JP2006260191A - 遠隔指示システム - Google Patents

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透 中村
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隆裕 天内
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Abstract

【課題】離れた場所にいる者どうしにおいて、一方が行った指示情報が他方の実視野内に重畳的に表示される遠隔指示システムを提供すること。
【解決手段】携帯情報端末100は、コップ150を含む画像を撮像する撮像部104と、所定情報を表示する電子情報表示部101と、電子情報表示部101による画像を実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子102と、観察対象OBJの画像を指示端末200へ送信する通信部107とを有し、指示端末200は、観察対象OBJの画像を表示する電子情報表示部201と、コップ150を指示すると共に、指示されたコップ150に関する指示情報を生成する撮像部204と、指示情報を携帯情報端末100へ送信する通信部207とを有し、電子情報表示部201は、半透過光学素子202により実視野内のコップ150上に左手HDbの画像を重畳的に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遠隔指示システム、特に携帯情報端末を用いて離れた場所で情報のやり取りを行う遠隔指示システムに関するものである。
従来、離れた場所どうしで情報のやり取りを行うシステムが提案されている。例えば特許文献1には、海底や宇宙空間などにおける作業者に対して遠隔地から作業指示を行う作業遠隔指示装置が提案されている。また、例えば特許文献2には、プラント監視または遠隔会議等のように、離れた場所で意思決定を行う遠隔ポインティング装置が提案されている。
特開平7−93508号公報 特開平5−204534号公報
特許文献1に開示された構成では、例えば2つの離れた位置の会議室どうしの遠隔会議において、一方の会議室の映像をカメラで撮影する。そして、撮影された映像を他方の会議室で見ることができる。同様に、他方の会議室で撮影された映像を一方の会議室で見ることができる。このように、双方向に情報のやり取りを行うことができる。しかしながら、ディスプレイに示されている映像を見るシステムである。このように、現実の画像、即ち実視野の画像に基づいていないため、リアリティ感が乏しいという問題を有する。また、特許文献2に開示された構成では、保守員が目視している物体をカメラが撮影する。保守員と離れた場所にいる監視者は、撮影された画像を認識しながら、所定の指示を行う。そして、保守員側では、監視者の指示に応じて、実視野の物体にライトからの光を照射する(ポインティング)。これにより、保守員は、物体の指示された部分を認識できる。しかしながら、この構成では保守員は監視者からの指示を直接実視野内に重畳して見ることができない。このため、リアリティ感に欠けてしまうという問題を有している。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、離れた場所にいる者どうしにおいて、一方が行った指示情報が他方の実視野内に重畳的に表示される遠隔指示システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、携帯情報端末と指示端末とを備える遠隔指示システムであって、携帯情報端末は、指示対象を含む観察対象の画像を撮像する撮像部と、所定の情報を表示する電子情報表示部と、電子情報表示部に表示された画像を実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子と、観察対象の画像を指示端末へ送信する通信部とを有し、指示端末は、観察対象の画像を表示する電子情報表示部と、観察対象の画像から任意の指示対象を指示すると共に、指示された前記指示対象に関する指示情報を生成する指示手段と、指示部材の位置座標を検出する座標検出部と、指示情報を携帯情報端末へ送信する通信部とを有し、携帯情報端末の電子情報表示部は、半透過光学素子を介して、実視野内の指示対象上に指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示することを特徴とする遠隔指示システムを提供できる。
また、本発明の好ましい態様によれば、携帯情報端末は、方位及び位置を検出する方位・位置検出手段、記憶部及び位置座標換算部とをさらに有し、記憶部は、方位・位置検出手段が検出した指示対象を含む画像を指示端末へ送信したときの携帯情報端末の第1の位置及び第1の方位を記憶し、指示端末側では、携帯情報端末が第1の位置及び第1の方位のときに撮像した画像において指示対象を指示し、方位・位置検出手段は、実視野内の指示手段により指示された指示対象上に指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示するときの携帯情報端末の第2の位置及び第2の方位を検出し、記憶部に記憶された第1の位置及び第1の方位と第2の位置及び第2の方位との全部又は一部が重複する場合に、位置座標換算部は、第2の位置及び第2の方位にある携帯情報端末に対し実視野内の指示対象上に指示情報を重畳的に表示するように位置座標を変換することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、指示手段は、観察対象の画像上において、指示部材により任意の指示対象の選択及び指示決定を行う画像決定部を有し、携帯情報端末と指示端末とのいずれか一方は、指示決定したときの画像に対応する携帯情報端末の第3の位置及び第3の方位を記憶する記憶部を有し、携帯情報端末は、記憶部と位置座標換算部とを有し、携帯情報端末の記憶部は、実