JP2006229567A - 画像処理方法、画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 有色ノイズの影響を軽減して、画像の補正を行う。
【解決手段】 複数の濃度パターンの濃度を光学センサ204および205で測定し、測定濃度値に基づいて得る補正値に基づいて画像情報に補正を施す画像処理装置10において、互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部113と、取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部115と、求めた推定値に前記濃度測定値を近づけるための補正値を取得する補正値取得部116とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像補正を行う画像処理装置の画像処理方法、画像処理装置、および画像補正機能を備えた画像形成装置に関するものである。
プリンタや複写機などの画像形成装置は、取得する画像情報に基づいて媒体に画像を形成する。形成される画像は、特に濃度や色彩を画像情報に基づいて忠実に再現することが望まれている。ところが、画像処理装置の画像形成機能における経時変化などにより、再現性が低下することが問題となっていた。この問題を解決するために画像情報に補正を施すことが行われていた。
例えば特許文献1は、予め定めた濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、該測定で得た濃度値に基づいて濃度変化を補正することを開示している。
特開2001−186350号公報
ところで、濃度補正のための光学センサが、例えば反射型である場合、反射に必要な光源の劣化や、光学センサの測定特性の変化、あるいは濃度パターンまでの距離変化などにより測定結果にノイズが含まれたり、何らかの原因で発生したノイズが測定結果に含まれたりすると、ノイズの周波数成分を横軸にノイズのエネルギー成分を縦軸にグラフで表現すると、周波数成分におけるノイズエネルギーに偏りがある有色ノイズと称されるノイズが含まれてしまう。
この有色ノイズは、周波数成分におけるノイズエネルギーがフラットな特性の白色ノイズと称されるノイズと比較して、周波数成分におけるノイズエネルギーに偏りがある。そのため、周波数成分におけるノイズエネルギーがフラットな白色ノイズは、一様な特性のため比較的容易にその影響を軽減することができるが、有色ノイズは周波数成分におけるノイズエネルギーに偏りがあるため、その影響を軽減することが至難であり、有色ノイズの影響を軽減した補正方法の開発が望まれていた。
前記した課題に鑑みて、本発明の目的は、有色ノイズの影響を軽減して画像の補正を行う画像処理方法と、該画像処理方法を適用した画像処理装置および画像形成装置を適用することにある。
本発明は、以上の点を解決するために次の構成を採用する。
〈構成〉
複数の濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度値に基づいて得る補正値に基づいて画像情報に補正を施す画像処理方法において、互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得すること、取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求めること、求めた推定値と所定の基準濃度値とに基づいて補正値を取得することを特徴とする。
濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施す画像処理方法において、所定の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得すること、取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求めること、求めた推定値および前記測定濃度値をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値を求めること、求めた周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値に基づいて周波数領域補正関数を生成すること、生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求めることを特徴とする。
画像を読取り、読取った画像の画像情報に基づいて得る補正関数を用いて前記画像情報に補正を施す画像処理方法において、画像に対する画像情報を、複数の画像情報取得部でそれぞれ取得すること、取得した各画像情報に基づいて、原画像の推定を独立成分分析で行い、推定原画像情報を求めること、求めた推定原画像情報および前記画像情報をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を求めること、求めた周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報に基づいて周波数領域補正関数を生成すること、生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求めることを特徴とする。
独立成分分析において、同一信号内の相関関係を考慮することができる。
複数の濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度値に基づいて得る補正値に基づいて画像情報に補正を施す画像処理装置において、互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、求めた推定値に前記濃度測定値を近づけるための補正値を取得する補正値取得部とを備えることを特徴とする。
濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施す画像処理装置において、所定の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、求めた推定値および前記測定濃度値をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値を求める周波数領域変換部と、求めた周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする。
画像を読取り、読取った画像の画像情報に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施す画像処理装置において、画像に対する各画像情報をそれぞれ取得する複数の画像情報取得部と、取得した各画像情報に基づいて、原画像の推定を独立成分分析で行い、推定原画像情報を求める推定原画像情報取得部と、求めた推定原画像情報および画像情報をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を求める周波数領域変換部と、求めた周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする。
