JP2006285955A - ビジネスのモデルの比較および対比 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビジネス・モデルの柔軟な操作を容易にするシステム、方法、コンピュータ・プログラム製品、およびデータ構成を提供すること。
【解決手段】本発明は、ビジネス・モデルを比較し、対比することに及ぶ。モデル処理モジュールは、ビジネス・モデルを操作するのに用いることができる形式的オペレータを実装する。比較オペレータを用いて、類似するタイプのビジネス・モデルを比較することができる。対比オペレータを用いて、異なるタイプのビジネス・モデルを対することができる。制約オペレータを用いて、制約への適合性についてビジネス・モデルを検査することができる。改良オペレータを用いて、業界(またはそれ以外に追加の)固有のデータに基づいてビジネス・モデルを改良することができる。構築オペレータを用いて、他のビジネス・モデルの一部から新たなビジネス・モデルを構築することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビジネスのモデル化に関し、より詳細には、ビジネスのモデルを比較および対比することに関する。
ビジネスは、複雑なものである場合があり、相互に関連し、かつ、相互に依存する多数のビジネス機能(business function)から(場合によっては、その場限りの方法で)組み合わされていることが多い。幾つかの環境においては、ビジネス機能(例えば、外注されたビジネス機能)は、多数の企業に及ぶことさえあり、組み合わせおよび分析の複雑さが増大する。残念なことに、(同一企業におけるものであるか、異なる企業におけるものであるかに関わらず)ビジネス機能間の相互作用および相互依存性は、多くの場合、明確ではない、および/または、十分に裏付けられていない。すなわち、ビジネスの高いレベルの観点が、そのビジネスをどのように運営するかということに関する無数の細部にうまくつながらないことが多い。例えば、マネージャまたはオーナーは、ビジネスがどのように組み合わされているかということに関する知識を、一定の様式で伝達することが困難な方法で(例えば、非公式に「後継者の頭の中に」)保持することがある。したがって、(例えば、企業の他の部門の)他のマネージャまたは従業員は、こうした知識にアクセスすることが困難な場合があり、たとえその知識にアクセスすることができたとしても、それが彼らに役立つ状況にあるものとは考えにくい。
しかしながら、ビジネス機能の変更を実行することには、ビジネスが全体としてどのように組み合わされているかを知らず、かつ、それを判断する方法を持たない多くの個人の仕事が含まれることが多く、状況および言語の違いのために、彼ら自身の観点を他人の観点と「結び付ける」かまたは関連させることはできない。このように、計画されたイベントとしてビジネス機能を追加または除去するときでさえ、そのビジネス機能の追加または除去が、相互に関連し、かつ、相互に依存する他のビジネス機能にどのように影響を及ぼすかを判断する有効な機構は存在しないことがある。したがって、ビジネスに対する変更は、実行されたとたんに予期しない(および、多くの場合、否定的な)影響をもたらす可能性がある。
このように、ビジネス機能の一般的な理解は判断することが困難な場合があるが、こうした理解は、ビジネスにとって、例えば、コスト、利益、リスク、代替案、および依存状態に関する変更に備えるためには重要である。例えば、マネージャは、規範的な指針が、ビジネスの運営時にコンプライアンスを監視し、行使するのに利用可能であり、かつ、監視し、行使することが可能であるときには、その規範的な指針(例えば、最優良事例)に従ってビジネス機能を展開し、管理できるようにすることを望む場合がある。したがって、ある程度効率的にビジネス機能情報を広めるビジネスをモデル化し、表現するために、様々な技術が開発されてきた。
幾つかのモデル化技術は、作業をどのように行うかを記述するビジネス・プロセスを表現する図の手動生成を含む。例えば、訓練を受けた個人は、ビジネスのすべての態様を分析して、ビジネス機能と、ビジネス機能間の相互関係および相互依存性とを特定することができる。訓練を受けた個人は、その分析に基づいて、表現図を生成することができる。しかしながら、ビジネス機能の点からビジネスを正確に分析するには、長時間を要する可能性がある。さらに、一旦代表図が生成されると、こうした図は簡単には修正されない。
しかしながら、多くのビジネス・プロセスは動的なものである(すなわち、時間の経過とともに頻繁に変化する)ため、手動で生成されたビジネス・プロセスの表現は、多くの場合、完成前であっても古いものとなる。さらに、手動で生成されたビジネス・プロセスの表現は生成された時点では正確であったとしても、そのビジネス表現が生成された後のビジネス関連プロセスの何らかの変更によってビジネス表現が不正確になり、知らずに古い表現に基づいてなされたあらゆる判断が危険性を孕んだものとなる。このように、手動で生成された表現は、様々なビジネス能力(business capability)に対する模擬的および/または仮定的な変化がビジネスにどのように影響を与えるかを判断するための、たとえあったとしても限定的な信頼性能力しかビジネスに与えない。
少なくとも一部は、手動で生成されたビジネス表現の欠点の結果として、ビジネス表現を生成するために幾つかのコンピュータ技術が開発された。これらのコンピュータ技術は、ビジネスと、主にビジネス・プロセスをモデル化することに焦点を当てた所要のビジネス機能およびこれらの機能に対応する詳細な手順とを表現するために、様々な技術を用いる。例えば、幾つかのコンピュータ技術は、ビジネス・プロセスのグラフ図をユーザ・インターフェースに提示する。これらのグラフ図は、ある程度までは、異なるビジネス能力のビジネスへの影響をシミュレートするように変更することができる。
しかしながら、手動生成モデルおよびコンピュータ生成モデルはいずれも、通常は構造化されておらず、したがって、様々なレベルの細部を提供するいかなる機構も欠いている。例えば、同じビジネス機能の(例えば、上級管理者の)より高いレベルの観点と、(例えば、ビジネス機能を実行する従業員の)より低いレベルの観点との両方を同時に提供することができる単一のモデルを効率的に生成することは困難である(手動で生成されたモデルを用いる場合は本質的に不可能である)。さらに、これらの技術は、通常は、形式的オペレータのないビジネス・モデルを生成する。このように、コンピュータ生成モデルを操作する方法が存在しないため、コンピュータ生成モデルであっても限定的な有用性しか持たないものとなる。例えば、形式的オペレータがなければ、類似するタイプのビジネス・モデルを比較し、異なるタイプのビジネス・モデルを対比し、ビジネス・モデルのインスタンスを制約し、例えば特定の産業に基づいてビジネス・モデルを改良し、または、他のビジネス・モデルの集合からビジネス・モデルを構築する方法がないことがある。
モデルの比較に関して言えば、従来のモデル化技術は、通常は、ビジネスについて、ビジネス自体、ビジネスの運営モデル(ビジネス・モデル)、またはその形態を、他のビジネス、他の運営モデル、または他のビジネス形態と比較するための形式的オペレータを含まない。例えば、通常は、ビジネスの部分同士はもとより類似するビジネス同士を比較する方法、または、ビジネスを最優良事例のビジネス・モデルおよび/またはビジネス形態と比較する方法は存在しない。このようにビジネスを比較できないことによって、そのビジネスが市場においてどのように有効であるか、および/または、ビジネスが(例えば、付加的なビジネス機能を実行すること、重複するビジネス機能を除去すること、または、ビジネス機能を入手することなどの運営判断を変更することを通じて)どのように運営を改善できるか、に関するビジネスの理解および分析が制限される可能性がある。
制約に関して言えば、従来のモデル化技術は、通常は、特定の制約を満足するようにビジネス・モデルを制約するための、または特定の制約への適合性についてビジネス・モデルを検査するための、形式的オペレータを含まない。このように、ビジネス・モデルが特定のビジネス機能を含む場合であっても、そのビジネス機能を特定の用途に制限する方法、または、そのビジネス機能が特定の用途について十分に制約されるかどうかを判断する方法が存在しないことがある。例えば、運送委託者は、(トラックが1つの種類の製品全体をドックの一方の側に降ろし、トラックがドックの他方の側から積まれた様々な製品を載せる)クロス・ドッキング機能を含む多くのビジネス機能を含むことがある。しかしながら、輸送委託者がクロス・ドッキング能力を有するかどうかを企業が判断する方法が存在しない場合がある。このように、企業は、知らずに輸送委託者と契約し、その後、その輸送委託者にクロス・ドッキング能力がないことが分かることになる。
構築に関して言えば、従来のモデル化技術は、通常は、モデルの集積からの異なるモデル(または、異なるモデルの一部)にアクセスし、アクセスされたモデルを新しいモデル(または、異なるモデルの一部)に構築するための形式的オペレータを含まない。例えば、リテール金融モデル、トランザクション金融モデル、およびプロダクト金融モデルの所定のモデルの要素から、革新的な新しい金融ビジネスについてのビジネス・モデルを構築する方法が存在しないことがある。このように、新しいビジネスには、ビジネスまたは産業における既存の取り組みを信頼性のある正確な方法で組み合わせることによって革新的なビジネス・モデルを創造する方法がないことがある。
改良に関して言えば、従来のモデル化技術は、通常は、より一般的なビジネス・モデルを改良して(場合によっては1つまたは複数の)より特定的なビジネス・モデルにするための形式的オペレータを含まない。例えば、売掛債権機能が、異なる業界(保健医療、金融、小売りなど)にわたって、異なるビジネス規模(例えば、個人事業体、中規模企業、大企業など)にわたって、および、異なる地理的位置(例えば、香港、ヨーロッパ、合衆国など)において、幾つかの違いを有することがある。しかしながら、売掛債権モデルが、特定の産業について、特定の規模のビジネスについて、または、特定の地理的位置において適切なものとなるように、一般的な売掛債権モデルを改良する方法が存在しないことがある。このように、より一般的な売掛債権機能に基づいてビジネスをモデル化することにより、不正確な(または、少なくとも不完全な)ビジネス・モデルが創出されることがある。結果として、ビジネスは、(その機能を正確にモデル化することができないため)その実際のビジネス機能を他のモデルと比較する方法を持たないことになる。
幾つかの環境においては、例えば、組織構造、手続き、プロセス・フロー、および支援技術などといった異なる層(すなわちタイプ)のビジネス・データをモデル化する(典型的には、組み合わせる)ために、(手動であるかコンピュータ化されたものであるかにかかわらず)モデル化技術を用いる。このように、様々な異なるビジネス・モデルを通して、ビジネスを表現することができる。しかしながら、ビジネスのモデル化機構は、通常は、同じビジネスについて異なるタイプの関連モデル間の関係を対比または特定するための形式的オペレータを含まない。例えば、通常は、ビジネス機能のモデルと、それらのビジネス機能を実行するのに用いられるサービス・ネットワークの(例えば、ウェブベースのサービスの)対応するモデルとの間の関係を特定するための機構は存在しない。
