JP2006215680A - Erroneous work warning system - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は誤作業警報システムに関し、特にたとえば、看護師や介護士や工程作業者などのように予め決められた手順に沿って決められた内容の作業をする際に、手順や内容を誤った場合(誤作業)に、その誤作業を行おうとした者に対して注意喚起を行ったり警報を発する、誤作業警報システムに関する。 The present invention relates to an erroneous operation warning system, and in particular, for example, when a work having a content determined in accordance with a predetermined procedure, such as a nurse, a caregiver, or a process worker, is performed, the procedure or the content is incorrect. In this case, the present invention relates to an erroneous operation warning system that alerts a person who tries to perform the erroneous operation or issues an alarm.
医療事故や看護事故を未然に防止するための様々なシステムや方法が提案されている。その1つが、特許文献1に開示されている行動分析システムである。この行動分析システムでは、現時点における看護師の行動特徴データと予め登録しておいた辞書データとを比較することによって、事故が発生する可能性の有無を判断し、事故が発生する可能性がある場合には、これを回避するための警告を発発するものである。
特許文献1におけるシステムでは、たとえば看護師であれば、各人が装着または保持しているブザーやバイブレータ(振動子)あるいは病室や廊下に設置している赤色灯やスピーカで警報を発することによって、予測される事故の発生を未然に防止することができる。
In the system in
しかしながら、たとえばバイブレータを利用する場合、その看護師が患者に対して注射やその他の行為を行おうとしているときにバイブレータの振動が突然看護師に伝わると、その看護師はその振動を感知したときに動転してしまい、却ってミスを犯してしまうかもしれない。したがって、この場合には、そのときの看護師には警報を発しないようにする必要があるかもしれない。 However, when using a vibrator, for example, when the nurse is about to perform an injection or other action on a patient and the vibration of the vibrator is suddenly transmitted to the nurse, the nurse senses the vibration. You might be upset and make a mistake. Therefore, in this case, it may be necessary not to issue an alarm to the nurse at that time.
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、誤作業警報システムを提供することである。 Therefore, a main object of the present invention is to provide a novel erroneous operation warning system.
この発明の他の目的は、誤作業があっても、誤作業の内容に応じて警報を発するかどうかを選択できる、誤作業警報システムを提供することである。 Another object of the present invention is to provide an erroneous operation alarm system that can select whether or not to issue an alarm according to the content of an erroneous operation even if there is an erroneous operation.
請求項1の発明は、作業者の作業状況をモニタして得られるモニタ情報に基づいて、作業者の作業状況を認識する作業状況認識手段、作業状況認識手段によって作業者が誤作業をしようとしていることを認識したとき、作業者に対して警報できる状態かどうか判断する状態判断手段、および状態判断手段が作業者に対して警報できる状態であると判断したとき、作業者に警報を与える警報手段を備え、状態判断手段が作業者に対して警報できる状態ではないと判断したとき、警報手段による警報を与えないようにした、誤作業警報システムである。 According to the first aspect of the present invention, the worker tries to make an erroneous work by the work situation recognition means for recognizing the worker's work situation based on the monitor information obtained by monitoring the worker's work situation. State determination means for determining whether or not it is possible to warn the worker when it is recognized, and an alarm for giving an alarm to the worker when the state determination means determines that the worker can be alerted This is an erroneous work warning system in which a warning means is not provided when the status judgment means judges that the worker is not in a state capable of warning the worker.
請求項1の発明では、実施例におけるたとえば対物センサ(22)、集音マイク(24)、ビデオカメラ(28)、歩数計(54)、傾斜角センサ(58)、タグリーダ(72)などのモニタ手段からの各種モニタ情報を、たとえばサーバ(12)によって構成される作業状況認識手段が収集し、その作業状況認識手段は、モニタ情報に基づいて、そのときの作業内容や作業工程が正しいかどうか検知することによって、モニタされている作業者の作業が誤作業であるかどうか認識する(ステップS1-S3)。この作業状況認識手段が誤作業を認識したとき、たとえばサーバ(12)で構成される状態判断手段は、作業者に対して警報できる状態かどうか判断する(ステップS4)。この状態判断手段は、たとえば、警報を与えることによって別のミスを誘発する可能性があるかどうかを判断することによって、作業者に対して警報を発することができるかどうか判断する。そして、状態判断手段が作業者に対して警報できる状態であると判断したとき、たとえばサーバ(12)がその一部を構成する警報手段が、作業者に警報を与える(ステップS7、S8)。また、状態判断手段が作業者に対して警報できる状態ではないと判断したとき、警報手段を作動させない(ステップS5)。
In the invention of
したがって、請求項1の発明によれば、警報を与えることが作業者の作業に影響を与えるような場合には、警報を与えないので、警報によってたとえば別のミスを誘発することがない。 Therefore, according to the first aspect of the present invention, in the case where giving an alarm affects an operator's work, no alarm is given, so that another error is not induced by the alarm, for example.
