JP2006245660A - カラー画像処理装置、カラー画像処理方法、カラー画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

カラー画像処理装置、カラー画像処理方法、カラー画像処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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仁志 伊藤
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Abstract

【課題】 カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することを目的とする。
【解決手段】 カラー画像を取得するカラー画像取得手段11と、カラー画像取得手段11が取得したカラー画像からエッジを形成する画素を特定するエッジ形成画素特定手段12と、エッジ形成画素特定手段12によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出するエッジ形成画素画素値算出手段13と、エッジ形成画素画素値算出手段13によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定する二値化閾値決定手段14と、二値化閾値決定手段14によって決定された二値化の閾値に基づいて、カラー画像の画素を二値化する二値化手段15と、を有することによって上記課題を解決する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カラー画像処理装置、カラー画像処理方法、カラー画像処理プログラム及び記録媒体に関する。
図1は、原画像の一例を示す図である。なお、図1のA、B、Cは、モノクロの文字(又は文字の一部)であって、図1のD、E、F、Gは、カラーの文字である。
ここで、写真画像等の原画像に有効な二値化手法として、誤差拡散法等がある(例えば、特許文献1参照。)。図2は、図1の原画像を、誤差拡散法を用いて二値化した二値画像の一例を示す図である。しかしながら、図2に示されるように、文字画像等の原画像に対して誤差拡散法等を使った場合、文字の判読性が低下する問題がある(例えば、特許文献2参照。)。
なお、特許文献2記載の技術では、注目画素を含む一ラインの輝度の平均値と、注目画素周辺の輝度の平均値と、に基づいて二値化閾値を求め、注目画素を二値化している。
特開2002−185785号公報 特開平8−186712号公報
しかしながら、上述した特許文献2記載の技術では、注目画素を含む一ラインの輝度の平均値と、注目画素周辺の輝度の平均値と、所定の計数を乗じて足し合わせることで二値化閾値を求めているため、適切な二値画像を得るためには、該所定の計数を適切に調整することが必要となり、該調整には経験(又は数多くの実験等)が必要な問題があった。したがって、該所定の計数を適切に調整できない場合、適切な(つまり、鮮明な)二値画像を得ることができない問題があった。図3は、図1の原画像を、所定の二値化の閾値を用いて二値化した二値画像の一例を示す図である。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、カラー画像を取得するカラー画像取得手段と、前記カラー画像取得手段が取得したカラー画像からエッジを形成する画素を特定するエッジ形成画素特定手段と、前記エッジ形成画素特定手段によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出するエッジ形成画素画素値算出手段と、前記エッジ形成画素画素値算出手段によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定する二値化閾値決定手段と、前記二値化閾値決定手段によって決定された二値化の閾値に基づいて、カラー画像の画素を二値化する二値化手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カラー画像を取得するカラー画像取得手段と、前記カラー画像取得手段が取得したカラー画像からエッジを形成する画素を特定するエッジ形成画素特定手段と、前記エッジ形成画素特定手段によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出するエッジ形成画素画素値算出手段と、前記エッジ形成画素画素値算出手段によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定する二値化閾値決定手段と、前記二値化閾値決定手段によって決定された二値化の閾値に基づいて、カラー画像の画素を二値化する二値化手段と、を有することにより、メモリを効率的に使用し、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することができる。
また、上記課題を解決するための手段として、カラー画像処理方法、カラー画像処理プログラム及び記録媒体としてもよい。
なお、カラー画像とは、例えば、図1に示されるようにモノクロの文字部分及びカラーの文字部分を含んだ画像、又はカラーの文字部分を含んだ画像、又はモノクロの文字部分及びカラーの絵又は写真等を含んだ画像のことである。
本発明によれば、メモリを効率的に使用し、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図4は、画像処理装置の構成図(その1)である。図4に示されるように、画像処理装置1は、カラー画像取得手段11と、エッジ形成画素特定手段12と、エッジ形成画素画素値算出手段13と、二値化閾値決定手段14と、二値化手段15と、二値画像保存手段16と、を含む。
カラー画像取得手段11は、処理対象のカラー画像を取得する。例えば、カラー画像取得手段11は、後述する図5に示されるようなカラー画像全体を処理対処のカラー画像として取得する。エッジ形成画素特定手段12は、カラー画像取得手段11が取得したカラー画像から、エッジを形成する画素を特定(又は検出)する。例えば、エッジ形成画素特定手段12は、ラプラシアンフィルタ、ソーベルフィルタ等を用いて、カラー画像からエッジを形成する画素(以下、エッジ形成画素ともいう)を特定する。なお、フィルタは、垂直方向と、水平方向と、のエッジ検出で、別々のものを使用してよいし、同じものを使用してもよい。
エッジ形成画素画素値算出手段13は、エッジ形成画素の画素値を算出する。二値化閾値決定手段14は、エッジ形成画素画素値算出手段13が算出したエッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化の閾値(以下、二値化閾値ともいう)を決定(又は算出)する。例えば、二値化閾値決定手段14は、エッジ形成画素画素値算出手段13が算出したエッジ形成画素の画素値の平均値を求め、該平均値を二値化閾値とする。
二値化手段15は、二値化閾値決定手段14が決定した二値化閾値を用いて、カラー画像取得手段11が取得したカラー画像を二値化し、二値画像を生成する。二値画像保存手段16は、二値化手段15が生成した二値画像を保存する。
なお、図4では、図示していないが、画像処理装置1は、カラー画像の全体又は一部を格納するハードディスクや、メモリ(又はラインメモリ)等を更に含む。
図5は、カラー画像取得手段が一度に取得するカラー画像のイメージ図(その1)である。図5に示されるように、実施例1のカラー画像取得手段11は、カラー画像全体を処理対処のカラー画像として取得する。
以下、画像処理装置1における二値化処理の一例を、図6に示す。図6は、二値化処理を示すフローチャート(その1)である。
ステップS10において、カラー画像取得手段11は、図5に示されるようにカラー画像全体を処理対処のカラー画像として取得する。ステップS10に続いてステップS11に進み、エッジ形成画素特定手段12は、ステップS10においてカラー画像取得手段11が取得したカラー画像から、エッジ形成画素を特定する。
ステップS11に続いてステップS12に進み、エッジ形成画素画素値算出手段13は、エッジ形成画素の画素値を算出する。ステップS12に続いてステップS13に進み、二値化閾値決定手段14は、エッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。
