JP2006229445A - アンテナ装置におけるインピーダンスの整合 - Google Patents

アンテナ装置におけるインピーダンスの整合 Download PDF

Info

Publication number
JP2006229445A
JP2006229445A JP2005039210A JP2005039210A JP2006229445A JP 2006229445 A JP2006229445 A JP 2006229445A JP 2005039210 A JP2005039210 A JP 2005039210A JP 2005039210 A JP2005039210 A JP 2005039210A JP 2006229445 A JP2006229445 A JP 2006229445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impedance
antenna
frequency band
circuit
matching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005039210A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyasu Sugimoto
典康 杉本
Naoki Otaka
直樹 大鷹
Shigeya Aoyama
惠哉 青山
Daisuke Nakada
大介 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2005039210A priority Critical patent/JP2006229445A/ja
Publication of JP2006229445A publication Critical patent/JP2006229445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 1つの給電部を有し、2つの周波数帯域で共振するアンテナを備えるアンテナ装置を容易に作製することのできる技術を提供する。
【解決手段】
伝送手段と接続されるアンテナ装置は、1つの給電部を有し、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域とで共振するアンテナと、アンテナ装置のインピーダンスと伝送手段のインピーダンスとを整合させるための整合回路と、を備える。アンテナ装置のインピーダンスは、第1の周波数帯域において、伝送手段のインピーダンスとほぼ整合していると共に、第2の周波数帯域において、伝送手段のインピーダンスとほぼ整合している。整合回路が設けられていない仮想状態のアンテナ装置のインピーダンスは、第1の周波数帯域において、伝送手段のインピーダンスとほぼ整合している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に、インピーダンスを整合させるための技術に関する。
近年、1つの給電部を有し、2つの周波数帯域で共振するアンテナを備えるアンテナ装置(デュアルバンドアンテナ装置)が開発されている。
特開2002−185238号公報
しかしながら、従来の技術では、デュアルバンドアンテナ装置を作製することは困難であるという問題があった。これは、該アンテナ装置のインピーダンスと該アンテナ装置に接続される伝送手段(例えば伝送線路)のインピーダンスとを整合させることが困難なためである。
具体的には、1つの給電部を有し、1つの周波数帯域で共振するアンテナを備えるアンテナ装置(シングルバンドアンテナ装置)では、該1つの周波数帯域においてのみ、アンテナ装置のインピーダンスと伝送手段のインピーダンスとをほぼ整合させれば済む。しかしながら、デュアルバンドアンテナ装置では、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域との双方において、アンテナ装置のインピーダンスと伝送手段のインピーダンスとを整合させる必要がある。このため、デュアルバンドアンテナ装置を作製することは、困難である。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、1つの給電部を有し、2つの周波数帯域で共振するアンテナを備えるアンテナ装置を容易に作製することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装置は、伝送手段と接続されるアンテナ装置であって、
1つの給電部を有し、第1の周波数帯域と、前記第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域と、で共振するアンテナと、
インダクタとコンデンサとのうちの少なくとも一方を含み、前記アンテナ装置のインピーダンスと前記伝送手段のインピーダンスとを整合させるための整合回路であって、前記伝送手段は前記整合回路を介して前記給電部と接続される、前記整合回路と、
を備え、
前記アンテナ装置のインピーダンスは、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合していると共に、前記第2の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合しており、
前記整合回路が設けられていない仮想状態の前記アンテナ装置のインピーダンスは、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合していることを特徴とする。
この装置では、整合回路が設けられていない状態のアンテナ装置のインピーダンスは第1の周波数帯域において伝送手段のインピーダンスとほぼ整合しているため、2つの周波数帯域においてアンテナ装置のインピーダンスと伝送手段のインピーダンスとをほぼ整合させることのできる整合回路を容易に設計することができる。この結果、1つの給電部を有し、2つの周波数帯域で共振するアンテナを備えるアンテナ装置を容易に作製することができる。
