JP2006299698A - Soundproof panel and soundproof wall - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば高速道路や一般道路の車両走行に伴う騒音公害を防止するために、主に車道の路側帯や中央分離帯に沿って設置される防音壁、並びに防音壁を構成する防音パネルに関するものである。また、これらの防音パネル及び防音壁は、鉄道騒音を防止する目的で、線路の両側に設置するほか、騒音を防止する目的であらゆる場所に適用可能である。 The present invention relates to a soundproof wall that is mainly installed along a roadside zone and a central separation zone of a roadway, and a soundproof panel that constitutes the soundproof wall, for example, in order to prevent noise pollution caused by traveling on a highway or a general road. It is about. Moreover, these soundproof panels and soundproof walls can be applied to any place for the purpose of preventing noise in addition to being installed on both sides of the track for the purpose of preventing railway noise.
従来、この種の防音パネルとして、図8及び図9に示すようなパネル11が一般的に使用されている。この防音パネル11は、板厚1mmのアルミニウム板よりなるルーバー式正面板12の内側に、グラスウールからなる吸音材14を配備し、この吸音材14と背面板16との間に空気層15を設けてなるもので、ルーバー式正面板12を騒音発生側(道路側)に向け、ルーバー12aの開口部から入射する騒音を吸音材14で吸収減衰させることによって、道路交通等から発生する騒音を低減するようにしている。
Conventionally, a panel 11 as shown in FIGS. 8 and 9 is generally used as this type of soundproof panel. The soundproof panel 11 has a
また従来の防音壁として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1には、図10に示すように、箱体17の多孔板18に図案を施し、この多孔板18の内面側に、この多孔板18の孔18aと同じ配列の孔19を有すると共に、選択的に多孔板18の孔18aを塞いで、その塞いだ部分に適宜図案化したカラー板19を配備してなる街路用防音壁21が開示されている。なお、図10において、20は箱体17の内部に充填されたグラスウールからなる吸音材、13は箱体17の下方外部に突出した支柱である。
図8、図9に示す一般的な防音パネルでは、正面板12がアルミニウムの金属で形成されるため、その外観において金属感が強く、景観的に周辺環境に対する違和感が大きい。また、正面板12を着色塗装しても、平滑な着色面となって無機質な印象を与えることから、周辺環境に調和させ難い、という問題があった。また、この一般的な防音パネルは、正面板12のルーバー12aによる遮蔽作用があるため、パネル内側に入射する音波の伝播方向が限られ、騒音の入射率が低くなり、十分な吸音効果が得られ難い、という問題もあった。
In the general soundproof panel shown in FIGS. 8 and 9, since the
また、特許文献1に記載された街路用防音壁は、多孔板18の内面側に図案を施したカラー板19を配備することにより、防音壁に色彩デザインを付与したものであるが、カラー板19は音波を透過させずに反射させてしまうので、吸音性の低下を招く上に、多孔板18とカラー板19とを組み合わせても、板材による平滑な着色面となって無機質感は解消されず、周囲の環境に馴染み難い、とうい問題があった。
In addition, the soundproof wall for streets described in
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたもので、周辺環境と良く調和し、吸音性能にも優れた防音パネル及び防音壁を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a soundproof panel and a soundproof wall that are well harmonized with the surrounding environment and excellent in sound absorption performance.
