JP2006238113A - パケット転送方法、ルータ装置、および端末装置 - Google Patents

パケット転送方法、ルータ装置、および端末装置 Download PDF

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志彰 許
Eiichi Muramoto
衛一 村本
Toyoki Kawahara
豊樹 川原
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Abstract

【課題】LAN上の各ノードから外部ネットワークへ効率的な通信を実現するパケット転送方法を提供する。
【解決手段】複数のルータを含むLAN1において、第1のルータ11が自己の外部リンクに関する接続情報を取得し、また同一セグメント内の管理下にある他のルータ12、13から、ルータ12、13の外部リンクに関する識別情報と接続情報とを取得し、収集した複数の接続情報を基に適する外部リンク3、4、5を選択し、その外部リンクを有する第2のルータ12、13を中継先にするように送信元ノード14、15へリダイレクトを行うことで、第1のルータ11が統括して同一セグメント上のルータの外部リンクの接続情報を管理するので、セグメント内の各ノード14、15は第1のルータ11へデータを常に送信するだけで適するルータへ転送する指示が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は外部ネットワークへの接続機能を持つ2台以上のルータが存在するローカルエリアネットワーク(LAN)において、外部ネットワークとの通信特性に適するルータの外部リンクを決定するパケット転送方法、ルータ装置及び端末装置に関する。
従来より、このパケット転送方法としては、特許文献1に記載されているようなものがあった。
図20は特許文献1に記載のネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図20において、クライアント2120とサーバ2130間の複数の経路の分岐点に位置するルータ2107は、接続するネットワーク上のルータ2102a、2102bから、ルータ2102a、2102bがパケットの伝送に関し提供するサービスの通知を受ける。ルータ2107はクライアント2120から所望のサービスの指定を含んだパケットを受信すると、指定されたサービスを提供するルータに接続するネットワークにパケットを中継する。
また、従来より、経路制御プロトコルとしてOSPF(Open Shortest Path First)プロトコルが可変長サブネットで構成されるネットワークでは使用されてきた。特に、複数のルータが同一リンクに接続されているときには、指名ルータ(Designated Router)が決められ、そのルータを中心に経路制御情報が交換される。これにより、所定のエリア内のルータが共通に経路制御表を有している。
特開2001−7853号公報(第4−6頁、図1)
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、分岐点に位置するルータが必要になり、固有の通信サービスを提供するルータへ直接送信する場合に較べ、データ転送経路として1ホップ増えてしまうという課題を有していた。
また、従来技術であるOSPFは経路ループなどの問題を解決するものであり、ルータの有する固有の通信サービスを選択することはできなかった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、LAN上の各ノードから外部ネットワークへ通信に適するルータを経由して転送するための、ネットワーク全体として効率的な通信を実現するパケット転送方法、ルータ装置、および端末装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決する本発明に係るパケット転送方法は、外部ネットワークとの中継を行う複数のルータを含むローカルエリアネットワーク(LAN)において、第1のルータが自己の所有する外部リンクとの接続に関する接続情報を取得するステップと、同一セグメント内の管理下にある一つ以上の第2のルータの所有する外部リンクとの識別に関する識別情報と接続情報とを取得するステップと、第1のルータが同一セグメント内のノードから外部ネットワークへパケットの送信要求を受信するステップと、第1のルータが収集した複数の接続情報を基にパケットを外部ネットワークへ送信するのに適する外部リンクを管理下にある複数のルータの外部リンクの中から選択する外部リンク選択ステップと、第1のルータが自己以外の外部リンクを選択した場合、選択された外部リンクを有する第2のルータを中継先にするようにパケットの送信元ノードへ指示するリダイレクトを行うとともに、第2のルータへパケットを転送するか、または破棄するステップと、リダイレクトを受信した送信元ノードがそれ以降パケットを第2のルータへ送信するステップとを有している。
これにより、第1のルータが統括して同一セグメント上のルータの接続情報を管理するので、セグメント内の各ノードは第1のルータへ外部ネットワークへのデータを常に送信するだけで通信に適するルータへ転送する指示を得ることができる。
また、本発明に係るパケット転送方法は、外部ネットワークとの中継を行う複数のルータを含むローカルエリアネットワークにおいて、第1のルータが自己の所有する外部リンクとの接続に関する接続情報を取得するステップと、同一セグメント内の管理下にある一つ以上の第2のルータの所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得するステップと、第1のルータがセグメント内の自己を含む複数のルータから受信した識別情報と接続情報とをセグメント内のノードへ送信するステップと、そのノードが接続情報に基づいてパケットを外部ネットワークへ送信するのに適する外部リンクを複数のルータの外部リンクの中から選択する外部リンク選択ステップと、その選択された外部リンクを有するルータへ送信するステップとを有している。
これにより、セグメント内の各ノードは第1のルータが統括して管理する同一セグメント上のルータの接続情報を取得できるので、各ノードは使用可能なルータの外部リンクの接続情報を自己の負荷を最小限に抑えた上で入手でき、最適なルータを選択することが可能になる。