請求項2の発明は、警報手段は異なる方法で警報を与えることができるようにされていて、さらに作業状況に応じて警報手段の警報方法を決定する警報方法決定手段を備え、警報手段は警報方法決定手段で決定された警報方法で作業者に警報を与える、請求項1記載の誤作業警報システムである。
The invention of
請求項2の発明では、警報手段は、たとえば振動による方法、光による方法、音声による方法などのように異なる方法または態様で警報できるようにされていて、たとえばサーバ(12)で構成される警報方法決定手段は、認識した作業状況、たとえば作業者が一人だけで作業をしているか、他の人間と作業をしているか、近くに作業者の作業相手が存在するかなどの作業状況に従って、そのうちの1つまたは複数の警報方法を決定する。したがって、警報手段は警報方法決定手段で決定された警報方法で作業者に警報を与える。
In the invention of
請求項2の発明によれば、そのときの作業状況に最も適した警報方法で作業者に警報を与えることができる。
According to the invention of
請求項3の発明は、状態判断手段が作業者に対して警報できる状態ではないと判断したとき、その誤作業が重大事故につながるかどうか判断する重大事故判断手段をさらに備え、重大事故判断手段が誤作業が重大事故につながると判断したとき、警報手段を作動させるようにした、請求項1または2記載の誤作業警報システムである。
The invention of
請求項3の発明では、たとえばサーバ(12)が重大事故判断手段を構成する。この重大事故判断手段(ステップS5)は、たとえば、警報をしないことで誤作業が続行されることによる弊害が、警報を発することによって誘発される可能性のあるミスによる弊害より大きいかどうか、などを判断することによって、重大事故につながる可能性があるかどうかを判断する。
In the invention of
請求項3の発明によれば、警報を出すことが適当でないときであっても、誤作業の結果が重大事故につながる可能性があるときには、警報を発するので、誤作業による重大事故の発生を未然に防止できる。
According to the invention of
請求項4の発明は、警報方法は、振動による方法、光による方法、音声による方法の少なくとも1つを含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の誤作業警報システムである。
The invention according to claim 4 is the erroneous operation alarm system according to any one of
請求項5の発明は、作業者の作業状況をモニタして得られるモニタ情報に基づいて、作業者の作業状況を認識する作業状況認識ステップ、作業状況認識ステップで作業者が誤作業をしようとしていることを認識したとき、作業者に対して警報できる状態かどうか判断する状態判断ステップ、および状態判断ステップで作業者に対して警報できる状態であると判断したとき、作業者に警報手段によって警報を与える警報ステップを含み、状態判断ステップで作業者に対して警報できる状態ではないと判断したとき、警報手段による警報を与えないようにした、誤作業警報方法である。 The invention according to claim 5 is a work situation recognition step for recognizing the worker's work situation based on monitor information obtained by monitoring the work situation of the worker, and the worker tries to perform an erroneous work in the work situation recognition step. When it is recognized that the alarm can be given to the worker, a state determination step for determining whether or not the worker can be alerted, and when it is determined that the worker can be alerted in the state determination step, the worker is alerted by an alarm means. This is a false work warning method that includes a warning step that gives a warning, and that the warning is not given by the warning means when it is determined that the worker is not in a state capable of warning the worker in the state judgment step.
請求項5の発明では、請求項1の発明と同様の効果が期待できる。
In the invention of claim 5, the same effect as that of the invention of
この発明によれば、誤作業があっても、作業者の作業に影響を及ぼすような警報を与えないので、警報によってたとえば別のミスを誘発したりすることがない。 According to the present invention, even if there is an erroneous operation, an alarm that affects the operator's operation is not given, so that, for example, another error is not induced by the alarm.
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。 The above object, other objects, features and advantages of the present invention will become more apparent from the following detailed description of embodiments with reference to the drawings.
図1を参照して、この発明の一実施例である看護事故警告モニタシステム10は、たとえば病院に適用され、サーバ12を含む。このサーバ12は、有線あるいは無線による通信回線(ネットワーク)14を介して複数の看護師用端末(以下、単に「端末」という。)16および複数のステーション18に接続される。端末16は、パーソナルコンピュータあるいはワークステーションのようなコンピュータであり、看護師毎に割り当てられる。たとえば、端末16は看護師の詰所などに設置される。ただし、1台の端末16を数人の看護師で使用する場合もあり得る。複数のステーション18は、それぞれ、入院患者を収容する病棟内であり、廊下、病室(入り口、ベッドあるいはその近傍)および看護師の詰所などの所定位置に配置され、無線通信可能なウェアラブルセンサユニット(以下、単に「センサユニット」という。)20の識別情報を取得し、サーバ12に送信する。複数のセンサユニット20は、それぞれ、看護師に割り当てられ(装着され)、センサユニット20の識別情報は、無線通信可能な範囲(たとえば、半径3〜5メートル)に存在するステーション18によって検出される。また、ステーション18とセンサユニット20とは互いに通信可能であるため、センサユニット20は、無線通信可能な範囲に存在するステーション18の識別情報(ステーションID)を検出する。図示は省略するが、センサユニット20は、センサユニット20同士で無線通信することが可能であるため、無線通信可能な範囲に存在する2以上のセンサユニット20同士で、互いの識別情報を検出することもできる。また、センサユニット20は、無線LANによってネットワーク14に直接接続される場合もある。
Referring to FIG. 1, a nursing accident
図2はサーバ12の具体的な構成を示すブロック図であり、この図2を参照して、サーバ12には、図1では省略したが、複数の対物センサ22や複数の集音マイク24などが接続される。対物センサ22は、体温計、血圧計、注射器、点滴注射器(注入器)、血液採取用試験管、検尿コップなどの医療器具を格納してある格納箱の取り出し部分やナースコール端末などに設置され、それらの医療器具等についての使用(取り出し)の有無を検知する。ただし、これらの医療器具等には、タグ情報やバーコードのような識別情報を付加しておき、タグ情報やバーコードを読み取ることにより、その使用の有無を検出するようにしてもよい。
