JP2006239399A - 避難装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 こうした火災旋風による水域避難者の安全避難を可能とする避難装置を提供すること。
【解決手段】
池や河川、湖などの水域に、避難者が潜ることの可能な水面下レベルをもって浅床を敷設してなる。また、こうしたものにおいて、浅床近傍には、吸気手段が付設されていたり、水域上方には、火災旋風から避難者を護る屋根部材が設けられている。また、これらのいずれかにおいて、水域および/または水域近傍には、水噴射手段が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、避難装置に関する。
関東大震災においては、火災と同時に火災旋風が発生し、多くの命が奪われる原因になったことはよく知られている。
発明が解決しようとする課題
ところで、こうした火災旋風の発生時には、多くの人が近くの池などに飛び込んだが、池が一定よりも深く、その結果として、折り重なって避難しようとする現象がみられ、これにより、水死や圧死により死亡することとなった。
上記に鑑み、本発明は、こうした火災旋風による水域避難者の安全避難を可能とする避難装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、池や河川、湖などの水域に、避難者が潜ることの可能な水面下レベルをもって浅床を敷設してなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、浅床近傍には、吸気手段が付設されている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、水域上方には、火災旋風から避難者を護る屋根部材が設けられている。
請求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれかにおいて、水域および/または水域近傍には、水噴射手段が設けられている。
発明の効果
本発明によれば、火災旋風による水域避難者の安全避難を可能とする避難装置を提供することができる。
発明を実施するための最良の形態・実施例
各実施形態で説明する内容は、他の実施形態にも同様に適用がある。
図1ないし図3は、本発明に係る避難装置についての一実施形態を示す。
同実施形態において1は水域の一つである池で、同池1は、最も深いところが3〜5m前後あり、その池1内に火災旋風発生時の避難装置を構成してある。
2は基礎杭で、多数本用意されて、池1内に縦横同じ間隔をおいて打設されている。同基礎杭2…は、四角パイプ(丸パイプやコンクリート製でもよい)からなり、上端に水平に固着した上受板3が全て同じ高さレベルになるように設定されている。また、基礎杭2の上端より少し低い両側には、L形板と補強板とでなる側受板4が張り出すようにして取り付けられている。
これらの一方向に並ぶ上受板3…上を介して長尺平板状の上段浅床部材5が平行関係をなして敷設されるとともに、側受板4…上を介してリップ付き角樋状をなす下段浅床部材6…が敷設されている。下段浅床部材6は、図3に示すように、離れて対向し合う側受板4、4上を介して止着具7…により脱着可能に止め付けられ、上段浅床部材5は、その対向するリップ上と上受板3上を介して止着具7により脱着可能に取り付けられる。上段浅床部材5の長手方向両側には手摺8…が立設されている。
10は池の水面で、この水面10上に前記手摺8が突き出しているとともに、水面10より50〜70cm前後の深さのところに前記上段浅床部材5がくるようになっている。また、下段浅床部材6の底面は、1mないし1.3m前後のところにくるようになっている。勿論、前記各浅床部材5,6の水面からの寸法は変更され得るものである。また、池1内には、水位計を設けて水位制御系により前記水位が常に一定に確保されるようにする。
前記上段浅床部材5と下段浅床部材6は、例えば、20mのものと10mのものとで共通化して構成されており、図1にメッシュ状に示す外縁適合部11により池外から上段浅床部材5および下段浅床部材6上に乗り移ることができるようになっている。外縁適合部11は、グレーチングやパンチングメタルなどの材料でなり、図1の上段浅床部材5の上下に対応するものについては、図3の上段浅床部材5のような平坦なものに形成され、図1の下段浅床部材6の上下に対応するものについては、図3の下段浅床部材6のような角樋状のものに形成されている。これら外縁適合部11は、池1の内縁形状に合わせて切断されて上受板3や側受板4などにより取付支持される。この外縁適合部11は開閉可能にしてもよい。また、同外縁適合部11に相当する部分は、上段浅床部材5および下段浅床部材6にスムーズに乗り込めるような埋め立てにより構成してもよいし、渡橋を構成してもよい。
