JP2006214215A - 飾り窓付き外壁構造、及び飾り窓用の建築ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】 居住者が自分の好みに合ったディスプレイを楽しむことができる飾り窓付き外壁構造、及びそれに使用する飾り窓用の建築用ブロックを提供する。
【解決手段】 透光性部材からなる正面部と、該正面部に連続する上下左右の側面部と、該側面部に連続し所定大の開口部を有する背面部とからなる建築ブロック10を、前記正面部が外側に、前記背面部が内側に現れるように、建築物の外壁、門塀又は門柱を構成する外壁部材2に埋め込む。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建物の外壁、門塀又は門柱などの外壁構造に関し、特に、居住者が自分の好みに合ったディスプレイを施すことができる飾り窓付き外壁構造、及びそれに使用する飾り窓用の建築用ブロックに関する。
門塀、門柱、建物の外壁などは、そこに居住する者の顔となるので、自分の好みに応じた装飾を施したいと思う者が多い。
このため、例えば、特許文献1に示すように、透かし彫り模様の装飾部を有する金属板を嵌め込んだブロックによって塀や壁を構築する技術、特許文献2に示すように、ガラスなどの光透過性物を嵌め込んだブロックによって壁体を構築する技術等が提案されている。
特開2003−213837
特開2001−152601
このため、例えば、特許文献1に示すように、透かし彫り模様の装飾部を有する金属板を嵌め込んだブロックによって塀や壁を構築する技術、特許文献2に示すように、ガラスなどの光透過性物を嵌め込んだブロックによって壁体を構築する技術等が提案されている。
しかしながら、前記特許文献の技術では、注文建築の場合を除き、必ずしも居住者の好みに応じた外壁が構築できるとはいえなかった。また、季節の変化や居住者の好みに合わせて外壁のディスプレイを変えることが難しかった。
また、門塀などに風窓を設け、そこに植物や人形などを置き、装飾性の高い外壁を演出するという方法もあるが、強風によって飾り物が落下することがあった。
そこで、本発明は、居住者が自分の好みに合ったディスプレイを楽しむことができる飾り窓付き外壁構造、及びそれに使用する飾り窓用の建築用ブロックを提供することを目的とする。
また、門塀などに風窓を設け、そこに植物や人形などを置き、装飾性の高い外壁を演出するという方法もあるが、強風によって飾り物が落下することがあった。
そこで、本発明は、居住者が自分の好みに合ったディスプレイを楽しむことができる飾り窓付き外壁構造、及びそれに使用する飾り窓用の建築用ブロックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る飾り窓付き外壁構造は、透光性部材からなる正面部と、該正面部に連続する側面部と、該側面部に連続し所定大の開口部を有する背面部とからなる建築ブロックを、前記正面部が外側に、前記背面部が内側に表れるように、建築物の外壁、門塀又は門柱を構成する外壁部材に埋め込んだことを特徴とするものである。
本発明に係る飾り窓用の建築ブロックは、透光性部材からなる正面部と、該正面部に連続する側面部と、該側面部に連続し開口部を有する背面部とからなり、建築物の外壁、門塀又は門柱を構成する外壁部材に埋め込まれて飾り窓を構成するものである。
また、本発明に係る飾り窓用の建築ブロックにおいて、前記側面部は、幅方向中央部に向けて窪んでいてもよい。
さらに、前記飾り窓用の建築ブロックは、縦方向寸法及び横方向寸法が外壁部材を構成する建築ブロックを縦及び横方向に整数倍又は整数等分した大きさであることとしてもよい。
また、本発明に係る飾り窓用の建築ブロックにおいて、前記側面部は、幅方向中央部に向けて窪んでいてもよい。
さらに、前記飾り窓用の建築ブロックは、縦方向寸法及び横方向寸法が外壁部材を構成する建築ブロックを縦及び横方向に整数倍又は整数等分した大きさであることとしてもよい。
請求項1に係る発明によれば、建築ブロックの背面部の開口部を介して、人形などの飾り物を建築ブロックの下側の側面部に配置することで、透光性部材からなる正面部を介して、飾り物が外壁の外側から見えるようになる。
これによって、居住者は、自分の好みに合ったディスプレイを、外壁に施すことができる。
これによって、居住者は、自分の好みに合ったディスプレイを、外壁に施すことができる。
請求項2に係る発明によれば、建築ブロックの背面部の開口部を介して、人形などの飾り物を下側の側面部に配置することで、透光性部材からなる正面部を介して、飾り物が外側から見えるような飾り窓を構成することができる。
これによって、居住者の好みに合ったディスプレイを施すことができる飾り窓付きの外壁を構築することができる。
これによって、居住者の好みに合ったディスプレイを施すことができる飾り窓付きの外壁を構築することができる。
請求項3の発明によれば、建築ブロックを積み上げて外壁を構築する際に、窪みの部分に目地材を十分に介在させることができるので、外壁部材との接合性を高め、強度を高めることができる。
請求項4に係る発明によれば、建築ブロックを積み上げて外壁を構築する際、外壁部材を構築するのと同様に施工することができ、作業性が良好となる。
