JP2006285862A - Simリーダライタ及びユーザ認証システム - Google Patents
Simリーダライタ及びユーザ認証システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006285862A JP2006285862A JP2005107803A JP2005107803A JP2006285862A JP 2006285862 A JP2006285862 A JP 2006285862A JP 2005107803 A JP2005107803 A JP 2005107803A JP 2005107803 A JP2005107803 A JP 2005107803A JP 2006285862 A JP2006285862 A JP 2006285862A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- writer
- information
- sim
- sim reader
- reader
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【課題】 SIMを装着し使用するSIMリーダライタにおいて、SIMリーダライタが読み取ったユーザの前記バイオメトリクス情報を、コンピュータに出力できるSIMリーダライタ、およびこのSIMリーダライタを用いたユーザ認証システムを提供する。
【解決手段】 SIMリーダライタ1は、ユーザのバイオメトリクス情報を読み取る手段として指紋センサ150と、指紋センサ150で読み取った情報を出力する手段として、液晶ディスプレイ130を備える。指紋センサ150で読み取った指紋情報は、コントローラ回路10で2次元バーコード化され、2次元バーコード化された情報が液晶ディスプレイ130に表示される。コンピュータは、液晶ディスプレイ130で表示される2次元バーコードを読み取ることで、ユーザの指紋情報が入力され、指紋センサを備えていないコンピュータでもユーザの指紋情報を利用したユーザ認証システムを構築できる。
【選択図】 図3
【解決手段】 SIMリーダライタ1は、ユーザのバイオメトリクス情報を読み取る手段として指紋センサ150と、指紋センサ150で読み取った情報を出力する手段として、液晶ディスプレイ130を備える。指紋センサ150で読み取った指紋情報は、コントローラ回路10で2次元バーコード化され、2次元バーコード化された情報が液晶ディスプレイ130に表示される。コンピュータは、液晶ディスプレイ130で表示される2次元バーコードを読み取ることで、ユーザの指紋情報が入力され、指紋センサを備えていないコンピュータでもユーザの指紋情報を利用したユーザ認証システムを構築できる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ICカードやSIM(Subscriber Identity Module)などのカード型情報媒体を内蔵し、バイオメトリクス情報の読取り装置を備えたSIMリーダライタと、このSIMリーダライタを用いユーザを認証するユーザ認証システムに関する。
ICカードまたはSIM(Subscriber Identity Module)などのカード型情報媒体は、ネットワークのアクセス管理やパソコンの使用者管理などにおいて使用されつつある。本出願人は特許文献1において、これらのカード型情報媒体の利便性を高めるべく、カード型情報媒体としてSIMを内蔵し、SIMとデータ通信する2つの通信手段(ISO7816規格に準拠した接触データ通信とISO14443規格に準拠した非接触データ通信)と、パーソナルコンピュータ等のホスト装置とデータ通信する手段(USB規格に準拠したデータ通信)と、情報を表示するディスプレイとを備え、ユーザが容易に携帯可能であるSIMリーダライタを既に開示している
上述した内容に加えて、特許文献1で開示しているSIMリーダライタは、バイオメトリクス情報を入力する手段として指紋センサと、ホスト装置と無線でデータ通信する手段として、赤外線通信やブルートゥース(Bluetooth)などの無線技術を用いた近距離間通信手段を備えている。
しかしながら、 特許文献1で開示しているSIMリーダライタに備えられた指紋センサで入力される指紋情報は、あくまでもSIMリーダライタ内部で使用される情報であって、SIMリーダと組み合わされて使用されるホスト装置でこの指紋情報を活用できない問題があった。
特開2004−264915号公報
