JP2006217700A - 電源システム - Google Patents

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光洋 松尾
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Abstract

【課題】発生した電気エネルギーを蓄積し効率よく運用するための小型の電源システムを提供すること。
【解決手段】電力を蓄積する第1の蓄電デバイス2と第2の蓄電デバイス3を備え、発電機1からの電流を第1の蓄電デバイス2と第2の蓄電デバイス3に切り替える切り替え器4と、第1の蓄電デバイス2から負荷6に電力を供給するとともに、第2の蓄電デバイス3から第1の蓄電デバイス2へ電力を供給する電力変換器5を有する構成としたもので、第1の蓄電デバイス2と第2の蓄電デバイス3の双方に効率よく制動エネルギーを回収し、切り替え器4も簡単な構成にできるので、小型・軽量で信頼性の高い電源システムが提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気エネルギーを蓄積し効率よく運用するための小型の電源システムに関するものである。
従来、車両に用いられる電装品の電力はエンジンの動力により発電機を動かして得るために、車の移動に必要なエネルギーとは別に余分な化石燃料が使用されていた。一方、車両の運転時に発生する運動エネルギーは、減速時には機械的な摩擦によって熱となり消費されていた。近年、地球温暖化や化石燃料枯渇などの環境問題に対応するために、車両の移動で生成される運動エネルギーを制動時に発電機などにより電気エネルギーに変換し、この電気エネルギーを蓄電池などに蓄積し、必要に応じて車両に用いられる電装品の電力または車両の加速時のエネルギーとして再利用して消費エネルギーを削減する取り組みがなされている。
電装品に用いられる電気エネルギーは、ほぼ一定の電力消費と考えられるのに対して、制動によるエネルギーの回収は頻度が少ないので、制動時にまとまったエネルギーを回収し蓄積して徐々に電装品に供給する必要があり、そのために電力を蓄積するデバイスが必要になる。例えば、制動の頻度を1回/60秒として常時500Wの電力を供給するとき、蓄電デバイスで必要な電力量は30kWsとなり、制動時間内に本エネルギーを蓄積する必要がある。一般的に車両に用いられる蓄電池は、化学反応を伴って電気エネルギーを蓄積するために、短期間に大電流を流してエネルギーを蓄積する用途には適しておらず、従来の制動エネルギー回収システムにおいて必要な電力量を確保するためには、蓄電池の容量を大きくする必要があり必要な鉛蓄電池の体積や重量増加の要因となる。
図10に、このような短時間の大容量のエネルギー蓄積(電流の充放電)にコンデンサを用いた従来例の電源システムを示す。101は直流発電機であり、直流機または交流発電機の出力を整流したものである。102は第1の双方向スイッチング手段であり、103は蓄電池である。第1の双方向スイッチング手段102と蓄電池103の直列回路は直流発電機101に接続されている。104は第2の双方向スイッチング手段であり、105はコンデンサである。第2の双方向スイッチング手段104とコンデンサ105の直列回路は直流発電機101に接続されている。106は負荷であり、蓄電池103に接続され電力を消費する。
本構成において、直流発電機101で発生した直流電力は、蓄電池103とコンデンサ105の双方にエネルギーを蓄積する構成である。例えば第1のスイッチング手段102がオンのときは、直流発電機101は蓄電池103に接続されて、直流発電機101の出力は蓄電池103に蓄積される。第2の双方向スイッチング手段104がオンのときは、直流発電機101はコンデンサ105に接続されて、直流発電機101の出力はコンデンサ105に蓄積される。このように、蓄電池103とコンデンサ105の双方にエネルギーを蓄積することで十分大きなエネルギー蓄積量を得ることができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平4−271209号公報
しかしながら、従来の電源システムでは以下のような課題がある。図11に鉛蓄電池103とコンデンサ105の充放電特性を示している。一般に、蓄電池103は充電量に関わらずほぼ一定の電圧を示すが、コンデンサ105は充電量に応じて印加電圧が大きく変化する。それゆえ、蓄電池103とコンデンサ105を並列に接続しただけでは、十分にエネルギーを蓄積できない。したがって、図10に示すように双方向スイッチング手段でそれぞれを切り離して充放電を行う必要がある。このとき、蓄電池とコンデンサの印加電圧の大小関係が変化する可能性があるので、双方向スイッチング手段が必要になる。双方向スイッチング手段は、一般に複雑になり大型化するという課題がある。
