JP2006205225A - 鋼板の冷却設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱間圧延ラインにおいて高温状態で搬送される鋼板を板幅方向に均一に冷却することが可能で、しかも、製作及び保守が容易な鋼板の冷却設備を提供する
【解決手段】 上、下水切りロール12、11により搬送される鋼板13を冷却する複数の上、下スプレーユニット15、16を備えた鋼板13の冷却設備10において、上、下スプレーユニット15、16のいずれか一方又は双方は、水供給部材17を備えた箱型のハウジング18と、ハウジング18内に取り外し可能に収納されて、水供給部材17に連通された水室19が形成されたケーシング20と、水室19に連結された複数の水ノズル21と、ケーシング20から突出する各水ノズル21の先部が嵌入する開口部22を備え、ケーシング20とは一体的に連結され、ハウジング18には複数のねじ23でケーシング20と共に取り外し可能に取付けられたエプロン24とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱間圧延ラインにおいて高温状態で搬送される鋼板を冷却する際に、鋼板を板幅方向に均一に冷却する鋼板の冷却設備に関する。
近年、厚鋼板製造プロセスにおいて、低温域での大圧下圧延を特徴とする制御圧延と、500℃前後まで急冷却した後に空冷することを特徴とする制御冷却とを組み合わせて、高強度かつ高靱性の鋼板を得る技術が広く実生産に適用されている。この方法により、低合金で溶接性にも優れた高強度かつ高靱性の鋼板が低コストで製造できる。
ここで、制御冷却を効果的に行なうには、細粒組織を得るために目標温度まで急速に冷却できる技術と、急速冷却を行なっても材質の均一性や鋼板の形状などを悪化させないための鋼板面内あるいは表裏面を均一に冷却する技術とが必要である。これらの技術に対する要求は、鋼板の性能に対する要求が高度化するにつれて厳しくなっており、これに対応し、高温の鋼板を冷却する場合の冷却速度を高めるには、冷却水量の増加や冷却水の高速化などが効果的であり、高圧水をスプレーノズル、あるいはスリットノズルから鋼板に噴出する方法が多く使用されてきている。
しかしながら、これらの方法では、鋼板上面の冷却において、ノズルから噴出された冷却水が鋼板上面に衝突した後、鋼板上を流れ、干渉水となって、鋼板サイド(端部)から流出する。それにより、最終的に鋼板は、板幅方向での冷却能が、板幅端部ほど大きくなり板幅方向での冷却の不均一が生じる。
そこで、鋼板の上方に鋼板の板幅方向に沿ってノズルが並んで取付けられたノズルヘッダーを設置すると共に、ノズルヘッダーと鋼板の間に鋼板の板幅方向の少なくとも4箇所に遮蔽板を設けてノズルから噴出した水を部分的に遮って、鋼板の板幅方向の水量分布を調整して板幅方向に均一に冷却が行なわれるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−193717号公報
ここで、ノズルヘッダーに取付けるノズルは、鋼板の冷却能を均一にするために、小径化したノズルを多数配置したり、小幅のスリット化したノズルを使用している。このため、使用中にノズルの閉塞が発生し易く、これにより鋼板の板幅方向の水量制御が困難になるという問題が生じる。また、小径化したノズルが多数配置されていたり、小幅のスリット化したノズルが使用されているため、保守が困難になると共に、ノズルやノズルヘッダーの製作が困難になるという問題も生じていた。
一方、水を冷却媒体に使用した鋼板の冷却では、同一のノズルで広範囲な冷却能力の制御を行なう場合、スプレーパターンを確保する観点からは水の圧力を0.04MPa以上とし、省エネルギー、設備コスト、及び設備効率の観点からは水の圧力を0.5MPa以下にする制約が存在する。このため、高ターンダウン冷却を実施する場合では、例えば、空気と水を組み合わせた気水ノズルを使用することが効果的となる。この形態のノズルでは、空気の噴射力により、低水量域においても、あるいは極低水圧域においても、安定したスプレーパターンを確保できるという利点がある。