ステップS13に続いてステップS14に進み、二値化手段15は、ステップS13において二値化閾値決定手段14が決定した二値化閾値を用いて、ステップS10においてカラー画像取得手段11が取得したカラー画像を二値化し、二値画像を生成する。
ステップS14に続いてステップS15に進み、二値画像保存手段16は、ステップS14において二値化手段15が生成した二値画像を保存する。
実施例1に示したような処理を行うことによって、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することができる。
実施例1では、カラー画像取得手段11が、図5に示されるようなカラー画像全体を処理対処のカラー画像として取得する例を示したが、本実施例では、カラー画像取得手段11が、カラー画像全体の一部(主走査方向、複数ライン分のカラー画像)を処理対処のカラー画像として取得する例を示す。なお、ここで主走査方向、複数ライン分のカラー画像とは、主走査方向のカラー画像(カラー画像の一部)を格納したラインメモリが複数ラインメモリ、画像処理装置1に存在し、該複数ラインメモリに格納されたカラー画像のことである。
図7は、カラー画像取得手段が一度に取得するカラー画像のイメージ図(その2)である。図7に示されるように、実施例2のカラー画像取得手段11は、複数ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。
以下、画像処理装置1における二値化処理の他の例を、図8に示す。図8は、二値化処理を示すフローチャート(その2)である。
ステップS20において、カラー画像取得手段11は、図7に示されるように複数ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。ステップS20に続いてステップS21に進み、エッジ形成画素特定手段12は、ステップS20においてカラー画像取得手段11が取得したカラー画像から、エッジ形成画素を特定する。
ステップS21に続いてステップS22に進み、エッジ形成画素画素値算出手段13は、エッジ形成画素の画素値を算出する。ステップS22に続いてステップS23に進み、二値化閾値決定手段14は、エッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。
ステップS23に続いてステップS24に進み、二値化手段15は、ステップS23において二値化閾値決定手段14が決定した二値化閾値を用いて、ステップS20においてカラー画像取得手段11が取得したカラー画像を二値化し、二値画像を生成する。
ステップS24に続いてステップS25に進み、二値画像保存手段16は、ステップS24において二値化手段15が生成した二値画像を保存する。ステップS25に続いてステップS26に進み、画像処理装置1は、カラー画像全てに対して二値化処理を行ったか否かを判定する。ステップS26において、画像処理装置1は、カラー画像全てに対して二値化処理を行ったと判定すると(ステップS26においてYES)、処理を終了し、カラー画像全てに対して二値化処理を行っていないと判定すると、ステップS20に戻り、次の複数ライン分のカラー画像を取得する。
実施例2に示したような処理を行うことによって、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することができる。また、実施例1に示した処理に比べ、カラー画像を格納するラインメモリが、複数ライン分ですみ、メモリの使用効率がよい。
実施例2では、カラー画像取得手段11が、図7に示されるような複数ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する例を示したが、本実施例では、カラー画像取得手段11が、主走査方向、1ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する例を示す。なお、ここで主走査方向、1ライン分のカラー画像とは、主走査方向のカラー画像(カラー画像の一部)を格納したラインメモリが少なくとも1ラインメモリ、画像処理装置1に存在し、該1ラインメモリに格納されたカラー画像のことである。
図9は、カラー画像取得手段が一度に取得するカラー画像のイメージ図(その3)である。図9に示されるように、実施例3のカラー画像取得手段11は、主走査方向、1ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。
以下、画像処理装置1における二値化処理の他の例を、図10に示す。図10は、二値化処理を示すフローチャート(その3)である。
ステップS30において、カラー画像取得手段11は、図9に示されるように主走査方向、1ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。ステップS30に続いてステップS31に進み、エッジ形成画素特定手段12は、ステップS30においてカラー画像取得手段11が取得したカラー画像から、エッジ形成画素を特定する。なお、実施例3におけるエッジ形成画素特定手段12は、隣接する画素の色差等を用いて、カラー画像からエッジ形成画素を特定する。
ステップS31に続いてステップS32に進み、エッジ形成画素画素値算出手段13は、エッジ形成画素の画素値を算出する。ステップS32に続いてステップS33に進み、二値化閾値決定手段14は、エッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。
ステップS33に続いてステップS34に進み、二値化手段15は、ステップS33において二値化閾値決定手段14が決定した二値化閾値を用いて、ステップS30においてカラー画像取得手段11が取得したカラー画像を二値化し、二値画像を生成する。
ステップS34に続いてステップS35に進み、二値画像保存手段16は、ステップS34において二値化手段15が生成した二値画像を保存する。ステップS35に続いてステップS36に進み、画像処理装置1は、カラー画像全てに対して二値化処理を行ったか否かを判定する。ステップS36において、画像処理装置1は、カラー画像全てに対して二値化処理を行ったと判定すると(ステップS36においてYES)、処理を終了し、カラー画像全てに対して二値化処理を行っていないと判定すると、ステップS30に戻り、次の主走査方向、1ライン分のカラー画像を取得する。
実施例3に示したような処理を行うことによって、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することができる。また、実施例1及び実施例2に示した処理に比べ、二値化処理に係るラインメモリが、1ライン分ですみ、メモリの使用効率がよい。
以下、実施例4では、上述したエッジ形成画素の特定、エッジ形成画素の画素値の算出、二値化閾値の決定、画像の二値化等の各処理を色空間の各軸毎に行う例を示す。なお、以下では色空間の一例として、RGB(Red−Green−Blue)色空間を用いて説明を行う。
図11は、画像処理装置の構成図(その2)である。図11に示されるように、画像処理装置1は、カラー画像取得手段21と、カラー画像分割手段22と、第一カラー画像二値化手段23と、第二カラー画像二値化手段24と、第三カラー画像二値化手段25と、二値画像統合手段26と、二値画像保存手段27と、を含む。
カラー画像取得手段21は、処理対象のカラー画像を取得する。例えば、カラー画像取得手段21は、図9に示したような主走査方向、1ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。
カラー画像分割手段22は、カラー画像取得手段21が取得したカラー画像を、例えばRGB色空間を用いて変換して、R成分のカラー画像(以下、第一カラー画像ともいう)と、G成分のカラー画像(以下、第二カラー画像ともいう)と、B成分のカラー画像(以下、第三カラー画像ともいう)と、に分割する。
第一カラー画像二値化手段23は、第一カラー画像を二値化する。なお、第一カラー画像二値化手段23の構成を、後述する図12に示す。第二カラー画像二値化手段24は、第二カラー画像を二値化する。なお、第二カラー画像二値化手段24の構成は、後述する図12の第一カラー画像二値化手段23の構成と同様である。第三カラー画像二値化手段25は、第三カラー画像を二値化する。なお、第三カラー画像二値化手段25の構成は、後述する図12の第一カラー画像二値化手段23の構成と同様である。
