JP2006244808A - 有機el装置の製造方法及び有機el装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 封止性を損なうことなく、しかも生産効率の低下を招くこともなく、これにより低コストで高品質の有機EL装置を製造し得る、有機EL装置の製造方法、及びこの製造方法によって得られる有機EL装置を提供する。
【解決手段】 複数の素子領域3を有した複数個取りの大型素子基板10に接着剤6を用いて大型封止基板11を貼着し、その後スクライブライン5に沿って素子領域3毎に個片化する有機EL装置9の製造方法である。大型素子基板10及び/又は大型封止基板11の、スクライブライン5に沿って設けられる接着剤6に対してスクライブライン5側の側部に、スクライブライン5に沿って溝12を形成しておく工程と、大型素子基板10及び/又は大型封止基板11の、スクライブライン5に沿う所定位置に接着剤6を設ける工程と、を備えている。スクライブは、スクライブライン5に沿って溝12内で行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大型の基板をスクライブすることで個片化し、有機EL装置を得る、有機EL装置の製造方法と、これによって得られる有機EL装置に関する。
平面型の表示装置(フラットパネルディスプレイ)として、陽極と陰極との間に有機発光材料からなる発光層を形成した、有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置が知られている。このような有機EL装置については、近年、その開発が強く進められ、これらを多数備えたカラー表示装置としての有機EL装置も、一部に提供されている。また、このような有機EL装置は、平面型の表示装置としてだけでなく、各種の表示体や照明としても、その利用が期待されている。
ところで、このような有機EL装置(有機EL素子)にあっては、特に生産性の効率化による低コスト化や、高品質化が、実用化のための大きな課題となっている。このような背景から、従来、有機EL装置の製造方法として、大型の基板をスクライブすることで個片化し、有機EL装置を得るといった手法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
大型の基板をスクライブすることで個片化する方法として、具体的には、まず、図7(a)に示すように大型素子基板1と大型封止基板2とを用意する。なお、大型素子基板1には平面視矩形状、すなわち大型素子基板1の表面をなす平面に対して垂直な方向から見た場合に矩形状である素子領域3が、多数形成されており、大型封止基板2の内面には、前記素子領域3に対応する位置に凹部4が形成されているものとする。大型封止基板2における凹部4間には、図7(a)中二点鎖線で示すように、スクライブを行うためのスクライブライン5が設計上設けられている(想定されている)。この例においては、大型封止基板2側ではスクライブライン5が2本となっている。一方、大型素子基板1側では、スクライブライン5が1本となっている。
次に、図7(b)に示すように大型素子基板1の、前記スクライブライン5の側部、すなわちスクライブライン5に対して素子領域3側の側部に、該スクライブライン5に沿って接着剤6を配する。なお、この例では、大型素子基板1にはスクライブライン5が1本しか設けられていないが、接着剤6を配する位置としては、大型封止基板2側に設けられるスクライブライン5に対応して、これらの側部に配するようにする。
次いで、図7(c)に示すように接着剤6を介して大型素子基板1と大型封止基板2とを接合し、さらに接着剤6を硬化させることで大型素子基板1と大型封止基板2とを貼着する。
その後、前記スクライブライン5に沿ってスクライブを行い、前記素子領域3毎に個片化して有機EL装置を得る。
特開2001−345175号公報 特開2003−181825号公報
しかしながら、前述した有機EL装置の製造方法においては以下に述べる解決すべき課題がある。
図7(c)に示したように接着剤6を介して大型素子基板1と大型封止基板2とを接合すると、その際、接着剤6が広がりすぎてしまい、図7(c)中Aに示すように、スクライブライン5を挟んで隣り合っていた2条の接着剤6がスクライブライン5上で繋がってしまう。その結果、接着剤6を硬化させた後、スクライブを行って個片化しようとしても、接着剤6が繋がってしまった箇所ではスクライブによる個片化を良好に行うことができなくなってしまう。そして、個片化すべく接着剤6が繋がってしまった箇所を無理に引きはがそうとすると、この接着剤6に応力がかかってしまい、接着剤6と基板1(2)との間で層間剥離が生じてしまい、接着剤6による封止性が著しく損なわれてしまうことがある。