しかし、気水ノズルでは、空気と水の供給がそれぞれ配管を介して行なわれるため、高密度に気水ノズルを配置する場合には、設備構成の複雑化と共に気水ノズルの小径口化という問題が生じる。更に、気水ノズルの小径口化に伴って、使用中にノズルの閉塞が発生し易く、これにより鋼板の板幅方向の水量制御が困難になるという問題や、保守が困難になるという問題も生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、高温状態で搬送される鋼板を冷却する際に鋼板を板幅方向に均一に冷却することが可能で、しかも、製作及び保守が容易な鋼板の冷却設備を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る鋼板の冷却設備は、並べて配置された複数の下水切りロールと、該下水切りロールの上方にそれぞれ昇降可能に配置された上水切りロールと、隣り合う前記下水切りロール及び前記上水切りロール間にそれぞれ配置され、前記下水切りロールと前記上水切りロールとに挟まれながら搬送される高温状態の鋼板を冷却する複数の上及び下スプレーユニットとを有する鋼板の冷却設備において、
前記上及び下スプレーユニットのいずれか一方又は双方は、
水源に連結される水供給部材を備えた箱型のハウジングと、
前記ハウジング内に取り外し可能に収納されて、前記水供給部材に連通される水室を形成するケーシングと、
前記水室に連結され、それぞれは隙間を設けて配置される複数の水ノズルと、
前記ケーシングから突出するそれぞれの前記水ノズルの先部が嵌入する開口部を備え、前記ケーシングとは一体的に連結され、更に、前記ハウジングには複数のねじで、前記ケーシングと共に取り外し可能に取付けられたエプロンとを有する。
前記目的に沿う第2の発明に係る鋼板の冷却設備は、並べて配置された複数の下水切りロールと、該下水切りロールの上方にそれぞれ昇降可能に配置された上水切りロールと、隣り合う前記下水切りロール及び前記上水切りロール間にそれぞれ配置され、前記下水切りロールと前記上水切りロールとに挟まれながら搬送される高温状態の鋼板を冷却する複数の上及び下スプレーユニットとを有する鋼板の冷却設備において、
前記上及び下スプレーユニットのいずれか一方又は双方は、
エア源及び水源にそれぞれ連結されるエア供給部材及び水供給部材を備えた箱型のハウジングと、
前記ハウジング内に取り外し可能に収納されて、前記水供給部材に連通される水室及び前記エア供給部材に連通される空気室を上下2段に形成するケーシングと、
前記水室及び空気室に直接連結され、それぞれは隙間を設けて配置される複数の気水ノズルと、
前記ケーシングから突出するそれぞれの前記気水ノズルの先部が嵌入する開口部を備え、前記ケーシングとは一体的に連結され、更に、前記ハウジングには複数のねじで、前記ケーシングと共に取り外し可能に取付けられたエプロンとを有する。
請求項1及びこれに従属する請求項4〜6記載の鋼板の冷却設備においては、水ノズルの閉塞等のため水ノズルを交換する際、複数のねじを緩めてケーシングと共にエプロンをハウジングから取り外すことができる構成となっているので、上及び下スプレーユニットやケーシングの製作及び組立てを容易に行なうことが可能になる。また、水ノズルの交換が容易にでき、水ノズルの保守を容易に行なうことが可能になる。更に、エプロンには、水ノズルの先部が嵌入する開口部が設けられているので、水ノズルと鋼板との衝突を防止することができ、これにより、水ノズルの損傷を確実に防止することが可能になる。
請求項2及びこれに従属する請求項3〜6記載の鋼板の冷却設備においては、気水ノズルの閉塞等のため気水ノズルを交換する際、複数のねじを緩めてケーシングと共にエプロンをハウジングから取り外すことができる構成となっているので、上及び下スプレーユニットやケーシングの製作及び組立てを容易に行なうことが可能になる。また、気水ノズルの交換が容易にでき、気水ノズルの保守を容易に行なうことが可能になる。しかも、エプロンは、気水ノズルの先部が嵌入する開口部を備えているので、気水ノズルと鋼板との衝突を防止することができ、これにより、気水ノズルの損傷を確実に防止することが可能になる。
更に、複数の気水ノズルをそれぞれ水室及び空気室に直接連結し、水室は水源に連結する水供給部材と連通させ、空気室はエア源に連結するエア供給部材と連通させているので、各気水ノズルに空気と水を供給する際に、各気水ノズルと水供給部材及びエア供給部材を接続する配管あるいはホース等を用いる必要がなくなり、設備構成を簡単にすることができる。その結果、設備の製作コストを低減することができると共に、設備全体の保守及び管理も容易に行うことが可能になる。
請求項4記載の鋼板の冷却設備は、上スプレーユニットが上水切りロールと一体的に昇降するので、水ノズル又は気水ノズルと鋼板との距離を一定に保持ですることができ、鋼板に対する冷却効果を一定に保持することが可能になる。
