JP2006246615A - 給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非接触の電磁誘導方式により給電を行う給電装置におけるキックバック電圧から、当該給電装置内の他の回路等を有効に保護することが可能な給電装置を提供することにある。
【解決手段】 非接触の電磁誘導作用により受電コイルに対して給電する給電コイル1と、給電コイル1に対して電力を印加する給電部2と、備える給電装置SPにおいて、給電コイル1において発生したキックバック電圧を検出するコンパレータ6と、検出されたキックバック電圧に基づいて給電コイル1に対する電力の供給を停止させる電力供給停止部7と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、給電装置の技術分野に属し、より詳細には、非接触の電磁誘導作用により受電部に対して電力を供給する給電装置の技術分野に属する。
近年、種々の表示装置に関する研究開発が盛んに行われているが、その一つとして、有機EL(Electro Luminescence)表示装置が実用段階にまで開発されている。この有機EL表示装置は、高輝度、高精細度、高反応速度及び高視野角等の特長を有しており、次世代の表示装置として期待されている。
また、当該有機EL表示装置は、その構造上、紙のように薄く且つ曲げることも可能な表示装置として構成するがことできるという特徴点を有しており、この特徴点の応用として、ポスター等の掲示物自体を有機EL表示装置により構成することで、発光により掲示物としての視覚的な効果を格段に向上させた当該掲示物も実現可能である。
ここで、上記の如く有機EL表示装置により掲示物を構成する場合、当然ながらその掲示時において当該掲示物としての有機EL表示装置に対してその駆動のための電力を供給することが必要となる。そして、掲示物の特性として、壁などの掲示場所に対して着脱可能とする必要があることを考慮したとき、従来の方法による電力の供給として考えられるのは、上記掲示場所と掲示物夫々に電気的な接点を設け、これを介して当該掲示場所に設けられた電力供給源から当該掲示物に電力を供給する構成が考えられる。
しかしながら、このような電気的な接点を介した電力供給の場合、着脱を何度も繰り返すことで電気的な接触度が低下し(すなわち、当該接点における抵抗値が増大し)、これにより電力供給が非効率になってくる場合があるという問題点がある。また、電気的な接点の場合は金属部分が外気に露出することとなるため、腐食又は錆び等の問題から、屋外の掲示物に対する給電には採用できないという問題点もある。
そこで、このような問題点に鑑み、上述した発光式の掲示物に対する給電方法として、従来の電気的な接点を用いる方法ではなく、電磁誘導作用を用いた非接触式の給電方法が検討されている。すなわち、掲示物としての有機EL表示装置の裏面に受電コイルを設けると共に、その掲示物が掲示される壁等の範囲内の上記受電コイルが対向する位置に給電コイルを設け、この給電コイルに電流を流すことで電磁誘導作用によりその給電コイルに対向する位置にある受電コイルに誘導電流を生じさせ、この誘導電流により当該受電コイルに接続された掲示物としての有機EL表示装置を駆動する(或いはその駆動用の蓄電池を充電する)のである。
ここで、上述した対向する受電コイル及び給電コイルを用いた電磁誘導作用による非接触式の給電方法の場合、給電コイル側において、原理的にいわゆるキックバック電圧が発生する場合があるという問題点がある。
すなわち、図5(a)に示す連続するパルス状の電流(電圧値Vd)を給電コイルに流すことで受電コイルに対する電磁誘導作用による給電を行う場合、インダクタンス成分を含む当該給電コイルが直前のパルス状電流により充電されることで、次のパルス状電流が印加されるときに当該給電コイルは既にある程度の電圧を有していることになる。そしてこの場合に、受電コイルが所定の位置に配置されている通常の給電状態であれば、たとえパルス状電流を印加する時点で既にある程度の電圧を当該給電コイルが有していても、その電圧の一部が受電コイルの充電用に消費されることから、当該給電コイルに発生するキックバック電圧Vkはそれほど大きいものとはならない(図5(b)参照)。
しかしながら、このとき、受電コイルを備える掲示物が掲示されておらず、その結果給電コイルに対向する受電コイルが存在しない場合では、直前のパルス状電流によるキックバック電圧Vkを消費する相手方の受電コイルが存在しないことから、給電コイル自体が高電圧となり、結果として、次のパルス状電流を給電コイルに流すタイミングにおいて当該高電圧がキックバック電圧としてそのまま給電コイルに電流を供給する供給回路に直接印加されてしまうのである(図5(c)参照)。