このように異なるタイプのモデルを対比できないことによって、異なるビジネス態様(例えば、運営、サービス、個人など)がどのように相互運用され、互いに依存するかに関するビジネスの理解が制限される可能性がある。例えば、ビジネスには、特定のビジネス運営の付加が対応する1つまたは複数のサービスの付加を必要とすることを知る方法がないことがある。同様に、ビジネスには、サービスが、対応するビジネス運営によって活用されていない(したがって、他のビジネス運営に利用される可能性がある)ことを知る方法がないことがある。さらに、ビジネスには、特定のビジネス機能の外部委託決定がビジネス運営に対して、または、サービスネットワーク(例えば、ウェブに基づくサービス)のようなその関連するモデルに対してどのような影響を与えることになるかについて、確実かつ正確に判断する方法がないことがある。
したがって、ビジネス・モデルの柔軟な操作を容易にするシステム、方法、コンピュータ・プログラム製品、およびデータ構造が有利であろう。
従来技術に伴う前述の問題は、ビジネスのモデルを比較し、対比するための方法、システム、コンピュータ・プログラム製品、およびデータ構造に向けられる本発明の原理によって、克服される。幾つかの実施形態においては、コンピュータ・システムが、第1の構造化ビジネス・モデルである、既存のビジネス・アーキテクチャを表す(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスにアクセスする。コンピュータ・システムは、第2のビジネス・アーキテクチャを表す(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスにアクセスする。コンピュータ・システムは、構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスを、該構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスと比較する。コンピュータ・システムは、既存のビジネス・アーキテクチャと第2のビジネス・アーキテクチャとの間の何らかの相違を特定する。コンピュータ・システムは、既存のビジネス・アーキテクチャと第2のビジネス・アーキテクチャとの間の特定された相違に基づいて、該既存のビジネス・アーキテクチャの十分性を評価する。
他の実施形態においては、コンピュータ・システムが、ビジネス・アーキテクチャの第1のビジネス層を表す構造化ビジネス・モデルにアクセスする。構造化ビジネス・モデルは、構造化データ・モデルに従って第1のビジネス層の1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントをモデル化する。コンピュータ・システムは、第2のビジネス層を表す第2の構造化モデルにアクセスする。第2の構造化モデルは、第2の異なるビジネス層の1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントをモデル化する。コンピュータ・システムは、第1のビジネス層の構成の変更が第2のビジネス層にどのように影響を与えるか、および第2のビジネス層の構成の変更が第1のビジネス層にどのように影響を与えるかを判断することができるように、1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントと1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントとの間の関係をマッピングする。コンピュータ・システムは、マッピングされた関係を利用して、構造化ビジネス・モデルを第2の構造化モデルと対比する。
さらなる実施形態においては、コンピュータ・システムが、妥当なビジネス・アーキテクチャを表す第1のビジネス・コンポーネントの(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルにアクセスする。第1のビジネス・コンポーネントは、1つまたは複数の制約への適合性を示す対応する第1のプロパティ(属性)値を有する。コンピュータ・システムは、既存のビジネス・アーキテクチャを表し、第2のプロパティ値を有する第2のビジネス・コンポーネントの第2の構造化ビジネス・モデルにアクセスする。コンピュータ・システムは、適合する第1のプロパティ値の少なくとも一部を第2のプロパティ値の対応する少なくとも一部と比較して、1つまたは複数の制約への適合性について該第2のプロパティ値を検査する。コンピュータ・システムは、その比較に基づいて、第2の構造化ビジネス・モデルが妥当なものであるかどうかを判断する。
さらに他の実施形態においては、コンピュータ・システムが、ビジネス・アーキテクチャを表す(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルにアクセスする。コンピュータ・システムは、構造化ビジネス・モデルに基づいてモデル化される、ビジネス・アーキテクチャより具体的な特定のビジネス・アーキテクチャを特定する。コンピュータ・システムは、特定されたビジネス・アーキテクチャについてのビジネス固有のデータにアクセスする。コンピュータ・システムは、アクセスされたビジネス固有のデータに基づいて、構造化ビジネス・モデルをビジネス固有の構造化データ・モデルに改良する。コンピュータ・システムは、ビジネス固有の構造化データ・モデルに従って、特定されたビジネス・アーキテクチャをモデル化する。
さらに他の実施形態においては、コンピュータ・システムが、ビジネス・コンポーネントの組を含むビジネス・アーキテクチャがモデル化されるという指示を受信する。コンピュータ・システムは、ビジネス・コンポーネントの組の第1の部分が、複数の異なるビジネス・モデルの中から選択される第1の構造化ビジネス・モデルに含まれることを特定する。コンピュータ・システムは、第1の構造化ビジネス・モデルからビジネス・コンポーネントの組の第1の部分を抽出する。コンピュータ・システムは、ビジネス・コンポーネントの組の第2の部分が、複数の異なるビジネス・モデルの中から選択される第2の構造化ビジネス・モデルに含まれることを特定する。コンピュータ・システムは、第2の構造化ビジネス・モデルからビジネス・コンポーネントの組の第2の部分を抽出する。コンピュータ・システムは、ビジネス・コンポーネントの組の少なくとも第1の部分および第2の部分からビジネス・アーキテクチャのモデルを構築する。
本発明のこれらのおよび他の特徴は、添付の明細書および特許請求の範囲からより完全に明らかになるか、または後述される発明の実施によって教示されるであろう。
本発明の上記のおよび他の利点および特徴をさらに明確にするために、添付図面に示される本発明の特定の実施形態を参照して、本発明のより具体的な説明を行う。これらの図面は、本発明の単なる典型的な実施形態を表すものであり、したがって本発明の範囲を限定するものと考えるべきではないことが分かる。本発明は、添付図面を用いることによって、付加的な特異性および詳細に関して記述され、説明されることになる。
本発明の原理は、ビジネスのモデルを比較し、対比するために提供される。幾つかの実施形態においては、コンピュータ・システムが、第1の構造化ビジネス・モデルである、既存のビジネス・アーキテクチャを表す(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスにアクセスする。コンピュータ・システムは、第2のビジネス・アーキテクチャを表す(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスにアクセスする。コンピュータ・システムは、構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスを、該構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスと比較する。コンピュータ・システムは、既存のビジネス・アーキテクチャと第2のビジネス・アーキテクチャとの間の何らかの相違を特定する。コンピュータ・システムは、既存のビジネス・アーキテクチャと第2のビジネス・アーキテクチャとの間の特定された相違に基づいて、該既存のビジネス・アーキテクチャの十分性を評価する。
他の実施形態においては、コンピュータ・システムが、ビジネス・アーキテクチャの第1のビジネス層を表す構造化ビジネス・モデルにアクセスする。構造化ビジネス・モデルは、構造化データ・モデルに従って第1のビジネス層の1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントをモデル化する。コンピュータ・システムは、第2のビジネス層を表す第2の構造化モデルにアクセスする。第2の構造化モデルは、第2の異なるビジネス層の1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントをモデル化する。コンピュータ・システムは、第1のビジネス層の構成の変更が第2のビジネス層にどのように影響を与えるか、および第2のビジネス層の構成の変更が第1のビジネス層にどのように影響を与えるかを判断することができるように、1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントと1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントとの間の関係をマッピングする。コンピュータ・システムは、マッピングされた関係を利用して、構造化ビジネス・モデルを第2の構造化モデルと対比する。
さらなる実施形態においては、コンピュータ・システムが、妥当なビジネス・アーキテクチャを表す第1のビジネス・コンポーネントの(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルにアクセスする。第1のビジネス・コンポーネントは、1つまたは複数の制約への適合性を示す対応する第1のプロパティ値を有する。コンピュータ・システムは、既存のビジネス・アーキテクチャを表し、第2のプロパティ値を有する第2のビジネス・コンポーネントの第2の構造化ビジネス・モデルにアクセスする。コンピュータ・システムは、適合する第1のプロパティ値の少なくとも一部を第2のプロパティ値の対応する少なくとも一部と比較して、1つまたは複数の制約への適合性について第2のプロパティ値を検査する。コンピュータ・システムは、その比較に基づいて、第2の構造化ビジネス・モデルが妥当なものであるかどうかを判断する。
さらに他の実施形態においては、コンピュータ・システムが、ビジネス・アーキテクチャを表す(データ・モデルに従って構造化される)構造化ビジネス・モデルにアクセスする。コンピュータ・システムは、構造化ビジネス・モデルに基づいてモデル化される、ビジネス・アーキテクチャより具体的な特定のビジネス・アーキテクチャを特定する。コンピュータ・システムは、特定されたビジネス・アーキテクチャについてのビジネス固有のデータにアクセスする。コンピュータ・システムは、アクセスされたビジネス固有のデータに基づいて、構造化ビジネス・モデルをビジネス固有の構造化データ・モデルに改良する。コンピュータ・システムは、ビジネス固有の構造化データ・モデルに従って、特定されたビジネス・アーキテクチャをモデル化する。
さらに他の実施形態においては、コンピュータ・システムが、ビジネス・コンポーネントの組を含むビジネス・アーキテクチャがモデル化されるという指示を受信する。コンピュータ・システムは、ビジネス・コンポーネントの組の第1の部分が、複数の異なるビジネス・モデルの中から選択される第1の構造化ビジネス・モデルに含まれることを特定する。コンピュータ・システムは、第1の構造化ビジネス・モデルからビジネス・コンポーネントの組の第1の部分を抽出する。コンピュータ・システムは、ビジネス・コンポーネントの組の第2の部分が、複数の異なるビジネス・モデルの中から選択される第2の構造化ビジネス・モデルに含まれることを特定する。コンピュータ・システムは、第2の構造化ビジネス・モデルからビジネス・コンポーネントの組の第2の部分を抽出する。コンピュータ・システムは、ビジネス・コンポーネントの組の少なくとも第1の部分および第2の部分からビジネス・アーキテクチャのモデルを構築する。