FIG. 2 is a block diagram showing a specific configuration of the
また、集音マイク24は、たとえば図3に示す病室26内に設置され、その病室26内での患者や看護師の声、さらにはそれらが発する物音などの周囲音を捕捉する。ただし、このような集音マイク24は、病室26以外にも、病棟内の任意の場所、たとえば廊下や手洗い、トイレ、浴室などにも設置する。
Further, the
図3に示す病室26にはさらに、ビデオカメラ28が設置される。このビデオカメラ28は、看護師の行動を記録したり、患者の様子を記録するのに利用される。それぞれのビデオカメラ28からの動画や静止画のデータがサーバ12に与えられ、このサーバ12が映像をデータベースに蓄積したり、解析したりする。ビデオカメラ28はさらに、たとえば、看護詰め所、廊下などにも設置され得る。
A
上記集音マイク24やビデオカメラ28は、看護師の作業状況をモニタするモニタ手段の一部であり、集音マイク24からの音声情報やビデオカメラ28からの映像情報がモニタ情報を形成する。同様に、対物センサ22もモニタ情報を出力するモニタ手段の一部であり得て、サーバ12はその対物センサ22からの情報で、誰がその医療器具等を取り出したり、使用したりしようとしているのかを知ることができる。
The
同じように、病室26や看護詰め所、廊下などに、警報手段の一例としての、赤色灯などの発光警報器30や、ブザーやスピーカのような音声警報器32が設けられる。発光警報器30は、閃光を発して看護師当に警報を与え、音声警報器32は、ブザー音や合成音声もしくは予め録音しておいた人間の声で、看護師等に警報を与える。
Similarly, a light emitting
病室26には、さらに、患者のためのベッド34が設けられ、このベッド34には、当該ベッドの識別番号(ID)を設定したRFタグ36が付属的に設けられる。このRFタグ36には、たとえばその病室のそのベッド34がたとえば「abcd1111」という固有のIDを持ったベッドであることを示すために、そのID「abcd1111」が設定されている。このRFタグ36のIDを検知することによって、そのベッド34がどの患者のものであるか判断できる。同様のRFタグ36は、さらに、薬品容器38にも付属して設けられている。この薬品容器38に設けられている。RFタグ36は、その薬品容器のIDがたとえば「xyz99999」であれば、そのID「xyz99999」の設定を有する。このRFタグ36のIDを検知することによって、その薬品容器38がどの薬剤のものであるか判断できる。
The
なお、このようなRFタグ36は、たとえば看護師がその身につけているタグリーダ72(図4)で読み取られる。したがって、これらのタグ36とそれを読み取るタグリーダ72もまたモニタ情報を提供するモニタ手段として機能する。
Such an
また、図1では省略したが、サーバ12には、図2に示すように、複数のデータベース(データベース)が接続される。具体的には、看護師データベース40、病棟イベントデータベース42、所在情報データベース44、電子カルテデータベース46および知識データベース48が接続される。
Although omitted in FIG. 1, a plurality of databases (databases) are connected to the
看護師データベース40は、看護師の一日の業務おける行動についてのデータ(看護師データ)を看護師毎に記録する。看護師データには、たとえば、ラベルとして看護師名が記述され、看護師名の横に日付が記述される。看護師名および日付の下側には、当該看護師の看護業務に関する項目(内容)が記述される。つまり、看護業務の開始時刻、看護業務の終了時刻、看護業務の対象患者、看護業務の内容、看護業務における歩数、看護業務における傾斜(上半身(上体)を傾ける)角度の平均値および医療ミス等の業務における事故(アクシデント・インシデント)がそれぞれ記述される。このような看護師データでは、基本的には、センサユニット20で計測されるデータから取得される。
The
病棟イベントデータベース42は、複数のセンサすなわち上述した複数の対物センサ22から得られる対物検知データ、複数の集音マイク24から得られる音声データおよびビデオカメラ28から得られる映像データ(これらのデータをまとめて「病棟イベントデータ」という。)を記録する。対物検知データには、検知する対象となる医療器具等の名称のような識別情報がタグとして付される。音声データには、集音マイク24の設置場所を示す識別情報がタグとして付される。映像データには、ビデオカメラ28の設置場所を示す識別情報がタグとしてとして付される。つまり、対物検知データから検知対象物を特定することができ、音声データや映像データのタグから集音したり映像を取得した場所を特定することができる。
The
さらに、サーバ12は、情報のような病棟イベントデータを取得した時間(時間データ)を、内蔵される時計回路12aから取得して、当該病棟イベントデータに付加する。
Furthermore, the
たとえば、対物検知データの入力があると、サーバ12は当該対物検知データに時間データを付加して、病棟イベントデータベース42に記録する。集音マイク24は、たとえば、物が落下したときに生じる音や、人間が発した大声などを集音することを目的とするため、所定のレベル以上の音が入力されたときに、当該音に対応する音データがサーバ12に入力され、サーバ12は当該音データに時間データを付加して、病棟イベントデータベース42に記録する。ただし、基本的にはタイムラプス(間欠記録)ではあるものの、時系列的に映像データが蓄積される。
For example, when objective detection data is input, the
所在情報データベース44には、看護師についての所在情報のデータ(所在情報データ)が記録される。後で詳細に説明するが、所在情報データは、看護師のそれぞれが装着するセンサユニット20に割り当てられたタグ情報のような識別情報(看護師ID)と、当該看護師IDを検出したステーション18のタグ情報すなわち識別情報(ステーションID)とを時系列に従って記録したデータである。また、上述したように、ステーション18とセンサユニット20とは互いに通信するため、所在情報データは、センサユニット20で検出したステーションIDを時系列に従って記録したデータも含む。さらに、上述したようにセンサユニット20同士は無線通信可能であり、各センサユニット20に割り当てられた看護師IDと、当該センサユニット20と無線通信したセンサユニットの看護師IDとを時系列に従って記録したデータも含まれる。この所在情報データによって、看護師の所在(行動)を知ることができる。たとえば、何時何分何秒にどこ(病室、詰所または廊下など)に居たかを知ることができ、また、何時何分何秒にどの看護師と一緒に居たかあるいはすれ違ったか等を知ることができる。
In the
電子カルテデータベース46には、現在入院中あるいは治療中の患者についての電子カルテが記録される。図示は省略するが、この電子カルテは、医師等が記載するカルテの内容から必要な事項を抽出するとともに、必要な事項を追加して、電子データにしたものである。たとえば、電子カルテには、患者名、担当看護師名(看護師カテゴリ番号)、性別、病名、病状、処方(どのような注射や点滴、あるいは投薬をするかという処方)、リハビリの状況、入院暦、患者に対する注意事項などの情報のデータ(テキストデータ)が記述されるとともに、このテキストデータに当該患者についての患者カテゴリ番号がラベルとして付される。したがって、患者が特定されると、その患者カテゴリ番号に応じて、当該患者についての電子カルテを特定することができる。
The electronic
知識データベース48には、サーバ12が取得した映像情報や音声情報からそのときたとえば看護師が行っている作業内容を認識できる作業内容認識辞書(テンプレート)や、そのときたとえば看護師が行っている工程(手順)が正しいか正しくないかを判断できる作業工程認識辞書(テンプレート)などの各種認識辞書を含む。したがって、サーバ12は、モニタ手段からそのとき入力されているモニタ情報、たとえば集音マイク24からの音声、ビデオカメラ28からの映像、対物センサ22やタグリーダ72(後述)からのタグIDなどを作業内容認識辞書のテンプレートと照合するとこによって、そのとき看護師がしようとしている作業内容を認識することができる。そして、サーバ12は、そのようにして認識したそのときの作業内容を作業工程認識辞書のテンプレートと照合することによって、そのとき看護師がしようとしている作業内容の作業手順が正しいか、あるいは誤っているかなどを認識することができる。知識データベース48にはさらに、上で認識した作業状況において、該当する作業者にそのとき警報を発することが別のもっと重大なミスや不都合を誘発しそうな状態であるかどうかの判断を行うための判定基準データを予めと登録している。したがって、その判定基準データと作業状況とを照合することによって、そのとき警報を出してもよいかどうか判断することができる。
The