上記の装置において、
前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域よりも低く、
前記整合回路は、
前記アンテナと直列に接続された前記インダクタと、前記アンテナと並列に接続された前記コンデンサと、のうちの少なくとも一方を含むことが好ましい。
こうすれば、第1の周波数帯域が比較的低い周波数帯域である場合に、整合回路を比較的簡単に設計することができる。
上記の装置において、
前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域よりも高く、
前記整合回路は、
前記アンテナと並列に接続された前記インダクタと、前記アンテナと直列に接続された前記コンデンサと、のうちの少なくとも一方を含むことが好ましい。
こうすれば、第1の周波数帯域が比較的高い周波数帯域である場合に、整合回路を比較的簡単に設計することができる。
上記の装置において、
前記アンテナは、
前記給電部と電気的に接続された前記第1の周波数帯域用の第1の導体と、
前記給電部と電気的に接続された前記第2の周波数帯域用の第2の導体と、
を備えていてもよい。
本発明の方法は、伝送手段と接続されるアンテナ装置の製造方法であって、前記アンテナ装置は、1つの給電部を有し、第1の周波数帯域と、前記第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域と、で共振するアンテナと、インダクタとコンデンサとのうちの少なくとも一方を含み、前記アンテナ装置のインピーダンスと前記伝送手段のインピーダンスとを整合させるための整合回路であって、前記伝送手段は前記整合回路を介して前記給電部と接続される、前記整合回路と、を備える、前記製造方法は、
(a)前記整合回路が設けられていない状態の前記アンテナ装置のインピーダンスを、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合させる工程と、
(b)前記整合回路が設けられた状態の前記アンテナ装置のインピーダンスが、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合した状態を維持しつつ、前記整合回路が設けられた状態の前記アンテナ装置のインピーダンスが、前記第2の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合するように、前記整合回路を設ける工程と、
を備えることを特徴とする。
この方法では、整合回路が設けられていない状態のアンテナ装置のインピーダンスを第1の周波数帯域において伝送手段のインピーダンスとほぼ整合させているため、2つの周波数帯域においてアンテナ装置のインピーダンスと伝送手段のインピーダンスとをほぼ整合させることのできる整合回路を容易に設計することができる。この結果、1つの給電部を有し、2つの周波数帯域で共振するアンテナを備えるアンテナ装置を容易に作製することができる。
この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、アンテナ装置、アンテナ装置を備える通信装置、アンテナ装置および通信装置の製造方法等の形態で実現することができる。
A.通信装置の概略構成:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、通信装置の内部構成の概略を示す説明図である。この通信装置は、IEEE802.11a規格に従った無線通信と、IEEE802.11b規格に従った無線通信と、を実行する。
通信装置は、アンテナ回路100と伝送回路200とを備えている。アンテナ回路100と伝送回路200とは、プリント基板50上に設けられている。なお、図示は省略されているが、通信装置は、さらに、伝送回路200と接続された他の処理回路を備えており、該処理回路もプリント基板50上に設けられている。プリント基板50の裏面には、より具体的には、図中クロスハッチで示す領域内には、グランドレベルに設定されるグランドパターン(ベタパターン)GPTが形成されている。
アンテナ回路100は、アンテナ120と整合回路140とを備えている。
アンテナ120は、2つの周波数帯域で共振するデュアルバンドアンテナである。具体的には、アンテナ120は、2.390GHz〜2.500GHzの比較的低い周波数帯域(低周波数帯域)で共振すると共に、4.900GHz〜5.950GHzの比較的高い周波数帯域(高周波数帯域)で共振する。
アンテナ120は、2つの導体121,122と、2つの導体が接続された電極124と、該電極に接続されたパターン126と、を備えている。2つの導体121,122と電極124とは、サブ基板129上に形成されており、サブ基板129はプリント基板50に固定されている。パターン126は、プリント基板50上に形成されている。
2つの導体121,122は、図1に示すように、略ミアンダ形状を有している。第1の導体121は、比較的長く、基本となる部分パターンを約7.25個分含んでいる。第2の導体122は、比較的短く、基本となる部分パターンを約0.5個分含んでいる。周知のように、裏面にグランドパターンGPTが形成されていない領域の導電性部材121,122,124,126は、アンテナ導体として機能する。具体的には、第1の導体121と電極124とパターン126とで構成される部分は、低周波数帯域用のアンテナ導体として機能し、第2の導体122と電極124とパターン126とで構成される部分は、高周波数帯域用のアンテナ導体として機能する。
