JP2006293124A - Projector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、液晶パネル等の光変調装置を用いて画像を投射するプロジェクタに関する。 The present invention relates to a projector that projects an image using a light modulation device such as a liquid crystal panel.
従来のプロジェクタとして、スクリーンの手前側から画像を投射するフロントプロジェクションと、スクリーンの背後側から画像を投射するリアプロジェクションとを切り換えて表示可能なものがある。 As a conventional projector, there is a projector that can switch and display a front projection that projects an image from the front side of the screen and a rear projection that projects an image from the back side of the screen.
このようなプロジェクタでは、例えば左右反転制御信号によって液晶モジュールのドライバ制御を行うことにより、適正な画像をスクリーンに投影することができるようになっている(特許文献1)。また、別のプロジェクタでは、例えばプロジェクタを収納する場所に設けたコネクタを利用して走査方向を自動的に切り換えることにより、適正な画像をスクリーンに投影することができるようになっている(特許文献2)。また、さらに別のプロジェクタでは、反転のない画像と反転した画像とを表示することによって、ユーザに正常な画像を選択させ、このように選択された画像に基づいて、適正な画像をスクリーンに投影することができるようになっている(特許文献3)。
しかし、左右反転制御信号を準備する方法や、ユーザに正常な画像を選択させる方法では、ユーザが積極的に切換え操作を行う必要があり、投射画像を正常に観察することができるようになるまでの操作が煩雑なものとなる。 However, in the method of preparing the left / right inversion control signal or the method of allowing the user to select a normal image, the user needs to actively perform a switching operation until the projection image can be normally observed. The operation becomes complicated.
また、プロジェクタの収納場所にその収納を自動的に検出するためのコネクタを設けたものでは、特定のキャビネットにプロジェクタを収納することが前提となっており、異種のキャビネットに収める場合や、キャビネットのないリアプロジェクションスクリーンに画像を投射すると投射画像が反転してしまうという問題がある。 In addition, projectors that have a connector for automatically detecting the storage at the projector storage location are based on the premise that the projector is stored in a specific cabinet. When an image is projected on a rear projection screen that does not exist, there is a problem that the projected image is inverted.
そこで、本発明は、多様な状態で使用されるプロジェクタにおいて、ユーザに煩雑な操作を要求することなく、高い確実性で正常な画像をスクリーン上に投射することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to project a normal image with high certainty on a screen without requiring a complicated operation from a user in a projector used in various states.
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタは、(a)画像形成及び画像投射用の映像光学系と、映像光学系を動作させる映像回路とを有するプロジェクタ本体と、(b)プロジェクタ本体によって画像を投射すべきスクリーン上に所定の検査光を入射させる投光手段と、(c)所定の検査光を入射させたスクリーンからの反射光を検出するセンサと、(d)センサの検出出力に基づいて、スクリーンが背面投射型であるか正面投射型であるかを判断する判定手段と、(e)判定手段の判定結果に基づいて、プロジェクタ本体によって投射すべき画像の左右反転の有無を切り換える画像処理部とを備える。 In order to solve the above problems, a projector according to the present invention includes: (a) a projector main body having an image optical system for image formation and image projection; and a video circuit for operating the video optical system; and (b) a projector main body. A light projecting means for causing predetermined inspection light to be incident on a screen on which an image is to be projected; (c) a sensor for detecting reflected light from the screen on which the predetermined inspection light is incident; and (d) a detection output of the sensor. And (e) based on the determination result of the determination unit, whether the image to be projected by the projector main body is reversed or not is reversed based on whether the screen is a rear projection type or a front projection type. An image processing unit.
