JP2006294197A - 操作子、操作子の配置方法および機器 - Google Patents

操作子、操作子の配置方法および機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 デザイン性に優れ、操作性を損なわずに誤操作を防止できる操作子、操作子の配置方法および機器を提供する。
【解決手段】 略円筒形状に構成された回転つまみ13は、周面が部分的に露出するように、上面がパネル板40によって覆われている。パネル板40は、機器の操作部の外面を形成するタッチパネルを構成する透明性の部材である。回転つまみ13の上面には、指標59が設けられており、パネル板40を介してユーザが視認可能とされている。ユーザは、回転つまみ13の周面の露出部分を指で回転して操作する。パネル板40によって回転つまみ13の上面が覆われているため、不用意に回転つまみ13に触り誤動作を起こすのを防止できる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、操作子、操作子の配置方法および機器に関する。
機器の外面に取り付けられる操作子には、様々な種類がある。例えば、回転つまみは、アナログ的または多段階的な操作に適しており、音量調整用の操作子などに使用されている。
回転つまみなどの操作子は、通常、機器の外形から突出して配置されるため、不用意に触れて誤操作を引き起こしやすい。このような誤操作を防止するために、例えば、以下の特許文献1には、電子機器が有する複数の操作部材、すなわち操作子の一部を、電池収納部を開閉する電池蓋によって覆われる部分に配置した電子機器が提案されている。
特開平9−298842号公報
しかしながら、従来の操作子、操作子の配置方法および機器には、以下のような問題点があった。機器の外面に操作子を配置する場合、操作性だけでなくデザイン性も要求される。例えば、機器の外形を滑らかで凹凸が少ない形状とすることによって、機器に高級感を持たせることが考えられる。ところが、このような機器の外面に厚みのある回転つまみなどの操作子を配置すると、操作子が機器の外形から突出してしまい、高級感を損ねてしまうという問題点があった。
また、上述した特許文献1に記載されているように、蓋によって操作子を覆う場合、操作子を操作する際に蓋を開閉しなければならず、操作性が良好でないという問題点があった。また、指標が設けられている操作子を蓋によって覆ってしまうと、操作子の設定状態を外部から確認できないという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、デザイン性に優れ、操作性を損なわずに誤操作を防止できる操作子、操作子の配置方法および機器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、変位部に指標が設けられ、
透明性のカバー部材によって操作部が部分的に露出するように覆われ、
指標がカバー部材を介して視認可能に配置された
ことを特徴とする操作子である。
第1の発明では、カバー部材によって覆われた操作部には、指などが触れることはない。操作子は、カバー部材から露出した操作部を指などにより触って操作できる。また、変位部の指標は、カバー部材を介して視認できる。
また、第2の発明は、変位部に設けられた第1の指標が外形面側から視認可能に配置された操作子と、
外形面を形成すると共に、操作子の操作部が部分的に露出するように操作子を覆う透明性のカバー部材と
を有することを特徴とする機器である。
第2の発明では、カバー部材によって覆われた操作子の操作部には、指などが触れることはない。操作子は、カバー部材から露出した操作部を指などにより触って操作できる。また、変位部の第1の指標は、カバー部材を介して視認できる。カバー部材は、機器の外形面を形成するため、機器の外形面から操作子が突出しない構成となる。
第2の発明において、カバー部材は、タッチパネル装置のパネルであることが好ましい。これによって、操作子を覆うカバー部材を新たに設ける必要がなくなる。
第2の発明において、第1の指標に対応する第2の指標がカバー部材に記されていることが好ましい。これによって、操作子の設定状態の確認が容易となる。
第2の発明において、操作部を底部側にて露出することが好ましい。これによって、操作子を不用意に操作させ難くすることができる。
この発明によれば、操作子が機器の外形から突出しないため、機器の外観を凹凸のない滑らかなものとすることができる。また、誤操作防止のためにカバー部材によって操作子を覆っても、操作部の露出部分を触って操作子を操作できるため、操作性を損なうことがない。さらに、操作子の指標がカバー部材を介して見えるため、操作子の設定状態を外形面側から容易に確認できる。