また、コンデンサ105と蓄電池103の電圧は異なるので、双方向スイッチング手段の切り替え時に大きな電圧の変動があり、ノイズの発生と双方向スイッチング手段の信頼性が低下するという課題がある。本発明は、双方向スイッチング手段を不要とし、電圧の変動を抑えてノイズの発生が少なく信頼性の高い小型の電源システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の請求項1に記載の発明は、機械的エネルギーから電気エネルギーを発生する発電機と、電力を蓄積する第1の蓄電デバイスと、電力を蓄積する第2の蓄電デバイスと、前記発電機からの電流を前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスに切り替える切り替え器と、前記第1の蓄電デバイスから負荷に電力を供給するとともに、前記第2の蓄電デバイスから前記第1の蓄電デバイスへ電力を供給する電力変換器を有する構成とした電源システムである。このような構成にすることにより、第1の蓄電デバイスと第2の蓄電デバイスの双方に効率よく制動エネルギーを回収でき、切り替え器も簡単な構成にできるという作用効果が得られる。
本発明の請求項2に記載の発明は、第2の蓄電デバイスを電気2重層コンデンサで構成したものであり、その大容量性と瞬時の大電流を流せる特長を生かして、瞬時の大容量の電気エネルギーを小型のシステムで構成できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項3に記載の発明は、第1の蓄電デバイスを2次電池で構成したものであり、その大容量性から小電力ではあるが負荷に対して長時間の安定性を確保できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項4に記載の発明は、発電機から電流が発生し始めてから一定時間、第1の蓄電デバイスに接続した後、第2の蓄電デバイスに電流を流すように接続を切り替えるようにしたものであり、第1の蓄電デバイスへの充電電力量を時間で容易に制御でき、かつ切り替え器が第1の蓄電デバイスから第2の蓄電デバイスに切り替わるときに電圧が連続になるという作用効果が得られる。また、第1の蓄電デバイスの印加電圧は第2の蓄電デバイスの印加電圧から充電するために、常に第2の蓄電デバイスの印加電圧は第1の蓄電デバイスの電圧より高くなるので、切り替え器と電力変換器は簡単な構成にできるという作用効果が得られる。
本発明の請求項5に記載の発明は、切り替え器が、第1の蓄電デバイスへの蓄電を遮断した後に第2の蓄電デバイスに蓄電するとき、前記第2の蓄電デバイスの電圧を前記第1の蓄電デバイスの電圧より高くなるようにし、前記発電機からの電流が停止または減少したとき、電力変換器を介して前記第2の蓄電デバイスの電力を放出して、前記第2の蓄電デバイスの電圧が前記第1の蓄電デバイスの電圧と等しくなったときに、前記切り替え器を短絡して制御するようにしたものであり、切り替え器の印加電圧は連続的に変化し電圧が急峻に変化することはないのでノイズの発生が少なく、かつスパイク電流の発生がないため切り替え器の劣化は少なくなるという作用効果が得られる。
本発明の請求項6に記載の発明は、電力変換器を降圧型コンバータで構成したもので、電力変換器の構成が簡単になるという作用効果が得られる。
本発明の請求項7に記載の発明は、発電機と第2の蓄電デバイスを常時接続した構成としたもので、第2の蓄電デバイスへの電流がダイレクトに供給されるので充電損失が小さくなるという作用効果が得られる。
本発明の請求項8に記載の発明は、切り替え器を、第1の蓄電デバイスから第2の蓄電デバイスへ順方向に接続した整流素子と、この整流素子と並列に接続したスイッチで構成したもので、切り替え器の構成が簡単になるという作用効果が得られる。
本発明の請求項9に記載の発明は、第2の蓄電デバイスの印加電圧が減少し第1の蓄電デバイスの印加電圧に等しくなったとき、電力変換器のスイッチをオンにすることで、前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスを接続するようにしたもので、切り替え器を構成するスイッチのターンオンのタイミングを容易に取ることができるようになるという作用効果が得られる。
本発明の請求項10に記載の発明は、電力変換器のスイッチをMOSFETで構成し、このMOSFETの寄生ダイオードを介して第1の蓄電デバイスと第2の蓄電デバイスを接続したもので、さらに簡単な構成が可能になるという作用効果が得られる。