上記プロジェクタでは、判定手段が、スクリーンからの反射光を検出するセンサの検出出力に基づいて、スクリーンが背面投射型であるか正面投射型であるかを判断するので、プロジェクタを収納すべきキャビネットの存在の有無に拘わらず、スクリーンのタイプを確実に判定することができる。よって、プロジェクタを設置するだけで、自動的にスクリーンのタイプに応じた左右反転のない画像を投射することができ、ユーザが設定を切り換える操作を行う必要もない。 In the projector, the determination unit determines whether the screen is a rear projection type or a front projection type based on a detection output of a sensor that detects reflected light from the screen. Regardless of the presence or absence, the screen type can be reliably determined. Therefore, it is possible to automatically project an image without left-right inversion according to the screen type simply by installing the projector, and the user does not need to perform an operation of switching the setting.
本発明の具体的側面又は態様では、投光手段が、プロジェクタ本体を介して、スクリーン上に所定の検査光に対応する検査画像を投射させる。この場合、プロジェクタ本体によって形成される検査画像を検査光として利用することができる。 In a specific aspect or aspect of the present invention, the light projecting unit projects an inspection image corresponding to predetermined inspection light on the screen via the projector body. In this case, an inspection image formed by the projector body can be used as inspection light.
本発明の別の具体的側面では、投光手段が、検査画像として、第1輝度の画像と第1輝度と異なる第2輝度の画像とを時間差で投影する。この場合、時系列で投影した輝度の異なる画像の投射によって得られる反射光の強度差を利用することによって、スクリーンのタイプをより正確に判定することができる。 In another specific aspect of the present invention, the light projecting unit projects a first luminance image and a second luminance image different from the first luminance with a time difference as the inspection image. In this case, the screen type can be determined more accurately by using the intensity difference of the reflected light obtained by projecting images with different brightness projected in time series.
本発明の別の具体的側面では、投光手段が、検査画像として、第1輝度の領域と第2輝度の領域とを含む画像を投影する。この場合、輝度の異なる領域を有する画像の投射によって得られる反射光の強度差を利用することによって、スクリーンのタイプをより正確に判定することができる。 In another specific aspect of the present invention, the light projecting unit projects an image including a first luminance region and a second luminance region as an inspection image. In this case, the screen type can be determined more accurately by using the difference in intensity of the reflected light obtained by projecting images having areas with different luminances.
本発明の別の具体的側面では、判定手段が、センサの出力が所定の閾値を超えるか否かを判断する。この場合、スクリーンでの反射率を利用してスクリーンのタイプを簡易に判定することができる。 In another specific aspect of the present invention, the determination unit determines whether the output of the sensor exceeds a predetermined threshold value. In this case, the screen type can be easily determined using the reflectance on the screen.
本発明の別の具体的側面では、映像光学系が、光源と、当該光源から射出された照明光を変調する光変調部と、当該光変調部を経て形成される像光を投射する投射光学系とを有する。この場合、スクリーンのタイプに応じて映像回路での信号処理を切り換えて、光変調部を駆動する信号を左右反転させた画像に簡単に切り換えることができる。 In another specific aspect of the invention, the imaging optical system projects a light source, a light modulation unit that modulates illumination light emitted from the light source, and image light that is formed through the light modulation unit. System. In this case, the signal processing in the video circuit can be switched according to the type of the screen, and the signal for driving the light modulation unit can be easily switched to the left and right inverted image.