また、請求項5記載の鋼板の冷却設備は、上スプレーユニットが上水切りロールとは別に独立に昇降可能であるので、水ノズル又は気水ノズルと鋼板との距離を調整でき、鋼板に対する冷却効果を容易に調整することが可能になる。
更に、請求項6記載の鋼板の冷却設備は、水室が鋼板の板幅方向に複数設けられ、全部又は一部の水室への水は流量調整弁を介して供給され、鋼板の幅方向両側に位置する水室への供給水量を幅方向中央側に位置する水室より減量可能としているので、鋼板の幅方向端部の過冷却を防止でき、鋼板の面内及び表裏面を均一に冷却することが可能になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る鋼板の冷却設備の全体構成を示す側面図、図2は同鋼板の冷却設備における上スプレーユニットの側断面図、図3は同鋼板の冷却設備における上スプレーユニットに設けられた水室に水を供給する水供給系統の説明図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る鋼板の冷却設備における上スプレーユニットの側断面図、図5は同鋼板の冷却設備における上スプレーユニットに設けられたケーシングに水及び空気を供給する供給系統の説明図である。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る鋼板の冷却設備10は、並べて配置された複数の下水切りロール11と、下水切りロール11の上方にそれぞれ昇降可能に配置された上水切りロール12と、隣り合う下水切りロール11及び上水切りロール12間にそれぞれ配置され、下水切りロール11と上水切りロール12とに挟まれながら搬送される高温状態の鋼板13に対して上から水14をかけて冷却する複数の上スプレーユニット15及び鋼板13に対して下から水14をかけて冷却する複数の下スプレーユニット16とを有している。
ここで、図2に示すように、上スプレーユニット15は、水源に連結される水供給部材の一例である水配管17を備えた箱型のハウジング18と、ハウジング18内に取り外し可能に収納され、水配管17に連通される水室19が形成されたケーシング20と、相互に隙間を設けてケーシング20の底板35に取付けられた水ノズル21とを有している。更に、上スプレーユニット15は、ケーシング20の下端から突出するそれぞれの水ノズル21の先部が嵌入する開口部22を備え、ケーシング20とは一体的に連結され、ハウジング18に複数のねじ23で、ケーシング20と共に取り外し可能に取付けられたエプロン24とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
なお、下スプレーユニット16は、上スプレーユニット15を上下逆にした構成であるので、下スプレーユニット16の説明は省略する。
図1に示すように、図示しない取付け架台の天井部には油圧ジャッキが設けられており、油圧ジャッキのロッド25には昇降フレーム26が取付けられている。昇降フレーム26の両側端部には吊りロッド27が設けられ、吊りロッド27の下端部には、上水切りロール12の両端部に装着されるロールチョック28が設けられている。これによって、油圧ジャッキの駆動により、昇降フレーム26を介して上水切りロール12を昇降することができる。
図2に示すように、ハウジング18は、隙間を設け対向して配置された縦部材29と、各縦部材29にねじ30を介して連結された横部材31を有しており、横部材31には貫通孔32が形成されている。そして、貫通孔32内には脱着シール33を介して一端側に水供給口34が設けられ他端側が水室19に連通する水配管17が貫通している。これによって、水配管17から水供給口34内に水を流入させることで、水室19内に水を供給することができる。
更に、縦部材29の上端部は、図示しない連結部材を介して吊りロッド27の下端部の内側に連結されている。これによって、上スプレーユニット15を上水切りロール12と一体的に昇降することができる。
また、図2に示すように、ケーシング20の底板35には複数の水ノズル21が、例えば、ねじ締結により取り外し可能に取付けられ、底板35には開口部22が形成されたエプロン24がねじ36aにより一体的に連結されている。このため、水ノズル21の先部は、エプロン24に形成された開口部22に嵌入した状態になっている。
なお、隣り合う水ノズル21間の距離は、鋼板13の搬送方向(図2参照)と板幅方向(図3参照)とで実質的に同一にするのがよく、例えば、一つの水ノズルに対して、その水ノズルの位置を中心とした正六角形の各頂点位置に最近接の水ノズルを配置するのがよい。更に、水ノズル21からの水の噴出パターンは、平面視して円形が好ましい。
