JP2006246110A - 映像伝送装置およびシステム - Google Patents

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Takashi Watanabe
崇 渡辺
Tsuyoshi Maeda
剛志 前田
Masayuki Mizuno
雅之 水野
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Abstract

【課題】ネットワークを用いて映像信号を送信する映像伝送装置において、限られたネットワークリソースでは高速に映像を伝送できず、十分な速度での表示ができないと言う課題を解決し、限られた伝送量での通信環境においても、高速に映像を伝送し表示を行う映像伝送システムを提供することを目的とする。
【解決手段】映像信号から高速に表示を行う領域と低速に表示を行う領域に分離し、低速で表示を行う領域の映像データの伝送を抑えることによって、指定された領域の映像を高速に表示する機能が得られる。
【選択図】図9

Description

本発明は、映像信号を発生させるパーソナルコンピュータ(以後「PC」と省略する)等の映像信号発生装置、及びプロジェクタやディスプレイ等の表示装置を備えた映像表示システムに係り、特にワイヤレスLAN(Local Area Network)等によってPCやカメラ等で発生した映像信号を表示装置へ送信して表示を行う、ネットワーク入力方式の映像表示システムに関する。
近年、PCの普及とともにインターネットやイントラネットによるワイヤード/ワイヤレスのLANの普及と環境の整備が進んだ。液晶プロジェクタや大型ディスプレイ等にPCの画面に表示されている映像の表示を行い、プレゼンテーション等が盛んに行われている。ところが、PCと液晶プロジェクタ等を接続する映像信号ケーブルは一般に太くて取り扱いが面倒である。また、プレゼンテーションを行う上でプレゼンテーションを行うホールまで、ノートPCを運んでから行うことが多い。このため、イントラネット等のネットワークを使用し、PCの持ち運びや環境の再構築を必要としない、ワイヤレス/ワイヤードのLAN通信によるPC画面に表示されている映像のリアルタイム伝送が求められている。
従来、画像伝送については特許文献1に記載されているものが、知られている。
この映像伝送用ネットワークシステムを図18に示す。図18は従来の映像伝送用ネットワークシステムのシステム構成を示す図である。図18において、100は101と102を繋ぐネットワークである。101はカメラである。102は表示機能のある受信機である。
101のカメラは、撮像手段により映像信号を発生させ、その映像信号を圧縮してネットワークへと伝送する手段を持つ。102の受信機は、ネットワークから伝送されてきたデータ受信し、復号化を行い、表示手段により伝送されてきた映像信号を表示する機能を備える。
このシステムでは、101のカメラ内にある画素状態データを用いて前フレームと画素値を比較し差異の生じた領域を動画部分として検出し、その検出された領域の映像信号を圧縮して伝送している。また、映像信号の重要度が高い場合、高画質で低圧縮の符号化を用いてデータを生成し伝送を行う。
特開2004−146940号公報
しかしながら、上記従来の構成では、例えば、電波の伝播状態が乱れている場所での無線LANの使用や古いタイプのLANの使用、等のネットワーク環境が貧弱な場合において、十分な伝送速度が得られない状態では、動画部分をリアルタイムでの表示が行えない、と言う問題点を有していた。
本発明では上記従来の問題点を解決するもので、限られた伝送量での通信環境においても、動画部分を高フレームレートで表示を行う映像伝送システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、映像信号を発生させる映像信号発生手段と、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えたことを特徴とする画像伝送装置としたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項2に記載の発明は、前記所定の方法は、ユーザーが領域を指定する領域指定手段によって指定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置としたものであり、動画領域として指定する矩形領域をユーザーがポインティングデバイス等のユーザーインターフェースを用いて自由に設定でき、かつ、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項3に記載の発明は、前記所定の方法は、あらかじめ決められた矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置としたものであり、あらかじめ決定されている矩形領域を用いて動画領域、静止画領域の判別を行い、かつ、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項4に記載の発明は、前記所定の方法は、送信速度計測手段を備え、前記送信速度計測手段により計測された送信速度より面積を決定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置としたものであり、ネットワークの伝送速度によって伝送できるデータ量は決まるので、その伝送速度に対応した矩形領域を算出し、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項5に記載の発明は、前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項1記載の画像伝送装置としたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送する際に、動画領域内の映像データの伝送間隔を映像信号の更新速度とし、静止画領域内の映像データの伝送間隔を、動画領域内の映像データの伝送間隔のある定数倍にして伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項6に記載の発明は、前記所定の間隔は、送信速度を計測する送信速度計測手段を備え、動画領域の送信間隔は前記送信速度計測手段より計測された送信速度により規定される更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項1記載の画像伝送装置としたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送する際に、ネットワークの伝送速度によって伝送できるデータ量は決まるため、その伝送速度に対応した動画領域内の映像データの伝送間隔を設定し、静止画領域内の映像データの伝送間隔を動画領域内の映像データの伝送間隔のある定数倍にして伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項7に記載の発明は、映像信号を発生させる映像信号発生手段と、所定のアプリケーションが起動しているかを監視するアプリケーション監視手段と、前記アプリケーション監視手段により前記所定のアプリケーションの起動を検出したとき、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えたことを特徴とする画像伝送装置としたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、起動しているアプリケーションを監視し、ターゲットとなるアプリケーションが存在している際に静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項8に記載の発明は、前記所定のアプリケーションは、動画再生アプリケーションであることを特徴とする請求項7記載の画像伝送装置としたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、起動しているアプリケーションを監視し、動画再生を行う動画再生アプリケーションが存在している際に静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項9に記載の発明は、前記所定のアプリケーションは、プレゼンテーション用アプリケーションであることを特徴とする請求項7記載の画像伝送装置としたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送において、起動しているアプリケーションを監視し、プレゼンテーションを行うプレゼンテーション用アプリケーションが存在している際に静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項10に記載の発明は、前記所定の方法は、前記アプリケーション監視手段により検出された前記所定のアプリケーションが存在している矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項7記載の画像伝送装置としたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送において、起動しているアプリケーションを監視し、ターゲットとなるアプリケーションが存在している際に、アプリケーションが存在している矩形領域に含まれる領域と動画領域と判別することによりターゲットとなるアプリケーションを自動的に検出し、高速で伝送でき、かつ、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項11に記載の発明は、前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項7記載の画像伝送装置としたものであり、起動しているアプリケーションを監視し、ターゲットとなるアプリケーションが存在しているとき、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送する際に、動画領域内の映像データの伝送間隔を映像信号の更新速度とし、静止画領域内の映像データの伝送間隔を、動画領域内の映像データの伝送間隔のある定数倍にして伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項12に記載の発明は、前記所定の間隔は、送信速度を計測する送信速度計測手段を備え、動画領域の送信間隔は前記送信速度計測手段より計測された送信速度により規定される更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