JP2006237995A - 分散システムにおけるグローバルメッセージ識別子生成方法 - Google Patents

分散システムにおけるグローバルメッセージ識別子生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の処理システムにまたがって処理を行うシステムの各処理システム間において、メッセージを一意に特定することのできるグローバルメッセージ識別子生成方法を実現する。
【解決手段】 各システム内で用いられる特定の処理を行なうためのローカルメッセージ識別子と、前記ローカルメッセージ識別子が送信された時間を示すタイムスタンプと、前記ローカルメッセージ識別子を発呼したマシン名とを取得するステップと、取得した前記ローカルメッセージ識別子とタイムスタンプとマシン名とをハッシュ関数の入力値としてハッシュ値を得るステップと、前記タイムスタンプと前記ハッシュ値とを合成してエンコードするステップと、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の事業体等にそれぞれ配置された複数の処理システムにまたがって一連の処理を行なう際に、特定の処理について各システムで共通の識別子を生成して付与するグローバルメッセージ識別子生成方法に関し、特に、異なる体系の業務処理システムにおけるメッセージに対して、共通のメッセージの識別番号を付与するグローバルメッセージ識別子生成方法に関する。
複数事業体にそれぞれ設けられた複数のシステム等の間で実現される電子文書交換システムでは、各システムをそれぞれ構成するコンピュータ上の業務処理を独立に行っており、交換される電子文書の識別子も独立に取得管理されている。このような形態の場合には各システムは自己の範囲内でのみ業務処理の内容を管理することとなり、効率の良いシステムを構築することができない。
複数の処理システムにまたがって一連の処理を行なうシステムにおいて、特定の処理について各システムで共通の識別子を生成する方法として特許文献1(特開2002−109168号公報)に開示される技術がある。
特許文献1に開示される技術では、フロー定義ファイルに定義された各処理システムの実行手順に従い、各処理システムを起動し、取り引きを実行する業務フロー実行手段と、個別の取り引きを特定する第1の識別番号(グローバルID)に関連づけて、各処理システムが自己の分担する処理を行う際に発行する第2の識別番号(ローカルID)、及び、処理システムの処理の進行状況やログ情報をインスタンスデータファイルへ記録するインスタンス作成手段と、インスタンスデータファイルに記録された処理の進行状況を、第2の識別番号毎に確認することにより、各処理システムの処理がどこまで進行しているかを把握し、処理の取消し・変更の処理が可能か否かの判断を行うステータス確認手段と、ステータス確認手段による確認の結果、処理の取消し・変更が可能と判断された場合、処理の取消し・変更を行う為に、インスタンスデータファイルに記録された各処理システムのログ情報から、処理の経路を解析するインスタンスログ解析手段と、外部からの入力操作に従い、インスタンスログ解析手段の解析した処理の経路に沿って、各処理システムの処理の取消し・変更を行い、ログ情報をインスタンスデータファイルへ記録する取消し・変更手段とを設けたものである。
特開2002−109168号公報
特許文献1に記載されているシステム管理では、グローバルIDとローカルIDを結びつけて管理する方法で事業内と他事業間のメッセージが管理されている。複数事業体の、各コンピュータ上の業務処理は独立に行われており、交換される電子文書の識別子も独立に取得管理される。ここで、他事業間とのグローバルIDの付与方法があいまいであるため、グローバルIDが重複する可能性がある。そのため、識別子を用いて業務の進捗状況を把握することが困難であり、運用上の限界が存在している。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、近年、益々、重要になってきているwebサービスにおいて、複数の処理システムにまたがって処理を行うシステムの各処理システム間において、一意の識別番号を振ることによってメッセージを一意に特定することのできるグローバルメッセージ識別子生成方法を実現することを目的とする。