上述した問題を鑑みて、本発明は、SIMに代表されるカード型情報媒体を内蔵し、内蔵するカード型情報媒体とデータ通信する手段と、パーソナルコンピュータ等のホスト装置とデータ通信できる手段と、ユーザのバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報読取り手段とを備え、ユーザが容易に携帯可能な情報端末において、バイオメトリクス情報読取り手段で読み取ったバイオメトリクス情報を外部装置に出力できるSIMリーダライタ、および、このSIMリーダライタを利用してユーザを認証するユーザ認証システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、装着したSIMを使用するSIMリーダライタにおいて、前記SIMリーダライタは、ユーザのバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報読取り手段と、前記バイオメトリクス情報読取り手段で読み取った前記バイオメトリクス情報を含む送信情報を出力する情報出力手段を備えていることを特徴とするSIMリーダライタである。
好ましくは第1の発明において、前記SIMリーダライタは、前記SIMとデータ通信するSIM通信手段を備え、前記SIMリーダライタに装着される前記SIMは情報を暗号化する手段を備え、前記情報出力手段は、前記SIMを用いて、前記バイオメトリクス情報読取り手段で読み取った前記バイオメトリクス情報を暗号化し、暗号化した前記バイオメトリクス情報を出力する手段であることが望ましい。
好ましくは第1の発明において、前記SIMリーダライタに備えられた前記情報出力手段はコンピュータとデータ通信する手段であり、この手段はUSB通信手段もしくは無線技術を用いた近距離間通信手段であることが望ましい。ここで、無線技術を用いた近距離間通信手段とは、赤外線通信やブルートゥースなどのデータ通信手段を意味する。
好ましくは第1の発明において、前記SIMリーダライタに備えられた前記情報出力手段は、前記バイオメトリクス情報読取り手段で読み取った前記バイオメトリクス情報をバーコード情報にエンコードし、エンコードしたバーコード情報をディスプレイで光学的に出力する手段であることが望ましい。
第1の発明によれば、前記SIMリーダライタが前記情報出力手段を備えることで、前記SIMリーダライタが読み取ったユーザの前記バイオメトリクス情報をコンピュータに出力することができ、前記バイオメトリクス情報を読み取る装置を備えていないコンピュータでもユーザの前記バイオメトリクス情報を利用したコンピュータシステムを構築できる。更に、出力する前記バイオメトリクス情報を暗号化することで、ユーザの前記バイオメトリク情報が悪用されることを防ぐことができる。
更に、上述した課題を解決する第2の発明は、第1の発明に記載したSIMリーダライタとホストコンピュータとからなるユーザ認証システムであって、前記ホストコンピュータは、前記SIMリーダライタに備えられた前記情報出力手段から出力され、前記バイオメトリクス情報を含む送信情報が入力される情報入力手段と、前記情報入力手段で入力された前記送信情報に基づいてユーザを認証するユーザ認証手段とを備えていることを特徴とするユーザ認証システムである。
好ましくは第2の発明において、記SIMリーダライタの前記情報出力手段から出力される前記送信情報は、前記SIMリーダライタに装着されたSIMを用いて暗号化された情報であって、前記ホストコンピュータに備えられた前記ユーザ認証手段は、前記SIMリーダライタの前記情報出力手段から出力される前記送信情報を、前記SIMに格納された暗号鍵と対になる暗号鍵で復号し、復号した前記送信情報に基づいてユーザを認証する手段であることが望ましい
上述した本発明によれば、SIMに代表されるカード型情報媒体を内蔵し、カード型情報媒体とデータ通信する手段と、パーソナルコンピュータ等のホスト装置とデータ通信できる手段と、ユーザのバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報読取り手段とを備え、ユーザが容易に携帯可能な情報端末において、バイオメトリクス情報読取り手段で読み取ったバイオメトリクス情報を外部装置に出力できるSIMリーダライタ、および、このSIMリーダライタを利用してユーザを認証するユーザ認証システムを提供できる。
<<<SIMリーダライタ>>>