このとき、図5(c)に例示する場合のキックバック電圧の値として具体的には、上記供給回路としての電源電圧が15ボルトであるときに百数十ボルトに達する場合もあり、結果として当該供給回路自体を破壊してしまう場合があるのである。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、非接触の電磁誘導方式により給電を行う給電装置におけるキックバック電圧から、当該給電装置内の他の回路等を有効に保護することが可能な給電装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、非接触の電磁誘導作用により受電部に対して給電する給電コイルと、当該給電コイルに対して電力を印加するトランジスタ等の印加手段と、を含む給電部を備える給電装置において、前記給電コイルにおいて発生したキックバック電圧を検出するコンパレータ等の検出手段と、前記検出されたキックバック電圧に基づいて、前記印加手段による前記給電コイルに対する前記電力の供給を停止させる電源供給停止部等の停止手段と、を備える。
よって、給電コイルにおいてキックバック電圧が発生したことが検出されたとき、印加手段による給電コイルに対する電力供給を停止させるので、高電圧のキックバック電圧が発生したとしても、当該キックバック電圧から給電装置を効果的に保護することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給電装置において、前記検出手段は、前記給電コイルと前記印加手段との間に接続されている。
よって、印加手段と給電コイルとの間に検出手段が接続されているので、給電装置としての最終出力段に検出手段が接続されていることにより、印加手段を含めて給電装置全体を効果的にキックバック電圧から保護することができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の給電装置において、前記検出手段は、前記キックバック電圧により充電される被充電手段と、前記充電により上昇した前記被充電手段の電圧が予め設定された閾値電圧を越えたか否かを検出する比較手段と、を備え、前記停止手段は、前記被充電手段の電圧が前記閾値電圧を超えたとき、前記印加手段による前記給電コイルに対する前記電力の供給を停止させるように構成される。
よって、被充電手段と比較手段とにより検出手段が構成されているので、キックバック電圧の発生を瞬時に検出して給電コイルに対する電力供給を停止させることで、より安全に給電装置を保護することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の給電装置において、前記受電部は、掲示物に設けられる薄型の受電コイルを備え、前記給電コイルは、前記掲示物が掲示されたとき、前記受電コイルに対向する位置に配置されている。
よって、非接触の電磁誘導作用により掲示物に対する給電を行う場合でも、効果的に給電装置を保護することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、給電コイルにおいてキックバック電圧が発生したことが検出されたとき、印加手段による給電コイルに対する電力供給を停止させるので、高電圧のキックバック電圧が発生したとしても、当該キックバック電圧から給電装置を効果的に保護することができる。
従って、給電装置の保護を万全として長寿命の非接触型電力伝送システムを実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、印加手段と給電コイルとの間に検出手段が接続されているので、給電装置としての最終出力段に検出手段が接続されていることにより、印加手段を含めて給電装置全体を効果的にキックバック電圧から保護することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、被充電手段と比較手段とにより検出手段が構成されているので、キックバック電圧の発生を瞬時に検出して給電コイルに対する電力供給を停止させることで、より安全に給電装置を保護することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、非接触の電磁誘導作用により掲示物に対する給電を行う場合でも、効果的に給電装置を保護することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、ポスターとして用いられる有機ELディスプレイ(以下、単にディスプレイと称する)に対して、当該ディスプレイが掲示される壁側からその駆動用の電力を供給する給電装置に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