本発明のグローバルメッセージ識別子生成方法は、ネットワークを介して複数のシステムが接続された分散システムにて、特定の処理について各システムで共通となる識別子を生成するグローバルメッセージ識別子生成方法であって、
各システム内で用いられる特定の処理を行なうためのローカルメッセージ識別子と、前記ローカルメッセージ識別子が送信された時間を示すタイムスタンプと、前記ローカルメッセージ識別子を発呼したマシン名とを取得するステップと、
取得した前記ローカルメッセージ識別子とタイムスタンプとマシン名とをハッシュ関数の入力値としてハッシュ値を得るステップと、
前記タイムスタンプと前記ハッシュ値とを合成してエンコードするステップと、を有する。
この場合、ハッシュ値を得るステップでは、第1のハッシュ関数と第2のハッシュ関数により第1のハッシュ値と第2のハッシュ値とをそれぞれ求めることとしてもよい。
また、エンコードを行なうステップでは、ISO標準8824、8825で定義されるASN.1によりエンコードを行なうこととしてもよい。
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
一意なグローバルメッセージ識別子(ID)を生成して個々のメッセージに付与することで、メッセージを一意に特定することができ、業務の進捗把握が可能となる効果がある。
また、グローバルメッセージIDはタイムスタンプとハッシュ値を連結させ、ASN.1でエンコードされており、グローバルメッセージIDをASN.1でデコードすることによって、メッセージを送信したときのタイムスタンプを取り出すことができ、メッセージのソートが可能となる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明による分散システムにおけるグローバルメッセージID生成方法を用いてメッセージの送受信を行うシステムの実施例の構成を示す図であり、スコープA r1、スコープB r2、スコープC r3の3つのネットワークに設けられたそれぞれのシステム間でメッセージのやり取りを行うマシンの構成とメッセージの流れを示す概略図である。図2はグローバルメッセージID生成方法の手順を示す概要図である。図3はグローバルメッセージIDからタイムスタンプを取り出す手順を示す概要図である。図4はメッセージのプロトコル変換を行なう場合のメッセージ送信の動作を示すフローチャートである。図5はメッセージ受信の動作を示すフローチャートである。図6はメッセージのプロトコル変換を行わない場合のメッセージ送信の動作を示すフローチャートである。図7はグローバルID生成のみを行う動作を示すフローチャートである。図8は図1中に示される各メッセージ管理システムのデータベース内のメッセージログテーブルの構成を概念的に示した図である。図9は図1中のメッセージ管理システム4のデータベース内のメッセージ対応テーブルの構成を概念的に示した図である。図10はグローバルメッセージID生成方法の手順を示すフローチャートである。図11はグローバルメッセージIDからタイムスタンプを取り出す手順を示すフローチャートである。
図1に記されるように、スコープA r1にはメッセージ管理装置1、処理装置2,3およびデータベース12が設けられ、スコープB r2にはメッセージ管理装置4、処理装置5,6およびデータベース13が設けられ、スコープA r1にはメッセージ管理装置7、処理装置8,9およびデータベース14が設けられている。
メッセージ管理システム1、メッセージ管理システム4、メッセージ管理システム7はインターネットを介して相互に接続され、また、各スコープの処理装置間に設置され、NTPサーバ11によってメッセージ管理システムのタイムスタンプを常に正しく設定されるものとし、DNSサーバ10によって各処理装置のマシン名を取得できる構成となっている。
本実施例では、所定の業務処理を行うために、スコープA r1上のメッセージ管理システム1からメッセージa1をスコープB r2上のメッセージ管理システム4に送信し処理を行わせる。メッセージ管理システム4はメッセージa1を受け、メッセージa1のプロトコル変換を行ってメッセージb1を生成し、同じスコープB r2上の処理装置5にメッセージb1を送信して処理を行わせ、処理結果としてのメッセージb2を処理装置5より受け取る。同様に同じスコープB r2上の処理装置6に対してはメッセージa1のプロトコル変換を行ってメッセージb3を生成して送信し、処理を行わせ、処理結果としてメッセージb4を処理装置6より受け取る。
