JP2006273471A - 物品輸送管理システム、方法、端末、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 物品を収容した集配箱の輸送中に、集配箱が開扉されることを確実に防ぐことができない。
【解決手段】 利用者端末5が、公開鍵暗号方式における公開鍵と秘密鍵とを生成する。業者端末4は、集配箱1を開錠する暗証番号を公開鍵を用いて暗号化し、暗証番号と暗号化された暗証番号とを集配箱1に記憶させる。業者端末4は、集配箱1の輸送後に、集配箱1が記憶している暗号化された暗証番号を秘密鍵を用いて復号して、集配箱1に送信する。集配箱1は、受信した暗証番号と正規の暗証番号とが合致した場合に開錠する。
【選択図】 図1
【解決手段】 利用者端末5が、公開鍵暗号方式における公開鍵と秘密鍵とを生成する。業者端末4は、集配箱1を開錠する暗証番号を公開鍵を用いて暗号化し、暗証番号と暗号化された暗証番号とを集配箱1に記憶させる。業者端末4は、集配箱1の輸送後に、集配箱1が記憶している暗号化された暗証番号を秘密鍵を用いて復号して、集配箱1に送信する。集配箱1は、受信した暗証番号と正規の暗証番号とが合致した場合に開錠する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、物品を収容する集配箱が開扉されることを防ぐ物品輸送管理システム、方法、端末、およびプログラムに関する。
人と人との情報交換は、郵便よりパソコンや携帯電話機を使用した電子メールで行うことが多くなっている。また、企業間の書類の受け渡しも電子メールを用いて行うことが多くなっているが、書類の種類によっては電子データの形態にできないものがある。そのような場合には、書類そのものを受け渡すことが必要となる。
また、電子メールのような情報通信技術を用いた情報の受け渡しには、安全性や、情報漏洩等の問題が常につきまとう。そのため、企業が他の企業や団体等に重要な書類を届ける場合は、企業の社員が直接持参したり、内容証明付き郵便サービスやバイク宅配便サービス等の配送業者を利用したりすることがある。
しかし、配送業者を利用したとしても、安全性や、情報漏洩等の問題がないという訳ではない。例えば、書類が収容されている集配箱が開扉されて書類の内容が見られてしまったり、書類が破損されたり、別の書類に入れ替えられたりする可能性がある。しかし、書類輸送中の安全性は集配人に委ねられているため、利用者は集配人と配送業者とを信じるしかないのが現状である。また、配送業者にとっても、問題が発生すると利用者や社会の信用を失うため死活問題である。
すなわち、配送業者を利用して書類等を配送したとしても、集配箱が故意に開けられることを確実に防ぐ手段がないという欠点があった。
送付者が、符号錠で施錠した配送ケースに物品を収容して受取人に発送するとともに、受取人にパスワードを通知し、受取人は、送付者が開設しているホームページにアクセスして、通知されたパスワードを送付者に送信する。そして、送付者が、符号錠を解錠するための錠番号を受取人に送信し、受取人が受信した錠番号で符号錠を解錠して配送ケースから物品を取り出すシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、受注者が、秘密鍵を受取人の自動受け取りボックスにインターネットを介して送信し、配送業者が、受取人の自動受け取りボックスに配送物を配送し、自動受け取りボックスが、配送物に添付されている暗号化された配送伝票を読み取って秘密鍵で復号できた場合に、配送物が配送されたことを示す配送証明書を印刷するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、特許文献1に記載されているシステムは、パスワードや、符号錠を開錠するための錠番号を、インターネット等を介して送受信するため、セキュリティの面で問題がある。
また、特許文献2に記載されているシステムは、配送業者が配送物を配送したか否かを確認することができるが、配送物が開扉されることを確実に防ぐことができない。
そこで、本発明は、物品を収容した集配箱が開扉されることを防ぐ物品輸送管理システム、方法、端末、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明による物品輸送管理システムは、物品を集配箱に収容して輸送する物品輸送管理システムであって、携帯端末と、物品の受取人が使用する利用者端末とを備え、利用者端末は、携帯端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して暗号鍵を携帯端末に送信する鍵送信手段を含み、携帯端末は、集配箱の輸送前に、利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化した暗証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させる情報書込手段と、集配箱の輸送後に、利用者端末から入力した復号鍵を用いて、集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号する復号手段とを含むことを特徴とする。
データ蓄積装置を備えてもよく、データ蓄積装置は、予め携帯端末から通信ネットワークを介して受信した暗証情報を蓄積する暗証情報蓄積手段を含んでもよく、暗号化手段は、利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、暗証情報を取得するための所定の認証情報を暗号化してもよく、情報書込手段は、暗号化した認証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させてもよく、復号手段は、集配箱の輸送後に、利用者端末から入力した復号鍵を用いて、集配箱に付随する記憶手段が記憶する認証情報を復号してもよく、携帯端末は、復号手段が復号した認証情報にもとづいて、データ蓄積装置から暗証情報を取得する暗証情報取得手段を含んでもよい。
暗証情報蓄積手段は、予め携帯端末から受信した暗証情報と認証情報とを対応づけて蓄積してもよく、暗証情報取得手段は、復号手段が復号した認証情報を通信ネットワークを介してデータ蓄積装置に送信することによって、データ蓄積装置に暗証情報を要求してもよく、データ蓄積装置は、携帯端末から受信した認証情報に対応する暗証情報を暗証情報蓄積手段から抽出する暗証情報抽出手段と、抽出した暗証情報を、通信ネットワークを介して携帯端末に送信する暗証情報送信手段とを含んでもよい。