以下、この発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、この発明の一実施形態による操作子を備えた機器の一例について説明する。図1は、この発明に適用可能な記録再生装置1の一例のフロントパネル2の構成を示す。この記録再生装置1は、光ディスクを記録媒体として用い、ビデオカメラなど外部から供給された映像信号の記録媒体に対する記録や、記録媒体に記録された映像信号の再生を行うようにされている。記録再生装置1に適用可能な記録媒体としては、例えば、波長405nmのレーザ光を発する青紫色レーザを光源とし、片面1層構造で23GB(ギガバイト)の記録容量が実現した光ディスクを用いることができる。
後述するが、記録再生装置1は、フロントパネル2に例えばLCD(Liquid Crystal Display)などによる表示部10が設けられ、記録媒体から再生された映像信号や外部から供給された映像信号を映出させることができると共に、表示部10に記録再生装置1の各種ステータス情報などを、映像信号と共に表示させることができる。
フロントパネル2上に配置される各操作子は、一部を除きタッチパネルを用いて構成される。タッチパネルは、例えば、基板上に設けられた電極の静電容量の変化に基づき手指の接触を検出する、静電容量結合方式のものを用いることができる。例えば、フロントパネル2の表示部10を除く略全面に対応する基板に対して、操作部分に対応する位置に所定に電極を形成する。基板は、例えばPET(Polyethylene Terephthalate)などによるフィルムが用いられる。この基板に対して、ガラス板やアクリル板などの誘電体の板を接着し、パネル面を形成する。
基板に接着する誘電体の板は、例えばアクリル板が用いられ、さらに透明アクリル板を用いることで、デザインに高級感を持たせることができ好ましい。以下では、基板に接着する誘電体の板として透明アクリル板を用いるものとし、当該板をパネル板と呼ぶ。
より具体的には、タッチパネルは、図2に一例が概略的に示されるように、PETシート41BにITO(Iridium Tin Oxide)膜41Aで信号パターンとGND(Ground)パターンとを形成した透明電極シート41を、透明アクリル板からなるパネル板40に接着してなる。
パネル板40は、例えば裏面から塗装され、電極構造が外部から隠蔽されると共に、各キーの機能などを示す文字や記号が印刷される。このとき、塗装に透過部を設け、その裏面にLED(Light Emitting Diode)などの発光素子を配することができる。タッチパネルの操作に応じて対応する位置の発光素子を所定に点灯させることで、操作結果などを明示的に示すことができる。
フロントパネル2における各部のレイアウトについて、概略的に説明する。フロントパネル2の左側部分に、例えばLCDを用いた表示部10が設けられる。表示部10には、この記録再生装置1に入力された映像またはこの記録再生装置1で記録媒体から再生された映像を映出可能であると共に、この記録再生装置1の各種ステータスや後述するファンクションキー20、20、・・・の機能などが表示される。
フロントパネル2の右側上部は、上端から横長の矩形状に切り欠いた切り欠き部11が設けられ、切り欠き部11により、記録再生装置1の本体側に設けられるディスク挿入口12が露出されるようになっている。すなわち、このフロントパネル2は、記録再生装置1に対して可動構造とされており、下端部が前方に迫り出すように作動し、フロントパネル2が傾斜可能となっている。フロントパネル2は、下端部が前方に迫り出すと共に上端部が所定に下がるように動作し、フロントパネル2を傾斜させた際に、ディスク挿入口12に対するディスクの挿入を妨げないようにされる。
フロントパネル2の左側の下端部には、例えば音声入力信号のレベル調整を行うための回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dが設けられる。回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dは、それぞれフロントパネル2の下端に弧の一部が露出され、弧の他の部分は上述したパネル板40に覆われるように配置される。露出される部分は、ユーザが指を掛け回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dを回転させるのに必要十分である程度とされる。回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dの目盛りなどは、例えば回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dの表面に記され、パネル板40を介して視認可能なようにされる。回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dの右側には、回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dの調整モード設定するスイッチ14が設けられる。