項7記載の画像伝送装置としたものであり、起動しているアプリケーションを監視し、ターゲットとなるアプリケーションが存在しているとき、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送する際に、ネットワークの伝送速度によって伝送できるデータ量は決まるため、その伝送速度に対応した動画領域内の映像データの伝送間隔を設定し、静止画領域内の映像データの伝送間隔を動画領域内の映像データの伝送間隔のある定数倍にして伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項13に記載の発明は、映像信号を発生させる映像信号発生手段と、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えた送信部と、送信されてきたデータを受信する受信手段と、受信したデータを表示する表示手段を備えた受信部、を備えることを特徴とする画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項14に記載の発明は、前記送信部の前記出力手段は、出力する映像信号を符号化する符号化手段を備え、前記受信部の前記受信手段により受信したデータを復号化する復号化手段を備えることを特徴とする請求項13記載の画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、かつ、伝送するデータを圧縮符号化することにより、さらに伝送するデータを削減しネットワークリソースへの負荷を軽減する、という作用を有する。
請求項15に記載の発明は、前記所定の方法は、ユーザーが領域を指定する領域指定手段によって指定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項13記載の画像伝送システムとしたものであり、動画領域として指定する矩形領域をユーザーがポインティングデバイス等のユーザーインターフェースを用いて自由に設定でき、かつ、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項16に記載の発明は、前記所定の方法は、あらかじめ決められた矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項13記載の画像伝送システムとしたものであり、あらかじめ決定されている矩形領域を用いて動画領域、静止画領域の判別を行い、かつ、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項17に記載の発明は、前記所定の方法は、送信速度計測手段を備え、前記送信速度計測手段により計測された送信速度より面積を決定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項13記載の画像伝送システムとしたものであり、ネットワークの伝送速度によって伝送できるデータ量は決まるので、その伝送速度に対応した矩形領域を算出し、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項18に記載の発明は、前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項13記載の画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送する際に、動画領域内の映像データの伝送間隔を映像信号の更新速度とし、静止画領域内の映像データの伝送間隔を、動画領域内の映像データの伝送間隔のある定数倍にして伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項19に記載の発明は、前記所定の間隔は、送信速度を計測する送信速度計測手段を備え、動画領域の送信間隔は前記送信速度計測手段より計測された送信速度により規定される更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項13記載の画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送する際に、ネットワークの伝送速度によって伝送できるデータ量は決まるため、その伝送速度に対応した動画領域内の映像データの伝送間隔を設定し、静止画領域内の映像データの伝送間隔を動画領域内の映像データの伝送間隔のある定数倍にして伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項20に記載の発明は、映像信号を発生させる映像信号発生手段と、所定のアプリケーションが起動しているかを監視するアプリケーション監視手段と、前記アプリケーション監視手段により前記所定のアプリケーションの起動を検出したとき、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えた送信部と、送信されてきたデータを受信する受信手段と、受信したデータを表示する表示手段を備えた受信部を備えたことを特徴とする画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、起動しているアプリケーションを監視し、ターゲットとなるアプリケーションが存在している際に静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項21に記載の発明は、前記所定のアプリケーションは、動画再生アプリケーションであることを特徴とする請求項20記載の画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、起動しているアプリケーションを監視し、動画再生を行う動画再生アプリケーションが存在している際に静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項22に記載の発明は、前記所定のアプリケーションは、プレゼンテーション用アプリケーションであることを特徴とする請求項20記載の画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送において、起動しているアプリケーションを監視し、プレゼンテーションを行うプレゼンテーション用アプリケーションが存在している際に静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項23に記載の発明は、前記所定の方法は、前記アプリケーション監視手段により検出された前記所定のアプリケーションが存在している矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項20記載の画像伝送システムとしたものであり、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送において、起動しているアプリケーションを監視し、ターゲットとなるアプリケーションが存在している際に、アプリケーションが存在している矩形領域に含まれる領域と動画領域と判別することによりターゲットとなるアプリケーションを自動的に検出し、高速で伝送でき、かつ、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
請求項24に記載の発明は、前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項20記載の画像伝送システムとしたものであり、起動しているアプリケーションを監視し、ターゲットとなるアプリケーションが存在しているとき、動画領域を高速に、静止画領域を低速に伝送する際に、ネットワークの伝送速度によって伝送できるデータ量は決まるため、その伝送速度に対応した動画領域内の映像データの伝送間隔を設定し、静止画領域内の映像データの伝送間隔を動画領域内の映像データの伝送間隔のある定数倍にして伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という作用を有する。
以上のように本発明は、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を高速に伝送できる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図17を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の映像伝送装置のモデル図である。
201は映像データの送信を行う映像伝送装置である。これは、ネットワーク機能を有したPCや撮像機器でも良い。202は映像信号を発生させる映像信号発生手段である。203は202映像信号発生手段により出力された映像信号から動画領域と静止画領域とを検出し判別を行う動画領域/静止画領域判別手段である。204は動画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う動画領域の映像信号の取得手段である。205は204動画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う動画領域の映像データ作成手段である。206は動画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する動画映像データの伝送間隔の制御手段である。207は205動画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを206動画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う動画映像データの送信手段である。208は静止画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う静止画領域の映像信号の取得手段である。209は208静止画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う静止画領域の映像データ作成手段である。210は静止画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する静止画映像データの伝送間隔の制御手段である。211は209静止画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを210静止画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う静止画映像データの送信手段である。212は、207動画映像データの送信手段と211静止画映像データの送信手段によりネットワークへ送信されたデータの送信速度の計測を行う送信速度測定手段である。
