JP2006260200A - 半導体レイアウトモジュールの自動配置方法 - Google Patents

半導体レイアウトモジュールの自動配置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 タイミング制約を考慮しつつ、セル配置を容易に行うことができる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法を実現する。
【解決手段】 本発明の半導体レイアウトモジュールの自動配置方法は、ネットリストの接続情報に従って生成される配線の特定方向の配線長Lhを求める抽出ステップ21と、Lhを基準長L0と比較し判定する判定ステップ22と、Lh≧L0である場合に、部分配線を形成する複数の配線層における単位長抵抗と複数の配線層に対応した重み係数α1、β1とに基づいて、第1の換算抵抗値を算出する換算ステップ24と、Lh<L0である場合に、重み係数α0、β0と単位長抵抗とに基づいて、第2の換算抵抗値を算出する換算ステップ23と、Lhと第1または第2の換算抵抗値とに基づいて、タイミング制約と比較すべき配線の遅延量を算出する遅延推定ステップ25を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動配置配線ツールにおける半導体レイアウトモジュールの自動配置方法に関する。
半導体装置の設計においては、大容量の汎用メモリや、アナログ素子を多用する一部の特殊なものを除いて、セルライブラリやIPライブラリを利用した自動配置配線ツールが用いられる。半導体装置の設計工程は、ネットリストを生成する論理設計工程と、ネットリストに従って具体的なチップレイアウトを生成するレイアウト設計工程に大別され、レイアウト設計工程には、セル配置、概略配線、ECO、詳細配線などのステップ(例えば、特許文献1を参照。)がある。
ところで、従来の自動配置配線ツールを用いたレイアウト設計工程では、ECOステップで、配線遅延を考慮したタイミングドリブンシミュレーションによってタイミング制約を満たすように回路修正、セル配置の変更などが行われる。このため、セル配置ステップでの半導体レイアウトモジュールの配置状況によっては、ECOステップでの処理時間が大幅に増加するという問題があった。特に、システムが大規模、複雑でタイミング制約が厳しい場合には、ECOステップが現実的な処理時間で終了しないという問題(例えば、特許文献2を参照。)があった。
近年、半導体プロセス技術の微細化に伴って、SoC(System On Chip)と呼ばれる大規模システムが開発されるようになっており、ECOステップでの処理時間の問題は、今後、ますます重要になっていくと思われる。
特開2004−157627号公報(第4頁、図5) 特開2003−44536号公報(第2〜3頁、)
本発明は、タイミング制約を考慮しつつ、セル配置を容易に行うことができる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法を提供する。
本発明の一態様によれば、要求されるタイミング制約を満たしつつ、ネットリストに従って半導体装置のレイアウトを自動生成する配置配線ツールにおける半導体レイアウトモジュールの自動配置方法であって、前記ネットリストの接続情報に従って生成される配線の特定方向に沿った部分配線を抽出し、前記部分配線の長さの合計を前記特定方向における配線長とする抽出ステップと、前記配線長をあらかじめ定められた基準長と比較し判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記配線長が前記基準長以上である場合に、前記部分配線を形成する複数の配線層における単位長さあたりの抵抗値と前記複数の配線層に対応した第1の重み係数とに基づいて、前記特定方向における単位長さあたりの第1の換算抵抗値を算出する第1の換算ステップと、前記判定ステップで前記配線長が前記基準長未満である場合に、前記第1の重み係数とは異なる第2の重み係数と前記単位長さあたりの抵抗値とに基づいて、前記特定方向における単位長さあたりの第2の換算抵抗値を算出する第2の換算ステップと、前記配線長と前記第1または前記第2の換算抵抗値とに基づいて、前記タイミング制約と比較すべき前記配線の遅延量を算出する遅延推定ステップを有することを特徴とする半導体レイアウトモジュールの自動配置方法が提供される。
本発明の別の一態様によれば、要求されるタイミング制約を満たしつつ、ネットリストに従って半導体装置のレイアウトを自動生成する配置配線ツールにおける半導体レイアウトモジュールの自動配置方法であって、前記ネットリストの接続情報に従って生成される配線の特定方向に沿った部分配線を抽出し、前記部分配線の長さの合計を前記特定方向における配線長とする抽出ステップと、前記配線長をあらかじめ定められた基準長と比較し判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記配線長が前記基準長以上である場合に、前記部分配線を形成する第1の配線層における単位長さあたりの抵抗値を前記特定方向における単位長さあたりの第1の換算抵抗値とする第1の換算ステップと、前記判定ステップで前記配線長が前記基準長未満である場合に、前記部分配線を形成する第2の配線層における単位長さあたりの抵抗値を前記特定方向における単位長さあたりの第2の換算抵抗値とする第2の換算ステップと、前記配線長と前記第1または前記第2の換算抵抗値とに基づいて、前記タイミング制約と比較すべき前記配線の遅延量を算出する遅延推定ステップを有することを特徴とする半導体レイアウトモジュールの自動配置方法が提供される。
