JP2006224029A - シュレッダー装置およびシュレッダーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 誤って必要な書類を細断しても、細断した書類の書類情報を復元できるシュレッダーシステムを提供する。
【解決手段】 シュレッダー装置10で細断される書類50に記述された書類情報51は、細断する前に情報読取り手段13で読み取られ、読み取られた書類情報31は、ICカード20で暗号化され、データベースサーバ30のデータベース31に暗号情報32として記憶される。書類情報31を復元するときは、クライアントPC40の要求に従い、暗号情報32がデータベースサーバ30からクライアントPC40に送信され、ICカード20を用いて、クライアントPCは暗号情報32を復号し、復号した暗号情報32はプリンター43で出力される。書類情報51は暗号情報32として記憶されるため、記憶されている情報から書類情報51を復元することは困難であり、かつ、ICカード20を所持しない人は書類情報51を復元できない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、廃棄する書類からの情報漏洩を防止するため、不要となった書類を細断するときに使用されるシュレッダー装置に関し、更に詳しくは、細断した書類の情報を復元できるシュレッダーシステム、およびこのシュレッダーシステムで使用されるシュレッダー装置に関する。
従来から、保管期限が切れている等の不要になった書類を廃棄する際、書類に記載された機密情報の漏洩を防止すべく、書類を細断し、書類が復元できないようにするシュレッダー(Shredder)装置が用いられている。
このシュレッダー装置では、一度に複数枚の書類を同時に細断でき利便性が高まっているが、廃棄する書類に必要な書類が紛れ込み、誤って必要な書類をも細断してしまうケースがしばしばある。このため、書類を細断する際に、細断する書類に記載された文字や画像などの情報(以下、書類情報と記す)を読み取り保存し、誤って必要な書類を細断してしまった場合に、細断した書類の書類情報を復元できる機能を備えたシュレッダー装置が開示されている(例えば、特許文献1)
しかしながら、書類情報の復元機能を備えた従来のシュレッダー装置においては、シュレッダー装置を使用して書類を廃棄したとしても、廃棄した書類の情報は平文のままシュレッダー装置に保存されるため、シュレッダー装置内部に記憶された情報から廃棄した書類が容易に復元されてしまう問題がある。加えて、記憶された情報の復元が誰にでも簡単に行えてしまう問題もあった。また、シュレッダー装置を利用している最中は、記憶された情報の復元を行うことができない問題もある。
更には、シュレッダー装置が使用されるごとに記憶する書類情報の情報量が増えるため、書類情報を記憶する記憶装置の容量の問題や記憶装置のメンテナンスの問題なども発生するし、シュレッダー装置は廃棄した書類の書類情報を出力する出力装置をも備えなければならず、シュレッダー装置自体の寸法が大きくなってしまう問題もあった。
特開2004−160313号公報
そこで、本発明は、誤って細断した書類の書類情報を復元できるシュレッダー装置において、記憶した情報から書類情報が容易に復元できず、予め定められた人のみが、廃棄した書類の書類情報を復元することができ、更には、シュレッダー装置を利用している最中においても書類情報の復元が行え、加えて、メンテナンスが容易で多くの書類情報を記憶でき、シュレッダー装置自体の寸法がコンパクトにできるシュレッダー装置およびシュレッダーシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、書類を細断するシュレッダー装置において、前記シュレッダー装置は、前記シュレッダー装置から着脱でき、外部から送信される情報を暗号化/復号する暗号デバイスと、細断される前記書類に記載されている情報である書類情報を読み取る情報読取り手段と、情報をネットワーク上にあるコンピュータに送信し、送信した情報を前記サーバに記憶するネットワーク通信手段と、前記暗号デバイスと電気的に結合するためのインターフェース手段と、を備え、前記シュレッダー装置は、前記書類を細断するときは、前記情報読取り手段が読み取った前記書類情報を、前記インターフェース手段から前記暗号デバイスに送信し、前記暗号デバイスを用いて前記書類情報を暗号化した暗号情報を生成し、前記ネットワーク通信手段は、前記暗号デバイスから取得した前記暗号情報を前記コンピュータに送信し記憶するともに、前記コンピュータに記憶した前記暗号情報を特定する情報であるインデックス情報を前記暗号デバイスに記憶することを特徴とするシュレッダー装置である。