二値画像統合手段26は、第一カラー画像二値化手段23が二値化した第一カラー画像と、第二カラー画像二値化手段24が二値化した第二カラー画像と、第三カラー画像二値化手段25が二値化した第三カラー画像と、を統合し、カラー画像取得手段21が取得したカラー画像の二値画像を生成する。
例えば、二値画像統合手段26は、第一カラー画像、第二カラー画像、第三カラー画像、の対応する画素の画素値が全てON(例えば1)であれば、生成する二値画像の対応する画素の画素値をONにし、第一カラー画像、第二カラー画像、第三カラー画像、の対応する画素の画素値の何れかがOFF(例えば0)であれば、生成する二値画像の対応する画素の画素値をOFFにすることで、二値画像を生成する。このような構成とすることで、色文字の鮮明な二値画像を生成することができる。
二値画像保存手段27は、二値画像統合手段26が統合し、生成した二値画像を保存する。
以下、第一カラー画像二値化手段23の構成の一例を、図12に示す。図12は、第一カラー画像二値化手段の構成図(その1)である。
図12に示されるように、第一カラー画像二値化手段23は、エッジ形成画素特定手段31と、エッジ形成画素画素値算出手段32と、二値化閾値決定手段33と、二値化手段34と、第一二値画像保存手段35と、を含む。
エッジ形成画素特定手段31は、第一カラー画像から、エッジを形成する画素を特定する。例えば、エッジ形成画素特定手段31は、隣接する画素のR成分の色差等を用いて、第一カラー画像からエッジ形成画素を特定する。エッジ形成画素画素値算出手段32は、エッジ形成画素の画素値を算出する。
二値化閾値決定手段33は、エッジ形成画素画素値算出手段32が算出したエッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。例えば、二値化閾値決定手段33は、エッジ形成画素画素値算出手段32が算出したエッジ形成画素の画素値の平均値を求め、該平均値を二値化閾値とする。
二値化手段34は、二値化閾値決定手段33が決定した二値化閾値を用いて、第一カラー画像を二値化し、第一二値画像を生成する。第一二値画像保存手段35は、二値化手段34が生成した第一二値画像を保存する。
以下、画像処理装置1における二値化処理の他の例を、図13に示す。図13は、二値化処理を示すフローチャート(その4)である。
ステップS40において、カラー画像取得手段21は、例えば主走査方向、1ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。ステップS40に続いてステップS41に進み、カラー画像分割手段22は、ステップS40においてカラー画像取得手段21が取得したカラー画像を、例えばRGB色空間を用いて変換して、第一カラー画像と、第二カラー画像と、第三カラー画像と、に分割する。
ステップS42において第一カラー画像二値化手段23は、第一カラー画像を二値化する。なお、ステップS42における処理の詳細は、後述する図14に示す。同様に、ステップS43では第二カラー画像二値化手段24が、第二カラー画像を二値化する。また同様に、ステップS44では第三カラー画像二値化手段25が、第三カラー画像を二値化する。
ステップS45では、二値画像統合手段26が、ステップS42において第一カラー画像二値化手段23が二値化した第一カラー画像と、ステップS43において第二カラー画像二値化手段24が二値化した第二カラー画像と、ステップS44において第三カラー画像二値化手段25が二値化した第三カラー画像と、を統合し、ステップS40においてカラー画像取得手段21が取得したカラー画像の二値画像を生成する。
ステップS45に続いてステップS46に進み、二値画像保存手段27は、ステップS45において、二値画像統合手段26が生成した二値画像を保存する。
ステップS46に続いてステップS47に進み、画像処理装置1は、カラー画像全てに対して二値化処理を行ったか否かを判定する。ステップS47において、画像処理装置1は、カラー画像全てに対して二値化処理を行ったと判定すると(ステップS47においてYES)、処理を終了し、カラー画像全てに対して二値化処理を行っていないと判定すると、ステップS40に戻り、次の主走査方向、1ライン分のカラー画像を取得する。
以下、ステップS42における第一カラー画像二値化手段23の処理の詳細を、図14に示す。図14は、第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理を示すフローチャート(その1)である。
ステップS50において、エッジ形成画素特定手段31は、第一カラー画像から、エッジ形成画素を特定する。ステップS50に続いてステップS51に進み、エッジ形成画素画素値算出手段32は、エッジ形成画素の画素値を算出する。
ステップS51に続いてステップS52に進み、二値化閾値決定手段33は、エッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。ステップS52に続いてステップS53に進み、二値化手段34は、ステップS52において二値化閾値決定手段33が決定した二値化閾値を用いて、第一カラー画像を二値化し、第一二値画像を生成する。
ステップS53に続いてステップS54に進み、第一二値画像保存手段35は、ステップS53において二値化手段34が生成した第一二値画像を保存する。
実施例4に示したような処理を行うことによって、カラー画像から色文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することができる。
以下、実施例5では、第一カラー画像二値化手段23の構成の他の例、及び第一カラー画像二値化手段23の処理の他の例を、示す。図15は、第一カラー画像二値化手段の構成図(その2)である。
図15に示されるように、第一カラー画像二値化手段23は、エッジ形成画素特定手段41と、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段42と、主走査逆方向エッジ形成画素画素値算出手段43と、二値化閾値決定手段44と、二値化手段45と、第一二値画像保存手段46と、を含む。
エッジ形成画素特定手段41は、第一カラー画像から、エッジを形成する画素を特定する。例えば、エッジ形成画素特定手段41は、隣接する画素のR成分の色差等を用いて、第一カラー画像からエッジ形成画素を特定する。
主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段42は、エッジ形成画素特定手段41が特定したエッジ形成画素の内、主走査方向から2の乗数の最大数個分、該エッジ形成画素の画素値を算出する。例えば、主走査方向1ラインに15画素存在し、エッジ形成画素特定手段41が15画素の内、11画素をエッジ形成画素であると特定した場合、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段42は、11画素の内、主走査方向から2の乗数の最大数個分(つまり、8個分)、該エッジ形成画素の画素値を算出する(後述する図16参照。)。
また、主走査逆方向エッジ形成画素画素値算出手段43は、エッジ形成画素特定手段41が特定したエッジ形成画素の内、主走査逆方向から2の乗数の最大数個分、該エッジ形成画素の画素値を算出する。例えば、主走査方向1ラインに15画素存在し、エッジ形成画素特定手段41が15画素の内、11画素をエッジ形成画素であると特定した場合、主走査逆方向エッジ形成画素画素値算出手段43は、11画素の内、主走査逆方向から2の乗数の最大数個分(つまり、8個分)、該エッジ形成画素の画素値を算出する(後述する図16参照。)。
二値化閾値決定手段44は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段42が算出したエッジ形成画素の画素値と、主走査逆方向エッジ形成画素画素値算出手段43が算出したエッジ形成画素の画素値と、に基づいて、二値化閾値を決定する。例えば、二値化閾値決定手段44は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段42が算出したエッジ形成画素の画素値の平均値と、主走査逆方向エッジ形成画素画素値算出手段43が算出したエッジ形成画素の画素値の平均値と、の平均値を二値化閾値として決定する。