また、本発明に係るパケット転送方法は、外部ネットワークとの中継を行う複数のルータを含むローカルエリアネットワークにおいて、第1のルータが自己の所有する外部リンクとの接続に関する接続情報を取得するステップと、同一セグメント内の管理下にある一つ以上の第2のルータの所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得するステップと、第1のルータが同一セグメント内のノードから外部ネットワークへパケットの送信要求を受信するステップと、第1のルータが収集した複数の接続情報を基にパケットを外部ネットワークへ送信するのに適する外部リンクを、管理下にある前記複数のルータの外部リンクの中から選択する外部リンク選択ステップと、第1のルータが自己以外の外部リンクを選択した場合、選択された外部リンクを有する第2のルータへ、それ以降送信元ノードから受信するパケットを転送するステップとを有している。
これにより、第1のルータが統括して同一セグメント上のルータの外部リンクの接続情報を管理し、受信したパケットを適するルータへ転送するので、セグメント内の各ノードは第1のルータへ外部ネットワークへのデータはどのようなものでも送信すればよくなる。また、第1のルータが接続情報を見ながら管理下のルータの負荷を自由に分散させることも可能になる。
また、本発明に係るパケット転送方法は第1のルータが同一セグメントに新たに接続する第2のルータを検出するステップと、第1のルータが第2のルータへ管理下に入るか否かを問い合わせるステップと、第1のルータが管理下に入る第2のルータから、第2のルータの所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得するステップとを有している。
これにより、第1のルータは同一セグメント内のすべてのルータに加入を問い合わせするので、漏れなく使用可能のルータを活用できるようになる。
また、本発明に係るパケット転送方法は第1のルータの管理下に入った第2のルータは、第1のルータへ所定時間毎に自己の接続情報を通知するステップをさらに有し、第1のルータは第2のルータからのその通知が規定時間以上ない場合、第2のルータを管理下から除外し、通知があった場合は、接続情報を更新する。
これにより、第1のルータは通信不能状態になった第2のルータへ過去の接続情報に基づいてパケットを転送してしまうことを防止できる。
また、本発明に係るパケット転送方法における外部リンク選択ステップにおける外部リンクを選択する順番は外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とにより決定される。
これにより、第1のルータはセグメント内のノードから要求される通信特性に適合するか否かを、接続情報に基づいて決定することができる。
また、本発明に係るパケット転送方法における外部リンク選択ステップにおける適する外部リンクの選択は、伝送路の負荷、種別、および最低保証速度の少なくともいずれか一つである。
これにより、第1のルータはセグメント内のノードから要求される通信特性に適合するか否かを、伝送路の負荷、種別、あるいは最低保証速度に基づいて決定することができる。
本発明に係るルータは同一セグメント内の管理対象のルータを登録したルータ管理リストと、このルータ管理リストに登録されたルータから自己の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得する接続情報取得部と、この接続情報取得部が取得した識別情報と接続情報とを関連づけて記録する外部リンク状態テーブルと、同一セグメント内のノードから外部リンクへ転送するパケットを受信する転送データ受信部と、外部リンク状態テーブルに記録した接続情報を基に受信パケットを外部リンクへ送信するのに適する外部リンクを選択する外部リンク選択部と、転送データ受信部が受信したパケットを外部リンク選択部により選択された外部リンクを有するルータへ送信するデータ転送部と、を有している。
これにより、本発明にかかるルータは統括して同一セグメント上のルータの接続情報を管理できるので、セグメント内の各ノードからの外部ネットワークへのデータを常に適するルータへ転送することができる。
また、本発明に係るルータは同一セグメント内の管理対象のルータを登録したルータ管理リストと、このルータ管理リストに登録されたルータから、自己の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得する接続情報取得部と、この接続情報取得部が取得した識別情報と接続情報とを関連づけて記録する外部リンク状態テーブルと、この外部リンク状態テーブルに記録したルータの外部リンクの識別情報と接続情報とを同一セグメント内のノードへ通知するルータ情報通知部とを有している。
これにより、本発明にかかるルータは統括して管理する同一セグメント上のルータの外部リンクの接続情報をセグメント内の各ノードへ通知するので、各ノードは使用可能なルータの外部リンクの接続情報を自己の負荷を最小限に抑えた上で入手でき、最適なルータの外部リンクを選択することが可能になる。そして、本発明にかかるルータはリダイレクトをノードへ通知する必要もなく、最も効率のよい送信が各ノードから外部ネットワークへ行うことが可能になる。
また、本発明に係るルータはルータ管理リストへの登録要求を行う登録要求部と、自己の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と、接続している外部リンクの伝送路の負荷、種別、および最低保証速度の少なくともいずれか一つを登録要求先のルータへ定期的に送信するルータ情報通知部とを有している。
これにより、本発明に係るルータは同一セグメント内のルータの外部リンクに関する情報を統括管理するルータへ自己を登録することができる。また、管理するルータは登録したルータの外部リンクの接続情報を最新のものに常に更新することが可能になる。
また、本発明に係る端末装置は、同一セグメント内のルータから、同一セグメント内の複数のルータの所有する外部リンクの識別に関する識別情報と外部リンクとの接続に関する接続情報とを受信するルータ接続情報取得部と、外部ネットワークへ送信するパケットの中継先となるルータをルータ接続情報取得部により取得した複数の接続情報の中から選択する外部リンク選択部と、この外部リンク選択部により選択された外部リンクを有するルータへ自己が送信したいパケットを送信するデータ転送部とを有している。
これにより、端末装置は自己の負荷を最小限に抑えた上で使用可能なルータの外部リンクの接続情報を入手し、通信条件に最適なルータへデータを送信することが可能になる。
本発明のパケット転送方法によれば、端末装置が自己の接続するネットワーク上の特定のルータへ外部ネットワーク宛のデータを送信すると、そのデータの送信に適するルータの外部リンクが自動的に選択されて、そのルータを経由した転送を行うことができる。これにより、ネットワーク全体としての効率的な通信を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるネットワークの構成を示す図である。
