JP2006279802A - 映像情報表示システムおよびメディア情報伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送容量の制約を受ける場合にも所望容量の映像情報の伝送を可能とすること。
【解決手段】メディア情報等が入力されるメディアレシーバ2およびメディア情報等を表示・再生するPDP装置4を具備する映像情報表示システムにおいて、メディアレシーバ2のエンコード部22は、入力されたNビット(Nは自然数)の映像信号をRビット(RはR<Nを満たす自然数)の映像情報信号に変換する。このRビットの映像情報信号は、メディアレシーバ2からPDP装置4に対して送信される。PDP装置4のデコード部41は、メディアレシーバ2から送信されたRビットの映像情報信号からNビットの表示映像信号を生成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、映像情報、音声情報などの各種情報(以下「メディア情報」という)の伝送技術に関するものであり、特に、映像情報(映像情報に関連づけられた音声情報を含む)を伝送および表示・再生する映像情報表示システム、ならびにメディア情報を伝送するメディア情報伝送方法に関するものである。
映像情報を伝送および表示する装置として、近時、空港や公共施設などの業務用表示装置や、公衆用あるいは家庭用の大型TV装置としての需要が目覚ましいPDP(Plasma Display Panel)装置がある。このPDP装置は、2枚のガラス板の間に封入されたヘリウムやネオンなどの高圧のガスに所定の電圧を印加すると発光するといったプラズマ発光の原理を利用したPDP表示画面を有する表示装置であり、液晶表示装置やブラウン管等に比べて、大型化が容易であり、コントラストおよび視野角に優れており、さらにはバックライト光源が不要であることから薄型化が容易であるといった特長などをも兼ね備えており、今後のさらなる需要拡大が期待されている。
図1は、PDP装置を用いて構成される映像情報表示システムの一般的構成を示す図である。同図に示す映像情報表示システムは、メディア情報等が入力されるメディアレシーバ2およびメディア情報等を表示・再生するPDP装置4の各構成部を有するとともに、これらの構成部が、例えば伝送ケーブルである伝送路6にて接続されている。
メディアレシーバ2は、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤやパーソナルコンピュータ、BSディジタル放送の受信機などから入力される映像信号に基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の輝度情報などの表示映像信号を生成してPDP装置4に送信する。PDP装置4は、受信した表示映像信号に基づいて自身の表示画面に映像等を表示する。
PDP装置4は、従来は8ビットの情報に基づく階調表示(すなわち128階調)を行うのが主流であった。しかしながら、近時では、画面の大型化や表示画面の精細化、高輝度化などに伴って10ビットの情報に基づく階調表示(すなわち1024階調)を行うものも出現してきている。
一方、メディアレシーバ2とPDP装置4との間を接続する伝送路6の伝送容量(ビット幅)については、従来の8ビットの伝送路がそのまま用いられる傾向にあった。なぜなら、伝送路6ではメディア情報がベースバンドの情報として伝送されるため、ケーブルの長さに応じて伝送信号の減衰が大きくなる。したがって、PDP装置を、上述のような空港や公共施設などの業務用表示装置として用いる場合において、伝送容量を増加させるためには新たな高品質のケーブルを使用しなければならないなどのコスト増の問題点があった。
また、メディアレシーバ2とPDP装置4との間を接続する伝送路6として、ケーブル接続以外にもネットワーク回線などを利用したデータ伝送なども行われる。しかしながら、ネットワーク回線の更新には多大な時間とコストとが必要とされ、また、ネットワーク回線を新たな高速回線に一挙に更新することは不可能である。このような場合、ネットワーク回線の一部にはビット幅の狭いボトルネックとなる経路が必ず存在しているため、データ伝送を確実に行うためには伝送信号の下位数ビットを切り捨てるような伝送処理を余儀なくされ、10ビットという高品位ビット幅を十分に活用しているとは言い難かった。