ここで、個々の看護師の身体に装着され、モニタ手段の一部として機能するウェアラブルセンサユニット20の詳細なブロック図が図4に示される。
Here, FIG. 4 shows a detailed block diagram of the
この図4を参照して、センサユニット20はCPU50を含む。CPU50には、A/D変換器52を通して、歩数計54から、その看護師が歩いた歩数を示すディジタルデータが入力される。CPU50にはさらに、A/D変換器56が接続され、このA/D変換器56には傾斜角センサ58が接続され、A/D変換器56は、傾斜角センサ58から入力される傾斜角(角度)をディジタルデータ(バイナリデータ)に変換してCPU50に入力する。CPU50には、さらに、エンコーダ60が接続され、このエンコーダ60にはヘッドセットマイク62が接続される。エンコーダ60は、ヘッドセットマイク62から入力される音声信号をMP3のような圧縮音声データ(以下、単に「音声データ」という。)に変調してCPU50に入力する。このように、音声信号を圧縮変調するのは、後述するメモリカード70の容量を考慮したためであり、このような記録媒体の容量を無視できる場合には、単にディジタルデータに変換するだけでもよい。
Referring to FIG. 4,
たとえば焦電センサのような非接触センサ64が設けられ、CPU50は非接触センサ64からの入力に応じてヘッドセットマイク62をオン/オフすることができる。この実施例では、非接触センサ64すなわち焦電センサの前で、看護師が手を2回上下させると、その検出信号がCPU50に入力され、これに応じて、CPU50はヘッドセットマイク62をオンし、その後、看護師が焦電センサの前で、手を2回上下させると、マイク62をオフする。ただし、CPU50は、看護師の操作によらないで、所定時間(10秒)が経過した場合にもマイク62をオフするようにしてある。この実施例では、マイク62としては、ヘッドセットタイプのもの(図5)が用いられるが、他の形式、たとえばピンマイクのようなものであってよい。ただし、マイク62は指向性を有するものが用いられる。これは、看護師の音声を正確に入力するとともに、患者のプライバシーを守るためである。
For example, a
インタフェース66は、LAN(無線LAN)アダプタのようなインタフェースであり、これにより、センサユニット20はネットワーク14に直接接続される。ただし、RS232CやUSBのようなインタフェースを設けて、ケーブルを用いることにより、サーバ12あるいは端末16のような他の端末に通信可能に接続することもできる。
The
カードスロット68には、MMCのようなメモリカード70が着脱自在に設けられる。このメモリカード70には、このセンサユニット20で検出あるいは取得されるデータ(歩数データ、傾斜角データ、音声データ)が記憶される。また、メモリカード70に記憶されたデータは、メモリカード70をサーバ12あるいは端末16のような他の端末に装着することにより、当該他の端末に移動(コピー)することができる。
A
CPU50には、さらにタグリーダ72が読み取ったRFタグ36(図3)のタグIDがそのタグリーダ72から入力される。したがって、このタグリーダ72が読み取ったタグIDを認識することによって、そのとき看護師がどの患者のベッドの付近にいるか、どの薬品容器を所持しあるいは使用しようとしているか、などの作業状況を認識することができる。
Further, the tag ID of the RF tag 36 (FIG. 3) read by the
時計回路74は、日付および時刻を計時する回路であり、CPU50は、時計回路74から取得した時間データを、各センサから取得したデータや看護師IDのデータに付加して、メモリカード70に記憶する。また、必要に応じて、時間データを付されたデータは、インタフェース66を介してネットワーク14に接続されるサーバ12または端末16あるいはその両方に出力される。
The
DIPスイッチ76は、たとえば8ビットで構成され、各ビットのオン/オフを切り替えることにより、0〜255の間で数値を設定することができる。この数値が識別情報すなわち看護師IDであり、各センサユニット20で異なる値が設定される。CPU50は、看護師IDをラベルとして付するとともに、時間データを付加したデータを、メモリカード70に記憶したり、サーバ12に転送したりする。
The
ただし、DIPスイッチ76に代えて、メモリカード70に看護師IDを記憶させておくようにすることもできる。また、DIPスイッチ76に代えて、看護師IDを記憶したROMなどを設けておくようにすることもできる。
However, instead of the
無線送信機78は、CPU50の指示に従って、DIPスイッチ76または別の手段によって設定された看護師IDを所定の周波数による電波(微弱電波)で送信する。無線受信機80は、無線通信可能な範囲に存在する他のセンサユニット20から送信される微弱電波を受信し、看護師IDに復調し、復調した看護師IDについてのデータをCPU50に入力する。この無線送信機78や無線受信機80によって、看護師IDなどをやり取りすることによって、その看護師の近くに別の看護師や医師が存在するのかどうかなどが判断できる。
The
さらに、CPU50は、看護師が図5のようにたとえば腕に装着しているバイブレータ82に駆動信号を与えることによって、その看護師に振動によって警報を与えることができる。
Further, the
ここで、ステーション18は、上述したように、センサユニット20の看護師IDを検出し、検出した看護師IDを、ネットワーク14を介してサーバ12に送信する。また、ステーション18にも識別情報(ステーションID)が割り当てられ、上述したように、このステーションIDがセンサユニット20によって検出される。したがって、たとえば、ステーション18は、センサユニット20の一部の回路コンポーネントを用いることにより、構成することができる。具体的には、ステーション18は、CPU50、インタフェース66、DIPスイッチ76、無線送信機78および無線受信機80によって構成される。
Here, as described above, the
なお、DIPスイッチ76に代えて、ステーションIDを記憶したROMを設けるようにしてもよい点は、センサユニット20の場合と同様である。
Note that a ROM storing a station ID may be provided in place of the
上述したような構成のセンサユニット20は、各看護師に装着される。たとえば、図5に示すように、歩数計54、傾斜角センサ58、ヘッドセットマイク62、非接触センサ64およびバイブレータ82以外の回路コンポーネントは、CPU50やタグリーダ72も含めてボックス(筐体)84に収容され、ボックス84は看護師の腰部(ベルト部分)に装着される。また、非接触センサ64および傾斜角センサ58は、ペン型のケース86に収容され、看護師の衣服(白衣)の胸ポケットに挿すように収納される。ただし、図面では、分かり易く示すために、ケース86を胸ポケットの外部に記載してある。また、歩数計54は、上述のボックス84と同様に看護師の腰部に装着される。さらに、ヘッドセットマイク62は看護師の頭部に装着される。
The
なお、図5においては省略するが、非接触センサ64およびタグリーダ72は接続線を用いてボックス84内のCPU50に接続され、歩数計54,傾斜角センサ58およびマイク62は、それぞれ、接続線を用いてボックス84内のA/D変換器52、A/D変換器56およびエンコーダ60に電気的に接続される。ただし、接続線を用いずに、ブルートゥースのような近距離無線によって接続するようにしてもよい。つまり、電気的に接続されればよいのである。
Although not shown in FIG. 5, the
また、図5に示すように、看護師は、たとえば、白衣の前ポケットに携帯型のコンピュータ(この実施例では、PDA)88を収納し、所持(携帯)している。図示は省略するが、PDA88は、無線LANによって、図1に示したネットワーク14に接続可能な構成にされる。PDA88は既に周知であるため、その構成および動作等の詳細な説明は省略することにする。なお、図面では、分かり易くするため、PDA88を前ポケットの外部に示してある。
As shown in FIG. 5, for example, the nurse stores and carries (carries) a portable computer (PDA in this embodiment) 88 in the front pocket of a lab coat. Although not shown, the
たとえば、看護師の操作によって、センサユニット20の主電源がオンされると、CPU50は、傾斜角センサ58からの入力を所定時間(この実施例では、500ms)毎に検出する。上述したように、マイク62は、非接触センサ64の入力に応じて、そのオン/オフが制御される。また、CPU50は、マイク62がオフされているとき、歩数計54からの入力を有効化する。
