JP2006295201A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体集積回路装置の製造工程に用いる超純水を製造する工程において、超純水中にイオン化したアミンが流出することを防ぐ。
【解決手段】筐体KOT内にポリスルホン膜またはポリイミド膜などから形成された複数の毛管状の中空糸膜TYMを配置し、それら複数の中空糸膜TYMの両端部を熱溶着によって接着し、さらにその熱溶着によって中空糸膜TYMを筐体へも接着してなるUFモジュールをUF装置中に配置し、このようなUF装置を超純水製造システム中に配置する。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体集積回路装置の製造方法に関し、特に、半導体集積回路装置の製造工程に用いる純水の水質を向上する方法に適用して有効な技術に関するものである。
半導体デバイスの製造は集積回路の微細加工であることから、半導体ウェハ(以下、単にウェハと略す)の表面および界面に存在する不純物(コンタミネーション)を洗浄などにより除去し、清浄に保つことが求められる。ウェハ表面の異物は配線の断線や短絡を引き起こす可能性があり、特に、重金属成分はデバイスの電気特性に大きな影響を与えてしまうことから確実に除去することが求められる。
ところで、純水は、薬液を用いた洗浄工程後やウェットエッチング工程後に薬液を洗い流し、清浄なウェハ表面を得るために用いられたり、洗浄工程やウェットエッチング工程などに用いる薬液の調合工程に用いられる。これらのような工程で用いられる純水は、河川水または地下水(井戸水を含む)などを利用した原水中の微粒子、有機物および高分子イオンなどを、たとえばRO(Reverse Osmosis;逆浸透)膜を用いたRO装置によって除去し、さらにイオン交換樹脂を用いて原水中の他のイオンを除去した後、RO装置およびイオン交換樹脂によって除去できなかった原水中の他の微粒子および生菌などをUF装置(限外濾過装置;Ultrafiltration Equipment)によって除去することで製造されている。このような純水の製造方法については、たとえば特開平4−78483号公報(特許文献1)において開示されている。また、特開平10−216721号公報(特許文献2)には、UF装置の後段にアニオン吸着膜装置を配置して、UF装置を透過してしまう程度に小さなアニオンを水中から除去する技術について開示されている。
特開平4−78483号公報 特開平10−216721号公報
本発明者らは、半導体集積回路装置の製造工程に用いる純度の高い純水(以下、超純水と称する)を得るためのシステムの構築を検討している。その中で、本発明者らは、以下のような問題点が生ずることを見出した。
すなわち、UF装置は、超純水の製造工程の最終工程で用いられる。また、UF装置は、エポキシ樹脂などを原料とする接着剤により毛管状の中空糸膜を複数本束ねてモジュール化したフィルタを有しており、このフィルタは、その材質の寿命から定期的に新しいものと交換することが必要となる。中空糸膜を束ねている接着剤にはアミンが含まれており、このアミンの一部はイオン化して存在している。このイオン化したアミンは、フィルタを交換後、UF装置に通水することで親水化して超純水中に溶け出す。このイオン化したアミンを含む超純水を、たとえばMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)のゲート酸化膜を形成する直前のウェハの洗浄工程に用いると、イオン化したアミンがウェハを形成するSi(シリコン)をエッチングしてしまうことから、ゲート絶縁膜形成後においてはゲート絶縁膜とウェハとの界面に凹凸が形成されてしまうことになる。このような状況下で形成されたMISFETが、たとえば電気的一括消去型EEPROM(Electric Erasable Programmable Read Only Memory;以下、フラッシュメモリという)のメモリセルを形成している場合には、ゲート絶縁膜の耐圧が低下してしまうことから、メモリセルへの書き込み特性および消去特性が劣化してしまう問題がある。また、上記MISFETがフラッシュメモリのメモリセル以外の半導体デバイスに適用されている場合でも、ソース・ドレイン間電流が流れ難くなってしまうことから特性不良を発生させてしまう問題がある。
本発明者らが行った実験によれば、上記したイオン化したアミンはRO装置およびイオン交換樹脂などからも流出していることがわかった。このようなUF装置以外から発生したイオン化したアミンも超純水に溶け出してしまう可能性を含んでいる。
本発明の目的は、半導体集積回路装置の製造工程に用いる超純水を製造する工程において、超純水中にイオン化したアミンが流出することを防ぐ技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明は、通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程と、前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程と、前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程とを含み、前記二次浄化システムにおいては、イオン除去フィルタによるイオン除去工程と、限外濾過フィルタによる粒子性異物除去工程と、前記イオン除去フィルタ及び前記限外濾過フィルタを通過した純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程とが行われ、さらに前記第1ウェット処理装置に供給された時点での前記二次純水は、製造される半導体集積回路装置の特性に影響を与えない程度にイオン化アミンまたはイオン化したアミン系物質が除去されているものである。
また、本発明は、通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程と、前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程と、前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程とを含み、前記二次浄化システムにおいては、限外濾過フィルタによって、純水中の粒子性異物を除去する工程と、メンブレン型のイオン除去フィルタによって、前記限外濾過フィルタを通過した前記純水中のイオンを除去する工程と、前記イオン除去フィルタを通過した前記純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程とが行われるものである。
また、本発明は、通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程と、前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程と、前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程とを含み、前記二次浄化システムにおいては、前記二次浄化システム内に設けられた限外濾過フィルタによって、純水中の粒子性異物を除去する工程と、前記二次純水循環システム外に設けられたメンブレン型のイオン除去フィルタを通過させることによって、前記限外濾過フィルタを通過した純水中のイオンを除去する工程と、前記イオン除去フィルタを通過した前記純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程とが行われるものである。
また、本発明は、通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程と、前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程と、前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程とを含み、前記二次浄化システムにおいては、前記二次浄化システム内に設けられたイオン除去フィルタによって、純水中のイオンを除去する工程と、前記イオン除去フィルタを通過した純水を、前記二次浄化システム内に設けられた熱溶着型の限外濾過フィルタを通過させることによって、粒子性異物を除去する工程と、前記限外濾過フィルタを通過した前記純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程とが行われるものである。
また、本発明は、通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程と、前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程と、前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程とを含み、前記二次浄化システムにおいては、イオン除去フィルタによるイオン除去工程と、限外濾過フィルタによる粒子性異物除去工程と、前記イオン除去フィルタおよび前記限外濾過フィルタを通過した前記純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程とが行われ、前記限外濾過フィルタは自己洗浄可能なように配置されているものである。
さらに、本願に記載されたその他の発明の概要を箇条書きにして以下に示す。すなわち、
項1;(a)異物を含む原水から第1異物を除去する工程と、
(b)前記(a)工程後、複数の中空糸状の膜を両端部で接着して形成されたフィルタを有する第1装置を用いて前記原水中の第1異物以外の異物を除去する工程とを含む純水の製造工程を経て製造された純水を用いた半導体基板の洗浄工程または薬液の調合工程を有し、前記中空糸状の膜は所定の分子量以下の物質のみ透過させ、前記複数の中空糸状の膜は熱溶着またはアミンを含まない材料で接着され、前記第1装置は前記フィルタに前記原水を通水させることで前記原水中の第1異物以外の異物を除去することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項2;項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記中空糸膜はポリスルホンまたはポリイミドを主成分とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項3;項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項4;項3記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を20nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項5;項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に不揮発性メモリセルを形成する工程を有し、前記不揮発性メモリセルを形成する工程は、
(c)前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程、
(d)前記ゲート絶縁膜上に第1導電性膜を形成する工程、
(e)前記第1導電性膜上に第1絶縁膜を形成する工程、
(f)前記第1絶縁膜上に第2導電性膜を形成する工程、
(g)前記第2導電性膜をパターニングし、前記第2導電性膜からなる制御ゲート電極を形成する工程、
(h)前記第1絶縁膜および前記第1導電性膜をパターニングし、前記第1導電性膜からなる浮遊ゲート電極を形成する工程、
を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項6;項5記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を10nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項7;(a)異物を含む原水から第1異物を除去する工程と、
(b)前記(a)工程後、複数の中空糸状の膜を両端部で接着して形成されたフィルタを有する第1装置を用いて前記原水中の第1異物以外の異物を除去する工程と、