フロントパネル2の左端側に、上から、電源スイッチ15、リモート選択スイッチ16、ヘッドフォンレベルボリューム17およびヘッドフォンジャック18が設けられる。また、ディスク挿入口12の右側には、ディスク挿入口12から挿入され記録再生装置に装填されたディスクを排出するためのイジェクトボタン19が設けられる。さらに、フロントパネル2の中央付近に、シフトキー24が設けられる。
フロントパネル2のタッチパネルで構成された操作子について説明する。以下に説明するキーやサーチバーなどの実体は、パネル板40を介して設けられる透明電極シート41上に形成された電極によるセンサであって、静電容量の変化に基づき手指の接触を検出して所定の制御信号を出力する。このフロントパネル2においては、手指の接触が検出されたか否かを示す信号を出力するディジタル方式のセンサと、2点間の手指の位置を連続的に検出することができるアナログ方式のセンサとが用いられている。この図1の例では、各種キーにディジタル方式のセンサが用いられ、サーチバー30にアナログ方式のセンサが採用されている。
なお、以下では、ディジタル方式のセンサによる各種キーに触れ、当該キーに触れたことを検出させることを、便宜上、当該キーを押すと表現する。
表示部10の右側に隣接するように、ファンクションキー20、20、・・・が配される。ファンクションキー20、20、・・・は、複数(図1の例では、ファンクションF1〜F5の5個)のキー20、20、・・・からキー組が構成され、キー組毎に、キー20、20、・・・それぞれの機能を所定に切り替えることができるようにされている。ファンクションキー20、20、・・・それぞれに割り当てられる機能は、表示部10に表示される表示画面の表示モードがファンクションメニューモードであるときに、表示部10の右端の、ファンクションキー20、20、・・・それぞれに対応する位置に表示される。
ファンクションキー20、20、・・・の下部に、ページキー21およびディスプレイキー22が配される。ページキー21は、表示部10の表示モードをファンクションキーが表示されるファンクションモードに切り換えると共に、ファンクションキー20、20、・・・のキー組を切り換える。ディスプレイキー22は、表示部10に表示されている画面のモードを切り替える。
ディスク挿入口12の下部に、編集操作やシステム設定などに用いられる各種キー23A〜23Eが配される。これら各種キー23A〜23Eは、ユーザがパネル面を見なくても操作が可能なように、表面に所定に突起部が設けられる。なお、この図1の例では、キー23A〜23Cには、それぞれ2つの機能が割り当てられ、それぞれの機能の内容がキーの上下に記されている。シフトキー24を押しながらキー23A〜23Cを押すことで、例えばキーの下側に記されている機能が選択される。
図1の例では、キー23Aは、簡易的に編集を行う際に用いるキーであって、クリップの切り出しや接続を指示する。キー23Bは、サムネイル画像の表示を指示する。シフトキー24と共にキー23Bを操作することで、エッセンスマークサーチが指示される。エッセンスマークは、例えばカメラのフィルタ交換など、映像記録時の所定の条件の変化に応じて自動的に記録されるマークである。キー23C〜23Eは、この記録再生装置1のシステム設定を行う際に用いられるキーである。なお、キー23Cは、編集作業の際にも用いられる。
各種キー23A〜23Eの下部に、各種の記録再生動作を制御するためのキー25A〜25Eが配される。すなわち、キー25Aは、例えば1度押すことで現在再生または選択されているクリップの先頭に戻り、連続的に2度押すことで、ディスクに記録されている先頭のクリップに移動する。キー25Bは、順方向への1倍速の再生を指示するプレイバックキーである。キー26Cは、例えば1度押すことで現在再生または選択されているクリップの次のクリップの先頭に移動し、連続的に2度押すことで、ディスクに記録されている最後のクリップに移動する。キー25Dは、再生を停止する指示を出す停止キー、キー25Eは、記録を指示する記録キーである。記録キー25Eの両側には、誤操作を防ぐためのガードとして、縦長の棒状に凸部が設けられる。なお、プレイバックキー25Bとプレビューキー25Aとを同時に操作することで、逆方向への高速再生が指示される。また、プレイバックキー25Bとネクストキー25Dとを同時に操作することで、順方向への高速再生が指示される。