図2は本発明の動画伝送装置の構成図である。
301は映像データの送信を行う映像伝送装置である。本実施例では、この映像伝送装置がPCである場合とする。302は制御、演算等の処理を行うCPU(Central Processing Unit)である。303は302CPUでの演算結果やデータの保存を行うメモリである。メモリとしてはDDRメモリやSDRAM、RIMM、SIMMと言った半導体メモリが好ましい。304はネットワークとデータのやり取りや接続、切断等の処理を行うネットワークインターフェース(I/F)である。305はキーボードやマウス、タブレットといったポインティングデバイスによるユーザー操作からの入力をデータとしてやり取りを行うユーザーインターフェース(I/F)である。306は映像信号の描画処理を行うGPU(Graphics Processing Unit)である。307は306GPUが行う演算結果や出力映像を保持するVRAM(Video Random Access Memory)である。308は通信を行うネットワークである。309はユーザーからの入力をデータとして処理を行うキーボードやマウス、タブレットと言ったポインティングデバイスである。310は306GPUから出力された映像信号の表示を行うディスプレイである。
以上のように構成された映像伝送装置について、図1、図2を用いてその動作を説明する。まず、CPUでの処理結果等の表示データを、GPUを用いて映像信号とし、VRAMからディスプレイへ映像信号は出力する。この部分が映像信号発生手段に対応する。次に、この映像信号をVRAMからメモリ上へコピーし、コピーされた映像信号から動画領域と静止画領域の判定の処理をCPUで行う。この部分が動画領域/静止画領域判別手段に対応する。次にメモリ上の映像信号から動画/静止画の各領域内に含まれる映像信号を取り出す処理を行う。この部分が動画領域の映像信号の取得手段と静止画領域の映像信号の取得手段に対応する。次に取り出された映像信号に符号化等の処理を行い、この映像信号から動画/静止画の映像データを作成する。この部分が動画映像データ作成手段と静止画映像データ作成手段に対応する。次に、この作成された各映像データの伝送のタイミングを算出し、このタイミングを取る処理を行う。この部分が動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段と対応する。次に、動画/静止画の各タイミングで映像データをネットワークI/Fを介してネットワークへ伝送する。この部分が動画映像データの送信手段と静止画映像データの送信手段に対応する。次に、このネットワークへの伝送の際、実際にネットワークを介して伝送に成功したデータの量を測定し、伝送にかかった処理時間と合せて送信速度を算出する。この部分が送信速度測定手段に対応する。
映像信号発生手段では、ディスプレイやメモリへ出力される映像信号を発生させる。なお、この実施の形態ではPCを例にしているが、カメラ等の撮像により映像信号を発生させる、としても良い。
次に、動画領域/静止画領域判別手段での処理を図3から図8を用いて説明する。
動画領域/静止画領域判別手段では、映像信号発生手段によって出力された映像信号の処理を行えるメモリ領域上へコピーし、その映像信号内から動画領域と静止画領域の判別を行う。この際の判別処理としては、以下の処理が好ましい。
(1)入力された映像信号が、前フレームから変化があった矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(2)入力された映像信号が、数フレームに及び同じ矩形領域内で変化があった矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(3)あらかじめ定められた矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(4)あらかじめ、入力フォーム等からキーボードによって矩形領域をユーザーが指定し、その矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(5)あらかじめ、ポインティングデバイスを通してユーザーが指定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(6)ネットワークI/Fを介してネットワークに伝送された伝送速度を送信速度測定手段で測定し、この測定結果より領域の面積を算出しある地点からこの面積分の矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
図3は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(1)のモデル図である。
401は現在出力されている映像信号である。402は401現在出力されている映像信号の1つ前のフレームの映像信号である。403は、401現在出力されている映像信号と4021つ前のフレームの映像信号とを比較し、その中で変化のあった矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(1)を、図3を用いて説明する。まず、現在出力されている映像信号と前フレームの映像信号で比較を行う。この比較処理は画素毎に差分を求め、差分値が存在する領域を変化のあった矩形領域とし、この矩形領域に含まれる領域を動画領域とする処理である。
図4は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(2)のモデル図である。
501は現在出力されている映像信号である。502は501現在出力されている映像信号の1つ前のフレームの映像信号である。503は501現在出力されている映像信号の2つ前のフレームの映像信号である。504は501現在出力されている映像信号の3つ前のフレームの映像信号である。505は501現在出力されている映像信号の4つ前のフレームの映像信号である。506は数フレームにわたり変化のあった矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(2)を、図4を用いて説明する。まず、この中で最初に出力された映像信号505と次に出力された映像信号との画素毎の差分を求め、差分値が存在する領域を変化のあった矩形領域とする。次に、504の映像信号とその次のフレームの映像信号503との画素毎の差分を求め、差分値が存在する矩形領域を求め、ここで求めた差分領域と、先の求めた差分領域とを比較し、トータルで変化し続けている矩形領域を求める。この処理を501の映像信号まで求める。次に、501の映像信号から505の映像信号まですうフレームにわたり差分値が存在した矩形領域に含まれる領域を動画領域とする処理である。この図では5フレームにわたり変化のある場合を例にしたが、10から20フレーム程度が好ましい。
なお、変化のあった矩形領域をあらかじめ定数フレームから求めたが、ネットワークにおける伝送速度に応じてこのフレーム数を変更しても良い。また、CPU、GPUの処理速度に応じてフレーム数を変更しても良い。
なお、フレーム単位で変化のあった矩形領域を求めたが、時間単位であっても良いことは言うまでもない。
図5は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(3)のモデル図である。
601は現在出力されている映像信号である。602は601現在出力されている映像信号の1つ前のフレームの映像信号である。603は、601現在出力されている映像信号と6021つ前のフレームの映像信号とを比較し、その中で変化のあった矩形領域である。604は定められた矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(3)を、図5を用いて説明する。まず、あらかじめ604の矩形領域を定める。そして、現在出力されている映像信号と前のフレームの映像信号とでどのように変化があったとしても、その定められた矩形領域内に含まれる領域を動画領域として処理する。
図6は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(4)のモデル図である。
701は入力フォームである。702は現在出力されている映像信号である。703は701入力フォームにより指定された矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(4)を、図6を用いて説明する。まず、701入力フォームにユーザーから動画領域となる矩形領域の座標をキーボード等により入力を促す。次に、入力された座標データから線分を作成し、この線分を含む矩形をユーザーにより指定された矩形領域とし、この矩形領域を含む領域を動画領域として処理する。
図7は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(5)のモデル図である。
801はポインティングデバイスにより指定された点を示す十字カーソルである。802はポインティングデバイスにより指定された点を示す矢印カーソルである。803は現在出力されている映像信号である。804はポインティングデバイスにより指定された矩形領域を示す指定された矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(5)を、図7を用いて説明する。まず、ユーザーはポインティングデバイスを通じて映像信号内の領域指定の始点となる点を入力する。次に、ユーザーはポインティングデバイスを通じて映像信号内の領域指定の終点となる点を入力する。この際、指定したことをわかりやすくするため、始点を十字カーソル、終点を矢印カーソルで表す。次に、ユーザーから入力された始点と終点の2つの点を結ぶ線分を算出し、その線分を含む矩形領域に含まれる領域を動画領域として処理する。
図8は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(6)のモデル図である。
901は所定の方法により指定された点である。902は現在出力されている映像信号である。903は指定された矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(6)を、図8を用いて説明する。まず、矩形領域の始点となる点を指定する。この点は、ユーザーが指定した点が好ましい。この際、この点を指定するために、キーボード入力を入力フォームから取得する方式でも、マウスやタブレット等のポインティングデバイスにより取得する方式でも良い。また、あらかじめ一意に決定していても構わない。次に、ネットワーク上のデータの伝送速度により矩形領域の面積を指定する。例えば、映像信号の1画素あたりのデータ量が24bitの場合、ネットワークの伝送速度が8kbpsの場合、400画素×300画素程度が好ましい。また、11Mbpsの場合、2000画素×2000画素程度が好ましい。