こうした池1の外周囲には、ボックス13が設置されている。このボックス13は、1個所あるいは複数個所に設けられ、この場合、同ボックス13は、火災旋風に耐え得る耐熱・耐火製で出入り可能なボックス体であって、内部には、防災頭巾・耐熱カッパなどの非常用衣服・ヘルメット等が備蓄されているとともに非常食や飲料なども備蓄するようにしてもよい。
また、同ボックス13内には、バッテリーにより駆動できるエアーポンプが内装されていて、図1に示すような経路で池1内方向に導き、図5に示すように手摺8内に導入できるようになっている。そして、手摺8に掛装された非常用の吸気マスク14…にチューブ15を通じて酸素を供給可能とされている。手摺8には、避難者の腰などに巻きつけることのできる浮き上がり防止用の鎖16が取り付けられて火災旋風で避難者が浮揚されないようになっている。
また、池1の底には水中ポンプ18が設けられ、同ポンプ18により前記基礎杭2…内に導水可能とされるとともに、基礎杭2内を通じてその上に立設した支柱19…内に水が導かれるようになっている。そして、支柱19を介して耐熱・耐火製の屋根部材20が張設されて、支柱19や屋根部材20の適所に水噴射が可能とされている。この水噴射は、気化熱の発生により火災旋風から屋根部材20や避難者を護る役目をする。同屋根部材20は、図2では上下二重構造にしてあってその上下隙間に水を導入できるようにしてあるが、水を導入しないようにしたり1枚ものにしてもよい。
図1ないし図3に示す実施形態において火災旋風が発生した場合には、図1の矢印のように池1外からの避難者が外縁適合部11から手摺8を伝って子供は上段浅床部材5上にまた大人は同じく手摺8を利用して下段浅床部材6上に駆けり込むようにする。その際、図1の矢印経路の入口付近には、「子供避難路」、「大人避難路」のような明確な進路表示を設置すれば適正な避難ができる。前記屋根部材20には、階段が設けられて津波や洪水が襲来した際の避難ステージを提供できるようにしてもよい。
その間屋根部材20上や市中19などからは水が噴射されているので、安全が確保される。そして、図3のようにそれぞれに避難した者は、火災旋風の到来に先立って矢印のように屈み込んで水中に潜るようにする。これにより、火災旋風が襲来しても1000度前後の熱風により避難者が被害を受けるおそれがない。また、潜ったときには、図5のような吸気マスク14により長く潜水が可能になってより安全が確保される。さらに、鎖14で避難者を縛っておくことで火災旋風で浮揚されるようなおそれがない。
図4は他の実施形態を示す。上段浅床部材22および下段浅床部材23は、共通部材であるコの字樋部材で形成することができる。上記上段浅床部材5,22および下段浅床部材6,23は、図4の右上欄のような多孔板で形成してもよい。
尚、前記浅床部材は、金属板で形成されていたが、コンクリート製であったり、樹脂製でもよい。
また、図6に示すように、浅床部材を構成せず、池全体を埋め立てにより浅床部分25を構成してもよい。この浅床部分25は、仮想線のように池中央部分を除いても構成してもよい。浅床部分25上には、コンクリートブロックなどを敷設して浅い子供用の避難場所を提供できるようにしてもよい。
図7は、火災旋風に対処するための他の実施形態を示す。28は校舎で、同校舎28の校庭には、三角形や四角形、丸形などの適宜の幾何学形状をした高さ1m前後の非常用水突堤29が予め形成されている。その水突堤29の外周には、ステップ30…がいずれの方向からも登れるように配置されているとともに、津波や洪水などの襲来時には梯子31を利用して上階に避難することもできる水タンク32が立設されている。
この水タンク塔32には、常時一定の必要量以上の水が貯留され、これには雨水も自然補充できるようにしてもよい。同タンク塔32には制御部33が付設されて地震が発生した時点(あるいは巨大地震検知時)に連動して水噴射口34から水突堤29内へ内部の水を全て放出できるようになっている。勿論、回収のためのポンプを備えておいてもよい。
尚、水タンク塔32を利用して耐熱・耐火屋根を張り出して火災旋風から生徒や近隣の人である避難者を護るようにしてもよい。この場合、水タンク塔32は図示のように複数基設けておくことで屋根は安定する。この屋根には、水タンク塔32からの一部水を屋根上あるいは屋根内部などに導いて火災旋風による熱風に対抗できるようにしてもよい。また、水タンク塔32からの水は、図示よりも広い範囲に放射して水突堤29に入る前の避難者にまでも護るようにしてもよい。水突堤29内に入れられた水には、避難者が潜るようにすれば火災旋風からより有効に保護される。水突堤29は、校庭面よりも低く掘り下げた周縁部となることもある。尚、校舎28から水突堤29までは屋根付き避難通路を形成したり、地下通路を形成してもよい。
図8も火災旋風から避難者を護るための他の実施形態を示す。同実施形態は、公園や大規模店舗の広域面、校庭などを対象にして火災旋風から避難する者を護ろうとするもので、37は避難ホールで、周部に入口38…が開設されるとともに屋根39を備えて全体がセラミックなどにより耐熱・耐火構造に仕上がっている。避難ホール37の屋根39には、それ自体に噴射したり外周囲に向けて水噴射したりする装置が装備されている。これにより、避難ホール37を冷却したり気化放熱により護ったり避難してくる者を噴射されてくる水により護ったりすることができる。