図1において、ルータ11、12、13はLAN1と外部ネットワーク2間の通信を中継し、アクセスリンク3、4、5、たとえば第3世代セルラ(帯域:364kbps、パケット課金)3、PHS(帯域:64kbps、定額)4、無線LAN(帯域:5Mbps、定額)5と接続する外部リンクインタフェース部を備える。端末14、15はLAN1に属し、外部端末16、17は外部ネットワーク2に接続している。管理ルータ11、ルータ12、13は外部リンクインタフェース部の他に内部リンクインタフェース部を備え、同じ内部リンクインタフェース部を持つ端末14,15と接続している。
図2は本実施の形態における管理ルータ11の構成を示すブロック図である。
図2において、内部リンクインタフェース部201はLAN1に接続されている端末14、15及び他のルータとの通信における物理層処理及びデータリンク層処理を行うものである。なお、この内部リンクインタフェース部201は本発明にかかる転送データ受信部とデータ転送部に相当する。
外部リンクインタフェース部202は、外部ネットワークとの通信における物理層処理及びデータリンク層処理を行うものである。
ネットワーク制御部203は、IP層処理するものであり、内部リンクインタフェース部201や外部リンクインタフェース部202から受信したパケットをルーティングテーブルに従って中継先の決定や、必要な情報を抽出する。あるいは、ルータ内で生成された送信データにヘッダを付与して、内部リンクインタフェース部201や外部リンクインタフェース部202へ送出する。
外部リンク状態管理部204は、近隣のルータに対して、管理下に入るか否かの問い合わせを行い、管理下に入るルータをルータ管理記憶部205に登録して管理するものである。また、外部リンク状態管理部204は、管理下のルータからそのルータの所有する外部リンクに関する識別情報と接続情報を取得し、外部リンク状態テーブル206に記録する。さらに、外部リンク状態管理部204は、自己の所有する外部リンクの接続情報を外部リンク状態検出部209から取得し、外部リンク状態テーブル206へ記録する。なお、この外部リンク状態管理部204は本発明にかかる接続情報取得部に相当する。
外部リンク状態検出部209は、外部リンクインタフェース部202を監視し、送信キューに溜まったパケット量や外部リンクインタフェース部202の行った送受信統計値などにより伝送路の負荷度を算出する。また、外部リンク状態検出部209は外部リンクインタフェース部202から通知された信号強度やBERなどの情報を取得し、外部リンク状態管理部204へ通知する。
ここで、ルータ管理記憶部205に記録されるルータ管理リストのデータ構造を図12に示す。
図12において、仮想外部I/F識別子1201は、管理下の近隣ルータの利用可能な外部リンクを識別可能な値である。ルータ識別子1202は、管理下の近隣ルータを識別可能な値である。本実施の形態では、ルータ識別子1202として、登録したルータの内部リンクのIPアドレスを記載しているが、これに限定されるものではない。加入状態1203は管理下に入っているか否かを示す。加入状態であるときは、‘1’を、加入状態でないときは‘0’を設定する。
図13は外部リンク状態テーブル206のデータ構造を示す図である。
図13において、外部I/F識別子1301は、管理ルータの管理している全ての外部リンクを識別可能な値であり、管理ルータ自身の所有する外部リンクと、管理下の近隣ルータの外部リンクを区別できるように、異なる識別子を付与する。本実施の形態では、管理ルータ自身の所有する外部リンク識別子に対してPHYというプレフィックスを付与し、一方、管理下に入る近隣ルータの外部リンク識別子に対してVIRというプレフィックスを付与しているが、これに限定されるものではない。
リンクタイプ1302は、接続するサービスの種別を示し、QoS1303はQoSサービスの提供が可能か否かを示す。また、リンク負荷状態1304は、現在の該当する外部リンクのトラフィック量からみた伝送路の負荷状態を示している。この負荷状態は、送信キューに溜まったパケット量や外部リンクインタフェース部202の行った送受信統計値などにより算出する。たとえば、送信キューの容量に示す蓄積パケットの比をパーセント表示する。また、サービス提供状態1305はリンク負荷状態や外部リンクインタフェース部202から通知された信号強度やBERなどの情報からの判定結果を示しており、サービス提供可能状態であるときは、‘OK’、不能状態であるときは‘過負荷’を設定する。なお、QoSの代わりに、外部リンクの最低保証速度の情報を用いることも可能である。なお、外部リンク状態管理部204はこの判定を行うためにあらかじめ規定値をテーブルとして所有している。
I/F変換処理部207は外部リンク状態テーブル206を参照し、端末14、15から要求されたサービスを提供できる外部リンクを選択し、その外部リンクを有するルータのアドレスをネットワーク制御部203へ通知するものである。選択された外部I/Fの識別子が仮想外部I/F識別子である場合は、ネットワーク制御部203へ通知する前に、仮想外部I/F識別子1201に対応した転送先を表すルータ識別子1202への変換を行う。なお、このI/F変換処理部207は本発明に係る外部リンク選択部に相当する。
アプリケーション処理部208はIP層よりも上位のレイヤの処理を行うものであり、ルータソレシテーション(Router Solicitation)メッセージ(以下、RSメッセージという。)や、ルータアドバタイズメント(Router Advertisement)メッセージ(以下、RAメッセージという。)などを生成するものである。
以上のように構成された管理ルータの動作について図面を用いて以下に説明する。
図3は本実施の形態における管理ルータの行うルータ登録処理を説明するフロー図である。
まず、ネットワーク制御部203は内部リンクインタフェース部201を介して、近隣のルータ12、13からRSメッセージを受信すると(ステップS301)、送信元アドレスを外部リンク状態管理部204へ通知する。外部リンク状態管理部204はこれを受けて、RAメッセージを作成しネットワーク制御部203へRSメッセージの送信元へ送信を指示する。ネットワーク制御部203はこれを受けて、内部リンクインタフェース部201を介して該当するルータへ送信する(ステップS302)。
次に、リンク状態管理部204はその近隣ルータに対して管理下に入るか否かを問い合わせる加入問い合わせメッセージの作成を行い、ネットワーク制御部203へ送信を指示する。ネットワーク制御部203はこれを受けて、内部リンクインタフェース部201を介して該当するルータへ送信する(ステップS303)。