好ましくは、第1の発明においては、前記暗号デバイスはICカードであり、前記シュレッダー装置に備えられたインターフェース手段は、ICカードとデータ通信するカードリーダであることが望ましい。
上述した第1の本発明によれば、細断した前記書類の前記書類情報は、暗号化された状態で前記コンピュータに記憶されるため、前記コンピュータに記憶された前記暗号情報から書類情報を容易に復元することはできない。また、前記暗号情報を記憶する装置(ここでは、前記コンピュータ)を前記シュレッダーから分離させることで、メンテナンスが容易で多くの前記暗号情報を記憶できるようになる。
上述した課題を解決する第2の発明の第1の態様は、第1の発明に記載した前記シュレッダー装置を用い、細断された書類に記載されていた書類情報を復元するシュレッダーシステムであって、前記シュレッダーシステムは、前記シュレッダー装置と、前記シュレッダー装置から送信される情報を記憶する情報記憶手段を備えたサーバコンピュータと、前記サーバコンピュータから情報が送信されるクライアントコンピュータとから構成され、前記シュレッダー装置、前記サーバコンピュータおよび前記クライアントコンピュータはそれぞれネットワークを介して接続され、前記シュレッダーシステムで前記書類が細断されるときは、前記シュレッダー装置は、前記書類情報を暗号化した情報である暗号情報を前記サーバコンピュータに送信し、前記サーバコンピュータは、前記サーバコンピュータの前記情報記憶手段に送信された前記暗号情報を記憶し、前記シュレッダー装置は、前記サーバコンピュータに記憶した前記暗号情報を特定する情報であるインデックス情報を、前記シュレッダー装置から着脱でき、外部から送信される情報を暗号化/復号する機能を有する暗号デバイスに記憶し、前記シュレッダーシステムで前記書類情報を復元するときは、前記クライアントサーバは、前記暗号デバイスから復元する前記書類情報に対応する前記インデックス情報を読取り、前記サーバコンピュータから前記インデックス情報に対応する前記暗号情報を取得し、前記暗号デバイスを用いて取得した前記暗号情報を復号し、情報出力装置に復号した前記暗号情報を出力することで、細断された前記書類の前記書類情報を復元する。
更に、第2の発明の第2の態様は、第1の態様に記載したシュレッダーシステムにおいて、前記暗号デバイスはユーザを認証するユーザ認証手段を備え、少なくとも、前記暗号デバイスは、前記ユーザ認証手段が前記クライアントサーバのユーザの認証に成功した場合のみ、前記クライアントサーバから送信される前記暗号情報を復号することを特徴とするシュレッダーシステムである。
更に、第2の発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様に記載したシュレッダーシステムにおいて、前記サーバコンピュータには、前記情報記憶手段に記憶した前記暗号情報を前記クライアントコンピュータに送信できる送信可能回数が定められ、前記サーバコンピュータは、前記暗号情報ごとにを前記クライアントコンピュータに送信した回数を示す送信実施回数を記憶し、前記サーバコンピュータは、前記送信実施回数が前記送信可能回数を超えた場合は、前記送信実施回数に対応する前記暗号情報を前記クライアントサーバに送信しないことを特徴とするシュレッダーシステムである。
上述した第2の発明によれば、前記シュレッダー装置で誤って細断された前記書類の前記書類情報は、前記クライアントサーバで復元でき、前記シュレッダー装置を利用している最中においても前記書類情報の復元が行える。また、前記書類情報の復元には、前記暗号デバイスが必要になるため、前記暗号デバイスを所持するユーザ以外の人は、前記書類情報を復元することができない。加えて、前記暗号デバイスはユーザを認証するユーザ認証手段を備えることで、前記暗号デバイスの不正な使用を防止することができる。更に、データベースサーバが、前記暗号情報を送信できる前記送信可能回数を設けることで、前記暗号情報を不正に繰り返し送信されることを防げる。
上述した本発明によれば、誤って細断した書類の書類情報を復元できるシュレッダー装置において、記憶した情報から書類情報が容易に復元できず、予め定められた人のみが、廃棄した書類の書類情報を復元することができ、更には、シュレッダー装置を利用している最中においても書類情報の復元が行え、加えて、メンテナンスが容易で多くの書類情報を記憶でき、シュレッダー装置自体の寸法がコンパクトにできるシュレッダー装置およびシュレッダーシステムを提供できる。