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタを概念的に説明するブロック図である。このプロジェクタ10は、光学エンジンユニットとも呼ばれる本体光学装置11と、回路その他に電力を供給する電源装置14と、ランプ光源等を空冷するための冷却ファンユニット15A,15Bと、装置全体の動作を制御するための回路装置16と、プロジェクタ10の正面側に配置されるスクリーンからの反射光を検出するCCDカメラ17と、プロジェクタ10の傾斜状態を検出する加速度センサ18と、装置全体を覆う外装ケース19とを備える。なお、回路装置16は、プリント基板上に搭載された電子部品等からなり、外装ケース19内の上層に収められるものであるが、図面では便宜上外装ケース19外に表示している。
[First Embodiment]
FIG. 1 is a block diagram conceptually illustrating the projector according to the first embodiment of the invention. The
このうち、本体光学装置11は、光源光を均一化した照明光を発生する光源装置30と、光源装置30を経た照明光を赤・緑・青の3色に分割する分割照明系40と、分割照明系40から射出された各色の照明光によって照明される光変調部50と、光変調部50を経た各色の変調光を合成するクロスダイクロイックプリズム60と、クロスダイクロイックプリズム60から射出された像光をスクリーン(不図示)に投射する投射レンズ70とを備える。これらの光源装置30、分割照明系40、光変調部50、クロスダイクロイックプリズム60、及び投射レンズ70は、映像光学系を構成し、遮光性を有するケース部材11a中に略全体が収納されている。
Among these, the main body
ここで、光源装置30は、略点状の発光部を形成するランプ光源31と、パラボラその他の表面形状を有しランプ光源31からの光源光を反射する凹面鏡32と、凹面鏡32で反射された光源光を均一な照明光とする均一化光学系33とを備える。このうち、ランプ光源31は、例えば高圧水銀ランプ等のランプ光源からなり、略白色の光源光を発生する。また、凹面鏡32は、ランプ光源31から放射される光線を反射して、略平行光束として均一化光学系33に入射させる。均一化光学系33は、詳細な説明は省略するが、フライアイ状の一対のレンズアレイと、レンズアレイによる波面分割光を重ね合わせるための重畳レンズと、照明光を所定の偏光成分に変換する偏光変換部材とを備える。
Here, the
分割照明系40は、各色の照明光を形成する色分離光学系であり、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bと、反射ミラー42a,42b,42cとを備える。この分割照明系40は、均一化光学系33を経た照明光を赤色光、青色光、及び緑色光の3つの光束に分離する。すなわち、第1ダイクロイックミラー41aは、赤・青・緑(R・G・B)の3色のうち赤色光LRを反射し、青色光LBと緑色光LGとを透過させる。また、第2ダイクロイックミラー41bは、入射した青色光LB及び緑色光LGのうち青色光LBを反射し緑色光LGを透過させる。なお、図示を省略しているが、緑色光LGの光路上の反射ミラー42b,42cの周辺には、緑色と他の色との光路差を補償するためのリレーレンズが配置されている。また、分割照明系40の出力部、すなわち3つのミラー42a,41b,42cの射出側には、各色の液晶パネル51r,51b,51gに対向してフィールドレンズが配置されている。
The divided
光変調部50は、3色の照明光LR,LB,LGがそれぞれ入射する3つの液晶パネル(液晶表示パネル)51r,51b,51gを備える。なお、図示を省略しているが、各液晶パネル51r,51b,51gを挟むように3組の偏光フィルタが配置されている。各液晶パネル51r,51b,51gとこれらを挟む一対の偏光フィルタとは、各色の照明光LR,LB,LGを画素単位でそれぞれ変調する各色用の液晶ライトバルブを構成する。
The
この光変調部50において、反射ミラー42aで反射された赤色光LRは、液晶パネル51rの画像形成領域に入射し、ダイクロイックミラー41bで反射された青色光LBは、液晶パネル51bの画像形成領域に入射し、反射ミラー42cで反射された緑色光LGは、液晶パネル51gの画像形成領域に入射する。各液晶パネル51r,51b,51gは、入射した照明光に対してその偏光方向の空間的分布を変化させる。つまり、各液晶パネル51r,51b,51gにそれぞれ入射した各色光LR,LB,LGは、各液晶パネル51r,51b,51gに電気的信号として入力された駆動信号或いは制御信号に応じて、画素単位で偏光状態が調整され、不図示の偏光フィルタの通過に伴って画素単位で強度変調される。