ここから本発明を適用したSIMリーダライタについて、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明を適用したSIMリーダライタ1の斜視図である。図1のSIMリーダライタ1には、挿入口17から挿入されたSIM2が装着され、少なくとも、情報を光学的に表示するディスプレイである液晶ディスプレイ130と、ユーザのバイオメトリクス情報を入力する手段として指紋センサ150と、コンピュータと無線技術を利用してデータ通信する近距離間通信手段である赤外線通信において赤外線が照射/入射される赤外線窓162と、電源ON/OFFや選択・決定などの操作を行うための操作ボタン140とを備えている。なお、SIMリーダライタ1には、PCとデータ通信するために、USBポート(Universal Serial Bas)を備えていてもよい。
ここから本発明を適用したSIMリーダライタについて、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明を適用したSIMリーダライタ1の斜視図である。図1のSIMリーダライタ1には、挿入口17から挿入されたSIM2が装着され、少なくとも、情報を光学的に表示するディスプレイである液晶ディスプレイ130と、ユーザのバイオメトリクス情報を入力する手段として指紋センサ150と、コンピュータと無線技術を利用してデータ通信する近距離間通信手段である赤外線通信において赤外線が照射/入射される赤外線窓162と、電源ON/OFFや選択・決定などの操作を行うための操作ボタン140とを備えている。なお、SIMリーダライタ1には、PCとデータ通信するために、USBポート(Universal Serial Bas)を備えていてもよい。
図1に示したSIMリーダライタ1は、特許文献1に記載している機能に加えて、指紋センサ150で読み取ったユーザの指紋情報をバーコード化してディスプレイに表示したり、赤外線通信でコンピュータに送信する機能を備えている。このSIMリーダライタ1を用いれば、指紋センサ150を備えていないホストコンピュータシステム(例えば、ATMやドアロックシステム)においても、指紋情報を用いてユーザを認証することができる。
図2はSIMリーダライタ1に装着されるSIM2を説明するための図である。図2は、SIM2の外観図で、SIM2は、ICカードのICモジュール周辺を約11.5mm×25mm状に切り取った形状をしており、SIM2の詳細な形状はGSM(Global System for Mobile communications)規格等で規格化されている。SIM2にエンベットされたICモジュールには、リーダライタなどの外部装置と物理的に接触して電気的に接続するために、ISO7816規格に準拠した8個の接触端子20(C1〜C8)が設けられている。
なお、本実施の形態においては、SIM2は暗号鍵を秘匿に格納し、SIM2は、この暗号鍵を用い定められたアルゴリズムで、SIMリーダライタ1から送信される情報を暗号化し、暗号化した情報をSIMリーダライタ1に返信する機能を備えている。この情報を暗号化する機能は、SIM2に格納された一つのコマンドプログラムによって実現される。なお、SIM2に秘匿に格納された暗号鍵は、ユーザのSIM2ごとに異なる暗号鍵でもよく、またすべて同一の暗号鍵であっても構わない。
本実施においては、ユーザごとにSIM2に格納される暗号鍵は異なり、SIM2に格納されている暗号鍵に対応した情報で、この情報を得ることでSIM2に格納された暗号鍵が特定できる暗号鍵特定情報(例えば、SIM2に実装されるICチップの固有番号)を、SIM2は有している。
図3は、図1に示したSIMリーダライタ1のブロック図である。SIMリーダライタ1にには、SIMリーダライタ1全体を制御するコントローラ回路10と、内蔵されたSIM2と接触型データ通信するための接続基板回路12と、ISO7816に準拠したデータ通信を制御するISO7816回路11と、赤外線を用いた無線伝送方式である赤外線通信(Infrared communication)において、赤外線窓162から照射する赤外線が発光される赤外線発光LED160と、赤外線窓162から入射する赤外線を受光するフォトダイオード161と、赤外線通信を制御する赤外線通信回路16と、情報を光学的に表示する液晶ディスプレイ130と、液晶ディスプレイ130を制御する液晶ドライバ回路13と、操作された操作ボタン140に対応するトリガー信号を発生する操作ボタン回路14と、指紋センサ150が読み取ったユーザの指紋をデジタル化する指紋センサ回路15を備えている。
SIMリーダライタ1はユーザの指紋情報を読み取るために、指紋センサ150と指紋センサ回路15とを備える。本実施の形態において、SIMリーダライタ1は、光学式の指紋センサ150を備え、指紋センサ150で読み取られたユーザの指紋情報は、指紋センサ回路15で特徴点が抽出されデジタル化される。そして、指紋センサ回路15で特徴点が抽出されデジタル化された指紋情報がバーコード化された情報が液晶ディスプレイ130で表示されたり、赤外線通信でコンピュータに送信される。
