JP2006256669A - Sealing bag, ventilation passage structure for sealing bag, and sealing bag manufacturing method - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は、内部を気密状態に保持できる密封袋の通気路の構造及び密封袋及び密封袋の製造方法に関するものである。 The present invention relates to a structure of an air passage for a sealed bag that can keep the inside airtight, a sealed bag, and a method for manufacturing the sealed bag.
従来から、密封部を気密状態に密封することができ、密封部に存在する空気などの各種の気体を袋外部に排出し、その状態を保持するため、あるいは、密封部に各種の気体を充填し、その状態を保持するために、密封部と袋外部とを通気可能に連結するものであり、気体の通過する空間である気流通過空間が閉鎖されることにより、気流を遮断することができる密封袋が用いられている。 Conventionally, the sealing part can be sealed in an airtight state, and various gases such as air existing in the sealing part are discharged to the outside of the bag to maintain the state, or the sealing part is filled with various gases. In order to maintain this state, the sealing part and the outside of the bag are connected so as to be able to ventilate, and the airflow passage space, which is a space through which the gas passes, is closed, thereby blocking the airflow. A sealed bag is used.
上記の密封袋の実施の形態としては、旅行用の衣類圧縮袋など種々のものが存在しているが、その一例として、特許文献1に記載された保管袋101が存在する。これは、図4に示すように、柔軟性を有する樹脂製のシートの所要箇所をヒートシールなどによって接着し、シートに囲まれた空間を有する密封部102を形成した袋体である。
この保管袋101には、密封部102に収納物品Mを出し入れするための開口部103が設けられている。また、この開口部103には、開口部103を密閉状態とするためのチャックなどの閉鎖手段104が設けられている。
As an embodiment of the above-described sealed bag, there are various types such as a clothing compression bag for travel. As an example, there is a
The
そして、この保管袋101には、2枚の対向する袋シート102a,102bの間に中間シート106を挿入した逆止弁105が形成されている。この逆止弁105は、袋シート102a,102bと中間シート106との間にそれぞれ、密封部102から袋外部へと連通する、脱気用の空気通路を有するものであり、袋シート102a,102bと中間シート106とがそれぞれ密着することにより逆止作用をなす。
The
この保管袋101の使用に当たっては、使用者が、収納物品を開口部103から密封部102に挿入し、閉鎖手段104を閉じる。次に、使用者が密封部102を押さえつけて密封部102に存在する空気を逆止弁105から袋外部へと脱気する。ここで、逆止弁105に形成される空気通路は、図示のように直線状に延びるものであるため、脱気は速やかになされる。そして脱気後の状態において、袋周囲の空気の圧力により袋シート102a,102bと中間シート106とが密着し、袋外部の空気が逆流することが阻止される。
この構造の保管袋101は、脱気が速やかになされるものでありつつ、複雑な弁機構を設けることなく、逆止作用を発揮することができ、容易かつ低コストで袋を製造できるという利点がある。
In using the
The
しかしながら、この保管袋101は、袋シート102a,102bの間に中間シート106を挟んだだけのものであるため、各シートに皺が寄るなどして逆止作用が損なわれることがあり、密封部102の脱気状態を短時間しか保持し得ないという欠点を有する。
However, since the
そこで、本願の発明者は、上記の保管袋101の空気通路において、互い違いにシールを施すことにより、空気通路を蛇行させた形態とし、逆止作用を向上させることを考えた。
しかし、上記のように互い違いのシールを単純に形成するだけでは、依然、各シートに皺が寄るなどして逆止作用が損なわれるという、上記欠点は解消されておらず、逆止作用の向上はさほど達成できなかった。
Therefore, the inventor of the present application considered that the air passage was meandered in the air passage of the
However, simply forming the staggered seal as described above still does not eliminate the above-mentioned drawback that the check action is impaired due to wrinkles on each sheet, etc., improving the check action I couldn't achieve that much.
本願発明は上記のことに鑑み、低コストで袋を製造できるという利点を有しつつ、逆止作用を向上できる密封袋の通気路の構造及び密封袋及び密封袋の製造方法を提供することを課題とする。 In view of the above, the present invention provides a structure of an air passage for a sealed bag and an improved manufacturing method of the sealed bag and the sealed bag, which have the advantage that the bag can be manufactured at a low cost, and can improve the check effect. Let it be an issue.