(c)前記(b)工程後、イオン交換基を有する中空糸状の濾過膜からなる第1フィルタに前記原水を通水させ、前記原水中のイオン化したアミンを除去する工程とを含む純水の製造工程を経て製造された純水を用いた半導体基板の洗浄工程または薬液の調合工程を有し、前記第1装置は前記フィルタに前記原水を通水させることで前記原水中の第1異物以外の異物を除去することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項8;項7記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
前記(a)工程は、イオン交換基を有するイオン交換樹脂またはイオン交換基を有する中空糸状の濾過膜からなる第2フィルタによって前記原水中のイオンを除去する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項9;項7記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項10;項9記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を20nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項11;項7記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に不揮発性メモリセルを形成する工程を有し、前記不揮発性メモリセルを形成する工程は、
(c)前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程、
(d)前記ゲート絶縁膜上に第1導電性膜を形成する工程、
(e)前記第1導電性膜上に第1絶縁膜を形成する工程、
(f)前記第1絶縁膜上に第2導電性膜を形成する工程、
(g)前記第2導電性膜をパターニングし、前記第2導電性膜からなる制御ゲート電極を形成する工程、
(h)前記第1絶縁膜および前記第1導電性膜をパターニングし、前記第1導電性膜からなる浮遊ゲート電極を形成する工程、
を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項12;項11記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を10nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項13;(a)異物を含む原水から第1異物を除去する工程と、
(b)前記(a)工程後、複数の中空糸状の膜を両端部で接着して形成されたフィルタを有する第1装置を用いて前記原水中の第1異物以外の異物を除去する工程とを含む純水の製造工程を経て製造された純水を用いた半導体基板の洗浄工程または薬液の調合工程を有し、前記(a)工程はイオン交換基を有する中空糸状の濾過膜からなる第2フィルタによって前記原水中のイオンを除去する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項14;項13記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項15;項14記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を20nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項16;項13記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に不揮発性メモリセルを形成する工程を有し、前記不揮発性メモリセルを形成する工程は、
(c)前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程、
(d)前記ゲート絶縁膜上に第1導電性膜を形成する工程、
(e)前記第1導電性膜上に第1絶縁膜を形成する工程、
(f)前記第1絶縁膜上に第2導電性膜を形成する工程、
(g)前記第2導電性膜をパターニングし、前記第2導電性膜からなる制御ゲート電極を形成する工程、
(h)前記第1絶縁膜および前記第1導電性膜をパターニングし、前記第1導電性膜からなる浮遊ゲート電極を形成する工程、
を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項17;項16記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を10nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項18;(a)異物を含む原水から第1異物を除去する工程と、
(b)前記(a)工程後、複数の中空糸状の膜を両端部で接着して形成されたフィルタを有する第1装置を用いて前記原水中の第1異物以外の異物を除去する工程とを含む純水の製造工程を経て製造された純水を用いた半導体基板の洗浄工程または薬液の調合工程を有し、前記第1装置から前記洗浄工程または前記調合工程を行う装置へ前記純水を送る経路中にイオン交換基を有する中空糸状の濾過膜またはイオン交換基を有するイオン交換樹脂からなる第1フィルタを配置し、前記第1フィルタによって前記純水中のイオン化したアミンを除去する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項19;項18記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項20;項19記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を20nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項21;項18記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に不揮発性メモリセルを形成する工程を有し、前記不揮発性メモリセルを形成する工程は、
(c)前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程、
(d)前記ゲート絶縁膜上に第1導電性膜を形成する工程、
(e)前記第1導電性膜上に第1絶縁膜を形成する工程、
(f)前記第1絶縁膜上に第2導電性膜を形成する工程、
(g)前記第2導電性膜をパターニングし、前記第2導電性膜からなる制御ゲート電極を形成する工程、
(h)前記第1絶縁膜および前記第1導電性膜をパターニングし、前記第1導電性膜からなる浮遊ゲート電極を形成する工程、
を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項22;項21記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を10nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項23;(a)異物を含む原水から第1異物を除去する工程と、
(b)前記(a)工程後、複数の中空糸状の膜を両端部で接着して形成されたフィルタを有する複数個の第1装置を用いて前記原水中の第1異物以外の異物を除去する工程とを含む純水の製造工程を経て製造された純水を用いた半導体基板の洗浄工程または薬液の調合工程を有し、前記(a)工程は、
(a1)イオン交換基を有するイオン交換樹脂またはイオン交換基を有する中空糸状の濾過膜からなる第2フィルタによって前記原水中のイオンを除去する工程を含み、前記(a)工程後において、
(c)前記第2フィルタを通過した前記原水の一部を新品の第1装置または新品の第2フィルタの少なくとも一方に通水させた後に前記第2フィルタへ送水する工程、
(d)前記洗浄工程または前記調合工程にて用いられた前記純水の余りを新品の第1装置または新品の第2フィルタの少なくとも一方に通水させた後に前記第2フィルタへ送水する工程、
のうち少なくとも一方を有し、前記(c)工程および前記(d)工程は所定の期間行うことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項24;項23記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項25;項24記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を20nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項26;項23記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記洗浄工程後に不揮発性メモリセルを形成する工程を有し、前記不揮発性メモリセルを形成する工程は、
(c)前記半導体基板に熱処理を施すことによりゲート絶縁膜を形成する工程、
(d)前記ゲート絶縁膜上に第1導電性膜を形成する工程、
(e)前記第1導電性膜上に第1絶縁膜を形成する工程、
(f)前記第1絶縁膜上に第2導電性膜を形成する工程、
(g)前記第2導電性膜をパターニングし、前記第2導電性膜からなる制御ゲート電極を形成する工程、
(h)前記第1絶縁膜および前記第1導電性膜をパターニングし、前記第1導電性膜からなる浮遊ゲート電極を形成する工程、
を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
項27;項26記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の膜厚を10nm以下とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、半導体集積回路装置の製造工程に用いる超純水を製造する工程において、超純水中にイオン化したアミンが流出することを防ぐことができるので、ゲート絶縁膜と半導体基板との界面に凹凸が形成されてしまうことに起因するゲート絶縁膜の耐圧の低下を防ぐことができる。
本願発明を詳細に説明する前に、本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
ウェハとは、集積回路の製造に用いる単結晶Si基板(一般にほぼ平面円形状)、サファイア基板、ガラス基板、その他の絶縁、反絶縁または半導体基板等並びにそれらの複合的基板を言う。また、本願において半導体集積回路装置というときは、シリコンウェハやサファイア基板等の半導体または絶縁体基板上に作られるものだけでなく、特に、そうでない旨明示された場合を除き、TFT(Thin-Film-Transistor)およびSTN(Super-Twisted-Nematic)液晶等のようなガラス等の他の絶縁基板上に作られるもの等も含むものとする。
デバイス面とは、半導体基板の主面であって、その面にリソグラフィにより、複数のチップ領域に対応するデバイスパターンが形成される面を言う。
レジストパターンとは、感光性樹脂膜(レジスト膜)をフォトリソグラフィの手法により、パターニングした膜パターンを言う。なお、このパターンには当該部分に関して全く開口のない単なるレジスト膜を含む。
UF装置(Ultrafiltration Equipment)とは、限外濾過膜(Ultra filter;UF)を用い分子の大きさによって分離を行う圧力濾過装置であり、分画分子量で数千〜数十万程度の領域で分離する装置のことをいう。限外濾過膜としては、中空糸型限外濾過膜またはスパイラル型限外濾過膜などを含むものとする。
イオン交換樹脂(Ion Exchange Resin)とは、水中に存在するイオンを吸着除去する能力を有する合成樹脂のことをいい、カチオン(cation(陽イオン);Na、Ca2+およびMg2+など)を吸着除去するカチオン交換樹脂およびアニオン(anion(陰イオン);Cl、SO 2−およびSiOなど)を吸着除去するアニオン交換樹脂の2種類を有する。また、イオン交換樹脂型のイオン除去フィルタは、カチオンを除去するカチオン除去フィルタとアニオンを除去するアニオン除去フィルタとカチオンおよびアニオンの両方を除去する複合イオン除去フィルタとを含むものとする。
RO装置(Reverse Osmosis Unit)とは、逆浸透現象を応用した濾過膜であるRO膜を用いて水中のイオン、有機物、微粒子および生菌などを除去する装置のことをいう。
真空脱気装置(Vacuum Degasifier)とは、たとえば真空雰囲気中に水をスプレーすることにより、水中の溶存ガスを除去する装置のことである。
通常水とは、半導体集積回路装置の製造工程に用いる純度の高い純水を得るための原料となる水をいい、河川水または地下水(井戸水を含む)などが用いられる。