ここで、この加入問い合わせメッセージのフォーマットを図14に示す。
図14において、タイプ1401はメッセージタイプを示し、本実施の形態ではコンフェデレーションを設定する。コマンド種別1402はこのメッセージが加入問い合わせメッセージであることを示すコードが設定される。指定先ルータ識別子1403は問い合わせ先のルータを識別可能な値である。本実施の形態では、問い合わせ先のルータのIPアドレスを記載しているが、これに限定されることはない。
次に、ネットワーク制御部203は該当するルータからの加入応答メッセージを受信すると、外部リンク状態管理部204へ通知する。
ここで、この加入応答メッセージのフォーマットを図15に示す。
図15において、タイプ1501はメッセージタイプを示し、本実施の形態ではコンフェデレーションを設定する。コマンド種別1502はこのメッセージが加入応答メッセージであることを示すコードが設定される。指定先ルータ識別子1503−1は問い合わせに応答するルータを識別可能な値である。本実施の形態では、問い合わせ先に応答するルータのIPアドレスを記載しているが、これに限定されることはない。ルータの外部リンク識別子1503−2は問い合わせに応答するルータの所有する外部リンクを識別可能な値である。可否フラグ1504は加入するか否かを示すフラグであり、加入する場合は‘1’が加入しない場合は‘0’が設定される。リンクタイプ1505はこのルータの所有する外部リンクの種別を示し、QoS情報1506は所有する外部リンクがQoSを提供可能か否かを示すフラグである。また、リンク負荷状態情報1507は所有する外部リンクの負荷を示し、サービス提供状態情報1508は外部リンクによる接続サービスを提供できるか否かを示すものである。これら指定先ルータ識別子1503−1からサービス提供状態情報1508までが外部リンク一つ分の外部リンク情報1510である。なお、近隣ルータの外部リンクが複数ある場合は、外部リンクの個数分の外部リンク情報1510が設定される。
外部リンク状態管理部204はネットワーク制御部203からの通知を受けて、加入応答メッセージに記載の可否フラグ1504をチェックし、加入するか否かを判断する(ステップS305)。加入する場合は、外部リンク状態管理部204がルータ管理記憶部205のルータ管理リストに登録する。具体的には、仮想外部I/F識別子1201に管理下の近隣ルータの外部リンクを識別可能な値を記録する。本実施の形態では、加入応答メッセージに記載のルータの外部リンク識別子に対して、VIRというプレフィックス(例えば、VIR_PHY_EXT_1)を追加し、仮想外部I/F識別子として記録しているが、これに限定されることはない。ルータ識別子1202に送信元ルータの内部リンクのIPアドレスを記録し、加入状態1203に‘1’を記録し、さらに、外部リンク状態管理部204は外部リンク状態テーブル206に加入応答メッセージに記載のリンクタイプ1505、QoS1506、リンク負荷状態1507、サービス提供状態1508をそれぞれ外部リンク状態テーブル206に記録する(ステップS307)。
一方、近隣のルータが加入しない場合は外部リンク状態管理部204がルータ管理リストのルータ識別子1202にこのルータの内部リンクのIPアドレスを記録し、加入状態1203に‘0’をセットしてステップS301へ戻る。
また、ステップS301において、RSメッセージを受信せずにRAメッセージを受信すると(ステップS308)、通知されたルータのアドレスがルータ管理記憶部205のルータ管理リストに登録されているものであるか否かをチェックする(ステップS302)。登録済みである場合はステップS301へ戻り、未登録の場合はステップS303へ移行し加入の問い合わせを再度行う。以降の処理は上記と同様である。
また、外部リンク状態管理部204は図示していないタイマからの通知を受けて、所定の時間間隔で定期的にルータ管理リストに登録されているすべてのルータに対して加入問い合わせメッセージを作成し、ネットワーク制御部203が内部リンクインタフェース部201を介して順次送信する。
その後、ネットワーク制御部203が加入応答メッセージを受信すると、外部リンク状態管理部204が外部リンク状態テーブル206の情報を更新する。
これにより、常に近隣ルータの外部リンクの接続情報を最新のものにすることができる。
次に、管理ルータ11が行う外部リンク状態検出処理について図面を用いて説明する。
図4は外部リンク状態検出処理を示すフロー図である。
図4において、まず、外部リンク状態管理部204は外部リンクインタフェース部202の送信キューに溜まったパケット量を計測し、伝送路の負荷度を算出する(ステップS401)。
また、外部リンク状態検出部209は外部リンクインタフェース部202から信号強度やBERなどの情報を取得し、伝送路の負荷度とともに外部リンク状態管理部204へ通知する(ステップS401)。
次に、外部リンク状態管理部204はあらかじめ設定してあるリンク負荷識別値と通知されたパケット負荷度とを比較するとともに、信号強度、BERがあらかじめ規定した値以上であるか否かを判定する(ステップS402)。そして、いずれかが規定値以下である場合、サービス提供は不可であると判定し、外部リンク状態テーブル206のサービス提供状態1305に‘OK’を設定する(ステップS404)。また、すべての値が規定値以上である場合サービス提供状態1305を‘過負荷’にセットする(ステップS403)。
以上により、本実施の形態における管理ルータは自己の接続する外部リンクの接続情報と、近隣ルータの提供する外部リンクの接続情報とを常に最新のものに維持することができる。
次に、管理ルータ11が行う中継処理について図面を用いて説明する。
図5は中継処理を示すフロー図である。
図5において、まず、ネットワーク制御部203が内部リンクインタフェース部201を介して転送パケットを受信すると(ステップS501)、ネットワーク制御部203はパケットから要求されている通信性能を抽出し、I/F変換処理部207へ通知する(ステップS502)。
ここで、端末14、15から送信要求される送信データパケットのフォーマットを図16に示す。
図16において、要求性能1(1601)、要求性能2(1602)は送信データを送信するときの通信性能を指定したものである。ペイロード1603には当該パケットで転送したいコンテンツが記載される。この要求性能は2つに限られるものではない。
I/F変換処理部207はこれを受けて、外部リンク状態テーブル206に要求に適合する外部I/F識別子があるか否かを判断する。たとえば、要求性能1(1601)にWCDMAが指定され、要求性能2(1602)に‘QoS提供あり’が設定されていた場合、要求された外部リンク種別(WCDMA)であって、QoS提供が合致するものを検索し、適合する外部I/F識別子であるPHY_EXT_1を選択する(ステップS503)。