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、密封部2を気密状態に密封できる密封袋1に用いられるものであって、密封部2に存在する気体を袋外部に排出し、その状態を保持するため、あるいは、密封部2に気体を充填し、その状態を保持するために、密封部2と袋外部とを通気可能に連結するものであり、密封部2と袋外部との間の気流が通過する空間である気流通過空間3aが閉鎖されることにより、気流を遮断することができる、密封袋の通気路の構造において、対向する少なくとも2枚の、柔軟性を有する樹脂製シート11,12により構成されており、上記の各シート11,12が重ね合わされて接着されることによって、上下方向に対向する、少なくとも一対の通気路側部シール15,16が形成されており、上記の気流通過空間3aは、上記の各シート11,12の間であり、かつ、上記一対の通気路側部シール15,16の間に形成されたものであり、上側通気路側部シール15と、当該シールに対向する下側通気路側部シール16とにより、左右方向に延びる通気路3が規定されたものであり、この通気路3の一端から他端へと気流が通過可能であって、かつ、上記の各シート11,12が、対向する他のシートと密着することにより、気流が遮断可能とされており、上記の通気路3の一部を横断するようにして、上記の各シート11,12が接着された迂回シール31が、通気路3内の上側と下側とにそれぞれ設けられたものであり、この迂回シール31は少なくとも3つ以上設けられ、かつ、そのうちの上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとはそれぞれ1つ以上が設けられたものとされ、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1とが、一直線上に並んで配位されたことを特徴とする、密封袋の通気路の構造を提供する。
なお、下記の実施例の説明においては、上側通気路側部シールを密封部区画シール14と、下側通気路側部シールをボトムシール15と称する。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
In the following description of the embodiments, the upper air passage side seal is referred to as a sealing
また、本願の請求項2に記載の発明は、対向する3枚のシート11,12,13により構成されており、上記の気流通過空間3aは、上記の各シート11,12,13の間にそれぞれ形成されたものであり、上記一対の通気路側部シール15,16は、略平行に形成されたものであって、上記の各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シールの上端31b1の端面形状が、上記一直線のラインCと一致した形状とされたことを特徴とする、請求項1に記載の密封袋の通気路の構造を提供する。
Further, the invention according to
また、本願の請求項3に記載の発明は、上記3枚のシート11,12,13のうち、少なくとも中間のシート13として、弱粘着性シートが用いられたことを特徴とする、請求項2に記載の密封袋の通気路の構造を提供する。
The invention described in
また、本願の請求項4に記載の発明は、密封部2を気密状態に密封でき、この密封部2に存在する気体を袋外部に排出し、その状態を保持したり、あるいは、密封部2に気体を充填し、その状態を保持できるものであって、密封部2と袋外部とを通気可能に連結する通気路3が、密封部2に隣接して設けられており、この通気路3における、気体の通過する空間である気流通過空間3aが閉鎖されることにより、気流を遮断可能な密封袋1において、対向して配位された、柔軟性を有する樹脂製の袋シート11,12と、上記の袋シート11,12間であり、かつ、少なくともその一部が通気路3に配位されたものである、少なくとも1枚の、柔軟性を有する樹脂製の密着シート13とを備え、この通気路3は、上記の袋シート11,12と密着シート13とが一体に接着された、一対の通気路側部シール15,16により規定されたもので、この通気路3の一端は密封部2に対し、他端は袋外部に対し通気可能とされたものであり、この通気路3には、上記の通気路3の一部を横断するようにして、上記の各シート11,12,13が接着された迂回シール31が、通気路3の上側と下側とにそれぞれ設けられたものであり、この迂回シール31は3つ以上設けられ、かつ、そのうちの上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとはそれぞれ1つ以上設けられたものとされ、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31b1の上端とが、一直線上に並んで配位されたことを特徴とする密封袋を提供する。
In the invention according to
また、本願の請求項5に記載の発明は、密封部2を気密状態に密封でき、この密封部2に存在する気体を袋外部に排出し、その状態を保持したり、あるいは、密封部2に気体を充填し、その状態を保持できるものであって、密封部2と袋外部とを通気可能に連結する通気路3が、密封部2に隣接して設けられており、この通気路3における、気体の通過する空間である気流通過空間3aが閉鎖されることにより、気流を遮断可能な密封袋1の製造方法において、長手方向に切れ目なく供給される、柔軟性を有する樹脂製の袋シート11,12と、長手方向に切れ目なく供給される、柔軟性を有する樹脂製のシートであって、袋シート11,12よりも短手方向の寸法である幅寸法が小さい、少なくとも1枚の密着シート13とを用いるものであり、前面袋シート11と後面袋シート12とに挟まれるようにして、各袋シート11,12の、通気路3が形成される部分に密着シート13が重ね合わされる工程と、各シートの短手方向を横断する袋サイドシール14と、密着シート13の長手方向に沿う通気路側部シール15,16とが形成される工程と、上記の袋サイドシール14を二分するようにして各シート11,12,13が切断される工程とを有することを特徴とする、密封袋の製造方法を提供する。
In the invention according to claim 5 of the present application, the
本願の請求項1または2に記載の発明にあっては、上側迂回シール31aの下端31a1と下側迂回シール31bの上端31b1とが、一直線上に並んで配位されたことにより、脱気が速やかに可能でありながら、今までにない顕著な逆止作用の向上が達成できた、密封袋の通気路の構造を提供できたものである。
また、本願の請求項3に記載の発明にあっては、上記の効果に加え、中間のシート13として、袋シート11,12を構成する樹脂性のシートと対向させた場合に容易に密着可能な性質を有する弱粘着性シートが用いられたことにより、迂回シール31の形成と相まって、逆止作用の向上が図られた、密封袋の通気路の構造を提供できたものである。
また、本願の請求項4に記載の発明にあっては、上側迂回シール31aの下端31a1と下側迂回シール31bの上端31b1とが、一直線上に並んで配位されたことにより、脱気が速やかに可能でありながら、今までにない顕著な逆止作用の向上が達成できた密封袋を提供できたものである。
また、本願の請求項5に記載の発明にあっては、長手方向に切れ目なく供給されるシート11,12,13にヒートシールや切断などの加工が順次なされることにより、密封袋1が次々と形成されるものであるため、製造が比較的容易であり、製造コストを低減することが可能な密封袋の製造方法を提供できたものである。
In the invention according to
In addition, in the invention described in
Further, in the invention according to
Further, in the invention according to claim 5 of the present application, the
以下、本願発明の実施形態に係る密封袋の一例として、圧縮袋をとりあげて説明する。これは例えば旅行の際に、衣類などの収納物品Mを収納し、袋内を脱気して圧縮した状態でトランクに収納するために用いられる。なお、本願発明に係る圧縮袋は簡易タイプとして位置付けられたものであり、完璧な逆止効果は必要とされておらず、ある程度の時間脱気状態が保たれれば良いものである。 Hereinafter, a compressed bag will be described as an example of a sealed bag according to an embodiment of the present invention. This is used, for example, for storing a storage article M such as clothing, and storing it in a trunk in a state where the bag is deaerated and compressed when traveling. Note that the compression bag according to the present invention is positioned as a simple type and does not require a perfect check effect, and only needs to maintain a deaerated state for a certain period of time.