このような問題をなくすため、素子領域3、3間の領域7を広げ、接着剤6がスクライブライン5上で繋がってしまうのを防止することも考えられる。しかし、その場合には、前記領域7が最終製品として用いられない無効領域となり、この無効領域が広くなり過ぎてしまうことから、大型基板に対する取り個数が少なくなって製品に対する材料コストが高くなり、結果的に生産効率が低下してしまうといった新たな問題を生じてしまう。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、封止性を損なうことなく、しかも生産効率の低下を招くこともなく、これにより低コストで高品質の有機EL装置を製造し得る、有機EL装置の製造方法、及びこの製造方法によって得られる有機EL装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の有機EL装置の製造方法は、複数の素子領域を有した複数個取りの大型素子基板に接着剤を用いて大型封止基板を貼着し、その後、スクライブラインに沿って前記素子領域毎に個片化する有機EL装置の製造方法において、
前記大型素子基板及び/又は前記大型封止基板の、前記スクライブラインに沿って設けられる接着剤に対して前記スクライブライン側の側部に、該スクライブラインに沿って溝を形成しておく工程と、
前記大型素子基板及び/又は前記大型封止基板の、前記スクライブラインに沿う所定位置に接着剤を設ける工程と、
前記接着剤を介して前記大型素子基板と前記大型封止基板とを貼着する工程と、
前記スクライブラインに沿って前記溝内でスクライブを行い、前記素子領域毎に個片化して有機EL装置を得る工程と、を備えたことを特徴としている。
この有機EL装置の製造方法によれば、前記スクライブラインに沿って設けられる接着剤に対して前記スクライブライン側の側部に、該スクライブラインに沿って溝を形成しておくので、前記接着剤を介して前記大型素子基板と前記大型封止基板とを接合した際、接着剤が広がってその一部がスクライブライン側に移行しても、該接着剤は前記溝内に入り込んでそれ以上広がることが抑えられる。したがって、溝を挟んで隣り合う接着剤と繋がってしまい、その状態で硬化してしまうことにより、スクライブを十分に行うことができず、これによって封止性が損なわれてしまうなどの不都合が防止される。
また、前記製造方法においては、前記大型封止基板は、その内面が平面になっていてもよい。
このようにすれば、素子基板に対してその全面に封止基板を貼着する、いわゆるベタ封止(全面封止)構造にすることができる。
また、前記製造方法においては、前記大型封止基板は、その内面の前記素子領域に対応する位置に凹部が形成されていてもよい。
このようにすれば、素子基板に対して封止基板をいわゆる缶封止することができ、したがって前記凹部内に例えば吸湿剤を設けておくことにより、得られる有機EL装置の耐湿性向上を図ることが可能になる。
なお、この製造方法においては、前記溝を、前記大型封止基板側に形成するのが好ましい。
このようにすれば、前記溝の形成を前記凹部の形成工程内において行うことが可能になり、生産性の向上を図ることができる。
また、前記製造方法においては、前記溝を、前記大型素子基板及び前記大型封止基板の両方に形成してもよい。
このようにすれば、溝を挟んで隣り合う接着剤が繋がってしまうことによる不都合を、より確実に防止することができる。
また、前記製造方法においては、前記大型素子基板と前記大型封止基板とを貼着する工程に先立ち、前記溝内及び/又は該溝と対向する位置に支持壁材を配しておくのが好ましい。
このようにすれば、前記大型素子基板と前記大型封止基板とを貼着した後、前記スクライブラインに沿って前記溝内でスクライブを行った際、前記大型素子基板と前記大型封止基板との間において前記支持壁材がスクライブ時の圧力を受けて一方の基板から他方の基板に伝えるよう機能する。したがって、スクライブ時の圧が二つの基板に安定して伝わることにより、スクライブ位置以外の箇所に偏って応力が発生することでクラック等が生じるのが防止される。
なお、この製造方法においては、前記支持壁材は、前記大型封止基板及び大型素子基板に対する接着性が前記接着剤より低い樹脂からなるのが好ましい。
このようにすれば、支持壁材自体が大型封止基板と大型素子基板との間を接着することでスクライブライン上でのスクライブが十分になされなくなり、これによって封止性が損なわれてしまうなどの不都合が防止される。
また、前記製造方法においては、前記溝を前記大型素子基板に形成する場合に、該溝を形成しておく工程を、大型素子基板中の素子領域に素子部を形成する工程と共通で行うのが好ましい。
このようにすれば、工程数の増加による生産性の低下を抑え、生産効率の向上を図ることができる。
本発明の有機EL装置は、前記の製造方法によって得られたことを特徴としている。
この有機EL装置によれば、十分な封止性が得られた良好なものとなる。