本発明の範囲内の実施形態は、格納されたコンピュータ実行可能命令またはデータ構造を運ぶ(carry)かまたは有するコンピュータ読取可能メディアを含む。このようなコンピュータ可読メディアは、汎用または専用のコンピュータ・システムによってアクセス可能ないずれかの利用可能メディアとすることができる。限定するためではなく例として挙げると、このようなコンピュータ読取可能メディアは、RAM、ROM、EPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置などの物理記憶メディア、または、コンピュータ実行可能命令、コンピュータ読取可能命令、もしくはデータ構造の形態で所望のプログラム・コード手段を運ぶまたは格納するのに用いることができ、かつ、汎用または専用のコンピュータ・システムによってアクセスすることができる他のいずれかのメディアを含むものとすることができる。
本明細書および特許請求の範囲においては、「コンピュータ・ネットワーク」は、コンピュータ・システム間および/またはモジュール間の電子データの伝送を可能にする1つまたは複数のデータ・リンクと定義される。情報が、コンピュータ・ネットワークまたは別の通信接続(有線、無線、または、有線もしくは無線の組み合わせのいずれか)を介してコンピュータ・システムに転送または提供されるときは、その接続は、当然、コンピュータ読取可能メディアと考えられる。したがって、いずれかのこうした接続は、当然、コンピュータ読取可能メディアと呼ばれる。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能メディアの範囲に含まれるべきである。コンピュータ実行可能命令は、例えば、汎用コンピュータ・システムまたは専用コンピュータ・システムに特定の機能または機能の集合を行わせる命令およびデータを含む。コンピュータ実行可能命令は、例えば、バイナリ、アセンブリ言語などの中間形式命令、または、場合によってはソース・コードとすることができる。
本明細書および特許請求の範囲においては、「コンピュータ・システム」は、一緒に作動して電子データに関する操作(operation)を実行する1つまたは複数のソフトウェア・モジュール、1つまたは複数のハードウェア・モジュール、またはこれらの組み合わせと定義される。例えば、コンピュータ・システムの定義は、パーソナル・コンピュータのハードウェア・コンポーネントも、パーソナル・コンピュータのオペレーティング・システムなどのソフトウェア・モジュールも含む。モジュールの物理的な配置は重要ではない。コンピュータ・システムは、コンピュータ・ネットワークを介して結合される1つまたは複数のコンピュータを含むことができる。同様に、コンピュータ・システムは、(メモリおよびプロセッサなどの)内部モジュールが一緒に作動して電子データに関する操作を実行する、(携帯電話またはPDA(Personal Digital Assistant)などの)単一の物理装置を含むことができる。
本明細書および特許請求の範囲においては、「ビジネス層」は、ビジネスの特定された特性の観点と定義される。例えば、ビジネスは、その組織構造、ビジネス能力、ビジネス・プロセス、サービス・ネットワークなどに基づいて、考察することができる。したがって、ビジネスは、対応する組織層、能力層、プロセス・フロー層、サービス・ネットワーク層などを含むことができる。
本明細書および特許請求の範囲においては、「ビジネス・アーキテクチャ」は、ビジネスの少なくとも一部の全体設計と定義される。企業または企業の1つまたは複数の部分についてのビジネス・アーキテクチャは、企業の内部および/または外部の様々な境界に及ぶ1つまたは複数のビジネス層を含むことができる。例えば、企業のビジネス・アーキテクチャは、外部の物理的境界(例えば、壁、建物など)、内部の物理的境界(例えば、部署、部門など)、および、論理的境界(例えば、会計年度末、認知されたサービス境界、セキュリティなど)に及ぶものとすることができる。したがって、外部委託されたビジネス能力は、企業によって実施されなくても、その企業についてのビジネス・アーキテクチャの一部と考えることができる。ビジネス・アーキテクチャは、ビジネス全体またはビジネスの1つまたは複数の部分についての、過去、現在(現状のまま)、または未来(将来(to−be))のアーキテクチャとすることができる。ビジネスの一部は、ビジネス能力の特定の小ネットワークまたは小ネットワークの組を含むことができる。
一般に、異なるビジネス層に対応する異なるタイプのビジネス・モデルの安定性(または不安定性)は、変化させることができる。すなわち、あるタイプのビジネス・モデルは、他のタイプのビジネス・モデルと比較して、より安定なものか、またはより不安定なものとすることができる。例えば、ビジネス手順をモデル化するビジネス手順モデルは、ビジネス組織構造をモデル化するビジネス組織モデルより安定なものとすることができる。一方、ビジネス手順をモデル化するビジネス手順は、ビジネス能力をモデル化するビジネス能力モデルより不安定なものとすることができる。
本明細書および特許請求の範囲においては、「スキーマ」は、複数のコンピュータ・システムまたはモジュール間の共有語彙の表現と定義され、表現された共有語彙に従って該複数のコンピュータ・システムまたはモジュールがデータを処理することを可能にするものである。スキーマは、スキーマ言語の構文(例えば、名前/値の対)を用いて、データのクラスを定義し、記述することができる。例えばビジネス能力モデルなどの特定のアプリケーションに用いられるときには、スキーマ構文は、データ型、要素およびその内容、属性およびその値、エンティティおよびその内容、並びに注釈の、意味、用途および関係を制約し文書化するのに用いることができる。したがって、スキーマにアクセスすることが可能ないかなるコンピュータ・システムまたはモジュールも、該スキーマに従ってデータを処理することができる。さらに、スキーマにアクセスすることが可能ないかなるコンピュータ・システムまたはモジュールも、同様に該スキーマにアクセスすることが可能な他のコンピュータ・システムおよび/またはモジュールによる使用のために、データを構成または修正することができる。
スキーマを用いて、論理データ型、2進データ型、8進データ型、10進データ型、16進データ型、整数データ型、浮動小数点データ型、文字データ型、文字列データ型、ユーザ定義データ型、および、データ構造を定義するのに用いられるこれらのデータ型の組み合わせを含む、事実上あらゆるデータ型を定義することができる。ユーザ定義データ型の幾つかの例は、ビジネス能力のプロパティ、ビジネス能力の入力および出力、ビジネス能力のプロセス、ビジネス能力の接続(connection)、並びに、ビジネス能力のサービス・レベル期待値である。データ型は、スキーマ階層における他のデータ型へのリンクの参照に対して定義することもできる。
拡張可能マークアップ言語(XML)スキーマが、スキーマの種類の一例である。XMLスキーマは、XMLスキーマ言語のスキーマ構文(例えば、名前/値の対)を用いて、XML文書のクラスを定義し、記述することができる。XML文書に用いられるときには、これらのスキーマ構文は、データ型、要素およびその内容、属性およびその値、エンティティおよびその内容、並びに注釈の、意味、用途および関係を制約し文書化するのに用いることができる。このように、スキーマはまた、例えば“.dtd”拡張子で終わるDTDファイルなどの文書型定義(DTD(Document Type Definition))と、例えば“.xsd”拡張子で終わるXMLスキーマ・ファイルなどのワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)XMLスキーマとを含むように定義される。しかしながら、特定のDTDまたはXMLスキーマについての実際のファイル拡張子は重要ではない。
当業者であれば、本発明は、パーソナル・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、携帯用装置、マルチプロセッサ・システム、マイクロプロセッサ・ベースのまたはプログラム可能な家庭用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、携帯電話、PDA、ポケット・ベル(登録商標)などを含む多くの種類のコンピュータ・システム構成を有するコンピュータ・ネットワーク環境において実施できることが分かるであろう。本発明はまた、コンピュータ・ネットワークを介して(有線データ・リンク、無線データ・リンク、または有線データ・リンクおよび無線データ・リンクの組み合わせ、のいずれかによって)リンクされる局所コンピュータ・システムおよび遠隔コンピュータ・システムがいずれもタスクを実行する分散システム環境において実施することができる。分散システム環境では、プログラム・モジュールは、局所メモリ記憶装置および遠隔メモリ記憶装置の両方に置くことができる。
図1は、ビジネス・モデルを比較し、対比するのに用いることができる例示的なコンピュータ・アーキテクチャ100を示す。コンピュータ・アーキテクチャ100に描かれるように、コンピュータ・システム101は、ユーザ・インターフェース111およびモデル処理モジュール112を含む。ユーザ・インターフェース111は、コンピュータ・システムのユーザとコンピュータ・システム101との間を結び付けるように構成される。ユーザ・インターフェース111は、(例えば、ビジネスのモデル上で実行する形式的操作を選択する)データをモデル処理モジュール112に入力し、モデル処理モジュール112の結果を見るためのインタフェースを、コンピュータ・システムのユーザに提供することができる。
一般に、モデル処理モジュールは、ビジネス・モデル上で形式的操作を実行するように構成されたモジュールを含むことができる。例えば、モデル処理モジュール112は、ビジネスのモデルを比較するように構成された比較モジュール113と、ビジネスのモデル間でマッピングするように構成された対比モジュール114と、ビジネスのモデルが制約を満たすかどうかを判断するように構成された制約モジュール116と、改良基準に基づいてビジネスのモデルを改良するように構成された改良モジュール117と、ビジネスの他のモデルからビジネスのモデルを構築するように構成された構築モジュール118とを含む。しかしながら、モデル処理モジュール112は、ビジネス・モデル上で他の形式的操作を実行するように構成された他のモジュールを含むこともできる。
一般に、コンピュータ・システム101は、適切なデータ・モデル、非構造化ビジネス・モデル、および/または、非構造化ビジネス・データに従って生成されたビジネス・モデルを受信するように構成される。非構造化ビジネス・モデルおよび/または非構造化ビジネス・データの受信に応答して、コンピュータ・システム101は、適切なデータ・モデルを参照し、そのデータ・モデルに従ってビジネス・モデルを生成することができる。図3は、さらに詳細に後述されることになるビジネス能力モデル化スキーマ300の一例を示す。
単一のデータ・モデルを用いて、ビジネス・アーキテクチャ内のビジネス層をモデル化することができる。例えば、単一のビジネス能力データ・モデルを用いて、ビジネス・アーキテクチャのビジネス能力層をモデル化することができる。しかしながら、複数の異なるデータ・モデルのいずれかを用いて、ビジネス層をモデル化することもできる。例えば、複数の異なるビジネス能力データ・モデルのいずれかを用いて、ビジネス・アーキテクチャのビジネス能力層をモデル化することができる。