避難ホール37の中から土中にかけてには、避難梯子40を備えた下降通路41が埋め込まれ、この通路41の下端開口には、土中に埋め込んだ待避カプセル42が連通している。このカプセル42は、円筒あるいは角筒などのコンクリートブロックが組み合わさって構成され、この実施形態の場合、上からみて十字をなすものになっている。カプセル42内は安全のための連通口付きの仕切り板43が設けられているとともに、吸入器付き酸素ボンベ44が安全確保のために設備されている。さらに、このカプセル42内には、水タンク45が設けられて飲用とするためのフィルターなども常備しているとともに非常救助用品なども常備してもよい。この水タンク45内へは矢印のように河川からの給水も可能である。
尚、酸素ボンベ44の他に、カプセル42から地上の安全なところに連通するフィルター付き酸素吸引路を形成しておくこともできる。
また、図8の左上に示すように近隣個所に避難ホール37を設置してもよく、この場合、土中の待避カプセル42は図示したものと連通させることもできる。
図8の左下欄に示す付加的な実施形態は、少なくとも上部が耐熱・耐火構造をした丸形長寸状のコンクリートパイプでなる避難装置で、同装置は、上部46と下部47とで連通状に形成されて下部47が縦軸状に埋め込まれ上部46が地上から立ち上がる形をしている。上部46は、ステップ48と入口49を備えてその内部に入ることが可能とされ、内部では、階段50により天面避難ステージ51に登ることができることから津波や洪水時に利用できる一方、上部46内に避難しておくと火災旋風から保護される。また、下部47は、内部に段仕切り52…を複数段備えて、連通口53…を通じて下部待避室54…に至るようにした階段50により火災旋風時に避難することができるものである。同装置は角パイプでもよい。上部46には水噴射が可能である。
図9は火災旋風からビル58並びにビル内を護るようにした実施形態を示す。ビル58の外壁59は、セラミックなどにより耐熱・耐火構造とされるとともに、窓60外部には、耐熱・耐火式の電動シャッター61…が配備されている。そして、室内のカーテンも図示しないが耐火式になっている。また、シャッター61や外壁59には、給水パイプ62により水噴射が可能とされ、ビル58の冷却と水の気化作用により火災旋風から護られるようになっている。
図10は同じく火災旋風から避難者を護るための他の実施形態を示す。65は沈澱池、66はその事務所、67は前庭で、その前庭67には、矢印のように避難者が避難してくることのできる耐熱・耐火式の避難所68が設けられ、この避難所68には、沈澱池65内に設けられバッテリ69により火災旋風発生前から駆動可能な水中ポンプ70により屋上から全体に及ぶように水噴射が可能になっている。噴射水による冷却と気化により避難所68は護られるようになっている。尚、沈澱池65に限らず浄水設備の他の池、例えば、浄水池などを対象にして利用してもよい。バッテリ69は、エンジン発電などの自家発電装置を含むものである。
また、同図に示すように、沈澱池65内に他のポンプ71を備えてこれをバッテリ72でいつでも駆動可能にしておき、火災旋風の発生(火災発生あるいは火災旋風感知時でもよい)に伴い、近隣の市街地などに給水してビルや家屋などに水噴射可能にしてもよい。
尚、前記沈澱池65内には、図10の下欄に示すフライト循環式掻寄装置100とかモノレール式汚泥掻寄装置105などが装備される。フライト循環式掻寄装置100は、循環するチェーン101回りにフライト102…を配備して池底の汚泥を一方向に掻き寄せるものであり、モノレール式汚泥掻寄装置105は、池幅中央に配置された1本のガイドレール106に沿ってスクレーパ107つきの台車108を往復駆動条材109により進退駆動させるものである。こうした沈澱池65内に前記ポンプ70,71を配備して火災旋風対策用水として利用するものである。沈澱池65内にも噴水を装備してもよい。
図11は浄水池や下水の最終沈澱池などの浄水設備75…の上に一体の天蓋76を備えて同天蓋76上が公園とされた設備において、その内部を火災旋風からの避難スペース77…にしたものであり、避難スペース77は、天蓋76の下方に平行に設けられた底壁78と仕切り壁79…からなる。この避難スペース77には、階段80下の避難扉81を開くことで入ることができる。
こうした浄水設備75は、セラミックなどの耐熱・耐火構造により火災旋風から護られるようになっているとともに、階段80から天蓋76外周に設けられた手摺82に配備したノズル83…から水が噴射されるようになっている。その水源は浄水設備75内の水であり、バッテリ84で駆動される水中ポンプ85により汲み上げられて手摺82内の空間を通じて運ばれるようになっている。こうして浄水設備75全体は冷却されるとともに噴射水の気化により火災旋風に耐え得るようになっている。