視野内の指示対象上に指示情報を重畳的に表示するときの携帯情報端末の第4の位置及び第4の方位を記憶し、位置座標換算部は、携帯情報端末において実視野内の指示対象上に前記指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示するように位置座標を変換することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、指示端末は、電子情報表示部に表示された画像を実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子を有し、指示端末は、指示対象を含む画像を虚像として表示することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、指示端末の電子情報表示部は、虚像として表示される画像よりも指示端末の使用者側に指示部材が認識されるように画像を表示することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、指示端末は、観察対象の画像を実像として表示する電子情報表示部を有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、指示端末の撮像部は、指示部材の動きを撮像し、携帯情報端末の電子情報表示部は、動いている状態の指示部材を表示することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、指示端末は、他の指示対象を含む他の観察対象の画像を撮像する撮像部と、所定の情報を表示する電子情報表示部と、電子情報表示部に表示された画像を実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子と、他の観察対象の画像を携帯情報端末へ送信する通信部とを有し、携帯情報端末の電子情報表示部は、半透過光学素子を介して、実視野内の他の指示対象上に指示表示を重畳的に表示し、指示端末の電子情報表示部は、半透過光学素子を介して、実視野内の指示対象上に指示表示を重畳的に表示することが望ましい。
本発明に係る遠隔指示システムは、携帯情報端末と指示端末とを備えている。携帯情報端末の撮像部は、指示対象を含む観察対象の画像を撮像する。電子情報表示部は、所定の情報を表示する。半透過光学素子は、電子情報表示部に表示された画像を実視野中に重畳的に表示する。さらに、通信部は、観察対象の画像を指示端末へ送信する。そして、指示端末の電子情報表示部は、観察対象の画像を表示する。指示端末の使用者は、指示部材を用いて指示対象を含む観察対象の画像において指示対象を指示する。ここで、指示手段は、指示された指示対象に関する指示情報を生成する。指示端末の通信部は、指示情報を携帯情報端末へ送信する。そして、携帯情報端末の電子情報表示部は、半透過光学素子を介して、位置座標に基づいて実視野内の指示手段により指示された指示対象上に指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示する。かかる構成により、指示端末の使用者は、携帯情報端末の使用者が見ている実視野の画像中で指示対象を指示できる。そして、携帯情報端末の使用者は、半透過光学素子を介して実視野内に指示情報に基づく指示表示を重畳して表示できる。この結果、離れた場所にいる者どうしにおいて、一方の指示端末の使用者が行った指示情報に基づく指示表示が、他方の携帯情報端末の実視野内に重畳的に表示される遠隔指示システムを提供できる。
以下に、本発明に係る遠隔指示システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により、この発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る遠隔指示システムの概略構成を示す。使用者OBSaは、携帯情報端末100を用いて観察対象OBJを観察している。観察対象OBJは、机の上に載置されているコップ150と皿151とビン152である。使用者OBSbは、指示端末200を用いて使用者OBSaが観察している観察対象OBJの画像データを受け取り、観察対象OBJの中の任意の対象を選択して指示する。使用者OBSaは、本遠隔指示システムにより、遠隔地に居る使用者OBSbから、観察対象OBJのうちコップ150と皿151とビン152とのいずれを選択するかの指示を受ける。例えば、使用者OBSaは子供であり、使用者OBSbはその子供の母親であるとする。そして、使用者OBSbは、携帯情報端末100と同一の構成の指示端末200を使用している。
携帯情報端末100は、撮像部104と、電子情報表示部101と、半透過光学素子102とカーソル移動部105とを有する。撮像部104として、小型カメラを用いることができる。電子情報表示部101として、液晶表示パネルや有機ELパネルを用いることができる。また、半透過光学素子102は、ハーフミラーやホログラム素子を用いることができる。
図2−1、図2−2は、携帯情報端末100の斜視図である。半透過光学素子102は、観察対象OBJからの光を透過し、電子情報表示部101からの光を使用者OBSaの方向へ反射する。これにより、半透過光学素子102は、電子情報表示部101に表示された後述する指示情報に基づく指示表示を観察対象OBJの実視野に重畳的に表示する。また、使用者OBSaは、カーソル移動部105により、電子情報表示部101に表示されているカーソル(不図示)の位置を所望の位置へ移動させることができる。
図3−1は、携帯情報端末100を上面からみた構成を示す。図3−2は、携帯情報端末100の断面構成を示す。図3−3は、携帯情報端末100を底面から見た構成を示す。図3−1、図3−3に示すように、撮像部104は、光学レンズと、撮像デバイスとから構成されている。撮像デバイスは、例えば2次元CCDを用いることができる。