キー25A〜25Eの右側に、4方向キー27が配される。この4方向キー27は、上下左右の4方向にそれぞれ対応した4個のキーからなり、例えば表示部10の表示に基づき方向指示を行うことが必要な際に用いられる。また、4方向キー27は、例えば編集作業を行う場合に、上述したキー23Cと共に押すことで、IN点およびOUT点の指定や、再生位置に対するマーキングの指定がなされる。なお、フロントパネル2の4方向キー27のそれぞれに対応する位置は、凸型形状とされ、ユーザがパネル面を見なくても操作可能とされている。
キー25A〜25Eの下部に、アナログ方式のセンサからなるサーチバー30が配される。サーチバー30は、手指が触れた位置を直線状に検出することができる。例えば、サーチバー30の両端に配置された2つの電極それぞれの静電容量の変化に基づき、手指が触れた位置を検出する。両端の2点の値を用いて位置を検出するので、ユーザの指の太さなどにかかわらず、検出される位置を1点に特定することができる。サーチバー30は、パネル板40が円弧状に抉られ、横長の凹型形状をなしている。また、サーチバー30は、凹型形状内における横方向中央部のやや上側に突起32が設けられ、ユーザが中央部を識別容易とされている。
また、サーチバー30の円弧状に抉られた底部は、サーチバー30における横方向に直線状の位置検出可能範囲に対応してスリット状に透過部31が形成され、パネル板40の裏面側のこの透過部に対応する位置にLEDといった発光素子を設けた場合に、発光素子の発光がパネル面側から確認できるようにする。詳細は後述するが、発光素子は、スリット状の透過部31の全体にわたって複数個が設けられ、サーチバー30に手指が触れた位置に対応して発光するようにされている。
また、サーチバー30の右側に、サーチバー30の操作に対する動作モードなどの指定および表示を行う、サーチモードキー28A〜28Cが配される。サーチモードキー28A〜28Cに対応してパネル板40に透過部が所定に形成され、パネル板40の裏面側のこの透過部に対応する位置にLEDといった発光素子が設けられる。
図3は、フロントパネル2に関する回路構成を概略的に示す。タッチパネル部42は、図2を用いて説明したパネル板40および透明電極シート41と、透明電極シート41からの出力信号を後続するKYマイコン44に対応した制御信号に変換する制御モジュールとを含む。タッチパネル部42がLED基板モジュール43を介してKYマイコン44に接続される。KYマイコン44は、記録再生装置1の本体側のシステムコントローラ(シスコン)45に接続される。
なお、例えばシフトキー24などの、非タッチパネル方式によるキーの一部または全部は、出力信号が例えばKYマイコン44に直接的に供給される。
LED基板モジュール43は、タッチパネル部42のフロントパネル2正面から見て奥に取り付けられ、基板上の所定位置にLEDが配置されると共に、LEDの発光制御回路が設けられる。上述したように、LEDの位置に対応したパネル板40に透過部が設けられ、LEDによる発光がフロントパネル2の表面側から確認できるようになっている。図1の例では、上述もしたが、サーチモードキー28A〜28Cに対応する位置にそれぞれLEDが配置されると共に、サーチバー30におけるスリット状の透過部31の全長に対応して、複数個のLEDが配置される。
KYマイコン44は、例えばマイクロプロセッサからなり、タッチパネル部42から供給された制御信号に応じた命令を、本体側のシステムコントローラ45に対して出力する。また、KYマイコン44は、タッチパネルに対する操作やシステムコントローラ45からの命令に基づきLED基板モジュール43の発光制御回路を制御し、LEDを所定に点灯させる。
次に、この発明の一実施形態による操作子について詳細に説明する。一実施形態による操作子は、記録再生装置1の回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dに適用されている。以下、回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dのそれぞれを適宜回転つまみ13と称する。