本発明の請求項11に記載の発明は、切り替え器を遮断する直前に発電機からの電流が小さくなるように制御するようにしたもので、切り替え器の寿命を長くすることが可能になるという作用効果が得られる。
本発明の請求項12に記載の発明は、発電機と並列に第2の負荷を接続し、第2の蓄電デバイスから電力を供給するようにしたもので、第2の蓄電デバイスの瞬時の大電力供給能力を生かした電力供給を行うことができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項13に記載の発明は、電力変換器を双方向コンバータとし、第2の負荷に電力を供給する直前に、第1の蓄電デバイスから電力変換器を介して電力を蓄積するように制御する制御回路を備えたもので、第2の蓄電デバイスからの電力供給能力を大きくすることができるという作用効果が得られる。
本発明の電源システムは、上記の構成をとることにより、第1の蓄電デバイスと第2の蓄電デバイスの双方に効率よく制動エネルギーを回収し、切り替え器も簡単な構成にできるので、小型・軽量で信頼性の高い電源システムが構成できるという効果を奏するものである。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における電源システムについて、図1の回路図と図2の動作説明図を用いて詳細に説明する。図1において、発電機1は主に回転する機械的エネルギーから電磁発電機により電気エネルギーを発生させ直流電圧を得るものであり、整流子を有する直流器または交流発電機から得られる電圧を整流して直流にして出力するものである。第1の蓄電デバイス2は、通常、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの2次電池で構成される。第2の蓄電デバイス3は、通常、電気2重層コンデンサから構成される。切り替え器4は、発電機1から発生する電流を第1の蓄電デバイスと第2の蓄電デバイスのどちらかに流すように切り替える手段である。電力変換器5は、第2の蓄電デバイス3の電圧が第1の蓄電デバイス2の電圧より高いときにのみ動作し、制限された電流で第2の蓄電デバイス3から第1の蓄電デバイス2に電力を供給する。負荷6は第1の蓄電デバイス2に接続されて電力を消費する。
以上の構成により、発電機1で機械的エネルギーから電気エネルギーに変換し、第1の蓄電デバイス2と第2の蓄電デバイス3の双方に電力を効率よく蓄積し、安定な第1の蓄電デバイス2から負荷6に電力を供給する。
図2(a)〜(e)の動作説明図において、(a)は発電機1から発生する電流Igを、(b)は発電機1から切り替え器4を介して第1の蓄電デバイス2を蓄電する充電電流Ibを、(c)は第2の蓄電デバイス3を蓄電する電流Icを、(d)は第2の蓄電デバイス3の印加電圧Vcを、(e)は第2の蓄電デバイス3から第1の蓄電デバイス2へ流れる電流Idを示している。図2の時刻T0で、発電機1の印加される機械的トルクにより発電され電流が出力されると、切り替え器4は発電機1と第1の蓄電デバイス2を接続しており、発電機1から出力される電流Igにより第1の蓄電デバイス2を充電する。第1の蓄電デバイス2が許容できる電力量に相当する一定時間で第1の蓄電デバイス2を充電した後、時刻T1で切り替え器4が遮断し発電機1と第2の蓄電デバイス3が接続されると、発電電流Igは第2の蓄電デバイス3を充電する。第2の蓄電デバイス3は電気2重層コンデンサで構成されており、発電機からの電流Igで充電されると徐々に電圧が上昇する。電圧が上昇することで発電機1に印加される電圧も上昇する。時刻T2で発電機1からの電流Igがゼロになると、第2の蓄電デバイス3の充電は停止する。第2の蓄電デバイス3に蓄積されたエネルギーは、電力変換器5によりほぼ一定の電流Idで第1の蓄電デバイス2へ電力を供給しているので、発電機1からの電流Igが停止すると第2の蓄電デバイス3の蓄積エネルギーは減少し、印加電圧Vcは徐々に減少する。時刻T3で第2の蓄電デバイス3の印加電圧が減少し第1の蓄電デバイス2の電圧と等しくなると、電力変換器5の動作は停止し、同時に切り替え器4は発電機1と第1の蓄電デバイス2を接続する。負荷6は第1の蓄電デバイス2に接続されており、安定な電圧が負荷に供給される。
ここで、1回の発電機1から出力される電力量をWgとし、第1の蓄電デバイス2の電圧をV1、第1の蓄電デバイス2への充電電流をI1、第1の蓄電デバイス2への発電機1から充電する時間をTg、第2の蓄電デバイス3の容量をC2、第2の蓄電デバイス3への発電機1からの充電で上昇する電圧の最終値をV2とすると、エネルギー収支により以下の式が成り立つ。
Wg=V1×Ig×Tg+(1/2)×C2×(V22−V12