また、図3−2に示すように、使用者OBSは、半透過光学素子102を透過して観察対象OBJを実視野で観察する。同時に、電子情報表示部101に表示された指示情報に基づく指示表示の像は、半透過光学素子102により使用者OBSaの方向へ反射される。これにより、使用者OBSaは、観察対象OBJを実視野で観察しつつ、重畳して指示情報に基づく指示表示を認識できる。
図6は、本遠隔指示システムの機能ブロックを示す。例として、子供である使用者OBSaが見ている画像の中から、母親である使用者OBSbがコップ150を指示する場合について説明する。使用者OBSaが有する携帯情報端末100と使用者OBSbが有する指示端末200とは無線通信可能に構成されている。携帯情報端末100の撮像部104は、観察対象OBJを撮像する。そして、携帯情報端末100の通信部107は、指示端末200へ画像データの送受信を行なう。撮像部104で撮像された観察対象OBJの画像データは、指示端末200へ送信される。
指示端末200は、基本的な構成が携帯情報端末100と同様のシースルービュアーである。撮像部204は、指示部材210を撮像する。指示部材210は、使用OBSbの身体部分、例えば手の指等、または後述する指示具に対応する。
携帯情報端末100からの観察対象OBJの画像データは、通信部207へ送信される。電子情報表示部201は、指示対象であるコップ150を含む観察対象OBJの画像を表示する。半透過光学素子202は、使用者OBSbの実視野内に指示対象であるコップ150を含む観察対象OBJの画像を重畳的に表示する。
図4の(a)は、使用者OBSbが指示端末200を使用している状態を示す。使用者OBSbは、重畳的に表示されている虚像である観察対象OBJを見ながら、身体部分である左手HDbで指示対象を指示する。左手HDbは、指示部材に対応する。図4の(b)は、使用者OBSbが見ている画像を示す。虚像である観察対象OBJの画像のうち、指示対象であるコップ150を左手HDbで指示している。
指示端末200の撮像部204は、左手HDbを撮像する。図4の(c)は、撮像部204が撮像する左手HDbを示す。座標検出部220は、画像処理により、左手HDbの位置座標を検出する。撮像部200と座標検出部220は、指示手段に対応する。検出された位置座標は、制御部206を介して電子情報表示部201へ送られる。電子情報表示部201は、虚像として表示される観察対象OBJの画像よりも指示端末200の使用者OBSb側に左手HDbが認識されるように画像を表示する。例えば、電子情報表示部201は、左手HDbの画像と重複する領域には観察対象OBJの画像を表示しない。これにより、使用者OBSbは、図4の(b)に示すように、常に虚像よりも手前に左手HDbを認識できる。
指示端末200の通信部207は、撮像された使用者OBSbの左手HDbの画像データとその位置座標を携帯情報端末100へ送信する。左手HDbの画像データとその位置座標は、指示情報に対応する。使用者OBSaの携帯情報端末100の電子情報表示部101は、半透過光学素子102を介して、送信された位置座標に基づいて実視野内の指示対象であるコップ150上に使用者OBSbの左手HDbの画像を重畳的に表示する。このときの「左手HDbの画像」は、指示表示に対応する。
図7は、本遠隔指示システムのシーケンスを示す。シーケンス701において、携帯情報端末100の撮像部104は、子供である使用者OBSaの実視野に見えている観察対象OBJを撮像する。シーケンス702において、携帯情報端末100の通信部107は、撮像された観察対象OBJの画像データを指示端末200へ送信する。
シーケンス703において、指示端末200の通信部207は、携帯情報端末100からの画像データを受信する。シーケンス704において、指示端末200の電子情報表示部201は、コップ150を含む画像を表示する。これにより、使用者OBSbは、指示対象であるコップ150を含む画像の虚像を認識できる。そして、使用者OBSbは、虚像を観察しながら左手HDbで指示対象であるコップ150を指示する。
シーケンス705において、指示端末200の撮像部204は、使用者OBSbの左手HDbを含む実視野の画像を撮像する。シーケンス706において、座標検出部220は、指示部材である左手HDbを画像処理、例えば、パターンマッチングや輪郭抽出などにより認識する。シーケンス707において、座標検出部220は、左手HDbの位置座標を検出する。シーケンス708において、指示端末200の電子情報表示部201は、上述したように、常に虚像よりも手前、即ち使用者OBSb側に左手HDbを認識できるように画像を表示する。シーケンス709において、指示端末200の通信部207は、左手HDbの画像データとその位置座標データ、即ち指示情報を携帯情報端末100へ送信する。
携帯情報端末100の通信部107は、指示端末200からの左手HDbの画像データとその位置座標データを受信する。シーケンス711において、携帯情報端末100の電子情報表示部101は、使用者OBSbの左手HDbの画像(指示表示)を位置座標に対応した位置に表示する。
図5は、子供である使用者OBSaが認識する画像を示す。使用者OBSaは、実視野で見ている観察対象OBJに重畳して使用者OBSbの左手HDbの虚像を認識できる。使用者OBSbの左手HDbは、指示端末200から送信された位置座標に対応した位置に重畳的に表示される。これにより、使用者OBSaは、コップ150を指示する左手HDbを認識できる。この結果、離れた場所にいる者OBSa、OBSbどうしにおいて、一方の使用者OBSbが行った指示情報が他方の使用者OBSaの実視野内に重畳的に表示される遠隔指示システムを得ることができる。
