JP2006262292A - 符号化装置、復号装置、符号化方法及び復号方法 - Google Patents

符号化装置、復号装置、符号化方法及び復号方法 Download PDF

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Abstract

【課題】音声等の信号の符号化効率を向上させ、効果的な符号化を実現させる。
【解決手段】符号化装置100は、入力信号をフレームに分割するフレーム化部1と、1フレームを構成する単位毎に、入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出する周波数変換部2と、1フレームにおける所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索し、当該所定の1単位分の周波数変換係数を、検索により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算する除算部3と、除算部3による除算結果を所定の符号化方式で符号化する符号化部4と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号を符号化する符号化装置、符号化された信号を復号する復号装置、符号化方法及び復号方法に関する。
従来より、音声信号の圧縮方式として、μ−law、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)、音楽で利用されるMP3(MPEG Audio Layer-3)、携帯電話等で利用されるVSELP(Vector Sum Excited Linear Prediction)、G.729等のCELP(Code-Excited Linear Prediction)系の圧縮方式が実用化されている。特許文献1には、音声圧縮技術として、ベクトル量子化を用いた技術が開示されている。
特開平10−63299号公報
語学学習において会話等の録音を行う場合、16kHz程度のサンプリング周波数が、各言語の特徴を保ちつつ、多くのデータ量を必要としない適度な周波数であると考えられている。しかしながら、CELP系の圧縮方式に現れる圧縮ノイズは、語学学習用には適切ではないという問題があった。また、μ−law、ADPCMは、十分な音質であるが、符号化レートが高いため、携帯機器でこれらの圧縮方式を利用する場合、録音時間が短くなってしまうという問題があった。また、MP3は、主に高品質の音声の圧縮を対象としており、16kHz程度のサンプリング周波数では、効果的に圧縮を行うことができないという問題があった。
本発明の課題は、音声等の信号の符号化効率を向上させ、効果的な符号化を実現させることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の符号化装置は、入力信号をフレームに分割するフレーム化手段と、1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出する係数算出手段と、1フレームにおける所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索する検索手段と、前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索手段により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算する除算手段と、前記除算手段による除算結果を所定の符号化方式で符号化する符号化手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の符号化装置において、前記所定の1単位分の周波数変換係数と、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数との誤差を算出する誤差算出手段を備え、前記検出手段は、前記誤差算出手段により算出された誤差に基づいて前記最も類似した周波数変換係数を検出することを特徴としている。
請求項3に記載の符号化装置は、入力信号をフレームに分割するフレーム化手段と、1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出する係数算出手段と、前記係数算出手段により算出された所定の1単位分の周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数で除算する除算手段と、前記除算手段による除算結果の値の度数分布に基づいて、前記所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索する検索手段と、前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索手段により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算した結果を所定の符号化方式で符号化する符号化手段と、を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の復号装置は、フレーム分割され、1フレームを構成する単位毎に周波数変換され、同一フレーム内で最も類似した1単位分の周波数変換係数で除算され、所定の符号化方式で符号化された入力