なお、本実施例におけるアンテナ120の端部、より具体的には、整合回路140と接続されるパターン126の端部が、本発明における1つの給電部に相当する。そして、本実施例では、該1つの給電部に、第1の導体121と第2の導体122とが、電極124およびパターン126を介して電気的に接続されている。
整合回路140は、アンテナ120のインピーダンスと伝送回路200のインピーダンスとを整合させるための回路である。より正確には、整合回路140は、アンテナ120を含むアンテナ回路100のインピーダンスと、伝送回路200のインピーダンスと、を整合させるための回路である。整合回路140は、抵抗器RとインダクタLaとを備えている。抵抗器RとインダクタLaとは、プリント基板50上に形成されたパターン142によって、直列に接続されている。パターン142の一方の端部は、アンテナ120のパターン126に接続されており、他方の端部は、伝送回路200のアンテナ用端子に接続されている。図1では、パターン142の両側には、グランドレベルに設定されるパターン144も形成されている。
なお、本実施例では、抵抗器Rとして、0Ωのチップ抵抗器が利用されており、インダクタLaとして、1nHのチップインダクタが利用されている。整合回路140については、さらに後述する。
伝送回路200は、アンテナスイッチモジュール210を備えている。伝送回路200のアンテナ用端子、より具体的には、アンテナスイッチモジュール210のアンテナ用端子は、整合回路140を介して、アンテナ120のパターン126に接続されている。アンテナスイッチモジュール210は、内部に、2つの周波数帯域の信号を分離するための分波器と、低周波数帯域の信号の送受信を切り替えるためのアンテナスイッチと、高周波数帯域の信号の送受信を切り替えるためのアンテナスイッチと、を含んでいる。なお、図示は省略されているが、伝送回路200には、低周波数帯域の信号のための送信回路および受信回路と、高周波数帯域の信号のための送信回路および受信回路と、が含まれている。
伝送回路200のインピーダンス、より具体的には、アンテナスイッチモジュール210のアンテナ用端子におけるインピーダンスは、2つの周波数帯域において同じインピーダンス(本実施例では50Ω)を有している。一方、アンテナ120のインピーダンスは、2つの周波数帯域において異なるインピーダンスを有している。アンテナ120のインピーダンスと伝送回路200のインピーダンスとが異なると、信号が反射してしまい、信号の伝送が困難となる。このため、アンテナ120と伝送回路200との間には、整合回路140が設けられている。
ところで、前述したように、従来の技術では、2つの周波数帯域の双方において、アンテナ120のインピーダンスと伝送回路200のインピーダンスとを整合させることは比較的困難であった。
2つの周波数帯域におけるインピーダンスの整合は、例えば、グランドパターン(ベタパターン)GPT(図1)の形状を工夫し、アンテナ120とグランドパターンGPTとの位置関係を調整することによって実現可能である。この場合には、整合回路を設けずに済むが、アンテナの配置の自由度が大きいこと、換言すれば、アンテナを配置可能なスペースが大きいことが要求される。近年では、通信装置の小型化に伴って、アンテナの配置の自由度が小さくなっており、この手法の採用は困難である。
また、2つの周波数帯域におけるインピーダンスの整合は、本実施例のように、整合回路を設けることによって実現可能である。ただし、従来では、整合回路の構成は、試行錯誤によって決定されている。これは、2つの周波数帯域の双方におけるアンテナ回路のインピーダンスを同時に伝送回路のインピーダンスと整合させようとすると、2つの周波数帯域の双方においてアンテナ回路のインピーダンスが変化してしまうためである。このため、従来では、試行錯誤の結果、整合回路の構成は複雑になってしまっている。
そこで、本実施例では、整合回路を含むアンテナ回路を容易に作製することができるように工夫している。
なお、本明細書では、アンテナ回路のインピーダンスと伝送回路のインピーダンス(本実施例では50Ω)とがほぼ整合し、VSWR(電圧定在波比)の値が所定値未満となる状態を、「インピーダンスの整合状態」とも呼ぶ。本実施例では、所定値として「VSWR=2」が想定されている。
B.アンテナ回路の作製手法:
図2は、アンテナ回路の作製手順を示すフローチャートである。図3は、図2の作製手順に従って作製されるアンテナ回路を模式的に示す説明図である。
ステップS202(図2)では、整合回路を用いずに、第1の周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が実現された第1のアンテナ回路が準備される。なお、本実施例では、第1の周波数帯域は、低周波数帯域に設定されている。
図3(A)では、ステップS202で作製された第1のアンテナ回路100’が示されている。図示するように、第1のアンテナ回路100’では、整合回路は設けられていない。なお、第1のアンテナ回路100’は、図1のアンテナ回路100のインダクタLaを0Ωの抵抗器に交換して得られる回路と等価である。
第1のアンテナ回路100’のインピーダンスは、低周波数帯域において、伝送回路200のインピーダンスとほぼ整合するように、調整されている。このような第1のアンテナ回路100’は、例えば、アンテナ120とグランドパターンGPT(図1)との位置関係を工夫することによって、作製可能である。ステップS202では、低周波数帯域のみにおいてインピーダンスの整合状態が実現されていればよいため、アンテナ120の配置の自由度が比較的小さい場合にも、アンテナ120の配置を比較的容易に決定することができる。
ステップS204(図2)では、第1の周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態を維持しつつ、第2の周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態が実現されるように、整合回路が設けられる。この結果、第2のアンテナ回路が作製される。なお、本実施例では、第2の周波数帯域は、高周波数帯域に設定されている。