携帯端末の情報書込手段は、集配箱の輸送前に、集配箱に付随する記憶手段に暗証情報を記憶させてもよく、携帯端末は、集配箱の輸送後に、集配箱に設けられた電子錠を開錠するために暗証情報を集配箱に送信する開錠情報送信手段を含んでもよく、集配箱は、輸送後に、開錠情報送信手段が送信した暗証情報と、記憶手段が記憶している暗証情報とが合致した場合に電子錠を開錠する開錠手段を含んでもよい。
携帯端末は、暗証情報を生成する暗証情報生成手段を含んでもよいし、携帯端末の情報書込手段、および開錠情報送信手段は、集配箱と無線通信で暗証情報または認証情報を送受信してもよい。
利用者端末は、公開鍵暗号方式における公開鍵を暗号鍵として生成し、秘密鍵を復号鍵として生成する鍵生成手段を含んでもよい。また、集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報は暗証番号であってもよい。
本発明による物品輸送管理方法は、物品を収容して輸送される集配箱を管理する物品輸送管理方法であって、要求に応じて、通信ネットワークを介して暗号鍵を送信し、集配箱の輸送前に、受信した暗号鍵を用いて、集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化し、暗号化した暗証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させ、集配箱の輸送後に、復号鍵を用いて、集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号することを特徴とする。
受信した暗号鍵を用いて、暗証情報を取得するための所定の認証情報を暗号化してもよく、暗号化した認証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させてもよく、集配箱の輸送後に、復号鍵を用いて、記憶手段が記憶する認証情報を復号してもよく、復号した認証情報にもとづいて、予め通信ネットワークを介して受信した暗証情報を蓄積する暗証情報蓄積手段を含むデータ蓄積装置から暗証情報を取得してもよい。
暗証情報蓄積手段に、予め暗証情報と認証情報とを対応づけて蓄積させてもよく、復号した認証情報を通信ネットワークを介してデータ蓄積装置に送信することによって、データ蓄積装置に暗証情報を要求してもよく、要求に応じて、受信した認証情報に対応する暗証情報を暗証情報蓄積手段から抽出させてもよく、抽出した暗証情報を、通信ネットワークを介して送信させてもよい。
本発明による物品輸送管理端末は、物品を収容して輸送される集配箱の輸送前に、要求に応じて通信ネットワークを介して暗号鍵を送信する利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化した暗証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させる情報書込手段と、集配箱の輸送後に、利用者端末から入力した復号鍵を用いて、集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号する復号手段とを含むことを特徴とする。
暗号化手段は、利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、暗証情報を取得するための所定の認証情報を暗号化してもよく、情報書込手段は、暗号化した認証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させてもよく、復号手段は、集配箱の輸送後に、利用者端末から入力した復号鍵を用いて、集配箱に付随する記憶手段が記憶する認証情報を復号してもよく、復号手段が復号した認証情報にもとづいて、予め通信ネットワークを介して受信した暗証情報を蓄積する暗証情報蓄積手段を含むデータ蓄積装置から暗証情報を取得する暗証情報取得手段を含んでもよい。
暗証情報取得手段は、復号手段が復号した認証情報を通信ネットワークを介して予め暗証情報と認証情報とを対応づけて蓄積しているデータ蓄積装置に送信することによって、データ蓄積装置に暗証情報を要求してもよい。
本発明による物品輸送管理プログラムは、コンピュータに、物品を収容して輸送される集配箱の輸送前に、要求に応じて通信ネットワークを介して暗号鍵を送信する利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化させる暗号化処理と、暗号化処理で暗号化した暗証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させる情報書込処理と、集配箱の輸送後に、利用者端末から入力した復号鍵を用いて、集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号させる復号処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、予め入手した暗号鍵で暗証情報を暗号化するため、暗証情報と物品と
を同時に受取人に送付しても、物品を収容した集配箱が開扉されることを防ぐことができる。
を同時に受取人に送付しても、物品を収容した集配箱が開扉されることを防ぐことができる。
暗証情報を蓄積する暗証情報蓄積手段を含むデータ蓄積装置を備えるように構成した場合には、暗証情報を暗証情報蓄積手段が記憶するため、集配箱に付随している記憶手段が破損したり、故障したりした場合であっても、暗証情報蓄積手段が記憶している暗証情報を用いて集配箱を開錠することができる。
集配箱が、携帯端末から受信した暗証情報と記憶している暗証情報とが合致した場合に電子錠を開錠するように構成した場合には、集配箱が盗難等されても、携帯端末を有しない第三者に集配箱が開扉されることを防ぐことができる。
携帯端末が暗証情報を生成する暗証情報生成手段を含むように構成した場合には、物品の発送人が考え出した暗証情報よりも第三者に割り出される可能性が低い暗証情報を用いるため、安全な輸送が可能になる。
携帯端末が、集配箱と無線通信で暗証情報または認証情報を送受信するように構成した場合には、携帯端末の使用者は、携帯端末と集配箱との間の情報の送受信を容易に行わせることができる。
利用者端末が、公開鍵暗号方式における公開鍵を暗号鍵として生成し、秘密鍵を復号鍵として生成するように構成した場合には、秘密鍵暗号方式を採用した場合のように、暗証情報を暗号化する鍵と復号する鍵とが異なり、復号することができる鍵を送受信する必要がないため、安全性をより高めることができる。
実施の形態1.