次に、動画映像データの作成手段と静止画映像データの作成手段について説明する。ここでは、表示する領域の指定やデータ情報をヘッダ情報として付加する。また、ネットワークの状況に応じて、ネットワークリソースへの負荷を軽減するためJPEGやPNG等の圧縮符号化等の処理を行うことが好ましい。また、動画領域の映像データに関しては、動画向けの圧縮符号化であるMPEG等の方式を使っても良い。また、動画領域/静止画領域の映像データは同じでは無い符号化処理によって作成しても構わない。また、動画領域/静止画領域の映像データは同じ符号化処理によって作成しても構わないことは、明白である。
次に、動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段について図9を用いて説明を行う。
図9は動画映像データと静止画映像データの送信のタイミングのモデル図である。
1001Aは1つ目に送信される動画映像データである。1001Bは2つ目に送信される動画映像データである。1001Cは3つ目に送信される動画映像データである。1001Dは4つ目に送信される動画映像データである。1001Eは5つ目に送信される動画映像データである。1001Fは6つ目に送信される動画映像データである。1002Aは1つ目に送信される静止画映像データである。1002Bは1つ目に送信される静止画映像データである。
この例では、動画映像データ3つに対して、静止画映像データ1つのタイミングで伝送を行っている。この動画映像データの送信速度に対して定数倍のタイミングで静止画データの送信を行う。また、動画映像データの伝送間隔はディスプレイの更新間隔であることが好ましい。また、映像信号の出力される間隔でも良い。なお、この間隔は映像伝送装置のCPUの処理速度に応じて変更しても良い。なお、この間隔はネットワークの通信速度に応じて変更しても良い。
なお、この例ではフレーム数の数倍、という映像データの間隔の制御を行ったが、時間を用いて制御を行ってもかまわない。動画映像データの送信間隔が33ミリ秒に一枚の場合、静止画映像データの送信間隔は1秒に一枚、つまり約30倍程度が好ましい。
なお、この送信間隔の制御については送信速度測定手段により計測したネットワークの通信速度に応じて静止画映像データを1枚送信する間隔に対しての動画映像データを送信する数を変更しても良い。
以上のように本実施の形態によれば、映像信号を動画領域と静止画領域とに分割し、動画領域に含まれる映像データを高速に、静止画領域に含まれる映像データを低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を多く伝送することにより動画領域の映像信号を高速で表示することができる。
(実施の形態2)
図10は本発明の映像伝送装置のモデル図である。
1101は映像データの送信を行う映像伝送装置である。これは、ネットワーク機能を有したPCや撮像機器でも良い。1102は映像信号を発生させる映像信号発生手段である。1103は1102映像信号発生手段により出力された映像信号から動画領域と静止画領域とを検出し判別を行う動画領域/静止画領域判別手段である。1104は動画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う動画領域の映像信号の取得手段である。1105は1104動画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う動画領域の映像データ作成手段である。1106は動画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する動画映像データの伝送間隔の制御手段である。1107は1105動画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを1106動画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う動画映像データの送信手段である。1108は静止画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う静止画領域の映像信号の取得手段である。1109は1108静止画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う静止画領域の映像データ作成手段である。1110は静止画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する静止画映像データの伝送間隔の制御手段である。1111は1109静止画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを1110静止画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う静止画映像データの送信手段である。1112は、1107動画映像データの送信手段と1111静止画映像データの送信手段によりネットワークへ送信されたデータの送信速度の計測を行う送信速度測定手段である。1113は現在映像信号を発生させている上で起動しているアプリケーションを監視するアプリケーション監視手段である。
図11は本発明の動画伝送装置の構成図である。
1201は映像データの送信を行う映像伝送装置である。本実施例では、この映像伝送装置がPCである場合とする。1202は制御、演算等の処理を行うCPU(Central Processing Unit)である。1203は1202CPUでの演算結果やデータの保存を行うメモリである。メモリとしてはDDRメモリやSDRAM、RIMM、SIMMと言った半導体メモリが好ましい。1204はネットワークとデータのやり取りや接続、切断等の処理を行うネットワークインターフェース(I/F)である。1205はキーボードやマウス、タブレットといったポインティングデバイスによるユーザー操作からの入力をデータとしてやり取りを行うユーザーインターフェース(I/F)である。1206は映像信号の描画処理を行うGPU(Graphics Processing Unit)である。1207は1206GPUが行う演算結果や出力映像を保持するVRAM(Video Random Access Memory)である。1208は通信を行うネットワークである。1209はユーザーからの入力をデータとして処理を行うキーボードやマウス、タブレットと言ったポインティングデバイスである。1210は1206GPUから出力された映像信号の表示を行うディスプレイである。
以上のように構成された映像伝送装置について、図10、図11を用いてその動作を説明する。まず、CPUでの処理結果等の表示データを、GPUを用いて映像信号とし、VRAMから表示デバイスへ映像信号は出力する。この部分が映像信号発生手段に対応する。
次に、このPC上で起動しているアプリケーションを監視する。この部分がアプリケーション監視手段に対応する。この際、アプリケーション監視手段は他のオブジェクトとは並列に動作し、PC内でアプリケーションの動作に対するメッセージ等のシグナルをフックし、そのシグナルに合せて動作するイベントドリブン方式での駆動が好ましい。
次に、この映像信号をVRAMからメモリ上へコピーし、コピーされた映像信号から動画領域と静止画領域の判定の処理をCPUで行う。この際、アプリケーション監視手段による入力を受けて、ターゲットとなるアプリケーションが起動していれば、このアプリケーションが起動している矩形領域を含む領域を動画領域とし、この領域を含まない領域を静止画領域とする。なお、ターゲットとなるアプリケーションの起動している領域内で数フレーム、もしくは一定時間以上変化の起こり続けている矩形領域を含む領域を動画領域とし、この領域に含まれない領域を静止画領域とする。また、ターゲットとなるアプリケーションが存在しない際は、全ての領域を静止画領域として処理を行うことが好ましい。このターゲットとなるアプリケーションは動画プレイヤー等の動画再生アプリケーションである。この場合、動画再生アプリケーションが再生している動画を表示する領域を動画領域として処理を行うことが好ましい。また、このターゲットとなるアプリケーションはユーザーからの操作に対して迅速な応答の求められる、プレゼンテーション用アプリケーションであっても良い。この場合、このアプリケーション上で再生される動画ファイルに対して、その動画ファイルを再生し、表示を行っている矩形領域を動画領域とする。もしくは、ユーザーからの入力により表示されているカーソルの周りを動画領域とする。この際、ユーザーの操作するカーソルを中心に128画素×128画素程度が好ましい。また、ターゲットとなるアプリケーションがユーザーの入力を受け付けている状態であるアクティブな状態のときのみ、そのアプリケーションを含む矩形領域を含む領域を動画領域と、その矩形領域に含まれない領域を静止画とする。また、そのアプリケーションがユーザーの入力を受け付けない状態、つまり、非アクティブな状態、もしくは、ブロックされている状態の場合は、全ての領域を静止画領域として処理を行うことが好ましい。
この部分が動画領域/静止画領域判別手段に対応する。次にメモリ上の映像信号から動画/静止画の各領域内に含まれる映像信号を取り出す処理を行う。この部分が動画領域の映像信号の取得手段と静止画領域の映像信号の取得手段に対応する。次に取り出された映像信号に符号化等の処理を行い、この映像信号から動画/静止画の映像データを作成する。この部分が動画映像データ作成手段と静止画映像データ作成手段に対応する。次に、この作成された各映像データの伝送のタイミングを算出し、このタイミングを取る処理を行う。この部分が動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段と対応する。次に、動画/静止画の各タイミングで映像データをネットワークI/Fを介してネットワークへ伝送する。この部分が動画映像データの送信手段と静止画映像データの送信手段に対応する。次に、このネットワークへの伝送の際、実際にネットワークを介して伝送に成功したデータの量を測定し、伝送にかかった処理時間と合せて送信速度を算出する。この部分が送信速度測定手段に対応する。
映像信号発生手段では、ディスプレイやメモリへ出力される映像信号を発生させる。なお、この実施の形態ではPCを例にしているが、カメラ等の撮像により映像信号を発生させる、としても良い。