二値化手段45は、二値化閾値決定手段44が決定した二値化閾値を用いて、第一カラー画像を二値化し、第一二値画像を生成する。第一二値画像保存手段46は、二値化手段45が生成した第一二値画像を保存する。
図16は、主走査方向と、主走査逆方向と、にエッジ形成画素の画素値を算出するイメージ図である。なお、図16に示す斜線を引いた画素は、エッジ形成画素特定手段41が特定したエッジ形成画素である。
以下、第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理の他の例を、図17に示す。図17は、第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理を示すフローチャート(その2)である。
ステップS60において、エッジ形成画素特定手段41は、主走査方向1ライン分の第一カラー画像から、エッジ形成画素を特定する。ステップS60に続いてステップS61に進み、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段42は、ステップS60においてエッジ形成画素特定手段41が特定したエッジ形成画素の内、主走査方向から2の乗数の最大数個分、該エッジ形成画素の画素値を算出する。
ステップS61に続いてステップS62に進み、主走査逆方向エッジ形成画素画素値算出手段43は、ステップS60においてエッジ形成画素特定手段41が特定したエッジ形成画素の内、主走査逆方向から2の乗数の最大数個分、該エッジ形成画素の画素値を算出する。
なお、ステップS61の処理と、ステップS62の処理と、の処理順序は問わない。また、ステップS61の処理と、ステップS62の処理と、を並列処理するようにしてもよい。但し、以下では説明の簡略化のため、ステップS61からステップS62に処理が進むものとして説明を行う。
ステップS62に続いてステップS63に進み、二値化閾値決定手段44は、エッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。ステップS63に続いてステップS64に進み、二値化手段45は、ステップS63において二値化閾値決定手段44が決定した二値化閾値を用いて、主走査方向1ライン分の第一カラー画像を二値化し、第一二値画像を生成する。
ステップS64に続いてステップS65に進み、第一二値画像保存手段46は、ステップS64において二値化手段45が生成した第一二値画像を保存する。
実施例5に示した画像処理装置1の構成及び/又は該構成における処理は、上述した画像処理装置1の構成図に示したようなハードウェア構成を用いて、本発明を実施する場合に、特に有効である。何故なら、ハードウェアでは、割り算を行う場合、2の乗数による割り算しかできないため、上述した実施例に示したような画素値の平均値を求める処理、つまり二値化閾値を求める処理等を実現することが難しい。
しかしながら、実施例5に示した画像処理装置1の構成とし、実施例5に示したような処理を行うことによって、画像処理装置1を構成するハードウェアが行う二値化処理に係る割り算は、2の乗数による割り算となり、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を効率よく生成することができる。また、実施例5に示したような処理を行うことによって、画像の両端も取りこぼし無く考慮した適切な二値化閾値が求められ、カラー画像を適切に二値化することができる。
以下、実施例6では、第一カラー画像二値化手段23の構成の他の例、及び第一カラー画像二値化手段23の処理の他の例を、示す。図18は、第一カラー画像二値化手段の構成図(その3)である。
図18に示されるように、第一カラー画像二値化手段23は、エッジ形成画素特定手段51と、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52と、二値化閾値決定手段53と、二値化閾値保存手段54と、二値化手段55と、第一二値画像保存手段56と、を含む。
エッジ形成画素特定手段51は、第一カラー画像から、エッジを形成する画素を特定する。例えば、エッジ形成画素特定手段51は、隣接する画素のR成分の色差等を用いて、第一カラー画像からエッジ形成画素を特定する。
主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、主走査方向から予め定められた2の乗数(例えば、2)個分ずつ、該エッジ形成画素の画素値を算出する。例えば、主走査方向1ラインに15画素存在し、エッジ形成画素特定手段51が15画素の内、11画素をエッジ形成画素であると特定した場合、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、11画素の内、主走査方向から例えば2画素分、エッジ形成画素の画素値を算出し、次に主走査方向に2画素分と、予め定められた2の乗数(例えば、2)個分ずつ、該エッジ形成画素の画素値を算出する(後述する図19参照。)。
二値化閾値決定手段53は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が算出した画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。例えば、二値化閾値決定手段53は、エッジ形成画素画素値算出手段13が算出したエッジ形成画素の画素値の平均値を求め、該平均値を二値化閾値とする(後述する図19参照。)。
二値化閾値保存手段54は、二値化閾値決定手段53が算出し、決定した二値化閾値を保存する。例えば、二値化閾値保存手段54は、二値化閾値決定手段53が算出し、決定した二値化閾値(例えば、後述する図19の二値化閾値1、二値化閾値2、二値化閾値3、二値化閾値4、二値化閾値5等)をそれぞれ上書き保存していく。
二値化手段55は、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値(例えば、後述する図19の二値化閾値1、二値化閾値2、二値化閾値3、二値化閾値4、二値化閾値5等)を用いて、処理対象の範囲の画素を二値化する。第一二値画像保存手段56は、二値化手段55が二値化した画素を保存する。
図19は、主走査方向に2の乗数個分ずつエッジ形成画素の画素値を算出するイメージ図である。なお、図19に示す斜線を引いた画素は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素である。
初めに、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、主走査方向から予め定められた2の乗数(例えば、2)個分の画素、つまり、図19の2番目と、4番目の画素の画素値を算出する。
二値化閾値決定手段53は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が算出した2番目と、4番目の画素の画素値の平均値をとり、二値化閾値(ここでは、二値化閾値1)を決定する。二値化閾値保存手段54は、二値化閾値決定手段53が決定した二値化閾値(ここでは、二値化閾値1)を二値化閾値保存手段54に保存する。
例えば、図19の2番目の画素のR成分の画素値が、124で、4番目の画素のR成分の画素値が、250であった場合、二値化閾値1は、(124+250)/2となる。
二値化手段55は、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値(ここでは、二値化閾値1)を取得し、該二値化閾値1を用いて処理対象の範囲の画素(ここでは、1から4番目の画素)を二値化する。
次に、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、処理が終わったエッジ形成画素から、主走査方向に予め定められた2の乗数(例えば、2)個分の画素、つまり、図19の5番目と、6番目の画素の画素値を算出する。
二値化閾値決定手段53は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が算出した5番目と、6番目の画素の画素値の平均値をとり、二値化閾値(ここでは、二値化閾値2)を決定する。二値化閾値保存手段54は、二値化閾値決定手段53が決定した二値化閾値(ここでは、二値化閾値2)を二値化閾値保存手段54に上書き保存する。