図3(B)では、ステップS204で作製された第2のアンテナ回路100が示されている。第2のアンテナ回路100では、アンテナ120と直列に接続されたインダクタLaを含む整合回路140が設けられている。なお、第2のアンテナ回路100は、図1に示すアンテナ回路100と等価である。
上記の手順に従えば、2つの周波数帯域の双方においてインピーダンスの整合状態を実現できる整合回路を容易に設計することができるため、アンテナ回路を容易に作製することができる。整合回路の設計手法については、後述する。
なお、本実施例では、第1の周波数帯域は低周波数帯域に設定され、第2の周波数帯域は高周波数帯域に設定されているが、後述するように、第1の周波数帯域が高周波数帯域に設定され、第2の周波数帯域が低周波数帯域に設定されてもよい。
C.アンテナ回路の特性:
図4は、アンテナ回路100’,100の反射特性を示すグラフである。図4(A)は、図3(A)に示す第1のアンテナ回路100’の反射特性を示しており、図4(B)は、図3(B)に示す第2のアンテナ回路100の反射特性を示している。図中、横軸は、周波数(GHz)を示しており、縦軸は、反射(dB)を示している。アンテナ120は、反射が小さな周波数帯域で、換言すれば、リターンロスが小さな周波数帯域で、電波を良好に送受信することができる。
第1のアンテナ回路100’では、低周波数帯域(2.390GHz〜2.500GHz)においてインピーダンスの整合状態が実現されている。このため、図4(A)に示すように、低周波数帯域では、リターンロスが小さく、VSWRの値は2未満となっている。ただし、第1のアンテナ回路100’では、高周波数帯域(4.900GHz〜5.950GHz)におけるインピーダンスの整合状態は実現されていない。このため、図4(A)に示すように、高周波数帯域内にはリターンロスが大きい領域が存在し、該領域では、VSWRの値が2以上となっている。
第2のアンテナ回路100では、低周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が維持されている。このため、図4(B)に示すように、低周波数帯域では、リターンロスが小さく、VSWRの値は2未満となっている。また、第2のアンテナ回路100では、高周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が実現されている。このため、図4(B)に示すように、高周波数帯域でも、リターンロスが小さく、VSWRの値は2未満となっている。
図5は、アンテナ回路100’,100のインピーダンス特性を示すスミスチャート(インピーダンスチャート)である。図5(A)は、低周波数帯域(2.390GHz〜2.500GHz)における2つのアンテナ回路100’,100(図3(A),(B))のインピーダンス特性を示している。図5(B)は、高周波数帯域(4.900GHz〜5.950GHz)における2つのアンテナ回路100’,100のインピーダンス特性を示している。
図5(A),(B)では、第1のアンテナ回路100’のインピーダンス特性を示す曲線が破線で示されており、第2のアンテナ回路100のインピーダンス特性を示す曲線が実線で示されている。また、図5(A),(B)では、各曲線の2つの端点付近には、低周波数側を示す三角印(▲)と、高周波数側を示す四角印(■)と、が示されている。
スミスチャート内の水平線は、レジスタンス成分(インピーダンスの実部)を示している。中心点は本実施例では50Ωを示しており、最左端および最右端の点は、それぞれ、0Ω,∞(無限大)Ωを示している。また、スミスチャート内の領域は、リアクタンス成分(インピーダンスの虚数部)を示している。水平線の上側領域は正のリアクタンス成分を示しており、下側領域は負のリアクタンス成分を示している。
上記の説明から分かるように、特定の周波数におけるアンテナ回路のインピーダンスがスミスチャート内の中心点に位置するとき、該特定の周波数において、アンテナ回路のインピーダンスと伝送回路のインピーダンス(本実施例では50Ω)とは完全に整合していると言える。
第1のアンテナ回路100’では、低周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が実現されている。このため、図5(A)に示すように、低周波数帯域における第1のアンテナ回路100’のインピーダンスは、スミスチャート内の中心点付近に、より具体的には、VSWRの値が2未満となる範囲内に分布している。ただし、第1のアンテナ回路100’では、高周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態は実現されていない。このため、図5(B)に示すように、高周波数帯域内の一部の領域では、第1のアンテナ回路100’のインピーダンスは、チャート内の中心点から比較的離れた位置に、より具体的には、VSWRの値が2以上となる領域に分布している。
第2のアンテナ回路100では、低周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が維持されている。このため、図5(A)に示すように、低周波数帯域における第2のアンテナ回路100のインピーダンスは、VSWRの値が2未満となる範囲内に分布している。また、第2のアンテナ回路100では、高周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が実現されている。このため、図5(B)に示すように、高周波数帯域でも、第2のアンテナ回路100のインピーダンスは、VSWRの値が2未満となる範囲内に分布している。
D.整合回路の設計手法:
