
特開2000−105884号公報
ところで、被介護者のベッド寝床部上での活動状態を正確に把握するためには、被介護者の在床状況の検出精度を向上させる必要がある。
しかるに、従来のベッドの在床状況検出方法では、一定割合で連続的に増加(又は減少)する、被介護者の重心位置を用いたパラメータの値を、所定の閾値と比較することで被介護者の在床状況の判別が行われるので、閾値近傍についての検出精度があまり良くなく、被介護者の在床状況を正確に検出することが困難であった。
そこで本発明は、被介護者の在床状況を正確に検出することができる、ベッドの在床状況検出方法、該検出方法に好適に用いられるベッドの在床状況検出装置、及びベッドの在床状況監視システムを提供することを目的とする。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重、又は該各荷重を検出する荷重検出手段から出力される荷重検出用出力信号の大きさを、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、次式(1)
で表されるパラメータPSと、次式(2)
で表されるパラメータPLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第1閾値と比較する、第1比較ステップを含むことを特徴とするベッドの在床状況検出方法。
[2] 前記第1比較ステップの比較結果において前記一方のパラメータの値が前記第1閾値未満の場合には、次式(3)
で表されるパラメータMSと、次式(4)
で表されるパラメータMLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第2閾値と比較する、第2比較ステップを含む前項1記載のベッドの在床状況検出方法。
[3] 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値以下の場合には、次式(5)
で表されるパラメータULの値を予め設定された第3閾値と比較する、第3比較ステップを含む前項2記載のベッドの在床状況検出方法。
[4] 前記第3比較ステップの比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第1報知ステップを含む前項3記載のベッドの在床状況検出方法。
[5] 前記第3比較ステップの比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第1表示ステップを含む前項3又は4記載のベッドの在床状況検出方法。
[6] 前記第3比較ステップの比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第1送信ステップを含む前項3〜5のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
[7] 前記第3比較ステップの比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、次式(6)
で表されるパラメータGSと、次式(7)
で表されるパラメータGLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第4閾値と比較する、第4比較ステップを含む前項3〜6のいずれか1項記載のベッド在床状況検出方法。
[8] 前記第4比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第2報知ステップを含む前項7記載のベッドの在床状況検出方法。
[9] 前記第4比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第2表示ステップを含む前項7又は8記載のベッドの在床状況検出方法。
[10] 前記第4比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第2送信ステップを含む前項7〜9のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
[11] 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第3報知ステップを含む前項2〜10のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
[12] 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第3表示ステップを含む前項2〜11のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
[13] 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第3送信ステップを含む前項2〜12のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
[14] 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、次式(6)
で表されるパラメータGSと、次式(7)
で表されるパラメータGLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第5閾値と比較する、第5比較ステップを含む前項2〜13のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
[15] 前記第5比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第4報知ステップを含む前項14記載のベッドの在床状況検出方法。
[16] 前記第5比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第4表示ステップを含む前項14又は15記載のベッドの在床状況検出方法。
[17] 前記第5比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第4送信ステップを含む前項14〜16のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
[18] ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重をそれぞれ検出する荷重検出手段と、演算手段とを備え、前記演算手段は、前記各荷重検出手段により検出され、ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重、又は前記各荷重検出手段から出力された荷重検出用出力信号の大きさを、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、次式(1)
で表されるパラメータPSと、次式(2)
で表されるパラメータPLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第1閾値と比較する、第1比較部を有していることを特徴とするベッドの在床状況検出装置。
[19] 前記演算手段は、更に、前記第1比較部の比較結果において前記一方のパラメータの値が前記第1閾値未満の場合には、次式(3)
で表されるパラメータMSと、次式(4)
で表されるパラメータMLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第2閾値と比較する、第2比較部を有している前項18記載のベッドの在床状況検出装置。
[20] 前記演算手段は、更に、前記第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値以下の場合には、次式(5)
で表されるパラメータULの値を予め設定された第3閾値と比較する、第3比較部を有している前項19記載のベッドの在床状況検出装置。
[21] 前記演算手段の第3比較部の比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている前項20記載のベッドの在床状況検出装置。
[22] 前記演算手段の第3比較部の比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている前項20又は21記載のベッドの在床状況検出装置。
[23] 前記演算手段の第3比較部の比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている前項20〜22のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