さらに、同じデータ・モデルまたは類似のデータ・モデルを用いて、異なるビジネス・アーキテクチャ内の同じビジネス層をモデル化することができる。例えば、同じデータ・モデルを、第1のビジネス・アーキテクチャのビジネス能力層をモデル化するのに用い、第2のビジネス・アーキテクチャの対応するビジネス能力層をモデル化するのにも用いることができる。本明細書および特許請求の範囲においては、「類似するタイプのビジネス・モデル」は、同じデータ・モデルまたは類似のデータ・モデルに基づくモデルと定義される。
しかしながら、異なるデータ・モデルを用いて、異なるビジネス・アーキテクチャ内の同じビジネス層をモデル化することができる。例えば、第1のビジネス能力データ・モデルを用いて、第1のビジネス・アーキテクチャのビジネス能力層をモデル化し、第2のビジネス能力データ・モデルを用いて、第2のビジネス・アーキテクチャのビジネス能力層をモデル化することができる。さらに、異なるデータ・モデルを用いて、同じビジネス・アーキテクチャの異なるビジネス層をモデル化することができる。例えば、ビジネス能力データ・モデルを用いて、ビジネス・アーキテクチャのビジネス能力層をモデル化し、サービス・ネットワーク・データ・モデルを用いて、そのビジネス・アーキテクチャのサービス・ネットワーク層をモデル化することができる。
このように、コンピュータ・システム101は、異なるビジネス層(例えば、ビジネス能力層121、サービス・ネットワーク層131、ビジネス・プロセス・フロー層141、ビジネス組織層151など)に対応するビジネス・モデルにアクセスすることができる。例えば、コンピュータ・システム101は、能力モデル122、最優良事例能力モデル123、買収提案能力モデル124、サービス・モデル132および133、プロセス・フロー・モデル142および143、ならびに、組織モデル152および153のうちの1つまたは複数にアクセスすることができる。明示的に描かれた層の前、層の間、および層の後の、2つの連続するピリオドの垂直の列(垂直方向の省略符号)は、コンピュータ・アーキテクチャ100が他の付加的な層を含むことができることを表す。各々の層において明示的に描かれたモデルの前、モデルの間、およびモデルの後の、連続する2つのピリオドの水平な組(省略符号)は、各々の層が他の付加的なモデルを含むことができることを表す。
コンピュータ・システム101は、(場合によってはユーザが入力した命令に応答して)アクセスされたモデル上で1つまたは複数の形式的操作(例えば、比較、マッピング、対比、改良、構築)を実行することができ、対応する結果を生成することができる。生成された結果は、ユーザ・インターフェース111に出力し、さらに処理するために他の処理モジュールに送信し、および/または、電子メッセージを介して他のコンピュータ・システムに送信することができる。
図2は、ビジネス・モデル上で実行することができる操作の例示的なアーキテクチャ200を示す。アーキテクチャ200は、能力モデル202と、能力モデル203と、能力モデル204とを含む能力モデル201を含む。能力モデル202、203、および204は、例えば、一般的な売掛債権能力、一般的な発注書処理能力、一般的なクロス・ドッキング能力などといった、より一般的または中心的な能力モデルを表すものとすることができる。
(例えば構築モジュール118に実装される)構築オペレータ231は、能力モデル202、203、および204の1つまたは複数をまとめて能力モデル211を構築できることを表す。構築は、能力モデルまたは能力モデルの一部を組み合わせて、新たな能力モデル、異なる能力モデル、および/または、組み合わせた能力モデルを形成することを含むものとすることができる。例えば、商業貸付能力と、住宅貸付能力と、信用調査能力とを組み合わせて、抵当申請処理能力を生成することができる。
(例えば改良モジュール117に実装される)改良オペレータ232は、能力モデル202、203、および204の1つ(例えば、単一の能力モデルを改良するとき)または複数(例えば、構築オペレータ231と共に用いられるとき)を改良して能力モデル211とすることができることを表す。改良は、例えば特定の業界において用いる場合など、能力モデルを特定の用途に適合させることを含むことができる。例えば、一般的な売掛債権ビジネス能力を、製造業において用いるために第1の方法で改良し、保険医療業において用いるために第2の方法で改良することができる。
(例えば制約モジュール116に実装される)制約オペレータ235は、能力モデル211のインスタンスを能力モデル・インスタンス214として制約できることを表す。能力モデル・インスタンスは、現実の世界で実施されるビジネス能力を表す。例えば、売掛債権ビジネス能力のインスタンスは、特定のビジネス・アーキテクチャ(例えば、ソフトウェア企業、食料品店など)についての売掛債権ビジネス能力として制約することができる。
(例えば比較モジュール113に実装される)比較オペレータ233は、能力モデル211と能力モデル212とを比較できることを表す。能力モデル211および能力モデル212は、(例えば、同じスキーマに従ってモデル化される)同じ能力モデル、または類似するタイプの能力モデルとすることができる。例えば、第1のビジネス・アーキテクチャの発送能力を第2のビジネス・アーキテクチャの発送能力と比較することができる。比較結果によって、比較されたモデルの相違および類似を明らかにすることができる。例えば、第1および第2のビジネス・アーキテクチャの発送能力を比較することによって、発送能力の一方がクロス・ドッキングに対応しないことを明らかにすることができる。
(例えば対比モジュール114に実装される)対比オペレータ234は、能力モデル212とサービス・モデル213とを互いに対比できることを表す。能力モデル212およびサービス・モデル213は、異なるスキーマに従ってモデル化され、異なるビジネス層をモデル化する、異なるタイプのモデルとすることができる。例えば、能力モデル212は、ビジネス能力モデル化スキーマに従ってビジネス能力層をモデル化することができ、サービス・モデル213は、サービス・ネットワーク・モデル化スキーマに従ってサービス・ネットワーク層をモデル化することができる。モデルを対比することによって、1つのビジネス層におけるコンポーネントが、別のビジネス層におけるコンポーネントによってどのように支援され、および/または、それとどのように相互作用するかを明らかにすることができる。例えば、ビジネス能力モデルをサービス・ネットワーク・モデルと対比することによって、ビジネス能力層の対応する能力を支援するサービス・ネットワーク層のサービスを明らかにすることができる。
幾つかの実施形態においては、対比操作は、異なるビジネス層のモデル間でマッピングを生成することを含む。例えば、図4は、(ビジネス能力層の)ビジネス能力モデルと(サービス・ネットワーク層の)サービス・ネットワーク・モデルとの間の例示的なマッピング400を示す。マッピング400は、ビジネス能力モデル401とサービス・モデル451とを含む。ビジネス能力モデル401は、(実線の境界線によって描かれる)既存の能力コンポーネント402、403、404、406、407を含む。サービス・モデル451は、(実線の境界線によって描かれる)既存のサービス・コンポーネント452、454、456、および457を含む。マッピング421、422、423、424、426、427、428、429、431、432は、対応する能力コンポーネントを支援するサービス・コンポーネントを示す。
1つのサービス・コンポーネントが複数の異なる能力コンポーネントを支援する場合がある。例えば、サービス・コンポーネント452は、(それぞれマッピング421および422によって示されるように)能力コンポーネント402および403の両方を支援する。複数のサービス・コンポーネントが1つの能力コンポーネントを支援する場合もある。例えば、サービス・コンポーネント454および457は共に、(マッピング423および424によって示されるように)能力コンポーネント404を支援する。このように、異なるビジネス層のビジネス・モデル間のマッピングから、種々の1対1対応、多対1対応、1対多対応、および多対多対応を得ることができる。
異なるビジネス層間のマッピングを用いて、1つのビジネス層の既存のコンポーネントが別のビジネス層のコンポーネントによって支援されるかどうかを判断することもできる。このように、提案された新しいビジネス能力に対して既存のサービス・コンポーネントが支援を提供するかどうかを、例示的なマッピング400内において判断することができる。例えば、(点線の境界線によって示されるように)提案された能力コンポーネント408の追加を、ビジネス能力モデル401においてシミュレートすることができる。それに応答して、ビジネス能力モデル401とサービス・モデル451との間のマッピングを更新することができる。
マッピング431は、サービス・コンポーネント457が能力コンポーネント408によって表されるビジネス能力の一部に対して支援を提供できることを示す。しかしながら、マッピング432は、能力コンポーネント408によって表されるビジネス能力(例えば、クロスドッキング)に対する支援が(網かけによって示されるように、現時点では含まれていない)サービス・コンポーネント458をも必要とすることを示す。このことは、ビジネス能力を支援するために付加的なインフラストラクチャ(例えば、ファイル・サーバ、記憶能力、ネットワーク・アクセス、プロトコルなど)が必要であることを、対応するサービス・ネットワークの管理者に示す。
マッピング400並びに(例えば、他のビジネス層のモデル間の)他の同様のマッピングは、ユーザがマッピングを操作できるようにユーザ・インターフェース111に提示することができる。ユーザ・インターフェース111を通じて、ユーザは、(例えば、1つのビジネス層の)1つのモデルにおけるコンポーネントの付加(または除去)をシミュレートし、そのコンポーネントの付加(または除去)が、(例えば、他のビジネス層の)他のモデルにおけるコンポーネントにどのように影響を与えることになるかを判断することができる。
前述のように、種々の異なるデータ・モデルを用いて、異なるビジネス層をモデル化することができる。したがって、幾つかの実施形態においては、データ・モデルは、ビジネス能力層をモデル化するための少なくとも1つのビジネス能力モデル化スキーマ、ビジネス組織層をモデル化するための少なくとも1つのビジネス組織スキーマ、ビジネス・プロセス・フロー層をモデル化するための少なくとも1つのビジネス・プロセス・フロー・モデル化スキーマ、およびサービス・ネットワーク層をモデル化するための少なくとも1つのサービス・ネットワーク層ビジネス・モデル化スキーマなどを含むことができる。
幾つかの実施形態においては、ビジネス能力についてのビジネス・モデルおよびデータ形式の定義は、一般的に、表1に示すように説明される。
Figure 2006285955
Figure 2006285955
図3は、構造化ビジネス能力に基づいて効率的かつ柔軟にビジネス・モデル化するために用いることができる例示的なビジネス能力モデル化スキーマ300を示す。ビジネス能力モデル化スキーマ300は、ビジネス能力のプロパティと、ビジネス能力の入力および出力と、ビジネス能力のプロセスと、ビジネス能力の接続と、ビジネス能力のサービス・レベル期待値とをモデル化するためのデータ形式を含むことができる。ビジネス能力モデル化スキーマ300は、対応する複数の異なるビジネス層をモデル化するためのデータ定義を含む複数のスキーマのうちの1つとすることができることを理解すべきである。
