JP2006215473A - Electrophoretic display device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電気泳動表示装置に係り、特に液体中の帯電粒子を移動させて表示を行なうものに関する。 The present invention relates to an electrophoretic display device, and more particularly to an apparatus for performing display by moving charged particles in a liquid.
従来、対向する一対の基板間に移動可能な帯電性の粒子を配置し、これらの粒子を電圧の印加によって移動させることに基づいて表示を行なう電気泳動表示装置が提案されている。この電気泳動表示装置においては、表示状態を長時間に亘って安定的に保持させる機能の実現が所望されていることから、電荷の保持機能に優れたエレクトレット膜等の荷電膜を利用したもの(特許文献1参照)が提案されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, an electrophoretic display device has been proposed in which chargeable particles are arranged between a pair of opposing substrates and display is performed based on the movement of these particles by application of a voltage. In this electrophoretic display device, since it is desired to realize a function of stably holding a display state for a long time, a device using a charged film such as an electret film having an excellent charge holding function ( Patent Document 1) has been proposed.
図6は、エレクトレット膜を用いた従来の電気泳動表示装置の一例を示す断面図である。図6に示す電気泳動表示装置104は、対向する2枚の基板21,22と、これら基板間の画素を区切るスペーサー29と、基板21,22の夫々の内側に設けられた電極23,25と、これら2つの電極を覆うように設けられた定常的な帯電を有するエレクトレット膜27と、このエレクトレット膜27の内側に封入され且つ正帯電された帯電粒子26が分散された着色液体30とにより構成される。
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an example of a conventional electrophoretic display device using an electret film. The
この電気泳動表示装置104において、例えば電極25に負の電圧を印加した際には、電極25の近傍に帯電粒子26が移動することで着色液体30の色が視認される。一方、電圧の印加を停止した際には、エレクトレット膜27が有する帯電性によって帯電粒子26とエレクトレット膜27との間に引力が働き続け、帯電粒子26は電圧印加時に移動した位置の近傍に滞留する。これにより、帯電粒子26を移動させる場合の電圧値と滞留させる場合の電圧値との間に閾値を設定できると共に、エレクトレット膜27が生じる引力により、電圧非印加時の表示保持時間を長く保つように改善がなされている。
In the
また、対向する2枚の透明表示基板間と隔壁にて形成され、これら基板間の内側には夫々対向する位置に透明表示電極が設けられた電気泳動表示装置も提案されている(特許文献2参照)。このものは、それら2つの透明表示電極を夫々定常的に帯電(例えば負帯電)を有する荷電膜で覆い、更にその内側には例えば正帯電された着色帯電粒子を分散させた着色絶縁性液体が封入されて構成されている。そして、上記透明表示電極の一方に負電荷、他方に正電荷を誘導することによって、着色帯電粒子を負電荷を誘導した電極側に定着させる。その後、両方の透明表示電極を開放或いはショートさせることで静電引力が消失したとしても、荷電膜の有する表面電荷の静電引力により、着色帯電粒子は引き続き保持状態が維持される。これにより、単純マトリックス駆動のように、実効的には回路の開放状態を維持できないような場合であっても長時間安定したメモリー性を実現している。 In addition, an electrophoretic display device is also proposed in which a transparent display electrode is formed between two opposing transparent display substrates and a partition wall, and transparent display electrodes are provided on the inner sides between these substrates (Patent Document 2). reference). In this case, these two transparent display electrodes are each covered with a charged film having a regular charge (for example, negative charge), and further, a colored insulating liquid in which, for example, positively charged colored charged particles are dispersed is disposed inside. It is configured to be enclosed. Then, by inducing a negative charge on one of the transparent display electrodes and a positive charge on the other, the colored charged particles are fixed on the electrode side on which the negative charge is induced. Thereafter, even when the electrostatic attractive force disappears by opening or shorting both transparent display electrodes, the colored charged particles are continuously maintained by the electrostatic attractive force of the surface charge of the charged film. This realizes a stable memory characteristic for a long time even in a case where the open state of the circuit cannot be effectively maintained as in the case of simple matrix driving.
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載されるような、対向した位置に配設された2つの電極を、表面電荷が互いに同極性の荷電膜によって覆う構成とした従来の電気泳動表示装置にあっては、電圧非印加時における表示保持時間を長期化させようとした際に、対向した位置にある荷電膜が形成する電界が互いを打ち消し合うように働くため、荷電膜と帯電粒子との間に十分な引力を生じさせるには、大きな表面電位を必要とするという問題があった。
However, as described in
また、エレクトレット膜等の荷電膜が各電極の全体を覆わずに、画素単位や図柄等の形状にパターニングされたような場合には、このパターニングされた荷電膜の外周部において電界が多く発生するが、外周部より内側の荷電膜の面上に発生する電界は外周部のものに比して少ないものとなる。すなわち、エレクトレット膜等の荷電膜であっても、その位置によって電界の発生は一様ではなく、上述したようなパターニングを行なった基板にて帯電粒子を移動させる際には、低電圧で且つ一定した電圧の閾値を付与することができないという問題があった。 Further, when a charged film such as an electret film is patterned into a shape such as a pixel unit or a pattern without covering the entire electrodes, a large electric field is generated at the outer peripheral portion of the patterned charged film. However, the electric field generated on the surface of the charged film inside the outer peripheral portion is smaller than that in the outer peripheral portion. That is, even in a charged film such as an electret film, the generation of an electric field is not uniform depending on the position, and when moving charged particles on a substrate subjected to patterning as described above, the voltage is low and constant. There is a problem that the threshold value of the voltage cannot be applied.
そこで本発明は、低電圧で画像表示を行なうことが可能で、且つ電圧の非印加時であっても長時間に亘って画像表示を保持することが可能な電気泳動表示装置を提供することを目的とするものである。 Therefore, the present invention provides an electrophoretic display device capable of displaying an image at a low voltage and capable of holding the image display for a long time even when no voltage is applied. It is the purpose.
本発明は、少なくとも一方が画素ごとに分割された一組の電極と、該電極間に配置された絶縁性液体中に分散される帯電粒子と、前記一組の電極の夫々を覆い、誘電体材料からなって前記帯電粒子を定着させる定着面を形成する一組の荷電膜と、を備え、前記電極間に電圧を印加することによって前記帯電粒子を一組の前記定着面のいずれかに移動させ、前記電極間の電圧を非印加の状態にした際は前記帯電粒子を夫々の定着面に定着させる電気泳動表示装置において、前記荷電膜は、前記定着面上に電界密度の差異を生じさせる差異発生部を有する、ことを特徴とするものである。 The present invention covers a set of electrodes at least one of which is divided for each pixel, charged particles dispersed in an insulating liquid disposed between the electrodes, and the set of electrodes, And a set of charged films that form a fixing surface for fixing the charged particles made of a material, and the charged particles are moved to one of the set of fixing surfaces by applying a voltage between the electrodes. In the electrophoretic display device in which the charged particles are fixed to the respective fixing surfaces when the voltage between the electrodes is not applied, the charged film causes a difference in electric field density on the fixing surface. It has a difference generating part.
