JP2006292311A - 床暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】専門業者が行う作業を最小限に抑え、極めて簡単に設置できる床暖房システムを提供する。
【解決手段】床暖房システム10は、それぞれ発熱抵抗体を備えた複数のヒータパネル20を、発熱抵抗体が互いに電気的に接続されるように予め結線したパネルユニット11と、パネルユニット11上に敷設された床仕上げ材12と、パネルユニット11への通電を制御するコントローラ13とを有する。パネルユニット11とコントローラ20とは、コネクタによって電気的に接続される。コントローラ20には、コントローラ20およびパネルユニット11に電力を供給するために電源コンセント4と接続される電源プラグ16が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気式の床暖房システムに関し、特に、床材の下に敷設されるヒータパネルと、ヒータパネルの制御のために室内の壁面に設置されるコントローラとの接続に関する。
従来、床暖房システムとしては、電熱ヒータを内蔵した複数のヒータパネルを床下地の上に敷設し、その上に床材を敷設したものが知られている。ヒータパネルは、1辺の長さが数十cm〜2m程度の矩形に形成されており、部屋の面積に応じて適宜結線して使用される。一方、温度制御用のコントローラは、床暖房システムが設置される室内の壁面に固定され、結線されたヒータパネルにさらに結線される。
ヒータパネル同士を接続する配線、およびヒータパネルとコントローラとを接続する配線は、電源線、アース線、およびセンサー線を含んでいる。そのため、これらの結線作業は専門の設備工事業者(国家資格(電気工事士)保有者)でしか行うことができない。したがって、従来の床暖房システムを施工するには、まず、ヒータパネルの敷設およびヒータパネル同士の結線を設備工事業者が行い、その後、敷設したヒータパネル上への床材の敷設を例えば工務店が行い、最後に、コントローラの設置作業およびヒータパネルとコントローラとの結線作業を再び設備工事業者が行うという手順が一般的であった。床材の敷設作業は、専門の業者によらずにユーザ自身でも行い得るものの、電源線の取り扱いを含む作業は専門の業者に依頼するしかなく、これらの作業の中でもヒータパネル同士の結線作業は煩雑な作業であった。
そこで、床暖房システムの施工に際しての工期短縮および工費削減のために、本出願人らは、特許文献1に開示されたような、ヒータパネルの軽量化を達成するとともに、ヒータパネル同士を予め結線してユニット化したヒータパネルを提案している。
特許第3592691号公報
上述したように、ヒータパネル同士を予め結線してユニット化することで、ヒータパネルの施工性は大幅に改善される。しかしながら、特許文献1に開示されたヒータパネルにおいても、コントローラの設置作業およびヒータパネルとコントローラとの結線作業は、建物内に配線された電源線に対する工事が必要であるため、専門の設備工事業者によって行う必要がある。
これらの作業は、ヒータパネル同士を結線する作業と比べると簡単ではあるが、汎用性がないものであった。つまり、電源線やアース線などが接続されるコントローラの端子は、その位置や形態が、製造メーカ、さらには品番ごとに異なっていることが多い。したがって、たとえ専門の設備工事業者であっても、コントローラへの結線作業は複雑で習熟を必要とする作業であった。こういった理由で、床暖房システムは、静かでクリーンな暖房であり、しかも放射によって室内全体を均一に暖めることができるにも拘わらず、特にリフォームにおいてはあまり普及していないのが現状である。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、専門業者が行う作業を最小限に抑え、極めて簡単に設置できる床暖房システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の床暖房システムは、それぞれ発熱抵抗体を備えた複数のヒータパネルを含み、発熱抵抗体が互いに電気的に接続されるように前記ヒータパネル同士が予め結線されたパネルユニットと、パネルユニット上に敷設された床仕上げ材と、パネルユニットへの通電を制御するコントローラと、を有する。そして、パネルユニットとコントローラとはコネクタによって電気的に接続され、コントローラには、コントローラおよびパネルユニットに電力を供給するために電源コンセントと接続される電源プラグが設けられている。