尚、天蓋76の上面は、津波避難ステージとして利用することができる。
また、浄水設備75に設けられた窓にも電動シャッター87を備えてもよい。前記浄水設備75として沈澱池を対象とした場合には、図10の下欄に示すような汚泥掻寄装置100,105を装備する沈澱池内に装備したポンプから給水可能とすることができる。
さらに、浄水設備75には、図12に示すような上面開放型のものがあるが、このものには、耐熱・耐火の天蓋89を付してその上の手摺90にノズル91を配備して水噴射可能にすることができる。こうした天蓋89上に耐熱・耐火式の避難カプセル92を設置して火災旋風から避難した者を護るようにする。
図13は付加的な提案例を示すもので、陸側のプレート(ユーラシアプレート)95に海側のプレート(フィリピン海プレート)96が潜り込む現象を図式化したものである。この潜り込み現象を大規模に起こすのでなく、例えば、大地震が発生したあとから少しずつ微弱地震として多数回人工的に起生させて大地震の発生を抑制するようにしようとする方法である。すなわち、97は溶解し難いセラミック塊の打設による連続切断誘発促進線(あるいは断続線)で、同誘発促進線97は、海側のプレート96が潜り込みそれに反発現象を起こす相手である陸側のプレート95に平行(三角形などの非平行形でもよい)な2条(あるいは他の複数条)を潜り込みライン上に添って段階を追って形成してゆく。そして、例えば、図示手前の2条の促進線97,97間が先に微反発してゆき、その繰り返しを図示の他の個所においても発生させるようにする。
尚、誘発促進線97は、高圧海水ノズルによって形成するようにしてもよい。
図14は、図1および図2に関連した池や湖などの水域における火災旋風対策例を示すものである。111は水面で、その下方には、上面が一定の深さhとなるように逆コの字形で長寸状をなすエアー溜まりケース112が固定して設けられている。このケース112の上には、耐火質繊維やセラミックタイルなどによる耐火被覆113が火災旋風に対抗するように覆われている一方、ケース112内部には、ノズル114…付きのエアー配管115が通されて内部がエアーで充満されるようになっている。エアー配管115は左下図のようにケース112の外部を通し、ノズル114を曲がったものにして内部に臨むようにすればケース内部は障害のないより広い空間になる。
ケース112内には仕切り板116…が間隔を置いて複数枚設けられている。この仕切り板116は省略してもよい。エアー配管115上には、フィルタ117および圧力を一定化する減圧弁118、それにエアーを冷却する水冷器119が設けられるとともに、先端にはコンプレッサ120が接続されている。同コンプレッサ120は、火災旋風の襲来しない個所に設置するものとし、コンプレッサ120からの配管は耐熱製のものを用いることとする。
火災旋風の発生(あるいは大地震の検知)に伴い、コンプレッサ120が運転されて圧縮空気が送り込まれ、水冷器119により圧縮空気が冷却されると共に一定圧にされて浄化されてエアー配管115に送られてくる。その空気はノズル114…からケース112内の各室に送り込まれ、その内室は常に冷却され浄化された一定圧の空気で充満された状況下になっている。避難者は、図示仮想線のように頭部をケース112内に臨ませることにより火災旋風にも遭わずに長い時間呼吸できて命が助かる。
図15は、公園や校庭、ビルや一般家庭(庭など)において埋め込んだり地上設置の可能な火災旋風対策の避難ボックス123についての実施形態である。
同ボックス123は、セラミックレンガやコンクリートブロックなどにより1室を形成し、耐熱・耐火製で密閉可能なドア124を備えたものになっている。このボックス123は、この実施形態では土中に半身が埋め込まれている。同ボックス123の地上に突き出す外面全体には、耐熱・耐火質のカバーリング125が覆われて火災旋風に備えるようになっている。
このボックス123内の避難空間には酸素ボンベ126の他に、長時間の呼吸を可能とすべく冷気が供給されまた排気も可能になっている。127は耐火性のセラミック玉で、地表に多数設けられており、これらのセラミック玉127とボックス123間が吸排パイプ128が設けられてセラミックによる冷気が吸入できるようになっている。ボックス123内では、吸排マスク129…が複数準備されている。
尚、吸排パイプ128の途中は、右下欄図のように池130内を通して火災旋風がきても常に冷却されながら吸気ができるようにしてもよい。ボックス123内には、生活必需品や非常時救助用具などを常備するものとする。
図16は付加的な提案例で、花粉症対策についてのものである。
133は杉木(あるいはヒノキなど)で、その花粉対策としてヘリコプター134を飛ばし、同ヘリコプター134に備えたエアー曝射ノズル135…から杉木133…をめがけて人工的にエアー(水滴やオイル混じりにしてもよい)を発弾噴射するようにする。これにより、花粉は飛散し、これらの花粉は、雨や噴射水や霧滴、露滴などにより流れ落とされることにより、遠方まで飛散するおそれが非常に低くなる。