本発明にかかる電気泳動表示装置によれば、一組の電極を夫々覆い、且つ電圧印加時に移動する帯電粒子を定着させる定着面を形成する荷電膜が、その定着面上に電界密度の差異を生じさせる差異発生部を有するので、低電圧で画像を駆動表示できると共に、電圧の非印加時にあっても長時間に亘って表示画像を保持することができる。 According to the electrophoretic display device of the present invention, a charged film that covers a pair of electrodes and forms a fixing surface for fixing charged particles that move when a voltage is applied is provided on the fixing surface. Since the difference generating portion is generated, an image can be driven and displayed at a low voltage, and a display image can be held for a long time even when no voltage is applied.
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態にかかる粒子移動型表示装置である電気泳動表示装置を図1ないし図3に沿って説明する。図1は第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の構成及び表示状態の例を表す概略断面図、図2はエレクトレット膜に形成する凹部の第1の例を示す説明図、図3はエレクトレット膜に形成する凹部の第2の例を示す説明図である。
<First Embodiment>
Hereinafter, an electrophoretic display device which is a particle movement type display device according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a schematic sectional view showing an example of the configuration and display state of the electrophoretic display device according to the first embodiment, FIG. 2 is an explanatory view showing a first example of a recess formed in the electret film, and FIG. It is explanatory drawing which shows the 2nd example of the recessed part formed in an electret film | membrane.
図1に示す電気泳動表示装置101は、第一基板1及び第二基板2を対向する位置に備え、第一基板1の内側に配設された第一電極3と、第二基板2の内側に配設された第二電極5と、これら第一電極3及び第二電極5の内側を覆うように形成された荷電膜7と、更に、複数の帯電粒子6が分散され且つ対向する上記荷電膜7の間隙に配置された絶縁性液体10とにより構成される。なお、この電気泳動表示装置101は、帯電粒子6を第一電極3及び第二電極5間の上下移動させることで画像表示を行なうことにより、上下型電気泳動表示装置という。
An
上記2つの基板1,2と電極3,5とのセットは、その少なくとも一方を実質的に光透過率の高い透明な材料を用いれば足り、本実施の形態では、可視光の透過率が高いガラスを第一基板1に、同じく可視光の透過率が高い酸化インジウムすず(ITO)を第一電極3に用いている。また、第二電極5にはアルミニウムを用い、第二基板2にはガラスを用いている。また、第一電極3及び第二電極5のうち少なくとも一方が画素毎に分割されているとよく、本実施の形態においては、第二電極5が画素毎に分割されているものとする。
The set of the two
絶縁性液体10には、絶縁性の高い非極性溶媒であるイソパラフィンを青色の染料で着色したものを用い、帯電粒子6には、絶縁性液体10等の分散媒中で良好な帯電特性を示すTiO2を用いる。なお、帯電粒子6の粒径は、通常0.01〜50.0[μm]程度のものを用いるが、好ましくは0.1〜10.0[μm]程度のものを用いるとよい。また、絶縁性液体10中には、アルミナ、シリカ等の有極性イオン吸着剤が添加されていることが望ましく、本実施の形態においてはアルミナを用いるものとする。この有極性イオン吸着剤の添加によって絶縁性液体10中のイオン濃度は低く抑えられ、体積抵抗率として1E+12[Ω・cm]から1E+15[Ω・cm]程度の高い絶縁性が維持される。従って、イオン吸着によるエレクトレット膜の表面電荷の減少を無視することができるようになる。
The insulating
荷電膜7には、定常的な帯電状態が保持されるような、例えばエレクトレット材料からなるエレクトレット膜や自発分極を為す誘電体材料(特に強誘電体材料等)が用いられる。このエレクトレット膜は、分極電荷を長期に亘って凍結・保持することにより、一方の面には正電荷が帯電し、他方の面には負電荷が帯電した状態となり、その外側には電界が生じる。この性質により、帯電粒子6は、第一電極3及び第二電極5に電圧が印加されない状態にあっても荷電膜7の引力のみによって引き付けられ、そのまま保持された状態が継続する。なお、本明細書中においては、上記荷電膜7の材料としてエレクトレット材料を用いるため、以下、荷電膜7をエレクトレット膜7として表記する。
For the
エレクトレット膜7は、図1に示すように、夫々その表面から第一電極3又は第二電極5まで達した貫通孔である複数の凹部(差異発生部)9を有する。この貫通孔である凹部9を有することにより、エレクトレット膜7にはその外周に位置する端部だけでなく、その面内にも角状の端部を有することとなる。元々エレクトレット膜7の端部近傍では電界密度に差異が生じ、電界密度が高くなる性質があることから、上記した凹部9近傍の電界強度は強くなる。この性質により、凹部9を有さない場合のエレクトレット膜7の表面電荷密度が低いものであったとしても、エレクトレット膜7の面内に凹部9が形成されることによって凹部9近傍に強い電界を生じることとなり、帯電粒子6に加わる引力が大きくなる。なお、第一電極3及び第二電極5の電圧印加に際し、これらの近傍に帯電粒子6が移動し、エレクトレット膜7の表面近傍にそのまま帯電粒子6が分布・保持されるため、エレクトレット膜7の表面近傍を定着面4とする。
As shown in FIG. 1, the
この凹部9は、各エレクトレット膜7の面上に等間隔のストライプ状となるように形成されており、その大きさは、凹部9の開口幅に帯電粒子6が嵌入しないように、凹部9の開口幅が帯電粒子6の直径より短いものとしている。これは、仮に帯電粒子6が凹部9に嵌入したような場合には、各電極によって生じる引力または斥力の影響が帯電粒子6に及びにくくなり、その移動及び定着が円滑に行なわれなくなることを防ぐためである。また、併設される凹部9毎の間隔(すなわち、各エレクトレット膜7の幅)は、帯電粒子6の略直径程度に形成する。
The
次に、図1に示した電気泳動表示装置101の動作について説明する。
Next, the operation of the
電気泳動表示装置101は、上述した構成により、対向して配置される第一基板1及び第二基板2の間隙に配置された帯電粒子6に対して、不図示の電圧印加手段により第一電極3及び第二電極5に電圧を印加し、帯電粒子6を移動させることによって画像表示を行なう。
In the
例えば、第一電極3を接地電位にして第二電極5に対して帯電粒子6と同極性で閾値以上の電圧を印加した際には、図1の画素Aaに示すように、帯電粒子6は第一電極3の近傍に移動するため、観察者からは帯電粒子6の色が視認(図1における上方視)される。ここで、上記閾値とは、エレクトレット膜7の引力より強い引力を生じさせるために必要とする電圧の境界値のことをいう。また、第二電極5に帯電粒子6と逆極性で閾値以上の電圧を印加した際には、図1の画素Baに示すように、帯電粒子6は第二電極5の近傍に移動するため、観察者からは絶縁性液体10の青色が視認されるようになる。
For example, when the
更に、上述したエレクトレット膜7が生じる引力をより詳しく説明すると、図1に示す画素Ba側の凹部9の1つに対して、或る1つの帯電粒子6が定着し保持される場合、帯電粒子6は矢印L1方向への強い引力と、矢印L2方向への弱い斥力を受ける。これらの力を足し合わせた際に、全体として帯電粒子6に対する引力として働くため、帯電粒子6が凹部9すなわち定着面4に対して定着し、保持されることとなる。このとき、隣り合う凹部9毎の間隔は、帯電粒子6の略直径程度に設けられているため、帯電粒子6はエレクトレット膜7の全面(図1に示す画素Baにおける第二電極5側の定着面4の全面)において略均一の力で引き付けられると共に高密度で保持される。
Further, the attractive force generated by the