記録再生装置1は、4チャンネルの音声入力が可能とされている。例えば回転つまみ13A〜13Dは、それぞれチャンネル1〜4のレベル調整用ボリュームである。レベル調整用ボリュームなどの頻繁に使用することのない操作子は、誤動作しないように容易に触れない構造とすることが好ましい。回転つまみ13は、そのような操作子に適した、誤動作を防止でき、且つ操作性およびデザイン性に優れている。
図4は、回転つまみ13の配置部を側面から見た断面図である。また、図5は、記録再生装置1における回転つまみ13A、13B、13Cおよび13Dの配置部を斜め下方から見た斜視図である。回転つまみ13は、例えば合成樹脂材料から形成され、略円筒形状に構成されている。回転つまみ13は、中央部に取り付け部51を有しており、当該取り付け部51は、回転つまみ13の裏側となる下面52側からプリント基板53上の可変抵抗器などの電気部品54に取り付けられている。
回転つまみ13は、パネル板40によって回転つまみ13の表面となる上面55が覆われるように配置されている。ただし、回転つまみ13は、操作部である周面56の円弧がフロントパネル2から部分的に露出し突出するようにパネル板40に覆われている。操作部は、操作の際にユーザによって触れられる部分である。回転つまみ13の上面55をパネル板40で覆うことによって、回転つまみ13の誤動作が防止される。
また、パネル板40は、フロントパネル2のパネル面、すなわち記録再生装置1の外形面を形成している。すなわち、回転つまみ13は、フロントパネル2のパネル面から突出しないように配置される。これによって、タッチパネルを適用して得られたフロントパネル2のパネル面のフラット感を保つことができる。また、タッチパネルを構成するパネル板40を回転つまみ13を覆うカバー部材としているため、新たにカバー部材を使用する必要がなくなる。
記録再生装置1は、フロントパネル2の端部に傾斜を持たせ、それによってフロントパネル2から突出する部分の外形を切り欠いて回転つまみ13の角部57をフロントパネル2から露出し突出させている。この回転つまみ13を露出し突出させる構造は、特に限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、段差部58をフロントパネル2の端部に持たせたものであってもよい。
回転つまみ13は、ユーザが角部57に指を掛け動かすことによって、取り付け部51を中心として回動可能とされている。フロントパネル2からの角部57の露出は、誤動作防止のために、ユーザが角部57に指を掛け回転つまみ13を回転させるのに必要十分である程度とされる。なお、指の掛かりを良好とするために、回転つまみ13の周面56には、滑り止め用の溝が形成されている。
回転つまみ13の角部57は、フロントパネル2の下端部、すなわち記録再生装置1の底部側から露出している。このように、他の操作においてユーザが触りにくいフロントパネル2の下端部から回転つまみ13の角部57を露出させることによって、誤操作をより防止できる。なお、回転つまみ13の角部57をフロントパネル2の上端、左右側端などの他の端部から露出することも可能である。
図5に示すように、回転つまみ13の上面55には、印刷、凹凸形状などによって指標59が設けられている。指標59は、回転つまみ13を操作した際に変位する変位部の所定位置を示す目印である。図示した例では、回転つまみ13の上面55の端部近傍に設けられた丸印を指標59としているが、上面55の所定位置を表す目印となるのであれば、矢印などの記号、文字または図形など他の形状を指標59としてもよい。
少なくとも図5中の破線領域Aに示すパネル板40の回転つまみ13が配置されている部分は、回転つまみ13の指標59を視認できる程度の透明性を有しており、ユーザは、パネル板40を介して回転つまみ13の指標59を視認することができる。
パネル板40には、回転つまみ13の指標59に対応する目盛り60、60、・・・などの指標が記されている。この指標は、ユーザが回転つまみ13による操作状態を確認するためのものであり、印刷、凹凸形状などによってパネル板40に設けられている。また、この指標は、表示部10に表示するようにしてもよい。例えば、ユーザは、回転つまみ13の指標59が指す目盛り60を見ることによって、回転つまみ13によるレベル調整の設定を容易に確認することができる。なお、目盛り60の数および位置は、特に限定されるものではない。また、パネル板40の指標は、図示した丸印による目盛り60に限らず、矢印などの記号、文字、図形またはこれらの組み合わせによって構成してもよい。
