JP2006223549A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CPU41aは、1ゲーム毎にRAM41cの未使用領域及び未使用スタック領域を初期化する。また、電断割込処理またはタイマ割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理の割込を禁止し、電断割込処理の割込タイミングとタイマ割込処理の割込タイミングとが同時となった場合には、電断割込処理を優先して実行するとともに、タイマ割込処理の実行中に電圧低下信号が入力された場合には、当該タイマ割込処理の終了を待って電断割込処理を実行する。
【選択図】 図3
Description
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
信号が入力されることにより外部割込を発生させる割込入力端子と、通常入力端子と、を有するマイクロコンピュータにて構成され、遊技の制御を行うメイン制御手段を搭載したメイン制御基板と、
前記メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段を搭載したサブ制御基板と、
前記スロットマシンで用いられる所定の電力の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているときに電断信号を出力する電断検出手段と、
前記メイン制御基板と前記サブ制御基板とを通信可能に接続する中継基板と、
を備え、
前記電断検出手段は、前記電断信号を前記マイクロコンピュータの前記割込入力端子及び前記通常入力端子の双方に出力し、
前記メイン制御手段は、
データを読み出し及び書き込み可能に記憶する記憶領域を有し、電力供給が停止しても該記憶領域に記憶されているデータを保持することが可能な記憶手段であり、前記記憶領域として前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが記憶されるワーク領域と、前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータの読み出し及び書き込みが行われることのない未使用領域と、が少なくとも割り当てられたメインデータ記憶手段と、
前記メインデータ記憶手段における記憶領域の少なくとも一部を初期化する初期化手段と、
電力供給が開始されたときに、前記メインデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるメイン制御状態復帰処理を実行するメイン制御状態復帰処理手段と、
予め定められた単位時間毎に実行中の処理に割り込んでタイマ割込処理を実行するタイマ割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理にて実行する処理を、遊技者の操作を検出する操作検出手段の入力状態を監視して該入力状態を示す入力情報を前記メインデータ記憶手段に記憶する処理を含む複数種類のうちから該タイマ割込処理の実行回数に応じて選択する処理選択手段と、
前記外部割込の発生に応じて、電力供給が開始されたときに前記メイン制御状態復帰手段が前記メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための電断処理を含む電断時割込処理を実行する電断時割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理または前記電断時割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理を禁止する多重割込禁止手段と、
前記タイマ割込処理にて記憶した入力情報を読み出し、該読み出した入力情報に基づいて遊技の進行に応じた複数の制御状態を段階的に移行させることにより1ゲームの制御を行う基本処理を実行する基本処理実行手段と、
前記基本処理において遊技の進行に応じた前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記タイマ割込処理にて実行される処理により、前記制御情報生成手段にて生成された制御情報を前記サブ制御手段に対して送信する制御情報送信手段と、
を含み、
前記サブ制御手段は、
該サブ制御手段が動作を行うためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するとともに、電力供給が停止しても記憶されているデータを保持することが可能なサブデータ記憶手段と、
電力供給が開始されたときに、前記サブデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるサブ制御状態復帰処理を実行するサブ制御状態復帰処理手段と、
電力供給が開始されたときに前記サブ制御状態復帰手段が前記サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理を含む定期処理を所定の単位時間毎に実行する定期処理実行手段と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用領域を1ゲーム毎に初期化し、
前記電断時割込処理実行手段は、
前記タイマ割込処理の割込タイミングと同時に前記外部割込が発生したときに、該外部割込の発生に伴う前記電断時割込処理を前記タイマ割込処理よりも優先して実行し、
前記タイマ割込処理の実行中において前記外部割込が発生したときに、該実行中のタイマ割込処理の終了を待って前記電断時割込処理を実行するとともに、
前記電断時割込処理において前記通常入力端子を監視し、前記電断信号が入力されているか否かを判定し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていると判定したときに、前記電断処理を実行し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていないと判定したときに、前記電断処理を行わずに割込元の処理に復帰させる、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、メインデータ記憶手段における未使用領域が1ゲーム毎に初期化されるので、メインデータ記憶手段の未使用領域を利用して不正プログラムを格納させても、当該不正プログラムが常駐してしまうことを防止できる。
また、メイン制御基板とサブ制御基板とが中継基板を介して通信可能に接続されており、メイン制御基板にサブ制御基板が直接接続されていないので、制御情報の送信線等からメイン制御手段に対して外部から不正な信号が入力され、遊技の制御に影響を与えられてしまうことを防止できる。
また、電断時割込処理またはタイマ割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理の割込が禁止されるので、タイマ割込処理の実行中に電断信号が検出された場合でも2重に割込が生じることがなく、メイン制御手段の制御負荷が増大してしまったりデータの整合性がとれなくなってしまうことを防止できる。特に、制御情報の送信中に電断信号の検出による外部割込が生じて当該制御情報の送信が阻害されることなく、メイン制御手段が停止する前に正常に送信を完了させることができる。また、電断時割込処理の割込タイミングとタイマ割込処理の割込タイミングとが同時となった場合には、電断時割込処理を優先して実行するとともに、タイマ割込処理の実行中に電断信号が検出された場合には、当該タイマ割込処理の終了を待って電断時割込処理が実行されるようになっており、多重割込を防止しつつも極力早い段階で電断処理が行われるようになるため、メイン制御手段が停止する前に電断処理を確実に行うことができる。
また、メイン制御手段からの制御情報に依存せずに、サブ制御手段の制御状態を停電前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理(停電処理)が定期的に実行されるので、従来のように停電を示す制御情報の送信が正常に受信できないことによって停電処理が行えなくなってしまうようなことがなく、サブ制御手段の制御状態を正常にバックアップすることができる。
また、割込入力端子に電断信号が入力されることによる外部割込に応じて電断時割込処理が実行されるが、電断時割込処理では、電断処理(停電処理)が行われる前に通常入力端子に電断信号が入力されているか否かが判定され、通常入力端子に電断信号が入力されていると判定された場合に電断処理が行われるのに対して、通常入力端子に電断信号が入力されていないと判定された場合には、元の処理に復帰することとなる。すなわち、電断信号を割込入力端子と通常入力端子との2系統の端子に入力し、割込入力端子に電断信号が入力されたことを契機に電断時割込処理が実行されても、電断処理が実行される前に通常入力端子に電断信号が入力されているか否かが判定され、通常入力端子にも電断信号が入力されていて初めて電断処理が実行されるようになっており、電断を誤って検出した場合には、電断処理が行われてしまうことが防止できるので、電断を誤って検出することに伴い、必要以上に長い間メイン制御手段の制御が中断されたり、必要以上に負荷がかかってしまうことを防止できる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、メインデータ記憶手段は、メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータに内蔵されていても良いし、マイクロコンピュータの外部に備えていても良い。
また、初期化手段は、メインデータ記憶手段における未使用領域を1ゲーム毎に初期化するものであれば良く、1ゲームのうちのいずれかのタイミング(例えば、ゲーム開始時や終了時、1ゲーム毎に必ず実行される処理の実行時等)で少なくとも1回は、メインデータ記憶手段における未使用領域を初期化するものであれば良い。
また、前記スロットマシンで用いられる所定の電力の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているときとは、例えば、直流電圧を監視し、当該電圧が電断を判断するために定められた閾値以下となったとき、またはその期間が一定期間継続したときや、交流電圧を監視し、交流電圧の波形の乱れを検出したとき、またはその期間が一定期間継続したとき、等であり、停電を検出できるものであればその他の条件であっても良い。
前記メインデータ記憶手段の記憶領域には、前記ワーク領域及び前記未使用領域に加えてデータを一時的に格納することが可能なスタック領域が割り当てられており、
前記メイン制御手段は、
前記マイクロコンピュータが使用中のデータを前記スタック領域に退避するデータ退避手段と、
前記退避手段により前記スタック領域に退避したデータを前記マイクロコンピュータが使用するデータとして復帰させるデータ復帰手段と、
前記スタック領域のうち前記データ退避手段により退避したデータが記憶されていない未使用スタック領域を特定する未使用スタック領域特定手段と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用領域に加えて前記未使用スタック領域特定手段により特定される未使用スタック領域も1ゲーム毎に初期化する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、メインデータ記憶手段における未使用領域に加えてスタック領域における未使用スタック領域も1ゲーム毎に初期化されるので、メインデータ記憶手段においてその時点で使用されていない全ての領域が1ゲーム毎に初期化されることとなり、例え、未使用領域を利用せずに未使用スタック領域を利用して不正プログラムを格納させようとしても、当該不正プログラムが常駐してしまう余地を無くすことができるので、不正プログラムが常駐してしまうことを一層確実に防止できるとともに、例えば、未使用スタック領域に不正なデータ(不正プログラムが指定するアドレス等)を加え、データの復帰時にマイクロコンピュータを誤作動させることでレジスタ等を不正なものに書き換えてしまうことにより、本来のプログラムとは異なる動作を行わせてしまうような不正も防止できる。
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
信号が入力されることにより外部割込を発生させる割込入力端子と、通常入力端子と、を有するマイクロコンピュータにて構成され、遊技の制御を行うメイン制御手段を搭載したメイン制御基板と、
前記メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段を搭載したサブ制御基板と、
