JP2006246240A - 階層符号化データ転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワークの有効利用を図りつつ、ユーザ毎のアクセス制御を実現する。
【解決手段】 本発明は、基本階層といくつかの拡張階層からなる階層コンテンツを利用し、まずユニキャストで、あるコンテンツ階層で認証用の通信を行い、後にマルチキャストで実際のコンテンツが含まれるコンテンツ階層の送受信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、階層符号化データ転送方法に係り、特に、階層符号化されたデータをIPネットワークにおいて転送するための階層符号化データ転送方法に関する。
IPマルチキャストを利用したコンテンツ配信システムは、IPユニキャストを利用した配信システムに比べて、配信サーバの負荷低減やネットワーク上に流れるデータ量を削減できるために、大容量コンテンツを多数のユーザに配信する場合に有効である。しかし、IPマルチキャストを利用した場合、データパケットはルータでコピーされて転送されるため、配信サーバから配信されるコンテンツは単一の配信レートでマルチキャストツリー上に配信される。従って、単純にIPマルチキャストを利用したコンテンツ配信システムでは、多様なアクセスネットワーク帯域を有するユーザや、多様な端末性能を有するユーザに対して個別に最適な品質での配信を行うことは困難である。このため、ユーザ端末ごとに適切な品質のコンテンツを受け取ることができるよう、配信側では、元のコンテンツを階層符号化し、階層毎に個別のマルチキャストアドレスを割り当ててIPマルチキャスト送信を行い、ユーザは必要とする階層を各階層に割り当てられているマルチキャストアドレスに対してマルチキャストプロトコルであるIGMP“Internet Group Management Protocol”(Internet Group Management Protocol, Version3, RFC 3376)やMLD“Multicast Listener Discovery”(Multicast Listener Discovery Version 2(MLDv2)for IPv6, RFC3810のMembership Report(IGMP Join/MLD Join)メッセージを用いてエッジルータに受信要求を行うことで、ユーザが各自所望の品質(配信レート)でコンテンツが受信可能となるような、階層化マルチキャスト方式が提案されている。
上記の階層化マルチキャスト方式では、配信サーバより階層化コンテンツの全ての階層がマルチキャスト送信されるため、マルチキャストドメイン内に存在する全ての受信者はマルチキャストプロトコルであるIGMPやMLDをエッジルータに送信することによりコンテンツの受信が可能となる。ところで、上述したIGMPやMLDのようなマルチキャストプロトコルには認証機能がないため、エッジルータに対して上記メッセージを送出しさえすれば、誰でも階層化コンテンツのデータを受信できてしまう可能性があり、正規ではないユーザもコンテンツを無断で受信できる可能性があるという問題がある。
また、上記プロトコルを用いたマルチキャストグループ転送制御は、ルータ配下のサブネット毎に転送処理が行われるため、サブネット内に複数のユーザが存在し、その複数ユーザが同一のマルチキャストグループに参加している場合、一方のユーザだけマルチキャストグループの転送を停止させるといったユーザ単位のアクセス制御ができないという問題もある。
以上のような問題を解決するために、不正なユーザへのデータ転送を防ぐという目的で、ルータに対して正当な受信者からの受信要求(Join)のみ受け付けるといったアクセス制御を施すという方法もある。現状では受信者のIPアドレスなどを指定してアクセス制御を施す方法があるが、受信者のIPアドレスが動的に変化するような環境ではアクセス制御の実施が困難であるということや、サブネット内に複数のユーザが存在し、それらが同一のマルチキャストグループに参加している場合は、上記した通り、ユーザ単位のアクセス制御は困難であるといった課題がある。
また、マルチキャストプロトコルに認証機能を付加したMLDA(Multicast Listener Discovery Authentication protocol)といったプロトコルの提案もなされているが、これらを使用してもサブネット内に複数のユーザが存在する環境でのユーザ毎のアクセス制御が実現できないという課題がある。
一方、不正なユーザが仮にデータを受信したとしてもコンテンツの視聴を不可能にするようコンテンツを暗号化して配信するという方法も考えられる。しかし、ある暗号鍵でコンテンツを暗号化し、それらをマルチキャスト配信にすると、全てのユーザは当該暗号鍵と対になる復号鍵を用いればコンテンツを復号できることになる。不正なユーザが何らかの方法でこの復号鍵を入手できればコンテンツの不正視聴が可能になってしまうという問題もある。
この問題を解決するために定期的に暗号鍵を変更するということも考えられるが、暗号鍵を変更すれば、当該コンテンツを視聴中に全ユーザに対して影響があり、変更した暗号鍵に対応する復号鍵を、当該コンテンツを視聴中の全ユーザに対して広告する必要がある。このため、ユーザ毎に暗号鍵を変更するといったことは困難である。
つまり、従来の方式ではユーザ毎にアクセス制御を厳密に行うことが困難であるという課題がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ネットワークの有効利用を図りつつ、ユーザ毎のアクセス制御を実現することが可能な階層符号化データ転送方法を提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、データを複数階層に分割して符号化した階層符号化データをIPネットワークで階層毎に転送するために用いられ、IPネットワークに接続した階層符号化データ送信装置(以下、送信装置と記す)と、階層符号化データ受信装置(以下、受信装置と記す)とから構成されるシステムにおける、階層符号化データ転送方法であって、
送信装置は、
階層符号化データの階層情報と、各階層のデータ転送に用いるIPパケットの宛先IPアドレスと、の関係を記憶しておく送信−階層管理テーブルと、
データから1以上のIPパケットを生成し、宛先IPアドレスを付与して送信する、IPパケット送信手段と、を有し、
受信装置は、
受信したIPパケットの宛先IPアドレス、または、送信元IPアドレスと、階層符号化データの階層情報との関係を記憶しておく受信−階層管理テーブルと、
受信したIPパケットの宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組み合わせに基づき、受信したデータの階層を識別するIPパケット受信手段と、を有し、
送信装置と受信装置において、予め、複数階層のうち、いずれか1階層のデータをIPユニキャストで転送することを定め、それ以外の階層については、それぞれの階層のデータをIPマルチキャストで転送すること、及び転送に使用するIPマルチキャストが定められ、
送信装置の送信−階層管理テーブルには、IPユニキャストで転送する階層に対しては、データを受信する全ての受信装置のIPアドレスを登録し、IPマルチキャストで転送する階層に対しては、階層毎に転送に使用するIPマルチキャストアドレスが登録され、
受信装置の受信−階層管理テーブルには、IPユニキャストで転送する階層に対しては、データを送信する送信装置のIPアドレスを登録し、または、IPマルチキャストで転送する階層に対しては、それぞれ転送に使用するIPマルチキャストアドレスが登録されている状況において、
送信装置において、
階層符号化データを送信する場合に、送信−階層管理テーブルを参照し(ステップ1)、送信するデータの階層に関連付けて記憶されたIPアドレスが、IPユニキャストアドレスであれば(ステップ2、Yes)、記憶されたIPアドレスの数だけIPパケットを生成し、記憶された各IPユニキャストアドレスを、各IPパケットの宛先IPアドレスに、それぞれ付与して送信し(ステップ3)、
あるいは、データの階層に関連付けて記憶されたIPアドレスが、IPマルチキャストアドレスであれば(ステップ2、No)、IPパケットを生成し、記憶されたIPマルチキャストアドレスを、宛先IPアドレスに付与して送信し(ステップ4)、
受信装置は、IPパケットを受信した場合に、
受信したIPパケットの宛先アドレスが、IPマルチキャストアドレスである場合は(ステップ5、Yes)、当該IPマルチキャストアドレスに基づき、受信−階層管理テーブルを参照して(ステップ6)、該当した階層を受信したデータの階層として識別し(ステップ7)、
あるいは、受信したIPパケットの宛先IPアドレスが、当該受信装置のIPアドレスである場合は(ステップ5、No)、送信元IPアドレスに基づき、受信−階層管理テーブルを参照して(ステップ8)、該当した階層を受信したデータの階層として識別する(ステップ9)。
また、本発明(請求項2)は、受信装置において、
IPパケットを受信した場合に、宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組み合わせを記憶し、IPマルチキャストで転送する階層に対しては、階層毎に転送に使用されるIPマルチキャストと送信装置のIPアドレスの組み合わせが登録され、IPユニキャストで転送する階層に対しては、受信装置のIPアドレスと、送信装置のIPアドレスの組み合わせが登録された、受信−階層管理テーブルを、受信したIPパケットの宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組み合わせに基づき、参照して、該当した階層をデータの階層として識別する。
また、本発明(請求項3)は、送信装置において、
階層符号化された複数階層のうち、基本階層のデータのみをIPユニキャストで転送し、基本階層以外のデータをIPマルチキャストで転送する。
また、本発明(請求項4)は、受信装置において、
階層符号化データの受信を要求する場合に、