さらにスコープC r3上のメッセージ管理システム7へメッセージa2を送信して処理を行わせる。メッセージ管理システム7はメッセージa2を受けメッセージのプロトコル変換を行わず、そのまま同じスコープC r3上の処理装置8へメッセージa2’を送信して処理を行わせ、処理結果としてメッセージa3’を受け取る。メッセージ管理システム7はメッセージa3’を受け取り、メッセージのプロトコル変換を行わずに異なるスコープB r2上のメッセージ管理システ4へ処理結果として、メッセージa3を送信する。
メッセージ管理システム4は処理装置5、処理装置6、メッセージ管理システム7の結果を受けて、スコープA r1上のメッセージ管理システム1に処理結果として、メッセージa4を送信する。これは、一般性を失わないモデルである。
次に、図8を参照して本発明によるデータ保存方法について説明する。図8はメッセージ管理システム1、4、7にそれぞれ設けられるメッセージログテーブルの格納内容を示す図である。
グローバルメッセージIDを使用したメッセージの送受信のために、各メッセージ管理システムのメッセージログテーブルにログを格納する。ローカルメッセージIDを使用したメッセージの送受信のログについては別管理されるものとする。ローカルメッセージIDを使用したメッセージは図1のメッセージb1、メッセージb2、メッセージb3、メッセージb4である。メッセージログテーブルの詳細は図8に示されているように、生成されたグローバルメッセージIDをキーとしてローカルメッセージID、発呼側のマシン名、メッセージ、タイムスタンプ、メッセージ種別を1レコードとしてレコード上で順番に格納する。ローカルメッセージIDはメッセージ送信の場合には各スコープのローカルメッセージIDが入り、メッセージ受信の場合にはグローバルメッセージIDが格納される。メッセージ種別はメッセージが送信する場合であるか、受信する場合であるか、グローバルID生成のみであるか、を示すフラグが格納される。
次に、本発明によるグローバルメッセージID生成方法について説明する。メッセージ管理システムがメッセージをプロトコル変換し、異なるスコープへメッセージを送信するような場合(図1のメッセージa1、メッセージa2、メッセージa4が相当する)、または処理装置がメッセージをプロトコル変換せず、同じスコープへ送信されたメッセージをメッセージ管理システムから受信し、返信のメッセージをメッセージ管理システムへ返信する場合(図1のメッセージa3’が相当する)に、グローバルメッセージIDを生成する。
図2を用いてグローバルメッセージID生成の概要を説明する。グローバルメッセージID生成には大きく分けて図10にステップs101として示されるハッシュ値計算ステップと、図10にステップs102として示されるエンコードステップ、の2つのステップがある。
ステップs101のハッシュ値計算ステップでは、メッセージを送信するときのマシン時間をタイムスタンプi1とし(ステップs41)、メッセージ管理システムと同じスコープのローカルメッセージID(ローカルメッセージ識別子)i2を取得し(ステップs42)、発呼側のマシン名i3をDNSサーバから取得する(ステップs43)。
前述のタイムスタンプi1とローカルメッセージIDi2と発呼側のマシン名i3を合成させ、ハッシュ関数の入力値とする。前述の入力値をもとに、異なる2つのハッシュ関数1f1、ハッシュ関数2f2を使用しハッシュ値を計算する。グローバルメッセージIDはメッセージを特定するため一意になる必要があり、ハッシュ関数を1つだけ使用するとハッシュ値が同じになるコリジョンが起こる可能性があるため、2つのハッシュ関数1f1、ハッシュ関数2f2を使用し、ハッシュ値1i5、ハッシュ値2i6を計算する(ステップs44、s45)。2つのハッシュ値を連結させた値をハッシュ値とすることでコリジョンが起こる可能性は現実的には非常に少なく、実用的には概ね一意とみなすことができるがさらにコリジョンを起こす可能性をなくすため、ステップs102のエンコードステップに進む。