以上のように構成された回転つまみ13では、例えばユーザが手のひらを上向きとなるようにして回転つまみ13が配置されているフロントパネル2の下端部に指を入れ、フロントパネル2から露出し突出している回転つまみ13の角部57に指を掛け動かすことによって、記録再生装置1を容易に操作できる。パネル板40を介して回転つまみ13の指標59が視認できるため、レベル調整の位置を容易に確認することができる。また、回転つまみ13以外による操作など、通常の記録再生装置1の使用環境では、回転つまみ13の角部57に触れることはないため、誤操作を防止できる。したがって、操作性を損なわずに誤操作を防止できる。
また、パネル板40は、記録再生装置1の外形面を形成しているため、回転つまみ13をフロントパネル2に配置しても、パネル面を凹凸のないフラットな形状とすることができ、記録再生装置1の外観に高級感を持たせることができる。
図7は、回転つまみ13による動作を説明するための記録再生装置1の部分的な構成の一例を示す。
システムコントローラ45は、例えばROM(Read Only Memory)に記録されているプログラムによって、上述したKYマイコン44などから供給されるタッチパネル、非タッチパネル方式の操作キーに応じた制御信号に基づき、以下のような記録/再生処理を行うように記録再生装置1を構成する各部を制御する。
<記録処理>
記録処理時には、ビデオカメラなどから入力端子74を介して4チャンネルのアナログ音声信号が音声信号入力部75に供給される。音声信号入力部75は、レベル調整部76A〜76Dを有している。音声信号入力部75に供給された1〜4チャンネルのアナログ音声信号のレベルは、それぞれレベル調整部76A〜76Dの設定に調整される。
レベル調整部76A〜76Dのそれぞれは、上述した電気部品54を構成要素としており、それぞれの電気部品54に取り付けられている回転つまみ13A〜13Dを操作することによって、レベル調整部76A〜76Dのそれぞれの設定を変更できる。例えば、フロントパネル2の正面から回転つまみ13を時計回りに回転するように操作した場合は、音声信号の入力レベルが増大するように設定され、反時計回りに回転するように操作した場合は、音声信号の入力レベルが低減するように設定される。
音声信号入力部75は、レベル調整部76A〜76Dによってレベル調整した4チャンネルのアナログ音声信号に対して音質補正などの所定の処理を施した後、アナログ/ディジタル変換される。音声信号入力部75によって処理された音声信号は、音声/映像(A/V)信号処理部77に供給される。
一方、ビデオカメラなどから入力端子78を介して映像信号が映像信号入力部79に供給される。映像信号入力部79は、入力端子78を介して供給された映像信号に所定の処理を施す。映像信号入力部79によって処理された映像信号は、音声/映像信号処理部77に供給される。
音声/映像信号処理部77は、音声信号入力部75から供給された音声信号と映像信号入力部79から供給された映像信号のそれぞれに、システムコントローラ45からの制御信号に基づく所定の処理を施す。所定の処理が施された音声/映像信号は、記録再生装置1の外部に出力可能とされる。所定の処理が施された映像信号は、表示用の処理が施され表示部10にも供給される。これによって、表示部10に映像が表示される。所定の処理が施された音声/映像信号は、記録時には、エンコーダ/デコーダ(ENC/DEC)80にも供給される。
エンコーダ/デコーダ80は、メモリ81を用いて音声/映像信号処理部77から供給される音声/映像信号に圧縮符号化処理を行う。エンコーダ/デコーダ80によって処理された音声/映像信号は、ドライブ82に供給される。
ドライブ82は、エンコーダ/デコーダ80から供給された音声/映像信号に対して、エラー訂正符号化、記録符号化変調などの処理を順次行って、光ディスク83に音声/映像信号を記録する。
<再生処理>
再生処理時には、ドライブ82は、光ディスク83から読み出された音声/映像信号に対して、復調、エラー訂正符号の復号などの処理を順次行う。ドライブ82によって処理された音声/映像信号は、エンコーダ/デコーダ80に供給される。
エンコーダ/デコーダ80は、ドライブ82から供給された音声/映像信号の圧縮符号を伸長する。エンコーダ/デコーダ80によって伸長された音声/映像信号は、音声/映像信号処理部77に供給される。
音声/映像信号処理部77は、エンコーダ/デコーダ80から供給された音声/映像信号のそれぞれに、システムコントローラ45からの制御信号に基づく所定の処理を施す。所定の処理が施された音声/映像信号は、記録再生装置1の外部に出力可能とされる。なお、映像信号は、表示用の処理が施され表示部10にも供給される。これによって、表示部10に再生映像が表示される。