図8は、本発明の実施例2に係る遠隔指示システムの機能ブロックを示す。上記実施例1では、使用者OBSaが見ている実視野の画像と、使用者OBSbが指示を行う虚像の画像とが同じ画像である。これに対して、本実施例では、使用者OBSbは、携帯情報端末100から送信された画像において指示を行う。このとき、使用者OBSbが指示端末200側で指示行為を行っているときに、使用者OBSaは携帯情報端末100を介して見ている実視野の方向を変えてしまうことがある。本実施例は、このようなときでも正確に指示対象に指示情報を重畳的に表示できるものである。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
上記実施例1と同様に、子供である使用者OBSaが見ている画像の中から、母親である使用者OBSbがコップ150を指示する場合について説明する。使用者OBSaが有する携帯情報端末300と使用者OBSbが有する指示端末400とは無線通信可能に構成されている。携帯情報端末300の撮像部104は、観察対象OBJを撮像する。そして、携帯情報端末300の通信部107は、指示端末400へデータの送受信を行なう。撮像部104で撮像された観察対象OBJの画像データは、指示端末400へ送信される。
指示端末400は、実施例1の指示端末200と同様のシースルービュアーである。撮像部204は、使用者OBSbの左手HDbを撮像する。使用者OBSbの身体部分である左手HDbは、指示部材に対応する。
携帯情報端末400からの観察対象OBJの画像データは、通信部207へ送信される。電子情報表示部201は、指示対象であるコップ150を含む観察対象OBJの画像を表示する。半透過光学素子202は、使用者OBSbの実視野内に指示対象であるコップ150を含む観察対象OBJの画像を重畳的に表示する。
図10−1は、使用者OBSbが見ている画像を示す。使用者OBSbは、指示端末400の半透過光学素子202を介して実視野のシーン1001を見ている。虚像である観察対象OBJの画像は、シーン1001の右下の一部の領域に重畳的に表示される。そして、使用者OBSbは、重畳された画像のうち指示対象であるコップ150を左手HDbで指示している。
指示端末400の撮像部204は、左手HDbを撮像する。座標検出部220は、画像処理により、左手HDbの位置座標を検出する。検出された位置座標は、制御部206を介して電子情報表示部201へ送られる。電子情報表示部201は、虚像として表示される観察対象OBJの画像よりも指示端末400の使用者OBSb側に左手HDbが認識されるように画像を表示する。例えば、電子情報表示部201は、左手HDbの画像と重複する領域には観察対象OBJの画像を表示しない。これにより、使用者OBSbは、図10−1に示すように、常に虚像よりも手前に左手HDbを認識できる。
指示端末400の通信部207は、撮像された使用者OBSbの左手HDbの画像データとその位置座標を携帯情報端末300へ送信する。そして、携帯情報端末300の通信部107が、指示端末400から画像データと位置座標を受信したとき、使用者OBSaは携帯情報端末300を使って見ている実視野の方向を変えたときを考える。
図10−2は、使用者OBSaが見ている方向を変えたときの、実視野のシーン1002を示す。観察対象OBJは、シーン1002の中心から図中の右方向へシフトした位置に見えている。使用者OBSaの携帯情報端末300の電子情報表示部101は、観察対象OBJの位置が移動したときでも。後述するシーケンスにより、指示対象であるコップ150上に使用者OBSbの左手HDbを重畳的に表示する。
図9は、本遠隔指示システムのシーケンスを示す。シーケンス901において、携帯情報端末300の撮像部104は、子供である使用者OBSaの実視野に見えている観察対象OBJを撮像する。シーケンス902において、方位・位置検出部108(図8)は、観察対象OBJを撮像したときの携帯情報端末300の第1の位置と第1の方位とを検出する。携帯情報端末300の位置は、例えばGPS(Global Positioning System)による絶対的な位置座標を用いることができる。また、携帯情報端末300の方位とは、携帯情報端末300の向きや傾斜をいう。向きや傾斜は、方位・位置検出部108が備えているジャイロセンサで検出できる。そして、携帯情報端末300の第1の位置、第1の方位は、記憶部302に記憶される。シーケンス903において、携帯情報端末300の通信部107は、撮像された観察対象OBJの画像データを指示端末400へ送信する。
シーケンス904において、指示端末400の通信部207は、携帯情報端末300からの画像データを受信する。シーケンス905において、指示端末400の電子情報表示部201は、図10−1に示すように、コップ150を含む画像を表示する。これにより、使用者OBSbは、指示対象であるコップ150を含む画像の虚像をシーン1001の一部の領域に認識できる。そして、使用者OBSbは、虚像を観察しながら左手HDbで指示対象であるコップ150を指示する。
シーケンス906において、指示端末400の撮像部204は、使用者OBSbの左手HDbを含む実視野の画像を撮像する。シーケンス907において、座標検出部220は、指示部材である左手HDbを画像処理、例えば、パターンマッチングや輪郭抽出などにより認識する。シーケンス908において、座標検出部220は、左手HDbの位置座標を検出する。シーケンス909において、指示端末400の電子情報表示部201は、上述したように、常に虚像よりも手前、即ち使用者OBSb側に左手HDbを認識できるように画像を表示する。シーケンス910において、指示端末400の通信部207は、左手HDbの画像データとその位置座標データ、即ち指示情報を携帯情報端末300へ送信する。
シーケンス911において、携帯情報端末300の通信部107は、指示端末400からの左手HDbの画像データとその位置座標データを受信する。シーケンス912において、方位・位置検出部108は、左手HDbの画像データとその位置座標データを受信したとき、換言するとコップ150上に指示情報に基づく左手HDbの画像データ(指示表示)を重畳的に表示するときの、携帯情報端末300の第2の位置と第2の方位とを検出する。そして、携帯情報端末300の記憶部302は、第2の位置と第2の方位とを記憶する。