ここで、図3(ハウジング18及びエプロン24は省略している)に示すように、ケーシング20は、底板35と、底板35に対向して設けられた上板36と、底板35及び上板36の縁部を連結する側板37とを備えている。そして、ケーシング20内には、上下方向の両端が上板36及び底板35の内面にそれぞれ連結し、長手方向の両端が鋼板13の搬送方向に直交する側板37の内面にそれぞれ連結する仕切板38が、鋼板13の板幅方向に隙間を開けて設けられている。
これによって、ケーシング20内に鋼板13の板幅方向に並んだ複数の水室19を構成することができる。
また、それぞれの水室19への水は、水配管17の水供給口34に取付けられた流量調整弁39を介して接続する導水枝管40により給水され、各導水枝管40は図示しない水源に接続した導水本管40aと連通している。
このような構成とすることにより、各水室19への水の供給量を流量調整弁39により独立して調整することができ、鋼板13の幅方向両側近傍に位置する水室19への供給水量を鋼板13の幅方向中央部に位置する水室19に対して減量することができる。
ここで、水ノズル21の水進入口21aは、水室19内で水室19の高さの半分よりも高い位置に設けるのがよい。また、水室19に連通する水配管17の排出口34aの高さ位置は、水室19内で水進入口21aの高さ位置より低い位置に配置するのが好ましい。
これによって、水室19内に常時水を貯めて排出口34aを水没させた状態にすることができる。このため、水噴出時の応答性を向上することができると共に、水供給停止時においては水配管17からの水抜けを防止することができ、水停止時の応答性を向上できる。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係る鋼板の冷却設備10の上スプレーユニット15(下スプレーユニット16も同じ)の使用方法及び作用について説明する。
先ず、図2に示すように、ケーシング20の底板35の外表面に当接させてエプロン24をねじ36aでケーシング20に締結する。更に、ハウジング18の縦部材29の下端部にねじ23によりエプロン24を固定する。その結果、エプロン24に形成された開口部22内に水ノズル21の先部が嵌入した状態になっている。
次いで、鋼板13の板幅に応じて、鋼板13の幅方向両側に位置する水室19への供給水量が鋼板13の幅方向中央部に位置する水室19に対して少なくなるように流量調整弁39を操作する。そして、上水切りロール12を下降させ、下水切りロール11及び上水切りロール12とで鋼板13を挟んで搬送する。搬送される鋼板13の上、下面に上、下スプレーユニット15、16の水ノズル21から水を噴出する。これによって、鋼板13の冷却を行うことができる。
このとき、上スプレーユニット15が上水切りロール12と一体的に昇降するので、鋼板13の厚さTが変わっても、水ノズル21と鋼板13との距離を一定に保持することができ、鋼板13に対する冷却効果を一定に保持することが可能になる。また、鋼板13の幅方向両側近傍に位置する水室19への供給水量を減量しているので、鋼板13の幅方向端部の過冷却を防止でき、鋼板13の面内及び表裏面を均一に冷却することが可能になる。
また、水ノズル21を交換する場合には、ねじ23を緩めることにより、水ノズル21の先部が嵌入する開口部22を有するエプロン24を、ケーシング20と共にハウジング18から取り外す。次いで、ねじ36aを緩めてケーシング20とエプロン24を分離し、ケーシング20の底板35にねじ締結された交換対象となる水ノズル21を取り外して、新しい水ノズル21を底板35にねじ締結する。そして、新しい水ノズル21を取付けた後、エプロン24を底板35の外表面に当接させてねじ36aで締結してケーシング20とエプロン24を一体化し、エプロン24をねじ23を介してハウジング18に取付ける。このように、ハウジング18からエプロン24とケーシング20を分離することができるため、水ノズル21の交換が容易にでき、水ノズル21の保守が容易となる。
本発明の第2の実施の形態に係る鋼板の冷却設備は、第1の実施の形態に係る鋼板の冷却設備10と比較して、上スプレーユニット41の構成が上スプレーユニット15の構成と異なることが特徴となっている。このため、上スプレーユニット41の構成について詳細に説明する。なお、第2の実施の形態に係る鋼板の冷却設備においても、下スプレーユニットは、上スプレーユニット41を上下逆にした構成であるので、下スプレーユニットの説明は省略する。