前記スロットマシンで用いられる所定の電力の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているときに電断信号を出力する電断検出手段と、
前記メイン制御基板と前記サブ制御基板とを通信可能に接続する中継基板と、
を備え、
前記電断検出手段は、前記電断信号を前記マイクロコンピュータの前記割込入力端子及び前記通常入力端子の双方に出力し、
前記メイン制御手段は、
データを読み出し及び書き込み可能に記憶する記憶領域を有し、電力供給が停止しても該記憶領域に記憶されているデータを保持することが可能な記憶手段であり、前記記憶領域として前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが記憶されるワーク領域と、データを一時的に格納することが可能なスタック領域と、が少なくとも割り当てられたメインデータ記憶手段と、
前記マイクロコンピュータが使用中のデータを前記スタック領域に退避するデータ退避手段と、
前記退避手段により前記スタック領域に退避したデータを前記マイクロコンピュータが使用するデータとして復帰させるデータ復帰手段と、
前記スタック領域のうち前記データ退避手段により退避したデータが記憶されていない未使用スタック領域を特定する未使用スタック領域特定手段と、
前記メインデータ記憶手段における記憶領域の少なくとも一部を初期化する初期化手段と、
電力供給が開始されたときに、前記メインデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるメイン制御状態復帰処理を実行するメイン制御状態復帰処理手段と、
予め定められた単位時間毎に実行中の処理に割り込んで実行するタイマ割込処理を実行するタイマ割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理にて実行する処理を、遊技者の操作を検出する操作検出手段の入力状態を監視して該入力状態を示す入力情報を前記メインデータ記憶手段に記憶する処理を含む複数種類のうちから該タイマ割込処理の実行回数に応じて選択する処理選択手段と、
前記外部割込の発生に応じて、電力供給が開始されたときに前記メイン制御状態復帰手段が前記メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための電断処理を含む電断時割込処理を実行する電断時割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理または前記電断時割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理を禁止する多重割込禁止手段と、
前記タイマ割込処理にて記憶した入力情報を読み出し、該読み出した入力情報に基づいて遊技の進行に応じた複数の制御状態を段階的に移行させることにより1ゲームの制御を行う基本処理を実行する基本処理実行手段と、
前記基本処理において遊技の進行に応じた前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記タイマ割込処理にて実行される処理により、前記制御情報生成手段にて生成された制御情報を前記サブ制御手段に対して送信する制御情報送信手段と、
を含み、
前記サブ制御手段は、
該サブ制御手段が動作を行うためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するとともに、電力供給が停止しても記憶されているデータを保持することが可能なサブデータ記憶手段と、
電力供給が開始されたときに、前記サブデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるサブ制御状態復帰処理を実行するサブ制御状態復帰処理手段と、
電力供給が開始されたときに前記サブ制御状態復帰手段が前記サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理を含む定期処理を所定の単位時間毎に実行する定期処理実行手段と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用スタック領域特定手段により特定される未使用スタック領域を1ゲーム毎に初期化し、
前記電断時割込処理実行手段は、
前記タイマ割込処理の割込タイミングと同時に前記外部割込が発生したときに、該外部割込の発生に伴う前記電断時割込処理を前記タイマ割込処理よりも優先して実行し、
前記タイマ割込処理の実行中において前記外部割込が発生したときに、該実行中のタイマ割込処理の終了を待って前記電断時割込処理を実行するとともに、
前記電断時割込処理において前記通常入力端子を監視し、前記電断信号が入力されているか否かを判定し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていると判定したときに、前記電断処理を実行し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていないと判定したときに、前記電断処理を行わずに割込元の処理に復帰させる、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、メインデータ記憶手段のスタック領域における未使用スタック領域が1ゲーム毎に初期化されるので、未使用スタック領域を利用して不正プログラムを格納させても、当該不正プログラムが常駐してしまうことを防止できるとともに、例えば、未使用スタック領域に不正なデータ(不正プログラムが指定するアドレス等)を加え、データの復帰時にマイクロコンピュータを誤作動させることでレジスタ等を不正なものに書き換えてしまうことにより、本来のプログラムとは異なる動作を行わせてしまうような不正も防止できる。
また、メイン制御基板とサブ制御基板とが中継基板を介して通信可能に接続されており、メイン制御基板にサブ制御基板が直接接続されていないので、制御情報の送信線等からメイン制御手段に対して外部から不正な信号が入力され、遊技の制御に影響を与えられてしまうことを防止できる。
また、電断時割込処理またはタイマ割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理の割込が禁止されるので、タイマ割込処理の実行中に電断信号が検出された場合でも2重に割込が生じることがなく、メイン制御手段の制御負荷が増大してしまったりデータの整合性がとれなくなってしまうことを防止できる。特に、制御情報の送信中に電断信号の検出による外部割込が生じて当該制御情報の送信が阻害されることなく、メイン制御手段が停止する前に正常に送信を完了させることができる。また、電断時割込処理の割込タイミングとタイマ割込処理の割込タイミングとが同時となった場合には、電断時割込処理を優先して実行するとともに、タイマ割込処理の実行中に電断信号が検出された場合には、当該タイマ割込処理の終了を待って電断時割込処理が実行されるようになっており、多重割込を防止しつつも極力早い段階で電断処理が行われるようになるため、メイン制御手段が停止する前に電断処理を確実に行うことができる。
また、メイン制御手段からの制御情報に依存せずに、サブ制御手段の制御状態を停電前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理(停電処理)が定期的に実行されるので、従来のように停電を示す制御情報の送信が正常に受信できないことによって停電処理が行えなくなってしまうようなことがなく、サブ制御手段の制御状態を正常にバックアップすることができる。
また、割込入力端子に電断信号が入力されることによる外部割込に応じて電断時割込処理が実行されるが、電断時割込処理では、電断処理(停電処理)が行われる前に通常入力端子に電断信号が入力されているか否かが判定され、通常入力端子に電断信号が入力されていると判定された場合に電断処理が行われるのに対して、通常入力端子に電断信号が入力されていないと判定された場合には、元の処理に復帰することとなる。すなわち、電断信号を割込入力端子と通常入力端子との2系統の端子に入力し、割込入力端子に電断信号が入力されたことを契機に電断時割込処理が実行されても、電断処理が実行される前に通常入力端子に電断信号が入力されているか否かが判定され、通常入力端子にも電断信号が入力されていて初めて電断処理が実行されるようになっており、電断を誤って検出した場合には、電断処理が行われてしまうことが防止できるので、電断を誤って検出することに伴い、必要以上に長い間メイン制御手段の制御が中断されたり、必要以上に負荷がかかってしまうことを防止できる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、メインデータ記憶手段は、メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータに内蔵されていても良いし、マイクロコンピュータの外部に備えていても良い。
また、初期化手段は、メインデータ記憶手段におけるスタック領域のうちの未使用スタック領域を1ゲーム毎に初期化するものであれば良く、1ゲームのうちのいずれかのタイミング(例えば、ゲーム開始時や終了時、1ゲーム毎に必ず実行される処理の実行時等)で少なくとも1回は、未使用スタック領域を初期化するものであれば良い。
また、前記スロットマシンで用いられる所定の電力の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているときとは、例えば、直流電圧を監視し、当該電圧が電断を判断するために定められた閾値以下となったとき、またはその期間が一定期間継続したときや、交流電圧を監視し、交流電圧の波形の乱れを検出したとき、またはその期間が一定期間継続したとき、等であり、停電を検出できるものであればその他の条件であっても良い。
前記初期化手段は、複数種類の初期化条件のうちいずれかの初期化条件が成立したときに、該成立した初期化条件の種類に対応して定められた領域を初期化するとともに、該成立した初期化条件の種類に関わらず前記メインデータ記憶手段の記憶領域における未使用領域及び/または前記未使用スタック領域を必ず初期化する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、複数種類の初期化条件のうちどの条件が成立した場合でも、必ずメインデータ記憶手段における未使用領域及び/またはスタック領域における未使用スタック領域が初期化されることとなるので、不正プログラムが常駐してしまうことを一層確実に防止できる。
尚、複数種類の初期化条件は、1ゲームのうちのいずれかのタイミング(例えば、ゲーム開始時や終了時、1ゲーム毎に必ず実行される処理の実行時等)で成立する初期化条件を含むものである。
前記メインデータ記憶手段には、記憶領域を特定するアドレスが割り当てられているとともに、
前記初期化手段は、2種類以上の初期化条件の種類に対応して前記メインデータ記憶手段における初期化開始アドレスが設定されるとともに、該初期化条件に共通する初期化終了アドレスが設定された初期化領域設定手段を含み、前記初期化条件が成立したときに、該初期化条件の種類に対応して前記初期化領域設定手段に設定された初期化開始アドレスから前記初期化終了アドレスまでの各アドレスが割り当てられた記憶領域を初期化する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、2種類以上の初期化条件の種類に対応する初期化開始アドレスとこれら初期化条件に共通の初期化終了アドレスのみを設定しておくことで、初期化条件の種類に対応する初期化終了アドレスを個々に設定しておくことなく、初期化条件の種類に対応する記憶領域を初期化することができるので、複数種類の初期化を行うためのプログラム容量を削減できる。
前記メインデータ記憶手段には、記憶領域を特定するアドレスが割り当てられているとともに、
前記初期化手段は、初期化条件の種類に対応して前記メインデータ記憶手段における初期化開始アドレスと該初期化開始アドレスに対して初期化される記憶領域のサイズが設定された初期化領域設定手段を含み、前記初期化条件が成立したときに、該初期化条件の種類に対応して前記初期化領域設定手段に設定された初期化開始アドレスから該初期化アドレスに対して設定されたサイズの記憶領域を初期化する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、初期化条件の種類に対応する初期化開始アドレスとその際初期化される記憶領域のサイズのみを設定しておくことで、初期化条件の種類に対応する初期化終了アドレスを個々に設定しておくことなく、初期化条件の種類に対応する記憶領域を初期化することができるので、複数種類の初期化を行うためのプログラム容量を削減できる。