ここで、Ig,Tgは第1の蓄電デバイス2の充電特性に大きく影響され、寿命を考慮するとあまり大きくできない。したがって、限られたスペースを考慮すると、第1の蓄電デバイス2にはあまり大きなエネルギーは蓄積できない。逆に、大きなエネルギーを蓄積するときは大きな体積重量が必要となる。
そこで、第1の蓄電デバイス2の性能に応じて、Ig,Tgを設定し寿命を考慮して、可能な限りエネルギーを第1の蓄電デバイス2に蓄積し、残りを第2の蓄電デバイス3に蓄積する。第2の蓄電デバイス3はコンデンサで構成され、コンデンサの蓄積エネルギーとして発電機1からの電力が蓄積される。コンデンサに蓄積できるエネルギーは、印加電圧の2乗に比例し電圧の変動幅を広く取ることで蓄積エネルギーを大きくでき、かつ瞬時の電流を流しても劣化しない特徴があり、一般的に瞬時のエネルギー蓄積量を考慮すると、第1の蓄電デバイス2のエネルギー蓄積量より第2の蓄電デバイス3の蓄積可能なエネルギーが大きくなり少ない体積で大きなエネルギーを蓄積できるので、結果的に体積を小さくできる。
ここで第2の蓄電デバイス3として電気2重層コンデンサを用いることで、より小さな体積に大電力量を蓄積できることはいうまでもない。また、このような2つの蓄電デバイスを利用することで、第1の蓄電デバイス2には大きな電力量を蓄積する必要はなく、比較的小型で安価な鉛バッテリを採用することが可能になる。
なお、ここで電力変換器5は第2の蓄電デバイス3から第1の蓄電デバイス2への電圧変換を行うが、第2の蓄電デバイス3が第1の蓄電デバイス2の電圧V1からより高い電圧V2まで充電され、常に第1の蓄電デバイス2の電圧が第2の蓄電デバイス3の電圧より低いことから、電力変換器5の回路構成として図3に示すような降圧型コンバータを用いることで、電力変換器5の回路構成を簡単にできる。図3において、11は高周波でオンオフするスイッチ、12はダイオード、13はインダクタであり、14はスイッチ11を必要に応じて高周波でオンオフさせる駆動回路であり、スイッチ11とダイオード12は直列に接続され第2の蓄電デバイス3に並列に接続され、インダクタ13はスイッチ11とダイオード12の接続点と第1の蓄電デバイス2に接続される。第2の蓄電デバイス3の電圧が第1の蓄電デバイス2の電圧より大きいときに動作し、第2の蓄電デバイス3から第1の蓄電デバイス2に電流を供給する。
また、発電機1の電流を制御し切り替え器4の切り替え時に電流を絞ることで、切り替え時の電流も小さくでき、切り替え器4の長寿命化が可能になる特徴がある。即ち、図4に示すように、切り替え器4を動作させる直前に発電機1の内部に発生する磁界を調整するコイルの電流を減らすことで、発電機1の発生する電圧を減らし電流を絞ることで、切り替え器4の切り替え動作時の電流を小さくでき、切り替え器4が接続される回路に存在する寄生インダクタンスに蓄積されたエネルギーが消費される時に印加される切り替え器4へのストレスを小さくできるので、切り替え器4の長寿命化が可能になる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2における電源システムについて、図5の回路図を用いて説明する。実施の形態2における電源システムは、基本的な回路構成は実施の形態1と同じであるが、切り替え器4の構成を変えることで簡素化を図っている点で異なる。
図5において、基本的には図3と同じであるが、切り替え器4の一例が詳細に示してある。即ち、21はスイッチであり、リレーなどで構成され発電機1と第1の蓄電デバイス2の間に接続される。22はダイオードであり、第1の蓄電デバイス2から第2の蓄電デバイス3の方向に電流を流す。発電機1と第2の蓄電デバイス3とは直結されている。それ以外の構成は、図3の回路と同じなので説明は省略する。
この回路構成では、発電機1から電流が発生し第1の蓄電デバイス2が充電されている間は第2の蓄電デバイス3が並列に接続されている構成になるが、第1の蓄電デバイス2が2次電池であり、ほぼ一定の電圧を維持するために第2の蓄電デバイス3にはほとんど電流は流れない。したがって、動作上は実施の形態1の回路構成での動作と同じになる。実施の形態1と同じく一定時間後スイッチ21がオフすると、発電機1の電流は瞬時に第2の蓄電デバイス3に切り替わり、連続的にエネルギーを第1の蓄電デバイス2及び第2の蓄電デバイス3に蓄積でき時間的なロスもない。ここで、常に第2の蓄電デバイス3は発電機1に接続されていることもあり、切り替え時に発生する電圧の変化は全くなく、スイッチ21の印加電圧はオフ直後に徐々に電圧が上昇する動作になる。したがって、タ−ンオフ時に電圧が急峻に変化しないのでスイッチのストレスが小さくなり、スイッチの寿命を長くすることができる特徴は維持される。スイッチ21がオフした後、発電機1の電流は第2の蓄電デバイス3を充電する動作および電力変換器5の動作により、第2の蓄電デバイス3が放電する動作は実施の形態1と同様である。第2の蓄電デバイス3の電圧が低下し第1の蓄電デバイス2の電圧と同じになると、ダイオード22がオンとなり、第1の蓄電デバイス2と第2の蓄電デバイス3の電圧は等しい状態を維持する。このときにスイッチ21をオンとすることで、電圧ゼロでターンオンすることになり、ターンオン時のスイッチストレスはない。したがって、スイッチのターンオン、ターンオフ時はゼロ電圧であり、スイッチのストレスは非常に小さくなりスイッチの寿命は飛躍的に向上する。