一方、第一電極3及び第二電極5に対して閾値以下の電圧が印加された場合、もしくは電圧が印加されない場合には、各電極の近傍に予め移動していた帯電粒子6は、凹部9の近傍に働く引力によってそのまま凹部9に引き付けられた状態で保持される。これにより、直前に電圧が印加された際の表示画像が長時間(半永久的)に亘って保持されることとなる。
On the other hand, when a voltage equal to or lower than the threshold is applied to the
なお、エレクトレット膜7の表面に帯電粒子6と逆極性の電荷が帯電されている場合には、帯電粒子6は各凹部9に挟まれたエレクトレット膜7の表面部に引き付けられる。このため、凹部9が帯電粒子6の直径程度の距離に配置された際には、上述した図1の場合と同様凹部9は前述した定着面4の全面で高密度で、且つ略均一の力で帯電粒子6を引き付けることとなる。
When the surface of the
ところで、上記図1に示した電気泳動表示装置101における凹部9の配置形状を上方視にて示すと、図2のようになる。
Incidentally, the arrangement shape of the
図2では、細長い矩形をなす複数の凹部9が、帯電粒子6の略直径程度の等間隔のストライプ状に規則的に併設されている。また、他の配置形状の例としては、図3に示すような、円形をなした複数の凹部9が、帯電粒子6の略直径程度の長さの辺を有する正三角形を描くように規則的に配設されるものもある。エレクトレット膜7に定着される帯電粒子6は、これら図2又は図3に示すような配置形状の凹部9に引き付けられて配列された際に、帯電粒子6毎の間隔が詰まって高密度な状態となり、表示コントラストはより良好なものとなる。
In FIG. 2, a plurality of
次に、本実施の形態における電気泳動表示装置の製造法について説明する。 Next, a manufacturing method of the electrophoretic display device in the present embodiment will be described.
エレクトレット材料としては、ガラス等の無機材料を含む誘電体全般が挙げられるが、量産性の点からは印刷プロセスに対応可能な有機ポリマー材料がより好適である。テフロン(登録商標)(Teflon−FEP,Teflon−TFE)等のフッ素系樹脂が特に性能の面で優れており、その他ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等も好適である。 Examples of the electret material include all dielectric materials including an inorganic material such as glass. From the viewpoint of mass productivity, an organic polymer material that can cope with a printing process is more preferable. Fluorine resins such as Teflon (registered trademark) (Teflon-FEP, Teflon-TFE) are particularly excellent in terms of performance, and other polyethylene, polypropylene, polystyrene, polymethyl methacrylate, polyvinyl chloride, polyethylene terephthalate, polyimide, etc. Is preferred.
以下、エレクトレット材料についてさらに詳しく説明する。 Hereinafter, the electret material will be described in more detail.
エレクトレットの成因は、分極の形成とその凍結にある。凍結可能な分極としては、
1.誘電体内に含まれるイオンの微視的或いは巨視的変位とによる電荷分離、
2.極性基等によって構成される分子内永久双極子の外部電界による異方性配向、
3.コロナ放電電極または電極−誘電体間の空隙で発生するコロナ放電による電荷注入、
によるものが代表的である。
The origin of electrets lies in the formation of polarization and its freezing. As freezing polarization,
1. Charge separation by microscopic or macroscopic displacement of ions contained in the dielectric,
2. Anisotropy orientation by an external electric field of an intramolecular permanent dipole composed of a polar group, etc.
3. Charge injection by corona discharge generated in the gap between the corona discharge electrode or electrode and dielectric,
The one by is representative.
イオン電荷分離または双極子配向による分極電荷は、外部電界印加電極とは異なる極性のヘテロ電荷となり、コロナ放電注入による分極電荷は同じ極性のホモ電荷となる。熱刺激電流(TSC)による測定によれば、誘電体内部、特に表面近傍に存在する結晶粒界等の不整合部分に存在する電子、ホール、イオンの深いトラップ等が分極電荷凍結の原因になっていると考えられている。 Polarization charge due to ionic charge separation or dipole orientation becomes a hetero charge having a polarity different from that of the external electric field application electrode, and polarization charge due to corona discharge injection becomes a homo charge having the same polarity. According to the measurement by thermally stimulated current (TSC), deep traps of electrons, holes, ions, etc. present in mismatched parts such as grain boundaries inside the dielectric, particularly near the surface, cause polarization charge freezing. It is thought that
エレクトレットを形成するには種々の方法がある。代表的な方法として、
1.誘電体を軟化温度、または溶融温度近傍まで加熱し、高電界DCを印加しながら冷却する方法(サーモ・エレクトレット法)、
2.誘電体表面にコロナ放電させるか、絶縁破壊電圧に近い高電界DC(〜106V/cm)を室温で印加する方法(エレクトロ・エレクトレット法)、
3.絶縁体に真空中で高エネルギー放射線(電子線、γ線)を照射する方法(ラジオ・エレクトレット法)、
4.光照射中に高電圧DCを印加する方法(フォト・エレクトレット)、
5.加圧・延伸等による機械的な変形による方法(メカノ・エレクトレット)、
等があげられる。
There are various methods for forming electrets. As a representative method,
1. A method of heating the dielectric to the softening temperature or near the melting temperature and cooling it while applying a high electric field DC (thermo-electret method),
2. A method of applying corona discharge to the dielectric surface or applying a high electric field DC (˜10 6 V / cm) close to a dielectric breakdown voltage at room temperature (electro-electret method),
3. Method of radiating high-energy radiation (electron beam, γ-ray) to insulator in vacuum (radio electret method),
4). A method of applying high voltage DC during light irradiation (photo electret),
5. Method by mechanical deformation by pressurization / stretching (mechano / electret),
Etc.