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の一構成例を示す説明図である。
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の一構成例を示す説明図である。
本発明の第1の実施の形態の物品輸送管理システムは、公開鍵暗号方式における秘密鍵と公開鍵とを生成する利用者端末(鍵送信手段、鍵生成手段)5、公開鍵で施錠され、書類等の物品を収容して輸送される集配箱1、公開鍵で集配箱1を施錠し、秘密鍵で集配箱1を開錠する業者端末(携帯端末、物品輸送管理端末)4、および業者端末4と利用者端末5とを接続する通信ネットワーク6を含む。
集配箱1は、発送人から荷受人へ輸送される書類や、貴金属等の物品を収容する箱であって、箱を密閉する扉11、扉11を施錠したり開錠したりする電子錠2、および情報を記憶するICタグ3を含む。
図2は、集配箱1の一構成例を示すブロック図である。図2に示すように、集配箱1の電子錠2は、業者端末4と情報を送受信する送受信手段21、扉11が開かないように扉11を固定する扉ロック機構(開錠手段)23、情報を記憶する記憶手段24、および各部を制御する制御手段22を含む。なお、記憶手段は、ICタグ3と記憶手段24とによって実現される。
送受信手段21は、扉ロック機構23による扉11の固定を解除するための暗証番号等の情報を、業者端末4と、例えば、無線で送受信する。
ICタグ3は、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ等によって実現され、情報を記憶し、業者端末4と情報を送受信する機能を有する。
図3は、業者端末4の一構成例を示すブロック図である。図3に示すように、業者端末4は、暗証番号や指示を入力する入力手段42、情報を表示する表示手段43、通信ネットワーク6を介して利用者端末5と情報を送受信する送受信手段44、集配箱1の電子錠2に情報を送信する書込手段(開錠情報送信手段)45、ICタグ3に情報を記憶させたり、ICタグ3が記憶している情報を読み出したりする読出書込手段(情報書込手段)46、利用者端末5から秘密鍵を受信する読出手段47、情報を暗号化したり復号したりする暗号化復号化手段(暗号化手段、復号手段)48、および各部を制御する制御手段41を含む。
なお、暗証番号送信手段、および無線通信手段は、例えば、書込手段45および読出書込手段46によって実現される。また、制御手段41、および暗号化復号化手段48は、プログラム制御によって処理を実行するCPUによって実現される。
業者端末4は、例えば、携帯情報通信端末によって実現され、集配箱1を輸送する配送業者の集配人が業務遂行中に携帯している。
利用者端末5は、例えば、パーソナルコンピュータ等によって実現されて、荷受人によって管理され、公開鍵暗号方式におけるキーペアである秘密鍵と公開鍵とを発生する機能、通信ネットワーク6を介して業者端末4へ公開鍵を送信する機能、および無線通信方式、赤外線通信方式、または有線通信方式で業者端末4へ秘密鍵を送信する機能を有する。
通信ネットワーク6は、例えば、インターネット等によって実現され、業者端末4と利用者端末5とを接続する。
業者端末4は、コンピュータに、物品を収容して輸送される集配箱1の輸送前に、要求に応じて通信ネットワーク6を介して暗号鍵を送信する利用者端末5から受信した暗号鍵を用いて、集配箱1に設けられた電子錠2を開錠するための暗証情報を暗号化させる暗号化処理と、暗号化処理で暗号化した暗証情報を、集配箱1に付随するICタグ3に記憶させる情報書込処理と、集配箱1の輸送後に、利用者端末から入力した復号鍵を用いて、集配箱に付随するICタグ3が記憶する暗証情報を復号させる復号処理とを実行させるための物品輸送管理プログラムを搭載している。
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態の動作を説明するシーケンス図である。
業者端末4の入力手段42は、発送人の操作に従って、荷受人への公開鍵の送信要求指示を入力する(ステップS101)。すると、業者端末4の制御手段41は、送受信手段44に、通信ネットワーク6を介して利用者端末5へ、送信要求を送信させる(ステップS102)。具体的には、例えば、電子メールを用いて利用者端末5に公開鍵の送信要求を送信する。なお、制御手段41は、表示手段43に、操作手順や送信結果などを表示させてもよく、発送人は、表示手段43に表示された内容に応じて入力手段42を操作してもよい。