前記メイン制御手段は、前記初期化手段による前記メインデータ記憶手段の記憶領域の初期化中において全ての割込処理を禁止する割込処理禁止手段を含む、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、メインデータ記憶手段に記憶されているデータを初期化している最中に電断信号が検出されても、電断時割込処理が実行されないので、例えば、初期化が完全に終了する前の段階で電断処理が行われることにより、初期化されるべきデータのうち初期化されたデータと初期化されていないデータとが混在してしまい、電断復旧時に電断前の制御状態へ正常に復帰させることができなくなってしまう等の不具合を防止できる。
前記メインデータ記憶手段における前記未使用領域及び/または前記未使用スタック領域を含む全ての記憶領域のデータを所定の演算方法にて計算する全データ演算手段を備え、
前記電断時割込処理実行手段は、前記電断処理において前記全データ演算手段による計算結果を特定の値とするための調整用データを算出し、該算出した調整用データを前記メインデータ記憶手段に格納する処理を実行し、
前記メイン制御状態復帰処理手段は、電力供給が開始されたときに前記全データ演算手段による計算結果が前記特定の値か否かを判定し、該全データ演算手段による計算結果が前記特定の値であると判定したことを条件に、前記メイン制御状態復帰処理を実行する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、復旧時において、メインデータ記憶手段における未使用領域及び/または未使用スタック領域を含む全ての記憶領域に格納されているデータを所定の演算方法にて計算した結果が特定の値か否かを判定している。すなわちメインデータ記憶手段における未使用領域及び/または未使用スタック領域を含む全ての記憶領域に格納されているデータに基づいて計算された内容に基づいて、メインデータ記憶手段のデータが正常か否かを判定しているので、当該判定を正確にかつ簡便に行うことができる。
前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータは、複数種類の割込を発生させることが可能であり、
前記メイン制御手段は、前記複数種類の割込のうち未使用の割込が発生したときに、割込前の処理に即時復帰させる未使用割込処理を実行する未使用割込処理実行手段を含む、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、未使用の割込が発生したときでも、すぐに割込前の処理に復帰することとなるので、ノイズ等によって未使用の割込が発生してもマイクロコンピュータが暴走してしまうといった不具合を防止できる。
前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技入賞と、前記有価価値の付与を伴う小役入賞と、遊技状態の移行を伴う特別入賞とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記判定値データ記憶手段は、前記事前決定手段が前記特別入賞のみの発生を許容する旨を決定することとなる単独判定値データと、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる重複判定値データと、を前記判定値データとして記憶する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、判定領域に入力された判定用数値データが、重複判定値データと一致した場合には、事前決定手段により特別入賞及び小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨が決定されることとなるため、ゲームの結果として小役入賞が発生した場合でも、特別入賞の発生が許容されていることが否定されないので、このような状況においても特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記複数種類の許容段階に共通して記憶するとともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、判定値データ記憶手段には、いずれか1種類以上の入賞について複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶されているので、このように複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶される1種類以上の入賞については、判定値データの記憶に必要な記憶容量が少なくて済むようになる。すなわち入賞の発生を許容するか否かの決定のために必要な判定値データのデータ量を抑えることができる。
尚、判定値データを許容段階の種類に応じて個別に記憶するとは、必ずしも許容段階の種類の数だけ個別に判定値データを記憶するものだけを意味するものではなく、全ての許容段階の種類に共通して判定値データを記憶するのでなければ、これに含まれるものとなる。例えば、許容段階の種類が6種類(第1段階〜第6段階)ある場合、第1〜第3段階までは共通、第4 〜第6 段階までは共通といった場合も、判定値データを許容段階の種類に応じて個別に記憶するものとなる。
また、遊技状態毎に入賞の種類が定められている場合には、前記許容判定手段は、許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記遊技状態に対して定められた入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定するものとすることができる。
また、前記許容段階設定手段により設定可能な複数種類の許容段階は、前記事前決定手段が入賞の発生を許容する割合がその全ての種類において互いに異なっていなければならないというものではなく、一部の種類における前記許容する割合が他の種類における前記許容する割合と異なっていれば良い。もっとも、全ての種類において異なっていることを妨げるものではない。
前記判定値データ記憶手段は、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データと、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データとを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、判定値データ記憶手段には、いずれか1種類以上の入賞について複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶されているとともに、他の2種類以上の入賞について許容段階の種類に応じたデータが個別に記憶されており、この中には、許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データも含まれている。判定値データは、許容段階に応じて事前決定手段が各々の入賞の発生を許容する旨を決定する確率を決定するものとなるが、開発用の機種においては、この判定値データを微妙に調整しながらシミュレーションを行っていくのが通常である(当初の判定値データを異なるものとしておく場合と、同じものとしておく場合とがあり得る)。そして、シミュレーションの結果で得られた適切な判定値データを量産用の機種に適用するものとしている。ここで、許容段階に応じて判定値データを変化させながらシミュレーションを行った結果として許容段階に関わらずに判定値データが同じものとなったとしても、そのような種類の入賞は、そのまま許容段階の種類に応じて個別に判定値データを記憶させておけば良い。
また、当初は許容段階の種類に応じて個別に同一の判定値を示す同数判定値データとして判定値データを記憶させておいた場合、シミュレーションの結果により当初登録しておいた判定値データのままでよければ、そのまま同数判定値データとして判定値データ記憶手段に記憶させておくことができる。シミュレーションの結果として当初登録しておいた判定値データで問題があったときには、許容段階に応じて判定値データを変化させ、異数判定値データとして判定値データ記憶手段に記憶させることができる。このため、開発用の機種における判定値データの記憶態様を量産用の機種においてそのまま転用することができるので、最初の設計段階から量産用の機種に至るまでの開発を容易に行うことができる。
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データを、入賞の種類毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データに加算する加算手段を含み、
前記許容判定手段は、前記加算手段の加算結果が前記所定の範囲を越えたか否かを判定し、該判定の結果により前記所定の範囲を越えると判定されたときの加算を行った判定値データに対応した種類の入賞の発生を許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、入賞の種類毎に判定値データ記憶手段から判定値データを取り出した後、これに判定値用数値データを加算することで、そのまま当該種類の入賞の発生を許容するか否かを判定することができる。つまり、判定値データに基づいて入賞毎の判定値を許容判定値登録手段に登録するといった処理が必要ないので、処理効率が高いものとなる。
尚、前記事前決定手段は、前記加算手段の代わりに、前記許容段階設定手段により設定された許容段階の種類に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データを、入賞の種類毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データから減算する減算手段を含み、前記許容判定手段が、前記減算手段の減算結果が前記所定の範囲よりも小さくなったか否かを判定し、該判定の結果により前記所定の範囲よりも小さくなったと判定されたときの減算を行った判定値データに対応した種類の入賞の発生を許容する旨を示していると判定するようにしても良く、この場合でも、判定値データに基づいて入賞毎の判定値を許容判定値登録手段に登録するといった処理が必要ないので、処理効率が高いものとなる。
前記事前決定手段により決定を行う前に、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに基づいて、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が入賞の種類毎に発生を許容する旨を決定する判定値を、許容判定値登録手段に登録する許容判定値登録制御手段を更に備え、
前記許容判定手段は、前記判定領域に入力された判定用数値データを入賞の種類毎に前記許容判定値登録手段に登録された判定値と比較し、該比較の結果により前記判定用数値データと一致する判定値に対応した種類の入賞の発生を許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、前記判定領域に入力された判定用数値データを入賞の種類毎に前記許容判定値登録手段に登録された判定値と比較するのみで、入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定することができる。
前記所定数の賭数として定められた複数種類の賭数段階のうちから、ゲーム毎にいずれかの種類の賭数段階の賭数を設定する賭数設定手段を更に備え、
前記判定値データ記憶手段は、いずれか2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶し、
前記許容判定手段は、前記賭数設定手段により設定された賭数段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に導出を許容する旨を示しているか否かを判定し、
前記判定値データ記憶手段は、更に、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す第2異数判定値データと、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す第2同数判定値データとを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、開発用の機種において賭数段階の種類に応じても判定値データを微妙に調整しながらシミュレーションを行っていくのが通常である(当初の判定値データを異なるものとしておく場合と、同じものとしておく場合とがあり得る)。ここで、賭数段階の種類に応じて判定値データを変化させ得るものとした入賞の判定値データが、シミュレーションを行った後に賭数段階に関わらずに同じものとなったとしても(当初から同じ場合と、当初は異なっていた場合とがあり得る)、そのような種類の入賞は、そのまま賭数段階の種類に応じて個別に判定値データを記憶させておけば良い。このため、開発用の機種における判定値データの記憶態様を量産用の機種においてそのまま転用することができるので、最初の設計段階から量産用の機種に至るまでの開発を容易に行うことができる。