次に、動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段について図9を用いて説明を行う。
図9は動画映像データと静止画映像データの送信のタイミングのモデル図である。
1001Aは1つ目に送信される動画映像データである。1001Bは2つ目に送信される動画映像データである。1001Cは3つ目に送信される動画映像データである。1001Dは4つ目に送信される動画映像データである。1001Eは5つ目に送信される動画映像データである。1001Fは6つ目に送信される動画映像データである。1002Aは1つ目に送信される静止画映像データである。1002Bは1つ目に送信される静止画映像データである。
この例では、動画映像データ3つに対して、静止画映像データ1つのタイミングで伝送を行っている。この動画映像データの送信速度に対して定数倍のタイミングで静止画データの送信を行う。また、動画映像データの伝送間隔はディスプレイの更新間隔であることが好ましい。また、映像信号の出力される間隔でも良い。なお、この間隔は映像伝送装置のCPUの処理速度に応じて変更しても良い。なお、この間隔はネットワークの通信速度に応じて変更しても良い。
なお、この例ではフレーム数の数倍、という映像データの間隔の制御を行ったが、時間を用いて制御を行ってもかまわない。動画映像データの送信間隔が33ミリ秒に一枚の場合、静止画映像データの送信間隔は1秒に一枚、つまり約30倍程度が好ましい。
なお、この送信間隔の制御については送信速度測定手段により計測したネットワークの通信速度に応じて静止画映像データを1枚送信する間隔に対しての動画映像データを送信する数を変更しても良い。
以上のように本実施の形態によれば、映像信号を現在起動しているアプリケーションによって動画領域と静止画領域とに分離し、動画領域に含まれる映像データを高速に、静止画領域に含まれる映像データを低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を多く伝送することにより動画領域の映像信号を高速で表示することができる。
(実施の形態3)
図12は本実施例の映像伝送システムのモデル図である。
1301は、映像信号を発生させ、その映像信号より動画領域と静止画領域を判別し、判別結果より動画映像データと静止画映像データを作成し、各々所定のタイミングによりネットワークへ伝送を行う送信機である。ここではPCを例に挙げる。なお、この送信機はネットワーク機能を有したカメラ等の撮像機器でも良い。また、映像信号を発生させるデバイスを接続したPCや、映像信号を発生させるデバイスへ入力された映像信号に同様の処理を行い、動画/静止画映像データを送信する別のデバイスを接続する、セパレートの形状でも構わない。1302は送信された映像データを受信し、映像データを映像信号とし表示を行う受信機である。ここではプロジェクタを例とする。なお、受信機についてはネットワーク機能を持った液晶ディスプレイやプラズマディスプレイパネル(PDP)やブラウン管ディスプレイでも良い。
図13は本実施例の映像伝送システムの送信機のモデル図である。
1401は映像データの送信を行う送信機である。これは、ネットワーク機能を有したPCや撮像機器でも良い。1402は映像信号を発生させる映像信号発生手段である。1403は1402映像信号発生手段により出力された映像信号から動画領域と静止画領域とを検出し判別を行う動画領域/静止画領域判別手段である。1404は動画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う動画領域の映像信号の取得手段である。1405は1404動画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う動画領域の映像データ作成手段である。1406は動画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する動画映像データの伝送間隔の制御手段である。1407は1405動画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを1406動画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う動画映像データの送信手段である。1408は静止画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う静止画領域の映像信号の取得手段である。1409は1408静止画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う静止画領域の映像データ作成手段である。1410は静止画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する静止画映像データの伝送間隔の制御手段である。1411は1409静止画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを1410静止画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う静止画映像データの送信手段である。1412は、1407動画映像データの送信手段と1411静止画映像データの送信手段によりネットワークへ送信されたデータの送信速度の計測を行う送信速度測定手段である。
図14は本実施例の動画伝送システムの送信機の構成図である。
1501は映像データの送信を行う送信機である。本実施例では、この映像伝送装置がPCである場合とする。1502は制御、演算等の処理を行うCPU(Central Processing Unit)である。1503は1502CPUでの演算結果やデータの保存を行うメモリである。メモリとしてはDDRメモリやSDRAM、RIMM、SIMMと言った半導体メモリが好ましい。1504はネットワークとデータのやり取りや接続、切断等の処理を行うネットワークインターフェース(I/F)である。1505はキーボードやマウス、タブレットといったポインティングデバイスによるユーザー操作からの入力をデータとしてやり取りを行うユーザーインターフェース(I/F)である。1506は映像信号の描画処理を行うGPU(Graphics Processing Unit)である。1507は1506GPUが行う演算結果や出力映像を保持するVRAM(Video Random Access Memory)である。1508は通信を行うネットワークである。1509はユーザーからの入力をデータとして処理を行うキーボードやマウス、タブレットと言ったポインティングデバイスである。1510は1506GPUから出力された映像信号の表示を行うディスプレイである。
以上のように構成された映像伝送装置について、図13、図14を用いてその動作を説明する。まず、CPUでの処理結果等の表示データを、GPUを用いて映像信号とし、VRAMから表示デバイスへ映像信号は出力する。この部分が映像信号発生手段に対応する。次に、この映像信号をVRAMからメモリ上へコピーし、コピーされた映像信号から動画領域と静止画領域の判定の処理をCPUで行う。この部分が動画領域/静止画領域判別手段に対応する。次にメモリ上の映像信号から動画/静止画の各領域内に含まれる映像信号を取り出す処理を行う。この部分が動画領域の映像信号の取得手段と静止画領域の映像信号の取得手段に対応する。次に取り出された映像信号に符号化等の処理を行い、この映像信号から動画/静止画の映像データを作成する。この部分が動画映像データ作成手段と静止画映像データ作成手段に対応する。次に、この作成された各映像データの伝送のタイミングを算出し、このタイミングを取る処理を行う。この部分が動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段と対応する。次に、動画/静止画の各タイミングで映像データをネットワークI/Fを介してネットワークへ伝送する。この部分が動画映像データの送信手段と静止画映像データの送信手段に対応する。次に、このネットワークへの伝送の際、実際にネットワークを介して伝送に成功したデータの量を測定し、伝送にかかった処理時間と合せて送信速度を算出する。この部分が送信速度測定手段に対応する。
映像信号発生手段では、ディスプレイやメモリへ出力される映像信号を発生させる。なお、この実施の形態ではPCを例にしているが、カメラ等の撮像により映像信号を発生させる、としても良い。
次に、動画領域/静止画領域判別手段での処理を図3から図8を用いて説明する。
動画領域/静止画領域判別手段では、映像信号発生手段によって出力された映像信号の処理を行えるメモリ領域上へコピーし、その映像信号内から動画領域と静止画領域の判別を行う。この際の判別処理としては、以下の処理が好ましい。
(1)入力された映像信号が、前フレームから変化があった矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(2)入力された映像信号が、数フレームに及び同じ矩形領域内で変化があった矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(3)あらかじめ定められた矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(4)あらかじめ、入力フォーム等からキーボードによって矩形領域をユーザーが指定し、その矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(5)あらかじめ、ポインティングデバイスを通してユーザーが指定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
(6)ネットワークI/Fを介してネットワークに伝送された伝送速度を送信速度測定手段で測定し、この測定結果より領域の面積を算出しある地点からこの面積分の矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、そこに含まれない領域を静止画領域とする。
図3は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(1)のモデル図である。
401は現在出力されている映像信号である。402は401現在出力されている映像信号の1つ前のフレームの映像信号である。403は、401現在出力されている映像信号と4021つ前のフレームの映像信号とを比較し、その中で変化のあった矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(1)を、図3を用いて説明する。まず、現在出力されている映像信号と前フレームの映像信号で比較を行う。この比較処理は画素毎に差分を求め、差分値が存在する領域を変化のあった矩形領域とし、この矩形領域に含まれる領域を動画領域とする処理である。