図4に示すように、上スプレーユニット41は、エア供給部材の一例である空気配管42及び水供給部材の一例である水配管43を備えた箱型のハウジング44と、ハウジング44内に取り外し可能に収納されたケーシング45とを有している。
ここで、ケーシング45には、搬送される鋼板13側に水配管43に連通する水室46を配置し、水室46の背面側に空気配管42に連通する空気室47を配置した上下2段の構成とする。これによって、高温状態の鋼板13からの輻射熱を水室46内の水で吸収することができ、ケーシング45内部の温度を100℃以下に保つことができ、ケーシング45の熱変形を防止することができる。
また、上スプレーユニット41は、空気室47及び水室46に直接連結され、相互に隙間を設けてケーシング45の底板48に取付けられた気水ノズル49を有している。更に、上スプレーユニット41は、ケーシング45の下端から突出するそれぞれの気水ノズル49の先部が嵌入する開口部50を備え、ケーシング45とは一体的に連結され、ハウジング44に複数のねじ51で、ケーシング45と共に取り外し可能に取付けられたエプロン52を有している。以下、これらについて詳しく説明する。
なお、空気室に流入する空気及び上下反対からの注水によって、高温状態の鋼板13からの輻射熱を吸収してケーシングの熱変形が防止できる場合では、水室と空気室の配置を逆にしてもよい。
ハウジング44は、隙間を設け対向して配置された縦部材53と、各縦部材53にねじ54を介して連結された横部材55とを有しており、横部材55の前後方向(鋼板13の搬送方向)の両側には貫通孔57、56がそれぞれ形成されている。
そして、貫通孔56内には脱着シール58を介して一端側にエア供給口59が設けられ他端側が空気室47に連通する空気配管42が貫通している。また、貫通孔57内には脱着シール60を介して一端側に水供給口61が設けられ他端側が水室46に連通する水配管43が貫通している。このような構成とすることにより、エア供給口59から空気配管42内に空気を流入させることで、空気室47内に空気を供給することができる。また、水供給口61から水配管43内に水を流入させて、水室46内に水を供給することができる。
更に、縦部材53の上端部は、図示しない連結部材を介して吊りロッド27の下端部の内側に連結されている。これによって、上スプレーユニット41を上水切りロール12と一体的に昇降することができる。
図4に示すように、ケーシング45の底板48には複数の気水ノズル49が、例えば、ねじ締結により取り外し可能に取付けられ、底板48には開口部50が形成されたエプロン52がねじ62により一体的に連結されている。このため、気水ノズル49の先部は、エプロン52に形成された開口部50に嵌入した状態になっている。
ここで、各気水ノズル49間の距離は鋼板13の搬送方向(図4参照)と板幅方向(図5参照)とで実質的に同一にするのがよく、例えば、一つの気水ノズルに対して、その気水ノズルの位置を中心とした正六角形の各頂点位置に最近接の気水ノズルを配置するのがよい。更に、気水ノズル49からの水の噴出パターンは、平面視して円形が好ましい。
ここで、図5(ハウジング44及びエプロン52は省略している)に示すように、ケーシング45は、底板48と、底板48に対向して設けられた上板63と、底板48及び上板63の中間位置に平行に配置された中板64を有している。更に、ケーシング45は、底板48、上板63、及び中板64の縁部を連結する側板65を有している。
そして、ケーシング45において、底板48、中板64、及び側板65で囲まれて形成される下部空間内には、上下方向の両端が中板64及び底板48の内面にそれぞれ連結し、長手方向の両端が鋼板13の搬送方向に直交する側板65の内面にそれぞれ連結する下仕切板66が、鋼板13の板幅方向に隙間を開けて設けられている。
これによって、ケーシング45内の鋼板13側に、鋼板13の板幅方向に並んだ複数の水室46を構成することができる。また、ケーシング45において、中板64、上板63、及び側板65で囲まれて形成される上部空間内には、上下方向の両端が上板63及び中板64の内面にそれぞれ連結し、長手方向の両端が鋼板13の搬送方向に直交する側板65の内面にそれぞれ連結する上仕切板67が、鋼板13の板幅方向に下仕切板66の2倍のピッチで隙間を開けて設けられている。これによって、ケーシング45内の複数の水室46の背面側に、鋼板13の板幅方向に並んだ複数の空気室47を構成することができる。