利用者端末5は、業者端末4から公開鍵の送信要求を受信すると(ステップS103)、例えば、表示部(図示せず)に公開鍵の送信要求を表示し、荷受人に公開鍵の送信要求を受信したことを通知する。利用者端末5は、荷受人の操作に従って、公開鍵暗号方式におけるキーペアである秘密鍵および公開鍵の生成と、公開鍵の送信との指示を入力すると(ステップS104)、秘密鍵と公開鍵とのキーペアを生成し、生成した公開鍵を、通信ネットワーク6を介して業者端末4に送信する(ステップS105)。
業者端末4の送受信手段44が、利用者端末5から公開鍵を受信すると(ステップS106)、制御手段41は、表示手段43に、公開鍵を受信したことを示す画面を表示させ、公開鍵を受信したことを発送人に通知する。
発送人が、荷受人へ送る書類等の物品を集配箱1の中に収容して扉11を閉め、業者端末4の入力手段42が、発送人の操作に従い暗証番号と施錠の指示とを入力すると(ステップS107)、制御手段41は、書込手段45に、集配箱1へ、暗証番号と施錠の指示とをケーブルを介して、または赤外線通信によって送信させる(ステップS108)。集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が暗証番号を受信すると、記憶手段24に暗証番号を記憶させる。また、集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が施錠の指示を受信すると、扉ロック機構23に扉11を閉じた状態で固定させ、施錠する(ステップS109)。
業者端末4の制御手段41は、入力手段42に暗証番号が入力されると、暗号化復号化手段48に、暗証番号を公開鍵を用いて暗号化させる(ステップS110)。そして、制御手段41は、読出書込手段46に、集配箱1のICタグ3へ、暗号化された暗証番号を送信させる(ステップS111)。集配箱1のICタグ3は、暗号化された暗証番号を受信すると記憶する(ステップS112)。
以上に述べた各ステップが終了すると、集配箱1と業者端末4とは、集配人によってバイクやトラックなどの輸送手段を用いて輸送され、荷受人に届けられる。なお、業者端末4は輸送されなくてもよく、以下に述べる各ステップにおける業者端末4は、前述した業者端末4と機能が同一であれば他の集配人が携帯している他の業者端末であってもよい。
荷受人が集配箱1を受取り、業者端末4の入力手段42が荷受人の操作に従って、集配箱1の開錠の指示を入力すると(ステップS113)、業者端末4の制御手段41は、ケーブルを介して、または赤外線通信によって秘密鍵の送信要求を読出手段47に利用者端末5へ送信させる(ステップS114)。利用者端末5は、秘密鍵の送信要求を受信すると、ステップS105で生成した秘密鍵をケーブルを介して、または赤外線通信によって業者端末4に送信する(ステップS115)。
業者端末4の制御部41は、読出手段47が秘密鍵を受信すると、読出書込手段46に、ICタグ3が記憶している暗号化された暗証番号を読み出させる。そして、制御部41は、暗号化復号化手段48に、秘密鍵を使用して暗号化された暗証番号を復号させる(ステップS116)。業者端末4の制御部41は、書込手段45に、復号された暗証番号をケーブルを介して、または赤外線通信によって集配箱1へ送信させる(ステップS117)。集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が暗証番号を受信すると、記憶手段24が記憶している暗証番号と合致するか否かを判断する。そして、合致すると判断すると、扉ロック機構23に、扉11の固定を解除させる。すなわち、集配箱1が開錠される(ステップS118)。
以上に述べたように、この実施の形態によれば、発送人が入力した暗証番号は、輸送中、ICタグ3が記憶しており、集配人を含めて他人が知ることができないように構成されているため、荷受人以外の者が集配箱1の扉11を開錠することができない。従って、安全な輸送が可能である。
また、集配箱1はキーボード等の操作手段を備える必要がないため、第三者に暗証番号が漏洩した場合であっても、第三者は集配箱1に直接暗証番号を入力することができない。そのため、第三者は、集配箱1の扉11を開錠することができない。従って、安全な輸送が可能である。
さらに、業者端末4を用いて集配箱1の扉11を開錠しようしても、利用者端末5が秘密鍵を保持しているため、集配箱1の扉11を開錠することができない。従って、安全な輸送が可能である。
また、ICタグ3が暗証番号を記憶するので、発送人も荷受人も暗証番号を記憶する必要がないという効果がある。さらに、集配箱1を輸送する宅配業者の集配人が業務遂行中に携帯している業者端末4を用いて集配箱1の扉11の施錠を行うため、発送人は端末を所有する必要がないという効果がある。
実施の形態2.