一次純水とは、処理水(通常水)中に存在するイオン、微粒子、微生物および有機物などの不純物のほとんどを除去した高純度の水のことをいう。
超純水(Ultrapure Water)とは、一次純水中に微量残存している微粒子、生菌、TOC(Total Organic Carbon;有機体炭素)、イオンおよび溶存酸素などを除去したきわめて純度の高いウェハの洗浄などに用いられる水のことをいう。
一次純水装置とは、超純水製造システムを構成する装置の一つであり、逆浸透装置、イオン交換装置および脱気装置などから形成され、前処理装置を通った水から微粒子、イオン、微生物および有機物などの不純物のほとんどを除去することにより一次純水を製造する装置のことをいう。
前処理システムとは、一次純水装置に原水を供給する前に、予め物理的処理および化学的処理によって原水中のコロイド状物質、粒子状物質およびバクテリアなどを除去する各装置を含むシステムのことをいう。
サブシステム(subsystem)とは、ユースポイントの近傍に設置され一次純水を原水として超純水を製造するシステムであり、紫外線殺菌装置、カートリッジポリッシャおよび圧力濾過膜などから構成されるシステムをいう。
超純水製造システムとは、上水道、工業用水、井戸水または河川水などを原水とし、その中の不純物をイオン交換樹脂膜および濾過膜などを用いて精製分離し、高純度の純水を製造するシステムのことをいい、前処理装置、一次純水装置およびサブシステムより構成される。
ユースポイント(Point Of Use)とは、サブシステムから送水された超純水を、ウェハの洗浄などの目的で使用するために取り出し、使用する箇所のことをいう。
TOC(Total Organic Carbon)とは、超純水中に含まれる有機体炭素のことをいい、原水(天然水や回収処理水)に起因するもの、イオン交換樹脂および配管など使用部材からの溶出によるものなどを含むものとする。
メンブレン膜(Ultrafiltration Membrane)とは、無数の均一な細孔を有するプラスチック製多孔性薄膜のフィルタであり、硝酸セルロース、酢酸セルロース、アセチルセルロース、ニトロセルロース、ナイロン、テフロン(登録商標)、塩化ビニルおよび四フッ化エチレン樹脂などから形成されたものをいう。
新品とは、未使用状態の装置または部材のことをいうが、使用期間が所定の期間までのものも含むものとする。また、以下の実施の形態におけるUFについては、アミンを含む材料を用いて形成されている場合において、UF装置の外部へイオン化したアミンが流出しなくなるまでの期間をいう。その期間は、UFの仕様およびUFへの通水量によって異なるが、以下の実施の形態においては、使用開始から1ヶ月程度、好ましくは使用開始から2ヶ月程度、さらに好ましくは使用開始から3ヶ月程度とする。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)をMISと略し、pチャネル型のMISFETをpMISと略し、nチャネル型のMISFETをnMISと略す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態は、たとえばフラッシュメモリ(半導体集積回路装置)の製造方法に本発明を適用したものである。このフラッシュメモリの製造方法を図1〜図41に従って工程順に説明する。
図1に示すように、本実施の形態のフラッシュメモリが形成される半導体基板(半導体集積回路ウェハ)1は、たとえば5V系のnMISが形成される領域1A、5V系のpMISが形成される領域1B、フラッシュメモリのメモリセルとなるMISが形成される領域1C、高耐圧系片側オフセットnMISが形成される領域1D、高耐圧系負荷用nMISが形成される領域1E2および高耐圧系片側オフセットpMISが形成される領域1Fからなる。
まず、p型の単結晶Siからなる半導体基板1を希フッ酸(HF)および超純水を用いて洗浄した後、その表面に酸化処理を施すことにより、酸化シリコン膜2Aを形成する。続いて、その酸化シリコン膜2Aの上部に窒化シリコン膜(図示は省略)を堆積した後、その窒化シリコン膜をエッチングして、酸化シリコン膜2Aの上部に選択的に窒化シリコン膜を残す。
次いで、上記窒化シリコン膜をマスクとして、半導体基板1にn型の導電型を有する不純物(たとえばP(リン))をイオン注入法等により導入する。続いて、酸化処理により、その上部に窒化シリコン膜が存在しない領域の酸化シリコン膜2Aの膜厚を選択的に増加させた後、たとえば熱リン酸を用いて上記窒化シリコン膜を除去する。さらに続いて、半導体基板1をNHOH(水酸化アンモニウム)/H(過酸化水素)/HO、希フッ酸および超純水を用いて洗浄した後、半導体基板1に熱処理を施し、上記不純物を拡散させることにより、n型アイソレーション領域NiSOを形成する。
次に、図2に示すように、半導体基板1を希フッ酸および超純水を用いて洗浄した後、その表面に酸化処理を施すことにより酸化シリコン膜2を形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして、半導体基板1にn型の導電型を有する不純物(たとえばP)をイオン注入法等により導入する。次いで、そのフォトレジスト膜を除去した後、新たにフォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして、半導体基板1にp型の導電型を有する不純物(たとえばBF(二フッ化ホウ素))をイオン注入法等により導入する。続いて、半導体基板1をNHOH/H/HO、希フッ酸および超純水を用いて洗浄した後、熱処理により上記不純物を拡散させ、n型ウェル3およびp型ウェル4を形成する。
次に、図3に示すように、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより酸化シリコン膜(図示は省略)を形成する。続いて、その酸化シリコン膜の上部に窒化シリコン膜(図示は省略)を堆積した後、フォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしてその窒化シリコン膜をエッチングすることにより、その酸化シリコン膜の上部に選択的に窒化シリコン膜を残す。続いて、そのフォトレジスト膜を除去した後、半導体基板1をNHOH/H/HOを用いて洗浄した後、さらにHCl/H/HOを用いて洗浄する。次いで、選択酸化法により、半導体基板1の表面に素子分離用のフィールド絶縁膜6を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜をマスクとして、p型の導電型を有する不純物(たとえばBF)をイオン注入法等により導入する。次いで、熱処理により、その不純物を拡散させることにより、p型チャネルストッパ領域7を形成する。その後、半導体基板1上に残っている窒化シリコン膜を、たとえば熱リン酸を用いて除去する。
続いて、半導体基板1を希フッ酸および超純水を用いて洗浄する。ここで、本実施の形態における超純水は、図4および図5に示すようなシステムによって超純水を製造されるものである。図4は本実施の形態の超純水製造システムの概要を示す説明図であり、図5は図4に示した超純水製造システムの細部の一例を示す説明図である。なお、このような超純水製造システムに関する技術については、本発明者らによる既出願特願2001−314813号においても記載されている。
まず、図4および図5に示すように、たとえば前処理システム(一次浄化システム)PTSにより井戸より汲み上げた地下水(通常水(第1原料水);以降、原水という)に対して化学的処理および物理的処理を施すことにより、原水中のコロイド状物質(第1異物)、粒子状物質(第1異物)およびバクテリア(第1異物)などを除去する。続いて、RO装置(一次浄化システム)RO1によって原水中の微粒子(第1異物)、有機物(第1異物)、生菌(第1異物)および高分子イオン(第1異物)などを除去する。続いて、イオン交換樹脂型のカチオン除去フィルタ(一次浄化システム)CED1により原水中のカチオン(第1異物)を除去する。続いて、真空脱気装置VDにより原水中の溶存ガスを除去する。続いて、イオン交換樹脂型のアニオン除去フィルタ(一次浄化システム)AED1により原水中のアニオン(第1異物)を除去する。続いて、イオン交換樹脂型のカチオン除去フィルタ(一次浄化システム)CED2により原水中のカチオン(第1異物)を除去した後、さらにイオン交換樹脂型のアニオン除去フィルタ(一次浄化システム)AED2により原水中のアニオンを除去する。この後、RO装置RO2(図5中での図示は省略)を配置し、アニオン除去フィルタおよびカチオン除去フィルタから発生した微粒子等を原水中から除去する工程を追加してもよい。このような工程を経ることによって、原水から一次純水を製造することができる。なお、一次純水システム(前処理システム)は、原水から一次純水を製造するまでに用いた各装置から構成されるものとする。
次いで、上記のように製造された一次純水(第2原料水)は、中間タンク(二次浄化システム)MIDTへ送水された後、ポンプ(二次浄化システム)PUMPによって熱交換器(二次浄化システム)HEXCへ送られる。一次純水は、熱交換器HEXCによって温度を一定にされた状態でUV殺菌装置(二次浄化システム)UVO1または低圧UV酸化装置(二次浄化システム)UVO2へ送水され、紫外線照射による酸化処理または殺菌処理が施される。UV殺菌装置UVO1によって殺菌処理が施された一次純水は、イオン交換樹脂型の複合イオン除去フィルタ(二次浄化システム)MEDによってカチオンおよびアニオンが除去された後、UF装置(二次浄化システム)UFEへ送られる。一方、低圧UV酸化装置UVO2によって酸化処理が施された一次純水は、イオン交換樹脂型のアニオン除去フィルタ(二次浄化システム)AED3によってアニオン除去処理が施され、さらに複合イオン除去フィルタMEDによってカチオンおよびアニオンの除去処理が施された後、UF装置(第1装置)UFEへ送られる。ここで、UF装置UFEによってRO装置およびイオン除去フィルタによって除去できなかった一次純水中の微粒子等を除去することにより、本実施の形態の半導体集積回路装置の製造工程に用いる超純水(二次純水)を製造し、製造した超純水をユースポイントUSEPへ送ることができる。なお、二次純水システム(サブシステム(二次純水循環システム))は、一次純水から超純水を製造するまでの各装置およびユースポイントUSEP構成されるものとする。
ユースポイントUSEPへ送られた超純水のうち、ユースポイントUSEPにて使用しきれなかったものについては中間タンクMIDTへ還元し、再利用することが可能である。一方、ユースポイントUSEPにおける使用済みの超純水(以下、廃液という)のうち、超純水として再利用が可能なものについては、まずイオン交換法によるカチオンおよびアニオンの除去処理が施される。その後、紫外線照射による殺菌処理能力およびRO膜による微粒子等の除去能力を有するRO装置RO3を用い、廃液に対して殺菌処理および微粒子、有機物、生菌および高分子イオンなどの除去処理を施す。このような種々の処理が施された廃液は、RO装置RO1によって処理が施された原水と共にカチオン除去フィルタCED1へと送られる。このような工程を経ることによって、廃液のうちの一部は、超純水として再利用が可能となる。
図6は、図4および図5中に示したUF装置UFEが有するUFモジュールの説明図であり、図7は図6中のA−A線における断面図である。本実施の形態のUFモジュールは、たとえば筐体KOT内にポリスルホン膜またはポリイミド膜などから形成された複数の毛管状の中空糸膜TYMを配置し、それら複数の中空糸膜TYMの両端部を熱溶着によって接着し、さらにその熱溶着によって中空糸膜TYMを筐体へも接着してなるものである。また、図8に示すように、その中空糸膜TYMはポリスルホン膜またはポリイミド膜などから形成されていることから、水、イオン分子および低分子については中空糸膜TYMの内部へ浸透可能であるが、高分子についてはその内部へ浸透することはできない。また、筐体KOT内においては複数の中空糸膜TYMの端部が熱溶着され、また中空糸膜TYMは筐体へも接着されているので、UFモジュールから吐き出されるのは中空糸膜TYM内に浸透した一次純水、すなわち一次純水から高分子が取り除かれた超純水のみとすることができる。