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の防音パネルは、パネル厚み方向に順次、正面側から孔2aが見えるように穴開けされた多孔状の正面板2、音波が概ね通過でき、色彩が施された着色層3、吸音材からなる吸音層4、空気層5、及び背面板6を備えてなることを特徴とする。
Means for solving the above problems will be described with reference numerals in the embodiments described later. In the soundproof panel according to the first aspect, the
正面板2の孔2aから着色層3の材料色が露出することによって、暖かみのある景観が創出でき、また着色層3の色を選定することにより、周囲の景観に調和できる。さらに、着色層3は音波が概ね透過できて、騒音が着色層3で反射することなく吸音層4に届くことから、高い吸音性能が発揮できる。なお、着色層3の材料については、ガラスクロスの他に繊維系やフィルム系など、着色でき、音波を透過できる材料であればよい。また騒音発生側の正面側から孔2aが見えるように穴開けされた多孔状の正面板2の採用により、パネルの内側へ入射する音波の伝播方向が制約されず、音波を効率良く吸収減衰できる。このため、ルーバー形状の正面板を用いている従来の一般的な防音パネルに比べ、優れた騒音吸収効果を発揮する。吸音層4の材料は、グラスウール繊維、ポリエステル繊維等の音波を吸収減衰できる材料であればよい。
By exposing the material color of the
請求項2は、請求項1に記載の防音パネルにおいて、空気層5には、吸音層4の背面側を押さえる押さえ部材7を、少なくともパネルの上部と下部とに設けてなることを特徴としている。
According to a second aspect of the present invention, in the soundproof panel according to the first aspect, the
正面板2と着色層3との間に隙間が発生すると、そこに影が生じ、パネルを正面から見た際、着色層3の色がうまく表現できないことが、発明者による試作試験によって明らかになった。従来の一般的な防音パネルでは、図9から分かるように吸音層14をパネルの縦方向中間部のみで支えているため、吸音層4の上下端部側が空気層5側に倒れる状態となり、吸音層4に接する着色層3と正面板2との間に隙間が生じることになる。この発明では、吸音層4の背面側を押さえる押さえ部材7を、少なくともパネルの上部と下部とに設けたことにより、着色層3と正面板2との間に隙間が生じることがない。なお、押さえ部材7は、パネルの上部と下部と中間部との3箇所に設けるなど、少なくともパネルの上部と下部との2箇所に設けてあれば、その個数や箇所は限定しない。また、押さえ部材7の材料についても、吸音層4の背面側を押さえることができるものであればどのようなものでもよい。
When a gap is generated between the
請求項3は、請求項2に記載の防音パネルにおいて、押さえ部材7は、曲げ板状に加工した板材からなるもので、背面板6に取り付けられる取付部片7aと、この取付部片7aに対し所要角度を有し、吸音層4の背面側所要部を支持する支持部片7bとを形成してなることを特徴とする。
According to a third aspect of the present invention, in the soundproof panel according to the second aspect, the
押さえ部材7は、板材であれば、所定寸法に容易に加工でき、コスト的に優位であることから、その材料を板材に限定した。この板材は、鋼板やアルミニウム板等の板形状であればよい。この板材を曲げ板状に加工する方法は、プレス曲げ加工の他、押出成形により加工してもよく、その方法は限定しない。
If the
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の防音パネルにおいて、正面板2に開けられる孔2aは、千鳥配置とし、単位面積当たりの孔開口率が60%以上となるようにしたことを特徴とする。
According to a fourth aspect of the present invention, in the soundproof panel according to any one of the first to third aspects, the
発明者の試作試験の結果、孔開口率が60%以上となるようにすることにより、孔2aから露出する着色層3による色彩がうまく表現され、正面板2の金属感を無くすることができた。また、開口率が大きいことから、吸音性能も高く、防音パネルの斜入射吸音率測定で、90%程度の高い値を示し、従来パネルの75%程度に対して2割程向上した。この場合、孔2aの配置は、開口率を大きくするためには千鳥配置が適していることから、千鳥配置とした。なお、孔2aの形状は丸が一般的ではあるが、丸に限らず、どのような形状でもよいものとする。
As a result of the inventor's prototype test, by making the hole opening ratio 60% or more, the color due to the
請求項5は、請求項4に記載の防音パネルにおいて、正面板2は、板厚tが1.2mm以上のアルミニウム板からなることを特徴とする。
According to a fifth aspect of the present invention, in the soundproof panel according to the fourth aspect, the
正面板2の材料は、従来より板厚1mmのアルミニウム板が一般的に用いられてきた。これは、鋼板に比べて材質が軟らかく、パンチング孔加工がし易いこと、また素材が錆びないため、パンチング孔小口面の防食処理が不要であることなどによる。しかしながら、請求項4に記載のように孔開口率を60%以上とする場合、孔加工時に正面板2に歪みが生じ易く、外観上好ましくない。発明者の試作試験の結果、板厚を1.2mm以上とすれば、歪みが概ね抑えられたため、アルミニウム板の板厚を1.2mm以上とした。なお、実用にあたっては、1.5mm程度が望ましい。