また、図1は実施形態に係る給電装置を含む電力伝送システムの概要を示す外観斜視図であり、図2は当該電力伝送システムの構成を示すブロック図であり、図3及び図4は当該電力伝送システムの構成を具体的に例示する回路図である。
図1に示すように、実施形態に係る電力伝送システムSは、ディスプレイ40と、駆動部30と、受電部20と、受電コイル10と、により構成される掲示物Pと、当該掲示物Pが掲示される壁Wの掲示範囲PSにおける上記受電コイル10等が位置すべき位置に形成された実施形態に係る給電装置SPと、により構成されている。
また、給電装置SPは、給電コイル1と、給電部2と、検出部3と、により構成されており、上記掲示物Pを壁Wの掲示範囲PS内に掲示する場合は、給電コイル1と受電コイル10とが平行に対向し且つ例えば2ミリメートル程度の距離に近接するように掲示物Pが掲示される。
次に、具体的な構成について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、実施形態に係る給電装置SPは、例えば交流100ボルトの電力が供給される図示しないメス型プラグ(壁側コンセント)に差し込まれるオス型プラグ100と、電源部Bと、給電装置SPを構成する上記給電部2、検出部3及び給電コイル1と、により構成されている。
この構成において、オス型プラグ100に対して上記メス型プラグから交流電流S100が供給されると、実際にはいわゆるACアダプタ等として構成される電源部Bは、当該交流電流S100を例えば直流12ボルトの電源電流に変換し、電源信号Sbとして給電部2に出力する。
一方、後述するフォトリフレクタ等により構成される検出部3は、給電コイル1と受電コイル10とが平行に対向する位置に掲示物Pが存在している(掲示されている)か否かを光学的に検出し、当該掲示物Pがその位置にあることを示す検出信号Sdを生成して給電部2に出力する。
これにより、給電部2は、電源信号Sbを予め設定された周波数(例えば20キロヘルツ)を有するパルス状の給電信号Ssに変換し、検出部3から上記検出信号Sdが出力されているときのみ、すなわち、検出部3において、掲示物Pが上記所定の位置(給電コイル1と受電コイル10とが平行に対向する位置)に掲示されていることが確認されたときのみ上記給電信号Ssを給電コイル1に供給する。
一方、実施形態に係る掲示物Pは、上記受電コイル10、受電部20、駆動部30及びディスプレイ40により構成されている。
この構成において、受電コイル10は、掲示物Pが上記所定の位置に掲示された状態では給電コイル1と近接・平行に対向する位置にあり、これにより当該受電コイル10との間に電磁誘導回路が構成される。そして、この状態で給電コイル1に対して上記給電信号Ssが供給されると、その大きさに対応した誘導起電力が受電コイル10に発生することで当該受電コイル10から受電部20に対して受電信号Spsが出力される。
次に、受電信号Spsが入力された受電部20は、当該受電信号Spsにおける電流及び電圧を加工し、駆動部30に対して駆動信号Srbとして出力する。
これにより、駆動部30は、当該駆動信号Srbに基づいてディスプレイ40駆動用の駆動信号Sdを生成し、これを当該ディスプレイ40に出力して掲示物としての表示を当該ディスプレイ40上で行わせる。
次に、実施形態に係る給電装置SPの具体的な回路構成並びにその機能について、図3を用いて例示しつつ説明する。
図3に示すように、電源部Bからの上記電源信号Sbが電源Vccとして供給される給電装置SPは、コンデンサC1、抵抗体R1乃至R3、スイッチSW2、集積回路IC1及びスイッチング用の能動素子であるトランジスタQ1が図3に示すように接続されてなる停止手段としての電源供給停止部7と、ショットキーダイオードよりなるダイオードD4、抵抗体R15及びR22、電解コンデンサC13及びコンデンサC14が図3に示すように接続されてなる平滑回路5と、集積回路IC3、可変抵抗器VR、コンデンサC1及びC15並びに抵抗体R16が図3に示すように接続されてなる検出手段及び比較手段としてのコンパレータ6と、フォトリフレクタFR1及びFR2、集積回路IC4、トランジスタQ5、コンデンサC17乃至C19、抵抗体R17乃至R21及びスイッチSW3が図3に示すように接続されてなる検出部3と、を含んで構成されている。そして、当該電源供給停止部7、平滑回路5、コンパレータ6及び検出部3以外の構成部材としては、図3に示すように、電源スイッチSW1と、ダイオードD1及びD2と、抵抗体R3乃至R13と、コンデンサC2乃至C8、C11及びC12と、電解コンデンサC9及びC10と、トランジスタQ2乃至Q3と、印加手段としてのトランジスタQ4と、集積回路IC2と、が含まれている。
次に動作を説明する。