シーケンス913において、位置座標変換部301は、記憶部302に記憶された第1の位置及び第1の方位と第2の位置及び第2の方位との全部又は一部が重複する場合に、第2の位置及び第2の方位にある携帯情報端末300に対し実視野のシーン1002内のコップ150を使用者OBSbの左手HDbが指示するように、指示端末400から送信された左手HDbの位置座標を変換する。シーケンス914において、携帯情報端末300の電子情報表示部101は、使用者OBSaの実視野内のコップ150を指示するように左手HDbの画像を表示する。使用者OBSaは、半透過光学素子102を介して、第2の位置及び第2の方位にある携帯情報端末300の実視野のシーン1002において、コップ150を指示する左手HDbを重畳的に認識できる。この結果、離れた場所にいる者OBSa、OBSbどうしにおいて、一方の使用者OBSbが行った指示情報が他方の使用者OBSaの実視野内に重畳的に表示される遠隔指示システムを得ることができる。
図11は、本発明の実施例3に係る遠隔指示システムの機能ブロックを示す。上記実施例2では、使用者OBSaが指示端末400へ送信した画像と、使用者OBSbが指示を行う虚像の画像とが同じ画像である。これに対して、本実施例では、使用者OBSbは、携帯情報端末100から次々に送信されてくる複数の画像、例えば動画のうちから、特定の画像において指示を行う。そして、実施例2と同様に、使用者OBSbが指示端末側で指示行為を行っているときに、使用者OBSaは携帯情報端末を介して見ている実視野の方向を変える。本実施例は、このようなときでも正確に指示対象に指示情報を重畳的に表示できるものである。上記実施例1、実施例2と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
上記実施例1、実施例2と同様に、子供である使用者OBSaが見ている画像の中から、母親である使用者OBSbがコップ150を指示する場合について説明する。使用者OBSaが有する携帯情報端末500と使用者OBSbが有する指示端末600とは無線通信可能に構成されている。携帯情報端末500の撮像部104は、観察対象OBJを撮像する。そして、携帯情報端末500の通信部107は、指示端末600へデータの送受信を行なう。撮像部104で撮像された観察対象OBJの画像データは、指示端末600へ送信される。また、方位・位置検出部108は、画像データを撮像したときの、携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータを検出する。そして、携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータは、画像データと共に指示端末600へ送信される。
指示端末600は、実施例1の指示端末200と同様のシースルービュアーである。撮像部204は、使用者OBSbの左手HDbを撮像する。使用者OBSbの身体部分である左手HDbは、指示部材に対応する。
携帯情報端末500からの観察対象OBJの画像データと、第3の位置、第3の方位のデータとは、通信部207へ次々と送信される。使用者OBSbは、携帯情報端末500から次々と送信されてくる画像の中から任意の画像を選択して、コップ150に対する指示行為を行う。
電子情報表示部201は、指示対象であるコップ150を含む観察対象OBJの画像を表示する。半透過光学素子202は、使用者OBSbの実視野内に指示対象であるコップ150を含む観察対象OBJの画像を重畳的に表示する。そして、使用者OBSbは、重畳された画像のうち指示対象であるコップ150を左手HDbで指示する。
指示端末600の撮像部204は、左手HDbを撮像する。座標検出部220は、画像処理により、左手HDbの位置座標を検出する。検出された位置座標は、制御部206を介して電子情報表示部201へ送られる。電子情報表示部201は、虚像として表示される観察対象OBJの画像よりも指示端末600の使用者OBSb側に左手HDbが認識されるように画像を表示する。例えば、電子情報表示部201は、左手HDbの画像と重複する領域には観察対象OBJの画像を表示しない。これにより、使用者OBSbは、図10−1に示すように、常に虚像よりも手前に左手HDbを認識できる。
使用者OBSbは、画像決定部601により、複数の画像の中からコップ150を左手HDbで指示する画像を選択、決定する。画像決定部601は、例えば指示端末600が備えるシャッターである。使用者OBSbは、シャッターボタン(不図示)を押すことにより、電子情報表示部201に表示されている画像を選択、決定する。撮像部204と画像決定部601とは、指示手段に対応する。
そして、記憶部602は、左手HDbの画像データとその位置座標を記憶する。また、記憶部602は、選択、決定された画像に対応する携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータも記憶する。
指示端末600の通信部207は、撮像された使用者OBSbの左手HDbの画像データとその位置座標と携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータとを携帯情報端末500へ送信する。携帯情報端末500の通信部107が、指示端末600から画像データと位置座標と第3の位置、第3の方位のデータを受信したとき、使用者OBSaは携帯情報端末500を使って見ている実視野の方向を変えたときを考える。
上述した実施例2と同様に、図10−2は、使用者OBSaが見ている方向を変えたときの、実視野のシーン1002を示す。観察対象OBJは、シーン1002の中心から図中の右方向へシフトした位置に見えている。使用者OBSaの携帯情報端末500の電子情報表示部101は、観察対象OBJの位置が移動したときでも。後述するシーケンスにより、指示対象であるコップ150上に使用者OBSbの左手HDbを重畳的に表示する。