信号を復号する復号手段と、前記復号手段により得られた信号に対し、符号化時に除算値として使用された周波数変換係数を乗算する乗算手段と、前記乗算手段により得られた信号に対し、周波数逆変換を施す逆変換手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の符号化方法は、入力信号をフレームに分割し、1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出し、1フレームにおける所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索し、前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算し、除算処理の結果を所定の符号化方式で符号化することを特徴としている。
請求項6に記載の符号化方法は、入力信号をフレームに分割し、1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出し、前記算出された所定の1単位分の周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数で除算し、除算処理の結果の度数分布に基づいて、前記所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索し、前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算した結果を所定の符号化方式で符号化することを特徴としている。
請求項7に記載の復号方法は、フレーム分割され、1フレームを構成する単位毎に周波数変換され、同一フレーム内で最も類似した1単位分の周波数変換係数で除算され、所定の符号化方式で符号化された入力信号を復号し、復号処理により得られた信号に対し、符号化時に除算値として使用された周波数変換係数を乗算し、前記乗算処理により得られた信号に対し、周波数逆変換を施すことを特徴としている。
本発明によれば、1フレーム内の各1単位分の周波数変換係数を、各々に最も類似した他の周波数変換係数で除算することにより、符号化効率を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本実施形態における構成について説明する。
図1(a)に、本発明の実施形態に係る符号化装置100の構成を示す。符号化装置100は、図1(a)に示すように、フレーム化部1、周波数変換部2、除算部3、符号化部4により構成される。
フレーム化部1は、音声信号等の入力信号を、符号化(圧縮)の処理単位である一定長のフレームに分割し、周波数変換部2に出力する。1つのフレームは、周波数変換を行う複数の単位で構成される。
周波数変換部2は、フレーム化部1から入力された信号に対し、フレームを構成する単位毎に周波数変換を施し、除算部3に出力する。周波数変換部2で適用される周波数変換としては、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)、MDCT(Modified Discrete Cosine Transform:変形離散コサイン変換)等、入力信号の特性に合わせて選択される。例えば、入力信号が音声信号である場合、MDCTが選択されることが多い。以下では、1回の周波数変換によって算出される周波数変換係数を「1単位分の周波数変換係数」と呼ぶことにする。
除算部3は、1フレーム中の各1単位分の周波数変換係数を、各々に最も類似した他の周波数変換係数で除算し、除算結果を符号化部4に出力する。以下、除算部3での除算処理について詳細に説明する。以下では、1フレームの中にn個の1単位分の周波数変換係数{Ci|i=1,…,n}があり、各1単位分の周波数変換係数は、m個の周波数変換係数Ci={cij|j=1,…,m}を有するものとする。
まず、フレーム内の1番目の(時間的に最初の)1単位分の周波数変換係数C1に最も類似した周波数変換係数をC2〜Cnから検索する。「最も類似した周波数変換係数」を検索する際の指標として、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数との誤差を用いることができる。例えば、C1との二乗誤差の合計を算出し、この合計値が最も小さい周波数変換係数をC1に「最も類似した周波数変換係数」とする。C1とCk(k≠1)の二乗誤差の合計e1kは、式(1)のように算出される。
Figure 2006262292
式(1)で算出されるe1kの値が最も小さくなる周波数変換係数Ckが、C1に最も類似した周波数変換係数として得られる。C1に最も類似した周波数変換係数Ckには除算処理が施されず、そのまま符号化部4で符号化される。
次に、上記検索で得られた符号化済みの周波数変換係数を「処理済」の周波数変換係数とし、C1から順に、1フレーム中の全ての周波数変換係数が「処理済」になるまで以下のように除算処理を繰り返す。除算処理対象をCiとすると、それまでに処理済になっている周波数変換係数の中から、最も類似した周波数変換係数を検索し、除算処理対象Ciを、検索で得られた周波数変換係数で除算する。最も類似した周波数変換係数の検出には、式(1)と同様に、周波数変換係数同士の二乗誤差の合計値を算出すればよい。除算処理対象の周波数変換係数Ciに最も類似した周波数変換係数がCj(i≠j)であるとすると、除算結果C’i={c’il|l=1,…,m}は式(2)のように表される。
