JP2006211403A - 誤り訂正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来M-ary/SS方式で誤り訂正を行う場合、1シンボル当りの伝送情報ビット数mが複数の場合、各mの値に対応する誤り訂正装置が必要で回路規模が大きくなる。
【解決手段】1シンボル当りの伝送情報ビット数mと時分割カウンタからの動作タイミングカウント値で決定される所定状態のACS演算を行い、所定状態の生き残りパス情報とパスメトリック値及び複数個の状態のパスメトリック値をグループ化して出力するACS演算手段と、パスメトリックメモリ制御手段からのパスメトリックメモリ制御信号を基に、ACS演算手段からのグループ化された複数個の状態のパスメトリック値の書き込みや読み込みを行うパスメトリックメモリと、前記mと前記カウント値を基に指定アドレスに、ACS演算手段よりの生き残りパス情報を記録し、これら生き残りパス情報を基に復号結果を算出し出力するパスメモリを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信システムや衛星通信システム等のディジタル通信システムに適用される誤り訂正技術に関するものである。
近年、移動体通信システムや衛星通信システムでは、画像、音声、データ等のトラヒックを伝送する方式の一つとしてスペクトラム拡散(Spread Spectrum:SS)方式が注目されている。
SS通信方式には、直接拡散(Direct Sequence:DS)方式や周波数ホッピング((Frequency Hopping:FH))方式等があるが、DS方式は情報信号に比してはるかに広帯域の擬似雑音(Pseudo Noise:PN)系列を情報信号に直接乗算し、これによって情報信号をスペクトル拡散して通信を行う方式である。
そして、m(mは自然数)ビットの送信データに対して、2個の互いに直交する符号系列から1つを選択し、選択した符号系列により直接拡散して信号伝送する方式(以下、M-ary/SS方式)は、スペクトル拡散を実現しつつ、直交する符号系列の1周期の時間でmビットの情報伝送を行うことができるため、情報伝送速度の高速化に適した伝送方式である。
図10は、“M系列を用いたM-ary/SS/CDMA(Code Division Multiple Access)システムの受信方式及び高速データ伝送特性”、電子情報通信学会論文誌 B、 Vol.J84-B、 No.8、 pp.1421-1432(2001年8月)に示されている従来のM-ary/SS方式の誤り訂正装置で想定しているブロック化したトレリス遷移図である。
図10では、拘束長k=3,1シンボル当りに2ビットの情報ビットを伝送する場合であり、“00”,“10”,“01”,“11”の4つの状態を持つ。
図10において、1シンボル当りに2ビットの情報伝送を行うため、時刻n(nは整数)の各状態は、時刻(n+1)のそれぞれ4(=2)つの状態に遷移する。また、時刻(n+1)の各状態は、時刻nの4つの状態からのそれぞれの遷移がある。時刻(n+1)の各状態では、各々時刻nの4つの状態からの遷移からACS(Add Compare Select)演算を行い、生き残りパス情報を求めるようなビタビ復号を行うことにより、M-ary/SS方式でこのブロック化したトレリス遷移図を用いて誤り訂正を行うことができる。
一方、伝送路状況に適した情報伝送速度で通信を行う適応変調が実現化されつつある。M-ary/SS方式では、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mを伝送路状況に応じて変えることにより適応変調を行うことが考えられる。
伊藤 匠、三瓶 政一、森永 規彦、"M系列を用いたM-ary/SS/CDMAシステムの受信方式及び高速データ伝送特性"、電子情報通信学会論文誌 B 、電子情報通信学会、2001年8月、Vol.J84-B No.8 、pp.1421-1432
図2に、拘束長k=5,1シンボル当りに伝送する情報ビット数mが3と2の場合のブロック化したトレリス遷移図を示す。図2から判るように、拘束長kが同じでも1シンボル当りに伝送する情報ビット数mが異なる場合、M-ary/SS方式で適用するブロック化したトレリス遷移図は大きく変化する。しかしながら、従来技術では、複数のmの値に対応するM-ary/SS方式で誤り訂正を行う場合、各mの値に対応する誤り訂正装置が必要となるため、誤り訂正装置全体の回路規模が大きくなるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、M-ary/SS方式で適応変調等を実現するために、小さい回路規模で複数のmの値に対応するM-ary/SS方式用誤り訂正装置を提供することを目的とする。
本発明に係る誤り訂正装置は、
M-ary/SS方式を用い、1シンボル当りに伝送する情報ビット数m(mは1以上の自然数)とする場合において、複数の前記mに対して復号する誤り訂正装置であって、
時分割処理を考慮した動作クロックのカウント値を出力し、装置全体が1回動作する周期でカウント値を繰り返しカウントする時分割カウンタと、
前記mと前記カウント値で決定される所定の状態のACS演算を行い、所定の状態の生き残りパス情報とパスメトリック値、及び、複数個の状態のパスメトリック値をグループ化して出力する第1のACS演算手段と、
前記mと前記カウント値を基に、パスメトリックメモリ制御信号を生成して出力する第1のパスメトリックメモリ制御手段と、
前記第1のパスメトリックメモリ制御手段から出力されるパスメトリックメモリ制御信号を基に、前記第1のACS演算手段より出力されるグループ化された複数個の状態のパスメトリック値の書き込みや読み込みを行うパスメトリックメモリと、
前記mと前記カウント値を基に指定されるアドレスに、前記第1のACS演算手段より出力される所定の状態の生き残りパス情報を記録していき、これら記録された生き残りパス情報を基に復号結果を算出して出力する第1のパスメモリとを備える。
本発明の誤り訂正装置は、第1のACS演算手段及びパスメトリックメモリが複数個の状態のパスメトリック値を所定の集合毎にグループ化して管理することにより、第1のACS演算手段、パスメトリックメモリを共用することが可能であるため、小さい回路規模で複数のmの値に対応できる誤り訂正装置を得ることが可能である。
またACS演算を行う際にパスメトリックメモリへのアクセス回数を減らすことができるため、時分割による全状態に対する合計のACS演算時間を短縮化できる。
実施の形態1.