また、これらの方法のうち、サーモ・エレクトレット法で処理する際、エレクトレット膜7を非極性溶媒、より好ましくは駆動時に使用する溶媒中に浸漬させて処理をおこなってもよい。
In addition, among these methods, when the treatment is performed by the thermo-electret method, the
なお、エレクトレット膜7に電荷密度の差異を生じる凹部9を形成するにはどのような方法を用いてもよい。例えば、前述したエレクトレット処理を行なう際に、表面の一部を被覆しておき、処理後に被覆を除去することでこの被覆分の電荷が小さくなるように形成してもよい。
It should be noted that any method may be used to form the
また、エレクトレット材料の局所的な部分にエレクトレットを形成する処理を施すことにより、エレクトレット膜7に部分的に凹部9を形成するようにしてもよいし、また、予めエレクトレット材料を所望の形状、例えば貫通孔が形成された形状にパターニングしてからエレクトレット化処理を施すことで、上記貫通孔を凹部9として形成してもよい。
Alternatively, the
また、凹部9として、エレクトレット材料上に表面電荷密度が低い領域を設ける場合には、エレクトレット材料の面上或いは内部等の箇所に、帯電しにくい別の物質からなる層状の領域を成膜し、その後でエレクトレット化処理することで表面電荷密度が低い領域としてもよい。この上記した別の物質には、例えば、金属、もしくはエレクトレット処理条件において大きな分極を形成しないもの、もしくはエレクトレット膜に比して問題にならないほど体積抵抗率が低く、短い時間で帯電が消失してしまうような材料であれば樹脂や無機物など何を用いてもよい。また、全面をエレクトレット化処理した後に部分的に加熱・冷却し、部分的に表面電荷密度を下げるような処理を行なってもよいが、これらに限定されるものではない。
In addition, when providing a region having a low surface charge density on the electret material as the
以上説明したように、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置101によれば、第一電極3及び第二電極5を覆う定着面4を形成するエレクトレット膜7において、電界密度の差異を生じさせる凹部9を設けるので、電圧非印加時或いは電極間短絡時においても帯電粒子6を引き付けることができることにより、表示画像を長時間(半永久的)に亘って保持させることができるようになる。
As described above, according to the
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置101によれば、エレクトレット膜7の形成する定着面4に凹部9を設けるので、微小な表面電荷密度にて帯電粒子6に引力を及ぼすことができるようになる。また、面内で引力を均一にできるため、必要以上に閾値の大きな領域がなく、電気泳動表示装置101による画像表示をより低い電圧にて駆動させることができるようになる。
Further, according to the
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置101によれば、エレクトレット膜7の形成する定着面4に、凹部9を斉一となるように配置するので、微小な表面電荷密度にて均一な引力を帯電粒子に及ぼすことができ、エレクトレット材料選択の幅を広げることができるようになる。
Further, according to the
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置101によれば、エレクトレット膜7に凹部9を設ける際に、凹部9は帯電粒子6が嵌入しないような大きさにするため、その幅は帯電粒子6の直径以下とし、且つ各凹部9に挟まれたエレクトレット膜7の幅は帯電粒子6の直径程度とするので、エレクトレット膜7の全面で帯電粒子6を密に保持させることができるようになる。
Further, according to the
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置101によれば、凹部9を凹み或いは貫通孔として配置し、凹部9内に埋設部材を備えるので、凹部9内に帯電粒子6が嵌入することを防ぐことができるようになる。
Further, according to the
なお、第1の実施の形態においては、電気泳動表示装置101について画素Aa,Ba間を隔てる部材を設けずに説明をおこなったが、隔壁等で画素や所定の空間を隔てる構成としてよいものとする。
In the first embodiment, the
また、第1の実施の形態において、電気泳動表示装置101は上下型電気泳動表示装置であるとして説明を行なったが、水平型電気泳動表示装置としてもよく、更に、基板を傾斜させて帯電粒子を斜めに移動させるような上記した型に含まれない表示装置としてもよい。ここで、水平型電気泳動表示装置とは、電気泳動表示装置101のように対向する基板に電極を夫々配置せずに、片側の基板に複数の電極を配置(例えば画素の中央と周囲)して帯電粒子を左右(水平)方向に移動させることにより、画像表示を行なう型の電気泳動表示装置をいう。
In the first embodiment, the
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置を図4を用いて説明する。図4は第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の構成及び表示状態の例を示す概略側面図である。但し、図1と共通する構成については同じ符号を付し、図1の説明を援用する。
<Second Embodiment>
Next, an electrophoretic display device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 4 is a schematic side view showing an example of the configuration and display state of the electrophoretic display device according to the second embodiment. However, the same reference numerals are given to components common to FIG. 1, and the description of FIG. 1 is used.