ここで、たとえば上記複数の中空糸膜TYMの両端部をエポキシ樹脂などを原料とする接着剤により接着した場合には、その接着剤にはアミンが含まれることとなり、このアミンの一部はイオン化して存在する。一方、本実施の形態においては、上記複数の中空糸膜TYMの両端部は熱溶着によって接着されているので、その接着部分にアミンは含まれていない。すなわち、本実施の形態のUFモジュールによれば、UFモジュールに一次純水が通水することでイオン化したアミンが親水化し、超純水に混じって吐き出されてしまうことをふせぐことができる。これにより、本実施の形態の超純水製造システムによって製造された超純水をフラッシュメモリのメモリセルとなるMISFETのゲート酸化膜を形成する直前の半導体基板1の洗浄工程に用いても、イオン化したアミンが半導体基板1を形成するSiをエッチングして、ゲート酸化膜形成後にゲート酸化膜と半導体基板1との界面に凹凸が形成されてしまう不具合を防ぐことができる。その結果、ゲート酸化膜の耐圧の低下を防ぐことが可能となるので、メモリセルへの書き込み特性および消去特性の劣化を防ぐことが可能となる。また、ゲート酸化膜の耐圧の低下を防ぐことが可能となることから、メモリセル以外のMISFETにおいても、ソース・ドレイン間電流が流れ難くなることを防ぐことができる。なお、本実施の形態においては、複数の中空糸状膜TYMを熱溶着によって接着する場合について例示したが、熱溶着の代わりにアミンを含まないウレタン系の材料を用いて接着してもよい。
また、図9に示すような円形シート状のメンブレン膜MBFを有するイオンフィルタ(第1フィルタ)をUF装置UFEの後段(図4および図5参照)に配置してもよい。UF装置UFEを通過した超純水は、そのイオンフィルタに供給された後、メンブレン膜MBFが有するメンブレン孔MBHよりメンブレン膜MBF内に入る。図10に示すように、メンブレン孔MBH内にはイオン交換基IERが形成されており、このイオン交換基IERが超純水中に含まれるイオンを吸着することにより、超純水中のイオンを除去することを可能としている。すなわち、UF装置UFE(図4および図5参照)が有するUFモジュール内に配置された複数の中空糸膜TYMの両端部がアミンを含む接着剤(たとえばエポキシ樹脂)によって接着され、イオン化したアミンが超純水に混じって流出した場合でも、その超純水を上記イオンフィルタを透過させることにより、イオン化したアミンを超純水中より除去することができる。
ところで、図11に示すように、図4および図5に示した本実施の形態の超純水製造システムにおけるアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを省略し、図9に示したイオンフィルタをUF装置の後段に配置する構成としてもよい。なお、図11中において熱交換器HEXCの図示は省略している。この時、そのイオンフィルタとしては、アニオンを吸着するイオン交換基を有するイオンフィルタIFAおよびカチオンを吸着するイオン交換基を有するイオンフィルタIFCが配置される。これにより、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを用いなくともイオンフィルタIFAおよびイオンフィルタIFCによって一次純水中のアニオンおよびカチオンを除去することが可能となる。さらに、上記UFモジュールよりイオン化したアミンが流出した場合でも、そのイオンフィルタIFAおよびイオンフィルタIFCによって除去することができる。このような本実施の形態の超純水製造システムによれば、上記アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを省略できることから、超純水製造システムの構成を簡略化することができる。その結果、本実施の形態の超純水製造システムのメンテナンスを容易にすることが可能となる。
また、図12に示すように、上記図4および図5に示した本実施の形態の超純水製造システムにおけるアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを上記イオンフィルタ(第2フィルタ)IFAおよびイオンフィルタ(第2フィルタ)IFCで置き換えてもよい。なお、図12中において熱交換器HEXCの図示は省略している。アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを形成するイオン交換樹脂はアミンを含んでいることから、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDに一次純水が通水することにより、イオン化したアミンがアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDから流出する可能性を有している。また、本発明者らが行った実験によれば、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDからはイオン化したアミンが流出していることがわかり、特にアニオン除去フィルタAED3からの流出が多いことがわかった。上記のように、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDをイオンフィルタIFAおよびイオンフィルタIFCで置き換えることにより、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDからイオン化したアミンが流出する不具合を改善することができる。
また、図13に示すように、UF装置UFEからユースポイントUSEPへ超純水を送水する配管(経路)PLに上記イオンフィルタIFCを配置してもよい。ここで、ユースポイントUSEPは、半導体基板1の洗浄(第1ウェット処理)に用いる洗浄ドラフト装置(第1ウェット処理装置)以外にも、超純水を用いて希フッ酸などの薬液を調合する薬液調合装置(第1ウェット処理装置)なども含むものとする。イオン化したアミンはカチオンであることから、配管PLにイオンフィルタIFCを配置することにより、UF装置UFEからイオン化したアミンが超純水に混じって流出した場合でも、イオンフィルタIFCによってユースポイントUSEPへ供給される超純水からイオン化したアミンを除去することができる。なお、本実施の形態では、配管PLにイオンフィルタIFCを配置する場合について例示したが、イオンフィルタIFCの代わりに、たとえば複合イオン除去フィルタを配置して超純水中のイオン化したアミンを除去してもよい。
ところで、図14に示すように、UF装置UFEは、複数のUFモジュールUFMから形成されているものである。このUFモジュールUFMは、図6を用いて説明したUFモジュールと同様に、筐体内にポリスルホン膜またはポリイミド膜などから形成された複数の毛管状の中空糸膜が配置されたものである。これら複数の中空糸膜がアミンを含む接着剤にて束ねられている場合には、UFモジュールUFMより排出される超純水にイオン化したアミンが混入してしまう恐れがある。そこで、本実施の形態においては、各UFモジュールUFMの後段に上記イオンフィルタIFCを配置する。これにより、UFモジュールUFMより排出される超純水にイオン化したアミンが混入した場合においても、イオンフィルタIFCによりそのイオン化したアミンを除去することができる。この時、イオンフィルタIFCの通水能力がUMモジュールUFMの通水能力以上となるようにする。また、イオンフィルタIFCの通水能力がUMモジュールUFMの通水能力より小さい場合には、1個のUFモジュールUFMに対して複数個のイオンフィルタIFCを配置し、複数個のイオンフィルタIFCの合計の通水能力が1個のUFモジュールUFMの通水能力以上となるようにする。
上記したUFモジュールUFMのように、複数の中空糸膜がアミンを含む接着剤にて束ねられている場合において、イオン化したアミンの量は全アミン量に対して少量である。また、全アミンのうちイオン化したアミンのみが親水化することで中空糸膜を透過しUFモジュールUFMから流出してしまう。そのため、新品のUFモジュールをUF装置UFEへ設置後、UFモジュールの通水量に対応した所定の期間が経過した後において、イオン化して存在しているアミンのほとんどは超純水と共にUFモジュールから排出されてしまうことになる。そこで、図15に示すように、UF装置UFE内に新品のUFモジュールUFMNを設置するための領域を設ける。設置された新品のUFモジュールUFMNへは、他のUFモジュールUFM同様に、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを透過した一次純水が供給される。新品のUFモジュールUFMNへ供給された一次純水は、新品のUFモジュールUFMN中に存在するイオン化したアミンを含んだ超純水となって新品のUFモジュールUFMNより排出された後、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDの前段へ送水され、一次純水と合流する。その後、一次純水と合流した超純水は、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDへと供給される。ここで、図16に示すように、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDは、筐体KOT1内に複数のイオン交換樹脂IEJが配置されてなるものである。図17に示すように、各イオン交換樹脂IEJはイオン交換基IER1を有し、このイオン交換基IER1は筐体KOT1内に供給される一次純水中のイオンを吸着する。この時、その超純水に含まれているイオン化したアミンはカチオンであることから、複合イオン除去フィルタMEDにより吸着除去することができる。イオン化したアミンが除去された超純水は、一次純水と共に再びUF装置UFEへと供給され上記工程と同様の工程が繰り返される。このような工程で新品のUFモジュールUFMNを洗浄し、UFモジュールUFMN中に存在するイオン化したアミンを除去することにより、そのイオン化したアミンの除去に用いた一次純水を廃棄することなく再利用することが可能となる。本発明者らが行った実験によれば、新品のUFモジュールUFMNとして径が約106mmであり長さが約1150mmの円柱型のものを用い、1個の新品のUFモジュールUFMNに対して1時間当たり約3mの一次純水を通水させた場合、約2ヶ月〜3ヶ月(好ましくは約3ヶ月)で新品のUFモジュールUFMNからイオン化したアミンが流出しなくなることがわかった。このような工程を経てイオン化したアミンの流出しなくなった新品のUFモジュールUFMNについては、古くなったUFモジュールUFMと交換し使用することが可能となる。このような新品のUFモジュールUFMNは、交換が必要な古くなったUFモジュールUFMの個数以上設置するものであり、すべてのUFモジュールUFMの交換または一部のUFモジュールUFMの交換に対応させてその設置個数を種々設定可能である。
また、上記のような新品のUFモジュールUFMNを、ユースポイントUSEPにて使用しきれなかった超純水を中間タンクMIDTへ還元する経路(図4および図5参照)に配置してもよい。これにより、新品のUFモジュールUFMNに供給された超純水は、新品のUFモジュールUFMN中に存在するイオン化したアミンを含んだ超純水となって新品のUFモジュールUFMNより排出されることになる。続いて、このイオン化したアミンを含んだ超純水は、中間タンクMIDT(図4および図5参照)へ送水され、一次純水と合流する。その後、そのイオン化したアミンは、その一次純水および超純水が複合イオン除去フィルタMED(図4および図5参照)を通過する際に除去することができる。イオン化したアミンが除去された超純水は、一次純水と共に再びUF装置UFEへと供給され上記工程と同様の工程が繰り返される。このような工程によっても新品のUFモジュールUFMN中に存在するイオン化したアミンを除去することが可能となる。また、そのイオン化したアミンの除去に用いた超純水を廃棄することなく再利用することが可能となる。
ところで、前述したようにアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを形成するイオン交換樹脂IEJ(図16および図17参照)はアミンを含んでいる。このイオン交換樹脂が含んでいるアミンについても、イオン化したアミンの量は全アミン量に対して少量である。上記UFモジュールUFMの場合と同様に、そのイオン化したアミンは、親水化することによりアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDから流出してしまう。そこで、新品のアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDについても、UF装置内にて上記新品のUFモジュールUFMNが設置された箇所と同様の箇所に設置することにより、イオン交換樹脂IEJが含むイオン化したアミンを除去することができる。また、新品のアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを、上記新品のUFモジュールUFMNの場合と同様に、ユースポイントUSEPにて使用しきれなかった超純水を中間タンクMIDTへ還元する経路(図4および図5参照)に配置することにより、イオン交換樹脂IEJが含むイオン化したアミンを除去してもよい。