本実施の形態1では、M-ary/SS方式において1シンボル当りに伝送する情報ビット数mの値が異なる場合でも、ACS演算部、パスメトリックメモリ、及び、パスメモリを共用可能にすることにより、小さい回路規模で複数のmの値に対応できる誤り訂正装置を得る。
図1は、本発明の実施の形態1の誤り訂正装置の一構成図である。図1において、10は時分割用カウンタ、11は第1のパスメトリックメモリ制御部、12は第1のACS演算部、13はパスメトリックメモリ、14は最尤状態検出部、15は第1のパスメモリである。
まず、本実施の形態1で用いるM-ary/SS方式においてmの値が異なる場合のパスメトリックメモリ管理方法とACS演算処理手順に関して、図2を用いて説明を行う。
図2に示すように、拘束長k=5の場合には、時刻(n−1)→nにおいて次の状態遷移を行う(nは整数。また、k≧4の場合には同様に取り扱うことが可能である)。m=3の場合には状態A1X1X2X3 → 状態Y1Y2Y3A1の状態遷移を行い、m=2の場合には状態A1',A2'X1'X2' → 状態Y1'Y2'A1'A2'の状態遷移を行う。但し、A1 ,A1',A2',X1 ,X2, X3 ,X1',X2',Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y1',Y2'は、それぞれ2値(図2中では“1”または“0”)の値である。
ここで、A1=A1'の場合を考える。一例として、時刻nにおいて、A1=A1'=1,Y1Y2Y3=110,Y1'Y2'=01,A2'=0、つまり、m=3の場合の状態1101への遷移と、m=2の場合の状態0110への遷移を考える。この場合、時刻(n−1)の状態は、m=3の場合には状態1000,1100,1010,1110,1001,1101,1011,1111の8通りが考えられ、m=2の場合には状態1000,1010,1001,1011の4通りが考えられる。このように、A1=A1'の関係を満たす状態遷移(A1とA1'は任意の値で良い)ではY1,Y2,Y3,Y1',Y2',A2'がそれぞれ任意の値において、m=2の状態遷移前の状態の候補の集合は、m=3の状態遷移前の状態の候補の集合の部分集合になる。
このmが小さい場合の特定の状態へ遷移する状態の候補の集合は、mが大きい場合のある状態へ遷移する状態の候補の集合の部分集合になる特性に基づき、システムで想定されるmの最大の値mmax(mmaxは2以上の自然数)に対してそれぞれ同じ状態に遷移する全候補の状態の集合毎にパスメトリック値をグループ化して1つのアドレスを割り当ててパスメトリックメモリへのアクセス管理を行う。
例えば、前述のパスメトリック値のグループ化方法に基づき、図2の拘束長k=5でm=3とm=2を考慮する場合には、25-1=16の全16状態を{1000,1100,1010,1110,1001,1101,1011,1111}(以下、状態グループ1)と{0000,0100,0010,0110,0001,0101,0011,0111}(以下、状態グループ2)の2つの状態グループにしてパスメトリックメモリにアクセスできるようにする。
このパスメトリックメモリへのアクセス管理方法により、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mが異なる場合でも、任意の状態に対して1回のパスメトリックメモリへのアクセスでACS演算を行うことが可能となるため、ACS演算を行う際のパスメトリックメモリへのアクセス回数を減らしつつ、パスメトリックメモリを共有することができる。
また、前述のようにシステムで想定されるmの最大の値mmaxに対してそれぞれ同じ状態に遷移する全候補の状態の集合毎にパスメトリック値をグループ化して1つのアドレスを割り当ててパスメトリックメモリへのアクセス管理を適用する場合の全状態に対するACS演算を行う手順について説明を行う。
例えば、図2においてm=3の場合、時刻(n−1)の状態グループ1からは、時刻nの{0001,1001,0101,1101,0011,1011,0111,1111}(以下、状態グループ3)の8つの状態に遷移する。また、時刻(n−1)の状態グループ2からは、時刻nの{0000,1000,0100,1100,0010,1010,0110,1110}(以下、状態グループ4)の8つの状態に遷移する。ここで、パスメトリック値は、状態グループ1と状態グループ2の2グループでパスメトリックメモリに格納する必要がある。このため、時分割処理を用いて、時刻nにおいて状態グループ1に含まれる状態のパスメトリック値を先に求め、状態グループ2に含まれる状態のパスメトリック値を後に求める手順が考えられる。具体的には、状態グループ1に含まれる状態グループ3内の{1001, 1101, 1011, 1111}の4状態と状態グループ4内の{1000, 1100, 1010, 1110}の4状態のACS演算を先に行い、状態グループ2に含まれる状態グループ3内の{0001, 0101, 0011, 0111}の4状態と状態グループ4内の{0000, 0100, 0010, 0110}の4状態のACS演算を後に行う。