IPユニキャストで転送する階層に対してはユニキャスト識別情報を記憶した受信−階層管理テーブルを参照し、階層毎に、階層に関連付けられて記憶されたIPアドレスがIPユニキャストアドレスであれば、当該IPユニキャストアドレスの送信装置に対し、アクセス要求を送信し、
あるいは、階層に関連付けられた記憶されたIPアドレスが、IPマルチキャストアドレスまたは、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせであれば、IPマルチキャスト制御プロトコルを用いて、当該IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせに対し、IPマルチキャスト要求を送信し、
送信装置において、
受信装置からアクセス要求を受信した場合に、ユニキャスト識別情報が記憶された送信−階層管理テーブルに、階層に関連付けて該アクセス要求の送信元IPアドレスを登録する。
また、本発明(請求項5)は、受信装置において、
送信装置に対するアクセス要求を、IPマルチキャスト要求に先立ち送信し、
IPユニキャストで転送される階層のデータが到着した後に、IPマルチキャスト制御プロトコルを用いて、IPマルチキャスト要求を送信する。
また、本発明(請求項6)は、受信装置において、
基本階層に対するアクセス要求を、基本階層以外に対するアクセス要求に先立ち送信し、
基本階層データが到着した後に、基本階層以外に対するアクセス要求を送信する。
また、本発明(請求項7)は、受信装置において、
基本階層から最上位階層まで、階層順にデータが到着した後に、次の階層に対するアクセス要求を送信する。
また、本発明(請求項8)は、受信装置において、
送信装置に対し、アクセス要求を送信したら、タイマを起動し、
タイムアウトするまでに、IPユニキャストで転送される階層のデータを受信しなかった場合には、IPマルチキャスト制御プロトコルにおける、IPマルチキャストで転送される階層に対するIPマルチキャスト終了要求を送信する。
また、本発明(請求項9)は、受信装置において、
基本階層に対するアクセス要求を送信したら、タイマを起動し、
タイムアウトするまでに、基本階層のデータを受信しなかった場合には、基本階層以外の各階層に対して、受信―階層管理テーブルを参照し、IPマルチキャストアドレスが記憶されていた場合には、IPマルチキャスト制御プロトコルにおける、当該IPマルチキャストアドレスに対するIPマルチキャスト終了要求を送信し、
IPユニキャストアドレスが記憶されていた場合には、当該IPユニキャストアドレスの送信装置に対し、アクセス終了要求を送信する。
また、本発明(請求項10)は、受信装置において、
階層符号化データの受信を終了する際に、
受信−階層管理テーブルを参照し、IPマルチキャストアドレスが記憶されていた場合には、IPマルチキャスト制御プロトコルにおける、当該IPマルチキャストアドレスに対するIPマルチキャスト終了要求を送信し、
IPユニキャストアドレスが記憶されていた場合には、当該IPユニキャストアドレスの送信装置に対し、アクセス終了要求を送信し、
送信装置において、
アクセス終了要求を受信した場合に、送信−階層管理テーブルに記憶された、受信装置のIPユニキャストアドレスのうち、アクセス終了要求を送信した受信装置のIPアドレスを削除する。
また、本発明(請求項11)は、受信装置において、
アクセス要求に認証情報を付与して送信し、
送信装置において、
受信したアクセス要求を認証手段により認証し、許可した場合のみ該アクセス要求を受け付け、送信−階層管理テーブルに、受信装置のIPアドレスを登録し、
アクセス要求を拒否した場合には、アクセス拒否通知を送信する。
また、本発明(請求項12)は、IPネットワークに階層符号化データ管理装置(以下、管理装置と記す)を設け、
管理装置において、
階層符号化データのデータ名と、当該データの各階層の転送で使用する、IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせ、または、送信装置のIPユニキャストアドレスを記憶手段に記憶し、
受信装置において、
管理装置に対して、データ名を指定した、アクセス要求先問い合わせを送信し、
管理装置から、各階層の転送で使用する、IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせ、または、送信装置のIPユニキャストアドレスを受信したら、受信−階層管理テーブルに登録する。
また、本発明(請求項13)は、受信装置において、
アクセス要求先の問い合わせに認証情報を添付して管理装置に送信し、
管理装置において、
受信装置から受信したアクセス要求先の問い合わせを認証し、許可した場合のみ、各階層の転送で使用する、IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせ、または、送信装置のIPユニキャストアドレスを記憶手段から読み出して該受信装置に送信する。
また、本発明(請求項14)は、送信装置において、
暗号化して転送する階層に対する暗号鍵を送信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
1つ以上の階層のデータを暗号鍵を用いて暗号化して送信し、
受信装置において、
暗号鍵に対応する解読鍵を受信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
階層毎に暗号化されたデータを解読鍵を用いて解読する。
また、本発明(請求項15)は、送信装置の送信−階層符号化管理テーブルにおいて、階層毎に、暗号化あり、あるいは、暗号化なし、を識別するための暗号化識別情報と、暗号化ありの場合、暗号鍵を格納し、
受信装置の受信−階層符号化管理テーブルにおいて、階層毎に、暗号化あり、あるいは、暗号化なし、を識別するための暗号化識別情報と、暗号化ありの場合、解読鍵を格納する。
また、本発明(請求項16)は、送信装置において、
IPユニキャストで転送する階層に対してのみ、送信−階層符号化管理テーブルに暗号鍵を記憶し、
受信装置において、
IPユニキャストで転送する階層に対しのみ、受信−階層符号化管理テーブルに解読鍵を記憶し、
送信装置において、
IPユニキャストで転送するデータのみ暗号鍵で暗号化して転送する。
また、本発明(請求項17)は、送信装置において、
基本階層に対してのみ、暗号鍵を送信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
受信装置において、
基本階層に対してのみ、解読鍵を受信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
送信装置において、
基本階層のデータのみ、暗号鍵を用いて暗号化して転送する。
また、本発明(請求項18)は、送信装置において、
解読鍵を送信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
受信装置からアクセス要求を受信した場合に、該受信装置に対して、解読鍵を送信し、
受信装置において、
解読鍵を階層に関連付けて、受信−階層符号化管理テーブルに記憶する。
また、本発明(請求項19)は、管理装置において、
階層符号化データのデータ名と、解読鍵を関連付けて記憶手段に記憶し、
アクセス要求を受信した受信装置に対して、解読鍵を送信し、
受信装置において、
管理装置から解読鍵を受信した場合に、階層に関連付けて、受信−階層符号化管理テーブルに記憶する。
また、本発明(請求項20)は、送信装置において、
階層毎にデータに冗長符号を付与して符号化し、
送信−階層符号化管理テーブルに冗長化して転送する階層を記憶し、
冗長化方法を受信装置に通知し、
受信装置において、
送信装置から通知された冗長化方法から冗長符号化して転送される階層を、受信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
受信した1つ以上の階層のデータを復号して再生する。
また、本発明(請求項21)は、送信装置において、
送信−階層符号化管理テーブルに、階層毎に、冗長符号化あり、あるいは、冗長符号化なし、を識別する冗長符号化識別情報を記憶し、
受信装置において、
受信−階層符号化管理テーブルに、階層毎に、冗長符号化あり、あるいは、冗長符号化なし、を識別する冗長符号化識別情報を記憶する。
上記のように、本発明においては、基本階層といくつかの拡張階層から構成される階層コンテンツを利用し、基本階層がないとコンテンツの再生ができないといった特徴を利用して、階層化コンテンツの配信時、一部の階層は配信サーバよりユニキャストで配信を行い、残りの階層についてはマルチキャストで配信を行う。受信者は取得したコンテンツ管理情報からユニキャストで提供される階層とマルチキャストで提供される階層の情報を取得し、ユニキャストで提供されるコンテンツに対しては配信サーバへ取得を試み、マルチキャストで提供されるコンテンツに対しては、マルチキャストプロトコルを用いてエッジルータに対して受信要求を行う。
ユーザはこれら2通りの取得方法にて受信した階層化コンテンツを復号し、再生を行う。これにより、コンテンツ提供者は配信サーバと受信者との間でユニキャストによる直接制御が可能となるため、各受信者に対して当該コンテンツの視聴可否を制御することができ、アクセス制御が可能となる。
また、基本階層は階層化コンテンツのベースとなるものであり、この部分にパケットロスが生じると、たとえ拡張階層を受信しても視聴品質に多大な影響を与えてしまう。マルチキャストで提供する場合は、一般にトランスポートにはUDP(User Datagram Protocol)を用いるが、UDPを用いた場合、パケットロスに対しては脆弱であるため、誤り訂正符号の導入やアプリケーションレベルでの再送制御を実施するなど考慮が必要である。一方、基本階層をユニキャストで配信する場合、ユーザ毎に誤り訂正符号の強度を変更することが可能になることや、トランスポートにTCPを用いると、TCPの再送制御により、ある程度のパケットロスに対処可能となる可能性もある。
本発明によれば、従来の階層化マルチキャストでは実現が困難であった、ユーザ単位のアクセス制御を実現することができると共に、ユーザ毎に暗号化処理も可能になる。また、ユーザ単位に冗長符号化方法を変更することも可能となり、ネットワーク状態に応じたユーザ毎の冗長化制御が可能になるなど、多彩な配信形態が実現可能となる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成を示す。