For example, when the main power supply of the
したがって、CPU50は、歩数計54によって計測された歩数のデータ(歩数データ),傾斜角センサ58によって計測された角度のデータ(角度データ)およびマイク62で検出された音声のデータ(音声データ)を、識別してメモリカード70に記憶するとともに、無線LANによって他の端末(この実施例では、サーバ12)に送信する。また、CPU50は、歩数データ、角度データおよび音声データを記録する場合には、各データの取得開始時刻および取得終了時刻についての時間データを時計回路74から取得し、各データに当該時間データを付すようにしてある。
Therefore, the
なお、ウェラブルセンサユニット20によって取得した上述のような行動データ、さらには先に述べたビデオカメラ28などで取得した行動データは、最終的には、すべてサーバ12およびそれぞれの関連データベース(図2)に記録される。
The behavior data obtained by the
たとえば、看護師nが患者kさんの看護を行う場合には、看護師nが「患者kさんの(患者)訪問に行きます。」と発話した内容、患者kさんの病室を往復する間の歩数および当該病室を往復する間に上半身を傾斜した際の角度(傾斜角度)のそれぞれについてのデータが記録される。また、このデータに,看護業務の開始時刻および終了時刻の時間データが付加される。 For example, when the nurse n cares for the patient k, the contents of the statement that the nurse n said, “I will go to the patient (patient) visit of the patient k”, while going back and forth between the patient k's room Data on the number of steps and the angle (tilt angle) when the upper body is tilted while going back and forth in the hospital room are recorded. In addition, time data of the start time and end time of nursing work is added to this data.
このような音声,歩数および傾斜角度についてのデータおよびこれらに付される時間データ(これらをまとめて「計測データ」ということがある。)は、看護師nの1日の業務のすべてについて取得される。上述したように、センサユニット20は、無線LAN(ネットワーク14)によって接続され、したがって、上述のようにして取得された1日の業務についての計測データ(業務計測データ)は、センサユニット20から端末16に送信(転送)することができる。また、メモリカード70を端末16に着脱自在にすれば、業務計測データを直接端末16に入力することができる。
Such data on the voice, the number of steps and the angle of inclination and the time data attached thereto (sometimes collectively referred to as “measurement data”) are obtained for all of the daily tasks of nurse n. The As described above, the
端末16は転送された業務計測データを受信し、たとえば、看護師の操作によって、その業務計測データはサーバ12にアップロードされる。サーバ12は、アップロードされた業務計測データに基づいて、アクシデント・インシデントを除く看護師データを作成する。つまり、看護師を特定し、その後、各計測データからアクシデント・インシデントを除く看護師データの項目を特定(決定)して、記録する。
The terminal 16 receives the transferred work measurement data, and the work measurement data is uploaded to the
ただし、業務計測データは、センサユニット20からネットワーク14を介してサーバ12に直接アップロードされるようにしてもよい。
However, the business measurement data may be directly uploaded from the
たとえば、看護師は、センサユニット20から転送される業務計測データに付された看護師IDに基づいて、サーバ12側で容易に特定することができる。
For example, the nurse can easily specify on the
また、計測データに含まれる音声データは、音声認識処理を施され、認識した音声から患者名や当該患者に対して行った看護業務が特定される。つまり、サーバ12は、音声認識機能を備えており、また、音声認識のための辞書すなわち複数の発話(音声)に対応する音声データを記録したメモリ(たとえば、ハードディスクやROM)を有している。ただし、看護師の音声データは、一例として、看護師データベース28に記録される。
The voice data included in the measurement data is subjected to voice recognition processing, and the patient name and the nursing work performed on the patient are specified from the recognized voice. That is, the
この実施例は、このような看護師の行動記録それ自体に直接関係するものではないのでここではこれ以上の説明は省略するが、この実施例は、簡単に言うと、上で説明した種々のモニタ手段からのモニタ情報に基づいて看護師などの作業者の作業内容や作業手順(作業状況)を認識することによって、そのとき作業者がしようとしている作業が誤作業かどうか検知し、誤作業をしようとしている看護師などの作業者に警報を発する。この場合、そのとき看護師等の作業者の作業状況から見て作業者に対して警報できる状態であると判断したときだけ作業者に警報を与える、それ以外のときには警報を与えないようにするようにしている。それによって、作業者が、与えられる警報によって別のミスを誘発することがないようにするものである。ただし、後の実施例では、誤作業がこのミスより重大な事故につながることが予見できる場合には、作業者の作業状況に拘わらず、適当な方法で警報を与える。 Since this embodiment is not directly related to the nurse's action record itself, further explanation is omitted here, but this embodiment is simply described in the various types described above. By recognizing the work content and work procedure (work status) of a worker such as a nurse based on the monitor information from the monitoring means, it is detected whether the work that the worker is trying to do is an incorrect work. Alerts workers such as nurses who are trying to In this case, a warning is given to the worker only when it is determined that the worker can be warned in view of the work status of the worker such as a nurse, and the warning is not given otherwise. I am doing so. This prevents the operator from inducing another mistake with the given alarm. However, in a later embodiment, if it can be predicted that an erroneous work will lead to a more serious accident than this mistake, an alarm is given in an appropriate manner regardless of the work situation of the worker.