複数の濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度値に基づいて得る補正値に基づいて画像情報に補正を施し、補正した画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、求めた推定値に前記濃度測定値を近づけるための補正値を取得する補正値取得部とを備えることを特徴とする。
濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施し、補正した画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、所定の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、求めた推定値および測定濃度値をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値を求める周波数領域変換部と、求めた周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする。
画像を読取り、読取った画像の画像情報に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施し、補正した画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、画像に対する各画像情報をそれぞれ取得する複数の画像情報取得部と、取得した各画像情報に基づいて、原画像の推定を独立成分分析で行い、推定原画像情報を求める推定原画像情報取得部と、求めた推定原画像情報および画像情報をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を求める周波数領域変換部と、求めた周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値に基づいて独立成分分析を行って、有色ノイズの影響を受けてない原濃度の推定値を求める。求めた原濃度の推定値と所定の基準濃度値とに基づいて濃度の補正値を取得することにより、測定濃度値に含まれる有色ノイズを補正値で分離することができる。これにより、補正値を用いて測定濃度値に含まれる有色ノイズの分離を行って、測定濃度値に含まれる有色ノイズの低減を図ることができる。
更に本発明によれば、独立成分分析を行って、有色ノイズの影響を受けてない原濃度の推定値を求めると、該推定値および測定濃度値を周波数領域に変換し、周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値を求め、求めた値に基づいて周波数補正関数を生成し、該周波数補正関数に対し逆周波数変換を行って補正関数を求め、求めた補正関数を用いて測定濃度値の補正を行うことにより、有色ノイズを除去するための補正値の算出を各階調毎に行う必要がなく、有色ノイズの除去補正処理を迅速に行うことができる。
更に本発明によれば、画像の情報を複数の画像情報取得部で取得し、各画像情報に基づいて独立成分分析を行って、有色ノイズの影響を受けてない原画像の推定を行い推定原画像情報を求め、該推定原画像情報および画像情報を周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を取得し、これらの情報に基づいて周波数領域補正関数を生成し、該周波数補正関数に逆周波数補正変換処理を行って補正関数を求めることにより、該補正関数を用いて画像情報に含まれる有色ノイズの分離を行うことができ、画像情報に含まれる有色ノイズの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。以下の説明では、各実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
本発明の画像形成装置はプリンタや複写機などであるが、本実施例ではプリンタを例に説明を行う。
先ず、本発明のプリンタ10は、図1に示すように、上位装置としてのホストコンピュータ101に例えばIEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers)、USB(Universal Serial Bus)およびLAN(Local Area Network)などのネットワーク102を介して接続するためのI/F部104と、ホストコンピュータ101から取得する印刷データ(画像情報)に基づいて画像処理を行う画像処理部105と、該画像処理部105の処理結果に基づいて印刷媒体に画像を形成するエンジン部106と、前記画像処理部105での濃度補正処理のための濃度測定を行う濃度測定部113とを備える。
濃度測定部113は、図5に示す各色(Cyan、Magenta、Yellow、Black)において互いに異なる濃度(0パーセントから100パーセントの複数の濃度階調)で転写体に印刷された各印刷パターンから成るパッチパターンと称される濃度を測定し測定濃度値を取得すべく、複数の濃度センサ(光学センサ)が測定濃度値取得部として備えられている。
各光学センサは、図2に示すように、転写体に印刷されたパッチパターン(濃度パターン)の各印刷パターンの濃度値(測定濃度値)をそれぞれ取得する。すなわち濃度測定部113は、1つの印刷パターンにおける濃度値を複数の光学センサでそれぞれ取得し、これを全ての印刷パターンにおいて行う。
ところで、後述する濃度補正処理において、補正精度を向上させるためには、パッチパターンにおける多数の濃度階調の測定濃度値を必要とするが、補正処理に要する時間などを勘案して、その階調数は適宜設定される。
ここで、測定濃度値の取得動作を図4のフローチャートに沿って説明する。
パッチパターンの全印刷パターンにおける測定濃度値を保持してるか否か確認し(ステップS401)、全印刷パターンにおける測定濃度値が保持されていないとき、濃度測定部113は、濃度値をパッチパターンにおける1階調分の印刷データを転写体に印刷し(ステップS402)、印刷したパターンの濃度を複数の濃度センサでそれぞれ測定し、測定濃度値をそれぞれ取得する(ステップS404)。
取得した各測定濃度値は、後述する測定濃度値保持部114で保持される(ステップS405)。この処理を全ての印刷パターンにおいて行い、各印刷パターンにおける複数の測定濃度値をそれぞれ取得する。
次に、画像処理部105を説明する。