[24] 前記演算手段は、更に、前記第3比較部の比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、次式(6)
で表されるパラメータGSと、次式(7)
で表されるパラメータGLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第4閾値と比較する、第4比較部を有する前項20〜23のいずれか1項記載のベッド在床状況検出装置。
[25] 前記演算手段の第4比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている前項24記載のベッドの在床状況検出装置。
[26] 前記演算手段の第4比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている前項24又は25記載のベッドの在床状況検出装置。
[27] 前記演算手段の第4比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている前項24〜26のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
[28] 前記演算手段の第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている前項19〜27のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
[29] 前記演算手段の第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている前項19〜28のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
[30] 前記演算手段の第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている前項19〜29のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
[31] 前記演算手段は、更に、前記第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、次式(6)
で表されるパラメータGSと、次式(7)
で表されるパラメータGLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第5閾値と比較する、第5比較部を有している前項19〜30のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
[32] 前記演算手段の第5比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている前項31記載のベッドの在床状況検出装置。
[33] 前記演算手段の第5比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている前項31又は32記載のベッドの在床状況検出装置。
[34] 前記演算手段の第5比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている前項31〜33のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
[35] ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重をそれぞれ検出する荷重検出手段と、演算手段と、報知手段と、表示手段と、送信手段とを備え、前記演算手段は、前記各荷重検出手段により検出され、ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重、又は前記各荷重検出手段から出力された荷重検出用出力信号の大きさを、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、次式(1)
で表されるパラメータPSと、次式(2)
で表されるパラメータPLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第1閾値と比較する、第1比較部と、前記第1比較部の比較結果において前記一方のパラメータの値が前記第1閾値未満の場合には、次式(3)
で表されるパラメータMSと、次式(4)
で表されるパラメータMLとのうち少なくとも一方のパラメータの値を予め設定された第2閾値と比較する、第2比較部とを有しており、前記報知手段は、前記演算手段の第2比較部の比較結果に基づき報知信号を発するものとなされており、前記表示手段は、前記演算手段の第2比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされており、前記送信手段は、前記演算手段の第2比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされていることを特徴とするベッドの在床状況監視システム。
本発明は以下の効果を奏する。
[1]の発明では、被介護者の在床状況として被介護者の在床位置がベッド寝床部の所定領域内にあるか否かを正確に検出することができる。
[2]の発明では、被介護者の在床状況として例えば被介護者の体動が激しいか否かを検出することができる。
[3]の発明では、被介護者の在床状況として例えば被介護者が上体を起こしたか否かを検出することができる。
[4]の発明では、被介護者の在床状況が設定範囲内である場合に介護士、監視者等に報知信号で報知することができる。
[5]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を確実に表示することができる。
[6]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信することができる。
[7]の発明では、被介護者の在床状況として例えば被介護者の離床を検出することができる。
[8]の発明では、被介護者の在床状況が設定範囲内である場合に介護士、監視者等に報知信号で報知することができる。
[9]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を確実に表示することができる。
[10]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信することができる。
[11]の発明では、被介護者の在床状況が設定範囲内である場合に介護士、監視者等に報知信号で報知することができる。
[12]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を確実に表示することができる。
[13]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信することができる。
[14]の発明では、被介護者の在床状況として例えば被介護者の離床を検出することができる。
[15]の発明では、被介護者の在床状況が設定範囲内である場合に介護士、監視者等に報知信号で報知することができる。
[16]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を確実に表示することができる。
[17]の発明では、被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信することができる。
[18]〜[34]の発明では、上記[1]〜[17]のいずれかの発明に係るベッドの在床状況検出方法に好適に用いられるベッドの在床状況検出装置を提供できる。
[35]の発明では、被介護者の在床状況を遠隔地等で確実に監視することができる。
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1において、(1)は本実施形態に係るベッドの在床状況検出装置、(20)はベッドである。
ベッド(20)は、医療施設、介護施設(看護施設を含む。以下同じ。)、高齢者施設、一般家庭等で使用されるものであり、その寝床部(21)は平面視四角形状、詳述すると長方形状に形成されている。
ここで説明の便宜上、本明細書では、図2に示すように、ベッド(20)の寝床部(21)上に被介護者(図示せず)が仰向きで就寝する状態において、被介護者の頭側をベッド寝床部(21)の前側、被介護者の足側をベッド寝床部(21)の後側とする。
ベッド(20)は、その寝床部(21)を支持する前後左右の四個の脚部(20a)(20a)(20a)(20a)を有する。本実施形態では、各脚部(20a)(20a)(20a)(20a)はベッド移動用キャスタからなる。