本発明によれば、タイミング制約を考慮したセル配置を容易に行うことができるので、レイアウト設計における開発期間を大幅に短縮することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法を示すフロー図である。ここでは、一例として、自動配置配線ツールを使用した半導体装置の設計工程におけるセル配置ステップおよび概略配線ステップに対して、本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法を適用する場合を説明する。
本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法は、初期配置ステップ11、遅延算出ステップ12、制約チェックステップ13、および配置修正ステップ14を備えている。
初期配置ステップ11では、論理設計で生成されたネットリストに従って、セルライブラリから半導体レイアウトモジュール(以下、「セル」という。)が選択され、指定されたセル領域に配置される。
セル領域は複数の矩形領域として半導体装置上の座標で指定され、セルはネットリストでの論理的な緊密度と出現順に基づいて配置される。初期配置ステップ11では、配線遅延によるタイミング制約違反などの設計上の制約は考慮されない。
遅延算出ステップ12では、ネットリストの接続情報に基づいて、各ネットに対応する配線の抵抗値と配線長とによってそれぞれの配線経路における配線遅延の推定値が算出される。
この段階での概略配線では、配線経路の詳細な座標値や配線の各部分配線がどの配線層に割り当てられるかなどは設定されないので、遅延算出ステップ12では、接続される入力および出力ポートの座標値とその配線に使用される可能性がある配線層の単位長さあたりの抵抗値(以下、「単位長抵抗」という。)とから配線遅延の推定値が算出される。
制約チェックステップ13では、あらかじめ設定されているタイミング制約と遅延算出ステップ12で推定された全ネットの配線遅延(以下、「遅延情報」という。)とが比較され、タイミング制約に違反するネット(以下、「違反ネット」という。)が判定される。
遅延情報にタイミング制約の違反がない場合(“MET”)には、遅延情報がネットリストに追加され、実行が終了する。
その後、追加された遅延情報をもとにイベントドリブンシミュレーションなどを用いて配線遅延のより詳細な影響を調べてセル配置をさらに修正するECOステップが実行される。
制約チェックステップ13で違反ネットが見つかった場合(“VIOLATED”)には、配置修正ステップ14で、違反ネットの配線遅延が短くなるように関連するセルの配置が変更される。
ここで、このセル配置の変更に伴って他のネットでタイミング制約の違反が生じないよう、配置が他に変更されるセルは、関連するネットの配線遅延がタイミング制約に対して十分に余裕のあるセルが選択される。
このようなタイミングに余裕のあるセルがネットリスト内に存在しない場合には、違反ネットをドライブするトランジスタのドライバビリティの増強や違反ネットの途中にバッファを追加するなどの回路修正がネットリストに対して行われる。
図2は、本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップ12を示す詳細フロー図である。また、図3は、本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップ12を説明するためのレイアウト図である。
以下、一例として、図3に示した2つの初期配線について、図2に示した各ステップの詳細動作を説明する。
はじめに、図3に示したセル配置と初期配線について説明する。
z個の半導体レイアウトモジュール1〜z(以下、「セル1〜z」という。)が、初期配置ステップ11で、4列のセル領域31〜34に配置されている。セル領域31〜34は、セルを垂直方向に隣接して配置できるよう設定された矩形領域で、水平方向に配線領域37〜39を挟んでほぼ等間隔の配置ピッチで設定されている。
セル領域31に配置されたセル1の出力ポート1(図3には“×”印で示した。以下、入力ポートおよび出力ポートは同様である。)には水平方向に沿った部分配線35a(図3には太い実線で示した。以下、水平方向の部分配線は同様である。)の一端が接続され、部分配線35aの他端には垂直方向に沿った部分配線35b(図3には太い破線で示した。以下、垂直方向の部分配線は同様である。)の一端が接続され、部分配線35bの他端には水平方向に沿った部分配線35cの一端が接続され、部分配線35cの他端はセル領域33に配置されたセルmの入力ポートmへ接続されている。
セル領域31に配置されたセル2の出力ポート2には水平方向に沿った部分配線36aの一端が接続され、部分配線36aの他端には垂直方向に沿った部分配線36bの一端が接続され、部分配線36bの他端には水平方向に沿った部分配線36cの一端が接続され、部分配線36cの他端はセル領域34に配置されたセルnの入力ポートnへ接続されている。
遅延算出ステップ12の段階ではまだ詳細な割り当てはされないが、水平方向の部分配線35aおよび35cには2種類の配線層、M0およびM2が使用され、垂直方向の部分配線35bには1種類の配線層、M1が使用される。