次に、I/F変換処理部207は選択された外部I/F識別子が仮想外部I/F識別子であるか否かを判定し(ステップS504)、仮想外部I/F識別子である場合、I/F変換処理部207はルータ管理記憶部205内のルータ管理リストを参照し、選択された仮想外部I/F識別子に該当する近隣ルータのIPアドレスを抽出する(ステップS505)。
次に、I/F変換処理部207は求めたIPアドレスをネットワーク制御部203へ通知し、受信データの送信元ノードへ、この求めたIPアドレスを通知するためのリダイレクトメッセージの送信を指示する。
ネットワーク制御部203はこれを受けて、送信元ノードへリダイレクトメッセージを送信する(ステップS506)。
一方、ステップS504において、選択された外部I/F識別子が仮想外部I/F識別子でない場合、I/F変換処理部207は選択された外部I/F識別子の外部リンクインタフェース部202をネットワーク制御部203へ通知する。ネットワーク制御部203は指定された内部リンクインタフェース部201から受信済みの転送データを送信する(ステップS507)。
以上が本実施の形態における管理ルータ11の動作説明である。なお、管理ルータ11が最初のパケットを選択したルータへ転送せずに破棄し、端末14、15がリダイレクトを受信したときに再度、最初のパケットを指示されたルータへ送信することも可能である。
次に、管理機能を有さない近隣のルータの構成について図面を用いて説明する。
図6は管理機能を有さないルータ12、13の構成を示すブロック図である。
図6において、外部リンク状態管理部601と外部リンク状態テーブル602とアプリケーション処理部603とが外部リンク状態管理部204、外部リンク状態テーブル206とそれぞれ異なるが、内部リンクインタフェース部201、外部リンクインタフェース部202、ネットワーク制御部203、および外部リンク状態検出部209は管理ルータのものと同一である。
外部リンク状態管理部601は外部リンク状態検出部209からの自己の接続情報を取得し、外部リンク状態テーブル602に記録し、所定の時間毎に更新する。また、アプリケーション処理部603からの管理ルータ配下への加入通知を受けると、以降停止の指示を受けるまで、所定の時間毎に管理ルータ11へ外部リンクの接続状態を通知する。このときに使用するメッセージは加入応答メッセージであってもよいし、別途専用のメッセージを用いることも可能である。なお、この外部リンク状態管理部601は本発明にかかる登録要求部とルータ情報通知部とに相当する機能を有する。
外部リンク状態テーブル602は管理ルータの外部リンク状態テーブル206とほぼ同一であり、仮想外部I/F識別子を有さない点が異なる。
アプリケーション処理部603はIP層よりも上位のレイヤの処理を行うが、管理ルータ11からの管理下への加入の問い合わせに対して、判断する機能とこれに応答する機能とを有している点が異なる。
以上のように構成されたルータの動作、作用について以下に図面を用いて説明する。
図7は本実施の形態における管理ルータ以外のルータの動作を示すフロー図である。
図7において、まず、ネットワーク制御部203は外部リンクインタフェース部202を介して外部リンクとの接続を検出すると、アプリケーション処理部603へ通知する。アプリケーション処理部603はこれを受けてRSメッセージを作成し、ネットワーク制御部203へ送信を指示する。ネットワーク制御部203は内部リンクインタフェース部201を介して外部リンクへマルチキャストする(ステップS701)。
次に、ネットワーク制御部203はRSメッセージの応答としてRAメッセージ受けると(ステップS702)、送信元ルータを自己のルーティングテーブルに登録する(ステップS703)。
次に、ネットワーク制御部203は加入問い合わせメッセージを受信すると(ステップS704)、アプリケーション処理部603へ通知する。アプリケーション処理部603はこれを受けて、通信サービスを提供するか否かを判定する(ステップS705)。この判定はあらかじめ規定しても良いし、問い合わせを受けたときに、ユーザインタフェースを用いて、使用者に問い合わせることもできる。
次に、アプリケーション処理部603は加入応答メッセージを作成する。このとき、アプリケーション処理部603は加入する場合、自己の内部リンクのIPアドレスを加入応答メッセージの指定先ルータ識別子に記載し、外部リンク識別子、リンクタイプ、QoS、リンク負荷状態、およびサービス提供状態に対応する情報を外部リンク状態テーブル602から抽出し、該当する加入応答メッセージのフィールドに設定する。そして、アプリケーション処理部603はネットワーク制御部203へ加入問い合わせ先の管理ルータ宛にこの加入応答メッセージを送信するように指示する。ネットワーク制御部203はこれを受けて、管理ルータ11を宛先にして内部リンクインタフェース部201を介してこれらの情報を送信する。
なお、近隣のルータ12、13が行う外部リンク状態検出処理について図面を用いて説明する。
図8は近隣のルータ12、13が行う外部リンク状態検出処理を示すフロー図である。
図8において、ステップS801乃至S804は管理ルータの行う外部リンク状態検出処理(図4のステップS401乃至S404)と同一である。その後、外部リンク状態管理部601が外部リンク状態テーブル602からリンクタイプ、QoS、リンク負荷状態、およびサービス提供状態を抽出し、加入応答メッセージに設定する。そして、外部リンク状態管理部601はネットワーク制御部203にこの加入応答メッセージを管理ルータへ送信するように指示する。ネットワーク制御部203はこれを受けて、内部リンクインタフェース部201を介して送信する(ステップS805)。
以上が管理ルータと同一の内部リンクに接続する近隣のルータの動作である。なお、この加入応答メッセージはルータ12、13から定期的に管理ルータ11へ送信される。これにより、管理ルータ11は常に最新の近隣のルータの外部リンクの接続状態を知ることができるので、管理ルータ11は通信不能になったルータへパケットを転送するような不具合を回避できる。
また、この管理機能を有さないルータは外部リンクと内部リンクとの両方の接続経路を有する通信装置であればよく、たとえば、外部リンクと内部リンクとの両方の接続機能を有する携帯端末なども使用することができる。これにより、LANに一時的に接続された、本来はLANに属さない携帯端末を用いて、このLANの負荷を軽減するように使用することも可能になる。
次に、図1に示したネットワークシステムにおける端末と外部端末との間の通信動作について、以下に図面を用いて説明する。
