JP2006295503A - 再符号化装置、再符号化方法、および再符号化用プログラム - Google Patents

再符号化装置、再符号化方法、および再符号化用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第1符号化情報を第2符号化情報にトランスコードする場合に、第2符号化情報を生成するための動きベクトルを検出する際の演算量を低減するとともに、画質を向上させることが可能な再符号化装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る再符号化装置10によれば、復号化部100は、第1符号化情報を復号化し、動き補償ブロックサイズ決定部200は、第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となる動き補償ブロックサイズを符号化対象マクロブロック毎に決定し、符号化部300では、動き補償ブロックサイズ決定部200で決定した動き補償ブロックサイズで、復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、再符号化装置、再符号化方法、および再符号化用プログラムに関し、詳細には、画像情報が離散コサイン変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードする再符号化装置、再符号化方法、および再符号化用プログラムに関する。
近年、画像情報をデジタルとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等の直交変換と動き予測・補償とにより圧縮するMPEGなどの方式に準拠した装置が普及している。
特に、MPEG2(ISO/IEC 13818−2)は、汎用画像符号化方式として定義されており、飛び越し走査画像および順次走査画像の双方、並びに標準解像度画像および高精細画像を網羅する標準で、プロフェッショナル用途およびコンシューマー用途の広範なアプリケーションに現在広く用いられている。MPEG2圧縮方式を用いることにより、例えば720×480画素を持つ標準解像度の飛び越し走査画像であれば4〜8Mbps、1920×1088画素を持つ高解像度の飛び越し走査画像であれば18〜22Mbpsの符号量(ビットレート)を割り当てることで、高い圧縮率と良好な画質の実現が可能である。
MPEG2は主として放送用に適合する高画質符号化を対象としていたが、MPEG1より低い符号量(ビットレート)、つまりより高い圧縮率の符号化方式には対応していなかった。携帯端末の普及により、今後そのような符号化方式のニーズは高まると思われ、これに対応してMPEG4符号化方式の標準化が行われた。
さらに、近年、テレビ会議用の画像符号化を当初の目的として、H.264(ITU−T Q6/16 VCEG)符号化方式の標準化が行われた。H.264は、MPEG2やMPEG4といった従来の符号化方式に比して、その符号化、復号により多くの演算量が要求されるものの、より高い符号化効率が実現されることが知られている。
一般に動画像の符号化では、時間方向および空間方向の冗長性を削減することによって情報量の圧縮を行う。そこで時間的な冗長性の削減を目的とする画面間予測符号化では、前方または後方のピクチャを参照してブロック単位で動きベクトルの検出および予測画像の作成を行い、得られた予測画像と符号化対象ピクチャとの差分値に対して符号化を行う。
動きベクトルはブロック単位で検出されており、具体的には、符号化対象ピクチャ側のブロックを固定しておき、参照ピクチャ側のブロックを探索範囲内で移動させ、基準ブロックと最も類似する参照ブロックの位置を見つけることにより、動きベクトルが検出される。
固定ブロックサイズを採用してるMPEG2では、16×16画素ブロックの固定サイズの動き補償ブロックサイズを使用して動きベクトル探索を行う。図14は、MPEG2の動きベクトル探索を説明するための模式図である。MPEG2等の画面間予測を行う符号化では、フィールド構造のフィールド予測、フレーム構造のフレーム予測を行う場合、図14に示すように、マクロブロック(16×16画素)単位に動きベクトルの探索を行う。
可変ブロックサイズを採用している符号化方式では、複数の動き補償ブロックサイズが用意されている。例えば、MPEG4やWMV9では16×16画素ブロックと8×8画素ブロックの2種類の動き補償ブロックが用意されている。また、H.264では、16×16画素ブロック〜4×4画素ブロックまでの7種類の動き補償ブロックサイズが用意されている。図15は、H.264のマクロブロック形状を説明するための図である。図16は、H.264の動きベクトル探索を説明するための模式図である。H.264では、動きベクトルの探索において可変ブロックサイズを使用することができ、図15に示すように、マクロブロックとして、7種類の形状(16×16画素、16×8画素、8×16画素、8×8画素、4×8画素、8×4画素、4×4画素)に分割することができる。マクロブロックを分割した場合は、図16に示すように、分割した各マクロブロックに対して動きベクトル探索を行い、分割したマクロブロック分の動きベクトルを持つことになる。
一般的に、可変ブロックサイズを採用している符号化方式は、固定ブロックサイズを採用している符号化方式に比して、細かな領域での探索が可能になるため、ビット量の削減や画質を向上させることができる。
ここで、固定ブロックサイズを採用している動き補償ブロックサイズが粗い符号化方式(MPEG2など)で符号化した符号化情報を、可変ブロックサイズを採用している動き補償ブロックサイズが細かい符号化方式(MPEG4,H.264,WMV9など)の符号化情報にトランスコードする方法としては、例えば、以下の方法が考えられる。
(1)動き補償ブロックサイズの変更を行わずにそのままのブロックサイズで再符号化を行う方法
