JP2006218649A - 画像形成装置およびホスト装置並びに印刷システム - Google Patents

画像形成装置およびホスト装置並びに印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置に設定データを保存して、再印刷の際は、画像形成装置の設定データを参照して、所望の印刷データに対応する設定データを取得し、ホスト装置に再印刷を促して再印刷させる印刷システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信し、印刷データと設定データにより印刷する。初回印刷時に前記設定データを記憶部保存し、再印刷時に記憶部に保存された設定データに基づいてホスト装置に保存されている文書ファイルを読み出して再印刷する。前記設定データとして、印刷設定情報、前記印刷データを識別するパス情報、ジョブID、前記印刷データのサムネイル、ホスト名、再印刷の許可ユーザ情報、印刷日時または親展情報を少なくとも1つ以上含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、再印刷機能を有する画像形成装置およびホスト装置並びに印刷システムに関し、特にホスト装置に文書ファイルを保存し、再印刷時にホスト装置に保存されている文書ファイルを読み出して再印刷する画像形成装置およびホスト装置並びに印刷システムに関する。更に再印刷機能を有する画像形成装置の画像形成方法と画像形成装置の画像形成プログラム並びにホスト装置の再印刷方法とホスト装置の再印刷プログラムに関する。
印刷データを生成または取得するホスト装置と、画像を印刷する画像形成装置を有線ネットワークあるいは無線ネットワークで接続し、ホスト装置から印刷データを送信して画像形成装置で印刷をすることが日常よく行われている。そして一度印刷した後、再度同じ印刷物を印刷したいことがよくある。
この再印刷機能を有する画像形成装置が特許文献1乃至4に開示されている。
特許文献1は、画像形成装置が画像形成要求を受信すると、この画像形成要求によって指定される画像形成の処理条件と、画像形成される対象データとを保存サービス処理手段に保存する画像形成サービス処理手段を有する。そして上記画像形成サービス処理手段が保存している処理条件と対象データの画像形成要求を受信すると、上記処理条件に従って、上記対象データに基づいて画像形成するものである。
特許文献2は、再印刷だけでなく、様々な用途に再利用できる文書管理するものであって、印刷した文書と、その処理内容や条件とを関連付けて保存し、再利用する場合は処理内容や条件を取得して文書に対する処理を実行するものである。
特許文献3は、再利用時の設定を自動的に行い、設定変更操作を少なくするものであって、プリンタドライバにより印刷の実行指示があると、印刷データに含まれる印刷実行の設定情報を文書名に関連付けて自動的に保存することにより、文書データの保存と再利用時の設定を自動的に行うものである。
特許文献4は、画像出力装置に印刷データの形態毎に分類して記憶する画像記憶手段を備え、再出力する場合に所望の印刷データを容易に探し出すことができるようにするものである。
特開2004−213251号公報 特開2002−063009号公報 特開2001−350606号公報 特開2003−298821号公報
上記特許文献1は、画像形成装置の保存サービス処理手段に、処理条件と対象データとを保存し、クライアントPCから画像形成要求があると、上記画像形成サービス処理手段に保存している上記処理条件に従って、上記対象データに基づいて画像形成するものである。また特許文献2は、文書データと印刷設定データを文書管理サーバに保存し、再印刷の場合は、文書管理サーバから印刷条件及び印刷データを取得して再印刷する。特許文献3は、ホストコンピュータのプリンタドライバに印刷しようとする文書名に関連付けて印刷設定内容を保存し、一度印刷した文書の2度目以降の印刷時にはユーザの意識しないうちに印刷するものである。特許文献4は画像形成装置に印刷データを分類して記憶するものである。
このように、特許文献1及び4は、画像形成装置に文書データ、印刷設定データを保存している。画像形成装置に文書データを保存する場合は、通常、画像形成装置は複数の人が共通で使用することが多いので、画像形成装置の記憶容量を極めて大きくしなければならない。また画像形成装置を複数の人が共通に使用するので、セキュリティ上問題があり、機密文書は保存しておくことができない。また元文書が修正または更新されている場合は、古い文書を再印刷しても意味がない。
また特許文献2及び3は、ホストコンピュータに文書データ、印刷設定データを保存しているが、ホストコンピュータから再印刷の指示をするので、ホストコンピュータと画像形成装置が離れている場合、ホストコンピュータと画像形成装置の間を往復しなければならず、不便である。
以上のような問題に鑑み、本発明は、画像形成装置に印刷データを保存せず、ホスト装置に文書ファイルを保存し、画像形成装置には設定データを保存して、再印刷の際は、画像形成装置の設定データを参照して、所望の印刷データに対応する設定データを取得し、ホスト装置に再印刷を促して再印刷させる印刷システムを提供するものである。
また再印刷の際には、画像形成装置にアクセスできるユーザを認識し、またホスト装置内の文書データを閲覧できるユーザを制限して、セキュリティの問題をなくすシステムを提供するものである。
本発明の画像形成装置は、ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信部と、前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷部と、前記設定データを保存する記憶部と、再印刷を指示する入力部と、前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得部と、前記取得された設定データに対応した再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求部と、前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信部とを備えることにより、前記課題を解決する。
本発明の画像形成装置は、前記設定データは、前記印刷データを送信したホスト装置を識別する情報、前記印刷データまたは印刷データの元文書ファイルのホスト装置における記憶場所を識別するパス情報、ジョブID、前記印刷データのサムネイル、再印刷の許可ユーザ情報、印刷日時または親展情報を少なくとも1つ以上含むとよい。また前記許可ユーザ情報によりユーザ認証する再印刷認証部を更に備え、認証された許可ユーザによって取得された設定データに基づいて、前記印刷ジョブ要求部が前記再印刷要請データを作成するとよい。また前記画像形成装置の記憶部に保存した設定データを消去する消去部を更に備え、前記印刷日時から所定期間以上経過後、消去するとよい。また前記画像形成装置の記憶部に保存した設定データを消去する消去部を更に備え、保存した設定データを、前記印刷日時から古い順に消去するとよい。