図3に示されるように、スキーマ300は、モデル(Model)のデータ形式301を含む。一般に、モデルのデータ形式301は、表2に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、所有者(Owner)のデータ形式302を含む。一般に、所有者のデータ形式302は、表3に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、能力(Capability)のデータ形式314を含む。一般に、能力のデータ形式314は、表4に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、能力階層(Capability Hierarchy)のデータ形式303を含む。一般に、能力階層のデータ形式303は、表5に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、能力プロパティ(Capability Property)のデータ形式311を含む。一的に、能力プロパティのデータ形式311は、表6に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、プロパティ名(Property Name)のデータ形式312を含む。一般に、プロパティ名のデータ形式312は、表7に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、データ型(Data Type)のデータ形式313を含む。一般に、データ型のデータ形式313は、表8に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、ポート(Port)のデータ形式324を含む。ビジネス能力に対応するポートを用いて、対応するビジネス能力への入力と、そこからの出力とを転送することができる。一般に、ポートのデータ形式324は、表9に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、能力ポート(Capability Port)のデータ形式319を含む。一般に、能力ポートのデータ形式319は、表10に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、使用型(Usage Type)のデータ形式318を含む。一般に、使用型のデータ形式318は、表11に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、アイテム型(Item Type)のデータ形式316を含む。一般に、アイテム型のデータ形式316は、表12に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、スキーマ(Schema)のデータ形式317を含む。一般に、スキーマのデータ形式317は、表13に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、プロセス(Process)のデータ形式327を含む。一般に、プロセスのデータ形式327は、表14に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、プロセス能力(Process Capability)のデータ形式326を含む。一般に、プロセス能力のデータ形式326は、表15に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、コネクタ(Connector)のデータ形式323を含む。一般に、コネクタのデータ形式323は、表16に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、コネクタ型(Connector Type)のデータ形式321を含む。一般に、コネクタ型のデータ形式321は、表17に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、コネクタ・ポート(Connector Port)のデータ形式322を含む。一般に、コネクタ・ポートのデータ形式322は、表18に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、役割(Role)のデータ形式309を含む。一般に、役割のデータ形式309は、表19に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、能力役割(Capability Role)のデータ形式308を含む。一般に、能力役割のデータ形式308は、表20に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、SLE型(SLE Type)のデータ形式304を含む。一般に、SLE型のデータ形式304は、表21に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、能力SLE(Capability SLE)のデータ形式306を含む。一般に、能力SLEのデータ形式306は、表22に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
図3に示されるように、スキーマ300は、能力SLEポート(Capability SLE Port)のデータ形式307を含む。一般に、能力SLEポートのデータ形式307は、表23に示すように説明することができる。
Figure 2006285955
スキーマ300は、ビジネス能力モデル化スキーマの一例に過ぎないことを理解すべきである。当業者であれば、本明細書を精査した後で、本発明の実施形態を、スキーマ300に加えて他の様々なビジネス能力モデル化スキーマと共に用いることができることが明らかであろう。さらに、ビジネス能力のモデル化によって、スキーマ300におけるすべてのデータ形式についての能力属性にアクセス可能となることを必要としない。例えば、能力および接続を用いて、他のデータ形式に対応する能力属性にアクセスすることなく、能力のデータ形式314および接続のデータ形式323に基づいてビジネス能力をモデル化することができる。したがって、スキーマ300は、アクセスされるビジネス能力属性についてデータ形式を定義するが、ビジネス能力モデルを生成するためにすべてのデータ形式を読み込む(populate)ことは必要としない。
1つまたは複数のビジネス層についてのスキーマは、1つまたは複数のビジネス層の間でマッピングするのに用いられるデータについてのデータ定義も含むことができることを理解すべきである。例えば、ビジネス能力スキーマは、モデル化されたビジネス能力コンポーネントを支援するのに必要なサービス・ネットワーク層コンポーネントを表すデータ定義を含むことができる。一方、サービス・ネットワーク・スキーマは、支援されたビジネス能力層コンポーネントについてのデータ定義を含むことができる。同様に、例えばビジネス・プロセス・フロー・スキーマまたはビジネス組織スキーマなどの他のスキーマは、他のビジネス層にマッピングするのに用いられるデータについてのデータ定義を含むことができる。
図5は、類似するタイプのビジネス・モデルを比較するための方法500の例示的なフローチャートを示す。コンピュータ・アーキテクチャ100のモジュールおよびデータに関して、方法500を説明する。
方法500は、既存のビジネス・アーキテクチャを表し、データ・モデルに従って構造化される、構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスにアクセスする動作を含む(動作501)。例えば、コンピュータ・システム101は、ビジネス・アーキテクチャを表す能力モデル122にアクセスすることができる。能力モデル122は、ビジネス能力スキーマ(例えば、スキーマ300)に従って構造化することができる。
方法500は、第2のビジネス・アーキテクチャを表し、データ・モデルに従って構造化される、構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスにアクセスする動作を含む(動作502)。例えば、コンピュータ・システム101は、最優良事例能力モデル123にアクセスすることができる。最優良事例能力モデル123は、特定の業界についての最優良事例ビジネス・アーキテクチャのビジネス能力を表すモデルとすることができる。例えば、最優良事例能力モデル123は、製造業界、保険医療業界、小売業界などについての最優良事例を組み込むことができる。最優良事例は、業界の専門家、学界などによって認められたものとすることができる。しかしながら、事実上いかなる最優良事例を用いることもできる。
或いは、コンピュータ・システム101は、買収提案能力モデル124にアクセスすることができる。買収提案能力モデル124は、(例えば、比較を行っているビジネスによって)買収されることになるビジネスのビジネス・アーキテクチャを表すモデルとすることができる。
方法500は、構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスを構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスと比較する動作を含む(動作503)。例えば、比較モジュール113は、(例えば、比較オペレータ233を用いて)能力モデル122を最優良事例能力モデル123と比較することができる。或いは、比較モジュール113は、能力モデル122を買収提案能力モデル124と比較することができる。比較は、異なるモデルからの個々のビジネス能力の相互比較を含むことができる。
方法500は、既存のビジネス・アーキテクチャと第2のビジネス・アーキテクチャとの間の何らかの相違を特定する動作を含む(動作504)。例えば、比較モジュール113は、能力モデル122と最優良事例能力モデル123との間のいずれかの相違を特定することができる。或いは、比較モジュール113は、能力モデル122と買収提案能力モデル124との間のいずれかの相違を特定することができる。
方法500は、既存のビジネス・アーキテクチャと第2のビジネス・アーキテクチャとの間の特定された相違に基づいて、既存のビジネス・アーキテクチャの十分性を評価する動作を含む(動作505)。例えば、コンピュータ・システム101は、122と123との間の特定された相違に基づいて、能力モデル122において表されるビジネス能力が業界の最優良事例とどの程度密接な対応関係にあるかを評価することができる。或いは、コンピュータ・システム101は、122と124との間の特定された相違に基づいて、能力モデル122において表されたビジネス能力が買収提案能力モデル124において表されたビジネス能力とどの程度密接な対応関係にあるかを評価することができる。したがって、買収が、異なるビジネス能力、新しいビジネス能力、拡大したビジネス能力などのいずれかを取得ビジネスに与えることになるかどうかを判断することができる。評価の結果は、結果161として、ユーザ・インターフェース111に提示する、および/または、他の何らかのコンピュータ・システムに転送することができる。
図6は、ビジネス・アーキテクチャの対応する異なる層を表す異なるタイプのビジネス・モデルを対比する方法600の例示的なフローチャートを示す。コンピュータ・アーキテクチャ100のモジュールおよびデータならびにマッピング400のコンポーネントおよびマッピングに関して、方法600を説明する。