画像処理部105は、濃度測定部113で取得した測定濃度に基づいて後述する濃度補正テーブルを生成し、該濃度補正テーブルを用いて印刷データの濃度を補正する色補正部108と、該色補正部108で補正した印刷データを1ページのイメージデータにラスタ展開処理してビデオデータを生成し、該ビデオデータを処理結果としてエンジン部106に出力する画像作成部109と、前記各部を制御する制御部107とを備える。
制御部107は、後述するフォローチャートに対応した処理を行うためのプログラムやデータ(設定値)を保持するROM110と、プログラムを実行するためのCPU111と、CPU111で実行する処理のための作業領域としてのRAM112とを備える。
画像作成部109は、I/F部104を介して取得する印刷データを保持する受信バッファ119と、色補正部108で補正された画像データを1ページのイメージデータにラスタライズ処理するイメージ生成部120と、該イメージ生成部で生成したイメージデータを保持するイメージバッファ121と、イメージデータに基づいて疑似階調処理(ディザ処理)を行ってビデオデータを生成するディザ処理部122と、生成したビデオデータを保持するビデオバッファ123とを備える。
ここで、本発明の特徴である色補正部108の説明に先立ち、プリンタ10の全体的な動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
プリンタ10は、ホストコンピュータ101からの印刷データを受信すると、該印刷データを受信バッファ119に保持する(ステップS301)。受信バッファ119で保持する印刷データにおいて、例えば1ページ分の印刷データが順次読み出され、後述する印刷処理が行われるが、受信バッファ119に保持する印刷データが無くなると、印刷処理すべきデータが無いことから印刷処理は終了する(ステップS302)。
受信バッファ119から例えば1ページ分のデータを取得すると(ステップS303)、該データにカラーデータが含まれており、カラー印刷処理を行うか否かを判断する(ステップS304)。カラーデータが含まれている場合には、色補正(濃度補正)が色補正部108で行われる(ステップS305)。
補正された1ページ分のデータは、イメージ生成部120でラスタライズ処理され(ステップS306)、イメージバッファ121で保持される(ステップS307)。1ページ分の展開処理が終了すると、ディザ処理部122でディザ処理を行って(ステップS309)、ディザ処理したデータをビデオバッファ123に保持する(ステップS310)。
ビデオバッファ123に保持されたデータはエンジン部106へ送られ、該エンジン部106は取得したデータに基づいて媒体に画像を形成する(ステップS311)。
前記した濃度補正機能を備えたプリンタ10において、特に濃度補正のための色補正部108を詳細に説明する。
色補正部108は、図1に示すように、濃度測定部113で取得した各測定濃度値を保持する測定濃度値保持部114と、該測定濃度値保持部114で保持する測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行って原濃度の推定値を求める(補正されたセンサ測定濃度値を導出する)推定値取得部115と、求めた推定値と測定濃度値とに基づいて補正値を取得し、該補正値をテーブル化する濃度補正テーブル生成部(補正値取得部)116と、生成した補正テーブルを保持する濃度補正テーブル保持部117と、濃度補正テーブルに基づいて印刷データの濃度を補正する濃度補正部118とを備える。
ところで、濃度補正テーブルは、任意のタイミングで生成されており、例えば電源投入時、所定の印刷回数を経た後、利用者が指定した時などに生成される。
ここで、濃度補正テーブルの生成を図6のフローチャートに沿って説明する。
推定値取得部115は、印刷パターンにおける各濃度測定値を保持する測定濃度値保持部114から該各濃度測定値を取得すると(ステップS601)、各濃度測定値に基づいて原濃度の推定を後述する独立成分分析(Independent Component Analysis)で行い、推定値を求める(ステップS602)。その後、濃度補正テーブル生成部116は、求めた推定値と測定濃度値とに基づいて補正値(補正階調値)を求め(ステップS603)、求めた補正値をテーブル化して得た濃度補正テーブルを濃度補正テーブル保持部117で保持する(ステップS604)。
このようにして生成された濃度補正テーブルを用いて濃度補正部118は、印刷データの濃度を補正する。すなわち濃度補正部118は、印刷データに基づいて、ある色の濃度を再現するための階調値を取得すると、濃度補正テーブルを参照して当該階調値に対応する濃度補正のための補正階調値を取得し、取得した補正階調値で印刷処理を行うべく、印刷データの内容を変更する。
ここで、有色ノイズの分離について説明する。
ある印刷パターンの濃度を各濃度センサ204および205で測定し、その測定濃度値をx(t)とし、各濃度センサ204および205により測定した原濃度値(測定誤差を含まない真の濃度値)をS(t)とするとき、測定濃度値x(t)と原濃度値S(t)との劣化関係をモデル化すると、式1に示すことができる。
但し、τは測定時間。
τは、畳込み積分におけるパラメータ(従前の時間)
h(τ)は、τが代入された伝達関数(劣化関数)
式1における右辺のs(t)に関する項をテーラー展開すると、式2に示すように表すことができる。
但し、s(1)(t)はs(t)の1階微分
(2)(t)はs(t)の2階微分
式1を式2を用いて変形すると、式3に示すように表すことができる。
従って、式3のa0S(t)より後、すなわちa1S(1)(t)+a2S(2)(t)+…の部分が、センサ測定濃度値におけるノイズ、すなわちセンサ測定濃度値に含まれる有色ノイズをモデル化したものと考えることができる。
ここで、1つの印刷パターンを2個の濃度センサ204および205でそれぞれ測定し、2つの異なる劣化関数hおよびhで劣化したときの測定濃度値をそれぞれx(t)およびx(t)とするとき、前記したテーラー展開を1次までとして、原濃度値をベクトルS(t)=[S(t),S(1)(t)]とし、劣化濃度値(測定濃度値)をベクトルX(t)=[x(t),x(t)]とするとき(但し、Tは転置行列を示す)、式3に基づいて、ベクトルX(t)は、ベクトルS(t)の線形結合と考えることができる。その結合量を行列Aとすると、式4に示すように、スカラー演算の一次式で表すことができる。
このとき、式4における行列Aをn=2の行列とするとき、その関係は式5に示すように、表すことができる。
前記した式5において、S(t),S(1)(t)が混合する信号において、S(t)およびS(1)(t)を分離することで、原濃度値Sと、劣化濃度値(有色ノイズ)とが分離される。
すなわち、センサ測定濃度値をモデル化した式3において、a0S(t)以降のa1S(1)(t)+a2S(2)(t)+…はセンサ測定濃度値に含まれる有色ノイズをモデル化したものと考えることができ、この有色ノイズをa1S(1)(t)で近似(2階微分以降を省略)していると考えて、後述する図7のフローチャートを用いて説明する独立成分分析を用いた処理により、S(t)およびS(1)(t)を分離することにより、原濃度値から有色ノイズが分離される。