このベッド(20)の寝床部(21)上には、被介護者(被看護者を含む。以下同じ。)として、病人、認知症患者、高齢者をはじめ、健康人、乳幼児等が睡眠、休息、療養、診察、検査等のために横臥姿勢等で在床する。
なお本発明では、ベッド(20)としては、睡眠用や休息用ベッドに限定されず、その他に、診察台、検査台、ストレッチャー、ソファー等であっても良い。
本実施形態のベッドの在床状況検出装置(1)は、ベッド寝床部(21)上の被介護者の在床、離床、在床位置、体動の激しさ、寝返り、体動の種類又はその頻度、在床姿勢等の在床状況を検出するためのものである。
この検出装置(1)は、四個の荷重検出手段(2)(2)(2)(2)と、制御手段(3)と、第1送信手段(5)と、演算手段(6)と、報知手段(9)と、表示手段(10)と、第2送信手段(11)とを備える。
四個の荷重検出手段(2)(2)(2)(2)は、それぞれ、ベッド設置面(23)上においてベッド(20)の右前脚部(20a)の下、左前脚部(20a)の下、右後脚部(20a)の下及び左後脚部(20a)の下に敷かれた状態で配置されるとともに、この状態で、ベッド寝床部(21)の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重を検出するためのものである。なお各荷重検出手段(2)(2)(2)(2)はロードセル等からなる。
制御手段(3)は、図3に示すように、各荷重検出手段(2)(2)(2)(2)から出力された荷重検出用出力信号の大きさとして出力電圧を増幅する増幅部(4)を有するとともに、該増幅部(4)で増幅された出力電圧(出力信号)をアナログ−デジタル変換するものとなされている。
第1送信手段(5)は、デジタル変換された出力電圧を、電話回線網、インターネット、有線LAN、無線LAN等の所定の有線通信網又は無線通信網を介して演算手段(6)に送信するものであり、本実施形態では、有線通信網を介して演算手段(6)に送信すよう構成されている。
演算手段(6)は、CPU、ROM、RAMその他のメモリー等を有するコンピュータ等からなり、デジタル変換された出力電圧に基づいて、ベッド寝床部(21)の右前部、左前部、右後部及び左後部にそれぞれ掛かる荷重、及び所定のパラメータの値を演算する演算部(7)と、該演算部(7)で演算された所定のパラメータの値を予め設定された閾値と比較する比較部(8)と、を有している。
報知手段(9)は、演算手段(6)の比較部(8)の比較結果に基づいて、警報音やランプの点灯又は点滅等の報知信号によって看護者や監視者等へ報知するものであり、報知スピーカ、報知ランプ等を有している。
表示手段(10)は、演算手段(6)の比較部(8)の比較結果に応じた情報をモニタテレビ等のディスプレイに表示するものであり、CRT、液晶ディスプレイ等を有している。
第2送信手段(11)は、演算手段(6)の比較部(8)の比較結果に応じた情報を、電話回線網、インターネット、有線LAN、無線LAN等の所定の有線通信網又は無線通信網を介して遠隔地や携帯電話(PHSを含む。以下同じ。)等へ送信するものである。
次に、上記検出装置(1)を用いた在床状況検出方法を以下に説明する。
ベッド(20)の寝床部(21)上に被介護者が在床している状態において、ベッド寝床部(21)の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重を、それぞれ、対応する荷重検出手段(2)(2)(2)(2)により検出する。そして、各荷重検出手段(2)(2)(2)(2)から出力された荷重検出用出力電圧を信号ケーブル(13)を介して制御手段(3)に送信する。
送信された各出力電圧は、制御手段(3)の増幅部(4)により増幅されたのち、アナログ−デジタル変換される。そして、デジタル変換された出力電圧は、第1送信手段(5)により、信号ケーブル(14)をはじめ、電話回線網、インターネット、有線LAN、無線LAN等の所定の有線通信網又は無線通信網を介して、演算手段(6)へ送信される。
そして、デジタル変換された出力電圧に基づいて、演算手段(6)の演算部(7)により、ベッド寝床部(21)の右前部、左前部、右後部及び左後部にそれぞれ掛かる荷重、及び所定のパラメータの値を演算したのち、比較部(8)によりパラメータの値を所定の閾値と比較する。なお演算部(7)では、予め被介護者がベッド寝床部(21)上に在床していない状態で風袋処理が行われることでベッド(20)の重量等の風袋が減算された値が、荷重として演算される。また、比較部(8)は、図示していないが、第1〜第5比較部(8a)(8b)(8c)(8d)(8e)からなる。この演算手段(6)で実行される処理についての詳細な説明は後述する。
そして、演算手段(6)の比較部(8)の比較結果に基づいて、報知手段(9)において警報音を発したりランプの点灯又は点滅によって看護者や監視者等に報知する。また、演算手段(6)の比較部(8)の比較結果に応じた情報を、表示手段(10)により、モニタテレビ等のディスプレイにリアルタイムに表示する。また、演算手段(6)の比較部(8)の比較結果に応じた情報を、第2送信手段(11)により、電話回線網、インターネット、有線LAN、無線LAN等の所定の有線通信網又は無線通信網を介して遠隔地や携帯電話等へ送信する。
次に、上記検出装置(1)の演算手段(6)で実行される処理について以下に説明する。
まず、演算手段(6)の演算部(7)において、ベッド(20)の寝床部(21)の右前部、左前部、右後部及び左後部にそれぞれ掛かる荷重を演算する。本明細書では、図2に示すように、ベッド寝床部(21)の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重を、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とする。ここで、W1、W2、W3及びW4は、ベッド(20)の重量等の風袋が減算された値である。ただし本発明では、W1、W2、W3及びW4は風袋込みの値であっても良い。
なお本発明では、W1、W2、W3及びW4は、ベッド寝床部(21)の右前部、左前部、右後部及び左後部にそれぞれ掛かる荷重ではなく、演算部(7)で各荷重を演算する前の信号、すなわち各荷重を検出する荷重検出手段(2)(2)(2)(2)から出力される荷重検出用出力電圧であっても良い。この場合、各荷重検出手段(2)(2)(2)(2)から出力される荷重検出用出力電圧を、それぞれ、V1、V2、V3及びV4とすると、荷重W1、W2、W3及びW4は、それぞれ、W1=a1×V1+c1、W2=a2×V2+c2、W3=a3×V3+c3、及びW4=a4×V4+c4で導出される。ただし、a1〜a4は予め設定された0以外の定数、c1〜c4は予め設定された定数である。
各荷重検出手段(2)(2)(2)(2)による1秒間当たりの荷重の検出回数は、2回/秒以上であることが望ましく、特に4回/秒以上で10000回/秒以下に設定されるのが良い。ただし本発明では、荷重の検出回数はこの範囲であることに限定されるものではない。
また、図2に示すように、ベッド(20)の寝床部(21)の右端及び左端からの所定領域d1及びd2の幅b1及びb2に関する定数を、それぞれB1及びB2とする。ただし、B1及びB2は、それぞれ、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5であり、特に好ましくは、0<B1<0.2、及び、0<B2<0.2であり、更に好ましくは0.1<B1<0.15、及び、0.1<B2<0.15である。なお、B1=B2であっても良いし、B1≠B2であっても良い。ただし本発明では、B1及びB2はこのような範囲であることに限定されるものではなく、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5であれば任意に設定可能である。
また、ベッド(20)の寝床部(21)の前端及び後端からの所定領域d3及びd4の幅b3及びb4に関する定数を、それぞれB3及びB4とする。ただし、B3及びB4は、それぞれ、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5であり、特に好ましくは、0<B3<0.25、及び、0<B4<0.25であり、更に好ましくは0.1<B3<0.2、及び、0.1<B4<0.2である。なお、B3=B4であっても良いし、B3≠B4であっても良い。ただし本発明では、B3及びB4はこのような範囲であることに限定されるものではなく、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5であれば任意に設定可能である。