このように、従来のPDP装置では、データ伝送装置であるメディアレシーバ2と表示装置であるPDP装置4とを接続する伝送路の制約によって、装置の性能が十分に活用されていないという問題点があった。
このような問題点を解決しようとする従来技術については、例えば上記のような下位ビット切り捨てに関する技術を開示するものとして、ディジタルデータに含まれるノイズ成分を除去し、さらに高品位なディジタル情報を得ることができるようにした情報処理技術(情報処理装置および情報処理方法)が存在する(例えば、特許文献1参照)。なお、この特許文献1では、下位ビット切り捨て回路が、ノイズが重畳しているディジタルデータの所定の下位ビットを切り捨て処理し、この切り捨て処理により残った上位ビットに基づいて、元のビット数のディジタルデータ(或いは元のビット数よりも多いディジタルデータ)を再生することにより、ディジタルデータからノイズ成分の除去を行うようにしている。
特開2000−91916号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される従来技術は、ディジタルデータに含まれるノイズ成分を除去して高品位なディジタル情報を得るための技術を開示するものであって、元のデータを再現する技術を開示するものではない。したがって、上記従来技術は、伝送路の伝送容量にかかる上述のような問題点を解決するための技術としての適用には無理があった。
本発明は、上記の課題をその一例として解決するものであって、伝送容量の制約を受ける場合にも所望容量の映像情報の伝送を可能とする映像情報表示システムおよび、かかる制約下においても音声情報等も含むメディア情報の伝送を可能とするメディア情報伝送方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の映像情報表示システムは、映像情報信号を伝送する映像情報伝送装置と、該映像情報伝送装置から送信された映像情報信号を受信して表示する映像情報表示装置とを有する映像情報表示システムにおいて、前記映像情報伝送装置は、入力されたNビット(Nは自然数)の映像信号をRビット(RはR<Nを満たす自然数)の映像情報信号に変換するエンコード部を備え、前記映像情報表示装置は、前記映像情報伝送装置から送信されたRビットの映像情報信号からNビットの表示映像信号を生成するデコード部を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載のメディア情報伝送方法は、Nビット(Nは自然数)のメディア情報をRビット(RはR<Nを満たす自然数)の伝送容量を有する伝送路を用いて伝送するメディア情報伝送方法であって、前記Nビットのメディア情報に(N−R)ビットのノイズ信号を加算する送信第1ステップと、前記送信第1ステップの出力から下位(N−R)ビットを切り捨てたRビットのメディア情報を生成する送信第2ステップと、を含む送信ステップを有することを特徴とする。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す内容は本発明の一例を示すものであり、その内容によって本発明が限定されるものではない。
[本発明の概要および特徴]
まず、本発明の概要および特徴について説明する。本発明にかかる映像情報表示システムは、映像情報信号を伝送する映像情報伝送装置(送信装置)と、映像情報伝送装置から送信された映像情報信号を受信して表示する映像情報表示装置(受信および表示装置)とを有する映像情報表示システムにおいて、映像情報伝送装置に具備されるエンコード部は、入力されたNビット(Nは自然数)の映像信号をRビット(RはR<Nを満たす自然数)の映像情報信号に変換する処理を行う。一方、映像情報表示装置に具備されるデコード部は、映像情報伝送装置から送信されたRビットの映像情報信号からNビットの表示映像信号を生成する。
また、本発明にかかる映像情報表示システムは、エンコード部にノイズ生成手段、加算回路およびリミット回路などが具備される。ノイズ生成手段では、所定のノイズ(例えばランダムノイズ)が生成され、加算回路では、Nビットの映像情報信号に(N−R)ビットのノイズ信号が加算され、リミット回路では、加算回路の加算出力に対して下位(N−R)ビットを切り捨てる処理が行われる。