本例では、袋内を脱気して用いる袋について説明するが、本願発明はこれに限られるものではなく、袋内に気体を充填して用いる袋についても適用が可能である。
なお、本願発明に係る請求の範囲や明細書における、「前後」、「上下左右」、「縦横」などの位置や方向を示す表現は、位置を特定するために、図1に示したように配位した場合を基準として便宜上決定したものであって、本願発明を、この説明通りの位置関係のものに限定して解釈すべきではない。
In this example, a bag that is used after degassing the bag will be described. However, the present invention is not limited to this, and can be applied to a bag that is filled with gas.
In addition, in the claims and specifications according to the present invention, the expressions indicating the position and direction such as “front and rear”, “up and down left and right”, and “vertical and horizontal” are as shown in FIG. It is determined for the sake of convenience based on the coordinated case, and the present invention should not be interpreted as being limited to the positional relationship as described.
本例の圧縮袋1は、図1に示すように、気密状態に密封できる密封部2と、密封部2に隣接して設けられた通気路3とを有する。
As shown in FIG. 1, the
この圧縮袋1は、図2に示すように、図示縦長の長方形である袋シート(前面袋シート11、後面袋シート12)、そして、図示横長の長方形であり、袋シート11,12よりも縦寸法の小さな密着シート13から構成され、各シート11,12,13が対向して配位されたものである。なお、密着シート13は、場合によっては省略しても良い。
上記の構成部材である各シート11,12,13は柔軟性を有する樹脂製のシートが用いられている。各シート11,12,13としては、長手方向に切れ目なく連続する長尺シートが用いられ、後述するように各シート11,12,13の所定位置がヒートシールなどにより接着された上で切断され、密封部2や通気路3が区画された袋体として形成される。
As shown in FIG. 2, the
As each of the
前面袋シート11と後面袋シート12とは、対向して配位されることにより、圧縮袋1の外側部分が構成される。
本例においては、袋シート11,12として、同形のシートが2枚用いられたものであるが、1枚のシートを折り畳み、折目を挟んだ一方側を前面袋シート11、他方側を後面袋シート12としても良い。また、例えば圧縮袋1を二重袋とする場合、3枚以上のシートを袋シートとしても用いても良く、種々に変更して実施し得る。
この袋シート11,12を構成する樹脂製のシートとしては、複数の樹脂フィルム、例えば複数のポリエチレンフィルムを接着して積層したものや、ポリエチレンフィルムとナイロンフィルムとを接着して積層したものなどが例示できる。なお、このように複数の樹脂フィルムが積層されたシートは、単一の素材からなるシートよりも一般的である。また、ポリエチレンフィルムはヒートシール性を有するが、ナイロンフィルムはヒートシール性を有さないため、後述のようにヒートシールを行う際には、樹脂製のシートにおけるポリエチレンフィルム同士を対向させて行う必要がある。
The
In this example, two sheets of the same shape are used as the
Examples of the resin sheet constituting the
また、本例における密着シート13には弱粘着シートが用いられており、後述する迂回シール31の形成と相まって、逆止作用の向上が図られている。この密着シート13は、上記の袋シート11,12に挟まれるように配位されるものである。
本例においては、密着シート13は1枚だけが用いられたものであるが、2枚以上のシートを用いても良く、種々に変更して実施し得る。
ここで弱粘着シートとは、上記の袋シート11,12を構成する樹脂性のシートと対向させた場合に容易に密着が可能な性質を有するものとして規定される。
この密着シート13は、ポリエチレン(LDPE及びHDPE)にエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)を配合した樹脂が用いられたものである。このようにEVAを配合することで、柔軟性を向上させることができ、袋シート11,12と同一素材からなるシートを対向させた場合に比べ、シート同士を密着させやすくできる。
なお、密着シート13を省略する場合においては、袋シート11,12のうち少なくとも一方の、通気路3を形成する部分の内面に、弱粘着シートと同様に、EVAを配合した樹脂を積層しておき、通気路3における袋シート11,12の密着を容易とすることが望ましい。また、袋シート11,12の全体を密着シート13と同様の組成の樹脂が用いられたものとしても良い。
Further, a weak adhesive sheet is used for the
In this example, only one
Here, the weak pressure-sensitive adhesive sheet is defined as having a property that allows easy adhesion when facing the resinous sheet constituting the
The
In the case where the
密封部2は、前面袋シート11と後面袋シート12との間に形成された、収納物品Mを収納可能な空間を有するものとされる。
具体的には、図1に示すように、重ね合わされた、袋シート11,12、密着シート13が一体に接着されたものであって、密封袋1の左右両端を規定する袋サイドシール14と、図示左右方向に延びる区画シール15とにより規定された、区画シール15及びその延長線よりも上側の部分である。なお、区画シール15は、密封部2と通気路3とが連通する部分には設けられていない。この部分が通気路入口部3bであり、密封部2から通気路3へと気流が通過可能となっている。
The sealing
Specifically, as shown in FIG. 1, the overlapped
ここで、前面袋シート11と後面袋シート12の上端辺は接着がなされておらず、開口部1aとなる。この開口部1aを通して、密封部2に収納物品Mを出し入れすることができる。なお、本例においては、開口部1aに閉鎖手段4が設けられており、開口部1aを気密状態として閉じることができる。本例における閉鎖手段4は、袋シート11,12のいずれか一方側には凸部を備え、他方には凹部を備え、この凸部と凹部とを嵌め合わせることによって開口部21を閉鎖できる構造の樹脂製のチャックが採用されているが、閉鎖手段4はこれに限定されるものではなく、種々のものが利用できる。また、場合によっては、この開口部1aを通じて収納物品Mを密封部2に収納した後、開口部1aをヒートシールなどにより接着してしまい、開封不能な状態としても良い。