尚、この場合において、前述した許容判定値登録制御手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階の種類及び前記賭数設定手段により設定された賭数の種類に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに基づいて、判定値を許容判定値登録手段に登録するものとすることができる。また、前記加算手段(減算手段)は、前前記許容段階設定手段により設定された許容段階の種類及び前記賭数設定手段により設定された賭数の種類に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データを、入賞の種類毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データに加算する(減算する)ものとすることができる。
前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞をそれぞれ発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの数値データとして入力する入力手段と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記特定領域に入力されたnビットの数値データのうちの特定のビットのデータと、該数値データのうちの他のビットのデータを入れ替えて、該入れ替えを行ったnビットの入替数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、カウンタ回路から抽出したnビット配列のデータ信号に対応した数値データに対して、入替手段によって特定のビットのデータと他のビットのデータを入れ替えた入替数値データを、判定用数値データとして入力するものとしている。このため、賞の発生を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞の種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞の種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、特定のビットの入れ替えだけで、入力手段が入力した数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞をそれぞれ発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する数値更新手段と、
前記所定の抽出条件が成立することにより、前記数値更新手段が更新する第2の数値データを抽出する数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと前記下位jビ
ットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2の数値データを用いて第1の数値データに対してそのまま演算を行うのではなく、第1の数値データの上位kビットに対して演算を行うことにより演算結果数値データが示す数値のバラツキが大きくなる。このため、入賞の発生を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞の種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞の種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、数値更新手段からの第2の数値データの抽出と上位kビットに対する演算だけで、入力手段が入力した第1の数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞をそれぞれ発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する第1の数値更新手段と、
所定のタイミングで前記第2の数値データとは異なる第3の数値データを更新する第2の数値更新手段と、
予め定められた抽出条件が成立することにより、前記第1の数値更新手段から第2の数値データを抽出する第1の数値抽出手段と、
所定の抽出条件が成立することにより、前記第2の数値更新手段から第3の数値データ
を抽出する第2の数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記第1の数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行い、下位jビットに対して前記第2の数値抽出手段が抽出した第3の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2の数値データを用いて第1の数値データに対してそのまま演算を行うのではなく、第1の数値データの上位kビットに対しても演算を行うことにより演算結果数値データが示す数値のバラツキが大きくなる。下位jビットに対しても演算を行うことによりバラツキが更に大きくなる。このため、入賞の発生を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞の種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞の種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、第1、第2の数値更新手段からの第2、第3の数値データの抽出と上位kビット及び下位jビットに対する演算だけで、入力手段が入力した第1の数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
前記制御情報送信手段は、前記制御情報の送信後、所定の送信規制時間が経過するまで新たな制御情報の送信を禁止する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、複数の制御情報を連続して送信する場合でも、送信規制時間以上の間隔を空けて送信されるため、サブ制御手段が制御情報を確実に受信するための時間を担保できる。
前記電断検出手段が前記所定の電力の状態として監視する監視電圧を生成する監視電圧生成手段を備え、
前記電断検出手段は、前記監視電圧を監視し、該監視電圧が所定値以下となったときに前記電断信号を出力するとともに、
前記スロットマシンは、該スロットマシンに搭載された電気部品に対して供給される電源電圧を前記監視電圧とは別個に生成する電源電圧生成手段を更に備えることを特徴としている。
この特徴によれば、電断検出手段が監視する監視電圧が他の電気部品の駆動によって不安定化することを回避できるので、電源の誤検出を防止できる。
前記スロットマシンは、前記電断検出手段により前記電断信号が出力された時点から少なくとも前記制御情報送信手段が前記制御情報を送信する処理を実行するタイマ割込処理の間隔以上の時間にわたり前記サブ制御手段を駆動させるのに最低限必要な電力供給を維持するサブ駆動電力供給維持手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、制御情報の送信中に電断が検出された場合でも、該制御情報の送信が完了してからメイン制御手段の電断処理を行うことができるとともに、サブ制御手段は、電源断の検出時に送信された制御情報を駆動が停止する前に確実に受信し、かつ受信した制御情報をサブデータ記憶手段に記憶することができる。
1ゲームに対して所定数(1または3)の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、
信号が入力されることにより外部割込(割込2)を発生させる割込入力端子(トリガー端子CLK/TRG)と、通常入力端子(信号入力端子DATA)と、を有するマイクロコンピュータにて構成され、遊技の制御を行うメイン制御手段(メイン制御部41)を搭載したメイン制御基板(遊技制御基板40)と、
前記メイン制御手段から送信された制御情報(コマンド)の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段(サブ制御部91)を搭載したサブ制御基板(演出制御基板90)と、
前記スロットマシンで用いられる所定の電力(+25V)の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているとき(+18V以下となったとき)に電断信号(電圧低下信号)を出力する電断検出手段(電断検出回路48)と、
前記メイン制御基板と前記サブ制御基板とを通信可能に接続する中継基板(演出中継基板80)と、
を備え、
前記電断検出手段は、前記電断信号を前記マイクロコンピュータの前記割込入力端子及び前記通常入力端子の双方に出力し、
前記メイン制御手段は、
データを読み出し及び書き込み可能に記憶する記憶領域を有し、電力供給が停止しても該記憶領域に記憶されているデータを保持することが可能な記憶手段であり、前記記憶領域として前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが記憶されるワーク領域(重要ワーク、一般ワーク、特別ワーク、設定値ワーク、非保存ワーク)と、前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが読み出し及び書き込みが行われることのない未使用領域と、が少なくとも割り当てられたメインデータ記憶手段(RAM41c)と、
前記メインデータ記憶手段における記憶領域の少なくとも一部を初期化する初期化手段(CPU41aによるRAM41cの初期化)と、
電力供給が開始されたときに、前記メインデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるメイン制御状態復帰処理(レジスタの復帰)を実行するメイン制御状態復帰処理手段(CPU41aによる起動処理)と、
予め定められた単位時間(0.56ms)毎に実行中の処理に割り込んでタイマ割込処理を実行するタイマ割込処理実行手段(CPU41aによるタイマ割込処理)と、
前記タイマ割込処理にて実行する処理を、遊技者の操作を検出する操作検出手段の入力状態を監視して該入力状態を示す入力情報を前記メインデータ記憶手段に記憶する処理(ポート入力処理)を含む複数種類のうちから該タイマ割込処理の実行回数に応じて選択する処理選択手段(CPU41aによるタイマ割込1〜4の選択)と、
前記外部割込の発生に応じて、電力供給が開始されたときに前記メイン制御状態復帰手段が前記メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための電断処理(RAMパリティ調整用データの計算及び格納、破壊診断用データの設定)を含む電断時割込処理を実行する電断時割込処理実行手段(CPU41aによる電断割込処理)と、
前記タイマ割込処理または前記電断時割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理を禁止する多重割込禁止手段(割込処理中の割込禁止)と、
前記タイマ割込処理にて記憶した入力情報を読み出し、該読み出した入力情報に基づいて遊技の進行に応じた複数の制御状態を段階的に移行させることにより1ゲームの制御を行う基本処理を実行する基本処理実行手段(CPU41aによるゲーム処理)と、
前記基本処理において遊技の進行に応じた前記制御情報を生成する制御情報生成手段(CPU41aによるコマンド格納処理)と、
前記タイマ割込処理にて実行される処理により、前記制御情報生成手段にて生成された制御情報を前記サブ制御手段に対して送信する制御情報送信手段(CPU41aによるコマンド送信処理)と、
を含み、
前記サブ制御手段(サブ制御部91)は、
該サブ制御手段が動作を行うためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するとともに、電力供給が停止しても記憶されているデータを保持することが可能なサブデータ記憶手段(RAM91c)と、
電力供給が開始されたときに、前記サブデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるサブ制御状態復帰処理(レジスタの復帰)を実行するサブ制御状態復帰処理手段(CPU91aによる起動処理(サブ))と、