図9は本実施の形態におけるパケット転送方法を示すシーケンス図である。
図9において、まず、管理ルータ11は近隣ルータ12からマルチキャストされたRSメッセージを受信すると(ステップS901)、ルータ12へその応答としてRAメッセージを送信する(ステップS902)。
次に、管理ルータ11はルータ12へ管理下に入るか否かを問い合わせる加入問い合わせメッセージを送信する(ステップS903)。ルータ12はこれに対して、加入の可否と接続情報とを含む加入応答メッセージを管理ルータ11へ送信する(ステップS904)。 このシーケンス図においては、ルータ12は加入することを応答する。
次に、もう一つの近隣ルータ13も同様に管理ルータ11へ加入する(ステップS905乃至S908)。
次に、内部リンクであるLAN1上の端末15から管理ルータ11へ外部端末16宛のデータ送信されると(ステップS909)、管理ルータ11はそのデータに含まれる要求性能情報に基づいて、外部リンクの接続特性として最も適するサービスを提供できるルータの外部リンクを検索する。そして、管理ルータ11は端末15へ検索されたルータを通知するリダイレクトメッセージを送信する(ステップS910)。このシーケンス図においては、ルータ12が適する者とする。
端末15はこのリダイレクトメッセージを受けて、外部端末16宛のデータをルータ12へ送信する(ステップS911)。ルータ12はこれを受けて、通常のルーティング処理により外部端末16へ転送する(ステップS912)。
また、管理ルータ11は端末14が外部端末16宛のデータを送信要求してきたとき(ステップS913)、その要求された通信性能に適合する外部リンクを自己が保有している場合は、そのまま外部端末16宛に転送を行う(ステップS914)。
以上のように、本実施の形態においては管理ルータが近隣のルータを管理下において、自己を含めてそれぞれが保有する外部リンクとの接続状態を統括的に管理するので、管理ルータは内部リンク上の端末から要求される通信性能に最も適合する外部リンク接続サービスを提供するルータを選択し、当該端末へ通知できる。
また、本実施の形態において、管理ルータ11は外部リンクを自己の接続する外部リンクを含めて複数選択することも可能である。これにより、外部リンクの負荷を分散することができる。
さらに、管理ルータ11は端末14、15にリダイレクトメッセージを送信することなしに、常に自己から他のルータ12、13へパケットを転送することも可能である。この場合は、外部リンク状態テーブルの情報が変化してもそれに自在に適合して、転送先のルータを切り換えることが可能になる。
(実施の形態2)
本実施の形態におけるネットワークシステムの構成は実施の形態1のものと同一である。また、本実施の形態における管理ルータ11は実施の形態1と構成は同一であるが、外部リンク状態管理部204が外部リンク状態テーブルの情報とルータ管理リストとを、LANに接続する端末14、15へ通知する機能を有する点が異なる。この通知は管理ルータで外部リンク状態テーブルに変化が生じたときに、図17に示す外部リンク状態テーブル通知メッセージにより行われる。なお、この外部リンク状態管理部204は本発明にかかる接続情報取得部とルータ情報通知部とに相当する。
図17において、外部I/Fオプションフィールド1701は管理ルータ自身および管理ルータの管理下にある近隣のルータの所有する外部リンクインタフェースの接続情報が外部リンクの個数分付加されて、端末14、15へ通知される。
また、同様に、ルータ管理リストは図18に示すルータ管理リスト通知メッセージにより端末14、15へ通知される。
図18において、ルータ管理リストオプションフィールド1801は管理ルータが管理する外部I/F識別子とそれを有する自己を含めたルータのIPアドレスの対応関係を通知するものであり、外部リンクの個数分付加されて端末14、15へ通知される。
次に、本実施の形態における端末14、15の構成を図10に示す。
図10において、LANインタフェース部1001はLAN1に接続されているルータとの通信における物理層処理及びデータリンク層処理を行うものであり、本発明に係るデータ送信部に相当する機能を有する。
ネットワーク制御部1002はIP層処理するものであり、LANインタフェース部1001から受信したパケットからヘッダを取り除いたり、送信データにヘッダを付与したりするものである。そして、同一プレフィックスのノードへはそのままLANインタフェース部1001を介してデータを送出し、他のプレフィックス宛のパケットはルータ選択部1004に宛先を問い合わせて、指示されたルータへLANインタフェース部1001を介してデータ送信する。
ルータ選択部1004は管理ルータ11から通知されたルータ管理リストと外部リンク状態テーブルの情報をそれぞれルータ管理記憶部1006と外部リンク状態テーブル1005へ記憶する。なお、外部リンク状態テーブルのデータ構造とルータ管理リストのデータ構造は管理ルータ11のものと同一である。また、ルータ選択部1004はネットワーク制御部1002の問い合わせに答えて、外部端末へデータ送信するのに適する通信性能を有するルータの外部リンクを外部リンク状態テーブル1005とルータ管理リストから選択するものである。なお、ルータ選択部1004は本発明に係るルータ接続情報取得部と外部リンク選択部とに相当する。
アプリケーション処理部1003はIP層よりも上位のレイヤの処理を行うものであり、端末の有する機能を用いて送信データを生成したり、受信したデータの処理などをするものである。
次に、この端末が外部リンク状態テーブル通知メッセージとルータ管理リスト通知メッセージを受信した後に、外部端末16、17へデータ送信するときの動作を以下に図面を用いて説明する。
図11は本実施の形態における端末が、生成したデータを外部端末へ送信するときの動作を示す図である。
図11において、アプリケーション処理部1003は外部端末16、17へ送信するデータが生じたときネットワーク制御部1002に必要とする通信性能と生成データとを渡し、外部端末へ送信を指示する。この通信性能としてはリンクタイプやQoSの必要性などである。ネットワーク制御部1002はルータ選択部1004に通信性能を通知し、最適なルータの外部リンクを問い合わせる。ルータ選択部1004はこれを受けて、要求された通信性能を基に、外部リンク状態テーブル1005から該当する外部I/F識別子を選択する(ステップS1101)。
次に、ルータ選択部1004は選択された外部I/F識別子が仮想外部I/F識別子であるか否かを判定する(ステップS1102)。仮想外部I/F識別子であった場合、ルータ選択部1004はルータ管理リストから該当するルータのIPアドレスを取得する(ステップS1103)。