ステップs102におけるエンコードステップでは、ステップs41で求めたタイムスタンプi4とステップs44、s45で求めたハッシュ値1i5とハッシュ値2i6を連結させ(ステップs46)、ISO標準8824、8825で定義されるAbstract Syntax Notation One (以下ASN.1とする)のルールに従いエンコードf3したものをグローバルメッセージIDi7とする(ステップs47)。
グローバルID用にタイムスタンプを取得する場合は、排他をかけ同じタイムスタンプを生成しない仕組みとする。これによって、同一のメッセージ管理システムでは常にタイムスタンプは違うものとなり、ハッシュ関数の入力値を必ず異なるものにすることができる。また、あるメッセージ管理システムと、別のメッセージ管理システムのタイムスタンプi1は同じになる場合があるが、その場合はメッセージIDi2、発呼側マシン名i3が異なるので、異なる入力値でハッシュ値1i5、ハッシュ値2i6を生成することができる。異なる入力値で生成されたハッシュ値は異なる値であるので、生成されたハッシュ値1i5、ハッシュ値2i6にタイムスタンプi4を連結させ、ASN.1エンコードf3して生成したグローバルメッセージIDi7は一意となる。
図10を用いて詳細な手順を説明する。ここで、ステップs101「ハッシュ値計算ステップ」は、ステップs41、ステップs42、ステップs43、ステップs44、ステップs45を含んで構成される。ステップs102「エンコーディングステップ」はステップs46、ステップs47を含んで構成される。
図10のステップs41でマシン時間を取得しステップs42へ進む。ステップ42でメッセージ管理システムと同じスコープのローカルメッセージを取得し、ステップs43へ進む。ステップs43で発呼側のマシン名をDNSサーバから取得し、ステップs44へ進む。ステップs44では、前述のステップs41からステップs43で取得したタイムスタンプ、メッセージID、発呼側マシン名を入力値として、ハッシュ関数1からハッシュ値1を生成しステップs45へ進む。ステップs45では、前述のステップs41からステップs43で取得したタイムスタンプ、メッセージID、発呼側マシン名を入力値として、ハッシュ関数2からハッシュ値2を取得しステップs46へ進む。ステップs46では、前述のステップs41、ステップs44、ステップs45で求めたタイムスタンプ、ハッシュ値1、ハッシュ値2を合成させ、ステップs47へ進む。ステップs47で、前述のステップ46でタイムスタンプ、ハッシュ値1、ハッシュ値2を合成させたものをASN.1を用いてエンコードしたものをグローバルメッセージIDとする。
前述のデータベース保存方法、グローバルID付与方法を用いて、各メッセージ管理システムはメッセージの管理を行う。メッセージ送信のパターンは、メッセージ管理システムがメッセージをプロトコル変換し、異なるスコープへメッセージを送信する場合(パターン1)、メッセージ管理システムがメッセージをプロトコル変換し、同じスコープへメッセージを送信する場合(パターン2)、メッセージ管理システムがメッセージをプロトコル変換せず、同じ/異なるスコープへメッセージを送信する場合(パターン3)、処理装置がメッセージをプロトコル変換せず、同じスコープへ送信されたメッセージをメッセージ管理システムから受信し、返信のメッセージをメッセージ管理システムへ返信する場合(パターン4)の4つのパターンがある。また、メッセージ管理システムのメッセージ受信のパターン(パターン5)はすべて同じであり、1パターンである。パターンごとにメッセージ管理システムの処理を説明する。
まず、パターン1について説明する。メッセージ管理システムがメッセージをプロトコル変換し、異なるスコープへメッセージを送信する場合のメッセージ送信のパターンは、図1のメッセージa1、メッセージa2、メッセージa4が相当する。また、図4のフローチャートに、メッセージをプロトコル変換し、異なるスコープへメッセージを送信する場合の動作を示す。
メッセージa1を例にして説明する。図4のステップs1で現在の時間タイムスタンプ1を取得し、ステップs2へ進む。ステップs1における処理はメッセージ管理システム内の処理で競合が生じない様にする。