Here, the upper end sides of the
通気路3は、密封部2に収納物品Mを収納し、密封部2における空間に存在する空気を袋外部へ脱気する際において、空気が通過するように、密封部2と袋外部との間の気流が通過する空間である気流通過空間3aが形成される部分を有する。
通気路3は、上記の袋サイドシール14と、区画シール15及びその延長線、及び、袋シート11,12、密着シート13が一体に接着されたものであって、図示左右方向に延びるものであり、密封袋1の下端を規定するボトムシール16及びその延長線により規定された、区画シール15及びその延長線よりも下側の部分である。ここで本例では、区画シール15とボトムシール16とは、略平行に形成されており、この、上下方向に対向する一対のシールにより、通気路3の上下端が規定される。
なお、密着シート13は、少なくともその一部が通気路3に配位されたものであれば良く、本例のように、密着シート13の図示上端と区画シール15とが一致しておらず、密封部2へとまたがって設けられたものであっても良い。
また、例えば、区画シール15とボトムシール16とを相対的にテーパ状となるように配位し、通気路3が末広がりの形態を呈するものとしたり、区画シール15を湾曲した形状としても良い。
The
The
Note that the
Further, for example, the
また、ボトムシール16は、密封部2と通気路3とが連通する部分には設けられていない。この部分が通気路出口部3cであり、通気路3から袋外部へと気流が通過可能となっている。よって、通気路3の一端である通気路入口部3bから、同他端である通気路出口部3cへと通気が可能である。
Further, the
本例においては、圧縮袋1の1つ当たりにつき、通気路3が1つだけ設けられたものとされているが、圧縮袋1の1つ当たりにつき、2つ以上の通気路3を設けたものであっても良い。また、本例においては、図1に示すように、密封部2の下部に、左右方向に延びるようにして通気路3が形成されているが、密封部2と通気路3との位置関係は、これに限定されるものではなく、例えば、密封部2の左右に通気路3を形成したものであっても良い。
In this example, only one
気流通過空間3aは、通気路3において気流が通過する空間である。本例における気流通過空間3aは、前面袋シート11と密着シート13との間、そして後面袋シート12と密着シート13との間にそれぞれ形成されるため、気流通過空間3aは、前後方向に並んで存在することとなる。この気流通過空間3aは、袋シート11,12と密着シート13とが密着することにより閉鎖される。この各シートの密着は、袋外の大気圧によってなされるものである。
The
ここで、図1に示すように、本例の通気路3には迂回シール31が形成されている。この迂回シール31は、通気路3の一部を図示上下方向に横断するように、上記の各シート11,12,13が接着されたものであって、通気路3の上側と下側とにそれぞれ分けて設けられている。具体的には、図1に示すように、区画シール15とボトムシール16とからそれぞれ、角度45°の関係で通気路3の中央へと張り出すように形成された直線状のシールであり、そのうち、上側迂回シール31aは先端(下端31a1)に向かうにつれ左側へ向かうように、下側迂回シール31b(上端31b1)は先端に向かうにつれ右側へ向かうように形成されている。
Here, as shown in FIG. 1, a
この迂回シール31は、通気路3の1つ当たりにつき、少なくとも3つ以上が設けられ、かつ、そのうちの上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとはそれぞれ1つ以上が設けられたものとされている。
本例においては、図1に示すように、上側迂回シール31aが4つ、下側迂回シール31bが3つ、それぞれ交互に設けられている。これにより、脱気の際に通気路3を通過する気流は、各迂回シール31の間を蛇行して流れる。
At least three or more detour seals 31 are provided for each
In this example, as shown in FIG. 1, four upper detour seals 31a and three lower detour seals 31b are alternately provided. As a result, the airflow passing through the
そして、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1とが、一直線上に並んで配位されている。本例では、通気路3の上下方向における中心線Cと一致している。
上記のように、脱気の際に通気路3を通過する気流は、各迂回シール31の間を蛇行して流れるが、本例の通気路3においては、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1とが、一直線上に並んで配位されていることにより、従来から公知であった、各上側迂回シールの下端の方が各下側迂回シールの上端よりも上方に配位され、各上側迂回シールが互い違いに配位された通気路におけるものに比べ、気流の蛇行を緩やかにできる。よって、本願発明における通気路3は、脱気が速やかに可能なものであり、従来よりも優れている。
And the lower end 31a1 of each
As described above, the airflow passing through the
このように通気路内に交互にシールを設けた構造は、上記にも述べた通り、公知のものであるが、本願発明は、上記のように、各上側迂回シール31aの下端と各下側迂回シール31bの上端とが、一直線上に並んで配位されたことを最大の特徴とするものであり、このような構造は従来存在しなかったものである。
このように各迂回シール31の先端を一直線状に揃えたことにより、上記のように脱気が速やかに可能でありながら、今までにない顕著な逆止作用の向上が達成できたものである。これについては、後述する実験結果(表1)を参照されたい。
As described above, the structure in which the seals are alternately provided in the air passage in this way is a known one. However, as described above, the present invention provides a lower end and a lower side of each
As described above, by aligning the tips of the detour seals 31 in a straight line, it is possible to quickly deaerate as described above, and at the same time, a remarkable improvement in the non-return action has been achieved. . For this, refer to the experimental results (Table 1) described later.