上記のとおり構成された本発明の床暖房システムでは、ヒータパネル同士は予め結線されているので、ヒータパネルの設置時の結線作業は不要であり、また、パネルユニットとコントローラとの接続は、コネクタによる接続であるので誰でも行い得る。さらに、コントローラへの電源投入作業は、電源プラグと電源コンセントとを接続するだけでよいので、この作業も誰でも行い得る。従って、電源線の取り扱いに関しては、電源コンセントが予め設定されていれば専門の業者による作業は必要なくなり、また、電源コンセントが設置されていなかったとしても、専門の業者による作業は、床暖房システムに関する専門知識を必要としない汎用的な作業で済む。
電源プラグは、電源ケーブルを介してコントローラに接続されていてもよいし、コントローラの背面側に固定されていてもよい。また、コントローラは、好ましくは、床暖房システムが設置される室内の壁に取り付けられる。この場合、壁にコントローラを固定する固定手段を有することもできる。特に、電源プラグがコントローラの背面側に固定されている場合は、電源プラグと電源コンセントとが、この固定手段を兼用していてもよい。
以上述べたように本発明の床暖房システムによれば、専門の業者による作業を最小限に抑え、しかも、その作業は汎用的な作業でよいので、結果的に、床暖房システムの施工費用および施工期間を大幅に削減することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による床暖房システムの概略斜視図であり、構成を分かりやすくするために一部を破断して示している。
図1に示すように、本実施形態の床暖房システム10は、床下地1上に敷設されたパネルユニット11と、パネルユニット11上に敷設された床仕上げ材12と、パネルユニット11への通電を制御するコントローラ30とを有する。
床下地1は、パネルユニット11が載置される板状の部分であり、例えば、合板、パーチクルボード、コンクリートスラブなどが挙げられる。また、新築ではなくリフォーム時に床暖房システム10を設置する場合は、既存の床自身を床下地1として利用することもできる。
パネルユニット11は、互いに隣接して並べられた複数のヒータパネル20を有する。各ヒータパネル20はそれぞれ発熱抵抗体(不図示)を内蔵し、各発熱抵抗体が並列接続されるように、ヒータパネル20同士は予め結線されている。パネルユニット11を構成する各ヒータパネル20のうちの一つには、温度センサー(不図示)が内蔵されている。また、各ヒータパネル20のうちの一つからは、パネルユニット11とコントローラ30とを電気的に接続するための口出し線14が引き出されている。温度センサーが内蔵されたヒータパネル20と口出し線14が引き出されたヒータパネル20とは、同じであってもよいし異なっていてもよい。
口出し線14は、発熱抵抗体に電力を供給するための電源線、アース線、および温度センサーへの信号の入出力のためのセンサー線を含む。これらの各線は、個別に引き出されていてもよいし、図1に示したように、まとめて1本のケーブルとして引き出されていてもよい。口出し線14を1本のケーブルとして引き出す場合は、フラットケーブルとすることが外観上好ましい。
ここで、ヒータパネル20について図2A〜図2Bを参照して説明する。
ヒータパネル20は、その外周部を取り囲むように構成された枠材22と、枠材22の内側の領域に配された断熱材21と、枠材22および断熱材21の上面を覆って設けられた面状発熱体23とを有する。さらに、面状発熱体23の上面は均熱材24で覆われ、ヒータパネル20の下面は補強シート25で覆われている。
枠材22としては、木材等からなる補強材22bと防振防音材22aとを積層したものを好ましく用いることができるが、軽量でかつヒータパネル20に必要な機械的強度を確保できるものであれば、その構造は任意であり、例えば、補強材22bのみで構成してもよいし、補強材22bと防振防音材22aとの積層順を入れ替えてもよい。
また、枠材22には、ヒータパネル20を床下地1(図1参照)上に固定するための領域を確保するという働きもある。床下地1へのヒータパネル20の固定は、例えば、釘打ち、接着、嵌め込みなどによって行うことができる。ヒータパネル20を固定する際には、枠材22が設けられた領域を利用する。
補強材22bには、軽量で強度のある材料、例えば、木材、合板、軽量プラスチックなどを用いることができる。補強材22bを設けることで、ヒータパネル20全体として高い強度が得られる。また、補強材22bはヒータパネル20の外周部に枠状に配されており、これにより、ヒータパネル20全体の重量が軽減され、自重による反り等の変形を抑制し、かつヒータパネル20の設置作業性が向上する。
防振防音材22aは、振動減衰が得られかつ上部からの荷重に耐え得る反発力をもつ材料からなり、補強材22bとともに枠材22を構成する。防振防音材22aとしては、クロロプレン等をベースとしたゴム系シート材、改質アスファルト系シート材、圧縮ウレタン発泡材、ポリエチレン発泡材等、あるいはこれらの材料に振動減衰を向上させるためのフィラーや添加物を含んだものを用いることができる。