ステップs2でスコープA r1の識別子であるローカルメッセージID1を取得し、ステップs3へ進む。
ステップs3では発呼側マシン名であるメッセージ管理システム1マシン名を取得し、ステップs4へ進む。
ステップs4ではステップs1からステップs3で取得したタイムスタンプ1、スコープA r1のローカルメッセージID1、メッセージ管理システム1マシン名を基にグローバルメッセージID1を生成し、ステップs5へ進む。
ステップs5でメッセージ管理システム1上のデータベース12へデータを後述する場所に格納し、ステップs6へ進む。
ステップs6でスコープB r2上のメッセージ管理システム4へメッセージa1を送信し処理を終了する。
前述したメッセージ1上のデータベース12へのデータ格納について説明する。図1のメッセージa1は、メッセージ管理システム1上のデータベース12へデータを格納する。図8に示されるように、メッセージログテーブルのレコード1 d1のグローバルメッセージID d2にグローバルメッセージID1、ローカルメッセージID d3にスコープAのローカルメッセージID1、発呼側マシン名d4にメッセージ管理システム1マシン名、メッセージd5にメッセージa1、タイムスタンプd6にタイムスタンプ1、メッセージ種別d7に送信を格納する。
次にパターン2について説明する。メッセージをプロトコル変換し、同じスコープへメッセージを送信する場合のメッセージ送信のパターンは、図1のメッセージb1、メッセージb3に相当する。受信メッセージをプロトコル変換し、同一のスコープ内にメッセージを送信する場合は、グローバルメッセージIDの生成を行わず、スコープ内で使用するローカルメッセージIDを使用し、メッセージの送受信を行う。ローカルIDと、ローカルメッセージログについては別途管理されるものとする。
また、同じスコープ内で、メッセージ要求を受けた結果、生成される応答用のメッセージ応答には参照先としてメッセージ要求のIDが含まれるのが一般的である。これにより、メッセージ要求とメッセージ応答を対応付けることが出来る。しかしグローバルメッセージIDが付与されたメッセージをプロトコル変換し、別のスコープ内でローカルメッセージIDを使用してメッセージを送信した場合、特別な仕組みがない限りメッセージの対応付けを保証することが出来ない。そのため、プロトコル変換前のグローバルメッセージIDが付与されたメッセージとプロトコル変換後のローカルメッセージIDが付与されたメッセージとを対応付けるため、メッセージ管理システム上のデータベースにメッセージ対応テーブルを持ちデータを格納する。
ここでは図1に示したメッセージ管理システム1を例にして説明する。メッセージ管理システム4はメッセージa1を受けて、メッセージ管理システム4上のデータベース13にデータを格納する。図9に示すように、メッセージ対応テーブルのレコードID1 d81のグローバルメッセージIDd82にグローバルメッセージID1、ローカルメッセージIDd83にスコープBのローカルメッセージID1を格納する。そして、同じスコープB r2内の処理装置5へスコープB r2のローカルメッセージID1が付与されたメッセージb1を送信し処理を行う。処理装置5の処理結果がスコープB r2のローカルメッセージID2を付与したメッセージb2としてメッセージ管理システム4へ送信される。
前述したようにローカルメッセージIDを使用したメッセージの送受信では別管理でログが保存されるので、メッセージ管理システム4上のデータベース13ではログを保存しない。
次に、パターン3について説明する。メッセージ管理システムがメッセージをプロトコル変換せず、同じか、または、異なるスコープへメッセージを送信する場合のメッセージ送信のパターンは、図1におけるa2’、a3が相当する。また、図6に示すフローチャートは、メッセージ管理システムがメッセージをプロトコル変換せず、同じか、または、異なるスコープへメッセージを送信する動作を示す。受信メッセージをプロトコル変換せず、同じか、または、異なるスコープにメッセージを送信する場合は、グローバルメッセージID生成を行わず、受信したグローバルメッセージIDが付与されたメッセージをそのまま送信する。