また本発明の課題は、ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信ステップと、前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷ステップと、前記設定データを保存する記憶ステップと、再印刷を指示する入力ステップと、前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得ステップと、前記取得された設定データに対応した印刷データの送信を要求する再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求ステップと、前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信ステップとからなる画像形成方法により、解決することができる。
更に本発明は、ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信ステップと、前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷ステップと、前記設定データを保存する記憶ステップと、再印刷を指示する入力ステップと、前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得ステップと、前記取得された設定データに対応した印刷データの送信を要求する再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求ステップと、前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信ステップとからなる画像形成プログラムにより、本発明の画像形成方法を実現し、前記課題を解決する。
また本発明の別の局面では、ホスト装置は画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信部と、前記印刷データの元文書ファイルを保存するホスト側記憶部と、前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信部と、前記再印刷要請データに基づいて前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成部と、前記印刷データ生成部により生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信部を備えることにより、前記課題を解決する。
本発明のホスト装置は、前記設定データは、印刷設定情報、前記ホスト装置を識別する情報、前記印刷データまたは印刷データの元文書ファイルのホスト装置における記憶場所を識別するパス情報、ジョブID、前記印刷データのサムネイル、再印刷の許可ユーザ情報、印刷日時または親展情報を少なくとも1つ以上含むとよい。前記再印刷要請データは再印刷要請者情報を含み、再印刷要請者が許可ユーザに含まれるか否か認証する認証処理部を更に備えるとよい。前記再印刷要請データに親展情報を含む場合は、その親展情報を前記画像形成装置へ送信する親展処理部を更に備えるとよい。
また本発明の課題は、画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信ステップと、前記印刷データの元文書ファイルをホスト側記憶部に保存する保存ステップと、前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信ステップと、前記再印刷要請データに基づいて前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成ステップと、前記印刷データ生成ステップにより生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信ステップとを備える再印刷方法により、解決することができる。
更に本発明は、画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信ステップと、前記印刷データの元文書ファイルをホスト側記憶部に保存する保存ステップと、前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信ステップと、前記再印刷要請データに基づいて前記ホスト側記憶部から文書ファイルを読み出す印刷データ生成ステップと、前記印刷データ生成ステップにより生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信ステップとを備える再印刷プログラムにより、本発明の再印刷方法を実現し、前記課題解決する。
更に本発明の別の局面では、印刷システムは、ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信部と、前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷部と、前記設定データを保存する記憶部と、再印刷を指示する入力部と、前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得部と、前記取得された設定データに対応した再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求部と、前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信部とを備える画像形成装置と、画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信部と、前記印刷データの元文書ファイルを保存するホスト側記憶部と、前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信部と、前記再印刷要請データに基づいて前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成部と、前記印刷データ生成部により生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信部とを備えるホスト装置とを接続してなることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信部と、前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷部と、前記設定データを保存する記憶部と、再印刷を指示する入力部と、前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得部と、前記取得された設定データに対応した再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求部と、前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信部とを備えるので、画像形成装置に印刷データを保存する必要がなく、画像形成装置に大容量の記憶装置を備える必要がない。また画像形成装置に印刷データを保存していないので、セキュリティ上の問題がない。