一方、図2においてm=2の場合、時刻(n−1)の状態グループ1からは、時刻nの{0010,1010,0110,1110,0011,1011,0111,1111}(以下、状態グループ5)の8つの状態に遷移する。また、時刻(n−1)の状態グループ2からは、時刻nの{0000,1000,0100,1100,0001,1001,0101,1101}(以下、状態グループ6)の8つの状態に遷移する。m=3の場合と同様に、パスメトリック値は、状態グループ1と状態グループ2の2グループでパスメトリックメモリに格納する必要があるため、時分割処理を用いて、時刻nにおいて状態グループ5内の{1010,1110,1011,1111}の4状態と状態グループ6内の{1000,1100,1001,1101}の4状態のACS演算を先に行い、状態グループ5内の{0010, 0110, 0011, 0111}の4状態と状態グループ6内の{0000, 0100, 0001, 0101}の4状態のACS演算を後に行う手順が考えられる。
時刻nの各状態のパスメトリック値を状態グループ毎にパスメトリックメモリに格納する際には一時的に状態グループ単位でパスメトリック値を格納するレジスタが必要であり、前述のように状態グループ内の状態を他の状態グループ内の状態より優先的にACS演算を行う手順で各状態のパスメトリック値を演算する場合には、格納するレジスタを1つの状態グループ分だけ用意すれば良いので、少ないレジスタ量で装置を生成することができる。
但し、ここでは、時刻nにおける状態グループ1内の各状態のパスメトリック値を先に求め、状態グループ2内の各状態のパスメトリック値を後に求める手順を示したが、各状態グループ間での演算手順順序は任意で良い。例えば、時刻nにおける状態グループ2内の各状態のパスメトリック値を先に求め、状態グループ1内の各状態のパスメトリック値を後に求めても少ないレジスタ量で装置を生成することができる。
次に、上述のように、システムで想定されるmの最大値mmaxに対してそれぞれ同じ状態に遷移する全候補の状態の集合毎にパスメトリック値をグループ化してパスメトリックメモリの管理を行う実施の形態1の誤り訂正装置の動作について図1を用いて説明する。
まず、時分割用カウンタ10は、時分割処理を考慮した動作クロックを生成し、その動作クロックでカウントアップ又はカウントダウンを行い、各部の動作開始タイミングを規定する時分割用カウンタ値c(cは整数)を出力する。またこの時分割用カウンタ値cは本誤り訂正装置全体が1回動作する周期でリセットされる所定の値を繰り返しカウントする。例えば、パスメトリックメモリ13にリード用とライト用のパスメトリック値をそれぞれ交互に2面で格納する場合には、本誤り訂正装置全体は2シンボル周期で1回動作する。
第1のパスメトリックメモリ制御部11は、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ値cからパスメトリックメモリ13を制御するパスメトリックメモリ制御信号を生成する。このパスメトリックメモリ制御信号は、本実施の形態1では、リードアドレス、ライトイネーブル、及び、ライトアドレスを指し示す。
第1のACS演算部12は、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cを基に定められる状態の生き残りパス情報とパスメトリック値を算出するためにACS演算を行う。更に、パスメトリックメモリ13向けのパスメトリック値は、各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化して出力する。
図3に、第1のACS演算部12の一構成を示す。図3において、20_1〜20_(2のmmax乗)は枝メトリック選択部、21は加算器、22は正規化部、23は最尤選択部であり、24はパスメトリックレジスタである。
枝メトリック選択部20_1〜20_(2のmmax乗)は、それぞれ1シンボル当りに伝送する情報ビット数m、時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値c、及び、枝メトリック選択部の添え字の番号を基に一意に決定される状態遷移に対応する枝メトリック値を(2のmmax乗)個の中から選択して出力する。
加算器21は、それぞれ、枝メトリック選択部20_1〜20_(2のmmax乗)の何れかから出力される現在の枝メトリック値とパスメトリックメモリ13からの(2のmmax乗)個の1時刻前のパスメトリック値の何れかとを状態遷移に対応して一意に決まる組み合わせで加算する。
正規化部22は、加算部21から出力される値に対して最尤状態検出部14から出力される最尤状態のパスメトリック値を基準にして正規化処理を行い、正規化されたメトリック値を出力する。ここでの正規化処理は、パスメトリック値の発散を防ぐために行う処理であり、例えば、加算部21から出力される値から最尤状態検出部14から出力される最尤状態のパスメトリック値を減算する処理である。
最尤選択部23は、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cで定められる状態遷移に対して、(2のmmax乗)個の正規化部より出力される正規化されたメトリック値を基に最尤な状態遷移を選択し、選択した状態遷移に対応する生き残りパス情報を出力する。また、最尤選択部23は、選択した状態遷移に対応する正規化されたメトリック値を、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割カウンタ値cで一意に決定される状態のパスメトリック値として出力する。
パスメトリックレジスタ24は、最尤選択部23より出力されるパスメトリック値を時分割カウンタ値cで規定される時分割制御に応じて一時記憶する。そして、パスメトリックレジスタ24は、パスメトリックメモリ13に格納するために、時分割カウンタ値cに応じて、一時記憶されたパスメトリック値を各状態へ遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にまとめて出力する。ここで、パスメトリックレジスタ24は、所定状態のパスメトリック値を一時記憶するシフトレジスタ等で構成可能である。