ここでは図1のメッセージa2’を例に説明する。図6のフローチャートに示すように、タイムスタンプ5を生成し(ステップs21)、メッセージIDであるグローバルメッセージID2を取得し(ステップs22)、発呼側のマシン名であるメッセージ管理システム7マシン名を取得し(ステップs23)、メッセージ管理システム7上のデータベース14へデータを格納する(ステップS24)。メッセージログテーブルのレコードID2 d50のグローバルメッセージID d51にグローバルメッセージID2、ローカルメッセージID d52にグローバルメッセージID2、発呼側マシン名d53にメッセージ管理システム7マシン名、メッセージd54にメッセージa2’、タイムスタンプd55にタイムスタンプ5、メッセージ種別d56に送信を格納する。グローバルIDを生成せずに、メッセージa2をそのままメッセージa2’として処理装置8へ送信する(ステップS25)。メッセージa2とメッセージa2’は等しく、グローバルメッセージIDは同じグローバルメッセージID2である。
次に、パターン4について説明する。処理装置がメッセージをプロトコル変換せず、同じスコープへ送信されたメッセージをメッセージ管理システムから受信し、返信のメッセージをメッセージ管理システムへ返信するパターンは、図1のメッセージa3’が相当する。処理装置がメッセージ管理システムにメッセージを返信する場合に、処理装置は同じスコープ上のメッセージ管理システムからグローバルメッセージIDを取得する。処理装置は前述で取得したグローバルメッセージIDを付与したメッセージをメッセージ管理システムへ返信する。図7に示すフローチャートは、上記の動作を示す図であり、以下に、パターン4の動作について図1のメッセージa3’を例とし、図7および図8を参照して説明する。
処理装置8はメッセージ管理システム7からグローバルメッセージIDを取得する。メッセージ管理システム7は図7に示すように、タイムスタンプ6を生成し(ステップS31)、スコープC r3のローカルメッセージID1を取得し(ステップS32)、発呼側となる処理装置8のマシン名を取得し(ステップS33)、これによりグローバルメッセージID3を生成し(ステップS34)、メッセージ管理システム7上のデータベース14へデータを格納する(ステップS35)。メッセージログテーブルのレコードID3 d57のグローバルメッセージID d58にはグローバルメッセージID3、ローカルメッセージID d59にはスコープCのローカルメッセージID1、発呼側マシン名d59には処理装置8をそれぞれ格納し、グローバルID生成のみであるためメッセージd61には何も格納しない、タイムスタンプd62にはタイムスタンプ6を格納し、メッセージ種別d63に生成を格納し、生成したグローバルメッセージID3を処理装置8へ返す。処理装置8は処理を行った結果を、前述で取得したグローバルメッセージID3を付与したメッセージa3’としてメッセージ管理システム8へ返信する。
次にパターン5について説明する。メッセージ管理システムがメッセージ受信の場合について説明する。メッセージ管理システムがメッセージを受信する場合の処理はすべて同じであるため、図1のメッセージa1をスコープB r2上のメッセージ管理システム4が受信する場合を例に、図5および図8を参照して説明する。
図5におけるステップs11にてメッセージを受信し、ステップs12で現在の時間タイムスタンプ2を取得し、ステップs13へ進む。ステップs13でメッセージa1からグローバルメッセージID1を取得し、ステップs14へ進む。ステップs14では発呼側マシン名であるメッセージ管理システム1マシン名を取得し、ステップs15へ進む。ステップs15で、メッセージ管理システム4上のデータベース14へデータを格納する。メッセージログテーブルテーブルのレコードID1 d15のグローバルメッセージID d16にはグローバルメッセージID1、ローカルメッセージIDd17にはグローバルメッセージID1、発呼側マシン名d18にはメッセージ管理システム1マシン名、メッセージd19にはメッセージa1、タイムスタンプd20にはタイムスタンプ2、メッセージ種別d21には受信をそれぞれ格納して終了する。