また本発明は、設定データとして、印刷設定情報、前記印刷データを送信したホスト装置を識別する情報、前記印刷データまたは印刷データの元文書ファイルのホスト装置における記憶場所を識別するパス情報、ジョブID、前記印刷データのサムネイル、再印刷の許可ユーザ情報、印刷日時または親展情報を少なくとも1つ以上含むので、画像形成装置で、所望の印刷データを選択、または検索することができる。また前記許可ユーザ情報によりユーザ認証する再印刷認証部を更に備え、認証された許可ユーザによって取得された設定データに基づいて、前記印刷ジョブ要求部が前記再印刷要請データを作成するので、許可されたユーザ以外は再印刷することができず、また許可された印刷データ以外は画像形成装置から読み出すことができないので、セキュリティを高くすることができる。また前記画像形成装置の記憶部に保存した設定データを消去する消去部を更に備え、前記印刷日時から所定期間以上経過後、消去するので、保存した設定データを前記印刷日時から古い順に消去するので、画像形成装置の記憶容量を大きくする必要がない。
また本発明のホスト装置は、画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信部と、前記印刷データの元文書ファイルを保存するホスト側記憶部と、前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信部と、前記再印刷要請データに基づいてより前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成部と、前記印刷データ生成部により生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信部を備えるので、再印刷時にホスト側記憶部に記憶した文書ファイルを利用することができ、画像形成装置に印刷データを保存する必要がない。またホスト装置のセキュリティによって、再印刷時の印刷データのセキュリティを確保することができる。
また本発明は、前記設定データとして、印刷設定情報、前記ホスト装置を識別する情報、前記印刷データまたは印刷データの元文書ファイルのホスト装置における記憶場所を識別するパス情報、ジョブID、前記印刷データのサムネイル、再印刷の許可ユーザ情報、印刷日時または親展情報を少なくとも1つ以上含むので、画像形成装置からホスト装置に格納している所望の印刷データを選択、または検索することができる。また。前記再印刷要請データは再印刷要請者情報を含み、再印刷要請者が許可ユーザに含まれるか否か認証する認証処理部を更に備えるので、ホスト装置内に保存する文書ファイルを識別することができる。また前記再印刷要請データに親展情報を含む場合は、その親展情報を前記画像形成装置へ送信する親展処理部を更に備えるので、確実に許可ユーザが印刷物を受取ることができる。
図1は本発明の印刷システムの全体のブロック図を示す。本発明の印刷システムは画像形成装置100と、ホスト装置200をネットワークまたはLAN300に接続して構成される。ネットワークまたはLANは複数の画像形成装置100、複数ホスト装置200を接続してもよい。画像形成装置100はいわゆるデジタル複写機として知られているものであり、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX機能を備え、これら機能を実行するためにネットワークI/F、給紙機構、その他デジタル複写機の構成要素を備える。ホスト装置200はパソコンのようなコンピュータであり、入力装置、出力装置、CPU、ROM、RAM、ネットワークI/F、ハードディスク、光ディスク、OS、文書や画像の作成アプリケーションプログラム等のパソコンの構成要素を備える。
<画像形成装置>
本発明の画像形成装置100は、主として図1の構成ブロックを有する。
再印刷入力部11はタッチパネル、キーボード、ポインタ、マウスのような入力装置であり、主には再印刷する文書や画像のような所望の印刷データ(以下、印刷データ)に係る設定データを選択、または検索するために使用する。またパスID(Path ID)、パス名のようなパス情報を入力し、また再印刷ユーザのパスワード(Pass word)やユーザIDあるいは暗証番号のようなユーザ情報を入力するために使用する。 そのほかに画像形成装置やホスト装置に命令や指示を入力するために使用する。
表示部12は液晶表示装置やプラズマディスプレイ、CRT、ELのようなディスプレイであり、入力されたデータ内容、入力された命令や指示を表示したり、デジタル複写機およびパソコンの動作状況を確認したり、印刷出力する印刷データの表示を行う。
ネットワークI/F13はLANまたはネットワーク300に接続するためのインタフェースであり、例えばモデム、ルータ、NIC、LANカードにより構成され、IPアドレス、MACアドレスを有する。
LANまたはネットワーク300に接続するユーザが特定ユーザのみであり、秘密保持が十分である場合は、LANまたはネットワークを介して行う通信は暗号化する必要がないか、簡単な暗号化でよいが、公衆回線のように不特定のユーザと共通使用するネットワークの場合は高度の暗号化手段、復号化手段を備えるのが望ましい。
画像形成装置は、スキャナの読み取り速度、解像度を調整する機能を備え、またプリンタ部は拡大機能、縮小機能、濃度調整機能、フルカラーとモノクロの切替機能を備え、さらに複数のサイズの紙を供給する給紙部、ソータ部を備え、自動的に適正調整する。或いは自動調整に代えてユーザの好みにより調整する手段を備えてもよい。
画像形成装置100は更に制御部20と、記憶部40と、プリンタエンジン50を備える。制御部20は印刷管理部30を備え、印刷管理部30は再印刷ユーザを認証するために再印刷認証部31とユーザデータ部32を備える。ユーザデータ部32は不揮発メモリよりなり、ユーザ情報を記憶する。あるいはユーザ情報を記憶部40に蓄積し、ユーザ認証時に記憶部40からユーザ情報を読み出して記憶するRAMであってもよい。再印刷認証部31はユーザデータ部32のユーザ情報と、再印刷ユーザのユーザ情報、または設定データのユーザ情報とを照合し、ユーザ認証する。また制御部20は、ジョブキューを管理する印刷ジョブ受付部33と、印刷ジョブ要求部34を有するジョブキュー部35を備える。印刷ジョブ受付部33はホスト装置からの印刷要求を受けて印刷のための処理を行う。印刷ジョブ要求部34は再印刷のために取得された設定データをホスト装置へ送信する処理を行う。