図12は、本遠隔指示システムのシーケンスを示す。シーケンス1201において、携帯情報端末500の撮像部104は、子供である使用者OBSaの実視野に見えている観察対象OBJを撮像する。シーケンス1202において、携帯情報端末500の通信部107は、撮像された観察対象OBJの画像データと、画像データを撮像したときの携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータとを指示端末600へ送信する。
シーケンス1203において、指示端末600の通信部207は、携帯情報端末500からの画像データと第3の位置、第3の方位のデータとを受信する。シーケンス1204において、指示端末600の電子情報表示部201は、図10−1に示すように、コップ150を含む画像を表示する。これにより、使用者OBSbは、指示対象であるコップ150を含む画像の虚像をシーン1001の一部の領域に認識できる。そして、使用者OBSbは、虚像を観察しながら左手HDbで指示対象であるコップ150を指示する。
シーケンス1205において、指示端末600の撮像部204は、使用者OBSbの左手HDbを撮像する。シーケンス1206において、座標検出部220は、指示部材である左手HDbを画像処理、例えば、パターンマッチングや輪郭抽出などにより認識する。シーケンス1207において、座標検出部220は、左手HDbの位置座標を検出する。シーケンス1208において、指示端末600の電子情報表示部201は、上述したように、常に虚像よりも手前、即ち使用者OBSb側に左手HDbを認識できるように画像を表示する。
シーケンス1209において、使用者OBSbは、シャッター等の画像決定部601を用いて、指示行為をする画像を選択、決定する。シーケンス1210において、記憶部602は、選択、決定された画像を撮像したときの携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータを記憶する。
シーケンス1211において、指示端末600の通信部207は、左手HDbの画像データとその位置座標データと携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータとを携帯情報端末500へ送信する。
シーケンス1212において、携帯情報端末500の通信部107は、指示端末600からの左手HDbの画像データと、その位置座標データと、携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータとを受信する。シーケンス1213において、方位・位置検出部108は、左手HDbの画像データと、その位置座標データと、携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位のデータとを受信したときの、姿勢を変えた後の状態の携帯情報端末500の第4の位置と第4の方位とを検出する。そして、携帯情報端末500の記憶部302は、第4の位置と第4の方位とを記憶する。
シーケンス1214において、位置座標変換部301は、第4の位置及び第4の方位にある携帯情報端末500に対し、撮像したときの携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位に基づいて、指示端末600から送信された左手HDbの位置座標を変換する。これにより、実視野のシーン1002内のコップ150を使用者OBSbの左手HDbが指示するように表示できる。
シーケンス1215において、携帯情報端末500の電子情報表示部101は、使用者OBSaの実視野内のコップ150を指示するように左手HDbの画像を表示する。使用者OBSaは、半透過光学素子102を介して、第4の位置及び第4の方位にある携帯情報端末500に対し、実視野のシーン1002において、コップ150を指示する左手HDbを重畳的に認識できる。この結果、離れた場所にいる者OBSa、OBSbどうしにおいて、一方の使用者OBSbが行った指示情報が他方の使用者OBSaの実視野内に重畳的に表示される遠隔指示システムを得ることができる。
本実施例では、選択、決定された画像を撮像したときの携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位を指示端末600の記憶部603が記憶している。しかしながら、これに限られず、第3の位置、第3の方位を携帯情報端末500側において記憶する構成でも良い。この構成では、指示端末600は、選択、決定された画像に関する指示情報(画像データとその位置座標)を携帯情報端末500へ送る。次に、携帯情報端末500は、選択、決定された画像と、記憶部302に格納されている、この画像に対応する携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位とを関連付ける。
そして、位置座標変換部301は、第4の位置及び第4の方位にある携帯情報端末500に対して、選択、決定された画像を撮像したときの携帯情報端末500の第3の位置、第3の方位に基づいて、指示端末600から送信された左手HDbの位置座標を変換する。これにより、実視野のシーン1002内のコップ150を使用者OBSbの左手HDbが指示するように表示できる。
(実施例1、2、3の変形例)
次に、上記実施例1、2、3の変形例について説明する。上記実施例1、2、3では使用者OBSbは、指示端末200、400、600として、携帯情報端末100等と同じシースルービュアーを用いている。本変形例では、使用者OBSbの指示端末は、指示対象を含む画像を実像として表示する電子情報表示部を有している。
図13−1は、指示端末700の概略構成を示す。電子情報表示部701は、指示対象であるコップ150を含む観察対象OBJの画像を実像として表示する。電子情報表示部701は液晶パネルや有機EL素子を用いることができる。