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態の一構成例を示す説明図である。
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態の一構成例を示す説明図である。
本発明の第2の実施の形態の構成は、本発明の第1の実施の形態の構成に、通信ネットワーク6と接続され、業者端末4と情報を送受信するサーバ(暗証情報抽出手段、暗証情報送信手段)8、およびサーバ8に接続され、暗証番号とパスワードとを対応づけて記憶するデータベース(暗証情報蓄積手段)9を加えたものである。なお、データベース9は、サーバ8が内蔵する記憶手段(図示せず)によって実現されてもよい。第1の実施の形態と同様なその他の構成要素には、図1、図2、および図3と同じ符号を付し、説明を省略する。
なお、業者端末4の入力手段42には、暗証番号とパスワードと実行する処理を示す指示とが入力され、制御手段41は、入力手段42に入力された指示に従って、暗号化復号化手段48に、入力されたパスワードを暗号化させ、読出書込手段45に、暗号化されたパスワードをICタグ3に記憶させる。
また、業者端末4の制御手段41は、入力手段42に入力された暗証番号とパスワードとを、送受信手段(暗証情報取得手段)44に、通信ネットワーク6を介してサーバ8へ送信させる。サーバ8は、受信した暗証番号とパスワードとを対応づけてデータベース9に記憶させる。
業者端末4の制御手段41は、読出書込手段46がICタグ3から暗号化されたパスワードを読み出すと、暗号化されたパスワードを、送受信手段44に、通信ネットワーク6を介してサーバ8へ送信させる。また、業者端末4の送受信手段44は、サーバ8から暗証番号を受信する。
次に、本発明の第2の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態の動作を説明するシーケンス図である。
業者端末4の入力手段42が、発送人の操作に従い、荷受人への公開鍵の送信要求指示を入力する(ステップS201)。すると、業者端末4の制御手段41は、送受信手段44に、通信ネットワーク6を介して利用者端末5へ、送信要求を送信させる(ステップS202)。具体的には、例えば、電子メールを用いて利用者端末5に公開鍵の送信要求を送信する。なお、制御手段41は、表示手段43に、操作手順や送信結果などを表示させてもよく、発送人は、表示手段43に表示された内容に応じて操作を行ってもよい。
利用者端末5は、業者端末4から公開鍵の送信要求を受信すると(ステップS203)、例えば、表示部(図示せず)に公開鍵の送信要求を表示し、荷受人に公開鍵の送信要求を受信したことを通知する。利用者端末5は、荷受人の操作に従って、公開鍵暗号方式におけるキーペアである秘密鍵および公開鍵の生成と、公開鍵の送信との指示を入力すると(ステップS204)、秘密鍵と公開鍵とのキーペアを生成し、生成した公開鍵を、通信ネットワーク6を介して業者端末4に送信する(ステップS205)。
業者端末4の送受信手段44が、利用者端末5から公開鍵を受信すると(ステップS206)、制御手段41は、表示手段43に、公開鍵を受信したことを示す画面を表示させ、公開鍵を受信したことを発送人に通知する。
発送人が、荷受人へ送る書類等の物品を集配箱1の中に収容して扉11を閉め、業者端末4の入力手段42が、発送人の操作に従い暗証番号とパスワードと施錠の指示とを入力すると(ステップS207)、制御手段41は、書込手段45に、集配箱1へ、ケーブルを介して、または赤外線通信によって暗証番号と施錠の指示とを送信させる(ステップS208)。集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が暗証番号を受信すると、記憶手段24に暗証番号を記憶させる。また、集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が施錠の指示を受信すると、扉ロック機構23に扉11を閉じた状態で固定させ、施錠する(ステップS209)。
業者端末4の制御手段41は、入力手段42にパスワードが入力されると、暗号化復号化手段48に、パスワードを公開鍵を用いて暗号化させる(ステップS210)。そして、制御手段41は、暗号化されたパスワードを読出書込手段46に、集配箱1のICタグ3に送信させる(ステップS211)。集配箱1のICタグ3は、暗号化されたパスワードを受信すると記憶する(ステップS212)。
業者端末4の制御手段41は、入力手段42に入力された暗証番号とパスワードとを、送受信手段44に、通信ネットワーク6を介してサーバ8へ送信させる(ステップS213)。サーバ8は、受信した暗証番号とパスワードとを対応づけてデータベース9に記憶させる(ステップS214)。
以上に述べた各ステップが終了すると、集配箱1と業者端末4とは、集配人によってバイクやトラックなどの輸送手段を用いて輸送され、荷受人に届けられる。なお、業者端末4は輸送されなくてもよく、以下に述べる各ステップにおける業者端末4は、前述した業者端末4と機能が同一であれば他の集配人が携帯している他の業者端末であってもよい。
荷受人が集配箱1を受取り、業者端末4の入力手段42が荷受人の操作に従って、集配箱1の開錠の指示を入力すると(ステップS215)、業者端末4の制御手段41は、ケーブルを介して、または赤外線通信によって秘密鍵の送信要求を読出手段47に利用者端末5へ送信させる(ステップS216)。利用者端末5は、秘密鍵の送信要求を受信すると、ステップS205で生成した秘密鍵をケーブルを介して、または赤外線通信によって業者端末4に送信する(ステップS217)。
業者端末4の制御部41は、読出手段47が秘密鍵を受信すると、読出書込手段46に、ICタグ3が記憶している暗号化されたパスワードを読み出させる。そして、制御部41は、暗号化復号化手段48に、秘密鍵を使用して暗号化されたパスワードを復号させる(ステップS218)。業者端末4の制御部41は、復号されたパスワードを、送受信手段44に、通信ネットワーク6を介してサーバ8へ送信させる(ステップS219)。サーバ8は、受信したパスワードに対応づけられた暗証番号を、データベース9から読み出す。
サーバ8は、読み出した暗証番号を、通信ネットワーク6を介して業者端末4に送信する(ステップS220)。業者端末4の制御部41は、送受信手段44が暗証番号を受信すると、書込手段45に、受信した暗証番号を集配箱1へケーブルを介して、または赤外線通信によって送信させる(ステップS221)。集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が暗証番号を受信すると、記憶手段24が記憶している暗証番号と合致するか否かを判断する。そして、合致すると判断すると、扉ロック機構23に、扉11の固定を解除させる。すなわち、集配箱1が開錠される(ステップS222)。
以上に述べたように、この実施の形態によれば、発送人が入力した暗証番号は、輸送中、データベース9が記憶しており、集配人を含めて他人が知ることができないように構成されているため、荷受人以外の者が集配箱1の扉11を開錠することができない。従って、安全な輸送が可能である。
また、集配箱1はキーボード等の操作手段を備える必要がないため、第三者に暗証番号が漏洩した場合であっても、第三者は集配箱1に直接暗証番号を入力することができない。そのため、第三者は、集配箱1の扉11を開錠することができない。従って、安全な輸送が可能である。
ICタグ3が破損したり故障したりした場合であっても、データベース9が暗証番号を記憶しているため、その暗証番号を用いて集配箱1の扉11を開錠することができる。
さらに、業者端末4を用いて集配箱1の扉11を開錠しようしても、利用者端末5が秘密鍵を保持しているため、集配箱1の扉11を開錠することができない。従って、安全な輸送が可能である。
また、データベース9が暗証番号を記憶するので、発送人も荷受人も暗証番号を記憶する必要がないという効果がある。さらに、集配箱1を輸送する宅配業者の集配人が業務遂行中に携帯している業者端末4を用いて集配箱1の扉11の施錠を行うため、発送人は端末を所有する必要がないという効果がある。
なお、サーバ8は、暗証番号とパスワードとを受信したタイミングと、暗証番号を送信したタイミングとに応じて、集配箱1の輸送の状態を把握して集配箱1を追跡する機能や、集配箱1の輸送に応じて発送人に課金する金額を決定する機能を有していてもよい。
実施の形態3.