但し、m<mmaxの場合には各状態への状態遷移は(2のmmax乗)より少なくなるため、枝メトリック選択部20_1〜20_(2のmmax乗)、加算器21、正規化部22は、(2のmmax乗)個の内の状態遷移に対応する2m個分だけ最低限動作すれば良い。そして、最尤選択部23において、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cで定められる(2のmmax乗)個の内の2m個の状態遷移のみを考慮して生き残りパス情報とパスメトリック値を求めることにより、複数のmの値に対して第1のACS演算部12を共用することが可能である。
再度、図1を用いて説明を行う。パスメトリックメモリ13は、パスメトリックメモリ制御部11より出力されるリードアドレスで指定される(2のmmax乗)個の状態のパスメトリック値を出力する。また、パスメトリックメモリ13は、第1のパスメトリックメモリ制御部11より出力されるライトイネーブルで書き込み指示がある場合には、第1のACS演算部12より出力される(2のmmax乗)個の状態のパスメトリック値を、第1のパスメトリックメモリ制御部11より出力されるライトアドレスで指定される領域に書き込みを行う。ここで、パスメトリックメモリ13は、Dual Port RAM等で構成可能である。また、上述したように、パスメトリックメモリ13において、各状態へ遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化してパスメトリック値を管理することにより、複数のmの値に対してパスメトリックメモリ13を共用することが可能である。
最尤状態検出部14は、第1のACS演算部12より出力される、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cで一意に決定される状態のパスメトリック値を基に、1シンボル又は複数シンボルに一回だけ全2k-1個の状態の中から最尤状態を検出し、その最尤状態の状態番号を示す最尤状態情報と最尤状態のパスメトリック値を出力する。ここで、“最尤状態を検出する”とは、例えば、尤度が高い時に枝メトリックが大きい値を持つと定義する場合には全2k-1個の状態の中で最大のパスメトリック値を有する状態を求める処理を示し、尤度が高い時に枝メトリックが小さい値と持つと定義する場合には全2k-1個の状態の中で最小のパスメトリック値を有する状態を求める処理を示す。
第1のパスメモリ15は、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cで指定されるアドレスに、第1のACS演算部12より出力される生き残りパス情報を記録する。そして、第1のパスメモリ15は、最尤状態検出部14より出力される最尤状態情報を基に、最尤状態検出部14と同じ動作周期でトレースバック処理等を実施して復号データを出力する。ここで、第1のパスメモリ15において、任意の時刻における任意の状態に対してmmaxビットずつのメモリ容量を用意し、mビットの生き残りパス情報と(mmax−m)ビットの任意データを格納することにより、複数のmの値に対して第1のパスメモリ15を共用することが可能である。
以上のとおり、本実施の形態1の誤り訂正装置では、複数のmの値に対して第1のACS演算部12、パスメトリックメモリ13、及び、第1のパスメモリ15を共用することが可能であるため、小さい回路規模で複数のmの値に対応できる誤り訂正装置を得ることが可能である。
そして、パスメトリック値を各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化して管理することにより、ACS演算を行う際にパスメトリックメモリへのアクセス回数を減らすことができるため、時分割による全状態に対する合計のACS演算時間を短縮化できる。
また、図4に本実施の形態1のk=5、m=3の場合の動作タイミングチャートの一例を示し、図5に本実施の形態1のk=5、m=2の場合の動作タイミングチャートの一例を示す。
図4と図5では、時分割タイミングが8の時に、状態グループ1に含まれる全状態のACS演算が完了するため、ライトイネーブルをonにし、パスメトリックメモリ13の状態グループ1の領域に書き込みを行う。同様に、時分割タイミングが16の時に、状態グループ2に含まれる全状態のACS演算が完了するため、ライトイネーブルをonにし、パスメトリックメモリ13の状態グループ2の領域に書き込みを行う。
但し、現在の全状態に対するACS演算が完了するまでパスメトリックメモリ13に記録されている1シンボル前のパスメトリック値を更新することができないため、パスメトリックメモリ13は、現在の全状態のパスメトリック値と1シンボル前の全状態のパスメトリック値の両方を記録しておく等の工夫が必要とされる場合もある。
このように第1のパスメトリックメモリ制御部11で状態グループ1に属する状態のパスメトリック値を先に求め、状態グループ2に属する状態のパスメトリック値を後に求めるように、リードアドレス、ライトイネーブル、及び、ライトアドレスを生成することにより、パスメトリックレジスタ24で用いるレジスタは1つの状態グループ分だけで用意すればよく、ACS演算を状態グループに関係ない手順で行う場合と比べて小さい回路規模で構成できる。
なお、正規化部22における正規化処理の際に、最尤状態検出部14において最尤状態のパスメトリック値を用いたが、その代わりに全2k-1個の状態の最大または最小のパスメトリック値を用いて正規化処理を行ってもパスメトリック値の発散を防ぐことが可能である。