ところで、前記した式5における原濃度値Sは、推定値取得部115で独立成分分析により導出される。
独立成分分析のアルゴリズムは、従来から知られているように相互情報量最小化やエントロピー最大化等の様々な手法が提案されているが、本実施例では独立成分分析の一手法として、J.F.Cardoso and A.Souloumiac, “Blind beamforming for non Gaussian signals”, IEE Proceedings F, 140(6):362−370, December 1993.を例に説明を行う。尚、この手法は、JADE(Joint Approximate Diagonalization of Eigenmatrices)と称されている。
JADEはJacobi法に基づいた行列の同時対角化を用いて行列の非対角成分が0に近づく評価関数を最小化するアルゴリズムである。尚、評価関数としてはJADEにおいて、4次のクロスキュムラント(cross cumulant)を用いることが提案されている。
次に推定値取得部115における独立成分分析処理の動作を図7のフローチャートに沿って説明する。
先ず、推定値取得部115は、測定濃度値x1=[x1(0),...,x1(T-1)]およびx2=[x2(0),...,x2(T-1)]の平均が0、共分散行列が単位行列となるように球状化と称される前処理を行う(ステップS701)。
ここで、球状化の処理を説明するが、説明に用いる式6のベクトルの個々の要素の算術平均は、文章中においてEハット[・]と記述して説明を行う。
ところで、算術平均Eハット[・]を0にする処理は式7で表すことができる。
また、誤差X’(t)の共分散行列Bを式8で示すように求め、式9を満足するような行列Bの固有値を対角成分に持つ対角行列をDとし、前記固有値に対応する固有ベクトルを列ベクトルに持つ行列をVとしたとき、センサ測定濃度値の共分散行列を単位行列とする処理は、式10で表すことができる。
前記したように、測定濃度値X(t)=[x1(t),x2(t)](但し、t=0,…,T-1)を球状化したX”(t)=[x”1(t),x”2(t)](但し、但し、t=0,…,T-1)を得ることができる。
また、前記した球状化処理のフローに直接関係ないが、上記のように平均が0、共分散が単位行列に球状化されたセンサ測定濃度X”(t)は、ある直交変換U=(u1,…,un)に基づいて式11に示す関係に表すことができる。
次に、推定値取得部115は、測定濃度値を球状化したX”(t)(但し、t=0,…,T-1)に対する4次のクロスキュムラントを求める(ステップS702)。
尚、4次のクロスキュムラントは、式12に示されている。
ところで、式12におけるx”i=[x”i (0),…,x”i (T-1)], x”j=[x”j(0),…,x”j(T-1)],
x”k=[x”k(0), … , x”k (T-1)], x”l=[x”l(0),…,
x”l(T-1)]である(但し、前記数式におけるTは測定回数であり、行列において右肩に表記されているTはその行列の転置行列を示す)。
処理フローには直接関係ないが、原濃度値s’=[s’(0) ,…, s’(T-1)]とその微分s’(1) = [s’(1)(0),…,
s’(1)(T-1)]が互いに独立であるということを考慮すれば式13のように表すことができる。
次に推定値取得部115は、任意の数r=1,…,Rにおける行列の組{M}を設定する(ステップS703)。組{M}として、例えばk成分だけが1の単位ベクトルeKを用いると、式14および式15に表すことができる。
次に、行列M=(mij)で縮約された式16に示す4次のクロスキュムラントの行列C(M)を求める(ステップS704)。
尚、処理には直接関係しないが、4次のクロスキュムラントの行列は、式11および式13に基づいて式17に示すように表すことができる。
次に、求めたC(M)(r=1,…,R)を同時に対角化する直交行列を求める(ステップS705)。求める直交行列が前記した式11における行列Uの推定値Uハットに相当する。
すなわち、式17に示すように、{C(M)}は、対角行列Λ(M)を直交行列の性質を持つUで挟み込んだ式で表せるからである。
その後、平均が“0”の原濃度値S’(t)(t=0,…,T-1)の推定値S’ハット(t)(t=0,…,T-1)を求める(ステップS706)。
すなわち推定値S’ハット(t)は、式11に基づく式18により求めることができる。
その後、推定値取得部115は、式19に示すように、平均が“0”となる原濃度値S’(t)における推定値S’ハット(t)の逆球状化処理を行う(ステップS707)。
これにより、式20に示す原濃度の推定値(補正後のセンサ測定濃度値)を取得することができる。
前記したように、2つ以上の信号が合成された混合信号から、元の信号分離の規範を確率的な独立性として考えることにより、混合信号から原信号と有色ノイズ(信号)とを分離することができる。尚、確率的な独立性を利用した分離処理のために、複数の濃度計測センサを用いて、複数の計測結果を得る必要がある。
以上が、JADE法を用いた独立成分分析のアルゴリズムの説明である。
ここで、前記したJADE法に以外の独立成分分析のアルゴリズムとして、相関構造を用いた独立成分分析のアルゴリズムについて説明する。
異なる2つの階調t,t´において、S(t)とS(t’)は相関があり、階調がτだけずれた相関を式20に示す。
このとき、信号S(t)の相関行列は対角行列の22式で示すことができる。
観測信号X(τ)の相関行列を(式23)で示すことができる。
ここで、Xを次の式24で示される式に変換すれば、信号Y(t)の相互相関行列は、式25で示すことができる。
もし、WがAの逆行列であれば、言い換えれば信号を正しく分離する行列なら、R(τ)(但し、τ=0,1,2,…)に対して対角行列となっている。
すなわち、観測信号X(τ)から式23の期待値の代わりに平均をとってR(τ)の推定量を作り、式25で示すように、両辺からWをかけたときに、R(0)とR(τ)とが同時に対角化されるような行列Wを探せば正しい答えを得ることができる。
行列の対角化は、例えばヤコビ法におけるCardosoのアルゴリズムを用いる。このようにして求まったWをもとに式24を用いて、元信号Sの推定量Yを得て、S(t)に相当するY(t)を原濃度値の推定値とする。
前記したように、式24で示されるマトリクスWによる変換を施した相関行列をxの相関行列の代わりに使用することにより、x信号内の相関を考慮することができる。相関を考慮することにより、独立成分分析による信号分離の精度を高めることができる。
以上が、相関構造を用いた独立成分分析の説明である。