上記のような工程を経て製造された超純水を、上記フィールド絶縁膜6(図3参照)の形成に用いた窒化シリコン膜を除去した後の半導体基板1の洗浄工程に用いる場合には、図18に示すような洗浄ドラフト装置を用いることができる。図4〜図17を用いて説明した本実施の形態の超純水製造システムにより製造された超純水は、超純水のユースポイントUSEP(図4および図5参照)である処理槽SC1および純水槽QDR1、QDR2、OF1、OF2のそれぞれへ供給される。なお、図13を用いて前述したように、処理槽SC1および純水槽QDR1、QDR2、OF1、OF2に超純水を供給する配管のそれぞれにカチオンを吸着するイオン交換基を有するイオンフィルタIFCまたは複合イオン除去フィルタMEDを配置してもよい。また、処理槽SC1にはHおよびNHOHが供給され、処理槽HFへは本実施の形態の超純水を用いて調合された希フッ酸が供給される。このような洗浄ドラフト装置による半導体基板1の洗浄工程は、まず処理槽SC1にてNHOH/H/HOによる洗浄を行った後、純水槽QDR1、OF1にて超純水による洗浄を行う。続いて、処理槽HFにて希フッ酸による洗浄を行った後、純水槽QDR2、OF2にて超純水による洗浄を行う。次いで、半導体基板1をIPA(イソプロピルアルコール)蒸気乾燥法により乾燥させ、図18に示した洗浄ドラフト装置による半導体基板1の洗浄工程を完了する。なお、図18に示した洗浄ドラフト装置を他の洗浄工程に適用する場合において、処理槽SC1および純水槽QDR1、OF1での処理が不要な場合には、洗浄工程を処理槽HFでの処理から開始してもよい。
図19は、上記希フッ酸を調合する希フッ酸調合装置の説明図である。この希フッ酸調合装置は、超純水のユースポイントUSEP(図4および図5参照)の1つである。図4〜図17を用いて説明した本実施の形態の超純水製造システムにより製造された超純水は、まず純水計量タンクTANK1へ所定量が供給される。なお、図13を用いて前述したように、純水計量タンクTANK1に超純水を供給する配管のそれぞれにカチオンを吸着するイオン交換基を有するイオンフィルタIFCまたは複合イオン除去フィルタMEDを配置してもよい。一方、フッ酸キャニスターCAN1よりフッ酸原液タンクTANK2へ供給されたフッ酸の原液は、フッ酸原液タンクTANK2からフッ酸計量タンクTANK3へ移されることによって計量される。続いて、純水計量タンクTANK1およびフッ酸計量タンクTANK3より、それぞれ超純水およびフッ酸の原液が調合タンクTANK4へ供給され、超純水およびフッ酸の原液が所定の割合で調合されることにより希フッ酸が製造される。ここで、本実施の形態においては、フッ酸の原液と超純水とを1:99程度または1:19程度の割合で調合することを例示できる。この後、希フッ酸は調合タンクTANK4から供給タンクTANK5へ移された後に洗浄ドラフト装置へ供給することが可能となる。
上記フィールド絶縁膜6(図3参照)の形成に用いた窒化シリコン膜を除去し、半導体基板1を洗浄した後、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより、たとえば膜厚20nm程度のゲート絶縁膜8を形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いたウェットエッチングにより、領域1Cにおけるゲート絶縁膜8を選択的に除去する。本実施の形態において、そのウェットエッチング工程は、図4〜図17を用いて説明した本実施の形態の超純水製造システムにより製造された超純水を用いるウェットエッチング装置(図20参照)を用いて行うことができる。その超純水は、超純水のユースポイントUSEP(図4および図5参照)である純水槽QDR3、OF3、OF4のそれぞれへ供給される。なお、図13を用いて前述したように、純水槽QDR3、OF3、OF4に超純水を供給する配管のそれぞれにカチオンを吸着するイオン交換基を有するイオンフィルタIFCまたは複合イオン除去フィルタMEDを配置してもよい。また、エッチング槽ETCHには酸化シリコン膜をエッチングするエッチング溶液が入れられている。このようなウェットエッチング装置によるゲート絶縁膜8のウェットエッチング工程は、まずエッチング槽ETCHに半導体基板1を浸すことによりゲート絶縁膜8をウェットエッチングする。続いて、純水槽OF3、OF4にて超純水により半導体基板1を洗浄した後、スピン乾燥法により半導体基板1を乾燥させ、図20に示したウェットエッチング装置によるゲート絶縁膜8のウェットエッチング工程を完了する。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、たとえば図21に示すような洗浄ドラフト装置を用いて半導体基板1を洗浄する。図4〜図17を用いて説明した本実施の形態の超純水製造システムにより製造された超純水は、超純水のユースポイントUSEP(図4および図5参照)である処理槽SC2、SC3および純水槽QDR3、QDR4、OF5、OF6のそれぞれへ供給される。なお、図13を用いて前述したように、処理槽SC2、SC3および純水槽QDR3、QDR4、OF5、OF6に超純水を供給する配管のそれぞれにカチオンを吸着するイオン交換基を有するイオンフィルタIFCまたは複合イオン除去フィルタMEDを配置してもよい。また、処理槽SC2にはHおよびNHOHが供給され、処理槽SC3にはHおよびHCl(塩酸)が供給される。このような洗浄ドラフト装置による半導体基板1の洗浄工程は、まず処理槽SC2にてNHOH/H/HOによる洗浄を行った後、純水槽QDR3、OF5にて超純水による洗浄を行う。続いて、処理槽SC3にてHCl/H/HOによる洗浄を行った後、純水槽QDR4、OF6にて超純水による洗浄を行う。次いで、半導体基板1をIPA蒸気乾燥法により乾燥させ、図21に示した洗浄ドラフト装置による半導体基板1の洗浄工程を完了する。
次に、図22に示すように、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより、領域1Cにおけるp型ウェル4の表面に、膜厚10nm程度のゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)9を形成する。なお、このゲート絶縁膜9の膜厚は10nm以下としてもよく、たとえば5nm程度とすることができる。
続いて、たとえばCVD法により半導体基板1の主面(デバイス面)上に膜厚200nm程度の多結晶Si膜(第1導電性膜)10を堆積する。なお、この多結晶Si膜10は、たとえばCVD法で半導体基板1上に非晶質(アモルファス)Siを堆積した後、この非晶質Siに熱処理を施すことにより、非晶質Siを多結晶Siへと変化させることで形成してもよい。
続いて、上記多結晶Si膜10の表面に、たとえば塗布法によりリンガラス膜(図示は省略)を堆積した後、半導体基板1に熱処理を施すことにより、多結晶Si膜10にPを導入する。次いで、そのリンガラス膜を除去した後、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いて多結晶Si膜10をパターニングする。これにより、領域1Cに多結晶Si膜10を残し、領域1D、1E2、1Fにおいては、それぞれ多結晶Si膜10からなるゲート電極10D、10E2、10Fを形成することができる。次いで、その多結晶Si膜10のパターニングに用いたフォトレジスト膜を除去した後、約950℃の熱処理により、多結晶Si膜10(ゲート電極10D、10E2、10Fを含む)の表面に酸化シリコン膜(第1絶縁膜)11を形成する。
ここで、超純水を用いた半導体基板1の各洗浄工程において、超純水にイオン化アミンが含まれていると、半導体基板1を形成するSiをエッチングしてしまうことから、たとえば領域ICを拡大した図23に示すように、ゲート絶縁膜9と半導体基板1(p型ウェル4)との界面に凹凸が形成されてしまう。また、この凹凸はゲート絶縁膜9の上層に形成される薄膜の形状にも影響を与えることから、ゲート絶縁膜9と多結晶Si膜10との界面および多結晶Si膜10と酸化シリコン膜11との界面にも凹凸が形成されてしまう場合がある。
一方、図4〜図17を用いて説明した本実施の形態の超純水製造システムを用いることにより、超純水中にイオン化アミンが含まれてしまうことを防ぐことができる。このような本実施の形態の超純水を用いることにより、ゲート絶縁膜9と半導体基板1(p型ウェル4)との界面に凹凸が形成されることを防ぐことができる(図24参照)。それにより、ゲート絶縁膜の耐圧が低下してしまうことを防ぐことができるので、領域ICにフラッシュメモリのメモリセルとなるMISFETを形成した場合においては、メモリセルへの書き込み特性および消去特性が劣化してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明者らは、図25に示すような方法でゲート絶縁膜9の耐圧を測定した。すなわち、半導体基板1と多結晶Si膜10との間に約1×10−11の電流を流した時に印加されている電圧値をプローブにより測定したものである。なお、図25中では半導体基板1、フィールド絶縁膜6、ゲート絶縁膜9および多結晶Si膜10以外の部材の図示は省略している。また、図26〜図30は、半導体ウェハ(半導体基板1)の全面における複数箇所のゲート絶縁膜9について、その耐圧の測定結果を示したものであり、8V未満となっている箇所は、耐圧が低下してしまい不良となったゲート絶縁膜9を示している。
図26は、UF装置UFEが有するUFモジュールUFM(図14参照)を新品のものと交換した直後に製造した超純水を用いて半導体基板1を洗浄し、その後ゲート絶縁膜9を形成した場合の結果である。また、図26に示す結果は、図14に示したイオンフィルタIFCは配置していない場合のものである。図14を用いて前述したように、UFモジュールUFMは、筐体内で複数の中空糸膜がアミンを含む接着剤にて束ねられている。そのため、UFモジュールUFMが新品である場合には、そのアミンの一部がイオン化して存在していることから、そのイオン化したアミンが親水化して超純水に混じってUFモジュールUFMより流出してしまう。超純水を用いた半導体基板1の洗浄工程中において、このイオン化したアミンが半導体基板1を形成するSiをエッチングしてしまい、その表面に形成されたゲート絶縁膜9との界面に凹凸を形成してしまうことにより、ゲート絶縁膜9の耐圧を低下させてしまうことが図26に示した実験結果からも確認できる。
図27は、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMED(図4および図5参照)を新品のものと交換した直後に製造した超純水を用いて半導体基板1を洗浄し、その後ゲート絶縁膜9を形成した場合の結果である。また、図27に示す結果も図26に示した結果と同様に、図14に示したイオンフィルタIFCは配置していない場合のものである。図12を用いて前述したように、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDを形成するイオン交換樹脂はアミンを含んでいることから、アニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDに一次純水が通水することにより、イオン化したアミンがアニオン除去フィルタAED3および複合イオン除去フィルタMEDから流出してしまう。このイオン化したアミンは、親水化することで超純水に混じってUF装置UFEより排出されてしまう。図26に示した結果と同様に、超純水を用いた半導体基板1の洗浄工程中において、このイオン化したアミンが半導体基板1を形成するSiをエッチングしてしまい、その表面に形成されたゲート絶縁膜9との界面に凹凸を形成してしまうことにより、ゲート絶縁膜9の耐圧を低下させてしまうことが図27に示した実験結果からも確認できる。