コントローラ回路10とは、SIMリーダライタ1に備えられた回路などを制御する回路で、少なくとも、コントローラ回路10は中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)とメモリを有する。このメモリは、揮発性メモリや書換え可能な不揮発性メモリなどのメモリで、このメモリは、コントローラ回路10が指紋センサ150で読取りデジタル化された指紋情報などの情報を一時的に記憶するバッファとして使用される。また、コントローラ回路10は、指紋センサ150で読取りデジタル化された指紋情報を2次元バーコード情報に加工するなどの情報を加工する機能も備えている。
SIMリーダライタ1は、装着されたSIM2とデータ通信するために、ISO7816回路11と接続基板回路12が備えられている。SIMリーダライタ1からSIM2に送信される情報は、コントローラ回路10の指示でISO7816回路11に伝送され、ISO7816規格の通信プロトコル用データにエンコードされ、ISO7816規格に準拠した電気信号が接続基板回路12を介してSIM2に伝送される。
図4は、SIMリーダライタ1に備えられた接続基板回路12を説明するための図である。SIM2の接触端子20と対向する接続基板回路12の位置には、SIM2のそれぞれの接触端子20と電気的に接続する接続端子120(T1〜T8)が備わっている。SIM2がSIMリーダライタ1に装着されると、SIM2の接触端子20とこの接触端子20に対応する接続基板回路12の接続端子120が電気的に接続し、SIMリーダライタ1とSIM2間のデータ通信が可能となる。
ここから、図3を用いた説明に戻る。SIMリーダライタ1は、コンピュータと無線技術を用いた近距離間通信手段として赤外線通信によるデータ通信手段を備え、赤外線通信手段を実現するために、PCに赤外線を送信する赤外線発光LED160、PCから赤外線を受信するフォトダイオード161、送受信する信号の波形を整形したり、送受信する情報をエンコード/デコードする赤外線通信回路16を備える。
SIMリーダライタ1が赤外線通信によるデータ通信手段を備えることで、SIMリーダライタ1はコンピュータとSIM2間でデータ通信が行えたり、指紋センサ150で読み取った指紋情報などをコンピュータに送信することができる。
また、SIMリーダライタ1は、情報を光学的に出力(表示)するために液晶ドライバ回路13と液晶ディスプレイ130とを備える。液晶ディスプレイ130に表示される情報は、コントローラ回路の指示で液晶ドライバ回路13に伝送され、液晶ディスプレイ130に表示される。
本実施の形態において、液晶ディスプレイ130に表示される情報としては、SIMリーダライタ1が実行する示すメニュー情報や、指紋センサ150で読み取られたユーザの指紋情報(例えば、コントローラ回路10で2次元バーコード化された情報)などである。コンピュータが液晶ディスプレイ130に表示された指紋情報を読み取ることで、コンピュータにユーザの指紋情報の入力が可能となる。
SIMリーダライタ1に備えられた操作ボタン140は、赤外線通信にてコンピュータなどに情報を送信したり、電源のON/OFFをしたり、液晶ディスプレイ130に表示されるメニュー情報から一つの情報を選択するときになどに使用される。操作ボタン140が押されると、操作ボタン140に対応したトリガー信号がコントローラ回路10に送信され、コントローラ回路10は送信されたトリガー信号に対応する処理を実行する。
<<<ユーザ認証システム>>>
ここから、SIMリーダライタ1を用い、ユーザを認証するユーザ認証システムについて説明する。図5はこのユーザ認証システムの構成を示した図で、図5に示したように、ユーザ認証システムは、ユーザ4が所持するSIMリーダライタ1と、バーコードリーダ30を備え、ユーザ4を認証するホストコンピュータ3とから構成される。
ここから、SIMリーダライタ1を用い、ユーザを認証するユーザ認証システムについて説明する。図5はこのユーザ認証システムの構成を示した図で、図5に示したように、ユーザ認証システムは、ユーザ4が所持するSIMリーダライタ1と、バーコードリーダ30を備え、ユーザ4を認証するホストコンピュータ3とから構成される。