本実施の形態におけるネットワーク構成は、IPネットワークの送信装置収容ルータ200に送信装置100が接続され、受信装置収容ルータ400に受信装置300が接続されている。受信装置300は、複数接続することも考えられる。
図3は、本発明の第1の実施の形態における送信装置の構成を示す。
送信装置100は、階層管理テーブル110、IPパケット送信部120、アクセス要求受信部130、符号化部140から構成される。
階層管理テーブル110は、記憶手段上に設けられ、図4に示すように、階層コンテンツ毎に階層情報を示す階層識別子と、送信先アドレスとから構成される。IPユニキャストで転送される階層については、送信先アドレスとして、受信装置300のIPアドレスが記述され、IPマルチキャストで転送される階層については、IPマルチキャストアドレスが記述される。従って、受信装置300が複数である場合は、IPユニキャストで転送される階層に対しては、複数のIPアドレスが記述されることになり、本実施の形態では、2つの受信装置300A(IPアドレスが130.0.0.1),300B(IPアドレスが130.0.1.1)に対して登録されている例を示している。
あるいは、送信装置100の動作を簡易化させるために、図5に示すように、IPユニキャスト転送かIPマルチキャスト転送かを明示的に識別するフラグを設けることも可能である。
具体的には、IPアドレスが「130.0.0.1」の受信装置300Aと、「130.0.1.1」の受信装置300Bに対して階層符号化データを配信中であった場合に、図4及び図5の階層管理テーブル110のIPユニキャストで転送される階層の宛先アドレスには、「130.0.0.1」と「130.0.1.1」が登録されることになる。また、IPマルチキャストで転送される階層の宛先アドレスには「230.0.0.1」と「230.0.0.2」のような、IPマルチキャストアドレスが記憶されることになる。
但し、図4及び図5は説明を明確化するための例であって、階層数については、本発明を制限するものではなく、また、IPアドレスのバージョンについても、本発明を制限するものではない。
IPパケット送信部120は、符号化部140から受信したデータを、IPパケット化してIPネットワークに送信する。このとき、前述の階層管理テーブル110を参照し、IPパケットの宛先アドレスを取得し、IPユニキャストキャストあるいはIPマルチキャストでIPネットワークに転送する。
また、IPパケット送信部120は、アクセス要求受信部130と連携して、制御用のIPパケットを送信する場合にも用いられる。
アクセス要求受信部130は、受信装置300からのアクセス要求を受け付け、階層管理テーブル110のIPユニキャストと定められた階層に、アクセス要求を受け付けた受信装置のIPアドレスを書き込む。
符号化部140は、階層符号化データをIPパケット送信部120に転送する。符号化部140は、リアルタイムにデータを階層符号化する場合と、予め階層符号化したデータを蓄積しておく場合が考えられる。階層符号化のアルゴリズムは、複数存在するが、本発明では、階層符号化された結果のデータを転送するためのシステムであって、階層符号化自体の方法については、特に限定せず、任意に選択が可能である。
図6は、本発明の第1の実施の形態における受信装置の構成を示す。
受信装置300は、階層管理テーブル310、IPパケット受信部320、アクセス要求送信部330、復号化部340から構成される。
階層管理テーブル310は、記憶手段上に設けられ、図7に示すように、階層情報を示す階層識別子と、データの要求先アドレスが登録される。これには送信している送信装置100のIPアドレス、もしくは宛先IPマルチキャストアドレスが登録される。IPユニキャストで転送される階層については送信装置100のIPアドレス(送信元IPアドレス)が登録され、IPマルチキャストで転送される階層については、IPマルチキャストアドレスが登録される。
また、図8に示すように、IPマルチキャストで転送されているか、IPユニキャストで転送されているかを識別するためのフラグを設けることも考えられる。
さらに、図9に示すように、IPマルチキャストで転送されている階層について、送信装置100の送信元IPアドレスを合わせて登録されることも考えられる。なお、図9は、IPアドレスが「140.0.0.1」である送信装置100からユニキャスト、マルチキャスト共に転送される例を示しているが、ユニキャストで転送される階層と、マルチキャスト転送される階層は異なる送信装置から送信されてもよい。
IPパケット受信部320は、IPネットワークからIPユニキャストパケット及びIPマルチキャストパケットを受信し、階層管理テーブル310を参照し、階層を識別してデータを取り出し、復号化部340に転送する。また、IPパケット受信部320は、制御用のIPパケットを受信し、アクセス要求部330と連携して、アクセス要求を実施する。
アクセス要求部330は、階層管理テーブル310を参照し、ユニキャストの階層は、例えば、HTTPなどのプロトコルを用いて、階層管理テーブル310に登録されているIPアドレスに対してユニキャストによりアクセス要求を実施する。一方、マルチキャストの階層は例えば、IGMPやMLDなどのプロトコルを用いて、アクセス要求を実施する。但し、本発明は、アクセス要求に用いるプロトコルを制限するものではない。
符号化部340は、IPパケット受信部320から転送されたデータを、予め定められた階層符号化のアルゴリズムに基づいて復号化する。但し、本発明は、階層符号化されたデータを転送するためのシステムであって、階層符号化自体の実現方法については、本発明を制限するものではない。
以下に、上記の構成における動作を説明する。
図10は、本発明の第1の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャートである。
IPアドレスが「140.0.0.1」である送信装置100における階層管理テーブル110が図11(A)のように設定されているものとする(ステップ101)。また、階層コンテンツAの階層識別子「1」で記載される階層は基本階層(以後、「階層1」と記す)とし、階層識別子「2」及び「3」で記載されている階層については、それぞれ別の拡張階層(それぞれ「階層2」「階層3」と記す)であるとする。
識別子が「1」のユニキャストの「階層1」については配信前とし、そのため図11(A)における階層管理テーブル110のユニキャスト登録IPアドレスにはまだ何も登録されていない状況であるとする。階層識別子が「2」及び「3」のマルチキャストで配信される「階層2」及び「階層3」については、IPパケット送信部120より送信装置収容ルータ200へマルチキャスト転送されている(ステップ102)。但し、例えば、IPマルチキャストプロトコルに、一般的なPIM−SM(Protocol Independent Multicast-Sparse Mode)を適用した場合、受信装置300からのアクセス要求がなければ送信装置収容ルータ200で廃棄され、IPネットワークには転送されない。また、ユニキャストの階層については、アクセス要求を受信しない限り送信しない。
一方、IPアドレスが「130.0.0.1」である受信装置300における階層管理テーブル310の設定は、図9のような設定がされているものとする。つまり、階層管理テーブル310には既にコンテンツAの情報が登録されているものとする(ステップ103)。
当該受信装置300が、階層コンテンツAのデータの受信を希望する場合、階層管理テーブル310を参照し(ステップ104)、まず、始めにユニキャストの「階層1」について、アクセス要求を当該送信装置100に対して送信し(ステップ105)、ユニキャストデータを受信するまで待機する。受信装置300から送信されたユニキャストアクセス要求を受信した送信装置100は、アクセス要求のIPパケットの送信元IPアドレスから受信装置300のIPアドレスを取得し、これを図11(B)に示すように階層管理テーブル110のユニキャスト階層の宛先として登録し、当該階層を受信装置300に対してユニキャスト送信を開始する(ステップ106)。
ユニキャストの「階層1」のデータを受信した受信装置300は、次にマルチキャストで転送されている階層(本実施の形態においては、「階層2」及び「階層3」)を受信するために、IPマルチキャストプロトコルを用いて、当該マルチキャストアドレス、もしくは、マルチキャストアドレスと送信元アドレスを記述したIPマルチキャスト要求(以下、JOINと記す)を、受信装置収容ルータ400に送信する。なお、複数の拡張階層がある場合については、階層毎に順次JOINを発行し、当該マルチキャスト階層のデータを受信し始めた後に、次の拡張階層に対するJOINを発行する。本実施の形態においては、「階層2」に対するJOINを実施後(ステップ107)、当該マルチキャスト階層のデータの受信を待ってから、「階層3」に対するJOINを実施する(ステップ108)。
受信装置収容ルータ400がJOINを受信した場合、例えば、前述のPIM−SMをIPネットワークで適用している場合は、ホップバイホップに送信装置収容ルータ200までJOINが到達し、マルチキャストデータは、JOINの経路を逆に辿るように転送されることで、受信装置300まで転送される。
なお、受信装置300にてユニキャストで転送されている階層データを受信した時点から、階層管理テーブル310に登録されている情報に従って、階層情報を識別し、復号化部340に渡されて再生が開始される。また、マルチキャストで転送されている階層データを受信した場合は、その時点から順次復号化に用いられ、既に受信中の階層と合わせて復号され、再生される(ステップ109)。
本実施の形態では、受信装置300の階層管理テーブル310にて管理されている階層数(この場合3)全てに対して受信要求を実施した例を記載しているが、受信装置300が利用できるネットワーク帯域や受信者の意向により必ずしも受信しない場合も考えられ、受信者の意向により最大受信階層数を制御することも可能である。仮に、受信者が「階層2」までの受信しか望まない場合、図10においてステップ108は実施されない。