図4に示す電気泳動表示装置102は、少なくとも光学特性及び帯電特性が異なる2種類以上の帯電粒子6a,6bが分散され、且つ可視光の透過率が高い透明な絶縁性液体10が封止されている。上記帯電粒子6aは白色で正極性に帯電し、上記帯電粒子6bは黒色で負極性に帯電し、更に、エレクトレット膜7の定着面4側の表面は正極性に帯電されている。図1に示した電気泳動表示装置101とは上述した点が異なっており、他の構成については電気泳動表示装置101と同様である。また、電気泳動表示装置102は、電気泳動表示装置101と同様、上下型電気泳動表示装置である。
In the
この電気泳動表示装置102において、第一電極3を接地電位にして第二電極5に閾値以上の正極性の電圧を印加すると、図4の画素Abに示すように、白色の帯電粒子6aは第一電極3の近傍に移動するため観察者からは帯電粒子6aの白色が視認される。
In the
また、第二電極5に閾値以上の負極性の電圧を印加した際には、図4の画素Bbに示すように、黒色の帯電粒子6bは第一電極3の近傍に移動するため観察者からは帯電粒子6bの黒色が視認される。
When a negative voltage equal to or higher than the threshold value is applied to the
一方、閾値以下の電圧が印加された場合、もしくは電圧が印加されない場合には、第一電極3或いは第二電極5からの影響を受けないため、帯電粒子6a,6bは移動しない。
このとき、正極性に帯電した白色の帯電粒子6aは、エレクトレット膜7の凹部9に引き付けられ続け、負極性に帯電した黒色の帯電粒子6bは前記エレクトレット膜の定着面4に引き付けられ続ける。これにより、上述した白色或いは黒色の何れであっても画素の表示状態が長時間に亘って安定して保持されることとなる。
On the other hand, when a voltage equal to or lower than the threshold is applied, or when no voltage is applied, the charged
At this time, the white charged
以上説明したように、第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置102によれば、第一電極3及び第二電極5を覆うエレクトレット膜7に凹部9を設け、少なくとも光学特性及び帯電特性が異なる2種類以上の帯電粒子6a,6bが分散された可視光の透過率の高い絶縁性液体10が封止されるので、異なる極性を有した複数種類の帯電粒子を備える電気泳動表示装置においても表示画像を長時間に亘って保持させることができる。
As described above, according to the
また、第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置102によれば、正極性に帯電した帯電粒子6aと負極性に帯電した帯電粒子6bとを対向する基板間に配置するので、エレクトレット膜7及びそれに形成される凹部9は、表面電荷と異なる極性を有する帯電粒子6bに対しても、同極性の帯電粒子と略同等の引力を生じ、長時間に亘って帯電粒子6bを保持することができる。
In addition, according to the
なお、第2の実施の形態においては、電気泳動表示装置102について画素Ab,Bb間を隔てる部材を設けずに説明をおこなったが、隔壁等で画素や所定の空間を隔てる構成としてもよいものとする。
In the second embodiment, the
また、第2の実施の形態において、電気泳動表示装置102は、上下型電気泳動表示装置であるとして説明を行なったが、水平型電気泳動表示装置としてもよく、更に基板を傾斜させて帯電粒子を斜めに移動させるような上記した型に含まれない表示装置としてもよい。
Further, in the second embodiment, the
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態にかかる電気泳動表示装置を図5を用いて説明する。図5は、第3の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の構成及び表示状態の例を示す斜視図である。但し、図1及び図4と共通する構成については同じ符号を付し、図1及び図4の説明を援用する。
<Third Embodiment>
Next, an electrophoretic display device according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a perspective view illustrating an example of the configuration and display state of the electrophoretic display device according to the third embodiment. However, the same code | symbol is attached | subjected about the structure which is common in FIG.1 and FIG.4, and description of FIG.1 and FIG.4 is used.
前述までの図1及び図4における電気泳動表示装置101,102は、帯電粒子6を対向する夫々の基板側に移動させる(つまり上下に移動させる)ことで表示を行なう上下型電気泳動表示装置として説明を行なったが、本発明ではこれら電極の配置は特に制限されるものではない。そこで、本実施の形態では、水平型電気泳動表示装置の例を図5に沿って以下に説明する。
The
図5に示すように、電気泳動表示装置103は、第二基板2上には第二電極5及び絶縁層11が設けられ、画素間の区切りには隔壁を兼ねた第一電極3が設けられる。この第一電極3の内側側面部及び第二電極5上の絶縁層11の表面には、凹部9を有するエレクトレット膜7が配設される。第一電極3の内側側面部には凹部9が上下に向かうストライプ状に設けられ、第二電極5上では凹部9が格子状に設けられている。そして、上記エレクトレット膜7と第一基板1とによって囲まれる空間内には、複数の帯電粒子6が分散された透明な絶縁性液体10が封止されている。
As shown in FIG. 5, in the
上記した構成を有する電気泳動表示装置103では、第一電極3を接地電位にして第二電極5に閾値以上の正極性の電圧を印加すると、図5の画素Acに示すように、正極性に帯電された帯電粒子6は第一電極3の側面部近傍に移動する。このとき、帯電粒子6が黒色で、エレクトレット膜7及び凹部9が白色である場合には、観察者からは白色が視認される。
In the
また、第二電極5に閾値以上の負極性の電圧を印加すると、図5の画素Bcに示すように、帯電粒子6は第二電極5の表面近傍に移動する。これにより、帯電粒子6が黒色である場合には、観察者からは帯電粒子6の黒色が視認されることとなる。
Further, when a negative voltage equal to or higher than the threshold value is applied to the
一方、閾値以下の電圧が印加された場合、もしくは電圧が印加されない場合には、帯電粒子6は第一電極3或いは第二電極5による影響は受けず、エレクトレット膜7の凹部9近傍にそのまま引き付けられ続けるため、直前までの表示状態が長時間に亘って安定して保持されることとなる。
On the other hand, when a voltage equal to or lower than the threshold is applied or when no voltage is applied, the charged
以上説明したように、第3の実施の形態にかかる電気泳動表示装置103によれば、画素間を区切る隔壁を兼ねた第一電極3と、第二電極5と、を夫々に覆うエレクトレット膜7に対して電界密度の差異を生じさせる凹部9を設けるので、水平型の電気泳動表示装置103においても低電圧での駆動が可能で、電圧非印加時或いは電極間短絡時においても表示画像を長時間に亘って保持させることができる。
As described above, according to the
なお、第3の実施の形態において、電気泳動表示装置103では、水平方向に設けられた第一電極3及び第二電極5間を黒色に着色した1種類の帯電粒子6のみを移動させる例を挙げて説明を行なったが、異なる色の2種類の帯電粒子を異なる極性に帯電して配置して移動させるようにしてもよい。
In the third embodiment, in the
なお、以上で説明した、第1ないし第3の実施の形態においては、第一基板1及び第二基板2にガラスを用いるとして説明を行なったが、光の透過性が必要とされる材料を用いる場合にはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)及びポリエーテルサルフォン(PES)等のプラスチックフィルムの他、ガラス、石英等を用いることができ、光の透過性が必要とされない場合にはポリイミド(PI)などの着色されたものやステンレス等の金属等を用いることができる。また、金属を基板として用いる場合には、基板と、配線及び電極との間に絶縁層を設ける必要があることは言うまでもない。