電力供給が開始されたときに前記サブ制御状態復帰手段が前記サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理(パリティ調整用データの設定)を含む定期処理を所定の単位時間(1.12ms)毎に実行する定期処理実行手段(CPU91aによるタイマ割込処理(サブ))と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用領域を1ゲーム毎(1ゲーム終了毎)に初期化し、
前記電断時割込処理実行手段は、
前記タイマ割込処理の割込タイミング(割込3)と同時に前記外部割込が発生したときに、該外部割込の発生に伴う前記電断時割込処理を前記タイマ割込処理よりも優先して実行し、
前記タイマ割込処理の実行中において前記外部割込が発生したときに、該実行中のタイマ割込処理の終了を待って前記電断時割込処理を実行するとともに、
前記電断時割込処理において前記通常入力端子を監視し、前記電断信号が入力されているか否かを判定し(Sq3)、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていると判定したときに、前記電断処理を実行し(Sq6〜Sq10)、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていないと判定したときに、前記電断処理を行わずに割込元の処理に復帰させる(Sq4〜RETI)、
ことを特徴としている。
前記メインデータ記憶手段(RAM41c)の記憶領域には、前記ワーク領域(重要ワーク、一般ワーク、特別ワーク、設定値ワーク、非保存ワーク)及び前記未使用領域に加えてデータを一時的に格納することが可能なスタック領域が割り当てられており、
前記メイン制御手段(メイン制御部41)は、
前記マイクロコンピュータが使用中のデータを前記スタック領域に退避するデータ退避手段(割込処理に伴いCPU41aがレジスタを退避する処理)と、
前記退避手段により前記スタック領域に退避したデータを前記マイクロコンピュータが使用するデータとして復帰させるデータ復帰手段(割込処理の終了に伴いCPU41aがレジスタを復帰する処理)と、
前記スタック領域のうち前記データ退避手段により退避したデータが記憶されていない未使用スタック領域を特定する未使用スタック領域特定手段(CPU41aがスタックポインタから未使用領域のサイズを計算する処理(Sg3、Si7、Sj6、Sk4))と、
を含み、
前記初期化手段(CPU41aによるRAM41cの初期化)は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用領域に加えて前記未使用スタック領域特定手段により特定される未使用スタック領域も1ゲーム毎(1ゲーム終了毎)に初期化する、
ことを特徴としている。
1ゲームに対して所定数(1または3)の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、
信号が入力されることにより外部割込(割込2)を発生させる割込入力端子(トリガー端子CLK/TRG)と、通常入力端子(信号入力端子DATA)と、を有するマイクロコンピュータにて構成され、遊技の制御を行うメイン制御手段(メイン制御部41)を搭載したメイン制御基板(遊技制御基板40)と、
前記メイン制御手段から送信された制御情報(コマンド)の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段(サブ制御部91)を搭載したサブ制御基板(演出制御基板90)と、
前記スロットマシンで用いられる所定の電力(+25V)の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているとき(+18V以下となったとき)に電断信号(電圧低下信号)を出力する電断検出手段(電断検出回路48)と、
前記メイン制御基板と前記サブ制御基板とを通信可能に接続する中継基板(演出中継基板80)と、
を備え、
前記電断検出手段は、前記電断信号を前記マイクロコンピュータの前記割込入力端子及び前記通常入力端子の双方に出力し、
前記メイン制御手段は、
データを読み出し及び書き込み可能に記憶する記憶領域を有し、電力供給が停止しても該記憶領域に記憶されているデータを保持することが可能な記憶手段であり、前記記憶領域として前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが記憶されるワーク領域(重要ワーク、一般ワーク、特別ワーク、設定値ワーク、非保存ワーク)と、データを一時的に格納することが可能なスタック領域と、が少なくとも割り当てられたメインデータ記憶手段(RAM41c)と、
前記マイクロコンピュータが使用中のデータを前記スタック領域に退避するデータ退避手段(割込処理に伴いCPU41aがレジスタを退避する処理)と、
前記退避手段により前記スタック領域に退避したデータを前記マイクロコンピュータが使用するデータとして復帰させるデータ復帰手段(割込処理の終了に伴いCPU41aがレジスタを復帰する処理)と、
前記スタック領域のうち前記データ退避手段により退避したデータが記憶されていない未使用スタック領域を特定する未使用スタック領域特定手段(CPU41aがスタックポインタから未使用領域のサイズを計算する処理(Sg3、Si7、Sj6、Sk4))と、
前記メインデータ記憶手段における記憶領域の少なくとも一部を初期化する初期化手段(CPU41aによるRAM41cの初期化)と、
電力供給が開始されたときに、前記メインデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるメイン制御状態復帰処理(レジスタの復帰)を実行するメイン制御状態復帰処理手段(CPU41aによる起動処理)と、
予め定められた単位時間(0.56ms)毎に実行中の処理に割り込んでタイマ割込処理を実行するタイマ割込処理実行手段(CPU41aによるタイマ割込処理)と、
前記タイマ割込処理にて実行する処理を、遊技者の操作を検出する操作検出手段の入力状態を監視して該入力状態を示す入力情報を前記メインデータ記憶手段に記憶する処理(ポート入力処理)を含む複数種類のうちから該タイマ割込処理の実行回数に応じて選択する処理選択手段(CPU41aによるタイマ割込1〜4の選択)と、
前記外部割込の発生に応じて、電力供給が開始されたときに前記メイン制御状態復帰手段が前記メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための電断処理(RAMパリティ調整用データの計算及び格納、破壊診断用データの設定)を含む電断時割込処理を実行する電断時割込処理実行手段(CPU41aによる電断割込処理)と、
前記タイマ割込処理または前記電断時割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理を禁止する多重割込禁止手段(割込処理中の割込禁止)と、
前記タイマ割込処理にて記憶した入力情報を読み出し、該読み出した入力情報に基づいて遊技の進行に応じた複数の制御状態を段階的に移行させることにより1ゲームの制御を行う基本処理を実行する基本処理実行手段(CPU41aによるゲーム処理)と、
前記基本処理において遊技の進行に応じた前記制御情報を生成する制御情報生成手段(CPU41aによるコマンド格納処理)と、
前記タイマ割込処理にて実行される処理により、前記制御情報生成手段にて生成された制御情報を前記サブ制御手段に対して送信する制御情報送信手段(CPU41aによるコマンド送信処理)と、
を含み、
前記サブ制御手段(サブ制御部91)は、
該サブ制御手段が動作を行うためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するとともに、電力供給が停止しても記憶されているデータを保持することが可能なサブデータ記憶手段(RAM91c)と、
電力供給が開始されたときに、前記サブデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるサブ制御状態復帰処理(レジスタの復帰)を実行するサブ制御状態復帰処理手段(CPU91aによる起動処理(サブ))と、
電力供給が開始されたときに前記サブ制御状態復帰手段が前記サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理(パリティ調整用データの設定)を含む定期処理を所定の単位時間(1.12ms)毎に実行する定期処理実行手段(CPU91aによるタイマ割込処理(サブ))と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用スタック領域特定手段により特定される未使用スタック領域を1ゲーム毎(1ゲーム終了毎)に初期化し、
前記電断時割込処理実行手段は、
前記タイマ割込処理の割込タイミング(割込3)と同時に前記外部割込が発生したときに、該外部割込の発生に伴う前記電断時割込処理を前記タイマ割込処理よりも優先して実行し、
前記タイマ割込処理の実行中において前記外部割込が発生したときに、該実行中のタイマ割込処理の終了を待って前記電断時割込処理を実行するとともに、
前記電断時割込処理において前記通常入力端子を監視し、前記電断信号が入力されているか否かを判定し(Sq3)、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていると判定したときに、前記電断処理を実行し(Sq6〜Sq10)、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていないと判定したときに、前記電断処理を行わずに割込元の処理に復帰させる(Sq4〜RETI)、
ことを特徴としている。
前記初期化手段(CPU41aによるRAM41cの初期化)は、複数種類の初期化条件(設定開始前、ビッグボーナス終了時、電源投入時でRAM41cが壊れていないとき、1ゲーム終了時)のうちいずれかの初期化条件が成立したときに、該成立した初期化条件の種類に対応して定められた領域(図13(a))を初期化するとともに、該成立した初期化条件の種類に関わらず前記メインデータ記憶手段(RAM41c)の記憶領域における未使用領域及び/または前記未使用スタック領域を必ず初期化する、
ことを特徴としている。
前記メインデータ記憶手段(RAM41c)には、記憶領域を特定するアドレスが割り当てられているとともに、
前記初期化手段(CPU41aによるRAM41cの初期化)は、2種類以上の初期化条件(設定開始前、ビッグボーナス終了時、1ゲーム終了時)の種類に対応して前記メインデータ記憶手段における初期化開始アドレス(開始アドレス)が設定されるとともに、該初期化条件に共通する初期化終了アドレス(終了アドレス)が設定された初期化領域設定手段(ROM41bの初期化テーブル(図44(b))を含み、前記初期化条件が成立したときに、該初期化条件の種類に対応して前記初期化領域設定手段に設定された初期化開始アドレスから前記初期化終了アドレスまでの各アドレスが割り当てられた記憶領域を初期化する、
ことを特徴としている。
前記メインデータ記憶手段(RAM41c)には、記憶領域を特定するアドレスが割り当てられているとともに、
前記初期化手段(CPU41aによるRAM41cの初期化)は、初期化条件(設定開始前、ビッグボーナス終了時、電源投入時でRAM41cが壊れていないとき、1ゲーム終了時)の種類に対応して前記メインデータ記憶手段における初期化開始アドレス(開始アドレス)と該初期化開始アドレスに対して初期化される記憶領域のサイズ(初期化サイズ)が設定された初期化領域設定手段(ROM41bの初期化テーブル(図13(b))を含み、前記初期化条件が成立したときに、該初期化条件の種類に対応して前記初期化領域設定手段に設定された初期化開始アドレスから該初期化アドレスに対して設定されたサイズの記憶領域を初期化する、
ことを特徴としている。
前記メイン制御手段(メイン制御部41)は、前記初期化手段(CPU41aによるRAM41cの初期化)による前記メインデータ記憶手段(RAM41c)の記憶領域の初期化中において全ての割込処理を禁止する割込処理禁止手段(初期化中の割込禁止)を含む、
ことを特徴としている。
前記メインデータ記憶手段(RAM41c)における前記未使用領域及び/または前記未使用スタック領域を含む全ての記憶領域のデータを所定の演算方法(排他的論理和)にて計算する全データ演算手段(CPU41aによるRAMパリティの計算)を備え、