印刷管理部30は更に印刷データおよび設定データの暗号を復号するための複号部36を備える。印刷ジョブ受付部33は設定データ解析部21に接続され、設定データ解析部21はホスト装置から受信したデータを印刷データと設定データを分離し、解析する。設定データ解析部21は更に印刷データ展開部22から圧縮伸長部23に接続され、あるいは直接に印刷出力部24に接続され、印刷出力部24はプリンタエンジン50に接続され、プリンタエンジン50により印刷が行われる。
記憶部40はハードディスク、光ディスクのような大容量記憶装置である。記憶部40は印刷データを記憶する印刷データ記憶部41と設定データを記憶する設定データ記憶部44を備える。印刷データ記憶部41は更に圧縮後の印刷データを記憶する記憶部42と、圧縮前の印刷データを記憶する記憶部43に分けられる。圧縮印刷データとしてはサムネイル画像やJPEGによる圧縮画像である。
印刷データ記憶部41は、印刷データ管理部を有し、印刷データの記憶日時を記憶し、その記憶日時から一定期間経過後、または日時経過の古い順に消去する。例えば画像形成装置の設定により自動的に終業時間後、休日前のようにセキュリティ上、問題にならないように、また記憶部40の記憶容量の範囲に納まるように消去するのが望ましい。勿論セキュリティ上、記憶容量上、印刷後直ちに印刷データを消去してもよい。また再印刷要求のない印刷データは印刷後直ちに消去するのが望ましい。
設定データ解析部21は、設定データ記憶部44に接続され、印刷時または印刷後、設定データを設定データ記憶部44に記憶する。設定データ記憶部44はデータ管理部を有し、設定データの記憶日時を記憶し、その記憶日時または印刷日時から所定期間経過後、または日時経過の古い順に消去する。あるいはユーザの設定により任意の期間経過後に消去する。更には設定データごとに消去日時を設定してもよい。このように設定データを適宜消去することによりセキュリティを高くし、また設定データ記憶部44の記憶容量を大きくしなくてもよい。記憶部40には画像形成装置の再印刷プログラムを記憶している。
<ホスト装置>
ホスト装置200は、キーボード、ポインタ、マウスよりなり、データ入力、命令、指示を行うための入力部61を備える。また液晶表示装置やプラズマディスプレイのようなディスプレイよりなり、入力されたデータ内容、入力された指示事項を表示し、ホスト装置の動作状況を確認し、印刷出力する印刷データを表示する表示部62を備える。またLANまたはネットワーク300に接続するためのインタフェースとして、モデム、ルータ、NIC、LANカードよりなるネットワークI/F63を備え、IPアドレス、MACアドレスを有する。ホスト装置はROM、RAM、CPU、ハードディスク、光ディスクを備えている。
ホスト装置200は、更にホスト側制御部70を備え、ホスト側制御部70は、OS71と、各種アプリケーションドライバ72と、プリンタドライバ80を備える。プリンタドライバ80は、認証処理部81と、暗号および復号部82と、親展処理部83と、印刷データ生成部84と、パステーブル85と、各種アプリケーション起動部86を備える。ホスト側制御部70は更にアプリケーション関連付け情報部87を備え、アプリケーション関連付け情報部87に文書ファイルの種類ごとに使用すべきアプリケーションプログラムの情報をあらかじめ保存しておく。認証処理部81はホスト装置のユーザの認証処理を行う。ユーザ認証のため、指紋、手や指の静脈パターン等の生体情報を使用してもよい。ホスト装置のユーザ認証情報は指紋であり、再印刷のユーザ認証情報はユーザIDのように、それぞれ別であってもよいし、同種のユーザ情報でもよい。再印刷の許可ユーザは、ホスト装置のユーザが属するグループ構成員等である。
暗号復号部82は印刷データおよび設定データの暗号復号処理を行う。親展処理部83はホスト装置のユーザによって親展指示がある場合、及び再印刷時に再印刷の許可ユーザが親展指示した場合に親展処理する。または再印刷の許可ユーザによって親展指示がある場合に、親展指示をしたユーザにのみ印刷を行うよう、再印刷要請データに含まれる親展情報を返送するよう処理する。印刷データ生成部84は、ドキュメントフォルダ(ディレクトリ)91に格納された文書ファイルを、アプリケーション関連付け情報部87により関連付けられたアプリケーションプログラム96を起動して印刷データを生成する。
パステーブル85はこのホスト装置に格納している文書ファイルのパス名と、パスIDを対照にした表である。パス名はフォルダ名、ファイル名、文書名等のように階層を構成し、文書ファイルが保存されている場所を表す情報である。パスIDはパス名をコード化したものである。また重要度、機密度に応じて特別なパスIDを付加するとよい。このパステーブルにより、ホスト装置を使用する場合に、文書ファイルをパス名またはパスIDで検索し、または選択して使用することができる。この発明では画像形成装置にはパスIDを送信して、パス名を送信しないようにして、画像形成装置からはパス名が直接分からないようにすることによって、セキュリティを高めることができる。セキュリティを高くする必要がない場合は、パス名を画像形成装置に送信して、パステーブルをなくしてもよい。
ホスト側記憶部90はハードディスク、光ディスクのような大容量記憶装置よりなり、ホスト装置200で生成された文書ファイル、ネットワークを介して取得したデータ、CDやMDやDVD等からダウンロードしたソフトデータを分類して保存するドキュメントフォルダ91と、各種アプリケーションプログラム96を備える。各種アプリケーションの中にホスト装置の再印刷プログラムも含む。
<データ形式>
次に本発明において使用されるデータ形式について説明する。
ホスト装置200から画像形成装置100へ最初の印刷要求する場合、ホスト装置で生成される第1のデータ形式を図2(1)に示す。2−1aは初回を表す情報、2−1bはジョブID、2−1cは親展番号情報、2−1dは画像形成装置を特定するプリンタ名情報、2−1eはホスト装置を特定するためのホスト名情報である。ホスト名情報およびプリンタ名情報に代えて各装置のIPアドレスやMACアドレスを用いてもよい。2−1fはホスト装置内の文書ファイルの格納場所を表すパス名またはパスIDのようなパス情報、2−1gは再印刷の許可ユーザを認証するために使用される許可ユーザ情報であって、許可ユーザのパスワード、ユーザIDまたは暗証番号のようなユーザ情報である。2−1hは画像形成装置で印刷時に必要となる各種印刷設定情報および元文書ファイルの印刷範囲、元文書データに合成する透かし等の情報のように再印刷時にホスト装置が印刷データを生成する場合に必要となるような情報、2−1iは必要に応じて暗号化された印刷データを示す。ここで2−1aから2−1hを設定データと言う。