また、本発明にかかる映像情報表示システムは、デコード部に平均演算部、差分演算部、フィルタおよびビットシフト回路などが具備される。平均演算部では、時間的または空間的に連続する所定数の映像情報信号の中で互いに隣接する映像情報信号同士の平均値が演算され、差分演算部では、平均演算部が出力する平均演算信号と所定数の映像情報信号の中の処理対象とされている映像情報信号との間の差分値が演算され、フィルタでは、差分演算部が出力する差分演算信号に対して所定のフィルタリング処理が実行され、ビットシフト回路では、フィルタのフィルタリング出力に対して(N−R)ビットだけ下位ビット側にシフトする処理が行われる。
また、本発明にかかる映像情報表示システムでは、デコード部に具備されるフィルタのフィルタ特性は、所定値以下の出力に制限されるようなリミット特性を有するものが好ましい。
また、本発明にかかる映像情報表示システムでは、上述のエンコード部およびデコード部を、RGBの色ごとに設けることができる。
つぎに、本発明にかかるメディア情報伝送方法は、Nビット(Nは自然数)のメディア情報をRビット(RはR<Nを満たす自然数)の伝送容量を有する伝送路を用いて伝送するメディア情報伝送方法であって、送信ステップとして以下の送信第1ステップおよび送信第2ステップを含んでいる。すなわち、送信第1ステップでは、Nビットのメディア情報に(N−R)ビットのノイズ信号が加算され、送信第2ステップでは、送信第1ステップの出力から下位(N−R)ビットを切り捨てたRビットのメディア情報が生成されて送信される。
また、本発明にかかるメディア情報伝送方法は、受信ステップとして以下の受信第1ステップ〜受信第4ステップを含んでいる。すなわち、受信第1ステップでは、受信されたRビットのメディア情報の時間的または空間的に連続する所定数の映像情報信号の中で互いに隣接する映像情報信号同士の平均値が演算され、受信第2ステップでは、受信第1ステップの出力と所定数の映像情報信号の中の処理対象とされている映像情報信号との間の差分値が演算され、受信第3ステップでは、受信第2ステップの出力に対して所定のフィルタリング処理が実行され、受信第4ステップでは、受信第3ステップの出力に対して(N−R)ビットだけ下位ビット側にシフトするビットシフト処理が行われる。
なお、本発明にかかるメディア情報伝送方法は、映像情報信号のみならず音声情報信号等に用いても好適である。
[本発明の原理]
つぎに、図1および図2を参照して本発明の原理について説明する。なお、図2は、図1に示したPDP装置におけるデータ伝送の原理を示す図である。
まず、図2(A)に示すように、映像情報表示システムの表示画面に表示されるデータ(表示映像信号データ)のビット幅が10ビットであり、伝送路6のビット幅(伝送容量)が8ビットとして説明する。なお、これらのビット幅は一例であり、データのビット幅がN(Nは自然数)であり、伝送路6のビット幅がR(Rは自然数)であるとして一般化することができる。なお、この場合には、データのビット幅Nと伝送路6のビット幅Rとの間にはN>Rの関係がある。
メディアレシーバ2では、データのビット幅と伝送路のビット幅との差に相当する2ビット(10−8=2)のランダムノイズがデータの下位2ビットに対して付加されたノイズ加算データが生成される(同図(B))。なお、このノイズ加算データでは、付加されたランダムノイズの値に応じてLSB(Least Significant Bit)から3ビット目以降(以上)に繰り上げされるビットが生ずる。このことは、データの下位2ビットに含まれていた情報がランダムノイズに基づいて3ビット目以降の上位ビット側に反映されることを意味している。このノイズ加算データは、下位2ビットが切り捨てられて伝送路6に送出される(同図(C))。
メディアレシーバ2から送信された送信データはPDP装置4で受信される(同図(D))。PDP装置4で受信された受信データは、後述する所定の処理(フィルタリング、ビットシフト、加算処理等)が施された10ビットの表示用データに変換されて出力される(同図(E))。
このように、本発明は、表示用データのビット幅(データビット幅)よりも小さなビット幅(伝送ビット幅)を有する伝送路において、従来、送り出し側(エンコード側)で切り捨ててしまっていた下位数ビットの情報に所定のノイズを重畳することで、伝送情報に付加し、受け取り側(デコード側)において所定のデコード処理を行ってデータを復元することを特徴とするものである。