次に、コンテンツAの「階層1」から「階層3」までを受信中の上記受信装置300が視聴を終了する場合の動作を説明する。
図12は、本発明の第1の実施の形態における動作(視聴終了)のシーケンスチャートである。なお、送信装置100における階層管理テーブル110は、図11(B)の状態であるとする。
コンテンツの視聴終了時、受信装置300は、階層管理テーブル310を参照し、ユニキャストあるいは、マルチキャストで転送されている階層情報を取得し(ステップ201)、マルチキャストで転送されている階層については受信装置収容ルータ400に対してIGMPやMLDといったマルチキャストプロトコルを用いて階層毎にアクセス終了要求を送信する(ステップ202)。本実施の形態の場合は、「階層2」及び「階層3」に対してマルチキャストアクセス停止要求が送信される。なお、IPネットワーク内にてIPマルチキャストプロトコルにPIM−SMが適用されている場合、受信装置300からアクセス終了要求を受信した受信装置収容ルータ400は、送信装置収容ルータ200に対して、マルチキャストデータ停止要求を送信し、マルチキャストデータは、送信装置収容ルータ200にて転送停止される。
一方、ユニキャストで転送されている階層については、送信装置100に対してアクセス終了要求を送信し(ステップ203)、アクセス終了要求を受信した送信装置100は、アクセス終了要求が送信されたIPパケットの送信元IPアドレスから受信装置300のIPアドレスを取得し、階層管理テーブル110に登録されている当該受信装置のIPアドレスを削除すると共に(図11(A)の状態)、ユニキャストデータの転送を停止する(ステップ204)。なお、受信装置300は、ユニキャスト及びマルチキャストアクセス終了要求を送信後、再生を終了する(ステップ205)。
本実施の形態では、マルチキャストアクセス終了要求を送信後にユニキャストアクセス終了要求を送信しているが、その順番については本発明を制限するものではなく、同時に送信しても、ユニキャストアクセス終了要求から送信してもよい。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、受信装置300においてコンテンツ受信時に、タイマを利用する例を説明する。
図13は、本発明の第2の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャートである。以下では、IPアドレスが「130.0.0.1」である受信装置300の階層管理テーブル310が図14のように設定されているものとする。図14の例では、タイマが設定されている。なお、本実施の形態においては、コンテンツAの階層識別子「1」が基本階層(階層1)、階層識別子「2」及び「3」の階層はそれぞれ別の拡張階層(階層2、階層3)であるとする。
また、ネットワーク構成は、図2と同様であるとし、送信装置100の初期設定は、第1の実施の形態の図11(A)と同様であり、「階層2」及び「階層3」については予めマルチキャスト配信されているものとする。なお、受信装置300には、タイマ(図示せず)が設けられているものとする。
当該受信装置300がコンテンツAに対して視聴を開始する場合、アクセス要求送信部330は、図14に示す階層管理テーブル310を参照し(ステップ301)、アクセス要求先情報を認識する。その後、ユニキャストの「階層1」については、アクセス要求を所望の送信装置100に送信する(ステップ302)と共に、タイマの減算を開始する(ステップ303)。また、マルチキャストの「階層2」及び「階層3」については、IPマルチキャストプロトコルに基づき、当該マルチキャストアドレス、もしくは、マルチキャストアドレスと送信元IPアドレスを記述したアクセス要求(JOIN)を、受信装置収容ルータ400に送信する(ステップ304)。なお、JOINは、基本階層の受信を待ってから行う場合や、タイマ減算開始後即座に行う場合も考えられるが、本実施の形態では後者の場合を示している。
ところで、視聴開始後、タイマの減算を開始し、それが満了するまでに当該受信装置300にて、ユニキャストの階層データが受信できなかった場合(ステップ305)、視聴が不可であると判断し、送信装置100に対してユニキャストアクセス終了要求を送信すると共に(ステップ306)、マルチキャスト階層のデータ受信の有無を問わず、マルチキャストの階層に対しても受信装置収容ルータ400に対してアクセス終了要求を送信し(ステップ307)、視聴処理を終了する。
本実施の形態では、マルチキャストで配信されている「階層2」及び「階層3」のデータは正常に受信できた場合を示している。なお、タイマが満了するまでにユニキャスト階層のデータを受信した場合は、タイマはその時点で終了し、視聴が開始される。
ここで、ユニキャスト階層データが受信できない場合は、アクセス要求がIPネットワークで欠落し、送信装置100まで届かなかった場合や、送信装置100にて正常に処理されなかった場合、IPネットワークでユニキャスト階層データが欠落した場合などが考えられるが、その原因については本発明を限定するものではない。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、送信装置100において、受信装置300の認証を行う例を説明する。
図15は、本発明の第3の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャートである。
IPアドレスが「130.0.0.1」である受信装置300の階層管理テーブル3110の例を図16に示すように設定されているものとする。階層管理テーブル310には、階層識別子と、階層の転送形態を示すフラグと、要求先IPアドレスが保持されている。
また、図17に、アクセス要求送信部330におけるアクセス要求管理データを示す。当該管理データはアクセス要求送信部330内のメモリに設定されるものとする。アクセス要求管理データとしては、アクセス先アドレスと、コンテンツ名と、認証情報が保持される。認証情報とは、送信装置100にてユーザの正当性を確認するために用いられる情報であり、一般の文字列でも受信装置300のIPアドレスでも暗号化されたデータでも何でもよい。なお、本実施の形態においては、コンテンツAの階層識別子「1」が基本階層(階層1)、階層識別子「2」及び「3」はそれぞれ別の拡張階層(階層2、階層3)であるとする。
また、ネットワーク構成は、図2と同様であるとし、送信装置100の初期設定は第1の実施の形態の図11(A)と同様であるとし、「階層2」及び「階層3」については、予めマルチキャスト配信されているものとする。
当該受信装置300がコンテンツAに対して視聴を開始する場合、アクセス要求送信部330は、図16に示す階層管理テーブル310を参照すると共に(ステップ401)、アクセス要求送信部330のメモリで管理している管理データから認証情報を取得する(ステップ402)。その後、ユニキャストの「階層1」については、アクセス要求に認証情報を付与して所望の送信装置100に送信する(ステップ403)。
送信装置100のアクセス要求受信部130では、図18に示すように、メモリ内のアクセス要求管理データとして、コンテンツ毎、ユーザアドレス毎に認証情報を管理し、当該受信装置300から送付されたユニキャスト階層へのアクセス要求を受信した場合、当該アクセス要求に付与されている認証情報と、アクセス要求受信部130のメモリで管理している認証情報との照合を行い、一致した場合には(ステップ404)、第1の実施の形態と同様に、図11(B)に示すように、階層管理テーブル110に受信元IPアドレスの設定を行い、ユニキャストデータの送信を開始する(ステップ405)。
また、受信装置300は、ユニキャスト階層のデータを受信し始めた後に、マルチキャスト階層「2」及び「3」を受信するために、当該マルチキャストアドレス、もしくはユニキャストアドレスと送信元IPアドレスを記述したアクセス要求(JOIN)を、受信装置収容ルータ400に送信し(ステップ406)、再生を開始する(ステップ407)。
なお、本実施の形態の動作は、第2の実施の形態で記述した図13の動作のシーケンスチャートにも適用することが可能であり、合わせて利用することもできる。
一方、図19に示すように、ユニキャストアクセス認証要求に付与された認証情報が、送信装置100のアクセス要求受信部130のメモリに管理されている情報と一致しない場合、認証不可と判定し(ステップ501)、認証不可通知を送信し(ステップ502)、ユニキャストデータ送信を実施しない。認証情報不可通知を受信した受信装置300は視聴を終了する(ステップ503)。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、階層符号化データ管理装置を用いる例を説明する。
図20は、本発明の第4の実施の形態におけるネットワーク構成例であり、IPネットワーク内に管理装置収容ルータ600があり、それに階層符号化データ管理装置500(IPアドレスが「150.0.0.1」)が設けられている。なお、当該管理装置500は別の収容ルータ(例えば送信装置収容ルータ200)に設置されることも考えられ、同図の構成に限定されるものではない。その他の装置については図2と同様である。
また、図21は、本発明の第4の実施の形態における階層符号化データ管理装置の構成を示す。階層符号化データ管理装置500は、コンテンツ管理テーブル510、IPパケット送信部520、アクセス要求先問い合わせ受信部530から構成される。
図22は、本発明の第4の実施の形態における階層符号化データ管理装置のコンテンツ管理テーブルのデータリストの構成例を示す。同図では、コンテンツ毎にコンテンツ名、階層識別子、転送形態を示すフラグ、ユニキャスト階層であれば送信装置100のIPアドレス、マルチキャストの階層であれば、送信装置100のIPアドレスとマルチキャストアドレスの組が登録されている。なお、マルチキャスト階層の場合、マルチキャストアドレスのみでもよい。