In the
クロスダイクロイックプリズム60は、カラー画像を合成するための光合成光学系であり、その内部には、赤色光反射用の第1ダイクロイック膜(具体的には誘電体多層膜)61と、緑色光反射用の第2ダイクロイック膜(具体的には誘電体多層膜)62とが、X字状に配置されている。このクロスダイクロイックプリズム60は、液晶パネル51rからの赤色光LRを第1ダイクロイック膜61で反射して進行方向右側に射出させ、液晶パネル51bからの青色光LBを両ダイクロイック膜61,62を介して直進・射出させ、液晶パネル51gからの緑色光LGを第2ダイクロイック膜62で反射して進行方向左側に射出させる。
The cross
このようにクロスダイクロイックプリズム60で合成された像光は、投射光学系である投射レンズ70を経て、図2(a)に示す反射型で通常のフロント投射型のスクリーンSR1や、図2(b)に示す透過型で通常のリア投射型のスクリーンSR2に、適当な拡大率のカラー画像として投射される。
The image light synthesized by the cross
電源装置14は、光源装置30に設けたランプ光源31を所望の輝度で点灯させるとともに、冷却ファンユニット15A,15Bや回路装置16に適当な電力を供給する。
The
冷却ファンユニット15A,15Bは、ファン、モータ等をそれぞれ備え、回路装置16からの制御信号に基づいて、外装ケース12内に給気したり外装ケース12外に排気したりすることができ、外装ケース12中に適当な流量で冷却用の気流を形成することができる。
Each of the cooling
回路装置16は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部81と、画像処理部81の出力に基づいて各液晶パネル51r,51b,51gを駆動するパネル駆動部82と、CCDカメラ17を適宜動作させてその計測信号から必要な情報を読み取る画像解析部92と、加速度センサ18の出力から必要な情報を読み取る傾斜検出部93と、これらの回路部分81,92,93等の動作を統括的に制御する主制御部88とを備える。ここで、画像処理部81及びパネル駆動部82は、映像光学系である本体光学装置11を直接動作させる映像回路として機能する。つまり、本体光学装置11、画像処理部81、パネル駆動部82等は、画像を表示するためのプロジェクタ本体となっている。
The
回路装置16において、画像処理部81は、入力された外部画像信号に対して適宜補正を行う補正部81aと、外部画像信号に代えて或いは重畳して文字情報等を表示するOSDC部81bとを備える。前者の補正部81aは、主制御部88からの指令に基づいて、外部画像信号に対して色補正や歪補正等の各種画像処理のほか、画像の左右を反転させたり、画像を180°回転させたりする。具体的には、プロジェクタ10からの画像を投影すべきスクリーンが透過型でリア投射型のものである場合、すなわち図2(b)に示すように観察者OBがプロジェクタ10の反対側から観察する場合、外部画像信号に対応する画像を左右を反転させた左右反転画像に切り替えて表示させることができる。なお、プロジェクタ10からの画像を投影すべきスクリーンがフロント投射型のものである場合、すなわち図2(a)に示すように観察者OBがプロジェクタ10側から観察する場合、外部画像信号に対応する画像をそのまま左右を反転させることなく表示させる。また、プロジェクタ10が天井側から吊り下げられて上下反転している場合、外部画像信号に対応する画像を180°回転させた倒立像(上下反転画像)に切り替えて表示させることができる。一方、後者のOSDC部81bは、主制御部88からの指令に基づいて、プロジェクタ10の動作設定・確認メニュー、動作状態、処理結果等に関する各種表示情報を画面上に表示するためのものである。つまり、OSDC部81bは、外部画像信号とは関係のない文字、図形等を含む各種表示情報に相当する変調を各液晶パネル51r,51b,51gに対して行い、投射レンズ70を介してスクリーン上に上記各種表示情報を投影する。なお、OSDC部81bは、補正部81aによって図2(b)のように外部画像信号に対応する画像を左右反転画像に切り替えて表示させる場合、文字、図形等を含む上記表示情報を左右反転して表示させる。また、OSDC部81bは、補正部81aによって外部画像信号に対応する画像を上下反転画像に切り替えて表示させる場合、文字、図形等を含む上記表示情報を上下反転して表示させる。
In the
パネル駆動部82は、画像処理部81から出力された画像処理後の画像信号に基づいて各液晶パネル51r,51b,51gの状態を調節する駆動信号を発生する。これにより、画像処理部81から入力された画像信号に対応して、液晶パネル51r,51b,51g及びこれらに付随する偏光板からなるライトバルブにおいて、透過率分布としての画像を形成することができる。
The