本発明に係るシュレッダーシステムについて、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係るシュレッダーシステムの構成図である。図1に示したように、本発明に係るシュレッダーシステムは、不要となった書類を細断し、暗号デバイスであるICカード20を用いて、細断した書類の書類情報を暗号化した情報である暗号情報を生成するシュレッダー装置10と、シュレッダーシステムのユーザが所持するICカード20と、シュレッダー装置10から暗号情報が送信され、この暗号情報を記憶するデータベースサーバ30と、データベースサーバ30に記憶された暗号情報をICカード20を用いて復号し、復号した暗号情報をプリンター43などの情報出力装置に出力するクライアントコンピュータ40(以下、クライアントPC)とから構成され、シュレッダー装置10、データベースサーバ30およびクライアントPC40はLAN60(Local Area Network)を介して接続されている。
図2は、本発明を適用したシュレッダーシステムのブロック図である。ここから、図2を参照しながら、図1のシュレッダーシステムを構成するシュレッダー装置10、ICカード20、データベースサーバ30およびクライアントPC40について詳細に説明する。
<シュレッダー装置およびICカードの説明>
シュレッダー装置10のユーザは、ユーザを認証する機能と外部から送信される情報を暗号化/復号する機能とを有し、シュレッダー装置10に装着されるICカード20を所持し、シュレッダー装置10には、書類50を細断する機能を有する書類細断手段14と、細断する書類50に記述された書類情報51を読取る機能を有する情報読取り手段13と、細断する書類50を一枚づつシュレッダー装置10の内部にフィードする機能を有するフィード手段12と、ICカード20とデータ通信する機能を有するカードリーダ15(以降、カードリーダSHと記載)と、情報を表示する機能や情報を入力する機能などを有する操作手段17と、LANを経由してデータベースサーバ30に情報を送信し、データベースサーバ30に情報を記憶する機能を備えたネットワーク通信手段16と、上述したこれらの手段を制御する機能を有する制御手段11とが備えられている。
シュレッダー装置10に備えられた書類50を細断する機能を有する書類細断手段14は、通常のスキャナーが有する書類細断機構、すなわち、一対もしくは一対以上のロール状のカッター刃と、このロール状のカッター刃を駆動するモータなどで実現される。
細断する書類50に記述された書類情報51を読取る機能を有する情報読取り手段13は、細断する書類50に記述された書類情報51を読取り、読み取った書類情報51をデジタル情報に変換する手段で、コンピュータ装置の周辺機器であるスキャナー(scanner)と同じ機構で実現される。好ましくは、情報読取り手段13は細断される書類50の両面をスキャンできることが望ましい。何故なら、プリンターの技術が進歩し、パーソナルコンピュータなどからプリントアウトされる書類50の両面に情報が印刷されていることが多いからである。
細断する書類50を一枚づつシュレッダー装置10内部にフィードする機能を有するフィード手段12は、市販されているプリンターやコピー機に備えられたフィーダーと同じ機構で実現される。ICカード20とデータ通信する機能を有するカードリーダSH15は、ユーザが所持するICカード20に対応していればよい。
LAN60を経由してデータベースサーバ30に情報を送信し、データベースサーバ30に情報を記憶する機能を備えたネットワーク通信手段16は、LAN60に接続されたデータベースサーバ30のアドレス(例えば、IPアドレス)を記憶し、制御手段11から指示された情報をこのアドレスで示されるデータベースサーバ30に送信し記憶する。
情報を表示する機能や情報を入力する機能などを有する操作手段17には、ユーザのユーザ認証を行うための情報で、カードリーダSH15を介してICカード20に送信されるユーザ認証情報を入力する機能(例えば、テンキーなど)や、シュレッダー装置10を動作開始または動作停止させるボタンなどを有している。
シュレッダー装置10全体の動作を制御する機能を有する制御手段11は、コンピュータに備えられるCPU(Central Processing Unit)ボードなどで実現され、これまで述べた各手段を制御し、本発明に係るシュレッダー装置10の機能を実現する。