図5に示したユーザ認証システムで使用されるSIMリーダライタ1は、図1で示したSIMリーダライタ1と同じであり、SIMリーダライタ1の指紋センサ150で読み取られたユーザ4の指紋情報は、SIMリーダライタ1の液晶ディスプレイ130に2次元バーコード化されて表示される。SIMリーダライタ1のコントローラ回路10の書換え可能な不揮発性メモリには、指紋センサ150でユーザ4の指紋情報を読み取った回数を意味するカウンター情報が記憶され、指紋センサ150でユーザ4の指紋情報を読み取るごとに、コントローラ回路10はメモリに記憶しているカウンター情報をインクリメントする。
SIMリーダライタ1に装着されるSIM2には、情報を暗号化するための暗号鍵が外部に読出し不可能な状態で記憶され、この暗号鍵を特定できる暗号鍵特定情報が外部に読出し可能な状態で記憶されている。
ホストコンピュータ3には、ユーザ4の指紋情報を用いてユーザ4を認証する機能と、SIMリーダライタ1に装着されるSIM2に格納された暗号鍵を記憶し、この暗号鍵を用いて情報を復号する機能を備えている。
ホストコンピュータ3にユーザ4の指紋情報を入力するために、ホストコンピュータ3には、SIMリーダライタ1のディスプレイに表示される2次元バーコードを読み取るバーコードリーダ30が備えられ、バーコードリーダ30で2次元バーコードを読み取ることで、ホストコンピュータ3にユーザ4の指紋情報(ここでは、指紋の特徴点)が入力される。
また、ホストコンピュータ3には、予めユーザ4ごとの指紋情報(ここでは、指紋の特徴点)が「テンプレート」として登録され、ホストコンピュータ3は、ホストコンピュータ3に入力されたユーザ4の特徴点情報と、ユーザ4のテンプレートとを照合する。なお、ホストコンピュータ3にユーザ4の指紋情報を入力する手段として、SIMリーダライタ1は赤外線通信を用いてもよい。
また、本実施の形態において、ホストコンピュータ3は、SIMリーダライタ1を用いたユーザ認証の履歴管理を行う機能を備えている。SIMリーダライタ1を用いたユーザ4認証の履歴管理は、SIMリーダライタ1に装着されているSIM2に記憶されたカウンター情報を暗号鍵特定情報に関連付けて記憶することで行われる。すなわち、ホストコンピュータ3がSIMリーダライタ1から取得したカウンター情報の値が、ホストコンピュータ3に記憶されたカウンター情報の値以下であれば、送信されたユーザ4の特徴点情報は不正な情報として処理される。
ここから、図5に示したユーザ認証システムの動作について説明する。図6は、SIMリーダライタ1がユーザ4の指紋情報をホストコンピュータ3に送信する手順を示したフロー図である。図7は、ホストコンピュータ3がSIMリーダライタ1から送信されたユーザ4の指紋情報を認証する手順を示したフロー図である。
まず、図6を参照しながら、SIMリーダライタ1がユーザ4の指紋情報をホストコンピュータ3に送信する手順について説明する。この手順を説明することで、図1に示したSIMリーダライタ1の動作は明らかになる。
SIMリーダライタ1がユーザ4の指紋情報をホストコンピュータ3に送信する手順の最初のステップS10は、ユーザ4がSIMリーダライタ1にユーザ4の指紋情報を入力するステップである。このステップでは、ユーザ4がSIMリーダライタ1の操作ボタン140を操作し、指紋情報を読み取るモードにSIMリーダライタ1を設定すると、コントローラ回路10は指紋センサ150を動作させ、ユーザ4はSIMリーダライタ1の指紋センサ150に押し当てた状態で指先を動かすことで、ユーザ4の指紋情報はSIMリーダライタ1の指紋センサ150で読み取られる。
次のステップS11は、SIMリーダライタ1が読み取ったユーザ4の指紋情報の特徴点を表す特徴点情報を算出するステップである。ここで特徴点とは、指紋の線が切断されている箇所や指紋の線が分岐している箇所などを意味し、特徴点情報には、特徴点が存在する指紋情報内の位置情報が含まれる。SIMリーダライタ1の指紋センサ回路15は、指紋センサ150で読み取ったユーザ4の指紋情報から特徴点情報を算出し、算出した特長点情報はコントローラ回路10のメモリに記憶される。
次のステップS12は、SIMリーダライタ1が、SIM2を用いて、ステップS11で取得した特徴点情報を暗号化するステップである。SIMリーダライタ1のコントローラ回路10は、接続基板回路12を介してメモリに記憶している特徴点情報をSIM2に送信し、SIM2は秘匿に格納している暗号鍵を用いて特徴点情報を暗号化し、暗号化した特徴点情報をSIMリーダライタ1に返信する。
次のステップS13は、SIMリーダライタ1は、SIM2から暗号鍵特定情報とカウンター情報を読出し、暗号化された状態でメモリに記憶している特長点情報とSIM2から読み出したこれらの情報を含む送信情報を生成するステップである。なお、送信情報に含まれるカウンター情報は、SIM2を用いて暗号化されていてもよい。