画像解析部92は、CCDカメラ17を適当なタイミングで動作させて、プロジェクタ10の正面に配置されたスクリーンSR1,SR2(図2(a),(b)参照)の画像を取り込むことができる。具体的には、CCDカメラ17によって取り込んだ画像のうち、プロジェクタ10による像光の投射倍率や投射方向を考慮して、スクリーンの中央領域に対応する所定角度範囲内の画像を切り出して平均化する。この平均化した画像の輝度を反射光量としてスクリーンのタイプ判別に利用する。この際、投光手段である主制御部88、画像処理部81等を適宜動作させておけば、スクリーン上に一様で明度が異なる2種類の画像を検査光として投射することができ、反射光量の変化を求めることができる。このような反射光量の差は、スクリーンが反射型で通常のフロント投射型のものであるか、スクリーンが透過型でリア投射型のものであるかを判別するために利用することができる。なお、スクリーンが図2(a)に示すようなフロント投射型である場合、スクリーンSR1から反射される光量が多くなり、スクリーンSR1上に明度が異なる2種類の画像を投影した場合のCCDカメラ17による検出光量差が比較的大きなものとなる。また、スクリーンが図2(b)に示すようなリア投射型である場合、スクリーンSR2から反射される光量が少なくなり、スクリーンSR2上に明度が異なる2種類の画像を投影した場合のCCDカメラ17による検出光量差が比較的小さなものとなる。以上のような光量差の検出において、CCDカメラ17は、画像解析部92とともに反射光を検出するセンサとなっている。
The
傾斜検出部93は、ADコンバータを内蔵しており、加速度センサ18の出力をデジタルデータに変換するとともに、その値からプロジェクタ10の傾斜角を算出することができるようになっている。算出されたプロジェクタ10の傾斜角から、プロジェクタ10が逆さ吊りにされているか否かを判断する。
The
主制御部88は、マイクロコンピュータ等からなる制御手段であり、画像処理部81、画像解析部92、傾斜検出部93等を制御するために適宜用意されたプログラムに基づいて動作する。主制御部88は、記憶手段である記憶部88aを内蔵しており、この記憶部88aから画像処理部81、画像解析部92、傾斜検出部93等の動作に必要な各種データを随時読み出すとともに、必要な情報をこの記憶部88aに適宜保管する。主要な動作について説明すると、主制御部88は、例えば画像解析部92を介してプロジェクタ10が画像を投射している対象がフロント投射型のスクリーンであるか、リア投射型のスクリーンであるかを判断することができる。つまり、主制御部88は、画像解析部92からの情報に基づいてスクリーンが背面投射型であるか正面投射型であるかを判断する判定手段として機能する。また、主制御部88は、傾斜検出部93を介してプロジェクタ10が台上に載置されて通常の正立状態で使用されているか、天井側から吊り下げられて上下反対の倒立状態で使用されているかを判別することができる。
The
なお、主制御部88に接続されたキー入力部95は、主制御部88に対してユーザの指示を入力するためのものである。この際、画像処理部81に設けたOSDC部81b、パネル駆動部82、液晶パネル51r,51b,51g等は、主制御部88による動作設定・確認メニュー、動作状態、処理結果等の情報をユーザに提示するGUI型の入力装置として機能する。
The
以下、プロジェクタ10の主な動作を主制御部88の動作の説明を中心として説明する。
Hereinafter, the main operation of the
図3及び図4は、本プロジェクタ10による上下左右の表示切替を概念的に説明するフローチャートである。まず、主制御部88は、プロジェクタ10が電源に接続され電源装置14のスイッチがオン状態とされた場合、ランプ光源31を点灯するなどしてプロジェクタ10の起動を許容する(ステップS11)。次に、主制御部88は、画像処理部81を適宜動作させて、光変調部50等を介してスクリーン上に一様な白画像からなる検査画像を投影させる(ステップS12)。次に、主制御部88は、画像解析部92を適宜動作させてCCDカメラ17によってスクリーン上の画像すなわちスクリーン像を取り込ませるとともに、スクリーン像の輝度を反射光量として検出させる(ステップS13)。この反射光量データは、記憶部88aに一旦保管される。次に、主制御部88は、画像処理部81を適宜動作させて、光変調部50等を介してスクリーン上に一様な黒画像からなる検査画像を投影させる(ステップS14)。次に、主制御部88は、画像解析部92を適宜動作させてCCDカメラ17によってスクリーン像を取り込ませるとともに、スクリーン像の輝度を反射光量として検出させる(ステップS15)。この反射光量データも、記憶部88aに一旦保管される。
3 and 4 are flowcharts conceptually illustrating the up / down / left / right display switching by the