Figure 2006262292
符号化部4は、除算部3から入力された信号に対し、所定の符号化方式で符号化処理を施し、符号化信号として出力する。この符号化部4は、C1に最も類似した周波数変換係数Ckに対しては、係数値Ckとその係数番号kを符号化し、残りの周波数変換係数に対しては、除算結果C’iと、除算値として使用した周波数変換係数の係数番号を符号化する。ここで、符号化方式としては、ハフマン(Huffman)符号化、レンジコーダ(Range Coder)符号化等を利用することができる。
図1(b)に、本発明の実施形態に係る復号装置200の構成を示す。復号装置200は、符号化装置100で符号化された信号を復号するための装置であり、図1(b)に示すように、復号部5、乗算部6、周波数逆変換部7、フレーム合成部8により構成される。
復号部5は、入力された符号化信号を復号し、乗算部6に出力する。具体的に、復号部5は、除算されずに直接符号化された周波数変換係数Ck(C1に最も類似した周波数変換係数)については、符号化された係数値Ckとその係数番号kを復号し、除算処理が行われた残りの周波数変換係数については、符号化された除算結果C’iと、除算値として使用された周波数変換係数の係数番号を復号する。
乗算部6は、復号部5から入力された復号済みの除算結果に、符号化時に除算値とした周波数変換係数を乗算し、乗算結果を周波数逆変換部7に出力する。具体的に、乗算部6は、復号・乗算処理済みの周波数変換係数(C1に最も類似した復号済みの周波数変換係数及び乗算処理済みの他の周波数変換係数)を「処理済」の周波数変換係数とし、C1から順に、1フレーム中の全ての周波数変換係数が「処理済」になるまで以下のように乗算処理を繰り返す。復号された乗算処理対象の周波数変換係数をC’i={c’il|l=1,…,m}とすると、それまでに処理済になっている周波数変換係数のうち、C’iとともに復号された係数番号jの周波数変換係数(符号化時に除算値として使用した周波数変換係数)C”j(i≠j)をC’iに乗算する。乗算結果C”i={c”il|l=1,…,m}は式(3)のように算出される。
Figure 2006262292
周波数逆変換部7は、乗算部6から入力された信号に対し、周波数逆変換を施し、フレーム合成部8に出力する。フレーム合成部8は、符号化及び復号の処理単位であったフレームを合成し、合成後の信号を再生信号として出力する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
まず、図2のフローチャートを参照して、符号化装置100の除算部3において実行される係数除算処理について説明する。
まず、フレーム内の1番目の(時間的に最初の)1単位分の周波数変換係数C1に最も類似した周波数変換係数が、当該フレーム内の残りの周波数変換係数の中から検索される(ステップS1)。次いで、周波数変換係数の係数番号を指定するためのカウンタ値iが1に設定される(ステップS2)。
次いで、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済であるか否かが判定される(ステップS3)。ステップS3において、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済でないと判定された場合(ステップS3;NO)、係数番号iの周波数変換係数Ciが処理済であるか否かが判定される(ステップS4)。
ステップS4において、周波数変換係数Ciが処理済でないと判定された場合(ステップS4;NO)、処理済の周波数変換係数の中からCiに最も類似した周波数変換係数が検索され(ステップS5)、検索により得られた周波数変換係数でCiが除算される(ステップS6)。
ステップS6の除算処理後、又はステップS4において、周波数変換係数Ciが処理済であると判定された場合(ステップS4;YES)、カウンタ値iがインクリメントされ(ステップS7)、現在のカウンタ値iについてステップS3〜S6の処理が繰り返される。ステップS3において、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済であると判定された場合(ステップS3;YES)、本係数除算処理が終了する。
次に、図3のフローチャートを参照して、符号化装置100の符号化部4において実行される符号化処理について説明する。
まず、フレーム内の1番目の(時間的に最初の)1単位分の周波数変換係数C1に最も類似した周波数変換係数の値とその係数番号が符号化される(ステップS10)。次いで、係数除算処理のステップS6で得られた除算結果と、除算値として使用された周波数変換係数の係数番号が符号化され(ステップS11)、本符号化処理が終了する。
次に、図4のフローチャートを参照して、復号装置200の復号部5において実行される復号処理について説明する。
まず、符号化装置100側で除算処理が行われずに直接符号化された周波数変換係数の値とその係数番号が復号される(ステップT1)。次いで、符号化された除算結果と、除算値として使用された周波数変換係数の係数番号が復号され(ステップT2)、本復号処理が終了する。
次に、図5のフローチャートを参照して、復号装置200の乗算部6において実行される係数乗算処理について説明する。