次に濃度補正値の算出動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
濃度補正テーブル生成部116は、推定値取得部115から測定階調と、それに対応する原濃度の推定値(補正後のセンサ濃度測定値)とを取得すると(ステップS801)、線形補間又はスプライン補間等の補間演算により、濃度値を256階調に変換する補間処理を行う(ステップS802)。この補間処理により、原濃度の推定値(補正後のセンサ測定濃度値)は、図9に示すように、濃度値および階調値の関係をグラフ化することができる(但し、図9においては原濃度の推定値(補正後のセンサ測定濃度値)が0から20までの21階調のみしか示されておらず、21階調目以降のグラフ表示が割愛されている)。
ところで、濃度補正テーブル生成部116は、各階調における理想濃度値を予め保持しており、各階調における理想濃度値と、各階調における原濃度の推定値(補正後のセンサ測定濃度値)との関係をグラフで表現すると、図10のグラフに示すことができる。
濃度補正テーブル生成部116は、図11に示すように、例えば補正対象A1101の階調値における濃度値1102を取得し、該濃度値1102に対応する理想濃度値1002を求め、該理想濃度値1002における階調値を補正後A1104の階調値として取得する(ステップS803)。濃度補正テーブル生成部116は、前記した補正処理を全ての階調において行い、その結果を補正値としてテーブル化し、該補正テーブルを濃度補正テーブル保持部117で保持する。
濃度補正部118は濃度補正テーブル保持部117で保持する補正テーブルに基づいてイメージ生成部120で処理する印刷データの濃度に関する補正を行う。
前記したように、本実施例のプリンタ10によれば、互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値に基づいて独立成分分析を行って、有色ノイズの影響を受けてない原濃度の推定値を求め、該原濃度の推定値と所定の基準濃度値とに基づいて濃度の補正値を取得することにより、測定濃度値に含まれる有色ノイズを補正値で分離することができ、測定濃度値に含まれる有色ノイズの低減を図ることができる。
前記した実施例1では、パッチパターンにおける全ての印刷パターンに対する測定濃度値を補正したが、実施例2では濃度補正のための補正関数を求め、該補正関数を用いて補正を行うことを特徴とする。そのための構成として、実施例2のプリンタは、実施例1で説明した推定値取得部115の機能を含むと共に、補正関数を求めて濃度補正を行う機能を有する測定濃度補正部1201を備えることを特徴とする。
測定濃度補正部1201は、図12に示すように、測定濃度値保持部114で保持する複数の濃度センサによる複数の濃度測定値に基づいて原濃度の推定値を独立成分分析により行う実施例1と同様の推定値取得部115と、推定値および1つの濃度センサによる複数の濃度測定結果に対しフーリエ変換を行うフーリエ変換部(周波数領域変換部)1203と、フーリエ変換処理して得た値に基づいて周波数領域補正関数を算出する逆伝達関数算出部(周波数領域補正関数生成部)1204と、求めた周波数領域補正関数に逆フーリエ変換を行って補正関数を求める逆フーリエ変換部(補正関数生成部)1205と、求めた補正関数を保持する補正関数記憶部1206と、補正関数を用いてセンサ測定濃度値の補正値を求める測定濃度補正値算出部1207とを備える。
次に、測定濃度補正部1201の動作を図13のフローチャートに沿って説明する。
推定値取得部115は、ある印刷パターンに対し、各濃度センサ204および205で測定して得た各測定濃度値を保持する測定濃度値保持部114から前記各測定濃度値を取得する(ステップS1301)。
ところで、実施例1では、全ての印刷パターンに対する複数の濃度センサによる測定濃度値が必要であったが、実施例2では1つの印刷パターンに対する複数の濃度センサによる複数の濃度測定結果があればよく、その他の印刷パターンに対する複数の濃度センサによる複数の濃度測定値は、後述する補正関数を用いた濃度補正処理に必要な数の濃度測定値があればよい。但し、実施例1と同様に1つの濃度センサに対し複数(T個)の濃度測定値を必要とする。
ここで、ある印刷パターンに対する複数の濃度センサ204および205による濃度測定値を実施例1と同様にx(t), x2(t)とすると、推定値取得部115は、x(t), x2(t)に基づいて原濃度の推定値S(t)を、前記した実施例1と同様に取得する(ステップS1302)。
フーリエ変換部1203は、求めた推定値S(t)と各測定濃度値x(t)とに対しそれぞれフーリエ変換処理を行う(ステップS1303)。
これにより、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換することができる。
推定値S(t)に対するフーリエ変換処理の結果をFourier[x(t)]、濃度測定値x(t)に対するフーリエ変換処理の結果をFourier[x(t)]とすると、逆伝達関数算出部1204は、式26に示す式に基づいて逆伝達関数H-1(s)を周波数領域補正関数として求める(ステップS1304)。
その後、逆フーリエ変換部1205は、求めた周波数領域補正関数(逆伝達関数)に対し、逆フーリエ変換処理を行い、逆フィルタh-1を補正関数として求める(ステップS1305)。
求めた補正関数は、補正関数記憶部1206で保持される(ステップS1306)。
測定濃度補正値算出部1207は、求めた補正関数に対応する濃度センサの濃度測定値を測定濃度値保持部114から取得すると(ステップS1307)、該濃度センサの濃度測定値と、補正関数記憶部1206に保持する補正関数とに基づいて測定濃度値補正値を求める。尚、測定濃度補正値算出部1207は、測定濃度値補正値を式27に基づいて算出する。
但し、‘‘*’’は畳込み積分を示す。
測定濃度補正値算出部1207は、前記したステップS1306およびステップS1307の処理を全ての印刷パターンに対し行って、各印刷パターンにおける測定濃度補正値を算出する。
濃度補正テーブル生成部116は、測定濃度補正値算出部1207で算出した測定濃度補正値をテーブル化して濃度補正テーブルを生成する。生成された濃度補正テーブルは、濃度補正テーブル保持部117で保持される。
前記したように、実施例2によれば、フーリエ変換処理により時間領域の信号を周波数領域の信号に変換し、変換処理結果を用いて逆伝達関数を求め、求めた逆伝達関数を逆フーリエ変換処理により周波数領域の信号を時間領域の信号に変換して補正関数を求め、該補正関数を用いてセンサの測定濃度補正値を算出することから、印刷パターン毎に原濃度の推定を行う必要がなく、有色ノイズを低減するための補正値の算出を迅速に行うことができ、よって濃度補正処理を迅速に行うことができる。
次に劣化補正機能を備えた画像処理装置1801を説明する。