In the first to third embodiments described above, it has been described that glass is used for the
また、第1ないし第3の実施の形態においては、第一電極3及び第二電極5に酸化インジウムすず、アルミニウムを用いるとして説明したが、第一電極3及び第二電極5は、パターニング可能な導電性材料であればどのようなものを用いてもよい。例えば、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等の金属や酸化インジウムすず(ITO)等の酸化物、カーボンや銀ペースト、あるいは有機導電膜等を用いることができる。これら第一電極3及び第二電極5のうち、少なくとも光透過率が高い基板に配設されるものは、酸化インジウムすず等可視光の透過率が高いものを用いる必要がある。
In the first to third embodiments, it has been described that indium tin oxide and aluminum are used for the
また、第1ないし第3の実施の形態において、駆動方式に単純マトリクス駆動を採用する際には、第一電極3又は第二電極5を複数の画素をつなぐライン状に形成するとよい。また、これらの電極は何れの材料を用いて形成されるか特に制限されるものではなく、例えば、導電膜を成膜した後に公知のフォトリソグラフィ技術を用いてパターニングされたものであっても、導電性インクを用いて印刷されたものであってもよい。
In the first to third embodiments, when the simple matrix driving is adopted as the driving method, the
また、第1ないし第3の実施の形態においては、帯電粒子6にTiO2を用いるとして説明を行なったが、絶縁性液体10等の分散媒中で良好な帯電特性を示す材料であれば特に制限されるものではなく、例えば、TiO2、Al2O3、カーボンブラック等の無機顔料や有機顔料等を用いることができ、更に、樹脂、顔料を含有させた樹脂、染料で染色させた樹脂等も用いることができる。
In the first to third embodiments, TiO 2 is used as the charged
また、第1ないし第3の実施の形態においては、絶縁性液体10にイソパラフィンを用いるとして説明を行なったが、他にもシリコーンオイル及びキシレン、トルエン等の絶縁性の高い非極性溶媒を用いてもよい。また、着色された絶縁性液体10としては、これらの液体を染料で着色させたものを用いることができる。
In the first to third embodiments, the description has been made on the assumption that isoparaffin is used for the insulating
また、第1ないし第3の実施の形態においては、絶縁性液体10中に有極性イオン吸着剤を添加するとして説明を行なったが、他にも絶縁性液体10中に荷電制御剤を添加してもよい。かかる荷電制御剤としては、例えばモノアゾ染料の金属錯塩やサリチル酸や有機四級アンモニウム塩やニグロシン系化合物等を用いることができる。また、絶縁性液体10の中には、帯電粒子6同士の凝集を防ぎ、分散状態を維持するための分散剤を添加しておいてもよい。かかる分散剤としては、燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム等の燐酸多価金属塩、炭酸カルシウム等の炭酸塩、その他の無機塩、無機酸化物、或いは有機高分子材料等を用いることができる。
In the first to third embodiments, the polar ion adsorbent is added to the insulating
また、第1ないし第3の実施の形態においては、凹部9を貫通孔であるとして説明を行なったが、この凹部9のとり得る態様には、貫通孔のようなエレクトレット膜7に設けられた空間そのものを指す場合と、エレクトレット膜7以外の材料がこの空間に埋設された状態を指す場合とがあるものとする。更に、前者の凹部9が空間である場合には、エレクトレット膜7を貫通した空間である場合と、貫通せずに凹みをもっただけの空間の場合とがある。また、後者の凹部9にエレクトレット膜7以外の材料が埋設された状態とは、上記した空間を有する凹部9に、埋設部材が充填された状態を指すが、凹部9内の一部(例えば、凹部9の底部に敷き詰められる程度)に部材が配設されるような、埋設部材が凹部9内に存在する程度の状態であってもよい。
In the first to third embodiments, the
また、上記した以外にも、エレクトレット膜7の面上にエレクトレット膜7以外の材料が斑点状に塗布されたような態様であってもよく、エレクトレット膜7の表面の電界密度に差異が生じる状態が形成できれば特に限定されるものではない。また、上述した凹部9に埋設される材料或いは凹部9として塗布される材料とは、例えば、電荷密度がエレクトレット膜7に比して低い材料、非帯電性の電荷密度が実質ゼロの材料、エレクトレット膜7と極性の向きが逆となる材料等がよい。
In addition to the above, a mode in which a material other than the
また、第1ないし第3の実施の形態においては、凹部9の形状について細長い線状の矩形であるとして説明を行なったが、その形状についても特に制限はなく、幾何学模様や図柄等であってもよい。更に、凹部9の配置形状についても同様に制限はなく、上述したストライプ形状、斑点形状、格子形状及び同心円形状等であってもよく、帯電粒子6の定着する位置が斉一となるような凹部9の配置形状について、本願の請求範囲に全て含まれるものとする。また、凹部9が不規則に配置される場合については、帯電粒子6が凹部9に嵌入しない大きさであって、且つ帯電粒子6の直径程度の距離で配置される形状は全て含むものとし、この場合において帯電粒子6はエレクトレット膜7上に高密度で引き付けられる。
In the first to third embodiments, the description has been given on the assumption that the shape of the
また、第1ないし第3の実施の形態において、エレクトレット膜7と各電極との間、もしくは、エレクトレット膜7と絶縁性液体10との間、に実質的に帯電されていない別の絶縁層を配置してもよい。かかる場合には、各電極と、帯電粒子もしくは絶縁性液体との接触を効果的に妨げるため、より好ましいものとなる。
In the first to third embodiments, another insulating layer that is not substantially charged between the
また、第1ないし第3の実施の形態において、エレクトレット膜7の有する凹部9は複数有するとして説明を行なったが、少なくとも1つの凹部9を有していれば本発明の効果を奏する。
In the first to third embodiments, the description has been made on the assumption that the
また、第1ないし第3の実施の形態において、絶縁性液体10と帯電粒子6とは各画素を形成する空間に配置されるとして説明を行なったが、絶縁性液体10と帯電粒子6とをマイクロカプセル等に包含して配置するようにしてもよい。
In the first to third embodiments, the description has been made on the assumption that the insulating
(実施例1)
ここで、上述した第1の実施の形態を実施するための具体的な例として、以下に実施例1を説明する。実施例1では、上下型電気泳動型表示装置の具体例について図1を用いて説明を行なう。
Example 1
Here, Example 1 will be described below as a specific example for implementing the first embodiment described above. In the first embodiment, a specific example of a vertical electrophoretic display device will be described with reference to FIG.
本実施例では、エレクトレット膜の材料としてポリメチルメタクリレート(以下、PMMAと表わす)を用い、高温の非極性溶媒中で強電界を印加することによってエレクトレット化処理を行なった。 In this example, polymethylmethacrylate (hereinafter referred to as PMMA) was used as the material for the electret film, and electretization was performed by applying a strong electric field in a high-temperature nonpolar solvent.