図4は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(2)のモデル図である。
501は現在出力されている映像信号である。502は501現在出力されている映像信号の1つ前のフレームの映像信号である。503は501現在出力されている映像信号の2つ前のフレームの映像信号である。504は501現在出力されている映像信号の3つ前のフレームの映像信号である。505は501現在出力されている映像信号の4つ前のフレームの映像信号である。506は数フレームにわたり変化のあった矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(2)を、図4を用いて説明する。まず、この中で最初に出力された映像信号505と次に出力された映像信号との画素毎の差分を求め、差分値が存在する領域を変化のあった矩形領域とする。次に、504の映像信号とその次のフレームの映像信号503との画素毎の差分を求め、差分値が存在する矩形領域を求め、ここで求めた差分領域と、先の求めた差分領域とを比較し、トータルで変化し続けている矩形領域を求める。この処理を501の映像信号まで求める。次に、501の映像信号から505の映像信号まですうフレームにわたり差分値が存在した矩形領域に含まれる領域を動画領域とする処理である。この図では5フレームにわたり変化のある場合を例にしたが、10から20フレーム程度が好ましい。
なお、変化のあった矩形領域をあらかじめ定数フレームから求めたが、ネットワークにおける伝送速度に応じてこのフレーム数を変更しても良い。また、CPU、GPUの処理速度に応じてフレーム数を変更しても良い。
なお、フレーム単位で変化のあった矩形領域を求めたが、時間単位であっても良いことは言うまでもない。
図5は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(3)のモデル図である。
601は現在出力されている映像信号である。602は601現在出力されている映像信号の1つ前のフレームの映像信号である。603は、601現在出力されている映像信号と6021つ前のフレームの映像信号とを比較し、その中で変化のあった矩形領域である。604は定められた矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(3)を、図5を用いて説明する。まず、あらかじめ604の矩形領域を定める。そして、現在出力されている映像信号と前のフレームの映像信号とでどのように変化があったとしても、その定められた矩形領域内に含まれる領域を動画領域として処理する。
図6は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(4)のモデル図である。
701は入力フォームである。702は現在出力されている映像信号である。703は701入力フォームにより指定された矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(4)を、図6を用いて説明する。まず、701入力フォームにユーザーから動画領域となる矩形領域の座標をキーボード等により入力を促す。次に、入力された座標データから線分を作成し、この線分を含む矩形をユーザーにより指定された矩形領域とし、この矩形領域を含む領域を動画領域として処理する。
図7は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(5)のモデル図である。
801はポインティングデバイスにより指定された点を示す十字カーソルである。802はポインティングデバイスにより指定された点を示す矢印カーソルである。803は現在出力されている映像信号である。804はポインティングデバイスにより指定された矩形領域を示す指定された矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(5)を、図7を用いて説明する。まず、ユーザーはポインティングデバイスを通じて映像信号内の領域指定の始点となる点を入力する。次に、ユーザーはポインティングデバイスを通じて映像信号内の領域指定の終点となる点を入力する。この際、指定したことをわかりやすくするため、始点を十字カーソル、終点を矢印カーソルで表す。次に、ユーザーから入力された始点と終点の2つの点を結ぶ線分を算出し、その線分を含む矩形領域に含まれる領域を動画領域として処理する。
図8は動画領域/静止画領域判別手段の処理例(6)のモデル図である。
901は所定の方法により指定された点である。902は現在出力されている映像信号である。903は指定された矩形領域である。
ここで動画領域/静止画領域判別手段の処理例(6)を、図8を用いて説明する。まず、矩形領域の始点となる点を指定する。この点は、ユーザーが指定した点が好ましい。この際、この点を指定するために、キーボード入力を入力フォームから取得する方式でも、マウスやタブレット等のポインティングデバイスにより取得する方式でも良い。また、あらかじめ一意に決定していても構わない。次に、ネットワーク上のデータの伝送速度により矩形領域の面積を指定する。例えば、映像信号の1画素あたりのデータ量が24bitの場合、ネットワークの伝送速度が8kbpsの場合、400画素×300画素程度が好ましい。また、11Mbpsの場合、2000画素×2000画素程度が好ましい。
次に、動画映像データの作成手段と静止画映像データの作成手段について説明する。ここでは、表示する領域の指定やデータ情報をヘッダ情報として付加する。また、ネットワークの状況に応じて、ネットワークリソースへの負荷を軽減するためJPEGやPNG等の圧縮符号化等の処理を行うことが好ましい。また、動画領域の映像データに関しては、動画向けの圧縮符号化であるMPEG等の方式を使っても良い。また、動画領域/静止画領域の映像データは同じでは無い符号化処理によって作成しても構わない。また、動画領域/静止画領域の映像データは同じ符号化処理によって作成しても構わないことは、明白である。
次に、動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段について図9を用いて説明を行う。
図9は動画映像データと静止画映像データの送信のタイミングのモデル図である。
1001Aは1つ目に送信される動画映像データである。1001Bは2つ目に送信される動画映像データである。1001Cは3つ目に送信される動画映像データである。1001Dは4つ目に送信される動画映像データである。1001Eは5つ目に送信される動画映像データである。1001Fは6つ目に送信される動画映像データである。1002Aは1つ目に送信される静止画映像データである。1002Bは1つ目に送信される静止画映像データである。
この例では、動画映像データ3つに対して、静止画映像データ1つのタイミングで伝送を行っている。この動画映像データの送信速度に対して定数倍のタイミングで静止画データの送信を行う。また、動画映像データの伝送間隔はディスプレイの更新間隔であることが好ましい。また、映像信号の出力される間隔でも良い。なお、この間隔は映像伝送装置のCPUの処理速度に応じて変更しても良い。なお、この間隔はネットワークの通信速度に応じて変更しても良い。
なお、この例ではフレーム数の数倍、という映像データの間隔の制御を行ったが、時間を用いて制御を行ってもかまわない。動画映像データの送信間隔が33ミリ秒に一枚の場合、静止画映像データの送信間隔は1秒に一枚、つまり約30倍程度が好ましい。
なお、この送信間隔の制御については送信速度測定手段により計測したネットワークの通信速度に応じて静止画映像データを1枚送信する間隔に対しての動画映像データを送信する数を変更しても良い。
図15は本システムの受信機の構成図である。
1601は受信機である。この例ではプロジェクタとする。1602は受信した映像データや処理結果、表示を行う映像信号等の一時保存を行うメモリである。1603は受信した映像データを映像信号へ復号、コンバートを行うデコーダーである。1604は1603の処理により出力された映像信号の表示、投射を行う表示部である。1605はネットワークとの接続処理、データのやり取りを行うネットワークI/Fである。
まず、送信機より送信された映像データはネットワークを介して受信機のネットワークI/Fへ映像データとして伝送される。次に、受信機はネットワークI/Fを介して受信した映像データを一時メモリへ蓄え、デコーダーへ送る。次に、デコーダーでは映像データに負荷されているヘッダ情報を取り出し必要な情報を得る。そして、映像データを映像信号へコンバートし、メモリ上へ映像信号を出力する。この際、送信時に符号化等の処理が行われている場合は、このデコーダーで復号化を行う。次に、メモリ上へ出力された映像信号を表示部へ送り表示を行う。
以上のように本実施の形態によれば、映像信号を動画領域と静止画領域とに分割し、動画領域に含まれる映像データを高速に、静止画領域に含まれる映像データを低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を多く伝送することにより動画領域の映像信号を高速で表示することができる。
(実施の形態4)
図16は本発明の映像伝送システムにおける送信機のモデル図である。
1701は映像データの送信を行う映像伝送装置である。これは、ネットワーク機能を有したPCや撮像機器でも良い。1702は映像信号を発生させる映像信号発生手段である。1703は1702映像信号発生手段により出力された映像信号から動画領域と静止画領域とを検出し判別を行う動画領域/静止画領域判別手段である。1704は動画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う動画領域の映像信号の取得手段である。1705は1704動画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う動画領域の映像データ作成手段である。1706は動画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する動画映像データの伝送間隔の制御手段である。1707は1705動画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを1706動画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う動画映像データの送信手段である。1708は静止画領域に含まれる矩形領域内の映像信号を取り出す処理を行う静止画領域の映像信号の取得手段である。1709は1708静止画領域の映像信号の取得手段により出力された映像信号を符号化等の処理を行い映像データの作成を行う静止画領域の映像データ作成手段である。1710は静止画領域内の映像データを伝送する間隔を制御する静止画映像データの伝送間隔の制御手段である。1711は1709静止画領域の映像データの作成手段により作成された映像データを1710静止画映像データの伝送間隔の制御手段によりコントロールされた間隔でネットワークへ映像データの送信を行う静止画映像データの送信手段である。1712は、1707動画映像データの送信手段と1711静止画映像データの送信手段によりネットワークへ送信されたデータの送信速度の計測を行う送信速度測定手段である。1713は現在映像信号を発生させている上で起動しているアプリケーションを監視するアプリケーション監視手段である。