面状発熱体23には、特に限定されないが、耐久性および遠赤外線放射効率の見地から、炭素繊維を発熱抵抗体とするものを好ましく用いることができる。また、ヒータパネル20の厚さを抑制するために、面状発熱体23の厚さは、好ましくは2mm以下、より好ましくは0.8mm以下とする。このような面状発熱体23としては、例えば、特開平8−207191号公報に開示されたような、非導電性繊維および導電性繊維の交点を接合してなる網目構造体の両端で導電性繊維と電極とを接続した後、樹脂に包埋あるいは繊維強化プリプレグシートを積層して形成した繊維強化樹脂成形体が挙げられる。
断熱材21は、面状発熱体23から発生した熱が裏面に伝わるのを抑え、上面の床仕上げ材12(図1参照)に向かって有効に伝えるために用いる。断熱材21としては、軽量で断熱効果があり、ヒータパネル20の通常使用温度に対する耐熱性を有するものが好ましく用いられる。その例として、発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレンなどの発泡樹脂、硬質木質繊維板あるいは軽量木質繊維板などの木質繊維成形体、ポリエステル繊維あるいはポリエーテルケトン繊維などの合成繊維などからなるフェルトマットなどが挙げられる。
均熱材24は、面状発熱体23から発生した熱を面内方向に均一に分散して床仕上げ材12に伝えるものである。具体的には、アルミニウムや銅といった金属の箔あるいは板などを用いることができる。
補強シート25は、断熱材21および枠材22の下面に固定されることにより、ヒータパネル20の強度を向上させるとともに、ヒータパネル20の内部の電気回路を保護する。補強シート25としては、新日石プラスト(株)製の「日石ワリフ」(登録商標)、あるいはこの「日石ワリフ」と紙のラミネート品、プラスチック系やアスファルト系の各種防水シート、ベークライト等のプラスチック成形板、ブリキやアルミニウムあるいはステンレス等の金属板、紙、およびガラス繊維シート等を用いることができる。
ヒータパネル20の1辺の外郭近くにおいて、ヒータパネル20の内部には、配線経路20aが、各ヒータパネル20が隣接する方向に沿ってヒータパネル20を貫通して形成されている。ヒータパネル20同士を並列接続する、電源線およびアース線を含む配線26は、この配線経路20aを通して引き回されている。配線経路20aには、ヒータパネル20を敷設した際に配線26の余長部分を収納する余長収納部20bが設けられている。
ヒータパネル20は、配線26によって互いに連結されているが、施工性を考慮すると、他の連結手段で互いに連結されていることが好ましい。連結手段は特に限定されないが、例えば、ヒータパネル20の両側縁部に孔22cを設け、隣り合うヒータパネル20の孔22c間に連結帯27を通して結ぶことにより、隣り合うヒータパネル20を連結帯27で機械的に連結する方法が好適である。この方法によれば、連結帯27の長さを調整することにより、ヒータパネル20間の間隔を調整でき、各種厚さのヒータパネル20の折り畳みに対応することができる。
上述したようにヒータパネル20同士が互いに連結されたパネルユニット11の設置は、例えば、以下のようにして行うことができる。
室内への搬入は、図3(a)に示すように、パネルユニット11をヒータパネル20の連結部でジグザグ状に折り畳んだ状態で行う。パネルユニット11の搬入後、図3(b)に示すように、パネルユニット11を引き伸ばして展開する。次いで、図3(c)に示すように、パネルユニット11を完全に展開して、床下地1(図1参照)上に敷き込む。次いで、ヒータパネル20同士を連結している連結帯27(図2A参照)を引き上げて各ヒータパネル20の間隔を詰め、その後、連結帯を切断、除去することによって、図3(d)に示すように、各ヒータパネル20を密接させ、パネルユニット11の設置を完了する。
再び図1を参照すると、パネルユニット11の周囲には、副材3が設置される。副材3は、床下地1上のパネルユニット11が設置されていない領域の高さを、パネルユニット11の上面の高さと一致させるためのものであり、例えば、ヒータパネル20の枠材22と同様の部材、例えば、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタンなどで構成することができる。
床仕上げ材12は、パネルユニット11および副材3の上面に固定される。床仕上げ材12としては、床材として一般に使用される任意の部材、例えば、木製フローリングボード、木材と樹脂との合成フローリング材、樹脂製タイル、タイルカーペットなどを用いることができる。パネルユニット11上への床仕上げ材12の固定方法も、用いる床材の種類に応じて、両面テープによる固定、釘による固定、接着剤による固定など、適宜方法を用いることができる。