さらに、図5では切り替え器4の中にダイオード22を用いたが、図6のように電力変換器5に内蔵されるダイオード33を用いてオンにすることで、図5のダイオード22は不要になる。図6で30はダイオードを持たない切り替え器4としてのスイッチで、電力変換器5はスイッチ32、ダイオード33、ダイオード34、インダクタ35、駆動回路36で構成される。即ち、スイッチ32とダイオード34の直列回路を第2の蓄電デバイス3に並列に接続し、インダクタ35をスイッチ32とダイオード34の接続点と第1の蓄電デバイス2に接続し、ダイオード33はスイッチ32に並列に、かつ第1の蓄電デバイス2から第2の蓄電デバイス3へ電流を供給できる向きに接続する。駆動回路36はスイッチ32を高周波でオンオフする。駆動回路36で、スイッチ32が第1の蓄電デバイス2の電圧が第2の蓄電デバイス3の電圧より高いときにオンするようにすれば、ダイオード33は不要である。また、図7のように、電力変換器5のスイッチをMOSFET41で構成するときは、MOSFETの寄生ダイオードで図6のダイオード33の代用が可能であり、さらに小型の電源システムが構成できることになる。
また、実施の形態1と同様に発電機1の電流を制御し、切り替え器4のスイッチ30をオンオフする時に電流を絞ることで、ターンオフ電流も小さくでき、さらにスイッチの長寿命化が可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図8の回路図を用いて説明する。図8において、実施の形態2の図7の回路図と違う点は、第2の蓄電デバイス3に第2の負荷50が接続されている点である。第2の負荷50は実施の形態2で説明した発電機1の機能を持つものであってもよい。この場合は、発電機と電動機が共用されるものになる。このような構成では、第2の蓄電デバイス3は通常電気2重層コンデンサで構成され、内部インピーダンスが鉛蓄電池などの2次電池などに比べて小さいので、瞬時に大電力を供給可能になる。
第2の蓄電デバイス3には、電力変換器5のダイオードを介して第1の蓄電デバイス2の電圧が印加されており、電圧を保持している。したがって、第2の負荷50が電動機などのように瞬時に電力を要求しても、ダイレクトに電力を供給することが可能になる。
さらに、第2の蓄電デバイス3が大容量の電力を供給できるようにするために、図9には電力変換器5を双方向電力変換器にした構成を示している。双方向電力変換器にするために、図7でダイオード42に相当する部分を、双方向の電流が流せるスイッチング素子であるMOSFET62で構成してある。即ち、MOSFET61、62は直列に接続され、第2の蓄電デバイス3に並列に接続され、インダクタ63はMOSFET61,62の接続点と第1の蓄電デバイス2に接続される。駆動回路64はMOSFET61,62を高周波で駆動するものである。このように構成することにより、インダクタ63に逆方向に電流を流して、第1の蓄電デバイス2から第2の蓄電デバイス3へのエネルギー伝達が可能となる。従って、双方向電力変換器であらかじめ第2の蓄電デバイス3を充電し、初期電圧を高めておくことで、必要なときに大電力を供給することが可能になる。
本発明にかかる電源システムは、第1の蓄電デバイスと第2の蓄電デバイスの双方に効率よく制動エネルギーを回収し、切り替え器も簡単な構成にできるので、電気エネルギーを蓄積し効率よく運用するための小型の電源システムへの適用に有用である。
本発明の実施の形態1における電源システムの回路図 (a)〜(e)図1の電源システムの動作説明図 同実施の形態1における電源システムの他の回路図 (a)〜(e)図3の電源システムの動作説明図 本発明の実施の形態2における電源システムの回路図 本発明の実施の形態2における電源システムの他の回路図 本発明の実施の形態2における電源システムの他のもう1つの回路図 本発明の実施の形態3における電源システムの回路図 本発明の実施の形態3における電源システムの他の回路図 従来の電源システムの回路図 従来の電源システムのコンデンサおよび蓄電池の充放電特性図