二値化手段55は、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値(ここでは、二値化閾値2)を取得し、該二値化閾値2を用いて処理対象の範囲の画素(ここでは、5、6番目の画素)を二値化する。
次に、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、処理が終わったエッジ形成画素から、主走査方向に予め定められた2の乗数(例えば、2)個分の画素、つまり、図19の7番目と、8番目の画素の画素値を算出する。
二値化閾値決定手段53は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が算出した7番目と、8番目の画素の画素値の平均値をとり、二値化閾値(ここでは、二値化閾値3)を決定する。二値化閾値保存手段54は、二値化閾値決定手段53が決定した二値化閾値(ここでは、二値化閾値3)を二値化閾値保存手段54に上書き保存する。
二値化手段55は、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値(ここでは、二値化閾値3)を取得し、該二値化閾値3を用いて処理対象の範囲の画素(ここでは、7、8番目の画素)を二値化する。
次に、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、処理が終わったエッジ形成画素から、主走査方向に予め定められた2の乗数(例えば、2)個分の画素、つまり、図19の9番目と、11番目の画素の画素値を算出する。
二値化閾値決定手段53は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が算出した9番目と、11番目の画素の画素値の平均値をとり、二値化閾値(ここでは、二値化閾値4)を決定する。二値化閾値保存手段54は、二値化閾値決定手段53が決定した二値化閾値(ここでは、二値化閾値4)を二値化閾値保存手段54に保存する。
二値化手段55は、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値(ここでは、二値化閾値4)を取得し、該二値化閾値4を用いて処理対象の範囲の画素(ここでは、9から11番目の画素)を二値化する。
次に、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、処理が終わったエッジ形成画素から、主走査方向に予め定められた2の乗数(例えば、2)個分の画素、つまり、図19の12番目と、13番目の画素の画素値を算出する。
二値化閾値決定手段53は、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が算出した12番目と、13番目の画素の画素値の平均値をとり、二値化閾値(ここでは、二値化閾値5)を決定する。二値化閾値保存手段54は、二値化閾値決定手段53が決定した二値化閾値(ここでは、二値化閾値5)を二値化閾値保存手段54に上書き保存する。
二値化手段55は、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値(ここでは、二値化閾値5)を取得し、該二値化閾値5を用いて処理対象の範囲の画素(ここでは、12、13番目の画素)を二値化する。
最後に、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、エッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、処理が終わったエッジ形成画素から、主走査方向に予め定められた2の乗数(例えば、2)個分の画素の画素値を算出しようとする。しかしながら、図19に示されるように、残りのエッジ形成画素は1つ(14番目の画素)だけで、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が、主走査方向に予め定められた2の乗数(例えば、2)個分の画素の画素値を算出することができない場合、二値化手段55は、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値(ここでは、二値化閾値5)を取得し、該二値化閾値5を用いて処理対象の範囲の画素(ここでは、14、15番目の画素)を二値化する。
以下、第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理の他の例を、図20に示す。図20は、第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理を示すフローチャート(その3)である。
ステップS70において、エッジ形成画素特定手段51は、主走査方向1ライン分の第一カラー画像から、エッジ形成画素を特定する。ステップS70に続いてステップS71に進み、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、ステップS70においてエッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、主走査方向から予め定められた2の乗数個分(例えば、2個分)、処理されていないエッジ形成画素が存在するか否かを判定する。
主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52は、ステップS70においてエッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、主走査方向から予め定められた2の乗数個分(例えば、2個分)、処理されていないエッジ形成画素が存在すると判定すると(ステップS71においてYES)、ステップS72に進み、ステップS70においてエッジ形成画素特定手段51が特定したエッジ形成画素の内、主走査方向から予め定められた2の乗数個分(例えば、2個分)、処理されていないエッジ形成画素が存在しないと判定すると(ステップS71においてNO)、ステップS75に進む。
ステップS72では、主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が、図19に示したように、エッジ形成画素の画素値を算出する。ステップS72に続いてステップS73に進み、二値化閾値決定手段53は、ステップS72において主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段52が算出したエッジ形成画素の画素値に基づいて、図19に示したように、二値化閾値を決定する。
ステップS73に続いてステップS74に進み、二値化閾値保存手段54は、ステップS73において二値化閾値決定手段53が決定した二値化閾値を保存(上書き保存)する。
ステップS75では、二値化手段55が、二値化閾値保存手段54に保存されている二値化閾値を取得する。ステップS75に続いてステップS76に進み、二値化手段55は、ステップS75において取得した二値化閾値を用いて、図19に示したように、処理対象の範囲の画素を二値化する。
ステップS76に続いてステップS77に進み、第一二値画像保存手段56は、二値化手段55が二値化した画素を保存する。
ステップS77に続いてステップS78に進み、第一カラー画像二値化手段23は、主走査方向1ライン分の第一カラー画像全てに対して二値化の処理が終わったか否かを判定する。第一カラー画像二値化手段23は、主走査方向1ライン分の第一カラー画像全てに対して二値化の処理が終わったと判定すると(ステップS78においてYES)、処理を終了し、主走査方向1ライン分の第一カラー画像全てに対して二値化の処理が終わっていないと判定すると(ステップS78においてNO)、ステップS71に進む。
実施例6に示した画像処理装置1の構成及び/又は該構成における処理は、上述した画像処理装置1の構成図に示したようなハードウェア構成を用いて、本発明を実施する場合に、特に有効である。何故なら、ハードウェアでは、割り算を行う場合、2の乗数による割り算しかできないため、上述した実施例に示したような画素値の平均値を求める処理、つまり二値化閾値を求める処理等を実現することが難しい。
しかしながら、実施例6に示した画像処理装置1の構成とし、実施例6に示したような処理を行うことによって、画像処理装置1を構成とするハードウェアが行う二値化処理に係る割り算は2の乗数による割り算となり、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を効率よく生成することができる。また、実施例6に示した処理だと、実施例5の示した処理に比べて、主走査方向、主走査逆方向と、同じような処理を2つの方向に対して行わなくても済むため、メモリへのアクセス回数等が減り、処理速度を向上させることができる。