本発明によれば、エンコード側ではノイズ重畳による桁上げによって下位ビットの情報が送信データに付加され、デコード側ではエンコード側で重畳されたノイズ成分が取り除かれるとともに、重畳されたノイズ成分によって桁上げされたビットを下位ビットに付加する(戻す)処理が行われる。この処理によって、例えば従来では、下位数ビットの情報を切り捨てることによりデータ伝送を行っていたため映像信号における表示精度を劣化させていたが、本発明では、受信側にて下位数ビットの情報を復元する処理を行っているので、映像信号における表示精度が従来技術に比して低下しないという効果が得られる。なお、本発明の処理では、処理データと付加されるランダムデータの組合せによってはデータ復元の際に若干の誤差が生じている場合もあるが、映像情報や音声情報などのメディア情報であれば、これらの下位ビット側に存在する復元誤差は許容される範囲内にある。
なお、送信側(エンコード側)において付加されるノイズとしてはランダムノイズを用いることが好適であるが、完全なランダムノイズでなくてもよい。すなわち、完全なランダムノイズでなくても下位ビットの桁上げは生じ、また、後述する処理のように、表示装置上の発光させたい位置(画素)における映像信号データ(以下「処理対象画素データ」という)の前後数個の画素データに基づく復元処理を行うようにしているので復元データにおける復元誤差が局限されて映像信号における表示精度低下を抑止することができる。
つぎに、本発明にかかる実施例について説明する。まず、図3は、図1に示したメディアレシーバ2の構成を示すブロック図である。メディアレシーバ2は、画像信号処理部21と、エンコード部22とを備えている。
画像信号処理部21は、映像信号に対してIP(インターレース・プログレッシブ)変換処理やリサイズ処理を施した変換データを生成してエンコード部22に出力する。エンコード部22は、伝達された変換データに基づいてPDP装置4に出力するための映像情報信号(R、G、Bの各輝度信号、フィールド同期信号など)を生成する。なお、映像情報信号の生成に際して上述したノイズ付加処理およびビット変換処理(例えば10ビット→8ビット)が行われるが、その処理の詳細については後述する。
また、図4は、図1に示したPDP装置4の構成を示すブロック図である。PDP装置4は、デコード部41と、発光パルス発生部42と、表示部43とを備えている。デコード部41は、メディアレシーバ2から送信された映像情報信号を受信して表示部43にて表示させるための表示映像信号を生成して出力する。なお、表示映像信号の生成に際して上述した桁上げビットを利用したデータ復元処理およびビット変換処理(例えば8ビット→10ビット)が行われるが、その処理の詳細については後述する。発光パルス発生部42は、デコード部41から伝達された表示映像信号に基づいて表示部43に印加する発光パルスを生成する。具体的には、R、G、Bの表示映像信号が示す階調に応じてR、G、Bの蛍光体を発光させるための発光パルスを生成する。表示部43は、例えばPDPで構成され、発光パルス発生部42によって生成されたR、G,Bの発光パルスによって駆動される複数のセル(R、G,Bの蛍光体の組であり、1画素に対応する)によってカラー表示を行う。
図5は、図3に示したエンコード部22の細部構成を示すブロック図である。図5に示すエンコード部22は、例えばランダムノイズを出力するノイズ生成部24と、画像信号処理部21から出力されたR、G、Bの各映像信号にノイズ生成部24の出力を加算する加算回路26(26R,26G,26B)と、加算回路26の各出力信号(加算信号)が入力されるリミット回路28(28R,28G,28B)とを備えている。なお、以下、図5にかかる説明においては、画像信号処理部21から出力されてエンコード部22に入力されるデータを、それぞれ「入力データ(R)」、「入力データ(G)」および「入力データ(B)」、あるいはこれらを総称して「入力データ」と表記または呼称する。
つぎに、図5に示したエンコード部22の処理について説明する。同図において、入力データ(R)、入力データ(G)および入力データ(B)がそれぞれ入力された加算回路26R,26G,26Bでは、ノイズ生成部24から出力されたランダムノイズが加算される。なお、このとき加算されるランダムノイズは、上述のように入力データのデータビット幅(例えば10ビット)と伝送路の伝送ビット幅(例えば8ビット)とのビット差に相当する2ビットのランダムノイズデータである。すなわち、入力データの下位2ビットに対してランダムノイズデータが付加される。リミット回路28では、加算回路26から出力された加算出力データに対して下位2ビットのデータを切り捨てる処理が行われる。なお、切り捨てられる下位2ビットは、ランダムノイズデータのビット幅と同様に、入力データのデータビット幅(10ビット)と伝送路の伝送ビット幅(8ビット)とのビット差に相当する。また、この処理によって生成された8ビットのデータは、それぞれ映像情報信号(R)、映像情報信号(G)および映像情報信号(B)としてPDP装置4へ送信される。