図6はこの実施例でのサーバ12の動作を示すフローチャートであり、このフローチャート(プログラム)は、一例として、サーバ12の内部メモリ(ROMまたはRAM:図示せず)に設定されている。
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the
ここで、この図6を参照して、実施例の誤作業警報システム10の特にサーバ12の動作について説明する。サーバ12は、動作を開始した後、ステップS1で、そのとき受信しているモニタ情報、たとえば対物センサ22からの信号、集音マイク24からの音声状態、ビデオカメラ28からの映像情報、歩数計54からの歩数情報、傾斜角センサ58からの傾斜角情報、ヘッドセットマイク62からの音声情報、タグリーダ72からのタグIDなどに基づいて、そのときの看護師の作業内容を認識する。ただし、モニタ情報のうちウェアラブルセンサユニット20が取得する情報、すなわち歩数情報、傾斜角傾斜角情報、ヘッドセットマイク62からの音声情報、タグIDなどは、無線LANなどのネットワークを通じて、サーバ12に収集されるものである。
Here, with reference to this FIG. 6, the operation | movement of especially the
先に説明したように、知識データベース48に作業内容認識用辞書(テンプレート)を予め登録しているので、サーバ12は、上述のようにして収集したモニタ情報をその認識用辞書と照合することによって、そのとき看護師が行おうとしている作業内容を認識することができる。ただし、この作業内容の認識は、サーバ12の管理者によって人為的になされる場合もある。
As described above, since the work content recognition dictionary (template) is registered in the
ステップS1で作業内容の認識または把握を行った後、サーバ12は、次のステップS2において、同じく知識データベース48に登録してある作業工程認識用辞書(テンプレート)を利用して、ステップS1で認識した作業内容が正しい手順で行われているか、つまり、認識された作業が予め決められた規則や手順に基づいて行われているかを判断する。ただし、この作業工程の認識は、サーバ12の管理者によって人為的になされる場合もある。
After recognizing or grasping the work content in step S1, the
ステップS1で作業内容を認識し、ステップS2で作業工程を認識した後、すなわち作業状況を認識した後、ステップS3で、作業に問題がないかどうか判断する。ステップS1の作業内容が認識できないとき、認識できてもその作業自体が間違いであるとき、さらには、ステップS1では正しい作業を行っていると認識してもステップS2で手順や規則に照らして作業工程が間違っているとき、などには、このステップS3で、誤作業であると判断する。 After recognizing the work content in step S1 and recognizing the work process in step S2, that is, after recognizing the work situation, in step S3, it is determined whether or not there is any problem in the work. If the work content in step S1 cannot be recognized, if it can be recognized, but the work itself is wrong, further, even if it is recognized in step S1 that the correct work is being performed, the work is performed in step S2 according to the procedure or rule. When the process is wrong, for example, it is determined in this step S3 that the work is wrong.
このようにして、ステップS1-S3を実行することによって、そのとき看護師がしようとしている作業が間違っている、つまり誤作業であると判断すると、続くステップS4において、サーバ12は、そのとき当該看護師に対して警報を発することができる状態かどうかの状態判断を行う。この状態判断は、そのとき警報を発することが別のもっとミスや不都合を誘発しそうな状態であるかどうかの判断を行う。そのような状態判断は、知識データベース48に蓄積してある判定基準データと照合して行うことができる。
In this way, by performing steps S1 to S3, if it is determined that the work that the nurse is trying to do is wrong, that is, an erroneous work, then in step S4, the
具体的には、たとえば、集中力を要求され、ちょっとしたミスが事故につながる工作機器や産業用機械等の運用時に、集中力を阻害すると作業者や周囲の人あるいは事物に対して危険が及ぶような操作や作業をしているときには、警報を出さない。同じような状況で、看護師や医師が患者の誰かに今まさに注射をしようとしているときに警報を出すと、その作業が警報によって影響を受ける可能性があるので、この状態は警報を出すのに適当な状態ではない。 Specifically, for example, when operating a machine tool or industrial machine that requires concentration and a slight mistake leads to an accident, if concentration is hindered, the worker, surrounding people, or things may be at risk. The alarm is not given when performing various operations and operations. In a similar situation, if a nurse or doctor alerts you when you are about to give an injection to someone in the patient right now, this situation can alert you because the task can be affected by the alert. It is not in an appropriate state.