本変形例では、使用者OBSbは、指示部材として身体部分の代わりに、棒状の指示具702を用いる。使用者OBSbは、指示具702により、電子情報表示部701に表示されているコップ150を略円形の軌跡703を描くように指示する。電子情報表示部701のカバーガラス(不図示)には、接触センサが設けられている。そして、接触センサは、指示具702の先端とカバーガラスとが接触している部分を検出する。これにより、指示具702の先端の軌跡703を検出できる。
軌跡703の情報は、携帯情報端末100、300、500へ送られる。そして、図13−2に示すように、上記実施例1、2、3と同様にして、使用者OBSaは、実視野のコップ105に重畳して軌跡703を認識できる。
また、指示端末700の撮像部(不図示)により、指示具702を撮像しても良い。このときは、上記各実施例と同様に、使用者OBSaは、携帯情報端末100、300、500において、左手HDbの代わりに、指示具702の画像を実視野のシーン1300に重畳して認識できる。
さらに、左手HDbや指示具702を用いることなく、例えば、カーソル移動部105(図2−1参照)により、指示端末の電子情報表示部201においてカーソルを移動させても良い。これにより、カーソルによっても指示対象であるコップ150を指示することができる。
また、指示端末200、400、600の撮像部204は、使用者OBSbが指示行為を行っている身体部分の動きや指示具の動きを撮像してもよい。そして、携帯情報端末100、300、500と指示端末200、400、600とは、動いている状態の画像のデータを送受信する。これより、例えば、使用者OBSaは、使用者OBSbの左手HDbがビン152の蓋を開ける動作等を認識することができる。
上記実施例1、2、3は、使用者OBSbが指示端末を用いて行った指示行為の情報を、遠隔地に居る使用者OBSaが実視野内で重畳的に認識できるものである。即ち、指示情報は、指示端末200から携帯情報端末100へ一方的に送られている。これに対して、本実施例では、指示情報が双方向に送られる構成である。
携帯情報端末の電子情報表示部は、半透過光学素子を介して、実視野内の他の指示対象上に指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示する。また、指示端末の電子情報表示部は、半透過光学素子を介して、実視野内の指示対象上に指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示する。このことを図14−1、14−2を用いて説明する。
図14−1は、携帯情報端末を用いている使用者OBSbが見ているシーン1400を示す。使用者OBSbは、実視野でコップ150、皿151、ビン152を見ている。図14−2は、指示端末を用いている使用者OBSaが見ているシーン1500を示す。使用者OBSaは、実視野で椅子160、机161を見ている。
使用者OBSbが見ている実視野のシーン1400の右下の領域にはシーン1401が重畳的に虚像として表示されている。シーン1401は、使用者OBSaの実視野の画像である。
また、使用者OBSaが見ている実視野のシーン1500の右下の領域にはシーン1501が重畳的に虚像として表示されている。シーン1501は、使用者OBSbの実視野の画像である。
そして、図14−2のように、使用者OBSaは、左手HDaで椅子160を指示する。また、図14−1のように、使用者OBSbは、左手HDbでコップ150を指示する。これらの指示情報が使用者OBSaの携帯情報端末と、使用者OBSbの携帯情報端末との間で双方向に送受信される。これにより、図14−1、14−2に示すように、それぞれ相手側の画像を実視野に重畳的に虚像として認識できる。そして、双方の通信相手側の左手HDa、HDbを、それぞれの端末において相互に認識できる。
以上説明したように、携帯情報端末として、シースルービュアーを用いている。また、指示端末として、シースルービュアーまたは実像を表示する表示端末を用いることができる。そして、携帯情報端末と指示端末とをいずれの装置を用いて組み合わせる場合でも、上記実施例1、2、3でそれぞれ説明したシステム構成を実現することができる。
また、上記各実施例において、携帯情報端末と指示端末とは、さらに電話機能を有していても良い。これにより、身体部分や指示具に加えて、音声による指示情報を送受信できる。
また、本発明は、上述のシースルービュアー、指示端末に限られず、例えば、公知のヘッド・マウント・ディスプレイ、フェイス・マウント・ディスプレイ、PDA(Personal Digital Assistance)等に適用できる。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形例をとることができる。
以上のように、本発明に係る遠隔指示システムは、いわゆるシースルービュアーを用いるシステムに適している。
実施例1に係る遠隔指示システムの概略構成図である。 携帯情報端末の斜視構成図である。 携帯情報端末の他の斜視構成図である。 携帯情報端末の上面図である。 携帯情報端末の断面図である。 携帯情報端末の底面図である。 指示する他方の使用者が認識する画面等を示す図である。 一方の使用者が認識する画面を示す図である。 実施例1の遠隔指示システムの機能ブロック図である。 実施例1の遠隔指示システムのシーケンスを示す図である。 実施例2の遠隔指示システムの機能ブロック図である。 実施例2の遠隔指示システムのシーケンスを示す図である。 実施例2の他方の使用者が認識する画面等を示す図である。 実施例2の一方の使用者が認識する画面を示す図である。 実施例3の遠隔指示システムの機能ブロック図である。 実施例3の遠隔指示システムのシーケンスを示す図である。 変形例の指示端末の概略構成を示す図である。 変形例の一方の使用者が認識する画面を示す図である。 実施例4の一方の使用者が認識する画面等を示す図である。 実施例4の他方の使用者が認識する画面を示す図である。
符号の説明
100 携帯情報端末
101 電子情報表示部
102 半透過光学素子