各迂回シール31の先端は、完全に一直線上に配位されることが望ましいが、加工精度の関係から、本来の一直線のライン(本例では中心線C)を基準として、通気路3の上下方向の内寸に対する比率で±10%までは許容される。本例においては、通気路3の上下方向の内寸は35mmとされており、これに対する許容値は±3.5mmである。
また、各迂回シール31の先端を結ぶ一直線状のラインは、通気路3の上下方向の中心線Cと一致することが望ましいが、これについても、当該中心線からの偏りが、通気路3の上下方向の内寸に対する比率で±25%までは許容される。本例においては、±9mmが許容値となる。
また、各迂回シール31の左右方向の間隔は、本例においては、通気路3の上下方向の内寸と等しい35mm間隔で形成されている。これについては、通気路3の上下方向の内寸を基準として、±30%までの範囲とすることが望ましい。本例においては、35±10mmである。
Although it is desirable that the tip of each
In addition, it is desirable that the straight line connecting the tips of the detour seals 31 coincides with the center line C in the vertical direction of the
Further, in the present example, the bypass seals 31 are formed at intervals of 35 mm that are equal to the inner dimension of the
また、上記の各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1の端面形状自体を、上記一直線のラインと一致した形状とすることが望ましい。これは、後述するように、各迂回シール31の端部を結ぶ線が折り代のような機能を果たし、各迂回シール31の先端間において各シート11,12,13を確実に密着させることができるからである。本例においては、図1に示すように、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1とが、中心線Cによって削り落とされたような形状とされている。
なお、迂回シール31の各端部の形状については、丸い形状や尖った形状で実施しても良いが、上記のように折り代のような機能は相対的に弱くなる。よって、最も高い逆止作用が期待できる形状は、このように、上記一直線のラインと一致した形状である。
In addition, it is desirable that the end face shapes of the lower end 31a1 of each of the upper detour seals 31a and the upper end 31b1 of each of the lower detour seals 31b are the same as the straight line. This is because, as will be described later, the line connecting the end portions of the detour seals 31 functions as a folding allowance, and the
In addition, about the shape of each edge part of the
本例では、上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとが、1つづつ交互に配位されたものとされているが、これに限らず、複数の迂回シール31を通気路3の上側あるいは下側に2つ以上連続して配位したものであっても良い。
また、本例では、上側迂回シール31aの上端が区画シール15と重ねて形成されており、下側迂回シール31bの下端がボトムシール16と重ねて形成されたものとされているが、これに限られず、各迂回シール31と区画シール15あるいはボトムシール16との間に隙間が存在していても良い。
また、本例では区画シール15とボトムシール16とに対し、角度45°の関係をもって迂回シール31を形成しているが、これに限定されず、種々の角度にて実施が可能である。また、本例では迂回シール31が直線状のシールとして形成されたものであるが、通気路3内の気流に沿う湾曲した形状として形成しても良いし、図3に示すように、台形などの形状としても良い。
また、前面袋シート11と密着シート13との間、及び後面袋シート12と密着シート13との間において、中心線Cの上下10mm程度の範囲で帯状に、シリコンオイルなどの不活性の液体を脱気を阻害しない程度の量配位しても良い。これにより、各シートがより密着しやすくなり、更に逆止作用を向上させることができる。
In this example, the
In this example, the upper end of the
Further, in this example, the
Further, between the
この迂回シール31の形態がもたらす作用については、あくまでも、仮説ではあるが、空気通路3内における各シート11,12,13が密封部2を脱気した状態とした際において、各迂回シール31の端部を結ぶ線(本例では中心線Cと一致)が折り代のような機能を果たし、各シート11,12,13が湾曲するため、この線上においては各シート間で皺が寄りにくくなるためであると考えられる。
具体的に、図1に示した形状の通気路3において、逆流しようとする気流は、1組の上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとの間を通り抜けようとするが、その際、この1組の上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとの間で各シート11,12,13が湾曲しており、ここで当該気流が阻止されるのである。
なお従来、単に迂回シールを交互に形成しただけのものにおいては、この迂回シールの端部を結ぶ線が左右方向に一直線状とはならず、ジグザグとなっていたため、各シート11,12,13に皺が寄り易く、その皺を、逆流しようとする気流が通り抜けることによって逆止作用が低下していたのではないかと推察される。
About the effect | action which this form of the
Specifically, in the
Conventionally, in the case where the detour seals are simply formed alternately, the line connecting the end portions of the detour seals is not straight in the left-right direction, and is zigzag. It is presumed that the non-returning action has been reduced by the tendency of the soot to easily approach the air and the airflow trying to flow back through the soot.