この第1のデータ形式において、許可ユーザ情報によって再印刷の許可ユーザを特定でき、ホスト名情報によってホスト装置を特定できる。パス情報は画像形成装置では再印刷を要請する場合に備えて記憶するものである。このように印刷データごとに許可ユーザ情報を対応付けることにより、各印刷データの再印刷許可ユーザを決めることができる。ホスト名とパス情報により、ホスト装置内の文書ファイルを特定することができ、これはジョブIDによって識別することができる。
画像形成装置とホスト装置を使用するユーザが限定され、またはセキュリティを高くする必要がない場合は、許可ユーザ情報、ホスト名あるいはパス情報を省略したり、パス情報としてパスIDに代えてパス名にするように簡単化してもよい。このデータ形式は明示的に情報の配置を示したが、情報の配置は任意に変更可能である。またこれ以外のデータを付加してもよい。以下の第2〜第5のデータ形式においても情報の配置は任意であり、他のデータを付加してもよい。
ホスト装置200から画像形成装置100へ図2(1)に示すような第1のデータ形式の設定データ及び印刷データにより、印刷要求があると、画像形成装置100は、設定データにより、初回情報2−1aおよびジョブID2−1b、プリンタ名情報2−1d、ホスト名情報2−1e、パス情報2−1fを印刷ジョブ受付部33で受付け、初回印刷、印刷ジョブ、プリンタ名およびホスト名を確認する。また、親展番号情報2−1cをユーザデータ部32および再印刷認証部31により確認して、親展処理するユーザにのみ印刷を許可する。許可ユーザ情報2−1gは再印刷時に再印刷ユーザを認証するために使用する情報である。さらに各種印刷設定2−1hに対応して印刷データ展開部22が印刷条件を設定し、印刷要求と共に送信された印刷データによりビットマップ画像を形成し、プリンタエンジン50により印刷を行う。
上記印刷要求により印刷前、印刷中、あるいは印刷終了後に第1のデータ形式の設定データから必要なデータを抽出して、図2(2)に示す第2のデータ形式を生成する。第2のデータ形式において、2−2aはジョブID、2−2bはホスト名情報、2−2cはパス情報、2−2dは許可ユーザ情報、2−2eは各種印刷設定情報、2−2fは登録日時、2−2gは印刷日時、2−2hは印刷データのサムネイルを示す。この第2のデータ形式の設定データは設定データ記憶部44に格納され、これを画像形成装置に格納された設定データと言う。
この第2のデータ形式の許可ユーザ情報によって再印刷の許可ユーザを特定でき、ホスト名情報によってホスト装置を特定でき、パス情報によってホスト装置に格納した文書ファイルの格納場所を特定できる。画像形成装置とホスト装置を使用するユーザが限定され、またはセキュリティを高くする必要がない場合は、許可ユーザ情報、ホスト名あるいはパス情報を省略したり、パス情報としてパスIDに代えてパス名にしてもよい。
図2(2)に示す第2のデータ形式は情報量が小さく、記憶容量、使用頻度によって変わるが、設定データ記憶部44に数ヶ月〜1年程度格納しておくことが可能である。しかしセキュリティ上は、1時間、半日、1日ごとに消去するのがよい。また印刷日時から所定期間経過後、または古い順に消去してもよい。または印刷データの重要度、機密度に応じて、印刷データごとに消去期間を決定してもよい。このように消去することにより、設定データ記憶部44の記憶容量を大きくしなくてもよいし、セキュリティ上の問題をなくすことができる。
次に、再印刷要請のために、再印刷要請ユーザが画像形成装置より所望の印刷データに係る設定データを選択し、あるいは検索して設定データを取得した後、画像形成装置からホスト装置へ送信する第3のデータ形式を図2(3)に示す。2−3aはジョブID、2−3bは再印刷要請のために付加された親展番号情報、2−3cはパス情報、2−3dはホスト名情報、2−3eプリンタ名情報である。ホスト名情報およびプリンタ名情報に代えて各装置のIPアドレスやMACアドレスを用いてもよい。2−3fは各種印刷設定情報、2−3gは再印刷要請を行ったユーザを識別する要請者情報を示す。このような第3のデータ形式が画像形成装置からホスト装置へ送信され、再印刷要請が行われる。この第3のデータ形式においても、セキュリティレベルに応じて、許可ユーザ情報、ホスト名あるいはパス情報を省略したり、パスIDに代えてパス名にするように簡単化してもよい。
そして再印刷要請を受けて、ホスト装置から画像形成装置へ送信する第4のデータ形式を図2(4)に示す。2−4aは再印刷を表す情報、2−4bはジョブID、2−4cは再印刷要請時に受信した親展番号情報、2−4dはプリンタ名情報、2−4eはホスト名情報である。ホスト名情報およびプリンタ名情報に代えて各装置のIPアドレスやMACアドレスを用いてもよい。2−4fはホスト内の文書ファイルの格納場所を表すパス情報、2−4gはユーザのパスワード、ユーザIDまたは暗証番号のようなユーザ情報により許可されたユーザを認証するための許可ユーザ情報、2−4hは各種印刷設定情報、2−4iは必要に応じて暗号化された印刷データを示す。ここで2−4aから2−4hを再印刷時の設定データと言う。
このデータ形式において再印刷要請時に受信した第3のデータ形式に親展番号情報を含む場合は、親展処理部83がその親展番号を付す。ホスト名情報と、パス情報によって、ホスト装置に格納された文書ファイルの格納場所を特定できる。ジョブIDによって文書ファイルを識別することができる。許可ユーザ情報は第3のデータ形式に含まれる許可ユーザ情報を付して送信する。
印刷データの元文書ファイルの記憶場所を示すのにパス名を用いれば変換は不要であるが、ホスト装置内部のディレクトリ(ファイル格納場所)構造を隠蔽してセキュリティを強化したい場合は、外部に出す記憶場所識別情報としてはIDを用い、ホスト装置内部でIDをパス名に変換することになる。図2(5)は、ホスト装置内でIDをパス名に変換するためのパステーブル85に格納される第5のデータ形式を示す。2−5aはパスID、2−5bはパス名情報、2−5cは許可ユーザ情報、2−5dは登録日時、2−5eは印刷日時を示す。パスIDとパス名情報の対応により、両者の関係付けができる。またパスIDまたはパス名情報と許可ユーザ情報を対応付けることにより、各文書ファイルを再印刷できる許可ユーザを特定することができる。
以上の構成よりなる印刷システムにおいて、ホスト装置200から初回の印刷データを送信し、画像形成装置100で印刷する。この印刷後、印刷部数が不足して、あるいは追加の印刷が必要になり、再度印刷するため、画像形成装置100からプルプリントする場合について、以下のフローと共に説明する。
<初回印刷のフロー>