以上のように、記録再生装置1では、回転つまみ13A〜13Dを操作することによって、4チャンネルの音声信号の入力レベルをそれぞれ調整することができる。
なお、一実施形態では、記録/再生を行う記録媒体として光ディスク83を用いたが、他の記録媒体を用いてもよい。図8は、記録再生装置1の概略的な構成の変形例を示すブロック図である。図9は、記録再生装置1の概略的な構成の他の変形例を示すブロック図である。
図8に示す記録再生装置1では、ドライブ82は、記録時にエンコーダ/デコーダ80から供給された音声/映像信号に対して、エラー訂正符号化、記録符号化変調などの処理を順次行って、磁気テープ84に音声/映像信号を記録する。また、ドライブ82は、再生時に磁気テープ84から読み出された音声/映像信号に対して、復調、エラー訂正符号の復号などの処理を順次行う。他の動作については、図7を参照して説明したのと同様であり、ここでは説明を省略する。
図9に示す記録再生装置1では、記録時にエンコーダ/デコーダ80によって圧縮符号化された音声/映像信号は、メモリインタフェース(I/F)85に供給され、フラッシュメモリなどの着脱可能なメモリ86に音声/映像信号が記録される。また、再生時には、メモリ86から読み出された音声/映像信号がメモリインタフェース85を介してエンコーダ/デコーダ80に供給される。他の動作については、図7を参照して説明したのと同様であり、ここでは説明を省略する。
これら変形例および他の変形例における記録再生装置1についても、回転つまみ13A〜13Dを操作することによって、4チャンネルの音声信号のそれぞれの入力レベルを調整することができる。
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述した説明では、記録再生装置1を機器の一例としたが、これに限らず、各種実験装置などの電子機器、電化製品、器具などの誤操作を防止したい操作子を備える他の機器に適用できる。
また、一実施形態による操作子として回転つまみ13について説明したが、スライド式つまみ、押引用つまみなどの操作子に適用してもよい。また、回転つまみ13は、入力音声信号のレベル調整用の操作子に限らず、入力映像信号、出力音声信号、出力映像信号などのレベル調整用の操作子に適用できる。また、操作子は、ボリュームの操作子に限らず、回転式スイッチの操作子などであってもよい。さらに、回転つまみ13は、電気的な操作を行うものに限らず、機械的な操作を行うものであってもよい。
この発明の一実施形態による操作子を適用した記録再生装置のフロントパネルの構成の一例を示す図である。 タッチパネルの構成の一例を示す断面図である。 フロントパネルに関する回路構成の一例を示すブロック図である。 回転つまみの配置部の構造を示す断面図である。 回転つまみの配置部を斜め下から見た斜視図である。 回転つまみを露出させる他の構造を示す断面図である。 記録再生装置の部分的な構成の一例を示すブロック図である。 記録再生装置の部分的な構成の変形例を示すブロック図である。 記録再生装置の部分的な構成の他の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・記録再生装置
13(13A,13B,13C,13D)・・・回転つまみ
40・・・パネル板
55・・・上面
56・・・周面
57・・・角部
59・・・指標
60・・・目盛り

Claims (6)

  1. 変位部に指標が設けられ、
    透明性のカバー部材によって操作部が部分的に露出するように覆われ、
    上記指標が上記カバー部材を介して視認可能に配置された
    ことを特徴とする操作子。
  2. 変位部に指標が設けられた操作子を、
    透明性のカバー部材によって操作部が部分的に露出するように覆い、
    上記指標が上記カバー部材を介して視認可能に配置する
    ことを特徴とする操作子の配置方法。
  3. 変位部に設けられた第1の指標が外形面側から視認可能に配置された操作子と、
    上記外形面を形成すると共に、上記操作子の操作部が部分的に露出するように上記操作子を覆う透明性のカバー部材と
    を有することを特徴とする機器。
  4. 上記カバー部材は、タッチパネル装置のパネルである請求項3に記載の機器。
  5. 上記第1の指標に対応する第2の指標が上記カバー部材に記されている請求項3に記載の機器。
  6. 上記操作部を底部側にて露出するようにした請求項3に記載の機器。


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