尚、ヘリコプター134には、コンプレッサ・大気ガンなどを搭載したり、超音波式、波動式などの駆動装置を搭載することができるし、雨のないときは、水タンク136を搭載してエアー水を噴射させるようにしてもよい。
同図のように、水混じりの圧縮空気を脈波動として移動型噴射装置137から杉木133めがけて噴射するようにしてもよい。
また、図17に示すように、ヘリコプター134から噴射ホース(あるいはパイプ)138を長く垂れ下げておき、その前側にも杉木133に当って花粉を落とすようなヒンジ139付き衝当バー140を垂下しておくことにより花粉を落とすとともに水混じりのエアーを噴射して花粉を確実に落とすようにしてもよい。
同図下欄に示すようにこうして落とされた花粉は、山間部に設けられた池141などに貯留される。
図18ないし図36は、近年特に問題となっている地球の温暖化に対する有効な対策例をそれぞれ示すものである。「砂漠に雨を降らせ川や湖を造り木々を繁らせて温暖化を防止しよう」を理念にしたものである。
このコンセプトをより具体的に実現するには、まず、地球の現在ある姿を人工衛星等によって詳細に調査する必要がある。例えば、その調査対象としては、気流・温度・海や川、湖などの特徴・山々の凹凸状況・海抜0m地帯・砂漠の進行状況・塩害の浸透状況などが挙げられる。こうした地球の現況調査に基づき、過去にその砂漠地帯に水や海水の川、湖、内海が在ったかどうかなどについて調査検討する。例えば、その砂漠地帯には、水や海水が存在した跡があるかどうか、水と海水の交わる川であったかあるいはそこは内海であったのかどうか、水や海水が干上がったのであれば、その原因は、などについて検討する。
また、過去の砂漠地帯に湖、川が在ったのであれば、その水はなぜ在ったのか。その理由として、例えば、
1)昔は、その砂漠地帯は現在よりも非常に気候条件が良く自然の雨が降っていた。
2)海底などでの火山爆発などによってその水や海水が上空に舞い上がり、遠方の砂漠地帯に降った雨が凹部に流れ込んで湖を造ったが、その後、気候条件の異変により湖の水や海水が何度となく蒸散を繰り返すうちに湖の水分は失われ湖底に塩跡などを残す形としてそのまま現在に至った。
3)火山爆発により地球上空が塵や蒸気などで広く覆われたり、あるいは氷河期となりそして水が溶け出して湖となった。
4)津波などによって海水が内陸へと流れ込み、内陸の凹所にこれら大量の海水が溜まって砂漠化し、現在では砂漠下に岩塩などの塩分層を残す形となっている。などのことが推察される。
以下、温暖化防止のための具体的な対策構想案のいくつかを図を交えて説明する。
温暖化対策の実施形態の第1として、「水や海水の痕跡のある砂漠地帯の凹所または湖・内海へ人工的に海水を注ぐ」をテーマにした図18および図19に示す実施形態を説明する。
例えば、砂漠化問題をより身近なものとして考えるため、ここで、図18に示す、滋賀県にある琵琶湖の内水が干上がり、その湖底が砂地と化し、さらにその周辺域をも砂漠化したと仮定する。この琵琶湖およびその周辺域に木々を蘇らせるため、遠方で発生した洪水などに伴って発生する大量の水をパイプで図18の矢印Xのように注ぐ。干上がった琵琶湖に水が戻ると、蒸発、水循環が何百年も続く。遠方にも水がないときは、図19の実施形態のように、周辺の海である日本海より取込口200を通じて海水をポンプアップし、トンネル201や運河などの水路202・パイプライン・サイフォンなどを組み合わせて矢印Yのように琵琶湖へと送り込む。
この際、滝のような自然落差方式や大型ポンプ(電力の少ない超電導ポンプ)を利用して海水を注ぎ込む。注ぎ込む際には、核投入ホッパー203内に入れてある凝結のための微細石粉・煤煙粒子・塵・海塩粒子・飛散灰などから選定される核を混入して水蒸気が凝結しやすくする。
琵琶湖内の海水は自然蒸発や滝からの蒸気飛沫などの上昇を招くとともに、風や気流が手伝って図19の矢印のように他方側の山々の方向へと蒸発して流され冷たい上昇気流などによる冷却が相作用することにより凝結して水滴化し、次第に周辺一帯に雨を降らせることになる。降雨に伴い、山斜面には川・池などが造られるとともに、木々などが生い茂るようになり、同時にその内水も利用できるようになる。
尚、長い年月の間に琵琶湖内は海水の塩分濃度が高くなると死海となるので、これを海水濃度が高くなり過ぎないように塩分戻しライン(パイプラインなど)を通じて矢印Zのように塩分を抜き戻し制御する。この場合、パイプラインなどに海水が漏れたりする塩害対策も考慮することが必要となる。
図20の実施形態のように、海や岸に設備したフロート付き海水タンク205において太陽熱、ふく射熱、熱伝導体、反射板、レンズおよび熱風、ヒーターなどを使用して海水を蒸発化して、大量の水蒸気をその放射筒206…を通じて放出すると同時に核投入ホッパー207から引き込まれた凝結のための微細石粉・煤煙粒子・塵・海塩粒子・飛散灰などから選定される核を混入して水蒸気を凝結しやすい条件下にするとともに、それら水蒸気を、海風、気流、あるいは人工気流を利用して上空へと上昇させて遠方へと飛ばし、上空の冷気および山々の冷気流と接触させることにより、水滴・雨を降らすようにする。