次のステップS14は、SIMリーダライタ1は生成した送信情報を2次元バーコードにエンコードし、エンコードした2次元バーコードを液晶ディスプレイ130に表示するステップである。SIMリーダライタ1のコントローラ回路10は、ステップS13で生成した送信情報を2次元バーコードにエンコードし、エンコードした2次元バーコードを液晶ディスプレイ130に表示する。
なお、ここでディスプレイに表示される情報を2次元バーコードとしているが、ディスプレイに表示される情報は、特徴点情報をイメージ化した情報(例えば、特徴点情報を線で結んだ情報)とすることもできる。このステップS14をもって、SIMリーダライタ1がユーザ4の指紋情報をホストコンピュータ3に送信する手順は終了する。
次に、ホストコンピュータ3がSIMリーダライタ1から送信されたユーザ4の指紋情報を認証する手順について、図7を参照しながら詳細に説明する。この手順の最初のステップS20は、ホストコンピュータ3がSIMリーダライタ1の液晶ディスプレイ130に表示される2次元バーコードを読み取るステップである。このステップS20において、ホストコンピュータ3に備えられた2次元バーコードリーダは2次元バーコードを読取り、読み取った2次元バーコードがデコードされることで、SIMリーダライタ1が生成した送信情報をホストコンピュータ3は取得する。
次のステップS21は、ホストコンピュータ3は、デコードされた送信情報からカウンター情報を取得し、ホストコンピュータ3に記憶しているカウンター情報と比較するステップである。なお、送信情報に含まれるカウンター情報が暗号化されている場合は、暗号鍵特定情報で特定される暗号鍵を用いてカウンター情報は復号される。ステップS21では、SIMリーダライタ1から送信されたカウンター情報の値が、ホストコンピュータ3に記憶されたカウンター情報の値以下であれば、送信されたユーザ4の特徴点情報は不正な情報として処理されない(ステップS22)。
次のステップS23は、ホストコンピュータ3が、デコードされた送信情報から得られる暗号鍵特定情報で特定される暗号鍵を用いて、デコードされた送信情報から得られる暗号化された特徴点情報を復号するステップである。ホストコンピュータ3は、記憶している複数の暗号鍵の中から、暗号鍵特定情報で特定される暗号鍵を探索し、探索した暗号鍵を用いて暗号化された特徴点情報を復号する。
次のステップS24は、ホストコンピュータ3は、復号して得られた特徴点情報とホストコンピュータ3に予め登録されているユーザ4のテンプレートとを照合するステップである。ホストコンピュータ3は、暗号鍵特定情報で特定されるテンプレートを探索し、探索したテンプレートと復号して得られた特徴点情報とが照合される。
次のステップS25は、ホストコンピュータ3が、ユーザ4の指紋情報認証結果をSIMリーダライタ1に送信するステップである。ホストコンピュータ3は、赤外線通信でユーザ4の指紋情報認証結果をSIMリーダライタ1に送信され、SIMリーダライタ1のコントローラ回路10は受信したユーザ4の指紋情報認証結果をディスプレイに表示し、ユーザ4はディスプレイからユーザ4の指紋情報認証結果を知ることができる。
1 SIMリーダライタ
10 コントローラ回路
11 ISO7816回路
12 接触基板回路
13 液晶ドライバ回路
130 液晶ドライバ
14 操作ボタン回路
140 操作ボタン
15 指紋センサ回路
150 指紋センサ
16 赤外線通信回路
160 赤外線発光LED
161 フォトダイオード
162 赤外線窓
17 SIMの挿入口
2 SIM
3 ホストコンピュータ
10 コントローラ回路
11 ISO7816回路
12 接触基板回路
13 液晶ドライバ回路
130 液晶ドライバ
14 操作ボタン回路
140 操作ボタン
15 指紋センサ回路
150 指紋センサ
16 赤外線通信回路
160 赤外線発光LED
161 フォトダイオード
162 赤外線窓
17 SIMの挿入口
2 SIM
3 ホストコンピュータ
Claims (6)
- SIMを装着し使用するSIMリーダライタであって、前記SIMリーダライタは、ユーザのバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報読取り手段と、前記バイオメトリクス情報読取り手段で読み取った前記バイオメトリクス情報を含む送信情報を出力する情報出力手段を備えていることを特徴とするSIMリーダライタ。