また、図23は、本発明の第4の実施の形態における受信装置のアクセス要求送信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データの構成例を示す。アクセス要求先問い合わせ管理データは、アクセス要求送信部330内のメモリに設定されるデータであり、アクセス要求先情報を取得するための管理装置500のアドレスとコンテンツ名が保持されている。
次に、上記の構成における本実施の形態の動作を説明する。
図24は、本発明の第4の実施の形態における動作(データリストの取得)のシーケンスチャートである。同図の動作では、受信装置300がコンテンツAの情報を管理装置500より取得し、送信装置100に対してアクセス要求を行うまでを示す。
受信装置300がコンテンツAの情報を取得する前は、図25(A)に示すように、受信装置300の階層管理テーブル310には、まだコンテンツ情報は登録されていないものとする。受信装置300は、コンテンツAの情報を取得するためにどの管理装置500に対してアクセス要求先問い合わせを送信すればよいかといった、アクセス要求先情報を図23に示す管理データから取得する(ステップ601)。
次に、取得したデータを元に管理装置500に対して、要求するデータ名を付加したアクセス要求先問い合わせを送信する(ステップ602)。この場合、データ名には「コンテンツA」が指定される。管理装置500は、アクセス要求先問い合わせ受信部530にて受信したアクセス要求先問い合わせからデータ名を取得し、コンテンツ管理テーブルリスト510からデータ名に対するデータリスト(図22)を検索して返信し(ステップ603)、当該データリストを受信した受信装置300は、その情報に基づいて図25(B)に示すように階層管理テーブル310に設定を行う(ステップ604)。
この後は、受信装置300のアクセス要求送信部330が階層管理テーブル310を参照し、ユニキャスト階層に対するアクセス要求を実施する。
なお、階層管理テーブル310参照後については、第1〜第3の実施の形態に記載の、視聴開始動作(図10のステップ104、図13のステップ301、図15のステップ401、図19)と同様であるため、説明を省略する。
[第5の実施の形態]
本実施の形態では、第4の実施の形態に示す構成において、認証情報を用いる例を説明する。
図26は、本発明の第5の実施の形態の受信装置のアクセス要求送信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データの構成を示す。ここでは、アクセス要求送信部330内のメモリに、アクセス要求先問い合わせ管理データとして、アクセス先の管理装置500のアドレスと、コンテンツ名と、認証情報が保持される。認証情報とは、管理装置500にてユーザの正当性を確認するために用いられる情報であり、一般の文字列でも受信装置300のIPアドレスでも暗号化されたデータでも何でもよい。
一方、図27は、管理装置500のアクセス要求先問い合わせ受信部530内のメモリで管理されるアクセス要求先問い合わせ管理データの例を示す。アクセス要求先問い合わせ管理データは、ユーザアドレスに対応した認証情報を管理する。
次に上記の構成における動作を説明する。
図28は、本発明の第5の実施の形態における動作(データリスト取得)のシーケンスチャートである。
同図のシーケンスチャートでは、受信装置300がコンテンツAの情報を管理装置500から取得するまでを記載している。
受信装置300は、コンテンツAの情報を取得するために、どの管理装置500に対してアクセス要求先問い合わせを送信すればよいかといった、アクセス要求先情報を図26に示す管理データから取得する。なお、この場合、認証情報も合わせて取得する(ステップ701)。
次に、受信装置300は、取得したデータを元に、管理装置500に対して要求するデータ名と認証情報を付加したアクセス要求先問い合わせを送信する(ステップ702)。管理装置500は、受信装置300から受信した認証情報と当該受信装置300のアドレスの組み合わせからアクセス要求先問い合わせ受信部530のメモリ内に格納されているアクセス要求先問い合わせ管理データを照合し、ユーザ認証を行う(ステップ703)。
その結果、認証が成功し、正規ユーザと判断された場合には、受信装置300から要求されたデータ名に対するデータリストを返信する(ステップ704)。この後は、第4の実施の形態の図24におけるステップ604以降と同様の処理となるので、説明は省略する。
なお、ステップ702において、認証が不許可の場合は管理装置500からデータリストは返信されず、受信装置300はコンテンツAの情報を入手することができないため、視聴が不可能となる。
[第6の実施の形態]
本実施の形態では、送信装置から暗号化されたデータを受信装置に転送する例を説明する。
図29は、本発明の第6の実施の形態の送信装置における階層管理テーブルの構成を示す。図29(A)は、送信コンテンツ毎に階層識別子と、配信形態を示すフラグと、送信先IPアドレスと、暗号鍵を保持する。
また、ユニキャストで配信される階層については、暗号鍵は宛先IPアドレス毎、つまり受信装置300ごとに異なるものも設定可能である。ここでは、コンテンツAの場合を例にとって示している。また、コンテンツAの階層識別子「1」の階層は、ユニキャストで転送されるものとし、コンテンツAの基本階層とする。また、階層識別子「2」、「3」の階層は、マルチキャストで転送されるものとし、それぞれの別の拡張階層とする。
本実施の形態では、IPアドレスが「130.0.0.1」と「130.0.1.1」の2台の受信装置300に対してコンテンツAを送信中の例である。
また、図29(B)に示すように、暗号化されている階層の識別を容易にするために暗号識別子を有することも考えられる。
図30は、送信装置100のアクセス要求受信部130のメモリに格納されている鍵管理テーブル構成を示す。鍵管理テーブルは、ユニキャストで転送される、あるいは、基本階層に対して暗号化される暗号鍵と、それを復号するための復号鍵とが対となって管理される。受信装置300からのアクセス要求があった場合に、暗号化されるべき階層に対しては所定の暗号化鍵が利用され、受信装置300に対しては、当該暗号鍵に対応する解読鍵が送信される。
一方、受信装置300の階層管理テーブル310の例を図31に示す。図31(A)は、受信コンテンツ毎に、階層識別子と、配信形態を示すフラグと、要求先アドレスと、解読鍵を保持する。ここで保持される解読鍵は暗号鍵に対応する解読鍵である。なお、配信形態がユニキャストの階層の場合は送信装置100のIPアドレスが、マルチキャストの階層の場合は、マルチキャストアドレスと送信装置100の送信元IPアドレスが保持される。なお、マルチキャスト階層の場合は、マルチキャストアドレスのみでもよい。また、図31(B)に示すように、暗号化されている階層の識別を容易にするために暗号識別子を有することも考えられる。
次に、本実施の形態における動作を説明する。
図32は、本発明の第6の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャートである。
まず、送信装置100における階層管理テーブル110は、図33(A)のように設定されているものとする(ステップ801)。なお、マルチキャストで配信される階層の「階層2」、「階層3」については、予めマルチキャスト配信されているものとする(ステップ802)。受信装置300(IPアドレスが「130.0.0.1」)における階層管理テーブル310は図34(A)のように設定されているものとする(ステップ803)。
次に、受信装置300がコンテンツAの受信を開始する場合、アクセス要求送信部330が階層管理テーブル310を参照し、ユニキャスト階層の要求先アドレス情報を取得する(ステップ804)。その後、ユニキャストアクセス要求を送信装置100に対して送信する(ステップ805)。受信装置300からのユニキャストアクセス要求を受信した送信装置100は、図33(B)に示されているように、当該受信装置300のIPアドレスを階層管理テーブル110に登録すると共に、ユニキャストで転送されている基本階層は暗号化識別子により暗号化対象であることを認識して、暗号化鍵「1」にて暗号化することを決定して、階層管理テーブル110に暗号鍵「1」にて暗号化していることを登録する(ステップ806)。
次に、図30に示すアクセス要求受信部130のメモリ内の鍵管理テーブルから暗号鍵「1」に対する解読鍵が解読鍵「1」であることを取得し、当該解読鍵を当該受信装置300に対して送信した後(ステップ807)、ユニキャスト階層「1」を暗号化して受信装置300に対してユニキャスト配信を開始する(ステップ809)。
解読鍵「1」を受信した受信装置300は、図34(B)に示すようにユニキャストの基本階層の解読鍵が解読鍵「1」であると階層管理テーブル310に登録し(ステップ808)、受信した階層「1」のデータを解読鍵「1」にて解読し、復号化して再生を開始する(ステップ810)。その後、マルチキャスト階層(階層2、階層3)については順次マルチキャストアクセス要求が送信され、再生される(ステップ811)。
なお、本実施の形態には、前述の第2の実施の形態で説明したのと同等のタイマ機能を付加することも考えられる。この動作を図35を用いて説明する。なお、図32におけるステップ804までの動作は同様である。図35の動作のフロー中、ユニキャストアクセス要求を送信後(ステップ901)、タイマを設定し(ステップ902)、減算を開始する。その後ユニキャスト階層のデータを受信する前にタイマが満了した場合(ステップ903)、ユニキャストアクセス終了要求を送信すると共に(ステップ904)、マルチキャスト階層の受信如何に関わらず、それらに対してもマルチキャストアクセス終了要求を送信し(ステップ904)、視聴を終了する。
また、本実施の形態には、前述の第3の実施の形態で説明したのと同等の認証機能を付加することも可能である。これを図36を用いて説明する。なお、図32におけるステップ804までは同一の流れとなる。その後、図36に示すように、受信装置300は、アクセス要求送信部330のメモリで管理している管理データから認証情報を取得し(ステップ1001)、ユニキャストの階層「1」について、アクセス要求に認証情報を付与して所望の送信装置100に送信する(ステップ1002)。送信装置100のアクセス要求受信部130では、当該受信装置300から送付されたユニキャスト階層へのアクセス要求を受信した場合、当該アクセス要求に付与されている認証情報と、アクセス要求受信部130のメモリで管理している認証情報との照合を行い、認証を許可した場合には(ステップ1003)、階層管理テーブル110に受信元IPアドレスの登録を行い(ステップ1004)、解読鍵を受信装置300に対して送信する(ステップ1005)。その後は、図32のステップ809以降と同様の流れとなる。