尚、海水タンク205は、例えば、フロート型、船型、桟橋型などとし、タンク205の本体は鉄板、FRP製などとする。また、フロート型は布やビニールなどによっても可能である。
図21の実施形態のように、ポンプ208により取水口209からより温かい海水を吸い上げるとともにその海水を冷えた岩山(あるいは砂漠)へと温かい状態を保って注ぎ、その温度差により発生した霧や露を自然風や人工風などに乗せて遠方の上空へ飛ばして遠方にて降雨を図るとともに、冷えた大気によって遠くや近くの周辺に雨などを降らせるようにします。降った雨は、塩水ルートと真水ルートの2つのルートに分岐されて、図のように塩水池と真水池に個別に溜めてそれぞれから自然蒸散を促すとともに水の利用をも図ることができるようにする。
図22および図23の案は、「実際にアフリカのサハラ砂漠に積極的に水の潤いを」をテーマにより現実的に構想した実施形態である。図22はアフリカ大陸の北部を示し、そこには世界最大のサハラ砂漠がある。図23はこのアフリカ大陸をH−H線に沿って切断した様子を模式的に示した断面図である。
図23のように、このアフリカ大陸には多数の凹所が存在し、これらの砂漠化した凹所を海水の汲み上げ→送水→トンネルなどの手段を組み合わせて小海1,2,3とし、これら小海の確保に基づいて蒸発→降雨を促して砂漠に潤いを与えるようにする。
西方の大西洋からの気流は東方へ流れてゆく。この大西洋の海水は取水口210を通じて多数基の大型ポンプ211…により吸い上げて、送水用パイプ212…を通じて遠くの小海1(第1段目の凹所)まで注ぎ込む。
この場合、取水口210は、海の深さおよび海水温度条件などによりその位置を決め、また、大型ポンプ211は大容量のためソーラー電力など考慮し、特に、省エネのためには超電導ポンプの利用が有効とする。
さらに、送水用パイプ212は、海水の漏れに充分な対策を講じることは勿論、太陽の直射熱などを利用して通される海水温度を高めて蒸発しやすい条件にして、人工の小海へと海水を注ぐ。
こうして注がれた小海1内の海水は、砂漠にある岩盤を底盤に選ぶなどして地下への浸透を微少に許しながらも貯留を促進するようにし、これらの海水を元にして蒸発・水循環作用を繰り返すようにする。小海2のように底にビニールシートAやタール等を敷設して防水処理をしてもよい。
小海は、内陸が遠くまで続いていたり、気流が弱い場合が多いなどの条件にしたがって、内陸へ向けて小海2,3……のように数多く造る。そのための送水ラインは、ゲート付きトンネル213で構成したり、砂漠越えの配管(ポンプ付き)で行うようにする。
小海からの蒸発水は、途上において冷却を受けると山の手前で雨を降らせて山やその一帯を潤し、真水の川を造ったり湖を作ったりする。
送水途上において、山などを通った海水は、その放出時に滝214として高所より落下させてクラスター化することで蒸発を促すようにし、周辺一帯に霧や雨を発生させるようにする。また、この滝214の落とし口には、核投入ホッパー215を対応配備して、ホッパー215から引き込まれた凝結のための微細石粉・煤煙粒子・塵・海塩粒子・飛散灰などから選定される核を滝214や小海内に混入してこれらから発生する水蒸気を凝結しやすい条件下にする。
蒸発した各所からの水蒸気は図のように気流に乗って東方に流されてゆき、冷却を受けるなどの条件によって雨や霧を発生させ大陸を潤す。
上記海水を送るとき、落差を利用する水力発電設備などを設け、その発生電力により海水から水にする設備を運転するようにする応用も考えている。
図24の実施形態は、昼夜の温度差を有効利用して蒸発を効率化する(貯留)方法である。
図24のように、まず、大容量の海水を貯留可能なトンネル217…を多数本造成しておき、昼間充分温まった状態の海水や川水を矢印Xのようにこれらのトンネル217…に貯留しておく。これらトンネル217には断熱手段218が施されているため、これら温まった海水を、砂漠一帯が充分冷え切っている環境下でノズル219を通じて微細化しながら矢印Yのように一気に噴出することにより、冷えた外気と激しく接触を繰り返し、効果的に霧、露→雨をつくることができる。
ノズル219に対応して核投入ホッパー220を対応配備して、ホッパー220から引き込まれた凝結のための煤煙粒子・塵・海塩粒子・飛散灰などから選定される核をノズル219からの噴出蒸気に混入してこれらから発生する水蒸気を凝結しやすい条件下にする。一旦貯留された海水などを昼間にさらに加温しておいて夜間まで貯留して噴出するようにしてもよい。
逆に、海水をトンネル217…に貯留して夜間に冷却し、その冷却分を昼間の高温環境下において噴出するようにしてもよい。空タンクを昼間の高温下において高熱化しておき、そのタンク内に海水や川水を注ぎ込むことで蒸発を図るようにしてもよい。
砂漠地帯にビニール、モルタル、タールなどで貯留池を設けたり、海、小海にあっては大型ビニール容器による貯留とすることができる。海水、水の微細化に際しては、高い滝からの落下運動をさせるようにしてもよい。