図6は、スミスチャート上での対象回路のインピーダンスの変化を示す説明図である。なお、対象回路は、図2のステップS202で得られるアンテナ回路に相当する。図6(A)のスミスチャート(インピーダンスチャート)では、インダクタLまたはコンデンサCが直列に接続されたときの対象回路のインピーダンスの変化が示されている。図6(B)のスミスチャート(アドミタンスチャート)では、インダクタLまたはコンデンサCが並列に接続されたときの対象回路のインピーダンスの変化が示されている。なお、インピーダンスチャートは、通常、インダクタやコンデンサが直列に接続される場合に利用され、アドミタンスチャートは、インダクタやコンデンサが並列に接続される場合に利用される。
図6(A),(B)は、それぞれ、特定の周波数fにおける対象回路のインピーダンスの変化を示しており、コンデンサやインダクタが設けられていない状態(以下、「初期状態」とも呼ぶ)での特定の周波数fにおける対象回路のインピーダンスの値は、Zfである。
図6(A)に示すように、インダクタLが直列に接続される場合には、対象回路のインピーダンスは、インダクタLの値に応じて、レジスタンスの等しい円(等レジスタンス円)RCに沿って右回りに変化する。インダクタLの値が大きくなると、最終的には、対象回路のインピーダンスはチャート内の最右端の点(∞Ω)に至る。また、コンデンサCが直列に接続される場合には、対象回路のインピーダンスは、コンデンサCの値に応じて、等レジスタンス円RCに沿って左回りに変化する。コンデンサCの値が小さくなると、最終的には、対象回路のインピーダンスはチャート内の最右端の点(∞Ω)に至る。
また、図6(B)に示すように、インダクタLが並列に接続される場合には、対象回路のインピーダンスは、インダクタLの値に応じて、コンダクタンスの等しい円(等コンダクタンス円)CCに沿って左回りに変化する。インダクタLの値が小さくなると、最終的には、対象回路のインピーダンスはチャート上の最左端の点(0Ω)に至る。また、コンデンサCが並列に接続される場合には、対象回路のインピーダンスは、コンデンサCの値に応じて、等コンダクタンス円CCに沿って右回り変化する。コンデンサCの値が大きくなると、最終的には、対象回路のインピーダンスはチャート上の最左端の点(0Ω)に至る。
インダクタLが直列接続される場合には、インダクタLのインピーダンスはjωLで表され、インダクタLが並列接続される場合には、インダクタLのインピーダンスは1/jωLで表される。また、コンデンサCが直列接続される場合には、コンデンサCのインピーダンスは1/jωCで表され、コンデンサCが並列接続される場合には、コンデンサCのインピーダンスはjωCで表される。ここで、jは、(−1)1/2であり、ωは、角振動数であり2πfで表される。
周波数fが高い場合(すなわちωが大きい場合)には、対象回路のインピーダンスは、インダクタLが直列に接続されるとき、および、コンデンサCが並列に接続されるときに、比較的変化し易い。また、周波数fが低い場合(すなわちωが小さい場合)には、対象回路のインピーダンスは、インダクタLが並列に接続されるとき、および、コンデンサCが直列に接続されるときに、比較的変化し易い。
対象回路のインピーダンスを所定のインピーダンスと整合させるための整合回路の構成は、上記のような特徴を考慮して決定される。
図7は、整合回路の構成の決定手法を示す説明図である。図7(A)では、高周波数において、対象回路のインピーダンスを所定のインピーダンス(50Ω)に整合させる場合の手法が示されている。図7(B)では、低周波数において、対象回路のインピーダンスを所定のインピーダンス(50Ω)に整合させる場合の手法が示されている。
前述したように、高周波数では、対象回路のインピーダンスは、インダクタLが直列に接続されるとき、および、コンデンサCが並列に接続されるときに、比較的変化し易い。このため、図7(A)では、インダクタLが直列に接続されていると共に、コンデンサCが並列に接続されている。具体的には、コンデンサやインダクタが設けられていない初期状態での高周波数における対象回路のインピーダンスの値は、Zhである。対象回路のインピーダンスは、インダクタLを直列接続することによって、等レジスタンス円に沿って初期状態の値Zhから値Z1へ変化し、コンデンサCを並列接続することによって、等コンダクタンス円に沿って値Z1から値Z2(ほぼ50Ω)に変化する。これにより、対象回路のインピーダンスは、高周波数において、所定のインピーダンス(50Ω)とほぼ整合された状態となる。
なお、対象回路のインピーダンスが、初期状態において、中心点(50Ω)を含む等レジスタンス円上に概ね位置する場合には、コンデンサCは省略可能である。また、対象回路のインピーダンスが、初期状態において、中心点(50Ω)を含む等コンダクタンス円上に概ね位置する場合には、インダクタLは省略可能である。
また、前述したように、低周波数では、対象回路のインピーダンスは、インダクタLが並列に接続されるとき、および、コンデンサCが直列に接続されるときに、比較的変化し易い。このため、図7(B)では、インダクタLが並列に接続されていると共に、コンデンサCが直列に接続されている。具体的には、コンデンサやインダクタが設けられていない初期状態での低周波数における対象回路のインピーダンスの値は、Zlである。対象回路のインピーダンスは、インダクタLを並列接続することによって、等コンダクタンス円に沿って初期状態の値Zlから値Z3へ変化し、コンデンサCを直列接続することによって、等レジスタンス円に沿って値Z3から値Z4(ほぼ50Ω)に変化する。これにより、対象回路のインピーダンスは、低周波数において、所定のインピーダンス(50Ω)とほぼ整合された状態となる。
なお、アンテナ回路のインピーダンスが、初期状態において、中心点(50Ω)を含む等コンダクタンス円上に概ね位置する場合には、コンデンサCは省略可能である。また、アンテナ回路のインピーダンスが、初期状態において、中心点(50Ω)を含む等レジスタンス円上に概ね位置する場合には、インダクタLは省略可能である。