M0の使用はセル1〜zへの接続部分を除いて配線領域37〜39に限定され、M1の使用は配線領域37〜39に限定されている。これに対して、M2はセル領域31〜34を通過して配置することができる。
下層の配線層M0は、通常、上層の配線層M2より単位長抵抗が大きいため、短い配線にはM0が使用され、より長い配線にはM2が使用される。しかし、この配線層の割り当ては、この段階では設定されていない。
M0の単位長抵抗がM2より大きいのは、M2に比べ配線が細いことと、高抵抗の材料、例えば、タングステン(W)などが使用されるためである。
次に、上述した初期配線に対して配線遅延の推定を行う遅延算出ステップ12について説明する。
本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップ12は、図2に示したように、Lh抽出ステップ21、Lh判定ステップ22、2つのTh換算ステップ23および24、遅延推定ステップ25、および終了判定ステップ26を備えている。
Lh算出ステップでは、まず、水平方向の部分配線35aおよび35cが抽出され、これらの水平方向に沿った長さの合計が水平方向の配線長Lh1として算出される。
Lh判定ステップ22では、あらかじめ定められた基準となる配線長L0とLh1とが比較され、Lh1がL0より短ければ(“Lh<L0”)、実行はTh換算ステップ23へ移行する。また、Lh1がL0以上(“Lh≧L0”)であれば、実行はTh換算ステップ24へ移行する。
Th換算ステップ23では、M0およびM2の単位長抵抗とLh1とから部分配線36aおよび36cの単位長さあたりの換算抵抗値(以下、「Th」という。)が以下の式に従って算出される。
Th = α0・Tm0 + β0・Tm1
α0 + β0 = 1 ……………………(1)
ここで、Tm0はM0の単位長抵抗、Tm1はM2の単位長抵抗を表し、α0およびβ0は単位長抵抗の比率などによって設定される重み係数で、例えば、Tm0>Tm1であれば、
α0 < β0 ……………………(2)
となるよう設定される。
Th換算ステップ24では、Th換算ステップ23と同様に、以下の式に従ってThが算出される。
Th = α1・Tm0 + β1・Tm1
α0 + β0 = 1 ……………………(3)
ここで、α1およびβ1は、α0およびβ0とは値の異なる重み係数で、例えば、Tm0>Tm1であれば、
α1 < α0
β1 > β0 ……………………(4)
となるよう設定される。
(4)式は、長い配線にはより単位長抵抗の小さいM2を多く割り当てることに対応している。
遅延推定ステップ25では、Th換算ステップ23または24で算出されたThを用いて、以下の式に従って、配線遅延の推定値τが算出される。
τ = Lh1・Th + Lv1・Tv ……………………(5)
ここで、Lv1は、図3に示したように、垂直方向に沿った部分配線35bの配線長であり、TvはM1の単位長抵抗を表している。
終了判定ステップ26では、ネットリストにあるすべてのネットに対して処理が終了したかが判定される。まだ、τが算出されていないネットがあれば(“NG”)、例えば、図3のセル2からセルnへの配線のτが算出されていなければ、上述したLh抽出ステップ21に戻って、部分配線36a〜36cに対して水平方向に沿った配線長Lh2が抽出され、これをもとに、上述したLh1と同様に、τが算出される。
すべてのネットに対するτが算出されると(“OK”)、これらが遅延情報としてネットリストに格納され、遅延算出ステップ12が終了する。
そして、図1で説明したように、制約チェックステップ13で遅延情報とタイミング制約が比較され、もし、制約違反があれば、配置修正ステップ14でセルの配置が変更される。
例えば、図3に示したセルnへの配線がタイミング制約に違反している場合には、タイミング制約に対して十分な余裕のあるセル領域32のセルkとの交換が試みられる。このセル交換によって、新たな制約違反が生じなければ、実行は終了する。
上述した本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法では、より長い配線により単位長抵抗の小さい配線層を割り当てる場合に、複数配線を使用する水平方向に沿った配線長Lhを基準長L0と比較することで、配線遅延の推定方法を動的に変更している。これにより、後のECOステップでタイミング制約違反となる可能性を大幅に低下させている。
次に、配線が分岐する場合の本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法について説明する。図4は、本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップ12を説明するための別のレイアウト図である。ここで、ポートや配線の記法は図3と同様なので説明は省略する。
z個のセル1〜zが、図3と同様に、4列のセル領域41〜44に配置されている。
セル領域41に配置されたセル1の出力ポート1には水平方向に沿った部分配線45aの一端が接続され、部分配線45aの他端には垂直方向に沿った部分配線45dの一端が接続され、部分配線45dの他端には水平方向に沿った部分配線45eの一端が接続され、部分配線45eの他端はセル領域44に配置されたセルnの入力ポートnへ接続されている。