図28は、UF装置UFEが有するUFモジュールUFMが長期間(たとえば約3ヶ月以上)使用されたものである場合に製造した超純水を用いて半導体基板1を洗浄し、その後ゲート絶縁膜9を形成した場合の結果である。また、図28に示す結果も図26および図27に示した結果と同様に、図14に示したイオンフィルタIFCは配置していない場合のものである。図15を用いて前述したように、UFモジュールUFMの通水量に対応した所定の期間が経過した後においては、イオン化して存在しているアミンのほとんどは超純水と共にUFモジュールUFMから排出されてしまう。そのため、長期間使用されたUFモジュールUFMを用いた場合、イオン化したアミンがUFモジュールUFMから流出する恐れがないので、半導体基板1を形成するSiがイオン化したアミンによってエッチングされ、半導体基板1とゲート絶縁膜9との界面に凹凸が形成されてしまう不具合を防ぐことができる。それにより、ゲート絶縁膜9の耐圧の低下を防ぐことができることが図28に示した実験結果からも確認できる。
図29は、上記UFモジュールUFMを新品のものと交換し、UF装置UFEの後段に複合イオン除去フィルタを配置して製造した超純水を用いて半導体基板1を洗浄し(図13参照)、その後ゲート絶縁膜9を形成した場合の結果である。この場合、新品のUFモジュールUFMから流出したイオン化したアミンは複合イオン除去フィルタによって除去できるので、半導体基板1を形成するSiがイオン化したアミンによってエッチングされ、半導体基板1とゲート絶縁膜9との界面に凹凸が形成されてしまう不具合を防ぐことができる。それにより、ゲート絶縁膜9の耐圧の低下を防ぐことができることが図29に示した実験結果からも確認できる。
図30は、上記UFモジュールUFMを新品のものと交換し、UF装置UFEの後段にイオンフィルタIFC(図11参照)を配置して製造した超純水を用いて半導体基板1を洗浄し(図13参照)、その後ゲート絶縁膜9を形成した場合の結果である。この場合、新品のUFモジュールUFMから流出したイオン化したアミンはイオンフィルタIFCによって除去できるので、半導体基板1を形成するSiがイオン化したアミンによってエッチングされ、半導体基板1とゲート絶縁膜9との界面に凹凸が形成されてしまう不具合を防ぐことができる。それにより、ゲート絶縁膜9の耐圧の低下を防ぐことができることが図30に示した実験結果からも確認できる。
図31は、超純水を用いた洗浄工程により、半導体基板1に付着するイオン化したアミンの量と図25に示した検査方法によって調べたゲート絶縁膜9の不良の有無との関係を超純水製造システムの各仕様別に示したものである。この時、超純水は毎分15lの割合で洗浄ドラフト装置(図18参照)に供給され、洗浄工程を処理槽HFでの処理から開始し、領域1Cに形成されたゲート絶縁膜8を除去して半導体基板1を形成しているSiを露出させた後、純水槽QDR2、OF2での処理を行っている。また、超純水に混入しているイオン化したアミンの量は極めて少ないことから、半導体基板1に付着するイオン化したアミンの量の測定結果について超純水製造システムの各仕様別に明確な差が出るように、純水槽OF2での処理時間を約100分とした。なお、図31中でP検と示してある項目は、図25に示した検査方法(以降、プローブ検査という)による検査結果である。検査対象とした超純水製造システムの仕様のうち、ReFと示してあるものは、UF装置UFEが有するUFモジュールUFMが長期間(たとえば約3ヶ月以上)使用されたものである。新品UFと示してあるものは、UF装置UFEが有するUFモジュールUFMを新品とした場合である。仕様1と示してあるものは、新品のUFモジュールUFMを図15を用いて説明した方法と同様の方法により、新品のUFモジュールUFMを約2週間洗浄した後、UF装置UFEに取り付けた仕様である。仕様2と示してあるものは、新品のUFモジュールUFMを図15を用いて説明した方法と同様の方法により、新品のUFモジュールUFMを約6週間洗浄した後、UF装置UFEに取り付けた仕様である。仕様3と示してあるものは、UF装置UFEが有するUFモジュールUFMを新品とし、UF装置UFEの後段(UF装置UFEとユースポイントUSEPとの間)にカチオンデミナーおよびアニオンデミナーを配置した仕様である。仕様3と示してあるものは、UF装置UFEが有するUFモジュールUFMを新品とし、UF装置UFEの後段(UF装置UFEとユースポイントUSEPとの間)にイオンフィルタIFAおよびイオンフィルタIFCを配置した仕様(図11参照)である。ここで、ReFにおけるイオン化したアミンの付着量を100として各仕様におけるイオン化したアミンの付着量を比較すると、新品UF、使用1、仕様2および仕様3ではReFの場合より多くなった。また、プローブ検査の結果では、新品UFおよび仕様1の場合が不良と判定された。仕様2の場合もプローブ検査では不良と判定されたが、新品UFおよび仕様1と比較して軽度の不良であった。これらの結果より、UF装置UFEとUF装置UFEの後段(UF装置UFEとユースポイントUSEPとの間)にイオン交換樹脂型のイオン除去フィルタ(イオンフィルタIFAおよびイオンフィルタIFC)またはデミナー(カチオン除去フィルタおよびアニオン除去フィルタ)を配置してイオン化したアミンを除去する本実施の形態の超純水製造システムの有効性と、図15に示した新品のUFモジュールUFMを所定の期間洗浄して用いる工程の有効性とが確認できた。
図32は、UF装置UFEが有するUFモジュールUFMを新品のものと交換した日を基準として、超純水を用いた半導体基板1の洗浄工程実施日とゲート絶縁膜9の不良の発生率との関係を示したものである。UFモジュールUFMを新品のものと交換した後、本実施の形態のフラッシュメモリの量産(洗浄工程)を再開した時点において、超純水中に含まれるTOC値は約1.0±0.2ppb、超純水の比抵抗は約18.25MΩ、超純水中の溶存酸素は約20±3.0ppbと通常値まで回復している。これらTOC値、比抵抗および溶存酸素が通常値となった時点で量産を再開しているにもかかわらず、ゲート絶縁膜9に不良が発生していることから、これらの要素はゲート絶縁膜9の不良の発生率と関係していないことがわかった。なお、UFモジュールUFMを新品のものと交換した日を基準として、超純水中に含まれるTOCについては約1.5日後、超純水の比抵抗については約0.5日後、超純水中の溶存酸素については約0.5日後より上記数値となることから、UFモジュールUFMを新品のものと交換した日から約3日間はメンテナンスのために、超純水を製造しても洗浄工程は行なっていない。また、ゲート絶縁膜9の不良の発生率は、UFモジュールUFMを新品のものと交換した日の直後に増大し、以降、日を追うごとに減少している。これは、新品のUFモジュールUFMに一次純水が通水するに従って、新品のUFモジュールUFM内に存在するイオン化したアミンは流出してしまい、そのイオン化したアミンの量が減少するからである。すなわち、図15に示した新品のUFモジュールUFMを所定の期間洗浄して用いる工程の有効性が確認できた。
次に、図33に示すように、半導体基板1上に窒化シリコン膜13、酸化シリコン膜14および窒化シリコン膜15を順次積層する。この時、窒化シリコン膜13、15はCVD法による堆積を例示できる。酸化シリコン膜14は、半導体基板1に酸化処理を施すことにより形成することを例示できる。また、酸化シリコン膜11、14および窒化シリコン膜13、15をまとめて層間容量膜16とする。続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして層間容量膜16をドライエッチングし、領域1A、1Bにおける層間容量膜16を除去する。
その後、酸化処理を施すことにより、領域1Aにおけるp型ウェル4の表面および領域1Bにおけるn型ウェル3の表面に酸化シリコン膜(図示は省略)を形成する。続いて、領域1Aにおけるp型ウェル4および領域1Bにおけるn型ウェル3に、たとえばBFを導入する。
次に、上記層間容量膜16のドライエッチングに用いたフォトレジスト膜を除去した後、図34に示すように、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより、領域1Aにおけるp型ウェル4の表面および領域1Bにおけるn型ウェル3の表面に、たとえば膜厚13.5nm程度のゲート絶縁膜17をそれぞれ形成する。
続いて、半導体基板1の主面上に、多結晶Si膜(第2導電性膜)18、WSi膜(第2導電性膜)19および酸化シリコン膜20を順次堆積する。多結晶Si膜18を堆積した後に、たとえば塗布法によりリンガラス膜(図示は省略)を堆積した後、半導体基板1に熱処理を施すことにより、多結晶Si膜18にPを導入してもよい。
次に、図35に示すように、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして酸化シリコン膜20をパターニングする。続いて、そのフォトレジスト膜を除去した後、酸化シリコン膜20をマスクにしてWSi膜19および多結晶Si膜18をドライエッチングする。これにより、領域1A、1Bにおいては、それぞれWSi膜19および多結晶Si膜18からなるゲート電極29A、29Bを形成することができ、領域1Cにおいては、WSi膜19および多結晶Si膜18からなる制御ゲート電極22を形成することができる。また、領域1E2、1D、1Fにおいて、層間容量膜16は窒化シリコン膜13を残してエッチングされる。
次に、図36に示すように、領域1Cにおいて、酸化シリコン膜20をマスクとして多結晶Si膜10をドライエッチングすることにより、浮遊ゲート電極24を形成することができる。この時、領域1C以外の領域は、フォトレジスト膜にて覆われているので、エッチング雰囲気に曝されてしまうことを防ぐことができる。ここで、浮遊ゲート電極24、層間容量膜16および制御ゲート電極22をまとめてゲート電極25とする。続いて、酸化処理によりゲート電極25、29A、29Bの側壁および上面に薄い酸化シリコン膜30を形成する。
次に、図37に示すように、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして、ゲート電極25の片側のp型ウェル4にn型不純物(たとえばP)をイオン注入法等により導入した後、熱処理を施す。
続いて、上記フォトレジスト膜を除去した後、新たに領域1A、1C、1E2、1D上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、n型ウェル3にp型不純物(たとえばBF)をイオン注入法等により導入することにより、p型半導体領域31を形成する。
続いて、上記領域1A、1C、1E2、1Dを覆うフォトレジスト膜を除去した後、新たに領域1B、1F上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、p型ウェル4にn型不純物(たとえばP)をイオン注入法等により導入することにより、n型半導体領域32を形成する。その後、領域1B、1Fを覆うフォトレジスト膜を除去する。
次に、図38に示すように、たとえばCVD法にて、半導体基板1上に酸化シリコン膜を堆積する。続いて、その酸化シリコン膜を異方的にエッチングすることにより、その酸化シリコン膜をゲート電極29A、29B、25、10E2、10D、10Fの側壁に残し、サイドウォールスペーサ33を形成する。
続いて、領域1B、1F上およびゲート電極29A、25、10E2、10D上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。この時、ゲート電極10Dの片側のn型半導体領域32の所定の範囲がそのフォトレジスト膜で覆われるようにする。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、p型ウェル4にn型不純物(たとえばP)をイオン注入法等により導入する。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、新たに領域1A、1C、1E2、1D上およびゲート電極29B、10F上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。この時、ゲート電極10Fの片側のp型半導体領域31の所定の範囲がそのフォトレジスト膜で覆われるようにする。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、n型ウェル3にp型不純物(たとえばBF)をイオン注入法等により導入する。続いて、そのフォトレジスト膜を除去した後、半導体基板1に900℃程度の熱処理を施すことにより、p型半導体領域34およびn型半導体領域35、35Aを形成する。これにより、領域1Aにおいては5V系nMISQA、領域1Bにおいては5V系pMISQB、領域1CにおいてはフラッシュメモリのメモリセルとなるMISQC、領域1E2においては高耐圧系負荷用nMISQE2、領域1Dにおいては高耐圧系片側オフセットnMISQDおよび領域1Fにおいては高耐圧系片側オフセットpMISQFを形成することができる。