また、上述では、パスメトリック値を各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化して管理する方法について記述したが、各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎のグループをp個(pは2以上の自然数)のグループに分けてパスメトリック値を管理しても良い。つまり、パスメトリック値を(2のmmax乗)/p個ずつのグループで管理しても良い。この場合も複数のmの値に対して第1のACS演算部12、パスメトリックメモリ13、及び、第1のパスメモリ15を共用することが可能であるため、小さい回路規模で複数のmの値に対応できる誤り訂正装置を得ることが可能である。そして、ACS演算を(2のmmax乗)個ずつ存在する枝メトリック選択部20_1〜20_(2のmmax乗)、加算器21、及び、正規化部22をそれぞれ1/pの数で実現できるため、回路規模をパスメトリック値を(2のmmax乗)個ずつのグループで管理する場合より小さくすることが可能である。
なお、本実施の形態1では、最尤状態検出部14で求まる最尤状態情報を基にして第1のパスメモリ15で復号データを得る手順を説明したが、伝送する情報ビットに特殊なパターンを用いて既知の状態に収束させる処理を行う場合には、最尤状態情報の代わりにこの既知の状態を用いることにより、第1のパスメモリ15で復号データを得ることが可能である。
実施の形態2.
本実施の形態2では、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mの値が異なる場合でも、ACS演算部、パスメトリックメモリ、及び、パスメモリを共用可能にして、小さい回路規模で複数のmの値に対応できるようにしつつ、複数の状態のACS演算を並列に行うことにより、実施の形態1で示した誤り訂正装置よりも短時間で復号結果を得ることが可能な誤り訂正装置を得る。
なお、本実施の形態2の誤り訂正装置は、上述の実施の形態1の誤り訂正装置に対して複数のACS演算を並列に行うことを可能としたものであり、その他の構成は上述の実施の形態1と同様であるため、以下では、実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態2の誤り訂正装置の一構成図である。図6において、30は第2のパスメトリックメモリ制御部、31_1〜31_r(rは2以上の自然数)は第2のACS演算部、32はセレクタ、33は最尤状態検出部であり、34は第2のパスメモリである。
次に、実施の形態1と同様に、システムで想定されるmの最大値mmaxに対してそれぞれ同じ状態に遷移する全候補の状態の集合毎にパスメトリック値をグループ化してパスメトリックメモリの管理を行う実施の形態2の誤り訂正装置の動作について図6を用いて説明する。
第2のパスメトリックメモリ制御部30は、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ値cから、パスメトリックメモリ13やセレクタ32を制御するパスメトリックメモリ制御信号を生成し、出力する。このパスメトリックメモリ制御信号は、本実施の形態2では、リードアドレス、ライトイネーブル、ライトアドレス、及び、ACS選択信号を指し示す。
第2のACS演算部31_1〜31_rは、それぞれ、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cを基に各第2のACS演算部で定められる状態の生き残りパス情報とパスメトリック値を算出するためにACS演算を並列して行う。セレクタ32向けのパスメトリック値は、各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化し、更に遅延調整を行って出力する。
図7に、第2のACS演算部31_s(s∈{1,2,…,r})の一構成図を示す。図7において、40_1_s〜40_(2のmmax乗)_sは枝メトリック選択部、41_sは最尤選択部、42_sは遅延器であり、43_sはパスメトリックレジスタである。
枝メトリック選択部40_1_s〜40_(2のmmax乗)_sは、それぞれ1シンボル当りに伝送する情報ビット数m、時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値c、枝メトリック選択部の添え字の番号、及び、第2のACS演算部の添え字の番号sを基に一意に決定される状態遷移に対応する枝メトリック値を(2のmmax乗)個の中から選択して出力する。
最尤選択部41_sは、1シンボル当りに伝送する情報ビット数m、時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値c、及び、第2のACS演算部の添え字の番号sで定められる状態遷移に対して、(2のmmax乗)個の正規化部22より出力される正規化されたメトリック値を基に最尤な状態遷移を選択し、選択した状態遷移に対応する生き残りパス情報を出力する。また、最尤選択部41_sは、選択した状態遷移に対応する正規化されたメトリック値を、1シンボル当りに伝送する情報ビット数m、時分割カウンタ値c、及び、第2のACS演算部の添え字の番号sで一意に決定される状態番号のパスメトリック値として出力する。
遅延器42_sは、各第2のACS演算部からセレクタ32への信号出力のタイミング調整を目的として、最尤選択部41_sから出力されるパスメトリック値を、第2のACS演算部の添え字の番号sで一意に決定される遅延時間を与えて出力する。但し、第2のACS演算部の添え字の番号sによっては、遅延時間が零の場合もある。