図17は本発明の動画伝送システムにおける送信機の構成図である。
1801は映像データの送信を行う映像伝送装置である。本実施例では、この映像伝送装置がPCである場合とする。1802は制御、演算等の処理を行うCPU(Central Processing Unit)である。1803は1802CPUでの演算結果やデータの保存を行うメモリである。メモリとしてはDDRメモリやSDRAM、RIMM、SIMMと言った半導体メモリが好ましい。1804はネットワークとデータのやり取りや接続、切断等の処理を行うネットワークインターフェース(I/F)である。1805はキーボードやマウス、タブレットといったポインティングデバイスによるユーザー操作からの入力をデータとしてやり取りを行うユーザーインターフェース(I/F)である。1806は映像信号の描画処理を行うGPU(Graphics Processing Unit)である。1807は1806GPUが行う演算結果や出力映像を保持するVRAM(Video Random Access Memory)である。1808は通信を行うネットワークである。1809はユーザーからの入力をデータとして処理を行うキーボードやマウス、タブレットと言ったポインティングデバイスである。1810は1806GPUから出力された映像信号の表示を行うディスプレイである。
以上のように構成された映像伝送装置について、図16、図17を用いてその動作を説明する。まず、CPUでの処理結果等の表示データを、GPUを用いて映像信号とし、VRAMから表示デバイスへ映像信号は出力する。この部分が映像信号発生手段に対応する。
次に、このPC上で起動しているアプリケーションを監視する。この部分がアプリケーション監視手段に対応する。この際、アプリケーション監視手段は他のオブジェクトとは並列に動作し、PC内でアプリケーションの動作に対するメッセージ等のシグナルをフックし、そのシグナルに合せて動作するイベントドリブン方式での駆動が好ましい。
次に、この映像信号をVRAMからメモリ上へコピーし、コピーされた映像信号から動画領域と静止画領域の判定の処理をCPUで行う。この際、アプリケーション監視手段による入力を受けて、ターゲットとなるアプリケーションが起動していれば、このアプリケーションが起動している矩形領域を含む領域を動画領域とし、この領域を含まない領域を静止画領域とする。なお、ターゲットとなるアプリケーションの起動している領域内で数フレーム、もしくは一定時間以上変化の起こり続けている矩形領域を含む領域を動画領域とし、この領域に含まれない領域を静止画領域とする。また、ターゲットとなるアプリケーションが存在しない際は、全ての領域を静止画領域として処理を行うことが好ましい。このターゲットとなるアプリケーションは動画プレイヤー等の動画再生アプリケーションである。この場合、動画再生アプリケーションが再生している動画を表示する領域を動画領域として処理を行うことが好ましい。また、このターゲットとなるアプリケーションはユーザーからの操作に対して迅速な応答の求められる、プレゼンテーション用アプリケーションであっても良い。この場合、このアプリケーション上で再生される動画ファイルに対して、その動画ファイルを再生し、表示を行っている矩形領域を動画領域とする。もしくは、ユーザーからの入力により表示されているカーソルの周りを動画領域とする。この際、ユーザーの操作するカーソルを中心に128画素×128画素程度が好ましい。また、ターゲットとなるアプリケーションがユーザーの入力を受け付けている状態であるアクティブな状態のときのみ、そのアプリケーションを含む矩形領域を含む領域を動画領域と、その矩形領域に含まれない領域を静止画とする。また、そのアプリケーションがユーザーの入力を受け付けない状態、つまり、非アクティブな状態、もしくは、ブロックされている状態の場合は、全ての領域を静止画領域として処理を行うことが好ましい。
この部分が動画領域/静止画領域判別手段に対応する。次にメモリ上の映像信号から動画/静止画の各領域内に含まれる映像信号を取り出す処理を行う。この部分が動画領域の映像信号の取得手段と静止画領域の映像信号の取得手段に対応する。次に取り出された映像信号に符号化等の処理を行い、この映像信号から動画/静止画の映像データを作成する。この部分が動画映像データ作成手段と静止画映像データ作成手段に対応する。次に、この作成された各映像データの伝送のタイミングを算出し、このタイミングを取る処理を行う。この部分が動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段と対応する。次に、動画/静止画の各タイミングで映像データをネットワークI/Fを介してネットワークへ伝送する。この部分が動画映像データの送信手段と静止画映像データの送信手段に対応する。次に、このネットワークへの伝送の際、実際にネットワークを介して伝送に成功したデータの量を測定し、伝送にかかった処理時間と合せて送信速度を算出する。この部分が送信速度測定手段に対応する。
映像信号発生手段では、ディスプレイやメモリへ出力される映像信号を発生させる。なお、この実施の形態ではPCを例にしているが、カメラ等の撮像により映像信号を発生させる、としても良い。
次に、動画映像データの伝送間隔の制御手段と静止画映像データの伝送間隔の制御手段について図9を用いて説明を行う。
図9は動画映像データと静止画映像データの送信のタイミングのモデル図である。
1001Aは1つ目に送信される動画映像データである。1001Bは2つ目に送信される動画映像データである。1001Cは3つ目に送信される動画映像データである。1001Dは4つ目に送信される動画映像データである。1001Eは5つ目に送信される動画映像データである。1001Fは6つ目に送信される動画映像データである。1002Aは1つ目に送信される静止画映像データである。1002Bは1つ目に送信される静止画映像データである。
この例では、動画映像データ3つに対して、静止画映像データ1つのタイミングで伝送を行っている。この動画映像データの送信速度に対して定数倍のタイミングで静止画データの送信を行う。また、動画映像データの伝送間隔はディスプレイの更新間隔であることが好ましい。また、映像信号の出力される間隔でも良い。なお、この間隔は映像伝送装置のCPUの処理速度に応じて変更しても良い。なお、この間隔はネットワークの通信速度に応じて変更しても良い。
なお、この例ではフレーム数の数倍、という映像データの間隔の制御を行ったが、時間を用いて制御を行ってもかまわない。動画映像データの送信間隔が33ミリ秒に一枚の場合、静止画映像データの送信間隔は1秒に一枚、つまり約30倍程度が好ましい。
なお、この送信間隔の制御については送信速度測定手段により計測したネットワークの通信速度に応じて静止画映像データを1枚送信する間隔に対しての動画映像データを送信する数を変更しても良い。
図15は本システムの受信機の構成図である。
1601は受信機である。この例ではプロジェクタとする。1602は受信した映像データや処理結果、表示を行う映像信号等の一時保存を行うメモリである。1603は受信した映像データを映像信号へ復号、コンバートを行うデコーダーである。1604は1603の処理により出力された映像信号の表示、投射を行う表示部である。1605はネットワークとの接続処理、データのやり取りを行うネットワークI/Fである。
まず、送信機より送信された映像データはネットワークを介して受信機のネットワークI/Fへ映像データとして伝送される。次に、受信機はネットワークI/Fを介して受信した映像データを一時メモリへ蓄え、デコーダーへ送る。次に、デコーダーでは映像データに負荷されているヘッダ情報を取り出し必要な情報を得る。そして、映像データを映像信号へコンバートし、メモリ上へ映像信号を出力する。この際、送信時に符号化等の処理が行われている場合は、このデコーダーで復号化を行う。次に、メモリ上へ出力された映像信号を表示部へ送り表示を行う。
以上のように本実施の形態によれば、映像信号を現在起動しているアプリケーションによって動画領域と静止画領域とに分離し、動画領域に含まれる映像データを高速に、静止画領域に含まれる映像データを低速に伝送することで、限られたネットワーク帯域での画像伝送においても、静止画領域をある一定量以上伝送しないことにより動画領域を多く伝送することにより動画領域の映像信号を高速で表示することができる。
本発明にかかる映像伝送装置およびシステムは、帯域に制限のネットワークリソースを用いた映像伝送を行うことが必要な、会議システムやマルチメディアコンテンツの遠隔表示や配信システム、または遠隔医療等の用途にも適用できる。
映像伝送装置のモデル図 映像伝送装置の構成図 動画領域/静止画領域判別手段の処理例(1)のモデル図 動画領域/静止画領域判別手段の処理例(2)のモデル図 動画領域/静止画領域判別手段の処理例(3)のモデル図 動画領域/静止画領域判別手段の処理例(4)のモデル図 動画領域/静止画領域判別手段の処理例(5)のモデル図 動画領域/静止画領域判別手段の処理例(6)のモデル図 動画映像データと静止画映像データの送信のタイミングのモデル図 映像伝送装置のモデル図 映像伝送装置の構成図 映像伝送システムのモデル図 送信機のモデル図 送信機の構成図 受信機の構成図 送信機のモデル図 送信機の構成図 従来の映像伝送用ネットワークシステムの構成を示す図
符号の説明
100 ネットワーク
101 カメラ
102 受信機
201 映像伝送装置
202 映像信号発生手段
203 動画領域/静止画領域判別手段
204 動画領域の映像信号の取得手段
205 動画領域の映像データの作成手段
206 動画映像データの伝送間隔の制御手段
207 動画映像データの送信手段
208 静止画領域の映像信号の取得手段