図3は、シュレッダー装置10のユーザが所持するICカード20を説明する図である。図3(a)はICカード20の斜視図で、ICカード20はキャッシュカードやクレジットカードと同じ大きさのプラスチック製カードにICモジュールがエンベットされたカードで、本実施の形態においてICカード20は接触型ICカードとしている。
図3(b)はICカード20のブロック図で、ICカード20は暗号鍵21を記憶し、外部装置から送信された情報を、この暗号鍵21を用いて暗号化/復号する暗号復号手段22と、ICカード20の所有者をユーザ認証するユーザ認証手段23とを備える。ICカード20には、外部装置から送信されたユーザ認証情報の認証に成功した場合のみ、暗号復号手段22は外部装置から送信された情報を、暗号鍵21を用いて復号することができる。このような仕組みは、例えば、JICSAP規格に記載されたセキュリティ管理の技術によって実現される。
ICカード20の暗号復号手段22および暗号鍵21に適用する暗号アルゴリズムについて、本発明は何ら制約するものではないが、シュレッダー装置10の処理速度を考慮するとDES(Data Encryption Standard)もしくはトリプルDESが望ましい。また、ICカード20のユーザ認証手段23に適用するユーザ認証方法についても制約はなく、PIN(Personal Identification Number)を照合する認証方法や、PKI(Public Key Infrastructure)を利用した認証方法、更には、所有者の生体情報を利用した認証方法などで実現される。
これまで述べた構成でシュレッダー装置10は、フィード手段12から送られる書類50に記載された書類情報51を情報読取り手段13で読取り、書類情報51が読み取られた書類50を書類細断手段14で細断する。また、情報読取り手段13で読み取られた書類情報51は、カードリーダSH15を介してICカード20に送信され、ICカード20の暗号復号手段22は送信された書類情報51を暗号化した暗号情報32を生成し、生成した暗号情報32をシュレッダー装置10に返信する。シュレッダー装置10のネットワーク通信手段16は、ICカード20から取得した暗号情報32をデータベースサーバ30に送信し記憶する。
<データベースサーバ>
ここから、シュレッダーシステムを構成するデータベースサーバ30について説明する。本発明のシュレッダーシステムにおいては、書類情報51が暗号化された暗号情報32を記憶する記憶装置の容量や記憶装置のメンテナンスの問題などを回避するために、LAN60上のデータベースサーバ30に暗号情報32を記憶する。データベースサーバ30は、シュレッダー装置10から送信される暗号情報32を記憶するデータベース31を有し、クライアントPC40からの要求に基づいて、データベース31に記憶した暗号情報32をクライアントPC40へ送信するサーバーである。
データベースサーバ30は、上述したシュレッダー装置10から暗号情報32を受取ると、それぞれの暗号情報32を識別するための情報であるインデックス情報24を付加し、暗号情報32をデータベース31に記憶する。そして、データベースサーバ30は、記憶した暗号情報32に付加したインデックス情報24をシュレッダー装置10に返送し、シュレッダー装置10はデータベースサーバ10から送信されたインデックス情報24をICカード20に記憶する。
データベースサーバ30のデータベース31に記憶された暗号情報32は、細断された書類50の書類情報51を復元するときに、データベースサーバ30からクライアントPC40に送信され、クライアントPC40にて復元される。ICカード20に記憶されたインデックス情報24は、復元する書類情報51を特定するときに使用される。
<クライアントPC>
ここから、シュレッダーシステムを構成するクライアントPC40について説明する。クライアントPC40は、データベースサーバ30のデータベース31に記憶された暗号情報32を復号することで、細断された書類50の書類情報51を復元する。クライアントPC40は、上述した機能を実現するために、情報復元手段42とカードリーダ41(これ以降、カードリーダPと記載)とを備え、情報復元手段42はクライアントPC40を動作させるためのプログラム(アプリケーション)で実現される。
クライアントPC40に備えられた情報復元手段42は、細断された書類50の書類情報51を復元するために、カードリーダP41に装着されたICカード20から、復元する書類情報51に対応するインデックス情報24を読出し、データベースサーバ30のデータベース31から、このインデックス情報24に対応した暗号情報32を取得する。