請求項4に係る発明によれば、建築ブロックを積み上げて外壁を構築する際、外壁部材を構築するのと同様に施工することができ、作業性が良好となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による飾り窓付き外壁構造の第1実施形態を示す斜視図である。
この飾り窓付き外壁構造1は、外壁部材2と、本発明による飾り窓用の建築ブロック10とを含んで構成される。
外壁部材2は、例えば、縦19cm、横39cm、幅15cmのコンクリートブロックを横方向に並べ、縦方向に積み上げて壁体を構成したものであり、コンクリートブロックは、モルタルなどの目地材によって相互に接合され固定されている。
この飾り窓付き外壁構造1は、外壁部材2と、本発明による飾り窓用の建築ブロック10とを含んで構成される。
外壁部材2は、例えば、縦19cm、横39cm、幅15cmのコンクリートブロックを横方向に並べ、縦方向に積み上げて壁体を構成したものであり、コンクリートブロックは、モルタルなどの目地材によって相互に接合され固定されている。
外壁部材2には、図2に示す建築ブロックが埋め込まれている。
この建築ブロックは、本発明による飾り窓用の建築ブロック10の第1実施形態であり、図3に示す正面部11と、図4に示す側面部12a,12b,13c,14d,と、図5に示す背面部13とからなる有底無蓋の中空体である。
この建築ブロックは、本発明による飾り窓用の建築ブロック10の第1実施形態であり、図3に示す正面部11と、図4に示す側面部12a,12b,13c,14d,と、図5に示す背面部13とからなる有底無蓋の中空体である。
飾り窓用の建築ブロック10の正面部11は、透明なガラスによって構成され、正面視で正方形状を成す。
この正面部11の上縁、下縁、左右の側縁に連続して、上下左右の4つの側面部12a,12b,12c,12dが形成されている。
この正面部11の上縁、下縁、左右の側縁に連続して、上下左右の4つの側面部12a,12b,12c,12dが形成されている。
飾り窓用の建築ブロック10の側面部12は、セメントや樹脂等の材料からなり、中空体の外部は、上下左右の全ての側面部12a,12b, 12c,12dにおいて、幅方向中央部に向けて窪み14を有している。
この窪み14は、ブロックを接合するための目地材を十分に介在させることができるようにするためのものである。
中空体の内部は、図6に示すように、下側の側面部12bにおいて、正面部側から背面部側に向けて若干低くなるよう、水勾配15がつけられている。
この水勾配15は、雨水等が中空体の内部に溜まらないようにするためのものである。
上下左右の側面部12a,12b,12c,12dは、背面部13へと連続している。
この窪み14は、ブロックを接合するための目地材を十分に介在させることができるようにするためのものである。
中空体の内部は、図6に示すように、下側の側面部12bにおいて、正面部側から背面部側に向けて若干低くなるよう、水勾配15がつけられている。
この水勾配15は、雨水等が中空体の内部に溜まらないようにするためのものである。
上下左右の側面部12a,12b,12c,12dは、背面部13へと連続している。
飾り窓用の建築ブロック10の背面部13は、前記正面部11と同一の正方形状を成し、上下左右の各縁部が正面部11の相対する縁部と平行になるように、対向して配置されている。
この背面部13は、図5及び図6に示すように、幅1cm程度の周縁を残し、略全面に亘る開口部16となっている。この開口部16を介し、中空状の建築ブロックの下側の側面部12bに人形などの飾り物を置くことができる。
この背面部13は、図5及び図6に示すように、幅1cm程度の周縁を残し、略全面に亘る開口部16となっている。この開口部16を介し、中空状の建築ブロックの下側の側面部12bに人形などの飾り物を置くことができる。
このように、飾り窓用の建築ブロック10の背面部の開口部を介して、季節に応じた飾り物、住居者の好みに応じた飾り物を適宜飾ることができるので、外壁に表情を持たせることができる。
また、飾り窓用の建築ブロック10の正面部11のガラス面によって風が遮られるので、強風によって飾り物が落下するといった事態を防ぐことができる。
また、飾り窓用の建築ブロック10の正面部11のガラス面によって風が遮られるので、強風によって飾り物が落下するといった事態を防ぐことができる。
この飾り窓用の建築ブロック10は、外壁部材2を構成するコンクリートブロックに積み重ねる際の作業性を考慮し、縦方向寸法がコンクリートブロックと略同一で、横方向寸法がコンクリートブロックを横方向に整数倍又は整数等分した大きさとなるような形状とするのが好ましく、特に、コンクリート製の建築ブロックを横方向半分に切断したサイズ(縦Lが19cm、横Mが19cm、幅Wが15cm)、あるいは、コンクリートブロックと同一サイズ(縦Lが19cm、横Mが39cm、幅Wが15cm)とするのが好ましい。