上記のように床仕上げ材12には任意の部材を用いることができるが、床仕上げ材12がパネルユニット11上に設置されることを考慮すると、床仕上げ材12としては、パネルユニット11からの熱による変形や変質が生じにくいものであることが好ましい。このような床仕上げ材12としては、厚さ3mmと薄型でかつ切断加工が容易なことから施工性に優れ、しかも熱耐久性に優れている朝日ウッドテック(株)製の「メッセージニュー」(登録商標)を好ましく用いることができる。
コントローラ30は、口出し線14と接続されて壁2に固定されており、その前面には、パネルユニット11の電源のオン/オフ用のスイッチ、温度設定用のスイッチ、タイマー設定用のスイッチ等の操作部や、室温、この床暖房システムの運転モード等を表示する表示部などが、必要に応じて設けられている。コントローラ30には、パネルユニット11に設けられた温度センサーの検出結果や設定温度などに応じてパネルユニット11への通電を制御する制御回路(不図示)が内蔵されている。
図4Aに、コントローラ30の背面およびそれに関連する構成を示し、図4Bに、コントローラ30を壁2に取り付ける際の状態を側方から見た図を示す。
これらの図に示されるように、コントローラ30は、雌コネクタ32を有する。この雌コネクタ32は、パネルユニット11(図1参照)から引き出されている口出し線14の先端に設けられた雄コネクタ14aと対をなすものである。雄コネクタ14aをコントローラ30の雌コネクタ32に差し込むことで、コントローラ30とパネルユニット11とが接続される。また、コントローラ30からは、先端に電源プラグ16を有する電源ケーブル15が引き出されている。電源ケーブル15には任意のケーブルを用いることができるが、フラットケーブルとすることが外観上好ましい。壁2には、この電源プラグ16に対応する電源コンセント4が取り付けられている。電源コンセント4は、予め専門の設備工事業者によって取り付け工事が行われているか、あるいは既存のものを利用することもできる。
電源プラグ16を電源コンセント4に差し込むことで、コントローラ30に電力が供給され、さらにはコントローラ30から、雄コネクタ14aと雌コネクタ32との接続によって接続されたパネルユニット11への電力の供給、およびコントローラ30が温度センサーから得られた抵抗値に基づいてパネルユニット11への電力供給を制御することが可能となる。
また、コントローラ30の背面には、取り付け穴31が形成されている。一方、壁2には、取り付け穴31に係合する係合突起5が設けられている。取り付け穴31および係合突起5は、取り付け穴31に係合突起5を挿入することで、コントローラ30の自重によってコントローラ30が係合突起5に係合し、支持されるように構成されている。
次に、本実施形態の床暖房システム10の、施工手順の一例について、リフォーム時の施工の場合を例に挙げて説明する。
まず、床下地1の上に、パネルユニット11を設置する。この場合、床下地1は既存の床である。パネルユニット11の設置は、前述の手順で行うことができる。次いで、パネルユニット11の周囲に副材3を設置する。その後、パネルユニット11および副材3の上に、床仕上げ材12を設置する。この際、パネルユニット11に設けられた口出し線14を床仕上げ材12の上に引き出しておく。
次いで、コントローラ30を壁2に固定する。口出し線14の雄コネクタ14aをコントローラ30の雌コネクタ32に差し込み、パネルユニット11とコントローラ30とを接続する。
最後に、電源プラグ16を電源コンセント4に差し込む。以上で床暖房システム10の施工が完了する。なお、電源コンセント4は、電源プラグ16を差し込む前に、予め取り付け工事を行っておく。
以上述べた各作業において、パネルユニット11の設置作業は、各ヒータパネル20は予め互いに結線されており、折り畳まれた状態のものを展開するだけでよいので、一人でも十分に設置が可能である。しかも、各ヒータパネル20の結線が不要であるので、専門の業者に依頼することなく短時間でかつ容易に設置することができる。また、床仕上げ材12についても、床仕上げ材12として、例えば、市販されている汎用の床材を用いれば、専門の業者でなくとも設置可能である。さらに、パネルユニット11への電源投入も、単に、コントローラ30の雌コネクタ32にパネルユニットから引き出されている口出し線14の雄コネクタ14aを差し込むとともに、電源コンセント4に電源プラグ16を差し込むだけでよいので、この作業も、誰でも簡単に行うことができる。
すなわち、専門の業者が行う必要があるのは電源コンセント4の設置作業、およびパネルユニット11の電力容量に応じた電源容量の確保(ブレーカ容量の確保)だけである。しかも、これらの作業は、設備工事業者にとっては汎用的な作業であり、床暖房に関する専門知識がなくても極めて容易に行うことができる。従って、専門の業者が行う作業に関わる施工費用および施工期間を削減でき、かつ、それだけでなく、専門の業者が行うべき作業を最小限に抑えることができるので、結果的に、床暖房システム全体の施工費用および施工期間を大幅に削減することができる。