As a material for the
請求項6は、請求項5に記載の防音パネルにおいて、正面板2の上端部に正面板表側から陥没するような段差部8を形成し、正面板2の下端部には、防音パネル1を上下方向に積み重ねる際に下側の防音パネル1の正面板2上端部の段差部8内に納まるような突片部9を形成し、段差部8の形成にあたっては、背面板6の上端から前方へ延設された前方延設部6aの先端部6aoと、段差部8を形成する正面板2の先端部8oとをリベット接合し、そして段差部8の正面板2表面からの段差dを10±1mmとしてなることを特徴とする。
A soundproof panel according to
正面板2の上端部に正面板表側から陥没するような段差部8を形成すると共に、正面板2の下端部に、正面板2を上下方向に積み重ねる際に下側の正面板2の段差部8と係合して段差部8内に納まるような突片部9を形成した構造については従来より知られている。また、従来の防音パネルは、図9に示すように、正面板12の上端部側を曲げ加工により背面板16の背後まで延ばす構造となっている。然るに、請求項5に記載のように正面板2の板厚tを1.2mmとした場合、従来の正面板12の板厚1mmよりも曲げ剛性が大きくなって、従来の防音パネル11のように正面板12の上端部を背面板16の背後まで延ばす板曲げ加工が製作上困難であることが発明者の試作試験によって明らかとなった。そこで、正面板2は、この正面板2の上端部に形成する段差部8までとし、その段差部8で正面板2と背面板6とをリベット接合することとした。
A
その場合、段差部8でリベット頭が突出するため、図9に示す従来の防音パネル11の段差部の正面板12表面からの段差が6.5mmであるのに対し、本発明では、段差部8の正面板2表面からの段差dを10±1mmとした。このような段差部8であれば、発明者による施工確認試験の結果、施工時の上下パネルの重ね合わせに支障がなく、さらに段差部8でガタツキも生じないことが判明した。この請求項5の記載事項は、上述したような知見から限定したものである。
In this case, since the rivet head protrudes at the stepped
請求項7は、請求項1〜6の何れかに記載の防音パネルにおいて、正面側部材10aと側面側部材10bとからなる断面L字状の上下方向に延びるパネル補強部材10を、パネル長手方向中間所要位置で正面板2の裏側に配置するにあたり、このパネル補強部材10の側面側部材10bは吸音層4を長手方向に分割した分割層部4a,4a間に挟み込み、正面側部材10aは一方の分割層部4aの端部正面側に当接させ、着色層3によって覆われるようにしてなることを特徴とする。
A seventh aspect of the present invention provides the soundproof panel according to any one of the first to sixth aspects, wherein the
従来から一般的に用いられている防音パネルにおいて、これを上下方向に積み重ねる際に、パネルの自重によって下方のパネルが変形する場合がある。これを防止するために、パネルの長手方向中間部の正面板裏側にパネル補強板を配置している。図9に示すような従来の防音パネルでは、正面板にルーバー状の孔が開いていることから、この孔が開いていないところにパネル補強板を配置するため補強板がパネル正面から見えることはない。しかし、本発明に係る防音パネル1では、パネル正面から孔2aが見える正面板2を採用しており、従来の取付方法では、この孔2aからパネル補強部材10が露出し、景観的に好ましくない。そこで本発明の防音パネル1は、このパネル補強部材10を着色層3で覆うようにすることによって、景観的にも優れるようにしたものである。
In a soundproof panel that has been generally used in the past, when the panels are stacked in the vertical direction, the lower panel may be deformed by the weight of the panel. In order to prevent this, a panel reinforcing plate is arranged on the back side of the front plate at the middle portion in the longitudinal direction of the panel. In the conventional soundproof panel as shown in FIG. 9, since the louver-shaped hole is opened in the front plate, the reinforcing plate can be seen from the front of the panel because the panel reinforcing plate is arranged in the place where the hole is not opened. Absent. However, the
請求項8に係る防音壁は、複数の支柱22を所要間隔おきに設置し、これら支柱22間に、請求項1〜7の何れかに記載の防音パネル1を取り付けることによって形成してなることを特徴とする。
The soundproof wall according to
通常、道路等に設置される防音壁は、複数の支柱を建て込み、そこにパネルを落とし込み、固定金具で固定することによって壁構造が得られる。本発明の請求項8では、請求項1〜7の何れかに記載の防音パネル1を、所要間隔をおいて建て込んだ支柱22間に取り付けて、防音壁を形成したものである。