- 請求項1に記載のSIMリーダライタであって、前記SIMリーダライタは前記SIMとデータ通信するSIM通信手段を備え、前記SIMリーダライタに装着される前記SIMは情報を暗号化する手段を備え、前記情報出力手段は、前記SIMを用いて、前記バイオメトリクス情報読取り手段で読み取った前記バイオメトリクス情報を暗号化し、暗号化した前記バイオメトリクス情報を出力する手段であることを特徴とするSIMリーダライタ。
- 請求項1または請求項2に記載のSIMリーダライタであって、前記SIMリーダライタに備えられた前記情報出力手段はコンピュータとデータ通信する手段であり、この手段は、USB通信手段もしくは無線技術を用いた近距離間通信手段であることを特徴とするSIMリーダライタ。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のSIMリーダライタであって、前記SIMリーダライタに備えられた前記情報出力手段は、前記バイオメトリクス情報読取り手段で読み取った前記バイオメトリクス情報をバーコード情報にエンコードし、エンコードしたバーコード情報をディスプレイで光学的に出力する手段であることを特徴とするSIMリーダライタ。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載のSIMリーダライタとホストコンピュータとからなるユーザ認証システムであって、前記ホストコンピュータは、前記SIMリーダライタに備えられた前記情報出力手段から出力され、前記バイオメトリクス情報を含む前記送信情報が入力される情報入力手段と、前記情報入力手段で入力された前記送信情報に基づいてユーザを認証するユーザ認証手段とを備えていることを特徴とするユーザ認証システム。
- 請求項5に記載のユーザ認証システムであって、記SIMリーダライタの前記情報出力手段から出力される前記送信情報は、前記SIMリーダライタに装着されたSIMを用いて暗号化された情報であって、前記ホストコンピュータに備えられた前記ユーザ認証手段は、前記SIMリーダライタの前記情報出力手段から出力される前記送信情報を、前記SIMに格納された暗号鍵と対になる暗号鍵で復号し、復号した前記送信情報に基づいてユーザを認証する手段であること特徴とするユーザ認証システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005107803A JP2006285862A (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | Simリーダライタ及びユーザ認証システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005107803A JP2006285862A (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | Simリーダライタ及びユーザ認証システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006285862A true JP2006285862A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37407694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005107803A Pending JP2006285862A (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | Simリーダライタ及びユーザ認証システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006285862A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010224862A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Denso Wave Inc | データ通信システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004147006A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-20 | Sharp Corp | 情報送信方法及び携帯端末 |
JP2004280619A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Casio Comput Co Ltd | カード型デバイスおよび認証システム |
-
2005