そして、情報復元手段42は、暗号情報32をデータベースサーバ30から取得すると、カードリーダP41を介して暗号情報32をICカード20に送信し、ICカード20から復号された情報を得ることで、細断された書類50の書類情報51を復元する。復元された書類情報51は、プリンター43などの、クライアントPC40に備えられた情報出力装置に出力される。なお、ICカード20を用いて暗号情報32を復号するときに、ICカード20に備えられたユーザ認証手段23を用いていて、暗号情報32を復号するユーザは認証される。
<細断する書類情報を記憶する動作>
ここから、シュレッダー装置10が細断する書類50の書類情報51を読取り、書類情報51を暗号化した暗号情報32をデータベースサーバ30に記憶する動作について詳細に詳細に説明する。図4は、この手順を示したフロー図である。
シュレッダー装置10が細断する書類50の書類情報51をデータベースサーバ30に記憶する手順の最初のステップS10は、シュレッダー装置10のカードリーダSH15にICカード20が装着されるステップである。ICカード20がシュレッダー装置10に装着されないと、シュレッダー装置10はこの手順を実行しない。好ましくは、シュレッダー装置10にICカード20が挿入されることで、フィード手段12に積載された書類50の細断が自動的に開始されることが望ましいが、シュレッダー装置10にICカード20が挿入されていない場合は、細断する書類50の書類情報51を記憶する手順を踏まずに、書類50の細断のみが実行される仕組みを設けることも可能である。
次のステップS11は、フィード手段12から一枚づつフィードされる書類50の書類情報51を情報読取り手段13が読取るステップである。次のステップS12は、ICカード20を用いて、情報読取り手段13が読み取った書類情報51を暗号化し、暗号情報32を生成するステップである。情報読取り手段13が読み取った書類情報51は、カードリーダSH15を介してICカード20に送信され、ICカード20の暗号復号手段22は、暗号鍵21を用いて送信された書類情報51を暗号化し暗号情報32を生成する。なお、ICカード20は、送信された書類情報51を暗号化する前に、ユーザ認証手段23を用いてユーザの認証を要求してもよい。
なお、一般的に、一枚の書類50を読み取る時間よりも、一枚の書類50に記述された書類情報51をICカード20で暗号化する時間が長いため、書類50の細断処理速度を向上させるために、情報読取り手段13が読み取った書類情報51を一時的にバッファに格納し、バッファに格納された書類情報51がICカード20に送信されることが望ましい。
次のステップS13は、暗号情報32をデータベースサーバ30に送信し、データベースサーバ30のデータベース31に記憶するステップである。暗号情報32がシュレッダー装置10から送信されデータベースサーバ30に記憶されるときは、データベース31に記憶した暗号情報32を特定できるインデックス情報24(例えば、記憶した日時を含むファイル名など)が、データベースサーバ30からシュレッダー装置10のネットワーク通信手段16に送信され、シュレッダー装置10の制御手段11はICカード20にこのインデックス情報24を記憶する。このステップS13をもって、シュレッダー装置10が細断する書類50の書類情報51をデータベースサーバ30に記憶する手順は終了する。
<記憶した書類情報を復元する動作>
次に、データベースサーバ30に記憶された暗号情報32を復号することで、細断された書類情報51を復元する手順について、図を参照しながら詳細に説明する。図5は、細断された書類50の書類情報51を復元する手順を示したフロー図である。
記憶した書類情報51を出力する最初のステップS20は、クライアントPC40のカードリーダP41にICカード20が装着されるステップである。次のステップS21は、クライアントPC40が、細断された書類50の書類情報51を復元するユーザを認証するステップである。ユーザはクライアントPC40にユーザ認証情報を入力し、入力されたユーザ認証情報はカードリーダP41を介してICカード20に送信され、ICカード20のユーザ認証手段23は送信されたユーザ認証情報を認証する。
例えば、ICカード20に備えられたユーザ認証手段23がPIN認証ならば、クライアントPC40に備えられたキーボード等の数値入力機構などからユーザのPINは入力され、ICカード20は入力されたPINを認証する。また、ICカード20に備えられたユーザ認証手段23が指紋認証ならば、クライアントPC40に備えられた指紋入力センサがユーザの指紋情報を読取り、ICカード20は入力された指紋情報を認証する。