前述したメッセージ送信4パターンと、メッセージ受信1パターンの方法で一連の業務処理1が終了した時の各メッセージ管理システムのメッセージログテーブルは図8に示すものとなる。
また、図1では各メッセージ管理システムでメッセージの送受信のログをメッセージログテーブルに格納したが、各メッセージからグローバルメッセージIDを取得することで、図3に示したようにグローバルIDi11をASN.1デコードf11するとメッセージを送信したタイムスタンプi12とハッシュ値1i13とハッシュ値2i14を取得することがでる。図11を用いて手順を説明する。図11のステップs51でメッセージからグローバルIDを取得し、ステップ52へ進む。ステップ52では、前述のステップs51で取得したグローバルIDをASN.1を用いてデコードし、タイムスタンプ、ハッシュ値1、ハッシュ値2を取得する。取得したタイムスタンプより各メッセージをソートすることができる。これによって、任意の場所でメッセージの監視を行う際にメッセージから必要なデータを取得することができる。
ネットワークA、ネットワークB、ネットワークCの3つのネットワーク間でメッセージのやり取りを行うマシンの構成とメッセージの流れを表す図である。 グローバルメッセージID生成方法を表す図である。 グローバルメッセージIDデコード方法を表す図である。 メッセージのプロトコル変換を行う場合のメッセージ送信時のフローを表す図である。 メッセージの受信時のフローを表す図である。 メッセージのプロトコル変換を行わない場合のメッセージ送信時のフローを表す図である。 グローバルID発行のフローを表す図である。 各メッセージ管理システムのログテーブルを表す図である。 メッセージ管理システム4の対応テーブルを表す図である。 グローバルメッセージID生成方法のフローを表す図である。 グローバルメッセージIDデコード方法のフローを表す図である。
符号の説明
1 メッセージ管理システム
2 処理装置
3 処理装置
4 メッセージ管理システム
5 処理装置
6 処理装置
7 メッセージ管理システム
8 処理装置
9 処理装置
10 DNSサーバ
11 NTPサーバ
12 データベース
13 データベース
14 データベース
a1 グローバルメッセージ要求
a2 グローバルメッセージ要求
a2' メッセージのプロトコル変換を行わないローカルメッセージ要求
a3' メッセージのプロトコル変換を行わないローカルメッセージ応答
a3 グローバルメッセージ応答
a4 グローバルメッセージ応答
b1 メッセージのプロトコル変換を行うローカルメッセージ要求
b2 メッセージのプロトコル変換を行うローカルメッセージ応答
b3 メッセージのプロトコル変換を行うローカルメッセージ要求
b4 メッセージのプロトコル変換を行うローカルメッセージ応答

Claims (3)

  1. ネットワークを介して複数のシステムが接続された分散システムにて、特定の処理について各システムで共通となる識別子を生成するグローバルメッセージ識別子生成方法であって、
    各システム内で用いられる特定の処理を行なうためのローカルメッセージ識別子と、前記ローカルメッセージ識別子が送信された時間を示すタイムスタンプと、前記ローカルメッセージ識別子を発呼したマシン名とを取得するステップと、
    取得した前記ローカルメッセージ識別子とタイムスタンプとマシン名とをハッシュ関数の入力値としてハッシュ値を得るステップと、
    前記タイムスタンプと前記ハッシュ値とを合成してエンコードするステップと、を有するグローバルメッセージ識別子生成方法。
  2. 請求項1記載のグローバルメッセージ識別子生成方法において、
    ハッシュ値を得るステップでは、第1のハッシュ関数と第2のハッシュ関数により第1のハッシュ値と第2のハッシュ値とをそれぞれ求めるグローバルメッセージ識別子生成方法。
  3. 請求項1または請求項2記載のグローバルメッセージ識別子生成方法において、
    エンコードを行なうステップでは、ISO標準8824、8825で定義されるASN.1によりエンコードを行なうグローバルメッセージ識別子生成方法。
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