まず、周波数変換係数の係数番号を指定するためのカウンタ値iが1に設定される(ステップT10)。次いで、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済であるか否かが判定される(ステップT11)。
ステップT11において、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済でないと判定された場合(ステップT11;NO)、係数番号iの除算結果C’iが処理済であるか否かが判定される(ステップT12)。
ステップT12において、除算結果C’iが処理済でないと判定された場合(ステップT12;NO)、処理済の周波数変換係数の中から、除算結果C’iとともに復号された係数番号jの周波数変換係数(符号化時に除算値として使用した周波数変換係数)が検索され、検索により得られた周波数変換係数C”jが、除算結果C’iに乗算される(ステップT13)。
ステップT13の乗算処理後、又はステップT12において、除算結果C’iが処理済であると判定された場合(ステップT12;YES)、カウンタ値iがインクリメントされ(ステップT14)、現在のカウンタ値iについてステップT11〜T13の処理が繰り返される。ステップT11において、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済であると判定された場合(ステップT11;YES)、本係数乗算処理が終了する。
以上のように、本実施形態によれば、1フレーム内の各1単位分の周波数変換係数を、各々に最も類似した他の周波数変換係数で除算することにより、除算結果を±1近傍に集中させることができ、符号化効率を向上させることが可能となる。
また、最も類似した周波数変換係数を検索する際の指標として、周波数変換係数の二乗誤差を用いたことにより、簡易な計算によって検索処理を行うことが可能となる。
〈変形例〉
上述の実施形態では、周波数変換係数同士の二乗誤差を算出することにより、最も類似した周波数変換係数を検索する方法を示した。本変形例では、一旦、各周波数変換係数を除算値とした除算処理を行い、除算結果値の偏り方(度数分布)に基づいて、最も類似した周波数変換係数を検索する方法について説明する。
注目する周波数変換係数をCiとし、Ciと同一フレーム内で検索対象となる周波数変換係数をC1, C2,…,Cpとする。Ciを、C1,…,Cpの各々で除算した結果を、Di1,…,Dip、Dik={dikl|l=1,…,m}とすると、Dik、diklは式(4)のようになる。
Figure 2006262292
式(4)のように算出された除算結果diklが、最も偏って現れる値をαとすると、Di1,…,Dipの中でdikl=αとなる個数が最も多いDikを検索し、対応するCkを、Ciに最も類似した周波数変換係数とする。この検索方法を用いた場合においても、符号化効率を向上させることが可能となる。
図6のフローチャートを参照して、本変形例における係数除算処理について説明する。
まず、フレーム内の1番目の(時間的に最初の)1単位分の周波数変換係数C1が、同一フレームの内の他の全ての周波数変換係数C2〜Cnの各々で除算される(ステップS20)。ステップS20では、式(4)において、i=1、k=2〜nとした除算結果が得られる。
次いで、ステップS20における除算結果の値の度数分布が最も偏った周波数変換係数が、C1に最も類似した周波数変換係数として検索される(ステップS21)。ステップS21の検索で得られた周波数変換係数及びその係数番号が、図3の符号化処理の符号化対象となる。
次いで、周波数変換係数の係数番号を指定するためのカウンタ値iが1に設定される(ステップS22)。以後、最も類似した周波数変換係数の検索で得られた符号化済みの周波数変換係数を「処理済」の周波数変換係数とする。
次いで、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済であるか否かが判定される(ステップS23)。ステップS23において、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済でないと判定された場合(ステップS23;NO)、係数番号iの周波数変換係数Ciが処理済であるか否かが判定される(ステップS24)。
ステップS24において、周波数変換係数Ciが処理済でないと判定された場合(ステップS24;NO)、式(4)に示すように、Ciが処理済の全ての周波数変換係数で除算される(ステップS25)。次いで、ステップS25における除算結果の値の度数分布に基づいて、除算結果の値の度数分布が最も偏った周波数変換係数がCiに最も類似した周波数変換係数として検索される(ステップS26)。図3の符号化処理では、Ciを最も類似した周波数変換係数で除算した結果と、当該類似した周波数変換係数(除算値)の係数番号が、符号化対象となる。
ステップS26の検索後、又はステップS24において、周波数変換係数Ciが処理済であると判定された場合(ステップS24;YES)、カウンタ値iがインクリメントされ(ステップS27)、現在のカウンタ値iについてステップS23〜S26の処理が繰り返される。ステップS23において、1フレーム内の全ての周波数変換係数が処理済であると判定された場合(ステップS23;YES)、本係数除算処理が終了する。