(2)再符号化する場合に、採用されている動き補償ブロックサイズの全てに対して動きベクトルの再探索を行い、最適なブロックサイズと動きベクトルを決定する方法
また、トランスコードに関する技術としては、例えば、特許文献1が提案されている。同文献によれば、一方の端末から受信した符号化映像情報を他方の端末へ送信する映像符号化装置において、復号時の符号化パラメータを再符号化する時に参照することで、再符号化による品質劣化の抑制を図るものである。
ここで、例えば、MPEG2形式からH.264形式にトランスコーダする場合を考えてみると、画面間予測に使用できるMPEG2の動き補償ブロックサイズは16×16画素ブロックのみであるため、H.264への変換時には16×16画素ブロックのみを使用するか、または、再度動き予測処理を行い、16×16画素ブロック〜4×4画素ブロックまでの7種類のブロックサイズの中から最適な動き補償ブロックサイズを見つける必要がある。
特開平7−107461号公報
しかしながら、上記(1)の方法では、動き補償ブロックサイズが粗い符号化方式から動き補償ブロックサイズが細かい符号化方式にトランスコードする場合に、粗いブロックサイズのまま再符号を行う場合は、サポートされている細かいブロックサイズでの動きベクトル探索が行えないため、ビット量の増大や画質劣化が発生するという問題がある。
また、上記(2)の方法では、全ての動き補償ブロックサイズを使用して動きベクトルの再探索を行い、最適なマクロブロック形状を決定する必要があるため、動きベクトル探索の演算量が多くなり、処理時間を多く要してしまう問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、第1符号化情報を第2符号化情報にトランスコードする場合に、第2符号化情報を生成するための動きベクトルを検出する際の演算量を低減するとともに、画質を向上させることが可能な再符号化装置、再符号化方法、および再符号化用プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像情報がブロック単位で直交変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードする再符号化装置において、前記第1符号化情報を復号化する復号化手段と、前記第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、前記復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となるブロックサイズを符号化対象ブロック毎に決定するブロックサイズ決定手段と、前記ブロックサイズ決定手段で決定したブロックサイズで、前記復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、前記復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化する符号化手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、画像情報がブロック単位で直交変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードする再符号化方法において、前記第1符号化情報を復号化する復号化工程と、前記第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、前記復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となるブロックサイズを符号化対象ブロック毎に決定するブロックサイズ決定工程と、前記ブロックサイズ決定手段で決定したブロックサイズで、前記復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、前記復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化する符号化工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータに、画像情報がブロック単位で直交変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードさせる再符号化用プログラムにおいて、前記第1符号化情報を復号化する復号化工程と、前記第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、前記復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となるブロックサイズを符号化対象ブロック毎に決定するブロックサイズ決定工程と、前記ブロックサイズ決定手段で決定したブロックサイズで、前記復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、前記復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化する符号化工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる再符号化装置、再符号化方法、および再符号化用プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る再符号化装置10の概略の構成例を示す図である。同図に示す再符号化装置10では、一例として、MPEG2形式の符号化情報を、H.264形式の符号化情報にトランスコードする場合について説明する。再符号化装置10は、同図に示すように、第1符号化情報(MPEG2ビットストリーム)を復号化する復号化部(MPEG2デコーダ)100と、符号化部300で動きベクトルの探索および動き補償に用いるブロックサイズを決定する動き補償ブロックサイズ決定部200と、復号化部100で復号化された画像情報を第2符号化情報(H.264ビットストリーム)に符号化する符号化部(H.264エンコーダ)300とで構成されている。