以下、本発明を詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(d)は本発明の有機EL装置の製造方法の、第1の実施形態を説明するための図である。まず、図1(a)に示すように、大型素子基板10と大型封止基板11とを用意する。ただし、本実施形態では、図7(a)に示した従来と異なり、これら大型素子基板10及び/又は大型封止基板11に溝12を形成しておく。本実施形態では大型封止基板11側のみに溝12を形成している。
ここで、大型素子基板10には、図2に示すように、平面視矩形状の素子領域3が縦横に配列した状態で多数形成されている。この素子領域3は、例えば図3に示すように、無アルカリガラス等からなる素子基板20上に構成されたものである。なお、本実施形態の有機EL装置は、発光層60で発光した光を陽極(画素電極)23側から出射する、いわゆるボトムエミッション型のものとする。ただし、光を陰極(対向電極)50側から出射する、いわゆるトップエミッション型のものにも、本発明を適用できるのはもちろんである。
素子基板20上には、画素電極23に接続する駆動用TFT123などを含む回路部21が形成されており、その上に有機EL素子22が設けられている。有機EL素子22は、陽極として機能する画素電極23と、この画素電極23からの正孔を注入/輸送する正孔輸送層70と、有機EL物質からなる発光層60と、陰極50とが順に形成されたことによって構成されている。このような構成のもとに有機EL素子22は、正孔輸送層70から注入された正孔と陰極50からの電子とが発光層60で結合することにより、発光をなすようになっている。
陽極として機能する画素電極23は、特にボトムエミッション型である場合、透明導電材料によって形成されており、具体的にはITOが好適に用いられている。
正孔輸送層70の形成材料としては、例えば3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)の分散液、すなわち、分散媒としてのポリスチレンスルフォン酸に3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンを分散させ、さらにこれを水に分散させた分散液が好適に用いられている。
発光層60を形成するための材料としては、(ポリ)フルオレン誘導体(PF)、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリフェニレン誘導体(PP)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)などのポリシラン系などが好適に用いられている。また、これら材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、ルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等をドープして用いることもできる。
陰極50は、前記発光層60を覆って形成されたもので、例えばCaを厚さ20nm程度に形成し、その上にAlを厚さ200nm程度に形成して積層構造の電極とし、Alを反射層としても機能させたものである。
なお、この陰極50上には封止層51が形成されており、さらにこの封止層51上には、接着剤(接着層)を介して前記大型封止基板11からなる封止基板が貼着されるようになっている。
また、このような有機EL素子22の下方には、前述したように回路部21が設けられている。この回路部21は素子基板20上に形成されたものである。すなわち、素子基板20の表面にはSiOを主体とする下地保護層281が下地として形成され、その上にはシリコン層241が形成されている。このシリコン層241の表面には、SiO及び/又はSiNを主体とするゲート絶縁層282が形成されている。
また、前記シリコン層241のうち、ゲート絶縁層282を挟んでゲート電極242と重なる領域がチャネル領域241aとされている。なお、このゲート電極242は、図示しない走査線の一部である。一方、シリコン層241を覆い、ゲート電極242を形成したゲート絶縁層282の表面には、SiOを主体とする第1層間絶縁層283が形成されている。
また、シリコン層241のうち、チャネル領域241aのソース側には、低濃度ソース領域241bおよび高濃度ソース領域241Sが設けられる一方、チャネル領域241aのドレイン側には低濃度ドレイン領域241cおよび高濃度ドレイン領域241Dが設けられて、いわゆるLDD(Light Doped Drain )構造となっている。これらのうち、高濃度ソース領域241Sは、ゲート絶縁層282と第1層間絶縁層283とにわたって開孔するコンタクトホール243aを介して、ソース電極243に接続されている。このソース電極243は、電源線(図示せず)の一部として構成されている。一方、高濃度ドレイン領域241Dは、ゲート絶縁層282と第1層間絶縁層283とにわたって開孔するコンタクトホール244aを介して、ソース電極243と同一層からなるドレイン電極244に接続されている。