B1及びB2について詳述すると、B1は、ベッド(20)の短手方向におけるベッド寝床部(21)の右端からの領域d1の幅b1をベッド寝床部(21)の全幅Sで割った値、即ちB1=b1/Sである。また、B2は、ベッド(20)の短手方向におけるベッド寝床部(21)の左端からの領域d2の幅b2をベッド寝床部(21)の全幅Sで割った値、即ちB2=b2/Sである。
B3及びB4について詳述すると、B3は、ベッド(20)の長手方向におけるベッド寝床部(21)の前端からの領域d3の幅b3をベッド寝床部(21)の全長Lで割った値、即ちB3=b3/Lである。また、B4は、ベッド(20)の長手方向におけるベッド寝床部(21)の後端からの領域d4の幅b4をベッド寝床部(21)の全長Lで割った値、即ちB4=b4/Lである。
b1〜b4はいずれも任意に設定することができ、例えば、ベッド寝床部(21)上の被介護者の、ベッド寝床部(21)の各端からの落下危険領域幅に設定することもできる。この場合、b1〜b4は、いずれも、0〜300mm(特に好ましくは100〜200mm)の範囲に設定されるのが望ましい。ただし本発明では、b1〜b4はこの範囲であることに限定されるものではなく任意に設定可能である。
次いで、演算手段(6)の演算部(7)において、次式(1)
で表されるパラメータPSと、次式(2)
で表されるパラメータPLとについて各時刻(時間)における値をそれぞれ演算する。
なお、A1〜A4は、それぞれ感度を表す任意の定数であり、特に、0よりも大きい定数であることが望ましい。また、A1=A2であっても良いし、A1≠A2であっても良い。また、A3=A4であっても良いし、A3≠A4であっても良い。
そして、図4に示すように、ステップS1では、比較部(8)(詳述すると第1比較部(8a))において、パラメータPS及びPLを、それぞれ、対応する、予め記憶部(図示せず)に設定記憶された第1閾値HS1及びHL1と比較する。このステップS1を「第1比較ステップ」という。
この第1比較ステップS1の比較結果において、パラメータPS及びPLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第1閾値未満の場合、すなわちPS<HS1、又は/及び、PL<HL1の場合には、「YES」として、ステップS2へ進む。
一方、パラメータPS及びPLの両方のパラメータの値が、それぞれ対応する第1閾値以上の場合、すなわちPS≧HS1、及び、PL≧HL1の場合には、「NO」として、「スタート」に戻る。
この第1比較ステップS1では、被介護者の在床位置がベッド寝床部(21)の所定領域内にあるか否かが判定される。しかるに、b1〜b4が、例えばベッド寝床部(21)上の被介護者の、ベッド寝床部(21)の各端からの落下危険領域幅に設定され、これにより、B1〜B4がそれぞれベッド寝床部(21)の落下危険領域幅に対応する定数となっている場合には、この第1比較ステップS1では、被介護者の在床位置がベッド寝床部(21)の落下危険領域内にあるか否かが判定されることとなる。そして、パラメータPS及びPLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第1閾値未満の場合、すなわちPS<HS1、又は/及び、PL<HL1の場合には、被介護者の在床位置がベッド寝床部(21)の落下危険領域内にあることが判定される。
ステップS2では、演算部(7)において、次式(3)
で表されるパラメータMSと、次式(4)
で表されるパラメータMLとについて設定時間内(即ち時刻TS11〜TS12の間、及び、TL11〜TL12の間)における値をそれぞれ演算する。
なお、CS1及びCL1はそれぞれ感度を示す任意の定数であり、特に、0よりも大きい定数であることが望ましい。また、CS1=CL1であっても良いし、CS1≠CL1であっても良い。
また、各パラメータMS及びMLの値を演算するための設定時間、即ち時刻TS11からTS12までの時間、及び、TL11からTL12までの時間は、0.01〜60秒の範囲内であることが望ましく、特に、0.1〜10秒(更に望ましくは0.2〜2秒)の範囲内であることが良い。ただし本発明では、設定時間はこの範囲であることに限定されるものではなく任意に設定可能である。
そして、同ステップS2では、比較部(8)(詳述すると第2比較部(8b))において、パラメータMS及びMLを、それぞれ、対応する、予め記憶部(図示せず)に設定記憶された第2閾値HS2及びHL2と比較する。このステップS2を「第2比較ステップ」という。
この第2比較ステップS2の比較結果において、パラメータMS及びMLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第2閾値よりも大きい場合、すなわち、MS>HS2、又は/及び、ML>HL2の場合には、「YES」として、ステップS7とS8へそれぞれ進む。
一方、パラメータMS及びMLの両方のパラメータの値が、それぞれ対応する第2閾値以下の場合、すなわち、MS≦HS2、及び、ML≦HL2の場合には、「NO」として、ステップS3へ進む。
この第2比較ステップS2では、例えば、被介護者の体動が激しいか否かを判定することができる。すなわち、パラメータMS及びMLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第2閾値よりも大きい場合には、例えば被介護者の体動が激しいと判定される。一方、パラメータMS及びMLの両方のパラメータの値が、それぞれ対応する第2閾値以下である場合には、例えば被介護者の体動は激しくないと判定される。
ステップS3では、演算部(7)において、次式(5)
で表されるパラメータULについて設定時間内(即ち時刻TL21〜TL22の間)における値を演算する。
なお、CL2は感度を表す任意の定数であり、特に、0よりも大きい定数であることが望ましい。
また、パラメータULの値を演算するための設定時間、即ち時刻TL21からTL22までの時間は、0.01〜60秒の範囲内であることが望ましく、特に0.1〜10秒(更に望ましくは0.2〜2秒)の範囲内であることが良い。ただし本発明では、設定時間はこの範囲であることに限定されるものではなく任意に設定可能である。
そして、同ステップS3では、比較部(8)(詳述すると第3比較部(8c))において、パラメータULを、対応する、予め記憶部(図示せず)に設定記憶された第3閾値HL2と比較する。このステップS3を「第3比較ステップ」という。
この第3比較ステップS3の比較結果において、パラメータULの値が第3閾値よりも大きい場合、すなわち、UL>HL3の場合には、「YES」として、ステップS4とS5へそれぞれ進む。
一方、パラメータULの値が第3閾値以下の場合、すなわち、UL≦HL3の場合には、「NO」として、「スタート」に戻る。
この第3比較ステップS3では、例えば、被介護者の体動の種類を判定することができ、具体的に例示すると、被介護者の体動として、被介護者が上体を起こしたか否かを判定することができる。すなわち、パラメータULの値が第3閾値よりも大きい場合には、例えば被介護者が上体を起こしたと判定される。一方、パラメータULの値が第3閾値以下の場合には、例えば被介護者が上体を起こしていないと判定される。
ステップS4では、報知手段(9)において、報知信号として警報音を発したりランプを点灯又は点滅したりすることにより、介護者(看護師を含む。以下同じ。)や監視者等に対して被介護者の在床状況を報知する(これを「第1報知ステップ」という。)。また、表示手段(10)によって、第3比較ステップS3の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報をディスプレイ等にリアルタイムに表示する(これを「第1表示ステップ」という。)。また、第2送信手段(11)によって、第3比較ステップS3の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する(これを「第1送信ステップ」という)。
具体的には、被介護者の在床状況として、例えば、被介護者が上体を起こして意識的に離床しようとする状態であることを、介護者や監視者等に知らせて注意を促すために、報知手段(9)によって、離床注意警報を発したり離床注意ランプを点灯又は点滅する。また、表示手段(10)によって、例えば被介護者が上体を起こして意識的に離床しようとする状態である旨の情報を表示する。また、 第2送信手段(11)によって、例えば被介護者が上体を起こして意識的に離床しようとする状態である旨の情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する。このような、報知手段(9)により報知された報知信号、表示手段(10)により表示された情報、及び第2送信手段(11)により送信された情報に基づき、介護者等は被介護者に対して必要な処置、例えば被介護者の離床のための介助を行うことができる。