方法600は、ビジネス・アーキテクチャの第1のビジネス層を表し、構造化データ・モデルに従って該第1のビジネス層の1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントをモデル化する、構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作を含む(動作601)。例えば、コンピュータ・システム101は、ビジネス・アーキテクチャのビジネス能力層を表す能力モデル122にアクセスすることができる。能力モデル122は、能力モデル化スキーマ(例えば、スキーマ300)に従ってビジネス能力層121の1つまたは複数のビジネス能力コンポーネントをモデル化することができる。しかしながら、例えば、サービス・ネットワーク層131、ビジネス・プロセス・フロー層141、ビジネス組織層151などの他の何らかの第1のビジネス層を表す構造化ビジネス・モデルにアクセスすることもできる。構造化ビジネス・モデルは、適切なスキーマに従って、対応する第1のビジネス層の1つまたは複数のコンポーネントをモデル化することができる。
方法600は、第2のビジネス層を表し、異なる該第2のビジネス層の1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントをモデル化する、第2の構造化モデルにアクセスする動作を含む(動作602)。例えば、コンピュータ・システム101は、ビジネス・アーキテクチャのサービス・ネットワーク層を表すサービス・モデル132にアクセスすることができる。サービス・モデル132は、サービス・モデル化スキーマに従ってサービス・ネットワーク層131の1つまたは複数のサービス・コンポーネントをモデル化することができる。しかしながら、例えば、ビジネス能力層121、ビジネス・プロセス・フロー層141、ビジネス組織層151などの他の何らかの第2のビジネス層を表す第2の構造化モデルにアクセスすることもできる。第2の構造化ビジネス・モデルは、適切なスキーマに従って、対応する第2のビジネス層の1つまたは複数のコンポーネントをモデル化することができる。
方法600は、1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントと1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントとの間の関係をマッピングする動作を含む(動作603)。マッピングに基づいて、第1のビジネス層の構成の変更が第2のビジネス層にどのように影響を与えるか、および第2のビジネス層の構成の変更が第1のビジネス層にどのように影響を与えるかを判断することができる。例えば、対比モジュール114は、能力モデル122の1つまたは複数の能力コンポーネントを、サービス・モデル132の1つまたは複数の対応するサービス・コンポーネントにマッピングすることができる(マッピング400と同様である)。しかしながら、他のビジネス層のコンポーネント間の関係をマッピングすることもできる。例えば、対比モジュール114は、プロセス・フロー・モデル142の1つまたは複数のプロセス・フロー・コンポーネントを、組織モデル153の1つまたは複数の対応する組織コンポーネントにマッピングすることもできる。
方法600は、マッピングされた関係を利用して、構造化ビジネス・モデルを第2の構造化モデルと対比する動作を含む(動作604)。例えば、対比モジュール114は、能力モデル122のコンポーネントとサービス・モデル132のコンポーネントとの間のマッピングを比べて、能力モデル122をサービス・モデル132と対比することができる。異なるビジネス層のモデルを対比することによって、ビジネス層がどのように相互作用するかを明らかにし、必要なコンポーネントおよび/または重複したコンポーネントの指標をビジネスに与えることができる。異なるビジネス層のコンポーネントをマッピングして対比した結果は、結果161として、ユーザ・インターフェース111に提示する、および/または、他の何らかのコンピュータ・システムに転送することができる。
図7は、ビジネス・モデルが1つまたは複数の制約に適合することを確認するための方法700の例示的なフローチャートを示す。コンピュータ・アーキテクチャ100のコンポーネントに関して、方法700を説明する。
方法700は、妥当なビジネス・アーキテクチャを表す第1のビジネス・コンポーネントの構造化ビジネス・モデルであって、該第1のビジネス・コンポーネントが1つまたは複数の制約への適合性を示す対応する第1のプロパティ値を有し、該構造化ビジネス・モデルがデータ・モデルに従って構造化される、第1のビジネス・コンポーネントの構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作を含む(動作701)。例えば、コンピュータ・システム101は、特定の基準に基づいて妥当である(既存のまたはシミュレートされた)ビジネス・アーキテクチャを表す1つまたは複数のプロセス・フロー・コンポーネントを有するプロセス・フロー・モデル142にアクセスすることができる。プロセス・フロー・モデル142は、業界の最優良事例、またはビジネスに有利な他の何らかの規則の組に準拠する、プロセス・フロー・コンポーネントの構成を含むことができる。
プロセス・フロー・モデル142は、例えば、制約に適合する、より一般的なモデルのインスタンスを生成するのに用いられる、より一般的なモデルに対する制約などといった、1つまたは複数の制約への適合性を示すプロパティ値を含むことができる。第1のプロパティ値は、プロセス・フロー・モデル142に含まれ、プロセス・フロー・スキーマに従って書式設定される、1つまたは複数の名前/値の対の値部分とすることができる。プロセス・フロー・モデル142は、実際のビジネス・アーキテクチャについてのプロセス・フロー・モデルとするか、またはシミュレートされたプロセス・フロー・モデルとすることができる。
方法700は、既存のビジネス・アーキテクチャを表し、第2のプロパティ値を有する、第2のビジネス・コンポーネントの第2の構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作を含む(動作702)。例えば、コンピュータ・システム101は、既存のビジネス・アーキテクチャを表す1つまたは複数のプロセス・フロー・コンポーネントを有するプロセス・フロー・モデル143にアクセスすることができる。第2のプロパティ値は、プロセス・フロー・モデル143に含まれ、プロセス・フロー・スキーマに従って書式設定される、1つまたは複数の名前/値の対の値部分とすることができる。
方法700は、適合性を示す第1のプロパティ値の少なくとも一部を第2のプロパティ値の対応する少なくとも一部と比較して、1つまたは複数の制約への適合性について第2のプロパティ値を検査する動作を含む(動作703)。例えば、制約モジュール116は、プロセス・フロー・モデル142におけるプロパティ値の部分を、プロセス・フロー・モデル143におけるプロパティ値の対応する部分と比較することができる。
方法700は、比較に基づいて、第2の構造化ビジネス・モデルが妥当なものであるかどうかを判断する動作を含む(動作704)。例えば、制約モジュール116は、プロパティ値の比較に基づいて、プロセス・フロー・モデル143が妥当であるかどうかを判断することができる。すなわち、制約モジュール116は、プロセス・フロー・モデル142のインスタンスを生成するのに用いられる同じ制約に従ってプロセス・フロー・モデル143のインスタンスが生成されたかどうかを判断することができる。
例えば第1および第2のプロパティ値がいずれも2に等しいときのように、第2のプロパティ値が第1のプロパティ値と一致するときに、制約への適合を示すことになる。しかしながら、第2のプロパティ値が、例えば第1のプロパティ値の10%以内といったように、第1のプロパティ値の特定のしきい値以内であるときに、制約への適合を示すこともできる。第2のプロパティ値が、例えば50から100までの間といった特定の範囲内であるときに、制約への適合を示すこともできる。制約を検査した結果は、結果161として、ユーザ・インターフェース111に提示する、および/または、他の何らかのコンピュータ・システムに転送することができる。
図8は、ビジネス・モデルを改良するための方法800の例示的なフローチャートを示す。コンピュータ・アーキテクチャ100のコンポーネントに関して、方法800を説明する。
方法800は、ビジネス・アーキテクチャを表し、データ・モデルに従って構造化される、構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作を含む(動作801)。例えば、コンピュータ・システム100は、発注書請求ビジネス・アーキテクチャを支援するための一般的な組織階層を表す組織モデル152にアクセスすることができる。組織モデル152は、組織スキーマに従って構造化することができる。
方法800は、構造化ビジネス・モデルに基づいてモデル化される、ビジネス・アーキテクチャより具体的な特定のビジネス・アーキテクチャを特定する動作を含む(動作802)。例えば、改良モジュール117は、保険医療の(または、他の何らかの業界の、もしくはより具体的な)発注書請求ビジネス・アーキテクチャが組織モデル152に基づいてモデル化されることを特定することができる。
方法800は、特定されたビジネス・アーキテクチャについてのビジネス固有のデータにアクセスする動作を含む(動作803)。例えば、改良モジュール117は、保険医療の(または、他の何らかの業界の、もしくはより具体的な)発注書請求ビジネス・アーキテクチャをモデル化するために、保険医療業データ(または、他の何らかの業界のデータ、もしくはより具体的なデータ)にアクセスすることができる。
方法800は、アクセスされたビジネス固有のデータに基づいて構造化ビジネス・モデルをビジネス固有の構造化データ・モデルに改良する動作を含む(動作804)。例えば、改良モジュール117は、組織モデル152を生成するのに用いられる組織スキーマを改良する(例えば、データ形式を付加する、除去する、変更する)改良オペレータを実装することができる。したがって、改良モジュール117は、保険医療業界(または、他の業界の、もしくは他のより具体的な)データに基づいて、組織スキーマを保険医療固有の(または、他の何らかの業界の、もしくはより具体的な)組織スキーマに改良することができる。例えば、保険医療の発注書請求ビジネス・アーキテクチャは、他の業界では必要とされない様々な安全管理を伴うことが必要な場合がある。これらの付加的な安全管理には、特別に訓練された付加的な人員が必要な場合がある。したがって、特別に訓練された人員を表すためのデータ形式を含むように、組織スキーマを変更することができる。
方法800は、ビジネス固有の構造化データ・モデルに従って、特定されたビジネス・アーキテクチャをモデル化する動作を含む(動作805)。例えば、コンピュータ・システム101は、保険医療業界固有の(または、他の業界の、もしくはより具体的な)組織スキーマに従って、保険医療(または、他の業界の、もしくはより具体的な)発注書請求ビジネス・アーキテクチャの組織階層を表す組織モデルを生成することができる。より具体的なモデルは、結果161として、ユーザ・インターフェース111に提示する、および/または、他の何らかのコンピュータ・システムに転送することができる。
図9は、ビジネス・モデルを構築するための方法900の例示的なフローチャートを示す。コンピュータ・アーキテクチャ100のコンポーネントに関して、方法900を説明する。
方法900は、コンピュータ・システムが、ビジネス・コンポーネントの組を含むビジネス・アーキテクチャがモデル化されるという指示を受信する動作を含む(動作901)。例えば、コンピュータ・システム101は、サービスの組をモデル化するという指示を受信することができる。