ソース電極243およびドレイン電極244が形成された第1層間絶縁層283の上層には、平坦化膜284が形成されている。この平坦化膜284は、例えばアクリル系やポリイミド系等の耐熱性絶縁性樹脂によって形成されたもので、駆動用TFT123やソース電極243、ドレイン電極244などによる表面の凹凸をなくすために形成された公知のものである。
そして、ITO等からなる画素電極23が、この平坦化膜284の表面上に形成されるとともに、該平坦化膜284に設けられたコンタクトホール23aを介してドレイン電極244に接続されている。すなわち、画素電極23は、ドレイン電極244を介して、シリコン層241の高濃度ドレイン領域241Dに接続されている。
画素電極23が形成された平坦化膜284の表面には、画素電極23と、前述した無機隔壁25とが形成されており、さらに無機隔壁25上には、有機隔壁221が形成されている。そして、画素電極23上には、無機隔壁25に形成された前記開口25aと、有機隔壁221に形成された開口221aとの内部、すなわち画素領域に、前記の正孔輸送層70と発光層60とが画素電極23側からこの順で積層され、さらに発光層60を覆って陰極50が設けられていることにより、前述したように有機EL素子22が形成されている。
なお、このような構成からなる素子領域3を備えた大型素子基板10に、後述するように本発明の溝を形成する場合には、特に該溝を形成する工程を、大型素子基板10中の素子領域3に素子部を形成する工程、すなわち前記回路部21における駆動用TFT123の各構成要素や各種の膜(層)に形成するコンタクホール等の形成工程、さらには有機EL素子22を構成する隔壁(無機隔壁25、有機隔壁221)などのパターニング等の工程と、共通で行うのが好ましい。
また、図1(a)に示した大型封止基板11は、後述するスクライブによって個片化されることにより、最終的に前記封止層51上に貼着される封止基板となるもので、その内面には、前記素子領域3に対応する位置に凹部4が形成されている。このような構成のもとにこの大型封止基板11は、個片化された封止基板が缶封止構造をとるようになっている。なお、前記凹部4内には、大型封止基板11を大型素子基板10に貼着するに先立ち、必要に応じて予め乾燥剤を配しておく。
この大型封止基板11における凹部4間には、図1(a)中二点鎖線で示すように、スクライブを行うためのスクライブライン5が設計上設けられている(想定されている)。この実施形態では、大型封止基板11側においても、また大型素子基板10側においても、スクライブライン5が共に1本ずつとなっている。そして、このような大型封止基板11を製造するに際して、特に凹部4、4間におけるスクライブライン5の形成部分、すなわち、凹部4、4に対して相対的に突出してなる凸部13には、前述したように溝12を1条形成しておく。
この溝12については、前記スクライブライン5が設計上設けられている位置に沿って、これの上に形成する。すなわち、後述するように前記スクライブライン5に沿ってスクライブを行う際、前記溝12内にてスクライブがなされるよう、溝12を形成する。また、この溝12については、図1(b)に示すように大型素子基板10側において、そのスクライブライン5に沿って設けられる接着剤6に対し、そのスクライブライン5側の側部に位置するようにして形成する。すなわち、図2に示すように大型素子基板10側では、縦横に配列され形成された素子領域3間にスクライブライン5を設け、これらスクライブライン5の両側(あるいは片側)に、該スクライブライン5に沿って接着剤6を配置するが、前記大型封止基板10側では、図2に示したスクライブライン5上で、かつ、接着剤6、6に挟まれた位置と対向する位置に、溝12を形成するようにしている。
このような大型封止基板11を形成するには、その内面側に、エッチング法(ケミカル法)やサンドブラスト法、さらにはこれらを組み合わせる方法等により、凹部4と溝12とを形成する。なお、サンドブラスト法を採用した場合、加工により基板に歪等が残り易くなるので、大型封止基板11が特に大型である場合には、加工法としてエッチング法を用いるのが好ましい。また、このような加工を行う場合、特に凹部4及び溝12の深さをほぼ同じに設定しておけば、溝12の形成を凹部4の形成工程内において行うことができ、したがってこれら凹部4及び溝12の形成を同一工程で行うことができることから、生産性を向上することができる。