次に、ルータ選択部1004はこの選択したルータのIPアドレスと、該当する外部I/F識別子とをネットワーク制御部1002へ応答する。
また、ステップS1102において選択された外部I/F識別子が仮想外部I/F識別子でない場合、ルータ選択部1004は管理ルータ11が保有する外部リンクインタフェースであると判断し、ネットワーク制御部1002に送信先が管理ルータ11であることと、該当する外部I/F識別子を応答する。
図19はこのときに使用される送信データパケットのフォーマットを示す図である。
図19において、外部I/F識別子1901には中継ルータ内の外部I/F識別子が記載され、ペイロード1902にはアプリケーション処理部1003で生成したコンテンツが記載される。
以上により、管理ルータの内部リンクに接続する端末は管理ルータから通知される外部リンク状態の情報を用いて、最適な中継ルータを指定してデータ送信できる。
次に、管理ルータおよび管理ルータ以外の近隣ルータが図19に示した送信データパケットを受信したときの動作を説明する。
すなわち、ネットワーク制御部ネットワーク制御部203は送信データパケットから外部I/F識別子1901を抽出し、指定された外部リンクインタフェースを決定する。この処理を行うことが従来のルータ機能とは異なる点であり、その後該当する外部インタフェースを介してデータを転送する処理については従来のルータと同一である。
このように本発明によるデータ転送方法によれば、端末は負荷を最小限に抑えた上で外部リンク状態を取得でき、また、管理ルータもリダイレクトメッセージを送信する必要がなくなる。そして、最も効率よく端末から外部端末へデータ送信することが可能になる。
本発明にかかるパケット転送方法は、アプリケーションの要求等に応じて適するルータの外部リンクを選択するネットワーク転送に有用であり、通信のQoS制御などに適用できる。また、ルータの負荷分散等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるネットワークの構成を示す図 本発明の実施の形態1における管理ルータの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における管理ルータの行うルータ登録処理を説明するフロー図 本発明の実施の形態1における管理ルータとルータの行う外部リンク状態検出処理を示すフロー図 本発明の実施の形態1における管理ルータの行う中継処理を示すフロー図 本発明の実施の形態1における管理機能を有さないルータの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における管理機能を有さないルータの動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1における管理機能を有さないルータが行う外部リンク状態検出処理を示すフロー図 本発明の実施の形態1におけるパケット転送方法を示すシーケンス図 本発明の実施の形態1における端末の構成を示す図 本発明の実施の形態1における端末がデータを外部端末へ送信するときの動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1におけるルータ管理リストのデータ構造を示す図 本発明の実施の形態1における外部リンク状態テーブルのデータ構造を示す図 本発明の実施の形態1における加入問い合わせメッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1における加入応答メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1における送信データパケットのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態における外部リンク状態テーブル通知メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態2におけるルータ管理リスト通知メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態2における送信データパケットのフォーマットを示す図 従来のネットワークシステムの構成を示すブロック図
符号の説明
1 ローカルエリアネットワーク(LAN)
2 外部ネットワーク
3、4、5 アクセスリンク
11 管理ルータ
12、13 ルータ
14、15 端末
16、17 外部端末
201 内部リンクインタフェース部
202 外部リンクインタフェース部
203 ネットワーク制御部
204 外部リンク状態管理部
205 ルータ管理記憶部
206 外部リンク状態テーブル
207 I/F変換処理部
208 アプリケーション処理部
209 外部リンク状態検出部
601 外部リンク状態管理部
602 外部リンク状態テーブル
603 アプリケーション処理部
1001 LANインタフェース部
1002 ネットワーク制御部
1003 アプリケーション処理部
1004 ルータ選択部
1005 外部リンク状態テーブル
1006 ルータ管理記憶部
2102a、2102b、2107 ルータ
2120 クライアント
2130 サーバ


Claims (11)

  1. 外部ネットワークとの中継を行う複数のルータ装置を含むローカルエリアネットワークにおけるパケット転送方法であって、
    第1のルータ装置が自己の所有する外部リンクとの接続に関する第1の接続情報を取得するステップと、
    第1のルータ装置が同一セグメント内にある一つ以上の第2のルータ装置から、前記第2のルータ装置の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と第2の接続情報とを取得するステップと、
    第1のルータ装置が同一セグメント内のノードから外部リンクへパケットの送信要求を受信するステップと、
    第1のルータ装置が前記第1及び第2の接続情報を基に、前記パケットを外部リンクへ送信するのに適する外部リンクを、管理下にある前記複数のルータ装置の外部リンクの中から選択する外部リンク選択ステップと、
    第1のルータ装置が自己以外の外部リンクを選択した場合、前記選択された外部リンクを有する前記第2のルータ装置を中継先にするように前記パケットの送信元ノードへ指示するリダイレクトを行うとともに、前記第2のルータ装置へ前記パケットを転送するか、または破棄するステップと、
    前記リダイレクトを受信した前記送信元ノードが、それ以降パケットを前記第2のルータ装置へ送信するステップと
    を有するパケット転送方法。