Usually, a soundproof wall installed on a road or the like has a wall structure obtained by building a plurality of support columns, dropping a panel into the column, and fixing with a fixing bracket. In the eighth aspect of the present invention, the
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、正面板2の孔2aから着色層3の材料色が露出することによって、暖かみのある景観を創出でき、また着色層3の色を選定することにより、周囲の景観に調和できる。また、着色層3は音波が概ね透過できて、騒音が着色層3で反射することなく吸音層4に届くため、高い吸音性能が発揮できる。
The effect of the invention by the above solution will be described with reference numerals of embodiments described later. According to the invention according to
請求項2に係る発明によれば、吸音層4の背面側を押さえる押さえ部材7を、少なくともパネルの上部と下部とに設けたことにより、正面板2と着色層3との間に隙間が生じることがなく、正面板2と着色層3との間に生じる影をなくすることができ、景観的に優れた防音パネル1を提供できる。
According to the invention which concerns on
請求項3に係る発明によれば、押さえ部材7が、曲げ板状に加工した板材からなり、取付部片7aと支持部片7bとを形成してなるため、製作が容易で、コスト的に優位であると共に、取付けが容易である。
According to the invention of
請求項4に係る発明によれば、正面板2の孔開口率が60%以上となるようにすることにより、正面板2の金属感を無くすることができると共に、騒音が孔開口率の高い正面板2から音響透過性の高い着色層3を通り抜け、吸音層4に効率良く届くので、高い吸音性能を確保できる。
According to the invention which concerns on
請求項5に係る発明によれば、正面板2をアルミニウム板とすることにより、孔加工がし易く、素材が錆びないため孔小口面の防食処理が不要となると共に、孔開口率を60%以上とした場合に、アルミニウム板の板厚を1.2mm以上とすることによって、このアルミニウム板の歪みを抑えることができる。
According to the invention according to
請求項6に係る発明によれば、段差部8の形成にあたって、背面板6の上端から前方へ延設された前方延設部6aの先端部6aoと、段差部8を形成する正面板2の先端部8oとをリベット接合し、さらに段差部8の正面板2表面からの段差dを10±1mmとすることにより、製作性が向上すると共に、パネルどうしのかみ合わせがスムーズとなって施工性も向上し、パネル間のガタツキも生じなくなる。
According to the invention which concerns on
請求項7に係る発明によれば、パネル補強部材10の正面側を着色層3で覆うようにすることによって、景観的にも優れたものとなる。
According to the seventh aspect of the present invention, the front side of the
請求項8に係る発明によれば、請求項1〜7の何れかに記載の防音パネル1を、所要間隔をおいて設置した支柱22間に取り付けることによって、高い吸音性を有し、景観的に優れたも防音壁を得ることができる。
According to the invention which concerns on
本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) は本発明に係る防音パネル1の実施形態を示す正面図、(b) は同パネル1の概略左側面図であり、図2は図1の(a) のX−X線拡大断面図である。図3は図1の(a) の一部拡大図、図4は他の実施形態の防音パネル1を示す図2と同様な断面図であり、図5は防音パネル1の拡大断面図である。この防音パネル1は、図1の(a) 及び図2から分かるように、パネル厚み方向に順次、正面側から孔2aが見えるように穴開け加工された多孔状の正面板2、音波が概ね通過でき、色彩が施された着色層3、吸音材からなる吸音層4、空気層5、及び背面板6を備えて構成されたものである。
A preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 (a) is a front view showing an embodiment of a
正面板2は、板厚tが1.2mm(図5参照)、好適には1.5mmのアルミニウム板からなるもので、この正面板2には、図3に示すように直径φが18mmの円形状の孔2aが横及び斜め方向に22mmのピッチpで開口され、その単位面積当たりの孔開口率は61%である。図5から分かるように、正面板2は上端部に段差部8を形成し、しかしてこの段差部8を形成する正面板2の先端部8oと、背面板6の上端から前方へ延設された前方延設部6aの先端部6aoとをリベット接合している。また正面板2の下端部には、正面板2を上下方向に積み重ねる際に下側の正面板2の段差部8と係合して段差部8内に納まるような突片部9を形成しており、この突片部9の先端部片9oは、背面板6の下端から前方へ延設された前方延設部6bの先端部6boを包み込んで挟み付けた状態でこの先端部6boと一体に接合している。
The
着色層3は、着色を施したガラスクロスからなるもので、このガラスクロスの色彩を正面板2の孔2aから露出することによって、正面板2の金属感を無くし、景観的に優れたものにすることができる。このとき、図2に示すように、押さえ部材7により吸音層4の上部と下部とを押さえることによって、正面板2と着色層3との間に発生する隙間がなくなり、これによって着色層3に影が生じて見栄えが悪くなるという不都合を解消することができる。この押さえ部材7は、背面板6に取り付けられる取付部片7aと、この取付部片7aに対し所要角度を有し、吸音層4の背面側所要部を支持する支持部片7bと、からなるものである。