そして、厚さ1.1[mm]のガラス基板からなる第二基板2上に、公知のフォトリソグラフィ技術を用いて、アルミニウムからなる第二電極5および不図示の配線を形成する。第二電極5は200[μm]×200[μm]の正方形状の画素に分割されている。また、厚さ1.1[mm]のガラス基板からなる第一基板1上にも、酸化インジウムすずを用い、全画素共通の電極となる第一電極3及び不図示の配線を形成する。
Then, a
その後、第一電極3及び第二電極5上に、クロロホルムに溶解させたPMMAをスピンコートし、その後溶媒を除去することで厚さ1[μm]のPMMA膜を形成する。
Thereafter, PMMA dissolved in chloroform is spin-coated on the
つぎに、フォトリソグラフィ技術を用いて、PMMA膜に、線幅1[μm]、ピッチ3[μm]のストライプ状の開口部を形成する。まずは、レジストを用いて、PMMA膜上に所望の形状のマスクを形成し、その後、酸素プラズマを用いたドライエッチングにより、マスク開口部のPMMA膜を除去し、その後マスクも除去する。 Next, stripe-shaped openings having a line width of 1 [μm] and a pitch of 3 [μm] are formed in the PMMA film by using a photolithography technique. First, a mask having a desired shape is formed on the PMMA film using a resist, and then the PMMA film in the mask opening is removed by dry etching using oxygen plasma, and then the mask is also removed.
次に、PMMA膜のエレクトレット化処理を行なう。第一基板1と、対向電極を備える平板状の対向基板(不図示)とを300[μm]の距離で対向させ、これらを温度調節機能を備えた容器中のシリコーンオイルに浸漬させる。更に、第一基板1上の第一電極3及び対向基板上のITO基板に電圧印加手段を接続する。そして、前述のシリコーンオイルを140[℃]に加熱・保持し、対向電極と第一電極3との間に3[kV]の電圧(第一電極3側がマイナス)を印加して10分間保つ。その後、電圧を印加したままシリコーンオイルの温度を室温まで降下させ、電圧を切るとエレクトレット化処理が終了する。
Next, electret processing of the PMMA film is performed. The
取り出したPMMA膜は良好な透明性を保っており、表面電位を測定すると、第一電極3に対して+10[V]程度の表面電位の発現が認められ、第一電極3上にエレクトレット膜が形成される。
The extracted PMMA film maintained good transparency, and when the surface potential was measured, the surface potential of about +10 [V] was observed with respect to the
同様にして、第二電極5上のPMMA膜にもエレクトレット化処理を行ない、同じく+10[V]程度の表面電位を持つエレクトレット膜を得る。
Similarly, electretization is also performed on the PMMA film on the
つづいて、第一基板1及び第二基板2の間に、着色された絶縁性液体10及び帯電粒子6を充填し、封止する。
Subsequently, the colored insulating
絶縁性液体10としては、絶縁性液体中に染料を分散させ、着色された分散液を用いる。本実施例1ではイソパラフィンにアントラキノン系の黒色染料を分散させた絶縁性液体10を用いる。帯電粒子6としては、本実施例1ではポリスチレンに酸化チタン粉末を分散させた平均粒径3[μm]の白色粒子を用いた。この白色帯電粒子6は上記絶縁性液体10中にて正に帯電している。また、絶縁性液体10には、予め有極性イオン吸着剤であるアルミナ及びシリカの超微粒子をそれぞれ0.5[wt%]添加しておく。さらに、不図示の電圧印加装置を接続し、電気泳動表示装置101を得る。
As the insulating
ここで、上記電気泳動表示装置101に対する比較例として、上記した第二電極5上のPMMA膜を画素電極と同じ形状にパターニングし、更に第一電極3及び第二電極5の面上を覆う夫々のエレクトレット膜7に凹部9が形成されていないこと以外は略同様の構成を有する表示装置を用意する。
Here, as a comparative example for the
この比較例の表示装置と上記電気泳動表示装置101とにおいて、夫々第一電極3を接地電位にし、第二電極5に−30[V]を印加すると、帯電粒子6は第二電極5近傍に移動し、第一基板1側からは、絶縁性液体10の色である、黒色が観察される。逆に、第二電極5に+30[V]を印加すると、帯電粒子6は第一電極3の近傍に移動し、第一基板1側からは帯電粒子6の色である白色が観察される。
In the display device of this comparative example and the
そして、比較例の表示装置について、この状態で外部回路を開放状態にしても、変化は見られない。さらに、この状態で50時間保持しても全く変化は見られない。続けて、外部回路をショートし第一電極3と第二電極5を短絡状態にしたところ、わずかに表示状態に変化が見られ、画素電極中央付近の帯電粒子6が液中に脱離・拡散している。ここから、本比較例においては、エレクトレット膜7の表面電荷が小さいために、エレクトレット膜7中央部において引力が不十分であると考えられる。
And about the display apparatus of a comparative example, even if an external circuit is made into an open state in this state, a change is not seen. Furthermore, no change is seen even if it is held for 50 hours in this state. Subsequently, when the external circuit is short-circuited and the
また本実施例1の電気泳動表示装置101は、白表示状態で外部回路を開放状態にしても、変化は見られない。さらに、この状態で50時間保持しても全く変化は見られない。続けて、外部回路をショートし表示透明電極4と対向電極5を短絡状態にしても変化は見られず、同様にこの状態で50時間保持しても全く変化は見られず良好な保持状態(メモリー性)が実現されていることがわかる。
Further, in the
(実施例2)
ここで、上述した第3の実施の形態を実施するための具体的な例として、以下に実施例2を説明する。実施例2では、水平型電気泳動型表示装置の具体例について図5を用いて説明を行なう。
(Example 2)
Here, Example 2 will be described below as a specific example for implementing the above-described third embodiment. In Example 2, a specific example of a horizontal electrophoretic display device will be described with reference to FIG.