本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態における業者端末4の一構成例を示すブロック図である。業者端末4は、疑似乱数を発生し、発生した疑似乱数を用いて暗証番号を生成する暗証番号発生手段(暗証情報生成手段)49を含む。その他の構成要素は、第1の実施の形態と同様なため、図1および図2と同じ符号を付し、説明を省略する。
本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態における業者端末4の一構成例を示すブロック図である。業者端末4は、疑似乱数を発生し、発生した疑似乱数を用いて暗証番号を生成する暗証番号発生手段(暗証情報生成手段)49を含む。その他の構成要素は、第1の実施の形態と同様なため、図1および図2と同じ符号を付し、説明を省略する。
なお、この実施の形態では、暗証番号発生手段49は、暗証番号を生成するために疑似乱数を発生するが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の方法で生成した文字列や数字を用いて暗証番号を生成してもよい。暗証番号発生手段49は、プログラム制御によって処理を実行するCPUによって実現される。
次に、本発明の第3の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。図8は、本発明の第3の実施の形態の動作を説明するシーケンス図である。
業者端末4の入力手段42は、発送人の操作に従って荷受人への公開鍵の送信要求指示を入力する(ステップS301)。すると、業者端末4の制御手段41は、送受信手段44に、通信ネットワーク6を介して利用者端末5へ、送信要求を送信させる(ステップS302)。具体的には、例えば、電子メールを用いて利用者端末5に公開鍵の送信要求を送信する。なお、制御手段41は、表示手段43に、操作手順や送信結果などを表示させてもよく、発送人は、表示手段43に表示された内容に応じて操作を行ってもよい。
利用者端末5は、業者端末4から公開鍵の送信要求を受信すると(ステップS303)、例えば、表示部(図示せず)に公開鍵の送信要求を表示し、荷受人に公開鍵の送信要求を受信したことを通知する。利用者端末5は、荷受人の操作に従って、公開鍵暗号方式におけるキーペアである秘密鍵および公開鍵の生成と、公開鍵の送信との指示を入力すると(ステップS304)、秘密鍵と公開鍵とのキーペアを生成し、生成した公開鍵を、通信ネットワーク6を介して業者端末4に送信する(ステップS305)。
業者端末4の送受信手段44が、利用者端末5から公開鍵を受信すると(ステップS306)、制御手段41は、表示手段43に、公開鍵を受信したことを示す画面を表示させ、公開鍵を受信したことを発送人に通知する。
発送人が、荷受人へ送る書類等を集配箱1の中に収容して扉11を閉め、業者端末4の入力手段42が、発送人の操作に従い施錠の指示を入力すると(ステップS307)、制御手段41は、暗証番号発生手段49に、暗証番号を生成させる(ステップS308)。
そして、業者端末4の制御手段41は、書込手段45に、ケーブルを介して、または赤外線通信によって集配箱1へ、暗証番号発生手段49が生成した暗証番号と施錠の指示とを送信させる(ステップS309)。集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が暗証番号を受信すると、記憶手段24に暗証番号を記憶させる。また、集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が施錠の指示を受信すると、扉ロック機構23に扉11を閉じた状態で固定させ、施錠する(ステップS310)。
業者端末4の制御手段41は、暗号化復号化手段48に、暗証番号を公開鍵を用いて暗号化させる(ステップS311)。そして、制御手段41は、暗号化された暗証番号を読出書込手段46に、集配箱1のICタグ3に送信させる(ステップS312)。集配箱1のICタグ3は、暗号化された暗証番号を受信すると記憶する(ステップS313)。
以上に述べた各ステップが終了すると、集配箱1と業者端末4とは、集配人によってバイクやトラックなどの輸送手段を用いて輸送され、荷受人に届けられる。なお、業者端末4は輸送されなくてもよく、以下に述べる各ステップにおける業者端末4は、前述した業者端末4と機能が同一であれば他の集配人が携帯している他の業者端末であってもよい。
荷受人が集配箱1を受取り、業者端末4の入力手段42が荷受人の操作に従って、集配箱1の開錠の指示を入力すると(ステップS314)、業者端末4の制御手段41は、ケーブルを介して、または赤外線通信によって秘密鍵の送信要求を読出手段47に利用者端末5へ送信させる(ステップS315)。利用者端末5は、秘密鍵の送信要求を受信すると、ステップS305で生成した秘密鍵をケーブルを介して、または赤外線通信によって業者端末4に送信する(ステップS316)。
業者端末4の制御部41は、読出手段47が秘密鍵を受信すると、読出書込手段46に、ICタグ3が記憶している暗号化された暗証番号を読み出させる。そして、制御部41は、暗号化復号化手段48に、秘密鍵を使用して暗号化された暗証番号を復号させる(ステップS317)。業者端末4の制御部41は、書込手段45に、復号された暗証番号を集配箱1へケーブルを介して、または赤外線通信によって送信させる(ステップS318)。集配箱1の制御手段22は、送受信手段21が暗証番号を受信すると、記憶手段24が記憶している暗証番号と合致するか否かを判断する。そして、合致すると判断すると、扉ロック機構23に、扉11の固定を解除させる。すなわち、集配箱1が開錠される(ステップS319)。
以上に述べたように、この実施の形態によれば、業者端末4の暗証番号発生手段49が、暗証番号を生成するので、発送人が暗証番号を考えだして入力する手間を減らすことができる。
また、第1の実施の形態、および第2の実施の形態において、セキュリティの意識の低い発送人は、生年月日や、電話番号等を暗証番号として用いることが考えられるが、この実施の形態では、暗証番号発生手段49が発生した疑似乱数を用いて暗証番号を生成するため、第三者に暗証番号が割り出される可能性を低くすることができる。従って、安全な輸送が可能である。