[第7の実施の形態]
本実施の形態は、受信装置が管理装置にアクセス要求先問い合わせを行い、データリストと送信装置から取得するデータを解読するための鍵を取得する例を説明する。
図36は、本発明の第7の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その1)である。
なお、ネットワーク構成は図20と同様であるとする。以下では、受信装置300(IPアドレス「130.0.0.1」)が管理装置500(IPアドレス「150.0.0.1」)に対してコンテンツ情報を取得し、コンテンツの視聴を開始するまでの動作を示す。
まず、受信装置300は、図38に示すようなアクセス要求送信部330のメモリに管理されているアクセス要求先問い合わせ管理データを検索し、管理装置500の情報を取得する(ステップ1101)。その後、受信装置300は、管理装置500に対してアクセス要求先問い合わせを、データ名(この場合コンテンツA)を付加して送信する(ステップ1102)。
アクセス要求先問い合わせを受信した管理装置500は、アクセス要求先問い合わせの内容と図39に示す管理テーブル510から所望の情報を検索し、データリストを受信装置300に対して返信する(ステップ1103)と共に、暗号化ありの階層については解読鍵も同時に送信する(ステップ1104)。
データリストと解読鍵を受信した受信装置300は、図40(A)に示す階層管理テーブル310に対して、取得したデータを図40(B)のように登録する(ステップ1105)。その後は、登録が完了した階層管理テーブル310を参照し、ユニキャスト階層に対しては送信装置100に対してユニキャストアクセス要求を送信し、視聴を開始する。なお、これ以降のフローは第6の実施の形態の図32のステップ809以降と同様であるため、説明を省略する。
また、図37の動作のフローにおいて、第5の実施の形態と同様に受信装置300と管理装置500の間で認証情報を付加する方法も考えられる。これを図41を用いて説明する。
図41は、本発明の第7の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その2)である。
受信装置300は、図42に示すようなアクセス要求送信部330のメモリに格納されているアクセス要求先問い合わせ管理データを検索し、管理装置500の情報を取得する(ステップ1201)。その後、管理装置500に対してアクセス要求先問い合わせを、データ名(この場合コンテンツA)、認証情報を付加して送信する(ステップ1202)。アクセス要求先問い合わせを受信した管理装置500は、アクセス要求先問い合わせに付加された認証情報と図43に示す管理データとを照合し、認証許可した場合のみ(ステップ1203)、要求されたデータ名に対応する情報を受信装置300に返信する(ステップ1204)と共に、暗号化ありの階層については解読鍵も同時に送信する(ステップ1205)。その後は、図37におけるステップ0015と同様の流れとなるので、説明を省略する。
[第8の実施の形態]
本実施の形態では、冗長化について説明する。
本実施の形態のネットワーク構成は、図2と同様である。
図44は、本発明の第8の実施の形態における送信装置の階層管理テーブルの例である。
図44(A)は、送信コンテンツ毎に階層識別子と、配信形態を示すフラグと、送信先IPアドレスと、冗長化方法を保持する。
また、ユニキャストで配信される階層については、冗長化方法は宛先IPアドレス毎、つまり、受信装置300毎に変更することも可能である。ここでは、コンテンツAの場合を例にとって示しており、コンテンツAの階層識別子「1」の階層は、ユニキャストで転送されるものとし、コンテンツAの基本階層とする。また、階層識別子「2」と「3」の階層は、マルチキャストで転送されるものとし、それぞれ別の拡張階層とする。なお、同図は送信装置100が2台の受信装置300(IPアドレスが「130.0.0.1」と「130.0.1.1」)に対して送信している例を示している。また、図44(B)に示すように、冗長化されている階層の識別を容易にするために冗長化識別子を有するようにしてもよい。
一方、受信装置300の階層管理テーブル310の構成例を図45に示す。図45では、IPアドレスが「130.0.0.1」である受信装置300の例を示す。図45(A)は、受信コンテンツ毎に階層識別子と、配信形態を示すフラグと、要求先アドレスと、冗長化方法を保持する。なお、配信形態がユニキャストの階層の場合は送信装置100のIPアドレスが、マルチキャストの階層の場合は、マルチキャストアドレスと送信装置100の送信元IPアドレスが保持される。なお、マルチキャスト階層の場合は、マルチキャストアドレスのみでよい。また、図45(B)に示すように、冗長化されている階層の識別を容易にするために冗長識別子を有することも考えられる。
なお、本発明における冗長化の方法については特に規定はせず、冗長化方法により本発明が制限されるものではない。
以下、動作を図46を用いて説明する。
まず、送信装置100における階層管理テーブル110は、図47(A)のように設定されているものとする(ステップ1301)。なお、マルチキャストで配信される階層の階層「2」、及び階層「3」については予めマルチキャスト配信されているものとする(ステップ1302)。受信装置300(IPアドレスが「130.0.0.1」)における階層管理テーブル100は、図48(A)のように設定されているものとする(ステップ1303)。
次に、受信装置300がコンテンツAの受信を開始する場合、アクセス要求送信部330が階層管理テーブル310を参照し、ユニキャスト階層の要求先アドレス情報を取得する(ステップ1304)。その後、ユニキャストアクセス要求を送信装置100に対して送信する(ステップ1305)。受信装置300からのユニキャストアクセス要求を受信した送信装置100は、図47(B)に示されているように、当該受信装置300のIPアドレスを階層管理テーブル310に登録すると共に(ステップ1306)、ユニキャストで転送される基本階層は冗長識別子により冗長化対象であることを認識して冗長化方法を受信装置300に通知し(ステップ1307)、ユニキャスト階層「1」を冗長化して受信装置300に対してユニキャスト配信する(ステップ1309)。
一方、受信装置300は、冗長化方法を受信したら、図48(A)から図48(B)のように階層管理テーブル310に登録し(ステップ1308)、受信した階層「1」のデータを復号して再生を開始する(ステップ1310)。その後、マルチキャスト階層(階層2、階層3)については順次マルチキャストアクセス要求が送信され、再生される(ステップ1311)。
なお、本実施の形態における動作の冗長化方法は、ユニキャストで配信される基本階層のみ設定されている例を示したが、図49及び図50のようにマルチキャストで配信される階層にのみ設定することも可能であり、ユニキャスト、マルチキャスト配信される階層に対しても冗長化することも可能である。
また、本実施の形態には、第6の実施の形態で説明した暗号鍵の機能を同時に用いることも可能である。つまり、図32における解読鍵送付時(図32のステップ807)に同時に冗長化方法の通知を行い、解読鍵登録時(図32のステップ808)において同時に冗長化の登録を行うことで、受信装置300の階層化管理テーブル310の設定は完了する。その後データを受信した後は、受信装置300にてまずは冗長化されたデータを復号し、その結果得られたデータを解読鍵で解読して再生すればよい。
また、第2の実施の形態のタイマ機能、及び第3の実施の形態の認証機能も合わせて実施可能であるが、詳細は、第6の実施の形態に記載の方法と同様であるため、説明を省略する。
上記の第1〜第8の実施の形態における各装置の操作をプログラムとして構築し、各種テーブルを格納する記憶手段を設けたコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムを第1〜第8の実施の形態における各装置として利用されるコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、コンピュータにインストールして実行させる、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、階層符号化されたデータをIPネットワーク上で転送する技術に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成例である。 本発明の第1の実施の形態における送信装置の構成例である。 本発明の第1の実施の形態における送信装置の階層管理テーブルの構成例(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における送信装置の階層管理テーブルの構成例(その2)である。 本発明の第1の実施の形態における受信装置の構成例である。 本発明の第1の実施の形態における受信装置の階層管理テーブルの構成例(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における受信装置の階層管理テーブルの構成例(その2)である。 本発明の第1の実施の形態における受信装置の階層管理テーブルの構成例(その3)である。 本発明の第1の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における送信装置の階層管理テーブル状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における動作(視聴終了)のシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態における受信装置の階層管理テーブルの構成例である。 