方法900は、ビジネス・コンポーネントの組の第1の部分が、複数の異なるビジネス・モデルの中から選択される第1の構造化ビジネス・モデルに含まれることを特定する動作を含む(動作902)。例えば、構築モジュール118は、サービス・コンポーネントの第1の部分がサービス・モデル132に含まれることを特定することができる。方法900は、第1の構造化ビジネス・モデルからビジネス・コンポーネントの組の第1の部分を抽出する動作を含む(動作903)。例えば、構築モジュール118は、サービス・モデル132からサービス・コンポーネントの幾つかまたはすべてを抽出することができる。
方法900は、ビジネス・コンポーネントの組の第2の部分が、複数の異なるビジネス・モデルの中から選択される第2の構造化ビジネス・モデルに含まれることを特定する動作を含む(動作904)。例えば、構築モジュール118は、サービス・コンポーネントの第2の部分がサービス・モデル133に含まれることを特定することができる。方法900は、第2の構造化ビジネス・モデルからビジネス・コンポーネントの組の第2の部分を抽出する動作を含む(動作905)。例えば、構築モジュール118は、サービス・モデル133からサービス・コンポーネントの幾つかまたはすべてを抽出することができる。
方法900は、ビジネス・コンポーネントの組の少なくとも第1の部分および第2の部分からビジネス・アーキテクチャのモデルを構築する動作を含む(動作906)。例えば、構築モジュール118は、サービス・モデル132および133からのサービス・コンポーネントから、新しいサービス・モデルを構築することができる。新しいサービス・モデルは、結果161として、ユーザ・インターフェース111に提示する、および/または、他の何らかのコンピュータ・システムに転送することができる。
本発明の実施形態は、形式的操作の組み合わせを実装することもできることを理解すべきである。例えば、改良オペレータを用いて、複数の他のビジネス・モデルの部分から以前に構築された新しいビジネス・モデルを改良することができる。改良に続いて、制約への適合性から、新しいビジネス・モデルを検査することができる。
図10および以下の説明は、本発明を実装することができる適切なコンピューティング環境の、簡潔で一般的な説明を提供することを目的とする。必須ではないが、本発明は、コンピュータ・システムによって実行されるプログラム・モジュールなどのコンピュータ実行可能命令を一般的な背景として、実装することができる。一般に、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行するかまたは特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令、関連するデータ構造、およびプログラム・モジュールは、本明細書に開示された方法の動作を実行するためのプログラム・コード手段の例である。
図10を参照すると、本発明を実装するための例示的なシステムは、処理ユニット1021と、システム・メモリ1022と、該システム・メモリ1022を含む種々のシステム要素を該処理ユニット1021に結合するシステム・バス1023とを含むコンピュータ・システム1020の形態の汎用コンピューティング装置を含む。処理ユニット1021は、本発明の特徴を含むコンピュータ・システム1020の特徴を実装するように設計されたコンピュータ実行可能命令を実行することができる。システム・バス1023は、メモリ・バスまたはメモリ・コントローラと、周辺バスと、様々なバス・アーキテクチャのいずれかを用いるローカル・バスとを含む幾つかのタイプのバス構造のいずれかとすることができる。システム・メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)1024と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)1025とを含む。起動の際などにコンピュータ・システム1020内部の要素間で情報を転送する役割を果たす基本ルーチンを含む基本入力/出力システム(BIOS)1026を、ROM1024に格納することができる。
コンピュータ・システム1020はまた、磁気ハード・ディスク1039との間で読み取りおよび書き込みを行うための磁気ハード・ディスク・ドライブ1027と、取り外し可能な磁気ディスク1029との間で読み取りおよび書き込みを行うための磁気ディスク・ドライブ1028と、例えばCD−ROMまたは他の光メディアなどの取り外し可能な光ディスク1031との間で読み取りおよび書き込みを行うための光ディスク・ドライブ1030とを含むことができる。磁気ハード・ディスク・ドライブ1027と、磁気ディスク・ドライブ1028と、光ディスク・ドライブ1030とは、それぞれ、ハード・ディスク・ドライブ・インタフェース1032、磁気ディスク・ドライブ・インタフェース1033、および光ドライブ・インタフェース1034によって、システム・バス1023に接続される。ドライブおよびそれらの関連するコンピュータ読取可能メディアは、コンピュータ実行可能命令、データ構造、プログラム・モジュール、およびコンピュータ・システム1020についての他のデータの不揮発性記憶装置となる。本明細書で説明した例示的な環境では、磁気ハード・ディスク1039、取り外し可能磁気ディスク1029、および取り外し可能光ディスク1031を使用するが、磁気カセット、フラッシュ・メモリ・カード、デジタル多用途(versatile)ディスク、ベルヌーイ・カートリッジ、RAM、ROMなどを含む、データを格納するための他のタイプのコンピュータ読取可能メディアを用いることができる。
1つまたは複数のプログラム・モジュールからなるプログラム・コード手段は、ハード・ディスク1039、磁気ディスク1029、光ディスク1031、ROM1024、または、RAM1025に格納することができ、RAM1025は、オペレーティング・システム1035と、1つまたは複数のアプリケーション・プログラム1036と、他のプログラム・モジュール1037と、プログラム・データ1038とを含んでいる。ユーザは、キーボード1040、ポインティング・デバイス1042、または、例えばマイクロホン、ジョイ・スティック、ゲーム・パッド、スキャナなどの他の入力装置(図示せず)を通じて、コマンドおよび情報をコンピュータ・システム1020に入力することができる。これらのおよび他の入力装置は、システム・バス1023に結合された入力/出力インタフェース1046を介して処理ユニット1021に接続することができる。入力/出力インタフェース1046は、論理的には、例えば、シリアル・ポート・インタフェース、PS/2インタフェース、USB(Universal Serial Bus)インタフェース、または、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394インタフェース(すなわち、FireWireインタフェース)などの、様々な種類の異なるインタフェースのいずれかを表すものであり、あるいは、論理的には異なるインタフェースの組み合わせを表すこともできる。
モニタ1047または他のディスプレイ装置もまた、ビデオ・インタフェース1048を介してシステム・バス1023に接続される。スピーカまたは他の音声出力装置もまた、音声インタフェースを介してシステム・バス1023に接続される。例えばプリンタなどの他の周辺出力装置(図示せず)もまた、コンピュータ・システム1020に接続することができる。
コンピュータ・システム1020は、例えば、オフィス全体または企業全体のコンピュータ・ネットワーク、ホーム・ネットワーク、イントラネット、および/またはインターネットなどのコンピュータ・ネットワークに接続可能である。コンピュータ・システム1020は、例えば、こうしたコンピュータ・ネットワーク上の遠隔コンピュータ・システム、遠隔アプリケーション、および/または遠隔データベースなどの外部ソースとデータを交換することができる。
コンピュータ・システム1020は、ネットワーク・インタフェース1053を含み、コンピュータ・システム1020は、それを介して外部ソースからデータを受信し、および/またはデータを外部ソースに送信する。図10に示されるように、ネットワーク・インタフェース1053は、リンク1051を介した遠隔コンピュータ・システム1083とのデータ交換を容易にする。ネットワーク・インタフェース1053は、論理的には、例えばネットワーク・インタフェース・カードおよび対応するネットワーク・ドライバ・インタフェース規格(NDIS(Network Driver Interface Specification))スタックなどの、1つまたは複数のソフトウェア・モジュールおよび/またはハードウェア・モジュールとすることができる。リンク1051は、コンピュータ・ネットワークの一部(例えば、イーサネット(登録商標)・セグメント)を表し、遠隔コンピュータ・システム1083は、コンピュータ・ネットワークのノードを表す。
同様に、コンピュータ・システム1020は、入力/出力インタフェース1046を含み、コンピュータ・システム1020は、それを介して外部ソースからデータを受信し、および/またはデータを外部ソースに送信する。入力/出力インタフェース1046は、モデム1054(例えば、標準的なモデム、ケーブル・モデム、またはデジタル加入者線(DSL(Digital Subscriber Line))モデム)に結合され、コンピュータ・システム1020は、それを介して外部ソースからデータを受信し、および/またはデータを外部ソースに送信する。図10に示されるように、入力/出力インタフェース1046およびモデム1054は、リンク1052を介した遠隔コンピュータ・システム1093とのデータ交換を容易にする。リンク1052は、コンピュータ・ネットワークの一部を表し、遠隔コンピュータ・システム1093は、コンピュータ・ネットワークのノードを表す。
図10は、本発明のための適切なオペレーティング環境を表すものであるが、本発明の原理は、必要に応じて適切な修正を加えて、本発明の原理を実装することが可能ないずれかのシステムで利用することができる。図10に示される環境は、単なる例示であり、本発明の原理を実装することができる様々な環境の一部のみを表すものに過ぎない。
本発明によれば、比較モジュール、マッピング・モジュール、制約モジュール、および改良モジュール、構築モジュール、ユーザ・インターフェース、ならびに、ビジネス・モデル化スキーマ、ビジネス・モデル、およびビジネス・モデルの運用によって生成される結果を含む関連データは、格納し、コンピュータ・システム1020に関連するコンピュータ読取可能メディアのいずれかからアクセスすることができる。例えば、このようなモジュールの一部および関連するプログラム・データの一部は、システム・メモリ1022に格納するために、オペレーティング・システム1035、アプリケーション・プログラム1036、プログラム・モジュール1037、および/または、プログラム・データ1038に含ませることができる。
例えば磁気ハード・ディスク1039などの大容量記憶装置がコンピュータ・システム1020に結合されているときは、こうしたモジュールおよび関連するプログラム・データをこの大容量記憶装置に格納することもできる。コンピュータ・ネットワーク環境においては、コンピュータ・システム1020に関連して描かれるプログラム・モジュールまたはその一部は、遠隔コンピュータ・システム1083および/または遠隔コンピュータ・システム1093に関連するシステム・メモリおよび/または大容量記憶装置などの、遠隔記憶装置に格納することができる。こうしたモジュールの実行は、上述のような分散環境において行うことができる。