図3は、初回印刷のために、ホスト装置で、図2(1)に示す第1のデータ形式2−1の設定データを生成するフローを示す。最初にホスト装置のユーザはホスト装置200で文書ファイルとその文書ファイルに適用されるアプリケーションプログラムにより、印刷データ生成部84が印刷データを生成し、この印刷データをページ記述言語で記述する。 ホスト装置のユーザは独自に文書ファイルを作成する以外に、ネットワークを介して、またはDVD、CD等からデータを取得して印刷データ生成部84で生成してもよい。ここで生成された文書ファイルはドキュメントフォルダ91に保存される。この印刷データおよび印刷データ生成のために設定された各種印刷設定を含む設定データが画像形成装置100へ送信され、初回の印刷要求をする。
このようにして生成された印刷データおよび設定データを入力する(S1)。次に設定データを生成するループと、印刷データを生成するループに分かれ、それぞれ並列処理をする。
設定データを生成するループでは、ユーザが入力した設定データから印刷設定条件を抽出して、図2(1)に示した第1のデータ形式の各種印刷設定2−1hのところに書込む(S2)。印刷設定条件には、部数、紙サイズ、拡大、縮小、カラーとモノクロの区別、濃度等がある。この他に、例えば元文書ファイルの印刷範囲、元文書データに合成する透かしデータのようにホスト装置で処理し、再印刷時に必要となるような情報である。ステップS1においてユーザはこの印刷指示が後に再印刷をするか否か入力しているので、再印刷の有無により(S3)、再印刷の可能性がない場合は、再印刷時の許可ユーザ情報を必要としないのでステップS7に進む。再印刷の可能性がある場合は、ホスト装置のユーザ情報、例えばパスワード、ユーザIDまたは暗証番号を、ユーザが入力した設定データから取得して、図2(1)の第1のデータ形式の許可ユーザ情報2−1gのところに書き込む(S4)。次にステップS1において、ユーザは再印刷を許可する他のユーザの有無を入力しているので、他のユーザの有無により(S5)、再印刷を許可する他のユーザがある場合は、許可ユーザ情報をパステーブル85に追加する(S6)。再印刷を許可する他のユーザがない場合はステップS7に進む。他のユーザとしてはホスト装置のユーザと同じグループの所属員などである。
次に、ユーザが入力した設定データからパス情報を取得して、このパス情報でホスト装置のパステーブル85を検索する(S7)。次にパステーブル85にパス情報が登録されているか否か判断して(S8)、登録されている場合は次のステップS10に進む。登録されていない場合は、パステーブル85にパス情報を登録する(S9)。ここで、再印刷要請を受けた際に要請者が許可ユーザか確認できるように、パステーブル85に許可ユーザ情報を格納しておくようにしてもよい。ステップS10では図2(1)のパス情報2−1eのところにそのパス情報を書き込む。更にステップS1で入力されたジョブIDや、親展No.ホスト名を取得して、図2(1)に示すデータ形式のそれぞれのところに書き込む(S11)。
上記ステップS2〜S11を進める間に、印刷データを生成するため並列処理する(S12)。印刷データを並列処理することにより、高速処理を可能にする。勿論、ステップS2〜S11に続いてステップS12を直列処理してもよい。ステップS2〜S11までの処理と、ステップS12の処理が揃ったとき、両方のデータは合成され、図2(1)に示す第1のデータ形式2−1の設定データを生成して、初回の印刷要求としてネットワークI/F63を介して画像形成装置に送信する(S13)。
画像形成装置100はこの印刷要求をネットワークI/F13を介して印刷ジョブ受付部34で受け付け、設定データ解析部21で解析する。この解析により、印刷データは印刷データ展開部22で画像が生成され、圧縮伸長部23を介して、あるいは直接に印刷出力部24に送られ、プリンタエンジン50を介し、印刷を実行する。
設定データ解析部21は設定データを解析して、図2(2)に示す第2のデータ形式に必要なデータを抽出して設定データ記憶部44に保存する。
<再印刷要請のフロー>
前記のようにして印刷後、印刷部数が不足し、または追加の印刷要求あり、再印刷を希望するユーザが画像形成装置100の再印刷入力部11より再印刷要求する。再印刷を希望するユーザは画像形成装置の印刷データ記憶部41および設定データ記憶部44に蓄積されたサムネイルや設定データ、印刷履歴情報を参照し、該当する印刷データを選択する。またはキーワードを使用してサムネイルや設定データ、印刷履歴情報を検索し、ユーザは所望の印刷データに係る設定データ取得する。以下に再印刷のためユーザが所望の印刷データを選択、または検索してホスト装置へ送信する再印刷要請の第3のデータ形式を生成するフローを説明する。
図4は図2(3)に示す第3のデータ形式の設定データを生成するフローを示す。まずユーザは再印刷入力部11よりユーザ情報として予め定められたパスワード、ユーザIDまたは暗証番号を入力する。ユーザ認証として指紋、手や指の静脈パターン等の生体情報を使用する場合はそれに対応するユーザ情報を入力する。このユーザ情報の入力により、画像形成装置は再印刷認証部31がユーザ認証を行う(S21)。再印刷要請が許可されるユーザは、ホスト装置のユーザまたは図3のステップS4、S6において予め再印刷が許可されたユーザである。
次に設定データ記憶部44に記憶されている多数の設定データの検索ループに進む(S22)。検索ループでは許可ユーザについて、設定データを検索し、各設定データが印刷許可ユーザに許可されているか否か判断する(S23)。つまり設定データに含まれるユーザ情報と、印刷要請ユーザのユーザ情報を照合し、一致するか否か判断する。設定データが再印刷許可ユーザのものであれば、選択対象として候補に追加する(S24)。 設定データが再印刷許可ユーザのものでなければ、ステップS25に進む。ステップS25では設定データ記憶部44に格納されている全部の設定データについて、検索が済んだか否か判断する(S25)。全部の検索が済めば、ステップS26に進む。
このようにして、再印刷許可ユーザが再印刷できる設定データの候補を抽出して、設定データの候補を画像形成装置の表示部12に表示する(S26)。表示部12には、例えばサムネイル2−2hあるいはジョブIDやファイル名を表示する。再印刷許可ユーザは表示された設定データから所望の設定データを選択する(S27)。選択は例えば表示部12に表示された所望の設定データの欄に触れることにより行う。この選択に伴い、第2のデータ形式の中からジョブID、パス情報、プリンタ名情報、その他印刷設定情報が読み出され、図2(3)の第3のデータ形式に示すジョブID2−3a、パス情報2−3c、ホスト名情報2−3d、プリンタ名情報2−3e、各種印刷設定データ2−3fのところにそれぞれ書き込まれる。再印刷要請のために、再印刷許可ユーザが親展処理を要求する場合は、2−3bのところに親展番号を設定して親展No.2を書き込む。このようにして再印刷要請データが印刷ジョブ要求部34で生成される(S28)。そしてこの再印刷要請データがホスト装置へ送信される(S29)。