次に、図39に示すように、たとえばCVD法により、半導体基板1上に膜厚150nm程度の酸化シリコン膜36を堆積する。続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしたドライエッチングにより、その酸化シリコン膜36にn型半導体領域35Aに達するコンタクトホール38Aを開孔する。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、たとえばCVD法で半導体基板1上に非晶質Si膜を堆積し、コンタクトホール38A内をその非晶質Si膜で埋め込む。続いて、この非晶質Si膜に熱処理を施すことにより多結晶Si膜を形成する。その後、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしたドライエッチングによりその多結晶Si膜をパターニングし、配線TGを形成する。次いで、半導体基板1に熱処理を施すことにより、その配線TGの表面に酸化シリコン膜36Aを形成する。
次に、図40に示すように、たとえばCVD法により半導体基板1上にBPSG膜37を堆積した後、N雰囲気中にて半導体基板に対して約900℃の熱処理を施すことにより、そのBPSG膜37の表面を平坦化する。
続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いたドライエッチングにより、BPSG膜37、酸化シリコン膜36およびゲート絶縁膜8、17をエッチングすることにより、コンタクトホール38を穿孔する。
次に、上記コンタクトホール38の穿孔に用いたフォトレジスト膜を除去した後、たとえばスパッタリング法にて、上記コンタクトホール38内およびBPSG膜上に膜厚30nm程度のMoSi(モリブデンシリサイド)膜を堆積することにより、バリア導体膜を形成する。続いて、そのバリア導体膜上に、たとえばスパッタリング法にてコンタクトホール38を埋め込む金属膜を堆積する。この金属膜はAl(アルミニウム)を主成分とし、Cu(銅)を含むものである。さらに続いて、その金属膜上にMoSi膜を堆積することにより、反射防止膜を形成する。ここで、上記バリア導体膜は、上記金属膜中のAlがBPSG膜37および酸化シリコン膜36中に拡散することを防ぐ機能を有する。また、上記反射防止膜は、後の工程で反射防止膜上にフォトレジスト膜を形成する際に、光が乱反射することを防ぐ機能を有する。
続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いたドライエッチングにより、上記反射防止膜、金属膜およびバリア導体膜をパターニングすることにより配線39を形成し、本実施の形態のフラッシュメモリを製造する。
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、製造した超純水をフラッシュメモリの製造工程中の半導体基板の洗浄工程に用いる場合について説明したが、フラッシュメモリ以外の半導体集積回路装置(たとえばロジックLSI)の製造工程中の洗浄工程にも適用可能である。
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、半導体集積回路装置の製造工程に用いる超純水の製造工程に適用することができる。
本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す要部断面図である。 図1に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図2に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる超純水の製造システムの概要を示す説明図である。 図4に示した超純水の製造システムの細部を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる超純水の製造システムに含まれるUF装置が有するUFモジュールの説明図である。 図6に示したUFモジュールの要部断面図である。 図6に示したUFモジュールを形成する中空糸膜の説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる超純水の製造システムに含まれるUF装置の後段に配置されるイオンフィルタの説明図である。 図9に示したイオンフィルタによるイオン捕捉を説明する要部断面図である。 図9に示したイオンフィルタの一配置例である。 図9に示したイオンフィルタの一配置例である。 図9に示したイオンフィルタの一配置例である。 図9に示したイオンフィルタの一配置例である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる超純水の製造システムに含まれるUF装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる超純水の製造システムに含まれるアニオンデミナーおよびカチオンデミナーを説明する説明図である。 図16中に示したイオン交換樹脂によるイオン吸着を説明する説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる洗浄ドラフト装置の一例の説明図である。 図18に示した洗浄ドラフト装置に供給する希フッ酸を調合する希フッ酸調合装置の説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いるウェットエッチング装置の一例の説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる洗浄ドラフト装置の一例の説明図である。 図3に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 イオン化したアミンの混入した超純水を用いた洗浄工程後に形成されたゲート絶縁膜と半導体基板との界面の形状を説明する要部断面図である。 イオン化したアミンが含まれていない超純水を用いた洗浄工程後に形成されたゲート絶縁膜と半導体基板との界面の形状を説明する要部断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置が有するMISFETのゲート絶縁膜の耐圧の測定方法を示す説明図である。 UF装置が有するUFを新品と交換した直後に製造した超純水を用いて半導体基板を洗浄した場合において、ゲート絶縁膜の耐圧を測定した実験結果を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造に用いる超純水の製造システムに含まれるイオン交換樹脂型のアニオン除去フィルタおよびイオン交換樹脂型のカチオン除去フィルタを新品と交換した直後に製造した超純水を用いて半導体基板を洗浄した場合において、ゲート絶縁膜の耐圧を測定した実験結果を示す説明図である。 UF装置が有するUFが長期間使用品である場合に製造した超純水を用いて半導体基板を洗浄した場合において、ゲート絶縁膜の耐圧を測定した実験結果を示す説明図である。 UF装置が有するUFを新品と交換し、UF装置の後段にミックスデミナーを配置して製造した超純水を用いて半導体基板を洗浄した場合において、ゲート絶縁膜の耐圧を測定した実験結果を示す説明図である。 UF装置が有するUFを新品と交換し、UF装置の後段にメンブレン膜を有するイオンフィルタを配置して製造した超純水を用いて半導体基板を洗浄した場合において、ゲート絶縁膜の耐圧を測定した実験結果を示す説明図である。 超純水を用いた洗浄工程により半導体基板に付着するイオン化したアミンの量とゲート絶縁膜の不良の有無との関係を示す説明図である。 超純水を用いた半導体基板の洗浄工程の実施日とゲート絶縁膜の不良発生率との関係を示す説明図である。 図22に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図33に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図34に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図35に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図36に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図37に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図38に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 図39に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
1A〜1F 領域
2 酸化シリコン膜
2A 酸化シリコン膜
3 n型ウェル
4 p型ウェル
6 フィールド絶縁膜
7 p型チャネルストッパ領域
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)
10 多結晶Si膜(第1導電性膜)
10D ゲート電極
10E2 ゲート電極
10F ゲート電極
11 酸化シリコン膜(第1絶縁膜)
13 窒化シリコン膜
14 酸化シリコン膜
15 窒化シリコン膜
16 層間容量膜
17 ゲート絶縁膜
18 多結晶Si膜(第2導電性膜)
19 WSi膜(第2導電性膜)
20 酸化シリコン膜
22 制御ゲート電極
24 浮遊ゲート電極
25 ゲート電極
29A ゲート電極
29B ゲート電極
30 酸化シリコン膜
31 p型半導体領域
32 n型半導体領域
33 サイドウォールスペーサ
34 p型半導体領域
35 n型半導体領域
35A n型半導体領域
36A 酸化シリコン膜
38 コンタクトホール
38A コンタクトホール
39 配線
AED1 アニオン除去フィルタ(一次浄化システム)
AED2 アニオン除去フィルタ(一次浄化システム)
AED3 アニオン除去フィルタ(二次浄化システム)
CAN1 フッ酸キャニスター
CED1 カチオン除去フィルタ(一次浄化システム)
CED2 カチオン除去フィルタ(一次浄化システム)
ETCH エッチング槽
HEXC 熱交換器(二次浄化システム)
HF 処理槽
IEJ イオン交換樹脂
IER イオン交換基
IER1 イオン交換基
IFA イオンフィルタ(第2フィルタ)
IFC イオンフィルタ(第2フィルタ)
KOT 筐体
KOT1 筐体
MBF メンブレン膜
MBH メンブレン孔
MIDT 中間タンク(二次浄化システム)
MED 複合イオン除去フィルタ(二次浄化システム)
NiSO n型アイソレーション領域
OF1〜OF4 純水槽
PL 配管(経路)
PTS 前処理システム(一次浄化システム)
PUMP ポンプ(二次浄化システム)
QA 5V系nMIS
QB 5V系pMISQB
QC MIS
QD 高耐圧系片側オフセットnMIS
QE2 高耐圧系負荷用nMIS
QF 高耐圧系片側オフセットpMIS
QDR1〜QDR3 純水槽
RO1 RO装置(一次浄化システム)
RO2 RO装置
RO3 RO装置
SC1 処理槽
TANK1 純水計量タンク
TANK2 フッ酸原液タンク
TANK3 フッ酸計量タンク
TANK4 調合タンク
TANK5 供給タンク
TG 配線
TYM 中空糸膜
UFE UF装置(二次浄化システム、第1装置)
UFM UFモジュール
UFMN 新品のUFモジュール
USEP ユースポイント
UVO1 UV殺菌装置(二次浄化システム)
UVO2 低圧UV酸化装置(二次浄化システム)

Claims (35)

  1. (a)通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程、
    (b)前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程、
    (c)前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程、
    を含み、前記(c)工程は、
    (c1)イオン除去フィルタによるイオン除去工程、