符号の説明
1 発電機
2 第1の蓄電デバイス
3 第2の蓄電デバイス
4 切り替え器
5 電力変換器
6 負荷
11 スイッチ
12 ダイオード
13 インダクタ
14 駆動回路
21 スイッチ
22 ダイオード
30 スイッチ
32 スイッチ
33 ダイオード
34 ダイオード
35 インダクタ
36 駆動回路
41 MOSFET
42 ダイオード
43 インダクタ
44 駆動回路
50 第2の負荷
61 MOSFET
62 MOSFET
63 インダクタ
64 駆動回路

Claims (13)

  1. 機械的エネルギーから電気エネルギーを発生する発電機と、電力を蓄積する第1の蓄電デバイスと、電力を蓄積する第2の蓄電デバイスと、前記発電機からの電流を前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスに切り替える切り替え器と、前記第1の蓄電デバイスから負荷に電力を供給するとともに、前記第2の蓄電デバイスから前記第1の蓄電デバイスへ電力を供給する電力変換器を有する構成とした電源システム。
  2. 第2の蓄電デバイスを電気2重層コンデンサで構成した請求項1に記載の電源システム。
  3. 第1の蓄電デバイスを2次電池で構成した請求項1または請求項2に記載の電源システム。
  4. 切り替え器は、発電機から電流が発生し始めてから一定時間、第1の蓄電デバイスに接続した後、第2の蓄電デバイスに電流を流すように接続を切り替えるようにした請求項1に記載の電源システム。
  5. 切り替え器が、第1の蓄電デバイスへの蓄電を遮断した後に第2の蓄電デバイスに蓄電するとき、前記第2の蓄電デバイスの電圧を前記第1の蓄電デバイスの電圧より高くなるようにし、前記発電機からの電流が停止または減少したとき、電力変換器を介して前記第2の蓄電デバイスの電力を放出して、前記第2の蓄電デバイスの電圧が前記第1の蓄電デバイスの電圧と等しくなったときに、前記切り替え器を短絡して制御するようにした請求項1に記載の電源システム。
  6. 電力変換器を降圧型コンバータで構成した請求項5に記載の電源システム。
  7. 発電機と第2の蓄電デバイスを常時接続した構成とした請求項5に記載の電源システム。
  8. 切り替え器を、第1の蓄電デバイスから第2の蓄電デバイスへ順方向に接続した整流素子と、この整流素子と並列に接続したスイッチで構成した請求項7に記載の電源システム。
  9. 第2の蓄電デバイスの印加電圧が減少し、第1の蓄電デバイスの印加電圧の電圧に等しくなったとき、電力変換器のスイッチをオンにすることで、前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスを接続するようにした請求項7に記載の電源システム。
  10. 電力変換器のスイッチをMOSFETで構成し、このMOSFETの寄生ダイオードを介して第1の蓄電デバイスと第2の蓄電デバイスを接続した請求項9に記載の電源システム。
  11. 切り替え器を遮断する直前に発電機からの電流が小さくなるように制御するようにした請求項1に記載の電源システム。
  12. 発電機と並列に第2の負荷を接続し、第2の蓄電デバイスから電力を供給するようにした請求項1に記載の電源システム。
  13. 電力変換器を双方向コンバータとし、第2の負荷に電力を供給する直前に、第1の蓄電デバイスから電力変換器を介して電力を蓄積するように制御する制御回路を備えた請求項1に記載の電源システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008105161A1 (ja) * 2007-02-28 2008-09-04 Panasonic Corporation 電源装置
JP2009100507A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Toyota Motor Corp 負荷駆動装置、電動車両、負荷駆動装置の制御方法およびその制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2011176958A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Denso Corp 車載電源装置
JP2012075280A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Panasonic Corp 車両用電源装置

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