ここで、このエンコード部22の処理によって、PDP装置4に送信されるデータ(本実施例では8ビットの映像情報信号)には、エンコード部22のビット切り捨て処理によって失われた下位2ビットの情報が含まれている場合がある。例えば加算回路26から出力される加算出力データの下位2ビットが「11」の場合には、ランダムノイズデータが「11」、「10」および「01」のときに桁上げが生じ、ランダムノイズデータが「00」のときには桁上げが生じない。また、加算出力データの下位2ビットが「01」の場合には、ランダムノイズデータが「11」のときに桁上げが生じ、ランダムノイズデータが「10」、「01」および「00」のときには桁上げが生じない。したがって、加算出力データとランダムノイズデータの組合せによって桁下が生ずる場合と桁上げが生じない場合が存在して、PDP装置4に送信される8ビットの映像情報信号には桁上げ情報に関する若干の曖昧さが生じている。しかしながら、この曖昧さは、後述するデコード部41の処理によって実用的に問題の生じないレベル以下に低減される。
図6は、図4に示したデコード部41の細部構成を示すブロック図である。同図に示すデコード部41は、後述する入力データ(t−2)、入力データ(t−1)、入力データ(t)、入力データ(t+1)および入力データ(t+2)のうちの所定の信号が入力される平均演算部51(511,512,513,514)と、入力データ(t)が入力されている信号ライン(以下「本線ライン」または単に「本線」という)と平均演算部51の各平均出力との差分をそれぞれ演算する差分演算部52(521,522,523,524)と、差分演算部52の各差分出力に対して後述する所定のフィルタ処理を行うフィルタ53(531,532,533,534)と、フィルタ53のフィルタ出力に対して所定のビットシフト処理を行うビットシフト回路54(541,542,543,544)と、ビットシフト回路54の各ビットシフト出力と本線ラインのデータ(すなわち入力データ(t))とを加算する加算回路55とを備えている。
また、図7は、映像情報信号が一時的に保持されるメモリ(図6では図示省略)からデコード部41に入力される入力データの概念を示す図である。図7において、罫線で囲まれているメモリ領域が表示画面上の1セルに対応している。図6に示したように、デコード部41に入力される入力データは5つある。まず、図7に示すようなメモリに保持された映像情報信号の時系列データにおいて、同図の「黒丸」印で示したデータが処理対象画素における入力データ(t)、つまり本線データである。また、「ハッチング」で示した4つの信号の中で、入力データ(t)よりも1時刻前および2時刻前のメモリに格納されたデータがそれぞれ入力データ(t−1)および入力データ(t−2)であり、入力データ(t)よりも1時刻後および2時刻後のメモリに格納されたデータがそれぞれ入力データ(t+1)および入力データ(t+2)である。なお、「t−2」および「t−1」における入力データについては既に上述の復元処理が行われた後のデータも存在するが、本処理における入力データ(t−1)および入力データ(t−2)は、復元処理が行われた後のデータではなく、復元処理が行われる前のデータを使用する。
ここで、処理対象画素における入力データ(t)の両側直近データ(入力データ(t−1)および入力データ(t+1))を含む隣接データ(例えば、入力データ(t−2)および入力データ(t+2)など)を「近傍データ」として定義する。なお、この近傍データとして図7に示す例では、処理対象画素における入力データ(t)の時間的に連続するデータ(すなわち図7のメモリマップ上における連続する横方向のデータ)を用いるようにしているが、空間的に連続するデータ(すなわち図7のメモリマップ上において入力データ(t)を中心に隣接する縦、横、斜め方向のデータ)を近傍データとして定義し、当該近傍データを用いた処理を行うようにしてもよい。