空気室47を貫通し水室46に連通する各水配管43の水供給口61には流量調整弁68を介して導水枝管69が接続され、各導水枝管69は図示しない水源に接続した導水本管69aと連通している。これによって、各水室46への水の供給量を流量調整弁68により独立して調整することができる。
また、各空気室47への空気は、空気配管42のエア供給口59に取付けられた流量調整弁70を介して接続する空気供給枝管71により供給され、各空気供給枝管71は図示しない空気源に接続した空気供給本管71aと連通している。これによって、各空気室47への空気の供給量を流量調整弁70により独立して調整することができる。
その結果、各気水ノズル49から噴出する空気と水の混合体である気水の流速差、すなわち、圧力損失の差が、鋼板13の幅方向に発生しないようにすることができ、鋼板13の全幅にわたって安定して空気及び水の供給を行なうことができる。例えば、鋼板13の幅方向両側に位置する水室46への供給水量を鋼板13の幅方向中央部に位置する水室46に対して減量すると共に、鋼板13の幅方向両側に位置する空気室47への空気供給量を鋼板13の幅方向中央部に位置する空気室47に対して減量することができ、鋼板13の幅方向端部の過冷却を防止して、鋼板13の面内及び表裏面を均一に冷却することができる。
更に、気水ノズル49で極低水量噴出のために水のノズル背圧を低下(例えば0.01MPa)させても、水配管43内への空気の侵入を防止でき、安定した噴出パターンを確保することができる。
ここで、気水ノズル49の空気進入口72は気水ノズル49の上端の空気室47と連通するように設けられ、水進入口73は、水室46内で水室46の高さの半分よりも高い位置に設けられるのがよい。また、水室46に連通する水配管43の排出口74の高さ位置は、水室46内で水進入口73の高さ位置より低い位置に配置するのが好ましい。
これによって、水室46内に常時水を貯めて排出口74を水没させた状態に保持することができる。このため、水噴出時の応答性を向上することができると共に、水供給停止時においては水配管43からの水抜けが防止でき水停止時の応答性を向上できる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る鋼板の冷却設備の上スプレーユニット41(下スプレーユニットも同じ)の使用方法及び作用は、第1の実施の形態に係る鋼板の冷却設備10の上スプレーユニット15と実質的に同一であるので、説明は省略する。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の鋼板の冷却設備を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、水室を鋼板の板幅方向に複数設け、それぞれの水室への水の供給は流量調整弁を介して行ったが、鋼板の板幅方向に均一な冷却が不要の場合では水室を1個として流量調整弁を設けなくてもよい。
また、上スプレーユニットを上水切りロールと一体的に昇降するようにしたが、上スプレーユニットを上水切りロールとは別に独立に昇降可能とすることもできる。これによって、上スプレーユニットと鋼板との距離を任意に調整でき、鋼板に対する冷却効果を容易に調整することができる。
更に、鋼板の板幅方向の中央部では冷却能が低いため多量の水や空気が必要になるので、鋼板の板幅方向の中央部に位置する水室及び空気室では、流量調整弁を介さず、水供給部材及び空気供給部材にそれぞれ導水枝管及び空気供給枝管を直接接続してもよい。
また、前記実施の形態では、上及び下スプレーユニットの双方に、ハウジング、ケーシング、水ノズル(気水ノズル)及びエプロンを設けたが、いずれか一方が有するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る鋼板の冷却設備の全体構成を示す側面図である。 同鋼板の冷却設備における上スプレーユニットの側断面図である。 同鋼板の冷却設備における上スプレーユニットに設けられた水室に水を供給する水供給系統の説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る鋼板の冷却設備における上スプレーユニットの側断面図である。 同鋼板の冷却設備における上スプレーユニットに設けられたケーシングに水及び空気を供給する供給系統の説明図である。
符号の説明