復号化部100は、可変長復号化部101と、逆量子化部102と、逆DCT(Discrete Cosine Transformation)部103と、演算部104と、フレームメモリ105と、動き補償部106とを備えている。
可変長復号化部101は、入力される第1符号化情報(MPEG2ビットストリーム)を可変長復号化して、直交変換係数を逆量子化部102および動き補償ブロックサイズ決定部200に、第1動きベクトルMV1を動き補償部106に出力する。
逆量子化部102は、量子化されている直交変換係数を逆量子化して、直交変換係数を逆DCT部103に出力する。逆DCT部103は、直交変換係数を逆DCT変換して、演算部104に出力する。
動き補償部106は、フレームメモリ105に記憶されている、既に復号化された画像情報を、可変長復号化部101から入力される第1動きベクトルMV1に従って読み出し、予測画像情報として演算部104に出力する。
演算部104は、逆DCT部103からの出力情報と動き補償部106からの予測画像情報とを加算することにより、元の画像情報を復号して符号化部300に出力する。
動き補償ブロックサイズ決定部200は、復号化部100の可変長復号化部101から入力される直交変換係数に基づいて、動きベクトルを検出する場合(動き補償を行う場合)の動き補償ブロックサイズを符号化対象ブロック毎に決定し、決定した動き補償ブロックサイズを符号部300の動きベクトル検出部310に出力する。動き補償ブロックサイズ決定部200の動き補償ブロックサイズ決定方法の詳細は後述する。
符号化部300は、演算部301と、DCT部302と、量子化部303と、可変長符号化部304と、逆量子化部305と、逆DCT部306と、演算部307と、フレームメモリ308と、動き補償部309と、動きベクトル検出部310とを備えている。
演算部301は、復号化部100から入力される復号化された画像情報と、動き補償部309から入力される予測画像情報との差分値を演算して、DCT部302に出力する。
DCT部302は、演算部301から入力される差分値に対してDCT処理を施し、その結果得られる直交変換係数を量子化部303に出力する。量子化部303は、所定の量子化ステップで、直交変換係数を量子化し、量子化された直交変換係数を可変長符号化部304および逆量子化部305に出力する。
可変長符号化部304は、量子化された直交変換係数を可変長符号化し、第2符号化情報(H.264ビットストリーム)として出力する。この場合、可変長符号化部304は、量子化部303から入力される量子化ステップおよび動きベクトル検出部310で検出された第2動きベクトルMV2等も可変長符号化して出力する。
逆量子化部305は、量子化された直交変換係数を量子化部303から入力された量子化ステップに従って逆量子化し、得られた直交変換係数を逆DCT部306に出力する。逆DCT部306は、直交変換係数を逆DCT処理して、演算部307に出力する。
演算部307は、逆DCT部306からの出力情報と動き補償部309からの予測画像情報とを加算し、元の画像情報を局所復号する。この局所復号された画像情報は、フレームメモリ308に出力されて記憶され、予測画像情報を生成する場合に使用される。
動きベクトル検出部310は、符号化対象マクロブロックを、動き補償ブロックサイズ決定部200から入力される動き補償ブロックサイズで分割して、分割したブロック単位で第2動きベクトルMV2の検出を行う。動きベクトル検出部310は、フレームメモリ308に格納されている過去の符号化済みフレーム画像(以降、「参照フレーム」と称する)の所定の探索範囲において、現ブロックに類似する部分(以降、「動き予測データ」と称する)を探索し、現ブロックから動き予測データへの二次元の空間的移動量を第2動きベクトルMV2として検出する。動きベクトル検出部310は、検出した第2動きベクトルMV2を、動き補償部309および可変長符号化部304に出力する。
動き補償部309は、動きベクトル検出部310から入力される第2動きベクトルMV2とフレームメモリ308に格納されている参照フレームとを用いて、予測画像情報を生成して、演算部301に出力する。
図2〜図6を参照して、上記動き補償ブロックサイズ決定部200の動き補償ブロックサイズ決定方法を説明する。上述したように、H.264では、第2動きベクトルMV2の探索のブロックサイズとして、16×16画素のマクロブロックを7種類の形状(16×16画素、16×8画素、8×16画素、8×8画素、4×8画素、8×4画素、4×4画素)に分割して使用することができる(図7参照)。ここでは、4種類(16×16画素、16×8画素、8×16画素、8×8画素)のブロックサイズを使用する場合を一例として説明する。
図2は、マクロブロック構成を説明するための図である。YUV4.2.0フォーマットを扱うMPEGやH.264においては、画像をマクロブロック毎に分割して処理を行う。1つのマクロブロックのサイズは、図2に示すように、輝度成分Yは16×16画素、色差成分Cb、Crはそれぞれ8×8画素である。図3は、直交変換係数の基底画像を説明するための図である。DCT処理は,8×8画素のブロック毎に行われる。したがって、マクロブロックの輝度成分は、4つのブロックに分割してDCT処理される。DCT処理を行うと、図3に示すように、低周波成分はブロックの左上に集まり、高周波成分はブロックの右下に集まるという特徴がある。また、直交変換係数の一番左上はDC成分であり、元々のブロックにおける画素値の平均値である。
画面間予測処理された直交変換係数は、符号化対象マクロブロックと参照画素ブロックとの差分を示している。動き補償ブロックサイズ決定部200では、輝度成分の4つのブロックに対して、直交変換係数の統計値を算出して動き補償ブロックサイズを決定する。