以下、実施例7では、画像処理装置1の構成の他の例、及び画像処理装置1の処理の他の例を示す。図21は、画像処理装置の構成図(その3)である。
図21に示されるように、画像処理装置1は、第一カラー画像取得手段61と、エッジ形成画素特定手段62と、エッジ形成画素画素値算出手段63と、二値化閾値決定手段64と、二値化閾値保存手段65と、第二カラー画像取得手段66と、二値化手段67と、二値画像保存手段68と、を含む。
第一カラー画像取得手段61は、主走査方向、1又は複数ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。なお、以下では説明の簡略化のため、特に言及しない限り、第一カラー画像取得手段61は、主走査方向、1ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得するものとして説明を行う。
エッジ形成画素特定手段62は、第一カラー画像取得手段61が取得したカラー画像から、エッジを形成する画素を特定する。エッジ形成画素画素値算出手段63は、エッジ形成画素特定手段62がエッジを形成する画素であると特定したエッジ形成画素の画素値を算出する。
二値化閾値決定手段64は、エッジ形成画素画素値算出手段63が算出したエッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。例えば、二値化閾値決定手段64は、エッジ形成画素画素値算出手段63が算出したエッジ形成画素の画素値の平均値を求め、該平均値を二値化閾値とする。
二値化閾値保存手段65は、二値化閾値決定手段64が決定した二値化閾値を次の1又は複数ラインのカラー画像を二値化する二値化閾値として保存する。なお、以下では説明の簡略化のため、特に言及しない限り、二値化閾値保存手段65は、二値化閾値決定手段64が決定した二値化閾値を次の1ライン(次ライン)のカラー画像を二値化する二値化閾値として保存するものとして説明を行う。
第二カラー画像取得手段66は、第一カラー画像取得手段61が取得した主走査方向、1又は複数ライン分のカラー画像の次の1又は複数ライン分のカラー画像を取得する。なお、以下では説明の簡略化のため、特に言及しない限り、第二カラー画像取得手段66は、第一カラー画像取得手段61が取得した主走査方向、1ライン分のカラー画像の次の1ライン分のカラー画像を取得するものとして説明を行う。
二値化手段67は、二値化閾値保存手段65に保存されている二値化閾値を用いて、第二カラー画像取得手段65が取得した1ライン分のカラー画像を二値化する。二値画像保存手段68は、二値化手段67が二値化したカラー画像を保存する。
以下、二値化閾値決定、保存処理の一例を、図22に示す。図22は、二値化閾値決定、保存処理を示すフローチャートである。
ステップS80において、第一カラー画像取得手段61は、主走査方向、1ライン分のカラー画像を処理対処のカラー画像として取得する。ステップS80に続いてステップS81に進み、エッジ形成画素特定手段62は、ステップS80において第一カラー画像取得手段61が取得したカラー画像から、エッジ形成画素を特定する。
ステップS81に続いてステップS82に進み、エッジ形成画素画素値算出手段63は、ステップS81においてエッジ形成画素特定手段62がエッジを形成する画素であると特定したエッジ形成画素の画素値を算出する。
ステップS82に続いてステップS83に進み、二値化閾値決定手段64は、ステップS82においてエッジ形成画素画素値算出手段63が算出したエッジ形成画素の画素値に基づいて、二値化閾値を決定する。
ステップS83に続いてステップS84に進み、二値化閾値保存手段65は、ステップS83において二値化閾値決定手段64が決定した二値化閾値を次ラインのカラー画像を二値化する二値化閾値として保存する。
ステップS84に続いてステップS85に進み、画像処理装置1は、カラー画像全体に対して、二値化閾値決定、保存処理を実行したか否かを判定する。画像処理装置1は、カラー画像全体に対して、二値化閾値決定、保存処理を実行したと判定すると(ステップS85においてYES)、二値化閾値決定、保存処理を終了し、カラー画像全体に対して、二値化閾値決定、保存処理を実行していないと判定すると(ステップS85においてNO)、ステップS80に戻る。
以下、図22に示した二値化閾値決定、保存処理と並列して実行される二値化処理の一例を、図23に示す。図23は、図22に示した二値化閾値決定、保存処理と並列して実行される二値化処理を示すフローチャートである。
ステップS90において、第二カラー画像取得手段66は、第一カラー画像取得手段61が図22のステップS80において取得した主走査方向、1ライン分のカラー画像(例えば、n番目のラインのカラー画像)の次の1ライン分のカラー画像(例えば、n+1番目のラインのカラー画像)を取得する。
ステップS90に続いてステップS91に進み、二値化手段67は、二値化閾値保存手段65に保存されている当該ライン(例えば、n+1番目のライン)を二値化する二値化閾値(つまり、前ラインで求められた二値化閾値)を取得する。
ステップS91に続いてステップS92に進み、二値化手段67は、ステップS91において取得した二値化閾値を用いて、ステップS90において第二カラー画像取得手段65が取得した1ライン分のカラー画像を二値化する。
ステップS92に続いてステップS93に進み、二値画像保存手段68は、ステップS92において二値化手段67が二値化したカラー画像を保存する。ステップS93に続いてステップS94に進み、画像処理装置1は、カラー画像全体に対して、二値化閾値決定、保存処理を実行したか否かを判定する。画像処理装置1は、カラー画像全体に対して、二値化処理を実行したと判定すると(ステップS94においてYES)、二値化処理を終了し、カラー画像全体に対して、二値化処理を実行していないと判定すると(ステップS94においてNO)、ステップS90に戻る。
なお、フローチャート等には図示していないが、画像処理装置1は、カラー画像全体に対して、1番最初のライン(n=0番目のライン)のカラー画像には、該ライン(n=0番目のライン)で求めた二値化閾値を用いて二値化するものとする。また、実施例7では、主走査方向1ラインの場合を例に説明を行ったが、主走査方向複数ラインの場合も同様である。
実施例7に示すような処理を行うことによって、二値化閾値を決定する処理と、二値化の処理と、を並列処理することができる。
上述した実施例では、例えば、実施例1の図4、実施例4の図11、図12、実施例5の図15、実施例6の図18、実施例7の図21等に示したように、本発明に係る画像処理装置1の各構成を、例えばIC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実装した場合の例を示したが、本実施例では、上述した各構成の全て又は一部を、ソフトウェアとして画像処理装置1に実装した場合の例を示す。
図24は、画像処理装置の構成図(その4)である。図24に示されるように、画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)101と、メモリ102と、ハードディスク103と、入力・表示装置104と、ドライブ装置105と、インターフェース装置106と、読み取り装置108と、印刷装置109と、を含む。
入力・表示装置104は、操作パネル等で構成され、画像処理装置1に各種操作信号等を入力したり、画像処理装置1が各種情報を表示したりするのに用いられる。インターフェース装置106は、画像処理装置1をネットワーク等に接続するインターフェースである。
上述した実施例における画像処理装置1の各機能構成又は各処理に対応するプログラム(以下、画像処理プログラムという)等は、出荷時から画像処理装置1にインストールされているか、例えばCD−ROM又はSDメモリーカード等の記録媒体107によって画像処理装置1に提供されるか、ネットワークを通じてダウンロードされる。記録媒体107は、ドライブ装置105にセットされ、画像処理プログラムが記録媒体107からドライブ装置105を介してハードディスク103にインストールされる。