パスメトリックレジスタ43_sは、遅延器42_sより出力されるパスメトリック値を時分割カウンタ値cと第2のACS演算部の添え字の番号sで規定される時分割制御に応じて一時記憶する。そして、パスメトリックレジスタ43_sは、パスメトリックメモリ13に格納するために、一時記憶されたパスメトリック値を時分割カウンタ値cに応じて、各状態へ遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化して出力する。ここで、パスメトリックレジスタ43_sは、所定状態のパスメトリック値を一時記憶するシフトレジスタ等で構成可能である。
但し、m<mmaxの場合には各状態への状態遷移は(2のmmax乗)より少なくなるため、実施の形態1と同様に、枝メトリック選択部40_1_s〜40_(2のmmax乗)_s、加算器21、及び、正規化部22は、(2のmmax乗)個の内の状態遷移に対応する2m個分だけ最低限動作すれば良い。そして、最尤選択部41_sにおいて、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cで定められる(2のmmax乗)個の内の2m個の状態遷移のみを考慮して生き残りパス情報とパスメトリック値を求めることにより、複数のmの値に対して第2のACS演算部31_sを共用することが可能である。
再度、図6を用いて説明を行う。セレクタ32は、第2のパスメトリックメモリ制御部30より出力されるACS選択信号を基に、r個の第2のACS演算部31_1〜31_rの何れかから出力される各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化されたパスメトリック値を選択して出力する。
最尤状態検出部33は、r個の第2のACS演算部31_s(s∈{1,2,…,r})よりそれぞれ出力される、1シンボル当りに伝送する情報ビット数m、時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値c、及び、第2のACS演算部の添え字sで一意に決定される状態のパスメトリック値を基に、1シンボル又は複数シンボルに一回だけ全2k-1個の状態の中から最尤状態を検出し、その最尤状態の状態番号を示す最尤状態情報と最尤状態のパスメトリック値を出力する。ここで、“最尤状態を検出する”とは、例えば、尤度が高い時に枝メトリックが大きい値を持つと定義する場合には全2k-1個の状態の中で最大のパスメトリック値を有する状態を求める処理を示し、尤度が高い時に枝メトリックが小さい値と持つと定義する場合には全2k-1個の状態の中で最小のパスメトリック値を有する状態を求める処理を示す。
パスメモリ34は、1シンボル当りに伝送する情報ビット数mと時分割用カウンタ10から出力される時分割カウンタ値cで指定されるアドレスに、r個の第2のACS演算部31_sよりそれぞれ出力される生き残りパス情報をグループ化して記録する。そして、第2のパスメモリ34は、最尤状態検出部33より出力される最尤状態情報を基に、最尤状態検出部33と同じ動作周期でトレースバック処理等を実施して復号データを出力する。ここで、第2のパスメモリ34においてそのメモリ容量は、任意の時刻でのr個のグループ化された状態毎に対して(r×mmax)ビットずつ分用意し、(r×m)ビットの生き残りパス情報と{r×(mmax−m)}ビットの任意データを格納することにより、実施の形態1と同様に、複数のmの値に対して第2のパスメモリ34を共用することが可能である。
以上のとおり、本実施の形態2の誤り訂正装置では、実施の形態1と同様に、複数のmの値に対して第2のACS演算部31_1〜31_r、パスメトリックメモリ13、及び、第2のパスメモリ34を共用することが可能であるため、小さい回路規模で複数のmの値に対応できる誤り訂正装置を得ることが可能である。
また、図8に本実施の形態2のk=5、m=3、r=2の場合の動作タイミングチャートの一例を示し、図9に本実施の形態2のk=5、m=2、r=2の場合の動作タイミングチャートの一例を示す。
図8と図9では、時分割タイミングが8の時に、第2のACS演算部31_1で状態グループ1に含まれる全状態のACS演算が完了し、第2のACS演算部31_2で状態グループ2に含まれる全状態のACS演算が完了する。そこで、遅延器42_1の遅延時間を零にして、時分割タイミングが8の時に、ライトイネーブルをon、かつ、セレクタ32で第2のACS演算部31_1から出力される(2のmmax乗)乗個のグループ化されたパスメトリック値を選択するように第2のパスメトリックメモリ制御部30がACS選択信号を生成して、パスメトリックメモリ13の状態グループ1の領域に書き込みを行う。更に、遅延器42_2の遅延時間を1タイミングにして、時分割タイミングが9の時に、ライトイネーブルをon、かつ、セレクタ32で第2のACS演算部31_2から出力される(2のmmax乗)個のグループ化されたパスメトリック値を選択するように第2のパスメトリックメモリ制御部30がACS選択信号を生成して、パスメトリックメモリ13の状態グループ2の領域に書き込みを行う。
但し、現在の全状態に対するACS演算が完了するまでパスメトリックメモリ13に記録されている1シンボル前のパスメトリック値を更新することができないため、パスメトリックメモリ13は、現在の全状態のパスメトリック値と1シンボル前の全状態のパスメトリック値の両方を記録しておく等の工夫が必要とされる場合もある。
