JP2006296783A - 生花用花器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間献花を生花として保つことができる生花用花器装置を提供する。
【解決手段】墓標の花立て台1や花台の花立て穴2に載置できる液肥タンク部3と、この下面壁中央の開口に壺上口が接続されて前記花立て穴内に嵌る花立て壺部5と、前記液肥タンク部3に上端筒口が接続されかつ前記花立て壺部の壺上口5aに下端筒口7bが接続される花立て筒部7と、この下端筒口7bに設けられて前記液肥タンク部内の液肥が筒内に最後まで流出できる液肥流出口8と、この上方に当たる前記花立て筒部7の中腹部に設けられて前記液肥タンク部内に空気が流入できる空気流入口9と、前記液肥タンク部内の上面壁の位置に開閉蓋11により密閉される液肥注入口10とを備え、使用時は、液肥を、前記液肥注入口10と前記花立て筒部の上端筒口7aとから前記液肥タンク部内が満杯になってこの上端筒口まで満杯になるように入れるようにしたことを特徴とする生花用花器装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、花台に使用する生花用花器、中でも墓標の花立て台に使用する生花用花器装置に関するものである。
従来の生花用花器を使っての献花は、特に墓標においての炎天下では水切れが早く数日しか持たないのが普通で、その大半が侘びしく枯れしおれた状態になっている。
そこで、生花の寿命を延ばすために、いろいろな生花用花器が提案されている。
例えば、特許文献1では、「花器本体内に水を入れて生花を生けると、花器本体の内面に析出した銀又は銅或いはリンを含んだ銀又は銅は水に浸かるようになるので、花器本体内の水には析出した銀又は銅の抗菌作用が働くと共に雑菌の繁殖が抑えられ、またリンの植物育成効果が作用して生花の寿命を長く延ばすことができる」ことが提案され、また特許文献2では、「花器の底あるいは底に近い部分に、給水あるいは排水用のパイプを設けたので、給排水が簡単にでき、生花を長持ちさせ、水の腐敗による臭気も防ぐことができる」ことが提案されている。
特開2002−294489号公報 実開平5−60362号公報
しかしながら、前記した従来の生花用花器では屋内での生花を想定しているので、花器の中の水が太陽光の直射により高温になって蒸発して数日でなくなるということが考慮されていないために、墓標の花立て台などで炎天下にさらされれば水切れが早く生花の寿命を延ばすことができないという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題を解消するために創案されたものであり、その目的は炎天下においても長期間にわたり献花を活きた生花として保つことができる生花用花器装置を提供することである。
本発明は、墓標の花立て台や花台の花立て穴のある台面上に載置できる液肥タンク部と、この液肥タンク部の下面壁中央の開口に壺上口が接続されて前記花立て穴内に嵌る花立て壺部と、前記液肥タンク部の上面壁中央の開口に上端筒口が接続されかつ前記花立て壺部の壺上口に下端筒口が接続される花立て筒部と、この花立て筒部の下端筒口に設けられて前記液肥タンク部内の液肥が筒内に最後まで流出できる液肥流出口と、この液肥流出口の上方に当たる前記花立て筒部の中腹部に設けられて前記液肥タンク部内に空気が流入できる空気流入口と、前記液肥タンク部内の頂点に当たる前記上面壁の位置に設けられて開閉蓋により密閉される液肥注入口とを備え、かつ使用時には、液肥を、前記液肥注入口と前記花立て筒部の上端筒口とから前記液肥タンク部内が満杯になってこの上端筒口まで満杯になるように入れるようにしたことを特徴とする生花用花器装置である。
本発明の生花用花器装置の好ましい態様では、液肥タンク部の上面壁が、太陽光を反射する処理を施されている。
本発明は、本花器装置内に液肥を満杯に入れるだけで、後は自身の構成から生じる液肥と空気との流れの作用により液肥タンク部内の液肥が徐々に使われることになって、生花の寿命を長期間にわたって延ばすことができ、例えば墓標での献花を炎天下においても長期間にわたり活きた生花として保つことが可能になるという効果がある。また、液肥タンク部の上面壁に太陽光を反射する処理を施すことにより、液肥タンク内の液肥の温度上昇を低減することができるとともに、上面壁からの反射光で生花の成長を促進することができる。