部分配線45aの途中にある分岐点46には垂直方向に沿った部分配線45bの一端が接続され、部分配線45bの他端には水平方向に沿った部分配線45cの一端が接続され、部分配線45cの他端はセル領域43に配置されたセルmの入力ポートmへ接続されている。
図4に示したように、分岐配線がある場合のLh抽出ステップ21では、セルmへの配線の水平方向に沿った配線長Lh1と、セルnへの配線の水平方向に沿った配線長Lh2が別々に抽出される。
そして、Lh1およびLh2に対して、それぞれ、Lh判定ステップ22〜遅延推定ステップ25が実行される。Lh判定ステップ22以降の各ステップの動作は、図3と同様なので説明は省略する。
遅延算出ステップ12が終了すると制約チェックステップ13で、Lh1およびLh2に対応するτがそれぞれ判定され、判定結果に従って、配置修正ステップ14が実行される。例えば、図4に示したLh2が制約違反に該当した場合には、図3と同様に、セル領域44のセルnとセル領域42のセルkとの交換が試みられる。
このように、分岐配線に対しては、その分岐ごとに水平方向に沿った配線長を算出し、それぞれに対して、(1)〜(5)式を適用してセルの配置を最適化することができる。
次に、配線が複数の入力ポートに順次接続される場合の本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法について説明する。図5は、本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップ12を説明するための別のレイアウト図である。ここで、ポートや配線の記法は図3と同様なので説明は省略する。
z個のセル1〜zが、図3と同様に、4列のセル領域51〜54に配置されている。
セル領域51に配置されたセル1の出力ポート1には水平方向に沿った部分配線55aの一端が接続され、部分配線55aの他端には垂直方向に沿った部分配線55bの一端が接続され、部分配線55bの他端には水平方向に沿った部分配線55cの一端が接続され、部分配線55cの他端はセル領域54に配置されたセルnの入力ポートnへ接続されている。
部分配線55cの途中には、セル領域52に配置されたセルkの入力ポートk、およびセル領域53に配置されたセルmの入力ポートmが接続されている。
入力ポートk、m、およびnが連続して順次接続される場合のLh抽出ステップ21では、図5に示したように、セルk、m、およびnへの水平方向に沿った配線長Lh1〜Lh3が別々に抽出される。
そして、Lh1〜Lh3に対して、それぞれ、Lh判定ステップ22〜遅延推定ステップ25が実行される。Lh判定ステップ22以降の各ステップの動作は、図3と同様なので説明は省略する。
遅延算出ステップ12が終了すると制約チェックステップ13で、Lh1〜Lh3に対応するτがそれぞれ判定され、判定結果に従って、配置修正ステップ14が実行される。例えば、図5に示したLh3が制約違反に該当した場合には、図3と同様に、セル領域54のセルnとセル領域51のセルiとの交換が試みられる。
このように、複数の入力ポートに連続して接続されている配線に対しては、入力ポートごとに水平方向に沿った配線長を算出し、それぞれに対して、(1)〜(5)式を適用してセルの配置を最適化することができる。
上記実施例によれば、タイミング制約を考慮したセル配置を容易に行うことができ、タイミングドリブンシミュレーションにおける制約違反によるセル配置の修正回数を削減できるので、レイアウト設計における開発期間を大幅に短縮することができる。
上述の実施例では、Thは重み係数α、βによる単位長抵抗Tm0、Tm1の線形結合で算出される((1)および(3)式)としたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、Lh<L0ではα=0とし、Lh≧L0ではβ=0として、配線遅延を推定しても良い。
また、原理的には、線形結合でなく、Thをα、β、Tm0、およびTm1の関数として算出することも可能である。
さらに、上述の実施例では、基準長を直接配線長と比較しているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図3に示したように、セル領域31〜34がほぼ等間隔で配置されている場合には、そのカラム数、つまり、セル領域31〜34の配置ピッチの整数倍で基準長を与えることもできる。
さらに、上述の実施例では、水平方向の配線層に対してその換算抵抗値を算出しているが、本発明はこれに限られるものではない。
さらに、上述の実施例では、2つの配線層M0およびM2に対して(1)式または(3)式を適用するとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、3層以上の配線層に対して、複数の基準長を設定して、配線層の単位長抵抗値と重み係数との関数として(1)式または(3)式を拡張することもできる。
さらに、上述の実施例では、M0の単位長抵抗はM2のそれより大きいとしたが、本発明はこれに限られるものではない。
さらに、上述の実施例では、1つの出力ポートからの配線について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、1つのネットに複数の出力ポートが接続される場合には、それぞれについて、独立に、(1)式または(3)式を適用してその配線遅延を算出すればよい。