  2. 外部ネットワークとの中継を行う複数のルータ装置を含むローカルエリアネットワークにおけるパケット転送方法であって、
    第1のルータ装置が自己の所有する外部リンクとの接続に関する第1の接続情報を取得するステップと、
    第1のルータ装置が同一セグメント内にある一つ以上の第2のルータ装置から、前記第2のルータ装置の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と第2の接続情報とを取得するステップと、
    第1のルータ装置が前記セグメント内の自己を含む複数の前記ルータ装置から受信した前記識別情報と前記第1及び第2の接続情報とを前記セグメント内のノードへ送信するステップと、
    前記ノードが前記第1及び第2の接続情報に基づいて、パケットを外部ネットワークへ送信するのに適する外部リンクを前記複数のルータ装置の外部リンクの中から選択する外部リンク選択ステップと、
    前記選択された外部リンクを有するルータ装置へ送信するステップと、
    を有するパケット転送方法。
  3. 外部ネットワークとの中継を行う複数のルータ装置を含むローカルエリアネットワークにおけるパケット転送方法であって、
    第1のルータ装置が自己の所有する外部リンクとの接続に関する第1の接続情報を取得するステップと、
    第1のルータ装置が同一セグメント内にある一つ以上の第2のルータ装置から、前記第2のルータ装置の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と第2の接続情報とを取得するステップと、
    第1のルータ装置が同一セグメント内のノードから外部ネットワークへパケットの送信要求を受信するステップと、
    第1のルータ装置が前記第1及び第2の接続情報を基に、前記パケットを外部ネットワークへ送信するのに適する外部リンクを、管理下にある前記複数のルータ装置の外部リンクの中から選択する外部リンク選択ステップと、
    第1のルータ装置が自己以外の外部リンクを選択した場合、前記選択された外部リンクを有する前記第2のルータ装置へ、それ以降前記送信元ノードから受信するパケットを転送するステップと
    を有するパケット転送方法。
  4. 第1のルータ装置が同一セグメントに新たに接続する第2のルータ装置を検出するステップと、
    第1のルータ装置が第2のルータ装置へ管理下に入るか否かを問い合わせるステップと、
    第1のルータ装置が管理下に入る第2のルータ装置から、第2のルータ装置の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得するステップと、
    を有する請求項1乃至3のいずれかに記載のパケット転送方法。
  5. 第1のルータ装置の管理下に入った第2のルータ装置は、第1のルータ装置へ所定時間毎に自己の接続情報を通知するステップをさらに有し、
    第1のルータ装置は第2のルータ装置からの前記通知が規定時間以上ない場合、第2のルータ装置を管理下から除外し、前記通知があった場合は、前記接続情報を更新する請求項4に記載のパケット転送方法。
  6. 前記外部リンク選択ステップにおける外部リンクを選択する順番は、前記第1及び第2の接続情報とにより決定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のパケット転送方法。
  7. 前記外部リンク選択ステップにおける適する外部リンクの選択は、伝送路の負荷、種別、および最低保証速度の少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のパケット転送方法。
  8. 同一セグメント内の管理対象のルータ装置を登録したルータ装置管理リストと、
    前記ルータ管理リストに登録されたルータ装置から、自己の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得する接続情報取得部と、
    前記接続情報取得部が取得した識別情報と接続情報とを関連づけて記録する外部リンク状態テーブルと、
    同一セグメント内のノードから外部ネットワークへ転送するパケットを受信する転送データ受信部と、
    前記外部リンク状態テーブルに記録した接続情報を基に、受信パケットを外部ネットワークへ送信するのに適する外部リンクを選択する外部リンク選択部と、
    前記転送データ受信部が受信したパケットを前記外部リンク選択部により選択された外部リンクを有するルータ装置へ送信するデータ転送部と、
    を有するルータ装置。
  9. 同一セグメント内の管理対象のルータ装置を登録したルータ管理リストと、
    前記ルータ管理リストに登録されたルータ装置から、自己の所有する外部リンクの識別に関する識別情報と接続情報とを取得する接続情報取得部と、
    前記接続情報取得部が取得した識別情報と接続情報とを関連づけて記録する外部リンク状態テーブルと、
    前記外部リンク状態テーブルに記録したルータ装置の前記識別情報と前記接続情報とを同一セグメント内のノードへ通知するルータ情報通知部と、
    を有するルータ装置。
  10. 前記ルータ管理リストへの登録要求を行う登録要求部と、
    自己の識別情報と、接続している外部リンクの伝送路の負荷、種別、および最低保証速度の少なくともいずれか一つを前記登録要求先のルータ装置へ定期的に送信するルータ情報通知部と、
    を有する請求項8または9に記載のルータ装置。
  11. 同一セグメント内のルータ装置から、同一セグメント内の複数のルータ装置の外部リンクの識別に関する識別情報と外部リンクとの接続に関する接続情報とを受信するルータ接続情報取得部と、
    外部ネットワークへ送信するパケットの中継先となるルータ装置を、前記ルータ接続情報取得部により取得した複数の接続情報の中から選択する外部リンク選択部と、
    前記外部リンク選択部により選択された外部リンクを有するルータ装置へ前記パケットを送信するデータ転送部と
    を有する端末装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012191325A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Nippon Telegraph & Telephone West Corp 通信システムおよび通信方法
WO2023157544A1 (ja) * 2022-02-16 2023-08-24 株式会社デンソー 中継装置、中継方法、通信装置及び通信方法

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