209 静止画領域の映像データの作成手段
210 静止画映像データの伝送間隔の制御手段
211 静止画映像データの送信手段
212 送信速度測定手段
301 映像伝送装置
302 CPU
303 メモリ
304 ネットワークI/F
305 ユーザI/F
306 GPU
307 VRAM
308 ネットワーク
309 キーボードやポインティングデバイス
310 ディスプレイ
401 映像信号
402 前フレームの映像信号
403 変化のあった矩形領域
501 映像信号
502 1つ前のフレームの映像信号
503 2つ前のフレームの映像信号
504 3つ前のフレームの映像信号
505 4つ前のフレームの映像信号
506 数フレームわたり変化のあった矩形領域
601 映像信号
602 前フレームの映像信号
603 変化のあった矩形領域
604 定められた矩形領域
701 入力フォーム
702 映像信号
703 指定された矩形領域
801 十字カーソル
802 矢印カーソル
803 映像信号
804 指定された矩形領域
901 指定された点
902 映像信号
903 指定された矩形領域
1001A 1つ目に送信される動画映像データ
1001B 2つ目に送信される動画映像データ
1001C 3つ目に送信される動画映像データ
1001D 4つ目に送信される動画映像データ
1001E 5つ目に送信される動画映像データ
1001F 6つ目に送信される動画映像データ
1002A 1つ目に送信される静止画映像データ
1002B 2つ目に送信される静止画映像データ
1101 映像伝送装置
1102 映像信号発生手段
1103 動画領域/静止画領域判別手段
1104 動画領域の映像信号の取得手段
1105 動画領域の映像データの作成手段
1106 動画映像データの伝送間隔の制御手段
1107 動画映像データの送信手段
1108 静止画領域の映像信号の取得手段
1109 静止画領域の映像データの作成手段
1110 静止画映像データの伝送間隔の制御手段
1111 静止画映像データの送信手段
1112 送信速度測定手段
1113 アプリケーション監視手段
1201 映像伝送装置
1202 CPU
1203 メモリ
1204 ネットワークI/F
1205 ユーザI/F
1206 GPU
1207 VRAM
1208 ネットワーク
1209 キーボードやポインティングデバイス
1210 ディスプレイ
1301 パーソナルコンピュータ
1302 プロジェクタ
1401 送信機
1402 映像信号発生手段
1403 動画領域/静止画領域判別手段
1404 動画領域の映像信号の取得手段
1405 動画領域の映像データの作成手段
1406 動画映像データの伝送間隔の制御手段
1407 動画映像データの送信手段
1408 静止画領域の映像信号の取得手段
1409 静止画領域の映像データの作成手段
1410 静止画映像データの伝送間隔の制御手段
1411 静止画映像データの送信手段
1412 送信速度測定手段
1501 送信機
1502 CPU
1503 メモリ
1504 ネットワークI/F
1505 ユーザI/F
1506 GPU
1507 VRAM
1508 ネットワーク
1509 キーボードやポインティングデバイス
1510 ディスプレイ
1601 受信機
1602 メモリ
1603 デコーダー
1604 表示部
1605 ネットワークI/F
1701 受信機
1702 映像信号発生手段
1703 動画領域/静止画領域判別手段
1704 動画領域の映像信号の取得手段
1705 動画領域の映像データの作成手段
1706 動画映像データの伝送間隔の制御手段
1707 動画映像データの送信手段
1708 静止画領域の映像信号の取得手段
1709 静止画領域の映像データの作成手段
1710 静止画映像データの伝送間隔の制御手段
1711 静止画映像データの送信手段
1712 送信速度測定手段
1713 アプリケーション監視手段
1801 受信機
1802 CPU
1803 メモリ
1804 ネットワークI/F
1805 ユーザI/F
1806 GPU
1807 VRAM
1808 ネットワーク
1809 キーボードやポインティングデバイス
1810 ディスプレイ

Claims (24)

  1. 映像信号を発生させる映像信号発生手段と、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えたことを特徴とする画像伝送装置。
  2. 前記所定の方法は、ユーザーが領域を指定する領域指定手段によって指定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置。
  3. 前記所定の方法は、あらかじめ決められた矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置
  4. 前記所定の方法は、送信速度計測手段を備え、前記送信速度計測手段により計測された送信速度より面積を決定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置。
  5. 前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項1記載の画像伝送装置。
  6. 前記所定の間隔は、送信速度を計測する送信速度計測手段を備え、動画領域の送信間隔は前記送信速度計測手段より計測された送信速度により規定される更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項1記載の画像伝送装置。
  7. 映像信号を発生させる映像信号発生手段と、所定のアプリケーションが起動しているかを監視するアプリケーション監視手段と、前記アプリケーション監視手段により前記所定のアプリケーションの起動を検出したとき、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えたことを特徴とする画像伝送装置。
  8. 前記所定のアプリケーションは、動画再生アプリケーションであることを特徴とする請求項7記載の画像伝送装置。
  9. 前記所定のアプリケーションは、プレゼンテーション用アプリケーションであることを特徴とする請求項7記載の画像伝送装置。
  10. 前記所定の方法は、前記アプリケーション監視手段により検出された前記所定のアプリケーションが存在している矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項7記載の画像伝送装置。
  11. 前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項7記載の画像伝送装置。
  12. 前記所定の間隔は、送信速度を計測する送信速度計測手段を備え、動画領域の送信間隔は前記送信速度計測手段より計測された送信速度により規定される更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項7記載の画像伝送装置。
  13. 映像信号を発生させる映像信号発生手段と、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えた送信部と、送信されてきたデータを受信する受信手段と、受信したデータを表示する表示手段を備えた受信部、を備えることを特徴とする画像伝送システム。
  14. 前記送信部の前記出力手段は、出力する映像信号を符号化する符号化手段を備え、前記受信部の前記受信手段により受信したデータを復号化する復号化手段を備えることを特徴とする請求項13記載の画像伝送システム。
  15. 前記所定の方法は、ユーザーが領域を指定する領域指定手段によって指定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項13記載の画像伝送システム。
  16. 前記所定の方法は、あらかじめ決められた矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項13記載の画像伝送システム。
  17. 前記所定の方法は、送信速度計測手段を備え、前記送信速度計測手段により計測された送信速度より面積を決定した矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項13記載の画像伝送システム。
  18. 前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項13記載の画像伝送システム。
  19. 前記所定の間隔は、送信速度を計測する送信速度計測手段を備え、動画領域の送信間隔は前記送信速度計測手段より計測された送信速度により規定される更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項13記載の画像伝送システム。
  20. 映像信号を発生させる映像信号発生手段と、所定のアプリケーションが起動しているかを監視するアプリケーション監視手段と、前記アプリケーション監視手段により前記所定のアプリケーションの起動を検出したとき、前記映像信号内から所定の方法により動画領域と静止画領域を判別する領域判別手段と、前記領域判別手段より検出された動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号を取り出す取り出し手段と、前記取り出し手段により取り出された前記動画領域の矩形領域に含まれる映像信号と前記静止画領域の矩形領域に含まれる映像信号をそれぞれ所定の間隔によって出力する出力手段を備えた送信部と、送信されてきたデータを受信する受信手段と、受信したデータを表示する表示手段を備えた受信部を備えたことを特徴とする画像伝送システム。
  21. 前記所定のアプリケーションは、動画再生アプリケーションであることを特徴とする請求項20記載の画像伝送システム。
  22. 前記所定のアプリケーションは、プレゼンテーション用アプリケーションであることを特徴とする請求項20記載の画像伝送システム。
  23. 前記所定の方法は、前記アプリケーション監視手段により検出された前記所定のアプリケーションが存在している矩形領域に含まれる領域を動画領域とし、含まれない領域を静止画領域として検出することを特徴とする請求項20記載の画像伝送システム。
  24. 前記所定の間隔は、動画領域の送信間隔は領域内の前記映像信号の更新速度であり、静止画領域の送信間隔は前記動画領域の送信間隔の等倍ではない定数倍であることを特徴とする、請求項20記載の画像伝送システム。

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