図3に示した回路構成において、給電部2としての最終出力段に接続されているトランジスタQ4が上記給電コイル1に直接接続されており、更に当該トランジスタQ4のドレイン端子(出力端子)には、共振用のコンデンサC11を介して小容量(例えば、39ピコファラッド)の被充電手段としてのコンデンサC12の一端が接続されており、更に当該コンデンサC12の他端は分圧用の抵抗体R13を介して当該抵抗体R13と抵抗体R14との接続点から平滑回路5に接続されている。
ここで、掲示された掲示物Pが給電装置SPとしての電源スイッチSW1がオフとされないうちに取り外される等の理由により給電コイル1に上記キックバック電圧が発生した場合、それがトランジスタQ4に直接印加されることとなり、これにより当該トランジスタQ4の高圧破壊を招くことになる。
そこで、実施形態に係る給電装置SPでは、トランジスタQ4と給電コイル1との間に小容量のコンデンサC12を設ける。これにより、給電コイル1に上記キックバック電圧が発生するとそれにより当該コンデンサC12が充電される。
そして、当該コンデンサC12が充電されると、その両端の端子電圧は上昇し、この上昇した端子電圧が分圧用の抵抗体R13及びR14並びに平滑回路5を介してコンパレータ6に入力される。これにより、当該コンパレータ6において、分圧後に入力されたコンデンサC12の端子電圧と、可変抵抗器VRにより予め設定されている閾値電圧と、が比較される。
これにより、コンデンサC12の端子電圧が上記閾値電圧を越えたことがコンパレータ6により検出されると、その旨が直ちに電源供給停止部7に伝達され、これにより当該電源供給停止部7においてトランジスタQ1がオフとされ、電源スイッチSW1がオンとされたままの状態であっても給電部2に対する電源電力の供給が停止する。
ここで、上述してきたキックバック電圧の検出動作から電源供給停止部7による電源電力停止動作までは一瞬で実行されることとなるので、結果的に、高電圧のキックバック電圧が給電コイル1において発生してそれが逆に印加されても、上記電源供給停止部7による電源電力停止動作までが瞬時に行われることで、トランジスタQ4を含む給電部2内の各構成素子を保護することができる。
なお、上記コンデンサC12の容量につき、これを上記したように小容量としたのは、当該コンデンサC12の容量が備えるべき条件として、コンデンサC12による上記キックバック電圧の迅速且つ確実な検出が可能となること、及びコンデンサC12の存在により給電信号Ssの波形に影響を及ぼさないこと、の二点を備える必要があるからである。このとき、この二つの条件を備えるのであればコンデンサC12の容量を更に小さくすることも可能であるが、余りに小さいと今度は回路の浮遊容量を考慮する必要性も出てくるため、実施形態に係るコンデンサC12としては、その容量を上記したように39ピコファラッドとしている。
次に、上述した実施形態に係る給電装置SPから電磁誘導作用により給電を受ける給電部20の細部構成について、具体的に図4に例示する回路図を用いて説明する。
図4に示すように、受電コイル10に接続された受電部20は、ダイオードD11乃至D14がブリッジ接続されてなるブリッジ回路BGと、電解コンデンサC30乃至C32と、抵抗体R30乃至R34と、三端子レギュレータRGと、表示用のダイオードD10と、により構成され、受電部20の出力端子(図4において「Vout」と示す)からは上記駆動信号Srbとして出力されることとなる。
なお、上述した実施形態では、掲示物Pが本来の掲示位置から離れたことを、検出部3を用いても光学的に検出している。しかしながら、当該検出部3による検出動作の場合、本来の掲示物P以外のもの(例えば人の手や、掲示物Pに無関係の荷物等)が検出部3の正面の対向する位置に置かれていると、あたかも掲示物Pが掲示されているかのように検出してしまい、この場合に電源スイッチSW1がオンとされると、本来なら掲示されているはずの掲示物Pが掲示されていない(すなわち、給電コイル1に対向すべき受電コイル10が存在しない)場合であっても給電部2に対する電源電力の供給が行われてしまうことになる。そしてこのことはすなわち、上記キックバック電圧の発生を導出してしまうこととなる。
そこで、実施形態の給電装置SPでは、上記検出部3による給電部2に対する電源電力の供給の停止動作に加えて、上述したコンデンサC12、コンパレータ6及び電源供給停止部7の動作により、たとえ電源スイッチSW1がオンとされている場合であっても給電部2に対する電源電力の供給を強制的に停止させる。
以上説明したように、実施形態に係る給電装置SPの動作によれば、給電コイル1においてキックバック電圧が発生したことが検出されたとき、給電部2による給電コイル1に対する電力供給を停止させるので、高電圧のキックバック電圧が発生したとしても当該キックバック電圧から給電装置SPを効果的に保護することができる。