そして、ICカード20のユーザ認証手段23がユーザ認証に成功した場合はステップS22に進み、ユーザ認証に失敗した場合は、細断された書類50の書類情報51を復元する手順は中止される(ステップS22)。
ICカード20のユーザ認証手段23がユーザ認証に成功した場合に実行されるステップS23は、ユーザが復元する書類情報51を指定するステップである。クライアントPC40のカードリーダP41は、ICカード20に記憶されているインデックス情報24をすべて読取り、読み取ったインデックス情報24をクライアントPC40のディスプレイに表示する。ユーザは、復元する書類情報51に対応するインデックス情報24をマウス等のポインティングデバイスを用いて選択し、選択されたインデックス情報24はクライアントPC40からデータベースサーバ30に送信される。
次のステップS24は、ステップS23で指定されたインデックス情報24に対応する暗号情報32を、データベースサーバ30がクライアントPC40に送信するステップである。次のステップS25は、クライアントPC40はデータベースサーバ30から暗号情報32を受信すると、ICカード20を用いてこの暗号情報32を復号することで、書類情報51を復元するステップである。次のステップS26は、クライアントPC40が復元した書類情報51を情報出力装置で出力するステップである。例えば、情報出力装置がプリンターならば復号された書類情報51は紙にプリントアウトされ、情報出力手段がディスプレイならば復号された書類情報51はディスプレイに表示される。
なお、他の実施の形態としては、データベースサーバ30は、データベース31に記憶された暗号情報32をクライアントPC40に送信できる回数(以下、送信可能回数)を事前に定め、データベース31に記憶されている各々の暗号情報32について、各々の暗号情報32をクライアントPC40に送信した回数(以下、送信実施回数)を記憶し、送信実施回数が送信可能回数を超えたときは、送信実施回数が送信可能回数を超えた暗号情報32を送信しない機能が備えられていることが望ましい。この機能を備えることで、データベースサーバ30からクライアントPC40に、不正に繰り返し書類情報51が送信されることを防ぐことが出来る。
<シュレッダー装置の実施例>
図6および図7は、本発明に係るシュレッダー装置100を説明する図である。図6はシュレッダー装置100の構成図で、図6はシュレッダー装置100の内部構造を説明する図である。図6に示したように、シュレッダー装置100の正面にはICカード200を挿入するICカード挿入口151があり、シュレッダー装置100の上面には、書類情報510が記述された書類500を一枚づつシュレッダー装置100に挿入するフィーダー120が備えられている。このフィーダー120は、プリンター等に備えらているフィーダーと同じ機構で実現される。
また、図6に示したように、シュレッダー装置100の内部には、書類500の両面の書類情報510を読み取るスキャナー130と、書類細断機構として2本のロール刃140と、ICカード200とデータ通信する組み込み型のカードリーダ150と、シュレッダー装置100全体を制御するコンピュータ110を備え、コンピュータ110にはネットワーク通信が行えるネットワーク通信装置160を有している。
ユーザが、シュレッダー装置100を利用し書類500を細断するときは、ユーザはフィーダー120に書類500を積載し、ICカード挿入口151にICカード200を挿入し、カードリーダ150にICカード200を装着する。ICカード200がシュレッダー装置100に装着されると、自動的にフィーダー120から一枚づつシュレッダー装置100に書類500がフィードされる。
フィードされた書類500の書類情報510はスキャナー130で読み取られ、書類情報510が読み取られた書類500はロール刃140で細断される。スキャナー130で読み取られた書類情報500は、上述した手順でICカード200を用いて暗号化された後、ネットワーク通信装置160で、接続されているネットワーク(好ましくはLAN)上のサーバに送信され記憶される。
シュレッダーシステムの構成図。 シュレッダーシステムのブロック図。 ICカードを説明する図。 細断した書類の書類情報を記憶する手順を示したフロー図。 細断した書類の書類情報を復元する手順を示したフロー図。 シュレッダー装置の外観図。 シュレッダー装置の内部構図。
符号の説明