本発明の第3の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その1)である。 本発明の第3の実施の形態における受信装置の階層管理テーブルの構成例である。 本発明の第3の実施の形態の受信装置のアクセス要求送信部におけるアクセス要求管理データ構成例である。 本発明の第3の実施の形態の送信装置のアクセス要求受信部におけるアクセス要求管理データ構成例である。 本発明の第3の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その2)である。 本発明の第4の実施の形態におけるネットワーク構成例である。 本発明の第4の実施の形態における管理装置の構成例である。 本発明の第4の実施の形態における管理装置のコンテンツ管理テーブルリストの例である。 本発明の第4の実施の形態の受信装置のアクセス要求送信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データ構成例(その1)である。 本発明の第4の実施の形態における動作(データリスト取得)のシーケンスチャートである。 本発明の第4の実施の形態における受信装置の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第5の実施の形態における受信装置のアクセス要求送信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データ構成例である。 本発明の第5の実施の形態における管理装置のアクセス要求先問い合わせ受信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データ構成例である。 本発明の第5の実施の形態における動作(データリスト取得)のシーケンスチャートである。 本発明の第6の実施の形態における送信装置の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第6の実施の形態の送信装置のアクセス要求受信部における鍵管理テーブル構成例である。 本発明の第6の実施の形態における受信装置(130.0.0.1)の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第6の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その1)である。 本発明の第6の実施の形態における送信装置の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第6の実施の形態における受信装置(130.0.0.1)の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第6の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その2)である。 本発明の第6の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その3)である。 本発明の第7の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その1)である。 本発明の第7の実施の形態の受信装置のアクセス要求送信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データ構成例である。 本発明の第7の実施の形態における管理装置のコンテンツ管理テーブルリスト例である。 本発明の第7の実施の形態における受信装置(130.0.0.1)の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第7の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャート(その2)である。 本発明の第7の実施の形態の受信装置のアクセス要求送信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データの構成例である。 本発明の第7の実施の形態における管理装置のアクセス要求先問い合わせ受信部におけるアクセス要求先問い合わせ管理データ構成例である。 本発明の第8の実施の形態における送信装置の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第8の実施の形態における受信装置(130.0.0.1)の階層管理テーブル構成例である。 本発明の第8の実施の形態における動作(視聴開始)のシーケンスチャートである。 本発明の第8の実施の形態における送信装置の階層管理テーブル構成例(その1)である。 本発明の第8の実施の形態における受信装置(130.0.0.1)の階層管理テーブルの構成例(その1)である。 本発明の第8の実施の形態における送信装置の階層管理テーブル構成例(その2)である。 本発明の第8の実施の形態における受信装置(130.0.0.1)の階層管理テーブル構成例(その2)である。
符号の説明
100 送信装置
110 階層管理テーブル
120 IPパケット送信部
130 アクセス要求受信部
140 符号化部
200 送信装置収容ルータ
300 受信装置
310 階層管理テーブル
320 IPパケット受信部
330 アクセス要求送信部
340 復号化部
400 受信装置収容ルータ
500 管理装置
510 コンテンツ管理テーブル
520 IPパケット送信部
530 アクセス要求先問い合わせ受信部
600 管理装置収容ルータ

Claims (21)

  1. データを複数階層に分割して符号化した階層符号化データをIP(Internet Protocol)ネットワークで階層毎に転送するために用いられ、IPネットワークに接続した階層符号化データ送信装置(以下、送信装置と記す)と、階層符号化データ受信装置(以下、受信装置と記す)とから構成されるシステムにおける、階層符号化データ転送方法であって、
    前記送信装置は、
    階層符号化データの階層情報と、各階層のデータ転送に用いるIPパケットの宛先IPアドレスと、の関係を記憶しておく送信−階層管理テーブルと、
    データから1以上のIPパケットを生成し、宛先IPアドレスを付与して送信する、IPパケット送信手段と、を有し、
    前記受信装置は、
    受信したIPパケットの宛先IPアドレス、または、送信元IPアドレスと、階層符号化データの階層情報との関係を記憶しておく受信−階層管理テーブルと、
    受信したIPパケットの宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組み合わせに基づき、受信したデータの階層を識別するIPパケット受信手段と、を有し、
    前記送信装置と前記受信装置において、予め、複数階層のうち、いずれか1階層のデータをIPユニキャストで転送することを定め、前記以外の階層については、それぞれの階層のデータをIPマルチキャストで転送すること、及び転送に使用するIPマルチキャストが定められ、
    前記送信装置の送信−階層管理テーブルには、IPユニキャストで転送する階層に対しては、データを受信する全ての受信装置のIPアドレスを登録し、IPマルチキャストで転送する階層に対しては、階層毎に転送に使用するIPマルチキャストアドレスが登録され、
    前記受信装置の受信−階層管理テーブルには、IPユニキャストで転送する階層に対しては、データを送信する送信装置のIPアドレスを登録し、または、IPマルチキャストで転送する階層に対しては、それぞれ転送に使用するIPマルチキャストアドレスが登録されている状況において、
    前記送信装置において、
    階層符号化データを送信する場合に、前記送信−階層管理テーブルを参照し、送信するデータの階層に関連付けて記憶されたIPアドレスが、IPユニキャストアドレスであれば、記憶されたIPアドレスの数だけIPパケットを生成し、記憶された各IPユニキャストアドレスを、各IPパケットの宛先IPアドレスに、それぞれ付与して送信し、
    あるいは、データの階層に関連付けて記憶されたIPアドレスが、IPマルチキャストアドレスであれば、IPパケットを生成し、記憶されたIPマルチキャストアドレスを、宛先IPアドレスに付与して送信し、
    前記受信装置は、前記IPパケットを受信した場合に、
    受信した前記IPパケットの宛先アドレスが、IPマルチキャストアドレスである場合は、当該IPマルチキャストアドレスに基づき、前記受信−階層管理テーブルを参照して、該当した階層を受信したデータの階層として識別し、
    あるいは、受信した前記IPパケットの宛先IPアドレスが、当該受信装置のIPアドレスである場合は、送信元IPアドレスに基づき、前記受信−階層管理テーブルを参照して、該当した階層を受信したデータの階層として識別する、
    ことを特徴とする階層符号化データ転送方法。
  2. 前記受信装置において、
    IPパケットを受信した場合に、宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組み合わせを記憶し、IPマルチキャストで転送する階層に対しては、階層毎に転送に使用されるIPマルチキャストと前記送信装置のIPアドレスの組み合わせが登録され、IPユニキャストで転送する階層に対しては、前記受信装置のIPアドレスと、前記送信装置のIPアドレスの組み合わせが登録された、前記受信−階層管理テーブルを、受信したIPパケットの宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組み合わせに基づき、参照して、該当した階層をデータの階層として識別する請求項1記載の階層符号化データ転送方法。
  3. 前記送信装置において、
    階層符号化された複数階層のうち、基本階層のデータのみをIPユニキャストで転送し、基本階層以外のデータをIPマルチキャストで転送する
    請求項1または、2記載の階層符号化データ転送方法。
  4. 前記受信装置において、
    階層符号化データの受信を要求する場合に、