パネルユニット11は、その設置面積に応じて定格電圧が100Vまたは200Vとされるのが一般的である。定格電圧が100Vの場合は、必要な電源容量が確保されていれば、電源コンセント4としては家庭で一般に使用されている電源コンセント4を利用することができ、専門の業者による新たな電源コンセント4の設置工事は不要であり、施工費用および施工期間のさらなる削減が可能となる。
また、定格電圧が200Vであったとしても、最近はエアコン用の電源として200Vの電源コンセントが予め設置されていることも多い。従って、電源プラグ16がその電源コンセントに対応するものであれば、エアコン用の電源コンセントを床暖房システム用の電源コンセントとして利用することができる。床暖房システムが導入されていれば、夏場はエアコンを使用し、冬場は床暖房システムを使用するというように、エアコンと床暖房システムとを同時に使用することはないと考えられるので、200Vの電源コンセントをエアコンと床暖房システムとに共通に利用することは可能である。この場合も、専門の業者による新たな電源コンセント4の設置工事は不要であり、施工費用および施工期間のさらなる削減が可能となる。
図5Aに、本発明の他の実施形態による床暖房システムの、コントローラの背面およびそれに関連する構成を示し、図5Bに、同コントローラを壁に取り付ける際の状態を側方から見た図を示す。図5Aおよび図5Bにおいて、前述した実施形態と同様の構成については、前述した実施形態で用いた符号と同じ符号を付し、以下ではそれらの説明は省略する。また、コントローラを除く他の構成、例えばパネルユニット、床仕上げ材などについても前述した実施形態と同様であるので、それらの説明は省略する。
本実施形態は、電源プラグ46を、その端子がコントローラ30の背面から突出するように、コントローラ30の背面側に直接取り付けた点が前述した実施形態と異なっている。それに伴い、壁2へのコントローラ30の取り付け位置が制限されるので、電源コンセント4は、コントローラ30が取り付けられる位置に設けられる。
本実施形態によれば、前述した実施形態で述べた効果に加え、壁2へのコントローラ30の取り付けを、電源コンセント4に電源プラグ46を装着するだけで、前述した実施形態と比較してより簡単に行うことができる。また、コントローラ30と電源プラグ46とを接続する電源ケーブルが不要となるので、コントローラ30自身の構成も簡略化される。さらに、コントローラ30が壁2に取り付けられた状態では、電源プラグ46および電源コンセント4がコントローラ30の背面に隠れるので、壁2の外観も向上する。
本実施形態では、基本的に、コントローラ30は、電源プラグ46が電源コンセント4に装着されることによって壁2に支持される。従って、電源プラグ46を単に電源コンセント4に差し込んだ状態でコントローラ30を壁2に支持するだけではコントローラ30が自重で落下することが懸念される。そこで本実施形態では、電源プラグ46および電源コンセント4として、コントローラ30の固定手段を兼ねる構造のものを用いることが好ましい。固定手段を兼ねる電源プラグ46および電源コンセント4としては、吊り下げ型の照明器具の取り付けに用いられるような、引掛けローゼット型、あるいは引掛けシーリング型の電源コンセント4と、引掛けプラグ型の電源プラグ46との組み合わせが挙げられる。このような電源プラグ46および電源コンセント4を用いた場合、コントローラ30の取り付けは、電源プラグ46を電源コンセント4に差し込んだ後、電源プラグ46の差し込み方向と平行な軸線回りに電源プラグ46(コントローラ30)を回転させて行い、これによってコントローラ30が壁2に固定される。
以上、本発明について代表的な実施形態を例に挙げて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更することが可能である。
例えば、上述した実施形態ではコントローラ30とパネルユニット11とを接続するコネクタが、コントローラ側に雌コネクタ32、パネルユニット側に雄コネクタ14aを用いた例を示したが、これらは逆であってもよい。また、コネクタの形式についても、コントローラ30とパネルユニット11とを接続できるものであれば、任意のものを用いることができる。さらに、上述した実施形態では一対のコネクタでコントローラ30とパネルユニット11とを接続した例を示したが、配線ごとにコネクタを用いてもよい。その場合は、各コネクタが1対1の関係で接続されるように、配線ごとに接続部の形状を変更したり、配線ごとにコネクタの種類を変えたりして、誤接続を防止する構成とすることが望ましい。