また、トランジスタQ4と給電コイル1との間にコンデンサC12が接続されているので、給電装置SPとしての最終出力段にコンデンサC12が接続されていることにより、給電部2を含めて給電装置SP全体を効果的にキックバック電圧から保護することができる。
更に、コンデンサC12とコンパレータ6とによりキックバック電圧が構成されているので、キックバック電圧の発生を瞬時に検出して給電コイル1に対する電力供給を停止させることで、より安全に給電装置SPを保護することができる。
更にまた、非接触の電磁誘導作用により掲示物Pに対する給電を行う場合でも、効果的に給電装置SPを保護することができる。
以上夫々説明したように、本発明は電磁誘導作用を用いた非接触の電力伝送の分野における給電装置側の保護に利用することが可能であり、特に屋外又は屋内の壁等に掲示される掲示物又は広告等の分野において、その掲示物又は広告等を電気的に駆動する場合における電力供給装置の保護に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
実施形態に係る給電装置を含む電力伝送システムの概要を示す外観斜視図である。 実施形態に係る電力伝送システムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る給電装置の構成を示す回路図である。 実施形態に係る受電部の構成を示す回路図である。 従来技術の問題点を説明する図であり、(a)は給電コイルに印加される電流の波形を例示する図であり、(b)は通常の給電状態における給電コイルの電圧変化を例示する図であり、(c)は受電コイルが存在しない場合における給電コイルの電圧変化を例示する図である。
符号の説明
1 給電コイル
2 給電部
3 検出部
5 平滑回路
6 コンパレータ
7 電源供給停止部
40 ディスプレイ
30 駆動部
20 受電部
10 受電コイル
100 オス型プラグ
S 電力伝送システム
P 掲示物
W 壁
PS 掲示範囲
SP 給電装置
B 電源部
100 交流電流
B 電源部
Sb 電源信号
Sd 検出信号
Ss 給電信号
Sps 受電信号
Srb 駆動信号
Sd 駆動信号
C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C11、C12、C14、C15、C16、C17、C18、C19 コンデンサ
C9、C10、C13、C30、C31、C32 電解コンデンサ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R30、R31、R32、R33、R34 抵抗体
SW1、SW2、SW3 スイッチ
IC1、IC2、IC3、IC4 集積回路
D1、D2、D3、D4、D11、D12、D13、D14 ダイオード
FR1、FR2 フォトリフレクタ
Q1、Q2、Q3、Q4、Q5 トランジスタ
BG ブリッジ回路
RG 三端子レギュレータ
VR 可変抵抗器

Claims (4)

  1. 非接触の電磁誘導作用により受電部に対して給電する給電コイルと、当該給電コイルに対して電力を印加する印加手段と、を含む給電部を備える給電装置において、
    前記給電コイルにおいて発生したキックバック電圧を検出する検出手段と、
    前記検出されたキックバック電圧に基づいて、前記印加手段による前記給電コイルに対する前記電力の供給を停止させる停止手段と、
    を備えることを特徴とする給電装置。
  2. 請求項1に記載の給電装置において、
    前記検出手段は、前記給電コイルと前記印加手段との間に接続されていることを特徴とする給電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の給電装置において、
    前記検出手段は、
    前記キックバック電圧により充電される被充電手段と、
    前記充電により上昇した前記被充電手段の電圧が予め設定された閾値電圧を越えたか否かを検出する比較手段と、
    を備え、
    前記停止手段は、前記被充電手段の電圧が前記閾値電圧を超えたとき、前記印加手段による前記給電コイルに対する前記電力の供給を停止させることを特徴とする給電装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の給電装置において、
    前記受電部は、掲示物に設けられる薄型の受電コイルを備え、
    前記給電コイルは、前記掲示物が掲示されたとき、前記受電コイルに対向する位置に配置されていることを特徴とする給電装置。
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