図4は、動き補償ブロックサイズ決定部200の動き補償ブロックサイズの決定方法を説明するための図である。符号化対象マクロブロック(16×16画素)を構成する輝度成分の4つの各ブロック(8×8画素)毎に、直交変換係数の絶対値和または二乗和を統計値として算出する。この各ブロックの直交変換係数の統計値は、各ブロック全体の参照画素ブロックとの差分を示しているので、以下、「統計値」を「差分情報」と称する。
差分情報≧閾値の場合には、差分情報が大きいと判断し、差分情報<閾値の場合には、差分情報が小さいと判断する。図4において、差分情報が大きいブロックをBH、差分情報が小さいブロックをBLとしている。動き補償ブロックサイズ決定部200は、4つのブロックの差分情報に基づいて、符号化対象ブロックの動き補償ブロックサイズを決定する。
図4に示すように、全てのブロックの差分情報が小さい場合(条件1)は、16×16画素の動き補償ブロックサイズとし、上側の2つのブロックのみ差分情報が大きい場合(条件2)は、符号化対象マクロブロック(16×16画素)を水平方向に分割して16×8画素の動き補償ブロックサイズとし、下側の2つのブロックのみ差分情報が大きい場合(条件3)は、符号化対象マクロブロック(16×16画素)を水平方向に分割して16×8画素の動き補償ブロックサイズとし、右側の2つのブロックのみ差分情報が大きい場合(条件4)は、符号化対象マクロブロック(16×16画素)を垂直方向に分割して8×16画素の動き補償ブロックサイズとし、左側の2つのブロックのみ差分情報が大きい場合(条件5)は、符号化対象マクロブロック(16×16画素)を垂直方向に分割して8×16画素の動き補償ブロックサイズ、それ以外(条件6)の場合は、すなわち、1つでも差分情報の大きいものがある場合は、符号化対象マクロブロック(16×16画素)を水平および垂直方向に分割して8×8画素の動き補償ブロックサイズとする。
図5は、動き補償ブロックサイズ決定部200の処理を説明するためのフローチャートである。図5において、動き補償ブロックサイズ決定部200は、復号化部100の可変長復号化部101から符号化対象マクロブロック(16×16画素)の直交変換係数を取得し(ステップS1)、符号化対象マクロブロックを構成する輝度成分の4つの各ブロック毎に、直交変換係数の絶対値和または二乗和を差分情報(=統計値)として算出し、符号化対象マクロブロックが、上記条件1〜6のいずれかに該当するかを判定する(ステップS2,3)。
符号化対象マクロブロックが、条件1に該当する場合には16×16画素の動き補償ブロックサイズを選択し(ステップS4)、条件2,3に該当する場合には、16×8画素の動き補償ブロックサイズを選択し(ステップS5)、条件4,5に該当する場合には8×16画素の動き補償ブロックサイズを選択し(ステップS6)、条件6に該当する8×8画素の動き補償ブロックサイズを選択する。
図6は、動きベクトル検出部310の処理を説明するためのフローチャートである。動きベクトル検出部310は、符号化対象マクロブロックを動き補償ブロックサイズで分割した各ブロック毎に第2動きベクトルMV2の検出を行う。図6において、動きベクトル検出部310は、符号化対象マクロブロックの動き補償ブロックサイズを取得し(ステップS11)、符号化対象マクロブロックを動き補償ブロックサイズで分割したブロックについて、参照画素ブロックの位置を初期値に設定して(ステップS12)、動きベクトルを検出し、そのコスト計算を行う(ステップS13)。そして、コスト値が最も小さいか否かを判定し(ステップS14)、コスト値が最も小さい場合には(ステップS14の「Yes」)、当該コスト値とその動きベクトルを保持する一方(ステップS15)、コスト値が最も小さくない場合には(ステップS14の「No」)、ステップS16に移行する。
ステップS16では、全ての参照画素ブロックについて比較したか否かを判断し、全ての参照画素ブロックについて比較していない場合には(ステップS16の「No」)、参照画素ブロックの位置を変更して(ステップS17)、ステップS13に戻り、全ての参照画素ブロックが終了するまで、同じ処理を繰り返す(ステップS13〜S17)。
他方、全ての参照画素ブロックについて比較した場合には(ステップS16の「Yes」)、動き補償ブロックサイズおよび最後に保持された動きベクトルを第2動きベクトルMV2として採用する(ステップS18)。
[変形例1]
変形例1に係る動き補償ブロックサイズ決定部200の動き補償ブロックサイズ決定方法を説明する。図7は、変形例1に係る動き補償ブロックサイズ決定部200の動き補償ブロックサイズ決定方法を説明するための図である。
上記実施の形態1では、動き補償ブロックサイズを決定する場合に、符号化対象マクロブロック(16×16画素)を4つのブロック(8×8画素)に分割して、直交変換係数の絶対値和または二乗和を差分情報として算出することとしたが、マクロブロックの分割方法はこれに限られるものではない。
変形例1においては、図7に示すように、符号化対象マクロブロック(16×16画素)を構成する輝度成分の4つのブロックを、水平方向に分割して、16×8画素の2つのブロックとして、その上側をブロックA、その下側をブロックBとし、また、垂直方向に分割して、8×16画素の2つのブロックとし、その右側をブロックC、その左側をブロックDとする。そして、4つのブロックA,B,C,D毎に、直交変換係数の絶対値和または2乗和を差分情報(=統計値)として算出する。
ブロックA,B,C,Dの差分情報が全て閾値よりも小さい場合は、16×16画素の動き補償ブロックサイズとする。また、ブロックA,B,C,Dの差分情報が全て閾値以上の場合には、8×8画素の動き補償ブロックサイズとする。また、(ブロックAの差分情報−ブロックBの差分情報)の絶対値が大きく、かつ、(ブロックCの差分情報−ブロックDの差分情報)の絶対値が小さい場合は、16×8画素の動き補償ブロックサイズとする。また、(ブロックAの差分情報−ブロックBの差分情報)の絶対値が小さく、かつ、(ブロックCの差分情報−ブロックDの差分情報)の絶対値が大きい場合は、8×16画素の動き補償ブロックサイズとする。