10:鋼板の冷却設備、11:下水切りロール、12:上水切りロール、13:鋼板、14:水、15:上スプレーユニット、16:下スプレーユニット、17:水配管、18:ハウジング、19:水室、20:ケーシング、21:水ノズル、21a:水進入口、22:開口部、23:ねじ、24:エプロン、25:ロッド、26:昇降フレーム、27:吊りロッド、28:ロールチョック、29:縦部材、30:ねじ、31:横部材、32:貫通孔、33:脱着シール、34:水供給口、34a:排出口、35:底板、36:上板、36a:ねじ、37:側板、38:仕切板、39:流量調整弁、40:導水枝管、40a:導水本管、41:上スプレーユニット、42:空気配管、43:水配管、44:ハウジング、45:ケーシング、46:水室、47:空気室、48:底板、49:気水ノズル、50:開口部、51:ねじ、52:エプロン、53:縦部材、54:ねじ、55:横部材、56、57:貫通孔、58:脱着シール、59:エア供給口、60:脱着シール、61:水供給口、62:ねじ、63:上板、64:中板、65:側板、66:下仕切板、67:上仕切板、68:流量調整弁、69:導水枝管、69a:導水本管、70:流量調整弁、71:空気供給枝管、71a:空気供給本管、72:空気進入口、73:水進入口、74:排出口

Claims (6)

  1. 並べて配置された複数の下水切りロールと、該下水切りロールの上方にそれぞれ昇降可能に配置された上水切りロールと、隣り合う前記下水切りロール及び前記上水切りロール間にそれぞれ配置され、前記下水切りロールと前記上水切りロールとに挟まれながら搬送される高温状態の鋼板を冷却する複数の上及び下スプレーユニットとを有する鋼板の冷却設備において、
    前記上及び下スプレーユニットのいずれか一方又は双方は、
    水源に連結される水供給部材を備えた箱型のハウジングと、
    前記ハウジング内に取り外し可能に収納されて、前記水供給部材に連通される水室を形成するケーシングと、
    前記水室に連結され、それぞれは隙間を設けて配置される複数の水ノズルと、
    前記ケーシングから突出するそれぞれの前記水ノズルの先部が嵌入する開口部を備え、前記ケーシングとは一体的に連結され、更に、前記ハウジングには複数のねじで、前記ケーシングと共に取り外し可能に取付けられたエプロンとを有することを特徴とする鋼板の冷却設備。
  2. 並べて配置された複数の下水切りロールと、該下水切りロールの上方にそれぞれ昇降可能に配置された上水切りロールと、隣り合う前記下水切りロール及び前記上水切りロール間にそれぞれ配置され、前記下水切りロールと前記上水切りロールとに挟まれながら搬送される高温状態の鋼板を冷却する複数の上及び下スプレーユニットとを有する鋼板の冷却設備において、
    前記上及び下スプレーユニットのいずれか一方又は双方は、
    エア源及び水源にそれぞれ連結されるエア供給部材及び水供給部材を備えた箱型のハウジングと、
    前記ハウジング内に取り外し可能に収納されて、前記水供給部材に連通される水室及び前記エア供給部材に連通される空気室を上下2段に形成するケーシングと、
    前記水室及び空気室に直接連結され、それぞれは隙間を設けて配置される複数の気水ノズルと、
    前記ケーシングから突出するそれぞれの前記気水ノズルの先部が嵌入する開口部を備え、前記ケーシングとは一体的に連結され、更に、前記ハウジングには複数のねじで、前記ケーシングと共に取り外し可能に取付けられたエプロンとを有することを特徴とする鋼板の冷却設備。
  3. 請求項2記載の鋼板の冷却設備において、前記水室を前記鋼板側に、前記空気室を前記水室の背面側に配置したことを特徴とする鋼板の冷却設備。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼板の冷却設備において、前記上スプレーユニットは、前記上水切りロールと一体的に昇降することを特徴とする鋼板の冷却設備。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼板の冷却設備において、前記上スプレーユニットは、前記上水切りロールとは別に独立に昇降可能とすることを特徴とする鋼板の冷却設備。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼板の冷却設備において、前記水室は、前記鋼板の板幅方向に複数設けられ、全部又は一部の前記水室への水は流量調整弁を介して供給され、前記鋼板の幅方向両側に位置する前記水室への供給水量を幅方向中央側に位置する前記水室より減量可能としていることを特徴とする鋼板の冷却設備。
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