前記電断時割込処理実行手段(CPU41aによる電断割込処理)は、前記電断処理において前記全データ演算手段による計算結果(RAMパリティ)を特定の値(0)とするための調整用データ(パリティ調整用データ)を算出し、該算出した調整用データを前記メインデータ記憶手段に格納する処理を実行し、
前記メイン制御状態復帰処理手段(CPU41aによる起動処理)は、電力供給が開始されたときに前記全データ演算手段による計算結果が前記特定の値か否かを判定し、該全データ演算手段による計算結果が前記特定の値であると判定したことを条件に、前記メイン制御状態復帰処理(レジスタの復帰)を実行する、
ことを特徴としている。
前記メイン制御手段(メイン制御部41)を構成するマイクロコンピュータは、複数種類の割込(割込1〜4)を発生させることが可能であり、
前記メイン制御手段は、前記複数種類の割込のうち未使用の割込(割込1、4)が発生したときに、割込前の処理に即時復帰させる未使用割込処理を実行する未使用割込処理実行手段(CPU41aによる未使用割込処理)を含む、
ことを特徴としている。
前記メイン制御手段(メイン制御部41)は、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲーム(リプレイゲーム)の付与を伴う再遊技入賞(再遊技役)と、前記有価価値の付与を伴う小役入賞(小役)と、遊技状態の移行を伴う特別入賞(特別役)とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内(0〜16383)において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データ(内部抽選用の乱数)として判定領域に入力する数値データ入力手段(CPU41aによる乱数取得処理)と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(判定値数)を記憶する判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段(内部抽選処理におけるSe11、Se22、Se23、Se36)を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し(当選フラグを設定する)、
前記判定値データ記憶手段は、前記事前決定手段が前記特別入賞のみの発生を許容する旨を決定することとなる単独判定値データ(ビッグボーナス(1)−C、ビッグボーナス(2)−C、ビッグボーナス(3)−Cの判定値数)と、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる重複判定値データ(ビッグボーナス(1)−A、ビッグボーナス(2)−A、ビッグボーナス(3)−A、ビッグボーナス(1)−B、ビッグボーナス(2)−B、ビッグボーナス(3)−Bの判定値数)と、を前記判定値データとして記憶する、
ことを特徴としている。
前記メイン制御手段(メイン制御部41)は、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階(設定値)のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段(CPU41aによる設定変更処理)と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内(0〜16383)において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データ(内部抽選用の乱数)として判定領域に入力する数値データ入力手段(CPU41aによる乱数取得処理)と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(判定値数)を、前記複数種類の許容段階に共通して記憶する(JAC、チェリー、スイカ、リプレイ等の判定値数)とともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する(ベル、レギュラーボーナス(1)等の判定値数)判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段(内部抽選処理におけるSe11、Se22、Se23、Se36)を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定する(当選フラグを設定する)、
ことを特徴としている。
前記判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)は、前記許容段階(設定値)の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データ(ベルの判定値数)と、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データ(レギュラーボーナス(1)の判定値数)とを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階(設定値)に対応して前記判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)に記憶された判定値データ(判定値数)を、入賞の種類毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データ(内部抽選用の乱数)に加算する加算手段(内部抽選処理におけるSe10、Se21、Se35)を含み、
前記許容判定手段(内部抽選処理におけるSe11、Se22、Se23、Se36)は、前記加算手段の加算結果が前記所定の範囲(16383)を越えたか否か(オーバーフローしたか否か)を判定し、該判定の結果により前記所定の範囲を越えると判定されたときの加算を行った判定値データに対応した種類の入賞の発生を許容する旨を示していると判定する(当選フラグを設定する)、
ことを特徴としている。
前記事前決定手段(CPU41aによる乱数取得処理)により決定を行う前に、前記許容段階設定手段(CPU41aによる設定変更処理))により設定された許容段階(設定値)に対応して前記判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)に記憶された判定値データ(判定値数)に基づいて、前記判定領域に入力された判定用数値データ(内部抽選用の乱数)に対して前記事前決定手段が入賞の種類毎に発生を許容する旨を決定する判定値(判定値)を、許容判定値登録手段(当選判定用テーブル)に登録する許容判定値登録制御手段(当選判定用テーブルをゲーム毎に作成する処理)を更に備え、
前記許容判定手段は、前記判定領域に入力された判定用数値データを入賞の種類毎に前記許容判定値登録手段に登録された判定値と比較し、該比較の結果により前記判定用数値データと一致する判定値に対応した種類の入賞の発生を許容する旨を示していると判定する(当選フラグを設定する)、
ことを特徴とする。
前記所定数の賭数として定められた複数種類の賭数段階(1、3)のうちから、ゲーム毎にいずれかの種類の賭数段階の賭数を設定する賭数設定手段(CPU41aによるBET処理)を更に備え、
前記判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)は、いずれか2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データ(内部抽選用の乱数)に対して前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(判定値数)を、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶し、
前記許容判定手段(内部抽選処理におけるSe11、Se22、Se23、Se36)は、前記賭数設定手段により設定された賭数段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に導出を許容する旨を示しているか否かを判定し、
前記判定値データ記憶手段は、更に、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す第2異数判定値データ(ベルの判定値数)と、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す第2同数判定値データ(チェリー、スイカの判定値数データ)とを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
前記メイン制御手段(メイン制御部41)は、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内(0〜16383)において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データ(内部抽選用の乱数)として判定領域に入力する数値データ入力手段(CPU41aによる乱数取得処理)と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(判定値数)を記憶する判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段(内部抽選処理におけるSe11、Se22、Se23、Se36)を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し(当選フラグを設定する)、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路42a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ42b、上位カウンタ42c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路43)と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの数値データとして入力する入力手段(乱数取得処理におけるSf5)と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記特定領域に入力されたnビットの数値データのうちの特定のビットのデータと、該数値データのうちの他のビットのデータを入れ替えて(Sf3)、該入れ替えを行ったnビットの入替数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する(Sf5)、
ことを特徴としている。
前記メイン制御手段(メイン制御部41)は、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内(0〜16383)において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データ(内部抽選用の乱数)として判定領域に入力する数値データ入力手段(CPU41aによる乱数取得処理)と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段(内部抽選処理におけるSe11、Se22、Se23、Se36)を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し(当選フラグを設定する)、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路42a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ42b、上位カウンタ42c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路43)と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段(CPU41a(図42))と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する数値更新手段(リフレッシュレジスタ41R)と、
前記所定の抽出条件が成立することにより、前記数値更新手段が更新する第2の数値データを抽出する数値抽出手段(CPU41a(図42))と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算(OR演算)を行う演算手段(CPU41a(図42))と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと前記下位jビ
ットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する(図42)、