本発明の生花用花器装置は、液肥タンク部、花立て壺部、花立て筒部、液肥流出口、空気流入口、及び液肥注入口を備えた構成とし、この構成から生じる液肥と空気との流れを利用すること、及び液肥タンク部の上面壁に反射処理を施すことにより、上述の効果を実現するものである。
以下、本発明の生花用花器装置の一実施例を図1〜図5を用いて説明する。図1は本花器装置を示す縦断側面図、図2〜図5は液肥が減少していく状態を段階的に示す縦断側面図である。なお、各図において生花は図示省略されている。
図において、1は墓標の花立て台、2は花立て台1の台面1aにある花立て穴、3は花立て台1の台面1a上に載置できる液肥タンク部、4は液肥タンク部3の下面壁3aの中央に設けた下方開口、5は液肥タンク部3の下方開口4に壺上口5aが接続されて花立て穴2内に嵌る花立て壺部、6は液肥タンク部3の上面壁3bの中央に設けた上方開口、7は液肥タンク部3の上方開口6に上端筒口7aが接続されかつ花立て壺部5の壺上口5aに下端筒口7bが接続される花立て筒部、8は花立て筒部7の下端筒口7bに切り込みにより設けられて液肥タンク部3内の液肥が筒内に最後まで流出できる液肥流出口、9は液肥流出口8の上方に当たる花立て筒部7の中腹部に設けられて液肥タンク部3内に空気が流入できる空気流入口、10は液肥タンク部3内の頂点に当たる上面壁3bの位置に設けた液肥注入口、11は液肥注入口10を密閉するための開閉蓋である。
本花器装置を使用するときには、図1に示すように墓標の花立て台1の台面1a上にその花立て壺部5を花立て穴2に挿し込んで載置する。そして、開閉蓋11を外して、液肥を液肥注入口10と花立て筒部7の上端筒口7aとから注ぎ、おおよそ満杯になるまで入れた後、開閉蓋11を閉じる(液肥タンク部3内が密閉状態になる)。
この状態の花立て筒部7の上端筒口7aに生花(図示省略)を立て、液肥が上端筒口7aまで満杯であること(このときには液肥タンク部3内も満杯状態になっている)を確認して、墓標での献花を終わる。
日が過ぎて、自然に液肥が減少し(このとき液肥タンク部3内の液肥は密閉状態にあるので減少しない)、図2に示す位置まで花立て筒部7内の液位が下がると、空気流入口9から空気が液肥タンク部3内に流入して液肥タンク部3内の液肥を押し出す(このとき液肥流出口8と空気流入口9から花立て筒部7内に液肥が流出する)ので、液肥タンク部3内と花立て筒部7内との液位が均衡した位置(図3の実線状態)で止まる。
そしてまた、日が過ぎて、自然に液肥が減少し(このときも液肥タンク部3内の液肥は密閉状態にあるので減少しない)、図3中の想像線で示す位置まで花立て筒部7内の液位が下がると、先程と同様に空気流入口9から空気が液肥タンク部3内に流入して液肥タンク部3内の液肥を押し出す(このときも液肥流出口8と空気流入口9から花立て筒部7内に液肥が流出する)ので、液肥タンク部3内と花立て筒部7内との液位が均衡した位置(先程の図3の実線位置よりも下方位置の状態)で止まる。
これが繰り返されて(この繰り返す回数は、花器装置の大きさ、形状によって変動する)、最終的に図4に示すように液肥タンク部3内と花立て筒部7内との液位が全体として空気流入口9の下まで下がると、この後の液肥は液肥タンク部3内と花立て筒部7内とにおいて全体として減少していく。そして、図5に示すように液肥タンク部3内が空になって液位が液肥流出口8の下まで下がると、後は花立て壺部5内の液肥のみとなって減少していく。
本花器装置を墓標で使用すると、このようにして液肥が自然に減少していくのであるが、今、墓標の花立て台1(標準サイズ)に対して、本花器装置を図1に示す形状のものとすると、液肥タンク部3の容量がおおよそ2000mlとなり、上記説明において図5に示す液肥流出口8の位置まで液位が下がるのに1ヶ月以上掛かるので、完全に水枯れになるのには夏場でも40日〜45日要する。言い換えれば、本花器装置は炎天下の夏場でも45日間液肥を供給し続けて生花を活きた状態に維持することができるようになる。
従来の花器では一週間もすれば水枯れになるので、10日も立てば補水をしなければならないようになるが、本花器装置では以上説明したように45日も液肥の供給が続くので水枯れになるまでには2ヶ月ほどあるので、補液は仮に行うにしても2ヶ月後で良いことになる。
よって、現実的には、本花器装置を使うことによって、週に一度お花を買って行かなければならなかったのが、月一度の命日にお花を買って行けば良いことになり、維持負担が減少し、手間が掛からなくなって、その上何よりも活きた生花を常時献花することができるようになる。