次に、主制御部88は、ステップS13で得た反射光量とステップS15で得た反射光量との差分又は比率が所定の閾値以上となっているか否かを判断する(ステップS17)。この結果、反射光量との差分又は比率が閾値以上であると判定された場合には、スクリーンが反射型で通常のフロント投射型のものであると判断され、外部画像信号に対して特別な画像処理が行われず、外部画像信号をそのまま元の左右で通常表示する表示維持が行われる(ステップS18)。一方、ステップS17で反射光量との差分又は比率が閾値未満であると判定された場合には、スクリーンが透過型でリア投射型のものであると判断され、画像処理部81にて外部画像信号に対して左右を反転させた左右反転画像への変換処理が行われ、変換後の左右反転画像がスクリーン上に投射される(ステップS19)。ここで、主制御部88と画像処理部81とは、スクリーンに投射すべき画像の左右反転の有無を切り換える画像処理部として機能する。
Next, the
次に、主制御部88は、傾斜検出部93を適宜動作させて加速度センサ18の出力を適宜取り込ませるとともに、プロジェクタ10の傾斜角を算出させる(ステップS21)。次に、主制御部88は、プロジェクタ10が上下反転状態であるか否か、すなわちステップS21で得た傾斜角が通常範囲にあるか、この傾斜角が上下反転範囲にあるかを判断する(ステップS22)。この結果、傾斜角が通常範囲であるとされた場合には、プロジェクタ10が台上に正立状態で載置されているものであると判断され、外部画像信号に対して特別な画像処理が行われず、外部画像信号をそのまま元の上下で正立表示する表示維持を行う(ステップS23)。一方、ステップS22で傾斜角が上下反転範囲であるとされた場合には、プロジェクタ10が天井側から吊り下げられて上下反転している倒立状態であると判断され、画像処理部81にて外部画像信号に対して180°回転させた倒立像への変換処理が行われ、変換後の上下反転画像がスクリーン上に投射される(ステップS24)。
Next, the
次に、主制御部88は、キー入力部95を介して設定の変更を要求するコマンドが入力されたか否かを判断する(ステップS31)。つまり、プロジェクタ10のユーザは、スクリーン上に表示された画像の上下左右が適正でないと考えた場合、キー入力部95を操作して表示変更メニューの起動を要求する。主制御部88は、この要求に応じて画像処理部81を動作させ、光変調部50等を介してスクリーン上に、文字等を含む画像を上下左右に反転させた4パターンの領域を表示させる(ステップS32)。次に、主制御部88は、ユーザがキー入力部95を介して4パターンの領域のいずれかを選択して確定する作業を待って、このように選択された領域に対応する反転を適正な反転処理に設定し記憶部88aに保管するとともに、画像処理部81にて外部画像信号に対して必要な反転処理が行われる(ステップS33)。つまり、画像処理部81は、記憶部88aに記憶された設定に基づいて、(1)反転処理を行わない、(2)上下反転処理のみ、(2)左右反転処理のみ、(4)上下左右反転処理のいずれかを選択して実行し、ユーザの求める適正な画像がスクリーン上に表示される。
Next, the
なお、ステップS31の設定変更を要求するコマンドが入力されていないと判断された場合、プロジェクタ10の電源スイッチをオフする操作が行われたか否かを判断し(ステップS34)、電源スイッチをオフする操作が行われない場合、ステップS31に戻ってステップS32,S34の処理を繰返すとともに、電源スイッチをオフする操作が行われた場合、電源遮断に伴って全体の処理を終了する。
If it is determined that the command for changing the setting in step S31 has not been input, it is determined whether an operation to turn off the power switch of the
以上の説明では、ステップS12,14で、光変調部50等を介してスクリーン上に白画像及び黒画像である一対の検査画像を時系列で投影しているが、このように時系列で投影すべき検査画像としては、所望の精度が確保できる限り、グレー等の中間トーンを含めることができ、さらに有彩色を含むものとすることもできる。
In the above description, in steps S12 and S14, a pair of inspection images, which are a white image and a black image, are projected in time series on the screen via the