ことを特徴としている。
前記メイン制御手段(メイン制御部41)は、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内(0〜16383)において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データ(内部抽選用の乱数)として判定領域に入力する数値データ入力手段(CPU41aによる乱数取得処理)と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段(役別テーブル、判定値数の記憶領域)と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段(内部抽選処理におけるSe11、Se22、Se23、Se36)を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し(当選フラグを設定する)、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路42a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ42b、上位カウンタ42c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路43)と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段(CPU41a(図43))と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する第1の数値更新手段(リフレッシュレジスタ41R)と、
所定のタイミングで前記第2の数値データとは異なる第3の数値データを更新する第2の数値更新手段(リフレッシュレジスタ41R)と、
予め定められた抽出条件が成立することにより、前記第1の数値更新手段から第2の数値データを抽出する第1の数値抽出手段(CPU41a(図43))と、
所定の抽出条件が成立することにより、前記第2の数値更新手段から第3の数値データ
を抽出する第2の数値抽出手段(CPU41a(図43))と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記第1の数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行い、下位jビットに対して前記第2の数値抽出手段が抽出した第3の数値データを用いて所定の演算(OR演算)を行う演算手段(CPU41a(図43))と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する(図43)、
ことを特徴としている。
前記制御情報送信手段(CPU41aによるコマンド送信処理)は、前記制御情報(コマンド)の送信後、所定の送信規制時間(4.48ms)が経過するまで新たな制御情報の送信を禁止する、
ことを特徴としている。
前記電断検出手段(電断検出回路48)が前記所定の電力(+25V)の状態として監視する監視電圧を生成する監視電圧生成手段(電圧生成回路303)を備え、
前記電断検出手段は、前記監視電圧を監視し、該監視電圧が所定値(+18V)以下となったときに前記電断信号(電圧低下信号)を出力するとともに、
前記スロットマシン1は、該スロットマシンに搭載された電気部品に対して供給される電源電圧(+24V、+12V(VCC)、+12V、+5V)を前記監視電圧とは別個に生成する電源電圧生成手段(電圧生成回路305〜308)を更に備えることを特徴としている。
前記サブ制御手段(サブ制御部91)は、
該サブ制御手段が動作を行うためのデータを記憶するとともに、電力供給が停止しても記憶されているデータを保持することが可能なサブデータ記憶手段(RAM91c)と、
電力供給が開始されたときに、前記サブデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるサブ制御状態復帰処理(レジスタの復帰)を実行するサブ制御状態復帰処理手段(CPU91aによる起動処理(サブ))と、
を含み、
前記スロットマシン1は、前記電断検出手段(電断検出回路48)により前記電断信号(電圧低下信号)が出力された時点から少なくとも前記制御情報送信手段(CPU41aによるコマンド送信処理)が前記制御情報(コマンド)を送信する処理を実行するタイマ割込処理(タイマ割込2)の間隔(2.24ms)以上の時間(20ms)にわたり前記サブ制御手段を駆動させるのに最低限必要な電力供給(+7V)を維持するサブ駆動電力供給維持手段(電源基板100のコンデンサ309)を備えることを特徴としている。
2L、2C、2R リール
40 遊技制御基板
41 メイン制御部
41a CPU
41b ROM
41c RAM
42 乱数発生回路
43 サンプリング回路
48 電断検出回路
80 演出中継基板
90 演出制御基板
91 サブ制御部
91a CPU
91b ROM
91c RAM
Claims (18)
- 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
信号が入力されることにより外部割込を発生させる割込入力端子と、通常入力端子と、を有するマイクロコンピュータにて構成され、遊技の制御を行うメイン制御手段を搭載したメイン制御基板と、
前記メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段を搭載したサブ制御基板と、
前記スロットマシンで用いられる所定の電力の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているときに電断信号を出力する電断検出手段と、
前記メイン制御基板と前記サブ制御基板とを通信可能に接続する中継基板と、
を備え、
前記電断検出手段は、前記電断信号を前記マイクロコンピュータの前記割込入力端子及び前記通常入力端子の双方に出力し、
前記メイン制御手段は、
データを読み出し及び書き込み可能に記憶する記憶領域を有し、電力供給が停止しても該記憶領域に記憶されているデータを保持することが可能な記憶手段であり、前記記憶領域として前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが記憶されるワーク領域と、前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが読み出し及び書き込みが行われることのない未使用領域と、が少なくとも割り当てられたメインデータ記憶手段と、
前記メインデータ記憶手段における記憶領域の少なくとも一部を初期化する初期化手段と、
電力供給が開始されたときに、前記メインデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるメイン制御状態復帰処理を実行するメイン制御状態復帰処理手段と、
予め定められた単位時間毎に実行中の処理に割り込んでタイマ割込処理を実行するタイマ割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理にて実行する処理を、遊技者の操作を検出する操作検出手段の入力状態を監視して該入力状態を示す入力情報を前記メインデータ記憶手段に記憶する処理を含む複数種類のうちから該タイマ割込処理の実行回数に応じて選択する処理選択手段と、
前記外部割込の発生に応じて、電力供給が開始されたときに前記メイン制御状態復帰手段が前記メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための電断処理を含む電断時割込処理を実行する電断時割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理または前記電断時割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理を禁止する多重割込禁止手段と、
前記タイマ割込処理にて記憶した入力情報を読み出し、該読み出した入力情報に基づいて遊技の進行に応じた複数の制御状態を段階的に移行させることにより1ゲームの制御を行う基本処理を実行する基本処理実行手段と、
前記基本処理において遊技の進行に応じた前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記タイマ割込処理にて実行される処理により、前記制御情報生成手段にて生成された制御情報を前記サブ制御手段に対して送信する制御情報送信手段と、
を含み、
前記サブ制御手段は、
該サブ制御手段が動作を行うためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するとともに、電力供給が停止しても記憶されているデータを保持することが可能なサブデータ記憶手段と、
電力供給が開始されたときに、前記サブデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるサブ制御状態復帰処理を実行するサブ制御状態復帰処理手段と、
電力供給が開始されたときに前記サブ制御状態復帰手段が前記サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理を含む定期処理を所定の単位時間毎に実行する定期処理実行手段と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用領域を1ゲーム毎に初期化し、
前記電断時割込処理実行手段は、
前記タイマ割込処理の割込タイミングと同時に前記外部割込が発生したときに、該外部割込の発生に伴う前記電断時割込処理を前記タイマ割込処理よりも優先して実行し、
前記タイマ割込処理の実行中において前記外部割込が発生したときに、該実行中のタイマ割込処理の終了を待って前記電断時割込処理を実行するとともに、
前記電断時割込処理において前記通常入力端子を監視し、前記電断信号が入力されているか否かを判定し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていると判定したときに、前記電断処理を実行し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていないと判定したときに、前記電断処理を行わずに割込元の処理に復帰させる、
ことを特徴とするスロットマシン。 - 前記メインデータ記憶手段の記憶領域には、前記ワーク領域及び前記未使用領域に加えてデータを一時的に格納することが可能なスタック領域が割り当てられており、
前記メイン制御手段は、
前記マイクロコンピュータが使用中のデータを前記スタック領域に退避するデータ退避手段と、
前記退避手段により前記スタック領域に退避したデータを前記マイクロコンピュータが使用するデータとして復帰させるデータ復帰手段と、
前記スタック領域のうち前記データ退避手段により退避したデータが記憶されていない未使用スタック領域を特定する未使用スタック領域特定手段と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用領域に加えて前記未使用スタック領域特定手段により特定される未使用スタック領域も1ゲーム毎に初期化する、
請求項1に記載のスロットマシン。 - 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
信号が入力されることにより外部割込を発生させる割込入力端子と、通常入力端子と、を有するマイクロコンピュータにて構成され、遊技の制御を行うメイン制御手段を搭載したメイン制御基板と、
前記メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段を搭載したサブ制御基板と、
前記スロットマシンで用いられる所定の電力の状態を監視し、電力供給が断たれたことに関わる電断条件が成立しているときに電断信号を出力する電断検出手段と、
前記メイン制御基板と前記サブ制御基板とを通信可能に接続する中継基板と、
を備え、
前記電断検出手段は、前記電断信号を前記マイクロコンピュータの前記割込入力端子及び前記通常入力端子の双方に出力し、
前記メイン制御手段は、
データを読み出し及び書き込み可能に記憶する記憶領域を有し、電力供給が停止しても該記憶領域に記憶されているデータを保持することが可能な記憶手段であり、前記記憶領域として前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータが動作を行うためのデータが記憶されるワーク領域と、データを一時的に格納することが可能なスタック領域と、が少なくとも割り当てられたメインデータ記憶手段と、