[変形例2]
変形例2に係る動き補償ブロックサイズ決定部200の動き補償ブロックサイズの決定方法を説明する。図8は、変形例2に係る動き補償ブロックサイズ決定部200の動き補償ブロックサイズの決定方法を説明するための図である。
図8に示すように、直交変換係数は低周波成分のブロックの左上に集中し、高周波成分はブロックの右下に集中するという特徴があるので、一番左上のDC成分はブロックにおける画素値の平均値を示している。すなわち、符号化対象ブロックと参照画素ブロックの差分が平均的に存在している場合はDC成分に現れ、粗い差分がある場合は低周波成分に現れ、細かな差分がある場合は高周波成分に現れる。この性質を利用して、例えば、DC成分領域と低周波成分領域のみ統計の計算に利用する、またはDC成分領域と低周波成分領域と高周波成分領域にそれぞれ異なる重み付けを行って統計に利用することにしても良い。すなわち、ブロック内の直交変換係数の周波数分布に応じて直交変換係数の統計値を算出することにしても良い。
例えば、高周波成分領域の差分は細かな差分であるため、人間の目には感知しづらく、この領域の値が大きかったとしても差分が小さいと判断して問題ない。逆にDC成分で差分があった場合は、そのブロック全体に差分があることを示しているため、差分が大きいと判断したほうがよい。かかる判定方法を使用することにより、より精度の高い判定ができ、有効な動き補償ブロックサイズ判定を行うことができる。
[変形例3]
変形例3に係る再符号化装置100について説明する。図9は、変形例3に係る再符号化装置の構成を示す図である。図9において、図1と同等機能を有する部位には同一符号を付してある。
上記実施の形態1では、動き補償ブロックサイズ決定部200は、逆量子化前の直交変換係数を使用して、動き補償ブロックサイズを決定することとしたが、逆量子化後の直交変換係数を使用して、動き補償ブロックサイズを決定することにしてもよい。変形例3に係る動き補償ブロックサイズ決定部200は、逆量子化部102から逆量子化後の直交変換係数を取得して、逆量子化後の直交変換係数に基づいて、動き補償ブロックサイズを決定する。これによれば、逆量子化された直交変換係数は逆量子化前の直交変換係数に比して、数値の差が大きくなるため、より高精度に動き補償ブロックサイズを決定することが可能となる。
以上説明したように、上記実施の形態1によれば、画像情報がブロック単位で直交変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードする再符号化装置10において、復号化部100は、第1符号化情報を復号化し、動き補償ブロックサイズ決定部200は、第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となる動き補償ブロックサイズをマクロブロック単位で決定し、符号化部300では、動き補償ブロックサイズ決定部200で決定した動き補償ブロックサイズで、復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化することとしたので、動き補償ブロックサイズが粗い符号化方式から動き補償ブロックサイズが細かい符号化方式にトランスコーディングする場合において、第2符号化情報に符号化する際に、ブロックサイズを可変させて、全サイズのブロックについて動きベクトルの探索を行う必要がなくなり、予め最適な動き補償ブロックサイズを決定して可変ブロックサイズ動き補償を行うことができ、第1符号化情報を第2符号化情報にトランスコードする場合に、第2符号化情報を生成するための動きベクトルを検出する際の演算量を低減するとともに、画質を向上させることが可能となる。
また、動き補償ブロックサイズ決定部200は、復号化された画像情報の符号化対象マクロブロック16×16画素を4つのブロック8×8画素に分割し、分割した各ブロック毎に第1符号化情報の直交変換係数の統計値(=差分情報)を算出し、分割した各ブロックの統計値に基づいて、符号化対象マクロブロックを、16×16画素、8×16画素、16×8画素、または8×8画素に分割した動き補償ブロックサイズとすることとしたので、動き補償ブロックサイズを決定する場合の演算量を低減でき、かつ、最適な動き補償ブロックサイズを高精度に算出することが可能となる。
また、動き補償ブロックサイズ決定部200は、復号化された画像情報の符号化対象マクロブロック16×16画素を、8×16画素の2つのブロック、および16×8画素の2つのブロックに分割し、分割した各ブロック毎に第1符号化情報の直交変換係数の統計値(=差分情報)を算出し、分割した各ブロックの統計値に基づいて、符号化対象マクロブロックを、16×16画素、8×16画素、16×8画素、または8×8画素に分割した動き補償ブロックサイズとすることとしたので、動き補償ブロックサイズを決定する場合の演算量を低減でき、かつ、最適な動き補償ブロックサイズを高精度に算出することが可能となる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る再符号化装置10の概略の構成例を示す図である。図10において、図1と同等機能を有する部位には同一符号を付してある。ところで、第1符号化情報において、符号化対象ブロックと参照画素ブロックの差分が小さい場合は、符号化対象ブロックと参照画素ブロックの画像は類似していると考えられるため、動きベクトルの再探索処理を行った場合に、同様の参照画素ブロックが検出される可能性が高い。そこで、実施の形態2では、動き補償ブロックサイズ決定部200は、動きベクトル検出部310での動きベクトルの再探索が必要か否かを判断し、不要な場合は第1符号化情報の第1動きベクトルMV1を再利用する構成である。