次に、本例の圧縮袋1の製造方法について述べる。本例の圧縮袋1の製造に当たっては、上記の袋シート11,12及び弁体シート13には、長手方向に切れ目なく連続する、柔軟性を有するシートが用いられており、各工程に連続して供給され、ヒートシールや切断などの加工が順次なされる。
Next, the manufacturing method of the
まず、前面袋シート11と後面袋シート12の各々の、完成後に圧縮袋1の開口部1aとなる部分である、図示上端部にヒートシールにより閉鎖部材4が取り付けられる。この閉鎖部材4は本例においては、袋シート11,12のうち一方側には凸部が、他方には凹部が配位されるチャックであって、上記の各シート11,12,13と同様、長手方向に切れ目なく連続して各工程に供給されるものである。
First, each of the
上記の閉鎖部材4の取り付けと同時に、前面袋シート11と後面袋シート12との間に
挟まれるようにして、密着シート13が重ねられた状態とされる。この密着シート13は、袋シート11,12よりも短手方向の寸法である幅寸法が小さいものであって、袋シート11,12の、通気路3が形成される予定部分に重ねられる。
そして、上記の状態にある各シート11,12,13同士がヒートシールにより、袋サイドシール14、区画シール15、ボトムシール16が形成されて接着される。また、この際同時に迂回シール31も形成される。
この各シール14,15,16,31の形成にあっては、通気路3の気流通過空間3aが形成される部分に、ヒートシールの熱及びヒートシールを施すための金型の圧力がかからないものとされているため、通気路3の形成について全く悪影響を及ぼさず、圧縮袋1を脱気する際に速やかに気流通過空間3aを形成することができる。
Simultaneously with the attachment of the closing
And each sheet |
In the formation of each of the
そして、袋サイドシール14を二等分するようにして、図示上下方向に各シート11,12,31,及び閉鎖手段4が切断されることにより、圧縮袋1が完成する。
本願発明に係る圧縮袋1の製造方法では、長手方向に切れ目なく連続するシート11,12,13と閉鎖手段4とを用い、各工程に連続して供給され、ヒートシールや切断などの加工が順次なされることにより、圧縮袋1が次々と形成されるものであるため、製造が比較的容易であり、製造コストを低減することが可能である。
And the
In the manufacturing method of the
次に、本願の発明者が、本例の圧縮袋1の効果を実証する実験を行ったので、これについて説明する。
検体として、横寸法260mm×縦寸法380mm、横寸法350mm×縦寸法500mm、横寸法400mm×縦寸法500mmの3種の圧縮袋を3組づつ製作した。それぞれの組においては、通気路3の中心線Cを基準として、迂回シール31の先端部が、一致しているもの(Aタイプ)、3mmずつ越えているもの(Bタイプ)、6mmずつ越えているもの(Cタイプ)の3種を製作して、それぞれについて実験を行なった。
実験内容は、収納物Mとして厚さ5cmの1枚物のスポンジを用い、このスポンジを密封部2に入れ、チャック4を閉鎖した上で、通気路3から密封部2の空間及びスポンジに含まれる空気を手で押し出して、脱気状態とした。そして、一定時間ごとに、脱気状態が保持されているかどうかを目視にて観測し、5段階で評価した。その結果を表1に示す。
Next, the inventor of the present application conducted an experiment demonstrating the effect of the
As samples, three sets of three types of compression bags each having a horizontal dimension of 260 mm × a vertical dimension of 380 mm, a horizontal dimension of 350 mm × a vertical dimension of 500 mm, and a horizontal dimension of 400 mm × a vertical dimension of 500 mm were manufactured. In each set, with the center line C of the
The contents of the experiment include a single sponge having a thickness of 5 cm as the storage M, put this sponge in the sealing
上記の実験結果より、Aタイプ及びBタイプの圧縮袋については使用に耐えることが確認できた。
また、Cタイプについては、従来の、ただ単に交互のシールを設けたタイプに相当すると言え、これに比べて、本願発明の範囲に含まれるAタイプ及びBタイプの圧縮袋は逆止効果が向上していることが実際に確認できた。
From the above experimental results, it was confirmed that the A type and B type compression bags can be used.
In addition, it can be said that the C type is equivalent to the conventional type simply provided with an alternating seal. Compared with this, the A type and B type compression bags included in the scope of the present invention have an improved check effect. I was able to confirm that it was actually.