前記した実施例では、濃度センサを用いてパッチパターンの濃度測定を行ったが、本実施例ではイメージスキャナで原画像のイメージデータを取得し、取得したイメージデータに基づいて画像の劣化補正を行う画像処理装置を説明する。
画像処理装置1801は、図14に示すように、各種演算を行うためのパーソナルコンピュータと、イメージデータを取得するためのN個のイメージスキャナとを備えている(但し、N>=2:本実施例ではN=2として、以降の説明を行う)。
パーソナルコンピュータおよびイメージスキャナから成る画像処理装置1801は、図15の機能ブロックに示されているように、画像の読取り処理を行って画像情報を取得する複数の画像読取り部(イメージスキャナ)1803および1804と、取得した画像情報に基づいて補正関数としての逆フィルタを求める補正関数取得部1802と、該補正関数取得部で求めた補正関数を保持する補正関数記憶部1811と、該補正関数記憶部で保持する補正関数を用いて画像(画像情報)の補正処理を行う補正処理部1812と、補正関数の更新処理を行う更新モードまたは画像に対する劣化補正処理を行う補正処理モードの何れを行うかオペレータからの入力指示を受けてモード切替を行うためのモード制御部1813とを備える。
ここで、劣化補正処理の詳細な説明に先立ち、画像処理装置1801の動作概要を図16のフローチャートに沿って説明する。
画像読取り部1803で画像を読取る(ステップS1901)。その後、利用者からの要求を受付けるモード制御部1813からのモード選択情報に基づいて補正関数の更新を行うか又は劣化補正処理を行うか否かを判断する(ステップS1902)。
劣化補正処理モードであるとき、補正関数記憶部1811に保持されている補正関数を読出し、補正処理部1812は補正関数を用いて画像を劣化補正処理し(ステップS1904)、劣化補正処理された画像を出力する(ステップS1905)。
一方、ステップS1902において補正関数の更新モードであると判断すると、画像読取り部1804で画像を読取って、複数の画像読取り部1803および1804での画像の読取りを完了する(ステップS1906)。補正関数取得部1802は、取得した画像に基づいて補正関数を求め(ステップS1907)、求めた補正関数を補正関数記憶部1811に保持する。
次に、更新モードで補正関数を生成する補正関数取得部1802を詳細に説明する。
補正関数取得部1802は、画像読取り部1803でf(x,y)で示される一つの画像を読取ってg1(x,y)で示される画像情報が生成されると該画像情報を一時的に記憶するための画像メモリ1805と、画像読取り情報1804でf(x,y)で示される画像を読取ってg2(x,y)で示される画像情報が生成されると該画像情報を一時的に記憶するための画像メモリ1806と、取得した各画像情報に基づいて、fハット(x,y)で示される推定原画像を求める推定原画像取得部1807と、求めた推定原画像fハット(x,y)と、画像メモリ1805で保持する画像情報g1(x,y)に基づいてフーリエ変換を行うフーリエ変換部1808と、推定原画像fハット(x,y)にフーリエ変換を行いFハット(x,y)で示されるフーリエ変換結果と、画像情報g1(x,y)にフーリエ変換を行いG1(u,v)で示されるフーリエ変換結果とに基づいて、H1-1(u,v)で示される周波数領域補正関数としての逆伝達関数を求める逆伝達関数算出部1809と、求めた逆伝達関数H1-1(u,v)に対し逆フーリエ変換を行い、h1-1(x,y)で示される補正関数を求める逆フーリエ変換部1810とを備える。
ここで、画像処理装置1801の補正関数の導出動作の概要を図17のフローチャートに沿って説明する。一つの画像f(x,y)に対し、全ての画像読取り部、すなわち画像読取り部1803および画像読取り部1804で画像の読取りを終えて各画像メモリ1805および1806に画像(画像情報)を保持したか否かを確認する(ステップS1601)。全ての画像読取り部1803および1804で画像f(x,y)の読取りを行って、画像情報g1(x,y)および画像情報g2(x,y)の取得が完了していないとき、画像f(x,y)を画像読取り部で読取り(ステップS1602)、画像情報を取得すると(ステップS1603)、該画像情報を画像メモリに保持する(ステップS1604)。
一方、ステップS1601において、全ての画像読取り部で画像の読取りを終えると、推定原画像取得部1807は、各画像メモリから画像情報g1(x,y)およびg2(x,y)を読出し、これらの画像情報g1(x,y)およびg2(x,y)に基づいて推定原画像fハット(x,y)を求める(ステップS1605)。
次に、フーリエ変換部1808は、推定原画像fハット(x,y)と取得した画像情報g1(x,y)とに対しフーリエ変換を行い(ステップS1606)、Fハット(u,v)およびG1(u,v)で示されるフーリエ変換結果を求める。
その後、逆伝達関数算出部1809は、フーリエ変換結果に基づいて、H1-1(u,v)で示される逆伝達関数(周波数領域補正関数)を求める(ステップS1607)。求めた逆伝達関数に対し、逆フーリエ変換部1810は、逆フーリエ変換処理を行ってh1-1(u,v)で示される補正関数を求め(ステップS1608)、求めた補正関数を用いて画像読取り部に対応した補正関数を求める(ステップS1609)。
次に、前記した動作を詳細に説明する。
f(x,y)で示される画像と、h(x,y)で示される劣化関数との劣化関係は、式28で示すようにモデル化することができる。
ここで、h(x,y)は劣化関数、g(x,y)は測定画像である。
式28における右辺f(x,y)に関する項をテーラー展開し、f(x,y)のxに関する1階微分をfx(x,y)、2階微分をfxx(x,y)とすると、式29のように示すことができる。
従って、式28は式29を用いて式30に示すようにあらわすことができる。
ところで、画像f(x,y)を2つの画像読取り部1803および1804でそれぞれ読取り、2つの異なる測定画像情報g1およびg2(2つの異なる劣化関数で劣化)を得たとする。
a0f(x,y)以降のa1fx(x,y)+a2f(x,y)+…は測定画像情報に含まれる有色ノイズをモデル化したものと考えることができ、この有色ノイズを1次のa1x(x,y)で近似(2階微分以降を省略)し、それぞれベクトルf=[f,f’]T、g=[g1,g2]Tとあわらすと、式29に基づいて測定画像情報のベクトルg(x,y)は微分画像ベクトルf(x,y)の線形混合と考えることができ、その混合量を行列A(n=2の行列)とするとき、式31で示すようにスカラー演算の一次式で表すことができる。
このとき、式31における行列Aをn=2の行列とするとき、その関係は前記した式5と同様な関係にある。すなわち、行列Aを前記した実施例の濃度劣化の混合線量に代えて、画像劣化の混合線量として考えると、f(x,y),f(1)(x,y)が混合する信号において、f(x,y)およびf(1)(x,y)を分離することで、原画像f(x,y)と、劣化画像(有色ノイズ)とが分離される。