復号化部100の可変長復号化部101からは、第1動きベクトルMV1が符号化部300の動きベクトル検出部310に出力される。動き補償ブロックサイズ決定部200は、動き補償ブロックサイズと共に、符号化対象マクロブロックを動き補償ブロックサイズで分割したブロックにおいて、動きベクトルの再探索が必要か否かを判定し、動きベクトルの再探索が必要か否かを示す動き指定情報(例えば、動きベクトルの再探索が必要な場合「1」、動きベクトルの再探索が不要な場合「0」)を動きベクトル検出部310に出力する。
具体的には、動き補償ブロックサイズ決定部200は、符号化対象マクロブロックを動き補償ブロックサイズで分割した各ブロック毎に、直交変換係数の絶対値和または絶対二乗和を差分情報(=統計値)Xとして算出し、差分情報X≧閾値Yの場合には、動きベクトルの再探索が必要であると判定し、X<閾値Yの場合には、第1動きベクトルMV1を再利用できると判定して、動きベクトルの再探索が不要であると判定する。なお、閾値Yは分割された動き補償ブロックサイズで異なる。
動きベクトル検出部310は、符号化対象マクロブロックを、動き補償ブロックサイズ決定部200から入力される動き補償ブロックサイズで分割して、各分割したブロックについて、動き補償ブロックサイズ決定部200から入力される動き指定情報が動きベクトルの再探索が不要を指定する場合には、可変長復号化部101から取得した第1動きベクトルMV1を利用する一方、動きベクトルの再探索が必要と指定された場合は、第2動きベクトルMV2を探索する。
図11は、動き補償ブロックサイズ決定部200の処理を説明するためのフローチャートである。図11において、動き補償ブロックサイズ決定部200は、復号化部100の可変長復号化部101から符号化対象マクロブロック(16×16画素)の直交変換係数を取得し(ステップS21)、符号化対象マクロブロックを構成する輝度成分の4つの各ブロック毎に、各画素の直交変換係数の絶対値和または二乗和を差分情報(=統計値)として算出し、符号化対象マクロブロックが、上記条件1〜6のいずれかに該当するかを判定する(ステップS22,23)。
符号化対象マクロブロックが、上記条件1に該当する場合には16×16画素の動き補償ブロックサイズを選択し(ステップS24)、符号化対象マクロブロックの直交変換係数の絶対値和または絶対二乗和を差分情報として算出し、動きベクトルの再探索が必要か否かを判定する(ステップS28)。また、上記条件2,3に該当する場合には、16×8画素の動き補償ブロックサイズを選択し(ステップS25)、符号化対象マクロブロックを16×8画素の動き補償ブロックサイズで分割した上下2つのブロック毎に、直交変換係数の絶対値和または絶対二乗和を差分情報として算出し、動きベクトルの再探索が必要か否かを判定する(ステップS29)。また、上記条件4,5に該当する場合には8×16動き補償ブロックサイズを選択し(ステップS26)、符号化対象マクロブロックを8×16画素の動き補償ブロックサイズで分割した左右2つのブロック毎に、直交変換係数の絶対値和または絶対二乗和を差分情報として算出し、動きベクトルの再探索が必要か否かを判定する(ステップS30)。また、上記条件6に該当する場合には8×8画素の動き補償ブロックサイズを選択し(ステップS27)、符号化対象マクロブロックを8×8画素の動き補償ブロックサイズで分割した4つのブロック毎に、直交変換係数の絶対値和または絶対二乗和を差分情報として算出し、動きベクトルの再探索が必要か否かを判定する(ステップS31)。
図12は、動きベクトル検出部310の処理を説明するためのフローチャートである。
動きベクトル検出部310は、符号化対象マクロブロックを動き補償ブロックサイズで分割した各ブロック毎に第2動きベクトルMV2の検出を行う。図12において、動きベクトル検出部310は、符号化対象マクロブロックの動き補償ブロックサイズおよび動き指定情報を取得し(ステップS41)、動き指定情報を参照して、動きベクトル検出が不要なブロックがあるか否かを判定し(ステップS42)、動きベクトル検出が不要なブロックがある場合には、当該ブロックに対応する第1動きベクトルMV1を保持する(ステップS43)。動きベクトル検出が不要なブロックがない場合には、ステップS44に移行する。ステップS44では、動き指定情報を参照して、動きベクトル検出が必要なブロックがあるか否かを判定し(ステップS44)、動きベクトル検出が必要がブロックがない場合には、ステップS51に移行する一方(ステップS44の「No」)動きベクトル検出が必要なブロックがある場合には(ステップS44の「Yes」)、当該ブロックについて、参照画素ブロックの位置を初期値に設定して(ステップS45)、動きベクトルを検出し、そのコスト計算を行う(ステップS46)。そして、コスト値が最も小さいか否かを判定し(ステップS47)、コスト値が最も小さい場合には(ステップS47の「Yes」)、当該コスト値と動きベクトルを保持する一方(ステップS48)、コスト値が最も小さくない場合には(ステップS47の「No」)、ステップS49に移行する。
ステップS49では、全ての参照画素ブロックについて比較したか否かを判断し、全ての参照画素ブロックについて比較していない場合には(ステップS49の「No」)、参照画素ブロックの位置を変更して(ステップS50)、ステップS46に戻り、全ての参照画素ブロックが終了するまで、同じ処理を繰り返す(ステップS46〜S50)。
他方、全ての参照画素ブロックについて比較した場合には(ステップS49の「Yes」)、動き補償ブロックサイズおよび最後に保持された動きベクトルを第2動きベクトルMV2として採用する(ステップS51)。