104 撮像部
105 カーソル移動部
107 通信部
108 方位・位置検出部
150 コップ
151 皿
152 ビン
160 椅子
161 机
200 指示端末
201 電子情報表示部
202 半透過光学素子
204 撮像部
206 制御部
207 通信部
220 座標検出部
300 携帯情報端末
301 位置座標変換部
302 記憶部
400 指示端末
500 携帯情報端末
600 指示端末
601 画像決定部
602 記憶部
700 指示端末
701 電子情報表示部
702 指示具
1001、1002、1300、1400、1500 シーン
OBJ 観察対象
OBSa、OBSb 使用者
HDa、HDb 左手

Claims (8)

  1. 携帯情報端末と指示端末とを備える遠隔指示システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    指示対象を含む観察対象の画像を撮像する撮像部と、
    所定の情報を表示する電子情報表示部と、
    前記電子情報表示部に表示された画像を実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子と、
    前記観察対象の画像を前記指示端末へ送信する通信部とを有し、
    前記指示端末は、
    前記観察対象の画像を表示する電子情報表示部と、
    前記観察対象の画像から任意の前記指示対象を指示すると共に、指示された前記指示対象に関する指示情報を生成する指示手段と、
    前記指示情報を前記携帯情報端末へ送信する通信部とを有し、
    前記携帯情報端末の電子情報表示部は、前記半透過光学素子を介して、実視野内の前記指示対象上に前記指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示することを特徴とする遠隔指示システム。
  2. 前記携帯情報端末は、方位及び位置を検出する方位・位置検出手段、記憶部及び位置座標換算部をさらに有し、
    前記記憶部は、前記方位・位置検出手段が検出した前記指示対象を含む画像を前記指示端末へ送信したときの前記携帯情報端末の第1の位置及び第1の方位を記憶し、
    前記指示端末側では、前記携帯情報端末が前記第1の位置及び第1の方位のときに撮像した画像において前記指示対象を指示し、
    前記方位・位置検出手段は、実視野内の前記指示手段により指示された前記指示対象上に前記指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示するときの前記携帯情報端末の第2の位置及び第2の方位を検出し、
    前記記憶部に記憶された前記第1の位置及び第1の方位と前記第2の位置及び第2の方位との全部又は一部が重複する場合に、前記位置座標換算部は、前記第2の位置及び第2の方位にある前記携帯情報端末に対し実視野内の前記指示対象上に前記指示情報を重畳的に表示するように前記位置座標を変換することを特徴とする請求項1に記載の遠隔指示システム。
  3. 前記指示手段は、前記観察対象の画像上において、指示部材により任意の前記指示対象の選択及び指示決定を行う画像決定部を有し、
    前記携帯情報端末と前記指示端末とのいずれか一方は、前記指示決定したときの画像に対応する前記携帯情報端末の第3の位置及び第3の方位を記憶する記憶部を有し、
    前記携帯情報端末は、記憶部と位置座標換算部とを有し、
    前記携帯情報端末の前記記憶部は、実視野内の前記指示対象上に前記指示情報を重畳的に表示するときの前記携帯情報端末の第4の位置及び第4の方位を記憶し、
    前記位置座標換算部は、前記携帯情報端末において実視野内の前記指示対象上に前記指示情報に基づく指示表示を重畳的に表示するように前記位置座標を変換することを特徴とする請求項1に記載の遠隔指示システム。
  4. 前記指示端末は、
    前記電子情報表示部に表示された画像を実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子を有し、
    前記指示端末は、前記指示対象を含む画像を虚像として表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遠隔指示システム。
  5. 前記指示端末の前記電子情報表示部は、虚像として表示される画像よりも前記指示端末の使用者側に前記指示部材が認識されるように画像を表示することを特徴とする請求項4に記載の遠隔指示システム。
  6. 前記指示端末は、前記観察対象の画像を実像として表示する電子情報表示部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遠隔指示システム。
  7. 前記指示端末の前記撮像部は、前記指示部材の動きを撮像し、
    前記携帯情報端末の前記電子情報表示部は、動いている状態の前記指示部材を表示することを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の遠隔指示システム。
  8. 前記指示端末は、
    他の指示対象を含む他の観察対象の画像を撮像する撮像部と、
    所定の情報を表示する電子情報表示部と、
    前記電子情報表示部に表示された画像を実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子と、
    前記他の観察対象の画像を前記携帯情報端末へ送信する通信部とを有し、
    前記携帯情報端末の電子情報表示部は、前記半透過光学素子を介して、実視野内の前記他の指示対象上に指示表示を重畳的に表示し、
    前記指示端末の電子情報表示部は、前記半透過光学素子を介して、実視野内の前記指示対象上に指示表示を重畳的に表示することを特徴とする請求項1に記載の遠隔指示システム。
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