本実施例では、厚さ1.1[mm]のガラス基板からなる第二基板2上に、公知のフォトリソグラフィ技術を用いて、アルミニウムからなる一辺100[μm]の正方形の第二電極5及び不図示の配線等を形成する。この第二電極5上には、酸化チタン微粒子を含有したアクリル樹脂からなる絶縁層11を被覆する。そして、各画素の境界部分には、めっき法を用いて隔壁を兼ねた第一電極3を形成する。この第一電極3の材料としては銅を用いる。
In the present embodiment, a
更に、上述した実施例1と同様のスピンコート法により、PMMA膜で第一電極3及び第二電極5上の絶縁層11を被覆する。その後、隔壁側面および絶縁層11上のPMMA膜を同様の方法でパターニングし、凹部9を形成する位置のPMMA膜を除去する。
Further, the insulating
次に、対向電極を備えた対向基板(不図示)を、第二基板2の第二電極5等を備える面と300[μm]の距離で対向させる。その後、実施例1と同様にして、PMMA膜をエレクトレット化する。この際、第一電極3及び第二電極5に対して共にマイナスの電圧を印加し、第一電極3と第二電極5との二つの電極近傍にあるPMMA膜を共にエレクトレット化させる。
Next, a counter substrate (not shown) provided with a counter electrode is opposed to a surface of the
次に、各画素には絶縁性液体10及び帯電粒子6を充填する。絶縁性液体10には透明で絶縁性の高いイソパラフィン(商品名:アイソパー,エクソン社製)を用い、帯電粒子6には粒径3[μm]程度のカーボンブラックを含有したポリスチレン−ポリメチルメタクリレート共重合体樹脂を用いる。イソパラフィンには、有極性イオン吸着剤であるアルミナ及びシリカの超微粒子をそれぞれ0.5[wt%]添加しておく。帯電粒子6は、絶縁性液体10中で正に帯電している。
Next, each pixel is filled with an insulating
次に、透明なポリエチレンテレフタレートからなる厚さ50[μm]の第一基板1を、隔壁を兼ねる第一電極3の上部に配置する。そして、不図示の電圧印加手段を接続し、電気泳動表示装置103を得る。
Next, a
以上の方法によって作製される電気泳動型表示装置103は、第一電極3と第二電極5との間に電圧を印加することにより、帯電粒子6を第一電極3側面のエレクトレット膜7と、第二電極5表面のエレクトレット膜7との間を移動させることによって画像表示を行なうように構成されている。
The
そして、第一電極3を接地電位にして第二電極5に閾値を超える正の電圧を印加することで、帯電粒子6は第一電極3の側面部近傍に移動するため白表示となり、第二電極5に閾値を超える負の電圧を印加することで、帯電粒子6は第二電極5を覆うように広がり、黒表示となる。一方、閾値以下の電圧を印加した場合には、帯電粒子6は移動せず、かつ、不図示の外部回路を短絡し、前記第一電極3及び第二電極5間をショート(短絡)させて50時間経過させたが、表示状態は変化せず、良好なメモリー性が実現された。
Then, by applying the positive voltage exceeding the threshold value to the
(実施例3)
次に、上述した第1ないし第3の実施の形態を実施するための具体的な例として、以下に実施例3を説明する。実施例3では、凹部の形成方法の具体例について説明を行なう。
(Example 3)
Next, as a specific example for implementing the first to third embodiments described above, Example 3 will be described below. In Example 3, a specific example of a method for forming a recess will be described.
なお、本実施例においては、凹部9を有するエレクトレット膜7の形成方法以外は、実施例2と同様の方法を用いて電気泳動表示装置を得るものとする。
In the present embodiment, an electrophoretic display device is obtained by using the same method as in the second embodiment except for the method of forming the
このエレクトレット膜7の形成方法とは、直径1[μm]程度のシリカ微粒子を分散させたPMMA溶液を第一電極3及び第二電極5上にスピンコートし、その後、実施例2と同様にしてエレクトレット化処理を施すものである。しかし、このシリカ微粒子は帯電しにくい性質を有しているため、上記エレクトレット化処理を施した際に、シリカ微粒子がPMMAに比して大きく帯電されることがなく、結果としてこのシリカ微粒子が位置する箇所に電界密度の差異が生じる。
The
従って、凹部9を貫通孔として形成する等の場合と比較し、上述した形成方法によって、より容易に凹部9を形成することができることとなる。なお、本実施例で得られる電気泳動表示装置においては実施例2と同様の効果を得ることができる。
Therefore, compared with the case where the recessed
以上のように、本発明にかかる電気泳動表示装置は、表示画像を長時間保持させる際に有用であり、特に、駆動電力の低減が要求される電気泳動表示装置に適している。 As described above, the electrophoretic display device according to the present invention is useful when a display image is held for a long time, and is particularly suitable for an electrophoretic display device that requires a reduction in driving power.
3 電極(第一電極)
4 定着面
5 電極(第二電極)
6 帯電粒子
6a 帯電粒子(白色の帯電粒子)
6b 帯電粒子(黒色の帯電粒子)
7 荷電膜(エレクトレット膜)
9 凹部
10 絶縁性液体
101,102,103 電気泳動表示装置
3 electrodes (first electrode)
4 Fixing
6
6b Charged particles (Black charged particles)
7 Charged membrane (electret membrane)
9 Recess 10 Insulating
Claims (9)
前記荷電膜は、前記定着面上に電界密度の差異を生じさせる差異発生部を有する、
ことを特徴とする電気泳動表示装置。 A set of electrodes at least one of which is divided for each pixel, charged particles dispersed in an insulating liquid disposed between the electrodes, and covering each of the set of electrodes, are made of a dielectric material. A pair of charged films forming a fixing surface for fixing the charged particles, and applying a voltage between the electrodes moves the charged particles to one of the set of fixing surfaces, In the electrophoretic display device for fixing the charged particles to the respective fixing surfaces when the voltage between them is not applied,
The charged film has a difference generating portion that causes a difference in electric field density on the fixing surface.
An electrophoretic display device.
ことを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。 The difference occurrence portion is formed of a recess formed in the charged film so as to be recessed from the fixing surface.
The electrophoretic display device according to claim 1.
ことを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示装置。 The recess is formed through the charged film.
The electrophoretic display device according to claim 2.
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電気泳動表示装置。 An embedded member embedded in the recess and having a charging property different from that of the charged film;
The electrophoretic display device according to claim 2 or 3.
ことを特徴とする請求項4に記載の電気泳動表示装置。 The embedded member is made of a non-chargeable material,
The electrophoretic display device according to claim 4.
ことを特徴とする請求項4に記載の電気泳動表示装置。 The embedded member is made of a material having a polarity opposite to that of the charged film.
The electrophoretic display device according to claim 4.
ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の電気泳動表示装置。 The recess is formed in a shape in which the charged particles do not fit,
The electrophoretic display device according to any one of claims 2 to 6.
ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の電気泳動表示装置。 The charged film has a plurality of recesses, and the plurality of recesses are formed to have a uniform arrangement shape on the fixing surface.
The electrophoretic display device according to claim 2, wherein the electrophoretic display device is an electrophoretic display device.
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
The charged film is formed of an electret material.
The electrophoretic display device according to claim 1, wherein the electrophoretic display device is provided.
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