メモリ102は、例えば画像処理装置1の起動時にハードディスク103から画像処理プログラム等を読み出して格納したり、ラインメモリとしてカラー画像を格納したりする。CPU101は、メモリ102に読み出され格納された画像処理プログラム等に従って処理を実行し、画像処理の処理結果(例えば、二値画像等)をハードディスク103又はメモリ102に格納したり、必要に応じて入力・表示装置104に表示させたり、印刷装置108に印刷させたりする。
ハードディスク103は、画像処理の処理結果や、画像に係るデータ(カラー画像)、画像処理プログラム等を格納する。読み取り装置108は、例えばスキャナー等であって、セットされた紙等を読み込んで、画像データ等をハードディスク103に格納する。また、印刷装置109は、上述したように、例えば画像処理の処理結果を要求に応じて印刷する。
なお、図24では、画像処理装置1を、複合機として図示してあるが、画像処理装置1は、プリンタであってもよいし、PC(Personal Computer)等の情報処理装置であってもよい。画像処理装置1をPCとした場合、例えば図24に示した入力・表示装置104は、入力装置と、表示装置と、に分かれた構成となり、例えば入力装置は、キーボードとマウス等で構成され、表示装置は、ディスプレイ等で構成される。また、当然PCには読み取り装置108や印刷装置109は、構成として含まれない。
PCに実装された画像処理プログラムは、例えばPCのユーザ等が入力装置等を用いて作成し、ハードディスク103等に格納した原画像を処理対象とし、処理結果(例えば、二値画像等)をディスプレイ等に表示する。
以下、上述した本発明に係る画像処理方法を用いて、図1に示した原画像を二値化して得た二値画像の一例を図25に示す。図25は、本発明に係る画像処理方法を用いて図1の原画像を二値化して得た二値画像の一例を示す図である。なお、より具体的には、図25は、実施例5に示した画像処理方法を用いて、図1に示した原画像を二値化して得た二値画像の一例である。
図25に示されるように、図2や図3に示した方法に比べて、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像が生成されている。
上述したように、本発明によれば、カラー画像から文字部分の欠けの少ない鮮明な二値画像を生成することができる。
なお、画素値は、RGB成分で表すと、例えば(R、G、B)=(124、125、126)等と表される。例えば、主走査方向1ライン分のカラー画像の画素の内、エッジ形成画素が2画素、(R、G、B)=(124、125、126)と、(R、G、B)=(250、252、254)と、しか存在しなかった場合、該カラー画像の2値化閾値は、例えば、((124+250)/2、(125+252)/2、(126+254)/2)となる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
原画像の一例を示す図である。 図1の原画像を、誤差拡散法を用いて二値化した二値画像の一例を示す図である。 図1の原画像を、所定の二値化の閾値を用いて二値化した二値画像の一例を示す図である。 画像処理装置の構成図(その1)である。 カラー画像取得手段が一度に取得するカラー画像のイメージ図(その1)である。 二値化処理を示すフローチャート(その1)である。 カラー画像取得手段が一度に取得するカラー画像のイメージ図(その2)である。 二値化処理を示すフローチャート(その2)である。 カラー画像取得手段が一度に取得するカラー画像のイメージ図(その3)である。 二値化処理を示すフローチャート(その3)である。 画像処理装置の構成図(その2)である。 第一カラー画像二値化手段の構成図(その1)である。 二値化処理を示すフローチャート(その4)である。 第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理を示すフローチャート(その1)である。 第一カラー画像二値化手段の構成図(その2)である。 主走査方向と、主走査逆方向と、にエッジ形成画素の画素値を算出するイメージ図である。 第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理を示すフローチャート(その2)である。 第一カラー画像二値化手段の構成図(その3)である。 主走査方向に2の乗数個分ずつエッジ形成画素の画素値を算出するイメージ図である。 第一カラー画像におけるエッジ形成画素の特定から第一二値画像生成までの処理を示すフローチャート(その3)である。 画像処理装置の構成図(その3)である。 二値化閾値決定、保存処理を示すフローチャートである。 図22に示した二値化閾値決定、保存処理と並列して実行される二値化処理を示すフローチャートである。 画像処理装置の構成図(その4)である。 本発明に係る画像処理方法を用いて図1の原画像を二値化して得た二値画像の一例を示す図である。
符号の説明
11 カラー画像取得手段
12 エッジ形成画素特定手段
13 エッジ形成画素画素値算出手段
14 二値化閾値決定手段
15 二値化手段
16 二値画像保存手段
21 カラー画像取得手段
22 カラー画像分割手段
23 第一カラー画像二値化手段
24 第二カラー画像二値化手段
25 第三カラー画像二値化手段
26 二値画像統合手段
27 二値画像保存手段
31 エッジ形成画素特定手段
32 エッジ形成画素画素値算出手段
33 二値化閾値決定手段
34 二値化手段
35 第一二値画像保存手段
41 エッジ形成画素特定手段
42 主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段
43 主走査逆方向エッジ形成画素画素値算出手段
44 二値化閾値決定手段
45 二値化手段
46 第一二値画像保存手段
51 エッジ形成画素特定手段
52 主走査方向エッジ形成画素画素値算出手段
53 二値化閾値決定手段
54 二値化閾値保存手段
55 二値化手段
56 第一二値画像保存手段
61 第一カラー画像取得手段
62 エッジ形成画素特定手段
63 エッジ形成画素画素値算出手段
64 二値化閾値決定手段
65 二値化閾値保存手段
66 第二カラー画像取得手段
67 二値化手段
68 二値画像保存手段
101 CPU
102 メモリ
103 ハードディスク
104 入力・表示装置
105 ドライブ装置
106 インターフェース装置
107 記録媒体
108 読み取り装置
109 印刷装置

Claims (20)

  1. カラー画像を取得するカラー画像取得手段と、
    前記カラー画像取得手段が取得したカラー画像からエッジを形成する画素を特定するエッジ形成画素特定手段と、
    前記エッジ形成画素特定手段によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出するエッジ形成画素画素値算出手段と、
    前記エッジ形成画素画素値算出手段によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定する二値化閾値決定手段と、
    前記二値化閾値決定手段によって決定された二値化の閾値に基づいて、カラー画像の画素を二値化する二値化手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 前記カラー画像取得手段は、カラー画像全体の内、主走査方向の複数ライン分のカラー画像を取得することを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置。
  3. 前記カラー画像取得手段は、カラー画像全体の内、主走査方向の1ライン分のカラー画像を取得することを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置。
  4. 前記カラー画像取得手段が取得したカラー画像を、色空間に係るデータに基づいて分割するカラー画像分割手段と、
    前記カラー画像分割手段によって分割されたカラー画像毎に二値化された二値画像を統合する二値画像統合手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載のカラー画像処理装置。
  5. 前記二値画像統合手段は、前記カラー画像分割手段によって分割されたカラー画像毎に二値化された二値画像を統合する際に、各二値画像の画素値が全てON又はOFFだった場合に、統合して作成する二値画像の画素値もON又はOFFとすることを特徴とする請求項4記載のカラー画像処理装置。