つぎに、図6に示したデコード部41の処理について説明する。同図において、平均演算部51では、本線データ(処理対象データ)である入力データ(t)を中心として隣接する入力データとの間で平均演算が行われる。すなわち、平均演算部511では入力データ(t−2)と入力データ(t−1)との平均演算が実行され、平均演算部512では入力データ(t−1)と入力データ(t)との平均演算が実行され、平均演算部513では入力データ(t)と入力データ(t+1)との平均演算が実行され、平均演算部514では入力データ(t+1)と入力データ(t+2)との平均演算が実行される。差分演算部52では、平均演算部51からそれぞれ出力された各平均演算出力と本線データとの差分演算が行われる。すなわち、差分演算部521では平均演算部511の平均演算出力と入力データ(t)との差分演算が実行され、差分演算部522では平均演算部512の平均演算出力と入力データ(t)との差分演算が実行され、差分演算部523では平均演算部513の平均演算出力と入力データ(t)との差分演算が実行され、差分演算部524では平均演算部514の平均演算出力と入力データ(t)との差分演算が実行される。フィルタ53では、差分演算部52の各差分出力に対して後述する所定のフィルタリング処理が行われる。ビットシフト回路54では、フィルタ53の各フィルタリング出力に対して所定ビット数の下位ビット側へのビットシフトが施される。なお、ビットシフトされるビット数は送信側で切り捨てられたビット数に対応し、本実施例では2ビット(右シフト)になる。加算回路55では、本線出力とビットシフト回路54の各ビットシフト出力とが加算される。すなわち、加算回路55では、ビットシフト回路54の2ビット出力が8ビットの本線出力のLSB側に付加されるように加算されて10ビットの出力が得られる。
図8は、フィルタ53のフィルタ特性の一例を示す図である。同図に示されるフィルタ特性では、入力が小さいうちは入力データをそのまま出力データとし、入力が大きい場合には所定のリミッタ閾値に基づいて出力をリミットする。また、図9は、図8とは異なるフィルタ特性の一例を示す図である。図8に示したフィルタ特性では、リミッタ閾値付近で出力値が不連続になり、この不連続点でノイズ成分が入り込む可能性がある。図9に示すフィルタ特性は、リミッタ閾値付近の不連続点をなくすようにしたフィルタ特性である。なお、リミッタ閾値を含み、何れのフィルタ特性を使用するかにつては、伝送される情報の性質や伝送路のノイズ特性などに基づいて決定すればよい。
ここで、上述したデコード部41の処理を概念的に説明すればつぎのようになる。例えば、本線データである入力データ(t)が近傍データの一つである入力データ(t−2)よりも大きな値を有していれば入力データ(t)には桁上げビットが生じている可能性が高い。このとき、図6の差分演算部521には差分出力(負の出力)が生ずる。この差分出力は、最終的にはビットシフト回路541を経て8ビットの本線出力のLSB側に付加される際に本線出力ビットに対して桁下げを生じさせる。このようにして、受信側においてデータ復元処理が行われる。なお、上記において、桁上げが生ずるか否かは処理対象データとランダムノイズデータの組合せに依存する旨を述べたが、本実施例では4つの差分演算部の出力に基づいた復元処理を行うようにしているので、復元処理データに内在する曖昧さの程度を低減させることができる。また、本実施例では4つの平均演算部によって本線データを中心として隣接する入力データとの間で平均演算を行うとともに、フィルタによって過大入力の影響を除去するようにしているので、ノイズ等に対する安定度が増加する。
以上説明したように、本実施例によれば、エンコード部ではノイズ重畳による桁上げによって下位ビットの情報が映像情報信号に付加され、デコード部ではエンコード部で重畳されたノイズ成分によって桁上げされたビットが下位ビットに付加される(戻される)処理が行われるので、映像信号における表示精度が従来技術に比して低下しないという効果が得られる。
PDP装置を用いて構成される映像情報表示システムの一般的構成を示す図である。 図1に示したPDP装置におけるデータ伝送の原理を示す図である。 図1に示したメディアレシーバの構成を示すブロック図である。 図1に示したPDP装置の構成を示すブロック図である。 図3に示したエンコード部の細部構成を示すブロック図である。 図4に示したデコード部の細部構成を示すブロック図である。 映像情報信号が一時的に保持されるメモリからデコード部に入力される入力データの概念を示す図である。 フィルタのフィルタ特性の一例を示す図である。 図8とは異なるフィルタ特性の一例を示す図である。