ステップS5では、演算部(7)において、次式(6)
で表されるパラメータGSと、次式(7)
で表されるパラメータGLとについて各時刻(時間)における値をそれぞれ演算する。
なお、CS3及びCL3は、それぞれ感度を表す任意の定数であり、特に、0よりも大きい定数であることが望ましい。また、CS3=CL3であっても良いし、CS3≠CL3であっても良い。
そして、同ステップS5では、比較部(8)(詳述すると第4比較部(8d))において、パラメータGS及びGLを、それぞれ、対応する、予め記憶部(図示せず)に設定記憶された第4閾値HS4及びHL4と比較する。このステップS5を「第4比較ステップ」という。
この第4比較ステップS5の比較結果において、パラメータGS及びGLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第4閾値よりも大きい場合、すなわち、GS>HS4、又は/及び、GL>HL4の場合には、「YES」として、ステップS6へ進む。
一方、パラメータGS及びGLの両方のパラメータの値が、それぞれ対応する第4閾値以下の場合、すなわち、GS≦HS4、及び、GL≦HL4の場合には、「NO」として、「スタート」に戻る。
この第4比較ステップS5では、例えば、被介護者が実際に離床したか否かを判定することができる。すなわち、パラメータGS及びGLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第4閾値よりも大きい場合には、例えば被介護者は上体を起こして離床したと判定される。一方、パラメータGS及びGLの両方のパラメータの値が、それぞれ対応する第4閾値以下の場合には、例えば被介護者は上体を起こしたが離床はしていないと判定される。
ステップS6では、報知手段(9)において、報知信号として警報音を発したりランプを点灯又は点滅したりすることにより、介護者や監視者等に対して被介護者の在床状況を報知する(これを「第2報知ステップ」という。)。また、表示手段(10)によって、第4比較ステップS5の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報をディスプレイ等にリアルタイムに表示する(これを「第2表示ステップ」という。)。また、第2送信手段(11)によって、第4比較ステップS5の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する(これを「第2送信ステップ」という。)。
具体的には、被介護者の在床状況として、例えば、被介護者が離床したことを、介護者や監視者等に知らせるために、報知手段(9)によって、離床警報を発したり離床ランプを点灯又は点滅する。また、表示手段(10)によって、被介護者が離床した旨の情報を表示する。また、第2送信手段(11)によって、被介護者が離床した旨の情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する。このような、報知手段(9)により報知された報知信号、表示手段(10)により表示された情報、及び第2送信手段(11)により送信された情報に基づき、介護者等は被介護者に対して必要な処置を講じることができる。
ステップS7では、上記ステップS4と同様に、報知手段(9)において、報知信号として警報音を発したりランプを点灯又は点滅したりすることにより、介護者や監視者等に対して被介護者の在床状況を報知する(これを「第3報知ステップ」という。)。また、表示手段(10)によって、第2比較ステップS2の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報をディスプレイ等にリアルタイムに表示する(これを「第3表示ステップ」という。)。また、第2送信手段(11)によって、第2比較ステップS2の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する(これを「第3送信ステップ」という。)。
具体的には、被介護者の在床状況として、例えば、被介護者の在床位置が落下危険領域内であって落下の危険があることを、介護者や監視者等に知らせて注意を促すために、報知手段(9)によって落下注意警報を発したり離床ランプを点灯又は点滅する。また、表示手段(10)によって例えば被介護者に落下の危険がある旨の情報を表示する。また、第2送信手段(11)によって例えば被介護者に落下の危険がある旨の情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する。このような、報知手段(9)により報知された報知信号、表示手段(10)により表示された情報、及び第2送信手段(11)により送信された情報に基づき、介護者等は被介護者に対して必要な処置、例えば、被介護者の落下防止のための処置を講じることができる。
ステップS8では、演算部(7)において、上記式(6)
で表されるパラメータGSと、上記式(7)
で表されるパラメータGLとについて各時刻(時間)における値をそれぞれ演算する。
なお、CS3及びCL3は、それぞれ感度を表す任意の定数であり、特に、0よりも大きい定数であることが望ましい。また、CS3=CL3であっても良いし、CS3≠CL3であっても良い。
そして、同ステップS8では、比較部(8)(詳述すると第5比較部(8e))において、パラメータGS及びGLを、それぞれ、対応する、予め記憶部(図示せず)に設定記憶された第5閾値HS5及びHL5と比較する。このステップS8を「第5比較ステップ」という。
この第5比較ステップS8の比較結果において、パラメータGS及びGLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第5閾値よりも大きい場合、すなわち、GS>HS5、又は/及び、GL>HL5の場合には、「YES」として、ステップS9へ進む。
一方、パラメータGS及びGLの両方のパラメータの値が、それぞれ対応する第5閾値以下の場合、すなわち、GS≦HS5、及び、GL≦HL5の場合には、「NO」として、「スタート」に戻る。
この第5比較ステップS8では、例えば、被介護者が実際に離床したか否かを判定することができる。すなわち、パラメータGS及びGLのうち少なくとも一方のパラメータの値が、対応する第5閾値よりも大きい場合には、例えば被介護者は離床したと判定される。一方、パラメータGS及びGLの両方のパラメータの値が、それぞれ対応する第5閾値以下の場合には、例えば被介護者は離床していないと判定される。
ステップS9では、上記ステップS6と同様に、報知手段(9)において、報知信号として警報音を発したりランプを点灯又は点滅したりすることにより、介護者や監視者等に対して被介護者の在床状況を報知する(これを「第4報知ステップ」という。)。また、表示手段(10)によって、第5比較ステップS8の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報をディスプレイ等にリアルタイムに表示する(これを「第4表示ステップ」という。)。また、第2送信手段(11)によって、第5比較ステップS8の比較結果に応じた情報として、例えば被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する(これを「第4送信ステップ」という。)。
具体的には、被介護者の在床状況として、例えば、被介護者が離床したことを、介護者や監視者等に知らせるために、報知手段(9)によって離床警報を発したり離床ランプを点灯又は点滅する。また、表示手段(10)によって被介護者が離床した旨の情報を表示する。また、第2送信手段(11)によって被介護者が離床した旨の情報を遠隔地や携帯電話等へ送信する。このような、報知手段(9)により報知された報知信号、表示手段(10)により表示された情報、及び第2送信手段(11)により送信された情報に基づき、介護者等は被介護者に対して必要な処置を講じることができる。
而して、本実施形態のベッドの在床状況検出方法は次の利点がある。
すなわち、この検出方法は、所定のパラメータPS及びPLの両方のパラメータの値を所定の第1閾値と比較する、第1比較ステップS1を含んでいる。ここで、パラメータPS及びPLの値は、被介護者の在床位置のうち所定位置で急激に変動する(図5参照)ものであって、従来の方法のように一定割合で連続的に増加(又は減少)するものではないから、被介護者の在床位置がベッド寝床部(21)の所定領域内にあるか否をできる限り正確に検出することができる。具体的には、例えば、B1〜B4がそれぞれベッド寝床部(21)の落下危険領域幅に関する定数である場合には、被介護者の在床位置がベッド寝床部(21)の落下危険領域内にあるか否かについての判定をできる限り正確に行うことができる。