上記実施の形態2によれば、動き補償ブロックサイズ決定部200は、符号化対象マクロブロックを決定した動き補償ブロックサイズで分割した各ブロック毎に、第1符号化情報の直交変換係数の統計値を算出し、算出した統計値に基づいて、動きベクトルの再探索が必要か否かを判断し、符号化部300では、符号化対象ブロックを決定した動き補償ブロックサイズで分割したブロックにおいて、動き補償ブロックサイズ決定部200で動きベクトルの再探索が不要であると判断された場合には、第1符号化情報の動きベクトルを再利用する一方、動きベクトルの再探索が必要であると判断された場合には動きベクトルの再探索を行うこととしたので、動きベクトルの再探索が不要な場合には、第1符号化情報の動きベクトルを再利用することができ、符号化部300での動きベクトルの再探索の演算量を低減することが可能となる。
なお、上記実施の形態1および2では、第1符号化情報で16×16画素のマクロブロックを使用した場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、第1符号化情報で8×8画素のマクロブロックを使用した場合には、動き補償ブロックサイズを、8×8画素、8×4画素、4×8画素、4×4画素に分割することにすればよい。
また、上記実施の形態1および2では、MPEG2からH.264へのトランスコードについて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、可変ブロックサイズを使用しないで符号化した第1符号化情報から可変ブロックサイズを使用して符号化した第2符号化情報にトランスコードする場合の全てに適用可能である。例えば、第1符号化情報としては、MPEG2,MPEG4,H.264,WMV9等を使用でき、第2符号化情報としては、MPEG4,H.264,WMV9等を使用することができる。
また、上記実施の形態1および2の再符号化装置10の機能を実現するためのプログラムを図13に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体500に記録して、この記録媒体500に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ400に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
同図に示したコンピュータ400は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)401と、キーボード、マウス等の入力装置402と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)403と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)404と、記録媒体500からプログラムを読み取る読取装置405と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置406とから構成されている。
CPU401は、読取装置405を経由して記録媒体500に記録されているプログラ
ムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、
記録媒体500としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げ
られる。
以上のように、本発明に係る再符号化装置、再符号化方法、および再符号化用プログラムは、再符号化機能を搭載した各種装置およびシステムに有用であり、例えば、DVD/HDDレコーダ、CATV・インターネット・携帯などの送信システム、および符号化変換ソフト等に広く利用可能である。
本発明の実施の形態1に係る再符号化装置の概略の構成例を示す図である。 マクロブロック構成を説明するための図である。 直交変換係数の基底画像を説明するための図である。 動き補償ブロックサイズ決定部の動き補償ブロックサイズの決定方法を説明するための図である。 動き補償ブロックサイズ決定部の処理を説明するためのフローチャートである。 動きベクトル検出部の処理を説明するためのフローチャートである。 変形例1に係る動き補償ブロックサイズ決定部の動き補償ブロックサイズの決定方法を説明するための図である。 変形例2に係る動き補償ブロックサイズ決定部の動き補償ブロックサイズの決定方法を説明するための図である。 変形例3に係る再符号化装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る再符号化装置の概略の構成例を示す図である。 動き補償ブロックサイズ決定部の処理を説明するためのフローチャートである。 動きベクトル検出部の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る再符号化装置の概略の構成例を示す図である。 MPEG2の動きベクトル探索を説明するための模式図である。 H.264のマクロブロック形状を説明するための図である。 H.264の動きベクトル探索を説明するための模式図である。
符号の説明
10 符号化装置
100 復号化部
101 可変長復号化部
102 逆量子化部
103 逆DCT部
104 演算部
105 フレームメモリ
106 動き補償部
200 動き補償ブロックサイズ決定部
300 符号化部
301 演算部
302 DCT部
303 量子化部
304 可変長符号化部
305 逆量子化部
306 逆DCT部
307 演算部
308 フレームメモリ
309 動き補償部
310 動きベクトル検出部
400 コンピュータ
401 CPU
402 入力装置
403 ROM
404 RAM
405 読取装置
406 出力装置
500 記録媒体

Claims (10)

  1. 画像情報がブロック単位で直交変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードする再符号化装置において、
    前記第1符号化情報を復号化する復号化手段と、