なお、この実施の形態では、業者端末4が、暗証番号発生手段49を備えるものとして説明したが、集配箱1が暗証番号発生手段49を備えてもよく、集配箱1の送受信手段21が、生成された暗証番号を業者端末4にケーブルを介して、または赤外線通信によって送信してもよい。
なお、以上に述べた各実施の形態において、集配箱1が開錠されると、集配箱1の制御手段22は、ICタグ3および記憶手段24が記憶している暗証番号や、暗証番号が推測可能な情報をすべて消去するものとする。また、集配箱1の記憶手段24が記憶している情報は、読み出せないものとする。
また、ICタグ3として、RFID技術を利用した無線ICタグを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報を記憶し、記憶している情報を業者端末4が読み出すことができる媒体であればよく、業者端末4との情報の送受信は有線通信で行ってもよい。また、集配箱1は、海外に輸送されてもよい。
なお、以上に述べた各実施の形態において、集配箱1を開錠するための暗証情報として暗証番号を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、文字列等であってもよい。
また、本発明の第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせて実施してもよい。具体的には、本発明の第2の実施の形態の業者端末4が、暗証番号発生手段49を備えてもよい。
本発明は、書類や、文化財、貴金属等の物品を輸送する輸送サービスに適用することができる。
1 集配箱
2 電子錠
3 ICタグ
4 業者端末
5 利用者端末
6 通信ネットワーク
8 サーバ
9 データベース
11 扉
21、44 送受信手段
22、41 制御手段
23 扉ロック機構
24 記憶手段
42 入力手段
43 表示手段
45 書込手段
46 読出書込手段
47 読出手段
48 暗号化復号化手段
49 暗証番号発生手段
2 電子錠
3 ICタグ
4 業者端末
5 利用者端末
6 通信ネットワーク
8 サーバ
9 データベース
11 扉
21、44 送受信手段
22、41 制御手段
23 扉ロック機構
24 記憶手段
42 入力手段
43 表示手段
45 書込手段
46 読出書込手段
47 読出手段
48 暗号化復号化手段
49 暗証番号発生手段
Claims (15)
- 物品を集配箱に収容して輸送する物品輸送管理システムであって、
携帯端末と、
物品の受取人が使用する利用者端末とを備え、
前記利用者端末は、前記携帯端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して暗号鍵を前記携帯端末に送信する鍵送信手段を含み、
前記携帯端末は、
集配箱の輸送前に、前記利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、前記集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化した暗証情報を、前記集配箱に付随する記憶手段に記憶させる情報書込手段と、
前記集配箱の輸送後に、前記利用者端末から入力した復号鍵を用いて、前記集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号する復号手段とを含む
ことを特徴とする物品輸送管理システム。 - データ蓄積装置を備え、
前記データ蓄積装置は、予め携帯端末から通信ネットワークを介して受信した暗証情報を蓄積する暗証情報蓄積手段を含み、
暗号化手段は、利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、前記暗証情報を取得するための所定の認証情報を暗号化し、
情報書込手段は、前記暗号化した認証情報を、前記集配箱に付随する記憶手段に記憶させ、
復号手段は、前記集配箱の輸送後に、前記利用者端末から入力した復号鍵を用いて、前記集配箱に付随する記憶手段が記憶する認証情報を復号し、
携帯端末は、前記復号手段が復号した認証情報にもとづいて、前記データ蓄積装置から暗証情報を取得する暗証情報取得手段を含む
請求項1記載の物品輸送管理システム。 - 暗証情報蓄積手段は、予め携帯端末から受信した暗証情報と認証情報とを対応づけて蓄積し、
暗証情報取得手段は、復号手段が復号した認証情報を通信ネットワークを介してデータ蓄積装置に送信することによって、前記データ蓄積装置に暗証情報を要求し、
前記データ蓄積装置は、
携帯端末から受信した認証情報に対応する暗証情報を前記暗証情報蓄積手段から抽出する暗証情報抽出手段と、
前記抽出した暗証情報を、通信ネットワークを介して前記携帯端末に送信する暗証情報送信手段とを含む
請求項2記載の物品輸送管理システム。 - 携帯端末の情報書込手段は、集配箱の輸送前に、前記集配箱に付随する記憶手段に暗証情報を記憶させ、
携帯端末は、前記集配箱の輸送後に、前記集配箱に設けられた電子錠を開錠するために暗証情報を前記集配箱に送信する開錠情報送信手段を含み、
前記集配箱は、輸送後に、前記開錠情報送信手段が送信した暗証情報と、前記記憶手段が記憶している暗証情報とが合致した場合に電子錠を開錠する開錠手段を含む
請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の物品輸送管理システム。 - 携帯端末は、暗証情報を生成する暗証情報生成手段を含む
請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の物品輸送管理システム。 - 携帯端末の情報書込手段、および開錠情報送信手段は、集配箱と無線通信で暗証情報または認証情報を送受信する
請求項1から請求項5のうちいずれか1項記載の物品輸送管理システム。 - 利用者端末は、公開鍵暗号方式における公開鍵を暗号鍵として生成し、秘密鍵を復号鍵として生成する鍵生成手段を含む
請求項1から請求項6のうちいずれか1項記載の物品輸送管理システム。 - 集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報は暗証番号である