ここで、推定原画像取得部1807での独立成分分析による原画像fの推定について説明する。本実施例における原画像の推定は、様々なアルゴリズムが考えられるが、ここでは特にアルゴルイズムを限定することなく、例えば実施例1と同様にJADEにより原画像f(x,y)の推定を行う。
本実施例における推定原画像取得部1807の推定原画像の取得動作は、図18に示されているように、前記した実施例の説明で用いた図7のフローチャートを用いた動作にラスタライズに関する処理が追加されている。
すなわち、本実施例では画像に対する処理を行うことから、測定して得た画像情報に対し、ラスタライズ処理を行って1次元の画像情報(観測信号)を得る処理(ステップS1701)、および原信号(原画像)の推定値に対して逆ラスタライズ変換処理を行い原画像の推定値を得る処理が(ステップS1709)、前記した図7で示される動作に追加されている。
画像のためのラスタライズ処理を行う推定原画像取得部1807で原画像の推定画像を取得すると、フーリエ変換部1808は、原画像の推定値と画像メモリ1805からの画像情報に対しフーリエ変換処理を行い、原画像の推定値fハット(x,y)のフーリエ変換結果F(u,v)と、画像情報のフーリエ変換結果G(u,v)とを求める。
ところで、前記した式28をフーリエ変換処理すると式32に示すように表すことができる。該式におけるF(u,v)およびG(u,v)に基づいて劣化関数(伝達関数)の逆伝達関数を式33で示すことができる。この逆伝達関数を逆伝達関数算出部1809で求める。
但し、G(u,v)はg(x,y)をフーリエ変換した結果であり、H(u,v)はh(x,y)をフーリエ変換した結果であり、F(u,v)はf(x,y)をフーリエ変換した結果である。
但し、‘‘*’’は畳込み積分を示す。
逆フーリエ変換部1810は、求めた逆伝達関数に対し逆フーリエ変換処理を行って、劣化補正用の補正関数h-1(Fourier-1[H-1(u,v)])を求める。
求めた補正関数h-1は補正関数記憶部1811で保持され、補正モードがモード制御部1813で指示されると、補正処理部1812は、補正関数記憶部1811から補正関数を読み出し、該補正関数を用いて原画像に対する劣化補正処理を行う。
前記したように、本発明の画像処理装置1801によれば、画像を互いに異なる画像読取り部で読取り、各画像情報を取得すると、該各画像情報に基づいて独立成分分析を行うことにより、有色ノイズの影響が軽減された原画像の推定値を得ることができる。求めた推定原画像情報および画像情報を周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を取得し、これらの情報に基づいて周波数領域補正関数を生成し、該周波数補正関数に逆周波数補正変換処理を行って補正関数を求めることにより、該補正関数を用いて画像情報に含まれる有色ノイズの分離を行うことができ、画像情報に含まれる有色ノイズの低減を図ることができる。
実施例1および実施例2では濃度補正処理を行う画像形成装置を例に説明を行い、実施例3では画像補正処理を行う画像処理装置を例に説明したが、実施例1および実施例2で説明した濃度補正処理を画像処理装置に適用し、また実施例3で説明した画像補正処理を画像形成装置に適用してもよい。
実施例1の画像形成装置の機能ブロック図である。 パッチパターンの濃度測定を示す図である。 実施例1の画像形成装置の動作概要を示すフローチャートである。 測定濃度値の取得動作を示すフローチャートである。 パッチパターンの模式図である。 濃度補正テーブルの生成動作を示すフローチャートである。 独立成分分析の動作を示すフローチャートである。 濃度補正値の算出動作を示すフローチャートである。 原濃度の推定値を示すグラフである。 各階調における理想濃度値と各階調における原濃度の推定値との関係を示すグラフである。 各階調における理想濃度値と各階調における原濃度の推定値との関係から、補正値の算出動作を示すグラフである 実施例2の測定濃度補正部の機能ブロック図である。 測定濃度補正部の動作を示すフローチャートである。 実施例3の画像処理装置の構成図である。 実施例3の画像処理装置の機能ブロック図である。 実施例3の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 実施例3の画像処理装置の補正関数の導出動作概要を示すフローチャートである。 実施例3の推定原画像取得部の推定原画像の取得動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
101 ホストコンピュータ
102 ネットワーク
104 I/F部
105 画像処理部
106 エンジン部
107 制御部
108 色補正部
109 画像作成部
110 ROM
111 CPU
112 RAM
113 濃度測定部
114 測定濃度保持部
115 推定値取得部
116 補正テーブル生成部
117 濃度補正テーブル保持部
118 濃度補正部
119 受信バッファ
120 イメージ生成部
121 イメージバッファ
122 ディザ処理部
123 ビデオバッファ
204 濃度センサ
205 濃度センサ

Claims (12)

  1. 複数の濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度値に基づいて得る補正値に基づいて画像情報に補正を施す画像処理方法において、
    互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得すること、
    取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求めること、
    求めた推定値と所定の基準濃度値とに基づいて補正値を取得することを特徴とする画像処理方法。
  2. 濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施す画像処理方法において、
    所定の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得すること、
    取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求めること、
    求めた推定値および前記測定濃度値をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値を求めること、
    求めた周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値に基づいて周波数領域補正関数を生成すること、
    生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求めることを特徴とする画像処理方法。