符号の説明
2 メディアレシーバ
4 PDP装置
6 伝送路
21 画像信号処理部
22 エンコード部
24 ノイズ生成部
26,26R,26G,26B 加算回路
28 リミット回路
41 デコード部
42 発光パルス発生部
43 表示部
51,511,512,513,514 平均演算部
52,521,522,523,524 差分演算部
53 フィルタ
54,541,542,543,544 ビットシフト回路
55 加算回路

Claims (7)

  1. 映像情報信号を伝送する映像情報伝送装置と、該映像情報伝送装置から送信された映像情報信号を受信して表示する映像情報表示装置とを有する映像情報表示システムにおいて、
    前記映像情報伝送装置は、入力されたNビット(Nは自然数)の映像信号をRビット(RはR<Nを満たす自然数)の映像情報信号に変換するエンコード部を備え、
    前記映像情報表示装置は、前記映像情報伝送装置から送信されたRビットの映像情報信号からNビットの表示映像信号を生成するデコード部を備えることを特徴とする映像情報表示システム。
  2. 前記エンコード部は、
    所定のノイズを発生するノイズ生成手段と、
    前記Nビットの映像情報信号に前記ノイズ生成手段が生成した(N−R)ビットのノイズ信号を加算する加算回路と、
    前記加算回路の加算出力に対して下位(N−R)ビットを切り捨てるリミット回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の映像情報表示システム。
  3. 前記デコード部は、
    時間的または空間的に連続する所定数の映像情報信号の中で互いに隣接する映像情報信号同士の平均値を演算する平均演算部と、
    前記平均演算部が出力する平均演算信号と前記所定数の映像情報信号の中の処理対象とされている映像情報信号との間の差分値を演算する差分演算部と、
    前記差分演算部が出力する差分演算信号に対して所定のフィルタリング処理を実行するフィルタと、
    前記フィルタのフィルタリング出力に対して(N−R)ビットだけ下位ビット側にシフトするビットシフト回路と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の映像情報表示システム。
  4. 前記フィルタは、その特性が所定値以下の出力に制限されるリミット特性を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の映像情報表示システム。
  5. 前記エンコード部およびデコード部が、RGBの色ごとに設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の映像情報表示システム。
  6. Nビット(Nは自然数)のメディア情報をRビット(RはR<Nを満たす自然数)の伝送容量を有する伝送路を用いて伝送するメディア情報伝送方法であって、
    前記Nビットのメディア情報に(N−R)ビットのノイズ信号を加算する送信第1ステップと、
    前記送信第1ステップの出力から下位(N−R)ビットを切り捨てたRビットのメディア情報を生成する送信第2ステップと、
    を含む送信ステップを有することを特徴とするメディア情報伝送方法。
  7. 前記送信ステップによって送信されたRビットのメディア情報を受信し、該受信したRビットのメディア情報の時間的または空間的に連続する所定数の映像情報信号の中で互いに隣接する映像情報信号同士の平均値を演算する受信第1ステップと、
    前記受信第1ステップの出力と前記所定数の映像情報信号の中の処理対象とされている映像情報信号との間の差分値を演算する受信第2ステップと、
    前記受信第2ステップの出力に対して所定のフィルタリング処理を実行する受信第3ステップと、
    前記受信第3ステップの出力に対して(N−R)ビットだけ下位ビット側にシフトする受信第4ステップと、
    を含む受信ステップを有することを特徴とする請求項6に記載のメディア情報伝送方法。
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