ただし、凹部4については、大型封止基板11を個片化した後に得られる缶封止構造において、通常は前述したようにこの凹部4内に乾燥剤等を設けるため、その深さを例えば0.3mm程度としている。これに対し溝12については、後述するように接着剤6が必要以上に広がるのを防ぐためのものであり、その深さについては、例えば0.01mm〜0.5mm程度の範囲内であれば特に限定されない。したがって、例えば溝12の深さを凹部4の深さより浅くすることで、スクライブライン5でのスクライブ時における強度を最適化することができ、または生産性を良くすることができるなどの理由により、凹部4と深さと溝12の深さを異ならせるようにしてもよい。
前記溝12の幅については、例えば0.2mm〜2mm程度とするのが好ましく、このような範囲であれば、大型封止基板11の寸法に関係なく、後述するように接着剤6が必要以上に広がるの確実に防ぐことができる。すなわち、後述する接着剤6からなる接着層の厚さは、通常数μm〜20μm程度であり、したがって溝12を前記深さに形成しておけば、前記接着剤6が広がった際に、前記厚さとなる程度の量の接着剤6を該溝12内に十分に落とし込むことが可能になるからである。ただし、後述するようにこの溝12内でスクライブを行うことから、溝12はこのスクライブに必要な幅を有している必要がある。
なお、図2に示したように、大型素子基板10において外周部に配置される素子領域3aについては、スクライブライン5に対して素子領域3a側にのみ接着剤6を配し、反対の無効領域8側には接着剤6を配さない場合もある。その場合、前記溝12についても、無効領域8側のスクライブライン5上に形成する必要はない。
このようにして大型封止基板11に凹部4及び溝12を形成したら、図1(b)に示すように大型素子基板10の、前記スクライブライン5の側部、すなわちスクライブライン5に対して素子領域3側の側部に、該スクライブライン5に沿って接着剤6を配する。ただし、この接着剤6の配置については、この大型素子基板10に貼着される前記大型封止基板11の、前記溝12の位置より外側となる位置に配するのは前述した通りである。
次いで、図1(c)に示すように接着剤6を介して大型素子基板10と大型封止基板11とを接合する。このとき、通常は大型封止基板11の自重によって該大型封止基板11がその全面において大型素子基板10に対しほぼ均一に密着するが、さらに密着性を高めたい場合などでは、必要に応じて大型封止基板11側を加圧してもよい。このようにして接合すると、接着剤6は大型封止基板11の凸部13によって押し広げられ、線状に設けられた位置に対してその両側に広がる。しかしながら、各接着剤6は、スクライブライン5側に溝12が形成されていることから、スクライブライン5側に広がっても前記溝12に至るとそこから溝12内に入り込んでしまい、それ以上広がってしまうことが抑えられている。したがって、溝12を挟んで隣り合う別の接着剤6と繋がってしまい、その状態で硬化してしまうといったことが確実に防止されている。
ここで、各接着剤6は、これが押し広げられて形成される接着層の厚さが、通常は数μm〜20μm程度となるようにその量が設定され、配されている。したがって、前述したように溝12を、その幅が例えば0.2mm〜2mm程度、深さが例えば0.01mm〜0.5mm程度となるように形成しておくことにより、接着剤6が広がった際にこれを該溝12内に落とし込み、それ以上スクライブライン5側に移行するのを防止しているのである。
次いで、接着剤6を硬化させることによって大型素子基板10と大型封止基板11とを貼着する。接着剤6については、熱硬化型のものや紫外線硬化型のものを用いることができ、具体的にはエポキシ系のものを用いることができる。接着剤6の硬化処理については、その種類に応じて加熱又は紫外線照射によって行う。このようにして接着剤6を硬化させると、図1(c)に示したように接着剤6は溝12によってそれ以上スクライブライン5側に広がるのが防止されているため、スクライブライン5を挟んで配された2条の接着剤6は互いに繋がってしまうことがなく、溝12の側部にてフィレット状に硬化したものとなる。よって、スクライブライン5が設計的に設けられている(想定されている)溝12内には接着剤6がほとんど入り込まず、したがってスクライブライン5上にて硬化してしまうことが防止されている。
その後、図1(d)に示すように前記スクライブライン5に沿ってスクライブを行い、前記素子領域3毎に個片化して有機EL装置9を得る。すると、従来と異なり、スクライブライン5の位置には接着剤6が広がって入り込むことが確実に防止されているので、スクライブライン5上で接着剤6が硬化してしまっていることにより、スクライブを十分に行うことができなくなるといったことがなくなる。
したがって、本実施形態の有機EL装置9の製造方法にあっては、スクライブによる個片化を良好に行うことができなくなった場合に、無理に引きはがそうとして封止性を損ねてしまうといった不都合を確実に防止し、高品質化による信頼性の向上を図ることができる。また、無効領域を広げることによって取り個数が少なくなり、生産効率が低下してしまうといった不都合も回避することができる。さらに、溝12を形成することで接着剤6のシール幅を制御できるため、シール幅を狭くしてより無効領域を狭め、生産効率の向上を図ることもできる。