また、微細な海水、水をつくるため、パイプラインなどに磁場を与えたり、超音波を与えたり、あるいは、波動を与えるなどの組み合わせ方法を考えている。
図25の実施形態は、火山熱源を伝達利用して蒸発を効率化する方法を示す。
図25のように、火山の近くには、地表土層のさらに下層として溶岩路をもつ地熱体層が形成されているが、この層は非常に高熱化しているため、その高熱分を海水や水が受けて蒸気化するようにしたものである。具体的には、地表からこの地熱体層へと、低い海水注入パイプ222…と高い蒸散用パイプ223…の2種類を1組をそれぞれ複数組ずつボーリングして打ち込み、これらのパイプ222,223間を連通する伝熱パイプ224を地熱体層の中に通して高熱源からの伝熱により内部加熱されるようにしてある。そうすることで、図のように蒸散用パイプ223…からの水蒸気が風や気流に乗って火山や他の山々の手前で冷却を受けて降雨を発生させることになる。蒸散用パイプ223には核投入ホッパー225を装備して凝結の促進を図る。
尚、火山からの溶出マグマに対し冷却・蒸散水を浴びせて多量な水蒸気発生を行うようにしてもよい。
他の方法として、図26のように、海水注入パイプ227の口を海面下にして常時海水が注がれるようにしてバルブ228の開閉で海水の導入・停止が制御されるようにすることにより、図26のような海水の給送を不要にした。
更に他の方法として、図27のように、海水注入パイプ230と蒸散用パイプ231の双方を海水中の地盤を通じて立設して、海水注入パイプ230の導入口からは水面の温かい海水が導入されるようにする一方、蒸散用パイプ231の途中からはバルブ232を通じて海底付近の冷たい海水が注入されるようにして、熱い水蒸気と冷たい海水とが激しく反応してより効果的に水蒸気が発生するようにしてもよい。尚、蒸散用パイプ231が海中にあると、塩分などが途中で分離回収されて塩害のおそれが少なくなる。
尚、この方式を北極・南極などのように氷の融解が進行している大陸に適用するとき、大陸に積極的に雪を降らして氷結を促進することができ、融解分を充分に補い温暖化防止の有効な対策となる。
図28の実施形態は、旋風発生による水蒸気の効果的蒸散上昇方法を示すものである。
図28のように、海岸に近い場所や海上あるいは内陸部などに水タンク235…を多数立てるとともに左前一方を開けるようにして板壁236…で略ラセン状の内部空間を形成し、海から吹き付ける風Xを取り込むようにする。これにより、内部空間では、旋風Sが発生し、この旋風Sに対して水タンク235…のノズル237…から海水や水を噴射することにより激しく旋回しながら上昇流に乗って水蒸気を高く上昇させることができる。水タンク235には、海水や水を補給する。板壁236や水タンク235自体は、同タンク235内の海水や水を加熱する働きをする。壁をL形あるいはU形などに配置して旋風を発生させるようにし水タンクは別位置に設けてもよい。各ノズル237には核投入手段を装備して凝結促進を図る。
図29の平面図のように、水タンク240…をL字状に配置して海水や水を貯留するようにし、その前面に板壁241を取り付けて旋風を発生するようにし、さらに、有効に旋風を発生させるため、案内シュラウド242を設けるようにする。発生する旋風Sに対し水タンク240のノズル243から水蒸気を吸い込ませるようにする。各ノズル243には核投入手段を装備して凝結促進を図る。
図30のように、ノズル245付きのラセンポール246…をL形に配置して大きな旋風Sだけでなくそれぞれにも旋風を発生させるようにしてもよい。水蒸気の噴気口247は、●印のように地表に配置し、タンクを埋め込み式にしてもよい。各ノズル245、247には核投入手段を装備して凝結促進を図る。
図31の実施形態は、凝結促進用核混入方法を示すもので、同図のように、送水ライン250により造られた小海251から自然蒸散し上昇して風・気流に従って一定方向に流される水蒸気に事後的に凝結促進用の核を混入するようにしたもので、小海251の風下側に相当する地表位置に核打上棟252を設備しておき、この核打上棟252から花火の打上原理により核内蔵玉を打ち上げて水蒸気の流れ層の中にあるいはそれを突き抜けるようにして破裂させることで内蔵した核が水蒸気の中に混入され水滴化が促進されるようにしたものである。特に、破裂作用により水蒸気は撹乱されるのでより凝結効果があがる。大砲方式によってもよい。核としては、微細灰・微石粉・煙塵・微細氷などが好ましい。
尚、凧制御棟253より核収納部を開閉制御できる制御凧254を水蒸気層に揚げることにより核を水蒸気内に混入するようにしてもよいし、飛行機や気球などから核を撒くようにしてもよい。また、図のように、小海251の近くや山の上にそびえる発煙タワー255を設置しておいて、水蒸気にその上昇煙を接触させるようにしてもよい。この煙には微細石粉などを同時混合しておくことも有効である。
図32の実施形態は、フェーン現象減衰方法に関するものである。