図3(A)の整合回路を備えない第1のアンテナ回路100’では、図5(A)に示すように、低周波数帯域において、インピーダンスの整合状態が実現されている。そして、図3(B)の第2のアンテナ回路100では、インダクタLaが直列接続された整合回路140が設けられている。前述したように、インダクタLaが直列接続される場合には、アンテナ回路のインピーダンスは、高周波数帯域では変化し易いが、低周波数帯域では変化し難い。このため、図5(A)に示すように、整合回路140が追加された後でも、低周波数帯域では、インピーダンスの整合状態が維持されている。また、図5(B)に示すように、整合回路140が追加された後では、高周波数帯域において、インピーダンスの整合状態が実現されている。なお、仮に、インダクタが並列接続される場合には、アンテナ回路のインピーダンスは、低周波数帯域で変化し易く、高周波数帯域で変化し難い。このため、アンテナ回路のインピーダンスは、低周波数帯域で大きく変化し、この結果、低周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態は維持されない。
本実施例では、図5(A)に示すように、第1のアンテナ回路100’のインピーダンスは、低周波数帯域において伝送回路200のインピーダンス(50Ω)とほぼ整合された状態である。そして、図5(B)に示すように、第1のアンテナ回路100’の高周波数帯域におけるインピーダンスは、スミスチャートにおいて、中心点(50Ω)を含む等レジスタンス円上に概ね位置している。このため、本実施例の整合回路140では、アンテナ120と直列に接続されたインダクタLaのみが利用され、コンデンサは利用されていない。
以上説明したように、本実施例では、整合回路が設けられていない状態のアンテナ回路100’のインピーダンスを、低周波数帯域において、伝送手段200のインピーダンスとほぼ整合させている。このため、2つの周波数帯域においてアンテナ回路100のインピーダンスと伝送手段200のインピーダンスとをほぼ整合させることのできる整合回路140を容易に設計することができ、この結果、アンテナ回路100を容易に作製することができる。
E.アンテナ回路の構成例:
以下では、アンテナ回路の種々の構成例を示す。本実施例のステップS202(図2)では、低周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が実現された第1のアンテナ回路100’が準備されている。そして、ステップS204では、低周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態を維持しつつ、高周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態が実現されるように、整合回路が設けられている。整合回路の構成は、整合回路が設けられていない状態での高周波数帯域におけるアンテナ回路のインピーダンスの値に応じて決定される。
図8は、整合回路が設けられていない状態で、インピーダンスの整合状態が低周波数帯域において実現されている場合のアンテナ回路の構成例を示す説明図である。
図8(A)は、図3(B)と同じであり、図8(A)に示すアンテナ回路100では、整合回路140は、アンテナ120と直列に接続されたインダクタLaを備えている。図7(A)で説明したように、この整合回路140は、整合回路が設けられていない状態で、アンテナ回路の高周波数帯域におけるインピーダンスの値が、伝送回路のインピーダンス(本実施例では50Ω)の値を含む等レジスタンス円上に概ね位置する場合に、採用される。
図8(B)に示すアンテナ回路100bでは、整合回路140bは、アンテナ120と並列に接続されたコンデンサCbを備えている。この整合回路140bは、整合回路が設けられていない状態で、アンテナ回路の高周波数帯域におけるインピーダンスの値が、伝送回路のインピーダンスの値を含む等コンダクタンス円上に概ね位置する場合に、採用される。
なお、上記のように、アンテナ120と並列にコンデンサCbを接続する場合には、図1の2つのパターン142,144間にコンデンサCbを配置すればよい。
図8(C)に示すアンテナ回路100cでは、整合回路140cは、アンテナ120と直列に接続されたインダクタLcと、アンテナ120と並列に接続されたコンデンサCcと、を備えている。この整合回路140cは、整合回路が設けられていない状態で、アンテナ回路の高周波数帯域におけるインピーダンスの値が、伝送回路のインピーダンスの値を含む等レジスタンス円および等コンダクタンス円から離れている場合に、採用される。
上記のようにして整合回路を採用すれば、整合回路が設けられていない状態で、インピーダンスの整合状態が低周波数帯域において実現されている場合に、整合回路を比較的簡単に設計することができる。
ところで、ステップS202(図2)では、高周波数帯域においてインピーダンスの整合状態が実現された第1のアンテナ回路が準備されてもよい。この場合には、ステップS204では、高周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態を維持しつつ、低周波数帯域におけるインピーダンスの整合状態が実現されるように、整合回路が設けられる。整合回路の構成は、整合回路が設けられていない状態での低周波数帯域におけるアンテナ回路のインピーダンスの値に応じて決定される。
図9は、整合回路が設けられていない状態で、インピーダンスの整合状態が高周波数帯域において実現されている場合のアンテナ回路の構成例を示す説明図である。
図9(A)に示すアンテナ回路100dでは、整合回路140dは、アンテナ120と並列に接続されたインダクタLdを備えている。図7(B)の説明から分かるように、この整合回路140dは、整合回路が設けられていない状態で、アンテナ回路の低周波数帯域におけるインピーダンスの値が、伝送回路のインピーダンスの値を含む等コンダクタンス円上に概ね位置する場合に、採用される。