上記実施例における各部材の材料は、石材、ガラス、陶器、陶磁器、木竹、合成樹脂、ステンレス等からなることができ、またこれらを接合した複合体材料からなることができる。これらの材料は、への字型や稲妻型や波型の凹凸を付けて板状の補強を適宜施しても良い。
本花器装置で使用する液肥は、通常の肥料成分を液体に溶かしたものだけでなく、水100%のものも含む。また、献花を活性化できる成分を含むものであれば、いかなる配合成分のものでも良い。
液肥を用いて生花を生けるときには、生花の切り口をカッターナイフ等の鋭利な刃物で2センチほどを傾斜して切り、液肥の吸い込み面が拡大化して茎の導管をよりよく働くようにして生けると同時に、生花の葉っぱは液肥に浸からないように取り除いて生けると良い。
液肥タンク部3の構造において、その上面壁3b(炎天下では屋根の作用をする)に太陽の直射光線を反射する処理、例えば銀又は白色材などの光反射率の高い材料や、透明な材質であれば銀又は白色等の印刷などを施すことによって、液肥タンク部3内の液肥の温度上昇を低減することができる。また、こうして得られる反射材からの反射光は、日陰となる生花の下葉に光を当てることになって、葉茎と花が徐々に満開となり、寿命を長くして咲き続けさせることができる。
また、本花器装置を花立て台1の台面1a上に載置するとき、油粘土、ゴム粘土、パテ等を使って、液肥タンク部3の下面壁3aや花立て壺部5の周囲を固めておくと、本花器装置の座りが良くなり、容易には花立て穴2から抜け落ちることがない。
さらに、液肥タンク部3の正面(側面)には、家紋や何々家と家名をシールで貼り付けることができ、また献花紋を凹凸の加工や印刷で入れることができる。
なお、この液肥タンク部3の外形(外側面)は、限定されず、四角形の他、円形や多角形であっても良いことは勿論である。
以上の説明では、本花器装置を墓標の花立て台1に使用するものについて説明したが、屋内での花台において使用することも可能であるし、この場合室温が低い分さらに長期間の維持(液肥の供給による)ができるし、また屋内の冷房による乾燥に対しても同様の効果が得られる。
本発明の花器装置は、長期間にわたり献花を生きた生花として保つことができる、墓標の花立て台を始めとして広く花台に活用することができる。
本発明の一実施例を示す本花器装置の縦断側面図である。 液肥が減少していく状態を示す縦断側面図である。 液肥が減少していく状態を示す縦断側面図である。 液肥が減少していく状態を示す縦断側面図である。 液肥が減少していく状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
1:花立て台
1a:花立て台の台面
2:花立て台の花立て穴
3:液肥タンク部
3a:液肥タンク部の下面壁
3b:液肥タンク部の上面壁
4:液肥タンク部の下方開口
5:花立て壺部
5a:花立て壺部の壺上口
6:液肥タンク部の上方開口
7:花立て筒部
7a:花立て筒部の上端筒口
7b:花立て筒部の下端筒口
8:液肥流出口
9:空気流入口
10:液肥注入口
11:開閉蓋

Claims (2)

  1. 墓標の花立て台や花台の花立て穴のある台面上に載置できる液肥タンク部と、この液肥タンク部の下面壁中央の開口に壺上口が接続されて前記花立て穴内に嵌る花立て壺部と、前記液肥タンク部の上面壁中央の開口に上端筒口が接続されかつ前記花立て壺部の壺上口に下端筒口が接続される花立て筒部と、この花立て筒部の下端筒口に設けられて前記液肥タンク部内の液肥が筒内に最後まで流出できる液肥流出口と、この液肥流出口の上方に当たる前記花立て筒部の中腹部に設けられて前記液肥タンク部内に空気が流入できる空気流入口と、前記液肥タンク部内の頂点に当たる前記上面壁の位置に設けられて開閉蓋により密閉される液肥注入口とを備え、
    使用時には、液肥を、前記液肥注入口と前記花立て筒部の上端筒口とから前記液肥タンク部内が満杯になってこの上端筒口まで満杯になるように入れるようにしたことを特徴とする生花用花器装置。
  2. 液肥タンク部の上面壁が、太陽光を反射する処理を施されていることを特徴とする請求項1に記載の生花用花器装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63101649U (ja) * 1986-12-22 1988-07-01
JPH0710293U (ja) * 1993-07-22 1995-02-14 博延 辛嶋 真浄花立

Patent Citations (2)

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