また、この検出方法は、第2比較ステップS2を含んでいるので、被介護者の在床状況として例えば被介護者の体動が激しいか否かを正確に検出することができる。
また、この検出方法は、第3比較ステップS3を含んでいるので、被介護者の在床状況として例えば被介護者が上体を起こしたか否かを正確に検出することができる。
また、この検出方法は、第1〜第4報知ステップを含んでいるので、被介護者の在床状況が設定範囲内である場合に、介護士、監視者等に対して報知信号(警報音やランプの点灯・点滅など)で報知することができる。
また、この検出方法は、第1〜第4表示ステップを含んでいるので、被介護者の在床状況に関する情報を確実に表示することができる。
また、この検出方法は、第1〜第4送信ステップを含んでいるので、被介護者の在床状況に関する情報を遠隔地や携帯電話等へ確実に送信することができる。
また、この検出方法は、第4比較ステップS5を含んでいるので、被介護者の在床状況として例えば被介護者の離床を正確に検出することができる。
また、この検出方法は、第5比較ステップS8を含んでいるので、被介護者の在床状況として例えば被介護者の離床を正確に検出することができる。
また、本実施形態のベッドの在床状況検出装置(1)は、上記検出方法と同様の利点がある。
また、本発明の一実施形態に係るベッドの在床状況監視システムは、上記検出装置(1)における各荷重検出手段(2)(2)(2)(2)と、第1送信手段(5)と、演算手段(6)の演算部(7)及び比較部(8)と、報知手段(9)と、表示手段(10)と、第2送信手段(11)とを備えている。したがって、この監視システムによれば、上記検出方法と同様の利点がある上、更に、ベッド寝床部(21)上の被介護者の在床状況を確実に遠隔地等で監視することができる。
以上で本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に示したものに限定されるものではなく、様々に設定変更可能である。
例えば、本発明によれば、第1比較ステップS1では、パラメータPS及びPLのうちいずれか一方のパラメータの値だけを、対応する予め設定された第1閾値と比較しても良い。また、第2比較ステップS2では、パラメータMS及びMLのうちいずれか一方のパラメータの値だけを、対応する予め設定された第2閾値と比較しても良い。また、第4比較ステップS5では、パラメータGS及びGLのうちいずれか一方のパラメータの値だけを、対応する予め設定された第4閾値と比較しても良い。また、第5比較ステップS8では、パラメータGS及びGLのうちいずれか一方のパラメータの値だけを、対応する予め設定された第5閾値と比較しても良い。
また、本発明に係るベッドの在床状況検出装置は、被介護者の在床状況はもとより、更に被介護者の呼吸や心拍等の生体情報も計測可能なものであっても良いし、また生体情報計測装置と組み合わせて構成されたものであっても良い。
次に、本発明の具体的実施例を以下に記述する。
ベッド(20)として、図2に示すように、寝床部(21)の短手方向の全幅Sが830mm、寝床部(21)の長手方向の全長Lが2000mmのものを準備した。また、被介護者の体重は80kgである。
<パラメータPSの具体例>
ベッド(20)の短手方向におけるベッド寝床部(21)の右端及び左端からの領域d1及びd2の幅b1及びb2を、いずれも125mmに設定した。したがって、B1=b1/S及びB2=b2/Sであることから、B1及びB2の値はいずれも0.15(15%)である。ここで、この例では、b1及びb2は、それぞれ、ベッド寝床部(21)上の被介護者の、寝床部(21)の右端及び左端からの落下危険領域幅に設定している。また、A1及びA2はいずれも1に設定した。
ベッド(20)の短手方向におけるベッド寝床部(21)の右端及び左端からの領域d1及びd2の幅b1及びb2を、いずれも125mmに設定した。したがって、B1=b1/S及びB2=b2/Sであることから、B1及びB2の値はいずれも0.15(15%)である。ここで、この例では、b1及びb2は、それぞれ、ベッド寝床部(21)上の被介護者の、寝床部(21)の右端及び左端からの落下危険領域幅に設定している。また、A1及びA2はいずれも1に設定した。
図5は、被介護者がベッド寝床部(21)の左端から右端へと2cmずつ移動した場合におけるパラメータPSの値を示すグラフ(図)である。同グラフにおいて、横軸はベッド(20)の短手方向におけるベッド寝床部(21)上の被介護者の実際の在床位置である。なお、パラメータPSにおいて、A1=A2=1、及び、B1=B2=0.15である。また、各荷重検出手段(2)(2)(2)(2)による1秒間当たりの荷重の検出回数は5回/秒に設定した。
同図に示すように、パラメータPSの値において、第1閾値HS1を例えば0に設定し、PSをこの第1閾値HS1=0と比較する(第1比較ステップS1)ことにより、被介護者の在床位置が設定領域d1及びd2内にあるか否かを正確に検出することができる。すなわち、この比較において、PS<0である場合には、被介護者の在床位置が設定領域d1及びd2内にあり、PS≧0である場合には、被介護者の在床位置が設定領域d1及びd2外であることをそれぞれ正確に検出できる。したがって、もし仮に設定領域d1及びd2の幅b1及びb2を、それぞれ、ベッド寝床部(21)上の被介護者の、寝床部(21)の右端及び左端からの落下危険領域幅に設定し、これにより、B1及びB2をそれぞれベッド寝床部(21)の落下危険領域幅に関する定数に設定した場合には、被介護者の在床位置がベッド寝床部(21)の落下危険領域内であるか否かを正確に検出することができる。
これと同様に、パラメータPLの値についても、第1閾値HL1を例えば0に設定し、PLをこの第1閾値HL1=0と比較する(第1比較ステップS1)ことにより、被介護者の在床位置が設定領域d3及びd4内にあるか否かを正確に検出することができる。すなわち、この比較において、PL<0である場合には、被介護者の在床位置が設定領域d3及びd4内にあり、PL≧0である場合には、被介護者の在床位置が設定領域d3及びd4外であることをそれぞれ正確に検出できる。
<パラメータMSの具体例>
図6は、ベッド寝床部(21)の短手方向の中央部に長手方向に沿って仰向け姿勢で寝ていた被介護者が、右側に寝返りをし、更に左側に寝返りをして激しく身体を振った場合におけるパラメータMSの値を示すグラフ(図)である。また、これと同じ動作における、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を、従来の方法に従って検出した。なお同グラフにおいて、右側の縦軸の目盛りは、従来の方法によって検出した、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を表している。
図6は、ベッド寝床部(21)の短手方向の中央部に長手方向に沿って仰向け姿勢で寝ていた被介護者が、右側に寝返りをし、更に左側に寝返りをして激しく身体を振った場合におけるパラメータMSの値を示すグラフ(図)である。また、これと同じ動作における、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を、従来の方法に従って検出した。なお同グラフにおいて、右側の縦軸の目盛りは、従来の方法によって検出した、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を表している。
この例では、パラメータMSの値を演算するための設定時間、即ち時刻TS11からTS12までの時間は1秒に設定した。また、CS1=1、CL1=1に設定した。
ここで、動作について詳述すると、0〜4秒程度までは被介護者はベッド寝床部(21)の短手方向の中央部に長手方向に沿って仰向き姿勢で安静に寝ていたが、その後、右側に寝返りを始め6〜7秒で右側への寝返り動作をやめた。その後、左側に寝返りを行い、8秒前後でベッド寝床部(21)の中央部を通過してそのまま左側に寝返りを続けて9秒前後に仰向けになって寝返り動作をやめた。その後、激しく身体を振った動作を23秒程度まで続けた。
同図に示すように、パラメータMSの値は、被介護者の重心位置の変動に比べてS/N比がかなり高く、顕著に変動している。したがって、パラメータMSの値において、第2閾値HS2を例えば400に設定し、MSをこの第2閾値HS2=400と比較する(第2比較ステップS2)ことにより、被介護者の体動が激しいか否かについて、従来の方法よりも正確に検出することができる。すなわち、この比較において、MS>400である場合には、被介護者の体動が激しく、MS≦400である場合には、被介護者の体動が激しくないことをそれぞれ正確に検出できる。