    (c2)限外濾過フィルタによる粒子性異物除去工程、
    (c3)前記イオン除去フィルタ及び前記限外濾過フィルタを通過した純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程、
    を含み、さらに前記第1ウェット処理装置に供給された時点での前記二次純水は、製造される半導体集積回路装置の特性に影響を与えない程度にイオン化アミンまたはイオン化したアミン系物質が除去されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記イオン除去フィルタおよび前記限外濾過フィルタは前記二次浄化システム内に設けられていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記限外濾過フィルタは熱溶着型であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記イオン除去フィルタはメンブレン型であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 請求項3記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記第1ウェット処理は洗浄処理であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はフラッシュメモリ部を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置の特性はフラッシュメモリ部の書き込み又は消去特性であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 請求項3記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で20nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 請求項3記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で10nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 請求項3記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で5nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  11. (a)通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程、
    (b)前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程、
    (c)前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程、
    を含み、前記(c)工程は、
    (c1)限外濾過フィルタによって、純水中の粒子性異物を除去する工程、
    (c2)メンブレン型のイオン除去フィルタによって、前記限外濾過フィルタを通過した前記純水中のイオンを除去する工程、
    (c3)前記イオン除去フィルタを通過した前記純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程、
    を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 請求項11記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記イオン除去フィルタ及び前記限外濾過フィルタは前記二次浄化システム内に設けられていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 請求項12記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記限外濾過フィルタは熱溶着型であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  14. 請求項13記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記第1ウェット処理は洗浄処理であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  15. 請求項14記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はフラッシュメモリ部を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  16. 請求項15記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置の特性はフラッシュメモリ部の書き込み又は消去特性であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 請求項11記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で20nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  18. 請求項11記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で10nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  19. 請求項11記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で5nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  20. (a)通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程、
    (b)前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程、
    (c)前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程、
    を含み、前記(c)工程は、
    (c1)前記二次浄化システム内に設けられたイオン除去フィルタによって、純水中のイオンを除去する工程、
    (c2)前記イオン除去フィルタを通過した純水を、前記二次浄化システム内に設けられた熱溶着型の限外濾過フィルタを通過させることによって、粒子性異物を除去する工程、
    (c3)前記限外濾過フィルタを通過した前記純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程、
    を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  21. 請求項20記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記イオン除去フィルタはメンブレン型であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  22. 請求項20記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記第1ウェット処理は洗浄処理であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  23. 請求項22記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はフラッシュメモリ部を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  24. 請求項23記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置の特性はフラッシュメモリ部の書き込み又は消去特性であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  25. 請求項22記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で20nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  26. 請求項22記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で10nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  27. 請求項22記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で5nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  28. (a)通常水を、一次浄化システムを有する一次純水システム内に、第1原料水として導入する工程、
    (b)前記一次浄化システムにより浄化された一次純水を、二次浄化システムを有する二次純水循環システム内に、第2原料水として導入する工程、
    (c)前記二次浄化システムにより浄化された二次純水を、第1ウェット処理装置に供給することによって、半導体集積回路ウェハに対して第1ウェット処理を実行する工程、
    を含み、前記(c)工程は、
    (c1)イオン除去フィルタによるイオン除去工程、
    (c2)限外濾過フィルタによる粒子性異物除去工程、
    (c3)前記イオン除去フィルタおよび前記限外濾過フィルタを通過した前記純水を前記第1ウェット処理装置に供給する工程、
    を含み、前記限外濾過フィルタは自己洗浄可能なように配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  29. 請求項28記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記イオン除去フィルタおよび前記限外濾過フィルタは前記二次浄化システム内に設けられていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  30. 請求項28記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記第1ウェット処理は洗浄処理であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  31. 請求項30記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はフラッシュメモリ部を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  32. 請求項31記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置の特性はフラッシュメモリ部の書き込み又は消去特性であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  33. 請求項30記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で20nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  34. 請求項30記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で10nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  35. 請求項30記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体集積回路装置はゲート絶縁膜またはトンネル酸化膜の厚さがシリコン酸化膜換算で5nm以下の厚さを有するMISFETを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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