ステップS4で上述のようにして、そのとき看護師当の作業者が行おうとしている作業内容に基づいて警報を出せる状態かどうか判断する。そして、ステップS4で“NO”のとき、次にサーバ12は、ステップS5で、上で判定した誤作業が重大事故につながるかどうか判断する。つまり、警報によって誘発される可能性があるミスによって生じる弊害と、その誤作業によって生じる弊害とを比較考量し、後者が前者に比べて大きいときには、このステップS5で“YES”と判断される。看護師や医師が注射をしようとしているときの例でいえば、その誤作業(誤注射)によって重大な副作用が予測される場合は“YES”となる。逆に言えば、警報によって誘発される可能性があるミスによって生じる弊害と、その誤作業によって生じる弊害とを比べたとき、後者が前者に比べて小さいときには、このステップS5で“NO”と判断される。
In step S4, as described above, it is determined whether or not it is possible to issue an alarm based on the work content that the nurse worker is trying to perform. If “NO” in the step S4, the
ステップS4およびS5でそれぞれ“NO”が判断されると、ステップS1-S3で誤作業を検知しても、サーバ12は何ら警報をすることなく処理を終える。
If “NO” is determined in each of steps S4 and S5, even if an erroneous operation is detected in steps S1 to S3, the
これに対して、ステップS4で“YES”が判断されたとき、またはステップS4では“NO”が判断されたが重大事故が予見されるときにはステップS5を経て、次のステップS6において、サーバ12は、第1の態様での警報が可能かどうか判断する。先に説明したように、看護師や医師等の作業者に警報を発する方法としては、看護師等に装着したバイブレータ82の振動で警報を与える方法、病室や廊下などに設けた赤色回転灯30やスピーカ32(図3)の光や音声で警報を与える方法などがある。
On the other hand, if “YES” is determined in step S4, or if “NO” is determined in step S4 but a serious accident is predicted, the
たとえば誤作業が注射であるとき、その注射が行われようとしているときにバイブレータ82で振動刺激による警報を与えると、その振動が却ってミスを誘発することがあるので、この場合には光や音声で警報を出すことが考えられる。この場合は警報によって作業者に与える刺激が振動は適当ではなく、光や音声が適当である場合である。
For example, when the erroneous operation is an injection, if an alarm is given by vibration stimulation with the
これに対して、作業者、たとえば看護師が患者(作業相手)と一緒にいてその患者に対して何らかの処置中であるときは、赤色回転灯30やスピーカ32による光刺激や音声刺激を伴う警報方法では、その看護師に対して何らかの警報が行われたことが患者に知られてしまい、患者に根拠のない不安感や不信感を与えることになるかも知れない。したがって、この場合には、光や音声による警報方法を避けて、バイブレータ82の振動による警報方法を利用するのが適当である。
On the other hand, when an operator, such as a nurse, is together with a patient (working partner) and is taking any action on the patient, an alarm accompanied by light stimulation or voice stimulation by the red rotating light 30 or the
また、たとえば看護師が一人で作業をしているか、あるいは別の看護師や医師と一緒にいるが患者が介在していない場合には、赤色回転灯30やスピーカ32による警報方法であっても特に問題はないばかりか、他の看護師等にも注意を喚起する必要があることもあるので、この場合には、バイブレータ82ではなく、赤色回転灯30やスピーカ32による警報方法を利用するのが適当である。
Further, for example, when a nurse is working alone or with another nurse or doctor but no patient is present, the alarm method using the red rotating light 30 or the
このように、この実施例では、複数の警報方法を選択的に用いて作業者に警報を発することができるようにし、その異なる警報方法のどれが利用可能かを判断し、最適の警報方法で作業者に警報が出せるようにしている。 As described above, in this embodiment, a plurality of alarm methods can be selectively used to issue an alarm to the worker, and it is determined which of the different alarm methods can be used. An alarm can be given to the worker.
そして、この実施例では、バイブレータ82による警報方法を第1の警報方法と定義し、ステップS6では、第1の警報方法すなわちバイブレータ82を利用可能かどうか、判断する。このステップS6では、ステップS1の作業内容を認識するために利用した各種モニタ情報に基づいて、たとえば注射を正にしようとしているのか、患者の近所にいるのかなどを判断することによって、第1警報方法の利用の可否を判断する。
In this embodiment, the alarm method by the
ステップS6で“YES”が判断されると、サーバ12は、たとえば無線LANのようなネットワークを通して、ウェアラブルセンサユニット20のCPU50に、そのCPU50が管理するバイブレータ82を駆動せよ、という指令を与える。応じて、CPU50(図4)がバイブレータ82に駆動信号を与える。そうすると、バイブレータ82が振動を発生、そのバイブレータ82を装着している看護師の腕に振動刺激が与えられるので、その看護師は、誤作業に対する警報があったものとして、自己の作業の誤りに気づき、その誤作業を修正して正しい作業(作業内容が正しくかつ作業手順も正しい作業)をすることができる。
If “YES” is determined in step S6, the
ステップS6で“NO”が判断されたとき、すなわち第1警報方法であるバイブレータ82が使用できないときには、サーバ12は、図2に示す赤色回転灯30やスピーカ32を直接駆動して、第2の警報方法である光や音声によって、作業者に警報を与える。したがって、作業者やその近傍の関連する者がその警報に気づき、誤作業を正しく訂正することができる。
When “NO” is determined in step S6, that is, when the
この実施例の警報システムの具体的な動作例を説明する。 A specific operation example of the alarm system of this embodiment will be described.