  3. 画像を読取り、読取った画像の画像情報に基づいて得る補正関数を用いて前記画像情報に補正を施す画像処理方法において、
    前記画像に対する画像情報を、複数の画像情報取得部でそれぞれ取得すること、
    取得した各画像情報に基づいて、原画像の推定を独立成分分析で行い、推定原画像情報を求めること、
    求めた推定原画像情報および前記画像情報をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を求めること、
    求めた周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報に基づいて周波数領域補正関数を生成すること、
    生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求めることを特徴とする画像処理方法。
  4. 前記独立成分分析において、同一信号内の相関関係を考慮することを特徴とする請求項1、請求項2および請求項3の少なくとも何れか1項に記載の画像処理方法。
  5. 複数の濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度値に基づいて得る補正値に基づいて画像情報に補正を施す画像処理装置において、
    互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、
    取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、
    求めた推定値に前記濃度測定値を近づけるための補正値を取得する補正値取得部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施す画像処理装置において、
    所定の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、
    取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、
    求めた推定値および前記測定濃度値をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値を求める周波数領域変換部と、
    求めた周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、
    生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像を読取り、読取った画像の画像情報に基づいて得る補正関数を用いて前記画像情報に補正を施す画像処理装置において、
    前記画像に対する各画像情報をそれぞれ取得する複数の画像情報取得部と、
    取得した各画像情報に基づいて、原画像の推定を独立成分分析で行い、推定原画像情報を求める推定原画像情報取得部と、
    求めた推定原画像情報および前記画像情報をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を求める周波数領域変換部と、
    求めた周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、
    生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記独立成分分析において、同一信号内の相関関係を考慮することを特徴とする請求項5、請求項6および請求項7の少なくとも何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 複数の濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度値に基づいて得る補正値に基づいて画像情報に補正を施し、補正した画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、
    互いに異なる複数の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、
    取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、
    求めた推定値に前記濃度測定値を近づけるための補正値を取得する補正値取得部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 濃度パターンの濃度を光学センサで測定し、測定濃度に基づいて得る補正関数を用いて画像情報に補正を施し、補正した画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、
    所定の濃度パターンにおける濃度を、複数の光学センサでそれぞれ測定し、各測定濃度値を取得する測定濃度値取得部と、
    取得した各測定濃度値に基づいて原濃度の推定を独立成分分析で行い、推定値を求める推定値取得部と、
    求めた推定値および前記測定濃度値をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値を求める周波数領域変換部と、
    求めた周波数領域推定値および周波数領域測定濃度値に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、
    生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 画像を読取り、読取った画像の画像情報に基づいて得る補正関数を用いて前記画像情報に補正を施し、補正した画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、
    前記画像に対する各画像情報をそれぞれ取得する複数の画像情報取得部と、
    取得した各画像情報に基づいて、原画像の推定を独立成分分析で行い、推定原画像情報を求める推定原画像情報取得部と、
    求めた推定原画像情報および前記画像情報をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報を求める周波数領域変換部と、
    求めた周波数領域推定原画像情報および周波数領域画像情報に基づいて周波数領域補正関数を生成する周波数領域補正関数生成部と、
    生成した周波数領域補正関数に逆周波数領域変換を行って補正関数を求める補正関数生成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記独立成分分析において、同一信号内の相関関係を考慮することを特徴とする請求項9、請求項10および請求項11の少なくとも何れか1項に記載の画像形成装置。
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