コントローラ30の壁2への固定構造について、図4Aおよび図4Bに示した例では、突起物と穴との係合を利用したものを示したが、その他にも、例えば、コントローラ30を保持するホルダを壁2に予め取り付けておき、このホルダによってコントローラ30を固定したり、両面テープによってコントローラ30を壁2に固定したりするなど、コントローラ30を壁2に固定できるものであれば任意の手段を採用することができる。特に、両面テープによる固定は、図5Aおよび図5Bに示した例において電源プラグ46が電源コンセント4に単に差し込まれるだけで接続されるものである場合にも採用することができる。
さらには、上述した実施形態では、コントローラ30は操作部および表示部を一体としたものを示したが、これら操作部および表示部は、コントローラ30の前述した制御回路を内蔵した本体と別体、あるいは本体に対して着脱式のワイヤレスリモコンとして構成してもよい。この場合、コントローラ30の本体とワイヤレスリモコンとの間での信号の伝送は、赤外線や電波などを用いることができる。
床暖房システム10は、部屋の一部にのみ設置することもできる。この場合、パネルユニット11および床仕上げ材12が壁2と接しない辺を有していると、壁2と接していない辺において、床下地1に対してパネルユニット11および床仕上げ材12の高さ分の段差が生じることになる。このような段差に対しては、見切り材や段差スロープなどで対応すればよい。
本発明の一実施形態による床暖房システムの概略斜視図である。 図1に示すヒータパネルの主面と平行な面で切断した断面図である。 図1に示すヒータパネルの厚さ方向に切断した断面図である。 図1に示すパネルユニットの施工手順の一例を説明する図である。 図1に示すコントローラの背面およびそれに関連する構成を示す図である。 図1に示すコントローラを壁に取り付ける際の状態を側方から見た図である。 本発明の他の実施形態による床暖房システムの、コントローラの背面およびそれに関連する構成を示す図である。 図5Aに示すコントローラを壁に取り付ける際の状態を側方から見た図である。
符号の説明
1 床下地
2 壁
4 電源コンセント
5 係合突起
10 床暖房システム
11 パネルユニット
12 床仕上げ材
14 口出し線
14a 雄コネクタ
15 電源ケーブル
16,46 電源プラグ
20 ヒータパネル
21 断熱材
22 枠材
23 面状発熱体
26 配線
30 コントローラ
31 取り付け穴
32 雌コネクタ

Claims (8)

  1. それぞれ発熱抵抗体を備えた複数のヒータパネルを含み、前記発熱抵抗体が互いに電気的に接続されるように前記ヒータパネル同士が予め結線されたパネルユニットと、
    前記パネルユニット上に敷設された床仕上げ材と、
    前記パネルユニットへの通電を制御するコントローラと、を有し、
    前記パネルユニットと前記コントローラとはコネクタによって電気的に接続され、
    前記コントローラには、前記コントローラおよび前記パネルユニットに電力を供給するために電源コンセントと接続される電源プラグが設けられている床暖房システム。
  2. 前記電源プラグは、電源ケーブルを介して前記コントローラに接続されている、請求項1に記載の床暖房システム。
  3. 前記電源ケーブルはフラットケーブルである、請求項2に記載の床暖房システム。
  4. 前記コントローラは、前記床暖房システムが設置される室内の壁に取り付けられ、
    前記壁に前記コントローラを固定する固定手段を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の床暖房システム。
  5. 前記電源プラグは、前記コントローラの背面側に固定されている、請求項1に記載の床暖房システム。
  6. 前記コントローラは、前記床暖房システムが設置される室内の壁に取り付けられ、
    前記電源プラグおよび前記電源コンセントは、前記壁への前記コントローラの固定手段を兼ねている、請求項5に記載の床暖房システム。
  7. 前記パネルユニットからは、前記ヒータパネル用の電源線およびアース線を含む口出し線が引き出されており、前記コネクタは、前記口出し線の先端部および前記コントローラに設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の床暖房システム。
  8. 前記コントローラは、前記パネルユニットと電気的に接続された制御回路と、該制御回路との間での信号の伝送をワイヤレスで行う操作部とを有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の床暖房システム。
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