また、検査画像としては、光変調部50等を利用してスクリーン上に投影するものに限らず、光変調部50とは別に設けた適当な投光手段を用いることができる。具体的には、図1に示すように、外装ケース19の前面に埋め込むようにスポットライト光源119を設け、スクリーン上にスポット光等を入射させることができる。この際、画像解析部92は、スポットライト光源119とCCDカメラ17とを同期して動作させることによって、スクリーンからの反射光量を計測することができる。なお、スポットライト光源119によって発生する検査光の波長は、可視光に限らず、赤外線等の視覚的に感知されないものとすることができる。
Further, the inspection image is not limited to the image projected on the screen using the
また、以上の説明では、スクリーン上に明度が異なる2種類の画像を検査光として投射しているが、スクリーン上に単一種類の明るい画像を検査光として投射し、その際の反射光量が既定の閾値を超えたか否かでスクリーンがリア投射型かフロント投射型かを判断することもできる。 In the above description, two types of images having different brightness are projected as inspection light on the screen. However, a single type of bright image is projected as inspection light on the screen, and the amount of reflected light at that time is predetermined. It is also possible to determine whether the screen is a rear projection type or a front projection type based on whether or not the threshold is exceeded.
〔第2実施形態〕
第2実施形態のプロジェクタは、図1等に示す第1実施形態に係るプロジェクタ10を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態のプロジェクタ10と同様であるものとする。
[Second Embodiment]
The projector according to the second embodiment is a modification of the
図5は、本プロジェクタ10による上下左右の表示切替の一部動作を概念的に説明するフローチャートである。主制御部88は、プロジェクタ10の起動を許容(ステップS11)後、画像処理部81を適宜動作させて、光変調部50等を介してスクリーン上に白黒のパターン画像からなる検査画像を投影させる(ステップS112)。図6は、ステップS112で投影される検査画像の一例を示しており、横のX方向に高輝度の白領域と低輝度の黒領域とが繰り返される白黒のストライプをスクリーン上に投影している。ただし、図示のパターン画像は一例であり、X方向及びY方向に繰り返される白黒のチェック模様を検査画像とすることもできる。次に、主制御部88は、画像解析部92を適宜動作させてCCDカメラ17によってスクリーン上の画像すなわちスクリーン像を取り込ませるとともに、スクリーン像の輝度を反射光量として検出させる(ステップS113)。この際、CCDカメラ17は、スクリーンの中央側の所定領域の画像をX方向に延びる適当な走査線で切り出して、輝度が一様で大きく変化しない帯域を決定する。そして、隣接する帯域で輝度を平均化することによって得た一対以上の輝度を、反射光量として記憶部88aに保管する。次に、主制御部88は、ステップS113で得た一対の反射光量の差分又は比率が所定の閾値以上となっているか否かを判断する(ステップS17)。以下は、図3及び図4に示す第1実施形態の動作と同様である。
FIG. 5 is a flowchart conceptually illustrating a partial operation of display switching between up / down / left / right by the
なお、この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。 In addition, this invention is not restricted to said embodiment, In the range which does not deviate from the summary, it can be implemented in a various aspect, For example, the following deformation | transformation is also possible.