- 2005-04-04 JP JP2005107803A patent/JP2006285862A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004147006A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-20 | Sharp Corp | 情報送信方法及び携帯端末 |
JP2004280619A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Casio Comput Co Ltd | カード型デバイスおよび認証システム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010224862A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Denso Wave Inc | データ通信システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2680152T3 (es) | Método y aparato de autenticación conveniente para el usuario usando una aplicación de autenticación móvil | |
US9286493B2 (en) | Encryption bridge system and method of operation thereof | |
US10114953B2 (en) | Method and system for upgrading firmware of a card reader | |
JP4834748B2 (ja) | 情報記憶媒体、媒体認証機器、媒体認証システム、及びicカード | |
US20150121510A1 (en) | Method, device and system for entering data | |
US20090177586A1 (en) | Authentication device and payment system | |
TW201706896A (zh) | 密碼修改方法及系統、鎖具配對方法及系統 | |
KR101162196B1 (ko) | 알에프아이디 태그에 동적 아이디 할당방법 및 시스템과이를 위한 알에프아이디 태그, 알에프아이디 단말기,기록매체 | |
JP3921489B2 (ja) | 認証システム | |
JP4578132B2 (ja) | 携帯型情報記憶媒体のシステム | |
KR101613476B1 (ko) | 얼굴 인식 기반 도어락 제어 시스템 | |
US10523669B2 (en) | Server, IC card processing apparatus, and IC card processing system | |
KR20070006526A (ko) | 알에프아이디 태그에 동적 아이디 할당방법 및 시스템과이를 위한 알에프아이디 태그, 알에프아이디 단말기,기록매체 | |
CN108322440A (zh) | 一种利用安全设备读卡登录方法及安全登录系统 | |
JP2009032003A (ja) | 携帯可能電子装置、端末装置、認証システム、及び認証方法 | |
JP2008109276A (ja) | 携帯可能電子装置 | |
KR100720738B1 (ko) | 고주파 무선 태그에 기밀성, 상호인증, 무결성을 제공하는 방법 | |
JP2006285862A (ja) | Simリーダライタ及びユーザ認証システム | |
JP2011022841A (ja) | 携帯可能電子装置の処理システム、携帯可能電子装置、及び携帯可能電子装置の処理装置 | |
KR101162227B1 (ko) | 알에프아이디 단말기 | |
JP5693824B2 (ja) | Icカードの処理装置、icカード、及びicカードの処理システム | |
KR101077860B1 (ko) | 알에프아이디 태그 | |
KR101210264B1 (ko) | 코드 이미지 인증 방법 및 시스템과 이를 위한 스마트폰 | |
KR20170055946A (ko) | 카드 | |
KR101792249B1 (ko) | 코드 이미지를 이용한 카드 거래 처리 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110413 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110816 |