また、特許文献1に記載の発明に係る保管袋101の実施品を本願発明者が入手し、上記と同様の実験を行なったので、これについても記す。
当該保管袋101は、図4に示す構造であって、サイズは大小2種類であり、大型の袋が横寸法460mm×縦寸法570mm、小型の袋が横寸法350mm×縦寸法500mmである。空気通路の幅はいずれも30mmである。
上記と同要領で実験を行なったところ、大型の袋においては、表1に記載したものと同一の評価で、3時間経過後が△、6時間経過後が×であった。また、小型の袋においては、3時間経過後が○、6時間経過後が△、12時間経過後が×であった。
よって、実施品ベースでの比較ではあるが、本願発明に係る圧縮袋が、特許文献1に係る保管袋101よりも高い逆止効果を有することが推認できる結果となった。
Moreover, since the inventor of this application obtained the implementation product of the
The
When an experiment was performed in the same manner as described above, the evaluation was the same as that described in Table 1 for a large-sized bag, and Δ after 3 hours and x after 6 hours. In the case of a small bag, ○ after 3 hours, Δ after 6 hours, and × after 12 hours.
Therefore, although it is a comparison on the basis of an actual product, it can be inferred that the compressed bag according to the present invention has a higher check effect than the
1 密封袋
11 前面袋シート
12 後面袋シート
13 密着シート
14 袋サイドシール
15 区画シール
16 ボトムシール
2 密封部
3 通気路
3a 気流通過空間
31 迂回シール
31a 上側迂回シール
31a1 上側迂回シールの下端
31b 下側迂回シール
31b1 下側迂回シールの下端
C 一直線のライン、中心線
DESCRIPTION OF
Claims (5)
密封部(2)に存在する気体を袋外部に排出し、その状態を保持するため、
あるいは、密封部(2)に気体を充填し、その状態を保持するために、密封部(2)と袋外部とを通気可能に連結するものであり、
密封部(2)と袋外部との間の気流が通過する空間である気流通過空間(3a)が閉鎖されることにより、気流を遮断することができる、密封袋の通気路の構造において、
対向する少なくとも2枚の、柔軟性を有する樹脂製シート(11,12)により構成されており、
上記の各シート(11,12)が重ね合わされて接着されることによって、上下方向に対向する、少なくとも一対の通気路側部シール(15,16)が形成されており、
上記の気流通過空間(3a)は、上記の各シート(11,12)の間であり、かつ、上記一対の通気路側部シール(15,16)の間に形成されたものであり、
上側通気路側部シール(15)と、当該シールに対向する下側通気路側部シール(16)とにより、左右方向に延びる通気路(3)が規定されたものであり、
この通気路(3)の一端から他端へと気流が通過可能であって、かつ、上記の各シート(11,12)が、対向する他のシートと密着することにより、気流が遮断可能とされており、
上記の通気路(3)の一部を横断するようにして、上記の各シート(11,12)が接着された迂回シール(31)が、
通気路(3)内の上側と下側とにそれぞれ設けられたものであり、
この迂回シール(31)は少なくとも3つ以上設けられ、かつ、そのうちの上側迂回シール(31a)と下側迂回シール(31b)とはそれぞれ1つ以上が設けられたものとされ、
各上側迂回シール(31a)の下端(31a1)と各下側迂回シール(31b)の上端(31b1)とが、一直線上に並んで配位されたことを特徴とする、密封袋の通気路の構造。 Used for the sealing bag (1) capable of sealing the sealing part (2) in an airtight state,
In order to discharge the gas present in the sealing part (2) to the outside of the bag and maintain the state,
Alternatively, in order to fill the sealing part (2) with gas and maintain the state, the sealing part (2) and the outside of the bag are connected so as to be able to ventilate,
In the structure of the air passage of the sealed bag, the air flow passage space (3a), which is a space through which the air flow between the sealing portion (2) and the outside of the bag passes, can be closed, and the air flow can be blocked.
It is composed of at least two opposing resin sheets (11, 12) having flexibility,
Each of the sheets (11, 12) is overlapped and bonded to form at least a pair of air passage side seals (15, 16) facing in the vertical direction,
The airflow passage space (3a) is formed between the respective sheets (11, 12) and between the pair of air passage side seals (15, 16).
The upper air passage side seal (15) and the lower air passage side seal (16) facing the seal define the air passage (3) extending in the left-right direction.
Airflow can pass from one end to the other end of the air passage (3), and each of the sheets (11, 12) can be in close contact with other facing sheets, so that the airflow can be blocked. Has been
A detour seal (31) to which each of the sheets (11, 12) is bonded so as to cross a part of the air passage (3),
Provided on the upper side and the lower side in the air passage (3),
At least three or more detour seals (31) are provided, and one or more of the upper detour seal (31a) and the lower detour seal (31b) are provided.
The vent of the sealing bag is characterized in that the lower end (31a1) of each upper detour seal (31a) and the upper end (31b1) of each lower detour seal (31b) are aligned in a straight line. Construction.
上記の気流通過空間(3a)は、上記の各シート(11,12,13)の間にそれぞれ形成されたものであり、
上記一対の通気路側部シール(15,16)は、略平行に形成されたものであって、
上記の各上側迂回シール(31a)の下端(31a1)と各下側迂回シールの上端(31b1)の端面形状が、上記一直線のライン(C)と一致した形状とされたことを特徴とする、請求項1に記載の密封袋の通気路の構造。 It consists of three sheets (11, 12, 13) facing each other,
The airflow passage space (3a) is formed between the sheets (11, 12, 13),
The pair of air passage side seals (15, 16) are formed substantially in parallel,
The end face shape of the lower end (31a1) of each upper detour seal (31a) and the upper end (31b1) of each lower detour seal is a shape that matches the straight line (C). The structure of the air passage of the sealed bag according to claim 1.