なお、前記実施形態では、スクライブライン5が1本である場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、素子領域3、3間においてスクライブライン5を2本設け、2箇所でスクライブを行うようにしてもよい。例えば、図4(a)に示すように大型素子基板10側において、その素子領域3の一方の側に多数の外部接続端子14aを形成した端子領域14を有している場合に、大型封止基板11側においては、前記端子領域14を露出させるべく、図4(b)に示すようにこれに対向する位置を切り落とすようにする。すなわち、端子領域14と対向する位置の両側にそれぞれスクライブライン5を設け、一方、大型素子基板10側では端子領域14の外側にスクライブラインを1本設けておく。そして、これらスクライブライン5に沿ってそれぞれスクライブすることにより、図4(c)に示すように端子領域14を露出させた有機EL装置9を得る。
このようにして有機EL装置9を製造しても、図1に示した例と同様に、信頼性の向上や生産効率の向上を図ることができる。
なお、前記実施形態では、大型封止基板11として凹部4を形成したものを用い、これによって缶封止構造をとるようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、大型封止基板としてその内面が平面になっているものを用い、素子基板に対してその全面に封止基板を貼着する、いわゆるベタ封止(全面封止)構造としてもよい。
(第2の実施形態)
図5(a)〜(d)は本発明の有機EL装置の製造方法の、第2の実施形態を説明するための図である。この実施形態が図1に示した第1の実施形態と異なるところは、缶封止構造に代えてベタ封止(全面封止)構造とする点と、溝12を、大型封止基板11側ではなく、大型素子基板10側に形成した点にある。すなわち、この実施形態では、図5(a)に示すように大型素子基板10と大型封止基板11とを用意するが、溝12については、大型封止基板11側にではなく、大型素子基板10側にのみ形成しておく。また、大型封止基板11については、その内面が平面になっており、したがって凹部4や凸部13を形成していないものとしている。
溝12の形状や寸法については、図1に示した前記実施形態における溝12と同様とする。また、その配置場所についても、前記実施形態と同様、スクライブライン5に沿って、これの上に形成する。すなわち、後述するように前記スクライブライン5に沿ってスクライブを行う際、前記溝12内にてスクライブがなされるよう、溝12を形成する。なお、溝12の形成に際しては、前述したように大型素子基板10中の素子領域3に素子部を形成する工程、例えば前記回路部21における駆動用TFT123の各構成要素や各種の膜(層)に形成するコンタクホール等の形成工程、さらには有機EL素子22を形成するための隔壁(無機隔壁25、有機隔壁221)などのパターニング等の工程と、共通で行うのが好ましい。このようにすれば、例えば前記封止層51などに直接溝を形成する場合に比べ、工程数の増加による生産性の低下を抑え、生産効率の向上を図ることができる。ただし、本発明は封止層51などに直接溝を形成する形態を排除するものではなく、もちろんこのような形態を採用することもできる。
このようにして溝12を形成した大型素子基板10を用意したら、図5(b)に示すように大型素子基板10における、前記スクライブライン5の側部でかつ溝12の位置より外側となる位置に、接着剤6を配する。
次いで、前記実施形態と同様にして、図5(c)に示すように接着剤6を介して大型素子基板10と大型封止基板11とを接合する。このようにして接合すると、接着剤6は大型封止基板11の内面によって押し広げられ、線状に設けられた位置に対してその両側に広がる。しかしながら、各接着剤6は、図1に示した実施形態と同様、スクライブライン5側に溝12が形成されていることから、スクライブライン5側に広がっても前記溝12に至るとそこから溝12内に入り込んでしまい、それ以上広がってしまうことが抑えられている。したがって、溝12を挟んで隣り合う別の接着剤6と溝12内で繋がってしまい、その状態で硬化してしまうといったことが確実に防止されている。
次いで、接着剤6を硬化させることによって大型素子基板10と大型封止基板11とを貼着する。すると、図5(c)に示したように接着剤6は溝12によってそれ以上スクライブライン5側に広がるのが防止されているため、スクライブライン5を挟んで配された2条の接着剤6は互いに繋がってしまうことがない。よって、スクライブライン5が設計的に設けられている(想定されている)溝12内には接着剤6がほとんど入り込まず、したがってスクライブライン5上にて硬化してしまうことが防止される。。