    IPユニキャストで転送する階層に対してはユニキャスト識別情報を記憶した前記受信−階層管理テーブルを参照し、階層毎に、階層に関連付けられて記憶されたIPアドレスがIPユニキャストアドレスであれば、当該IPユニキャストアドレスの送信装置に対し、アクセス要求を送信し、
    あるいは、階層に関連付けられて記憶されたIPアドレスが、IPマルチキャストアドレスまたは、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせであれば、IPマルチキャスト制御プロトコルを用いて、当該IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせに対し、IPマルチキャスト要求を送信し、
    前記送信装置において、
    前記受信装置から前記アクセス要求を受信した場合に、ユニキャスト識別情報が記憶された前記送信−階層管理テーブルに、階層に関連付けて該アクセス要求の送信元IPアドレスを登録する請求項1乃至3記載の階層符号化データ転送方法。
  5. 前記受信装置において、
    前記送信装置に対するアクセス要求を、IPマルチキャスト要求に先立ち送信し、
    IPユニキャストで転送される階層のデータが到着した後に、IPマルチキャスト制御プロトコルを用いて、IPマルチキャスト要求を送信する、
    請求項4記載の階層符号化データ転送方法。
  6. 前記受信装置において、
    基本階層に対するアクセス要求を、基本階層以外に対するアクセス要求に先立ち送信し、
    基本階層データが到着した後に、前記基本階層以外に対するアクセス要求を送信する、
    請求項4記載の階層符号化データ転送方法。
  7. 前記受信装置において、
    基本階層から最上位階層まで、階層順にデータが到着した後に、次の階層に対するアクセス要求を送信する、
    請求項6記載の階層符号化データ転送方法。
  8. 前記受信装置において、
    前記送信装置に対し、アクセス要求を送信したら、タイマを起動し、
    タイムアウトするまでに、IPユニキャストで転送される階層のデータを受信しなかった場合には、IPマルチキャスト制御プロトコルにおける、IPマルチキャストで転送される階層に対するIPマルチキャスト終了要求を送信する、
    請求項4記載の階層符号化データ転送方法。
  9. 前記受信装置において、
    基本階層に対するアクセス要求を送信したら、タイマを起動し、
    タイムアウトするまでに、基本階層のデータを受信しなかった場合には、基本階層以外の各階層に対して、前記受信―階層管理テーブルを参照し、IPマルチキャストアドレスが記憶されていた場合には、IPマルチキャスト制御プロトコルにおける、当該IPマルチキャストアドレスに対するIPマルチキャスト終了要求を送信し、
    IPユニキャストアドレスが記憶されていた場合には、当該IPユニキャストアドレスの送信装置に対し、アクセス終了要求を送信する、
    請求項4記載の階層符号化データ転送方法。
  10. 前記受信装置において、
    階層符号化データの受信を終了する際に、
    前記受信−階層管理テーブルを参照し、IPマルチキャストアドレスが記憶されていた場合には、IPマルチキャスト制御プロトコルにおける、当該IPマルチキャストアドレスに対するIPマルチキャスト終了要求を送信し、
    IPユニキャストアドレスが記憶されていた場合には、当該IPユニキャストアドレスの送信装置に対し、アクセス終了要求を送信し、
    前記送信装置において、
    アクセス終了要求を受信した場合に、前記送信−階層管理テーブルに記憶された、前記受信装置のIPユニキャストアドレスのうち、アクセス終了要求を送信した受信装置のIPアドレスを削除する、
    請求項4乃至9記載の階層符号化データ転送方法。
  11. 前記受信装置において、
    アクセス要求に認証情報を付与して送信し、
    前記送信装置において、
    受信したアクセス要求を認証手段により認証し、許可した場合のみ該アクセス要求を受け付け、前記送信−階層管理テーブルに、受信装置のIPアドレスを登録し、
    前記アクセス要求を拒否した場合には、アクセス拒否通知を送信する、
    請求項4乃至10記載の階層符号化データ転送方法。
  12. 前記IPネットワークに階層符号化データ管理装置(以下、管理装置と記す)を設け、
    前記管理装置において、
    階層符号化データのデータ名と、当該データの各階層の転送で使用する、IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせ、または、送信装置のIPユニキャストアドレスを記憶手段に記憶し、
    前記受信装置において、
    前記管理装置に対して、データ名を指定した、アクセス要求先問い合わせを送信し、
    前記管理装置から、各階層の転送で使用する、IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせ、または、送信装置のIPユニキャストアドレスを受信したら、前記受信−階層管理テーブルに登録する、
    請求項4乃至11記載の階層符号化データ転送方法。
  13. 受信装置において、
    前記アクセス要求先の問い合わせに認証情報を添付して前記管理装置に送信し、
    前記管理装置において、
    前記受信装置から受信した前記アクセス要求先の問い合わせを認証し、許可した場合のみ、各階層の転送で使用する、IPマルチキャストアドレス、または、IPマルチキャストアドレスと送信装置のIPユニキャストアドレスの組み合わせ、または、送信装置のIPユニキャストアドレスを前記記憶手段から読み出して該受信装置に送信する、
    請求項12記載の階層符号化データ転送方法。
  14. 前記送信装置において、
    暗号化して転送する階層に対する暗号鍵を送信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
    1つ以上の階層のデータを前記暗号鍵を用いて暗号化して送信し、
    前記受信装置において、
    前記暗号鍵に対応する解読鍵を受信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
    階層毎に暗号化されたデータを前記解読鍵を用いて解読する、
    請求項1乃至13記載の階層符号化データ転送方法。
  15. 前記送信装置の前記送信−階層符号化管理テーブルにおいて、階層毎に、暗号化あり、あるいは、暗号化なし、を識別するための暗号化識別情報と、暗号化ありの場合、暗号鍵を格納し、
    前記受信装置の前記受信−階層符号化管理テーブルにおいて、階層毎に、暗号化あり、あるいは、暗号化なし、を識別するための暗号化識別情報と、暗号化ありの場合、解読鍵を格納する、
    請求項14記載の階層符号化データ転送方法。
  16. 前記送信装置において、
    IPユニキャストで転送する階層に対してのみ、前記送信−階層符号化管理テーブルに暗号鍵を記憶し、
    前記受信装置において、
    IPユニキャストで転送する階層に対しのみ、前記受信−階層符号化管理テーブルに解読鍵を記憶し、
    前記送信装置において、
    IPユニキャストで転送するデータのみ前記暗号鍵で暗号化して転送する、
    請求項14または、15記載の階層符号化データ転送方法。
  17. 前記送信装置において、
    基本階層に対してのみ、暗号鍵を前記送信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
    前記受信装置において、
    基本階層に対してのみ、解読鍵を前記受信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
    前記送信装置において、
    基本階層のデータのみ、前記暗号鍵を用いて暗号化して転送する、
    請求項14または、15記載の階層符号化データ転送方法。
  18. 前記送信装置において、
    前記解読鍵を前記送信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
    前記受信装置からアクセス要求を受信した場合に、該受信装置に対して、前記解読鍵を送信し、
    前記受信装置において、
    前記解読鍵を階層に関連付けて、前記受信−階層符号化管理テーブルに記憶する、
    請求項14乃至17記載の階層符号化データ転送方法。
  19. 前記管理装置において、
    前記階層符号化データのデータ名と、解読鍵を関連付けて記憶手段に記憶し、
    前記アクセス要求を受信した受信装置に対して、前記解読鍵を送信し、
    前記受信装置において、
    前記管理装置から前記解読鍵を受信した場合に、階層に関連付けて、前記受信−階層符号化管理テーブルに記憶する、
    請求項14乃至17記載の階層符号化データ転送方法。
  20. 前記送信装置において、
    階層毎にデータに冗長符号を付与して符号化し、
    送信−階層符号化管理テーブルに冗長化して転送する階層を記憶し、
    冗長化方法を前記受信装置に通知し、
    前記受信装置において、
    前記送信装置から通知された前記冗長化方法から冗長符号化して転送される階層を、受信−階層符号化管理テーブルに記憶し、
    受信した1つ以上の階層のデータを復号して再生する
    請求項1乃至19記載の階層符号化データ転送方法。
  21. 前記送信装置において、
    前記送信−階層符号化管理テーブルに、階層毎に、冗長符号化あり、あるいは、冗長符号化なし、を識別する冗長符号化識別情報を記憶し、
    前記受信装置において、
    前記受信−階層符号化管理テーブルに、階層毎に、冗長符号化あり、あるいは、冗長符号化なし、を識別する冗長符号化識別情報を記憶する、
    請求項20記載の階層符号化データ転送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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