請求項1から請求項7のうちいずれか1項記載の物品輸送管理システム。 - 物品を収容して輸送される集配箱を管理する物品輸送管理方法であって、
要求に応じて、通信ネットワークを介して暗号鍵を送信し、
前記集配箱の輸送前に、受信した暗号鍵を用いて、前記集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化し、
前記暗号化した暗証情報を、前記集配箱に付随する記憶手段に記憶させ、
前記集配箱の輸送後に、復号鍵を用いて、前記集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号する
ことを特徴とする物品輸送管理方法。 - 受信した暗号鍵を用いて、暗証情報を取得するための所定の認証情報を暗号化し、
前記暗号化した認証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させ、
前記集配箱の輸送後に、復号鍵を用いて、前記記憶手段が記憶する認証情報を復号し、
復号した認証情報にもとづいて、予め通信ネットワークを介して受信した暗証情報を蓄積する暗証情報蓄積手段を含むデータ蓄積装置から暗証情報を取得する
請求項9記載の物品輸送管理方法。 - 暗証情報蓄積手段に、予め暗証情報と認証情報とを対応づけて蓄積させ、
復号した認証情報を通信ネットワークを介してデータ蓄積装置に送信することによって、データ蓄積装置に暗証情報を要求し、
要求に応じて、受信した認証情報に対応する暗証情報を前記暗証情報蓄積手段から抽出させ、
前記抽出した暗証情報を、通信ネットワークを介して送信させる
請求項10記載の物品輸送管理方法。 - 物品を収容して輸送される集配箱の輸送前に、要求に応じて通信ネットワークを介して暗号鍵を送信する利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、前記集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化した暗証情報を、前記集配箱に付随する記憶手段に記憶させる情報書込手段と、
前記集配箱の輸送後に、前記利用者端末から入力した復号鍵を用いて、前記集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号する復号手段とを含む
ことを特徴とする物品輸送管理端末。 - 暗号化手段は、利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、暗証情報を取得するための所定の認証情報を暗号化し、
情報書込手段は、前記暗号化した認証情報を、集配箱に付随する記憶手段に記憶させ、
復号手段は、前記集配箱の輸送後に、前記利用者端末から入力した復号鍵を用いて、前記集配箱に付随する記憶手段が記憶する認証情報を復号し、
前記復号手段が復号した認証情報にもとづいて、予め通信ネットワークを介して受信した暗証情報を蓄積する暗証情報蓄積手段を含むデータ蓄積装置から暗証情報を取得する暗証情報取得手段を含む
請求項12記載の物品輸送管理端末。 - 暗証情報取得手段は、復号手段が復号した認証情報を通信ネットワークを介して予め暗証情報と認証情報とを対応づけて蓄積しているデータ蓄積装置に送信することによって、前記データ蓄積装置に暗証情報を要求する
請求項13記載の物品輸送管理端末。 - コンピュータに、
物品を収容して輸送される集配箱の輸送前に、要求に応じて通信ネットワークを介して暗号鍵を送信する利用者端末から受信した暗号鍵を用いて、前記集配箱に設けられた電子錠を開錠するための暗証情報を暗号化させる暗号化処理と、
前記暗号化処理で暗号化した暗証情報を、前記集配箱に付随する記憶手段に記憶させる情報書込処理と、
前記集配箱の輸送後に、前記利用者端末から入力した復号鍵を用いて、前記集配箱に付随する記憶手段が記憶する暗証情報を復号させる復号処理と
を実行させるための物品輸送管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005092594A JP2006273471A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 物品輸送管理システム、方法、端末、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005092594A JP2006273471A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 物品輸送管理システム、方法、端末、およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006273471A true JP2006273471A (ja) | 2006-10-12 |
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ID=37208591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005092594A Withdrawn JP2006273471A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 物品輸送管理システム、方法、端末、およびプログラム |
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Country | Link |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008205565A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Hitachi Ltd | Icタグシステム |
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-
2005
- 2005-03-28 JP JP2005092594A patent/JP2006273471A/ja not_active Withdrawn
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