さらに、上述の実施例では、自動配置配線ツールを用いたレイアウト設計におけるセル配置ステップに適用されるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、ロジックシミュレーションと組み合わせて、カスタムレイアウト設計で用いるセミオートの自動配置配線ツールを構成することもできる。
本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法を示すフロー図。 本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップを示す詳細フロー図。 本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップを説明するためのレイアウト図。 本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップを説明するための別のレイアウト図。 本発明の実施例に係わる半導体レイアウトモジュールの自動配置方法における遅延算出ステップを説明するための別のレイアウト図。
符号の説明
11 初期配置ステップ
12 遅延算出ステップ
13 制約チェックステップ
14 配置修正ステップ
21 Lh抽出ステップ
22 Lh判定ステップ
23、24 Th換算ステップ
25 遅延推定ステップ
26 終了判定ステップ
31〜34、41〜44、51〜54 セル領域
35a〜35c、36a〜36c、45a〜45e、55a〜55c 部分配線
37〜39 配線領域

Claims (4)

  1. 半導体レイアウトモジュールの自動配置方法であって、
    ネットリストの接続情報に従って生成される配線の特定方向に沿った部分配線を抽出し、前記部分配線の長さの合計を前記特定方向における配線長とする抽出ステップと、
    前記配線長をあらかじめ定められた基準長と比較し判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記配線長が前記基準長以上である場合に、前記部分配線を形成する複数の配線層における単位長さあたりの抵抗値と前記複数の配線層に対応した第1の重み係数とに基づいて、前記特定方向における単位長さあたりの第1の換算抵抗値を算出する第1の換算ステップと、
    前記判定ステップで前記配線長が前記基準長未満である場合に、前記第1の重み係数とは異なる第2の重み係数と前記単位長さあたりの抵抗値とに基づいて、前記特定方向における単位長さあたりの第2の換算抵抗値を算出する第2の換算ステップと、
    前記配線長と前記第1または前記第2の換算抵抗値とに基づいて、タイミング制約と比較すべき前記配線の遅延量を算出する遅延推定ステップを有することを特徴とする半導体レイアウトモジュールの自動配置方法。
  2. 半導体レイアウトモジュールの自動配置方法であって、
    ネットリストの接続情報に従って生成される配線の特定方向に沿った部分配線を抽出し、前記部分配線の長さの合計を前記特定方向における配線長とする抽出ステップと、
    前記配線長をあらかじめ定められた基準長と比較し判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記配線長が前記基準長以上である場合に、前記部分配線を形成する第1の配線層における単位長さあたりの抵抗値を前記特定方向における単位長さあたりの第1の換算抵抗値とする第1の換算ステップと、
    前記判定ステップで前記配線長が前記基準長未満である場合に、前記部分配線を形成する第2の配線層における単位長さあたりの抵抗値を前記特定方向における単位長さあたりの第2の換算抵抗値とする第2の換算ステップと、
    前記配線長と前記第1または前記第2の換算抵抗値とに基づいて、タイミング制約と比較すべき前記配線の遅延量を算出する遅延推定ステップを有することを特徴とする半導体レイアウトモジュールの自動配置方法。
  3. 前記抽出ステップ、前記判定ステップ、前記第1または前記第2の換算ステップ、および前記遅延推定ステップにより前記ネットリストのすべてのネットに対して前記遅延量を算出し、遅延情報として生成する遅延算出ステップと、
    前記タイミング制約と前記遅延情報を比較し、制約違反を判定する制約チェックステップと、
    前記制約チェックステップで前記遅延情報に制約違反がある場合に、該当する前記ネットが接続されている前記半導体レイアウトモジュールの配置を変更する配置修正ステップをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体レイアウトモジュールの自動配置方法。
  4. 配線領域を挟んで前記特定方向にほぼ等間隔で繰り返し設定された矩形領域へ前記ネットリストに従って前記半導体レイアウトモジュールを隣接して配置する初期配置ステップをさらに有し、
    前記基準長は、前記配置ピッチの整数倍であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体レイアウトモジュールの自動配置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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