この再印刷要求によってホスト装置200に格納している印刷データが盗難に合ったり、漏洩したりしないようセキュリティを十分に確保するために、画像形成装置からホスト装置へ送信する再印刷要求に許可ユーザ情報を付加した方がよい。また設定データごとにホスト装置内に格納している印刷データの重要度または機密度に応じて、印刷データごとにパス情報を付加してもよい。このようにユーザ情報により画像形成装置からホスト装置にアクセスするユーザを認識し、またパス情報によりホスト装置内に格納している印刷データを識別し、印刷データを取得できるユーザを制限し、また再印刷できる印刷データを制限することができ、十分にセキュリティを確保することができる。セキュリティを高くする必要がない場合は、ユーザ情報やパス情報を省略したり、簡略にしてもよい。
<再印刷のフロー>
ホスト装置は再印刷要請データを受信すると、保存している文書ファイルを読み出して、画像形成装置100で再印刷するために、印刷データと設定データを送信する。図5は、再印刷のために、ホスト装置で、図2(4)に示すデータ形式2−4を生成し、画像形成装置へ送信するフローを示す。
図4のフローによって再印刷要請があると、図2(3)に示す再印刷要請のデータを受信する(S31)。図2(3)に示す第3のデータ形式から各種印刷設定データを抽出する(S32)。次に各種印刷設定データを生成するループと、印刷データを生成するループに分かれ、それぞれ並列処理をする。
各種印刷設定データを生成するループでは、ステップS32で抽出した各種印刷設定データを図2(4)のデータ形式の各種印刷設定データ2−4hのところに書き込む(S33)。また受信したジョブIDを抽出して図2(4)に示す第4のデータ形式のジョブID2−4bのところに書き込む(S34)。次にパステーブル85でパスIDを検索する(S35)。パステーブルにパスIDが有るか、否か判断し(S36)、パスIDがあれば、図2(4)に示したデータ形式のパス情報2−4fのところに書込む(S37)。 このとき、パスIDに対応するパス名を後述するステップS43で立ち上がるアプリケーションに伝えるようにする。ステップS36において、パスIDがない場合はエラー処理を行い(S39)、終了する。S35において、再印刷要請データに含まれる要請者情報2−3gをパステーブル85で検索する(S40)。パステーブル85に許可ユーザ情報が有るか、否か判断し(S41),許可ユーザ情報があれば、図2(4)の許可ユーザ情報2−4gのところに許可ユーザ情報を書込む(S42)。再印刷要請者情報がパステーブルの許可ユーザ2−5cに含まれない場合は、ステップ39のエラー処理を行い終了するようにする。
更に親展No.ホスト名、許可ユーザ情報を取得して、図2(4)に示すデータ形式のそれぞれのところに書き込む(S38)。
ステップS32〜S39を進める間に、再印刷要請のデータに基づき、ジョブIDに含まれる文書ファイル名から文書ファイルの種類を割り出して、アプリケーション関連付け情報部87を参照し、文書ファイルに適用するアプリケーションプログラムを決定して起動する(S43)。文書ファイル自体に関連するアプリケーションの情報が設定されている場合は、ステップS36から伝えられたパス名を利用して文書ファイルを読み出して、アプリケーションプログラムを起動する。起動したアプリケーションがステップS36から伝えられたパス名を利用して文書ファイルを開き、印刷データ生成部84と共同して印刷データを生成する(S44)。印刷データの生成が終了すると、アプリケーションプログラムを終了する(S45)。
ここで印刷データを並列処理すると、高速処理が可能になる。またはステップS33〜S42に続いてステップS43〜S45を直列処理してもよい。ステップS33〜S42までの処理と、ステップS43〜S45の処理が揃ったとき、両方のデータは合成され、再印刷要求として画像形成装置に送信され(S46)、再印刷のフローは終了する。
ステップS32からS46まではホスト装置が自動的に行ってもよいが、ホスト装置のユーザが再印刷要請したユーザの認証を行い、パス情報を識別して、文書ファイルを取得し図2(4)の第4のデータ形式を生成してもよい。
第4のデータ形式の設定データを画像形成装置100が受信すると、設定データにより、再印刷であることを確認して、またジョブID、親展番号情報、ホスト名、パスID、許可ユーザ情報を確認し、さらに各種印刷設定に対応して印刷条件を設定する。印刷要求と共に送信された印刷データによりビットマップ画像を形成し、プリンタエンジン50を介してプリンタにより再印刷を行う。親展番号がある場合、画像形成装置で親展番号が入力されるまで印刷がホールドされる。これにより、許可ユーザが不用意に画像形成装置から離れた間に再印刷がなされたり、他の印刷物に混じるのを防止する。
印刷システムのブロック図を示す。 データ形式を示す。 初回印刷のフローを示す。 再印刷要請のフローを示す。 再印刷のフローを示す。
符号の説明
100 画像形成装置
200 ホスト装置
11 再印刷入力部
12 表示部
20 制御部
30 印刷管理部
40 記憶部
70 ホスト側制御部
80 プリンタドライバ
90 ホスト側記憶部

Claims (14)

  1. ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信部と、
    前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷部と、
    前記設定データを保存する記憶部と、
    再印刷を指示する入力部と、
    前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得部と、
    前記取得された設定データに対応した再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求部と、
    前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定データは、印刷設定情報、前記印刷データを送信したホスト装置を識別する情報、前記印刷データまたは印刷データの元文書ファイルのホスト装置における記憶場所を識別するパス情報、ジョブID、前記印刷データのサムネイル、再印刷の許可ユーザ情報、印刷日時または親展情報を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記許可ユーザ情報によりユーザ認証する再印刷認証部を更に備え、認証された許可ユーザによって取得された設定データに基づいて、前記印刷ジョブ要求部が前記再印刷要請データを作成することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置の記憶部に保存した設定データを消去する消去部を更に備え、前記印刷日時から所定期間以上経過後、消去することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置の記憶部に保存した設定データを消去する消去部を更に備え、前記印刷日時から古い順に消去することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信ステップと、