その後、図5(d)に示すように前記スクライブライン5に沿ってスクライブを行い、前記素子領域3毎に個片化して有機EL装置9を得る。すると、従来と異なり、スクライブライン5の位置には接着剤6が広がって入り込むことが確実に防止されているので、スクライブライン5上で接着剤6が硬化してしまっていることにより、スクライブを十分に行うことができなくなるといったことがなくなる。
したがって、本実施形態の有機EL装置9の製造方法にあっても、スクライブによる個片化を良好に行うことができなくなった場合に、無理に引きはがそうとして封止性を損ねてしまうといった不都合を確実に防止し、高品質化による信頼性の向上を図ることができる。また、無効領域を広げることによって取り個数が少なくなり、生産効率が低下してしまうといった不都合も回避することができる。さらに、溝12を形成することで接着剤6のシール幅を制御できるため、シール幅を狭くしてより無効領域を狭め、生産効率の向上を図ることもできる。
なお、この実施形態においても、前記実施形態と同様、多数の外部接続端子14aを形成した端子領域14を有している場合には、大型封止基板11側において、前記端子領域14を露出させるべく、2本のスクライブライン5を設けることによって端子領域14に対向する位置を切り落とすようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図6(a)〜(c)は本発明の有機EL装置の製造方法の、第3の実施形態を説明するための図である。この実施形態が図1に示した第1の実施形態と異なるところは、前記大型素子基板10と前記大型封止基板11とを貼着する工程に先立ち、前記溝12内、又は該溝12と対向する位置に支持壁材を配しておく点にある。すなわち、この実施形態では、大型素子基板10と大型封止基板11とを用意した後、あるいはこれに続いて大型素子基板10側に接着剤6を配した後、図6(a)中実線で示すように溝12内に支持壁材15を配する。また、溝12内に配するのに代えて、図6(a)中二点鎖線で示すように溝12と対向する位置に支持壁材15を配してもよく、さらには、溝12内とこれに対向する位置との両方に支持壁材15を配してもよい。
支持壁材15は、例えば接着剤6とは異なる樹脂によって形成されるもので、特に前記接着剤6に比べて、前記大型封止基板11及び大型素子基板10に対する接着性が低い樹脂からなっている。具体的には、フッ素樹脂と他の樹脂とを組み合わせてなる変性フッ素樹脂のペーストで、非粘着性の高いものを用いることができる。このような変性フッ素樹脂のペーストは、2液硬化性、熱硬化性、光硬化性のいずれをも実現することができ、したがって適宜なものを選択して用いることができる。また、このような変性フッ素樹脂系のもの以外にも、硬化後脆くなり、スクライブによって容易に破断されあるいは粉砕されるような樹脂や、撥液性が高い樹脂であれば、使用可能である。さらに、樹脂以外のものでも、例えば硬化性を有し、硬化後ある程度の硬度を有するものであれば、使用可能である。
なお、このような支持壁材15の配置量(塗布量)については、後述するように大型封止基板11と大型素子基板10とを接合した際、これら大型封止基板11及び大型素子基板10の両方に接するような量とするのが好ましい。このようにすることで、硬化後これらの間の隙間を埋めることにより、これら基板間での圧力の伝達を容易になさせることができる。
このような樹脂からなる支持壁材15を溝12内及び/又は該溝12に対向する位置に配したら、図6(b)に示すように、接着剤6及び支持壁材15を介して大型素子基板10と大型封止基板11とを接合する。すると、各接着剤6は、スクライブライン5側に広がっても前記溝12によってそれ以上広がってしまうことが抑えられる。さらに、溝12内に入り込んだ一部の接着剤6にあっても、隣り合う接着剤6、6どうしは支持壁材15によって繋がることなく確実に分離された状態で保持される。
次いで、接着剤6を硬化させることによって大型素子基板10と大型封止基板11とを貼着する。また、この接着剤6の硬化時に、あるいはこれの前後に、前記支持壁材15についてもこれを硬化させる。これら接着剤6及び支持壁材15については、その硬化タイプが、例えば一方が熱硬化型であり、他方が紫外線照射硬化型であるなど、互いに異なっているのが好ましく、このようにすることで一方を優先的に硬化させた後、他方を硬化させ、したがって互いに固着した状態で硬化しないようにすることができる。なお、互いに固着しない材質である場合などでは、硬化タイプを同じにして同時に硬化させてもよいのはもちろんである。
その後、図6(c)に示すように前記スクライブライン5に沿ってスクライブを行い、前記素子領域3毎に個片化して有機EL装置9を得る。すると、前記大型素子基板10と前記大型封止基板11との間においては、前記支持壁材15がスクライブ時の圧力を受けて一方の基板から他方の基板に伝えるように機能するので、スクライブ時の圧が二つの基板に安定して伝わるようになり、したがってスクライブ位置以外の箇所に偏って応力が発生し、これによってクラック等が生じてしまうことが防止される。