このように第2のパスメトリックメモリ制御部30で各状態グループに属する状態のパスメトリック値を1つのACS演算部で順番に求めるように、リードアドレス、ライトイネーブル、ライトアドレス、ACS選択信号を生成することにより、パスメトリックレジスタ43_sで用いるレジスタは1つの状態グループ分だけで用意すればよく、ACS演算を状態グループに関係ない手順で行う場合と比べて小さい回路規模で構成できる。
そして、複数の状態のACS演算を並列に行うことにより全状態に対するACS演算時間を短縮化できるため、実施の形態1で示した誤り訂正装置よりも短時間で復号結果を得ることが可能である。
また、上述では、最尤選択部41_sより出力されるメトリックを、遅延器42_sで遅延処理した後に、パスメトリックレジスタ43_sで各状態へ遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化して出力する処理を実施したが、これらの処理の順番は入れ替えてもよい。つまり、各状態へ遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化して出力する処理を行った後に、遅延処理を行っても等価の処理が実施される。
なお、実施の形態1と同様に、正規化部22における正規化処理の際に、最尤状態検出部33において最尤状態のパスメトリック値を用いたが、その代わりに全2k-1個の状態の最大または最小のパスメトリック値を用いて正規化処理を行ってもパスメトリック値の発散を防ぐことが可能である。
また、上述では、各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎にグループ化してパスメトリック値を管理する方法について記述したが、実施の形態1と同様に、各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎のグループをp個(pは2以上の自然数)のグループに分けてパスメトリック値を管理しても良い。つまり、パスメトリック値を(2のmmax乗)/p個ずつのグループで管理しても良い。この場合も複数のmの値に対して第2のACS演算部31_1〜31_r、パスメトリックメモリ13、及び、第2のパスメモリ34を共用することが可能であるため、小さい回路規模で複数のmの値に対応できる誤り訂正装置を得ることが可能である。そして、ACS演算を(2のmmax乗)個ずつ存在する枝メトリック選択部40_1_s〜40_(2のmmax乗)_s(s∈{1,2,…,r})、加算器21、正規化部22をそれぞれ1/pの数で実現できるため、回路規模をパスメトリック値を(2のmmax乗)個ずつのグループで管理する場合より小さくすることが可能である。
一方、各同じ状態に遷移する(2のmmax乗)個ずつの全候補の状態の集合毎のグループをqグループ(qは2以上の自然数)ずつ更にグループ化してパスメトリック値を管理しても良い。つまり、パスメトリック値を(2のmmax乗)×q個ずつのグループで管理しても良い。この場合も複数のmの値に対して第2のACS演算部31_1〜31_r、パスメトリックメモリ13、及び、第2のパスメモリ34を共用することが可能であるため、小さい回路規模で複数のmの値に対応できる誤り訂正装置を得ることが可能である。そして、ACS演算を行う際にパスメトリックメモリへのアクセス回数をより少なくすることができ、時分割による全状態に対する合計のACS演算時間をより短縮化することが可能であるため、より短時間で復号結果を得ることができる。
なお、本実施の形態2では、実施の形態1と同様に、最尤状態検出部33で求まる最尤状態情報を基にして第2のパスメモリ34で復号データを得る手順を説明したが、伝送する情報ビットに特殊なパターンを用いて既知の状態に収束させる処理を行う場合には、最尤状態情報の代わりにこの既知の状態を用いることにより、第2のパスメモリ34で復号データを得ることが可能である。
本発明は、小さい回路規模で1シンボル当りに伝送する情報ビット数が複数のシステムに対応でき、かつ、情報伝送速度の高速化を実現できるため、移動体通信システムや衛星通信システム等のディジタル通信システムへの適用に好適である。
本発明の実施の形態1の誤り訂正装置の一構成図である。 1シンボル当りに伝送する情報ビット数mが2と3の場合のブロック化したトレリス遷移図である。 実施の形態1における第1のACS演算部の一構成図である 本実施の形態1のk=5、m=3の場合の動作タイミングチャート図である。 本実施の形態1のk=5、m=2の場合の動作タイミングチャート図である。 本発明の実施の形態2の誤り訂正装置の一構成図である。 実施の形態2における第2のACS演算部の一構成図である。 本実施の形態2のk=5、m=3、r=2の場合の動作タイミングチャート図である。 本実施の形態2のk=5、m=2、r=2の場合の動作タイミングチャート図である。 従来のM-ary/SS方式の誤り訂正装置で想定しているブロック化したトレリス遷移図である。
符号の説明
10:時分割用カウンタ、11:第1のパスメトリックメモリ制御部、12:第1のACS演算部、13:パスメトリックメモリ、14:最尤状態検出部、15:第1のパスメモリ、20_1〜20_(2のmmax乗):枝メトリック選択部、21:加算器、22:正規化部、23:最尤選択部、24:パスメトリックレジスタ、30:第2のパスメトリックメモリ制御部、31_1〜31_r:第2のACS演算部、32:セレクタ、33:最尤状態検出部、34:第2のパスメモリ、40_1_s〜40_(2のmmax乗)_s:枝メトリック選択部、41_s:最尤選択部、42_s:遅延器、43_s:パスメトリックレジスタ。

Claims (8)