密封部(2)と袋外部とを通気可能に連結する通気路(3)が、密封部(2)に隣接して設けられており、
この通気路(3)における、気体の通過する空間である気流通過空間(3a)が閉鎖されることにより、気流を遮断可能な密封袋(1)において、
対向して配位された、柔軟性を有する樹脂製の袋シート(11,12)と、
上記の袋シート(11,12)間であり、かつ、少なくともその一部が通気路(3)に配位されたものである、少なくとも1枚の、柔軟性を有する樹脂製の密着シート(13)とを備え、
この通気路(3)は、上記の袋シート(11,12)と密着シート(13)とが一体に接着された、一対の通気路側部シール(15,16)により規定されたもので、この通気路(3)の一端は密封部(2)に対し、他端は袋外部に対し通気可能とされたものであり、
この通気路(3)には、上記の通気路(3)の一部を横断するようにして、上記の各シート(11,12,13)が接着された迂回シール(31)が、通気路(3)の上側と下側とにそれぞれ設けられたものであり、
この迂回シール(31)は3つ以上設けられ、かつ、そのうちの上側迂回シール(31a)と下側迂回シール(31b)とはそれぞれ1つ以上設けられたものとされ、
各上側迂回シール(31a)の下端(31a1)と各下側迂回シール(31b1)の上端とが、一直線上に並んで配位されたことを特徴とする密封袋。 The sealing part (2) can be sealed in an airtight state, and the gas present in the sealing part (2) is discharged to the outside of the bag, or the state is maintained, or the sealing part (2) is filled with gas, Can maintain state,
An air passage (3) that connects the sealing portion (2) and the outside of the bag so as to allow ventilation is provided adjacent to the sealing portion (2).
In the sealing bag (1) capable of shutting off the airflow by closing the airflow passage space (3a), which is a space through which gas passes, in the air passage (3),
A flexible plastic bag sheet (11, 12), which is coordinated oppositely;
At least one flexible resin adhesive sheet (13) between the bag sheets (11, 12) and at least a part of which is coordinated with the air passage (3). )
The air passage (3) is defined by a pair of air passage side seals (15, 16) in which the bag sheet (11, 12) and the contact sheet (13) are integrally bonded. One end of the air passage (3) can be ventilated to the sealing part (2) and the other end to the outside of the bag.
A bypass seal (31) to which each of the sheets (11, 12, 13) is bonded so as to cross a part of the air passage (3) is provided in the air passage (3). (3) provided on the upper side and the lower side,
Three or more detour seals (31) are provided, and one or more of the upper detour seal (31a) and the lower detour seal (31b) are provided.
A sealing bag, wherein a lower end (31a1) of each upper bypass seal (31a) and an upper end of each lower bypass seal (31b1) are aligned in a straight line.
密封部(2)と袋外部とを通気可能に連結する通気路(3)が、密封部(2)に隣接して設けられており、
この通気路(3)における、気体の通過する空間である気流通過空間(3a)が閉鎖されることにより、気流を遮断可能な密封袋(1)の製造方法において、
長手方向に切れ目なく供給される、柔軟性を有する樹脂製の袋シート(11,12)と、
長手方向に切れ目なく供給される、柔軟性を有する樹脂製のシートであって、袋シート(11,12)よりも短手方向の寸法である幅寸法が小さい、少なくとも1枚の密着シート(13)とを用いるものであり、
前面袋シート(11)と後面袋シート(12)とに挟まれるようにして、各袋シート(11,12)の、通気路(3)が形成される部分に密着シート(13)が重ね合わされる工程と、
各シートの短手方向を横断する袋サイドシール(14)と、
密着シート(13)の長手方向に沿う通気路側部シール(15,16)とが形成される工程と、
上記の袋サイドシール(14)を二分するようにして各シート(11,12,13)が切断される工程とを有することを特徴とする、密封袋の製造方法。 The sealing part (2) can be sealed in an airtight state, and the gas present in the sealing part (2) is discharged to the outside of the bag, or the state is maintained, or the sealing part (2) is filled with gas, Can maintain state,
An air passage (3) that connects the sealing portion (2) and the outside of the bag so as to allow ventilation is provided adjacent to the sealing portion (2).
In the manufacturing method of the sealed bag (1) capable of blocking the airflow by closing the airflow passage space (3a) which is a space through which the gas passes in the air passage (3),
A flexible bag sheet (11, 12) that is supplied in the longitudinal direction without breaks;
At least one adhesive sheet (13) which is a resin sheet having flexibility, which is supplied in a continuous manner in the longitudinal direction, and is smaller in width than the bag sheet (11, 12). ) And
The adhesive sheet (13) is superimposed on the portion of each bag sheet (11, 12) where the air passage (3) is formed so as to be sandwiched between the front bag sheet (11) and the rear bag sheet (12). And the process
A bag side seal (14) crossing the transverse direction of each sheet;
A step of forming a ventilation path side seal (15, 16) along the longitudinal direction of the adhesive sheet (13);
A method for producing a sealed bag, comprising: cutting each sheet (11, 12, 13) so as to bisect the bag side seal (14).
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