The
吸音層4にはグラスウール繊維からなる吸音材を用い、背面板6及び押さえ部材7には板曲げ加工したメッキ鋼板を用いる。
The
なお、この実施形態では、正面板2に開口される孔2aを円形状の丸孔としているが、角孔など、その形状は限定されない。また、正面板2の孔開口率は、景観性及び吸音性から、60%以上が望ましい。そして、着色層3は音波を概ね透過できて着色できるものであればよく、その材料は限定しない。また、吸音層4は騒音を吸収減衰可能なものであればよく、グラスウール繊維以外のものとして、ポリエステル繊維、アクリル繊維等が考えられる。
In this embodiment, the
この防音パネル1では、図2に示すように、着色層3と正面板2との間に隙間が生じないように、押さえ部材7にて吸音層4の背面側の上部と下部の2箇所を押さえているが、図4に示す防音パネル1のように、吸音層4の上部と下部と中間部の3箇所を押さえるようにすることにより、吸音層4の背面側全体を一様に保持できて、着色層3と正面板2との間に隙間が生じるのをより確実に防止できる。なお、各押さえ部材7は、複数の短片ものが防音パネル1の長手方向所要間隔おきに配置されるようなものでもよいし、あるいは防音パネル1の長手方向全長に亘って連続的に形成された単一の長尺ものでもよい。
In this
図6は防音パネル1の一部横断面平面図であり、この図から分かるように、正面側部材10aと側面側部材10bとからなる断面L字状の上下方向に延びるパネル補強部材10を、パネル長手方向中間位置で正面板2の裏側に配置することによって、防音パネル1を上下方向に積み重ねた際のパネル1の変形を防止するようにしたものである。
FIG. 6 is a partial cross-sectional plan view of the
このようなパネル補強部材10を正面板2の裏側にそのまま当接して配設したのでは、パネル補強部材10が正面板2の孔2aから露出することから、景観的に好ましくない。このため、着色層3として着色ガラスクロスを用いると共に、吸音層4としてグラスウールを用い、さらに吸音層4としてのグラスウールをパネル長さ方向に2分割し、しかしてこの2分割した各分割層部4aの正面側と左右両側面側とに、ガラスクロス3(着色層)を接着剤で接着して巻き付けた状態とする。
If such a
こうしてガラスクロス3を巻き付けた状態の吸音層4の分割層部4a,4aをパネル内に収納するにあたって、一方の分割層部4aの端部側に巻き付けられたガラスクロス3の一部3oを剥がし、その剥がれた部分に断面L字状パネル補強部材10を当て付けた後、剥がしたガラスクロス部分3oをパネル補強部材10に被せて、その正面側部材10aと側面側部材10bを覆った状態とする。しかして、この一方の分割層部4aと、他方の分割層部4aの端部どうしを突き合わせた状態でパネル内に収納することによって、パネル補強部材10の側面側部材10bは両分割層部4a,4a間に挟み込まれた状態となり、一方の分割層部4aにおいてパネル補強部材10の側面側部材10bを覆っているガラスクロス部分3obは他方の分割層部4aとの間に挟み込まれて、この他方の分割層部4aの側面部で押さえ付けられ、そしてパネル補強部材10の正面側部材10aを覆っているガラスクロス部分3oaには正面板2が被さるようになるため、剥がしたガラスクロス部分3oが捲り上がることはない。
When the divided
これによって、新たに部材を付加することなく、パネル補強部材10に着色処理を施すことができるようになる。そして、ガラスクロス巻きグラスウールは商品化されており、当該部分のガラスクロスの接着を剥がし易いように加工することによって、製作の面でも問題がなく、安価に対応できるものである。
As a result, the
なお、この実施形態では、吸音層4(グラスウール)をパネル長手方向に2分割しているが、この2分割に限るものではなく、3分割以上に分割構成できるものであり、従ってそれら複数の分割層部4a,4a間にパネル補強部材10の側面側部材10bを差し込むようにすればよい。
In this embodiment, the sound absorbing layer 4 (glass wool) is divided into two in the longitudinal direction of the panel. However, the
図7の(a) は上記のように構成される防音パネル1を用いて構築される防音壁の一例を示す。この防音壁は、詳しい図示は省略するが、道路のコンクリート側壁23上にH形鋼からなる支柱22を所要間隔おきに立設して、隣り合う支柱22,22間に防音パネル1を正面板2が道路側(騒音発生側)に臨む向きで同図の(b) に示すように落とし込んで、各防音パネル1を図示しない固定金具によって支柱22に固定しながら、上下方向に複数段に積み重ねる形で取り付けることによって、連続した壁構造を形成したもので、高い吸音性を有し、景観的に優れた防音壁となる。
FIG. 7A shows an example of a soundproof wall constructed using the
1 防音パネル
2 正面板
2a 孔
3 着色層
4 吸音層
4a 分割層部
5 空気層
6 背面板
7 押さえ部材
7a 取付部片
7b 支持部片
8 段差部
9 突片部
10 パネル補強部材
10a 正面側部材
10b 側面側部材
DESCRIPTION OF
Claims (8)
A soundproof wall formed by installing a plurality of support columns at required intervals and attaching the soundproof panel according to any one of claims 1 to 7 between the support columns.
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