本発明の実施形態に係る符号化装置の構成を示すブロック図(a)と、復号装置の構成を示すブロック図(b)。 図1の符号化装置において実行される係数除算処理を示すフローチャート。 図1の符号化装置において実行される符号化処理を示すフローチャート。 図1の復号装置において実行される復号処理を示すフローチャート。 図1の復号装置において実行される係数乗算処理を示すフローチャート。 本実施形態の変形例における係数除算処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 フレーム化部
2 周波数変換部
3 除算部
4 符号化部
5 復号部
6 乗算部
7 周波数逆変換部
8 フレーム合成部
100 符号化装置
200 復号装置

Claims (7)

  1. 入力信号をフレームに分割するフレーム化手段と、
    1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出する係数算出手段と、
    1フレームにおける所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索する検索手段と、
    前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索手段により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算する除算手段と、
    前記除算手段による除算結果を所定の符号化方式で符号化する符号化手段と、
    を備えることを特徴とする符号化装置。
  2. 前記所定の1単位分の周波数変換係数と、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数との誤差を算出する誤差算出手段を備え、
    前記検出手段は、前記誤差算出手段により算出された誤差に基づいて前記最も類似した周波数変換係数を検出することを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 入力信号をフレームに分割するフレーム化手段と、
    1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出する係数算出手段と、
    前記係数算出手段により算出された所定の1単位分の周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数で除算する除算手段と、
    前記除算手段による除算結果の値の度数分布に基づいて、前記所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索する検索手段と、
    前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索手段により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算した結果を所定の符号化方式で符号化する符号化手段と、
    を備えることを特徴とする符号化装置。
  4. フレーム分割され、1フレームを構成する単位毎に周波数変換され、同一フレーム内で最も類似した1単位分の周波数変換係数で除算され、所定の符号化方式で符号化された入力信号を復号する復号手段と、
    前記復号手段により得られた信号に対し、符号化時に除算値として使用された周波数変換係数を乗算する乗算手段と、
    前記乗算手段により得られた信号に対し、周波数逆変換を施す逆変換手段と、
    を備えることを特徴とする復号装置。
  5. 入力信号をフレームに分割し、
    1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出し、
    1フレームにおける所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索し、
    前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算し、
    除算処理の結果を所定の符号化方式で符号化することを特徴とする符号化方法。
  6. 入力信号をフレームに分割し、
    1フレームを構成する単位毎に、前記入力信号に対して周波数変換を施して周波数変換係数を算出し、
    前記算出された所定の1単位分の周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数で除算し、
    除算処理の結果の度数分布に基づいて、前記所定の1単位分の周波数変換係数に最も類似した周波数変換係数を、同一フレーム内の他の1単位分の周波数変換係数の中から検索し、
    前記所定の1単位分の周波数変換係数を、前記検索により得られた他の1単位分の周波数変換係数で除算した結果を所定の符号化方式で符号化することを特徴とする符号化方法。
  7. フレーム分割され、1フレームを構成する単位毎に周波数変換され、同一フレーム内で最も類似した1単位分の周波数変換係数で除算され、所定の符号化方式で符号化された入力信号を復号し、
    復号処理により得られた信号に対し、符号化時に除算値として使用された周波数変換係数を乗算し、
    前記乗算処理により得られた信号に対し、周波数逆変換を施すことを特徴とする復号方法。
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