図9(B)に示すアンテナ回路100eでは、整合回路140eは、アンテナ120と直列に接続されたコンデンサCeを備えている。この整合回路140eは、整合回路が設けられていない状態で、アンテナ回路の低周波数帯域におけるインピーダンスの値が、伝送回路のインピーダンスの値を含む等レジスタンス円上に概ね位置する場合に、採用される。
図9(C)に示すアンテナ回路100fでは、整合回路140fは、アンテナ120と並列に接続されたインダクタLfと、アンテナ120と直列に接続されたコンデンサCfと、を備えている。この整合回路140cは、整合回路が設けられていない状態で、アンテナ回路の低周波数帯域におけるインピーダンスの値が、伝送回路のインピーダンスの値を含む等コンダクタンス円および等レジスタンス円から離れている場合に、採用される。
上記のようにして整合回路を採用すれば、整合回路が設けられていない状態で、インピーダンスの整合状態が高周波数帯域において実現されている場合に、整合回路を比較的簡単に設計することができる。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例では、第1および第2の導体121,122は、略ミアンダ形状を有しているが、これに代えて、螺旋状などの他の形状を有していてもよい。
また、上記実施例では、アンテナは、分岐した2つの導体121,122を備えているが、これに代えて、1つの導体または分岐した3つ以上の導体を備えていてもよい。
一般には、アンテナは、1つの給電部を有し、第1の周波数帯域と、前記第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域と、で共振すればよい。
(2)上記実施例では、伝送回路200が設けられているが、これに代えて、あるいは、これと共に、整合回路と接続される伝送線路が設けられていてもよい。伝送線路は、例えば、マイクロストリップラインや同軸ケーブルで構成される。
一般には、アンテナは、整合回路を介して、伝送手段と接続されればよい。
(3)上記実施例では、伝送回路200は、2つの周波数帯域において同じインピーダンスを有しているが、これに代えて、2つの周波数帯域において異なるインピーダンスを有していてもよい。この場合にも、上記実施例の手順に従って、アンテナ回路を作製することができる。
通信装置の内部構成の概略を示す説明図である。 アンテナ回路の作製手順を示すフローチャートである。 図2の作製手順に従って作製されるアンテナ回路を模式的に示す説明図である。 アンテナ回路100’,100の反射特性を示すグラフである。 アンテナ回路100’,100のインピーダンス特性を示すスミスチャートである。 スミスチャート上でのインピーダンスの変化を示す説明図である。 整合回路の構成の決定手法を示す説明図である。 整合回路が設けられていない状態で、インピーダンスの整合状態が低周波数帯域において実現されている場合のアンテナ回路の構成例を示す説明図である。 整合回路が設けられていない状態で、インピーダンスの整合状態が高周波数帯域において実現されている場合のアンテナ回路の構成例を示す説明図である。
符号の説明
50…プリント基板
100,200…回路
100’…第1のアンテナ回路
100…第2のアンテナ回路
120…アンテナ
121…第1の導体
122…第2の導体
124…電極
126…パターン
129…サブ基板
140,140b〜140f…整合回路
142…パターン
144…パターン
200…伝送回路
210…アンテナスイッチモジュール
CC…等コンダクタンス円
RC…等レジスタンス円
GPT…グランドパターン

Claims (5)

  1. 伝送手段と接続されるアンテナ装置であって、
    1つの給電部を有し、第1の周波数帯域と、前記第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域と、で共振するアンテナと、
    インダクタとコンデンサとのうちの少なくとも一方を含み、前記アンテナ装置のインピーダンスと前記伝送手段のインピーダンスとを整合させるための整合回路であって、前記伝送手段は前記整合回路を介して前記給電部と接続される、前記整合回路と、
    を備え、
    前記アンテナ装置のインピーダンスは、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合していると共に、前記第2の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合しており、
    前記整合回路が設けられていない仮想状態の前記アンテナ装置のインピーダンスは、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合していることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域よりも低く、
    前記整合回路は、
    前記アンテナと直列に接続された前記インダクタと、前記アンテナと並列に接続された前記コンデンサと、のうちの少なくとも一方を含む、アンテナ装置。
  3. 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域よりも高く、
    前記整合回路は、
    前記アンテナと並列に接続された前記インダクタと、前記アンテナと直列に接続された前記コンデンサと、のうちの少なくとも一方を含む、アンテナ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナは、
    前記給電部と電気的に接続された前記第1の周波数帯域用の第1の導体と、