また、このような有機EL装置9の製造方法にあっても、前記実施形態と同様、スクライブによる個片化を良好に行うことができなくなった場合に、無理に引きはがそうとして封止性を損ねてしまうといった不都合を確実に防止し、高品質化による信頼性の向上を図ることができる。また、無効領域を広げることによって取り個数が少なくなり、生産効率が低下してしまうといった不都合も回避することができる。さらに、溝12を形成することで接着剤6のシール幅を制御できるため、シール幅を狭くしてより無効領域を狭め、生産効率の向上を図ることもできる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の変更が可能である。例えば、前記接着剤6については、これにビーズ等からなるスペーサーを混在させておき、これによって大型素子基板10と大型封止基板11との間の接着剤6の厚みによって決まる間隔を、正確に制御するようにしてもよい。
また、溝12についても、大型素子基板10と大型封止基板11の両方にそれぞれ形成しておいてもよい。このようにすれば、それぞれの溝12の深さが比較的浅くても、対向する溝の合計の深さが、接着剤の広がりによる流れを止める深さとして機能するので、溝12を挟んで隣り合う接着剤6が繋がってしまうことによる不都合を、より確実に防止することができる。
(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態を説明するための工程図。 大型素子基板の要部平面図。 素子領域の概略構成を説明するための要部側断面図。 (a)〜(c)は第1の実施形態の変形例を説明するための図。 (a)〜(d)は本発明の第2の実施形態を説明するための工程図。 (a)〜(c)は本発明の第3の実施形態を説明するための工程図。 (a)〜(c)は従来の製造方法の一例を説明するための工程図。
符号の説明
3…素子領域、4…凹部、5…スクライブライン、6…接着剤、9…有機EL装置、10…大型素子基板、11…大型封止基板、12…溝、13…凸部、13a…支持壁、15…支持壁材

Claims (9)

  1. 複数の素子領域を有した複数個取りの大型素子基板に接着剤を用いて大型封止基板を貼着し、その後、スクライブラインに沿って前記素子領域毎に個片化する有機EL装置の製造方法において、
    前記大型素子基板及び/又は前記大型封止基板の、前記スクライブラインに沿って設けられる接着剤に対して前記スクライブライン側の側部に、該スクライブラインに沿って溝を形成しておく工程と、
    前記大型素子基板及び/又は前記大型封止基板の、前記スクライブラインに沿う所定位置に接着剤を設ける工程と、
    前記接着剤を介して前記大型素子基板と前記大型封止基板とを貼着する工程と、
    前記スクライブラインに沿って前記溝内でスクライブを行い、前記素子領域毎に個片化して有機EL装置を得る工程と、
    を備えたことを特徴とする有機EL装置の製造方法。
  2. 前記大型封止基板は、その内面が平面になっていることを特徴とする請求項1記載の有機EL装置の製造方法。
  3. 前記大型封止基板は、その内面の前記素子領域に対応する位置に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の有機EL装置の製造方法。
  4. 前記溝を、前記大型封止基板側に形成することを特徴とする請求項3記載の有機EL装置の製造方法。
  5. 前記溝を、前記大型素子基板及び前記大型封止基板の両方に形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の有機EL装置の製造方法。
  6. 前記大型素子基板と前記大型封止基板とを貼着する工程に先立ち、前記溝内及び/又は該溝と対向する位置に支持壁材を配しておくことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の有機EL装置の製造方法。
  7. 前記支持壁材は、前記大型封止基板及び大型素子基板に対する接着性が前記接着剤より低い樹脂からなることを特徴とする請求項6記載の有機EL装置の製造方法。
  8. 前記溝を前記大型素子基板に形成する場合に、該溝を形成しておく工程を、大型素子基板中の素子領域に素子部を形成する工程と共通で行うことを特徴とする請求項1、2、3、5、6、7のいずれか一項に記載の有機EL装置の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の製造方法によって得られた有機EL装置。

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