  1. M-ary/SS方式を用い、1シンボル当りに伝送する情報ビット数m(mは1以上の自然数)とする場合において、複数の前記mに対して復号する誤り訂正装置であって、
    時分割処理を考慮した動作クロックをカウントし、そのカウント値を出力すると共に、装置全体が1回動作する周期でカウント値を繰り返しカウントする時分割カウンタと、
    前記mと前記カウント値で決定される所定の状態のACS演算を行い、所定の状態の生き残りパス情報とパスメトリック値、及び、複数個の状態のパスメトリック値をグループ化して出力する第1のACS演算手段と、
    前記mと前記カウント値を基に、パスメトリックメモリ制御信号を生成して出力する第1のパスメトリックメモリ制御手段と、
    前記第1のパスメトリックメモリ制御手段から出力されるパスメトリックメモリ制御信号を基に、前記第1のACS演算手段より出力されるグループ化された複数個の状態のパスメトリック値の書き込みや読み込みを行うパスメトリックメモリと、
    前記mと前記カウント値を基に指定されるアドレスに、前記第1のACS演算手段より出力される所定の状態の生き残りパス情報を記録していき、これら記録された生き残りパス情報を基に復号結果を算出して出力する第1のパスメモリとを備えることを特徴とする誤り訂正装置。
  2. 前記第1のパスメモリは、システムで想定される前記mの最大値がmmax(mmaxは2以上の自然数)の場合に、任意の時刻における任意の状態に対してmmaxビットずつのメモリ容量が用意され、mビットの生き残りパス情報と(mmax−m)ビットの任意データが割り当てられることを特徴とする請求項1記載の誤り訂正装置。
  3. M-ary/SS方式を用い、1シンボル当りに伝送する情報ビット数m(mは1以上の自然数)とする場合において、複数の前記mに対して復号する誤り訂正装置であって、
    時分割処理を考慮した動作クロックのカウント値を出力し、装置全体が1回動作する周期でカウント値を繰り返しカウントする時分割カウンタと、
    前記mと前記カウント値でそれぞれ決定される複数の所定の状態のACS演算を並列して行い、それぞれ所定の状態の生き残りパス情報とパスメトリック値、及び、複数個の状態のパスメトリック値をグループ化して出力するr個(rは2以上の自然数)の第2のACS演算手段と、
    前記mと前記カウント値を基に、後記パスメトリックメモリと後記セレクタを制御するパスメトリックメモリ制御信号を生成する第2のパスメトリックメモリ制御手段と、
    前記第2のパスメトリックメモリ制御手段より出力されるパスメトリック制御信号を基に、前記r個の第2のACS演算手段のいずれかから出力される複数個の状態でグループ化されたパスメトリック値、または、任意の値から選択して出力するセレクタと、
    前記第2のパスメトリックメモリ制御手段から出力されるパスメトリックメモリ制御信号を基に、前記セレクタにより選択された前記第2のACS演算手段よりの出力の書き込みや読み込みを行うパスメトリックメモリと、
    前記mと前記カウント値を基に指定されるアドレスに、前記r個の第2のACS演算手段よりそれぞれ出力される所定の状態の生き残りパス情報をグループ化して記録していき、これらグループ化して記録された生き残りパス情報を基に復号結果を算出して出力する第2のパスメモリとを備えることを特徴とする誤り訂正装置。
  4. 前記第2のパスメモリは、システムで想定される前記mの最大値がmmax(mmaxは2以上の自然数)の場合に、任意の時刻における任意のr個の状態のグループに対して(r×mmax)ビットずつのメモリ容量が用意され、(r×m)ビットの生き残りパス情報と{r×(mmax−m)}ビットの任意データが割り当てられることを特徴とする請求項3記載の誤り訂正装置。
  5. 前記第1のパスメトリックメモリ制御手段または前期第2のパスメトリックメモリ制御手段は、前記パスメトリックメモリでパスメトリック値の管理を行うグループに対して、ある任意のグループ内の状態を他のグループの状態に対して優先的に前記第1のACS演算手段または前記第2のACS演算手段でACS演算を行うようにパスメトリックメモリ制御信号を生成することを特徴とする請求項1または請求項3記載の誤り訂正装置。
  6. システムで想定される前記mの最大値がmmaxの場合において、前記第1のACS演算手段または前記第2のACS演算手段と前記パスメトリックメモリは、前記mが前記mmaxの場合に同じ状態に遷移する全候補の状態の集合毎にパスメトリック値をグループ化して取り扱う構成にされたことを特徴とする、請求項1または請求項3記載の誤り訂正装置。
  7. システムで想定される前記mの最大値がmmaxの場合において、前記第1のACS演算手段または前記第2のACS演算手段と前記パスメトリックメモリは、前記mが前記mmaxの場合に同じ状態に遷移する全候補の状態の集合の部分集合となる複数個の状態のパスメトリック値をグループ化して取り扱う構成にされたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の誤り訂正装置。
  8. システムで想定される前記mの最大値がmmaxの場合において、前記第2のACS演算手段と前記パスメトリックメモリは、前記mが前記mmaxの場合に同じ状態に遷移する全候補の状態の集合が部分集合となる複数個の状態のパスメトリック値をグループ化して取り扱う構成にされたことを特徴とする請求項3記載の誤り訂正装置。
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