本発明は、その趣旨または本質的な特性から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化することができる。説明した実施形態は、あらゆる点で単なる例示であって、限定的に考えるべきではない。したがって、本発明の範囲は、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等な意味および範囲内に入るすべての変更が、その範囲に包含されることになる。
ビジネス・モデルを比較し、対比するのに用いることができるコンピュータ・アーキテクチャの例を示す図である。 ビジネス・モデル上で実行することができる操作のアーキテクチャの例を示す図である。 構造化ビジネス能力に基づいて効率的かつ柔軟にビジネス・モデル化するために用いることができる能力モデル化スキーマの例を示す図である。 ビジネス能力モデルとサービス・ネットワーク・モデルとの間のマッピングの例を示す図である。 類似するタイプのビジネス・モデルを比較するための方法のフローチャートの例を示す図である。 ビジネス・アーキテクチャの対応する異なる層を表す異なるタイプのビジネス・モデルを対比する方法のフローチャートの例を示す図である。 ビジネス・モデルが1つまたは複数の制約に適合することを確認するための方法のフローチャートの例を示す図である。 ビジネス・モデルを改良するための方法のフローチャートの例を示す図である。 ビジネス・モデルを構築するための方法のフローチャートの例を示す図である。 本発明の原理のための適切な運用環境を示す図である。
符号の説明
101 コンピュータ・システム
111 ユーザ・インターフェース
112 モデル処理モジュール
113 比較モジュール
114 対比モジュール
116 制約モジュール
117 改良モジュール
118 構築モジュール
121 ビジネス能力層
122 能力モデル
123 最優良事例能力モデル
124 買収提案能力モデル
131 サービス・ネットワーク層
132、133 サービス・モデル
141 ビジネス・プロセス・フロー層
142、143 プロセス・フロー・モデル
151 ビジネス組織層
152、153 組織モデル
161 結果

Claims (20)

  1. コンピュータ・システムにおいて、類似するタイプのビジネス・モデルを比較する方法であって、
    既存のビジネス・アーキテクチャを表し、データ・モデルに従って構造化される、構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスにアクセスする動作と、
    第2のビジネス・アーキテクチャを表し、前記データ・モデルに従って構造化される、前記構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスにアクセスする動作と、
    前記構造化ビジネス・モデルの前記第1のインスタンスを該構造化ビジネス・モデルの前記第2のインスタンスと比較する動作と、
    前記既存のビジネス・アーキテクチャと前記第2のビジネス・アーキテクチャとの間の何らかの相違を特定する動作と、
    前記既存のビジネス・アーキテクチャと前記第2のビジネス・アーキテクチャとの間の特定された相違に基づいて、該既存のビジネス・アーキテクチャの十分性を評価する動作と、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 既存のビジネス・アーキテクチャを表す構造化ビジネス・モデルの第1のインスタンスにアクセスする前記動作は、ビジネス能力モデルの第1のインスタンスにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 第2のビジネス・アーキテクチャを表す前記構造化ビジネス・モデルの第2のインスタンスにアクセスする前記動作は、前記ビジネス能力モデルの第2のインスタンスにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記構造化ビジネス・モデルの前記第1のインスタンスを該構造化ビジネス・モデルの前記第2のインスタンスと比較する前記動作は、既存の構造化ビジネス・モデルを最優良事例の構造化ビジネス・モデルと比較する動作を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記構造化ビジネス・モデルの前記第1のインスタンスを該構造化ビジネス・モデルの前記第2のインスタンスと比較する前記動作は、既存の構造化ビジネス・モデルを買収提案の構造化ビジネス・モデルと比較する動作を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記既存のビジネス・アーキテクチャと前記第2のビジネス・アーキテクチャとの間の特定された相違に基づいて、該既存のビジネス・アーキテクチャの十分性を評価する前記動作は、該既存のビジネス・アーキテクチャが業界の最優良事例を満足するものであるかどうかを判断する動作を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記既存のビジネス・アーキテクチャと前記第2のビジネス・アーキテクチャとの間の特定された相違に基づいて、該既存のビジネス・アーキテクチャの十分性を評価する前記動作は、前記第2のビジネス・アーキテクチャが、異なるビジネス能力、新しいビジネス能力、または拡大したビジネス能力のいずれかを該既存のビジネス・アーキテクチャに与えることになるかどうかを判断する動作を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. コンピュータ・システムにおいて、ビジネス・アーキテクチャの対応する異なる層を表す異なるタイプのビジネス・モデルを対比する方法であって、
    ビジネス・アーキテクチャの第1のビジネス層を表し、構造化データ・モデルに従って前記第1のビジネス層の1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントをモデル化する、構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作と、
    第2のビジネス層を表し、異なる前記第2のビジネス層の1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントをモデル化する、第2の構造化モデルにアクセスする動作と、
    前記第1のビジネス層の構成の変更が前記第2のビジネス層にどのように影響を与えるか、および、該第2のビジネス層の構成の変更が該第1のビジネス層にどのように影響を与えるかを判断することができるように、前記1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントと前記1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントとの間の関係をマッピングする動作と、
    前記マッピングされた関係を利用して、前記構造化ビジネス・モデルを前記第2の構造化モデルと対比する動作と、
    を備えることを特徴とする方法。
  9. ビジネス・アーキテクチャの第1のビジネス層を表す構造化ビジネス・モデルにアクセスする前記動作は、ビジネス能力層の構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. ビジネス能力層の構造化ビジネス・モデルにアクセスする前記動作は、能力スキーマに従って構造化されたビジネス能力モデルにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 第2のビジネス層を表す第2の構造化モデルにアクセスする前記動作は、サービス・ネットワーク層の構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記1つまたは複数の第1のビジネス層コンポーネントと前記1つまたは複数の第2のビジネス層コンポーネントとの間の関係をマッピングする前記動作は、ビジネス能力層コンポーネントとサービス・ネットワーク層コンポーネントとの間でマッピングする動作を備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 前記マッピングされた関係を利用して、前記構造化ビジネス・モデルを前記第2の構造化モデルと対比する前記動作は、前記マッピングされた関係を利用して、ビジネス能力層がサービス・ネットワーク層とどのように相互作用するかを特定する動作を備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  14. コンピュータ・システムにおいて、ビジネス・モデルが1つまたは複数の制約に適合することを確認するための方法であって、
    妥当なビジネス・アーキテクチャを表す第1のビジネス・コンポーネントの構造化ビジネス・モデルであって、前記第1のビジネス・コンポーネントが1つまたは複数の制約への適合性を示す対応する第1のプロパティ値を有し、前記構造化ビジネス・モデルがデータ・モデルに従って構造化される、前記第1のビジネス・コンポーネントの構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作と、
    既存のビジネス・アーキテクチャを表し、第2のプロパティ値を有する第2のビジネス・コンポーネントの、第2の構造化ビジネス・モデルにアクセスする動作と、
    適合性を示す前記第1のプロパティ値の少なくとも一部を前記第2のプロパティ値の対応する少なくとも一部と比較して、前記1つまたは複数の制約への適合性について該第2のプロパティ値を検査する動作と、
    前記比較に基づいて前記第2の構造化ビジネス・モデルが妥当なものであるかどうかを判断する動作と、
    を備えることを特徴とする方法。
  15. 妥当なビジネス・アーキテクチャを表す第1のビジネス・コンポーネントの構造化ビジネス・モデルにアクセスする前記動作は、1つまたは複数の制約に適合するビジネス能力モデルにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 1つまたは複数の制約に適合するビジネス能力モデルにアクセスする前記動作は、能力スキーマに従って構造化されたビジネス能力モデルにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 1つまたは複数の制約に適合するビジネス能力モデルにアクセスする前記動作は、1つまたは複数の名前/値の対にアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 既存のビジネス・アーキテクチャを表す第2のビジネス・コンポーネントの第2の構造化ビジネス・モデルにアクセスする前記動作は、既存のビジネス・アーキテクチャの第2のビジネス能力モデルにアクセスする動作を備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  19. 前記比較に基づいて前記第2の構造化ビジネス・モデルが妥当なものであるかどうかを判断する前記動作は、前記第1のプロパティ値の1つまたは複数と前記第2のプロパティ値の対応する1つまたは複数とが等しい値を有するものと判断する動作を備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  20. 前記比較に基づいて前記第2の構造化ビジネス・モデルが妥当なものであるかどうかを判断する前記動作は、前記第1のプロパティ値の1つまたは複数が前記第2のプロパティ値の対応する1つまたは複数の特定のしきい値内にあるものと判断する動作を備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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