前記マイクロコンピュータが使用中のデータを前記スタック領域に退避するデータ退避手段と、
前記退避手段により前記スタック領域に退避したデータを前記マイクロコンピュータが使用するデータとして復帰させるデータ復帰手段と、
前記スタック領域のうち前記データ退避手段により退避したデータが記憶されていない未使用スタック領域を特定する未使用スタック領域特定手段と、
前記メインデータ記憶手段における記憶領域の少なくとも一部を初期化する初期化手段と、
電力供給が開始されたときに、前記メインデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるメイン制御状態復帰処理を実行するメイン制御状態復帰処理手段と、
予め定められた単位時間毎に実行中の処理に割り込んで実行するタイマ割込処理を実行するタイマ割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理にて実行する処理を、遊技者の操作を検出する操作検出手段の入力状態を監視して該入力状態を示す入力情報を前記メインデータ記憶手段に記憶する処理を含む複数種類のうちから該タイマ割込処理の実行回数に応じて選択する処理選択手段と、
前記外部割込の発生に応じて、電力供給が開始されたときに前記メイン制御状態復帰手段が前記メイン制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための電断処理を含む電断時割込処理を実行する電断時割込処理実行手段と、
前記タイマ割込処理または前記電断時割込処理のいずれか一方の割込処理の実行中に他方の割込処理を禁止する多重割込禁止手段と、
前記タイマ割込処理にて記憶した入力情報を読み出し、該読み出した入力情報に基づいて遊技の進行に応じた複数の制御状態を段階的に移行させることにより1ゲームの制御を行う基本処理を実行する基本処理実行手段と、
前記基本処理において遊技の進行に応じた前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記タイマ割込処理にて実行される処理により、前記制御情報生成手段にて生成された制御情報を前記サブ制御手段に対して送信する制御情報送信手段と、
を含み、
前記サブ制御手段は、
該サブ制御手段が動作を行うためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するとともに、電力供給が停止しても記憶されているデータを保持することが可能なサブデータ記憶手段と、
電力供給が開始されたときに、前記サブデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて該サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に復帰させるサブ制御状態復帰処理を実行するサブ制御状態復帰処理手段と、
電力供給が開始されたときに前記サブ制御状態復帰手段が前記サブ制御手段の制御状態を電力供給が停止する前の制御状態に正常に復帰できるようにするための処理を含む定期処理を所定の単位時間毎に実行する定期処理実行手段と、
を含み、
前記初期化手段は、前記メインデータ記憶手段の記憶領域における前記未使用スタック領域特定手段により特定される未使用スタック領域を1ゲーム毎に初期化し、
前記電断時割込処理実行手段は、
前記タイマ割込処理の割込タイミングと同時に前記外部割込が発生したときに、該外部割込の発生に伴う前記電断時割込処理を前記タイマ割込処理よりも優先して実行し、
前記タイマ割込処理の実行中において前記外部割込が発生したときに、該実行中のタイマ割込処理の終了を待って前記電断時割込処理を実行するとともに、
前記電断時割込処理において前記通常入力端子を監視し、前記電断信号が入力されているか否かを判定し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていると判定したときに、前記電断処理を実行し、前記通常入力端子に前記電断信号が入力されていないと判定したときに、前記電断処理を行わずに割込元の処理に復帰させる、
ことを特徴とするスロットマシン。 - 前記初期化手段は、複数種類の初期化条件のうちいずれかの初期化条件が成立したときに、該成立した初期化条件の種類に対応して定められた領域を初期化するとともに、該成立した初期化条件の種類に関わらず前記メインデータ記憶手段の記憶領域における未使用領域及び/または前記未使用スタック領域を必ず初期化する、
請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メインデータ記憶手段には、記憶領域を特定するアドレスが割り当てられているとともに、
前記初期化手段は、2種類以上の初期化条件の種類に対応して前記メインデータ記憶手段における初期化開始アドレスが設定されるとともに、該初期化条件に共通する初期化終了アドレスが設定された初期化領域設定手段を含み、前記初期化条件が成立したときに、該初期化条件の種類に対応して前記初期化領域設定手段に設定された初期化開始アドレスから前記初期化終了アドレスまでの各アドレスが割り当てられた記憶領域を初期化する、
請求項4に記載のスロットマシン。 - 前記メインデータ記憶手段には、記憶領域を特定するアドレスが割り当てられているとともに、
前記初期化手段は、初期化条件の種類に対応して前記メインデータ記憶手段における初期化開始アドレスと該初期化開始アドレスに対して初期化される記憶領域のサイズが設定された初期化領域設定手段を含み、前記初期化条件が成立したときに、該初期化条件の種類に対応して前記初期化領域設定手段に設定された初期化開始アドレスから該初期化アドレスに対して設定されたサイズの記憶領域を初期化する、
請求項4または5に記載のスロットマシン。 - 前記メイン制御手段は、前記初期化手段による前記メインデータ記憶手段の記憶領域の初期化中において全ての割込処理を禁止する割込処理禁止手段を含む、
請求項1〜6のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メインデータ記憶手段における前記未使用領域及び/または前記未使用スタック領域を含む全ての記憶領域のデータを所定の演算方法にて計算する全データ演算手段を備え、
前記電断時割込処理実行手段は、前記電断処理において前記全データ演算手段による計算結果を特定の値とするための調整用データを算出し、該算出した調整用データを前記メインデータ記憶手段に格納する処理を実行し、
前記メイン制御状態復帰処理手段は、電力供給が開始されたときに前記全データ演算手段による計算結果が前記特定の値か否かを判定し、該全データ演算手段による計算結果が前記特定の値であると判定したことを条件に、前記メイン制御状態復帰処理を実行する、
請求項2〜7のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メイン制御手段を構成するマイクロコンピュータは、複数種類の割込を発生させることが可能であり、
前記メイン制御手段は、前記複数種類の割込のうち未使用の割込が発生したときに、割込前の処理に即時復帰させる未使用割込処理を実行する未使用割込処理実行手段を含む、
請求項1〜8のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技入賞と、前記有価価値の付与を伴う小役入賞と、遊技状態の移行を伴う特別入賞とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記判定値データ記憶手段は、前記事前決定手段が前記特別入賞のみの発生を許容する旨を決定することとなる単独判定値データと、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる重複判定値データと、を前記判定値データとして記憶する、
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記複数種類の許容段階に共通して記憶するとともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記判定値データ記憶手段は、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データと、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データとを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴とする請求項11に記載のスロットマシン。 - 前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞をそれぞれ発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの数値データとして入力する入力手段と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記特定領域に入力されたnビットの数値データのうちの特定のビットのデータと、該数値データのうちの他のビットのデータを入れ替えて、該入れ替えを行ったnビットの入替数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞をそれぞれ発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する数値更新手段と、
前記所定の抽出条件が成立することにより、前記数値更新手段が更新する第2の数値データを抽出する数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと前記下位jビ
ットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メイン制御手段は、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、予め定められた複数種類の入賞をそれぞれ発生させることを許容するか否かを、入賞の種類毎に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
前記複数種類の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記メイン制御手段は、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する第1の数値更新手段と、
所定のタイミングで前記第2の数値データとは異なる第3の数値データを更新する第2の数値更新手段と、
予め定められた抽出条件が成立することにより、前記第1の数値更新手段から第2の数値データを抽出する第1の数値抽出手段と、
所定の抽出条件が成立することにより、前記第2の数値更新手段から第3の数値データ
を抽出する第2の数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記第1の数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行い、下位jビットに対して前記第2の数値抽出手段が抽出した第3の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に含み、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記制御情報送信手段は、前記制御情報の送信後、所定の送信規制時間が経過するまで新たな制御情報の送信を禁止する、
請求項1〜15のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記電断検出手段が前記所定の電力の状態として監視する監視電圧を生成する監視電圧生成手段を備え、
前記電断検出手段は、前記監視電圧を監視し、該監視電圧が所定値以下となったときに前記電断信号を出力するとともに、
前記スロットマシンは、該スロットマシンに搭載された電気部品に対して供給される電源電圧を前記監視電圧とは別個に生成する電源電圧生成手段を更に備える請求項1〜16のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記スロットマシンは、前記電断検出手段により前記電断信号が出力された時点から少なくとも前記制御情報送信手段が前記制御情報を送信する処理を実行するタイマ割込処理の間隔以上の時間にわたり前記サブ制御手段を駆動させるのに最低限必要な電力供給を維持するサブ駆動電力供給維持手段を備える請求項1〜17のいずれかに記載のスロットマシン。
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