    前記給電部と電気的に接続された前記第2の周波数帯域用の第2の導体と、
    を備える、アンテナ装置。
  5. 伝送手段と接続されるアンテナ装置の製造方法であって、前記アンテナ装置は、1つの給電部を有し、第1の周波数帯域と、前記第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域と、で共振するアンテナと、インダクタとコンデンサとのうちの少なくとも一方を含み、前記アンテナ装置のインピーダンスと前記伝送手段のインピーダンスとを整合させるための整合回路であって、前記伝送手段は前記整合回路を介して前記給電部と接続される、前記整合回路と、を備える、前記製造方法は、
    (a)前記整合回路が設けられていない状態の前記アンテナ装置のインピーダンスを、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合させる工程と、
    (b)前記整合回路が設けられた状態の前記アンテナ装置のインピーダンスが、前記第1の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合した状態を維持しつつ、前記整合回路が設けられた状態の前記アンテナ装置のインピーダンスが、前記第2の周波数帯域において、前記伝送手段のインピーダンスとほぼ整合するように、前記整合回路を設ける工程と、
    を備えることを特徴とする製造方法。
JP2005039210A 2005-02-16 2005-02-16 アンテナ装置におけるインピーダンスの整合 Pending JP2006229445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005039210A JP2006229445A (ja) 2005-02-16 2005-02-16 アンテナ装置におけるインピーダンスの整合

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005039210A JP2006229445A (ja) 2005-02-16 2005-02-16 アンテナ装置におけるインピーダンスの整合

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006229445A true JP2006229445A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36990427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005039210A Pending JP2006229445A (ja) 2005-02-16 2005-02-16 アンテナ装置におけるインピーダンスの整合

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006229445A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5304220B2 (ja) アンテナ装置、アンテナ装置を含むプリント基板、及びアンテナ装置を含む無線通信装置
US7242364B2 (en) Dual-resonant antenna
US7162264B2 (en) Tunable parasitic resonators
US7187338B2 (en) Antenna arrangement and module including the arrangement
US7728783B2 (en) Antenna structure
US11387559B2 (en) Coupled antenna system for multiband operation
US9577325B2 (en) Compact radiating array for wireless handheld or portable devices
US20100309087A1 (en) Chip antenna device
ES2909442T3 (es) Dispositivo de antena de múltiple entrada y múltiple salida para un terminal y método para realizar una transmisión de señal de antena
US20120032862A1 (en) Antenna arrangement, dielectric substrate, pcb & device
JPWO2002089249A1 (ja) 移動体通信用の広帯域アンテナ
TW201436368A (zh) 調頻天線
US9368858B2 (en) Internal LC antenna for wireless communication device
US20020177416A1 (en) Radio communications device
JP6924283B2 (ja) アンテナ装置及びこのアンテナ装置を含むデバイス
JP3982692B2 (ja) アンテナ装置
TWI782657B (zh) 天線模組
KR101101856B1 (ko) 접지면 공진을 이용한 안테나
US7522936B2 (en) Wireless terminal
JP2006229445A (ja) アンテナ装置におけるインピーダンスの整合
CN117594986B (zh) 一种小型化多频段天线
TWI446627B (zh) 具有表面黏著槽孔天線之行動通訊裝置
KR20020045914A (ko) 유전율을 가지는 매체를 이용한 소형의 안테나 장치
JP2010081370A (ja) アンテナ回路及びそれを用いた無線装置
KR100853994B1 (ko) 메타머티리얼 구조를 이용한 소형 안테나