10 シュレッダー装置
11 制御手段
12 フィード手段
13 情報読取り手段
14 書類細断手段
15 カードリーダ
16 ネットワーク通信手段
17 操作手段
20 ICカード
21 暗号鍵
22 暗号復号手段
23 ユーザ認証手段
30 データベースサーバ
31 データベース
32 暗号情報
40 クライアントPC
41 カードリーダ
42 情報復元手段
43 プリンター
50 細断される書類
51 細断させる書類の書類情報

Claims (5)

  1. 書類を細断するシュレッダー装置において、前記シュレッダー装置は、前記シュレッダー装置から着脱でき、外部から送信される情報を暗号化/復号する暗号デバイスと、細断される前記書類に記載されている情報である書類情報を読み取る情報読取り手段と、情報をネットワーク上にあるコンピュータに送信し、送信した情報を前記サーバに記憶するネットワーク通信手段と、前記暗号デバイスと電気的に結合するためのインターフェース手段と、を備え、
    前記シュレッダー装置は、前記書類を細断するときは、前記情報読取り手段が読み取った前記書類情報を、前記インターフェース手段から前記暗号デバイスに送信し、前記暗号デバイスを用いて前記書類情報を暗号化した暗号情報を生成し、前記ネットワーク通信手段は、前記暗号デバイスから取得した前記暗号情報を前記コンピュータに送信し記憶するともに、前記コンピュータに記憶した前記暗号情報を特定する情報であるインデックス情報を前記暗号デバイスに記憶することを特徴とするシュレッダー装置。
  2. 請求項1に記載のシュレッダー装置において、前記暗号デバイスはICカードであり、前記シュレッダー装置に備えられたインターフェース手段は、ICカードとデータ通信するカードリーダであること特徴とするシュレッダー装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシュレッダー装置を用い、細断された書類に記載されていた書類情報を復元するシュレッダーシステムであって、前記シュレッダーシステムは、前記シュレッダー装置と、前記シュレッダー装置から送信される情報を記憶する情報記憶手段を備えたサーバコンピュータと、前記サーバコンピュータから情報が送信されるクライアントコンピュータとから構成され、
    前記シュレッダー装置、前記サーバコンピュータおよび前記クライアントコンピュータはそれぞれネットワークを介して接続され、
    前記シュレッダーシステムで前記書類が細断されるときは、前記シュレッダー装置は、前記書類情報を暗号化した情報である暗号情報を前記サーバコンピュータに送信し、前記サーバコンピュータは、前記サーバコンピュータの前記情報記憶手段に送信された前記暗号情報を記憶し、前記シュレッダー装置は、前記サーバコンピュータに記憶した前記暗号情報を特定する情報であるインデックス情報を、前記シュレッダー装置から着脱でき、外部から送信される情報を暗号化/復号する機能を有する暗号デバイスに記憶し、
    前記シュレッダーシステムで前記書類情報を復元するときは、前記クライアントサーバは、前記暗号デバイスから復元する前記書類情報に対応する前記インデックス情報を読取り、前記サーバコンピュータから前記インデックス情報に対応する前記暗号情報を取得し、前記暗号デバイスを用いて取得した前記暗号情報を復号し、情報出力装置に復号した前記暗号情報を出力することで、細断された前記書類の前記書類情報を復元することを特徴とするシュレッダーシステム。
  4. 請求項3に記載のシュレッダーシステムにおいて、前記暗号デバイスはユーザを認証するユーザ認証手段を備え、少なくとも、前記暗号デバイスは、前記ユーザ認証手段が前記クライアントサーバのユーザの認証に成功した場合のみ、前記クライアントサーバから送信される前記暗号情報を復号することを特徴とするシュレッダーシステム。
  5. 請求項3または請求項4に記載のシュレッダーシステムにおいて、前記サーバコンピュータは、前記情報記憶手段に記憶した前記暗号情報を前記クライアントコンピュータに送信できる送信可能回数が定められ、前記サーバコンピュータは、前記暗号情報ごとにを前記クライアントコンピュータに送信した回数を示す送信実施回数を記憶し、前記サーバコンピュータは、前記送信実施回数が前記送信可能回数を超えた場合は、前記送信実施回数に対応する前記暗号情報を前記クライアントサーバに送信しないことを特徴とするシュレッダーシステム。

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