また、上記実施形態では、スクリーンが透過型でリア投射型である場合も、図2(b)に示すように、プロジェクタ10を台上に載置するように説明してあるが、プロジェクタ10をキャビネット内に収納するとともに背後のミラー等を介して正面のスクリーンに画像を投射することも可能である。スクリーンが透過型でリア投射型
また、以上の説明では、スクリーンが透過型でリア投射型である場合に画像の反転処理を行うとしているが、スクリーンが透過型でリア投射型を基準とすれば、スクリーンが反射型でフロント投射型である場合に画像の反転処理を行うことも可能である。
Further, in the above embodiment, even when the screen is a transmissive type and a rear projection type, the
また、上記実施形態では、3色の液晶パネル51r,51b,51gによる像を合成する場合について説明したが、カラータイプの液晶パネルを直接投影する画像表示装置、液晶パネルが光を反射するタイプである画像表示装置、光変調装置として例えばマイクロミラーを用いた光変調装置を組み込んだ画像表示装置等についても、上記スクリーンの反射率を利用した画像の上下左右の自動的な切替が可能である。
In the above embodiment, the case of synthesizing images by the three color
10…プロジェクタ、 11…本体光学装置、 14…電源装置、 16…回路装置、 17…カメラ、 18…加速度センサ、 19…外装ケース、 30…光源装置、 33…均一化光学系、 40…分割照明系、 50…光変調部、 51r,51b,51g…液晶パネル、 60…クロスダイクロイックプリズム、 70…投射レンズ、 81…画像処理部、 82…パネル駆動部、 88…主制御部、 92…画像解析部、 93…傾斜検出部、 95…キー入力部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記プロジェクタ本体によって画像を投射すべきスクリーン上に所定の検査光を入射させる投光手段と、
前記所定の検査光を入射させた前記スクリーンからの反射光を検出するセンサと、
前記センサの検出出力に基づいて、前記スクリーンが背面投射型であるか正面投射型であるかを判断する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記プロジェクタ本体によって投射すべき画像の左右反転の有無を切り換える画像処理部と
を備えるプロジェクタ。 A projector main body having an image optical system for image formation and image projection, and an image circuit for operating the image optical system;
Projection means for causing predetermined inspection light to be incident on a screen on which an image is to be projected by the projector body;
A sensor for detecting reflected light from the screen on which the predetermined inspection light is incident;
Determination means for determining whether the screen is a rear projection type or a front projection type based on a detection output of the sensor;
A projector comprising: an image processing unit that switches between right and left reversal of an image to be projected by the projector body based on a determination result of the determination unit.
The video optical system includes a light source, a light modulation unit that modulates illumination light emitted from the light source, and a projection optical system that projects image light formed through the light modulation unit. The projector according to any one of claims 1 to 5.
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092465A (en) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Fukuoka Institute Of Technology | Three-dimensional surface inspection device and three-dimensional surface inspection method |
JP2014006479A (en) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Seiko Epson Corp | Display device, photographing method, and display method |
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2005
- 2005-04-13 JP JP2005115389A patent/JP2006293124A/en not_active Withdrawn
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