これと同様に、パラメータMLの値についても、第2閾値HL2を所定の値に設定し、MLをこの第2閾値HL2と比較することにより、被介護者の体動が激しいか否かを正確に検出できる。
<パラメータULの具体例>
図7は、ベッド寝床部(21)の短手方向の中央部に長手方向に沿って仰向け姿勢で寝ていた被介護者が上体を起こした場合におけるパラメータULの値を示すグラフ(図)である。また、これと同じ動作における、ベッド(20)の長手方向における被介護者の重心位置を、従来の方法に従って検出した。なお同グラフにおいて、右側の縦軸の目盛りは、従来の方法によって検出した、ベッド(20)の長手方向における被介護者の重心位置を表している。
図7は、ベッド寝床部(21)の短手方向の中央部に長手方向に沿って仰向け姿勢で寝ていた被介護者が上体を起こした場合におけるパラメータULの値を示すグラフ(図)である。また、これと同じ動作における、ベッド(20)の長手方向における被介護者の重心位置を、従来の方法に従って検出した。なお同グラフにおいて、右側の縦軸の目盛りは、従来の方法によって検出した、ベッド(20)の長手方向における被介護者の重心位置を表している。
この例では、パラメータULの値を演算するための設定時間、即ち時刻TL21からTL22までの時間は1秒に設定した。また、CL2=1に設定した。
同図に示すように、パラメータULの値は、被介護者の重心位置の変動に比べてS/N比がかなり高く、顕著に変動している。したがって、パラメータULの値において、第3閾値HL3を例えば2に設定し、ULをこの第3閾値HL3=2と比較する(第3比較ステップS3)ことにより、被介護者が上体を起こしたか否かについて、従来の方法よりも正確に検出することができる。すなわち、この比較において、UL>2である場合には、被介護者が上体を起こしており、UL≦2である場合には、被介護者は上体を起こしていないことを正確に検出することができる。
<パラメータGSの具体例>
図8は、被介護者がベッド寝床部(21)の左端(又は右端)から離床した場合におけるパラメータGSの値を示すグラフ(図)である。この動作では、被介護者が完全に離床したのは時間が15秒前後のときである。また、これと同じ動作における、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を、従来の方法に従って検出した。なお同グラフにおいて、右側のY軸は、従来の方法によって検出した、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を表している。
図8は、被介護者がベッド寝床部(21)の左端(又は右端)から離床した場合におけるパラメータGSの値を示すグラフ(図)である。この動作では、被介護者が完全に離床したのは時間が15秒前後のときである。また、これと同じ動作における、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を、従来の方法に従って検出した。なお同グラフにおいて、右側のY軸は、従来の方法によって検出した、ベッド(20)の短手方向における被介護者の重心位置を表している。
この例では、パラメータGSの値を演算するために時間dtを1秒に設定した。また、CS3=1、CL3=1に設定した。
同図に示すように、従来の方法による被介護者の重心位置の変動では、被介護者が離床したか否か判別し難いが、パラメータGSの値によれば、被介護者が離床したか否かを明確に判別することができる。したがって、パラメータGSの値において、第4閾値HS4を例えば200に設定し、GSをこの第4閾値HS4=200と比較する(第4比較ステップS5)ことにより、被介護者が離床したか否かについて、従来の方法よりも正確に検出することができる。すなわち、この比較において、GS>200である場合には、被介護者が離床しており、GS≦200である場合には、被介護者は離床していないことを正確に検出できる。
これと同様に、パラメータGLの値についても、第4閾値HL4を所定の値に設定し、GLをこの第4閾値HL4と比較することにより、被介護者が離床したか否かを正確に検出できる。
本発明は、ベッドの寝床部上の被介護者の在床、離床、在床位置、体動の激しさ、寝返り、体動の種類又はその頻度、在床姿勢等の在床状況を検出する、ベッドの在床状況検出方法及び在床状況検出装置、並びに被介護者の在床状況を監視するベッドの在床状況監視システムに利用可能である。
1…在床状況検出装置
2…荷重検出手段
6…演算手段
7…演算部
8…比較部
8a〜8e…第1〜第5比較部
9…報知手段
10…表示手段
11…第2送信手段
20…ベッド
21…寝床部
2…荷重検出手段
6…演算手段
7…演算部
8…比較部
8a〜8e…第1〜第5比較部
9…報知手段
10…表示手段
11…第2送信手段
20…ベッド
21…寝床部
Claims (35)
- ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重、又は該各荷重を検出する荷重検出手段から出力される荷重検出用出力信号の大きさを、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、
ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、
ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、次式(1)
- 前記第3比較ステップの比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第1報知ステップを含む請求項3記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第3比較ステップの比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第1表示ステップを含む請求項3又は4記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第3比較ステップの比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第1送信ステップを含む請求項3〜5のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第4比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第2報知ステップを含む請求項7記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第4比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第2表示ステップを含む請求項7又は8記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第4比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第2送信ステップを含む請求項7〜9のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第3報知ステップを含む請求項2〜10のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第3表示ステップを含む請求項2〜11のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第2比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第3送信ステップを含む請求項2〜12のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第5比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、報知信号を発する、第4報知ステップを含む請求項14記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第5比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較ステップの比較結果に応じた情報を表示する、第4表示ステップを含む請求項14又は15記載のベッドの在床状況検出方法。
- 前記第5比較ステップの比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較ステップの比較結果に応じた情報を送信する、第4送信ステップを含む請求項14〜16のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出方法。
- ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重をそれぞれ検出する荷重検出手段と、演算手段とを備え、
前記演算手段は、
前記各荷重検出手段により検出され、ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重、又は前記各荷重検出手段から出力された荷重検出用出力信号の大きさを、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、
ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、
ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、次式(1)
- 前記演算手段の第3比較部の比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている請求項20記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第3比較部の比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている請求項20又は21記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第3比較部の比較結果において前記パラメータULの値が前記第3閾値よりも大きい場合には、前記第3比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている請求項20〜22のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第4比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている請求項24記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第4比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている請求項24又は25記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第4比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第4閾値よりも大きい場合には、前記第4比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている請求項24〜26のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている請求項19〜27のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている請求項19〜28のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第2比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第2閾値よりも大きい場合には、前記第2比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている請求項19〜29のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第5比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、報知信号を発するものとなされている請求項31記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第5比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされている請求項31又は32記載のベッドの在床状況検出装置。
- 前記演算手段の第5比較部の比較結果において前記少なくとも一方のパラメータの値が前記第5閾値よりも大きい場合には、前記第5比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされている請求項31〜33のいずれか1項記載のベッドの在床状況検出装置。
- ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重をそれぞれ検出する荷重検出手段と、演算手段と、報知手段と、表示手段と、送信手段とを備え、
前記演算手段は、
前記各荷重検出手段により検出され、ベッドの寝床部の右前部、左前部、右後部及び左後部に掛かる荷重、又は前記各荷重検出手段から出力された荷重検出用出力信号の大きさを、それぞれ、W1、W2、W3及びW4とし、
ベッドの寝床部の右端及び左端からの領域幅に関する定数をそれぞれB1及びB2(ただし、0≦B1≦0.5、及び、0≦B2≦0.5)とし、
ベッドの寝床部の前端及び後端からの領域幅に関する定数をそれぞれB3及びB4(ただし、0≦B3≦0.5、及び、0≦B4≦0.5)とするとき、次式(1)
前記第1比較部の比較結果において前記一方のパラメータの値が前記第1閾値未満の場合には、次式(3)
前記報知手段は、前記演算手段の第2比較部の比較結果に基づき報知信号を発するものとなされており、
前記表示手段は、前記演算手段の第2比較部の比較結果に応じた情報を表示するものとなされており、
前記送信手段は、前記演算手段の第2比較部の比較結果に応じた情報を送信するものとなされていることを特徴とするベッドの在床状況監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006097187A JP2006305343A (ja) | 2005-03-31 | 2006-03-31 | ベッドの在床状況検出方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005103851 | 2005-03-31 | ||
JP2006097187A JP2006305343A (ja) | 2005-03-31 | 2006-03-31 | ベッドの在床状況検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006305343A true JP2006305343A (ja) | 2006-11-09 |
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ID=37472885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006097187A Pending JP2006305343A (ja) | 2005-03-31 | 2006-03-31 | ベッドの在床状況検出方法 |
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JP (1) | JP2006305343A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206869A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Paramount Bed Co Ltd | 寝台装置 |
JP2016129569A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 昭和電工株式会社 | ベッド用在床状況検知装置及びベッドの在床状況検知方法 |
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2006
- 2006-03-31 JP JP2006097187A patent/JP2006305343A/ja active Pending
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JP2008206869A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Paramount Bed Co Ltd | 寝台装置 |
JP2016129569A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 昭和電工株式会社 | ベッド用在床状況検知装置及びベッドの在床状況検知方法 |
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