    前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷ステップと、
    前記設定データを保存する記憶ステップと、
    再印刷を指示する入力ステップと、
    前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得ステップと、
    前記取得された設定データに対応した再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求ステップと、
    前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信ステップと、
    からなることを特徴とする画像形成装置の再印刷方法。
  7. ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信ステップと、
    前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷ステップと、
    前記設定データを保存する記憶ステップと、
    再印刷を指示する入力ステップと、
    前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得ステップと、
    前記取得された設定データに対応した再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求ステップと、
    前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信ステップと、
    からなることを特徴とする画像形成装置の再印刷プログラム。
  8. 画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信部と、
    前記印刷データの元文書ファイルを保存するホスト側記憶部と、
    前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信部と、
    前記再印刷要請データに基づいて前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成部と、
    前記印刷データ生成部により生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とするホスト装置。
  9. 前記設定データは、印刷設定情報、前記ホスト装置を識別する情報、前記印刷データまたは印刷データの元文書ファイルのホスト装置における記憶場所を識別するパス情報、ジョブID、前記印刷データのサムネイル、再印刷の許可ユーザ情報、印刷日時または親展情報を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする請求項8に記載のホスト装置。
  10. 前記再印刷要請データは再印刷要請者情報を含み、再印刷要請者が許可ユーザに含まれるか否か認証する認証処理部を更に備えることを特徴とする請求項9に記載のホスト装置。
  11. 前記再印刷要請データに親展情報を含む場合は、その親展情報を前記画像形成装置へ送信する親展処理部を更に備えることを特徴とする請求項9に記載のホスト装置。
  12. 画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信ステップと、
    前記印刷データの元文書ファイルをホスト側記憶部に保存する保存ステップと、
    前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信ステップと、
    前記再印刷要請データに基づいて前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成ステップと、
    前記印刷データ生成ステップにより生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信ステップと
    を備えることを特徴とするホスト装置の再印刷方法。
  13. 画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信ステップと、
    前記印刷データの元文書ファイルをホスト側記憶部に保存する保存ステップと、
    前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信ステップと、
    前記再印刷要請データに基づいて前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成ステップと、
    前記印刷データ生成ステップにより生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信ステップと
    を備えることを特徴とするホスト装置の再印刷プログラム。
  14. ホスト装置から送信される印刷データと設定データを受信する受信部と、前記印刷データと設定データに基づいて画像を印刷する印刷部と、前記設定データを保存する記憶部と、
    再印刷を指示する入力部と、前記入力された指示により前記記憶部から読み出した設定データを取得する取得部と、前記取得された設定データに対応した再印刷要請データを作成する印刷ジョブ要求部と、前記再印刷要請データをホスト装置へ送信する送信部とを備える画像形成装置と、
    画像形成装置に印刷データと設定データを送信する送信部と、前記印刷データの元文書ファイルを保存するホスト側記憶部と、前記画像形成装置から再印刷要請データを受信する受信部と、前記再印刷要請データに基づいてより前記ホスト側記憶部から元文書ファイルを読み出す印刷データ生成部と、前記印刷データ生成部により生成された印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信部とを備えるホスト装置と
    を接続してなることを特徴とする印刷システム。
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