  6. 前記エッジ形成画素画素値算出手段は、
    前記エッジ形成画素特定手段によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素数の内、主走査方向から2の乗数の最大数個分、該画素の画素値を算出する主走査方向画素値算出手段と、
    前記エッジ形成画素特定手段によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素数の内、主走査逆方向から2の乗数の最大数個分、該画素の画素値を算出する主走査逆方向画素値算出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載のカラー画像処理装置。
  7. 前記二値化閾値決定手段は、前記主走査方向画素値算出手段によって算出された画素値の平均値と、前記主走査逆方向画素値算出手段によって算出された画素値の平均値と、に基づいて、二値化の閾値を決定することを特徴とする請求項6記載のカラー画像処理装置。
  8. 二値化の閾値を保存する二値化閾値保存手段を更に有し、
    前記エッジ形成画素画素値算出手段は、主走査方向に、予め定められた2の乗数個分ずつ、前記エッジ形成画素特定手段によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出し、
    前記二値化閾値決定手段は、前記エッジ形成画素画素値算出手段によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定し、該二値化の閾値を前記二値化閾値保存手段に保存し、
    前記二値化手段は、前記二値化閾値保存手段に保存されている二値化の閾値に基づいて、処理対象となっている範囲のカラー画像の画素を二値化することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載のカラー画像処理装置。
  9. 1又は複数ライン分のカラー画像を取得する第一カラー画像取得手段と、
    前記カラー画像取得手段が取得したカラー画像からエッジを形成する画素を特定するエッジ形成画素特定手段と、
    前記エッジ形成画素特定手段によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出するエッジ形成画素画素値算出手段と、
    前記エッジ形成画素画素値算出手段によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定する二値化閾値決定手段と、
    前記二値化閾値決定手段によって決定された二値化の閾値を保存する二値化閾値保存手段と、
    前記1又は複数ラインの次の1又は複数ライン分のカラー画像を取得する第二カラー画像取得手段と、
    前記二値化閾値保存手段に保存されている二値化の閾値に基づいて、前記第二カラー画像取得手段が取得したカラー画像の画素を二値化する二値化手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像処理装置。
  10. カラー画像を処理するカラー画像処理装置におけるカラー画像処理方法であって、
    カラー画像を取得するカラー画像取得段階と、
    前記カラー画像取得段階が取得したカラー画像からエッジを形成する画素を特定するエッジ形成画素特定段階と、
    前記エッジ形成画素特定段階によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出するエッジ形成画素画素値算出段階と、
    前記エッジ形成画素画素値算出段階によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定する二値化閾値決定段階と、
    前記二値化閾値決定段階によって決定された二値化の閾値に基づいて、カラー画像の画素を二値化する二値化段階と、
    を有することを特徴とするカラー画像処理方法。
  11. 前記カラー画像取得段階は、カラー画像全体の内、主走査方向の複数ライン分のカラー画像を取得することを特徴とする請求項10記載のカラー画像処理方法。
  12. 前記カラー画像取得段階は、カラー画像全体の内、主走査方向の1ライン分のカラー画像を取得することを特徴とする請求項10記載のカラー画像処理方法。
  13. 前記カラー画像取得段階が取得したカラー画像を、色空間に係るデータに基づいて分割するカラー画像分割段階と、
    前記カラー画像分割段階によって分割されたカラー画像毎に二値化された二値画像を統合する二値画像統合段階と、
    を更に有することを特徴とする請求項10乃至12何れか一項記載のカラー画像処理方法。
  14. 前記二値画像統合段階は、前記カラー画像分割段階によって分割されたカラー画像毎に二値化された二値画像を統合する際に、各二値画像の画素値が全てON又はOFFだった場合に、統合して作成する二値画像の画素値もON又はOFFとすることを特徴とする請求項13記載のカラー画像処理方法。
  15. 前記エッジ形成画素画素値算出段階は、
    前記エッジ形成画素特定段階によってエッジを形成する画素と特定された画素の内、主走査方向から2の乗数の最大数個分、該画素の画素値を算出する主走査方向画素値算出段階と、
    前記エッジ形成画素特定段階によってエッジを形成する画素と特定された画素の内、主走査逆方向から2の乗数の最大数個分、該画素の画素値を算出する主走査逆方向画素値算出段階と、
    を含むことを特徴とする請求項10乃至14何れか一項記載のカラー画像処理方法。
  16. 前記二値化閾値決定段階は、前記主走査方向画素値算出段階によって算出された画素値の平均値と、前記主走査逆方向画素値算出段階によって算出された画素値の平均値と、に基づいて、二値化の閾値を決定することを特徴とする請求項15記載のカラー画像処理方法。
  17. 二値化の閾値を二値化閾値保存手段に保存する二値化閾値保存段階を更に有し、
    前記エッジ形成画素画素値算出段階は、主走査方向に、予め定められた2の乗数個分ずつ、前記エッジ形成画素特定段階によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出し、
    前記二値化閾値決定段階は、前記エッジ形成画素画素値算出段階によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定し、該二値化の閾値を前記二値化閾値保存手段に保存し、
    前記二値化段階は、前記二値化閾値保存手段に保存されている二値化の閾値に基づいて、処理対象となっている範囲のカラー画像の画素を二値化することを特徴とする請求項10乃至14何れか一項記載のカラー画像処理方法。
  18. 1又は複数ライン分のカラー画像を取得する第一カラー画像取得段階と、
    前記カラー画像取得段階が取得したカラー画像からエッジを形成する画素を特定するエッジ形成画素特定段階と、
    前記エッジ形成画素特定段階によってエッジを形成する画素と特定された画素の画素値を算出するエッジ形成画素画素値算出段階と、
    前記エッジ形成画素画素値算出段階によって算出された画素値に基づいて、二値化の閾値を決定する二値化閾値決定段階と、
    前記二値化閾値決定段階によって決定された二値化の閾値を二値化閾値保存手段に保存する二値化閾値保存段階と、
    前記1又は複数ラインの次の1又は複数ライン分のカラー画像を取得する第二カラー画像取得段階と、
    前記二値化閾値保存手段に保存されている二値化の閾値に基づいて、前記第二カラー画像取得段階が取得したカラー画像の画素を二値化する二値化段階と、
    を有することを特徴とするカラー画像処理方法。
  19. 請求項10乃至18何れか一項記載のカラー画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするカラー画像処理プログラム。
  20. 請求項19記載のカラー画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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