たとえば看護師Aがある患者Bのベッドの前で点滴を準備している場合、RFタグ36(図3)を読み取ったタグリーダ72(図4)からのタグID(これはCPU50からネットワークを介してサーバ12に収集される)などのモニタ情報から、サーバ12は、ステップS1において、看護師Aが患者Bのベッドの前にいること、および看護師Aに装着されている傾斜角センサ58や加速度センサ(図示せず)や病室26に設けたビデオカメラ28(図3)からの映像などのモニタ情報から、看護師Aが点滴準備をしているとことを作業内容として認識することができる。さらに、薬品容器38のRFタグ36を読み取ったタグリーダ72からのタグIDなどのモニタ情報から、サーバ12は、作業内容として、看護師Aが扱っている薬剤が患者Bに投与されようとしていることを認識できる。
For example, when nurse A is preparing an infusion in front of a bed of a patient B, a tag ID from the tag reader 72 (FIG. 4) that has read the RF tag 36 (FIG. 3) (this is sent from the
そして、ステップS2では、サーバ12は、作業手順を確認して、その薬剤は、患者Bに投与すべきものではなく患者Cに投与されるべきであることを認識し、そのときの看護師Aが行おうとしている作業が誤作業であると判断する(ステップS3)。
In step S2, the
そして、ステップS1での作業内容の認識の結果、そのときの看護師Aの作業状態が、未だ薬の準備中であると認識されていれば、ステップS4で“YES”が判断でき、サーバ12は、続いて、ステップS6で、第1警報方法すなわちバイブレータ82による警報が可能かどうかを判断する。未だ準備中であるので、このステップS6では“YES”が判断され、したがって、サーバ12は、CPU50にバイブレータ82を駆動するよう指令を与える。応じて、バイブレータ82から看護師Aの腕に振動が伝えられ、看護師Aの注意が喚起される。
As a result of the recognition of the work content in step S1, if it is recognized that the work state of nurse A at that time is still in preparation of medicine, “YES” can be determined in step S4, and the
仮に、看護師Aが患者Bに対して点滴用の針を刺そうとしている状態であることがわかった場合には、第1警報方法すなわちバイブレータ82による警報は上で述べたように適当ではないので、この場合には、ステップS6で“NO”と判断し、サーバ12は、たとえば赤色回転灯30を用いる第2警報方法によって、看護師Aの注意を喚起する。この場合には、患者Bによって看護師Aの作業に何らかの間違いが生じていることを知られてしまうが、今正に針を刺そうとしているときに振動を与えることは、刺す場所が振動でずれるなどの別の重大事故を誘発する可能性があるので、それを回避するためにあえて第2警報方法を採用する。
If it is found that nurse A is trying to pierce patient B with an infusion needle, the first alarm method, that is, alarm by
なお、上述の実施例では、看護師や医師などの医療業務を例にとって説明した。しかしながら、この発明が対象とする作業は、工作機械の操作および放射性物質を扱う作業など、様々な危険を伴う作業が対象となるものである。 In the above-described embodiment, a medical service such as a nurse or a doctor has been described as an example. However, the work targeted by the present invention is intended for work involving various dangers, such as operation of machine tools and work of handling radioactive materials.
さらに、警報方法として、振動や光あるいは音声による方法を例示したが、さらには、たとえば看護師用端末16やステーション18のディスプレイ(図示せず)に警報メッセージを表示するような警報方法も考えられる。
Furthermore, although the method using vibration, light, or voice is exemplified as the alarm method, an alarm method that displays an alarm message on the display (not shown) of the
10 …誤作業警報システム
12 …サーバ
18 …ステーション
20 …センサユニット
22 …対物センサ
24 …集音マイク
28 …ビデオカメラ
30 …赤色回転灯
32 …スピーカ
36 …RFタグ
50 …CPU
66 …インタフェース
70 …メモリカード
72 …タグリーダ
82 …バイブレータ
DESCRIPTION OF
66 ...
Claims (5)
前記作業状況認識手段によって前記作業者が誤作業をしようとしていることを認識したとき、前記作業者に対して警報できる状態かどうか判断する状態判断手段、および
前記状態判断手段が前記作業者に対して警報できる状態であると判断したとき、前記作業者に警報を与える警報手段を備え、
前記状態判断手段が前記作業者に対して警報できる状態ではないと判断したとき、前記警報手段による警報を与えないようにした、誤作業警報システム。 Work status recognition means for recognizing the work status of the worker based on monitor information obtained by monitoring the work status of the worker;
When it is recognized by the work status recognition means that the worker is about to perform an erroneous work, state determination means for determining whether or not the worker can be alerted, and the state determination means for the worker Provided with an alarm means for giving an alarm to the worker when it is determined that the alarm is possible.
An erroneous operation warning system in which the warning by the warning means is not given when the status judgment means judges that the worker is not in a state capable of warning.
前記作業状況に応じて前記警報手段の警報方法を決定する警報方法決定手段を備え、
前記警報手段は前記警報方法決定手段で決定された警報方法で前記作業者に警報を与える、請求項1記載の誤作業警報システム。 The alarm means is configured to be able to give an alarm by a different method, and further includes an alarm method determining means for determining an alarm method of the alarm means according to the work situation,
The erroneous operation warning system according to claim 1, wherein the warning unit gives a warning to the worker by the warning method determined by the warning method determination unit.
前記重大事故判断手段が前記誤作業が重大事故につながると判断したとき、前記警報手段を作動させるようにした、請求項1または2記載の誤作業警報システム。 When it is determined that the state determination means is not in a state of being able to warn the worker, it further comprises a serious accident determination means for determining whether the erroneous work leads to a serious accident,
The erroneous operation alarm system according to claim 1 or 2, wherein when the serious accident determination unit determines that the erroneous operation leads to a serious accident, the alarm unit is activated.
前記作業状況認識ステップで前記作業者が誤作業をしようとしていることを認識したとき、前記作業者に対して警報できる状態かどうか判断する状態判断ステップ、および
前記状態判断ステップで前記作業者に対して警報できる状態であると判断したとき、前記作業者に警報手段によって警報を与える警報ステップを含み、
前記状態判断ステップで前記作業者に対して警報できる状態ではないと判断したとき、前記警報手段による警報を与えないようにした、誤作業警報方法。 A work situation recognition step for recognizing the worker's work situation based on monitor information obtained by monitoring the worker's work situation;
A state determination step for determining whether or not the worker can be alerted when the worker recognizes that the worker is trying to perform a wrong operation in the work state recognition step; and for the worker in the state determination step An alarm step of giving an alarm to the worker by an alarm means when it is determined that the alarm is possible,
An erroneous operation warning method in which an alarm by the alarm means is not given when it is determined in the state determination step that the operator is not in an alarmable state.
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