    前記第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、前記復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となる動き補償ブロックサイズを符号化対象ブロック毎に決定する動き補償ブロックサイズ決定手段と、
    前記動き補償ブロックサイズ決定手段で決定した動き補償ブロックサイズで、前記復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、前記復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化する符号化手段と、
    を備えたことを特徴とする再符号化装置。
  2. 前記動き補償ブロックサイズ決定手段は、前記復号化された画像情報の符号化対象ブロック(2N×2N画素)を4つのブロック(N×N画素)に分割し、分割したブロック毎に前記第1符号化情報の直交変換係数の統計値を算出し、当該分割した各ブロックの統計値に基づいて、前記符号化対象ブロックを、2N×2N画素、2N×N画素、N×2N画素、またはN×N画素に分割した動き補償ブロックサイズとすることを特徴とする請求項1に記載の再符号化装置。
  3. 前記動き補償ブロックサイズ決定手段は、前記復号化された画像情報の符号化対象ブロック(2N×2N画素)を、2N×N画素の2つのブロックおよびN×2N画素の2つの分割ブロックに分割し、分割した4つのブロック毎に前記第1符号化情報の直交変換係数の統計値を算出し、当該分割した4つのブロックの統計値に基づいて、符号化対象ブロックを、2N×2N画素、2N×N画素、N×2N画素、またはN×N画素に分割した動き補償ブロックサイズとすることを特徴とする請求項1に記載の再符号化装置。
  4. 前記動き補償ブロックサイズ決定手段は、符号化対象ブロックを前記決定した動き補償ブロックサイズで分割した各ブロック毎に、前記第1符号化情報の直交変換係数の統計値を算出し、当該各ブロックの統計値に基づいて、当該ブロックの動きベクトルの再探索が必要か否かを判断し、
    前記符号化手段は、前記符号化対象ブロックを前記決定した動き補償ブロックサイズで分割したブロックにおいて、前記動き補償ブロックサイズ決定手段で動きベクトルの再探索が不要であると判断された場合には、前記第1符号化情報の動きベクトルを再利用する一方、前記動き補償ブロックサイズ決定手段で動きベクトルの再探索が必要であると判断された場合には動きベクトルの再探索を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の再符号化装置。
  5. 前記直交変換係数は、逆量子化前または逆量子化後の直交変換係数であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の再符号化装置。
  6. 前記分割したブロックの直交変換係数の統計値を算出する場合に、当該ブロック内の直交変換係数の周波数分布に応じて前記直交変換係数の統計値を算出することを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1つに記載の再符号化装置。
  7. 前記統計値は、前記分割したブロックの前記直交変換係数の絶対値和または二乗和であることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1つに記載の再符号化装置。
  8. 前記第1符号化情報は、MPEG2形式に準拠しており、前記第2符号化情報はH.264形式に準拠していることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の再符号化装置。
  9. 画像情報がブロック単位で直交変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードする再符号化方法において、
    前記第1符号化情報を復号化する復号化工程と、
    前記第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、前記復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となる動き補償ブロックサイズを符号化対象ブロック毎に決定する動き補償ブロックサイズ決定工程と、
    前記動き補償ブロックサイズ決定手段で決定した動き補償ブロックサイズで、前記復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、前記復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化する符号化工程と、
    を含むことを特徴とする再符号化方法。
  10. コンピュータに、画像情報がブロック単位で直交変換と動き補償とにより符号化された第1符号化情報を、第2符号化情報にトランスコードさせる再符号化用プログラムにおいて、
    前記第1符号化情報を復号化する復号化工程と、
    前記第1符号化情報の直交変換係数に基づいて、前記復号化された画像情報の動きベクトルの検出単位となる動き補償ブロックサイズを符号化対象ブロック毎に決定する動き補償ブロックサイズ決定工程と、
    前記動き補償ブロックサイズ決定工程で決定した動き補償ブロックサイズで、前記復号化された画像情報の動きベクトルを検出し、当該検出した動きベクトルを使用して、直交変換と動き補償とにより、前記復号化された画像情報を第2符号化情報に符号化する符号化工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする再符号化用プログラム。
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