同図に示すインドでは、7月に西部地方に豪雨が記録され土砂崩れなどによる大被害が発生した。これはインド洋の東西における海水温度差が生じることによる「ダイポール現象」に因るもので、夏のモンスーン季にはインドで低気圧が発生して大気が上昇しこれが矢印Jのようにインド洋の湿気を多量に含んでいるため、図32の山々X…の手前一帯に大雨を降らすことに因るものである。逆に、山々X…の裏側はフェーン現象化してそのことが要因で欧州などで高気圧が発生し猛暑や干ばつという異常気象が発生した。この影響は日本にも高気圧による猛暑などの要因となっている。
そこで、図33のように、山々X…に風穴257を形成してインド洋からもたらされる湿潤な上昇気流からその湿気分をとるのでなく裏側へ通過させてフェーン現象をなくし、前記したような欧州や日本などへの異常気象を軽減するようにしたものである風穴257の出入り口は大きく開口するものとする。また、同出入り口の入り口および/または出口には、核投入手段を装備してもよいし、風穴257内に装備してもよい。
図34の実施形態は、地球表面温度制御方法に関するものである。図34のように、地球上の一部の温度を高い周辺よりも低く制御して熱いところとそれより温度の低いところを発生させて上昇気流を生じさせることにより、それらの境界一帯に造った蒸発用の池260…からの水や海水の蒸散を促進して霧を発生させたり雨を降らせたりして温暖化防止を図ろうとするものである。地球の一部の温度を下げるだけでもよい。
そのため、大気圏外にステーション261を周回させ、このステーション261の対向する個所に反射用のミラー262を装備して微小に斜め角度をもって放射された光をジグザグ状に繰り返し反射させることにより、太陽光の粒子をミラー262で発生させた同じく光反射粒子膜263により遮るようにしたものである。
尚、図の光反射粒子膜263は、図の方向に交差するいかなる方向に飛ばしてもよい。
図35に示す方法は、図34の方法がステーション内で粒子膜263を造ったのに対し地球側とステーション265側とにそれぞれミラー266,267を配備してこれらの間において光反射粒子膜268を形成することにより太陽光を遮るようにしたものである。
図36は、例えば、砂漠に小海270…を多く造っておき、夜間冷えているときにここに太陽光の一部を当てて砂漠に霧や雨を発生させるようにしたもので、そのため、ステーション271に反射ミラー272備えておいてこのミラー272に太陽光を反射させて裏から砂漠に光を当てるようにしたものである。
尚、将来来るかもしれない氷河期に対しては、上記した各対策構想案の逆の方法をもって対処すればよいことを同時に提案する。
本発明の一実施形態を示す火災旋風からの避難装置を示す平面図。 図1のII−II線断面図。 図2の要部拡大断面図。 他の実施形態を示す縦断面図。 他の実施形態を示す縦断面図。 他の実施形態を示す断面図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す平面図。 他の実施形態を示す斜視断面図。 他の実施形態を示す斜視断面図。 付加的な提案例を示す斜視断面図。 火災旋風対策例を示す斜視図。 火災旋風対策の他の例を示す斜視断面図。 付加的な提案例を示す正面図。 付加的な提案例を示す正面図。 温暖化防止のための実施形態を示す平面図。 温暖化防止のための実施形態を示す縦断面図。 温暖化防止のための実施形態を示す断面図。 温暖化防止のための実施形態を示す断面図。 温暖化防止のための実施形態を示すアフリカ大陸の平面図。 温暖化防止のための実施形態を示す図22のH−H線断面図。 温暖化防止のための実施形態を示す縦断面図。 温暖化防止のための実施形態を示す縦断面図。 温暖化防止のための実施形態を示す縦断面図。 温暖化防止のための実施形態を示す縦断面図。 温暖化防止のための旋風発生案を示す斜視図。 温暖化防止のための実施形態を示す平面図。 温暖化防止のための実施形態を示す平面図。 温暖化防止のための実施形態を示す縦断面図。 温暖化防止のための実施形態を示すインド一帯の平面模式図。 温暖化防止のための実施形態を示す図32の縦断面図。 温暖化防止のための実施形態を示す斜視図。 温暖化防止のための実施形態を示す斜視図。 温暖化防止のための実施形態を示す模式図。
符号の説明
1…池 2…基礎杭 5…上段浅床部材 6…下段浅床部材 8…手摺 10…水面 20…屋根部材。

Claims (4)

  1. 池や河川、湖などの水域に、避難者が潜ることの可能な水面下レベルをもって浅床を敷設してなる避難装置。
  2. 請求項1記載のものにおいて、浅床近傍には、吸気手段が付設されている避難装置。
  3. 請求項1または2記載のものにおいて、水域上方には、火災旋風から避難者を護る屋根部材が設けられている避難装置。
  4. 請求項1から3までのいずれかにおいて、水域および/または水域近傍には、水噴射手段が設けられている避難装置。
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