外壁を構築する際には、図7に示すように、コンクリートブロック3を横方向・縦方向に並べ、モルタル等の目地材17を介在させて接合するが、飾り窓用の建築ブロック10を、上記寸法のように、外壁部材2として使用されるコンクリートブロックのサイズに応じた寸法に設計すれば、コンクリートブロック3を積み重ねるのと同様の作業によって、飾り窓用の建築ブロックを積み重ねることができる。
なお、本発明の飾り窓用の建築ブロック10の正面部11の材質としては、透光性を有する部材であれば良く、例えば樹脂であってもよい。側面部12、背面部13及び外壁部材2の材質も、適宜選択することができる。
また、外壁の構築方法としては、コンクリートブロックを使わず、型枠内にセメントコンクリートを流し込む工法でもよい。その場合は、予め外壁部材に空間部を設けておき、そこに飾り窓用の建築ブロックを嵌め込むようにする。
また、外壁の構築方法としては、コンクリートブロックを使わず、型枠内にセメントコンクリートを流し込む工法でもよい。その場合は、予め外壁部材に空間部を設けておき、そこに飾り窓用の建築ブロックを嵌め込むようにする。
図8は、本発明による飾り窓付き外壁構造1’の第2実施形態を示す正面図である。
この外壁構造に用いられる飾り窓用の建築ブロック10’は、図9に示すように、正面部11’と背面部13’が同一の半円形状を成し、相対する縁部が平行になるように対向して配置されている。
飾り窓用の建築ブロックをこのような形状とすることで、装飾性の高い外壁を構築することができる。
この外壁構造に用いられる飾り窓用の建築ブロック10’は、図9に示すように、正面部11’と背面部13’が同一の半円形状を成し、相対する縁部が平行になるように対向して配置されている。
飾り窓用の建築ブロックをこのような形状とすることで、装飾性の高い外壁を構築することができる。
図10は、本発明による飾り窓付き外壁構造1”の第3実施形態を示す背面図である。この外壁構造1”に用いられる飾り窓用の建築ブロック10”は、図11に示すように、ガラス面からなる背面部13”の下半分に開口部16”を設けたものである。
背面部の上半分をガラス面とすることによって、建築ブロックとしての強度を高めることができる。
背面部の上半分をガラス面とすることによって、建築ブロックとしての強度を高めることができる。
1、1’、1”…飾り窓付き外壁構造
2…外壁部材
10、10’、10”…飾り窓用の建築ブロック
11、11’…正面部
12…側面部
13、13’、13”…背面部
14…窪み
15…水勾配
16、16”…開口部
2…外壁部材
10、10’、10”…飾り窓用の建築ブロック
11、11’…正面部
12…側面部
13、13’、13”…背面部
14…窪み
15…水勾配
16、16”…開口部
Claims (4)
- 透光性部材からなる正面部と、該正面部に連続する側面部と、該側面部に連続し所定大の開口部を有する背面部とからなる建築ブロックを、
前記正面部が外側に、前記背面部が内側に表れるように、建築物の外壁、門塀又は門柱を構成する外壁部材に埋め込んだことを特徴とする飾り窓付き外壁構造。 - 透光性部材からなる正面部と、該正面部に連続する側面部と、該側面部に連続し開口部を有する背面部とからなり、
建築物の外壁、門塀又は門柱を構成する外壁部材に埋め込まれて飾り窓を構成する飾り窓用の建築ブロック。 - 前記側面部は、幅方向中央部に向けて窪んでいることを特徴とする請求項2に記載の飾り窓用の建築ブロック。
- 前記飾り窓用の建築ブロックは、縦方向寸法及び横方向寸法が外壁部材を構成する建築ブロックを縦及び横方向に整数倍又は整数等分した大きさであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の飾り窓用の建築ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005029946A JP2006214215A (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | 飾り窓付き外壁構造、及び飾り窓用の建築ブロック |
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Publications (1)
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JP2006214215A true JP2006214215A (ja) | 2006-08-17 |
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JP (1) | JP2006214215A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281071A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Panasonic Electric Works Co Ltd | エントランスポール |
-
2005
- 2005-02-07 JP JP2005029946A patent/JP2006214215A/ja active Pending
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